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特許7538942チャネル品質報告方法、チャネル品質受信方法、チャネル品質報告装置、チャネル受品質信装置、端末、サービスノードおよびコンピュータ可読記憶媒体
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-08-14
(45)【発行日】2024-08-22
(54)【発明の名称】チャネル品質報告方法、チャネル品質受信方法、チャネル品質報告装置、チャネル受品質信装置、端末、サービスノードおよびコンピュータ可読記憶媒体
(51)【国際特許分類】
   H04W 24/10 20090101AFI20240815BHJP
【FI】
H04W24/10
【請求項の数】 19
(21)【出願番号】P 2023504684
(86)(22)【出願日】2021-07-16
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2023-10-11
(86)【国際出願番号】 CN2021106858
(87)【国際公開番号】W WO2022028233
(87)【国際公開日】2022-02-10
【審査請求日】2023-01-23
(31)【優先権主張番号】202010790892.5
(32)【優先日】2020-08-07
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】511151662
【氏名又は名称】中興通訊股▲ふん▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】ZTE CORPORATION
【住所又は居所原語表記】ZTE Plaza,Keji Road South,Hi-Tech Industrial Park,Nanshan Shenzhen,Guangdong 518057 China
(74)【代理人】
【識別番号】110001195
【氏名又は名称】弁理士法人深見特許事務所
(74)【代理人】
【識別番号】110001519
【氏名又は名称】弁理士法人太陽国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ピエン、ルアンチエン
(72)【発明者】
【氏名】タイ、ポー
(72)【発明者】
【氏名】フー、ヨウチュン
(72)【発明者】
【氏名】ファン、ホイイン
(72)【発明者】
【氏名】リウ、クン
(72)【発明者】
【氏名】ヤン、ウェイウェイ
【審査官】中元 淳二
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2017/0288808(US,A1)
【文献】特開2014-216742(JP,A)
【文献】中国特許出願公開第103944855(CN,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B 7/24-7/26
H04W 4/00-99/00
3GPP TSG RAN WG1-4
SA WG1-4
CT WG1,4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
チャネル品質指標CQIインデックスとチャネル品質パラメータとの間の相関関係を含む第1のCQIセットを決定することであって、前記チャネル品質パラメータは、符号化率、スペクトル効率、変調、符号化スキームMCSインデクス、トランスポートブロックサイズTBSインデクス、変調方式、及びPDCCHの繰り返し回数を含み、前記チャネル品質パラメータの変調方式は16QAM以下である、ことと、
前記第1のCQIセットに基づいてCQIを報告することと、を含み、
前記第1のCQIセットにおいて、少なくとも1つのCQIサブセットがあり、前記CQIサブセット内の各CQIインデックスに関連付けられた符号化率は同じであり、且つ前記CQIサブセット内の各CQIインデックスに関連付けられた繰り返し回数は異なる、
チャネル品質報告方法。
【請求項2】
前記第1のCQIセットにおいて、少なくとも1つのCQIインデックスが存在し、前記少なくとも1つのCQIインデックスにおける各CQIインデックスに関連付けられた符号化率は、予め定義された第2のCQIセットにおける隣接する2つのCQIインデックスに対応する符号化率の平均値に等しい;
または、
前記第1のCQIセットにおいて、少なくとも1つのCQIインデックスkが存在し、前記CQIインデックスkに関連付けられた符号化率は、前記第1のCQIセットにおけるCQIインデックスk-1およびCQIインデックスk+1に対応する符号化率の平均値に等しく、ここで、kは0より大きく31より小さい;
または、
前記第1のCQIセットにおいて、少なくとも1つのCQIインデックスhが存在し、前記CQIインデックスhに関連付けられた符号化率は、前記第1のCQIセットにおけるCQIインデックスh-1およびCQIインデックスh+2に対応する符号化率の平均値に等しく、ここで、hは0より大きく29より小さい;
または、
前記第1のCQIセットにおいて、少なくとも1つのCQIインデックスhが存在し、このCQIインデックスhに関連付けられた符号化率は、前記第1のCQIセットにおけるCQIインデックスh-2およびCQIインデックスh+1に対応する符号化率の平均値に等しく、ここで、hは1より大きく30より小さい、
請求項1に記載のチャネル品質報告方法。
【請求項3】
記第1のCQIセット内の、第2の変調方式に関連付けられた任意の隣接する2つのCQIインデックスに対応する符号化率の差は、予め定義された第2のCQIセット内の、第2の変調方式に関連付けられた任意の隣接する2つのCQIインデックスに対応する符号化率の差よりも小さい、請求項1に記載のチャネル品質報告方法。
【請求項4】
記第1のCQIセットにおいて、第1の変調方式に関連付けられた各隣接する2つのCQIインデックスに対応するTBSインデックスの差は2である、請求項1に記載のチャネル品質報告方法。
【請求項5】
前記第1のCQIセットにおいて、各CQIインデックスは1つのMCSインデックスに関連付けられ、各MCSインデックスは1つのTBSインデックスに関連付けられる、請求項4に記載のチャネル品質報告方法。
【請求項6】
記第1のCQIセットにおいて、第2の変調方式に関連付けられたCQIインデックスがN個存在し、前記第2の変調方式に関連付けられたN個のCQIインデックスのうち、各隣接する2つのCQIインデックスに関連付けられたTBSインデックスの差は1であり、ここで、Nは2以上である、請求項1に記載のチャネル品質報告方法。
【請求項7】
前記第2の変調方式に関連付けられたN個のCQIインデックスは、前記第1のCQIセットにおけるインデックスが最大のN個のCQIインデックスである、請求項6に記載のチャネル品質報告方法。
【請求項8】
記第1のCQIセットにおいて、最大のCQIインデックスに関連付けられたTBSインデックスは、21または22である、請求項1に記載のチャネル品質報告方法。
【請求項9】
記第1のCQIセットにおいて、P個のCQIインデックスはTBSインデックス0からTBSインデックスP-1に順に関連付けられ、ここで、Pは22または23の値をとる、請求項1に記載のチャネル品質報告方法。
【請求項10】
記第1のCQIセットは、M個のCQIインデックスを含み、ここで、Mは8以上であり、
前記M個のCQIインデックスのうち、M-1個のCQIインデックスは、MCSインデックス0からMCSインデックスM-1のうちのM-1個のMCSインデックスにそれぞれ関連付けられる;または、前記M個のCQIインデックスのうち、M-1個のCQIインデックスは、MCSインデックス0からMCSインデックスM-2にそれぞれ関連付けられる、
請求項1に記載のチャネル品質報告方法。
【請求項11】
域内配置方式の場合、報告されたCQIインデックスは、TBSインデクスLに関連付けられたCQIインデクス以下であり、ここで、Lは16または17である、請求項1に記載のチャネル品質報告方法。
【請求項12】
記第1のCQIセットにおいて、少なくとも2つのCQIインデックスが存在し、
前記少なくとも2つのCQIインデックスが、前記少なくとも2つのCQIインデックスに関連付けられた符号化率と負の相関を有することと、
前記少なくとも2つのCQIインデックスが、前記少なくとも2つのCQIインデックスに関連付けられたMCSインデックスと負の相関を有することと、
前記少なくとも2つのCQIインデックスが、前記少なくとも2つのCQIインデックスに関連付けられたTBSインデックスと負の相関を有することと、のうちの少なくとも1つを満たす、請求項1に記載のチャネル品質報告方法。
【請求項13】
前記した、前記第1のCQIセットに基づいてCQIインデックスを報告することは、
チャネル品質報告命令が受信された場合、前記第1のCQIセットに基づいてCQIインデックスを報告し、かつ前記第1のCQIセットに基づいて物理ダウンリンク制御チャネルPDCCHの繰り返し回数を報告すること;
または、
チャネル品質報告命令が受信され、かつPDCCHの繰り返し回数が閾値以下である場合、前記第1のCQIセットに基づいてCQIを報告し、かつ前記第1のCQIセットに基づいて前記PDCCHの繰り返し回数を報告すること;
または、
半永続スケジューリングの物理アップリンク共有チャネルを用いて、前記第1のCQIセットに基づいて前記CQIインデックスを報告すること、
を含む、請求項1に記載のチャネル品質報告方法。
【請求項14】
CQIインデックスとチャネル品質パラメータとの間の相関関係を含む第1のCQIセットを決定することであって、前記チャネル品質パラメータは、符号化率、スペクトル効率、MCSインデクス、TBSインデクスのうちの少なくとも1つ、及び変調方式、PDCCHの繰り返し回数を含み、前記チャネル品質パラメータの変調方式は16QAM以下である、ことと、
