(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-08-14
(45)【発行日】2024-08-22
(54)【発明の名称】外部帳票保存システム、外部帳票保存方法、及び外部帳票保存プログラム
(51)【国際特許分類】
G06Q 40/02 20230101AFI20240815BHJP
G06Q 10/10 20230101ALI20240815BHJP
【FI】
G06Q40/02
G06Q10/10
(21)【出願番号】P 2020219571
(22)【出願日】2020-12-28
【審査請求日】2023-08-15
(73)【特許権者】
【識別番号】398040527
【氏名又は名称】株式会社オービック
(74)【代理人】
【識別番号】110002147
【氏名又は名称】弁理士法人酒井国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】田尻 正一郎
(72)【発明者】
【氏名】佐本 拓也
(72)【発明者】
【氏名】上野 剛光
【審査官】松野 広一
(56)【参考文献】
【文献】特開2015-222556(JP,A)
【文献】特開平11-194984(JP,A)
【文献】特開2017-084279(JP,A)
【文献】特開2006-155457(JP,A)
【文献】特開2012-216225(JP,A)
【文献】特開2006-085565(JP,A)
【文献】今こそ個人情報保護法対策の再チェックを!,月刊ソリューションIT,日本,株式会社リックテレコム,2006年03月01日,第18巻 第3号,pp.72-75
【文献】ASP V17~ SystemWalker/ListWORKS説明書,富士通株式会社,2001年06月30日,第1版,pp.224,225
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
記憶部及び制御部を備えた外部帳票保存システムであって、
前記記憶部には、
帳票ID毎に、データベースへ保存する取得上限数を登録したマスタと、
前記データベースと、
が格納されており、
前記制御部
は、
外部システムから対象の帳票を自動又はオペレータの操作に応じてダウンロードして、前記データベースに自動保存し、その際、前記マスタから対象の帳票の帳票IDに紐づく取得上限数を取得し、前記データベースの当該帳票IDの帳票の保存数が当該取得上限数を越えないように、前記データベースの当該帳票IDの帳票の保存数を制御する帳票取得手段
と、
表示部に表示する参照画面に、前記外部システムのサイトから取得可能な帳票の一覧と、前記データベースに保存した取得済の帳票の一覧と、一覧取得ボタンと、当該取得可能な帳票の一覧の各帳票に取得ボタンと、を表示する画面表示制御手段と、
を備え、
前記マスタは、さらに、帳票ID毎に、自動取得実行の有無を指定する自動取得情報を登録しており、
前記帳票取得手段は、
前記一覧取得ボタンが押下された場合には、取得可能な帳票のうち、その帳票IDに紐づく前記マスタの自動取得情報が自動取得実行を指定する場合には、当該帳票を自動でダウンロードして、前記データベースに自動保存し、
前記取得ボタンが押下された場合には、当該取得ボタンが押下された帳票をダウンロードして、前記データベースに自動保存することを特徴とする外部帳票保存システム。
【請求項2】
前記帳票取得手段は、前記データベースの当該帳票IDの帳票の保存数が前記取得上限数を越えないように、前記データベースに保存されている当該帳票IDの過去分の帳票を削除することを特徴とする請求項1に記載の外部帳票保存システム。
【請求項3】
前記外部システムは、住宅金融支援機構のWebシステムであり、前記帳票は、フラット35住宅ローンに関する帳票であることを特徴とする請求項
1又は2に記載の外部帳票保存システム。
【請求項4】
記憶部及び制御部を備えた情報処理装置で実行される外部帳票保存方法であって、
前記記憶部には、
帳票ID毎に、データベースへ保存する取得上限数を登録したマスタと、
前記データベースと、
が格納されており、
前記制御部において実行される、
外部システムから対象の帳票を自動又はオペレータの操作に応じてダウンロードして、前記データベースに自動保存し、その際、前記マスタから対象の帳票の帳票IDに紐づく取得上限数を取得し、前記データベースの当該帳票IDの帳票の保存数が当該取得上限数を越えないように、前記データベースの当該帳票IDの帳票の保存数を制御する帳票取得工程と、
表示部に表示する参照画面に、前記外部システムのサイトから取得可能な帳票の一覧と、前記データベースに保存した取得済の帳票の一覧と、一覧取得ボタンと、当該取得可能な帳票の一覧の各帳票に取得ボタンと、を表示する画面表示制御工程と、
を含み、
前記マスタは、さらに、帳票ID毎に、自動取得実行の有無を指定する自動取得情報を登録しており、
前記帳票取得工程では、
前記一覧取得ボタンが押下された場合には、取得可能な帳票のうち、その帳票IDに紐づく前記マスタの自動取得情報が自動取得実行を指定する場合には、当該帳票を自動でダウンロードして、前記データベースに自動保存し、
前記取得ボタンが押下された場合には、当該取得ボタンが押下された帳票をダウンロードして、前記データベースに自動保存することを特徴とする外部帳票保存方法。
