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特許7539483HARQ-ACKフィードバック方法、装置、端末及び基地局
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-08-15
(45)【発行日】2024-08-23
(54)【発明の名称】HARQ-ACKフィードバック方法、装置、端末及び基地局
(51)【国際特許分類】
   H04W 28/04 20090101AFI20240816BHJP
   H04W 72/11 20230101ALI20240816BHJP
   H04W 72/232 20230101ALI20240816BHJP
   H04W 72/0446 20230101ALI20240816BHJP
【FI】
H04W28/04 110
H04W72/11
H04W72/232
H04W72/0446
【請求項の数】 24
(21)【出願番号】P 2022562041
(86)(22)【出願日】2021-04-09
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2023-05-24
(86)【国際出願番号】 CN2021086154
(87)【国際公開番号】W WO2021204241
(87)【国際公開日】2021-10-14
【審査請求日】2022-10-13
(31)【優先権主張番号】202010281099.2
(32)【優先日】2020-04-10
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】510065207
【氏名又は名称】大唐移▲動▼通信▲設▼▲備▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】DATANG MOBILE COMMUNICATIONS EQUIPMENT CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】1/F, Building 1, No.5 Shangdi East Road, Haidian District,Beijing 100085, China
(74)【代理人】
【識別番号】100166729
【弁理士】
【氏名又は名称】武田 幸子
(72)【発明者】
【氏名】高 雪娟
【審査官】横田 有光
(56)【参考文献】
【文献】Nokia, Nokia Shanghai Bell,Maintenance of Rel-16 URLLC/IIoT SPS enhancements[online],3GPP TSG RAN WG1 #100b_e R1-2001699,2020年04月10日,[検索日2024.7.9],インターネット <URL:https://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_100b_e/Docs/R1-2001699.zip>
【文献】LG Electronics,Outcome of email thread [100e-NR-L1enh_URLLC-SPS_enh-02] [online],3GPP TSG RAN WG1 #100 R1-2001383,2020年03月05日,[検索日2023.12.22],インターネット <URL:https://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/wg1_rl1/TSGR1_100_e/Docs/R1-2001383.zip>
【文献】Asia Pacific Telecom,Remaining issues on DL SPS enhancements [online],3GPP TSG-RAN WG1 Meeting #100 R1-2000776,2020年02月14日,[検索日2023.12.22],インターネット <URL:https://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/wg1_rl1/TSGR1_100_e/Docs/R1-2000776.zip>
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B 7/24- 7/26
H04W 4/00-99/00
3GPP TSG RAN WG1-4
SA WG1-4
CT WG1、4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
端末に応用されるハイブリッド自動再送要求確認HARQ-ACKフィードバック方法であって、
半永続的スケジューリングSPS物理下り共有チャネルPDSCH伝送(SPS PDSCH)を受信するべきタイムスロットにおいてSPSリソースのリリースを指示する物理下り制御チャネルPDCCHを受信した場合、SPSリソースのリリースを指示するPDCCHのHARQ-ACKフィードバックをHARQ-ACKフィードバックシーケンスにおける参照時間領域リソースに基づいて決定されたフィードバック位置にマッピングすることと、
前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHのHARQ-ACKフィードバックが含まれるHARQ-ACKフィードバックシーケンスを伝送することと、を含
前記方法は、
条件を満たす場合、SPSリソースのリリースを指示するPDCCHのHARQ-ACKフィードバックをHARQ-ACKフィードバックシーケンスにおける参照時間領域リソースに基づいて決定されたフィードバック位置にマッピングすること、をさらに含み、
前記条件は、条件3を含み、
前記条件3は、条件3-1、条件3―2、条件3―3、及び、条件3―4の少なくとも1つを含み、
前記条件3-1は、
前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHが指示したリリースするSPS PDSCHにおいて、前記受信されるべきSPS PDSCHのうちのいずれも含まれないことと、
前記受信されるべきSPS PDSCHにおいて、目標SPS PDSCHが含まれず、前記目標SPS PDSCHは、前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHが指示したリリースするSPS PDSCHのうちの、最小又は最大のSPS設定のインデックスを有するSPS PDSCHであることと、
前記受信されるべきSPS PDSCHにおいて、前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHが指示したリリースするSPS PDSCHのうちの一部のSPS PDSCHが含まれることと、のうちの1つを含み、
前記条件3―2は、
前記受信されるべきSPS PDSCHと前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHは同一の優先度を有することを含み、
前記条件3-3は、
前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHと、前記受信されるべきSPS PDSCHとに対しては、同じタイムスロット又はサブタイムスロットにおいてHARQ-ACK伝送を行うことを含み、
前記条件3-4は、
端末は、準静的ハイブリッド自動再送要求確認情報伝送方式を用いるように構成されることを含む、
ハイブリッド自動再送要求確認HARQ-ACKフィードバック方法。
【請求項2】
前記条件は、
前記受信されるべきSPS PDSCHの数B1とSPSリソースのリリースを指示するPDCCHの数B2との和は第1数値以下である条件であって、前記第1数値は1つのタイムスロットにおいて受信がサポートされたユニキャストPDSCHの最大数である条件と、
前記受信されるべきSPS PDSCHの数B1とSPSリソースのリリースを指示するPDCCHの数B2との和は第2数値以下である条件であって、前記第2数値は前記タイムスロットにおける下り伝送機会の個数である条件と、のうちの少なくとも1つをさらに含み、
B1及びB2はいずれも1以上の正整数である、請求項1に記載のHARQ-ACKフィードバック方法。
【請求項3】
前記参照時間領域リソースは、前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHが指示した時間領域リソースであること、又は、
前記参照時間領域リソースは、前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHが指示したリリースするSPS PDSCHに対応する時間領域リソースであること、に基づいて前記参照時間領域リソースを決定すること、をさらに含む、請求項1に記載のHARQ-ACKフィードバック方法。
【請求項4】
前記参照時間領域リソースと、前記受信されるべきSPS PDSCHの時間領域リソースとは、オーバーラップせず又は同じ下り伝送機会のインデックスに対応しないこと、
又は、
前記参照時間領域リソースと、前記受信されるべきSPS PDSCHのうちの少なくとも1つのSPS PDSCHの時間領域リソースとが、オーバーラップし又は同じ下り伝送機会のインデックスに対応する場合、前記受信されるべきSPS PDSCHのうちの前記参照時間領域リソースとオーバーラップするSPS PDSCH又は同じ下り伝送機会のインデックスに対応するSPS PDSCHに対してHARQ-ACKフィードバックを行わないこと、をさらに含む、請求項1に記載のHARQ-ACKフィードバック方法。
【請求項5】
前記参照時間領域リソースは、前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHが指示したリリースするSPS PDSCHに対応する時間領域リソースであるとき、
前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHが1つのSPS PDSCHのリリースのみを指示する場合、前記参照時間領域リソースは、前記リリースされるSPS PDSCHに対応する時間領域リソースであり、
前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHが複数のSPS PDSCHを共同でリリースする場合、
前記参照時間領域リソースは、共同でリリースされる複数のSPS PDSCHのうちの最小又は最大のSPS設定のインデックスを有するSPS PDSCHに対応する時間領域リソースであり、又は、前記参照時間領域リソースは、共同でリリースされる複数のSPS PDSCHのうちの、前記タイムスロットにおいて伝送されるSPS PDSCHのうちの最小又は最大のSPS設定のインデックスを有するSPS PDSCHに対応する時間領域リソースである、請求項3に記載のHARQ-ACKフィードバック方法。
【請求項6】
前記参照時間領域リソースと、前記受信されるべきSPS PDSCHのうちの少なくとも1つのSPS PDSCHの時間領域リソースとが、オーバーラップし又は同じ下り伝送機会のインデックスに対応する場合、前記受信されるべきSPS PDSCHのうちの前記参照時間領域リソースとオーバーラップするSPS PDSCH又は同じ下り伝送機会のインデックスに対応するSPS PDSCHに対してHARQ-ACKフィードバックを行わないことは、
前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHを、前記タイムスロットにおける、前記受信されるべきSPS PDSCHのうちの前記参照時間領域リソースとオーバーラップするSPS PDSCH又は同じ下り伝送機会のインデックスに対応するSPS PDSCHの開始又は終了のシンボルより遅れない位置で伝送すること、をさらに含む請求項に記載のHARQ-ACKフィードバック方法。
【請求項7】
基地局に応用されるハイブリッド自動再送要求確認HARQ-ACKフィードバック方法であって、
半永続的スケジューリングSPS物理下り共有チャネルPDSCH伝送(SPS PDSCH)を送信するべきタイムスロットにおいてSPSリソースのリリースを指示する物理下り制御チャネルPDCCHを送信した場合、前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHのHARQ-ACKフィードバックがHARQ-ACKフィードバックシーケンスにおける参照時間領域リソースに基づいて決定されたフィードバック位置にマッピングされることを決定することと、
前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHのHARQ-ACKフィードバックが含まれるHARQ-ACKフィードバックシーケンスを受信することと、を含み、
条件を満たす場合、SPSリソースのリリースを指示するPDCCHのHARQ-ACKフィードバックがHARQ-ACKフィードバックシーケンスにおける参照時間領域リソースに基づいて決定されたフィードバック位置にマッピングされることを決定すること、をさらに含み、
前記条件は、条件3を含み、
前記条件3は、条件3-1、条件3―2、条件3―3、及び、条件3―4の少なくとも1つを含み、
前記条件3-1は、
前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHが指示したリリースするSPS PDSCHにおいて、前記送信されるべきSPS PDSCHのうちのいずれも含まれないことと、
前記送信されるべきSPS PDSCHにおいて、目標SPS PDSCHが含まれず、前記目標SPS PDSCHは、前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHが指示したリリースするSPS PDSCHのうちの、最小又は最大のSPS設定のインデックスを有するSPS PDSCHであることと、
前記送信されるべきSPS PDSCHにおいて、前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHが指示したリリースするSPS PDSCHのうちの一部のSPS PDSCHが含まれることと、のうちの1つを含み、
前記条件3-2は、
前記送信されるべきSPS PDSCHと前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHは同一の優先度を有することを含み、
前記条件3-3は、
前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHと、前記送信されるべきSPS PDSCHとは、同じタイムスロット又はサブタイムスロットにおいてHARQ-ACK伝送を行うことを含み、
前記条件3-4は、
端末は、準静的ハイブリッド自動再送要求確認情報伝送方式を用いるように構成されることを含む、
ハイブリッド自動再送要求確認HARQ-ACKフィードバック方法。
【請求項8】
前記条件は、
前記送信されるべきSPS PDSCHの数B1とSPSリソースのリリースを指示するPDCCHの数B2との和は第1数値以下である条件であって、前記第1数値は1つのタイムスロットにおいて受信がサポートされたユニキャストPDSCHの最大数である条件と、
前記送信されるべきSPS PDSCHの数B1とSPSリソースのリリースを指示するPDCCHの数B2との和は第2数値以下である条件であって、前記第2数値は前記タイムスロットにおける下り伝送機会の個数である条件と、のうちの少なくとも1つをさらに含み、
B1及びB2はいずれも1以上の正整数である、請求項に記載のHARQ-ACKフィードバック方法。
【請求項9】
前記参照時間領域リソースは、前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHが指示した時間領域リソースであること、又は、
前記参照時間領域リソースは、前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHが指示したリリースするSPS PDSCHに対応する時間領域リソースであること、に基づいて前記参照時間領域リソースを決定すること、をさらに含む、請求項に記載のHARQ-ACKフィードバック方法。
【請求項10】
前記参照時間領域リソースと、前記受信されるべきSPS PDSCHの時間領域リソースとは、オーバーラップせず又は同じ下り伝送機会のインデックスに対応しないこと、
又は、
前記参照時間領域リソースと、前記受信されるべきSPS PDSCHのうちの少なくとも1つのSPS PDSCHの時間領域リソースとが、オーバーラップし又は同じ下り伝送機会のインデックスに対応する場合、前記受信されるべきSPS PDSCHのうちの前記参照時間領域リソースとオーバーラップするSPS PDSCH又は同じ下り伝送機会のインデックスに対応するSPS PDSCHに対してHARQ-ACKフィードバックを行わないことをさらに含む、請求項7に記載のHARQ-ACKフィードバック方法。
【請求項11】
