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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-08-15
(45)【発行日】2024-08-23
(54)【発明の名称】監視装置及び監視方法
(51)【国際特許分類】
   H04L 12/46 20060101AFI20240816BHJP
【FI】
H04L12/46 100C
【請求項の数】 6
(21)【出願番号】P 2020157034
(22)【出願日】2020-09-18
(65)【公開番号】P2022050865
(43)【公開日】2022-03-31
【審査請求日】2023-06-26
(73)【特許権者】
【識別番号】000006666
【氏名又は名称】アズビル株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110003166
【氏名又は名称】弁理士法人山王内外特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】峯 仁
【審査官】速水 雄太
(56)【参考文献】
【文献】特開2007-081456(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2009/0108084(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2019/0212043(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04L 12/46
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数のデバイスが接続されるインタフェース部と、
前記インタフェース部に対し、互いに異なるネットワークを規定する複数のネットワークアドレスを設定するネットワークアドレス設定部と、
前記デバイスが前記ネットワークのうちのいずれのネットワークに属するかを示す所属情報を設定する所属情報設定部と、
前記デバイスから、当該デバイスが属するネットワークに対して送信されたブロードキャストパケットを受信する受信部と
前記受信部により受信される前記デバイスからのブロードキャストパケットに含まれる状態情報を含む当該デバイスに関する状態情報のうち、当該デバイスが属するネットワーク以外のネットワークに属するデバイスに対する公開対象の状態情報を設定する第1設定部と、
前記デバイスから、状態情報の読み出し要求を受け付ける要求受付部と、
前記要求受付部により状態情報の読み出し要求が受け付けられた場合、当該状態情報が、前記第1設定部により設定された状態情報に該当するかを判定する条件判定部と、
前記条件判定部により前記第1設定部により設定された状態情報に該当すると判定された場合、前記デバイスに関する状態情報のうちの該当する状態情報を、読み出し要求を行った前記デバイスに通知するためのユニキャストパケットを生成する生成部と、
前記所属情報設定部により設定された所属情報に基づいて、前記生成部により生成されたユニキャストパケットを前記デバイスに送信する送信部とを備えた
監視装置。
【請求項2】
前記第1設定部により設定された状態情報のうち、通知対象の状態情報を設定する第2設定部を備え、
前記条件判定部は、前記受信部により受信された前記デバイスからのブロードキャストパケットに含まれる状態情報含む当該デバイスに関する状態情報が、前記第2設定部により設定された状態情報に該当するかを判定し、
前記生成部は、前記条件判定部により前記第2設定部により設定された状態情報に該当すると判定された場合、前記デバイスに関する当該状態情報を、当該デバイスが属するネットワーク以外のネットワークに属する前記デバイスに通知するためのブロードキャストパケットを生成し、
前記送信部は、前記所属情報設定部により設定された所属情報に基づいて、前記生成部により生成されたブロードキャストパケットを前記デバイスに送信する
ことを特徴とする請求項記載の監視装置。
【請求項3】
前記デバイスから、当該デバイスの稼働状態に関する情報を取得する稼働状態取得部を備えた
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の監視装置。
【請求項4】
前記稼働状態取得部により取得された前記デバイスの稼働状態に関する情報を、表示部に表示させる表示制御部を備えた
ことを特徴とする請求項記載の監視装置。
【請求項5】
前記デバイスが再起動された場合に当該デバイスから送信される再起動通告を受信する再起動通告受信部と、
前記再起動通告受信部により前記デバイスからの再起動通告が受信された場合、当該再起動されたデバイスに対して再起動後処理を実行する再起動後処理実行部とを備えた
ことを特徴とする請求項1から請求項のうちいずれか1項記載の監視装置。
【請求項6】
インタフェース部と、ネットワークアドレス設定部と、所属情報設定部と、受信部と、第1設定部と、要求受付部と、条件判定部と、生成部と、送信部と、を備えた監視装置の監視方法であって、
