(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-08-13
(45)【発行日】2024-08-21
(54)【発明の名称】電気接続ソケット、光電モジュール、ケージ、および電子デバイス
(51)【国際特許分類】
H01R 13/514 20060101AFI20240814BHJP
H01R 13/66 20060101ALI20240814BHJP
G02B 6/42 20060101ALI20240814BHJP
【FI】
H01R13/514
H01R13/66
G02B6/42
(21)【出願番号】P 2023530737
(86)(22)【出願日】2021-07-14
(86)【国際出願番号】 CN2021106234
(87)【国際公開番号】W WO2022105268
(87)【国際公開日】2022-05-27
【審査請求日】2023-06-28
(31)【優先権主張番号】202011323961.8
(32)【優先日】2020-11-23
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(31)【優先権主張番号】202011457092.8
(32)【優先日】2020-12-11
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】503433420
【氏名又は名称】華為技術有限公司
【氏名又は名称原語表記】HUAWEI TECHNOLOGIES CO.,LTD.
【住所又は居所原語表記】Huawei Administration Building, Bantian, Longgang District, Shenzhen, Guangdong 518129, P.R. China
(74)【代理人】
【識別番号】100132481
【氏名又は名称】赤澤 克豪
(74)【代理人】
【識別番号】100115635
【氏名又は名称】窪田 郁大
(72)【発明者】
【氏名】葛 崇俊
(72)【発明者】
【氏名】▲顔▼ 波
(72)【発明者】
【氏名】葛 金▲シン▼
【審査官】山下 寿信
(56)【参考文献】
【文献】中国特許出願公開第111129876(CN,A)
【文献】特開2009-194511(JP,A)
【文献】特開平10-322730(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2014/0205298(US,A1)
【文献】特開2010-050092(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01R 13/514
H01R 13/66
G02B 6/42
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
電気接続ソケットであって、絶縁された基板を備え、前記絶縁された基板は、上側表面と、下側表面と、差し込まれるモジュールと合わさるために使用される側部表面とを有し、前記絶縁された基板は、少なくとも1つのプラグ部分を備え、各プラグ部分は、前記差し込まれるモジュールの電力端子に接続するために使用される電気接続領域と、前記差し込まれるモジュールの信号端子に接続するために使用される信号接続領域とを備え、
少なくとも2つの電力端子が、前記電気接続領域内に配設され、前記少なくとも2つの電力端子のそれぞれの一方の端部は、前記絶縁された基板内に配設され、他方の端部は、前記絶縁された基板を通って前記絶縁された基板の前記下側表面まで延び、前記少なくとも2つの電力端子のそれぞれは、前記差し込まれるモジュールの前記電力端子に接続するために使用される接続セクションを有し、前記接続セクションの接続ポートは、前記絶縁された基板の前記側部表面上に位置し、
前記信号接続領域には、電気信号スロットが設けられ、前記電気信号スロットの開口部は、前記絶縁された基板の前記側部表面上に位置し、前記電気信号スロットは、前記接続セクションを前記下側表面に垂直な方向に沿って越え、前記電気信号スロットと前記接続セクションとの間に高度差が存在する、電気接続ソケット。
【請求項2】
前記絶縁された基板は、前記側部表面上に位置する開口部を有する凹部を有し、前記接続セクションの前記接続ポートは、前記凹部の底部上に位置する請求項1に記載の電気接続ソケット。
【請求項3】
前記電気信号スロットは、互いに対向し、前記絶縁された基板の前記上側表面から前記下側表面までの方向に沿って配設された第1の内側表面および第2の内側表面を備え、前記電気接続ソケットは、
少なくとも1つの上側信号ピンであって、前記少なくとも1つの上側信号ピンの一方の端部は、前記第1の内側表面上に位置し、他方の端部は、前記絶縁された基板の内部から金属リードを通って前記絶縁された基板の前記下側表面まで延びる、少なくとも1つの上側信号ピンと、
少なくとも1つの下側信号ピンであって、前記少なくとも1つの下側信号ピンの一方の端部は、前記第2の内側表面上に位置し、他方の端部は、前記絶縁された基板の内部から前記金属リードを通って前記絶縁された基板の前記下側表面まで延びる、少なくとも1つの下側信号ピンと