【請求項5】
記憶部及び制御部を備えた情報処理装置
に実行させるための外部帳票保存プログラムであって、
前記記憶部には、
帳票ID毎に、データベースへ保存する取得上限数を登録したマスタと、
前記データベースと、
が格納されており、
前記制御部
に、
外部システムから対象の帳票を自動又はオペレータの操作に応じてダウンロードして、前記データベースに自動保存し、その際、前記マスタから対象の帳票の帳票IDに紐づく取得上限数を取得し、前記データベースの当該帳票IDの帳票の保存数が当該取得上限数を越えないように、前記データベースの当該帳票IDの帳票の保存数を制御する帳票取得工程
と、
表示部に表示する参照画面に、前記外部システムのサイトから取得可能な帳票の一覧と、前記データベースに保存した取得済の帳票の一覧と、一覧取得ボタンと、当該取得可能な帳票の一覧の各帳票に取得ボタンと、を表示する画面表示制御工程と、
を実行させるための外部帳票保存プログラムであり、
前記マスタは、さらに、帳票ID毎に、自動取得実行の有無を指定する自動取得情報を登録しており、
前記帳票取得工程では、
前記一覧取得ボタンが押下された場合には、取得可能な帳票のうち、その帳票IDに紐づく前記マスタの自動取得情報が自動取得実行を指定する場合には、当該帳票を自動でダウンロードして、前記データベースに自動保存し、
前記取得ボタンが押下された場合には、当該取得ボタンが押下された帳票をダウンロードして、前記データベースに自動保存することを特徴とする外部帳票保存プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、外部帳票保存システム、外部帳票保存方法、及び外部帳票保存プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
例えば、住宅金融支援機構が提供するフラット35住宅ローンにおいては、住宅金融支援機構での審査が必須となる。住宅ローンの申込内容を機構に申請し、機構より必要帳票(機構帳票)を作成してもらい、機構API/e-flat35WebServiceより取得/ダウンロードして、顧客へ提示する。フラット35住宅ローンに関するシステムとして、例えば、特許文献1がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記特許文献1では、外部帳票の取得/ダウンロード時にデータベースに自動保存する機能を設けることで過去分のものもいつでも取得可能とすること、また、帳票保管のためのデータベース容量を節約することに関して何等記載されていない。
【0005】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、外部帳票の取得/ダウンロード時にデータベースに自動保存する機能を設けることで過去分のものもいつでも取得可能とし、さらに、帳票保管のためのデータベース容量を節約することが可能な外部帳票保存システム、外部帳票保存方法、及び外部帳票保存プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、記憶部及び制御部を備えた外部帳票保存システムであって、前記記憶部には、帳票ID毎に、データベースへ保存する取得上限数を登録したマスタと、前記データベースと、が格納されており、前記制御部において、外部システムから対象の帳票を自動又はオペレータの操作に応じてダウンロードして、前記データベースに自動保存し、その際、前記マスタから対象の帳票の帳票IDに紐づく取得上限数を取得し、前記データベースの当該帳票IDの帳票の保存数が当該取得上限数を越えないように、前記データベースの当該帳票IDの帳票の保存数を制御する帳票取得手段を備えたことを特徴とする。
【0007】
また、本発明の一態様によれば、前記帳票取得手段は、前記データベースの当該帳票IDの帳票の保存数が前記当該取得上限数を越えないように、前記データベースに保存されている当該帳票IDの過去分の帳票を削除することにしてもよい。
【0008】
また、本発明の一態様によれば、前記マスタは、さらに、帳票ID毎に、自動取得実行の有無を指定する自動取得情報を登録しており、前記制御部は、表示部に表示する参照画面に、前記外部システムのサイトから取得可能な帳票の一覧と、前記データベースに保存した取得済の帳票の一覧と、一覧取得ボタンと、当該取得可能な帳票の一覧の各帳票に取得ボタンと、を表示する画面表示制御手段を備え、前記帳票取得手段は、前記一覧取得ボタンが押下された場合には、取得可能な帳票のうち、その帳票IDに紐づく前記マスタの自動取得情報が自動取得実行を指定する場合には、当該帳票を自動でダウンロードして、前記データベースに自動保存し、前記取得ボタンが押下された場合には、当該取得ボタンが押下された帳票をダウンロードして、前記データベースに自動保存することにしてもよい。また、前記外部システムは、住宅金融支援機構のWebシステムであり、前記帳票は、フラット35住宅ローンに関する帳票であることにしてもよい。
【0009】