前記参照時間領域リソースは、前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHが指示したリリースするSPS PDSCHに対応する時間領域リソースであるとき、
前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHが1つのSPS PDSCHのリリースのみを指示する場合、前記参照時間領域リソースは、前記リリースされるSPS PDSCHに対応する時間領域リソースであり、
前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHが複数のSPS PDSCHを共同でリリースする場合、
前記参照時間領域リソースは、共同でリリースされる複数のSPS PDSCHのうちの最小又は最大のSPS設定のインデックスを有するSPS PDSCHに対応する時間領域リソースであり、又は、前記参照時間領域リソースは、共同でリリースされる複数のSPS PDSCHのうちの、前記タイムスロットにおいて伝送されるSPS PDSCHのうちの最小又は最大のSPS設定のインデックスを有するSPS PDSCHに対応する時間領域リソースである、請求項に記載のHARQ-ACKフィードバック方法。
【請求項12】
前記参照時間領域リソースと、前記受信されるべきSPS PDSCHのうちの少なくとも1つのSPS PDSCHの時間領域リソースとが、オーバーラップし又は同じ下り伝送機会のインデックスに対応する場合、前記受信されるべきSPS PDSCHのうちの前記参照時間領域リソースとオーバーラップするSPS PDSCH又は同じ下り伝送機会のインデックスに対応するSPS PDSCHに対してHARQ-ACKフィードバックを行わないことは、
前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHを、前記タイムスロットにおける、前記受信されるべきSPS PDSCHのうちの前記参照時間領域リソースとオーバーラップするSPS PDSCH又は同じ下り伝送機会のインデックスに対応するSPS PDSCHの開始又は終了のシンボルより遅れない位置で伝送すること、をさらに含む、請求項10に記載のHARQ-ACKフィードバック方法。
【請求項13】
端末に応用されるハイブリッド自動再送要求確認HARQ-ACKフィードバック装置であって、
半永続的スケジューリングSPS物理下り共有チャネルPDSCH伝送(SPS PDSCH)を受信するべきタイムスロットにおいてSPSリソースのリリースを指示する物理下り制御チャネルPDCCHを受信した場合、SPSリソースのリリースを指示するPDCCHのHARQ-ACKフィードバックをHARQ-ACKフィードバックシーケンスにおける参照時間領域リソースに基づいて決定されたフィードバック位置にマッピングするように構成される位置マッピングモジュールと、
前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHのHARQ-ACKフィードバックが含まれるHARQ-ACKフィードバックシーケンスを伝送するように構成される伝送モジュールと、を含み、
前記位置マッピングモジュールは、
条件を満たす場合、SPSリソースのリリースを指示するPDCCHのHARQ-ACKフィードバックをHARQ-ACKフィードバックシーケンスにおける参照時間領域リソースに基づいて決定されたフィードバック位置にマッピングすることに用いられ、
前記条件は、条件3を含み、
前記条件3は、条件3-1、条件3―2、条件3―3、及び、条件3―4の少なくとも1つを含み、
前記条件3-1は、
前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHが指示したリリースするSPS PDSCHにおいて、前記受信されるべきSPS PDSCHのうちのいずれも含まれないことと、
前記受信されるべきSPS PDSCHにおいて、目標SPS PDSCHが含まれず、前記目標SPS PDSCHは、前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHが指示したリリースするSPS PDSCHのうちの、最小又は最大のSPS設定のインデックスを有するSPS PDSCHであることと、
前記受信されるべきSPS PDSCHにおいて、前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHが指示したリリースするSPS PDSCHのうちの一部のSPS PDSCHが含まれることと、のうちの1つを含み、
前記条件3―2は、
前記受信されるべきSPS PDSCHと前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHは同一の優先度を有することを含み、
前記条件3-3は、
前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHと、前記受信されるべきSPS PDSCHとに対しては、同じタイムスロット又はサブタイムスロットにおいてHARQ-ACK伝送を行うことを含み、
前記条件3-4は、
端末は、準静的ハイブリッド自動再送要求確認情報伝送方式を用いるように構成されることを含む、
ハイブリッド自動再送要求確認HARQ-ACKフィードバック装置。
【請求項14】
前記条件は、
前記受信されるべきSPS PDSCHの数B1とSPSリソースのリリースを指示するPDCCHの数B2との和は第1数値以下である条件であって、前記第1数値は1つのタイムスロットにおいて受信がサポートされたユニキャストPDSCHの最大数である条件と、
前記受信されるべきSPS PDSCHの数B1とSPSリソースのリリースを指示するPDCCHの数B2との和は第2数値以下である条件であって、前記第2数値は前記タイムスロットにおける下り伝送機会の個数である条件と、のうちの少なくとも1つをさらに含み
B1及びB2はいずれも1以上の正整数である、請求項13に記載の装置。
【請求項15】
前記位置マッピングモジュールは、
前記参照時間領域リソースは、前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHが指示した時間領域リソースであること、又は、
前記参照時間領域リソースは、前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHが指示したリリースするSPS PDSCHに対応する時間領域リソースであること、に基づいて前記参照時間領域リソースを決定すること、にさらに用いられる、請求項13に記載の装置。
【請求項16】
前記位置マッピングモジュールは、
前記参照時間領域リソースと、前記受信されるべきSPS PDSCHの時間領域リソースとは、オーバーラップせず又は同じ下り伝送機会のインデックスに対応しないこと、
又は、
前記参照時間領域リソースと、前記受信されるべきSPS PDSCHのうちの少なくとも1つのSPS PDSCHの時間領域リソースとが、オーバーラップし又は同じ下り伝送機会のインデックスに対応する場合、前記受信されるべきSPS PDSCHのうちの前記参照時間領域リソースとオーバーラップするSPS PDSCH又は同じ下り伝送機会のインデックスに対応するSPS PDSCHに対してHARQ-ACKフィードバックを行わないこと、にさらに用いられる、請求項13に記載の装置。
【請求項17】
前記参照時間領域リソースは、前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHが指示したリリースするSPS PDSCHに対応する時間領域リソースであるとき、
前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHが1つのSPS PDSCHのリリースのみを指示する場合、前記参照時間領域リソースは、前記リリースされるSPS PDSCHに対応する時間領域リソースであり、
前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHが複数のSPS PDSCHを共同でリリースする場合、
前記参照時間領域リソースは、共同でリリースされる複数のSPS PDSCHのうちの最小又は最大のSPS設定のインデックスを有するSPS PDSCHに対応する時間領域リソースであり、又は、前記参照時間領域リソースは、共同でリリースされる複数のSPS PDSCHのうちの、前記タイムスロットにおいて伝送されるSPS PDSCHのうちの最小又は最大のSPS設定のインデックスを有するSPS PDSCHに対応する時間領域リソースである、請求項15に記載の装置。
【請求項18】
前記参照時間領域リソースと、前記受信されるべきSPS PDSCHのうちの少なくとも1つのSPS PDSCHの時間領域リソースとが、オーバーラップし又は同じ下り伝送機会のインデックスに対応する場合、前記受信されるべきSPS PDSCHのうちの前記参照時間領域リソースとオーバーラップするSPS PDSCH又は同じ下り伝送機会のインデックスに対応するSPS PDSCHに対してHARQ-ACKフィードバックを行わないとき、前記位置マッピングモジュールは、
前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHを、前記タイムスロットにおける、前記受信されるべきSPS PDSCHのうちの前記参照時間領域リソースとオーバーラップするSPS PDSCH又は同じ下り伝送機会のインデックスに対応するSPS PDSCHの開始又は終了のシンボルより遅れない位置で伝送すること、にさらに用いられる、請求項16に記載の装置。
【請求項19】
基地局に応用されるハイブリッド自動再送要求確認HARQ-ACKフィードバック装置であって、
半永続的スケジューリングSPS物理下り共有チャネルPDSCH伝送(SPS PDSCH)を送信するべきタイムスロットにおいてSPSリソースのリリースを指示する物理下り制御チャネルPDCCHを送信した場合、前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHのHARQ-ACKフィードバックがHARQ-ACKフィードバックシーケンスにおける参照時間領域リソースに基づいて決定されたフィードバック位置にマッピングされることを決定するように構成される位置決定モジュールと、
前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHのHARQ-ACKフィードバックが含まれるHARQ-ACKフィードバックシーケンスを受信するように構成される受信モジュールと、を含み、
前記位置決定モジュールは、
条件を満たす場合、SPSリソースのリリースを指示するPDCCHのHARQ-ACKフィードバックがHARQ-ACKフィードバックシーケンスにおける参照時間領域リソースに基づいて決定されたフィードバック位置にマッピングされることを決定することにさらに用いられ、
前記条件は、条件3を含み、
前記条件3は、条件3-1、条件3―2、条件3―3、及び、条件3―4の少なくとも1つを含み、
前記条件3-1は、
前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHが指示したリリースするSPS PDSCHにおいて、前記送信されるべきSPS PDSCHのうちのいずれも含まれないことと、
前記送信されるべきSPS PDSCHにおいて、目標SPS PDSCHが含まれず、前記目標SPS PDSCHは、前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHが指示したリリースするSPS PDSCHのうちの、最小又は最大のSPS設定のインデックスを有するSPS PDSCHであることと、
前記送信されるべきSPS PDSCHにおいて、前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHが指示したリリースするSPS PDSCHのうちの一部のSPS PDSCHが含まれることと、のうちの1つを含み、
前記条件3-2は、
前記送信されるべきSPS PDSCHと前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHは同一の優先度を有することを含み、
前記条件3-3は、
前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHと、前記送信されるべきSPS PDSCHとは、同じタイムスロット又はサブタイムスロットにおいてHARQ-ACK伝送を行うことを含み、
前記条件3-4は、
端末は、準静的ハイブリッド自動再送要求確認情報伝送方式を用いるように構成されることを含む、
ハイブリッド自動再送要求確認HARQ-ACKフィードバック装置。
【請求項20】
前記条件は、
前記送信されるべきSPS PDSCHの数B1とSPSリソースのリリースを指示するPDCCHの数B2との和は第1数値以下である条件であって、前記第1数値は1つのタイムスロットにおいて受信がサポートされたユニキャストPDSCHの最大数である条件と、
前記送信されるべきSPS PDSCHの数B1とSPSリソースのリリースを指示するPDCCHの数B2との和は第2数値以下である条件であって、前記第2数値は前記タイムスロットにおける下り伝送機会の個数である条件と、のうちの少なくとも1つをさらに含み
B1及びB2はいずれも1以上の正整数である、請求項19に記載の装置。
【請求項21】
前記位置決定モジュールは、
前記参照時間領域リソースは、前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHが指示した時間領域リソースであること、又は、
前記参照時間領域リソースは、前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHが指示したリリースするSPS PDSCHに対応する時間領域リソースであること、に基づいて前記参照時間領域リソースを決定すること、にさらに用いられる、請求項19に記載の装置。
【請求項22】
前記位置決定モジュールは、
前記参照時間領域リソースと、前記受信されるべきSPS PDSCHの時間領域リソースとは、オーバーラップせず又は同じ下り伝送機会のインデックスに対応しないこと、
又は、
前記参照時間領域リソースと、前記受信されるべきSPS PDSCHのうちの少なくとも1つのSPS PDSCHの時間領域リソースとが、オーバーラップし又は同じ下り伝送機会のインデックスに対応する場合、前記受信されるべきSPS PDSCHのうちの前記参照時間領域リソースとオーバーラップするSPS PDSCH又は同じ下り伝送機会のインデックスに対応するSPS PDSCHに対してHARQ-ACKフィードバックを行わないことにさらに用いられる、請求項19に記載の装置。
【請求項23】
前記参照時間領域リソースは、前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHが指示したリリースするSPS PDSCHに対応する時間領域リソースであるとき、
前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHが1つのSPS PDSCHのリリースのみを指示する場合、前記参照時間領域リソースは、前記リリースされるSPS PDSCHに対応する時間領域リソースであり、
前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHが複数のSPS PDSCHを共同でリリースする場合、
前記参照時間領域リソースは、共同でリリースされる複数のSPS PDSCHのうちの最小又は最大のSPS設定のインデックスを有するSPS PDSCHに対応する時間領域リソースであり、又は、前記参照時間領域リソースは、共同でリリースされる複数のSPS PDSCHのうちの、前記タイムスロットにおいて伝送されるSPS PDSCHのうちの最小又は最大のSPS設定のインデックスを有するSPS PDSCHに対応する時間領域リソースである、請求項21に記載の装置。
【請求項24】
前記参照時間領域リソースと、前記受信されるべきSPS PDSCHのうちの少なくとも1つのSPS PDSCHの時間領域リソースとが、オーバーラップし又は同じ下り伝送機会のインデックスに対応する場合、前記受信されるべきSPS PDSCHのうちの前記参照時間領域リソースとオーバーラップするSPS PDSCH又は同じ下り伝送機会のインデックスに対応するSPS PDSCHに対してHARQ-ACKフィードバックを行わないとき、前記位置決定モジュールは、
前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHを、前記タイムスロットにおける、前記受信されるべきSPS PDSCHのうちの前記参照時間領域リソースとオーバーラップするSPS PDSCH又は同じ下り伝送機会のインデックスに対応するSPS PDSCHの開始又は終了のシンボルより遅れない位置で伝送すること、にさらに用いられる、請求項22に記載の装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本願は、2020年4月10日に中国で提出された出願番号が202010281099.2である中国特許出願に基づいて優先権を主張し、その全ての内容が参照として本願に組み込まれる。