をさらに備える請求項1または2に記載の電気接続ソケット。
【請求項4】
前記電力端子の前記接続セクションの延長方向は、前記電気信号スロットの延長方向に平行であり、前記接続セクションおよび前記電気信号スロットの配置方向に沿った、前記電力端子の前記接続セクションと前記上側信号ピンとの間の距離は、1.4mmを上回る請求項3に記載の電気接続ソケット。
【請求項5】
前記電気接続ソケットは、1つのプラグ部分を備え、前記絶縁された基板は、第1の絶縁された基板と第2の絶縁された基板とを備え、前記電力端子は、前記第1の絶縁された基板上に配設され、前記第2の絶縁された基板には、前記電気信号スロットが設けられ、
前記第1の絶縁された基板および前記
第2の絶縁された基板は、一体化された構造のものであるか、または
前記第1の絶縁された基板および前記第2の絶縁された基板は、分割構造のものである請求項1乃至4のいずれか一項に記載の電気接続ソケット。
【請求項6】
前記絶縁された基板は、中央表面を有し、前記中央表面は、前記上側表面と前記下側表面との間に位置し、前記下側表面に平行であり、前記絶縁された基板は、2つのプラグ部分を備え、前記2つのプラグ部分は、前記中央表面に対し対称的に配設される請求項1乃至4のいずれか一項に記載の電気接続ソケット。
【請求項7】
光電モジュールであって、
ハウジングと、
前記ハウジング内に配設された回路基板であって、電気信号端子は、前記回路基板上に配設され、前記電気信号端子は、請求項1乃至6のいずれか一項に記載の電気接続ソケットの前記電気信号スロットに差し込まれ、接続されるように構成される、回路基板と、
少なくとも2つの電力端子であって、前記少なくとも2つの電力端子は、前記ハウジングから絶縁され、前記少なくとも2つの電力端子の一方の端部は、前記ハウジングの前端から突起し、前記少なくとも2つの電力端子は、前記電気接続ソケットの少なくとも2つの電力端子に一対一の対応で電気接続されて、電力供給電圧を電子デバイスに結合する、少なくとも2つの電力端子と
を備える、光電モジュール。
【請求項8】
絶縁された基板は、前記ハウジングの前記前端上に配設され、前記少なくとも2つの電力端子は、前記絶縁された基板の内側に伸縮自在に配設され、前記少なくとも2つの電力端子の一方の端部は、前記絶縁された基板を通過し、前記ハウジングから突起し、別の端部は、前記絶縁された基板を通過し、前記ハウジング内
のフレキシブル回路基板に接続される請求項7に記載の光電モジュール。
【請求項9】
前記電気信号端子は、マルチソースアグリーメント(MSA)エッジコネクタ端子である請求項7または8に記載の光電モジュール。
【請求項10】
前記光電モジュールは、スモールフォームファクタ差し込み型SFPモジュールである請求項9に記載の光電モジュール。
【請求項11】
電子デバイスであって、請求項1乃至6のいずれか一項に記載の電気接続ソケットと、請求項7乃至10のいずれか一項に記載の光電モジュールとを備える、電子デバイス。
【請求項12】
ケージハウジングと、前記ケージハウジングによって包囲された空洞とを備えるケージであって、前記空洞は、前記電気接続ソケットと、前記光電モジュールとを収容するように構成される、ケージをさらに備える、請求項11に記載の電子デバイス。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、通信技術の分野に関し、特に、電気接続ソケット、光電モジュール、ケージ、および電子デバイスに関する。
【背景技術】
【0003】
イーサネットが電子デバイスに電力を供給するために使用されるとき、追加のパワーオーバーイーサネット
(POE)インターフェースが、電子デバイス上に配設される必要がある。しかし、POEインターフェースは、電子デバイスの構造の複雑性を増大させ、電子デバイスのサイズを増大させる。この問題を解決するために、従来の技術において、光および電気が組み合わせられて、一体化された接続解決策を形成する。
図1に示される構造では、電子デバイス100は、電気接続ソケット10と、光モジュール20とを含む。具体的には、電気接続ソケット10は、絶縁された基板101と、電力端子102と、上側信号端子103と、下側信号端子104とを含み、上側信号端子103および下側信号端子104は、スロットA内に配設される。光モジュール20は、金属ハウジング201と、ハウジング201上に配設された電力接続端子202および信号接続端子203とを含む。光モジュール20内の電力接続端子202および信号接続端子203は、
図1に示される合わせ方向(矢印方向)に電気接続ソケット10と合わせられて、
図2に示される構造を形成する。
【0004】
しかし、電気接続ソケット10が、
図2に示されるように光モジュール20と合わせられた後、電気接続ソケット10内の電力端子102と上側信号端子103との間の最小距離a1は、小さく、0.47mmにすぎず、長い結合経路により、遮蔽は増大させることはできない。加えて、
図3に示される構造では、光モジュール20が
