IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ オリンパス・ウィンター・アンド・イベ・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツングの特許一覧

特許7538278手術機器ソケット、手術用ジェネレータ、手術システム、および手術システムにおける手術器具の使用を検出するための方法
<>
  • 特許-手術機器ソケット、手術用ジェネレータ、手術システム、および手術システムにおける手術器具の使用を検出するための方法 図1
  • 特許-手術機器ソケット、手術用ジェネレータ、手術システム、および手術システムにおける手術器具の使用を検出するための方法 図2
  • 特許-手術機器ソケット、手術用ジェネレータ、手術システム、および手術システムにおける手術器具の使用を検出するための方法 図3
  • 特許-手術機器ソケット、手術用ジェネレータ、手術システム、および手術システムにおける手術器具の使用を検出するための方法 図4
  • 特許-手術機器ソケット、手術用ジェネレータ、手術システム、および手術システムにおける手術器具の使用を検出するための方法 図5
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-08-13
(45)【発行日】2024-08-21
(54)【発明の名称】手術機器ソケット、手術用ジェネレータ、手術システム、および手術システムにおける手術器具の使用を検出するための方法
(51)【国際特許分類】
   A61B 18/12 20060101AFI20240814BHJP
【FI】
A61B18/12
【請求項の数】 16
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2023044516
(22)【出願日】2023-03-20
(65)【公開番号】P2023138933
(43)【公開日】2023-10-03
【審査請求日】2023-04-21
(31)【優先権主張番号】63/321,841
(32)【優先日】2022-03-21
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】510320416
【氏名又は名称】オリンパス・ウィンター・アンド・イベ・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング
(74)【代理人】
【識別番号】100114890
【弁理士】
【氏名又は名称】アインゼル・フェリックス=ラインハルト
(74)【代理人】
【識別番号】100098501
【弁理士】
【氏名又は名称】森田 拓
(74)【代理人】
【識別番号】100116403
【弁理士】
【氏名又は名称】前川 純一
(74)【代理人】
【識別番号】100134315
【弁理士】
【氏名又は名称】永島 秀郎
(74)【代理人】
【識別番号】100162880
【弁理士】
【氏名又は名称】上島 類
(72)【発明者】
【氏名】オリヴァー キュスター
【審査官】菊地 康彦
(56)【参考文献】
【文献】特開平06-292684(JP,A)
【文献】特開平11-318921(JP,A)
【文献】実開平03-058408(JP,U)
【文献】特表2015-535193(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61B 18/00-18/28
A61B 17/00-17/94
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
手術器具を接続するための手術用ジェネレータ(10)用の手術機器ソケット(100)であって、
第1の可動要素(220)を有する第1のインジケータアセンブリ(210)と、第1の検出要素(230)とを備えており、前記第1の可動要素は、第1の自由位置から第1の嵌合位置に可動であり、前記第1の検出要素(230)は、前記第1の可動要素(220)が前記第1の嵌合位置にあるかを検出するように適合されており、前記第1の可動要素(220)は、第1の枢動軸(221)を中心として回転可能に支持されており、
前記手術機器ソケットは、第2の可動要素(320)を有する第2のインジケータアセンブリ(310)と、第2の検出要素とを備えており、前記第2の可動要素(320)は、第2の自由位置から第2の嵌合位置に可動であり、前記第2の検出要素は、前記第2の可動要素(320)が前記第2の嵌合位置にあるかを検出するように適合されている、
手術機器ソケット(100)。
【請求項2】
前記第1の可動要素(220)は、前記第1の自由位置から前記第1の嵌合位置に回転運動方向(RD)で可動である、
請求項記載の手術機器ソケット(100)。
【請求項3】
前記第2の可動要素(320)は、前記第2の自由位置から前記第2の嵌合位置に回転運動方向で可動であり、かつ/または前記第2の可動要素(320)は、第2の枢動軸を中心として回転可能に支持されている、