【0002】
本開示は、無線通信技術分野に関し、特にHARQ-ACKフィードバック方法、装置、端末及び基地局に関する。
【背景技術】
【0003】
5G NR(5th Generation New Radio)システムにおいて、半永続的スケジューリング(SPS:Semi-Persistent Scheduling)物理下り共有チャネル(PDSCH:Physical Downlink Shared Channel)伝送、及び、対応する物理下り制御チャネル(PDCCH:Physical Downlink Control Channel)を有するPDSCH(即ち、動的dynamic PDCSH)伝送がサポートされ、つまり、当該PDSCHは、1つのPDCCHによってスケジューリングされて伝送する。
【0004】
SPS伝送を行う必要があるサービスが存在する場合、基地局は、SPSのアクティブ化を指示するPDCCHを送信することにより、端末をアクティブ化してSPSによって設定された周期に従ってSPS伝送を行うことができる。SPSリソースが不要になった場合、基地局は、SPSのリリースを指示するPDCCHを送信することにより、前に割り当てられたSPSリソースをリリースすることができる。基地局が、SPSリソースのリリースを指示するPDCCH(SPS PDSCHリリース(release)とも称す)が端末に受信されることが成功したか否かを正確に知ることを保証するために、SPSリソースのリリースを指示するPDCCHに対してハイブリッド自動再送要求確認(HARQ-ACK:Hybrid Automatic Repeat Request-Acknowledgement)フィードバックを行う必要がある。
【0005】
R16では、1つのキャリア(具体的に、1つのキャリアにおける1つの部分帯域幅(BWP:Band WidthPart)であってもよい)において1つより大きいSPS伝送を設定することがサポートされ、且つ、各SPSの最小周期は1msであってもよい。1つのキャリアにおいて複数のSPS設定に対応するSPS PDSCH伝送が存在する場合、各タイムスロットに少なくとも1つのSPS設定に対応するSPS PDSCH伝送が存在することが発生する可能性がある。1つのタイムスロットにおいて最大A(Aが1以上である)個のユニキャスト(unicast)PDSCH受信能力のみをサポートする端末に対して、A=1である場合、仮にバージョン-15(Release-15、R-15と略称される)メカリズムを襲用すると、SPSリソースのリリースを指示するPDCCHを伝送できるいかなるタイムスロットもない可能性がある(それは、R-15では、1つのタイムスロットのみによるunicast PDSCH受信能力がサポートされる場合、SPSリソースのリリースを指示するPDCCHとPDSCHが同じタイムスロットで伝送できないと要求するからである)ため、SPSリソースのリリースを指示するPDCCHを配信することができず、そして、Aが1より大きい(例えば、A=2、4、7である)場合に対して、R-15に基づくいかなる解決策が存在しておらず、それは、R-15において、1つより大きいSPS PDSCHとSPSリソースのリリースを指示する1つのPDCCHとが1つのタイムスロットで同時に存在することは現れないからであり、一方、R-16において、このタイムスロットに対してA個のPDSCH伝送機会に対応するHARQ-ACKフィードバック位置のみを予約すると、このタイムスロットにおいてA個のSPS PDSCH伝送がすでに存在している場合、このタイムスロットにおいてSPSリソースのリリースを指示する1つ又は複数のPDCCHをさらに受信するとき、準静的HARQ-ACKコードブックフィードバック方式に対して、SPSリソースのリリースを指示するPDCCHがHARQ-ACKフィードバックを行う位置もない。別の1つの場合、1つのタイムスロットにおけるSPSの数がA以下であるが、このタイムスロットにおいてTDRAテーブルに従って決定された下り伝送機会の個数Cが、SPSリソースのリリースを指示するPDCCHとSPSの個数との和より小さいとき、SPSリソースのリリースを指示するPDCCHのHARQ-ACKフィードバックをサポートすることもできず、それは、実際のHARQ-ACK位置が最大C個の下り伝送のみをサポートするからである。
【0006】
従って、R-16において、1つのタイムスロットにおいて最大A(Aが1より大きい)個のunicast PDSCH受信能力のみをサポートする端末について、SPSリソースのリリースを指示するPDCCHに対して如何にHARQ-ACKフィードバックを行うかは明確な方法がなく、1つのタイムスロットにおけるSPSの個数とSPSリソースのリリースを指示するPDCCHの個数との和が、個数Aとタイムスロットにおける下り伝送機会の個数Cのうちのいずれかより大きい場合、現在SPSリソースのリリースを指示するPDCCHに対してHARQ-ACKフィードバックを行うことはできない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本開示は、関連技術における複数のSPS設定をサポートする場合、SPSリソースのリリースを指示するPDCCHに対してHARQ-ACKフィードバックを行う方式が不明確であるという問題を解決するための、HARQ-ACKフィードバック方法、装置、端末及び基地局を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示の実施例は、端末に応用されるハイブリッド自動再送要求確認HARQ-ACKフィードバック方法を提供し、前記方法は、
半永続的スケジューリングSPS物理下り共有チャネルPDSCH伝送(SPS PDSCH)を受信するべきタイムスロットにおいてSPSリソースのリリースを指示する物理下り制御チャネルPDCCHを受信した場合、SPSリソースのリリースを指示するPDCCHのHARQ-ACKフィードバックをHARQ-ACKフィードバックシーケンスにおける参照時間領域リソースに基づいて決定されたフィードバック位置にマッピングすることと、
前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHのHARQ-ACKフィードバックが含まれるHARQ-ACKフィードバックシーケンスを伝送することと、を含む。
【0009】
選択的に、前記HARQ-ACKフィードバック方法は、
前記受信されるべきSPS PDSCHの数B1とSPSリソースのリリースを指示するPDCCHの数B2との和は第1数値以下である条件であって、前記第1数値は1つのタイムスロットにおいて受信がサポートされたユニキャストPDSCHの最大数である条件と、
前記受信されるべきSPS PDSCHの数B1とSPSリソースのリリースを指示するPDCCHの数B2との和は第2数値以下である条件であって、前記第2数値は前記タイムスロットにおける下り伝送機会の個数である条件と、のうちの少なくとも1つの第1条件を満たす場合、SPSリソースのリリースを指示するPDCCHのHARQ-ACKフィードバックをHARQ-ACKフィードバックシーケンスにおける参照時間領域リソースに基づいて決定されたフィードバック位置にマッピングすること、をさらに含み、
B1及びB2はいずれも1以上の正整数である。
【0010】
選択的に、前記HARQ-ACKフィードバック方法において、
端末は、受信されるべきB1個のSPS PDSCH伝送が含まれたタイムスロットにおいてSPSリソースのリリースを指示するB2個のPDCCHを受信することを期待せず、且つB1とB2との和は前記第1数値より大きく、及び/又は、端末は、受信されるべきB1個のSPS PDSCH伝送が含まれたタイムスロットにおいてSPSリソースのリリースを指示するB2個のPDCCHを受信することを期待せず、且つB1とB2との和は前記第2数値より大きい。
【0011】
選択的に、前記HARQ-ACKフィードバック方法は、
前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHが指示したリリースするSPS PDSCHにおいて、前記受信されるべきSPS PDSCHのうちのいずれも含まれない条件と、
前記受信されるべきSPS PDSCHにおいて、目標SPS PDSCHが含まれない条件であって、前記目標SPS PDSCHは、前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHが指示したリリースするSPS PDSCHのうちの、最小又は最大のSPS設定のインデックスを有するSPS PDSCHである条件と、
前記受信されるべきSPS PDSCHにおいて、前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHが指示したリリースするSPS PDSCHのうちの一部のSPS PDSCHが含まれる条件と、のうちの1つの条件である1つ目の第2条件と、
前記受信されるべきSPS PDSCHと前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHは同一の優先度を有する2つ目の第2条件と、
前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHと、前記受信されるべきSPS PDSCHとに対しては、同じタイムスロット又はサブタイムスロットにおいてHARQ-ACK伝送を行う3つ目の第2条件と、
前記受信されるべきSPS PDSCHと前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHは同じキャリアで伝送される4つ目の第2条件と、
1つのタイムスロットにおいて受信が端末によりサポートされたユニキャストPDSCHの最大数が1以上である5つ目の第2条件と、
端末は、準静的ハイブリッド自動再送要求確認情報伝送方式を用いるように構成される6つ目の第2条件と、のうちの少なくとも1つを満たす場合、SPSリソースのリリースを指示するPDCCHのHARQ-ACKフィードバックをHARQ-ACKフィードバックシーケンスにおける参照時間領域リソースに基づいて決定されたフィードバック位置にマッピングすること、をさらに含む。
【0012】
選択的に、前記HARQ-ACKフィードバック方法は、
前記参照時間領域リソースは、前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHが指示した時間領域リソースであること、又は、
前記参照時間領域リソースは、前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHが指示したリリースするSPS PDSCHに対応する時間領域リソースであること、に基づいて前記参照時間領域リソースを決定すること、をさらに含む。
【0013】
選択的に、前記HARQ-ACKフィードバック方法において、
前記参照時間領域リソースは、前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHが指示したリリースするSPS PDSCHに対応する時間領域リソースであるとき、
前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHが1つのSPS PDSCHのリリースのみを指示する場合、前記参照時間領域リソースは、前記リリースされるSPS PDSCHに対応する時間領域リソースであり、
前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHが複数のSPS PDSCHを共同でリリースする場合、
前記参照時間領域リソースは、共同でリリースされる複数のSPS PDSCHのうちの最小又は最大のSPS設定のインデックスを有するSPS PDSCHに対応する時間領域リソースであり、又は、前記参照時間領域リソースは、共同でリリースされる複数のSPS PDSCHのうちの、前記タイムスロットにおいて伝送されるSPS PDSCHのうちの最小又は最大のSPS設定のインデックスを有するSPS PDSCHに対応する時間領域リソースである。
【0014】
選択的に、前記HARQ-ACKフィードバック方法において、
前記参照時間領域リソースと、前記受信されるべきSPS PDSCHの時間領域リソースとは、オーバーラップせず又は同じ下り伝送機会のインデックスに対応しないこと、
又は、
前記参照時間領域リソースと、前記受信されるべきSPS PDSCHのうちの少なくとも1つのSPS PDSCHの時間領域リソースとが、オーバーラップし又は同じ下り伝送機会のインデックスに対応する場合、前記受信されるべきSPS PDSCHのうちの前記参照時間領域リソースとオーバーラップするSPS PDSCH又は同じ下り伝送機会のインデックスに対応するSPS PDSCHに対してHARQ-ACKフィードバックを行わないことをさらに含む。
【0015】
選択的に、前記HARQ-ACKフィードバック方法において、
前記参照時間領域リソースと、前記受信されるべきSPS PDSCHのうちの少なくとも1つのSPS PDSCHの時間領域リソースとが、オーバーラップし又は同じ下り伝送機会のインデックスに対応する場合、前記受信されるべきSPS PDSCHのうちの前記参照時間領域リソースとオーバーラップするSPS PDSCH又は同じ下り伝送機会のインデックスに対応するSPS PDSCHに対してHARQ-ACKフィードバックを行わないことは、
前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHを、前記タイムスロットにおける、前記受信されるべきSPS PDSCHのうちの前記参照時間領域リソースとオーバーラップするSPS PDSCH又は同じ下り伝送機会のインデックスに対応するSPS PDSCHの開始又は終了のシンボルより遅れない位置で伝送すること、をさらに含む。
【0016】
選択的に、前記HARQ-ACKフィードバック方法において、
前記参照時間領域リソースは、前記タイムスロットにおいて上りシンボルと衝突しない。
選択的に、前記HARQ-ACKフィードバック方法において、
前記受信されるべきSPS PDSCHは、
前記SPS PDSCHは、HARQ-ACKを行われる必要があるSPS PDSCHである条件、及び
前記SPS PDSCHは、上位層シグナリングにより設定されたタイムスロット構成に基づいて上りシンボルと衝突しないように決定されたSPS PDSCHである条件、の少なくとも1つを満たす。
【0017】
本開示の実施例は、基地局に応用されるハイブリッド自動再送要求確認HARQ-ACKフィードバック方法をさらに提供し、前記方法は、
半永続的スケジューリングSPS物理下り共有チャネルPDSCH伝送(SPS PDSCH)を送信するべきタイムスロットにおいてSPSリソースのリリースを指示する物理下り制御チャネルPDCCHを送信した場合、前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHのHARQ-ACKフィードバックがHARQ-ACKフィードバックシーケンスにおける参照時間領域リソースに基づいて決定されたフィードバック位置にマッピングされることを決定することと、
前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHのHARQ-ACKフィードバックが含まれるHARQ-ACKフィードバックシーケンスを受信することと、を含む。
【0018】
選択的に、前記HARQ-ACKフィードバック方法は、
前記送信されるべきSPS PDSCHの数B1とSPSリソースのリリースを指示するPDCCHの数B2との和は第1数値以下である条件であって、前記第1数値は1つのタイムスロットにおいて受信がサポートされたユニキャストPDSCHの最大数である条件と、
前記送信されるべきSPS PDSCHの数B1とSPSリソースのリリースを指示するPDCCHの数B2との和は第2数値以下である条件であって、前記第2数値は前記タイムスロットにおける下り伝送機会の個数である条件と、のうちの少なくとも1つの第1条件を満たす場合、前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHのHARQ-ACKフィードバックがHARQ-ACKフィードバックシーケンスにおける参照時間領域リソースに基づいて決定されたフィードバック位置にマッピングされることを決定すること、をさらに含み、
B1及びB2はいずれも1以上の正整数である。
【0019】
選択的に、前記HARQ-ACKフィードバック方法は、
前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHが指示したリリースするSPS PDSCHにおいて、前記送信されるべきSPS PDSCHのうちのいずれも含まれない条件と、