前記第1のCQIセットに基づいてCQIを受信することと、を含み、
前記第1のCQIセットにおいて、少なくとも1つのCQIサブセットがあり、前記CQIサブセット内の各CQIインデックスに関連付けられた符号化率は同じであり、且つ前記CQIサブセット内の各CQIインデックスに関連付けられた繰り返し回数は異なる、
チャネル品質受信方法。
【請求項15】
CQIインデックスとチャネル品質パラメータとの間の相関関係を含む第1のCQIセットを決定するように構成される第1の決定モジュールであって、前記チャネル品質パラメータは、符号化率、スペクトル効率、MCSインデクス、TBSインデクス、変調方式、及びPDCCHの繰り返し回数を含み、前記チャネル品質パラメータの変調方式は16QAM以下である、第1の決定モジュールと、
前記第1のCQIセットに基づいてCQIを報告するように構成される報告モジュールと、を備え、
前記第1のCQIセットにおいて、少なくとも1つのCQIサブセットがあり、前記CQIサブセット内の各CQIインデックスに関連付けられた符号化率は同じであり、且つ前記CQIサブセット内の各CQIインデックスに関連付けられた繰り返し回数は異なる、
チャネル品質報告装置。
【請求項16】
CQIインデックスとチャネル品質パラメータとの間の相関関係を含む第1のCQIセットを決定するように構成される第2の決定モジュールであって、前記チャネル品質パラメータは、符号化率、スペクトル効率、MCSインデクス、TBSインデクス、変調方式、及びPDCCHの繰り返し回数を含み、前記チャネル品質パラメータの変調方式は16QAM以下である、第2の決定モジュールと、
前記第1のCQIセットに基づいてCQIを受信するように構成される受信モジュールと、を備え、
前記第1のCQIセットにおいて、少なくとも1つのCQIサブセットがあり、前記CQIサブセット内の各CQIインデックスに関連付けられた符号化率は同じであり、且つ前記CQIサブセット内の各CQIインデックスに関連付けられた繰り返し回数は異なる、チャネル品質受信装置。
【請求項17】
1つ以上のプロセッサと、
1つ以上のプログラムを記憶するように構成される記憶装置とを備え、
前記1つ以上のプログラムが、前記1つ以上のプロセッサによって実行されると、請求項1から請求項13のいずれか一項に記載のチャネル品質報告方法を前記1つ以上のプロセッサに実現させる、端末。
【請求項18】
1つ以上のプロセッサと
1つ以上のプログラムを記憶するように構成される記憶装置とを備え、
前記1つ以上のプログラムが、前記1つ以上のプロセッサによって実行されると、請求項14に記載のチャネル品質受信方法を前記1つ以上のプロセッサに実現させる、サービスノード。
【請求項19】
コンピュータプログラムを記憶したコンピュータ可読記憶媒体であって、前記コンピュータプログラムは、プロセッサによって実行されると、請求項1から請求項13のいずれか一項に記載のチャネル品質報告方法または請求項14に記載のチャネル品質受信方法を実現する、コンピュータ可読記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、無線通信ネットワークに関し、例えば、チャネル品質報告方法、受信方法、装置、端末、サービスノードおよび媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
エアインターフェース規格では、下りデータ伝送は主に4位相偏移変調(Quadrature Phase Shift Keying,QPSK)の変調方式が採用され、変調方式が単一で、データブロックサイズの範囲が限られているので、変調符号化方式に関するチャネル品質指標(Channel Quality Indicator,CQI)の報告はサポートされない。新しい無線インタフェース(New Radio,NR)技術の発展に伴い、通信システムがサポートする変調方式も拡張され、例えば直交振幅変調(Quadrature Amplitude Modulation,QAM)をサポートすることができ、この場合、より多くの変調および符号化スキーム(modulation and coding schemes,MCS)が発生し、ネットワーク側でスケジューリングと通信過程で総合的に考慮する必要がある要素も増加している。CQI報告の方式が単一で柔軟性がないため、通信システムの異なるシナリオに適用できず、ネットワーク側がチャネル品質を完全に理解することを保証できず、ひいてはスケジューリング効率と通信性能に影響する。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0003】
以下は、本明細書で詳細に説明される主題の概要である。この概要は、特許請求の範囲を限定するものではない。
【0004】
本開示の実施形態はチャネル品質報告方法を提供し、該チャネル品質報告方法は、
CQIとチャネル品質パラメータとの間の相関関係を含む第1のCQIセットを決定することであって、前記チャネル品質パラメータは、変調方式、符号化率、スペクトル効率、MCSインデクス、トランスポートブロックサイズ(Transport Block Size,TBS)インデクス、および繰り返し回数のうちの少なくとも1つを含む、ことと、
前記第1のCQIセットに基づいてCQIを報告することと、を含む。
【0005】
本開示の実施形態はチャネル品質受信方法をさらに提供し、該チャネル品質受信方法は、
CQIとチャネル品質パラメータとの間の相関関係を含む第1のCQIセットを決定することであって、前記チャネル品質パラメータは、変調方式、符号化率、スペクトル効率、MCSインデクス、TBSインデクス、および繰り返し回数のうちの少なくとも1つを含む、ことと、
前記第1のCQIセットに基づいてCQIを受信することと、を含む。
【0006】
本開示の実施形態はチャネル品質報告装置をさらに提供する。チャネル品質報告装置は第1の決定モジュールと報告モジュールとを備える。
【0007】
前記第1の決定モジュールは、CQIとチャネル品質パラメータとの間の相関関係を含む第1のCQIセットを決定するように構成され、前記チャネル品質パラメータは、変調方式、符号化率、スペクトル効率、MCSインデクス、TBSインデクス、および繰り返し回数のうちの少なくとも1つを含む。
【0008】
前記報告モジュールは、前記第1のCQIセットに基づいてCQIを報告するように構成される。
【0009】
本開示の実施形態は、チャネル品質受信装置をさらに提供する。チャネル品質受信装置は、第2の決定モジュールと受信モジュールとを備える。
【0010】
前記第2の決定モジュールは、CQIとチャネル品質パラメータとの間の相関関係を含む第1のCQIセットを決定するように構成され、前記チャネル品質パラメータは、変調方式、符号化率、スペクトル効率、MCSインデクス、TBSインデクス、および繰り返し回数のうちの少なくとも1つを含む。
【0011】
前記受信モジュールは、前記第1のCQIセットに基づいてCQIを受信するように構成される。
【0012】
本開示の実施形態は、端末をさらに提供する。端末は1つ以上のプロセッサと、1つ以上のプログラムを記憶するように構成される記憶装置と備える。
【0013】
前記1つ以上のプログラムは、前記1つ以上のプロセッサによって実行されると、前記1つ以上のプロセッサにチャネル品質報告方法を実現させる。
【0014】
本開示の実施形態は、サービスノードをさらに提供する。サービスノードは、1つ以上のプロセッサと、1つ以上のプログラムを記憶するように構成される記憶装置とを備える。
【0015】
前記1つ以上のプログラムが、前記1つ以上のプロセッサによって実行されると、前記1つ以上のプロセッサにチャネル品質受信方法を実現させる。
【0016】
本開示の実施形態は、コンピュータ可読記憶媒体をさらに提供する。コンピュータ可読記憶媒体には、プロセッサによって実行されると、チャネル品質報告方法又はチャネル品質受信方法を実現するコンピュータプログラムが記憶される。
【0017】
他の態様は、図面および詳細な説明を読んで理解することにより明らかになる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
図1図1は、一実施形態に係るチャネル品質報告方法のフローチャートである。
図2図2は、一実施形態に係るチャネル品質受信方法のフローチャートである。
図3図3は、一実施形態に係るチャネル品質報告装置の構造図である。
図4図4は、一実施形態に係るチャネル品質受信装置の構造図である。
図5図5は、一実施形態に係る端末のハードウェアの構造図である。
図6図6は、一実施形態に係るサービスノードのハードウェアの構造図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下、実施形態と図面を参照して本開示について説明する。本明細書に記載の具体的な実施形態は、本開示を説明するためのものにすぎず、本開示を限定するものではない。なお、本開示における実施形態および実施形態における特徴は、矛盾しない限り、任意の様式において互いに組み合わせられ得る。また、説明の便宜上、図面には、全ての構成が示されておらず、本開示に関連する部分のみが示されている。
【0020】
本開示の実施形態では、チャネル品質報告方法を提供する。端末は、CQIとチャネル品質パラメータとの間の相関関係に基づいてCQIを報告することにより、CQI報告の柔軟性を向上させ、サービスノードにチャネル品質を正確に取得させ、ひいてはスケジューリング効率と通信性能を向上させる。
【0021】
図1は一実施形態に係るチャネル品質報告方法のフローチャートであり、図1に示すように、本実施形態に係る方法はステップ110およびステップ120を含む。
