(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-08-15
(45)【発行日】2024-08-23
(54)【発明の名称】購読サービス提供方法、これを実現した購読システム、ユーザ端末およびアプリケーション
(51)【国際特許分類】
G06Q 50/00 20240101AFI20240816BHJP
G06Q 50/10 20120101ALI20240816BHJP
【FI】
G06Q50/00 300
G06Q50/10
(21)【出願番号】P 2022121324
(22)【出願日】2022-07-29
【審査請求日】2022-07-29
(31)【優先権主張番号】10-2021-0100719
(32)【優先日】2021-07-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】515291063
【氏名又は名称】株式会社カカオ
(74)【代理人】
【識別番号】110001818
【氏名又は名称】弁理士法人R&C
(72)【発明者】
【氏名】李 承▲ヒョン▼
(72)【発明者】
【氏名】呉 ダスル
(72)【発明者】
【氏名】呉 恩周
(72)【発明者】
【氏名】李 三耆
(72)【発明者】
【氏名】張 秀連
【審査官】加内 慎也
(56)【参考文献】
【文献】特表2009-512023(JP,A)
【文献】特表2016-522918(JP,A)
【文献】特開2013-235542(JP,A)
【文献】特開2018-077889(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2020/0042837(US,A1)
【文献】YouTube のおすすめ動画 - YouTube の取り組み,[online],2021年01月13日,[2023年8月9日検索],インターネット <URL:https://web.archive.org/web/20210123223739/https://www.youtube.com/intl/ALL_jp/howyoutubeworks/product-features/recommendations/>
【文献】3分で自分好みのニュースをまとめ読みするアプリ「グノシー」使い方まとめ - GIGAZINE,[online],2014年04月23日,[2023年8月9日検索],インターネット <URL:https://gigazine.net/news/20140423-gunosy/>
【文献】ICP Tutorial 02,[online],2021年04月15日,[2023年8月9日検索],インターネット <URL:https://web.archive.org/web/20210415171557/http://ch-suzuki.com/icpt/02.html>
【文献】YouTube動画エディタを使った編集方法をわかりやすく解説 - 株式会社サムシングファン,[online],2020年02月14日,[2023年8月9日検索],インターネット <URL:https://web.archive.org/web/20210613084150/https://www.somethingfun.co.jp/video_tips/youtube_editor>
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
インスタントメッセージングアプリケーションをインストールした端末がアプリケーションサーバと連動して購読サービスを提供する方法であって、
前記アプリケーションサーバからおすすめされたおすすめボードをインターフェース画面に表示する段階と、
ユーザからおすすめボードを発行した特定チャンネルに対する購読要請を取得する段階と、
購読要請されたチャンネル情報を前記アプリケーションサーバに伝達して購読チャンネルへの登録を要請する段階と、
前記インターフェース画面に前記購読チャンネ
ルで最近発行されたボードを表示する段階とを含み、
前記インターフェース画面に表示される各ボードは、前記各ボードを発行するチャンネル名と、ボードタイトルと、クリエイタによってキュレーションされ、前記クリエイタによって決められたレイアウトに従って配列された複数のコンテンツとで構成されたコンテンツ流通単位であり、
前記各ボードを発行するチャンネルは、前記インスタントメッセージングアプリケーションを提供するサービスに加入されたアカウントである、購読サービス提供方法。
【請求項2】
前記インターフェース画面は、
前記おすすめボードを露出する第1タブ画面と、前記購読チャンネルで最新発行されたボードを露出する第2タブ画面とを含み、
前記第2タブ画面は、各購読チャンネルで発行された最新ボードを当該購読チャンネルのスロットに表示する、請求項1に記載の購読サービス提供方法。
【請求項3】
前記インターフェース画面は、
前記クリエイタによってキュレーションされたコンテンツを含む創作ボード
およびアルゴリズムによって収集および編集されたデータボードを露出する、請求項1に記載の購読サービス提供方法。
【請求項4】
前記インターフェース画面に表示される任意ボードは、
当該ボードの一定領域で、アクションボタンで実現される機能を含むインタラクション領域を含む、請求項1に記載の購読サービス提供方法。
【請求項5】
前記特定チャンネルに対する購読要請を
取得する段階は、
前記特定チャンネルに対する友達追加を
取得する、請求項1に記載の購読サービス提供方法。
【請求項6】
端末がクリエイタセンターサーバと連動してボードを発行する方法であって、
前記クリエイタセンターサーバで提供する創作チャンネルのエディタ画面を表示する段階と、
前記エディタ画面にコンテンツソースである連動サービスを表示し、前記連動サービスから選択されたコンテンツをボードのコンテンツに追加する段階と、
前記エディタ画面
で追加されたコンテンツを含むボード生成情報を
取得する段階と、
前記クリエイタセンターサーバに、前記ボード生成情報で生成されたボードの発行を要請する段階とを含み、
前記ボードは、
チャンネル名と、ボードタイトル
と、クリエイタによってキュレーションされ、前記クリエイタによって決められたレイアウトに従って配列された複数のコンテンツ
とで構成されたコンテンツ流通単位であって、前記創作チャンネルで発行された
ボードとして表示され
るように露出する、ボード発行方法。
【請求項7】
前記エディタ画面にアドレスリンク(URL)を入力可能な入力ウィンドウを表示し、前記入力ウィンドウに入力されたアドレスリンクに該当するコンテンツを前記ボードのコンテンツに追加する段階
をさらに含む、請求項6に記載のボード発行方法。
【請求項8】
前記エディタ画面で発行されたボードを表示し、発行されたボードから選択されたコンテンツを前記ボードのコンテンツに追加する段階
をさらに含む、請求項6に記載のボード発行方法。
【請求項9】
前記ボード生成情報は、
前記ボードに設定された機能および前記機能の設定情報をさらに含み、
前記機能は、前記ボードの一定領域に表示されるアクションボタンで実現される、請求項6に記載のボード発行方法。
【請求項10】
前記エディタ画面に前記ボードに設定可能な少なくとも1つの機能を表示し、選択された機能の設定情報を入力する設定画面を提供する段階
をさらに含む、請求項9に記載のボード発行方法。
【請求項11】
クリエイタセンターサーバがクリエイタ端末と連動してボードを発行する方法であって、
前記クリエイタ端末に、創作チャンネルのボードを生成するエディタ画面を提供する段階と、
前記エディタ画面から入力されたボード生成情報によりボードを生成し、前記エディタ画面から入力されたボード発行設定情報により前記ボードを発行する段階とを含み、