前記送信されるべきSPS PDSCHにおいて、目標SPS PDSCHが含まれない条件であって、前記目標SPS PDSCHは、前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHが指示したリリースするSPS PDSCHのうちの、最小又は最大のSPS設定のインデックスを有するSPS PDSCHである条件と、
前記送信されるべきSPS PDSCHにおいて、前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHが指示したリリースするSPS PDSCHのうちの一部のSPS PDSCHが含まれる条件と、のうちの1つの条件である1つ目の第2条件と、
前記送信されるべきSPS PDSCHと前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHは同一の優先度を有する2つ目の第2条件と、
前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHと、前記送信されるべきSPS PDSCHとは、同じタイムスロット又はサブタイムスロットにおいてHARQ-ACK伝送を行う3つ目の第2条件と、
前記送信されるべきSPS PDSCHと前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHは同じキャリアで伝送される4つ目の第2条件と、
1つのタイムスロットにおいて受信が端末によりサポートされたユニキャストPDSCHの最大数が1以上である5つ目の第2条件と、
端末は、準静的ハイブリッド自動再送要求確認情報伝送方式を用いるように構成される6つ目の第2条件と、のうちの少なくとも1つを満たす場合、SPSリソースのリリースを指示するPDCCHのHARQ-ACKフィードバックがHARQ-ACKフィードバックシーケンスにおける参照時間領域リソースに基づいて決定されたフィードバック位置にマッピングされることを決定すること、をさらに含む。
【0020】
選択的に、前記HARQ-ACKフィードバック方法は、
前記参照時間領域リソースは、前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHが指示した時間領域リソースであること、又は、
前記参照時間領域リソースは、前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHが指示したリリースするSPS PDSCHに対応する時間領域リソースであること、に基づいて前記参照時間領域リソースを決定すること、をさらに含む。
【0021】
選択的に、前記HARQ-ACKフィードバック方法において、
前記参照時間領域リソースは、前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHが指示したリリースするSPS PDSCHに対応する時間領域リソースであるとき、
前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHが1つのSPS PDSCHのリリースのみを指示する場合、前記参照時間領域リソースは、前記リリースされるSPS PDSCHに対応する時間領域リソースであり、
前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHが複数のSPS PDSCHを共同でリリースする場合、
前記参照時間領域リソースは、共同でリリースされる複数のSPS PDSCHのうちの最小又は最大のSPS設定のインデックスを有するSPS PDSCHに対応する時間領域リソースであり、又は、前記参照時間領域リソースは、共同でリリースされる複数のSPS PDSCHのうちの、前記タイムスロットにおいて伝送されるSPS PDSCHのうちの最小又は最大のSPS設定のインデックスを有するSPS PDSCHに対応する時間領域リソースである。
【0022】
選択的に、前記HARQ-ACKフィードバック方法は、
前記参照時間領域リソースと、前記受信されるべきSPS PDSCHの時間領域リソースとは、オーバーラップせず又は同じ下り伝送機会のインデックスに対応しないこと、
又は、
前記参照時間領域リソースと、前記受信されるべきSPS PDSCHのうちの少なくとも1つのSPS PDSCHの時間領域リソースとが、オーバーラップし又は同じ下り伝送機会のインデックスに対応する場合、前記受信されるべきSPS PDSCHのうちの前記参照時間領域リソースとオーバーラップするSPS PDSCH又は同じ下り伝送機会のインデックスに対応するSPS PDSCHに対してHARQ-ACKフィードバックを行わない。
【0023】
選択的に、前記HARQ-ACKフィードバック方法において、
前記参照時間領域リソースと、前記受信されるべきSPS PDSCHのうちの少なくとも1つのSPS PDSCHの時間領域リソースとが、オーバーラップし又は同じ下り伝送機会のインデックスに対応する場合、前記受信されるべきSPS PDSCHのうちの前記参照時間領域リソースとオーバーラップするSPS PDSCH又は同じ下り伝送機会のインデックスに対応するSPS PDSCHに対してHARQ-ACKフィードバックを行わないことは、
前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHを、前記タイムスロットにおける、前記受信されるべきSPS PDSCHのうちの前記参照時間領域リソースとオーバーラップするSPS PDSCH又は同じ下り伝送機会のインデックスに対応するSPS PDSCHの開始又は終了のシンボルより遅れない位置で伝送すること、をさらに含む。
【0024】
選択的に、前記HARQ-ACKフィードバック方法において、
前記参照時間領域リソースは、前記タイムスロットにおいて上りシンボルと衝突しない。
選択的に、前記HARQ-ACKフィードバック方法において、
前記送信されるべきSPS PDSCHは、
前記SPS PDSCHは、HARQ-ACKを行われる必要があるSPS PDSCHである条件、及び
前記SPS PDSCHは、上位層シグナリングにより設定されたタイムスロット構成に基づいて上りシンボルと衝突しないように決定されたSPS PDSCHである条件、の少なくとも1つを満たす。
【0025】
本開示の実施例は、端末をさらに提供し、当該端末は、送受信機、メモリ、プロセッサ、及びメモリに記憶されたプロセッサで実行可能なプログラムを含み、
前記プロセッサは、メモリにおけるプログラムを読み取り、
半永続的スケジューリングSPS物理下り共有チャネルPDSCH伝送(SPS PDSCH)を受信するべきタイムスロットにおいてSPSリソースのリリースを指示する物理下り制御チャネルPDCCHを受信した場合、SPSリソースのリリースを指示するPDCCHのHARQ-ACKフィードバックをHARQ-ACKフィードバックシーケンスにおける参照時間領域リソースに基づいて決定されたフィードバック位置にマッピングするプロセスと、
前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHのHARQ-ACKフィードバックが含まれるHARQ-ACKフィードバックシーケンスを伝送するプロセスと、を実行するように構成される。
【0026】
選択的に、前記端末において、
前記受信されるべきSPS PDSCHの数B1とSPSリソースのリリースを指示するPDCCHの数B2との和は第1数値以下である条件であって、前記第1数値は1つのタイムスロットにおいて受信がサポートされたユニキャストPDSCHの最大数である条件と、
前記受信されるべきSPS PDSCHの数B1とSPSリソースのリリースを指示するPDCCHの数B2との和は第2数値以下である条件であって、前記第2数値は前記タイムスロットにおける下り伝送機会の個数である条件と、のうちの少なくとも1つの第1条件を満たす場合、
前記プロセッサは、SPSリソースのリリースを指示するPDCCHのHARQ-ACKフィードバックをHARQ-ACKフィードバックシーケンスにおける参照時間領域リソースに基づいて決定されたフィードバック位置にマッピングするように構成され、
B1及びB2はいずれも1以上の正整数である。
【0027】
選択的に、前記端末において、
端末は、受信されるべきB1個のSPS PDSCH伝送が含まれたタイムスロットにおいてSPSリソースのリリースを指示するB2個のPDCCHを受信することを期待せず、且つB1とB2との和は前記第1数値より大きく、及び/又は、端末は、受信されるべきB1個のSPS PDSCH伝送が含まれたタイムスロットにおいてSPSリソースのリリースを指示するB2個のPDCCHを受信することを期待せず、且つB1とB2との和は前記第2数値より大きい。
【0028】
選択的に、前記端末において、
前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHが指示したリリースするSPS PDSCHにおいて、前記受信されるべきSPS PDSCHのうちのいずれも含まれない条件と、
前記受信されるべきSPS PDSCHにおいて、目標SPS PDSCHが含まれない条件であって、前記目標SPS PDSCHは、前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHが指示したリリースするSPS PDSCHのうちの、最小又は最大のSPS設定のインデックスを有するSPS PDSCHである条件と、
前記受信されるべきSPS PDSCHにおいて、前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHが指示したリリースするSPS PDSCHのうちの一部のSPS PDSCHが含まれる条件と、のうちの1つの条件である1つ目の第2条件と、
前記受信されるべきSPS PDSCHと前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHは同一の優先度を有する2つ目の第2条件と、
前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHと、前記受信されるべきSPS PDSCHとに対しては、同じタイムスロット又はサブタイムスロットにおいてHARQ-ACK伝送を行う3つ目の第2条件と、
前記受信されるべきSPS PDSCHと前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHは同じキャリアで伝送される4つ目の第2条件と、
1つのタイムスロットにおいて受信が端末によりサポートされたユニキャストPDSCHの最大数が1以上である5つ目の第2条件と、
端末は、準静的ハイブリッド自動再送要求確認情報伝送方式を用いるように構成される6つ目の第2条件と、のうちの少なくとも1つを満たす場合、前記プロセッサは、SPSリソースのリリースを指示するPDCCHのHARQ-ACKフィードバックをHARQ-ACKフィードバックシーケンスにおける参照時間領域リソースに基づいて決定されたフィードバック位置にマッピングするように構成される。
【0029】
選択的に、前記端末において、
前記プロセッサは、さらに、
前記参照時間領域リソースは、前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHが指示した時間領域リソースであること、又は、
前記参照時間領域リソースは、前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHが指示したリリースするSPS PDSCHに対応する時間領域リソースであること、に基づいて前記参照時間領域リソースを決定するように構成される。
【0030】
選択的に、前記端末において、
前記参照時間領域リソースは、前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHが指示したリリースするSPS PDSCHに対応する時間領域リソースであるとき、
前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHが1つのSPS PDSCHのリリースのみを指示する場合、前記参照時間領域リソースは、前記リリースされるSPS PDSCHに対応する時間領域リソースであり、
前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHが複数のSPS PDSCHを共同でリリースする場合、
前記参照時間領域リソースは、共同でリリースされる複数のSPS PDSCHのうちの最小又は最大のSPS設定のインデックスを有するSPS PDSCHに対応する時間領域リソースであり、又は、前記参照時間領域リソースは、共同でリリースされる複数のSPS PDSCHのうちの、前記タイムスロットにおいて伝送されるSPS PDSCHのうちの最小又は最大のSPS設定のインデックスを有するSPS PDSCHに対応する時間領域リソースである。
【0031】
選択的に、前記端末において、
前記参照時間領域リソースと、前記受信されるべきSPS PDSCHの時間領域リソースとは、オーバーラップせず又は同じ下り伝送機会のインデックスに対応せず、
又は、
前記参照時間領域リソースと、前記受信されるべきSPS PDSCHのうちの少なくとも1つのSPS PDSCHの時間領域リソースとが、オーバーラップし又は同じ下り伝送機会のインデックスに対応する場合、前記受信されるべきSPS PDSCHのうちの前記参照時間領域リソースとオーバーラップするSPS PDSCH又は同じ下り伝送機会のインデックスに対応するSPS PDSCHに対してHARQ-ACKフィードバックを行わない。
【0032】
選択的に、前記端末において、
前記参照時間領域リソースと、前記受信されるべきSPS PDSCHのうちの少なくとも1つのSPS PDSCHの時間領域リソースとが、オーバーラップし又は同じ下り伝送機会のインデックスに対応する場合、前記受信されるべきSPS PDSCHのうちの前記参照時間領域リソースとオーバーラップするSPS PDSCH又は同じ下り伝送機会のインデックスに対応するSPS PDSCHに対してHARQ-ACKフィードバックを行わないことは、
前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHを、前記タイムスロットにおける、前記受信されるべきSPS PDSCHのうちの前記参照時間領域リソースとオーバーラップするSPS PDSCH又は同じ下り伝送機会のインデックスに対応するSPS PDSCHの開始又は終了のシンボルより遅れない位置で伝送すること、をさらに含む。
【0033】
選択的に、前記端末において、
前記参照時間領域リソースは、前記タイムスロットにおいて上りシンボルと衝突しない。
選択的に、前記端末において、
前記受信されるべきSPS PDSCHは、
前記SPS PDSCHは、HARQ-ACKを行われる必要があるSPS PDSCHである条件、及び
前記SPS PDSCHは、上位層シグナリングにより設定されたタイムスロット構成に基づいて上りシンボルと衝突しないように決定されたSPS PDSCHである条件、の少なくとも1つを満たす。
【0034】
本開示の実施例は、基地局をさらに提供し、当該基地局は、送受信機、メモリ、プロセッサ、及びメモリに記憶されたプロセッサで実行可能なプログラムを含み、
前記プロセッサは、メモリにおけるプログラムを読み取り、
半永続的スケジューリングSPS物理下り共有チャネルPDSCH伝送(SPS PDSCH)を送信するべきタイムスロットにおいてSPSリソースのリリースを指示する物理下り制御チャネルPDCCHを送信した場合、前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHのHARQ-ACKフィードバックがHARQ-ACKフィードバックシーケンスにおける参照時間領域リソースに基づいて決定されたフィードバック位置にマッピングされることを決定するプロセスと、
前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHのHARQ-ACKフィードバックが含まれるHARQ-ACKフィードバックシーケンスを受信するプロセスと、を実行するように構成される。
【0035】
選択的に、前記基地局において、
前記送信されるべきSPS PDSCHの数B1とSPSリソースのリリースを指示するPDCCHの数B2との和は第1数値以下である条件であって、前記第1数値は1つのタイムスロットにおいて受信がサポートされたユニキャストPDSCHの最大数である条件と、
前記送信されるべきSPS PDSCHの数B1とSPSリソースのリリースを指示するPDCCHの数B2との和は第2数値以下である条件であって、前記第2数値は前記タイムスロットにおける下り伝送機会の個数である条件と、のうちの少なくとも1つの第1条件を満たす場合、前記プロセッサは、前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHのHARQ-ACKフィードバックがHARQ-ACKフィードバックシーケンスにおける参照時間領域リソースに基づいて決定されたフィードバック位置にマッピングされることを決定するように構成され、
B1及びB2はいずれも1以上の正整数である。
【0036】
選択的に、前記基地局において、