【0022】
ステップ110では、チャネル品質指標CQIとチャネル品質パラメータとの間の相関関係を含む第1のCQIセットを決定する。前記チャネル品質パラメータは、変調方式、符号化率、スペクトル効率、変調および符号化スキームMCSインデクス、トランスポートブロックサイズTBSインデクス、および繰り返し回数のうちの少なくとも1つを含む。
【0023】
本実施形態では、前記符号化率は、符号レートに1024を乗じた値として表されてよい。例えば、符号レートが1/4である場合、符号化率は256である。
【0024】
本実施形態では、前記繰り返し回数は物理ダウンリンク共有チャネル(Physical downlink shared channel、PDSCH)の繰り返し回数である。本実施形態では、前記MCSインデクスはMCS番号であり、前記TBSインデクスはTBS番号である。
【0025】
ステップ120では、前記第1のCQIセットに基づいてCQIを報告する。
【0026】
本実施形態では、第1のCQIセットはテーブルの形式で表してよい。第1のCQIセットには、CQIとチャネル品質パラメータとの間の相関関係が記憶されており、端末は物理チャネルを測定することでチャネル品質パラメータを取得する。これにより、対応するCQIをサービスノードに報告し、サービスノードがスケジューリング決定を行うことに供することができる。ここで、チャネル品質パラメータは、変調方式、符号化率、スペクトル効率、MCSインデクス、TBSインデクスおよび繰り返し回数のうちの1つ又は複数を含むことができる。異なるCQIは異なるCQIインデックスで示され、CQIを報告することは即ちCQIインデックスを報告することである。
【0027】
本実施形態では、端末は、第1のCQIセットに基づいてCQIを報告する。第1のCQIセットは、1つ以上のチャネル品質パラメータに関連付けられ、各CQIに対応するチャネル品質パラメータの値を設定することにより、可能な値の範囲内に合理的に分布させ、異なるチャネル品質を可能な限り均一に反応させ、CQI間の復号化に必要な信号対雑音比の間隔を均一にする。且つ各CQI符号化率と対応するTBSとをよりよくマッチさせることで、CQI報告の柔軟性を高め、正確なチャネル品質を報告する。且つ前記第1のCQIセットは多くの16QAM変調方式に対応するCQIを含み、高い信号対雑音比の条件でデータ伝送効率を高めるのに有利である。その上、サービスノードは、端末からフィードバックされたチャネル品質を正確に取得することができ、ひいてはスケジューリング効率と通信性能を向上させることができる。
【0028】
一実施形態では、第1のCQIセットにおいて、少なくとも1つのCQIインデックスが存在し、このCQIインデックスに関連付けられた符号化率は、予め定義された第2のCQIセットにおける隣接する2つのCQIインデックスに対応する符号化率の平均値に等しい。
【0029】
本実施形態では、第1のCQIセットにおいて、少なくとも1つのCQIインデックスが存在し、このCQIインデックスに対応する符号化率は、第2のCQIセットにおける隣接する2つのCQIの符号化率の平均値に等しく、第2のCQIセットは予め定義される。
【0030】
本実施形態では、前記符号化率の平均値が非整数である場合、前記符号化率の平均値は、この非整数の値に基づいて、切上げ又は切捨てを行ってもよい。例えば、符号化率の平均値が251.5である場合、該符号化率の平均値は、251または252の値をとることができる。
【0031】
〔表1〕第2のCQIセットにおけるCQIインデックスとチャネル品質パラメータとの相関関係表
【表1】
【0032】
表1は、第2のCQIセットにおけるCQIインデックスとチャネル品質パラメータとの相関関係表である。表1に示すように、標準バージョンには、CQIインデックスと変調方式、符号化率(符号レートと1024との積)およびスペクトル効率との間の相関関係が予め定義されている。
【0033】
一実施形態では、第2のCQIセットにおける隣接する2つのCQIインデックスに対応する符号化率の平均値が非整数である場合、第1のCQIセットにおける対応するCQIインデックスに関連付けられた符号化率は、この非整数に等しくてもよく、この非整数に基づいて切上げ又は切捨てを行った結果であってもよい。ここで、符号化率は、符号レートと1024との積として表されてもよい。このような符号化率分布方式により、CQI間の復号化に必要な信号対雑音比の間隔をより均一にすることができ、同時に、各CQI符号化率と対応するTBSとをより良くマッチさせることができる。
【0034】
例えば、第1のCQIセットにおける1つのCQIインデックスに対応する符号化率は、表1に示す第2のCQIセットにおけるCQI2の符号化率とCQI3の符号化率との平均値、すなわち、(120+193)/2=156.5に等しく、157に切り上げてもよい;
別の例として、第1のCQIセットにおける1つのCQIインデックスに対応する符号化率は、表1に示す第2のCQIセットにおけるCQI3の符号化率とCQI4の符号化率との平均値、すなわち、(193+308)/2=250.5に等しく、251に切り上げてもよい;
さらに別の例として、第1のCQIセットにおける1つのCQIインデックスに対応する符号化率は、表1に示す第2のCQIセットにおけるCQI4の符号化率とCQI5の符号化率との平均値、すなわち、(308+449)/2=378.5に等しく、379に切り上げてもよい;
さらに別の例として、第1のCQIセットにおける1つのCQIインデックスに対応する符号化率は、表1に示す第2のCQIセットにおけるCQI5の符号化率とCQI6の符号化率との平均値、すなわち、(449+602)/2=525.5に等しく、526に切り上げてもよい;
さらに別の例として、第1のCQIセットにおける1つのCQIインデックスに対応する符号化率は、表1に示す第2のCQIセットにおけるCQI7の符号化率とCQI8の符号化率との平均値、すなわち、(378+490)/2=434に等しい;
さらに別の例として、第1のCQIセットにおける1つのCQIインデックスに対応する符号化率は、表1に示すように、第2のCQIセットにおけるCQI8の符号化率とCQI9の符号化率との平均値、すなわち、(490+616)/2=553に等しい;
さらに別の例として、第1のCQIセットにおける1つのインデックスに対応する符号化率は、表1に示す第2のCQIセットにおけるCQI12の符号化率とCQI13の符号化率との平均値、すなわち、(666+772)/2=719に等しい;
さらに別の例として、第1のCQIセットにおける1つのCQIインデックスに対応する符号化率は、表1に示す第2のCQIセットにおけるCQI13の符号化率とCQI14の符号化率との平均値、すなわち、(772+873)/2=822.5に等しく、823に切り上げてもよい;
さらに別の例として、第1のCQIセットにおける1つのCQIインデックスに対応する符号化率は、表1に示す第2のCQIセットにおけるCQI14の符号化率とCQI15の符号化率との平均値、すなわち、(873+948)/2=910.5に等しく、911に切り上げてもよい。
【0035】
一実施形態では、第1のCQIセットにおいて、少なくとも1つのCQIインデックスkが存在し、このCQIインデックスkに関連付けられた符号化率は、第1のCQIセットにおけるCQIインデックスk-1の符号化率とCQIインデックスk+1に対応する符号化率の平均値に等しく、ここで、kは0より大きく31より小さい。
【0036】
本実施形態では、第1のCQIセットにおいて、少なくとも1つのCQIインデックスkが存在し、CQIkの符号化率は、第1のCQIセットにおけるCQIのk-1の符号化率とCQIk+1の符号化率との平均値に等しく、ここで、kは0より大きく31より小さい。
【0037】
例えば、第1のCQIセットにおいて、CQIkの符号化率は、CQIk-1の符号化率120とCQIk+1の符号化率193との平均値156.5に等しく、157に切り上げてもよい;別の例として、CQIkの符号化率は、CQIk-1の符号化率378.5とCQIk+1の符号化率449との平均値413.75に等しく、414に切り上げてもよい;さらに別の例として、CQIkの符号化率は、CQIk-1の符号化率378とCQIk+1の符号化率490との平均値434に等しい;さらに別の例として、CQIkの符号化率は、CQIk-1の符号化率666とCQIk+1の符号化率772との平均値719に等しい
【0038】
一実施形態では、第1のCQIセットにおいて、少なくとも1つのCQIインデックスhが存在し、このCQIインデックスhに関連付けられた符号化率は、第1のCQIセットにおけるCQIインデックスh-1およびCQIインデックスh+2に対応する符号化率の平均値に等しく、ここで、hは0より大きく29より小さい;または、第1のCQIセットにおいて、少なくとも1つのCQIインデックスhが存在し、このCQIインデックスhに関連付けられた符号化率は、第1のCQIセットにおけるCQIインデックスh-2およびCQIインデックスh+1に対応する符号化率の平均値に等しく、ここで、hは1より大きく30より小さい。
【0039】
例えば、第1のCQIセットにおけるCQIhの符号化率は、CQIh-1の符号化率308とCQIh+2の符号化率449との平均値378.5に等しく、379に切り上げてもよい;別の例として、CQIhの符号化率は、CQIh-2の符号化率490とCQIh+1の符号化率616との平均値、すなわち、553に等しい。
【0040】
一実施形態では、第1のCQIセットは、TBS0からTBS22を含むか、またはTBS0からTBS22に関連付けられたMCSを含む。
【0041】