図3の信号伝送機能のみを有する一般的なモジュールであるとき、一般的なモジュール内の金属ハウジング201’と電気接続ソケット10内の露出された電力端子102との間の最小距離a2も小さく、安全基準を満たさない。
【発明の概要】
【0005】
本出願は、電気接続ソケット、光電モジュール、ケージ、および電子デバイスを提供して、電気接続ソケットがモジュールと合わせられたときに、電気接続ソケット内の電力端子と電気信号スロットとの間の距離を増大させ、電力端子とモジュールの金属ハウジングとの間の距離を合わせ方向に増大させる。
【0006】
第1の態様によれば、本出願は、電気接続ソケットを提供する。電気接続ソケットは、絶縁された基板を含む。具体的には、絶縁された基板は、上側表面と、下側表面と、差し込まれるモジュールと合わさるために使用される側部表面とを有し、絶縁された基板は、少なくとも1つのプラグ部分を含む。少なくとも1つのプラグ部分のそれぞれが、1つの差し込まれるモジュールに接続され得ることを理解されたい。具体的には、各プラグ部分は、差し込まれるモジュール内の電力端子に接続するために使用される電気接続領域と、差し込まれるモジュール内の信号端子に接続するために使用される信号接続領域とを含む。少なくとも2つの電力端子が、電気接続領域内に配設され、少なくとも2つの電力端子のそれぞれの一方の端部は、絶縁された基板内に配設され、他方の端部は、絶縁された基板を通って絶縁された基板の下側表面まで延びる。電力端子が、差し込まれるモジュール内の電力端子に接続するために使用される接続セクションを有し、接続セクションの接続ポートが、絶縁された基板の側部表面上に位置することに留意されたい。信号接続領域について、信号接続領域には、電気信号スロットが設けられ、電気信号スロットの開口部は、絶縁された基板の側部表面上に位置する。したがって、本出願に提供される電気接続ソケットにおいて、電力端子の接続ポートと電気信号スロットの接続ポートの両方が、絶縁された基板の側部表面上に位置する。電力端子の接続セクションおよび電気信号スロットは、絶縁された基板の下側表面に垂直な方向の距離差を有するため、電力端子の接続セクションおよび電気信号スロットが鉛直方向に配置されることを理解されたい。この点に関して、接続セクションと電気信号スロットとの間の距離は、電力端子の接続セクションの位置を調整することによって増大されて、本出願のこの実施形態に提供される電気接続ソケットの電磁適合性(EMC)能力を向上させ得、それにより、電気接続ソケットは、EMC認証基準を満たすことができる。加えて、本出願に提供される電気接続ソケット内の電気信号スロットは、合わせたインターフェース上の接続セクションを越えるため、絶縁された基板の側部表面に垂直な方向の、接続セクションと電気信号スロットとの間の距離差がある。この点に関して、合わせ方向に、差し込まれるモジュール内の金属ハウジングと電力端子との間の距離が増大されて、安全基準を満たすことができる。
【0007】
具体的な実装では、絶縁された基板は、側部表面上に位置する開口部を有する凹部を有し、接続セクションの接続ポートは、凹部の底部上に位置する。凹部は、差し込まれるモジュール内の金属ハウジングと電力端子との間の距離を調整することをさらに支援し得る。
【0008】
具体的な実装では、電気信号スロットは、互いに対向して、絶縁された基板の上側表面から下側表面までの方向に沿って配設された第1の内側表面および第2の内側表面を含み、電気接続ソケットは、
少なくとも1つの上側信号ピンであって、少なくとも1つの上側信号ピンの一方の端部は、第1の内側表面上に位置し、他方の端部は、絶縁された基板の内部から金属リードを通って絶縁された基板の下側表面まで延びる、少なくとも1つの上側信号ピンと、
少なくとも1つの下側信号ピンであって、少なくとも1つの下側信号ピンの一方の端部は、第2の内側表面上に位置し、他方の端部は、絶縁された基板の内部から金属リードを通って絶縁された基板の下側表面まで延びる、少なくとも1つの下側信号ピンと
をさらに含む。
【0009】
具体的な実装では、電力端子の接続セクションの延長方向は、電気信号スロットの延長方向に平行であり、接続セクションおよび電気信号スロットの配置方向に沿った、電力端子の接続セクションと上側信号ピンとの間の距離は、1.4mmを上回る。これは、電力端子の接続セクションと上側信号ピンとの間の小さな距離を解決し、10/25/56Gbpsの伝送速度を裏付け、標準光モジュールとの下方向の適合性を実施して、デバイスに関連する承認標準を満たし、1U/48ポートスイッチの一体化された光電差し込み型用途を実施する。
【0010】
具体的な実装では、絶縁された基板は、接続部分を含む。具体的には、本出願に提供される電気接続ソケットは、単層構造のものである。本出願に提供される電気接続ソケットが単層構造のものであるとき、絶縁された基板は、第1の絶縁された基板と第2の絶縁された基板とを含んでよく、電力端子は、第1の絶縁された基板上に配設され、第2の絶縁された基板には、電気信号スロットが設けられる。第1の絶縁された基板および第2の絶縁された基板が分離されてよく、すなわち分解および組立てが容易であるか、または一体化されてもよいことは、明確である。