請求項1または2記載の手術機器ソケット(100)。
【請求項4】
前記第1のインジケータアセンブリ(210)は、第1の戻し要素(240)を備えており、前記第1の戻し要素(240)は、前記第1の可動要素(220)を前記第1の嵌合位置から前記第1の自由位置に運動させるように適合されており、かつ/または
前記第2のインジケータアセンブリ(310)は、第2の戻し要素を備えており、前記第2の戻し要素は、前記第2の可動要素(320)を前記第2の嵌合位置から前記第2の自由位置に運動させるように適合されている、
請求項1から3までのいずれか1項記載の手術機器ソケット(100)。
【請求項5】
前記第1の検出要素(230)は、スイッチおよび/またはセンサを含み、かつ/または
前記第2の検出要素は、スイッチおよび/またはセンサを含む、
請求項4記載の手術機器ソケット(100)。
【請求項6】
前記第1のインジケータアセンブリ(210)および前記第2のインジケータアセンブリ(310)は、周方向に離隔している、
請求項1から5までのいずれか1項記載の手術機器ソケット(100)。
【請求項7】
前記第1の可動要素(220)は、第1の検出部分(222)および第1のプラグ接触部分(223)を有し、かつ/または
前記第2の可動要素(320)は、第2の検出部分および第2のプラグ接触部分を有する、
請求項1から6までのいずれか1項記載の手術機器ソケット(100)。
【請求項8】
前記第1の戻し要素(240)は、渦巻きばねまたはねじりばねとして形成されており、かつ/または
記第2の戻し要素は、渦巻きばねまたはねじりばねとして形成されている、
請求項4、または請求項4を引用する請求項5ないし7のいずれか1項記載の手術機器ソケット(100)。
【請求項9】
前記第1の戻し要素(240)は、前記第1の可動要素(220)と前記第1の枢動軸(221)との間に位置決めされており、かつ/または
前記第2の戻し要素は、前記第2の可動要素と前記第2の枢動軸との間に位置決めされている、
請求項4、または請求項4を引用する請求項5ないし7のいずれか1項記載の手術機器ソケット(100)。
【請求項10】
手術器具のプラグの少なくとも1つの接触ピンを収容するための少なくとも1つのコンタクト開口を備える、請求項1から9までのいずれか1項記載の手術機器ソケット(100)。
【請求項11】
前記第1のインジケータアセンブリ(210)の前記第1の可動要素(220)は、前記手術機器ソケット(100)への第1の手術器具(21a)の第1のプラグ(22a)の挿入時に可動であり、かつ/または
前記第2のインジケータアセンブリの前記第2の可動要素(320)は、前記手術機器ソケット(100)への第2の手術器具(21b)の第2のプラグ(22b)の挿入時に可動であり、かつ/または
前記第1のインジケータアセンブリ(210)の前記第1の可動要素(220)および前記第2のインジケータアセンブリ(310)の前記第2の可動要素(320)は、前記手術機器ソケット(100)への第3の手術器具の第3のプラグの挿入時に可動である、
請求項1から10までのいずれか1項記載の手術機器ソケット(100)。
【請求項12】
請求項1から11までのいずれか1項記載の手術機器ソケット(100)を備える手術用ジェネレータ(10)。
【請求項13】
手術システム(1)であって、
請求項12記載の手術用ジェネレータ(10)と、
第1のプラグ(22a)を有する第1の手術器具(21a)および第2のプラグ(22b)を有する第2の手術器具(21b)と、
を備えており、
前記第1の手術器具(21a)の前記第1のプラグ(22a)は、前記手術機器ソケット(100)への前記第1のプラグ(22a)の挿入時に、前記第1のインジケータアセンブリ(210)の前記第1の可動要素(220)を前記第1の自由位置から前記第1の嵌合位置に運動させるように適合されておりかつ/または
前記第2の手術器具(21b)の前記第2のプラグ(22b)は、前記手術機器ソケット(100)への前記第2のプラグ(22b)の挿入時に、前記第1のインジケータアセンブリの前記第1の可動要素を前記第1の自由位置から前記第1の嵌合位置に運動させないように適合されており、かつ/または
前記第2の手術器具(21b)の前記第2のプラグ(22b)は、前記手術機器ソケット(100)への前記第2のプラグ(22b)の挿入時に、前記第2のインジケータアセンブリ(310)の前記第2の可動要素(320)を前記第2の自由位置から前記第2の嵌合位置に運動させるように適合されている、
手術システム(1)。
【請求項14】
第3のプラグを有する第3の手術器具であって、前記第3の手術器具の前記第3のプラグは、前記手術機器ソケット(100)への前記第3のプラグの挿入時に、前記第1のインジケータアセンブリ(210)の前記第1の可動要素(220)および前記第2のインジケータアセンブリ(310)の前記第2の可動要素(320)を運動させるように適合されている、第3の手術器具、および/または