表2は、第1のCQIセットにおけるCQIインデックスとチャネル品質パラメータとの第1相関関係表である。第1のCQIセットのテーブルは、表2のCQIインデックスを含む少なくとも2つの列を含んでよい。なお、表2において、TBS0からTBS22は、TBS0からTBS22に関連付けられたMCSインデクスに置き換えられてもよい。この場合、表2における最後の列のヘッダは、MCSインデクスに置き換えられ、第1のCQIセットは、CQIインデクスと、変調方式、符号化率、スペクトル効率、およびMCSインデクスのうちの少なくとも1つのチャネル品質パラメータとの間の相関関係を反映するために使用されてよい。
【0042】
〔表2〕 第1のCQIセットにおけるCQIインデックスとチャネル品質パラメータとの第1相関関係表
【表2】

【0043】
一実施形態では、前記第1のCQIセット内の、第2の変調方式に関連付けられた任意の隣接する2つのCQIに対応する符号化率の差は、前記第2のCQIセット内の、第2の変調方式に関連付けられた任意の隣接する2つのCQIに対応する符号化率の差よりも小さい。例えば、表2に示すように、表2における任意の隣接する2つの16QAM CQIに対応する符号化率の差は、表1における任意の隣接する2つの16QAM CQIに対応する符号化率の差よりも小さい。
【0044】
表3は、第1のCQIセットにおけるCQIインデックスとチャネル品質パラメータとの第2相関関係表である。第1のCQIセットのテーブルは、表3のCQIインデックスを含む少なくとも2つの列を含んでよい。なお、表3において、TBS0からTBS22は、TBS0からTBS22に関連付けられたMCSインデクスに置き換えられてもよい。この場合、表3における最後の列のヘッダはMCSインデクスに置き換えられる。表3に示すように、第1のCQIセットは4ビットテーブルであり、すなわち、第1のCQIセットは16個のCQIを含む。
【0045】
表3において、第1のCQIセットは、少なくとも1つのCQIインデックスを含み、このCQIインデックスに対応する符号化率は、第2のCQIセット(表1に示す)における隣接する2つのCQIインデックスに対応する符号化率の平均値に等しい(または、切り上げた結果である)。例えば、表3において、CQI 2の符号化率は、第2のCQIセットにおけるCQI2の符号化率120とCQI 3の符号化率193との平均値、すなわち156.5に等しく、157に切り上げてもよい;CQI 3の符号化率は、第2のCQIセットにおけるCQI 3の符号化率193とCQI 4の符号化率308との平均値250.5に等しく、251に切り上げてもよい;CQI 4の符号化率は、第2のCQIセットにおけるCQI 4の符号化率308とCQI 5の符号化率449との平均値、すなわち、378.5に等しく、379に切り上げてもよい;CQI 9の符号化率は、第2のCQIセットにおけるCQI 8の符号化率490とCQI 9の符号化率616との平均値、すなわち、553に等しい;CQI 12の符号化率は、第2のCQIセットにおけるCQI 12の符号化率666とCQI 13の符号化率772との平均値、すなわち、719に等しい;CQI 14の符号化率は、第2のCQIセットにおけるCQI 13の符号化率772とCQI 14の符号化率873との平均値、すなわち、822.5に等しく、823に切り上げてもよい;CQI 15の符号化率は、第2のCQIセットにおけるCQI 14の符号化率873とCQI 15の符号化率948との平均値、すなわち910.5に等しく、911に切り上げてもよい。
【0046】
〔表3〕 第1のCQIセットにおけるCQIインデックスとチャネル品質パラメータとの第2相関関係表
【表3】
【0047】
表3において、第1のCQIセットは、少なくとも1つのCQIインデックスkを含み、このCQIインデックスに対応する符号化率は、CQIk-1の符号化率とCQIk+1の符号化率との平均値に等しく、ここで、kは0より大きく31より小さい。例えば、表3において、k=9である場合、CQI 9の符号化率は、CQI 8の符号化率490とCQI 10の符号化率616との平均値553に等しい;また、例えば、k=12である場合、CQI 12の符号化率は、CQI 11の符号化率666とCQI 13の符号化率772の平均値719に等しい。
【0048】
一実施形態では、第1のCQIセットにおいて、第1の変調方式に関連付けられた各隣接する2つのCQIインデックスに関連付けられたTBSインデックスの差は2である。
【0049】
本実施形態では、第1変調方式はQPSKである。帯域外(Out-Band)配置方式またはスタンドアロン(Standalone)配置方式の場合、第1のCQIセットにおいて、各隣接する2つのQPSK変調方式のCQIインデックスに関連付けられたTBSインデックスの間隔は1であり、すなわち、TBSインデックスの差は2である。表3に示すように、CQI1からCQI6は、QPSKの変調方式に関連付けられ、対応するTBSインデクスの間隔は1である。
【0050】
一実施形態では、第1のCQIセットにおいて、各CQIは1つのMCSインデックスに関連付けられ、各MCSインデックスは1つのTBSインデックスに関連付けられる。
【0051】
本実施形態では、CQIインデックスとTBSインデックスとの間は間接的に関連付けられてもよい。例えば、CQIインデックスはMCSインデックスに関連付けられ、MCSインデックスはTBSインデックスに関連付けられ、これに基づいて、各CQIインデックスに関連付けられたTBSインデックスを決定することができる。別の例として、CQIインデックスは、符号化率に対応し、符号化率および1520リソースエレメント(Resource Element,RE)に基づいて、式
【数1】

に従って、TBSを計算することができ、これにより、対応するTBSインデックスを取得し、さらに各CQIインデックスに関連付けられたTBSインデックスを決定することができる。ここで、SはTBS、すなわちトランスポートブロックのビット数であり、Cは符号レートと1024との積であり、mは変調次数であり、QPSK変調次数m=2、16QAM変調次数m=4、64QAM変調次数m=6である。
【0052】
本実施形態では、CQIインデックスに関連付けられた変調方式は、MCSインデックスによって決定されてもよい。例えば、CQIインデックスはMCSインデックスに関連付けられ、MCSインデックスは変調方式に関連付けられ、これに基づいて各CQIに関連付けられた変調方式を決定することができる。
【0053】
一実施形態では、第1のCQIセットにおいて、第2の変調方式に関連付けられたCQIインデックスがN個存在し、第2の変調方式に関連付けられたN個のCQIインデックスのうち、各隣接する2つのCQIインデックスに関連付けられたTBSインデックスの差は1であり、ここで、Nは2以上である。
【0054】
本実施形態では、第2の変調方式は16QAMである。第1のCQIセットには、16QAM変調方式のCQIがN個存在する。ここで、各隣接する2つの16QAM CQIインデックスに関連付けられたTBSインデックスの間隔は0であり、すなわちTBSインデックスの差は1であり、Nは2以上である。例えば、表3において、CQI9からCQI15に関連付けられたTBSインデクスの差は1であり、N=7である。
【0055】
一実施形態では、第2の変調方式に関連付けられたN個のCQIは、第1のCQIセットにおけるインデックスが最大のN個のCQIである。
【0056】
表3に示すように、第1のCQIセットには、CQI0からCQI15までの合計16個のCQIがあり、ここで、16QAMに関連付けられた7個のCQIはCQI9からCQI15である。
【0057】
一実施形態では、第1のCQIセットにおいて、インデックスが最大のCQIに関連付けられたTBSインデックスは21または22である。
【0058】
本実施形態では、帯域外配置方式またはスタンドアロン配置方式の場合、第1のCQIセットにおいて、(表3に示すように)最大のCQIインデックスがTBSインデックス21またはTBSインデックス22に関連付けられる。
【0059】
一実施形態では、第1のCQIセットにおいて、P個のCQIインデックスは、TBSインデックス0からTBSインデックスP-1に順に関連付けられ、ここで、Pは、22または23の値をとる。
【0060】
例えば、第1のCQIセットにおいて、22個のCQIインデックス(CQI1からCQI22)はTBSインデックス0から21に順に関連付けられるか、または、表3に示すように、23個のCQIインデックス(CQI1からCQI23)はTBSインデックス0からTBSインデックス22に順に関連付けられる。
【0061】
一実施形態では、第1のCQIセットは、4ビットテーブルであり、すなわち、第1のCQIセットは16個のCQIインデックスを含み、16個のCQIインデックスのうち、15個のCQIインデックスは、16個のMCSインデックス(MCS0~MCS15)のうちの15個のMCSインデックスに関連付けられる。
【0062】
〔表4〕 第1のCQIセットにおけるCQIインデックスとチャネル品質パラメータとの第3相関関係表
【表4】
【0063】
〔表5〕 第1のCQIセットにおけるCQIインデックスとチャネル品質パラメータとの第4相関関係表
【表5】
【0064】
表4は、第1のCQIセットにおけるCQIインデックスとチャネル品質パラメータとの第3相関関係表である。表4に示すように、第1のCQIセットは16個のCQIインデックスを含み、ここで、15個のCQIインデックスはそれぞれMCS0からMCS14に関連付けられる。
【0065】
表5は、第1のCQIセットにおけるCQIインデックスとチャネル品質パラメータとの第4相関関係表である。表5に示すように、第1のCQIセットは16個のCQIインデックスを含み、ここで、15個のCQIインデックスはそれぞれMCS1からMCS15に関連付けられる。