また、上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、記憶部及び制御部を備えた情報処理装置で実行される外部帳票保存方法であって、前記記憶部には、帳票ID毎に、データベースへ保存する取得上限数を登録したマスタと、前記データベースと、が格納されており、前記制御部において実行される、外部システムから対象の帳票を自動又はオペレータの操作に応じてダウンロードして、前記データベースに自動保存し、その際、前記マスタから対象の帳票の帳票IDに紐づく取得上限数を取得し、前記データベースの当該帳票IDの帳票の保存数が当該取得上限数を越えないように、前記データベースの当該帳票IDの帳票の保存数を制御する帳票取得工程を含むことを特徴とする。
【0010】
また、上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、記憶部及び制御部を備えた情報処理装置で実行される外部帳票保存プログラムであって、帳票ID毎に、データベースへ保存する取得上限数を登録したマスタと、前記データベースと、が格納されており、前記制御部において、外部システムから対象の帳票を自動又はオペレータの操作に応じてダウンロードして、前記データベースに自動保存し、その際、前記マスタから対象の帳票の帳票IDに紐づく取得上限数を取得し、前記データベースの当該帳票IDの帳票の保存数が当該取得上限数を越えないように、前記データベースの当該帳票IDの帳票の保存数を制御する帳票取得工程を実行するための外部帳票保存プログラムであることを特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、外部帳票の取得/ダウンロード時にデータベースに自動保存する機能を設けることで過去分のものもいつでも取得可能とし、さらに、帳票保管のためのデータベース容量を節約することが可能となるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【
図1】
図1は、本実施の形態の概要を説明するための図である。
【
図2】
図2は、本実施の形態における外部帳票保存システムの構成の一例を示すブロック図である。
【
図3】
図3は、本実施の形態における外部帳票保存システムの処理の具体例を説明するための図である。
【
図4】
図4は、本実施の形態における外部帳票保存システムの処理の具体例を説明するための図である。
【
図5】
図5は、本実施の形態における外部帳票保存システムの処理の具体例を説明するための図である。
【
図6】
図6は、本実施の形態における外部帳票保存システムの処理の具体例を説明するための図である。
【
図7】
図7は、本実施の形態における外部帳票保存システムの処理の具体例を説明するための図である。
【
図8】
図8は、本実施の形態における外部帳票保存システムの処理の具体例を説明するための図である。
【
図9】
図9は、本実施の形態における外部帳票保存システムの処理の具体例を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下に、本発明に係る外部帳票保存システム、外部帳票保存方法、及び外部帳票保存シプログラムの実施の形態を、図面に基づいて詳細に説明する。なお、本実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
【0014】
[1.概要]
例えば、住宅金融支援機構(以下、「機構」又は「JHF(Japan Housing Finance Agency)」と称する場合がある)が提供するフラット35住宅ローンにおいては、機構での審査が必須となる。住宅ローンの申込内容を機構に申請し、機構より必要な帳票を作成してもらい、機構Webサイト(API/e-flat35WebService)よりダウンロードにより取得して、顧客へ提示する。
【0015】
しかしながら、機構Webサイトから帳票をダウンロードして取得する場合には、以下の(1)~(3)の課題がある。
【0016】
課題(1)帳票を取得できる状態が、申込の審査のステータスによって変動する。すなわち、ステータスによって取得できる帳票が変わる。例えば、事前審査通知書は事前申込ステータスでしか取得できず、本申込ステータスで取得できない等である。
【0017】
課題(2)常に最新の内容でしか取得ができないため、過去取得したものは取得できない。例えば、買取チケットは最新の申込内容のものしかダウンロードできない等である(申込内容変更前のものは取得できない)。
【0018】
課題(1)、(2)を踏まえ、機構Webサイトでは過去分が取得できないため、取得したものを紙で保管しておく必要があるため、その保管が面倒である。
【0019】
課題(3)取得できる帳票の中には、機構から過去分も含めて提示を求められることがある。例えば、進捗停止(審査停止)の状態となった申込案件は、機構から過去に取得した買取チケットを含め全量の提示が求められる。課題(3)を踏まえ、「過去分全て」保管する必要がある帳票が存在する。
【0020】
機構Webサイト(API/e-flat35WebService)と連携し機構帳票を取得する場合に、機構Webサイト(API/e-flat35WebService)が比較的新しいAPIであり、機構に過去分を取得できる機能が無いとなるとできないという発想になってしまうが、機構関連の連携については、機構側が定型であるため、受け側のシステムを工夫して過去分の帳票を取得できるようにした。
