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特許7539119NFCタギングを利用したウォッチフェイスの提供方法及び装置
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-08-15
(45)【発行日】2024-08-23
(54)【発明の名称】NFCタギングを利用したウォッチフェイスの提供方法及び装置
(51)【国際特許分類】
   H04L 67/303 20220101AFI20240816BHJP
   H04L 67/02 20220101ALI20240816BHJP
   H04L 67/10 20220101ALI20240816BHJP
   G06F 21/44 20130101ALI20240816BHJP
【FI】
H04L67/303
H04L67/02
H04L67/10
G06F21/44
【請求項の数】 12
(21)【出願番号】P 2023197967
(22)【出願日】2023-11-22
【審査請求日】2023-11-22
(31)【優先権主張番号】10-2023-0110089
(32)【優先日】2023-08-22
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】523442079
【氏名又は名称】アポスター インク.
【氏名又は名称原語表記】APPOSTER INC.
【住所又は居所原語表記】1202, 189 Seongam-ro, Mapo-gu, Seoul, 03929 Republic of Korea
(74)【代理人】
【識別番号】110002295
【氏名又は名称】弁理士法人M&Partners
(72)【発明者】
【氏名】キョン ソンヒョン
【審査官】前田 健人
(56)【参考文献】
【文献】特開2006-284365(JP,A)
【文献】特開2004-226279(JP,A)
【文献】特表2019-504372(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04L 67/303
H04L 67/02
H04L 67/10
G06F 21/44
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも一つのサーバーによって実行されるウォッチフェイスの提供方法において、
ユーザー端末から、ストラップに対応するURL(Uniform Resource Locator)情報に基づいてウォッチフェイスリクエスト情報を取得するステップと、
前記URL情報による、前記ストラップにマッチングするウォッチフェイスに対する情報を、前記ユーザー端末に提供するステップとを含み、
前記URL情報は、前記ユーザー端末に搭載されたNFC(Near Field Communication)リーダーによって、前記ストラップに搭載されたNFCタグから取得され、
前記ウォッチフェイスに対する情報は、前記ストラップに連結可能なウェアラブル装置のディスプレイに前記ウォッチフェイスを表示する設定情報を含み、
前記ウェアラブル装置は、前記ユーザー端末と事前にペアリング(pairing)される、ウォッチフェイスの提供方法。
【請求項2】
前記ユーザー端末から前記ストラップの固有識別情報を取得するステップさらに含み、
前記固有識別情報は、前記ユーザー端末に搭載された前記NFCリーダーによって、前記ストラップに搭載された前記NFCタグから取得され、
前記URL情報による前記ストラップにマッチングするウォッチフェイスに対する情報を前記ユーザー端末に提供するステップは、
前記固有識別情報に基づいて前記URL情報に対応するウェブサイトを活性化するステップを含み、
前記ユーザー端末は、前記ウェブサイトを通じて前記ストラップにマッチングするウォッチフェイスに対する情報を取得する、請求項1に記載のウォッチフェイスの提供方法。
【請求項3】
前記URL情報及び前記固有識別情報は、前記NFCタグから取得されるタグ情報内の互いに異なるペイロード(payload)フィールドに含まれる、請求項2に記載のウォッチフェイスの提供方法。
【請求項4】
前記固有識別情報に基づいて前記URL情報に対応するウェブサイトを活性化するステップは、
前記サーバーのデータベースから前記URL情報に対応する活性化コードを取得するステップと、
前記活性化コード及び前記固有識別情報に基づいて前記URL情報に対応するウェブサイトを活性化するステップとを含む、請求項2に記載のウォッチフェイスの提供方法。
【請求項5】
前記活性化コード及び前記固有識別情報に基づいて前記URL情報に対応するウェブサイトを活性化するステップは、
前記活性化コード及び前記固有識別情報を比較して複数の個別URL情報のうち一つを決定するステップと、
前記決定された一つの個別URL情報を前記ユーザー端末に提供するステップとを含み、
前記ウェブサイトは、前記個別URL情報に基づいて提供される、請求項4に記載のウォッチフェイスの提供方法。
【請求項6】
前記ユーザー端末からユーザー識別番号を含むユーザー情報を取得するステップと、
前記ユーザー情報及び前記固有識別情報に基づいて前記ストラップに対するユーザー情報を登録するステップと、
前記ウォッチフェイスに対する情報が前記ユーザー端末に提供された後、他のユーザー端末から前記ウォッチフェイスリクエスト情報を再取得する場合、前記固有識別情報に基づいて前記ユーザー情報を取得するステップと
前記他のユーザー端末から第1識別番号を取得するステップと、
前記第1識別番号及び前記ユーザー識別番号に基づいて前記URL情報に対応するウェブサイトを活性化するステップとをさらに含む、請求項2に記載のウォッチフェイスの提供方法。
【請求項7】
少なくとも一つのプロセッサ(processor)と、
前記少なくとも一つのプロセッサによって実行される少なくとも一つのコマンドを保存するメモリ(memory)とを含み、
前記少なくとも一つのコマンドは、
ユーザー端末から、ストラップに対応するURL(uniform resource locator)情報に基づいてウォッチフェイスリクエスト情報を取得するように実行され、
前記URL情報による前記ストラップにマッチングするウォッチフェイスに対する情報を前記ユーザー端末に提供するように実行され、
前記URL情報は、前記ユーザー端末に搭載されたNFC(Near Field Communication)リーダーによって、前記ストラップに搭載されたNFCタグから取得され、
前記ウォッチフェイスに対する情報は、前記ストラップに連結可能なウェアラブル装置のディスプレイに前記ウォッチフェイスを表示する設定情報を含み、
前記ウェアラブル装置は、前記ユーザー端末と事前にペアリング(pairing)される、ウォッチフェイスの提供方法を実行する電子装置。
【請求項8】
前記少なくとも一つのコマンドは、前記ユーザー端末から前記ストラップの固有識別情報を取得するように実行され、
前記固有識別情報は、前記ユーザー端末に搭載された前記NFCリーダーによって、前記ストラップに搭載された前記NFCタグから取得され、