【0066】
一実施形態では、15個のCQIインデックスは、MCSインデックス0、1、…、j-1、j+1…15に関連付けられ、ここで、MCSj+1とMCSj-1とに関連付けられたTBSインデックス間の差は2である。例えば、MCSj-1がTBS mに関連付けられ、MCSj+1がTBS nに関連付けられる場合、n-m=2である。
【0067】
一実施形態では、第1のCQIセットはM個のCQIを含み、Mは16より大きい;M個のCQIのうち、M-1個のCQIインデックスは、MCSインデックス0からMCSインデックスM-2に関連付けられる。
【0068】
本実施形態では、MCSインデクス0からMCSインデクスM-2に関連付けられたTBSインデクスの範囲は、0から21、または0から22である。例えば、第1のCQIセットにおいて、CQI1からCQI22に関連付けられたTBSインデクスの範囲は、0から21であるか、またはCQI1からCQI23に関連付けられたTBSインデクスの範囲は、0から22である。
【0069】
一実施形態では、第1のCQIセットは、M個のCQIインデックスを含み、ここで、Mは8以上である;M個のCQIインデックスのうち、M-1個のCQIインデックスは、MCSインデックス0からMCSインデックスM-1のうちのM-1個のMCSインデックスにそれぞれ関連付けられる。
【0070】
例えば、第1のCQIセットは16個のCQIインデックスを含み、そのうちの15個のCQIインデックスは、MCS0からMCS15までの15個のMCSインデックスにそれぞれ関連付けられる。
【0071】
一実施形態では、第1のCQIセットは、M個のCQIインデックスを含み、ここで、Mは8以上である;M個のCQIインデックスのうち、M-1個のCQIインデックスはそれぞれMCSインデックス0からMCSインデックスM-2に関連付けられる。
【0072】
例えば、第1のCQIセットは16個のCQIインデックスを含み、そのうちの15個のCQIインデックスはそれぞれMCS0からMCS14に関連付けられる。
【0073】
一実施形態では、帯域内配置方式の場合、報告されたCQIは、TBSインデクスLに関連付けられたCQIインデクス以下であり、ここで、Lは16又は17に等しい。
【0074】
例えば、L=16であり、TBS16がCQI9に対応する場合、端末から報告されたCQIはCQI0からCQI9のうちの1つであってよい。
【0075】
また、例えば、L=17であり、TBS17がCQI10に対応する場合、端末から報告されたCQIはCQI0からCQI10のうちの1つであってよい。
【0076】
一実施形態では、第1のCQIセットにおいて、少なくとも1つのCQIサブセットがあり、CQIサブセットのうちの各CQIインデックスに関連付けられたMCSインデックスまたはTBSインデックスまたは符号化率は同じであり、且つCQIサブセットのうちの各CQIインデックスに関連付けられた繰り返し回数は異なる。
【0077】
本実施形態では、第1のCQIセットにおいて、上記のCQIサブセットが1つ又は複数存在する可能性がある。
【0078】
例えば、CQIサブセットがCQI2およびCQI4を含む場合、CQI2に関連付けられたMCSインデックスは、CQI4に関連付けられたMCSインデックスと同じであるが、対応する繰り返し回数が異なる;別の例として、CQIサブセットがCQI5およびCQI7を含む場合、CQI5に関連付けられたTBSインデクスは、CQI7に関連付けられたTBSインデクスと同じであるが、対応する繰り返し回数が異なる。
【0079】
本実施形態では、第1のCQIセットのテーブルは、繰り返し回数と、MCSインデクス、TBSインデクス、符号化率、及び変調方式のうちの1つと、を含む。
【0080】
本実施形態では、繰り返し回数は物理ダウンリンク共有チャネル(Physical downlink shared channel,PDSCH)の繰り返し回数である。
【0081】
表6は、第1のCQIセットにおけるCQIインデックスとチャネル品質パラメータとの第5相関関係表である。第1のCQIセットのテーブルは、表6におけるCQIインデックスを含む少なくとも3つの列を含んでもよい。
【0082】
〔表6〕 第1のCQIセットにおけるCQIインデックスとチャネル品質パラメータとの第5相関関係表
【表6】
【0083】
〔表7〕 第1のCQIセットにおけるCQIインデックスとチャネル品質パラメータとの第6相関関係表
【表7】
【0084】
表7は、第1のCQIセットにおけるCQIインデックスとチャネル品質パラメータとの第6相関関係表である。第1のCQIセットのテーブルは、表7におけるCQIインデックスを含む少なくとも3つの列を含んでもよい。
【0085】
一実施形態では、第1のCQIセットにおいて、少なくとも2つのCQIインデックスが存在し、各CQIインデックスが各CQIインデックスに関連付けられた符号化率と負の相関を有することと、各CQIインデックスが各CQIインデックスに関連付けられMCSインデックスと負の相関を有することと、各CQIインデックスが各CQIインデックスに関連付けられたTBSインデックスと負の相関を有することと、のうちの少なくとも1つを満たす。
【0086】
本実施形態では、第1のCQIセットに少なくとも2つのCQIインデックスがある。CQIインデックスがそれぞれk1およびk2であり、k1がk2より小さいと仮定すると、CQIk1に関連付けられたMCSインデックス(および/又はTBSインデックス)はCQIk2に関連付けられたMCSインデックス(および/又はTBSインデックス)より大きい。すなわち、CQIインデックスが大きいほど、関連付けられたMCSインデックス(および/又はTBSインデックス)は小さくなる。
【0087】
本実施形態では、第1のCQIセットに少なくとも2つのCQIインデックスがある。CQIインデックスがそれぞれk1およびk2であり、k1がk2よりも小さいと仮定すると、CQIk1に関連付けられた符号化率はCQIk2に関連付けられた符号化率よりも大きい。すなわち、CQIインデックスが大きいほど、関連付けられた符号化率は小さくなる。
【0088】
表7に示すように、CQIはMCS3、TBS3に関連付けられるが、CQIはMCS2、TBS2に関連付けられる。
【0089】
一実施形態では、ステップ130をさらに含む。
【0090】
ステップ130では、チャネル品質報告命令を受信した場合、物理ダウンリンク制御チャネル(Physical Downlink Control Channel,PDCCH)の繰り返し回数を報告する。
【0091】
本実施形態では、チャネル品質報告命令を受信した場合、端末は、CQIおよびPDCCHの繰り返し回数をサービスノードに報告する。ここで、前記チャネル品質報告命令は、端末にCQI測定とPDCCHの繰り返し回数の測定を行い、且つサービスノードに報告するように指示する。
【0092】
一実施形態では、ステップ120は、以下のことを含む。
【0093】
チャネル品質報告命令が受信された場合、第1のCQIセットに基づいてCQIを報告し、かつPDCCHの繰り返し回数を報告すること。
【0094】
一実施形態では、ステップ120は、以下のことを含む。
【0095】
チャネル品質報告命令が受信され、かつPDCCHの繰り返し回数が閾値以下である場合、第1のCQIセットに基づいてCQIを報告し、かつPDCCHの繰り返し回数を報告すること;または、チャネル品質報告命令が受信され、かつPDCCHの繰り返し回数が閾値より大きい場合、PDCCHの繰り返し回数を報告し、CQIを報告しないこと。
【0096】
ここで、前記チャネル品質報告命令は、端末にCQI測定およびPDCCHの繰り返し回数の測定を行うように指示する。
【0097】
本実施形態では、前記PDCCHの繰り返し回数は、ダウンリンク制御情報で指示されたPDCCHの繰り返し回数、又は、前記PDCCHの繰り返し回数は、測定された前記PDCCHの繰り返し回数である。
【0098】
本実施形態では、チャネル品質報告命令が受信され、かつPDCCHの繰り返し回数が閾値以下である場合、端末は第1のCQIセットに基づいて、サービスノードにCQIを報告する;そうでない場合、第1のCQIセットに基づいてCQIをサービスノードに報告しない。
【0099】
一実施形態では、ステップ120は、半永続スケジューリングの物理アップリンク共有チャネル(Semi-persistent Scheduling Physical Uplink Shared Channel,SPS PUSCH)を用いて、第1のCQIセットに基づいてCQIを報告することを含む。
【0100】
本開示の実施形態は、チャネル品質受信方法を提供する。サービスノードは、CQIとチャネル品質パラメータとの間の相関関係に基づいてCQIを受信し、柔軟で正確にチャネル品質を取得することで、スケジューリング効率と通信性能を向上させる。
【0101】
図2は一実施形態に係るチャネル品質受信方法のフローチャートである。図2に示すように、本実施形態に係る方法はステップ210およびステップ220を含む。
【0102】
ステップ210では、CQIとチャネル品質パラメータとの間の相関関係を含む第1のCQIセットを決定する。前記チャネル品質パラメータは、変調方式、符号化率、スペクトル効率、MCSインデクス、TBSインデクス、および繰り返し回数のうちの少なくとも1つを含む。
【0103】
ステップ220では、前記第1のCQIセットに基づいてCQIを受信する。
【0104】
一実施形態では、第1のCQIセットにおいて、少なくとも1つのCQIインデックスが存在し、このCQIインデックスに関連付けられた符号化率は、予め定義された第2のCQIセットにおける隣接する2つのCQIインデックスに対応する符号化率の平均値に等しい。
【0105】