前記ネットワークアドレス設定部が、複数のデバイスが接続される前記インタフェース部に対し、互いに異なるネットワークを規定する複数のネットワークアドレスを設定するステップと、
前記所属情報設定部が、前記デバイスが前記ネットワークのうちのいずれのネットワークに属するかを示す所属情報を設定するステップと、
前記受信部が、前記デバイスから、当該デバイスが属するネットワークに対して送信されたブロードキャストパケットを受信するステップと
前記第1設定部が、前記受信部により受信される前記デバイスからのブロードキャストパケットに含まれる状態情報を含む当該デバイスに関する状態情報のうち、当該デバイスが属するネットワーク以外のネットワークに属するデバイスに対する公開対象の状態情報を設定するステップと、
前記要求受付部が、前記デバイスから、状態情報の読み出し要求を受け付けるステップと、
前記条件判定部が、前記要求受付部により状態情報の読み出し要求が受け付けられた場合、当該状態情報が、前記第1設定部により設定された状態情報に該当するかを判定するステップと、
前記生成部が、前記条件判定部により前記第1設定部により設定された状態情報に該当すると判定された場合、前記デバイスに関する状態情報のうちの該当する状態情報を、読み出し要求を行った前記デバイスに通知するためのユニキャストパケットを生成するステップと、
前記送信部が、前記所属情報設定部により設定された所属情報に基づいて、前記生成部により生成されたユニキャストパケットを前記デバイスに送信するステップと、
を有する監視方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、監視装置及び監視方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、建物内の複数のフィールド制御機器の監視または制御を行う監視システムとして、BACnet(Building Automation and Control Network)などのオープンネットワークを用いたシステムが普及している。BACnetを用いることにより、それぞれ異なるメーカで製造された空調設備、照明設備、電気設備、または防災設備などの設備を接続し、これらを一括して監視または制御可能なマルチベンダー対応システムを構築することができる。
【0003】
これに関連して、特許文献1には、BACnetとメーカ固有のネットワークとが、プロトコル変換機を介して接続されたプロトコル変換システムが開示されている。このシステムによれば、メーカ固有のネットワークに室内機などの新たな設備機器が接続された場合に、プロトコル変換機が当該設備機器を自動的に認識して当該設備機器の管理情報を生成することにより、管理者が管理情報をプロトコル変換機に入力する手間を低減することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】特開2005-130025号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、BACnetは、1995年に米国で定義されたBAS(Building Automation System)向けの通信プロトコル規格であるが、我が国ではこの規格をベースに電気設備学会が日本向けに変更したBAS通信プロトコル規格である「IEIEJ-P-0003:2000」が知られている。また、同じく電気設備学会が「IEIEJ-P-0003:2000」の日本向け規格部分を、BACnetとの接続性を確保する形に定義し直し、BACnetを日本で使用するためのガイドラインとして位置付けた「IEIEJ-G-0006」がある。
【0006】
ところが、例えば前述の「IEIEJ-P-0003:2000」と「IEIEJ-G-0006」とは、それぞれの通信プロトコルで定義されているブロードキャストパケットの受信ポート番号が異なっている。このような事情から、両プロトコルに準拠するデバイスは、システム内で同一のネットワークに混在させることはできないが、例えば図6に示すように2つのサブネットワーク(サブネット)に分けて配置することを考える。
【0007】
図6は、IPサブネット1とIPサブネット2の2つのIPサブネットからなる従来のBACnet/IPネットワークの構成例を示す。IPサブネット1には、「IEIEJ-G-0006」に準拠するデバイス350、360が接続されるとともに、ブロードキャスト転送装置(BACnet/IP Broadcast Management Device、以下「BBMD」という。)300が接続されている。また、IPサブネット2には、「IEIEJ-P-0003:2000」に準拠するデバイス450、460が接続されるとともに、BBMD400が接続されている。
【0008】
例えば、あるデバイス(デバイス360)からブロードキャストパケットが送信されると、当該ブロードキャストパケットはBACnet/IPネットワーク内の他のデバイス(デバイス350、450、460)に送信されなければならない。デバイス350は、デバイス360と同一のIPサブネット1に属するため、当該ブロードキャストパケットを受信することができる。しかしながら、ブロードキャストパケットはその性質上、IPルータ380、480を通過することができないため、デバイス450、460は当該ブロードキャストパケットを受信することができない。そこで、BBMD300、400が設けられる。