【0011】
具体的な実装では、絶縁された基板は、中央表面を有し、中央表面は、上側表面と下側表面との間に位置し、下側表面に平行であり、
絶縁された基板は、2つのプラグ部分を含み、2つのプラグ部分は、中央表面に対し対称的に配設される。具体的には、本出願において提供される電気接続ソケットは、2層構造のものであり、それによってコネクタの密度を増大させる。
【0012】
第2の態様によれば、本出願は、光電モジュールであって、ハウジングと、ハウジング内に配設された回路基板とを含み、電気信号端子が回路基板上に配設され、電気信号端子は、差し込まれるように構成され、任意の電気接続ソケットの電気信号スロットに接続されて、光電モジュールと電気接続ソケットとの間で信号を伝送する。光電モジュールは、少なくとも2つの電力端子をさらに含む。少なくとも2つの電力端子は、ハウジングから絶縁され、少なくとも2つの電力端子の一方の端部は、ハウジングの前端から突起し、別の端部は、ハウジング内のフレキシブル回路基板に接続される。少なくとも2つの電力端子は、電気接続ソケット内の少なくとも2つの電力端子に一対一の対応で電気接続されて、電力供給電圧を電子デバイスに結合する。
【0013】
光電モジュールは、本出願に提供される電気接続ソケットの構造に適応される。光電モジュールが、差し込まれるモジュールとして使用されるとき、電気接続ソケット内の少なくとも2つの電力端子のそれぞれの接続セクションは、光電モジュール内の電力端子に対応して接続されて、差し込まれるモジュールと電気接続ソケットとの間で電力を伝送する。加えて、光電モジュール内の電気信号端子は、本出願に提供される電気接続ソケット内の電気信号スロットに差し込まれ、接続されて、信号伝送を実施してよい。
【0014】
具体的な実装では、絶縁された基板は、ハウジングの前端上に配設され、少なくとも2つの電力端子は、絶縁された基板の内側に伸縮自在に配設され、少なくとも2つの電力端子の一方の端部は、絶縁された基板を通過し、ハウジングから突起し、別の端部は、絶縁された基板を通過し、ハウジング内の回路基板に接続される。
【0015】
具体的な実装では、電気信号端子は、マルチソースアグリーメントMSAエッジコネクタ端子である。
【0016】
具体的な実装では、光電モジュールは、スモールフォームファクタ差し込み型SFPモジュールである。
【0017】
第3の態様によれば、本出願は、ケージであって、ケージハウジングと、ケージハウジングによって包囲された空洞とを含む、ケージを提供する。空洞は、前述のいずれかの電気接続ソケットおよびいずれかの光電モジュールを収容するように構成される。
【0018】
第4の態様によれば、本出願は、電子デバイスであって、前述のいずれかの電気接続ソケット、いずれかの光電モジュール、およびいずれかのケージを含む、電子デバイスを提供する。これは、一体化された光電伝送および一体化された差し込みを実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【
図1】従来の技術における電子デバイスの構造の図である。
【
図2】従来の技術における電子デバイスの別の構造の図である。
【
図3】従来の技術における電子デバイスの別の構造の図である。
【
図4】本出願の実施形態による、電子デバイスの構造の図である。
【
図8】
図5の電気接続ソケットの構造の概略図である。
【
図10】
図8の電気接続ソケットを一般的なモジュールと合わせる構造の図である。
【
図11】本出願の実施形態による、電気接続ソケットを一般的なモジュールと合わせる別の構造の図である。
【
図12】本出願の実施形態による、電気接続ソケットの別の構造の概略図である。
【
図13】本出願の実施形態による、電気接続ソケットの別の構造の概略図である。
【
図14】本出願の実施形態による、電気接続ソケットの別の構造の概略図である。
【
図16】本出願の実施形態による、電気接続ソケットの別の構造の概略図である。
【
図20】本出願の実施形態による、電気接続ソケットを一般的なモジュールと合わせる構造の概略図である。
【
図21】本出願の実施形態による、電気接続ソケットを一般的なモジュールと合わせる別の構造の概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
最初に、本出願の出願シナリオが説明される。無線アクセスポイント(AP)デバイスおよびネットワークカメラなどの電子デバイスが、通常、企業構内、屋内天井、または建物の壁などの領域内に設置される。デバイスは分散されたレイアウト状態にあるので、近くで電力を得ることは、さらなるユーザコストを増大させる。したがって、パワーオーバーイーサネット(POE)方式が通常使用されて、電子デバイス用の電力を供給する。
【0021】
パワーオーバーイーサネット方式が使用されるとき、従来の光モジュールは、電子デバイス上に配設されて光ファイバコネクタと接続し、追加のPOEインターフェースが、イーサネットコネクタに接続するために電子デバイス上に配設される必要がさらにある。しかし、電子デバイス上に配設された追加のPOEインターフェースは、電子デバイスの構造の複雑性を増大させ、電子デバイスのサイズを増大させる。