一実施形態では、第1のCQIセットにおいて、少なくとも1つのCQIインデックスkが存在し、このCQIインデックスkに関連付けられた符号化率は、第1のCQIセットにおけるCQIインデックスk-1およびCQIインデックスk+1に対応する符号化率の平均値に等しく、ここで、kは0より大きく31より小さい。
【0106】
一実施形態では、第1のCQIセットにおいて、少なくとも1つのCQIインデックスhが存在し、このCQIインデックスhに関連付けられた符号化率は、第1のCQIセットにおけるCQIインデックスh-1およびCQIインデックスh+2に対応する符号化率の平均値に等しく、ここで、hは0より大きく29より小さい;または、
第1のCQIセットにおいて、少なくとも1つのCQIインデックスhが存在し、このCQIインデックスhに関連付けられた符号化率は、第1のCQIセットにおけるCQIインデックスh-2およびCQIインデックスh+1に対応する符号化率の平均値に等しく、ここで、hは1より大きく30より小さい。
【0107】
一実施形態では、前記第1のCQIセットにおける第2の変調方式に関連付けられた任意の隣接する2つのCQIに対応する符号化率の差は、前記第2のCQIセットにおける第2の変調方式に関連付けられた任意の隣接する2つのCQIに対応する符号化率の差よりも小さい。
【0108】
一実施形態では、第1のCQIセットにおいて、第1の変調方式に関連付けられた各隣接する2つのCQIインデックスに関連付けられたTBSインデックスの差は2である。
【0109】
一実施形態では、第1のCQIセットにおいて、各CQIは1つのMCSインデックスに関連付けられ、各MCSインデックスは1つのTBSインデックスに関連付けられる。
【0110】
一実施形態では、第1のCQIセットにおいて、第2の変調方式に関連付けられたCQIインデックスがN個存在し、第2の変調方式に関連付けられたN個のCQIインデックスのうち、各隣接する2つのCQIインデックスに関連付けられたTBSインデックスの差は1であり、ここで、Nは2以上である。
【0111】
一実施形態では、第2の変調方式に関連付けられたN個のCQIは、第1のCQIセットにおけるインデックスが最大のN個のCQIである。
【0112】
一実施形態では、第1のCQIセットにおいて、インデックスが最大のCQIに関連付けられたTBSインデックスは21または22である。
【0113】
一実施形態では、第1のCQIセットにおいて、P個のCQIインデックスは、TBSインデックス0からTBSインデックスP-1に順に関連付けられ、ここで、Pは22または23の値をとる。
【0114】
一実施形態では、第1のCQIセットは、M個のCQIインデックスを含み、ここで、Mは8以上である;
M個のCQIインデックスのうち、M-1個のCQIインデックスは、MCSインデックス0からMCSインデックスM-1のうちのM-1個のMCSインデックスにそれぞれ関連付けられる。
【0115】
一実施形態では、第1のCQIセットは、M個のCQIインデックスを含み、ここで、Mは8以上である;
M個のCQIインデックスのうち、M-1個のCQIインデックスは、MCSインデックス0からMCSインデックスM-2にそれぞれ関連付けられる。
【0116】
一実施形態では、帯域内配置方式の場合、報告されたCQIは、TBSインデクスLに関連付けられたCQIインデクス以下であり、ここで、Lは16又は17に等しい。
【0117】
一実施形態では、第1のCQIセットにおいて、少なくとも1つのCQIサブセットがあり、CQIサブセット内の各CQIインデックスに関連付けられたMCSインデックスまたはTBSインデックスまたは符号化率は同じであり、且つCQIサブセット内の各CQIインデックスに関連付けられた繰り返し回数は異なる。
【0118】
一実施形態では、第1のCQIセットにおいて、少なくとも2つのCQIインデックスが存在し、
各CQIインデックスが、各CQIインデックスに関連付けられた符号化率と負の相関を有することと、
各CQIインデックスが、各CQIインデックスに関連付けられたMCSインデックスと負の相関を有することと、
各CQIインデックスが、各CQIインデックスに関連付けられたTBSインデックスと負の相関を有することと、のうちの少なくとも1つを満たす。
【0119】
一実施形態では、ステップ220は、第1のCQIセットに基づいてCQIを受信し、PDCCHの繰り返し回数を受信することを含む。
【0120】
一実施形態では、ステップ220は、以下のことを含む。
【0121】
PDCCHの繰り返し回数が閾値以下である場合、第1のCQIセットに基づいてCQIを受信し、かつPDCCHの繰り返し回数を受信すること;または、
PDCCHの繰り返し回数が閾値より大きい場合、PDCCHの繰り返し回数を受信すること。
【0122】
一実施形態では、ステップ220は、半永続スケジューリングの物理アップリンク共有チャネルを用いて、第1のCQIセットに基づいてCQIを受信することを含む。
【0123】
本開示の実施形態は、チャネル品質報告装置をさらに提供する。図3は、一実施形態に係るチャネル品質報告装置の構造図である。図3に示すように、チャネル品質報告装置は、第1の決定モジュール310と、報告モジュール320とを含む。
【0124】
第1の決定モジュール310は、CQIとチャネル品質パラメータとの間の相関関係を含む第1のCQIセットを決定するように構成され、チャネル品質パラメータは、変調方式、符号化率、スペクトル効率、MCSインデクス、TBSインデクス、および繰り返し回数のうちの少なくとも1つを含む;
報告モジュール320は、第1のCQIセットに基づいてCQIを報告するように構成される。
【0125】
本実施形態に係るチャネル品質報告装置は、CQIとチャネル品質パラメータとの間の相関関係に基づいてCQIを報告することにより、CQI報告の柔軟性を向上させ、サービスノードにチャネル品質を正確に取得させ、ひいてはスケジューリング効率と通信性能を向上させる。
【0126】
一実施形態では、第1のCQIセットにおいて、少なくとも1つのCQIインデックスが存在し、このCQIインデックスに関連付けられた符号化率は、予め定義された第2のCQIセットにおける隣接する2つのインデックスに対応する符号化率の平均値に等しい。
【0127】
一実施形態では、第1のCQIセットにおいて、少なくとも1つのCQIインデックスkが存在し、このCQIインデックスkに関連付けられた符号化率は、第1のCQIセットにおけるCQIインデックスk-1およびCQIインデックスk+1に対応する符号化率の平均値に等しく、ここで、kは、0より大きく31より小さい。
【0128】
一実施形態では、第1のCQIセットにおいて、少なくとも1つのCQIインデックスhが存在し、このCQIインデックスhに関連付けられた符号化率は、第1のCQIセットにおけるCQIインデックスh-1およびCQIインデックスh+2に対応する符号化率の平均値に等しく、ここで、hは0より大きく29より小さい;または、
第1のCQIセットにおいて、少なくとも1つのCQIインデックスhが存在し、このCQIインデックスhに関連付けられた符号化率は、第1のCQIセットにおけるCQIインデックスh-2およびCQIインデックスh+1に対応する符号化率の平均値に等しく、ここで、hは1より大きく30より小さい。
【0129】
一実施形態では、第1のCQIセットにおいて、第1の変調方式に関連付けられた各隣接する2つのCQIインデックスに関連付けられたTBSインデックスの差は2である。
【0130】
一実施形態では、第1のCQIセットにおいて、各CQIは1つのMCSインデックスに関連付けられ、各MCSインデックスは1つのTBSインデックスに関連付けられる。
【0131】
一実施形態では、第1のCQIセットにおいて、第2の変調方式に関連付けられたCQIインデックスがN個存在し、第2の変調方式に関連付けられたN個のCQIインデックスのうち、各隣接する2つのCQIインデックスに関連付けられたTBSインデックスの差は1であり、ここで、Nは2以上である。
【0132】
一実施形態では、第2の変調方式に関連付けられたN個のCQIは、第1のCQIセットにおけるインデックスが最大のN個のCQIである。
【0133】
一実施形態では、第1のCQIセットにおいて、インデックスが最大のCQIに関連付けられたTBSインデックスは21または22である。
【0134】
一実施形態では、第1のCQIセットにおいて、P個のCQIインデックスは、TBSインデックス0からTBSインデックスP-1に順に関連付けられ、ここで、Pは22または23の値をとる。
【0135】
一実施形態では、第1のCQIセットは、M個のCQIインデックスを含み、ここで、Mは8以上である;
M個のCQIインデックスのうち、M-1個のCQIインデックスは、MCSインデックス0からMCSインデックスM-1のうちのM-1個のMCSインデックスにそれぞれ関連付けられる。
【0136】
一実施形態では、第1のCQIセットは、M個のCQIインデックスを含み、ここで、Mは8以上である;
M個のCQIインデックスのうち、M-1個のCQIインデックスは、MCSインデックス0からMCSインデックスM-2にそれぞれ関連付けられる。
【0137】
一実施形態では、帯域内配置方式の場合、報告されたCQIは、TBSインデクスLに関連付けられたCQIインデクス以下であり、ここで、Lは16又は17に等しい。
【0138】
一実施形態では、第1のCQIセットにおいて、少なくとも1つのCQIサブセットがあり、CQIサブセットのうちの各CQIインデックスに関連付けられたMCSインデックスまたはTBSインデックスまたは符号化率は同じであり、且つCQIのサブセットのうちの各CQIインデックスに関連付けられた繰り返し回数は異なる。
【0139】
一実施形態では、第1のCQIセットにおいて、少なくとも2つのCQIインデックスが存在し、
