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特許7538565エアパルスを利用して廃棄物にくっ付いた夾雑物を分離及び除去する選別コンベヤ
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  • 特許-エアパルスを利用して廃棄物にくっ付いた夾雑物を分離及び除去する選別コンベヤ 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-08-14
(45)【発行日】2024-08-22
(54)【発明の名称】エアパルスを利用して廃棄物にくっ付いた夾雑物を分離及び除去する選別コンベヤ
(51)【国際特許分類】
   B07B 4/08 20060101AFI20240815BHJP
【FI】
B07B4/08 Z
【請求項の数】 7
(21)【出願番号】P 2023135591
(22)【出願日】2023-08-23
【審査請求日】2023-08-23
(31)【優先権主張番号】10-2023-0096163
(32)【優先日】2023-07-24
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】520051126
【氏名又は名称】株式会社ダウォン産業
(74)【代理人】
【識別番号】110002468
【氏名又は名称】弁理士法人後藤特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】リ、ジェ マン
【審査官】葛原 怜士郎
(56)【参考文献】
【文献】中国実用新案第218560055(CN,U)
【文献】中国特許出願公開第112221968(CN,A)
【文献】特開平08-133775(JP,A)
【文献】特開2001-088126(JP,A)
【文献】中国特許出願公開第112763413(CN,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B07B 4/00-11/08
B07C 1/00-99/00
B65G 17/06-17/08
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ベースフレーム(10)先端部と後端部の両側に設置されるスプロケット(20)
両側のスプロケット(20)に巻かれるチェーン(30)
両側のチェーン(30)を連結し、一定間隔で固定設置される複数のスレート(40)及び
スレート(40)の下部に位置するようにベースフレーム(10)に固定されて、スレート(40)上部に置かれた廃棄物の方向に圧縮空気を瞬間吐出させ、廃棄物にくっ付いた夾雑物を脱離させるエアライン(50)を含むことを特徴とするエアパルスを利用して廃棄物にくっ付いた夾雑物を分離及び除去する選別コンベヤ。
【請求項2】
前記エアライン(50)の下部には落下される夾雑物を収集する収集筒(60)が更に備えられることを特徴とする、請求項1に記載のエアパルスを利用して廃棄物にくっ付いた夾雑物を分離及び除去する選別コンベヤ。
【請求項3】
前記スレート(40)はエア及び夾雑物が通過する貫通孔(41)が形成されるが、貫通孔(41)はスレート(40)長さの方向へ形成されることを特徴とする、請求項1に記載のエアパルスを利用して廃棄物にくっ付いた夾雑物を分離及び除去する選別コンベヤ。
【請求項4】
前記スレート(40)は圧縮空気及び夾雑物が通過する貫通孔(41)を形成されるが、貫通孔(41)は一定の間隔で複数形成されることを特徴とする、請求項1に記載のエアパルスを利用して廃棄物にくっ付いた夾雑物を分離及び除去する選別コンベヤ。
【請求項5】
前記スレート(40)は一側辺或いは両側辺がジグザグ状に形成されるされることを特徴とする、請求項1に記載のエアパルスを利用して廃棄物にくっ付いた夾雑物を分離及び除去する選別コンベヤ。
【請求項6】
前記スレート(40)は下部が狭くて上部が広くように逆三角形状の断面になり、両側の傾斜面によってスレート(40)へ噴射される圧縮空気はスレート(40)間の隙間へ案内されることを特徴とする、請求項1に記載のエアパルスを利用して廃棄物にくっ付いた夾雑物を分離及び除去する選別コンベヤ。
【請求項7】
前記ベースフレーム(10)には棒形態の固定フレーム(11)をスレート(40)の下部に位置するように一定の間隔に設置し、