前記エディタ画面は、前記ボード生成情報を
取得可能な第1画面を含み、前記第1画面は、ボードタイトルを
取得する領域、
レイアウトを取得する領域、そして
前記レイアウトに従ってボードに積載されるコンテンツを
取得するコンテンツ領域を含み、
前記エディタ画面は、前記ボード発行設定情報を
取得可能な第2画面を含み、前記第2画面は、ボードの公開設定、ボードの発行時点、ボードのカテゴリを
取得する領域を含む、ボード発行方法。
【請求項12】
前記エディタ画面は、
コンテンツソースである連動サービスを表示し、前記連動サービスから選択されたコンテンツを前記コンテンツ領域に追加する、請求項11に記載のボード発行方法。
【請求項13】
前記エディタ画面は、
アドレスリンク(URL)を入力可能な入力ウィンドウを表示し、前記入力ウィンドウに入力されたアドレスリンクに該当するコンテンツを前記コンテンツ領域に追加する、請求項11に記載のボード発行方法。
【請求項14】
前記第1画面は、
ボードに設定可能な少なくとも1つの機能が選択されるボード機能領域をさらに含み、選択された機能の設定情報を入力する設定画面をさらに提供する、請求項11に記載のボード発行方法。
【請求項15】
前記ボードを発行する段階は、
前記ボードにボード識別子を付与して、前記ボード識別子と前記創作チャンネルの識別子を有する前記ボードを発行する、請求項11に記載のボード発行方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、コンテンツ購読に関する。
【背景技術】
【0002】
最近、多様な分野で購読サービスが発売されている。特に、OTTサービス、音源ストリーミングサービス、ウェブトゥーンサービス、デジタル図書サービスなどのコンテンツサービスが購読経済の代表分野として認識されている。
【0003】
従来は、コンテンツプロバイダがユーザの関心事を分析し、ユーザに合わせたコンテンツをおすすめすれば、ユーザがおすすめコンテンツを消費していたならば、最近は、ユーザが自らの関心事に該当するコンテンツを購読し、購読コンテンツを消費する方式へと、コンテンツ消費形態が変化しつつある。このようなコンテンツ消費形態の変化に合わせて、コンテンツ創作および発行の便宜性を提供し、これによって購読の活性化、購読の持続的維持、コンテンツの消費増大を期待できる新たな購読プラットフォームが必要である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
実施例は、購読サービス提供方法、これを実現した購読システム、ユーザ端末およびアプリケーションを提供することである。
【0005】
実施例は、クリエイタによってキュレーションされたコンテンツで構成されたボードを発行し、ボードを発行したチャンネル購読を支援する購読サービス提供方法に関する。
【0006】
実施例は、クリエイタがコンテンツ流通単位のボードに制作および収集したコンテンツを積載し、ボードを発行および管理できるエディタを提供する。
【0007】
実施例は、チャンネルで発行されたボードを露出し、ボードをおすすめしたり、ボードを発行したチャンネルを購読できるインターフェース画面を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
一実施例により、インスタントメッセージングアプリケーションをインストールした端末がアプリケーションサーバと連動して購読サービスを提供する方法であって、前記アプリケーションサーバからおすすめされたおすすめボードをインターフェース画面に表示する段階と、ユーザからおすすめボードを発行した特定チャンネルに対する購読要請を取得する段階と、購読要請されたチャンネル情報を前記アプリケーションサーバに伝達して購読チャンネルへの登録を要請する段階と、前記インターフェース画面に前記購読チャンネルで最近発行されたボードを表示する段階とを含み、前記インターフェース画面に表示される各ボードは、前記各ボードを発行するチャンネル名と、ボードタイトルと、クリエイタによってキュレーションされ、前記クリエイタによって決められたレイアウトに従って配列された複数のコンテンツとで構成されたコンテンツ流通単位であり、前記各ボードを発行するチャンネルは、前記インスタントメッセージングアプリケーションを提供するサービスに加入されたアカウントである。
【0009】
前記インターフェース画面は、前記おすすめボードを露出する第1タブ画面と、前記購読チャンネルで最新発行されたボードを露出する第2タブ画面とを含み、前記第2タブ画面は、各購読チャンネルで発行された最新ボードを当該購読チャンネルのスロットに表示することができる。
【0010】
前記インターフェース画面は、前記クリエイタによってキュレーションされたコンテンツを含む創作ボードおよびアルゴリズムによって収集および編集されたデータボードを露出することができる。
【0011】
前記インターフェース画面に表示される任意ボードは、当該ボードの一定領域で、アクションボタンで実現される機能を含むインタラクション領域を含むことができる。
【0012】
前記特定チャンネルに対する購読要請を取得する段階は、前記特定チャンネルに対する友達追加を取得することができる。
【0013】
他の実施例により、端末がクリエイタセンターサーバと連動してボードを発行する方法であって、前記クリエイタセンターサーバで提供する創作チャンネルのエディタ画面を表示する段階と、前記エディタ画面にコンテンツソースである連動サービスを表示し、前記連動サービスから選択されたコンテンツをボードのコンテンツに追加する段階と、前記エディタ画面で追加されたコンテンツを含むボード生成情報を取得する段階と、前記クリエイタセンターサーバに、前記ボード生成情報で生成されたボードの発行を要請する段階とを含む。前記ボードは、チャンネル名と、ボードタイトルと、クリエイタによってキュレーションされ、前記クリエイタによって決められたレイアウトに従って配列された複数のコンテンツとで構成されたコンテンツ流通単位であって、前記創作チャンネルで発行されたボードとして表示されるように露出する。
【0014】
前記ボード発行方法は、前記エディタ画面にアドレスリンク(URL)を入力可能な入力ウィンドウを表示し、前記入力ウィンドウに入力されたアドレスリンクに該当するコンテンツを前記ボードのコンテンツに追加する段階をさらに含むことができる。
【0015】
前記ボード発行方法は、前記エディタ画面で発行されたボードを表示し、発行されたボードから選択されたコンテンツを前記ボードのコンテンツに追加する段階をさらに含むことができる。
【0016】
前記ボード生成情報は、前記ボードに設定された機能および前記機能の設定情報をさらに含み、前記機能は、前記ボードの一定領域に表示されるアクションボタンで実現される。
【0017】
前記ボード発行方法は、前記エディタ画面に前記ボードに設定可能な少なくとも1つの機能を表示し、選択された機能の設定情報を入力する設定画面を提供する段階をさらに含むことができる。
【0018】
他の実施例によるクリエイタセンターサーバがクリエイタ端末と連動してボードを発行する方法であって、前記クリエイタ端末に、創作チャンネルのボードを生成するエディタ画面を提供する段階と、前記エディタ画面から入力されたボード生成情報によりボードを生成し、前記エディタ画面から入力されたボード発行設定情報により前記ボードを発行する段階とを含み、前記エディタ画面は、前記ボード生成情報を取得可能な第1画面を含み、前記第1画面は、ボードタイトルを取得する領域、レイアウトを取得する領域、そして前記レイアウトに従ってボードに積載されるコンテンツを取得するコンテンツ領域を含み、前記エディタ画面は、前記ボード発行設定情報を取得可能な第2画面を含み、前記第2画面は、ボードの公開設定、ボードの発行時点、ボードのカテゴリを取得する領域を含む。