【0009】
BBMD300、400は、複数のIPネットワークを接続する装置として設けられる。BBMD300、400は、互いの宛先情報(例えばIPアドレス)を保持しており、自機が属するIPサブネット内のデバイスからブロードキャストパケットが送信されると、当該ブロードキャストパケットをIPルータ380、480及びネットワーク(インターネット)を経由して、他のIPサブネット内に配置されたBBMDにユニキャストで転送する機能を有する。
【0010】
また、BBMD300、400は、他のIPサブネット内に配置されたBBMDからブロードキャストパケットが転送されると、当該ブロードキャストパケットを自機が属するIPサブネット内のデバイスに送信する機能を有する。このようにして、BACnet/IPネットワーク内のあるデバイス(デバイス360)から送信されたブロードキャストパケットは、ネットワーク内の他のデバイス(デバイス350、450、460)に送信されるようになる。
【0011】
ここで、上記のように、「IEIEJ-P-0003:2000」と「IEIEJ-G-0006」とでは、それぞれの通信プロトコルで定義されているブロードキャストパケットの受信ポート番号が異なっている。例えば、「IEIEJ-P-0003:2000」で定義されているブロードキャストパケットの受信ポート番号は「47809」~「47811」の3つであるのに対し、「IEIEJ-G-0006」で定義されているブロードキャストパケットの受信ポート番号は「47808」のみである。
【0012】
そのため、例えば図6において、IPサブネット1内のデバイス360からブロードキャストパケットが送信された場合、当該ブロードキャストパケットがBBMD300によりIPサブネット2側(BBMD400)へ転送されたとしても、パケットで指定されている受信ポート番号がIPサブネット2で適用されている通信プロトコルでは定義されていないため、通常は、デバイス450、460では当該ブロードキャストパケットを受信することができない。一方、デバイス450、460は、仮に当該ブロードキャストパケットの受信ポート番号とは異なる受信ポート番号で当該パケットを受信できたとしても、誤作動を起こすおそれがあった。
【0013】
また、IPサブネット2内のデバイス460からブロードキャストパケットが送信された場合も、同様の理由により、通常はデバイス350、360では当該ブロードキャストパケットを受信することができない。一方、デバイス350、360は、仮に当該ブロードキャストパケットの受信ポート番号とは異なる受信ポート番号を用いて当該パケットを受信できたとしても、誤作動を起こすおそれがあった。
【0014】
また、異なる通信プロトコルに準拠したデバイス間では、ブロードキャストパケットの受信ポート番号の違いだけではなく、I-Amサービスの違い(「IEIEJ-P-0003:2000」ではI-Amサービスを独自拡張している)、BACnetには規定されていない「計量オブジェクト」の有無、又は、Writeの際のプライオリティの違い等がある場合がある。
そして、従来では、これらの違いにより、異なる通信プロトコルに準拠したデバイスを1つのシステムに混在させることはできなかった。
【0015】
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、相互接続ができないデバイスを1つのシステムに混在可能とすることを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0016】
この発明に係る監視装置は、複数のデバイスが接続されるインタフェース部と、インタフェース部に対し、互いに異なるネットワークを規定する複数のネットワークアドレスを設定するネットワークアドレス設定部と、デバイスがネットワークのうちのいずれのネットワークに属するかを示す所属情報を設定する所属情報設定部と、デバイスから、当該デバイスが属するネットワークに対して送信されたブロードキャストパケットを受信する受信部と、受信部により受信されるデバイスからのブロードキャストパケットに含まれる状態情報を含む当該デバイスに関する状態情報のうち、当該デバイスが属するネットワーク以外のネットワークに属するデバイスに対する公開対象の状態情報を設定する第1設定部と、デバイスから、状態情報の読み出し要求を受け付ける要求受付部と、要求受付部により状態情報の読み出し要求が受け付けられた場合、当該状態情報が、第1設定部により設定された状態情報に該当するかを判定する条件判定部と、条件判定部により第1設定部により設定された状態情報に該当すると判定された場合、デバイスに関する状態情報のうちの該当する状態情報を、読み出し要求を行ったデバイスに通知するためのユニキャストパケットを生成する生成部と、所属情報設定部により設定された所属情報に基づいて、生成部により生成されたユニキャストパケットをデバイスに送信する送信部と、を備えたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0017】