前記スレート(40)は一側に開放された開口溝(42)を形成するし、開口溝(42)に打撃板43をヒンジ(44)結合してスレート(40)移動の時、垂直に位置した打撃板(43)が固定フレーム(11)にぶつかりながら水平に回動して廃棄物を打撃するとともに打撃板(43)が開口溝(42)の開放を繰り返してスレート(40)間の隙間より大きい夾雑物も開口溝(42)を通じて通過するようにすることを特徴とする、請求項1から4のいずれか一項に記載のエアパルスを利用して廃棄物にくっ付いた夾雑物を分離及び除去する選別コンベヤ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、廃棄物にくっ付いた夾雑物を分離及び除去するコンベヤに関し、より詳細には、廃棄物がコンベヤによって移送される過程でパルスの形のエアにより廃棄物を打撃すると、ひっくり返りながら廃棄物にくっ付いた夾雑物が払い落し、分離されて除去できるエアパルスを利用して廃棄物にくっ付いた夾雑物を分離及び除去する選別コンベアに関する。
【背景技術】
【0002】
一般的に、産業現場などで発生する各種廃棄物を種類別に分離してリサイクル可能なものは再処理過程を経てリサイクルしている。廃ビニル、廃プラスチックにくっ付いた土やガラス粉などはリサイクルの工程で必ず除去しなければならず、夾雑物の含有を低く抑えられており、円滑な焼却と純度の高い熱分解油を生産するために必ず必要な発明である。
【0003】
従来のエア選別機や振動選別機のような、別途の装置において廃棄物から夾雑物を分離してあるが、選別ラインの施設の高価の要因と工程数が増えによる作業の時間が長くなれる問題点がある。
【0004】
また、選別ラインから各工程への廃棄物の移送はコンベヤ装置を通じて行われるが、従来のコンベヤは単純に廃棄物移送をするだけである。廃棄物を移送する過程で夾雑物を分離すると、選別ラインの単純化が可能して、これによった設備費用が大幅に減少し、作業時間が短縮されるなど、莫大な効果があるので夾雑物を除去できるコンベヤ装置を必要でしている実情がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【文献】韓国登録特許第10-2554537号公報
【文献】韓国登録特許第10-0978247号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、従来のような問題点を解決するために創案したものであり、廃棄物を移送する過程で廃棄物にくっ付いた夾雑物が除去されるようにすることで、選別ラインから夾雑物除去するための別途の装置及び工程が必要ないエアパルスを利用して廃棄物にくっ付いた夾雑物を分離及び除去する選別コンベヤを提供することにその目的がある。
【0007】
本発明のまた他の目的は、廃棄物が移送する過程で打撃されるようにすることにより、夾雑物が更に効果的に分離されるようにする廃棄物にくっ付いた夾雑物を分離及び除去する選別コンベヤを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記目的を達成するための本発明によるエアパルスを利用して廃棄物にくっ付いた夾雑物を分離及び除去する選別コンベヤは、
ベースフレーム先端部と後端部の両側に設置されるスプロケット
両側のスプロケットに巻かれるチェーン
両側のチェーンを連結し、一定間隔で固定設置される複数のスレートコンベヤ及び
スレートの下部に位置するようにベースフレームに固定されて、スレート上部に置かれた廃棄物の方向に圧縮したエアを瞬間吐出させ、廃棄物にくっ付いた夾雑物を脱離させるエアラインを含むことを特徴とする。
【0009】
また、前記べースフレームの下部には落下される夾雑物を収集する収集筒が更に備えられることを特徴とする。
【0010】
また、前記エアラインは複数備えられ,エアコンプレッサー及びマルチタイマーと連結されて逐次的に圧縮空気が吐出されることを特徴とする。
【0011】
また、前記スレートは逆三角形の形の断面になることを特徴とする。
【0012】
また、前記スレートはエア及び夾雑物が通過する貫通孔が形成されることを特徴とする。
【0013】
また、前記スレートの貫通孔はスレートの長さの方向へ形成されることを特徴とする。
【0014】