前記少なくとも一つのコマンドは、前記固有識別情報に基づいて前記URL情報に対応するウェブサイトを活性化するように実行され、
前記ユーザー端末は、前記ウェブサイトを通じて前記ストラップにマッチングするウォッチフェイスに対する情報を取得する、請求項7に記載のウォッチフェイスの提供方法を実行する電子装置。
【請求項9】
前記URL情報及び前記固有識別情報は、前記NFCタグから取得されるタグ情報内の互いに異なるペイロード(payload)フィールドに含まれる、請求項8に記載のウォッチフェイスの提供方法を実行する電子装置。
【請求項10】
前記少なくとも一つのコマンドは、
前記電子装置のデータベースから前記URL情報に対応する活性化コードを取得するように実行され、
前記活性化コード及び前記固有識別情報に基づいて前記URL情報に対応するウェブサイトを活性化するように実行される、請求項8に記載のウォッチフェイスの提供方法を実行する電子装置。
【請求項11】
前記少なくとも一つのコマンドは、
前記活性化コード及び前記固有識別情報を比較して複数の個別URL情報のうち一つを決定するように実行され、
前記決定された一つの個別URL情報を前記ユーザー端末に提供するように実行され、
前記ウェブサイトは、前記個別URL情報に基づいて提供される、請求項10に記載のウォッチフェイスの提供方法を実行する電子装置。
【請求項12】
前記少なくとも一つのコマンドは、
前記ユーザー端末からユーザー識別番号を含むユーザー情報を取得するように実行され、
前記ユーザー情報及び前記固有識別情報に基づいて前記ストラップに対するユーザー情報を登録するように実行され、
前記ウォッチフェイスに対する情報が前記ユーザー端末に提供された後、他のユーザー端末から前記ウォッチフェイスリクエスト情報を再取得する場合、前記固有識別情報に基づいて前記ユーザー情報を取得するように実行され、
前記他のユーザー端末から第1識別番号を取得するように実行され、
前記第1識別番号及び前記ユーザー識別番号に基づいて前記URL情報に対応するウェブサイトを活性化するように実行される、請求項8に記載のウォッチフェイスの提供方法を実行する電子装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示(disclosure)は、NFCタギングを利用したウォッチフェイスの提供方法及び装置に関し、より詳細には、ユーザー端末及びウェアラブル装置間のNFCタギングによって取得される情報に基づいて、ウェアラブル装置に対するウォッチフェイスを提供する方法及び装置に関する。
【背景技術】
【0002】
知能型ウェアラブル装置の持続的な開発とともにスマートウォッチ(smart watch)が大衆化しており、日常生活の中でスマートウォッチを着用する消費者が徐々に増加している。消費者は、ファッション、ビジネス、健康、及びスポーツなど様々な目的のためにスマートウォッチを着用しており、これに対応して多様なスタイルのスマートウォッチが順次リリースされている。
【0003】
スマートウォッチのウォッチフェイス(watchface)は電子的に表示されるため、スマートウォッチの画面は、アナログ時計とは異なり、時計のデザインを自由に変更することができる。つまり、スマートウォッチは、ユーザーがウォッチフェイスの表示形態を手動で変更できるようにサポートし、ユーザーはスマートウォッチのディスプレイ部分に該当するウォッチフェイスの表示内容を本人の気分、状態、スタイルなどに合わせて自由に変更することができる。
【0004】
また、スマートウォッチは、一般的にディスプレイモジュールが搭載されたウォッチ本体と、ウォッチ本体をユーザーの手首に固定させるためにウォッチ本体に連結するストラップ(strap)とに構成が分けられ得る。ここで、ストラップは一般的に脱着式であるため、ユーザーは、衣装及び場所などに合ったスタイルのストラップを選択して、スマートウォッチを着用することができる。
【0005】
ただし、ストラップのスタイルは、ウォッチ本体のディスプレイモジュールに表示されるウォッチフェイスとも似合っていなければ一つのスタイルに合ったスマートウォッチとして認識されないので、ユーザーがストラップを替えて着用するたびにスマートウォッチのウォッチフェイスを新たに構成したり変更したりするには不便であるという問題が存在する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【文献】韓国登録特許公報第10-1620368号(2016.05.04.)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
上記のような問題点を解決するための本開示(disclosure)の目的は、NFCタギングを利用したウォッチフェイスの提供方法及び装置を提供することにある。
【0008】
上記のような問題点を解決するための本開示の目的は、NFCタギングによって取得される情報に基づいて、ストラップにマッチングされるウォッチフェイスを提供する方法及び装置を提供することにある。
【0009】
上記のような問題点を解決するための本開示の目的は、ストラップの固有識別情報に基づいて、ストラップを所有するユーザーだけに、ストラップにマッチングされるウォッチフェイスを提供することができる方法及び装置を提供することにある。
【0010】
本開示が解決しようとする課題は、上述の課題に制限されるのではなく、言及されていない課題は、本開示及び添付の図面から、本開示が属する技術分野で通常の知識を有する者に明確に理解されるはずである。
【課題を解決するための手段】
【0011】
前記の目的を達成するための本開示の一実施例による、少なくとも一つのサーバーによって実行されるウォッチフェイスの提供方法は、ユーザー端末から、ストラップに対応されるURL(uniform resource locator)情報に基づいてウォッチフェイスリクエスト情報を取得するステップ及び前記URL情報に基づいて前記ストラップにマッチングするウォッチフェイスに対する情報を前記ユーザー端末に提供するステップを含み、前記URL情報は、前記ユーザー端末に搭載されたNFC(Near Field Communication)リーダーによって前記ストラップに搭載されたNFCタグから取得され、前記ウォッチフェイスに対する情報は、前記ストラップに連結可能なウェアラブル装置のディスプレイに前記ウォッチフェイスを表示する設定情報を含み、前記ウェアラブル装置は、前記ユーザー端末と事前にペアリング(pairing)することができる。
【0012】
ここで、前記ユーザー端末から前記ストラップの固有識別情報を取得するステップをさらに含み、前記固有識別情報は、前記ユーザー端末に搭載された前記NFCリーダーによって前記ストラップに搭載された前記NFCタグから取得され、前記URL情報による前記ストラップにマッチングされるウォッチフェイスに対する情報を前記ユーザー端末に提供するステップは、前記固有識別情報に基づいて前記URL情報に対応されるウェブサイトを活性化するステップを含み、前記ユーザー端末は、前記ウェブサイトを通じて前記ストラップにマッチングするウォッチフェイスに対する情報を取得することができる。
【0013】