この発明によれば、上記のように構成したので、相互接続ができないデバイスを1つのシステムに混在可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
図1】実施の形態1に係る監視装置を備えたBACnet/IPネットワークの構成例を示す図である。
図2】実施の形態1に係る監視装置の構成例を示す図である。
図3】実施の形態1に係る監視装置による他のネットワークに属するデバイスへのブロードキャストパケットの送信動作例を示すフローチャートである。
図4】実施の形態2に係る監視装置の構成例を示す図である。
図5】実施の形態2に係る監視装置の動作例を示すフローチャートであり、図5Aは、稼働状態取得部がデバイスから稼働状態に関する情報を取得した際の処理を示すフローチャートであり、図5Bは、再起動通告受信部がデバイスから再起動通告を受信した際の処理を示すフローチャートである。
図6】従来のBACnet/IPネットワークの構成例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下、実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る監視装置10を備えたBACnet/IPネットワークの構成例を示す図である。
【0020】
監視装置10は、BACnetなどの標準化されたオープンな通信プロトコルによって接続される複数のデバイス100a、100b、200a、200bの監視制御を行う。なお、デバイス100a、100b、200a、200bについて、特に区別する必要がない場合には、符号を省略する。
【0021】
監視装置10には、予め管理者などにより、互いに異なるネットワークを規定する複数(例えば2つ)のネットワークアドレスが設定されている。これにより、監視装置10を備えたBACnet/IPネットワークには、複数(例えば2つ)のサブネットワークが構成される。図1では、BACnet/IPネットワークに2つのサブネットワーク(IPサブネット1、IPサブネット2)が構成された場合を示している。
【0022】
IPサブネット1、IPサブネット2には、互いに異なる通信プロトコルが適用される。ここでは、IPサブネット1には通信プロトコルとして「IEIEJ-G-0006」が適用され、IPサブネット2には通信プロトコルとして「IEIEJ-P-0003:2000」が適用された場合の例を説明する。
【0023】
また、以下では、説明を簡単にするため、「IEIEJ-G-0006」を単に「第1の通信プロトコル」と称し、「IEIEJ-P-0003:2000」を単に「第2の通信プロトコル」と称する。また、以下では、「第1の通信プロトコル」で定義されているブロードキャストパケットの受信ポート番号が「47808」であり、「第2の通信プロトコル」で定義されているブロードキャストパケットの受信ポート番号が「47809」~「47811」であるものとする。また、監視装置10には、各通信プロトコルで定義されているブロードキャストパケットの受信ポート番号が予め設定されているものとする。
【0024】
なお、ここで挙げた上記2つの通信プロトコルはあくまで一例であり、互いに異なる通信プロトコルであればこれら以外の通信プロトコルが適用されていてもよい。また、ここでは、BACnet/IPネットワークが2つのサブネットワーク(IPサブネット1、IPサブネット2)から構成された例を説明するが、IPサブネットの数はこれに限らず、例えば互いに異なる通信プロトコルが適用された2つのIPサブネットを少なくとも含む、3つ以上のIPサブネットで構成されていてもよい。
【0025】
監視装置10には、1台以上(ここでは3台)のスイッチングハブ50を介して、複数(ここでは4台)のデバイスが接続されている。なお、スイッチングハブ50はBACnet/IPネットワークに必須の構成ではない。デバイスには不図示のフィールド制御機器が接続され、デバイスは、監視装置10による制御に従い、これらフィールド制御機器からオブジェクトの状態を示す情報(状態情報)を収集し、保持している。オブジェクトとは、フィールド制御機器が持っているポイント、及びスケジュールなどの機能をいう。また、ポイントとは、例えば、フィールド制御機器が空調機である場合、空調機の状態(OFF/ON)などを表すデジタルの状態、及び室内温度などを表すアナログの状態などをいう。なお、図1では、デバイス100a、100b、200a、200bが保持する状態情報を、符号100ax、100bx、200ax、200bxで表している。
【0026】
デバイス100a、100bは、第1の通信プロトコルに準拠するデバイスであり、IPサブネット1に属するデバイスである。デバイス100a、100bには、IPサブネット1を規定するネットワークアドレスと同一のネットワークアドレスが設定されており、これにより、デバイス100a、100b、及び監視装置10は、相互に通信が可能となっている。
【0027】
デバイス200a、200bは、第2の通信プロトコルに準拠するデバイスであり、IPサブネット2に属するデバイスである。デバイス200a、200bには、IPサブネット2を規定するネットワークアドレスと同一のネットワークアドレスが設定されており、これにより、デバイス200a、200b、及び監視装置10は、相互に通信が可能となっている。しかしながら、デバイス200a、200bは、ネットワークアドレスの違いから、IPサブネット1に属するデバイス100a、100bとは通信不可となっている。
