(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-08-13
(45)【発行日】2024-08-21
(54)【発明の名称】ページング強化メカニズム
(51)【国際特許分類】
H04W 52/02 20090101AFI20240814BHJP
H04W 68/00 20090101ALI20240814BHJP
H04W 72/23 20230101ALI20240814BHJP
H04W 72/0446 20230101ALI20240814BHJP
【FI】
H04W52/02 111
H04W68/00
H04W72/23
H04W72/0446
(21)【出願番号】P 2023542595
(86)(22)【出願日】2021-01-13
(86)【国際出願番号】 CN2021071528
(87)【国際公開番号】W WO2022151059
(87)【国際公開日】2022-07-21
【審査請求日】2023-09-11
(73)【特許権者】
【識別番号】515076873
【氏名又は名称】ノキア テクノロジーズ オサケユイチア
(74)【代理人】
【識別番号】100099759
【氏名又は名称】青木 篤
(74)【代理人】
【識別番号】100123582
【氏名又は名称】三橋 真二
(74)【代理人】
【識別番号】100092624
【氏名又は名称】鶴田 準一
(74)【代理人】
【識別番号】100141162
【氏名又は名称】森 啓
(74)【代理人】
【識別番号】100151459
【氏名又は名称】中村 健一
(72)【発明者】
【氏名】ヨルマ ヨハンネス カイッコネン
(72)【発明者】
【氏名】マス ラウリトスン
(72)【発明者】
【氏名】デーニエラ ラセルバ
(72)【発明者】
【氏名】ウー チュンリー
(72)【発明者】
【氏名】ティモ コスケラ
【審査官】望月 章俊
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2012/0122495(US,A1)
【文献】特表2020-507980(JP,A)
【文献】InterDigital, Inc.,Paging enhancements for UE power saving[online],3GPP TSG RAN WG1 #103-e R1-2008689,フランス,Internet<URL:https://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_103-e/Docs/R1-2008689.zip>,2020年11月01日,[検索日 2024.07.09]
【文献】Nokia, Nokia Shanghai Bell,Details on paging sub-grouping indication and determination[online],3GPP TSG RAN WG2 #113-e R2-2101148,フランス,Internet<URL:https://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG2_RL2/TSGR2_113-e/Docs/R2-2101148.zip>,2021年01月15日,[検索日 2024.07.09]
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04W4/00-H04W99/00
H04B7/24-H04B7/26
3GPP TSG RAN WG1-4
SA WG1-4
CT WG1、4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1デバイスにおいて、かつ、第2デバイスから、ページング通知の構成を受信することであって、前記構成は、
前記ページング通知をモニタリングするための位置情報、および、
前記ページング通知と、少なくとも1つのページングフレームにおけるページング機会のセットとの間のマッピング情報、
を示す、受信することと、
前記位置情報に基づいて、前記第2デバイスから前記ページング通知を受信することと、
前記マッピング情報に基づいて、前記ページング機会のセットから、前記第1デバイスに関連するページング機会を決定することと、
前記第1デバイスに関連する、決定された前記ページング機会におけるページングメッセージをモニタリングすることと、
を含む、方法。
【請求項2】
前記ページング通知を受信することは、
前記位置情報から、前記第1デバイスに関連する前記少なくとも1つのページングフレームの開始時間前の第1時間オフセットを決定することと、
前記第1時間オフセットに基づいて、前記ページング通知を受信することと、
を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記ページング通知を受信することは、
前記ページング機会のセットにおける第1ページング機会に対応する最初の物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)モニタリング機会を決定することと、
前記位置情報から、前記最初のPDCCHモニタリング機会の前の第2時間オフセットを決定することと、
前記第2時間オフセットに基づいて、前記ページング通知を受信することと、
を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記ページング通知を受信することは、
前記位置情報から、前記ページング機会のセットにおける第1ページング機会の前の第3時間オフセットを決定することと、
前記第3時間オフセットに基づいて、前記ページング通知を受信することと、
を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記ページング通知を受信することは、
前記位置情報から、時間ウィンドウの開始時刻と前記少なくとも1つのページングフレームの開始時刻との間の第4時間オフセットおよび前記時間ウィンドウの長さを決定することと、
前記時間ウィンドウの期間中に、前記ページング通知を受信することと、
を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記ページング通知を受信することは、
前記位置情報から、同期信号ブロックとの関連性を決定することと、
前記同期信号ブロックに基づいて、前記ページング通知を受信することと、
を含む、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の方法。
【請求項7】
前記ページング通知を受信することは、
前記位置情報から、前記ページング通知のサーチスペースを決定することと、
前記サーチスペースにおいて、前記ページング通知を受信することと、
を含む、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の方法。
【請求項8】
前記構成は、システム情報、ダウンリンク制御情報、または、無線リソース制御シグナリングの少なくとも1つにおいて受信される、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記ページング通知を受信することは、
ダウンリンク制御情報において、前記ページング通知を受信することを含み、
前記ページング機会において、前記ページングメッセージをモニタリングすることは、
ダウンリンク制御情報が、前記ページング機会に固有の無線ネットワーク一時識別子を用いてスクランブルされていることを決定することと、
前記ページング機会において、前記ページングメッセージをモニタリングすることと、
を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記ページング機会において、前記ページングメッセージをモニタリングすることは、
前記ページング通知からビットマップを取得することと、
前記マッピング情報に基づいて、前記ビットマップを前記ページング機会にマッピングすることと、
前記ページング機会において、前記ページングメッセージをモニタリングすることと、
を含む、請求項1記載の方法。
【請求項11】
前記ページング機会において、前記ページングメッセージをモニタリングすることは、
前記ページング通知からビットマップを取得することと、
前記マッピング情報に基づいて、前記ビットマップを前記少なくとも1つのページングフレームにマッピングすることと、
前記少なくとも1つのページングフレームにおいて、前記ページングメッセージをモニタリングすることと、
を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項12】
前記ページング機会において、前記ページングメッセージをモニタリングすることは、
前記ページング通知からビットマップを取得することと、
前記マッピング情報に基づいて、前記ビットマップをページング機会のサブセットにマッピングすることと、
前記ページング機会が前記ページング機会のサブセットにあるという決定に従って、前記ページング機会において、前記ページングメッセージをモニタリングすることと、
を含む、請求項1記載の方法。
【請求項13】
前記ページング機会において、前記ページングメッセージをモニタリングすることは、
前記ページング通知からビットマップを取得することと、
前記マッピング情報に基づいて、前記ビットマップをデバイスの少なくとも1つのグループにマッピングすることと、
前記第1デバイスが、前記少なくとも1つのデバイスのグループの1つに属するという決定に従って、前記ページング機会において、前記ページングメッセージをモニタリングすることと、
を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項14】
前記ページング通知が、
前記第1デバイスに関連する前記ページング機会、
前記第1デバイスに関連するページングフレーム、または、
前記第1デバイスに関連するデバイスのグループ、
のうちの少なくとも1つを欠いているという決定に従って、前記ページング通知に基づいて、前記ページングメッセージがスキップされることをモニタリングすることをさらに含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項15】
第2デバイスにおいて、かつ、第1デバイスに、ページング通知の構成を送信することであって、前記構成は、
前記ページング通知をモニタリングするための位置情報、および、
前記ページング通知と少なくとも1つのページングフレームにおけるページング機会のセットとの間のマッピング情報、
を示す、送信することと、
前記位置情報に基づいて、前記ページング通知を前記第1デバイスに送信することと、
前記ページング通知に基づいて、前記ページング機会のセットにおける前記第1デバイスに関連するページング機会において、前記第1デバイスにページングメッセージを送信することと、
を含む、方法。
【請求項16】
前記構成を送信することは、
前記少なくとも1つのページングフレームの開始時間前の第1時間オフセットを示す前記位置情報を含む構成を送信することを含み、
前記ページング通知を送信することが、
前記第1時間オフセットに基づいて、前記ページング通知を送信することを含む、
請求項15に記載の方法。
【請求項17】
前記構成を送信することは、
前記ページング機会のセットにおける第1ページング機会に関連する第1物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)モニタリング機会の前の第2時間オフセットを示す前記情報を含む前記構成を送信することを含み、
前記ページング通知を送信することは、
前記第2時間オフセットに基づいて、前記ページング通知を送信することを含む、
請求項15に記載の方法。
【請求項18】
前記構成を送信することは、