【0019】
前記エディタ画面は、コンテンツソースである連動サービスを表示し、前記連動サービスから選択されたコンテンツを前記コンテンツ領域に追加することができる。
【0020】
前記エディタ画面は、アドレスリンク(URL)を入力可能な入力ウィンドウを表示し、前記入力ウィンドウに入力されたアドレスリンクに該当するコンテンツを前記コンテンツ領域に追加することができる。
【0021】
前記第1画面は、ボードに設定可能な少なくとも1つの機能が選択されるボード機能領域をさらに含み、選択された機能の設定情報を入力する設定画面をさらに提供することができる。
【0022】
前記ボードを発行する段階は、前記ボードにボード識別子を付与して、前記ボード識別子と前記創作チャンネルの識別子を有する前記ボードを発行することができる。
【発明の効果】
【0023】
実施例によれば、アプリケーションでチャンネルを保有したユーザであれば誰でもクリエイタになり、多様なクリエイタの観点でキュレーションされたボードを介して、購読の活性化、購読の持続的維持、コンテンツの消費増大を期待できる。
【0024】
実施例によれば、クリエイタはクリエイタセンターサーバで提供するエディタを介して、多様なコンテンツソースと連動することができ、連動サービスから持ってきたコンテンツとアドレスリンクを入力して持ってきたコンテンツをキュレーションしてコンテンツ流通単位のボードに積載し、ボードを発行して購読者/潜在購読者にボードを露出することができる。
【0025】
実施例によれば、ユーザは発見タブを介しておすすめボードを探索することができ、購読タブを介して友達追加した購読チャンネルで最新発行されたボードを探索することができる。
【0026】
実施例によれば、1つのテーマ(ボードタイトル)でまとまったコンテンツで構成されたボード単位でコンテンツを露出し、クリエイタによってキュレーションされたコンテンツが完結性あるように消費されるようにする。
【図面の簡単な説明】
【0027】
【
図1】一実施例による購読システムの構成図である。
【
図2】一実施例により多様なコンテンツソースから生成されたボードを説明する図である。
【
図3】一実施例によりボードが露出するインターフェース画面の例である。
【
図4】一実施例によるボード構成を説明する図である。
【
図5】クリエイタ端末に表示されるエディタ画面の例である。
【
図6】クリエイタ端末に表示されるエディタ画面の例である。
【
図7】クリエイタ端末に表示されるエディタ画面の例である。
【
図8】ユーザ端末に表示されるインターフェース画面の例である。
【
図9】ユーザ端末に表示されるインターフェース画面の例である。
【
図10】ユーザ端末に表示されるインターフェース画面の例である。
【
図11】一実施例によるボード生成方法のフローチャートである。
【
図12】一実施例による購読サービス提供方法のフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0028】
以下、添付した図面を参照して、本開示の実施例について、本開示の属する技術分野における通常の知識を有する者が容易に実施できるように詳細に説明する。しかし、本開示は種々の異なる形態で実現可能であり、ここで説明する実施例に限定されない。そして、図面において本開示を明確に説明するために説明上不必要な部分は省略し、明細書全体にわたって類似の部分については類似の図面符号を付した。
【0029】
明細書全体において、ある部分がある構成要素を「含む」とする時、これは特に反対の記載がない限り、他の構成要素を除くのではなく、他の構成要素をさらに包含できることを意味する。また、明細書に記載された「…部」、「…器」、「モジュール」などの用語は、少なくとも1つの機能や動作を処理する単位を意味し、これはハードウェアやソフトウェア、またはハードウェアおよびソフトウェアの結合で実現できる。
【0030】
サーバは、1つ以上のプロセッサ、プロセッサによって行われるコンピュータプログラムをロードするメモリ、コンピュータプログラムおよび各種データを記憶する記憶装置、通信インターフェースを含むことができる。その他にも、サーバは、多様な構成要素がさらに含まれる。プロセッサは、サーバの動作を制御する装置であって、コンピュータプログラムに含まれている命令語を処理する多様な形態のプロセッサであってもよく、例えば、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processor Unit)、MCU(Micro Controller Unit)、GPU(Graphic Processing Unit)、または本開示の技術分野にてよく知られた任意形態のプロセッサの少なくとも1つを含んで構成される。メモリは、各種データ、命令および/または情報を記憶する。メモリは、本開示の動作を実行するように記述された命令語がプロセッサによって処理されるように当該コンピュータプログラムを記憶装置からロードすることができる。メモリは、例えば、ROM(read only memory)、RAM(random access memory)などであってもよい。記憶装置は、コンピュータプログラム、各種データを非臨時的に記憶できる。記憶装置は、ROM(Read Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)、フラッシュメモリなどのような不揮発性メモリ、ハードディスク、着脱型ディスク、または本開示の属する技術分野にてよく知られた任意の形態のコンピュータで読出可能な記録媒体を含んで構成される。通信インターフェースは、有無線通信を支援する有無線通信モジュールであってもよい。コンピュータプログラムは、プロセッサによって実行される命令語(instructions)を含み、非一時的-コンピュータ読取可能記憶媒体(non-transitory computer readable storage medium)に記憶され、命令語はプロセッサが本開示の動作を実行するようにする。
【0031】
端末は、コンピュータ読取可能な記憶媒体に記憶されるソフトウェアであるアプリケーション/プログラム、そしてプロセッサ、メモリ、ディスプレイ、通信モジュールなどのハードウェアを含む。プロセッサは、ハードウェアと協力してアプリケーションを駆動する。ディスプレイは、アプリケーションで提供するユーザインターフェース画面を表示し、ユーザ入力を取得することができ、例えば、タッチ入力を取得することができる。通信モジュールは、通信ネットワークを介してサーバと通信する。端末は、多様な形態で実現可能であり、モバイル端末を例に挙げて説明するが、スマートパッドのようなパッド型端末、ラップトップコンピュータなどの各種形態のコンピュータ、ウェアラブルデバイス、TV端末などの形態で実現できる。
【0032】
アプリケーションは、コンピュータ読取可能な記憶媒体に記憶されるソフトウェアであって、本開示の動作を実行する命令語(instructions)およびデータを含む。アプリケーションは、端末にインストールされ、端末で実行され、通信ネットワークを介して指定されたサーバと通信する。
【0033】
次に、アプリケーションは、クリエイタ(creator, 創作者)によってキュレーション(curation)されたコンテンツで構成されたボード(board)を露出し、ボードを発行したチャンネルを友達追加してボードを発行したチャンネルの購読を支援する購読サービスを提供し、本開示で説明するインターフェース画面を表示する。アプリケーションは、インスタントメッセージングアプリケーション(instant messaging application)であってもよく、またはインスタントメッセージングアプリケーションと連動するアプリケーションであってもよいが、説明では、インスタントメッセージングアプリケーションであると説明する。説明では、アプリケーションを実行し、アプリケーションサーバと通信する端末を動作の主体として説明する。