【0028】
監視装置10は、デバイスから当該デバイスに関する状態情報を取得して管理する。デバイスに関する状態情報は、監視装置10が管理対象とする状態情報であり、デバイスからのブロードキャストパケットに含まれる状態情報、デバイスからのユニキャストパケットによる通知に含まれる状態情報、又は、監視装置10からの読み出し要求に対するデバイスからの応答に含まれる状態情報等が挙げられる。また、監視装置10は、デバイスに関する状態情報に変化があった場合等に、所定の条件(通知に関する条件)に従い、当該状態情報を当該デバイスが属するネットワーク以外のネットワークに属するデバイスにブロードキャストで通知する(符号A)。また、監視装置10は、所定の条件(公開に関する条件)に従い、上記状態情報を、デバイスからの読み出し要求に対する応答として当該デバイスにユニキャストで返信する(符号B)。
【0029】
次に、実施の形態1に係る監視装置10の構成例について、図2に基づき説明する。
【0030】
図2に示すように、監視装置10は、インタフェース部11、ネットワークアドレス設定部12、所属情報設定部13、条件設定部14(第1設定部14-1及び第2設定部14-2)、受信部15、条件判定部16、生成部17、及び送信部18を備えている。
【0031】
インタフェース部11は、スイッチングハブ50を介して、複数のデバイスが接続される。インタフェース部11は、例えばNIC(Network Interface Card)により構成される。
【0032】
ネットワークアドレス設定部12は、インタフェース部11に対し、互いに異なるネットワークを規定する複数のネットワークアドレスを設定する。
【0033】
例えば、ネットワークアドレス設定部12は、インタフェース部11に対し、IPアドレス「172.16.X.X」及びサブネットマスク「255.255.0.0」で示される第1のネットワークアドレスと、IPアドレス「192.168.X.X」及びサブネットマスク「255.255.255.0」で示される第2のネットワークアドレスとを設定する。第1のネットワークアドレスにより、IPサブネット1が規定され、第2のネットワークアドレスにより、IPサブネット2が規定される。
【0034】
なお、ここで示した第1のネットワークアドレス及び第2のネットワークアドレスは一例であり、互いに異なるネットワークを規定するネットワークアドレスであれば、これら以外のネットワークアドレスであってもよい。
【0035】
所属情報設定部13は、インタフェース部11に接続されたデバイスが、ネットワークアドレス設定部12による設定により規定された2つのネットワーク(IPサブネット1及びIPサブネット2)のうち、いずれのネットワークに属するかを示す所属情報を設定する。
【0036】
条件設定部14は、監視装置10が管理対象とするデバイスに関する状態情報のうち、当該デバイスが属するネットワーク以外のネットワークに属するデバイスに公開または通知する状態情報を設定する。以下、「デバイスが属するネットワーク以外のネットワーク」を単に「他のネットワーク」という。
【0037】
第1設定部14-1は、監視装置10が管理対象とするデバイスに関する状態情報のうち、他のネットワークに属するデバイスに対する公開対象の状態情報を設定する。なお、「公開」とは、状態情報を他のネットワークに属するデバイスが参照(利用)可能な状態にすることをいう。
【0038】
第2設定部14-2は、第1設定部14-1により設定された状態情報のうち、他のネットワークに属するデバイスに対する通知対象の状態情報を設定する。
また、第2設定部14-2は、上記通知対象の状態情報に対し、通知を行うタイミングを設定可能である。例えば、第2設定部14-2は、上記通知対象の状態情報のうち、状態情報の内容が変化した場合にのみ通知する状態情報、或いは、状態情報の内容が変化した場合及び定周期で通知する状態情報を設定可能である。なお、「状態情報の内容の変化」とは、オブジェクトの現在値、信頼性または状態フラグなどのオブジェクトが持つプロパティの変化をいう。
【0039】
受信部15は、デバイスから当該デバイスに関する状態情報を取得する。この際、受信部15は、デバイスからのブロードキャストパケット、デバイスからのユニキャストパケットによる通知、又は、監視装置10からの読み出し要求に対するデバイスからの応答等を受信し、それらの情報から当該デバイスに関する状態情報を取得する。
【0040】
条件判定部16は、受信部15により取得されたデバイスに関する状態情報が、第2設定部14-2により設定された状態情報に該当するか(通知対象の状態情報であるか)を判定する。
【0041】
生成部17は、条件判定部16により第2設定部14-2により設定された状態情報に該当すると判定された場合、受信部15により取得された当該状態情報を、他のネットワークに属するデバイスに通知するためのブロードキャストパケットを生成する。ここで、生成部17は、生成するブロードキャストパケットの受信ポート番号として、他のネットワーク内の通信プロトコルで定義されているブロードキャストパケットの受信ポート番号を用いる。