【0022】
この問題を解決するために、従来の技術では、光および電気が組み合わせられて、一体化された接続解決策を形成する。しかし、
図1および
図2に示される電気接続ソケット10および光モジュール20の一体化された接続解決策では、電気接続ソケット10内の上側信号端子103は、電力端子102の電力供給パルスによって干渉されやすい。加えて、
図3に示される解決策では、電気接続ソケット10が、信号伝送機能のみを有する一般的なモジュールと合わせられたとき、電気接続ソケット10内の露出された電力端子102と、一般的なモジュール内の金属ハウジング201’との間の最小距離a2もまた、非常に小さい。電気接続ソケット10は、安全要求事項を満たさない。
【0023】
この出願シナリオに基づいて、本出願は、電子デバイスを提供し、それにより、電子デバイス内のすべての機械的部分は、安全性および電磁適合性(EMC)基準を満たす。
【0024】
以下の実施形態で使用される用語は、具体的な実施形態を説明するように意図されるにすぎず、本出願を限定するようには意図されていない。本明細書および本出願の付属の特許請求の範囲において使用される単数形の用語「1つ」、「1つ(a)」、および「この」はまた、文脈において別途明確に明示されない限り、「1つまたは複数」などの表現を含むように意図される。
【0025】
本明細書において説明される「一実施形態」、「いくつかの実施形態」などへの参照は、本出願の1つまたは複数の実施形態が、実施形態を参照して説明される具体的な特徴、構造、または特性を含むことを示している。したがって、本明細書の種々の場所に現れる「一実施形態では」、「いくつかの実施形態では」、「いくつかの他の実施形態では」および「他の実施形態では」などの記述は、必ずしも同じ実施形態を指すことを意味するものではない。そうではなく、この記述は、別途別の形で詳細に強調されない限り、「実施形態のすべてはないが1つまたは複数」を意味する。用語「含む」、「有する」、およびその変形形態はすべて、別途別の形で具体的に強調されない限り、「それだけに限定されないが、含む」を意味する。
【0026】
以下は、本出願の実施形態内の添付の図を参照して、本出願の実施形態における技術的解決策を明確に完璧に説明する。
【0027】
図4は、本出願の実施形態による、電子デバイス01の構造を示す。
図5は、
図4の平面Mの断面構造の概略図である。
図4および
図5に示される構造から、電子デバイス01が電気接続ソケット1と、光電モジュール2と、ケージ3とを含むことがうかがえる。電気接続ソケット1および光電モジュール2は、ケージ3の空洞B内に配設される。光電モジュール2の一方の端部は、電気接続ソケット1に接続され、電力および電気信号が、電気接続ソケット1と光電モジュールとの間で伝送され得る。光ファイバインターフェースおよび電力供給インターフェース(図示せず)が、光電モジュール2の他方の端部に配設されることを理解されたい。空洞Bは、電気接続ソケット1の構造に適応され、空洞Bは、
図4に示される2層構造であってよく、または単層構造であってもよい。
図4では、多くの空洞Bが存在する。したがって、
図4は、一例のみを示し、
すべての空洞B
がマーク
されてい
るわけではない。空洞Bの数量は、
図4に示される6に限定されず、別の数量が要求事項に基づいて設定されてよいことに留意されたい。詳細は、本明細書では説明されない。
【0028】
図4に示される構造では、開口部が、ケージ3の一方の端部に配設され、それにより、光電モジュール2は、第1の方向に沿って開口部から空洞B内に差し込まれて、ケージ3の空洞B内に配設された電気接続ソケット1と合わさる。光電モジュール2および電気接続ソケット1が差し込まれる第1の方向に沿った空洞Bの深さが、光電モジュール2が電気接続ソケット1に接続された後の長さに一致することに留意されたい。
【0029】
電気接続ソケット1と光電モジュール2との間の接続関係をより明確に直感的に
示すために、
図4に示される電子デバイス01のケージ3が取り外された後、
図6の構造が得られる。
図7は、電気接続ソケット1および光電モジュール2の適応プロセスを示す。光電モジュール2が電気接続ソケット1と合わせられるとき、光電モジュール2は、
図7の第1の方向に沿って差し込まれる。
【0030】
図8は、
図5の電気接続ソケット1の構造の概略図である。
図8に示される構造では、電気接続ソケット1は、絶縁された基板11を含む。たとえば、絶縁された基板11は、ゴム、樹脂、または別の絶縁材料のうちの1つまたは複数の材料を使用して準備されてよい。
図8に示されるように、絶縁された基板11は、上側表面S1と、下側表面S2と、差し込まれるモジュールと合わさるために使用される側部表面とを有する。
図5における光電モジュール2と電気接続ソケット1との間の差し込みを容易にするために、絶縁された基板11の上側表面S1および下側表面S2は、互いに平行に配設され得る。