【0034】
説明で、ボードは、1つのテーマ(ボードタイトル)でまとまった複数のコンテンツを含むコンテンツ露出空間であって、コンテンツ流通単位であり、クリエイタによって発行されたボードは、画面で一定領域を占める1つのスロットに露出すると仮定する。
【0035】
クリエイタは端末に表示されるエディタを介して、コンテンツをキュレーションしてボードを発行および管理することができる。クリエイタが自らのチャンネルでボードを発行するので、チャンネルをボードの発行主体と見ることができる。クリエイタがボードを発行するチャンネルを創作チャンネルといい、ユーザが購読した創作チャンネルを購読チャンネルという。ユーザは多様な方式で創作チャンネルを購読することができ、チャンネルを友達追加して当該チャンネルを購読することができる。ここで、チャンネルは、インスタントメッセージングアプリケーションを提供するインスタントメッセージングサービスに加入されたアカウントである。チャンネルで発行されたボードがおすすめされたり購読するユーザも、インスタントメッセージングサービスに加入されてインスタントメッセージングアプリケーションを用いることができる加入者であって、インスタントメッセージングアプリケーションでチャンネルを友達追加すれば、友達リストに当該チャンネルが含まれ、このような友達追加方式で当該チャンネルを購読することができる。特に、ユーザは、インスタントメッセージングアプリケーションに開設されたチャンネルとのチャットルームを介して、メッセージを送信または受信することができる。
【0036】
図1は、一実施例による購読システムの構成図であり、
図2は、一実施例により多様なコンテンツソースから生成されたボードを説明する図であり、
図3は、一実施例によりボードが露出するインターフェース画面の例である。
【0037】
図1を参照すれば、購読システム10は、クリエイタセンターサーバ100と、クリエイタセンターサーバ100で発行されたボードをオンラインに露出し、購読管理するアプリケーションサーバ200と、クリエイタセンターサーバ100に接続してボードを発行および管理するクリエイタ端末300と、アプリケーションをインストールし、アプリケーションサーバ200と連動するユーザ端末400とを含むことができる。
【0038】
クリエイタセンターサーバ100とアプリケーションサーバ200は、連動して購読サービスを提供する。説明では、クリエイタセンターサーバ100とアプリケーションサーバ200とを区分して説明するが、サーバ設計は多様に変更可能である。
【0039】
アプリケーションサーバ200は、発行されたボードを露出し、購読管理する購読サービス以外にも、アプリケーションに実現された他のサービスを提供することができるが、説明では、本開示に関連する購読サービスを中心に説明する。
【0040】
一方、クリエイタ端末300も、ユーザ端末400のように、アプリケーションをインストールし、アプリケーションサーバ200と連動するユーザ端末400であってもよいが、便宜上、ボードを生成するクリエイタと、クリエイタによってキュレーションされたボードを探索するユーザ(購読者)とを区分して説明する。
【0041】
クリエイタセンターサーバ100は、クリエイタ端末300に、制作コンテンツおよび/または収集コンテンツをキュレーションしてボードを生成し、創作チャンネルでボードを発行し、ボードに対する変更/削除などの管理可能なエディタ画面を提供する。
【0042】
クリエイタ端末300は、エディタ画面を表示し、クリエイタによって入力されたボード生成および発行要請、ボード管理情報などをクリエイタセンターサーバ100に伝送することができる。クリエイタセンターサーバ100は、エディタ画面を介してクリエイタ端末300から入力されたボード生成情報により、ボードを生成および発行することができる。ボードが発行される時、ボード識別子(ボードID)が付与される。一方、クリエイタ端末300は、アプリケーションを実行してエディタ画面を受けることができ、またはアプリケーションと別途のプログラム(例えば、ブラウザ)を実行してエディタ画面を受けることができる。
【0043】
クリエイタセンターサーバ100は、多様なコンテンツソースと連動し、コンテンツソースから持ってきたコンテンツリストを表示し、クリエイタがコンテンツをキュレーションしてボードを生成および変更し、ボード発行を要請可能なエディタ画面に提供することができる。クリエイタセンターサーバ100は、コンテンツだけでなく、クリエイタがユーザとインタラクションできる多様な機能(オープンチャット機能、日程関連カレンダー機能、購入機能、後援機能など)をボードに実現可能なエディタ画面を提供することができる。ここで、オープンチャット機能とは、インスタントメッセージングアプリケーションで友達関係の有無に関係なく参加者が自由にオープンチャットに参加できるチャットルームを提供する機能を意味する。クリエイタがオープンチャット機能をボードに設定する場合、オープンチャットルームの接続リンクが生成され、ユーザが発行ボードから接続リンクを選択すると、当該オープンチャットルームが画面に表示される。この時、オープンチャットルームの接続リンクはアクションボタンに実現される。日程関連カレンダー機能とは、クリエイタによって設定された日程をカレンダーに登録する機能であって、クリエイタが日程関連カレンダー機能をボードに設定すれば、ユーザは発行ボードに設定された日程をカレンダーを介して確認できる。この時、日程関連カレンダー機能は、日程をカレンダーに登録する単純日程を提供することができ、または参加リンクやオープンチャットリンクを介して、オンラインでの参加やオープンチャットを提供することができる。ここで、カレンダーは、インスタントメッセージングアプリケーションで提供される。クリエイタが購入する機能をボードに設定する場合、製品紹介および製品購入を提供するインターフェースとの連動リンクが生成され、ユーザは発行ボードのアクションボタンに実現された連動リンクで提供されたインターフェース画面を介して購入する機能を用いることができる。クリエイタが後援する機能をボードに設定する場合、後援を提供するインターフェースとの連動リンクが生成され、ユーザはアクションボタンに実現された連動リンクで提供されたインターフェース画面を介して後援する機能を用いることができる。その他にも、クリエイタが各種機能をボードに設定する場合、当該機能を提供するインターフェースと連動するリンクが生成され、ユーザが発行ボードでアクションボタンに実現されたリンクを介して当該機能を用いることができる。
【0044】
図2を参照すれば、クリエイタはクリエイタ端末300を介して提供されるエディタ画面で、コンテンツを選択できる連動サービス、例えば、ブランチ、カカオTV、ティストリー、ダウムニュース、ユーチューブ、インスタグラムなどを連動させる。以後、クリエイタはテーマ(例えば、輝く癒しを伝えるミュージカル映画おすすめ)に該当するコンテンツを連動サービスから選択し、テーマに適したコンテンツからキュレーションされたボード500を生成および発行することができる。クリエイタは連動サービスから持ってきたコンテンツだけでなく、アドレスリンク(URL)で特定できるコンテンツをボード500に含ませることができる。また、クリエイタは発行されたボードを呼び出し、呼び出したボードに含まれているコンテンツを新たなボードに追加することができる。
【0045】