【0042】
送信部18は、所属情報設定部13により設定された所属情報に基づいて、生成部17により生成されたブロードキャストパケットをデバイスに送信する。
【0043】
ネットワークアドレス設定部12、所属情報設定部13、条件設定部14(第1設定部14-1及び第2設定部14-2)、受信部15、条件判定部16、生成部17、及び送信部18の各機能は、監視装置10が備える不図示のCPU(Central Processing Unit)が、予め監視装置10にインストールされている所定のプログラムを実行することにより実現される。
【0044】
次に、実施の形態1に係る監視装置10による他のネットワークに属するデバイスへのブロードキャストパケットの送信動作例について、図3のフローチャートに基づき説明する。
【0045】
まず、受信部15は、インタフェース部11に接続されたデバイスから、当該デバイスに関する状態情報を取得する(ステップST1)。
【0046】
次に、条件判定部16は、受信部15により取得された状態情報が、第2設定部14-2により設定された状態情報に該当するか(通知対象の状態情報であるか)を判定する(ステップST2)。
このステップST2において、条件判定部16が第2設定部14-2により設定された状態情報に該当しないと判定した場合、処理は終了する。
【0047】
一方、ステップST2において、条件判定部16が第2設定部14-2により設定された状態情報に該当すると判定した場合、生成部17は、受信部15により取得された当該状態情報を、他のネットワークに属するデバイスに通知するためのブロードキャストパケットを生成する(ステップST3)。ここで、生成部17は、生成するブロードキャストパケットの受信ポート番号として、当該他のネットワーク内の通信プロトコルで定義されているブロードキャストパケットの受信ポート番号を用いる。
【0048】
次に、送信部18は、所属情報設定部13により設定された所属情報に基づいて、生成部17により生成されたブロードキャストパケットを、受信ポート番号に対応する他のネットワークに属するデバイスに送信する(ステップST4)。
このように、実施の形態1に係るBACnet/IPネットワークでは、デバイス100a、100bとデバイス200a、200bとは相互通信を行うことができないため、相互通信が必要な場合には監視装置10が相互通信の中継を行う。
【0049】
次に、具体例を挙げて説明する。なお、ここでは、予めネットワークアドレス設定部12により、インタフェース部11に対し、前述の第1のネットワークアドレス及び第2のネットワークアドレスが設定され、2つのサブネットワーク(IPサブネット1、IPサブネット2)が構成されているものとする。また、ここでは、予め所属情報設定部13により、デバイス100a、100bがIPサブネット1に属し、デバイス200a、200bがIPサブネット2に属する旨が設定されているものとする。
【0050】
また、ここでは、予め第1設定部14-1により、状態情報200axを他のネットワークに属するデバイスに公開する旨が設定され、その他の状態情報は他のネットワークに属するデバイスに公開しない旨が設定されているものとする。
【0051】
また、ここでは、予め第2設定部14-2により、状態情報200axが直前の状態情報から変化した場合に、当該状態情報200axを他のネットワークに属するデバイスにブロードキャストで通知する旨が設定されているものとする。
【0052】
受信部15は、デバイスから、状態情報を取得する。そして、監視装置10は、状態情報200ax以外の状態情報については、他のネットワークに属するデバイスに公開せず、他のネットワークに属するデバイスに通知しない。
【0053】
一方、デバイス200aから取得した状態情報200axが、直前の状態情報から変化していた場合、状態情報200axは、他のネットワーク(IPサブネット1)に属するデバイスに公開する設定となっており、かつ、状態情報200axをブロードキャストで通知する旨が設定されているため、条件判定部16は、条件を満たすと判定する。
【0054】
したがって、生成部17は、受信部15により取得された状態情報200axを、IPサブネット1に属するデバイス100a、100bに通知するためのブロードキャストパケットを生成する。このとき、生成部17は、ブロードキャストパケットの受信ポート番号として、IPサブネット1で定義されている第1の受信ポート番号(47808)を用いる。そして、送信部18は、生成部17により生成されたブロードキャストパケットを、IPサブネット1に属するデバイス100a、100bに送信する。これにより、デバイス100a、100bは、自機が属するIPサブネット1で定義されている第1の受信ポート番号(47808)でブロードキャストパケットを受信することができる。
このように、監視装置10では、管理対象であるデバイスに関する状態情報に変化があった場合等に、当該デバイスとは異なる通信プロトコルに準拠したデバイスへ当該状態情報を伝達可能となる。
【0055】