前記ページング機会のセットにおける第1ページング機会の前の第3時間オフセットを示す前記情報を含む前記構成を送信することを含み、
前記ページング通知を送信することが、
前記第3時間オフセットに基づいて、前記ページング通知を送信することを含む、
請求項15に記載の方法。
【請求項19】
前記構成を送信することは、
時間ウィンドウの開始時刻と前記少なくとも1つのページングフレームの開始時刻との間の第4時間オフセット、および、前記時間ウィンドウの長さを示す前記情報を含む前記構成を送信することを含み、
前記ページング通知を送信することが、
前記時間ウィンドウの期間中に前記ページング通知を送信することを含む、
請求項15に記載の方法。
【請求項20】
前記構成を送信することは、
同期信号ブロックとの関連性を示す前記情報を含む前記構成を送信することを含み、
前記ページング通知を送信することは、
前記同期信号ブロックに基づいて、前記ページング通知を送信することを含む、
請求項15に記載の方法。
【請求項21】
前記構成を送信することは、
前記ページング通知のサーチスペースを示す前記情報を含む前記構成を送信することを含み、
前記ページング通知を送信することは、
前記サーチスペースにおいて、前記ページング通知を送信することを含む、
請求項15に記載の方法。
【請求項22】
前記構成は、システム情報またはダウンリンク制御情報において送信される、請求項15に記載の方法。
【請求項23】
前記ページング通知を送信することは、
前記ページング機会に固有の無線ネットワーク一時識別子を用いてスクランブルされたダウンリンク制御情報において前記ページング通知を送信することを含み、
前記ページング機会において、前記ページングメッセージを送信することは、
前記ページング機会において、前記ページングメッセージを送信することを含む、
請求項15に記載の方法。
【請求項24】
前記マッピング情報に基づいて、前記ページング機会にマッピングされることとなるビットマップを含む前記ページング通知を生成することをさらに含み、
前記ページング機会において前記ページングメッセージを送信することが、
前記ページング機会において前記ページングメッセージを送信することを含む、
請求項15乃至23のいずれか一項に記載の方法。
【請求項25】
前記マッピング情報に基づいて、前記少なくとも1つのページングフレームにマッピングされることとなるビットマップを含む前記ページング通知を生成することを含み、
前記少なくとも1つのページングフレームにおいて、前記ページングメッセージを送信することは、
前記ページングフレームにおいて、前記ページングメッセージを送信することを含む、
請求項15乃至23のいずれか一項に記載の方法。
【請求項26】
前記マッピング情報に基づいて、ページング機会のサブセットにマッピングされることとなるビットマップを含む前記ページング通知を生成することをさらに含み、
前記ページング機会において、前記ページングメッセージを送信することは、
前記ページング機会が、前記ページング機会のサブセットに含まれるという決定に従って、前記ページング機会において、前記ページングメッセージを送信することを含む、
請求項15乃至23のいずれか一項に記載の方法。
【請求項27】
前記マッピング情報に基づいて、前記ページングメッセージをモニタリングするためのデバイスのグループにマッピングされるビットマップを含む前記ページング通知を生成することをさらに含む、
請求項15乃至23のいずれか一項に記載の方法。
【請求項28】
少なくとも1つのプロセッサと、
コンピュータプログラムコードを含む少なくとも1つのメモリと、
を備え、
前記少なくとも1つのメモリおよび前記コンピュータプログラムコードは、前記少なくとも1つのプロセッサとともに、前記第1デバイスに、請求項1乃至14のいずれか一項に記載の方法を実行させるように構成されている、
第1デバイス。
【請求項29】
少なくとも1つのプロセッサと、
コンピュータプログラムコードを含む少なくとも1つのメモリと、
を備え、
前記少なくとも1つのメモリおよび前記コンピュータプログラムコードは、前記少なくとも1つのプロセッサとともに、前記第2デバイスに、請求項15乃至27のいずれか一項に記載の方法を実行させるように構成される、
第2デバイス。
【請求項30】
少なくとも請求項1乃至14のいずれか一項に記載の方法、または、請求項15乃至27のいずれか一項に記載の方法を実行するための手段、
を備える装置。
【請求項31】
請求項1乃至14のいずれか一項に記載の方法、または、請求項15乃至27のいずれか一項に記載の方法を装置に実行させるためのプログラム命令を含むコンピュータ可読媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示の実施形態は、総じて、電気通信の分野に関し、特に、ページング強化のための方法、デバイス、装置、およびコンピュータ可読記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
不連続受信(DRX)は、様々な無線技術で採用されている方法であり、端末機器が動作していない期間に受信機をオフにすることを可能にする。DRXは、RRCアイドルモードとRRC接続モードの両方で採用できる。通信システムにおいて、端末機器はDRXを使用して消費電力を削減するように構成され、端末機器はDRX周期毎に1つのページング機会(PO、paging occasion)をモニタリングすることが期待されている。RRCアイドルモードモードにおいて、端末機器はページングメッセージの受信のみを想定するため、DRX周期はページング周期に基づく。RRC接続モードにおいて、端末機器は物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)のサーチスペースをモニタリングして、着信トラフィックの可能性を示す必要がある。したがって、ページング機会をどのように適切にモニタリングするかは、非常に重要な要素である。
【発明の概要】
【0003】
総じて、本開示の例示的な実施形態は、ページング強化のための解決策を提供する。
【0004】
第1の態様において、第1デバイスが提供される。第1デバイスは、少なくとも1つのプロセッサと、コンピュータプログラムコードを含む少なくとも1つのメモリと、を備え、少なくとも1つのメモリおよびコンピュータプログラムコードは、少なくとも1つのプロセッサにより、第1デバイスに、かつ、第2デバイスからページング通知(paging indication)の構成(configuration)を受信させるように構成され、構成は、ページング通知をモニタリングするための位置情報、およびページング通知と少なくとも1つのページングフレーム内のページング機会のセットとの間のマッピング情報を示す。第1デバイスはさらに、位置情報に基づいて第2デバイスからページング通知を受信するようにされ、マッピング情報に基づいて、ページング機会のセットから第1デバイスに関連するページング機会を決定するための手段を有する。第1デバイスは、また、第1デバイスに関連するページング機会を決定する。第1デバイスは、また、第1デバイスに関連する決定されたページング機会におけるページングメッセージをモニタリングするようにされる。
【0005】
第2の態様において、第2デバイスが提供される。第2デバイスは、少なくとも1つのプロセッサと、コンピュータプログラムコードを含む少なくとも1つのメモリと、を備え、少なくとも1つのメモリおよびコンピュータプログラムコードは、少なくとも1つのプロセッサにより、第2デバイスに、ページング通知の構成を第1デバイスに送信させるように構成され、構成は、ページング通知をモニタリングするための位置情報と、ページング通知と少なくとも1つのページングフレーム内のページング機会のセットとの間のマッピング情報と、を示す。また、第2デバイスは、位置情報に基づいて、ページング通知を第1デバイスに送信するようにされる。第2デバイスは、さらに、ページング通知に基づいて、ページング機会のセットにおける第1デバイスに関連するページング機会におけるページングメッセージを第1デバイスに送信する。
【0006】
第3の態様において、方法が提供される。本方法は、第1デバイスにおいて、第2デバイスから、ページング通知の構成を受信することであって、構成が、ページング通知をモニタリングするための位置情報、および、ページング通知と少なくとも1つのページングフレームにおけるページング機会のセットとの間のマッピング情報を示す、受信することと、位置情報に基づいて、第2デバイスからページング通知を受信することと、マッピング情報に基づいて、ページング機会のセットから第1デバイスに関連するページング機会を決定することと、第1デバイスに関連する決定されたページング機会におけるページングメッセージをモニタリングすることと、を含む。
【0007】
第4の態様において、方法が提供される。本方法は、第2デバイスにおいて、第1デバイスに、ページング通知の構成を送信することであって、構成は、ページング通知をモニタリングするための位置情報、および、ページング通知と少なくとも1つのページングフレームにおけるページング機会のセットの間のマッピング情報を示す、送信することと、位置情報に基づいて、第1デバイスにページング通知を送信することと、ページング通知に基づいて、ページング機会のセットにおける第1デバイスに関連するページング機会におけるページングメッセージを第1デバイスに送信することと、を含む。
【0008】
第5の態様において、装置が提供される。本装置は、第1デバイスにおいて、第2デバイスから、ページング通知の構成を受信するための手段であって、ページング通知をモニタリングするための位置情報、および、ページング通知と少なくとも1つのページングフレームにおけるページング機会のセットの間のマッピング情報を示す構成を受信するための手段と、位置情報に基づいて第2デバイスからページング通知を受信するための手段と、第1デバイスに関連するページング機会を決定するための手段と、第1デバイスに関連する決定されたページング機会におけるページングメッセージをモニタリングするための手段と、を備える。
【0009】
第6の態様では、装置が提供される。本装置は、第2デバイスにおいて、第1デバイスに、ページング通知の構成を送信するための手段であって、構成は、ページング通知をモニタリングするための位置情報、およびページング通知と少なくとも1つのページングフレーム内のページング機会のセットとの間のマッピング情報を示す、送信するための手段と、位置情報に基づいて、第1デバイスにページング通知を送信するための手段と、ページング通知に基づいて、ページング機会のセットにおける第1デバイスに関連するページング機会におけるページングメッセージを第1デバイスに送信するための手段とを備える。
【0010】
第7の態様において、コンピュータ可読媒体が提供される。このコンピュータ可読媒体は、少なくとも上記第3および第4の態様のいずれか1つによる方法を装置に実行させるためのプログラム命令を含む。
【0011】
本概要は、本開示の実施形態の重要な特徴または本質的な特徴を特定することを意図したものではなく、本開示の範囲を限定するために使用することを意図したものでもないことを理解されたい。本開示の他の特徴は、以下の説明を通じて容易に理解できるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0012】
次に、いくつかの例示的な実施形態について、図面を参照して説明する。
【
図1】
図1は、本開示の例示的な実施形態が実装され得る例示的な通信環境を示す。
【
図2】
図2は、本開示のいくつかの例示的な実施形態によるページングのためのシグナリングフローを示す。
【
図3】
図3は、本開示のいくつかの例示的な実施形態によるページング通知の様々なグルーピングレイヤの概略図を示す。
【
図4A】
図4Aは、本開示のいくつかの例示的な実施形態によるグルーピングビットフォーマットの概略図を示す。
【
図4B】