前記第1の可動要素(220)が前記第1の嵌合位置にあることを前記第1の検出要素(230)が検出しているか、かつ/または前記第2の可動要素(320)が前記第2の嵌合位置にあることを前記第2の検出要素が検出しているかに応じて、信号を発生させるように適合された制御ユニット(29)
を備える、請求項13記載の手術システム(1)。
【請求項15】
請求項13記載の手術システム(1)における手術器具の使用を検出するための方法(1000)であって
前記第1の手術器具(21a)の前記第1のプラグ(22a)を手術機器ソケット(100)に挿入すること(1001a)と、第1のインジケータアセンブリ(210)の第1の可動要素(220)が第1の嵌合位置にあるかを検出すること(1001b)を含み、前記第1の可動要素(220)は、第1の枢動軸(221)を中心として回転可能に支持されており、
前記第2の手術器具(21b)の前記第2のプラグ(22b)を手術機器ソケット(100)に挿入すること(1002a)と、第2のインジケータアセンブリ(310)の第2の可動要素(320)が第2の嵌合位置にあるかを検出すること(1002b)をさらに含む、方法。
【請求項16】
前記第1の手術器具(21a)の前記第1のプラグ(22a)を前記手術機器ソケット(100)から取り外すこと(1001c)、および/または
前記第2の手術器具(21b)の前記第2のプラグ(22b)を前記手術機器ソケット(100)に挿入すること(1002a)、および第1のインジケータアセンブリ(210)の前記第1の可動要素(220)が前記第1の嵌合位置にあるかを検出すること(1002b)、および/または
前記第2の手術器具(21b)の前記第2のプラグ(22b)を前記手術機器ソケット(100)から取り外すこと(1002c)、および/または
前記手術機器ソケット(100)に第3の手術器具の第3のプラグを挿入すること(1003a)、および前記第1のインジケータアセンブリ(210)の前記第1の可動要素(220)が前記第1の嵌合位置にあるか、かつ前記第2のインジケータアセンブリ(310)の前記第2の可動要素(320)が前記第2の嵌合位置にあるかを検出すること(1003b)、および/または
前記第3の手術器具の前記第3のプラグを前記手術機器ソケット(100)から取り外すこと(1003c)
を含む、請求項15記載の方法(1000)。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、手術器具を接続するための手術用ジェネレータ用の手術機器ソケット、手術用ジェネレータ、手術システム、および手術システムにおける手術器具の使用を検出するための方法に関する。特に、本発明は、高周波ジェネレータおよび/または超音波ジェネレータ用の手術機器ソケット、高周波ジェネレータ、ならびに/または超音波ジェネレータに関する。特に、手術機器ソケットは、手術器具を手術用ジェネレータに接続するように適合されている。
【背景技術】
【0002】
手術、特に電気および/または超音波による手術では、使用される機器、患者、医療従事者の安全が非常に重要である。同時に、手術手順を簡単にかつ誤りなく実施することが望まれる。この文脈では、手術器具と手術用ジェネレータとの間で正確な意図した接続を行うことが望まれる。手術機器ソケットが存在しており、様々な利点を提供する一方で、更なる改善が望ましい。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
したがって、本発明の目的は、既存のソケット、ジェネレータ、システム、および方法と比較して改善された、手術用ジェネレータ用の手術機器ソケット、手術用ジェネレータ、手術システム、および手術システムにおける手術器具の使用を検出するための方法を提供することである。特に、本発明の目的は、コンパクトで信頼性の高い解決手段を提供する手術用ジェネレータ用の手術機器ソケット、手術用ジェネレータ、手術システム、および手術システムにおける手術器具の使用を検出するための方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
第1の態様によれば、手術器具を接続するための手術用ジェネレータ、特に高周波ジェネレータおよび/または超音波ジェネレータ用の手術機器ソケットであって、第1の可動要素を有する第1のインジケータアセンブリと、第1の検出要素とを備えており、第1の可動要素は、自由位置から嵌合位置に可動であり、第1の検出要素は、第1の可動要素が嵌合位置にあるかを検出するように適合されている、手術機器ソケットが提供される。
【0005】
手術機器ソケットの第1のインジケータアセンブリは、前記第1のインジケータアセンブリの第1の可動要素が嵌合位置にあるかまたは自由位置にあるかを検出することができる。
【0006】
特に、第1の可動要素の嵌合位置は、手術機器ソケットに手術器具のプラグが挿入されている位置、特に手術機器ソケットへのそのようなプラグの挿入時に、第1の可動要素をその自由位置からその嵌合位置に運動させるように適合された、手術器具のプラグが挿入されている位置に対応している。自由位置は、好ましくは、手術機器ソケットにそのようなプラグが挿入されていない位置、すなわち手術機器ソケットにそのようなプラグがない位置に対応している。