ここで、前記URL情報及び前記固有識別情報は、前記NFCタグから取得されるタグ情報内の互いに異なるペイロード(payload)フィールドに含まれることができる。
【0014】
ここで、前記固有識別情報に基づいて前記URL情報に対応するウェブサイトを活性化するステップは、前記サーバーのデータベースから前記URL情報に対応する活性化コードを取得するステップ及び前記活性化コード及び前記固有識別情報に基づいて前記URL情報に対応するウェブサイトを活性化するステップを含むことができる。
【0015】
ここで、前記活性化コード及び前記固有識別情報に基づいて前記URL情報に対応するウェブサイトを活性化するステップは、前記活性化コード及び前記固有識別情報を比較して複数の個別URL情報のうち一つを決定するステップ及び前記決定された一つの個別URL情報を前記ユーザー端末に提供するステップを含み、前記ウェブサイトは前記個別URL情報に基づいて提供されることができる。
【0016】
ここで、前記ユーザー端末からユーザー識別番号を含むユーザー情報を取得するステップ、前記ユーザー情報及び前記固有識別情報に基づいて前記ストラップに対するユーザー情報を登録するステップ、前記ウォッチフェイスに対する情報が前記ユーザー端末に提供された後、他のユーザー端末から前記ウォッチフェイスリクエスト情報を再取得する場合、前記固有識別情報に基づいて前記ユーザー情報を取得するステップ、前記他のユーザー端末から第1識別番号を取得するステップ及び前記第1識別番号及び前記ユーザー識別番号に基づいて前記URL情報に対応するウェブサイトを活性化するステップをさらに含むことができる。
【0017】
前記目的を達成するための本開示の一実施例によるウォッチフェイスの提供方法を実行する電子装置は、前記少なくとも一つのプロセッサ(processor)及び前記少なくとも一つのプロセッサによって実行される少なくとも一つのコマンドを保存するメモリ(memory)を含み、前記少なくとも一つのコマンドは、ユーザー端末からストラップに対応するURL(uniform resource locator)情報に基づいてウォッチフェイスリクエスト情報を取得するように実行され、前記URL情報による前記ストラップにマッチングするウォッチフェイスに対する情報を前記ユーザー端末に提供するように実行され、前記URL情報は、前記ユーザー端末に搭載されたNFC(Near Field Communication)リーダーによって前記ストラップに搭載されたNFCタグから取得され、前記ウォッチフェイスに対する情報は、前記ストラップに連結可能なウェアラブル装置のディスプレイに前記ウォッチフェイスを表示する設定情報を含み、前記ウェアラブル装置は、前記ユーザー端末と事前にペアリング(pairing)することができる。
【0018】
ここで、前記少なくとも一つのコマンドは、前記ユーザー端末から前記ストラップの固有識別情報を取得するように実行され、前記固有識別情報は、前記ユーザー端末に搭載された前記NFCリーダーによって前記ストラップに搭載された前記NFCタグから取得され、前記少なくとも一つのコマンドは、前記固有識別情報に基づいて前記URL情報に対応されるウェブサイトを活性化するように実行され、前記ユーザー端末は、前記ウェブサイトを通じて前記ストラップにマッチングするウォッチフェイスに対する情報を取得することができる。
【0019】
ここで、前記URL情報及び前記固有識別情報は、前記NFCタグから取得されるタグ情報内の互いに異なるペイロード(payload)フィールドに含まれることができる。
【0020】
ここで、前記少なくとも一つのコマンドは、前記電子装置のデータベースから前記URL情報に対応する活性化コードを取得するように実行され、前記活性化コード及び前記固有識別情報に基づいて前記URL情報に対応するウェブサイトを活性化するように実行することができる。
【0021】
ここで、前記少なくとも一つのコマンドは、前記活性化コード及び前記固有識別情報を比較して複数の個別URL情報のうち一つを決定するように実行され、前記決定された一つの個別URL情報を前記ユーザー端末に提供するように実行され、前記ウェブサイトは、前記個別URL情報に基づいて提供されることができる。
【0022】
ここで、前記少なくとも一つのコマンドは、前記ユーザー端末からユーザー識別番号を含むユーザー情報を取得するように実行され、前記ユーザー情報及び前記固有識別情報に基づいて前記ストラップに対するユーザー情報を登録するように実行され、前記ウォッチフェイスに対する情報が前記ユーザー端末に提供された後、他のユーザー端末から前記ウォッチフェイスリクエスト情報を再取得する場合、前記固有識別情報に基づいて前記ユーザー情報を取得するように実行され、前記他のユーザー端末から第1識別番号を取得するように実行され、前記第1識別番号及び前記ユーザー識別番号に基づいて前記URL情報に対応するウェブサイトを活性化するように実行することができる。
【0023】
課題を解決するための手段において述べた本開示の多様なそれぞれの側面及び特徴は、添付の請求項において定義されることができる。従属請求項の特徴の組み合わせ(combinations)は、単に請求項において明示的に提示されるものだけではなく、適宜独立項の特徴と組み合わせられることができる。
【0024】
また、本開示に記述された任意の一つの実施例(any one embodiment)から選択された一つ以上の特徴は、本開示に記述された任意の他の実施例から選択された一つ以上の特徴と組み合わせられることができ、このような特徴の代案的な組み合わせが本開示に議論された一つ以上の技術的な問題を少なくとも部分的に軽減させるか、本開示から通常の技術者によって識別されることができる(discernable)技術的な問題を少なくとも部分的に軽減し、さらに、実施例の特徴(embodiment features)のこのように形成された特定の組み合わせ(combination)または順列(permutation)が通常の技術者によって両立不可能な(incompatible)ものと理解されることさえなければ、その組み合わせは可能である。
【0025】
本開示に記述された任意の例示の具現(any described example implementation)において、二つ以上の物理的に別個の構成要素は、代案的に、その統合が可能であれば単一の構成要素として統合されることもでき、そのように形成された単一の構成要素によって同一の機能が実行されるのであれば、その統合は可能である。逆に、本開示に記述された任意の実施例(any embodiment)の単一の構成要素は、代案的に、適切な場合、同一の機能を達成する二つ以上の別個の構成要素で具現されることができる。
【0026】
本発明の特定の実施例(certain embodiments)の目的は、従来技術と関連する問題点及び/または短所のうち少なくとも一つを、少なくとも部分的に、解決、緩和または除去することにある。特定の実施例(certain embodiments)は、後述する長所のうち少なくとも一つを提供することを目的とする。
【発明の効果】
【0027】