また、前記スレートの貫通孔は一定の間隔で複数形成されることを特徴とする。
【0015】
また、前記スレートは一側辺或いは両側辺がジグザグ状に形成されることを特徴とする。
【0016】
また、前記ベースフレームには棒形態の固定フレームをスレートの下部に 位置するように一定の間隔に設置し、
前記スレートは一側に開放された開口溝を形成するし、開口溝に打撃板をヒンジ結合してスレート移動の時、垂直に位置する打撃板が固定フレームにぶつかりながら水平に回動して廃棄物を打撃することを特徴とする。
【発明の効果】
【0017】
本発明によったエアパルスを利用して廃棄物にくっ付いた夾雑物を分離及び除去する選別コンベヤは移送する過程で繰り返されるエアパルスと打撃によって廃棄物にくっ付いた夾雑物を除去するので、別途の夾雑物除去装置が必要なく、選別ラインの単純化が可能して、これによった設備費用が大幅に減少し、作業時間が短縮される効果がある。
【0018】
また、ペットボトルや缶等のように円筒形からなった廃棄物はスレートの間に位置するため雲の現状なしに安定して移送される効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0019】
図1図1は、本発明によるコンベヤの構造を示した平面図。
図2図2は、本発明によるコンベヤの構造を示した正面図。
図3図3は、本発明によるコンベヤの構造を示した側断面図。
図4図4は、本発明によるチェーンとスレートの連結構造を示した部分拡大図。
図5図5は、本発明によるスレートの構造を示した例示図。
図6図6は、本発明によるスレートの構造を示した例示図。
図7図7は、本発明によるスレートの構造を示した例示図。
図8図8は、本発明によるスレートの構造を示した例示図。
図9図9は、本発明の他の実施例によるコンベヤの構造を示した平面図。
図10図10は、本発明の他の実施例によるスレートを示した部分拡大図。
図11図11は、本発明の他の実施例による打撃板の作動状態図。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下、本発明によるエアパルスを利用して廃棄物にくっ付いた夾雑物を分離及び除去する選別コンベヤの作用効果を詳細に説明する。
【0021】
図1は、本発明によるコンベヤの構造を示した平面図、図2は、本発明によるコンベヤの構造を示した正面図、図3は、本発明によるコンベヤの構造を示した側断面図、図4は、本発明によるチェーンとスレートの 連結構造を示した部分拡大図である。
【0022】
これらの図面に図示されたように、本発明によるエアパルスを利用して廃棄物にくっ付いた夾雑物を分離及び除去する選別コンベヤはベースフレーム10先端と後端両側に設置されるスプロケット20;両スプロケット20に巻かれるチェーン30;両側チェーン30を連結し、一定の間隔で固定設置される複数のスレート40;及びスレート40の下部に位置するにように、ベースフレーム10に固定されてスレート40上部に置かれた廃棄物の方向へ圧縮空気を瞬間吐出させ、廃棄物にくっ付いた夾雑物を脱離させるエアライン50を含む。
【0023】
前記ベースフレーム10は複数のフレームが水平と垂直に連結されて、四角の枠状になっている。
【0024】
前記スプロケット20はベースフレーム10先端と後端両側にそれぞれ回転するように設置される。先端の両スプロケット20と後端の両スプロケット20は軸によってそれぞれ連結されて回転する。
【0025】
前記チェーン30は両側先後端スプロケット20に巻かれて設置されることで、対向する一対のプレート31先後端の間にローラー32が備えられ、ピン33によって固定される。プレート31の先後端は連続的に重畳されて連結されることでリンク状の構造を有する。ここで内側に位置したプレート31は延長片34が延長形成されるが、プレート31から延長されるものの、水平に折り曲げられ、延長片34には一つ以上の締結孔35が形成されてスレート40が連結されるようにする。チェーン30の下部にはチェーン30の弛みを防止する支えフレームがチェーン30移動方向へ長く設置される。
【0026】