図4Bは、本開示のいくつかの例示的な実施形態によるグルーピングビットフォーマットの概略図を示す。
【
図5】
図5は、本開示のいくつかの例示的な実施形態による、第1装置で実施される方法のフローチャートを示す図である。
【
図6】
図6は、本開示のいくつかの他の例示的な実施形態による、第2装置で実施される方法のフローチャートを示す。
【
図7】
図7は、本開示の例示的な実施形態を実施するのに適した装置の簡略化されたブロック図を示す。
【
図8】
図8は、本開示のいくつかの例示的な実施形態による例示的なコンピュータ可読媒体のブロック図を示す。 図面全体を通して、同一または類似の参照数字は、同一または類似の要素を表す。
【発明を実施するための形態】
【0013】
次に、本開示の原理について、いくつかの例示的な実施形態を参照して説明する。これらの実施形態は、例示を目的として記載されており、当業者が本開示を理解し実施するのに役立つものであって、本開示の範囲に関する限定を示唆するものではないことを理解されたい。本明細書に記載される実施形態は、以下に記載されるもの以外の様々な態様で実施され得る。
【0014】
以下の説明および特許請求の範囲において、特に定義しない限り、本明細書で使用される全ての技術用語および科学用語は、本開示が属する技術分野における通常の技術者によって一般的に理解されるのと同じ意味を有する。
【0015】
本開示における「一実施形態」、「ある実施形態」、「例示的な実施形態」等への言及は、記載の実施形態が、特定の特徴、構造、または特性を含み得ることを示すが、全ての実施形態が、特定の特徴、構造、または特性を含む必要はない。さらに、このような表現は、必ずしも同じ実施形態を指すものではない。さらに、特定の特徴、構造、または特性が、ある実施形態に関連して記載されている場合、明示的に記載されているか否かにかかわらず、他の実施形態に関連して、そのような特徴、構造、または特性に影響を及ぼすことは当業者の知識の範囲内であることを付言する。
【0016】
本明細書において、様々な要素を説明するために「第1」および「第2」などの用語を使用することがあるが、これらの要素はこれらの用語によって限定されるべきではないことを理解されたい。これらの用語は、1つの要素を他の要素から区別するためにのみ使用される。例えば、例示的な実施形態の範囲から逸脱することなく、第1要素は第2要素と称することができ、同様に、第2要素は第1要素と称することができる。本明細書で使用される場合、用語「および/または」は、列挙された用語の1つまたは複数の任意のおよび全ての組み合わせを含む。
【0017】
本明細書で使用される用語は、特定の実施形態を説明するためだけのものであり、例示的な実施形態を限定することを意図するものではない。本明細書で使用される場合、単数形「a」、「an」、及び「the」は、文脈上、明らかにそうでないことが示されない限り、複数形も含むことが意図される。本明細書で使用される場合、用語「comprises」、「comprising」、「has」、「having」、「includes」、および/または「including」は、記載された特徴、要素、および/または構成要素等の存在を特定するが、1つまたは複数の他の特徴、要素、構成要素、および/または、それらの組み合わせの存在または追加を排除するものではないことがさらに理解されるであろう。
【0018】
本出願で使用される場合、「回路」という用語は、以下のうちの1つ以上または全てを指す場合がある。
(a)ハードウェアのみの回路実装(アナログ回路および/またはデジタル回路のみの実装など)、および、
(b)ハードウェア回路とソフトウェアとの組み合わせ、例えば(該当する場合)、
(i)アナログおよび/またはデジタルハードウェア回路とソフトウェア/ファームウェアとの組み合わせ、および、
(ii)協働して、携帯電話やサーバなどの装置に、様々な機能を実行させる、ソフトウェア(デジタルシグナルプロセッサを含む)を有するハードウェアプロセッサ(複数可)の部分、ソフトウェア、およびメモリ(複数可)、および、
(c)マイクロプロセッサ(複数可)またはマイクロプロセッサ(複数可)の一部などのハードウェア回路(複数可)および/またはプロセッサ(複数可)であって、動作のためにソフトウェア(例えば、ファームウェア)を必要とするが、動作に必要でないときにはソフトウェアが存在しない場合があるもの。
【0019】
回路のこの定義は、あらゆる特許請求の範囲を含む、本願におけるこの用語の全ての使用に適用される。さらなる例として、本願で使用される場合、回路という用語は、単にハードウェア回路もしくはプロセッサ(または複数のプロセッサ)またはハードウェア回路もしくはプロセッサの一部、および、それ(または、それら)に付随するソフトウェアおよび/またはファームウェアの実装も対象とする。また、回路という用語は、例えば、また、特定の請求項の要素に適用可能であれば、携帯機器用のベースバンド集積回路もしくはプロセッサ集積回路、またはサーバ、セルラーネットワーク機器、もしくは他のコンピューティング装置もしくはネットワーク機器における同様の集積回路も対象とする。
【0020】
本明細書で使用する場合、「通信ネットワーク」という用語は、新無線(NR)、ロングタームエボリューション(LTE)、LTE-アドバンスト(LTE-A)、広帯域符号分割多元接続(WCDMA(登録商標))、高速パケットアクセス(HSPA)、狭帯域モノのインターネット(NB-IoT)などの任意の適切な通信規格に従うネットワークを指す。さらに、通信ネットワークにおける端末機器とネットワーク機器との間の通信は、第1世代(1G)、第2世代(2G)、2.5G、2.75G、第3世代(3G)、第4世代(4G)、4.5G、第5世代(5G)通信プロトコル、および/または現在知られているもしくは将来開発される任意の他のプロトコルを含むがこれらに限定されない、任意の適切な世代の通信プロトコルに従って実行されてもよい。本開示の実施形態は、様々な通信システムに適用することができる。通信の急速な発展を考慮すると、もちろん、本開示が具現化され得る将来型の通信技術およびシステムも存在するであろう。本開示の範囲を前述のシステムのみに限定するものと見なすべきではない。
【0021】
本明細書で使用される場合、「ネットワーク機器」という用語は、端末機器がネットワークにアクセスし、そこからサービスを受信する通信ネットワーク内のノードを指す。ネットワーク機器は、基地局(BS)またはアクセスポイント(AP)、例えば、ノードB(NodeBまたはNB)、進化型NodeB(eNodeBまたはeNB)、NR NB(gNBとも呼ばれる)、リモート無線ユニット(RRU)、無線ヘッダ(RH)、リモート無線ヘッド(RRH)、リレー、統合およびアクセスバックホール(IAB)ノード、フェムト、ピコなどの低電力ノード、衛星ネットワーク機器、低軌道(LEO)衛星、静止軌道(GEO)衛星などの非地上ネットワーク(NTN)または非地上ネットワーク機器、航空機ネットワーク機器などを指すことがあり、適用される用語や技術によって異なる。「端末機器」という用語は、無線通信が可能な、あらゆる端末機器を指す。以下の説明では、「端末機器」、「端末」、「ユーザ機器」および「UE」という用語は、互換的に使用される場合がある。
【0022】
上述したように、ページングメッセージをどのように適切にモニタリングするかが非常に重要である。3GPP(登録商標)では、UEの省電力に関する研究が行われている。RRCインアクティブ/アイドル状態の間、UEはページングを定期的にモニタリングする必要がある。これは、ネットワークで定義されたページング周期(即ち、RRCインアクティブ/アイドル状態のUEのインアクティブ/アイドルDRX周期)に従って行われる。UEとネットワークでは、UE識別子に基づいて適切なページング機会(PO)を決定するためのルールが予め知られている。ページングのためのUE識別子は5G-無線アクセスネットワーク(RAN)内で既知であるため、5G-RAN内でPOを決定して、トラッキングエリア内のコアネットワーク(CN)レベルのページングと、RAN通知エリア(RNA)内のRANレベルのページングを有効にすることができる。後者はRRCインアクティブUEにのみ固有のものである。しかしながら、ページングをモニタリングする前に、UEはサービングセルとのトラッキングおよび時間-周波数のダウンリンク同期を実行する必要があり、これは現在、同期信号ブロック(SSB)に基づいている。即ち、UEはページング機会(PO)のかなり前に起動し、PDSCHのページングレコードを最終的にデコードできるように、POの前に一定数のSSBバーストを読み込んでネットワークとの時間周波数同期を確保する必要がある。必要なSSBの数はUEのSINRによって異なり、またUEのベンダによっても異なる場合がある。SINRの低いUEでは、少なくとも特定のUEベンダ/モデルでは最大3個のSSBバーストが必要になることが予想されるが、SINRの良好なUEでは1個のSSBバーストしか必要ない場合もある。POの前にUEが起動する時間が早ければ早いほど、消費電力が増えることは明らかである。さらに、ほとんどの場合、UEはページングを行わないため、ページング周期の大部分ではこのような準備は不要である。
【0023】
ページングのための不必要な電力消費のさらなる原因は、通常、多くのUEが同じPOを共有し(即ち、同じページングDCIを読み出し)、PO内のほとんどのUEがページングレコード内でページング用のUE識別子を見つけられないため、「偽ページングアラーム」率が高くなり得るという事実に起因する。
【0024】
上記の問題に取り組むために、いくつかの提案が議論されてきた。主なメカニズムは、ページングの早期通知(PEI)とも呼ばれることがある、POの前にページングの存在を通知することを可能にする早期ページング通知(EPI)、およびPO内の特定のUEサブグループに対するページングの存在を通知することを可能にするPOによるUEサブグループ化(UE subgrouping with the PO)である。
【0025】
DCIベースの早期ページング通知(EPI)は、RRCインアクティブ/アイドルモードのUEに対して、ビーム掃引方式(即ち、システム情報に示された全ての送信ビームを介して送信される)で、高いアグリゲーションレベル(AL)(例えば、AL16)で提供され、セルエッジでの受信を確実に成功させる必要がある。これはPDCCHの容量にコストがかかり、特にPDCCHの容量が乏しいシナリオ/構成では困難である場合がある。
【0026】
さらに、セルにおいてページング負荷が増大し、ページング周期のページングフレーム(PF)に対応する同じPOにおいて全てのUEをページングすることが不可能である場合、各PFにおいて複数のPOを構成することができる。そして、UEは、そのUE識別子に基づいて、これらのPOに均等に分配され得る。PF毎のPOの数は、NRのパラメータnsに基づくシステム情報を介して設定可能であり、nsはページングフレーム毎のページング機会の数である。
【0027】
現在、EPIの詳細は規定されておらず、EPIがPO固有であるか否かは3GPP(登録商標)で議論されていない。PO固有のEPIの場合、ネットワークはPF内のPOの数だけEPI信号を送信する必要があるため、EPIに必要なPDCCH容量が増加する。
【0028】
「ウェイクアップ信号(WUS)」と呼ばれる技術が提案されており、データトラフィックに応じてUEのPDCCHモニタリング動作を動的に制御する。省電力信号は、UEがDRXのオン時間内に後続のモニタリング機会をスキップするか否かを示すことができる。これにより、UEは、UEがターゲットとするデータがある場合にのみ、PDCCHをモニタリングするために起動する。
【0029】