発行されたボード500は、1つのテーマ(ボードタイトル)でまとまった複数のコンテンツを含むコンテンツ流通単位であって、ボードが発行されるチャンネル識別子(チャンネルID)と固有のボード識別子(ボードID)を有することができる。
【0046】
クリエイタが様々なチャンネルを所有したり管理する場合、様々なチャンネルの中からボードを発行する特定チャンネル(例えば、シネマチューブ)を創作チャンネルに設定し、創作チャンネルでボードを発行することができる。
【0047】
クリエイタはエディタ画面でボードタイトルおよびボード説明(オプション)を作成し、コンテンツを選択してボードを生成し、発行することができる。クリエイタはボードの公開設定、発行時点(現在または予約)、ボードのカテゴリ、対価性ボード案内メッセージ露出の有無などを設定してボードを発行することができる。
【0048】
一方、クリエイタはクリエイタ端末300を介して提供されるエディタ画面で、ボードで提供する機能を設定することができる。設定された機能は、ボード500の一部領域で、機能を提供するアクションボタン(例えば、オープンチャットボタン)、機能説明(例えば、映画OSTについて話しましょう)、機能状態(例えば、対話中)で表現される。
ここで、アクションボタンは、選択されると、ボタン名に該当する動作を行うようにプログラムされたUIコンポーネントであって、ボタン名は多様に変更可能である。ユーザがユーザ端末400を介してボード500を探索し、アクションボタン(例えば、オープンチャットボタン)を選択すると、ユーザ端末400は、アクションボタンに設定された機能(オープンチャット)に連動したオープンチャットルームを表示することができる。もし、アクションボタンが日程お知らせ機能を提供すれば、ユーザ端末400は、日程お知らせを設定可能なカレンダーを表示したり、日程お知らせボットに当該日程を登録することができる。
【0049】
機能は、例えば、オープンチャット機能、日程関連カレンダー機能、購入機能、後援機能などが実現できる。機能は、単一機能で実現されたり、様々な機能が複合的に実現される。一方、アクションボタンに実現された機能は、時間の流れやユーザの選択により段階的に変更可能である。また、機能状態も、時間の流れやユーザの選択により変更(例えば、2日前、1日前、対話中など)可能である。例えば、ボード500のおすすめを受けたユーザがオープンチャット開始前にオープンチャット日程を知らせるアクションボタン(お知らせ受取ボタン)を選択すると、アクションボタンは、次の機能であるオープンチャットの開始前まで状態(お知らせ受取中)を表示し、オープンチャット日程になると、ユーザが選択(例えば、クリック)してオープンチャットルームに参加できる機能が実現されたアクションボタン(オープンチャットボタン)に変更可能である。オープンチャット日程が終了すると、アクションボタンは、状態(オープンチャット終了)を表示したり、非活性化されたり、ボードから削除される。
【0050】
再び
図1を参照すれば、クリエイタセンターサーバ100は、クリエイタ端末300で生成されたボードにボード識別子を付与し、ボードを発行する。発行されたボードは、アプリケーションサーバ200がアクセス可能なデータベースに保存され、またはアプリケーションサーバ200で管理するデータベースに保存される。説明では、クリエイタセンターサーバ100が発行されたボードをアプリケーションサーバ200に伝達すると説明することができる。クリエイタセンターサーバ100は、固有のボード識別子(ボードID)を生成し、ボードが発行されるチャンネル識別子(チャンネルID)とボード識別子、ボードの内容をアプリケーションサーバ200に伝達することができる。この時、クリエイタセンターサーバ100は、ボードの公開設定、発行時点(現在または予約)、ボードのカテゴリ、対価性ボード案内メッセージ露出の有無などのボード発行設定情報をアプリケーションサーバ200に伝達することができる。
【0051】
また、クリエイタセンターサーバ100は、クリエイタ端末300で変更/削除されたボード情報をアプリケーションサーバ200に伝達することができる。
【0052】
アプリケーションサーバ200は、クリエイタセンターサーバ100で発行されたボードの中から選択されたおすすめボードをユーザ端末400に提供し、また、購読チャンネルのボードをユーザ端末400に露出することができる。アプリケーションサーバ200は、ボード発行設定情報によりボードを公開または非公開することができ、発行時点で露出することができ、ボードのカテゴリに基づいてユーザにおすすめすることができる。
【0053】
アプリケーションサーバ200は、ボード識別子およびボードが発行されたチャンネル識別子を管理し、チャンネルまたはボードに対してユーザ別に設定された露出条件(例えば、ユーザ別購読の有無、ユーザ別の「このチャンネルを小さく表示」設定の有無など)を管理することができる。アプリケーションサーバ200は、チャンネルまたはボードに設定された露出条件によりユーザ端末400に当該ボードを露出したり、露出しなくてもよい。
【0054】
アプリケーションサーバ200は、ユーザ端末400に表示される発見タブを介しておすすめボードを露出することができ、発見タブと区分される購読タブを介して購読チャンネルで最新発行されたボードを露出することができる。ここで、おすすめボードは、購読チャンネルで発行されたボードを含まなくてもよい。
【0055】
アプリケーションサーバ200は、ユーザが予め設定した関心事、ユーザの行為情報(照会、購読、おすすめ、購入など)、ユーザの個人情報(性別、年齢、居住地、または職業など)の少なくとも1つに基づいて、ユーザにボードをおすすめすることができる。アプリケーションサーバ200は、インスタントメッセージングアプリケーション、および/またはインスタントメッセージングアプリケーションと連動したウェブやアプリケーションから収集された、ユーザの行為情報を用いることができる。ユーザ端末400は、ユーザからおすすめボードを発行したチャンネルに対する購読要請を取得することができ、購読要請されたチャンネル情報をアプリケーションサーバ200に伝達してユーザの購読チャンネルへの登録を要請することができる。ユーザはインスタントメッセージングアプリケーションでチャンネルを友達追加する方式で購読要請することができる。ユーザがインスタントメッセージングアプリケーションでチャンネルを友達追加すれば、友達リストに当該チャンネルが含まれ、このような友達追加方式で当該チャンネルを購読することができる。
【0056】
以後、ユーザ端末400は、購読した購読チャンネルで発行されたボードを購読タブに露出することができる。アプリケーションサーバ200は、各創作チャンネルの購読情報をクリエイタセンターサーバ100に提供することができる。
【0057】
一方、ユーザ端末400は、ユーザから購読チャンネルに対する購読解除要請を受けることができ、購読解除要請されたチャンネル情報をアプリケーションサーバ200に伝達してユーザの購読チャンネルからの解除を要請することができる。以後、ユーザは購読解除チャンネルで発行されたボードを探索タブから探索することができる。購読チャンネル解除方法は多様である。ユーザがインスタントメッセージングアプリケーションで友達追加によりチャンネルを購読した後、友達関係を維持したまま、購読チャンネル解除を要請することができる。または、ユーザがインスタントメッセージングアプリケーションで友達追加によりチャンネルを購読した後、友達遮断または友達解除により購読チャンネル解除を要請することができる。
【0058】