本開示によると、ストラップにマッチングするウォッチフェイスを容易に取得することができ、ストラップに結合されるスマートウォッチに、取得したウォッチフェイスを設定することができる。
【0028】
本開示によると、ストラップの固有識別情報に基づいてウォッチフェイスを提供して、ストラップを所有するユーザーだけに、マッチングするウォッチフェイスを提供することができる。
【0029】
本開示において得られる効果は、以上で言及した効果に制限されず、言及していない他の効果は、以下の記載から、本開示が属する技術分野で通常の知識を有する者に明確に理解されるはずである。
【図面の簡単な説明】
【0030】
図1図1は、本開示の多様な実施例によるNFCタギングを利用したウォッチフェイス提供システムを示す図面である。
図2図2は、本開示の多様な実施例によるウォッチフェイスが設定されるウェアラブル装置を示す図面である。
図3図3は、本開示の多様な実施例によるウォッチフェイス提供システムを構成する端末のブロック構成図である。
図4図4は、本開示の多様な実施例によるウォッチフェイス提供サーバーのブロック構成図である。
図5図5a及び図5bは、本開示の多様な実施例によるウォッチフェイスの提供方法のフローチャートである。
図6図6a及び図6bは、本開示の多様な実施例によるウォッチフェイスを提供するURLの活性化を説明するための図面である。
図7図7は、本開示の多様な実施例によるウォッチフェイス再リクエスト情報を取得した場合のアクションを説明するためのフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0031】
本発明は、多様な変更を加えることができ、様々な実施例を有することができるところ、特定の実施例を図面に例示し、詳細に説明することとする。しかし、これは本発明を特定の実施形態に対して限定しようとするものではなく、本発明の思想及び技術範囲に含まれるすべての変更、均等物乃至代替品を含むものと理解されるべきである。各図面を説明するにおいて、類似の参照符号を類似の構成要素に対して使用した。
【0032】
第1、第2、A、Bなどの用語は、多様な構成要素を説明するのに使用することができるが、前記構成要素は、前記用語によって限定されてはならない。これらの用語は、一つの構成要素を他の構成要素と区別する目的でのみ使用される。例えば、本発明の権利範囲を外れることなくして第1構成要素は第2構成要素として命名されることができ、同様に第2構成要素も第1構成要素として命名されることができる。「及び/または」という用語は、複数の関連する記載の項目の組み合わせまたは複数の関連する記載の項目のうちいずれかの項目を含む。
【0033】
ある構成要素が他の構成要素に「連結されて」いるとか「接続されて」いると言及されたときには、他の構成要素に直接連結されているとかまたは接続されていることもあり得るが、途中に他の構成要素が存在することもあり得ると理解されるべきである。一方、ある構成要素が他の構成要素に「直接連結されて」いるとか「直接接続されて」いると言及されたときには、途中に他の構成要素が存在しないものと理解されるべきである。
【0034】
本出願において使用した用語は、ただ特定の実施例を説明するために使用されたもので、本発明を限定しようという意図ではない。単数の表現は、文脈上明らかに異なって意味しない限り、複数の表現を含む。本出願において、「含む」または「有する」などの用語は、明細書上に記載された特徴、数字、ステップ、アクション、構成要素、部品またはこれらを組み合わせたものが存在することを指定しようとするものであって、一つまたはそれ以上の他の特徴や数字、ステップ、アクション、構成要素、部品またはこれらを組み合わせたものの存在または付加の可能性を事前に排除しないものと理解されるべきである。
【0035】
異なって定義されない限り、技術的または科学的な用語を含めてここで使用されるすべて用語は、本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者によって一般的に理解されるものと同一の意味を有している。一般的に使用される辞典に定義されているような用語は、関連技術の文脈上で有する意味と一致する意味を有するものとして解釈されるべきであり、本出願において明確に定義しない限り、理想的または過度に形式的な意味で解釈されない。
【0036】
以下、添付した図面を参照して、本発明の好ましい実施例をより詳細に説明することとする。本発明を説明するにおいて、全体的な理解を容易にするために、図面上の同一の構成要素に対しては同一の参照符号を使用し、同一の構成要素に対する重複説明は省略する。
【0037】
図1は、本開示の多様な実施例によるNFC(Near Field Communication)タギングを利用したウォッチフェイス提供システムを示す図面である。
【0038】
図1を参照すると、ウォッチフェイス提供システム(100)は、NFCタギングを利用してウォッチフェイスが提供されるシステムを示すことができる。言い換えると、ウォッチフェイス提供システム(100)は、ユーザーがユーザー端末(110)を介して、ウェアラブル装置(120)に連結されたストラップ(121)にNFCタギングを実行し、NFCタギングによって取得される情報に基づいてウォッチフェイスに対する情報をユーザー端末(110)に提供するシステムを示すことができる。
【0039】
本開示の一実施例によると、ウォッチフェイス提供システム(100)は、ユーザー端末(110)、ウェアラブル装置(120)、ストラップ(121)、ウォッチフェイス提供サーバー(130)、データベース(131)及びネットワーク(140)含むことができる。
【0040】
例えば、ユーザー端末(110)は、スマートフォン(smart phone)、携帯電話、ナビゲーション、コンピュータ、ノートパソコン、デジタル放送用端末、PDA(personal digital assistants)、PMP(portable multimedia player)、またはタブレットPCを示すことができるが、コンピュータ装置で具現される固定型の端末や、移動型の端末を含むこともできる、これらに限定されるものではない。
【0041】
ウェアラブル装置(120)は、ユーザーが着用可能な着用コンピューティング装置を示すことができる。例えば、ウェアラブル装置(120)は、時計の形状を有する着用可能な形態のスマートウォッチを示すことができ、以下では、ウェアラブル装置がスマートウォッチであると仮定して説明するが、本開示の多様な実施例のうち少なくとも一部はメガネなどのような他のウェアラブル装置にも適用されることができるので、本開示の範囲はスマートウォッチに限定されるものではない。
【0042】