【0007】
以下でさらに説明するように、第1の可動要素をその自由位置から嵌合位置に運動させるように適合されていない異なる種類の手術器具のプラグが、手術機器ソケットに挿入されてよく、その間、第1の可動要素はその自由位置に保たれる。
【0008】
このことは、第1の可動要素をその自由位置から嵌合位置に運動させるように適合されたプラグが、手術機器ソケットへのプラグの挿入時に実際に手術機器ソケットに挿入されているかを第1のインジケータアセンブリを介して検出することができるという利点を有している。
【0009】
さらに、第1の可動要素を自由位置から嵌合位置に運動させるのに適していないプラグが存在してよい。したがって、プラグが手術機器ソケット内に存在しているが、第1の可動要素が嵌合位置にない場合には、そのようなプラグを、手術機器ソケットへのプラグの挿入時に第1の可動要素を嵌合位置に運動させる別の種類のプラグから区別することができる。したがって、手術機器ソケットは、ソケットに挿入される異なる種類のプラグをある程度区別することができる。
【0010】
特に、手術機器ソケットは、好ましくは異なる手術器具、例えば一方では高周波エネルギーおよび超音波エネルギーのためのハイブリッド器具を、他方では超音波デバイスを接続するように適合されている。したがって、例えば本明細書に記載の手術機器ソケットにより、高周波エネルギーおよび超音波エネルギー用のハイブリッド器具または/および超音波デバイスが、手術機器ソケットに挿入されているかを区別することができる。
【0011】
以下では、最初に手術機器ソケットおよびその構成要素、機能、ならびに有利な実施形態について記載する。さらに、手術用ジェネレータ、手術システム、および手術システムにおける手術器具の使用を検出するための方法の詳細事項、機能、および有利な実施形態が記載される。
【0012】
手術機器ソケット、手術用ジェネレータ、手術システム、および手術システムにおける手術器具の使用を検出するための方法の態様の利点、好ましい実施形態、および詳細事項、ならびにそれら各々の好ましい実施形態に関しては、本明細書に記載の利点、好ましい実施形態、および詳細事項が参照される。特に、本明細書に記載の利点、好ましい実施形態、および詳細事項は、本明細書に述べる全ての態様に、それぞれ準用して適用される。
【0013】
好ましい実施形態において、手術機器ソケットは、第2の可動要素を有する第2のインジケータアセンブリと、第2の検出要素とを備えており、第2の可動要素は、自由位置から嵌合位置に可動であり、第2の検出要素は、第2の可動要素が嵌合位置にあるかを検出するように適合されている。
【0014】
好ましくは、第1および第2のインジケータアセンブリは、同様にまたは同一に構成可能である。したがって、別段の記載のない限り、第1のインジケータアセンブリに関して記載した詳細事項および利点は、第2のインジケータアセンブリにも同様に当てはまり、その逆も然りである。
【0015】
第2のインジケータアセンブリを提供することは、更なる検出の選択肢がもたらされるという利点を有している。例えば、異なるプラグを有する異なる手術器具は、手術機器ソケットへの挿入時に、第1のインジケータアセンブリの第1の可動要素の第1の検出要素を嵌合位置に運動させてもよいし、第2のインジケータアセンブリの第2の可動要素を嵌合位置に運動させてもよいし、第1および第2のインジケータアセンブリの第1および第2の可動要素の両方を嵌合位置に運動させてもよいし、それらのいずれも嵌合位置に運動させなくてもよい。
【0016】
さらに好ましくは、第3のインジケータアセンブリおよび/または場合によりさらに多くのインジケータアセンブリが提供されてよく、これらのインジケータアセンブリもまた第1および/または第2のインジケータアセンブリのように同様にまたは同一に構成することが可能である。
【0017】
更なる好ましい実施形態によれば、第1の可動要素は、自由位置から嵌合位置に回転運動方向で可動であり、かつ/または第1の可動要素は、第1の枢動軸を中心として回転可能に支持されている。更なる好ましい実施形態によれば、第2の可動要素は、自由位置から嵌合位置に回転運動方向で可動であり、かつ/または第2の可動要素は、第2の枢動軸を中心として回転可能に支持されている。
【0018】
第1および/もしくは第2の枢動軸を中心として第1および/もしくは第2の可動要素を支持すること、ならびに/または第1および/もしくは第2の可動要素を自由位置から嵌合位置に、また、好ましくはその逆に、回転方向に回転させることは、幾つかの利点を有している。この構造は、省スペースであり、かつ/または手術機器ソケットの取付けおよび/または生産を容易にする。さらに、この構造および回転運動は、非常に少ない摩擦および/または非常に少ない摩耗に関連付けられる。さらに、回転運動は、引っ掛かりまたは傾斜のリスクを低減し、かつ/または移動の信頼性を増大させる。特に、この構造は、汚れおよび/または堆積物にそれほど影響を受けず、ひいては安全性および信頼性も増大させる。