このような問題の少なくとも一部を解決するために、ページング通知に関する解決策が提案されている。本開示の実施形態によれば、第1デバイスは、第2デバイスからページング通知の構成を受信する。構成は、ページング通知をモニタリングする方法と、ページング通知とページング機会のセットとの間のマッピングと、を示す。第1デバイスは、第1デバイスに関連するページング機会におけるページングメッセージをモニタリングする。このようにして、待ち時間を短縮し、第1デバイスの電力を節約することができる。さらに、ページングのためのシグナリングも節約できる。
【0030】
図1は、本開示の実施形態が実装され得る通信環境100の概略図を示す。通信ネットワークの一部である通信環境100は、デバイス110-1、デバイス110-2、・・・、デバイス110-Nを備え、これらは集合的に、「第1デバイス110」と呼ぶことができる。通信環境100は、第2デバイス120を備える。
【0031】
通信環境100は、任意の適切な数のデバイスおよびセルを備えてよい。通信環境100において、第1デバイス110および第2デバイス120は、互いにデータおよび制御情報を通信することができる。第1デバイス110が端末機器であり、第2デバイス120がネットワーク機器である場合、第2デバイス120から第1デバイス110へのリンクはダウンリンク(DL)と呼ばれ、第1デバイス110から第2デバイス120へのリンクはアップリンク(UL)と呼ばれる。第2デバイス120と第1デバイス110は交換可能である。
【0032】
図1に示された第1デバイスおよびセルの数、ならびに、それらの接続は、いかなる制限も示唆することなく、説明の目的で示されていることを理解されたい。通信環境100は、本開示の実施形態を実施するために適合された任意の適切な数のデバイスおよびネットワークを含み得る。
【0033】
通信環境100における通信は、第1世代(1G)、第2世代(2G)、第3世代(3G)、第4世代(4G)、および、第5世代(5G)等のセルラー通信プロトコル、電気電子学会(IEEE)802.11等の無線ローカルネットワーク通信プロトコル、および/または、現在知られている、または将来開発される他のプロトコルを含むが、これらに限定されない、任意の適切な通信プロトコル(複数可)に従って実施することができる。さらに、通信は、以下に限定されないが、適切な無線通信技術を利用することができる。符号分割多元接続(CDMA)、周波数分割多元接続(FDMA)、時分割多元接続(TDMA)、周波数分割複信(FDD)、時分割複信(TDD)、多入力多出力(MIMO)、直交周波数分割多元接続(OFDM)、離散フーリエ変換拡散OFDM(DFT-s-OFDM)、および/または、現在知られているまたは将来開発される任意の他の技術であるが、これらに限定されない。
【0034】
本開示の例示的な実施形態について、添付の図面を参照して、以下に詳細に説明する。ここで、本開示の例示的な実施形態によるページングのためのシグナリングフロー200を示す
図2を参照する。議論の目的のために、シグナリングフロー200は、
図1を参照して説明される。図示の目的のためにのみ、シグナリングフロー200は、第1デバイス110-1および第2デバイス120を含んでよい。
【0035】
第2デバイス120は、ページング構成情報を第1デバイスに送信してよい(2005)。いくつかの実施形態において、ページング構成情報は、ページングフレームあたりのページング機会の数を示してよい。例えば、ページングフレームあたりのページング機会の数は、1、2または4に設定されてもよい。また、ページング構成情報は、ページング周期を示してもよい。ページング構成情報は、ページングデバイスに関連する任意の適切な情報を含んでもよいことに留意すべきである。いくつかの実施形態では、ページング構成情報はシステム情報において送信されてもよい。
【0036】
第2デバイス120は、ページング通知の構成を第1デバイス110-1に送信する(2010)。いくつかの実施形態では、ページング通知はPF固有であってもよい。例えば、PFは、様々な端末機器のための複数のページング機会を含んでいてもよく、ページング通知は、PFの1つまたは複数のページング機会のためのものであってもよい。いくつかの実施形態において、ページング通知は、PFの全てのページング機会に対するものであってもよい。あるいは、ページング通知は、複数のPFに関連していてもよい。いくつかの実施形態において、構成はシステム情報において送信されてもよい。あるいは、構成はダウンリンク制御情報において送信されてもよい。他の実施形態において、構成はRRCシグナリングにおいて送信されてもよい。このようにして、シグナリングオーバーヘッドを低減することができ、ページング通知の送信に必要な物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)容量も低減することができる。
【0037】
構成は、ページング通知と、少なくとも1つのPFにおけるページング機会のセットとの間のマッピング情報を示すことができる。ページング機会のセットには、任意の適切な数のページング機会が存在し得ることに留意すべきである。例えば、ページング機会のセットには、1つのページング機会が存在し得る。あるいは、ページング機会のセットには、複数のページング機会が存在し得る。いくつかの実施形態において、構成は、ページング通知が、例えば、特定のPFに関連する、1つ以上のPOに対する通知を含んでよいことを示すことができる。あるいは、構成は、ページング通知が1つ以上のページングフレームとの関連性を含んで構成されることを示すことができる。例示的な実施形態において、第2デバイス120は、時間枠内の多数のPFへのページング通知の関連性を構成してもよい。更なる一例では、ページング通知は、ページングフレーム内のPOの特定のサブセット(例えば、サブセット)を指し示す、または、示してよい。ページング通知によって通知され得る数または特定のPOは、ネットワークによって構成され得る。
【0038】
構成は、ページング通知をモニタリングするための位置情報およびスクランブル情報を示すことができる。いくつかの実施形態において、構成は、ページング通知の時間および周波数の位置を示すことができる。例えば、ページング通知の候補位置が複数ある場合、構成は、ページング通知をモニタリングするための複数の時間および周波数の位置を含んでよい。あるいは、または、それに加えて、構成は、ページング通知に関連するスクランブル情報を含んでよい。簡潔にするために、本明細書で使用される「位置情報」は、時間、周波数の位置(複数可)、およびスクランブル情報を含んでよい。
【0039】
第1デバイス110-1は、位置情報に基づいて、ページング通知をモニタリングしてよい(2015)。第2デバイス120は、ページング通知を生成する(2020)。
図2に示されるモニタリングする順序(2015)および生成する順序(2020)は、限定ではなく例示に過ぎないことに留意されたい。いくつかの実施形態において、PFのページング通知に対するマッピングは、明示的に(例えば、SSB IDのような構成インデックスを介して)行われてもよいし、所与のページング通知にマッピングされたPF(複数可)の数を計算する構成の順序で論理的に行われてもよい。
【0040】
いくつかの実施形態において、第1デバイス110-1は、PFの開始前の時間オフセットにおいてページング通知をモニタリングするように構成されてよい。あるいは、第1デバイス110-1は、PFの開始前の時間ウィンドウにおいてページング通知をモニタリングするように構成されてもよい。他の実施形態において、第1デバイス110-1は、実際に送信されたSSBにマッピングされる同期信号(SS)ベースのモニタリング機会(複数可)をモニタリングするように構成されてもよい。
【0041】
いくつかの実施形態において、第1デバイス110-1は、位置情報に基づいて、位置情報から、少なくとも1つのページングフレームの開始時間前の時間オフセット(「第1時間オフセット」と称される)を決定してよい。第1デバイス110-1は、第1時間オフセットに基づいてページング通知をモニタリング/受信してもよい。例えば、第1デバイス110-1は、関連するPFの前に設定可能な時間オフセットを有するページング通知を受信してもよい。いくつかの実施形態において、ページング通知に関連する複数のページングフレームが存在する場合、第1時間オフセットは、第1デバイス110-1に関連する第1PFの開始時間に従って決定されてもよい。さらに、第1時間オフセットは、第1デバイス110-1に関連していない第1PFの開始時間に従って決定されてもよい。第1デバイスは、位置情報に基づいて、第1デバイス110-1に関連していない第1PFを決定することができる。さらに、または、代替的に、PF内の複数のPOをターゲットとするPF固有のページング通知が、PFの前の第1時間オフセットで受信されてもよい。そのようなオフセットは、ページングフレームオフセット(例えば、パラメータPF_offsetおよびパラメータnAndPagingFrameOffsetに対応する)を考慮してもよい。いくつかの実施形態において、第1デバイス110-1は、どのPF(複数可)が第1デバイス110-1に関連しているかを示され得る。
【0042】
いくつかの実施形態において、第1デバイス110-1は、ページング機会のセットにおける第1ページング機会に関連する最初のPDCCHモニタリング機会を決定することができる。いくつかの実施形態において、第1ページング機会は第1デバイス110-1に関連し得る。あるいは、第1ページング機会は第1デバイス110-1に関連していない場合があり、第1デバイスは位置情報に基づいて第1ページング機会を決定することができる。他の実施形態において、第1デバイス110-1は、位置情報に基づいて、最初のPDCCHモニタリング機会の前の時間オフセット(「第2時間オフセット」と称される)を決定することができる。第1デバイス110-1は、第2時間オフセットに基づいて、ページング通知をモニタリング/受信することができる。例えば、PFにおける複数のPOをターゲットとするPF固有のページング通知は、PFにおける第1POに関連する最初のPDCCHモニタリング機会の前に、第2時間オフセットで送信され得る。いくつかの実施形態において、第1デバイス110-1は、どのPF(複数可)および/またはPO(複数可)が第1デバイス110-1に関連しているかを示され得る。さらに、第1デバイス110-1は、どのPDCCHモニタリング機会(複数可)が第1デバイス110-1に関連しているかを示され得る。
【0043】
いくつかの実施形態において、第1デバイス110-1は、位置情報に基づいて、ページング機会のセットにおける第1ページング機会の前の時間オフセット(「第3時間オフセット」と称される)を決定してよい。第1デバイス110-1は、第3時間オフセットに基づいて、ページング通知をモニタリング/受信してもよい。例えば、ページング通知は、関連するPFの第1POの前に、第3時間オフセットで(または、第3時間オフセットを開始するウィンドウで)受信されるように構成されてもよい。また、第3時間オフセットは、例えば、PFにおける1つ以上のPOがページング通知送信と関連していない例では、PFにおける任意のPOに関して構成することもできる。
【0044】
あるいは、第1デバイス110-1は、位置情報に基づいて、タイマーウィンドウの開始時刻と少なくとも1つのページングフレームの開始時刻との間の時間オフセットを決定してもよい。第1デバイス110-1は、また、時間ウィンドウの長さを決定してもよい。第1デバイス110-1は、時間ウィンドウの間、ページング通知をモニタリング/受信してもよい。例えば、ページング通知は、ページング通知のための1つ以上の候補時間/周波数位置を含む時間ウィンドウにおいて送信されてもよい(および/または、第1デバイス110-1はページング通知を受信するように構成されてもよい)。時間ウィンドウは、第1の関連するPFに対して第4時間オフセットで開始するように構成されてもよい。時間ウィンドウの長さは、第2デバイス120によって構成されてもよい。
【0045】