前記スレート40は両側チェーン30を連結し、一定の間隔に固定設置されることで長い板形状になっている。スレート40は短い方の両端部を折り曲げて、容易に曲げないようにして、長い方の両端部にはチェーン30の延長片34締結孔35と対応される締結孔45を形成して両締結孔35,45を一致させた状態でボルトとナット締結口を用いてスレート40をチェーン30に固定する。チェーン30のプレート31間隔は一定であるため、これに設置されるスレート40も一定の間隔を有し、スレート40とスレート40間には圧縮空気と夾雑物が通過する隙間が発生するように設置される。ここで廃棄物の種類によってスレート40の幅が異なる場合があるし、プレート31を一定の間隔に飛ばして設置することもできる。
【0027】
前記エアライン50は上下チェーン30間に位置するようにベースフレーム10に固定設置されることで一定の間隔に噴射ノズル51が備えられたパイプからなり、パイプは複数一定の間隔で両チェーン30間を横切りながら設置される。ここで噴射ノズル51は上部に向かって設置され、スレート40上部に置かれた廃棄物方向へ圧縮空気を瞬間吐出させ、廃棄物にくっ付いた夾雑物を脱離させる。噴射ノズル51から噴射される圧縮空気はスレート40間の隙間を通過して廃棄物に噴射され、廃棄物は圧縮空気によってひっくり返ると同時に夾雑物が脱離するため、まんべんなくもれなく分離させることができる。こんなのエアライン50はエアコンプレッサー52及びマルチタイマー53と連結され、順次的に圧縮空気が吐出されるようにすることができる。
【0028】
一方で、前記エアライン50の下部には落下される夾雑物を収集する収集筒60備えられる。収集筒60は上部が広くて、下部が狭い形状になっており、廃棄物から脱離された夾雑物が収集筒60に落下されて一ヵ所に集まる。
【0029】
図5~9は、本発明に応じるスレートの構造を図示した例示図として、廃棄物の種類によってスレート40の形を変えることができる。
【0030】
前記スレート40は図5,6に図示されたように、エア及び夾雑物が通過する貫通孔41が形成できる。貫通孔41がないスレート40の場合、スレート40に隠された廃棄物部分は圧縮空気が噴射されないため、夾雑物の脱離がまともに行われない場合があり、噴射される圧力によってスレート40が揺れ、スレート40の上面に夾雑物が積もる短所があるが、貫通孔41が形成されたスレート40は貫通孔41を通過しても圧縮空気が噴射されるため、スレート40に遮られる廃棄物部分が最小化になり、夾雑物の脱離効果が極大化され、貫通孔41を通じても夾雑物が通過する等スレート40上面に夾雑物が積もる現象を防止する効果がある。また、貫通孔41を通じても圧縮空気が噴射するため、廃棄物がもっと効果的にひっくり返る長所であり、圧縮空気がぶつかる抵抗が小さく、スレート40の揺動がなくなる効果がある。
【0031】
前記スレート40の貫通孔41は図5に図示されるようにスレート40の長さ方向へ長く形成できる。このような場合、スレート40を通過する圧縮空気が多くなるため、 比較的に重い廃棄物も容易にひっくり返る効果があり、多い量の夾雑物が廃棄物にくっ付いた場合、使いが好ましい。
【0032】
前記スレート40の貫通孔41は図6に図示されるように一定の間隔で複数形成できる。ここで貫通孔41は1行や2行以上形成することができ、その形また円形、三角、四角等で形成できる。このような場合、圧縮空気が通過する量が少なくて比較的な軽い廃棄物をひっくり返るのに効果するし、廃棄物に少し量の夾雑物がくっ付く場合、使いが好ましい。
【0033】
前記スレート40は図7に図示されるように一側辺又は両側辺をジグザグ状に形成できる。このような場合、スレートとスレート間の隙間幅を同一にしながらも、更に小さくて長い廃棄物が隙間を通過されなくなる。
【0034】
前記スレート40は図8に図示されるように逆三角形状の断面に形成できる。スレート40が単純に平面からなる場合、噴射された圧縮空気がスレート40にぶつかって跳ね返ながら、スレート間を通過する圧縮空気の流れを妨げ、噴射される圧力によってスレート40が揺れ動くようになるが、スレート40が逆三角形状に形成する場合、下部が狭くて上部が広くように傾斜面が形成され、スレート40へ噴射される圧縮空気はスレート40間の隙間へ案内され、更に強力な噴射が行わるし、スレート40の揺動がなくなる長点がある。
【0035】
図9は本発明の他の実施例によるコンベヤの構造を図示した平面図であるし、図10は本発明の他の実施例によるスレートを図示した部分拡大図であるし、図11は本発明の他の実施例による打撃板の作動状態図である。
【0036】