【0019】
第1の可動要素が自由位置から嵌合位置に線形運動で可動であり、かつ/または第2の可動要素が、自由位置から嵌合位置に線形運動で可動であることが、さらに好ましい場合がある。
【0020】
好ましい実施形態によれば、第1のインジケータアセンブリは、第1の戻し要素を備えており、第1の戻し要素は、第1の可動要素を嵌合位置から自由位置に運動させるように適合されている。更なる好ましい実施形態によれば、第2のインジケータアセンブリは、第2の戻し要素を備えており、第2の戻し要素は、第2の可動要素を嵌合位置から自由位置に運動させるように適合されている。
【0021】
さらに好ましくは、第1および/または第2の可動要素も嵌合位置から自由位置に可動である。さらに好ましくは、この運動は、第1および/または第2の可動要素を嵌合位置から自由位置に運動させるように適合された第1および/または第2の戻し要素によって達成される。
【0022】
第1および/または第2の戻し要素を提供することにより、好ましくは手術機器ソケットからプラグが取り外されると、第1および/または第2の可動要素が嵌合位置から自由位置に戻されることを確保することができる。好ましくは、第1および/または第2の可動要素は、自由位置において付勢されている。
【0023】
特に、第1の可動要素は、好ましくは部分的に開いているかまたは閉じている第1の案内スリーブ内で自由位置から嵌合位置に可動であることが好ましい場合がある。さらに、第1の戻し要素が、第1の案内スリーブ内に配置されており、かつ/または第1の戻し要素が、第1の可動要素の線形運動方向の範囲に配置されていることが、好ましい場合がある。好ましい実施形態によれば、第2の可動要素は、好ましくは部分的に開いているかまたは閉じている第2の案内スリーブ内で自由位置から嵌合位置に可動である。さらに好ましい実施形態によれば、第2の戻し要素が、第2の案内スリーブ内に配置されており、かつ/または第2の戻し要素が、第2の可動要素の線形運動方向の範囲に配置されている。
【0024】
さらに好ましくは、第1の検出要素の検出方向は、第1の可動要素の線形運動方向に対して直交している。第2の検出要素の検出方向が、第2の可動要素の線形運動方向に対して直交していることが、さらに好ましい。
【0025】
特に、第1の検出要素は、スイッチ、例えば光スイッチおよび/またはライトバリアおよび/またはコンタクトスイッチ、および/またはセンサ、例えばホールセンサを備えることが好ましい。第2の検出要素は、スイッチ、例えば光スイッチおよび/またはライトバリアおよび/またはコンタクトスイッチ、および/またはセンサ、例えばホールセンサを備えることが、さらに好ましい。これらの実施形態は、信頼性が高く、かつ/またはコスト効率が高く、かつ/または生産が簡単で、かつ/または取付けが簡単な解決手段を提供するために、特に好ましい。
【0026】
さらに好ましい実施形態において、第1のインジケータアセンブリと第2のインジケータアセンブリとは、周方向に離隔している。
【0027】
さらに好ましくは、第3のインジケータアセンブリおよび/またはさらに多くのインジケータアセンブリが提供される場合、好ましくは全てのインジケータアセンブリが、周方向に好ましくは等距離で離隔している。
【0028】
さらに好ましい実施形態において、第1の可動要素は、第1の検出部分および第1のプラグ接触部分を有し、かつ/または第2の可動要素は、第2の検出部分および第2のプラグ接触部分を有している。
【0029】
好ましくは、各々の第1および/または第2の可動要素が嵌合位置にあることを第1および/または第2の検出要素が検出するために、第1および/または第2の検出部分が、嵌合位置において第1および/または第2の検出要素を作動させるように、第1および/または第2の検出部分が配置されている。さらに好ましくは、第1および/または第2のプラグ接触部分が、手術機器ソケットへの第1および/または第2のプラグ接触部分の挿入時に、それぞれ第1および/または第2のプラグに接触するように、第1および/または第2のプラグ接触部分が配置されている。特に、好ましくは本明細書に記載の手術システムにおいて手術機器ソケットとともに使用される異なる手術器具のプラグは、異なる態様で適合されており、それにより異なる種類の手術器具のプラグは、異なるインジケータアセンブリのプラグ接触部分に接触することが好ましい。
【0030】
さらに、第1の戻し要素は、渦巻きばねおよび/またはねじりばねとして形成されていることが好ましい。好ましくは、第1の戻し要素は、第1の可動要素と第1の枢動軸との間に位置決めされている。さらに好ましくは、第2の戻し要素が、渦巻きばねおよび/またはねじりばねとして形成されている。さらに、第2の戻し要素が、第2の可動要素と第2の枢動軸との間に位置決めされていることが好ましい。これらの実施形態は、信頼性およびコスト効率の高い生産および/または取付けの簡単な解決手段を提供するために特に好ましい。