図1を参照すると、ウォッチフェイス提供システム(100)の構成要素は、ネットワーク(140)を通じて接続されることができる。本開示の一実施例によれば、ネットワーク(140)は、複数の端末及びサーバーのようなそれぞれのノード相互間の情報交換が可能な接続構造を意味するものであって、このようなネットワークの一例としては、RF、3GPP(登録商標)(3rd generation partnership project)ネットワーク、LTE(long term evolution)ネットワーク、5GPP(5rd generation partnership project)ネットワーク、WIMAX(world interoperability for microwave access)ネットワーク、インターネット(internet)、LAN(local area network)、Wireless LAN(wireless local area network)、WAN(wide area network)、PAN(personal area network)、ブルートゥース(登録商標)(bluetooth)ネットワーク、NFCネットワーク、衛星放送ネットワーク、アナログ放送ネットワーク、DMB(digital multimedia broadcasting)ネットワークなどが含まれるが、これらに限定されるものではない。
【0043】
以下において、ウォッチフェイス提供システム(100)の具体的な構成及びアクションについて詳細に説明する。
【0044】
図2は、本開示の多様な実施例による、ウォッチフェイスが設定されるウェアラブル装置を示す図面である。
【0045】
図2を参考にすると、ウェアラブル装置(120)は、ユーザーが着用する着用コンピューティング装置を示すことができる。以下では、説明の便宜上、ウェアラブル装置(120)として、手首に着用するスマートウォッチ(200)が例示されるが、ウェアラブル装置(120)はスマートウォッチ(200)を示すものに限定されず、ディスプレイモジュール(210)とNFCモジュール(220)を含んでいるすべての着用コンピューティング装置を含むことができる。本開示の一実施例によると、ウェアラブル装置(120)は、本体及びストラップを含むことができる。
【0046】
本体は、スマートウォッチの一般的な機能を実行する本体を示すことができる。つまり、本体はユーザー端末と連動することができ、時間を教えてくれたり、ユーザーの健康状態をチェックするなど多様な機能を実行することができる。特に、本体はディスプレイモジュール(210)を含むことができ、ディスプレイモジュール(210)によってウォッチフェイスUI(user interface)画面を表示することができる。
【0047】
ストラップは、ユーザーが本体を着用できるようにするストラップ形態の固定装置を示すことができる。ストラップは、革、ステンレススチール、シリコン、ゴム、デニム、合成繊維のような多様な素材で製作されることができ、本体をユーザーの手首に固定する機能を実行することができる。ここで、ストラップの少なくとも一領域にNFC(near field communication)モジュール(220)が内蔵されることができる。
【0048】
NFCモジュール(220)は、ストラップにおいてユーザーの手首に接触する部位に取り付けられることができるが、手首に接触しない部位に取り付けられることもできる。すなわち、NFCモジュール(220)は、ストラップの一面に取り付けられることができるが、ストラップの内部に搭載されて外観上見えないこともあり得る。
【0049】
例えば、NFCモジュール(220)は、事前に設定済みの情報を保存しているNFCタグを含むことができる。NFCタグは、NFCリーダーを搭載した電子装置が一定の距離内に接近した場合、事前に設定済みの情報を、NFCリーダーを搭載した電子装置に提供することができ、このように一定の距離内に接近する構成またはアクションは、タギング(tagging)と示すことができる。
【0050】
例えば、事前に設定済みの情報は、NFCタグ情報と示すことができ、NFCタグが搭載されたストラップの固有識別情報及びストラップにマッチングするウォッチフェイスを取得することができるURL(uniform resource locator)情報を含むことができるが、それ以外に他の情報もさらに含むことができる。ここで、NFCリーダーを搭載した電子装置は、後述するユーザー端末(110)を示すことができるが、これに限定されるものではない。
【0051】
図3は、本開示の多様な実施例によるウォッチフェイス提供システムを構成する端末のブロック構成図である。
【0052】
図3を参照すると、ウォッチフェイス提供システムは、ユーザー端末(110)、ウェアラブル装置(120)及びウォッチフェイス提供サーバー(130)を構成要素として有し、ウォッチフェイスの提供方法は、構成要素間の情報の送受信によって実行されることができる。例えば、ユーザー端末(110)及びウォッチフェイス提供サーバー(130)は、有線通信または無線通信によって情報の送受信を実行することができ、ユーザー端末(110)及びウェアラブル装置(120)は、NFCまたは無線通信によって情報の送受信を実行することができる。
【0053】
ユーザー端末(110)は、NFCモジュールを含むことができ、ユーザー端末(110)のNFCモジュールは、NFCリーダーを含むことができる。NFCリーダーは、NFCタグをタギングして、NFCタグに保存またはコード化された情報を読み取ることができ、ユーザー端末(110)は、NFCリーダーによってNFCタグに事前に設定済みの情報、つまり、NFCタグ情報を取得することができる。
【0054】
ウェアラブル装置(120)は、ウォッチ本体及びストラップを含むことができ、ストラップは、NFCモジュールを含むことができ、ウェアラブル装置(120)のストラップに含まれるNFCモジュールは、NFCタグを含むことができる。NFCタグは、NFCリーダーによってタギングされると、NFCタグ情報を提供することができる。
【0055】
ユーザー端末(110)は、NFCタギングによって取得した情報に基づいて、ウォッチフェイス提供サーバー(130)に、ストラップにマッチングするウォッチフェイスに対する情報をリクエストすることができ、ウォッチフェイス提供サーバー(130)は、ユーザー端末(110)に、ウォッチフェイスに対する情報を提供することができる。ここで、ウォッチフェイスに対する情報は、ウォッチフェイスのイメージを含むことができ、ウェアラブル装置(120)にウォッチフェイスを設定するための設定情報を含むこともできる。
【0056】
図4は、本開示の多様な実施例によるウォッチフェイス提供サーバーのブロック構成図である。
【0057】
以下で使用される「...部」、「...機」などの用語は、少なくとも一つの機能やアクション(動作)を処理する単位を意味し、これは、ハードウェアやソフトウェア、または、ハードウェア及びソフトウェアの組み合わせによって具現されることができる。
【0058】
図4を参照すると、ウォッチフェイス提供サーバー(130)は、メモリ(401)、プロセッサ(402)、通信部(403)、入出力インターフェース(404)、及びディスプレイ部(405)を含むことができる。
【0059】