なお、監視装置10は、第1設定部14-1により他のネットワークに属するデバイスに公開する旨が設定された状態情報について、当該他のネットワークに属するデバイスから状態情報の読み出し要求を受け付ける要求受付部(不図示)を備えていてもよい。この場合、条件判定部16は、要求受付部により状態情報の読み出し要求が受け付けられた場合、当該状態情報が、第1設定部14-1により設定された状態情報に該当するか(公開対象の状態情報であるか)を判定する。そして、生成部17は、条件判定部16により第1設定部14-1により設定された状態情報に該当すると判定された場合、受信部15により取得された当該状態情報を、読み出し要求を行ったデバイスに通知するためのユニキャストパケットを生成する。そして、送信部18は、所属情報設定部13により設定された所属情報に基づいて、生成部17により生成されたユニキャストパケットをデバイスに送信する。
【0056】
これにより、監視装置10は、他のネットワークに属するデバイスに公開する旨が設定された状態情報については、上記のように状態情報を他のネットワークに属するデバイスにブロードキャストで通知するほかに、当該他のネットワークに属するデバイスから状態情報の読み出し要求を受け付け可能となり、読み出し要求に対する応答として当該状態情報を返信することができる。
このように、監視装置10では、一方の通信プロトコルに準拠したデバイスが他方の通信プロトコルに準拠したデバイスに関する状態情報を必要としている場合、監視装置10が仲介して当該状態情報を伝達可能となる。
【0057】
以上のように、実施の形態1によれば、監視装置10は、複数のデバイスが接続されるインタフェース部11と、インタフェース部11に対し、互いに異なるネットワークを規定する複数のネットワークアドレスを設定するネットワークアドレス設定部12と、デバイスがネットワークのうちのいずれのネットワークに属するかを示す所属情報を設定する所属情報設定部13と、デバイスから、当該デバイスが属するネットワークに対して送信されたブロードキャストパケットを受信する受信部15とを備えた。これにより、相互接続ができないデバイスを1つのシステムに混在可能となる。すなわち、監視装置10は、相互接続ができないデバイスに関する状態情報を取得して管理可能である。
【0058】
また、この監視装置10では、ブロードキャストパケットによるデバイスの誤動作を回避可能となる。すなわち、監視装置10は、ネットワークアドレス設定部12により、インタフェース部11に対して互いに異なるネットワークアドレスを設定し、第1の通信プロトコル側と第2の通信プロトコル側とでネットワークを分けることで、一方の通信プロトコルに準拠したデバイスからのブロードキャストパケットを他方の通信プロトコルに準拠したデバイスが処理することはなくなる。したがって、従来のように、ブロードキャストパケットを受信したデバイスが通信プロトコルの違いから誤動作することがなくなる。
【0059】
また、監視装置10の上位に第1の通信プロトコル(IEIEJ-G-0006)に準拠するB-OWS(BACnet-Operator Workstation)が存在する場合、B-OWSは第2の通信プロトコル(IEIEJ-P-0003:2000)を意識することなく、第2の通信プロトコルに準拠するデバイスの情報も監視できる。
【0060】
また、第1の通信プロトコルに準拠したデバイスと、第2の通信プロトコルに準拠したデバイスとは、通信プロトコルの違いを意識することなく、状態情報などの必要な情報を監視装置10からそれぞれの通信プロトコルに従って取得できる。したがって、各デバイスは双方の通信プロトコルに対応する必要がなくなる。
【0061】
また、監視装置10は、例えば第2の通信プロトコル(IEIEJ-P-0003:2000)に準拠したデバイス群で構成された既設のBACnetシステムを、第1の通信プロトコル(IEIEJ-G-0006)に準拠したデバイス群で構成されたBACnetシステムに更新する際にも有効である。
【0062】
従来、第2の通信プロトコルに準拠したデバイスを第1の通信プロトコルに準拠したデバイスに更新する場合、システム内の全てのデバイスを同じタイミングで更新する必要がある。一方、監視装置10を備えたBACnet/IPネットワークでは、監視装置10は論理的にIPサブネットを分割して、第1の通信プロトコル及び第2の通信プロトコルの双方のデバイスの監視を可能としており、第1の通信プロトコル及び第2の通信プロトコルの双方のデバイスは物理的には同一ネットワークに存在することができる。
【0063】
なお、上記では、予め第1設定部14-1により、状態情報200axを他のネットワークに属するデバイスに公開する旨が設定され、その他の状態情報は他のネットワークに属するデバイスに公開しない旨が設定されている例を説明したが、状態情報200ax以外の状態情報を他のネットワークに属するデバイスに公開する旨が設定された場合でも、上記と同様にして処理が行われる。
【0064】
例えば、状態情報100axをIPサブネット2に公開する旨が設定され、状態情報100axをIPサブネット2に属するデバイス200a、200bにブロードキャストで通知する場合、生成部17は、第2の通信プロトコルで定義されている第2の受信ポート番号(47809~47811)のうちのいずれかを用いてブロードキャストパケットを生成すればよい。
【0065】
実施の形態2.