【0031】
さらに好ましい実施形態によれば、手術機器ソケットは、手術器具のプラグの少なくとも1つの接触ピンを収容するための少なくとも1つのコンタクト開口を備えている。好ましくは、手術機器ソケットは、異なる手術器具のプラグの2つまたはそれより多くの接触ピンを収容するための2つまたはそれより多くのコンタクト開口を備えている。
【0032】
第1のインジケータアセンブリの第1の可動要素が、手術機器ソケットへの第1の手術器具の第1のプラグの挿入時に可動であることが特に好ましい。第2のインジケータアセンブリの第2の可動要素が、手術機器ソケットへの第2の手術器具の第2のプラグの挿入時に可動であることがさらに好ましい。第1のインジケータアセンブリの第1の可動要素および第2のインジケータアセンブリの第2の可動要素が、手術機器ソケットへの第3の手術器具の第3のプラグの挿入時に可動であることがさらに好ましい。
【0033】
これらの特定の実施形態は、例えば高周波エネルギーおよび超音波エネルギー用のハイブリッド器具が第1のプラグを有しており、高周波エネルギーおよび超音波エネルギー用のハイブリッド器具が第2のプラグを有しており、超音波デバイスが第3のプラグを有しているときに、特に好ましい。
【0034】
上に記載の手術機器ソケット、手術用ジェネレータ、手術システム、および方法のさらに有利な実施形態は、本明細書に記載の好ましい特徴の一部または全てを組み合わせることによって、実現可能である。
【0035】
更なる態様によれば、本明細書に記載の手術機器ソケットを備える手術用ジェネレータが提供される。
【0036】
更なる態様によれば、手術システムであって、本明細書に記載の手術用ジェネレータと、第1のプラグを有する第1の手術器具および第2のプラグを有する第2の手術器具とを備えており、第1の手術器具の第1のプラグは、手術機器ソケットへの第1のプラグの挿入時に、第1のインジケータアセンブリの第1の可動要素を自由位置から嵌合位置に運動させるように適合されている、手術システムが提供される。
【0037】
手術システムの好ましい実施形態によれば、第2の手術器具の第2のプラグは、手術機器ソケットへの第2のプラグの挿入時に、第1のインジケータアセンブリの第1の可動要素を自由位置から嵌合位置に運動させないように適合されており、かつ/または第2の手術器具の第2のプラグは、手術機器ソケットへの第2のプラグの挿入時に、第2のインジケータアセンブリの第2の可動要素を自由位置から嵌合位置に運動させるように適合されている。
【0038】
さらに好ましくは、手術システムは、第3のプラグを有する第3の手術器具であって、手術機器ソケットへの第3のプラグの挿入時に、第1のインジケータアセンブリの第1の可動要素および第2のインジケータアセンブリの第2の可動要素を運動させるように適合されている、第3の手術器具を備えている。
【0039】
さらに好ましくは、手術システムは、第4のプラグを有する第4の手術器具であって、手術機器ソケットへの第4のプラグの挿入時に、第1のインジケータアセンブリの第1の可動要素も第2のインジケータアセンブリの第2の可動要素も運動させないように適合されている、第4の手術器具を備えていてよい。
【0040】
手術システムの好ましい実施形態によれば、手術システムは、第1の可動要素が嵌合位置にあることを第1の検出要素が検出しているか、かつ/または第2の可動要素が嵌合位置にあることを第2の検出要素が検出しているかに応じて、信号を発生させるように適合された制御ユニットを備えている。
【0041】
好ましくは、信号は、第1、第2または第3の手術器具が、手術機器ソケットに挿入されているかを示す。
【0042】
更なる態様によれば、手術システムにおける手術器具の使用を検出するための方法であって、手術システムは、手術用ジェネレータと、第1のプラグを有する第1の手術器具と、第2のプラグを有する第2の手術器具とを備えており、第1の手術器具の第1のプラグを手術機器ソケットに挿入することと、第1のインジケータアセンブリの第1の可動要素が嵌合位置にあるかを検出することとを含む、方法が提供される。
【0043】
好ましい実施形態によれば、方法は、第1の手術器具の第1のプラグを手術機器ソケットから取り外すこと、および/または第2の手術器具の第2のプラグを手術機器ソケットに挿入すること、および第1のインジケータアセンブリの第1の可動要素が嵌合位置にあるか、かつ/または第2のインジケータアセンブリの第2の可動要素が嵌合位置にあるかを検出すること、および/または第2の手術器具の第2のプラグを手術機器ソケットから取り外すこと、および/または手術機器ソケットに第3の手術器具の第3のプラグを挿入すること、および第1のインジケータアセンブリの第1の可動要素が嵌合位置にあるか、かつ第2のインジケータアセンブリの第2の可動要素が嵌合位置にあるかを検出すること、および/または第3の手術器具の第3のプラグを手術機器ソケットから取り外すことを含む。