前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHが指示したリリースするSPS PDSCHにおいて、前記送信されるべきSPS PDSCHのうちのいずれも含まれない条件と、
前記送信されるべきSPS PDSCHにおいて、目標SPS PDSCHが含まれない条件であって、前記目標SPS PDSCHは、前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHが指示したリリースするSPS PDSCHのうちの、最小又は最大のSPS設定のインデックスを有するSPS PDSCHである条件と、
前記送信されるべきSPS PDSCHにおいて、前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHが指示したリリースするSPS PDSCHのうちの一部のSPS PDSCHが含まれる条件と、のうちの1つの条件である1つ目の第2条件と、
前記送信されるべきSPS PDSCHと前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHは同一の優先度を有する2つ目の第2条件と、
前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHと、前記送信されるべきSPS PDSCHとは、同じタイムスロット又はサブタイムスロットにおいてHARQ-ACK伝送を行う3つ目の第2条件と、
前記送信されるべきSPS PDSCHと前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHは同じキャリアで伝送される4つ目の第2条件と、
1つのタイムスロットにおいて受信が端末によりサポートされたユニキャストPDSCHの最大数が1以上である5つ目の第2条件と、
端末は、準静的ハイブリッド自動再送要求確認情報伝送方式を用いるように構成される6つ目の第2条件と、のうちの少なくとも1つを満たす場合、SPSリソースのリリースを指示するPDCCHのHARQ-ACKフィードバックがHARQ-ACKフィードバックシーケンスにおける参照時間領域リソースに基づいて決定されたフィードバック位置にマッピングされることを決定する。
【0037】
選択的に、前記基地局において、
前記プロセッサは、さらに、
前記参照時間領域リソースは、前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHが指示した時間領域リソースであること、又は、
前記参照時間領域リソースは、前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHが指示したリリースするSPS PDSCHに対応する時間領域リソースであること、に基づいて前記参照時間領域リソースを決定するように構成される。
【0038】
選択的に、前記基地局において、
前記参照時間領域リソースは、前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHが指示したリリースするSPS PDSCHに対応する時間領域リソースであるとき、
前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHが1つのSPS PDSCHのリリースのみを指示する場合、前記参照時間領域リソースは、前記リリースされるSPS PDSCHに対応する時間領域リソースであり、
前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHが複数のSPS PDSCHを共同でリリースする場合、
前記参照時間領域リソースは、共同でリリースされる複数のSPS PDSCHのうちの最小又は最大のSPS設定のインデックスを有するSPS PDSCHに対応する時間領域リソースであり、又は、前記参照時間領域リソースは、共同でリリースされる複数のSPS PDSCHのうちの、前記タイムスロットにおいて伝送されるSPS PDSCHのうちの最小又は最大のSPS設定のインデックスを有するSPS PDSCHに対応する時間領域リソースである。
【0039】
選択的に、前記基地局において、
前記参照時間領域リソースと、前記受信されるべきSPS PDSCHの時間領域リソースとは、オーバーラップせず又は同じ下り伝送機会のインデックスに対応せず、
又は、
前記参照時間領域リソースと、前記受信されるべきSPS PDSCHのうちの少なくとも1つのSPS PDSCHの時間領域リソースとが、オーバーラップし又は同じ下り伝送機会のインデックスに対応する場合、前記受信されるべきSPS PDSCHのうちの前記参照時間領域リソースとオーバーラップするSPS PDSCH又は同じ下り伝送機会のインデックスに対応するSPS PDSCHに対してHARQ-ACKフィードバックを行わない。
【0040】
選択的に、前記基地局において、
前記参照時間領域リソースと、前記受信されるべきSPS PDSCHのうちの少なくとも1つのSPS PDSCHの時間領域リソースとが、オーバーラップし又は同じ下り伝送機会のインデックスに対応する場合、前記受信されるべきSPS PDSCHのうちの前記参照時間領域リソースとオーバーラップするSPS PDSCH又は同じ下り伝送機会のインデックスに対応するSPS PDSCHに対してHARQ-ACKフィードバックを行わないことは、
前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHを、前記タイムスロットにおける、前記受信されるべきSPS PDSCHのうちの前記参照時間領域リソースとオーバーラップするSPS PDSCH又は同じ下り伝送機会のインデックスに対応するSPS PDSCHの開始又は終了のシンボルより遅れない位置で伝送すること、をさらに含む。
【0041】
選択的に、前記基地局において、
前記参照時間領域リソースは、前記タイムスロットにおいて上りシンボルと衝突しない。
選択的に、前記基地局において、
前記送信されるべきSPS PDSCHは、
前記SPS PDSCHは、HARQ-ACKを行われる必要があるSPS PDSCHである条件、及び
前記SPS PDSCHは、上位層シグナリングにより設定されたタイムスロット構成に基づいて上りシンボルと衝突しないように決定されたSPS PDSCHである条件、の少なくとも1つを満たす。
【0042】
本開示の実施例は、端末に応用されるハイブリッド自動再送要求確認HARQ-ACKフィードバック装置をさらに提供し、前記装置は、
半永続的スケジューリングSPS物理下り共有チャネルPDSCH伝送(SPS PDSCH)を受信するべきタイムスロットにおいてSPSリソースのリリースを指示する物理下り制御チャネルPDCCHを受信した場合、SPSリソースのリリースを指示するPDCCHのHARQ-ACKフィードバックをHARQ-ACKフィードバックシーケンスにおける参照時間領域リソースに基づいて決定されたフィードバック位置にマッピングするように構成される位置マッピングモジュールと、
前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHのHARQ-ACKフィードバックが含まれるHARQ-ACKフィードバックシーケンスを伝送するように構成される伝送モジュールと、を含む。
【0043】
本開示の実施例は、基地局に応用されるハイブリッド自動再送要求確認HARQ-ACKフィードバック装置をさらに提供し、前記装置は、
半永続的スケジューリングSPS物理下り共有チャネルPDSCH伝送(SPS PDSCH)を送信するべきタイムスロットにおいてSPSリソースのリリースを指示する物理下り制御チャネルPDCCHを送信した場合、前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHのHARQ-ACKフィードバックがHARQ-ACKフィードバックシーケンスにおける参照時間領域リソースに基づいて決定されたフィードバック位置にマッピングされることを決定するように構成される位置決定モジュールと、
前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHのHARQ-ACKフィードバックが含まれるHARQ-ACKフィードバックシーケンスを受信するように構成される受信モジュールと、を含む。
【0044】
本開示の実施例は、プロセッサ可読記憶媒体をさらに提供し、前記プロセッサ可読記憶媒体にプログラムが記憶されており、前記プログラムがプロセッサによって実行されるとき、上記いずれか1項に記載のHARQ-ACKフィードバック方法を実現させる。
【発明の効果】
【0045】
本開示の上記技術案は、少なくとも以下のような有益効果を有する。
【0046】
本開示の実施例に記載したHARQ-ACKフィードバック方法を採用すれば、準静的HARQ-ACKコードブックによる伝送を使用して1つのタイムスロットにおいて最大A(Aが1より大きい)個のユニキャストPDSCHの受信をサポートする端末に対し、SPSリソースのリリースを指示するPDCCHのHARQ-ACKフィードバックを、HARQ-ACKフィードバックシーケンスにおける参照時間領域リソースに基づいて決定されたフィードバック位置にマッピングし、それにより、関連技術における複数のSPS設定をサポートする場合、SPSリソースのリリースを指示するPDCCHに対してHARQ-ACKフィードバックを行う方式が不明確であるという問題を解決することができる。
【図面の簡単な説明】
【0047】
図1】K0とK1との関係構成の模式図である。
図2】本開示に係る1つの実施例に記載したHARQ-ACKフィードバック方法のフロー模式図である。
図3】SLIVと下り伝送機会の決定の模式図である。
図4】本開示に係る別の1つの実施例に記載したHARQ-ACKフィードバック方法のフロー模式図である。
図5】本開示に係る1つの実施例のタイムスロットの構造模式図である。
図6】本開示に係る実施例における端末の構造模式図である。
図7】本開示に係る実施例における基地局の構造模式図である。
図8】本開示に係る1つの実施例に記載したHARQ-ACKフィードバック装置の構造模式図である。
図9】本開示に係る別の1つの実施例に記載したHARQ-ACKフィードバック装置の構造模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0048】
本開示が解決しようとする技術課題、技術案及び利点をより明確にするために、以下は、添付の図を参照しながら詳しく説明する。
【0049】
本開示の実施例は、HARQ-ACKフィードバック方法を提供し、半永続的スケジューリングSPS物理下り共有チャネルPDSCH伝送を受信するべきタイムスロットにおいてSPSリソースのリリースを指示する物理下り制御チャネルPDCCHを受信した場合、参照時間領域リソースに基づいてSPSリソースのリリースを指示するPDCCHのHARQ-ACKフィードバックをマッピングし、それにより、関連技術における複数のSPS設定をサポートする場合、SPSリソースのリリースを指示するPDCCHに対してHARQ-ACKフィードバックを行う方式が不明確であるという問題を解決する。
【0050】
本開示の実施例の前記HARQ-ACKフィードバック方法を明確に説明するために、以下は、まず前記HARQ-ACKフィードバック方法の応用シーンについて説明する。
現在の無線通信システムは、柔軟なタイミング関係をサポートする。物理下り共有チャネル(PDSCH:Physical DownlinkShared Channel)に対し、そのスケジューリング情報を運ぶ物理下り制御チャネル(PDCCH:Physical Downlink Control Channel)は、PDSCHとPDCCHとの間のスケジューリングタイミング関係(Scheduling timing、即ち、K0)及びPDSCHからそれに対応するHARQ-ACKへの間のフィードバックタイミング関係(HARQ-ACK timing、即ち、K1)を指示する。具体的に、PDCCHに用いられる下り制御情報(DCI:Downlink Control Information)フォーマットにおける時間領域リソースの割り当ての指示フィールドは、PDSCHの位置するタイムスロットとDCIの位置するタイムスロットとのタイムスロットオフセットK0を指示し、DCIフォーマットにおけるPDSCHからHARQ-ACKのフィードバックタイミングの指示フィールドは、PDSCH終了からHARQ-ACK開始までの間のタイムスロットの個数K1を指示し、即ち、以下の図1に示すように、タイムスロットnにおいて伝送するPDSCHに対しては、タイムスロットn+K1においてHARQ-ACK伝送を行う。K1のフルセットは{0、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15}であり、通常、端末に最大8つの値が設定される。
【0051】
現在の通信システムは、さらに、準静的(semi-static)及び動的(dynamic)の2種のHARQ-ACKコードブック(codebook)の生成方式をサポートする。いわゆるHARQ-ACK codebookは、同じ時間領域位置又は上りチャネルにおいてHARQ-ACKフィードバックが行われる下り伝送(PDSCH及び下りSPSリソースのリリースを指示するPDCCHを含み、下りSPSリソースのリリースを指示するPDCCHはSPS release PDCCH又はSPS PDSCH releaseとも称され得る)に対して生成されたHARQ-ACKフィードバックシーケンスである。
準静的HARQ-ACK codebookは、K1集合、各下りキャリア(のアクティブ化したBWP上で)に対応する下り時間領域リソース割り当て情報テーブル(即ち、時間領域リソース割り当て(TDRA:Time Domain Resource Allocation)テーブル又は集合であって、テーブルにおける各行には、1種の時間領域スケジューリング状況を表し、開始シンボル、シンボルの個数、スケジューリングタイミング(即ち、K0)等の情報が与えられてもよい)、準静的な上り・下り配合比(設定された場合)、PDSCHの繰り返し伝送回数(設定された場合)等のパラメータに基づいて、1つの上りタイムスロット又はサブタイムスロットに対応する下り伝送機会集合MA,Cを決定するものである。
【0052】
当該下り伝送機会集合は、準静的なものであり、具体的なスケジューリング状況につれて変わることがなく、従って、上記準静的に設定されたパラメータに基づいて、PUCCHを伝送するキャリアにおける1つの上りタイムスロット又はサブタイムスロットに対応する各下りキャリアでの下り伝送機会集合MA,Cを唯一に決定することができ、それにより、各キャリアのMA,Cに基づいて各キャリアに対応するPUCCHを伝送するキャリアにおける1つの上りタイムスロット又はサブタイムスロットで同じPUCCHにより伝送されるHARQ-ACK情報シーケンスを決定し、ここで、シーケンスの長さは、MA,Cにおける要素の個数及び各伝送機会(要素)自身に対応するHARQ-ACKフィードバックビット数であり、HARQ-ACKフィードバック情報のソートは、MA,CにおけるPDSCHの位置に従って行われたものである。
【0053】
具体的に、タイムスロットに基づくPUCCHの伝送を例として、各キャリアcに対して、K1集合における各K1値に基づいて、対応する、slot nにおいてHARQ-ACKフィードバックを行うタイムスロット集合を決定する。このタイムスロット集合における各タイムスロットにおいて、端末が1つのタイムスロットにおいて1つより大きいunicast PDSCHを受信することをサポートするか否かに基づいて、各タイムスロットに対応する下り伝送機会を決定する。仮に端末が1つのタイムスロットにおいて1つより大きいunicast PDSCHを受信することをサポートする場合、TDRAテーブルにおける各種の時間領域位置(1つの時間領域位置は、1つの開始・長さ指示数値(SLIV:Start and Length Indicator Value)と呼ばれてもよく、1つの開始シンボルと伝送シンボルの個数との組み合わせを表す)に基づいて、所定の規則に従ってSLIVを相互オーバーラップの状況に応じて複数のグループに分割し、各グループに1つの下り伝送が存在すると考えられ(それは、オーバーラップするSLIVがただスケジューリングの柔軟性を提供するためのものであるが、実際のスケジューリングにおいてその中から1つのSLIVのみを選択して用い、2つのPDSCHをスケジューリングしてオーバーラップするSLIVを同時に使用しないからであり)、それにより、1つのタイムスロットにおいてTDMの場合に存在する最大の下り伝送の個数を決定する。
【0054】