実施の形態1では、監視装置10が、デバイスから、当該デバイスが属するネットワークに対して送信されたブロードキャストパケットを受信する構成を説明した。実施の形態2では、これに加えて、監視装置10がデバイスの稼働状態を取得する構成を説明する。
【0066】
実施の形態2に係る監視装置10bの構成例を図4に示す。監視装置10bは、実施の形態1に係る監視装置10に対し、稼働状態取得部21、表示制御部22、再起動通告受信部23、及び再起動後処理実行部24が追加されている。
【0067】
稼働状態取得部21は、デバイスから、当該デバイスの稼働状態に関する情報を取得する。稼働状態に関する情報としては、正常に稼働している旨の情報、異常が発生している旨の情報、または再起動された旨の情報などが挙げられる。
【0068】
表示制御部22は、稼働状態取得部21により取得されたデバイスの稼働状態に関する情報を、不図示の表示部に表示させる。
【0069】
再起動通告受信部23は、デバイスが再起動された場合に当該再起動されたデバイスから送信される再起動(リスタート)通告を受信する。再起動通告は、デバイスが再起動された旨を通知するメッセージである。
【0070】
再起動後処理実行部24は、再起動通告受信部23によりデバイスからの再起動通告が受信された場合、当該再起動されたデバイスに対して再起動後処理を実行する。
【0071】
次に、監視装置10bの動作例について、図5のフローチャートを参照しながら説明する。図5Aは、稼働状態取得部21がデバイスから当該デバイスの稼働状態に関する情報を取得した際の処理を示すフローチャートであり、図5Bは、再起動通告受信部23がデバイスから再起動通告を受信した際の処理を示すフローチャートである。
【0072】
図5Aにおいて、稼働状態取得部21は、デバイスから、当該デバイスの稼働状態に関する情報を取得する(ステップST11)。この取得は、所定の間隔で繰り返し実行される。
【0073】
次に、表示制御部22は、稼働状態取得部21により取得されたデバイスの稼働状態に関する情報を、不図示の表示部に表示させる(ステップST12)。
【0074】
図5Bにおいて、再起動通告受信部23は、デバイスから再起動通告を受信する(ステップST21)。
【0075】
次に、再起動後処理実行部24は、再起動されたデバイスに対して、SubscribeCOV登録の再実行、及び時刻配信などの所定の再起動後処理を実行する(ステップST22)。
【0076】
実施の形態2に係る監視装置10bによれば、Who-Is/I-amサービスの互換性、及びデバイスの再起動(リスタート)通告の互換性の問題が解消される。すなわち、図6に示すような従来のネットワーク構成では、一方のサブネットに属するデバイスから送信されたWho-Isメッセージ、及びデバイスの再起動を通告するメッセージは、自機が属するサブネットに属するデバイスだけでなく、他方のサブネットに属するデバイスにも送信される。そのため、他方のサブネットに属するデバイスは、通信プロトコルの違いにより当該メッセージを適切に処理できず、誤作動を起こすおそれがあった。
【0077】
これに対し、監視装置10bでは、デバイスの稼働状態に関する情報は稼働状態取得部21により取得され、再起動通告は再起動通告受信部23により受信される。すなわち、Who-Is/I-amサービス、及びデバイスの再起動通告については、IPサブネット1に属するデバイスは、IPサブネット1に属する他のデバイス及び監視装置10bのみと通信し、IPサブネット2に属するデバイスは、IPサブネット2に属する他のデバイス及び監視装置10bのみと通信する。したがって、監視装置10bにより、従来のネットワーク構成で生じていた互換性の問題が吸収され、当該互換性の問題が解消される。また、デバイスが通信する対象が従来よりも少なくなるため、デバイスの処理負荷が軽減される。
【0078】
以上のように、実施の形態2によれば、監視装置10bは、デバイスから、当該デバイスの稼働状態に関する情報を取得する稼働状態取得部21を備えた。これにより、Who-Is/I-amサービスについて、メッセージを受信したデバイスが誤作動を起こすおそれがなくなるとともに、デバイスの処理負荷が軽減される。
【0079】
また、監視装置10bは、稼働状態取得部21により取得されたデバイスの稼働状態に関する情報を、表示部に表示させる表示制御部22を備えた。これにより、管理者などは、デバイスの稼働状態に関する情報を表示部を介して容易に確認できる。
【0080】
また、監視装置10bは、デバイスが再起動された場合に当該デバイスから送信される再起動通告を受信する再起動通告受信部23と、再起動通告受信部23によりデバイスからの再起動通告が受信された場合、当該再起動されたデバイスに対して再起動後処理を実行する再起動後処理実行部24と、を備えた。これにより、デバイスの再起動通告について、メッセージを受信したデバイスが誤作動を起こすおそれがなくなるとともに、デバイスの処理負荷が軽減される。また、監視装置10bは、再起動されたデバイスに対する所定の処理を自動的に行うことができる。
【0081】
なお、本願発明はその発明の範囲内において、各実施の形態の自由な組み合わせ、各実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは各実施の形態において任意の構成要素の省略が可能である。
【符号の説明】
【0082】
10、10b 監視装置
11 インタフェース部
12 ネットワークアドレス設定部
13 所属情報設定部
14 条件設定部
14-1 第1設定部
14-2 第2設定部
15 受信部
16 条件判定部
17 生成部
18 送信部
21 稼働状態取得部
22 表示制御部
23 再起動通告受信部
24 再起動後処理実行部
50 スイッチングハブ
100a、100b、200a、200b デバイス
100ax、100bx、200ax、200bx 状態情報
図1
図2
図3
図4
図5
図6