【0044】
個々の異なる態様の利点、好ましい実施形態、および詳細事項、ならびにそれら各々の好ましい実施形態に関しては、各々の他の態様に関して記載した対応する利点、好ましい実施形態、および詳細事項も参照される。
【0045】
本明細書に記載の個々の、幾つかの、または全ての好ましい特徴の組み合わせから、更なる有利な実施形態がもたらされる。
【0046】
好ましい実施形態を、添付図面を参照しながらここで説明する。
【図面の簡単な説明】
【0047】
図1】自由位置にある例示的な手術機器ソケットの縦断面図である。
図2】嵌合位置にある手術機器ソケットの縦断面図である。
図3】手術機器ソケットの断面図である。
図4】例示的な手術システムの概略図である。
図5】手術システムにおける手術器具の使用を検出するための例示的な方法の概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0048】
図中、同じまたは類似の機能を有する要素は、同じ参照符号で示されている。
【0049】
図1の例示的な手術機器ソケット100の縦断面図において、手術機器ソケット100は、開いた手術ソケット100にまだ第1のプラグ22aが挿入されていない位置で示されている。図2は、第1のプラグ22aが手術機器ソケット100に挿入されている位置の、図1の手術機器ソケット100を示している。第1のプラグ22aは、手術機器ソケット100に嵌合方向MDで挿入される。図1図2との比較から確認できるように、図1の第1の手術器具の第1のプラグ22aは、手術機器ソケット100にまだ挿入されていないが、図2においては手術機器ソケット100に挿入されている。第1の手術器具の第1のプラグ22aのこの挿入は、第1の手術器具の第1のプラグ22aの、嵌合方向MDに沿った動きに対応している。
【0050】
手術機器ソケット100は、第1のインジケータアセンブリ210を有している。図3から確認できるように、手術機器ソケット100は、好ましくは第2のインジケータアセンブリ310を有している。図3から確認できるように、第1のインジケータアセンブリ210と第2のインジケータアセンブリ310とは、周方向に離隔している。
【0051】
好ましくは、第2のインジケータアセンブリ310は、第1のインジケータアセンブリ210と同様または同一に設計されている。したがって、図1および図2に関する第1のインジケータアセンブリ210の詳細な説明は、別段の記載のない限り、第2のインジケータアセンブリ310の詳細にも同様に当てはまる。
【0052】
第1のインジケータアセンブリ210は第1の可動要素220を備えており、この第1の可動要素220は、図1に示す自由位置から図2に示す嵌合位置に可動である。第1の可動要素220は、自由位置から嵌合位置に、また、その逆に、回転運動方向RDに運動可能である。第1の可動要素220は、第1の枢動軸221を中心として回転可能に支持されている。第1のインジケータアセンブリ210は、さらに、第1の可動要素220を嵌合位置から自由位置へ運動させるように適合された第1の戻し要素240を備えている。第1の戻し要素240は渦巻きばねとして形成されており、第1の可動要素220と第1の枢動軸221との間に位置決めされている。第1の可動要素220は、自由位置において第1の戻し要素240によって付勢されている。
【0053】
さらに、第1の可動要素220は、第1の検出部分222と第1のプラグ接触部分223とを有している。さらに、手術機器ソケット100は、第1の検出要素230を備えており、この第1の検出要素230は、例えばライトバリアの形態のスイッチを備えている。上に記載したように、他の種類のスイッチおよび他の種類の検出要素が使用可能である。第1の可動要素220が、図2に示してあるように嵌合位置にあるとき、第1の検出部分222が第1の検出要素230のスイッチを作動させ、それにより第1の可動要素220が嵌合位置にあることを第1の検出要素230が検出するように、第1のインジケータアセンブリ210は適合されている。
【0054】
好ましくは、手術機器ソケット100は、図4に例として示してあるように手術システム1に使用される。手術システム1は、手術機器ソケット100を有する手術用ジェネレータ10を有している。さらに、手術システム1は、第1のプラグ22aを有する第1の手術器具21aと、第2のプラグ22bを有する第2の手術器具21bとを備えている。好ましくは、手術システム1は、第3のプラグ(図示せず)を有する第3の手術器具(図示せず)を有していてよい。さらに好ましくは、手術システム1は、制御ユニット29を備えている。
【0055】
例えば、第1の手術器具21aは、高周波エネルギーおよび超音波エネルギー用の第1のハイブリッド器具であってよく、第2の手術器具21bは、高周波エネルギーおよび超音波エネルギー用の第2のハイブリッド器具であってよく、第3の手術器具は、超音波デバイスであってよい。
【0056】