メモリ(401)は、ウォッチフェイス提供サーバー(130)のアクションのための基本プログラム、アプリケーションプログラム、設定情報などのデータを一時的または永久に保存することができる。メモリ(401)は、RAM(random access memory)、ROM(read only memory)及びディスクドライブのような非消滅性大容量記録装置(permanent mass storage device)を含むことができるが、本発明はこれらに限定されるものではない。このようなソフトウェアの構成要素は、ドライブメカニズム(drive mechanism)を利用してメモリ(401)と別途のコンピュータで読み取り可能な記録媒体からロードされることができる。このような別途のコンピュータで読み取り可能な記録媒体は、フロッピードライブ、ディスク、テープ、DVD/CD-ROMドライブ、メモリカードなどのコンピュータで読み取り可能な記録媒体を含むことができる。実施例によって、ソフトウェアの構成要素は、コンピュータで読み取り可能な記録媒体ではない通信部(403)を通じてメモリ(401)にロードされることもできる。また、メモリ(401)は、プロセッサ(402)のリクエストによって保存されたデータを提供することができる。
【0060】
プロセッサ(402)は、ウォッチフェイス提供サーバー(130)の全般的なアクションを制御することができる。例えば、プロセッサ(402)は、通信部(403)を通じてシグナル(信号)が送信及び受信されるように制御することができる。また、プロセッサ(402)は、基本的な算術(演算)、ロジック及び入出力演算を実行することで、コンピュータプログラムのコマンドを処理するように構成されることができる。コマンドは、メモリ(401)または通信部(403)によってプロセッサ(402)に提供されることができる。例えば、プロセッサ(402)は、メモリ(401)のような記録装置に保存されたプログラムコードに応じて受信されるコマンドを実行するように構成されることができる。例えば、プロセッサ(402)は、ウォッチフェイス提供サーバー(130)が、後述する多様な実施例によるアクションを実行するように制御することができる。
【0061】
入出力インターフェース(404)は、入出力装置(図示せず)とのインターフェースのための手段であることができる。このとき、入力装置は、例えば、キーボードまたはマウスなどの装置を、そして、出力装置は、イメージを表示するためのディスプレイ部などのような装置の形態で具備されることができる。他の例として、入出力インターフェース(404)は、タッチスクリーンのように入力と出力のための機能が一つに統合された装置とのインタフェースのため手段であることができる。具体的には、ウォッチフェイス提供サーバー(130)のプロセッサ(402)は、メモリ(401)にロードされたコンピュータプログラムのコマンドを処理するにおいて、サーバーが提供するデータを利用して構成されるサービス画面やコンテンツが入出力インタフェース(404)を通じてディスプレイに表示されることができる。本開示の一実施例によると、入出力インターフェース(404)は、ディスプレイ部(405)とのインタフェースのための手段を含むことができる。入出力インターフェース(404)は、ディスプレイ部(405)に表示されたウェブ閲覧ウィンドウに対するユーザーの入力を受信することができ、上述のユーザーの入力に応答してディスプレイ部(405)を通じて出力する出力データプロセッサ(402)から受け取ることができる。
【0062】
ディスプレイ部(405)は、一つ以上のディスプレイを含むディスプレイモジュールを指し示す。ディスプレイ部(405)に含まれる一つ以上のディスプレイのそれぞれは、個別に独立したコンテンツを表示することができ、上述の一つ以上のディスプレイが組み合わされて単一のコンテンツを表示することもできる。本開示の一実施例によると、ディスプレイ部(405)に含まれる一つ以上のディスプレイは、物理的に分離されたマルチディスプレイを含むことができ、物理的に結合されたマルチディスプレイであることもでき、一つの画面を分割して使用することができるディスプレイであることもできる。
【0063】
図5a及び図5bは、本開示の多様な実施例によるウォッチフェイスの提供方法のフローチャートである。
【0064】
図5a及び図5bを参照すると、501のアクションにおいて、ユーザー端末(110)は、ストラップに搭載されたNFCタグを、ユーザー端末(110)に搭載されたNFCリーダーによってタギングすることができ、タギングによってNFCタグ情報を取得することができる。例えば、NFCタグ情報は、メッセージまたはNDEF(Nfc Data Exchange Format)メッセージとして示すことができる。ここで、NDEFメッセージは、少なくとも一つのNDEFレコードを含むことができ、NDEFレコードは、ヘッダー(header)フィールド、タイプ(type)フィールド、IDフィールド、ペイロード(payload)フィールドを含むことができるが、ヘッダーフィールド、タイプフィールド及びIDフィールドは省略することができる。ユーザー端末(110)がNFCタギングによって取得するURL情報及びストラップの固有識別情報のうち、少なくとも一つはNFCタグ情報に含まれることができ、さらに詳しくはNDEFメッセージ内の互いに異なるペイロードフィールドに含まれることができる。
【0065】
503のアクションにおいて、ユーザー端末(110)は、ストラップにマッチングするウォッチフェイスを取得するために、タギングによって取得したNFCタグ情報をウォッチフェイス提供サーバー(130)に送信することができる。例えば、ユーザー端末(110)は、NFCタグ情報に含まれるURL情報に基づいて、ストラップにマッチングするウォッチフェイスを取得することができるウェブサイトにアクセス可能であり、ウォッチフェイス提供サーバー(130)は、ユーザー端末(110)に、URL情報によるストラップにマッチングするウォッチフェイスに対する情報を提供することができる。
【0066】
ただし、ウォッチフェイス提供サーバー(130)は、ストラップの固有識別情報をユーザー端末からURL情報とともに取得する場合、以下のアクセス権限の判断のアクションを、続いて実行することができる。この場合、図5bのように、504のアクションが追加されることができる。
【0067】
504のアクションにおいて、ウォッチフェイス提供サーバー(130)は、ユーザー端末(110)から取得したNFCタグ情報に含まれる固有識別情報に基づいて、ユーザー端末のアクセス権限を判断することができる。ウォッチフェイス提供サーバー(130)は、ユーザー端末(110)のアクセス権限が存在する場合、ストラップにマッチングするウォッチフェイスを取得することができるウェブサイトを活性化させ、ユーザー端末(110)に提供することができる。ただし、ウォッチフェイス提供サーバー(130)は、ユーザー端末(110)のアクセス権限が存在しない場合、ストラップにマッチングするウォッチフェイスを取得することができるウェブサイトを活性化させないことができる。つまり、NFCタグ情報ではないURL情報だけでウォッチフェイスを取得することができるウェブサイトにアクセスする場合、ウェブサイトが活性化されずウォッチフェイスを取得することができない。
【0068】
ウォッチフェイス提供サーバー(130)は、上記のようなアクションのためにストラップに搭載されたNFCタグ情報に含まれる固有識別情報に対応される情報を事前にデータベースに保存することができ、ウォッチフェイス提供サーバー(130)は、事前に保存した情報と固有識別情報とを比較して、ユーザー端末のアクセス権限を判断することができる。より詳細な説明は、図6a及び図6bとともに後述する。