図8では、平面Nは、絶縁された基板11の上側表面S1および下側表面S2に垂直であり、平面Oは、絶縁された基板11の上側表面S1および下側表面S2に平行である。
【0031】
図9は、
図8の平面Nの断面構造の概略図である。
図8を参照すれば、
図9に示される構造において、電気接続ソケット1は、プラグ部分Q1とプラグ部分Q2とを含み、平面Oは、電気接続ソケット1の中央表面であり、プラグ部分Q1およびプラグ部分Q2は、中央表面
Oに対し対称的に配設される。
【0032】
以下は、プラグ部分Q1の構造を詳細に説明する。
図8を参照すれば、
図9に示される構造において、プラグ部分Q1は、2つの電力端子111と電気信号スロット112とを含む。電力端子111の接続ポートは、絶縁された基板11の側部表面P1上に位置し、電気信号スロット112の開口部は、絶縁された基板11の側部表面P2上に位置する。本出願において提供される電気接続ソケット1では、電力端子111を電気信号スロット112と合わせるための接続ポートは、絶縁された基板11の同じ側を向くことを理解されたい。
【0033】
プラグ部分Q1内の電力端子111の数量が
図4に示される2つに限定されず、最小数量が2であることを理解されたい。電力端子111の具体的な数量は、要求事項に基づいて設計されてよい。詳細は、本明細書では説明されない。
【0034】
図9では、たとえば、プラグ部分Q1内の電力端子111は、鉛直方向シート様構造として設計されてよい。具体的には、電力端子111は、接続セクションLを有し、接続セクションLの接続ポートは、絶縁された基板11の側部表面P1上に位置する。接続セクションLの延長方向が、電気信号スロット112の延長方向に平行であり、接続セクションLおよび電気信号スロット112の配置方向が、絶縁された基板11の
上側表面S1に垂直であることに留意されたい。したがって、電力端子111の接続セクションLおよび電気信号スロット112は、鉛直方向に配置される。この点に関して、接続セクションと電気信号スロット112との間の距離が、電力端子111の接続セクションLの
位置を調整することによって増大されて、本出願のこの実施形態において提供される電気接続ソケット1のEMC能力を向上させてよく、それにより、電気接続ソケットは、EMC認証基準を満たすことができる。
【0035】
図9に示される構造では、プラグ部分Q1内の電気信号スロット112は、互いに対向して配設された第1の内側表面1121および第2の内側表面1122を含む。第1の内側表面1121は、第2の内側表面1122に対向しており(第1の内側表面1121は、
図9では第2の内側表面1122に鉛直方向に対向している)、上側信号ピン1123が、第1の内側表面1121上に配設され、下側信号ピン1124が、第2の内側表面1122上に配設される。第1の内側表面1121上に配設された上側信号ピン1123の数量が、要求事項に基づいて1つまたは複数に設定されてよいことを理解されたい。同様に、第2の内側表面1122の下側信号ピン1124の数量は、要求事項に基づいて1つまたは複数に設定されてよい。詳細は、本明細書では説明されない。
【0036】
具体的には、
図9に示されるように、各上側信号ピン1123の一方の端部は、第1の内側表面1121上に位置し、他方の端部は、絶縁された基板11の内
部から、絶縁された基板11の下側表面S2まで延びる。各下側信号ピン1124の一方の端部は、第2の内側表面1122上に位置し、他方の端部は、絶縁された基板11の内
部から、絶縁された基板11の下側表面S2まで延びる。
【0037】
接続セクションLと上側信号ピン1123との間の最小距離が、Hであり、距離Hは、上側信号ピン1123が10Gbpsを上回る伝送速度で高速信号を伝送するとき、電力端子111の電力供給パルスの干渉を回避するために増大するように設計され得ることを理解されたい。これは、本出願のこの実施形態において提供される電気接続ソケット1のEMC能力を向上させることができ、それにより、電気接続ソケット1は、EMC認証基準を満たすことができる。たとえば、Hは、1.4mmを上回るように設定されてよい。電気接続ソケット1が、本出願のこの実施形態において提供される光電モジュール2と合わせられるとき、電気信号スロット112内の上側信号ピン1123は、上側表面S1に近づく方向に特有の距離だけ跳ね上がることに留意されたい。接続セクションLと上側信号ピン1123との間の最小距離は、上側信号ピンが跳ね上がった後の接続セクションLと上側信号ピン1123との間の最小距離である。
【0038】
電力端子111の接続セクションLの構造が
図9の構造に限定されないことは、明確である。
図9は、電力端子111と上側信号ピン1123との間の最小距離Hを示すための区分の概略図にすぎない。
【0039】
本出願において提供される電気接続ソケット1が、本出願において提供される光電モジュール2と合わせられたとき、光電モジュール2は電気接続ソケット1の構造に適応されるため、電力および電気信号は、光電モジュール2と電気接続ソケット1との間で伝送されることが可能である。本出願において提供される光電モジュール2の具体的な構造が、次に詳細に説明される。