他の実施形態では、第1デバイス110-1は、位置情報に基づいて、SSBとの関連性を決定してもよい。第1デバイス110-1は、SSBに基づいてページング通知をモニタリング/受信してもよい。例えば、いくつかの実施形態において、ページング通知は、関連するPFの最小時間オフセット前に送信された、実際に送信された最後のSSBと同じ位置にあってもよい。あるいは、ページング通知は、PFの前のSSB、即ち、PFの開始からネットワークで指定されたオフセットに位置するSSBと多重化(FDMまたはTDM)することができる。関連性は、ページング通知コンテンツ、またはページング通知を搬送するトランスポートブロックと、対応するPFとの間で構成することができる(例えば、ページング通知を搬送するトランスポートブロックの巡回冗長検査(CRC)をスクランブルする無線ネットワーク一時識別子(RNTI)、またはページング通知モニタリング用のサーチスペースとの間で関連性を確立することができる)。
【0046】
いくつかの実施形態では、SSB周期が長く(例えば、40ms、80ms、160ms)、したがって、複数のPFが2つのSSBバーストの間に発生する場合、1つのPFにつき1つのページング通知が存在し得る。そして、バースト内の第1PFに対応する第1ページング通知は、SSB(例えば、4スロットをカバーするビーム掃引)の後に、(時間的に)最初に配置され、次に、第2PFに対応する第2ページング通知が、次の4スロット内に配置されるなどとすることができる。
【0047】
さらに、第1デバイス110-1は、位置情報に基づいて、ページング通知のサーチスペースを決定してもよい。第1デバイス110-1は、サーチスペースにおいてページング通知をモニタリング/受信してもよい。例えば、ページング通知は、それ自身の特定のサーチスペース構成で構成されてもよい。構成は、EPIモニタリングウィンドウがアクティブであるときにアクティブであってもよいし、EPIモニタリングが直接SS構成に基づいて決定されてもよい。さらなる例では、EPIサーチスペースの周期はPF周期と一致するように構成されてもよい。
【0048】
第2デバイス120は、ページング通知を送信する(2025)。例えば、ページング通知は、ダウンリンク制御情報(DCI)において送信することができる。一実施形態の例において、位置情報は、例えば、ブロードキャストメッセージによって、上位レイヤによってUEに送信され得る。第1デバイス110-1は、上位レイヤによって(DCIベースの場合の)サーチスペースセット構成を通知され得る。実際に送信されたSSBへのSSベースのモニタリング機会のマッピングは、ページングおよび/またはSIメッセージの場合と同様に行われ得る。
【0049】
いくつかの実施形態では、そのようなページング通知によってターゲットとされるPOは、PFに含まれていてもよい。あるいは、POは、PFよりも後の無線フレームに配置されてもよい。これは、ページング通知の内容と対応するPFとの間に明確な関連性があるために可能となる。本明細書で使用される「PO」という用語は、PDCCHモニタリング機会のセットを意味し、複数のタイムスロットを含むことができる。この結果、POがPFに完全に含まれているか否かに関わらず、ページング通知とPFに対応するPOとの間に明確な関連性が生じる。これは本質的に、ページング通知が送信されるSSBとPFの間には、POが複数のSSBにまたがっているか、またはいくつかのPFが1つのSSB周期の間にあるか否かに関わらず、明確な関連性があることを意味する。あるいは、NRにおいては、POが含まれる必要のある指定された物理的なページングフレーム(即ち、無線フレーム)は存在しないが、POが関連するPFによって示される無線フレームは、タイミングを確立するために使用され、POの論理的な基準でもある。
【0050】
第1デバイス110-1は、第1デバイス110-1に関連するページング機会を決定する(2030)。第1デバイス110-1は、ページング機会におけるページングメッセージをモニタリングする(2035)。あるいは、第1デバイス110-1は、次のページング通知までページングメッセージをモニタリングしない場合もある。換言すれば、第1デバイス110-1は、ページング通知に基づいてページングメッセージのモニタリングをスキップしてもよい。例えば、ページング通知が第1デバイス110-1に関連するPO(複数可)を含んでいない場合、第1デバイス110-1はページングメッセージのモニタリングをスキップしてもよい。代替的に、または、追加的に、ページング通知が第1デバイス110-1に関連するPF(複数可)を含んでいない場合、第1デバイス110-1はページングメッセージのモニタリングをスキップしてもよい。他の実施形態において、ページング通知が第1デバイスに関連するデバイスのグループを含んでいない場合、第1デバイス110-1はページングメッセージのモニタリングをスキップしてもよい。ページングメッセージは、任意の適切なページングメッセージであり得る。本開示の実施形態は、この態様に限定されない。このようにして、第1デバイスにおける待ち時間を短縮し、電力を節約することができる。さらに、ページングのためのシグナリングも節約できる。このようにして、第1デバイスにおける電力を節約することができる。さらに、ページングのためのシグナリングも節約できる。
【0051】
いくつかの実施形態においては、ページング通知は、ページング通知がどのPO(複数可)およびPO内のどのUEサブグループ(複数可)をターゲットとしているかを示す「グルーピングビット」情報要素(IE)を含み得る。いくつかの実施形態において、グルーピングビットはPO固有である可能性がある。あるいは、グルーピングビットは、ページング通知で示される全てのPOに対して共通であり得る。これらのグルーピングビットは、少なくともPFにおけるPOの総数およびページング通知の構成に基づいて割り当てられてもよい。いくつかの実施形態において、第1デバイス110-1がダウンリンク制御情報においてページング通知を受信する場合、第1デバイス110-1は、ダウンリンク制御情報が、ページング機会に特有である無線ネットワーク一時識別子を用いてスクランブルされていると決定してもよい。第1デバイス110-1は、ページング機会におけるページングメッセージをモニタリングしてもよい。この例では、ページング通知を搬送されたDCIは、ページングがどのPOに対して通知されているかを示す(PF内の)PO固有のRNTIでスクランブルされてもよい。ページング通知は、Nグルーピングビットをさらに含んでいてもよい。
【0052】
いくつかの実施形態において、第1デバイス110-1は、ページング通知からビットマップを取得してもよい。ビットマップは、マッピング情報に基づいてページング機会にマッピングされてもよい。例えば、グルーピングビットは、ビットマップを用いて特定のPOを示してよい。一例として、PF内に4つのPOが構成される場合、各ビットが特定のPOを示す4つのビットが使用されてもよい。各POに対して、そのPOのUEをさらにサブグループ化するためのグルーピングビットが、0個、1個、または複数個存在してもよい。例えば、PFが4つのPOを含む場合、2つだけがEPIに関連するなど、特定のPOまたは複数のPOを示すことが可能であり得る。他の実施形態において、ビットマップは、マッピング情報に基づいて少なくとも1つのページングフレームにマッピングされてもよい。代替的または追加的に、グルーピングビットはUEサブグループ情報を示してもよい。
【0053】
いくつかの実施形態において、ビットマップは、マッピング情報に基づいてページング機会のサブセットにマッピングされてもよい。例えば、サブグループ構成は、マップ内の各ビットが特定のグループを示すビットマップの形態であってもよい。例えば、3つのサブグループのグループが示される場合、3つのビットが使用され、全てのサブグループが個別に示され得る。ビットマップを使用してサブグループが示される場合、全てのビットは値(例えば、=0)に設定され、サブグループに対するページングがないことを暗黙的に示し、現在のPOではモニタリングが不要であることを示す。従って、PO表示は個別に必要でない場合がある。
【0054】
他の実施形態において、サブグループ構成は、ビットの組み合わせがサブグループのID(値)を示すビットを含んでもよい。例えば、3ビットを使用して、8つの異なるグループ値を示すことができる。
【0055】
他の実施形態において、グルーピングビットは、特定のグルーピングビットが特定のPOに関連し、IDビットの特定のビット値が、POにおいてグループが通知されていないことを示すために予約されるサブグループIDを含んでよい。
図3に示すように、ページング通知310はNビットを含んでよく、2つのページングフレーム320-1および320-2に関連してよい。ページングフレーム320-1は、ページング機会330-1および330-2を含んでよい。ページング機会330-1は、2つのサブグループ340-1および340-2を含んでよい。各サブグループは、少なくとも1つのUEを含んでよい。ページング通知310の構成は、ページング機会330-1がサブグループおよび関連するグルーピングビットを利用する可能性がある一方、ページング機会330-2が利用しない可能性があることを示してもよい。
【0056】
さらなる実施形態において、ページング通知は、全てのサブグループIDが示されることを意味するサブグループビットの特定のID値を示してよい。ページング通知は、上記の任意の組み合わせを含んでよく、即ち、PO固有ビットの後にサブグループIDビットが続いてもよいし、ページング通知がサブグループIDビットのみを含んでもよい。後者の場合、PO固有表示は、RNTIまたはサブグループ特定ビットのID値の形式であってもよい。
【0057】
1つの実装オプションにおいては、POビットの数およびサブグループIDビットの数を構成することができる。PO毎に同じ数のサブグループが存在し、PFにおける全てのPOがページング通知によってターゲットとされるいくつかの実施形態において、ページング通知に存在する「グルーピングビット」の一部は、(PFにおけるPOのセット内の)各POおよび所与のPO内のUEサブグループに関連してもよい。この場合、ビットマップは、マッピング情報に基づいて、1つまたは複数のデバイスのグループにマッピングされてもよい。第1デバイス110-1がデバイスの1つまたは複数のグループのいずれかに属する場合、第1デバイス110-1は、ページング機会におけるページングメッセージをモニタリングしてもよい。
【0058】
例示的な実施形態において、「グルーピングビット」IEは、nのビットフィールドサイズであり、サイズnは、EPI構成の一部としてSIB/RRCを介して第1デバイス110-1に構成されるか、またはページング通知のためのDCIフォーマットに対して予め定義される。あるいは、サイズnは、ページング通知において通知されるように構成されたPOの数に依存し得る。PO毎のUEサブグループの数は、その後、SIBを介して第1デバイス110-1に提供される、「n」として表されるビットフィールドサイズ、および、「ns」()として表される1つのPFにおけるPOの数に基づいてUEが導出する動的割り当て(dynamic assignment)であってよい。第1デバイス110-1は、nおよびnsに基づいて、POあたりのUEサブグループビット数を以下のように導出してもよい。
PO毎のUEサブグルーピングビットの数=n(ビット)/ns (1)
あるいは、
ns>1の場合、PO毎のUEサブグルーピングビット数=(n-ns)/ns
ns=1の場合、PO毎のUEサブグルーピングビット数=ns (2)
あるいは、
PO毎のUEサブグルーピングビット数=(n-ns)/ページングされたPOの数 (3)
【0059】