【0069】
505のアクションにおいて、ユーザー端末(110)は、ウォッチフェイス提供サーバー(130)によって上述のウェブサイトが活性化された場合、ウェブサイトを通じてウォッチフェイスを取得することができ、ウォッチフェイス提供サーバー(130)は、ウォッチフェイスに対する情報を送信することができる。ここで、前記ウォッチフェイスに対する情報は、ストラップに連結可能なウェアラブル装置のディスプレイにウォッチフェイスを表示する設定情報を含むことができる。つまり、ウォッチフェイスに対する情報は、ウォッチフェイスのイメージだけでなく、ウェアラブル装置のディスプレイにウォッチフェイスを表示するための情報が含まれ得る。
【0070】
507のアクションにおいて、ユーザー端末(110)は、ウォッチフェイス提供サーバー(130)から取得したウォッチフェイスに対する情報に基づいて、ユーザー端末(110)にペアリング(pairing)されているウェアラブル装置のディスプレイにウォッチフェイスを設定することができる。例えば、ユーザー端末(110)は、ウォッチフェイスに対する情報を、ペアリングされているウェアラブル装置に伝えることができ、ユーザーは、ウェアラブル装置を介して、ウォッチフェイスに対する情報に基づいてウォッチフェイスを設定することができるが、ユーザーは、ユーザー端末(110)を介して、ウォッチフェイスに対する情報に基づいて、ペアリングされたウェアラブル装置のウォッチフェイスを設定することもできる。
【0071】
図6a及び図6bは、本開示の多様な実施例によるウォッチフェイスを提供するURLの活性化を説明するための図面である。
【0072】
一実施例によると、ウォッチフェイス提供サーバー(130)は、固有識別情報に基づいてURL情報に対応されるウェブサイトを活性化することができ、このために、サーバーのデータベースからURL情報に対応される活性化コードを取得することができ、活性化コードと固有識別情報とを比較することができる。ウェブサイトを活性化してウォッチフェイスを提供する方法は、二つに区分されて提供されることができ、それぞれ図6a及び図6bとともに後述するが、二つの方法がともに用いられることもできる。
【0073】
図6aを参照すると、固有識別情報は、ストラップ別に付与されることができ、URL情報は、ストラップの種類別に設定することができる。つまり、ストラップに搭載されたNFCタグには該当ストラップ、つまり、該当タグに対する固有識別情報が付与されていることができるが、ウォッチフェイスは、ストラップの種類によって同一に提供することができるので、ウォッチフェイスを提供することができるURL情報は、NFCタグにストラップの種類別に付与されることができる。
【0074】
固有識別情報は、ストラップに搭載されるNFCタグをコーディングするときに抽出してデータベースに保存されているか、入力/設定し、これが事前にデータベースに保存されていることができる。ウォッチフェイス提供サーバー(130)は、データベースに保存された固有識別情報と販売されたストラップに搭載されたNFCタグによる固有識別情報とを比較して、ユーザー端末のアクセス権限を判断することができる。
【0075】
例えば、ウォッチフェイス提供サーバー(130)は、ユーザー端末からURL情報を取得する場合、URL情報によるウェブサイトにおいて、パスワードとして固有識別情報をリクエストすることができ、ユーザー端末からURL情報及び固有識別情報をともに取得する場合、固有識別情報をパスワードとして認識することができる。
【0076】
以後、ウォッチフェイス提供サーバー(130)は、URL情報に対応する活性化コードをデータベースから取得することができ、固有識別情報及び活性化コードを比較してURL情報に対応するウェブサイトの活性化を決定することができる。言い換えると、活性化コードに、取得した固有識別情報が含まれる場合、該当ウォッチフェイスリクエストによってウェブサイトを活性化することができる。
【0077】
図6bを参照すると、固有識別情報は、ストラップ別にまたはストラップの種類別に付与されることができ、前記URL情報は、ストラップの種類別またはすべて同一に設定することができる。
【0078】
ウォッチフェイス提供サーバー(130)は、ユーザー端末(110)から固有識別情報及びURL情報を取得する場合、データベースに保存された活性化コード及び固有識別情報との比較をすることができる。例えば、ウォッチフェイス提供サーバー(130)は、固有識別情報に対応される活性化コードを確認することでユーザー端末のアクセス権限を判断することができる。ここで、サーバーは、複数の個別URL情報を保存していることができ、各個別URL情報は活性化コードに対応されることができ、各固有識別情報または活性化コードに対応されるウォッチフェイスに対する情報を取得することのできるウェブサイトを指し示す情報であることができる。
【0079】
つまり、ウォッチフェイス提供サーバー(130)は、活性化コード及び固有識別情報を比較して複数の個別URL情報のうちストラップの固有識別情報に対応する一つの個別URL情報を決定することができ、これをユーザー端末(110)に提供することができ、ユーザー端末(110)は、取得した個別URL情報に基づいてウェブサイトに接続してウォッチフェイスに対する情報を取得することができる。ここで、個別URL情報によるウェブサイトへのアクセスは、ウェブサイトの活性化で示すこともできる。
【0080】
図7は、本開示の多様な実施例によるウォッチフェイス再リクエスト情報を取得した場合のアクションを説明するためのフローチャートである。
【0081】
以下の説明は、ユーザーが、NFCタグ情報に基づいてウォッチフェイスが提供された後、再びNFCタグ情報でウォッチフェイスをリクエストする場合に適用されることができ、これは一つのストラップに複数のユーザーがタギングしてウォッチフェイスが提供されることを防ぐと同時に、真正なユーザーがユーザー端末またはウェアラブル装置の交換または初期化などの理由で再びNFCタグ情報でウォッチフェイスをリクエストする場合、ウォッチフェイスを再提供するためのアクションである。
【0082】
図7を参照すると、701のアクションにおいて、ユーザー端末(110)は、NFCタグ情報だけでなくユーザー情報もウォッチフェイス提供サーバー(130)に送信することができる。701のアクションは、先の503のアクションを代替することができ、NFCタグ情報の送信後にユーザー情報を別途ウォッチフェイス提供サーバー(130)に送信することもできる。ここで、ユーザー情報は、ユーザー識別番号を含むことができ、ユーザー識別番号は、PIN(Personal Identification Number)番号と示すことができる。また、ユーザー情報は、固有ID及びパスワードなどを含むことができるが、これは省略することもできる。
【0083】