仮に端末が1つのタイムスロットにおいて1つより大きいunicast PDSCHを受信することをサポートしない場合、1つのタイムスロットが1つの下り伝送機会に対応すると決定する。仮に準静的上り・下りタイムスロットの構成を設定した場合、1つのタイムスロットにおいて、SLIVに含まれるシンボル集合に上りシンボルが存在すると、上り・下りリソースの衝突が存在するため、当該下り伝送は実際に発生せず、従って、当該SLIVがSLIV集合から取り除かれてもよく、そして、1つのタイムスロットにおいて下り時間領域リソース割り当て情報に基づいて決定されたシンボルがいずれも下り又は柔軟なシブルシンボルであることを満たす場合に限り、当該下り伝送が当該タイムスロットにおいて存在可能であるようになって、1つのタイムスロットにおけるすべてのSLIVが取り除かれた場合、当該タイムスロットは取り除かれることになった。上記方式に従って、各キャリアに対応するMA,Cを取得し、MA,Cに基づいてタイムスロットnにおけるキャリアcのHARQ-ACK情報シーケンスを決定し、それは、シーケンスのサイズとHARQ-ACKの具体的な内容及び順番を含み、最後に、各々のキャリアに対応するHARQ-ACK情報シーケンスを、キャリア番号の昇順に従ってカスケード接続し、このように、1つの端末がPUCCHを伝送するキャリアでの1つの上りタイムスロット又はサブタイムスロットにおいてPUCCHにより伝送するHARQ-ACKコードブックが構成される。
【0055】
上記HARQ-ACKコードブックの決定ルールに従ってSPS PDSCH伝送を設定した場合、SPSリソースのリリースを指示するPDCCHに対してHARQ-ACKフィードバックを行う必要があり、且つ、上記MA,C集合にSPSリソースのリリースを指示するPDCCHが含まれているため、HARQ-ACKコードブックは、SPSリソースのリリースを指示するPDCCHのHARQ-ACKを含むものである。
【0056】
このルールを基に、1つのキャリアにおいて複数のSPS設定に対応するSPS PDSCH伝送が存在する場合、各タイムスロットのいずれにも、少なくとも1つのSPS設定に対応するSPS PDSCH伝送が存在することが発生する可能性があり、1つのタイムスロットにおいて最大A(Aが1より大きい)個のunicast PDSCHの受信能力のみをサポートする端末に対し、SPSリソースのリリースを指示するPDCCHに対して如何にHARQ-ACKフィードバックを行うかという方式をさらに明確にする必要があるため、本開示の実施例は、当該技術課題を解決するために用いられるHARQ-ACKフィードバック方法を提供する。
【0057】
本開示の1つの実施例に記載したHARQ-ACKフィードバック方法において、図2に示すように、前記方法は、端末に応用され、S210及びS220を含む。
S210において、半永続的スケジューリングSPS物理下り共有チャネルPDSCH伝送(SPS PDSCH)を受信するべきタイムスロットにおいてSPSリソースのリリースを指示する物理下り制御チャネルPDCCHを受信した場合、SPSリソースのリリースを指示するPDCCHのHARQ-ACKフィードバックをHARQ-ACKフィードバックシーケンスにおける参照時間領域リソースに基づいて決定されたフィードバック位置にマッピングする。
S220において、前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHのHARQ-ACKフィードバックが含まれるHARQ-ACKフィードバックシーケンスを伝送する。
【0058】
本開示の実施例に記載したHARQ-ACKフィードバック方法を採用すれば、準静的HARQ-ACKコードブック伝送を使用して1つのタイムスロットにおいて最大A(Aが1より大きい)個のユニキャストPDSCHの受信をサポートする端末に対し、SPSリソースのリリースを指示するPDCCHのHARQ-ACKフィードバックを、HARQ-ACKフィードバックシーケンスにおける参照時間領域リソースに基づいて決定されたフィードバック位置にマッピングし、それにより、複数のSPS設定をサポートする場合、SPSリソースのリリースを指示するPDCCHに対してHARQ-ACKフィードバックを行う方式が不明確であるという相関技術の問題を解決する。
【0059】
なお、受信されるべきSPS PDSCHは、すべてのアクティブ化された又は設定されたSPSを含まず、その代わりに、特定のルールによるスクリーニングを経て残したSPS PDSCHであってもよく、即ち、本開示の実施例における受信されるべきSPS PDSCHは、特定のルールに基づいて受信する必要がない又はHARQ-ACKフィードバックを行う必要がないと決定したSPSでなく、特定のルールに基づいて受信しようとする且つHARQ-ACKフィードバックを行おうとすると決定したSPS PDSCHである。例えば、1つのタイムスロットにおいて複数のSPS PDSCHを設定し、且つ複数のSPS PDSCHが時間領域リソースにおいてオーバーラップする場合、受信されるべきSPSは、オーバーラップルールに基づいて決定されたオーバーラップするSPS PDSCHのうちのSPS設定のインデックスが最小であるSPS PDSCHであり、複数のSPS PDSCHを含むものではない。また、例えば、1つのタイムスロットにおいて最大N1個のunicast PDSCHの受信をサポートするが、現在タイムスロットにおいてN1より大きいN2個のSPS PDSCHが存在する場合、N2個のSPS PDSCHから、SPS設定のインデックスの昇順に、受信されるべきSPS PDSCHとしてN1個以下のSPS PDSCHを選択する。また、例えば、1つのタイムスロットにN2個のSPS PDSCHが含まれ、その中のN3個のSPS PDSCHの位置するシンボル集合には上位層により設定された上りシンボルが含まれ(即ち、上りシンボルとの衝突が存在し)、これらの上りシンボルと衝突するSPS PDSCHは、受信されるべきSPS PDSCHではなく、即ち、N2個のSPS PDSCHのうちの、衝突のある当該N3個のSPS PDSCHを除去した後のSPS PDSCHは、受信されるべきSPS PDSCHである。当然のことながら、上記受信されるべきSPS PDSCHについての説明は、例示的なものに過ぎず、上記限定をしなくてもよく、即ち、このタイムスロットにおいて伝送するよう設定されたSPS PDSCHとなる。
【0060】
HARQ-ACKフィードバックシーケンス、即ち上記HARQ-ACKコードブックは、上記説明した方式に基づいて決定されてもよく、ここでは説明を省略する。
なお、本開示の実施例では、スデップS210において、
前記受信されるべきSPS PDSCHの数B1とSPSリソースのリリースを指示するPDCCHの数B2との和は第1数値以下である条件であって、前記第1数値は1つのタイムスロットにおいて受信がサポートされたユニキャストPDSCHの最大数である条件と、
前記受信されるべきSPS PDSCHの数B1とSPSリソースのリリースを指示するPDCCHの数B2との和は第2数値以下である条件であって、前記第2数値は前記タイムスロットにおける下り伝送機会の個数である条件と、のうちの少なくとも1つの第1条件を満たす場合、SPSリソースのリリースを指示するPDCCHのHARQ-ACKフィードバックをHARQ-ACKフィードバックシーケンスにおける参照時間領域リソースに基づいて決定されたフィードバック位置にマッピングし、
B1及びB2はいずれも1以上の正整数である。
【0061】
上記実施形態に基づいて、上記の少なくとも1つである第1条件を満たすと決定した場合、SPSリソースのリリースを指示するPDCCHのHARQ-ACKフィードバックを、HARQ-ACKフィードバックシーケンスにおける参照時間領域リソースに基づいて決定されたフィードバック位置にマッピングし、そうでない場合、SPSリソースのリリースを指示するPDCCHに対してHARQ-ACKをフィードバックせず、又は当該スケジューリングをエラースケジューリングとして考え、つまり、端末は、受信されるべきB1個のSPS PDSCH伝送が含まれるタイムスロットにおいてSPSリソースのリリースを指示するB2個のPDCCHを受信することを期待せず、且つB1とB2との和は前記第1数値より大きい、及び/又は、端末は、受信されるべきB1個のSPS PDSCH伝送が含まれるタイムスロットにおいてSPSリソースのリリースを指示するB2個のPDCCHを受信することを期待せず、且つB1とB2との和は前記第2数値より大きい。当然のことながら、上記判断を行わず、1つのタイムスロットにおいてSPS PDSCHだけでなく、SPSリソースのリリースを指示するPDCCHもある場合、常にSPSリソースのリリースを指示するPDCCHのHARQ-ACKフィードバックを、HARQ-ACKフィードバックシーケンスにおける参照時間領域リソースに基づいて決定されたフィードバック位置にマッピングする。
【0062】
なお、異なるタイムスロットに対応する第2数値の大きさは、同じであり又は異なる可能性があり、それは、異なるタイムスロットが同じTDRAテーブルに対応して下り伝送機会の個数を決定するが、異なるタイムスロットが異なるタイムスロット構成を有する可能性があり、そして、異なるタイムスロット構成で得られたTDRAテーブルにおける利用可能なSLIV集合が異なる可能性があるからである。
【0063】
さらに、本開示の実施例で言及した下り伝送機会は、候補PDSCH伝送機会である。下り伝送機会の個数は、1つのタイムスロットにおいてTDM伝送を行うことができるPDSCHの最大個数(即ち、第2数値である)を表し、当該個数は、事前に決定されたTDRAテーブルに限定され、当該テーブルは、複数の行を含んでもよく、各行は、1つの時間領域リソース情報(SLIVであって、開始シンボル及び伝送長さ情報を少なくとも含む)を提供してもよく、1つのSLIVについて、1つのPDSCH伝送位置を決定することができるが、TDRAテーブルは、基地局が1つのタイムスロットにおけるどのシンボルで、そしていくつのシンボルのシンボル長さで1つのPDSCHを伝送するかを柔軟に選択できることをサポートするものであるため、TDRAテーブルにおける各行によるSLIVの間にオーバーラップがある可能性があり、例えば、第一行によるSLIVは、開始シンボルがシンボル1であり、伝送シンボル長さが7つのシンボルであると指示し、第二行によるSLIVは、開始シンボルがシンボル2であり、伝送長さが7つのシンボルであると指示し、第三行によるSLIVは、開始シンボルがシンボル3であり、伝送長さが5つのシンボルであると指示する等、明らかに、この3つのSLIVの間に互いにオーバーラップしたため、基地局は、実際のスケジューリングする場合、この3つのSLIVから1つのみを選択してPDSCHを伝送し、この中の1つのSLIVを選択してPDSCHを伝送すると、それとオーバーラップする他のSLIVをPDSCH伝送に使用することはない。
【0064】
当然のことながら、TDRAテーブルに互いにオーバーラップしないSLIVをさらに含んでもよく、従って、TDRAテーブルに基づいて、SLIVの間の関係に応じて、所定の規則に従って複数のSLIVグループに分割することができ、各グループには、PDSCH伝送を行うための1つのSLIVが存在してもよく、従って、SLIVグループの個数は、1つのタイムスロットにおける候補PDSCH伝送機会の個数を决定し、そして、上記SLIVグループの分割を行う前に、各SLIVに対して現在のタイムスロットにおける準静的に設定されたタイムスロット構成(存在する場合)に基づいて、さらにTDRAテーブルにおける利用不可能なSLIVを取り除くことができ、利用不可能なSLIVとは、このSLIVに指示されるシンボル集合に少なくとも1つのシンボルが準静的に設定された上りシンボルである。上りシンボルにおいて下り伝送を伝送することができないため、このSLIVは、実際にPDSCH伝送をスケジューリングするために用いられず、SPS PDSCH伝送に割り当てられても、このSPS PDSCHは伝送されない。各タイムスロットの準静的タイムスロット構成が異なる可能性があるため、上記利用不可能なSLIVを取り除く動作は、各タイムスロットに対して個別に行うものであり、従って、異なるタイムスロットに対して取り除かれたSLIVが異なる可能性があり、それにより、異なるタイムスロットにおいてサポート可能な下り伝送機会の個数は、異なってもよい。
【0065】
具体的に、仮に端末は1つのタイムスロットにおいて1つより大きいunicast PDSCHの受信をサポートする場合、TDRAテーブルにおけるSLIV集合に基づいて、所定の規則に応じてSLIVのグループ化を行い、そして、終了位置が最も早い1つ目のSLIVを見つけてこのSLIVを基準とし、開始位置がこのSLIVの終了位置の前にあるすべてのSLIVを見つけてこれらのSLIVを1つの可能な下り伝送機会に対応する1つのグループとし、その後、SLIV集合からこれらのSLIVを取り除き、TDRAテーブルに含まれるすべてのSLIVに対する処理済みまで、残りのSLIVに対して上記スデップをオーバーラップし、複数の下り伝送機会を得る。図3に示すように、得られた結果については、要素A/B/Cによる1つのグループが1つの下り伝送機会に対応し、元素D/Eによる1つのグループが1つの下り伝送機会に対応し、つまり、合計2つの下り伝送機会を得ることになり、即ち、このタイムスロットにおいてオーバーラップしないPDSCH伝送が最大2つある。
【0066】
当然のことながら、実際の場合、2つのPDSCHの伝送である可能性があり、1つPDSCHのみの伝送である可能性もあり、具体的にPDSCHに割り当てられたSLIVに依存する。例えば、1つのPDSCHがSLIV-Cを割り当てられて使用する場合、このSLIVが他のすべてのSLIVとオーバーラップするため、他のすべてのSLIVが利用不可能となり、このとき、1つのPDSCHのみ存在する。また、例えば、1つのPDSCHがSLIV-Bを割り当てられて使用する一方、別の1つのPDSCHがSLIV-Dを割り当てられて使用する場合、この2つのSLIVはオーバーラップせず、2つのPDSCHはいずれも、伝送可能である。準静的HARQ-ACKは、フィードバックのビットが安定でスケジューリングの状況につれて変化しないことを保証する必要があるため、準静的HARQ-ACKの伝送する場合、各タイムスロットに対して下り伝送機会の最大の個数に応じてHARQ-ACKフィードバック位置を予約し、実際に存在するPDSCHの個数に応じて、この個数のPDSCHのHARQ-ACKを対応するSLIVに基づいて対応する位置にマッピングすればよく、対応するPDSCHを受信しないHARQ-ACK位置にNACKをプレースホルダーとして生成する。
図3の例において、このタイムスロットに対して、準静的HARQ-ACKフィードバックシーケンスにおいて2つのHARQ-ACKフィードバック位置を予約したことに該当する。仮にこのタイムスロットにA-Eのうちの1つのSLIVを実際に使用するPDSCHのみが存在する場合、このPDSCHに使用されるSLIVが第1グループのSLIVに属するか、第2グループのSLIVに属するかに基づいて、このPDSCHのHARQ-ACKがこのタイムスロットに対応する2つのHARQ-ACK位置のうちのどの位置にマッピングされることを知ることができる。例えば、このPDSCHがA/B/Cのうちの1つのSLIVを用いる場合、1つ目のHARQ-ACK位置にマッピングされ、D/Eのうちの1つのSLIVを用いる場合、2つ目のHARQ-ACK位置にマッピングされる。各HARQ-ACK位置でのHARQ-ACKビット数は、必ず1ビットであるとは限らず、現在のキャリアでのPDSCH伝送の設定に依存するものであり、例えば、2つのTB伝送モードを設定し、且つHARQ-ACK空間バンドリング(spatial bundling、即ち、2つのTBのHARQ-ACKの間で論理積を行い、1ビットのHARQ-ACKを得る操作である)を設定しない場合、1つのHARQ-ACK位置が2ビットのフィードバックであり、それぞれ各伝送ブロック(TB:Transport Block)に対応する。1つのTB伝送モードを設定し、又は2つのTB伝送モード及びHARQ-ACK空間バンドリングを設定した場合、1つのHARQ-ACK位置が1ビットのフィードバックである。また、例えば、CBGに基づく伝送及びフィードバックを設定した場合、さらに1つのTBを分割したコードブロックグループ(CBG:Code Block Group)の個数と合わせてHARQ-ACKフィードバックのビット数を決定する必要があり、各TBの各CBGはいずれも1ビットのフィードバックに対応する。
【0067】
上記SLIVのグループ化、及び準静的コードブックがSLIVのグループ化に基づいて得られた下り伝送機会の個数に応じてフィードバックシーケンスにおけるHARQ-ACKフィードバック位置を決定する方式において、1つのタイムスロットにおいて1つのSPSリソースのリリースを指示するPDCCHが存在する場合、このPDCCHもHARQ-ACKフィードバックを行われる必要があり、それにより、HARQ-ACKフィードバックシーケンスにおけるこのPDCCHのHARQ-ACKの位置を得るために、1つの参照SLIVが必要となる。この参照として選ばれたSLIVは、TDRAテーブルからのものであり、HARQ-ACKフィードバックシーケンスにおけるHARQ-ACK位置は、TDRAテーブルにおけるすべての使用可能なSLIVに基づいて決定され、PDCCHに対応する参照SLIVを含むことが明らかであるため、PDCCHについては、参照SLIVに基づいてHARQ-ACKフィードバックシーケンスにおいて対応するフィードバック位置を必ず見つけることができる。