【0040】
本出願において提供される電気接続ソケット1が、本出願において提供される光電モジュール2に接続されることが可能であり、さまざまなカプセル化インターフェースモジュール、たとえばスモールフォームファクタ差し込み型(SFP)のカプセル化された光モジュール、電気インターフェースモジュール、およびクワッドスモールフォームファクタ差し込み型(QSFP)のカプセル化された光モジュールにさらに適用されることが可能であることは、明確である。具体的には、本出願において提供される電気接続ソケット1内の電気信号スロット112は、さまざまなタイプの差し込まれるモジュールに適応されることが可能である。
【0041】
差し込まれるモジュールが(本出願において提供される光電モジュール2ではなく)
図10に示される一般的なモジュール2’であるとき、差し込まれるモジュール内の電気信号端子21’が、電気接続ソケット1内の電気信号スロット112内に差し込まれて、信号伝送を実行する。一般的なモジュール2’には電力供給接続構造が設けられていないため、一般的なモジュール2’は、電気接続ソケット1内の電力端子111に接続されない。本出願において提供される電気接続ソケット1内の電力端子111は、絶縁された基板11内に配設され、接続セクションLの接続ポートは絶縁された基板11の側部表面P1上に位置するため、一般的なモジュール2’内の金属ハウジング22’と接続セクションLとの間の距離dが合わせ方向に増大されて、48V電力端子111と接地との間の1.4mmである最小安全隔離距離の要求事項を満たし、EMC基準を満たし得ることを理解されたい。
【0042】
図11に示される構造のように、側部表面P1上に位置する開口部を有する凹部Gが、絶縁された基板11上に配設され、接続セクションLの接続ポートは、凹部Gの底部上に配設されることは、明確である。電気接続ソケット1が一般的なモジュール2’と合わせられたとき、
図11に示される構造では、一般的なモジュール2’内の金属ハウジング22’と接続セクションLとの間の距離は、距離dと凹部Gの深さd’の両方を含むことを理解されたい。換言すれば、一般的なモジュール2’内の金属ハウジング22’と電力端子111との間の距離は、合わせ方向にさらに増大されて、48V電力端子111と接地との間の1.4mmである最小安全隔離距離の要求事項をより良好に満たし、EMC基準を満たすことができる。
【0043】
プラグ部分Q1およびプラグ部分Q2は、中央表面Oに対し対称的に配設され、プラグ部分Q2内の構造およびプラグ部分Q1内の構造は、「鏡像」状態にある。したがって、プラグ部分Q2内側の構造は、本明細書ではこれ以上説明されない。
【0044】
加えて、本出願において提供される電気接続ソケット1は、代替として、プラグ部分Q1のみを含んでよい。具体的には、
図12に示される構造では、電力端子111、上側信号ピン1123、および下側信号ピン1124は、絶縁された基板11から導出され、溶接または圧着によって回路基板4に締結されて、電気接続を形成する。本出願において提供される電気接続ソケット1がプラグ部分Q1のみを含むとき、
図4に示されるケージ3は、単層構造のものであることを理解されたい。
【0045】
図12に示される構造では、上側信号ピン1123と下側信号ピン1124の両方が、金属リードを通って下側表面S2の後端から導出されることに留意されたい。
図13に示される構造では、下側信号ピン1124が下側表面S2の前端から導出されて、溶接を容易にし得ることは、明確である。上側信号ピン1123および下側信号ピン1124の導出場所が、要求事項に基づいて設定されてよいことを理解されたい。詳細は、本明細書では説明されない。「前端」および「後端」は相対的概念であることに留意されたい。「前端」は、下側表面S2が側部表面の近くにある場所である。これに対応して、「後端」は、下側表面S2が側部表面から離れている場所である。
【0046】
図14に示される構造では、電気信号スロット112の延長方向と絶縁された基板11の下側表面S2との間に、挟角が代替として存在してよいことは、明確である。
図15は、
図14のNの断面図である。接続セクションLの延長方向は、電気信号スロット112の延長方向に平行であるが、延長方向は、絶縁された基板11の下側表面S2に平行ではないことが、
図15に示される構造から明確に分かる。
図15の電気信号スロット112の延長方向と絶縁された基板11の下側表面S2との間の挟角が、要求事項に基づいて設計されてよいことを理解されたい。詳細は、本明細書では説明されない。
【0047】
加えて、絶縁された基板11は、2つの別個の部分として配設されてよい。具体的には、
図16に示される構造では、電力端子111は、第1の絶縁された基板11a上に配設され、第2の絶縁された基板11bには、電気信号スロット112が設けられる。組立て中、電気接続ソケット1内の電力端子111および電気信号スロット112は、要求事項に基づいて配設されてよい。