【0021】
本実施の形態では、外部帳票の取得/ダウンロード時にシステムへ自動保存する機能を設けることで過去分のものもいつでも取得可能とした。(課題(1)、(2)への対応)。また、帳票保管のためのデータベース容量を勘案し、帳票毎に取得上限数を管理するマスタを設け、保管数の制御を可能とした(課題(3)への対応)。
【0022】
これにより、機構帳票を紙で管理せずにシステム内で管理することが可能となる(紛失リスクの軽減やペーパレス化へつながる)。また、機構より過去分全量の買取チケットの提出を求められても、簡単に提出することが可能となる(案件に紐づいた形で管理されている為、容易に取得可能)。また、例えば、買取チケットは、過去全ての提示が求められるが、他は求められないため、帳票の種類毎にマスタで取得上限を設けることで、データベース容量を節約することが可能となる。
【0023】
本発明の外部帳票保存システムは、例えば、フラット35住宅ローンに関する帳票を取得する場合に有用であり、例えば、フラット35住宅ローンを取り扱う金融機関等において好適に使用することができる。なお、本実施の形態の外部帳票保存システムが取り扱い可能な帳票は、機構Webサイトのフラット35住宅ローンに関する帳票に限られるものではなく、他の外部システムが提供する他の帳票についても適用可能である。
【0024】
以下では、一例として、機構Webサイトのフラット35住宅ローンに関する帳票を取得する場合を説明する。
【0025】
図1は、本実施の形態の外部帳票保存システムの概略を説明するための図である。
図1(A)は、機構Webサイトから帳票を取得するための機構帳票取得画面の画面イメージの一例を示す図である。
図1(B)及び
図1(C)は、機構Webサイトから取得してデータベースに保存する機構連携_帳票データ及びイメージ保存データの一例を示す図である。
【0026】
本実施の形態の外部帳票保存システムは、(1)案件毎(顧客番号)に帳票を取得/ダウンロードする。(2)(1)で取得した帳票を自動でデータベースへ保存する。その際、帳票取得マスタより、取得上限の確認を行い、上限超えの場合は、自動削除を実施する。(3)過去取得/ダウンロードした帳票を再度ロードする。
【0027】
図1(A)において、機構帳票取得画面は、機構Webサイトから取得可能な帳票の一覧が表示されるJHF帳票取得可能一覧表示エリアと、取得済み一覧表示エリアと、一覧取得ボタンとを備えている。JHF帳票取得可能一覧表示エリアでは、取得可能な各帳票について取得ボタンが設けられている。
【0028】
一覧取得ボタンが押下されると、「出力可能帳票返却サービス」連携を実施し、JHF帳票取得可能一覧を表示する。帳票取得マスタにて、自動取得対象とした帳票については、「帳票ファイル保存先提供サービス」連携を実施し、機構Webサイトから帳票を自動でダウンロードしてデータベースへ自動保存する。
【0029】
取得ボタン押下が押下されると、「帳票ファイル保存先提供サービス」連携を実施し、機構Webサイトから帳票をダウンロードして、データベースへ自動保存する。また、取得ボタンが押下されると、「帳票ファイル保存先提供サービス」連携にてデータベースに保存した帳票を表示する。また、データベースへ格納した帳票は画面再起動時、または「一覧取得」ボタン押下時に取得済一覧表示エリアに表示する。
【0030】
データベースに帳票を自動保存する場合には、帳票取得マスタで設定される取得上限数を越えないように、データベースの帳票の保存数を制御する。
【0031】
[2.構成]
本実施の形態に係る外部帳票保存システム100の構成について、
図1を参照して説明する。
図1は、本実施の形態に係る外部帳票保存システム100の構成の一例を示すブロック図である。
【0032】
外部帳票保存システム100は、市販のデスクトップ型パーソナルコンピュータである。なお、外部帳票保存システム100は、デスクトップ型パーソナルコンピュータのような据置型情報処理装置に限らず、市販されているノート型パーソナルコンピュータ、PDA(Personal Digital Assistants)、スマートフォン、タブレット型パーソナルコンピュータなどの携帯型情報処理装置であってもよい。
【0033】
外部帳票保存システム100は、
図1に示すように、制御部102と通信インターフェース部104と記憶部106と入出力インターフェース部108と、を備えている。外部帳票保存システム100が備えている各部は、任意の通信路を介して通信可能に接続されている。
【0034】
通信インターフェース部104は、ルータ等の通信装置および専用線等の有線または無線の通信回線を介して、外部帳票保存システム100をネットワーク300に通信可能に接続する。通信インターフェース部104は、他の装置と通信回線を介してデータを通信する機能を有する。ここで、ネットワーク300は、外部帳票保存システム100と外部システムである機構Webシステム400とを相互に通信可能に接続する機能を有し、例えばインターネットやLAN(Local Area Network)等である。機構Webシステム400は、住宅金融支援機構のWebシステムであり、外部帳票保存システム300は、機構Webシステム400の所定のWebサイト(例えば、API/e-flat35WebService)からフラット35住宅ローンに関する帳票をダウンロードすることが可能に構成されている。