703のアクションにおいて、ウォッチフェイス提供サーバー(130)は、ユーザー情報及び固有識別情報に基づいて前記ストラップに対するユーザー情報を登録することができる。つまり、ウォッチフェイス提供サーバー(130)は、NFCタグ情報に含まれるストラップの固有識別情報とユーザー識別番号とをマッチングングしてストラップのユーザーとして登録または保存することができる。
【0084】
705のアクションにおいて、他のユーザー端末(150)は、ストラップのNFCタグをタギングしてNFCタグ情報を取得することができ、NFCタグ情報をウォッチフェイス提供サーバー(130)に送信することができる。つまり、他のユーザー端末(150)がNFCタギングによってウォッチフェイスをリクエストすることができる。
【0085】
707のアクションにおいて、ウォッチフェイス提供サーバー(130)は、NFCタグ情報に含まれる固有識別情報に基づいて、すでにウォッチフェイスを提供した履歴が存在するかを判断することができ、すでに提供したユーザーかを判断するためにユーザーが識別番号を他のユーザー端末(150)にリクエストすることができる。また、709のアクションにおいて、他のユーザー端末(150)は、ユーザー識別番号のリクエストによってウォッチフェイス提供サーバー(130)に第1識別番号を送信することができる。
【0086】
711のアクションにおいて、ウォッチフェイス提供サーバー(130)は、取得した第1識別番号とユーザー情報に含まれるユーザー識別番号とを比較することができ、713のアクションにおいて、ウォッチフェイス提供サーバー(130)は、ユーザー識別番号と第1識別番号が同一の場合、他のユーザー端末を以前にウォッチフェイスを提供した真正なユーザーと判断して、NFCタグ情報に含まれるURL情報に対応されるウェブサイトを活性化させ、ウォッチフェイスに対する情報を再び提供することができる。ただし、第1識別番号とユーザー識別番号とが異なる場合、他のユーザー端末が真正なユーザーではないと判断して、URL情報に対応されるウェブサイトを活性化させず、ウォッチフェイスに対する情報も提供しないことができる。
【0087】
本開示の請求項または明細書に記載された実施例による方法は、ハードウェア、ソフトウェア、またはハードウェアとソフトウェアとの組み合わせの形態で具現される(implemented)ことができる。実施例による方法は、多様なコンピュータ手段によって実行されることができるプログラムコマンドの形態で具現され、コンピュータ読み取り可能な媒体に記録されることができ、ハードウェアと組み合わされてコンピュータ読み取り可能な記録媒体に保存されたコンピュータプログラムで具現されることができる。
【0088】
ソフトウェアで具現する場合、一つ以上のプログラム(ソフトウェアモジュール)を保存するコンピュータ読み取り可能な保存媒体が提供されることができる。コンピュータ読み取り可能な保存媒体に保存される一つ以上のプログラムは、電子装置(device)のうち一つ以上のプロセッサによって実行できるように構成される(configured for execution)。一つ以上のプログラムは、電子装置をして本開示の請求項または明細書に記載された実施例による方法を実行させる命令語(instructions)を含む。
【0089】
このようなプログラム(ソフトウェアモジュール、ソフトウェア)は、ランダムアクセスメモリ(random access memory)、フラッシュ(flash)メモリを含む不揮発性(non-volatile)メモリ、ロム(read only memory、ROM)、電気的に消去可能プログラム可能なロム(electrically erasable programmable read only memory、EEPROM)、磁気ディスク保存装置(magnetic disc storage device)、コンパクトディスクロム(compact disc-ROM、CD-ROM)、デジタル多目的ディスク(digital versatile discs、DVDs)または他の形態の光学保存装置、磁気カセット(magnetic cassette)に保存することができる。または、これらの一部またはすべての組み合わせで構成されたメモリに保存することができる。また、それぞれの構成メモリは多数個含まれることもできる。
【0090】
また、プログラムは、インターネット(Internet)、イントラネット(Intranet)、LAN(local area network)、WAN(wide area network)、またはSAN(storage area network)のような通信ネットワーク、またはこれらの組み合わせで構成された通信ネットワークを通じてアクセス(access)できる、取り付け可能な(attachable)保存装置(storage device)に保存することができる。このような保存装置は、外部ポートを通じて本開示の実施例を実行する装置に接続することができる。また、通信ネットワーク上の別途の保存装置が本開示の実施例を実行する装置に接続されることもできる。
【0091】
上述の本開示の具体的な実施例において、開示に含まれる構成要素は、提示された具体的な実施例に応じて単数または複数で表現された。しかし、単数または複数の表現は、説明の便宜上、提示された状況に応じて適宜選択されたもので、本開示が単数または複数の構成要素に制限されるものではなく、複数で表現された構成要素であっても単数で構成されるとか、単数で表現された構成要素であっても、複数で構成されることができる。
【0092】
一方、本開示の詳細な説明においては、具体的な実施例に関して説明したが、本開示の範囲を超えない限度内で様々な変形が可能であることは言うまでもない。したがって、本開示の範囲は、説明された実施例に極限されて決められてはならず、後述する特許請求の範囲のみならず、この特許請求の範囲と均等なものなどによって決められなければない。
【符号の説明】
【0093】
110:ユーザー端
120:ウェアラブル装置
121:ストラップ
130:ウォッチフェイス提供サーバー
131:データベース
140:ネットワーク
150:他のユーザー端末
210:ディスプレイモジュール
220:NFCタグモジュール
401:メモリ
402:プロセッサ
403:通信部
404:入出力インターフェース
405:ディスプレイ
【要約】      (修正有)
【課題】ストラップにあわせたスマートウォッチのウォッチフェイスの構成/変更を容易にする。
【解決手段】少なくとも一つのウォッチフェイス提供サーバー130によって実行されるNFCタギングを利用したウォッチフェイス提供システム100であって、ユーザー端末110からウェラブル装置120のストラップ121に対応するURL(uniform resource locator)情報に基づいてウォッチフェイスリクエスト情報を取得し、前記URL情報によって前記ストラップにマッチングされるウォッチフェイスに対する情報を前記ユーザー端末に提供する。前記URL情報は、前記ユーザー端末に搭載されたNFC(Near Field Communication)リーダーによって前記ストラップに搭載されたNFCタグから取得される。
【選択図】図1
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7