PO固有ビットは、第1デバイス110-1がそのPOのビットマップを読み取るべきか否かを示すことができる。あるいは、PO固有ビットは、サブグループに含まれないUEがPOを読み取るべきか否かを示すことができる。各POに対して、関連するPOにおいていずれかのUEがページングされているか否かをサブグループ毎に示すn/nsビットのビットマップを有するn/ns個のサブグループが存在する。例えば、全てのグルーピングビットが0を示す場合、POにおけるUEがページングされていないことを意味し、そのサブグループにおけるUEは、そのPOのページングメッセージをモニタリングする必要がない。あるいは、POにおけるいずれかのUEがページングされているか否かはnsビットで示され、各PO内のいずれかのUEのサブグループがページングされているか否かは個別のビットで示される。あるいは、サブグルーピングのためのビットは、UEがページングされていると示されたPO(複数可)のみに割り当てられる。例えば、1つのPOだけがページングされたものとして示される場合、全てのサブグルーピングのビットは、そのPOのためのものとして解釈され得る。あるいは、どのPOがページングされているかを示すnsビットビットマップと、通知されたPOに対してどのサブグループがページングされているかを示す別の共通グループングビットマップ(n-nsビット)があってもよい。
【0060】
PO毎に1つのサブグループのみをEPI毎に示すことができる例
【0061】
nが3(または、4)であり、nsが1(即ち、PF毎に1つのPO)である場合、PO毎のUEサブグループのビット数は3(または、4)ビットであり、PO毎のUEサブグループの数は8(または、16)である。nが6であり、nsが2(即ち、PF毎に2つのPO)である場合、PO毎のUEサブグループのビット数は3ビットであり、PO毎のUEサブグループの数は8である。nが12(または、16)であり、nsが4(即ち、PF毎に4つのPO)である場合、PO毎のUEサブグループのビット数は3(または、4)ビットであり、PO毎のUEサブグループの数は8(または、16)である。
【0062】
PO毎に任意の数のサブグループをEPI毎に示すことができる例
【0063】
nが16ビットであり、nsが1である場合(即ち、1つのPF毎に1つのPO)、PO通知のためにビットが必要ないため、PO毎のUEサブグループのビット数は16ビットである。nが16ビットであり、nsが2(すなわち、PF毎に2つのPO)である場合、PO毎に7つのサブグループをサポートできるPO通知には1ビットが必要であるため、PO毎のUEサブグループのビット数は(16-2)/2=7ビットとなる。あるいは、POは暗黙的に示され、PO毎のUEサブグループビット数は(16)/2=8ビットである。nが16ビットであり、nsが4(PF毎に4つのPO)である場合、PO毎に3つのサブグループをサポートできるPO通知には1ビットが必要であるため、PO毎のUEサブグループのビット数は(16-4)/4=3ビットである。あるいは、POは暗黙的に示され、PO毎のUEサブグループビット数は(16)/4=4ビットである。あるいは、PO毎に個別のビットマップを持つ代わりに、ページングされた全てのPOに対してサブグルーピングビットマップを共有することもできる。例えば、2つのPOのどれがページングされているかを示す2ビットと、ページングされたPO内の14のサブグループのどれがページングされているかを示す14ビットである。
【0064】
いくつかの実施形態において、PO毎に同じ数のサブグループではあるが、PF内の全てのPOがページング通知によってターゲットにされるわけではない場合、ページング通知は、PFにおける全てのPOに対するページングおよびサブグルーピングを示すと仮定することができる。しかしながら、ネットワークには、ページング通知がPFにおけるPOのサブセットのみを対象とする理由を有する場合がある。したがって、ページング通知におけるグルーピングビットは、ターゲットとなるPOのサブセットをフレキシブルに指し示すことを可能にすべきである。ページング通知におけるターゲットとなるPOの数およびインデックスは、ページング通知構成の一部として提供されてもよい。この場合、パラメータns(1つのPFにおけるPOの数)は、PFにおけるPOの設定されたターゲットサブセットに置き換えられてもよい。
図4Aに示すように、ページング周期は1.28秒とし、無線フレーム410-0、410-1、410-2、...、410-32などを含んでよい。図示の目的のためにのみ、無線フレーム410-32をページングフレームとみなすことができる。無線フレーム410-32は、サブフレーム/スロット420-0、420-1、420-2、420-3、420-4、420-5、420-6、420-7、420-8、420-9を含んでもよい。サブフレーム420-0は、UEの第1サブセットが第1ページング機会を共有する第1ページング機会であってもよい。サブフレーム420-3は、UEの第2サブセットが第2ページング機会を共有する第2ページング機会であってもよい。サブフレーム420-6は、UEの第3サブセットが第3ページング機会を共有する第3ページング機会であってもよい。サブフレーム420-9は、UEの第4サブセットが第4ページング契機を共有する第4ページング契機であってもよい。
図4Bに示されるように、各POがページング通知によってアドレス指定される状況において、サブグループビット430は第1POに関連してよく、サブグループビット440は第2POに関連してよく、サブグループビット450は第3POに関連してよく、サブグループビット460は第4POに関連してよい。
図4Bに示すように、PFにおける2つのPOのみがアドレス指定される別の状況では、サブグループビット470は第1POに関連し、サブグループビット48は第2POに関連してよい。
【0065】
PO毎に異なる数のサブグループ、およびPFにおけるPOの全て/サブセットがページング通知によってターゲットとされるいくつかの実施形態において、第1デバイス110-1は、(n/ns)グルーピングビットを、最後のPOを除く各POに割り当てることができ、その各POに対して第1デバイス110-1は残りのビットを割り当てる。
【0066】
いくつかの実施形態において、ページング通知内のPOの順序は維持されない場合がある。本実施例において、第2デバイス120は、ページング通知の構成の一部として、グルーピングビットにおいてPOの異なる順序を示してもよい。
【0067】
図5は、本開示のいくつかの例示的な実施形態に従って、第1デバイス110で実施される例示的な方法500のフローチャートを示す。議論のために、方法500について、第1デバイス110の観点から説明する。
【0068】
ブロック510において、第1デバイス110-1は、第2デバイス120からページング通知の構成を受信する。この構成は、ページング通知をモニタリングするための位置情報、およびページング通知と少なくとも1つのページングフレーム内のページング機会のセットとの間のマッピング情報を示す。
【0069】
ブロック520において、第1デバイス110-1は、位置情報に基づいて、第2デバイスからページング通知を受信する。いくつかの実施形態において、第1デバイス110-1は、位置情報から、少なくとも1つのページングフレームの開始時間前の第1時間オフセットを決定してもよい。第1デバイス110-1は、第1時間オフセットに基づいて、ページング通知を受信してもよい。
【0070】
他の実施形態において、第1デバイス110-1は、位置情報から、ページング機会のセットにおける第1ページング機会に関連する最初の物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)モニタリング機会の前の第2時間オフセットを決定し得る。第1デバイス110-1は、第2時間オフセットに基づいて、ページング通知を受信してもよい。
【0071】
いくつかの実施形態において、第1デバイス110-1は、位置情報から、ページング機会のセットにおける第1ページング機会の前の第3時間オフセットを決定してもよい。第1デバイス110-1は、第3時間オフセットに基づいてページング通知を受信してもよい。
【0072】
例示的な実施形態において、第1デバイス110-1は、位置情報から、時間ウィンドウの開始時刻と少なくとも1つのページングフレームの開始時刻との間の第4時間オフセット、および時間ウィンドウの長さを決定してよい。第1デバイス110-1は、時間ウィンドウの期間中に、ページング通知を受信してもよい。
【0073】
さらに別の実施形態では、第1デバイス110-1は、位置情報から、同期信号ブロックとの関連性を決定してもよい。第1デバイス110-1は、同期信号ブロックに基づいて、ページング通知を受信してもよい。
【0074】
他の実施形態において、第1デバイス110-1は、位置情報から、ページング通知のサーチスペースを決定してもよい。第1デバイス110-1は、サーチスペースにおいて、ページング通知を受信してもよい。
【0075】
ブロック530において、第1デバイス110-1は、マッピング情報に基づいて、ページング機会のセットから、第1デバイスに関連するページング機会を決定する。
【0076】
ブロック540において、第1デバイス110-1は、第1デバイスに関連する、決定されたページング機会におけるページングメッセージをモニタリングする。いくつかの実施形態において、第1デバイス110-1は、ダウンリンク制御情報がページング機会に固有である無線ネットワーク一時識別子でスクランブルされることを決定し、ページング機会におけるページングメッセージをモニタリングしてもよい。
【0077】
他の実施形態において、第1デバイス110-1は、ページング通知からビットマップを取得し、マッピング情報に基づいて、ビットマップをページング機会にマッピングしてもよい。第1デバイス110-1は、ページング機会におけるページングメッセージをモニタリングしてもよい。
【0078】
他の実施形態において、第1デバイス110-1は、ページング通知からビットマップを取得し、マッピング情報に基づいて、ビットマップを少なくとも1つのページングフレームにマッピングしてもよい。第1デバイス110-1は、少なくとも1つのページングフレームにおけるページングメッセージをモニタリングしてもよい。
【0079】
他の実施形態において、第1デバイス110-1は、ページング通知からビットマップを取得し、マッピング情報に基づいて、ビットマップをページング機会のサブセットにマッピングしてもよい。ページング機会がページング機会のサブセット内にある場合、第1デバイス110-1は、ページング機会におけるページングメッセージをモニタリングしてもよい。
【0080】
例示的な実施形態において、第1デバイス110-1は、ページング通知からビットマップを取得し、マッピング情報に基づいて、ビットマップをデバイスのグループにマッピングしてもよい。第1デバイスがデバイスのグループに属する場合、第1デバイス110-1は、ページング機会におけるページングメッセージをモニタリングしてもよい。
【0081】
いくつかの例示的な実施形態において、方法500のいずれかを実行することができる第1装置(例えば、第1デバイス110)は、方法300のそれぞれの動作を実行するための手段を備えてもよい。手段は、任意の適切な形態で実装されてよい。例えば、手段は、回路またはソフトウェアモジュールに実装されてもよい。第1装置は、第1デバイス110として実装されてもよいし、第1デバイス110に含まれてもよい。いくつかの例示的な実施形態において、手段は、少なくとも1つのプロセッサと、コンピュータプログラムコードを含む少なくとも1つのメモリと、を備えてもよい。少なくとも1つのメモリおよびコンピュータプログラムコードは、少なくとも1つのプロセッサと共に、装置の性能を発揮させるように構成される。
【0082】
いくつかの実施形態において、装置は、第1デバイスにおいて、かつ、第2デバイスから、ページング通知の構成を受信するための手段であって、ページング通知をモニタリングするための位置情報、および、ページング通知と少なくとも1つのページングフレームにおけるページング機会のセットとの間のマッピング情報を示す構成を受信するための手段と、位置情報に基づいて第2デバイスからページング通知を受信するための手段と、第1デバイスに関連するページング機会を決定するための手段と、第1デバイスに関連する決定されたページング機会におけるページングメッセージをモニタリングするための手段と、を備える。