図3を参照すれば、ユーザ端末400は、購読タブを介して、購読チャンネルで最新発行されたボードを露出することができる。ユーザが友達追加したチャンネル(購読チャンネル)で発行された最新ボードを購読タブで提供する画面に露出することができる。ボードの露出順序は、ユーザによって設定されたり、発行最新順、チャンネル購読最新順などに多様に設定可能である。あるチャンネルが購読(友達追加)されると、ユーザ端末400は、購読チャンネルのスロットに当該チャンネルの最新ボードを露出することができる。
【0059】
一方、ユーザ端末400は発見タブを介して、アプリケーションサーバ200からおすすめされたおすすめボードを露出することができる。
【0060】
次に、クリエイタセンターサーバ100がクリエイタ端末300に提供してクリエイタ端末300に表示されるインターフェース画面、そしてアプリケーションサーバ200がユーザ端末400に提供してユーザ端末400に表示されるインターフェース画面について詳しく説明する。
【0061】
図4は、一実施例によるボード構成を説明する図である。
【0062】
図4(a)と(b)を参照すれば、ボードは、多様な類型を有することができる。
【0063】
ボード500aは、一般権限を有するチャンネルから自由に発行される創作ボード類型であって、クリエイタセンターサーバ100で発行される。つまり、クリエイタがクリエイタセンターサーバ100で提供されるエディタを介して、多様なコンテンツソースから取得したコンテンツをキュレーションしてボード500aを発行することができる。
【0064】
ボード500aは、創作チャンネル名511、ボードタイトル512、ボード説明513、機能を提供するインタラクション領域514、配列されたコンテンツ515の領域で構成される。ボード説明513とインタラクション領域514は、クリエイタによって選択的に含まれ、コンテンツ515の配列は、クリエイタによって選択されたテンプレートに従うことができる。
【0065】
露出するボード500aは、共有および/またはユーザのリアクションを取得可能なユーザ反応領域516を含んで露出できる。ユーザはユーザ反応領域516の指定されたボタンによりボードをチャットルームなどに共有することができる。ユーザはユーザ反応領域516の指定されたボタンによりボードに対するリアクションを入力することができる。入力可能なリアクション方法は多様であり、例えば、メッセージを送る、おすすめを押す、プレゼントする、後援するなどが提供される。
【0066】
露出するボード500aは、ユーザがチャンネルを購読(友達追加)可能なボタン517を含むことができる。ボード500aは、ボード発行時点518を表示することができ、ボード発行時点が最新ボードの判断基準になる。
【0067】
アプリケーションサーバ200は、ニュース記事などの各種収集データで構成されたデータボード類型のボード500bを発行することができる。データボード類型のボード500bは、クリエイタセンターサーバ100を経ずに、アプリケーションサーバ200によって発行される。
【0068】
ボード500bは、インスタントメッセージングサービスの仮想アカウントチャンネル(例えば、スポーツニュースチャンネル、芸能ニュースチャンネル、マスコミ社ニュースチャンネル、マルチメディアチャンネル、放送局チャンネル、放送プログラムチャンネルなど)で、API連動による関連データを収集し、最新データ、人気データ、おすすめデータ、閲読データなどの露出条件により発行したデータボードであってもよい。つまり、データボードは、一種のアルゴリズムによって収集および編集されたコンテンツで構成され、時宜性ある大衆的関心事を含むことができる。一方、特別権限を有するチャンネルがデータボードのみ発行できるチャンネルに限定されるものではなく、創作ボードを発行するチャンネルとして使用できる。
【0069】
ボード500bも、創作チャンネル名511、ボードタイトル512、ボード説明513、インタラクション領域514、配列されたコンテンツ515の領域で構成される。ボード説明513とインタラクション領域514は選択的に含まれ、コンテンツ515の配列は、データボード類型に指定されたテンプレートに従うことができる。
【0070】
露出するボード500bも、ユーザのリアクションを取得可能なユーザ反応領域516を含んで露出することができ、ユーザがチャンネルを購読(友達追加)可能なボタン517を含むことができる。ボード500bは、ボード発行時点518を表示することができるが、データアップデート時点であってもよい。
【0071】
ボード500bのようなデータボードは、API連動開発により発行され、ボード識別子が維持されながらAPI政策により周期的にアップデートされる。
【0072】
インタラクション領域514は、機能を提供するアクションボタン、機能説明、機能状態を表示することができる。アクションボタンは、選択(例えば、クリック)可能であり、ボタン名(例えば、お知らせ受取、オープンチャット、参加する、購入する、後援するなど)が表示される。
【0073】
ここで、アクションボタンは、選択されると、ボタン名に該当する動作を行うようにプログラムされたUIコンポーネントであって、ボタン名は多様に変更可能である。アクションボタンにより提供される機能は、時間の流れやユーザの選択により段階的に変更可能である。また、機能状態も、時間の流れやユーザの選択により変更(例えば、2日前、1日前、対話中など)可能である。
【0074】
図5から
図7は、クリエイタ端末に表示されるエディタ画面の例である。
【0075】
図5から
図7を参照すれば、クリエイタセンターサーバ100は、クリエイタ端末300にボードを生成し発行できるエディタ(ボードエディタ)を提供する。クリエイタセンターサーバ100は、クリエイタ端末300の種類に適したエディタ画面を提供することができるが、説明ではPC画面を例に挙げて説明し、モバイル画面で提供されてもよい。
【0076】
まず、
図5を参照すれば、クリエイタ端末300は、ボードを生成し発行できるエディタ(ボードエディタ)画面600aを表示する。クリエイタ端末300は、クリエイタライアンチャンネルでボードを発することができるエディタ画面600aを表示すると仮定する。
【0077】
エディタ画面600aは、ボードを構成する情報を取得可能なボード生成領域610を表示する。ボード生成領域610は、発行主体のチャンネル名611を表示し、入力可能な領域として、ボードタイトル領域612、ボード説明領域613、ボード機能領域614、コンテンツ領域615を表示することができる。ここで、ボード説明領域613とボード機能領域614は、選択的に入力可能である。ボード機能領域614は、ボードで提供可能な機能(例えば、オープンチャット機能、日程関連カレンダー機能、購入する、後援する機能など)を表示する。クリエイタがボード機能領域614から希望する機能を選択すると、エディタ画面600aは、機能に適した説明、活性化時点、活性化期間などを設定可能な機能設定画面を提供し、入力された情報により機能を設定および表示することができる。例えば、クリエイタがオープンチャット機能を選択すると、設定画面で、チャットルームの名前(例えば、「雑誌のプライベートライフブックトークLIVE」)、オープンチャットルームの活性化時点(例えば、発行後すぐにまたは日程予約)、活性化期間(例えば、2時間)を設定することができる。
【0078】
エディタ画面600aは、コンテンツ領域615のテンプレートを設定可能なテンプレート変更ボタン616を表示することができる。クリエイタによって選択されたテンプレートによりコンテンツ領域615のコンテンツが配列される。
【0079】
コンテンツ領域615に含まれるコンテンツは、連動サービスから持ってきたり、アドレスリンク(URL)を入力して持ってくることができる。連動サービスは、コンテンツを持ってくるように連動したコンテンツソースであって、例えば、ブランチ、カカオTV、ティストリー、ダウムニュース、ユーチューブ、インスタグラムなどの多様なサービスを含むことができ、クリエイタによって予め連動サービスに登録可能である。