各CQIインデックスが各CQIインデックスに関連付けられた符号化率と負の相関を有することと、
各CQIインデックスが各CQIインデックスに関連付けられたMCSインデックスと負の相関を有することと、
各CQIインデックスが各CQIインデックスに関連付けられたTBSインデックスと負の相関を有することと、のうちの少なくとも1つを満たす。
【0140】
一実施形態では、報告モジュール320は、以下のようにさらに構成される。
【0141】
チャネル品質報告命令が受信された場合、第1のCQIセットに基づいてCQIを報告し、且つPDCCHの繰り返し回数を報告する。
【0142】
一実施形態では、報告モジュール320は、以下のように構成される。
【0143】
チャネル品質報告命令が受信され、かつPDCCHの繰り返し回数が閾値以下である場合、第1のCQIセットに基づいてCQIを報告し、かつPDCCHの繰り返し回数を報告する。
【0144】
一実施形態では、報告モジュール320は、以下のように構成される。
【0145】
チャネル品質報告命令が受信され、かつPDCCHの繰り返し回数が閾値より大きい場合、PDCCHの繰り返し回数を報告し、CQIを報告しない。
【0146】
一実施形態では、報告モジュール320は、半永続スケジューリングの物理アップリンク共有チャネルを用いて、第1のCQIセットに基づいてCQIを報告するように構成される。
【0147】
本実施形態で提供されるチャネル品質報告装置は、上記の実施形態で提供されるチャネル品質報告方法と同一の発明思想に属し、本実施形態で詳述されない技術的な詳細は上述の実施形態のいずれかを参照してもよく、且つ本実施形態はチャネル品質報告方法を実行するのと同じ有益な効果を有する。
【0148】
本開示の実施形態は、チャネル品質受信装置をさらに提供する。図4は、一実施形態に係るチャネル品質受信装置の構造図である。図4に示すように、チャネル品質受信装置は、第2の決定モジュール410と、受信モジュール420とを備える。
【0149】
第2の決定モジュール410は、CQIとチャネル品質パラメータとの間の相関関係を含む第1のCQIセットを決定するように構成され、チャネル品質パラメータは、変調方式、符号化率、スペクトル効率、MCSインデクス、TBSインデクス、および繰り返し回数のうちの少なくとも1つを含む;
受信モジュール420は、第1のCQIセットに基づいてCQIを受信するように構成される。
【0150】
本実施形態に係るチャネル品質受信装置は、CQIとチャネル品質パラメータとの間の相関関係に基づいてCQIを受信することで、柔軟で正確にチャネル品質を取得することができ、ひいてはスケジューリング効率と通信性能を向上させる。
【0151】
一実施形態では、第1のCQIセットにおいて、少なくとも1つのCQIインデックスが存在し、このCQIインデックスに関連付けられた符号化率は、予め定義された第2のCQIセットにおける隣接する2つのインデックスに対応する符号化率の平均値に等しい。
【0152】
一実施形態では、第1のCQIセットにおいて、少なくとも1つのCQIインデックスkが存在し、このCQIインデックスkに関連付けられた符号化率は、第1のCQIセットにおけるCQIインデックスk-1およびCQIインデックスk+1に対応する符号化率の平均値に等しく、ここで、kは0より大きく31より小さい。
【0153】
一実施形態では、第1のCQIセットにおいて、少なくとも1つのCQIインデックスhが存在し、このCQIインデックスhに関連付けられた符号化率は、第1のCQIセットにおけるCQIインデックスh-1およびCQIインデックスh+2に対応する符号化率の平均値に等しく、ここで、hは0より大きく29より小さい;または、
第1のCQIセットにおいて、少なくとも1つのCQIインデックスhが存在し、このCQIインデックスhに関連付けられた符号化率は、第1のCQIセットにおけるCQIインデックスh-2およびCQIインデックスh+1に対応する符号化率の平均値に等しく、ここで、hは、1より大きく30より小さい。
【0154】
一実施形態では、第1のCQIセットにおいて、第1の変調方式に関連付けられた各隣接する2つのCQIインデックスに関連付けられたTBSインデックスの差は2である。
【0155】
一実施形態では、第1のCQIセットにおいて、各CQIは1つのMCSインデックスに関連付けられ、各MCSインデックスは1つのTBSインデックスに関連付けられる。
【0156】
一実施形態では、第1のCQIセットにおいて、第2の変調方式に関連付けられたCQIインデックスがN個の存在し、第2の変調方式に関連付けられたN個のCQIインデックスのうち、各隣接する2つのCQIインデックスに関連付けられたTBSインデックスの差は1であり、ここで、Nは2以上である。
【0157】
一実施形態では、第2の変調方式に関連付けられたN個のCQIは、第1のCQIセットにおけるインデックスが最大のN個のCQIである。
【0158】
一実施形態では、第1のCQIセットにおいて、インデックスが最大のCQIに関連付けられたTBSインデックスは21または22である。
【0159】
一実施形態では、第1のCQIセットにおいて、P個のCQIインデックスは、TBSインデックス0からTBSインデックスP-1に順に関連付けられ、ここで、Pは、22または23の値をとる。
【0160】
一実施形態では、第1のCQIセットは、M個のCQIインデックスを含み、ここで、Mは8以上である;
M個のCQIインデックスのうち、M-1個のCQIインデックスは、MCSインデックス0からMCSインデックスM-1のうちのM-1個のMCSインデックスにそれぞれ関連付けられる。
【0161】
一実施形態では、第1のCQIセットは、M個のCQIインデックスを含み、ここで、Mは8以上である;
M個のCQIインデックスのうち、M-1個のCQIインデックスは、MCSインデックス0からMCSインデックスM-2にそれぞれ関連付けられる。
【0162】
一実施形態では、帯域内配置方式の場合、報告されたCQIは、TBSインデクスLに関連付けられたCQIインデクス以下であり、ここで、Lは16又は17に等しい。
【0163】
一実施形態では、第1のCQIセットにおいて、少なくとも1つのCQIサブセットがあり、CQIサブセットのうちの各CQIインデックスに関連付けられたMCSインデックスまたはTBSインデックスまたは符号化率は同じであり、且つCQIサブセットのうちの各CQIインデックスに関連付けられた繰り返し回数は異なる。
【0164】
一実施形態では、第1のCQIセットにおいて、少なくとも2つのCQIインデックスが存在し、以下の少なくとも1つを満たす。
【0165】
各CQIインデックスが、各CQIインデックスに関連付けられた符号化率と負の相関を有する;
各CQIインデックスが、各CQIインデックスに関連付けられたMCSインデックスと負の相関を有する;
各CQIインデックスが、各CQIインデックスに関連付けられたTBSインデックスと負の相関を有する。
【0166】
一実施形態では、受信モジュール420は、さらに以下のように構成される。
【0167】
第1のCQIセットに基づいてCQIを受信し、PDCCHの繰り返し回数を受信する。
【0168】
一実施形態では、受信モジュール420は、以下のように構成される。
【0169】
PDCCHの繰り返し回数が閾値以下である場合、第1のCQIセット1に基づいてCQIを受信し、かつPDCCHの繰り返し回数を受信する。
【0170】
一実施形態では、受信モジュール420は、以下のように構成される。
【0171】
PDCCHの繰り返し回数が閾値より大きい場合、PDCCHの繰り返し回数を受信する。
【0172】
一実施形態では、受信モジュール420は、以下のように構成される。
【0173】
半永続スケジューリングの物理アップリンク共有チャネルを用いて、第1のCQIセットに基づいてCQIを受信する。
【0174】
本実施形態で提供されたチャネル品質受信装置は、上述の実施形態で提供されたチャネル品質受信方法と同一の発明思想に属し、本実施形態で詳述されない技術的詳細は上述の実施形態のいずれかを参照してもよく、本実施形態はチャネル品質受信方法を実行するのと同じ有益な効果を有する。
【0175】
本開示の実施形態は、端末をさらに提供する。前記チャネル品質報告方法は、チャネル品質報告装置によって実行され得る。該チャネル品質報告装置は、ソフトウェアおよび/又はハードウェアによって実現されてもよく、前記端末に統合され得る。前記端末は、デスクトップコンピュータ、ノートブックコンピュータ、スマートフォン、およびタブレットコンピュータなどのユーザ端末(User Equipment、UE)を含むが、これに限定されない。
【0176】
図5は、一実施形態に係る端末のハードウェアの構造図である。図5に示すように、本実施形態に係る端末は、プロセッサ510と、記憶装置520とを備える。当該端末におけるプロセッサは1つ又は複数であってもよく、図5では1つのプロセッサ510を例示的に示しており、前記端末中のプロセッサ510と記憶装置520はバス又はその他の方式で接続されてもよく、図5ではバス接続を例示的に示している。
【0177】
前記1つ以上のプログラムが前記1つ以上のプロセッサ510によって実行されると、前記1つ以上のプロセッサに上記の実施形態のいずれかに記載のチャネル品質報告方法を実現させる。
【0178】
該端末の記憶装置520は、コンピュータ可読記憶媒体として、1つ以上のプログラムを記憶するために用いられてよい。前記プログラムはソフトウェアプログラム、コンピュータ実行可能なプログラムおよびモジュールであってもよく、例えば、本開示の実施形態におけるチャネル品質報告方法に対応するプログラム命令/モジュールである(例えば、図3に示すチャネル品質報告装置におけるモジュールであって、第1の決定モジュール310と報告モジュール320を含む)。プロセッサ510は、記憶装置520に記憶されたソフトウェアプログラム、命令、およびモジュールを実行することにより、端末の各種の機能アプリケーションおよびデータ処理を実行し、即ち上記の方法の実施形態におけるチャネル品質報告方法を実現する。