好ましくは、第1の手術器具21aの第1のプラグ22aは、手術機器ソケット100への第1のプラグ22aの挿入時に、第1のインジケータアセンブリ210の第1の可動要素220を、第1の枢動軸221を中心として回転運動方向RDに自由位置から嵌合位置に運動させるように適合されている。好ましくは、これは、第1の可動要素220の第1のプラグ接触部分223に第1のプラグ22aが接触することによって達成される。第1の可動要素220のこの回転運動により、その第1の検出部分222が第1の検出要素230を作動させ、それにより第1の検出要素230が、第1の可動要素220が嵌合位置にあることを検出し、制御ユニット29が、対応する信号を発生させる。第1の手術器具21aの第1のプラグ22aが、手術機器ソケット100から取り外されると、第1の戻し要素240が第1の可動要素220を嵌合位置から自由位置に戻す。
【0057】
第2の手術器具21bの第2のプラグ22bは、手術機器ソケット100への第2のプラグ22bの挿入時に、第2のインジケータアセンブリ310の第2の可動要素320を自由位置から嵌合位置に運動させるように適合されている。さらに好ましくは、第3の手術器具の第3のプラグは、手術機器ソケット100への第3のプラグの挿入時に、第1のインジケータアセンブリ210の第1の可動要素220および第2のインジケータアセンブリ310の第2の可動要素320を嵌合位置から自由位置に運動させるように適合されている。
【0058】
制御ユニット29は、第1の検出要素230、第2の検出要素、もしくはその両方が嵌合位置にあるか、またはそれらのいずれも嵌合位置にないかに応じて、信号を発生させるように適合されている。こうして、異なる手術器具に対応する異なるプラグを検出することができる。
【0059】
図5は、手術システム1における手術器具の使用を検出するための方法1000を概略的に示している。ステップ1001aにおいて、第1の手術器具21aの第1のプラグ22aが手術機器ソケット100に挿入され、更なるステップ1001bにおいて、第1のインジケータアセンブリ210の第1の可動要素220が嵌合位置にあるかが検出される。
【0060】
さらに、ステップ1001cにおいて、第1の手術器具21aの第1のプラグ22aが手術機器ソケット100から取り外され、その後、ステップ1002aにおいて、第2の手術器具21bの第2のプラグ22bが手術機器ソケット100に挿入され、ステップ1002bにおいて、第1のインジケータアセンブリ210の第1の可動要素220が嵌合位置にあるか、かつ/または第2のインジケータアセンブリ310の第2の可動要素320が嵌合位置にあるかが検出される。好ましくは、ステップ1002cにおいて、第2の手術器具21bの第2のプラグ22bが手術機器ソケット100から取り外される。ステップ1003aにおいて、第3の手術器具の第3のプラグが手術機器ソケット100に挿入され、ステップ1003bにおいて、第1のインジケータアセンブリ210の第1の可動要素220が嵌合位置にあるか、かつ第2のインジケータアセンブリ310の第2の可動要素320が嵌合位置にあるかが検出される。さらに好ましくは、ステップ1003cにおいて、手術機器ソケット100から第3の手術器具の第3のプラグが取り外される。
【0061】
本明細書に記載のステップは、記載した順序で実施可能であるが、任意の他の実現可能な順序で実施されることも可能である。特に、異なるプラグは、任意の順序で挿入されてよく、好ましくは取り外されてよい。
【符号の説明】
【0062】
1 手術システム
10 手術用ジェネレータ
21a 第1の手術器具
21b 第2の手術器具
22a 第1のプラグ
22b 第2のプラグ
100 手術機器ソケット
210 第1のインジケータアセンブリ
220 第1の可動要素
230 第1の検出要素
240 第1の戻し要素
221 第1の枢動軸
222 第1の検出部分
223 第1のプラグ接触部分
310 第2のインジケータアセンブリ
320 第2の可動要素
RD 回転運動方向
MD 嵌合移動方向
1000 手術システムにおける手術器具の使用を検出するための方法
1001a 第1の手術器具の第1のプラグを手術機器ソケットに挿入する
1001b 第1のインジケータアセンブリの第1の可動要素が嵌合位置にあるかを検出する
1001c 第1の手術器具の第1のプラグを手術機器ソケットから取り外す
1002a 第2の手術器具の第2のプラグを手術機器ソケットに挿入する
1002b 第1のインジケータアセンブリの第1の可動要素が嵌合位置にあるか、かつ/または第2のインジケータアセンブリの第2の可動要素が嵌合位置にあるかを検出する
1002c 第2の手術器具の第2のプラグを手術機器ソケットから取り外す
1003a 第3の手術器具の第3のプラグを手術機器ソケットに挿入する
1003b 第1のインジケータアセンブリの第1の可動要素が嵌合位置にあるか、かつ第2のインジケータアセンブリの第2の可動要素が嵌合位置にあるかを検出する
1003c 第3の手術器具の第3のプラグを手術機器ソケットから取り外す
図1
図2
図3
図4
図5