【0035】
入出力インターフェース部108には、入力装置112および出力装置114が接続されている。出力装置114には、モニタ(家庭用テレビを含む)の他、スピーカやプリンタを用いることができる。入力装置112には、キーボード、マウス、およびマイクの他、マウスと協働してポインティングデバイス機能を実現するモニタを用いることができる。なお、以下では、出力装置114をモニタ114とし、入力装置112をキーボード112またはマウス112として記載する場合がある。また、ユーザが出力装置(モニタ)114の画面に表示して、入力装置112で操作することを、「UIを介したユーザ操作」と記載する場合がある。
【0036】
記憶部106には、各種のデータベース、テーブル、およびファイルなどが格納される。記憶部106には、OS(Operating System)と協働してCPU(Central Processing Unit)に命令を与えて各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録される。記憶部106として、例えば、RAM(Random Access Memory)・ROM(Read Only Memory)等のメモリ装置、ハードディスクのような固定ディスク装置、フレキシブルディスク、および光ディスク等を用いることができる。
【0037】
記憶部106は、帳票取得マスタ106aと、データベース106bと、を備えている。
【0038】
帳票取得マスタ106aは、帳票ID、自動ダウンロードをするか否かを指定する自動取得情報(「1」:自動取得する、「0」:自動取得しない)、データベース106bに保存する取得上限数のデータを関連づけて登録したテーブル等で構成することができる。自動取得情報は、「1」:自動取得する、「0」:自動取得しないを設定する。自動取得する場合は、機構帳票参照画面において、一覧取得ボタン押下時に、自動取得を行い、データベース106bに格納する。取得上限数は、帳票ID毎の履歴保持数の上限である。取得上限数「0」は、上限無しである。上限を超えた場合、当該帳票を新規で取得時、過去分は自動削除される。
【0039】
図3に示す例では、1行目は、帳票ID「PPJ003A」、自動取得情報「1」、取得上限数「10」、2行目は、帳票ID「PPJ007A」、自動取得情報「0」、取得上限数「0」、3行目は、帳票ID「PPJ008A」、自動取得情報「1」、取得上限数「5」となっている。帳票の種別毎に履歴保存の重要度の高低に従って取得上限数を設定することができる。例えば、機構から過去に取得した買取チケット(帳票ID「PPJ007A」)は全量の提示が求められるため、上限なしに設定することができる。
【0040】
データベース106bは、ダウンロードした帳票を格納するためのものであり、ダウンロードした帳票を機構連携_帳票データとイメージ保存データの形式で格納する。機構連携_帳票データは、顧客番号(JHF)、帳票ID、SEQ、帳票名、FileSeq、取得日時のデータを含んでいてもよい。イメージ保存データは、FileSeq、イメージデータを含んでいてもよい。機構連携_帳票データとイメージ保存データは、FileSeqで紐付けされている。
【0041】
制御部102は、外部帳票保存システム100を統括的に制御するCPU等である。制御部102は、OS等の制御プログラム・各種の処理手順等を規定したプログラム・所要データなどを格納するための内部メモリを有し、格納されているこれらのプログラムに基づいて種々の情報処理を実行する。制御部102は、機能概念的に、帳票取得部102aと、マスタメンテ部102bと、画面表示制御部102cと、を備えている。
【0042】
帳票取得部102aは、外部システム(例えば、機構Webシステム400の所定のWebサイト)から対象の帳票を自動又はオペレータの操作に応じてダウンロードして、データベース106bに自動保存し、その際、帳票取得マスタ106aから対象の帳票の帳票IDに紐づく取得上限数を取得し、データベース106bの当該帳票IDの帳票の保存数が当該取得上限数を越えないように、データベース106bの当該帳票IDの保存数を制御する。
【0043】
帳票取得部102aは、データベース106bの当該帳票IDの帳票の保存数が取得した取得上限数を越えないように、データベース106bに保存されている当該帳票IDの過去分の帳票を削除してもよい。また、帳票取得部102aは、帳票取得マスタ106aの対象の帳票の帳票IDに紐づく帳票取得マスタ106aの自動取得情報が自動取得実行を指定する場合には、対象の帳票を自動でダウンロードすることにしてもよい。
【0044】
具体的には、帳票取得部102aは、機構帳票参照画面において、オペレータにより一覧取得ボタンが押下された場合には、取得可能な帳票のうち、その帳票IDに紐づく帳票取得マスタ106aの自動取得情報が自動取得実行を指定する場合には、当該帳票を自動でダウンロードして、データベース106bに自動保存する。また、機構帳票参照画面において、JHF取得可能一覧に表示される帳票の各帳票に設けられた取得ボタンがオペレータにより押下された場合には、取得ボタンが押下された帳票をダウンロードして、データベース106bに自動保存する。ここで、帳票取得部102aは、ダウンロードされた帳票をデータベース106bに自動保存する場合には、帳票取得マスタ106aから当該帳票の帳票IDに紐づく取得上限数を取得し、データベース106bの当該帳票IDの帳票の保存数が当該取得上限数を越えないように、データベース106bの当該帳票IDの保存数を制御する。