【0083】
いくつかの実施形態において、ページング通知を受信するための手段は、位置情報から、少なくとも1つのページングフレームの開始時間前の第1時間オフセットを決定するための手段と、第1時間オフセットに基づいて、ページング通知を受信するための手段と、を備える。
【0084】
いくつかの実施形態において、ページング通知を受信するための手段は、位置情報から、ページング機会のセットにおける第1ページング機会に関連する最初の物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)モニタリング機会の前の第2時間オフセットを決定するための手段と、第2時間オフセットに基づいて、ページング通知を受信するための手段と、を備える。
【0085】
いくつかの実施形態において、ページング通知を受信するための手段は、位置情報から、ページング機会のセットにおける第1ページング機会の前の第3時間オフセットを決定するための手段と、第3時間オフセットに基づいて、ページング通知を受信するための手段と、を備える。
【0086】
いくつかの実施形態において、ページング通知を受信するための手段は、位置情報から、時間ウィンドウの開始時刻と少なくとも1つのページングフレームの開始時刻との間の第4時間オフセット、および、時間ウィンドウの長さを決定するための手段と、時間ウィンドウの期間中にページング通知を受信するための手段と、を備える。
【0087】
いくつかの実施形態において、ページング通知を受信するための手段は、位置情報から、同期信号ブロックとの関連性を決定するための手段と、同期信号ブロックに基づいて、ページング通知を受信するための手段と、を備える。
【0088】
いくつかの実施形態において、ページング通知を受信するための手段は、位置情報から、ページング通知のサーチスペースを決定するための手段と、サーチスペースにおいて、ページング通知を受信するための手段と、を備える。
【0089】
いくつかの実施形態において、構成は、システム情報またはダウンリンク制御情報において受信される。
【0090】
いくつかの実施形態において、ページング通知を受信するための手段は、ダウンリンク制御情報におけるページング通知を受信するための手段を備え、ページング機会におけるページングメッセージをモニタリングするための手段は、ダウンリンク制御情報が、ページング機会に特有の無線ネットワーク一時識別子を用いてスクランブルされていることを決定するための手段と、ページング機会におけるページングメッセージをモニタリングするための手段と、を備える。
【0091】
いくつかの実施形態において、ページング機会においてページングメッセージをモニタリングするための手段は、ページング通知からビットマップを取得するための手段と、マッピング情報に基づいて、ビットマップをページング機会にマッピングするための手段と、ページング機会におけるページングメッセージをモニタリングするための手段と、を備える。
【0092】
いくつかの実施形態において、ページング機会におけるページングメッセージをモニタリングするための手段は、ページング通知から、ビットマップを取得するための手段と、マッピング情報に基づいて、ビットマップを少なくとも1つのページングフレームにマッピングするための手段と、少なくとも1つのページングフレームにおけるページングメッセージをモニタリングするための手段と、を備える。
【0093】
いくつかの実施形態において、ページング機会におけるページングメッセージをモニタリングするための手段は、ページング通知からビットマップを取得するための手段と、マッピング情報に基づいて、ビットマップをページング機会のサブセットにマッピングするための手段と、ページング機会がページング機会のサブセットに存在するという決定に従って、ページング機会におけるページングメッセージをモニタリングするための手段と、を備える。
【0094】
いくつかの実施形態において、ページング機会におけるページングメッセージをモニタリングするための手段は、ページング通知からビットマップを取得するための手段と、マッピング情報に基づいて、ビットマップをデバイスのグループにマッピングするための手段と、第1デバイスがデバイスのグループに属するという決定に従って、ページング機会におけるページングメッセージをモニタリングするための手段と、を備える。
【0095】
いくつかの実施形態において、装置は、ページング通知に基づいて、ページングメッセージをスキップするようにモニタリングさせるための手段を備える。
【0096】
図6は、本開示のいくつかの例示的な実施形態に従って、第2デバイス120において実施される例示的な方法600のフローチャートを示す。議論の目的のために、方法600について第2デバイス120の観点から説明する。
【0097】
ブロック610において、第2デバイス120は、ページング通知の構成を第1デバイス110-1に送信する。ブロック620において、第2デバイス120は、位置情報に基づいて、ページング通知を第1デバイスに送信する。構成は、ページング通知をモニタリングするための位置情報と、ページング通知と少なくとも1つのページングフレームにおけるページング機会のセットとの間のマッピング情報と、を示す。
【0098】
いくつかの実施形態において、第2デバイス120は、少なくとも1つのページングフレームの開始時間前の第1時間オフセットを示す位置情報を含む構成を送信してよい。第2デバイス120は、第1時間オフセットに基づいて、ページング通知を送信してもよい。
【0099】
例示的な実施形態において、第2デバイス120は、ページング機会のセットにおける第1ページング機会に関連する最初の物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)モニタリング機会の前の第2時間オフセットを示す情報を含む構成を送信してよい。第2デバイス120は、第2時間オフセットに基づいて、ページング通知を送信してもよい。
【0100】
他の例示的な実施形態において、第2デバイス120は、ページング機会のセットにおける最初のページング機会の前の第3時間オフセットを示す情報を含む構成を送信してよい。第2デバイス120は、第3時間オフセットに基づいて、ページング通知を送信してもよい。
【0101】
さらに例示的な実施形態において、第2デバイス120は、時間ウィンドウの開始時刻と少なくとも1つのページングフレームの開始時刻との間の第4時間オフセット、および、時間ウィンドウの長さを示す情報を含む構成を送信してもよい。第2デバイス120は、時間ウィンドウの期間中にページング通知を送信してもよい。
【0102】
いくつかの実施形態において、第2デバイス120は、同期信号ブロックとの関連性を示す情報を含む構成を送信してもよい。第2デバイス120は、同期信号ブロックに基づいて、ページング通知を送信してもよい。
【0103】
他の実施形態において、第2デバイス120は、ページング通知のサーチスペースを示す情報を含む構成を送信してもよい。第2デバイス120は、サーチスペースにおいてページング通知を送信してもよい。構成は、システム情報またはダウンリンク制御情報において送信されてもよい。
【0104】
ブロック630において、第2デバイス120は、ページング通知に基づいて、ページング機会のセットにおける第1デバイスに関連するページング機会において、ページングメッセージを第1デバイス110-1に送信する。いくつかの実施形態において、第2デバイス120は、ページング機会に特有である無線ネットワーク一時識別子を用いてスクランブルされたダウンリンク制御情報においてページング通知を送信してもよい。第2デバイス120は、ページング機会におけるページングメッセージを送信してもよい。
【0105】
いくつかの実施形態において、第2デバイス120は、マッピング情報に基づいて、ページング機会にマッピングされることとなるビットマップを含むページング通知を生成してもよい。第2デバイス120は、ページング機会におけるページングメッセージを送信してもよい。
【0106】
他の実施形態において、第2デバイス120は、マッピング情報に基づいて、少なくとも1つのページングフレームにマッピングされることとなるビットマップを含むページング通知を生成してもよい。第2デバイス120は、ページングフレームにおけるページングメッセージを送信してもよい。
【0107】
いくつかの実施形態において、第2デバイス120は、マッピング情報に基づいて、ページング機会のサブセットにマッピングされるビットマップを含むページング通知を生成してもよい。ページング機会がページング機会のサブセット内にある場合、第2デバイス120は、ページング機会におけるページングメッセージを送信してもよい。
【0108】
他の実施形態において、第2デバイス120は、マッピング情報に基づいて、ページングメッセージをモニタリングするためのデバイスのグループにマッピングされるビットマップを含むページング通知を生成してもよい。
【0109】
いくつかの例示的な実施形態において、方法600のいずれかを実行することができる第2、第1装置(例えば、第2デバイス120)は、方法600のそれぞれの動作を実行するための手段を備えていてもよい。手段は、任意の適切な形態で実装されてよい。例えば、手段は、回路またはソフトウェアモジュールに実装されてもよい。第1装置は、第2デバイス120として実装されてもよいし、第2デバイス120に含まれてもよい。いくつかの例示的な実施形態において、手段は、少なくとも1つのプロセッサと、コンピュータプログラムコードを含む少なくとも1つのメモリと、を含んでよい。少なくとも1つのメモリおよびコンピュータプログラムコードは、少なくとも1つのプロセッサとともに、装置の性能を発揮させるように構成される。
【0110】
いくつかの実施形態において、装置は、第2デバイスにおいて、かつ、第1デバイスに、ページング通知の構成を送信するための手段であって、構成は、ページング通知をモニタリングするための位置情報、および、ページング通知と少なくとも1つのページングフレームにおけるページング機会のセットとの間のマッピング情報を示す、送信するための手段と、位置情報に基づいてページング通知を第1デバイスに送信する手段と、ページング通知に基づいて、ページング機会のセットにおける第1デバイスに関連するページング機会におけるページングメッセージを第1デバイスに送信する手段と、を備える。
【0111】
いくつかの実施形態において、構成を送信するための手段は、少なくとも1つのページングフレームの開始時間前の第1時間オフセットを示す位置情報を含む構成を送信するための手段を備え、ページング通知を送信するための手段は、第1時間オフセットに基づいて、ページング通知を送信するための手段を備える。
【0112】
いくつかの実施形態において、構成を送信するための手段は、ページング機会のセットにおける最初のページング機会に関連する最初の物理的ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)モニタリング機会の前の第2時間オフセットを示す情報を含む構成を送信するための手段を備え、ページング通知を送信するための手段は、第2時間オフセットに基づいて、ページング通知を送信するための手段を備える。
【0113】
いくつかの実施形態において、構成を送信するための手段は、ページング機会のセットにおける最初のページング機会の前の第3時間オフセットを示す情報を含む構成を送信するための手段を備え、ページング通知を送信するための手段は、第3時間オフセットに基づいて、ページング通知を送信するための手段を備える。
【0114】