これらの図面に図示されたように、本発明の他の実施例によるエアパルスを利用して廃棄物にくっ付いた夾雑物を分離及び除去する選別コンベヤはベースフレーム10に棒状の固定フレーム11をスレート40の下部に位置するように一定の間隔で設置して、前記スレート40は一側に開放された開口溝42を形成し、開口溝42に打撃板43をヒンジ44結合して、スレート40移動時垂直に位置した打撃板43が固定フレーム11にぶつかりながら水平に回動してスレート40上部に置かれた廃棄物を打撃ようにする。
【0037】
前記固定フレーム11はベースフレーム10に一定の間隔で固定設置し、コンベヤ幅方向、すなわちスレート40長さ方向と平行に設置さらた。
【0038】
前記スレート40は長い板状になり、一側に開放された開口溝42を形成して、開口溝42に打撃板43一端がヒンジ44結合され、ヒンジ44を中心に打撃板43が回動するによって開口溝42を選択的に開放したり閉鎖したりする。ここで開口溝42と打撃板43は一つのスレート40に一つ以上形成でき、図面に図示されることのように一つのスレート40には中央に備え、次のスレート40には両側に二つを備えることができ、これらを交互に設置できる。
【0039】
このような打撃板43は図11(A)に図示されるように自重によって垂直に位置する状態で移動したり固定フレーム11にぶつかる瞬間(B)に図示されるようにヒンジ44を中心に打撃板43が回動して(C)に図示されるように水平に位置するとともにスレート40上部に置かれた廃棄物を打撃して廃棄物にくっ付いた夾雑物を脱離させて、固定フレーム11を通ると打撃板43はまた自重によって(D)のように垂直状態で移動する。すなわち、エアライン50を通じて噴射される圧縮空気と打撃板43によって廃棄物にくっ付いた夾雑物がもっと効果的に脱離される効果がある。または、スレート40間の隙間から通り抜けない大きい夾雑物の場合、開口溝42がスレート40間の隙間より広くてこの開口溝42を通過して落下される効果がある。
【0040】
併せて、前記打撃板43の下面には傾斜する補強プレート46を垂直に備えて補強プレート46が固定フレーム11とぶつかるようにする。このような補強プレート46によって打撃板43の変形が防止され、固定フレーム11とスレート40との間隔を十分に離隔させることができ、スレート40と固定フレーム11の干渉を防止することがする。
【0041】
または、前記固定フレーム11の先端には摩耗板12を取り付けることがする。摩耗板12衝撃を吸収できるゴムや織物素材で製造し、部品の破損を防止し、騒音の発生を防止する。繰り返されるぶつかるによる摩耗は摩耗板12でだけ発生して、低い費用で摩耗板12のみを定期的に取り換えることで他の部品の寿命を延ばす効果をもたらす。
【0042】
このように、打撃板43が備えられるスレート40は図9に図示されるように貫通孔41が形成されるスレート40、ジグザグ状のスレート40のように順次に繰り返し設置することで上述するように各形状による長点を全部取ることがする効果がある。
【符号の説明】
【0043】
10:ベースフレーム
11:固定フレーム
12:摩耗板
20:スプロケット
30:チェーン
31:プレート
32:ローラー
33:ピン
34:延長片
35,45: 締結孔
40:スレート
41:貫通孔
42:開口溝
43:打撃板
44:ヒンジ
46:補強プレート
50:エアライン
51:噴射ノズル
52:エアコンプレッサー
53:マルチタイマー
60:収集筒
【要約】      (修正有)
【課題】廃棄物にくっ付いた夾雑物を分離及び除去する選別コンベアを提供する。
【解決手段】廃棄物がコンベヤによって移送される過程でパルスの形のエアにより廃棄物がひっくり返りながら廃棄物にくっ付いた夾雑物を払い落し、分離されて除去できる選別コンベアを提供する。エアパルスを利用して廃棄物にくっ付いた夾雑物を分離及び除去する選別コンベヤは、先端と後端両側に設置されるスプロケット20、両スプロケットに巻かれるチェーン30、両側チェーンを連結し、一定の間隔で固定設置される複数のスレート、及びスレートの下部に位置してスレート上部に置かれた廃棄物の方向へ圧縮空気を瞬間吐出させ、廃棄物にくっ付いた夾雑物を脱離させるエアライン50を含む。
【選択図】図2
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11