【0045】
マスタメンテ部102bは、例えば、モニタ114に表示されるマスタメンテ画面上でのオペレータの操作に応じて、帳票取得マスタ106aのデータの入力・変更・追加等の編集を行う。
【0046】
画面表示制御部102fは、モニタ114に表示する各種画面(例えば、機構帳票参照画面、マスタメンテ画面)の表示及びその入力の受付を制御する。
【0047】
[3.具体例]
図2~
図9を参照して、本実施の形態における外部帳票保存システム100の制御部102の処理の具体例を説明する。
図3~
図9は、本実施の形態における外部帳票保存システム100の制御部102の処理の具体的を説明するための図である。
【0048】
(一覧取得ボタン押下時の処理)
図4(A)は、機構帳票参照画面の表示例(起動画面)を示す図である。
図4(A)に示す機構帳票参照画面は、案件番号、申込人、顧客番号(JHF)の入力欄と、JHF取得可能一覧表示エリアと、取得済一覧表示エリアと、一覧取得ボタンと、案件一覧ボタンを備えている。画面起動時には、JHF取得可能一覧表示エリア及び取得済一覧表示エリアは非表示となっている。
【0049】
図4(A)に示す例では、案件番号「219-000001」、申込人「山田 太郎」、顧客番号(JHF)「252004060000095」が入力されている。ここで、一覧取得ボタンが押下されると、
図4(B)に示すように、JHF取得可能一覧表示エリアに、押下時点で機構Webシステム400のWebサイトから取得可能な帳票一覧が表示される。
図4(B)に示す例では、1行目には、取得ボタン、帳票ID「PPJ003A」、事前結果通知書、2行目には、取得ボタン、帳票ID「PPJ007A」、買取(付保)申請情報登録チケット、3行目には、取得ボタン、帳票ID「PPJ008A」、買取(付保)(仮)承認通知書が表示される。同図では、帳票IDの図示を省略している。帳票取得マスタ106aで自動取得対象に設定されている帳票は自動取得される。
図4(C)に示す例では、帳票ID「PPJ003A」は、帳票取得マスタ106aで自動取得対象に設定されているので(
図5(C)参照)、帳票ID「PPJ003A」の帳票「事前結果通知書」が自動取得されてデータベース106bに保存される。また、一覧取得ボタンが押下されると、取得済一覧表示エリアに、データベース106bに保存している帳票一覧が表示される。
図4(B)に示す例では、取得済一覧表示エリアに、自動取得した帳票ID「PPJ003A」の帳票「事前結果通知書」が表示される。
【0050】
図5は、
図4の画面イメージに対応するサンプルデータを示す図である。
図5(A)及び
図5(B)は、データベース106bに保存される機構連携_帳票データ及びイメージ保存データを示している。
図5(C)は、帳票取得マスタ106aの設定例を示す図である。
【0051】
図5(C)に示す帳票取得マスタ106aにおいて、帳票ID「PPJ003A」は、帳票取得マスタ106aで自動取得対象に設定されているので、一覧取得ボタンが押下されると、帳票ID「PPJ003A」の帳票「事前結果通知書」が自動取得されて、
図5(A)及び
図5(B)に示すような機構連携_帳票データ及びイメージ保存データがデータベース106bに保存される。
【0052】
(取得ボタンの押下時の処理)
つぎに、
図6に示す機構帳票参照画面において、JHF取得可能一覧表示エリアの2行目の帳票ID「PPJ007A」の取得ボタンが押下されると、帳票ID「PPJ007A」の帳票「買取(付保)申請情報登録チケット」が取得されてデータベース106bに保存され、取得済一覧表示エリアに表示される。
【0053】
図7は、
図6の画面イメージに対応するサンプルデータを示す図である。
図7(A)及び
図7(B)は、データベース106bに保存される機構連携_帳票データ及びイメージ保存データを示している。
図8(C)は、帳票取得マスタ106aの設定例を示す図である。
【0054】
帳票ID「PPJ007A」の取得ボタンが押下されると、帳票ID「PPJ007A」の帳票「買取(付保)申請情報登録チケット」が取得されて、
図8(A)及び
図8(B)に示すように、機構連携_帳票データ及びイメージ保存データが更新される。
【0055】
図8は、取得ボタンが押下された場合の帳票取得部102aの処理を説明するためのフローチャート示している。
図8において、取得ボタンが押下されると(ステップS1)、取得ボタンを押下した帳票ID(内部的に保持)が帳票取得マスタ106aに登録されているか否かを判断する(ステップS2)。取得ボタンを押下した帳票ID(内部的に保持)が帳票取得マスタ106aに登録されていない場合には(ステップS2の「No」)、処理を終了する。
【0056】