【0080】
エディタ画面600aは、コンテンツを選択可能な連動サービス領域620を表示する。クリエイタは連動サービスを介して自ら作成したアーティクルや映像をボードのコンテンツとして選択することができ、他人が作成したアーティクルや映像をボードのコンテンツとして選択することができる。この時、発行されたボードは、コンテンツの出所が表示される。連動サービス領域620に表示される連動サービス、例えば、ブランチ、カカオTV、ティストリー、ダウムニュース、ユーチューブ、インスタグラムなどは、クリエイタによって予め連動設定可能である。
【0081】
エディタ画面600aは、ボード呼び出しボタン630を表示することができる。クリエイタはボード呼び出しボタン630を選択して、発生したボードを呼び出し、呼び出したボードに含まれているコンテンツを新たなボードに追加することができる。
【0082】
エディタ画面600aは、発行するボタン640を表示することができる。
【0083】
図6を参照すれば、エディタ画面600bは、アドレスリンク(URL)のコンテンツをコンテンツ領域615に追加可能なURL入力領域622を表示することができる。URL入力領域622に入力されたアドレスリンク(URL)のコンテンツがボードに追加される。
【0084】
クリエイタはプレビューにより生成されたボード500cを確認し、修正することができる。
【0085】
ボード生成領域610で必須情報がすべて入力され、発行するボタン640が入力されると、ボード500cが発行される。この時、発行するボタン640が入力されると、ボード発行設定画面が提供され、ボード発行設定画面から入力された情報によりボードが発行される。
【0086】
図7を参照すれば、ボード発行設定画面600cは、ボードの公開設定、発行時点(現在または予約)、ボードのカテゴリ、対価性ボード案内メッセージ露出の有無などの発行設定を入力可能な画面を表示することができる。
【0087】
ボード発行設定画面600cから発行するボタンが選択されると、クリエイタ端末300は、クリエイタセンターサーバ100に、ボード生成領域610に入力された情報でのボード発行を要請する。クリエイタセンターサーバ100は、発行要請されたボードにボード識別子を付与し、ボードを発行する。クリエイタセンターサーバ100は、ボードが発行されるチャンネル識別子、ボード識別子、ボードの内容、ボード発行設定情報をアプリケーションサーバ200に伝達することができる。
【0088】
このようなエディタを介して、クリエイタは多様なコンテンツソースのコンテンツをキュレーションしてボードを生成および変更し、ボードを発行することができ、ユーザとインタラクション可能な多様な機能をボードに便利に実現することができる。
【0089】
図8から
図10は、ユーザ端末に表示されるインターフェース画面の例である。
【0090】
図8から
図10を参照すれば、アプリケーションサーバ200は、クリエイタセンターサーバ100で発行されたボードの中から選択されたおすすめボードをユーザ端末400に提供し、また、購読チャンネルのボードをユーザ端末400に露出することができる。
【0091】
ユーザ端末400は、おすすめボードを露出する発見タブと、購読チャンネルで最新発行されたボードを露出する購読タブとで構成されるタブ領域710を表示することができる。
【0092】
図8を参照すれば、ユーザ端末400の画面700a、700bは、多様な下位タブで構成できる発見タブを表示することができる。例えば、発見タブは、探索タブ、今日タブ、マルチメディアタブ(例えば、カカオTV)、時宜性タブ(例えば、コロナ19)などで構成され、下位タブの構成および順序は変動できる。探索タブ画面700aは、特定チャンネル(例えば、クリエイタライアンチャンネル)で発行されたボード500aをはじめとして、ユーザのためのおすすめボードを表示することができる。この時、探索タブ画面700aは、未購読チャンネルおよび購読チャンネルで発行されたボードを表示することができる。探索タブ画面700aは、創作ボード類型のボードだけでなく、データボード類型のボードも表示することができる。一方、探索タブ画面700aは、単一チャンネルのボードだけでなく、様々なチャンネルのボードに含まれているコンテンツをまとめておすすめするカード形態のおすすめカードを表示し、おすすめカードに表示された特定チャンネルまたはコンテンツを選択して、当該コンテンツがキュレーションされたボードへの進入を誘導することができる。
【0093】
探索タブ画面700aを介して、ユーザの関心事ベースのおすすめボード、人気ボードなどが流通できる。
【0094】
探索タブ画面700aで、ユーザはクリエイタライアンチャンネルで発行されたボードを発見し、購読(友達追加)することができる。すると、クリエイタライアンチャンネルで発行されたボードが購読タブに露出できる。
【0095】
今日タブ画面700bは、アルゴリズムによって収集および編集されたコンテンツで構成されて、時宜性ある大衆的関心事を含むデータボード500bを主に表示することができる。今日タブ画面700bは、ユーザの関心事ベースで個人化される。
【0096】
図9を参照すれば、ユーザ端末400の画面700cは、購読チャンネルで最新発行されたボードを露出する購読タブを表示することができる。
【0097】
購読タブ画面700cは、できるだけユーザが長く滞在するようにスクロールによりフィードを継続して露出する代わりに、ユーザが購読したチャンネルのコンテンツを完結性あるように消費できるように、購読チャンネルのスロットに当該チャンネルで発行された最新ボードをフィーディングすることができる。購読タブ画面700cは、ユーザの編集順序、最新ボード、最新購読順序などの設定により購読チャンネルのスロットを整列することができる。
【0098】
例えば、ユーザの購読チャンネルがAチャンネル、Bチャンネル、Cチャンネル、Dチャンネル、Eチャンネルであり、Aチャンネル、Bチャンネル、Cチャンネル、Dチャンネルが発行した最新ボードがある場合、購読タブ画面700cは、Aチャンネル、Bチャンネル、Cチャンネル、Dチャンネルのボードを1つずつ表示することができる。
【0099】
購読チャンネルの中でBチャンネルが、ユーザによってチャンネル隠しなどの露出条件が設定された場合、購読タブ画面700cは、Bチャンネルのボードを表示せず、Aチャンネル、Cチャンネル、Dチャンネルのボードを表示することができる。
【0100】
図10を参照すれば、ユーザが関心チャンネルで発行されたボードをスクロールしながらボードごとの機能を確認し、機能を用いることができるが、多数のボードが露出する場合、機能を利用できない可能性がある。
【0101】
これを解決するために、ユーザ端末400の画面700dは、購読チャンネルで発行されたボードで機能(例えば、オープンチャット機能)が含まれている場合、機能状態案内メッセージを含む機能状態ウィンドウ720を表示することができる。機能状態ウィンドウ720は、画面上端にバナー形態で表示されるが、表示位置および方法は多様に変更可能である。
【0102】
アプリケーションサーバ200またはユーザ端末400は、画面700dに表示されるボードに含まれている機能(例えば、オープンチャット機能)があるかを確認し、1つ以上の機能が発見されると、チャンネルから最新ボードを介して提供中の機能に関するお知らせ情報をまとめて提供する機能状態ウィンドウ720を画面に表示することができる。例えば、機能状態ウィンドウ720は、「進行中のオープンチャットにご参加下さい」、「OOチャンネルで進行中のオープンチャットにご参加下さい」、「進行中のN個のオープンチャットにご参加下さい」などのように、表示される。