【0068】
しかし、異なる参照SLIVの定義において、異なる状況が発生する可能性がある。例えば、参照SLIVがPDCCH自身が指示したものである場合、基地局は、SLIVを選択するとき、現在のタイムスロットにおいて既に使用されたSLIVと衝突しないSLIVを選択することを保証することができ、このように、このSLIVに基づいてPDCCHのHARQ-ACKフィードバック位置を決定することにより、既に存在した他の伝送(例えば、このタイムスロットにおけるSPS PDSCH)のHARQ-ACKと衝突することはない。当然のことながら、このタイムスロットにおいて自体に存在しているSPS PDSCHが既にこのタイムスロットの下り伝送機会個数に達した場合、任意のSLIVを参照して決定されるPDCCHのHARQ-ACKフィードバック位置は、いずれも現在の既に存在しているあるSPS PDSCHのHARQ-ACKフィードバック位置と衝突するものであることを意味し、それは、この参照SLIVは必ずあるSLIVグループに属し、そして各SLIVグループにおいて既に使用されたSLIVが1つ存在し、このグループにおけるいずれか1つのSLIVを用いても同じHARQ-ACKフィードバック位置を得て、フィードバック位置の衝突が存在することになる。この場合、PDCCHのHARQ-ACKをフィードバックしようとすると、HARQ-ACKフィードバックシーケンスにおけるこのタイムスロットに対して予約するHARQ-ACKフィードバック位置を増やさない場合、PDCCHのHARQ-ACK伝送に用いられるために、HARQ-ACKフィードバック位置におけるあるSPS PDSCHに対応するHARQ-ACKフィードバック位置を置換するしかできず、この置換されたSPS PDSCHのHARQ-ACKは、伝送され得なくなる。この置換の状況を回避しようとする場合、基地局が、下り伝送機会個数のSPS PDSCH伝送が既に含まれているタイムスロットにおいてSPSリソースのリリースを指示するPDCCHを送信しないとスケジューリングにより限定する必要があり、それは、送信した場合、HARQ-ACKフィードバック位置の不足に起因した、PDCCHが他のSPS PDSCHのHARQ-ACKフィードバック位置を占有してフィードバックを行う必要がある状況が現れる。
【0069】
また、例えば、PDCCHの参照SLIVがPDCCHがリリースしたSPS PDSCHのSLIVである場合、参照となるこのSPS PDSCHもこのPDCCH伝送のタイムスロットにおいて伝送されるか否かに依存する。そして、
1)伝送されない場合、PDCCH伝送のタイムスロットにおいて、他のタイムスロットから伝送するSPS PDSCHのSLIVを借用するとき、上記衝突が依然として存在する可能性がある。それは、PDCCHを伝送するタイムスロットにおけるSPS PDSCHと、PDCCHがリリースするSPS PDSCHとが異なるSPS設定に対応するとしても、両者が異なるタイムスロットにおいて伝送するため、そのSLIVが完全に同じであっても、又はオーバーラップが存在したとしても、HARQ-ACKフィードバックの間の相互影響が存在しないからである。また、HARQ-ACKフィードバック位置が各タイムスロットに対して個別に予約したものであるため、参照SLIVを用いてPDCCHのHARQ-ACKフィードバック位置を決定するとき、このタイムスロットにおける他のSPS PDSCHのHARQ-ACKフィードバック位置と衝突することが現れる可能性がある。この衝突を解决するために、同様に上記方式のうちの1つを採用してもよく、例えば、PDCCHの参照SLIVと衝突するSPS PDSCHのHARQ-ACKフィードバック位置を占用してPDCCHのHARQ-ACKを伝送し、そして、この参照SLIVと衝突するSPS PDSCHのHARQ-ACKは、伝送できなくなり、又は、基地局によるスケジューリングを回避し、即ち、衝突のないタイムスロットを選択してこのPDCCHを送信し、即ち、端末側は、PDCCHの参照SLIVと衝突するSPS PDSCHが含まれるタイムスロットにおいてこのPDCCHを伝送することを期待しない。参照SLIVと現在のタイムスロットにおけるSPS PDSCHのSLIVとは衝突しない場合、参照SLIVに基づいて1つのHARQ-ACKフィードバック位置を決定し、現在のタイムスロットにおいて存在するSPS PDSCHのHARQ-ACKフィードバックに影響を与えない上に、PDCCHのHARQ-ACKをフィードバックすることができる。
2)伝送される場合、このSLIVを借用して、PDCCHのHARQ-ACKを伝送するようにHARQ-ACKフィードバック位置を決定するとき、このタイムスロットにおける他のSPS PDSCH(このPDCCH以外のPDCCHが指示したリリースするSPS PDSCH、及び、このPDCCHが指示したリリースするSPS PDSCHのうちの上記参照されるSPS PDSCH以外のSPS PDSCHを含む可能性がある)のHARQ-ACKフィードバックに影響を与えず、そして、リリースされるSPS PDSCHのSLIVに対応するHARQ-ACKフィードバック位置を占用することも合理的な動作であり、それは、このSPS PDSCHが既にリリースされたため、そのHARQ-ACKフィードバック位置は、空きにしてPDCCHのHARQ-ACKの伝送に用いられ得る。
【0070】
本開示の実施例に記載したHARQ-ACKフィードバック方法であって、
前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHが指示したリリースするSPS PDSCHにおいて、前記受信されるべきSPS PDSCHのうちのいずれも含まれない条件と、
前記受信されるべきSPS PDSCHにおいて、目標SPS PDSCHが含まれない条件であって、前記目標SPS PDSCHは、前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHが指示したリリースするSPS PDSCHのうちの、最小又は最大のSPS設定のインデックスを有するSPS PDSCHである条件と、
前記受信されるべきSPS PDSCHにおいて、前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHが指示したリリースするSPS PDSCHのうちの一部のSPS PDSCHが含まれる条件と、のうちの1つの条件である1つ目の第2条件と、
前記受信されるべきSPS PDSCHと前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHは同一の優先度を有する2つ目の第2条件と、
前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHと、前記受信されるべきSPS PDSCHとに対しては、同じタイムスロット又はサブタイムスロットにおいてHARQ-ACK伝送を行う3つ目の第2条件と、
前記受信されるべきSPS PDSCHと前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHは同じキャリアで伝送される4つ目の第2条件と、
1つのタイムスロットにおいて受信が端末によりサポートされたユニキャストPDSCHの最大数が1以上である5つ目の第2条件と、
端末は、準静的ハイブリッド自動再送要求確認情報伝送方式を用いるように構成される6つ目の第2条件と、のうちの少なくとも1つを満たす場合、SPSリソースのリリースを指示するPDCCHのHARQ-ACKフィードバックをHARQ-ACKフィードバックシーケンスにおける参照時間領域リソースに基づいて決定されたフィードバック位置にマッピングする。
【0071】
本開示の実施例に記載したHARQ-ACKフィードバック方法を採用し、以上の第2条件の少なくとも1つの条件を満たす場合、SPSリソースのリリースを指示するPDCCHのHARQ-ACKフィードバックをHARQ-ACKフィードバックシーケンスにおける参照時間領域リソースに基づいて決定されたフィードバック位置にマッピングし、そうではない場合、本開示で提供される方式を採用してSPSリソースのリリースを指示するPDCCHのHARQ-ACKを伝送しなくてもよく、当然のことながら、本開示で提供される方式を採用してSPSリソースのリリースを指示するPDCCHのHARQ-ACKを伝送できることも排除しない。
【0072】
選択的に、1つ目の的第2条件において、
前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHが指示したリリースするSPS PDSCHに、前記受信されるべきSPS PDSCHのうちのいずれか1つが含まれない。つまり、タイムスロットに受信されるべきSPS PDSCHがB1個であり、SPSリソースのリリースを指示する受信されるPDCCHがB2個である場合、B1個のSPS PDSCHは、前記SPSリソースのリリースを指示するB2個のPDCCHが指示したリリースするSPS PDSCHに含まれず、言い換えると、SPSリソースのリリースを指示するB2個のPDCCHが指示したリリースするSPS PDSCHは、B1個のSPS PDSCHに含まれない。
前記受信されるべきSPS PDSCHにおいて、目標SPS PDSCHが含まれず、前記目標SPS PDSCHは、前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHが指示したリリースするSPS PDSCHのうちの、最小又は最大のSPS設定のインデックスを有するSPS PDSCHである。つまり、タイムスロットにおいて受信されるべきSPS PDSCHがB1個であり、SPSリソースのリリースを指示する受信されるPDCCHがB2個である場合、B1個のSPS PDSCHには、SPSリソースのリリースを指示する前記B2個のPDCCHのうちの、各PDCCHが指示したリリースするSPS PDSCHのうちの最小index又は最大indexを有するSPS PDSCHが含まれない。
その中の1つの実施例において、SPSリソースのリリースを指示するPDCCHが複数ある場合、当該最小index又は最大indexを有するSPS PDSCHは、各PDCCHが指示したリリースするSPS PDSCHのうちの最小SPS設定のインデックスを有するSPS PDSCHである。
前記受信されるべきSPS PDSCHに、前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHが指示したリリースするSPS PDSCHのうちの一部のSPS PDSCHが含まれる。つまり、タイムスロットにおいて受信されるべきSPS PDSCHがB1個であり、SPSリソースのリリースを指示する受信されるPDCCHがB2個である場合、B1個のSPS PDSCHは、前記SPSリソースのリリースを指示するB2個のPDCCHにおける各PDCCHが指示したリリースするSPS PDSCHのうちの一部のSPS PDSCHを含み、例えば、リリースを指示するSPS PDSCHのうちの、インデックスが最小でないSPS PDSCHのうちの少なくとも1つを含む。
なお、1つの実施例において、上記の1つ目の第2条件による限定が存在しない場合、いかなる場合に対しても、SPS PDSCH伝送が含まれるタイムスロットにおいてSPSリソースのリリースを指示するPDCCHを受信すると、SPSリソースのリリースを指示するPDCCHのHARQ-ACKフィードバックを伝送するように、常にSPSリソースのリリースを指示するPDCCHのHARQ-ACKフィードバックを、HARQ-ACKフィードバックシーケンスにおける参照時間領域リソースに基づいて決定されたフィードバック位置にマッピングすると考えられる。
【0073】
2つ目の第2条件において、前記受信されるべきSPS PDSCHは、前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHと同一の優先度を有する。つまり、タイムスロットにおいて受信されるべきSPS PDSCHがB1個であり、SPSリソースのリリースを指示する受信されるPDCCHがB2個である場合、SPSリソースのリリースを指示するB2個のPDCCHは、前記B1個のSPS PDSCHと同一の優先度を有する(即ち、SPSリソースのリリースを指示するPDCCHに対応するHARQ-ACKコードブックは、SPS PDSCHに対応するHARQ-ACKコードブックとの優先度が同一であり、ここで、SPSリソースのリリースを指示するPDCCHに対応するHARQ-ACKコードブックの優先度は、SPSリソースのリリースを指示するPDCCHがリリースするSPS PDSCHに対応するHARQ-ACKコードブックの優先度である)。当該第2条件に基づいて、前記SPSリソースのリリースを指示するB2個のPDCCHが前記B1個のSPS PDSCHと同一の優先度を有する場合、SPSリソースのリリースを指示するPDCCHのHARQ-ACKフィードバックを、HARQ-ACKフィードバックシーケンスにおける参照時間領域リソースに基づいて決定されたフィードバック位置にマッピングする。
【0074】
3つ目の第2条件において、SPSリソースのリリースを指示するPDCCHと、前記受信されるべきSPS PDSCHとに対しては、同じタイムスロット又はサブタイムスロットにおいてHARQ-ACK伝送を行う。つまり、タイムスロットにおいて受信されるべきSPS PDSCHがB1個であり、SPSリソースのリリースを指示する受信されるPDCCHがB2個である場合、SPSリソースのリリースを指示するB2個のPDCCHと、前記B1個のSPS PDSCHとに対しては、同じタイムスロット又はサブタイムスロットにおいてHARQ-ACK伝送を行い、即ち、前記SPSリソースのリリースを指示するB2個のPDCCHと、前記B1個のSPS PDSCHとに対しては、同じタイムスロット又はサブタイムスロットにおいてHARQ-ACK伝送を行う(つまり、同じPUCCHにおいてHARQ-ACK伝送を行い、即ち、前記PDCCHと前記SPS PDSCHは同じK1値に対応する)場合、SPSリソースのリリースを指示するPDCCHのHARQ-ACKフィードバックを、HARQ-ACKフィードバックシーケンスにおける参照時間領域リソースに基づいて決定されたフィードバック位置にマッピングする。
【0075】
さらに、本開示の実施例では、前記方法は、
前記参照時間領域リソースは、前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHが指示した時間領域リソースであること、又は、
前記参照時間領域リソースは、前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHが指示したリリースするSPS PDSCHに対応する時間領域リソースであること、に基づいて前記参照時間領域リソースを決定すること、をさらに含む。
選択的に、前記参照時間領域リソースは、前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHが指示したリリースするSPS PDSCHに対応する時間領域リソースであるとき、
前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHが1つのSPS PDSCHのリリースのみを指示する場合、前記参照時間領域リソースは、前記リリースされるSPS PDSCHに対応する時間領域リソースであり、
前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHが複数のSPS PDSCHを共同でリリースする場合、
前記参照時間領域リソースは、共同でリリースされる複数のSPS PDSCHのうちの最小又は最大のSPS設定のインデックスを有するSPS PDSCHに対応する時間領域リソースであり、又は、前記参照時間領域リソースは、共同でリリースされる複数のSPS PDSCHのうちの、前記タイムスロットにおいて伝送されるSPS PDSCHのうちの最小又は最大のSPS設定のインデックスを有するSPS PDSCHに対応する時間領域リソースである。
【0076】
本開示の実施例では、
前記参照時間領域リソースと、前記受信されるべきSPS PDSCHの時間領域リソースとは、オーバーラップせず又は同じ下り伝送機会のインデックスに対応しない(即ち、上記所定のルールに従ってTDRAテーブルにおけるSLIVをSLIVグループ化した後、各グループのSLIVは、1つの下り伝送機会に対応し、それにより、1つのタイムスロットに対応する複数の下り伝送機会の集合を得て、そして、集合において各下り伝送機会は、それぞれのインデックスを有し、このタイムスロットにおける下り伝送機会が何個目であるかを表し、このように、下り伝送機会のインデックスは、HARQ-ACKフィードバックシーケンスにおける、このタイムスロットにおける下り伝送機会集合のために予約されるHARQ-ACK位置におけるインデックス位置に対応する)、
又は、