取得ボタンを押下した帳票ID(内部的に保持)が帳票取得マスタ106aに登録されている場合には(ステップS2の「Yes」)、帳票取得マスタ106aから帳票IDをキーとして取得上限数を取得する(ステップS3)。つぎに、顧客番号及び取得ボタンを押下した帳票IDにて、機構連携_帳票データ及び対応するイメージ保存データを機構Webシステム400のWebサイトから取得する(ステップS4)。
【0057】
当該帳票IDについてのデータベース106bの取得件数(保存数)+「1(今回取得数)」>取得上限数であるか否かを判断する(ステップS5)。取得件数(保存数)+1(今回取得数)>取得上限数でない場合(ステップS5の「No」)には、取得した機構連携_帳票データ及び対応するイメージ保存データをデータベース106bに保存して更新する(ステップS7)。
【0058】
取得件数(保存数)+1(今回取得数)>取得上限数である場合(ステップS5の「Yes」)には、取得上限数になるまでデータベース106bの過去取得分の機構連携_帳票データ及びイメージ保存データを削除する(ステップS6)。この場合、古いデータから順に削除することにしてもよい。この後、取得した機構連携_帳票データ及び対応するイメージ保存データをデータベース106bに保存して更新する(ステップS7)。
【0059】
つぎに、帳票削除の処理(削除対象存在時)を説明する。
図9(A)は、データベース106bに保存されている機構連携_帳票データの例を示す図である。
図9(A)に示す機構連携_帳票データの例では、1行目は、顧客番号「252004060000096」、帳票ID「PPJ007A」、SEQ「1」、帳票名「買取(付保)申請情報登録チケット」、FileSeq「1」、取得日時「2020/11/26 9:21:00」、2行目は、顧客番号「252004060000096」、帳票ID「PPJ007A」、SEQ「2」、帳票名「買取(付保)申請情報登録チケット」、FileSeq「2」、取得日時「2020/11/27 9:21:00」となっている。
【0060】
図9(B)は、データベース106bに保存されているイメージ保存データの例を示している。
図9(B)に示すイメージ保存データの例では、1行目は、FileSeq「1」、イメージデータ「バイナリーデータ1」、2行目は、FileSeq「2」、イメージデータ「バイナリーデータ2」となっている。
【0061】
このように、データベース106bに保存されている帳票ID「PPJ007A」の帳票の取得件数(保存数)は「2」となっている。
【0062】
図9(C)は、帳票取得マスタ106aの例を示しており、1行目は、帳票ID「PPJ003A」、自動取得情報「1」、取得上限数「10」、2行目は、帳票ID「PPJ007A」、自動取得情報「0」、取得上限数「2」、3行目は、帳票ID「PPJ008A」、自動取得「0」、取得上限数「0」となっている。
【0063】
この状態において、帳票ID「PPJ007A」の取得ボタンが押下されると、帳票ID「PPJ007A」の帳票「買取(付保)申請情報登録チケット」が取得される。
図9(C)に示す帳票取得マスタ106aの帳票ID「PPJ007A」の取得上限数は「2」である。データベース106bの取得数(保存数)「2」+今回取得数「1」>取得上限数「2」であるので、取得上限数を超えないように、
図9(D)に示すように、機構連携_帳票データのSEQ「1」を削除して、今回取得した帳票ID「PPJ007A」のデータをSEQ「3」として保存して、機構連携_帳票データを更新する。また、
図9(E)に示すように、イメージ保存データの対応するFileseq「1」のデータを削除して、今回取得したデータをFileseq「3」として保存して、イメージ保存データを削除する。
【0064】
以上説明したように、本実施の形態によれば、帳票ID毎に、データベース106bへ保存する取得上限数を登録した帳票取得マスタ106aと、外部システムから対象の帳票を自動又はオペレータの操作に応じてダウンロードして、データベース106bに自動保存し、その際、帳票取得マスタ106aから対象の帳票の帳票IDに紐づく取得上限数を取得し、データベース106bの当該帳票IDの帳票の保存数が当該取得上限数を越えないように、データベース106bの当該帳票IDの保存数を制御する帳票取得部102aを備えているので、外部帳票の取得/ダウンロード時にデータベースに自動保存する機能を設けることで過去分のものもいつでも取得可能とし、さらに、帳票保管のためのデータベース容量を節約することが可能となる。
【0065】
[4.国連が主導する持続可能な開発目標(SDGs)への貢献]
本実施形態により、業務効率化や企業の適切な経営判断を推進することに寄与することができるので、SDGsの目標8及び9に貢献することが可能となる。
【0066】
また、本実施形態により、廃棄ロス削減や、ペーパレス・電子化を推進することに寄与することができるので、SDGsの目標12、13及び15に貢献することが可能となる。
【0067】
また、本実施形態により、統制、ガバナンス強化に寄与することができるので、SDGsの目標16に貢献することが可能となる。
【0068】
[5.他の実施形態]
本発明は、上述した実施の形態以外にも、特許請求の範囲に記載した技術的思想の範囲内において種々の異なる実施形態にて実施されてよいものである。
【0069】