【0103】
機能状態ウィンドウ720が選択されると、機能状態ウィンドウ720は広げられる。広げられた機能状態ウィンドウ720は、機能(オープンチャット)を提供するチャンネルを表示することができる。広げられた機能状態ウィンドウ720からユーザがあるチャンネルを選択すると、ユーザ端末400は、選択されたチャンネルのボードで設定された機能を提供する画面に移動することができる。例えば、ユーザが広げられた機能状態ウィンドウ720からAチャンネルを選択すると、ユーザ端末400は、Aチャンネルで進行中のオープンチャットルームに入場することができる。
【0104】
図11は、一実施例によるボード生成方法のフローチャートである。
【0105】
図11を参照すれば、クリエイタ端末300は、クリエイタセンターサーバ100に接続し、クリエイタセンターサーバ100で提供する創作チャンネルのエディタ画面を表示する(S110)。エディタ画面は、創作チャンネルで発行されるボードを生成できる入力可能領域を含む。ボードを構成する領域の情報を
取得可能なボード生成領域は、発行主体のチャンネル名を表示し、入力可能な領域として、ボードタイトル領域、ボード説明領域、ボード機能領域、コンテンツ領域を表示することができる。
【0106】
クリエイタ端末300は、エディタ画面にコンテンツソースの連動サービスを表示し、連動サービスからクリエイタによって選択されたコンテンツをボードのキュレーションコンテンツに追加する(S120)。その他にも、クリエイタ端末300は、アドレスリンク(URL)を入力可能な入力ウィンドウを表示し、入力ウィンドウに入力されたアドレスリンクに該当するコンテンツをボードのコンテンツに追加することができる。また、クリエイタ端末300は、発行されたボードを表示し、発行されたボードからクリエイタによって選択されたコンテンツをボードのコンテンツに追加することができる。
【0107】
クリエイタ端末300は、エディタ画面でクリエイタによってキュレーションされたコンテンツを含むボード生成情報に基づいて、ボードを生成する(S130)。ボード生成情報は、ボードタイトル、ボード説明、ボードに設定された機能、キュレーションされたコンテンツであってもよく、ここで、ボード説明や機能は、選択情報であってもよい。クリエイタ端末300は、クリエイタがボードに設定可能な機能を表示し、機能に適した説明、活性化時点、活性化期間などを設定可能な設定画面を提供することができる。機能は、例えば、オープンチャット機能、日程関連カレンダー機能、購入機能などが実現され、アクションボタンで機能が実現されて画面に表示されて選択される。アクションボタンにより提供される機能は、時間の流れやユーザの選択により段階的に変更可能である。
【0108】
クリエイタ端末300は、生成されたボードの発行設定を取得可能なボード発行設定画面を表示する(S140)。ボード発行設定画面は、例えば、ボードの公開設定、発行時点(現在または予約)、ボードのカテゴリ、対価性ボード案内メッセージ露出の有無などの発行設定を入力可能な画面を表示することができる。
【0109】
クリエイタ端末300は、ボード発行設定画面からボード発行設定情報を取得し、ボード発行を要請を受ける(S150)。
【0110】
クリエイタ端末300は、クリエイタセンターサーバ100に、エディタ画面で生成されたボード発行を要請する(S160)。クリエイタ端末300で生成されたボードは、クリエイタセンターサーバ100からボード識別子が付与され、発行される。
【0111】
以後、クリエイタ端末300は、創作チャンネルで発行したボードを確認することができ、ボードを修正および編集してボードをアップデートしたり、ボードを削除することができる。
【0112】
図12は、一実施例による購読サービス提供方法のフローチャートである。
【0113】
図12を参照すれば、クリエイタセンターサーバ100は、創作チャンネルから発行要請されたボードにボード識別子を付与し、発行する(S210)。
【0114】
アプリケーションサーバ200は、クリエイタセンターサーバ100で発行されたボードの中から選択されたおすすめボードおよびユーザの購読チャンネルで発行されたボードをユーザ端末400に提供する(S220)。アプリケーションサーバ200は、アルゴリズムによって収集および編集されたコンテンツで構成されたデータボードをユーザ端末400に提供することができる。
【0115】
ユーザ端末400は、アプリケーションサーバ200で提供したおすすめボードまたは購読チャンネルで発行されたボードをインターフェース画面に表示する(S230)。ユーザ端末400は、おすすめボードを露出する発見タブ画面と、購読チャンネルで最新発行されたボードを露出する購読タブ画面とで構成されるインターフェース画面を表示することができる。ユーザ端末400は、探索タブ、今日タブ、マルチメディアタブ(例えば、カカオTV)、時宜性タブ(例えば、コロナ19)などの下位タブで構成可能な発見タブ画面を提供することができる。ユーザ端末400は、購読タブ画面で、購読チャンネルで発行された最新ボードを当該購読チャンネルのスロットに表示することができる。ユーザ端末400は、多様な類型のボードを表示することができるが、クリエイタがキュレーションしたコンテンツを含む創作ボード、そして、アルゴリズムによって収集および編集されたデータボードを介してコンテンツが露出できる。
【0116】
ユーザ端末400は、ユーザからおすすめボードを発行したチャンネルに対する購読要請を取得する(S240)。ユーザはチャンネルを友達追加する方式で購読要請することができる。
【0117】
ユーザ端末400は、購読要請されたチャンネル情報をアプリケーションサーバ200に伝達して購読チャンネルへの登録を要請する(S250)。
【0118】
アプリケーションサーバ200は、ユーザ端末400から購読要請されたチャンネルをユーザの購読チャンネルに登録する(S260)。
【0119】
以後、ユーザ端末400は、新規購読チャンネルのスロットに当該チャンネルの最新ボードを露出することができる。
【0120】
このように、実施例によれば、アプリケーションでチャンネルを保有したユーザであれば誰でもクリエイタになり、多様なクリエイタの観点でキュレーションされたボードを介して、購読の活性化、購読の持続的維持、コンテンツの消費増大を期待できる。
【0121】
実施例によれば、クリエイタはクリエイタセンターサーバで提供するエディタを介して、多様なコンテンツソースと連動することができ、連動サービスから持ってきたコンテンツとアドレスリンクを入力して持ってきたコンテンツをキュレーションしてコンテンツ流通単位のボードに積載し、ボードを発行して購読者/潜在購読者にボードを露出することができる。
【0122】
実施例によれば、ユーザは発見タブを介しておすすめボードを探索することができ、購読タブを介して友達追加した購読チャンネルで最新発行されたボードを探索することができる。
【0123】
実施例によれば、1つのテーマ(ボードタイトル)でまとまったコンテンツで構成されたボード単位でコンテンツを露出し、クリエイタによってキュレーションされたコンテンツが完結性あるように消費されるようにする。
【0124】
以上説明した本開示の実施例は、装置および方法によってのみ実現されるものではなく、本開示の実施例の構成に対応する機能を実現するプログラムまたはそのプログラムが記録された記録媒体により実現されてもよい。
【0125】
以上、本開示の実施例について詳細に説明したが、本開示の権利範囲はこれに限定されるものではなく、以下の特許請求の範囲で定義している本開示の基本概念を利用した当業者の様々な変形および改良形態も本開示の権利範囲に属する。