図10に示される電気接続ソケット1では、絶縁された基板11が代替として2つの独立した部分として配設されてよいことを理解されたい。換言すれば、プラグ部分Q1およびプラグ部分Q2内の電力端子111は、1つの絶縁された基板上に配設され、プラグ部分Q1およびプラグ部分Q2内の電気信号スロット112は、別の絶縁された基板上に配設される。具体的な構造設定は、本明細書では説明されない。
【0048】
図17は、
図5の光電モジュール2の分解図である。光電モジュール2は、ハウジング21と、回路基板22と、2つの電力端子23と、フレキシブル回路基板24とを含む。各電力端子23の一方の端部は、ハウジング21の前端から延び、別の端部は、フレキシブル回路基板24に接続され、各電力端子23は、ハウジング21から絶縁される。電気信号端子221は、回路基板22の一方の端部上に配設される。光電モジュール2上に配設された電力端子23の数量が、要求事項に基づいて設定されてよいことを理解されたい。詳細は、本明細書では説明されない。
図17内の構成要素が組み立てられた後、
図18の構造が形成される。
図18は、各電力端子23がハウジング21から延びる状態を示す。
【0049】
本出願のこの実施形態において提供される光電モジュール2が、電気接続ソケット1と合わせられたとき、電気接続ソケット1は、この出願では
図9に示される電気接続ソケット1であり、光電モジュール2内の電力端子23は、
図9に示される電気接続ソケット1内の電力端子111に一対一で対応し、光電モジュール2内の各電力端子23は、電気接続ソケット1の、電力端子23に一対一で対応する接続セクションL内に延びて、光電モジュール2と電気接続ソケット1との間で電力を伝送する。加えて、光電モジュール2内の電気信号端子221は、電気接続ソケット1内の電気信号スロット112に接続されて、信号を伝送する。
【0050】
具体的な設定中、ハウジング21の準備材料は通常金属であるため、電力端子23とハウジング21との間の絶縁された基板が、
図19に示され得る。絶縁された基板25が別個に配設されて、絶縁された基板25を使用することによって各電力端子23をハウジング21から分離し得る。絶縁された基板25は、ゴム、樹脂、または別の絶縁された材料の1つまたは複数の材料を使用することによって準備され得る。
【0051】
本出願のこの実施形態において提供される光電モジュール2は、本出願のこの実施形態において提供される電気接続ソケット1と合わせられてよく、さらに、
図20に示される一般的な電気接続ソケット1’(本出願のこの実施形態において提供される電気接続ソケット1とは異なるソケットが、一般的な電気接続ソケット1’として規定される)に接続されてよい。具体的には、
図20に示される構造では、光電モジュール2内の電気信号端子221は、一般的な電気接続ソケット1’に電気的に接続されて、電気信号伝送を実施する。光電モジュール2内の電力端子23は、一般的な電気接続ソケット1’内の電力端子11’とは合わさらず、電力は伝送されない。光電モジュール2内の絶縁された基板25が、電力端子11’の露出された部分を覆って、露出された部分を光電モジュール2内のハウジング21から隔離することを理解されたい。
【0052】
本出願のこの実施形態において提供される光電モジュール2が、一般的な電気接続ソケット1’と合わせられるとき、光電モジュール2内の電力端子23は、一般的な電気接続ソケット1’の側部表面に当接する。この点に関して、
図20に示される電力端子23は、伸縮自在構造として配設され得る。
【0053】
一般的な電気接続ソケット1’が、
図20の構造に限定されず、概略的な説明のための一例にすぎないことは、明確である。たとえば、本出願において提供される光電モジュール2は、代替として、
図21に示される一般的な電気接続ソケット1’に合わせられてよい。
図21の一般的な電気接続ソケット1’は、信号接続機能のみを有する。
【0054】
本出願において提供される光電モジュール2が、本出願において提供される電気接続ソケット1と合わせられるとき、電気接続ソケット1は、光電モジュール2内の電気信号端子221の異なるモデルに基づいて異なる電気信号スロット112を有してよいことを理解されたい。たとえば、光電モジュール2内の電気信号端子221がマルチソースアグリーメント(MSA)エッジコネクタ端子であるとき、電気接続ソケット1内の電気信号スロット112は、MSAエッジコネクタスロットであってよい。
【0055】
本出願において提供される光電モジュール2が、現在の基準スモールフォームファクタ差し込み型SFPモジュールに基づいて、伸縮自在の弾性電力端子23の少なくとも1つの対を加えることによって準備されてよいことに留意されたい。
【0056】
前述の説明は、本出願の具体的な実装にすぎず、本出願の保護範囲を限定するようには意図されない。本出願において開示される技術範囲内で当業者によって容易に見出されるいかなる変形形態または置き換えも、本出願の保護範囲内に入るものとする。したがって、本出願の保護範囲は、特許請求の範囲の保護範囲の対象であるものとする。