例えば、実施の形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。
【0070】
また、本明細書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各処理の登録データや検索条件等のパラメータを含む情報、画面例、データベース構成については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
【0071】
また、外部帳票保存システム100に関して、図示の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。
【0072】
例えば、外部帳票保存システム100が備える処理機能、特に制御部102にて行われる各処理機能については、その全部または任意の一部を、CPUおよび当該CPUにて解釈実行されるプログラムにて実現してもよく、また、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現してもよい。尚、プログラムは、本実施形態で説明した処理を情報処理装置に実行させるためのプログラム化された命令を含む一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されており、必要に応じて外部帳票保存システム100に機械的に読み取られる。すなわち、ROMまたはHDD(Hard Disk Drive)などの記憶部などには、OSと協働してCPUに命令を与え、各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録されている。このコンピュータプログラムは、RAMにロードされることによって実行され、CPUと協働して制御部を構成する。
【0073】
また、このコンピュータプログラムは、外部帳票保存システム100に対して任意のネットワークを介して接続されたアプリケーションプログラムサーバに記憶されていてもよく、必要に応じてその全部または一部をダウンロードすることも可能である。
【0074】
また、本実施形態で説明した処理を実行するためのプログラムを、一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納してもよく、また、プログラム製品として構成することもできる。ここで、この「記録媒体」とは、メモリーカード、USB(Universal Serial Bus)メモリ、SD(Secure Digital)カード、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(登録商標)(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)、CD-ROM(Compact Disk Read Only Memory)、MO(Magneto-Optical disk)、DVD(Digital Versatile Disk)、および、Blu-ray(登録商標) Disc等の任意の「可搬用の物理媒体」を含むものとする。
【0075】
また、「プログラム」とは、任意の言語または記述方法にて記述されたデータ処理方法であり、ソースコードまたはバイナリコード等の形式を問わない。なお、「プログラム」は必ずしも単一的に構成されるものに限られず、複数のモジュールやライブラリとして分散構成されるものや、OSに代表される別個のプログラムと協働してその機能を達成するものをも含む。なお、実施形態に示した各装置において記録媒体を読み取るための具体的な構成および読み取り手順ならびに読み取り後のインストール手順等については、周知の構成や手順を用いることができる。
【0076】
記憶部106に格納される各種のデータベース等は、RAM、ROM等のメモリ装置、ハードディスク等の固定ディスク装置、フレキシブルディスク、および、光ディスク等のストレージ手段であり、各種処理やウェブサイト提供に用いる各種のプログラム、テーブル、データベース、および、ウェブページ用ファイル等を格納する。
【0077】
また、外部帳票保存システム100は、既知のパーソナルコンピュータまたはワークステーション等の情報処理装置として構成してもよく、また、任意の周辺装置が接続された当該情報処理装置として構成してもよい。また、外部帳票保存システム100は、当該装置に本実施形態で説明した処理を実現させるソフトウェア(プログラムまたはデータ等を含む)を実装することにより実現してもよい。
【0078】
更に、装置の分散・統合の具体的形態は図示するものに限られず、その全部または一部を、各種の付加等に応じてまたは機能負荷に応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。すなわち、上述した実施形態を任意に組み合わせて実施してもよく、実施形態を選択的に実施してもよい。
【符号の説明】
【0079】
100 外部帳票保存システム
102 制御部
102a 帳票取得部
102b マスタメンテ部
102c 画面表示制御部
104 通信インターフェース部
106 記憶部
106a 帳票取得マスタ
106b データベース
108 入出力インターフェース部
112 入力装置
114 出力装置
200 サーバ
300 ネットワーク
400 機構Webシステム