いくつかの実施形態において、構成を送信するための手段は、時間ウィンドウの開始時刻と少なくとも1つのページングフレームの開始時刻との間の第4時間オフセットおよび時間ウィンドウの長さを示す情報を含む構成を送信するための手段を備え、ページング通知を送信するための手段は、時間ウィンドウの期間中にページング通知を送信するための手段を備える。
【0115】
いくつかの実施形態において、構成を送信するための手段は、同期信号ブロックとの関連性を示す情報を含む構成を送信するための手段を備え、ページング通知を送信するための手段は、同期信号ブロックに基づいて、ページング通知を送信するための手段を備える。
【0116】
いくつかの実施形態において、構成を送信するための手段は、ページング通知のサーチスペースを示す情報を含む構成を送信するための手段を備え、ページング通知を送信するための手段は、サーチスペースにおいてページング通知を送信するための手段を備える。
【0117】
いくつかの実施形態において、構成は、システム情報またはダウンリンク制御情報において送信される。
【0118】
いくつかの実施形態において、ページング通知を送信するための手段は、ページング機会に固有である無線ネットワーク一時識別子を用いてスクランブルされたダウンリンク制御情報においてページング通知を送信するための手段を備え、ページング機会におけるページングメッセージを送信するための手段は、ページング機会におけるページングメッセージを送信するための手段を備える。
【0119】
いくつかの実施形態において、装置は、マッピング情報に基づいて、ページング機会にマッピングされることとなるビットマップを含むページング通知を生成するための手段をさらに備え、ページング機会におけるページングメッセージを送信するための手段は、ページング機会におけるページングメッセージを送信するための手段を備える。
【0120】
いくつかの実施形態において、装置は、マッピング情報に基づいて、少なくとも1つのページングフレームにマッピングされることとなるビットマップを含むページング通知を生成するための手段をさらに備え、少なくとも1つのページングフレームにおいてページングメッセージを送信するための手段は、ページングフレームにおけるページングメッセージを送信するための手段を備える。
【0121】
いくつかの実施形態において、装置は、マッピング情報に基づいて、ページング機会のサブセットにマッピングされることとなるビットマップを含むページング通知を生成するための手段をさらに備え、ページング機会におけるページングメッセージを送信するための手段は、ページング機会がページング機会のサブセットに含まれるという決定に従って、ページング機会におけるページングメッセージを送信するための手段を備える。
【0122】
いくつかの実施形態において、装置は、マッピング情報に基づいて、ページングメッセージをモニタリングするためのデバイスのグループにマッピングされるビットマップを含むページング通知を生成するための手段をさらに備える。
【0123】
図7は、本開示の例示的な実施形態を実装するのに適したデバイス700の簡略化されたブロック図である。デバイス700は、例えば、
図1に示されるような第1デバイス110または第2デバイス120などの通信デバイスを実装するために提供され得る。図示さているように、デバイス700は、1つまたは複数のプロセッサ710と、プロセッサ710に結合された1つまたは複数のメモリ720と、プロセッサ710に結合された1つまたは複数の通信モジュール740と、を備える。
【0124】
通信モジュール740は、双方向通信用である。通信モジュール740は、1つまたは複数の他のモジュールまたはデバイスとの通信を容易にするために、1つまたは複数の通信インターフェースを有する。通信インターフェースは、他のネットワーク要素との通信に必要な任意のインターフェースを表すことができる。いくつかの例示的な実施形態において、通信モジュール740は、少なくとも1つのアンテナを含んでよい。
【0125】
プロセッサ710は、ローカル技術ネットワークに適した任意のタイプのものであってよく、非限定的な例として、汎用コンピュータ、特殊用途コンピュータ、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、およびマルチコアプロセッサアーキテクチャに基づくプロセッサのうちの1つ以上を含んでよい。デバイス700は、メインプロセッサを同期させるクロックに時間的にスレーブされる特定用途向け集積回路チップなどの複数のプロセッサを備えていてもよい。
【0126】
メモリ720は、1つまたは複数の不揮発性メモリおよび1つまたは複数の揮発性メモリを含んでよい。不揮発性メモリの例としては、読み取り専用メモリ(ROM)724、電気的にプログラム可能な読み取り専用メモリ(EPROM)、フラッシュメモリ、ハードディスク、コンパクトディスク(CD)、デジタルビデオディスク(DVD)、光ディスク、レーザディスク、および他の磁気ストレージおよび/または光ストレージが挙げられるが、これらに限定されない。揮発性メモリの例としては、ランダムアクセスメモリ(RAM)722や、電源遮断時間には保持されない他の揮発性メモリが挙げられるが、これらに限定されない。
【0127】
コンピュータプログラム730は、関連するプロセッサ710によって実行されるコンピュータ実行可能命令を含む。プログラム730は、メモリ、例えば、ROM724に格納されてもよい。プロセッサ710は、プログラム730をRAM722にロードすることによって、任意の適切な動作および処理を実行してもよい。
【0128】
本開示の例示的な実施形態は、
図2~
図6を参照して説明したように、デバイス700が本開示の任意のプロセスを実行し得るように、プログラム730によって実行されてもよい。本開示の例示的な実施形態は、また、ハードウェアによって、またはソフトウェアとハードウェアとの組み合わせによって実行されてもよい。
【0129】
いくつかの例示的な実施形態では、プログラム730は、デバイス700に(メモリ720内などに)含まれ得る、または、デバイス700によってアクセス可能な他の記憶デバイスに含まれ得るコンピュータ可読媒体に有形的に含まれ得る。デバイス700は、実行のために、プログラム730をコンピュータ可読媒体からRAM722にロードしてもよい。コンピュータ可読媒体は、ROM、EPROM、フラッシュメモリ、ハードディスク、CD、DVD、および他の磁気記憶装置および/または光学記憶装置のような、任意のタイプの有形不揮発性記憶装置を含むことができる。
図8は、光記憶ディスクの形態のコンピュータ可読媒体800の例を示す。このコンピュータ可読媒体には、プログラム730が記憶されている。
【0130】
一般に、本開示の様々な実施形態は、ハードウェアまたは特殊用途回路、ソフトウェア、ロジック、または、それらの任意の組み合わせで実行され得る。いくつかの態様はハードウェアで実行され得るが、他の態様はコントローラ、マイクロプロセッサ、または他のコンピューティングデバイスによって実行され得るファームウェアまたはソフトウェアで実行され得る。本開示の実施形態の様々な態様は、ブロック図、フローチャート、または他の何らかの図形表現を用いて図示および説明されているが、本明細書で説明されるブロック、装置、システム、技術、または方法は、非限定的な例として、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、特殊用途回路またはロジック、汎用ハードウェアまたはコントローラ、または他のコンピューティングデバイス、または、それらの何らかの組み合わせで実行され得ることを理解されたい。
【0131】
本開示は、また、非一過性のコンピュータ可読記憶媒体に有形的に記憶された少なくとも1つのコンピュータプログラム製品を提供する。コンピュータプログラム製品は、
図3~
図8を参照して上述したような方法のいずれかを実行するために、ターゲット物理プロセッサまたは仮想プロセッサ上のデバイスにおいて実行される、プログラムモジュールに含まれるようなコンピュータ実行可能命令を含む。一般に、プログラムモジュールには、特定のタスクを実行したり、特定の抽象データタイプを実装したりするルーチン、プログラム、ライブラリ、オブジェクト、クラス、コンポーネント、データ構造などが含まれる。プログラムモジュールの機能は、様々な実施形態において所望に応じてプログラムモジュール間で組み合わせたり、分割したりすることができる。プログラムモジュールの機械実行可能命令は、ローカルまたは分散デバイス内で実行されてもよい。分散デバイスでは、プログラムモジュールは、ローカルおよびリモートの記憶媒体の両方に配置されてもよい。
【0132】
本開示の方法を実施するためのプログラムコードは、1つまたは複数のプログラミング言語の任意の組み合わせで記述され得る。これらのプログラムコードは、汎用コンピュータ、特殊用途コンピュータ、または他のプログラム可能なデータ処理装置のプロセッサまたはコントローラに提供されてもよく、プログラムコードがプロセッサまたはコントローラによって実行されると、フローチャートおよび/またはブロック図で指定された機能/動作が実施されるようにする。プログラムコードは、完全にマシン上で実行してもよいし、部分的にマシン上で実行してもよいし、スタンドアロンソフトウェアパッケージとして実行してもよいし、部分的にマシン上で実行し、部分的にリモートマシン上で実行してもよいし、完全にリモートマシンまたはサーバ上で実行してもよい。
【0133】
本開示の文脈において、コンピュータプログラムコードまたは関連データは、デバイス、装置、またはプロセッサが上述のような様々なプロセスおよび動作を実行することを可能にするために、任意の適切なキャリアによって搬送されてもよい。キャリアの例には、信号、コンピュータ可読媒体などが含まれる。
【0134】
コンピュータ可読媒体は、コンピュータ可読信号媒体またはコンピュータ可読記憶媒体であってよい。コンピュータ可読媒体は、電子、磁気、光学、電磁、赤外線、または半導体のシステム、装置、またはデバイス、または前述の任意の適切な組み合わせを含むが、これらに限定されない。コンピュータ可読記憶媒体のより具体的な例としては、1本以上のワイヤを有する電気接続、ポータブルコンピュータディスケット、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み出し専用メモリ(ROM)、消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ(EPROMまたはフラッシュメモリ)、光ファイバ、ポータブルコンパクトディスク読み出し専用メモリ(CD-ROM)、光学記憶装置、磁気記憶装置、または前述の任意の適切な組み合わせが挙げられる。
【0135】
さらに、操作は特定の順序で描かれているが、これは、望ましい結果を達成するために、そのような操作が、示された特定の順序で実行されること、または順次実行されること、または図示された全ての操作が実行されることを要求するものとして理解されるべきではない。特定の状況では、マルチタスクおよび並列処理が有利である場合がある。同様に、いくつかの具体的な実装の詳細が上記の議論に含まれているが、これらは、本開示の範囲を制限するものとして解釈されるべきではなく、むしろ、特定の実施形態に特有であり得る特徴の説明として解釈されるべきである。別個の実施形態の文脈で説明される特定の特徴は、単一の実施形態において組み合わせて実施することもできる。逆に、単一の実施形態の文脈で説明される様々な特徴もまた、複数の実施形態において別々に、または任意の適切なサブコンビネーションで実施され得る。
【0136】
本開示は、構造的特徴および/または方法論的行為に特有の言語で説明されてきたが、添付の特許請求の範囲に定義される本開示は、必ずしも上述の特定の特徴または行為に限定されないことを理解されたい。むしろ、上述した特定の特徴および行為は、特許請求の範囲を実施する例示的な形態として開示されている。