【0179】
記憶装置520は、主にプログラム記憶エリアとデータ記憶エリアとを含み、ここで、プログラム記憶エリアは、オペレーティングシステム、少なくとも1つの機能に必要なアプリケーションプログラムを記憶することができ、データ記憶エリアは、端末の使用によって作成されたデータなど(例えば、上記の実施形態における第1のCQIセット、チャネル品質パラメータなど)を記憶することができる。また、記憶装置520は、高速ランダムアクセスメモリを含んでもよく、さらに、不揮発性メモリ装置を含んでもよく、例えば、少なくとも1つの磁気ストレージデバイス、フラッシュメモリデバイス、又は他の不揮発性固体メモリデバイスが挙げられる。一部の実例では、記憶装置520は、プロセッサ510から遠隔に配置されたメモリを含むことができ、これらの遠隔メモリは、ネットワークを介して端末に接続することができる。上記のネットワークの例として、インターネット、イントラネット、ローカルエリアネットワーク、モバイル通信ネットワーク、およびそれらの組み合わせが挙げられるが、これらに限定されない。
【0180】
また、上記の端末に含まれる1つ以上のプログラムが、1つ以上のプロセッサ510により実行されると、CQIとチャネル品質パラメータとの間の相関関係を含む第1のCQIセットを決定するステップであって、前記チャネル品質パラメータは、変調方式、符号化率、スペクトル効率、MCSインデックス、TBSインデックス、および繰り返し回数のうちの少なくとも1つを含む、ステップと、第1のCQIセットに基づいてCQIを報告するステップと、含む動作が実現される。
【0181】
本実施形態で提供された端末は、上記の実施形態で提供されたチャネル品質報告方法と同一の発明思想に属し、本実施形態で詳述されていない技術的詳細は上記の実施形態のいずれかを参照することができ、本実施形態はチャネル品質報告方法を実行するのと同じ有益な効果を有する。
【0182】
本開示の実施形態は、サービスノードをさらに提供する。前記チャネル品質受信方法は、チャネル品質受信装置によって実行され得る。該チャネル品質受信装置は、ソフトウェアおよび/又はハードウェアによって実現されてもよく、前記サービスノードに統合され得る。前記サービスノードは、基地局、中央制御ユニット、送受信ポイント(Transmission Reception Point,TRP)などを含むが、これらに限定されない。
【0183】
図6は、一実施形態に係るサービスノードのハードウェアの構造図である。図6に示すように、本実施形態は、プロセッサ610と、記憶装置620とを備えるサービスノードを提供する。このサービスノードのプロセッサは、1つ又は複数であってもよく、図6では1つのプロセッサ610を例示的に示しており、前記サービスノード中のプロセッサ610と記憶装置620は、バス又は他の方法で接続されてもよく、図6ではバス接続を例示的に示している。
【0184】
前記1つ以上のプログラムが、前記1つ以上のプロセッサ610によって実行されると、前記1つ以上のプロセッサに上記の実施形態のいずれかに記載のチャネル品質受信方法を実現させる。
【0185】
該サービスノードの記憶装置620は、コンピュータ可読記憶媒体として、1つ以上のプログラムを記憶するように構成されてよい。前記プログラムはソフトウェアプログラム、コンピュータ実行可能なプログラムおよびモジュールであってもよく、例えば、本開示の実施形態におけるチャネル品質受信方法に対応するプログラム命令/モジュールである(例えば、図4に示すチャネル品質受信装置におけるモジュールであって、第2の決定モジュール410と受信モジュール420を含む)。プロセッサ610は、記憶装置620に記憶されたソフトウェアプログラム、命令、およびモジュールを実行することにより、サービスノードの各種の機能アプリケーションおよびデータ処理を実行し、即ち上記の方法の実施形態におけるチャネル品質受信方法を実現する。
【0186】
記憶装置620は、主にプログラム記憶エリアとデータ記憶エリアとを含み、ここで、プログラム記憶エリアは、オペレーティングシステム、少なくとも1つの機能に必要なアプリケーションプログラムを記憶することができ、データ記憶エリアは、サービスノードの使用によって作成されたデータなど(例えば、上記の実施形態における第1のCQIセット、チャネル品質パラメータなど)を記憶することができる。また、記憶装置620は、高速ランダムアクセスメモリを含んでもよく、さらに、不揮発性メモリ装置を含んでもよく、例えば、少なくとも1つの磁気ストレージデバイス、フラッシュメモリデバイス、又は他の不揮発性固体メモリデバイスが挙げられる。一部の実例では、記憶装置620は、プロセッサ610から遠隔に配置されたメモリを含むことができ、これらの遠隔メモリは、ネットワークを介してサービスノードに接続することができる。上記のネットワークの例として、インターネット、イントラネット、ローカルエリアネットワーク、モバイル通信ネットワーク、およびそれらの組み合わせが挙げられるが、これらに限定されない。
【0187】
また、上記のサービスノードに含まれる1つ以上のプログラムが、1つ以上のプロセッサ610によって実行されると、CQIとチャネル品質パラメータとの間の相関関係を含む第1のCQIセットを決定するステップであって、前記チャネル品質パラメータは、変調方式、符号化率、スペクトル効率、MCSインデックス、TBSインデックス、および繰り返し回数のうちの少なくとも1つを含む、ステップと、第1のCQIセットに基づいてCQIを受信するステップと、を含む動作が実現される。
【0188】
本実施形態で提供されたサービスノードは、上記の実施形態で提供されたチャンネル品質受信方法と同一の発明思想に属し、本実施形態で詳述されない技術的詳細は上記の実施形態のいずれかを参照してもよく、本実施形態はチャネル品質受信方法を実行するのと同じ有益な効果を有する。
【0189】
本開示の実施形態は、コンピュータ実行可能な命令を含む記憶媒体をさらに提供する。コンピュータ実行可能な命令は、コンピュータプロセッサによって実行されると、チャネル品質報告方法又はチャネル品質受信方法を実行するように構成される。
【0190】
このチャネル品質報告方法は、CQIとチャネル品質パラメータとの間の相関関係を含む第1のCQIセットを決定することであって、前記チャネル品質パラメータは、変調方式、符号化率、スペクトル効率、MCSインデクス、TBSインデクス、および繰り返し回数のうちの少なくとも1つを含む、ことと、前記第1のCQIセットに基づいてCQIを報告することと、を含む。
【0191】
このチャネル品質受信方法は、CQIとチャネル品質パラメータとの間の相関関係を含む第1のCQIセットを決定することであって、前記チャネル品質パラメータは、変調方式、符号化率、スペクトル効率、MCSインデクス、TBSインデクス、および繰り返し回数のうちの少なくとも1つを含むことと、前記第1のCQIセットに基づいてCQIを受信することと、を含む。
【0192】
以上の実施形態に関する記述から、当業者は、本開示がソフトウェアおよび汎用ハードウェアで実現されてもよく、ハードウェアで実現されてもよいことを理解することができる。このような理解に基づいて、本開示の技術案をソフトウェア製品の形式で具現化することができる。このコンピュータソフトウェア製品は、コンピュータのフロッピー(登録商標)ディスク、読み出し専用メモリ(Read-Only Memory, ROM)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory, RAM)、フラッシュ、ハードディスク又は光ディスク等のコンピュータ可読記憶媒体に記憶されてよく、コンピュータデバイス(パソコン、サーバ、又はネットワークデバイス等であってよい)に本開示の何れかの実施形態に記載の方法を実行させるための複数の命令を含む。
【0193】
上記は、本開示の例示的な実施形態に過ぎず、本開示の保護範囲を制限するものではない。
【0194】
本開示の図面における任意の論理フローのブロック図は、プログラムステップを表し、または、相互接続された論理回路、モジュール、および機能を表し、またはプログラムステップと論理回路、モジュール、および機能との組み合わせを表し得る。コンピュータプログラムは、メモリ内に記憶され得る。メモリは、ローカル技術環境に適した任意のタイプのものであってもよく、任意の適したデータ記憶技術を使用して実現され得、例として読み取り専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、および光学メモリデバイスおよびシステム(デジタルビデオディスク(DVD)またはコンパクトディスク(CD))等が挙げられるが、これらに限定されない。コンピュータ可読媒体は、非一過性記憶媒体を含み得る。データプロセッサは、ローカル技術環境に適した任意のタイプであってもよく、例として、汎用コンピュータ、特殊目的コンピュータ、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、およびマルチコアプロセッサアーキテクチャに基づくプロセッサ等が挙げられるが、これらに限定されない。
【0195】
例示的かつ非限定的な例により、本開示の例示的な実施形態に対する詳細な説明を上記で提供した。上記の実施形態に対する様々な変更および調整は、当業者にとって、添付の図面及び特許請求の範囲から自明なものであり、本開示の範囲から逸脱しない。したがって、本開示の適切な範囲は、特許請求の範囲によって決定される。
図1
図2
図3
図4
図5
図6