前記参照時間領域リソースと、前記受信されるべきSPS PDSCHのうちの少なくとも1つのSPS PDSCHの時間領域リソースとが、オーバーラップし又は同じ下り伝送機会のインデックスに対応する場合、前記受信されるべきSPS PDSCHのうちの前記参照時間領域リソースとオーバーラップするSPS PDSCH又は同じ下り伝送機会のインデックスに対応するSPS PDSCHに対してHARQ-ACKフィードバックを行わない。
【0077】
選択的に、前記参照時間領域リソースと、前記受信されるべきSPS PDSCHのうちの少なくとも1つのSPS PDSCHの時間領域リソースとが、オーバーラップし又は同じ下り伝送機会のインデックスに対応する場合、前記受信されるべきSPS PDSCHのうちの前記参照時間領域リソースとオーバーラップするSPS PDSCH又は同じ下り伝送機会のインデックスに対応するSPS PDSCHに対してHARQ-ACKフィードバックを行わないことは、
前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHを、前記タイムスロットにおける、前記受信されるべきSPS PDSCHのうちの前記参照時間領域リソースとオーバーラップするSPS PDSCH又は同じ下り伝送機会のインデックスに対応するSPS PDSCHの開始又は終了のシンボルより遅れない位置で伝送すること、をさらに含む。
【0078】
なお、端末は、前記参照時間領域リソースが、前記受信されるべきSPS PDSCHの時間領域リソースとオーバーラップし又は同じ下り伝送機会(即ち、候補PDSCH伝送機会)のインデックスに対応することを期待せず、ここで、同じインデックスに対応することは、HARQ-ACKフィードバックシーケンスにおける同じHARQ-ACKフィードバック位置においてHARQ-ACKのマッピングを行うことを意味する。
具体的に、参照時間領域リソースがB1個のSPS PDSCHの時間領域リソースとオーバーラップしない又は同じ候補PDSCH伝送機会のインデックスに対応しない、又は、参照時間領域リソースがB1個のSPS PDSCHのうちの少なくとも1つのSPS PDSCHの時間領域リソースとオーバーラップし又は同じ候補PDSCH伝送機会のインデックスに対応する場合、参照時間領域リソースとオーバーラップするSPS PDSCH又は同じ候補PDSCH伝送機会のインデックスに対応するSPS PDSCHに対して、HARQ-ACKを生成させない。
【0079】
上記実施形態は、参照時間領域リソースとSPS PDSCHの時間領域リソースは衝突する(即ち、オーバーラップし又は同じ候補PDSCH伝送機会のインデックスに対応する)ことが許可され、この場合、参照時間領域リソースと衝突するSPS PDSCHのHARQ-ACKフィードバック位置を占用して、SPSリソースのリリースを指示するPDCCHのHARQ-ACKを伝送する必要があると解釈され得る。
【0080】
具体的に、1つのタイムスロットにおいてunicast PDSCH受信能力のみを有する端末に対し、当該タイムスロットにおいて受信されるべきSPS PDSCHが最大1つ存在することになり、そして、参照時間領域リソースと当該SPS PDSCHの時間領域リソースが衝突する場合、SPSリソースのリリースを指示するPDCCHのみに対してHARQ-ACKをフィードバックし、つまり、このSPS PDSCHに対するHARQ-ACKをフィードバックせず、その位置を、SPSリソースのリリースを指示するPDCCHに譲り出してHARQ-ACKのフィードバックを行うようにする。
【0081】
1つのタイムスロットにおいてマルチunicast PDSCH受信能力を有する端末に対し、当該タイムスロットにおいて受信されるべきSPS PDSCHが複数(当然のことながら、1つであってもよい)存在する可能性があり、そして、参照時間領域リソースが、複数のSPS PDSCHのうちの少なくとも1つの時間領域リソースと衝突する場合、SPSリソースのリリースを指示するPDCCHに対してHARQ-ACKをフィードバックするとともに、参照時間領域リソースと衝突するSPS PDSCHに対するHARQ-ACKのフィードバックを行わず(それは、その位置を、SPSリソースのリリースを指示するPDCCHに譲り出してHARQ-ACKのフィードバックを行うようにするからである)、しかし、複数のSPS PDSCHのうちの、参照時間領域リソースと衝突しない他のSPS PDSCHに対し、正常にHARQ-ACKのフィードバックを行うことができる。
【0082】
さらに、本開示の実施例では、スデップS210において、前記受信されるべきSPS PDSCHは、
前記SPS PDSCHは、HARQ-ACKを行われる必要があるSPS PDSCHである条件、及び
前記SPS PDSCHは、上位層シグナリングにより設定されたタイムスロット構成に基づいて上りシンボルと衝突しないように決定されたSPS PDSCHである条件、の少なくとも1つを満たす。
【0083】
さらに、参照時間領域リソースは、前記タイムスロットにおいて上りシンボルと衝突せず、そのうちの上りシンボルは、上位層シグナリングにより設定されたタイムスロット構成に基づいて決定された上りシンボルであり、上位層シグナリングによる設定がない場合、各シンボルは、柔軟なシブルシンボルであると考えられ、DCIスケジューリング又はSFI指示が存在する場合、上り又は下り伝送方向が存在することになる。
【0084】
その中の1つの実施形態において、受信されるべきSPS PDSCHは、HARQ-ACKのフィードバックを行われる必要があるSPS PDSCHであり、つまり、SPS PDSCH間の衝突が存在する場合(例えば、状況1:同じキャリアの同じタイムスロットにおいて、複数のSPS PDSCHの時間領域リソース同士はオーバーラップする。また、例えば、状況2:端末がタイムスロットにおいて最大A個のunicast PDSCHのみを受信することができる場合、このタイムスロットに設定された伝送するSPS PDSCHの個数がAより大きいと、所定のルールに従ってSPS PDSCHの選択を行う必要がある。また、例えば、状況3:上記状況1及び状況2が同時に存在する。また、例えば、状況4:1つのSPS PDSCHに含まれるシンボル集合に上りシンボルが存在することにより、このSPS PDSCHは、実際に伝送不可能になる)、衝突の後の、端末により受信され且つHARQ-ACKをフィードバックされる必要があると決定したSPS PDSCHを解決し、(例えば、状況1において、オーバーラップするSPS PDSCH同士に対する選択ルールに従って、オーバーラップするSPS PDSCH同士から最小SPS設定のインデックスを有するSPS PDSCHを選択して受信して、それに対しHARQ-ACKをフィードバックする。複数のSPS PDSCH同士のオーバーラップがある場合、所定のルールに従ってSPS設定のインデックスの昇順に、現在の最小インデックスのSPS PDSCHとオーバーラップする他のSPSを取り除き、その後、さらに、次の最小インデックスを有するSPS PDSCHを見つけて上記操作を繰り返し、それにより、互いに異なる複数のSPS PDSCHを一つずつ決定して受信して、それに対しHARQ-ACKをフィードバックし、そして、他のSPS PDSCHを受信せず、それのHARQ-ACKをフィードバックする必要もない。また、例えば、状況2において、所定のルールに従ってSPS設定のインデックスの昇順に、その中からA個以下のSPS PDSCHを選択して受信して、そのHARQ-ACKをフィードバックし、そして、他のSPS PDSCHを受信せず、それのHARQ-ACKをフィードバックする必要もない。また、例えば、状況3において、状況1におけるルールに従ってオーバーラップするSPSを処理し、互いにオーバーラップしない複数の受信されるべきSPS PDSCHを得て、さらに、Aの限定に基づいて状況2における方式に従って、これらのSPS PDSCHから受信可能なSPS PDSCHを選択して、それに対してHARQ-ACKをフィードバックし、そして、他のSPS PDSCHに対し、受信する必要もHARQ-ACKをフィードバックする必要もない。また、例えば、状況4において、このようなSPS PDSCHは、受信する必要も、HARQ-ACKのフィードバックを行う必要もないと決定する)。言い換えれば、前記B1個のSPS PDSCHは、時間領域において互いにオーバーラップしないB1個のSPS PDSCHである。
【0085】
本開示の実施例に記載したHARQ-ACKフィードバック方法を採用すれば、準静的HARQ-ACKコードブックによる伝送を採用して1つのタイムスロットにおいて最大A(Aが1より大きい)個のユニキャストPDSCHの受信をサポートする端末は、SPSリソースのリリースを指示するPDCCHのHARQ-ACKフィードバックを、HARQ-ACKフィードバックシーケンスにおける参照時間領域リソースに基づいて決定されたフィードバック位置にマッピングし、それにより、関連技術における複数のSPS設定をサポートする場合、SPSリソースのリリースを指示するPDCCHに対してHARQ-ACKフィードバックを行う方式が不明確であるという問題を解決することができる。
【0086】
本開示の実施例は、基地局に応用されるハイブリッド自動再送要求確認HARQ-ACKフィードバック方法をさらに提供し、図4に示すように、前記方法は、S410及びS420を含む。
S410において、半永続的スケジューリングSPS物理下り共有チャネルPDSCH伝送(SPS PDSCH)を送信するべきタイムスロットにおいてSPSリソースのリリースを指示する物理下り制御チャネルPDCCHを送信した場合、前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHのHARQ-ACKフィードバックがHARQ-ACKフィードバックシーケンスにおける参照時間領域リソースに基づいて決定されたフィードバック位置にマッピングされることを決定する。
S420において、前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHのHARQ-ACKフィードバックが含まれるHARQ-ACKフィードバックシーケンスを受信する。
【0087】
選択的に、前記HARQ-ACKフィードバック方法は、前記送信されるべきSPS PDSCHの数B1とSPSリソースのリリースを指示するPDCCHの数B2との和は第1数値以下である条件であって、前記第1数値は1つのタイムスロットにおいて受信がサポートされたユニキャストPDSCHの最大数である条件と、
前記送信されるべきSPS PDSCHの数B1とSPSリソースのリリースを指示するPDCCHの数B2との和は第2数値以下である条件であって、前記第2数値は前記タイムスロットにおける下り伝送機会の個数である条件と、のうちの少なくとも1つの第1条件を満たす場合、前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHのHARQ-ACKフィードバックがHARQ-ACKフィードバックシーケンスにおける参照時間領域リソースに基づいて決定されたフィードバック位置にマッピングされることを決定すること、をさらに含み、
B1及びB2はいずれも1以上の正整数である。
【0088】
選択的に、前記HARQ-ACKフィードバック方法は、
前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHが指示したリリースするSPS PDSCHにおいて、前記送信されるべきSPS PDSCHのうちのいずれも含まれない条件と、
前記送信されるべきSPS PDSCHにおいて、目標SPS PDSCHが含まれない条件であって、前記目標SPS PDSCHは、前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHが指示したリリースするSPS PDSCHのうちの、最小又は最大のSPS設定のインデックスを有するSPS PDSCHである条件と、
前記送信されるべきSPS PDSCHにおいて、前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHが指示したリリースするSPS PDSCHのうちの一部のSPS PDSCHが含まれる条件と、のうちの1つの条件である1つ目の第2条件と、
前記送信されるべきSPS PDSCHと前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHは同一の優先度を有する2つ目の第2条件と、
前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHと、前記送信されるべきSPS PDSCHとは、同じタイムスロット又はサブタイムスロットにおいてHARQ-ACK伝送を行う3つ目の第2条件と、
前記送信されるべきSPS PDSCHと前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHは同じキャリアで伝送される4つ目の第2条件と、
1つのタイムスロットにおいて受信が端末によりサポートされたユニキャストPDSCHの最大数が1以上である5つ目の第2条件と、
端末は、準静的ハイブリッド自動再送要求確認情報伝送方式を用いるように構成される6つ目の第2条件と、のうちの少なくとも1つを満たす場合、SPSリソースのリリースを指示するPDCCHのHARQ-ACKフィードバックがHARQ-ACKフィードバックシーケンスにおける参照時間領域リソースに基づいて決定されたフィードバック位置にマッピングされることを決定すること、をさらに含む。
【0089】
選択的に、前記HARQ-ACKフィードバック方法は、
前記参照時間領域リソースは、前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHが指示した時間領域リソースであること、又は、
前記参照時間領域リソースは、前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHが指示したリリースするSPS PDSCHに対応する時間領域リソースであること、に基づいて前記参照時間領域リソースを決定すること、をさらに含む。
【0090】
選択的に、前記HARQ-ACKフィードバック方法において、
前記参照時間領域リソースは、前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHが指示したリリースするSPS PDSCHに対応する時間領域リソースであるとき、
前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHが1つのSPS PDSCHのリリースのみを指示する場合、前記参照時間領域リソースは、前記リリースされるSPS PDSCHに対応する時間領域リソースであり、
前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHが複数のSPS PDSCHを共同でリリースする場合、
前記参照時間領域リソースは、共同でリリースされる複数のSPS PDSCHのうちの最小又は最大のSPS設定のインデックスを有するSPS PDSCHに対応する時間領域リソースであり、又は、前記参照時間領域リソースは、共同でリリースされる複数のSPS PDSCHのうちの、前記タイムスロットにおいて伝送されるSPS PDSCHのうちの最小又は最大のSPS設定のインデックスを有するSPS PDSCHに対応する時間領域リソースである。
【0091】
選択的に、前記HARQ-ACKフィードバック方法において、
前記参照時間領域リソースと、前記受信されるべきSPS PDSCHの時間領域リソースとは、オーバーラップせず又は同じ下り伝送機会のインデックスに対応しないこと、
又は、
前記参照時間領域リソースと、前記受信されるべきSPS PDSCHのうちの少なくとも1つのSPS PDSCHの時間領域リソースとが、オーバーラップし又は同じ下り伝送機会のインデックスに対応する場合、前記受信されるべきSPS PDSCHのうちの前記参照時間領域リソースとオーバーラップするSPS PDSCH又は同じ下り伝送機会のインデックスに対応するSPS PDSCHに対してHARQ-ACKフィードバックを行わないことをさらに含む。
【0092】
選択的に、前記参照時間領域リソースと、前記受信されるべきSPS PDSCHのうちの少なくとも1つのSPS PDSCHの時間領域リソースとが、オーバーラップし又は同じ下り伝送機会のインデックスに対応する場合、前記受信されるべきSPS PDSCHのうちの前記参照時間領域リソースとオーバーラップするSPS PDSCH又は同じ下り伝送機会のインデックスに対応するSPS PDSCHに対してHARQ-ACKフィードバックを行わないことは、
前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHを、前記タイムスロットにおける、前記受信されるべきSPS PDSCHのうちの前記参照時間領域リソースとオーバーラップするSPS PDSCH又は同じ下り伝送機会のインデックスに対応するSPS PDSCHの開始又は終了のシンボルより遅れない位置で伝送すること、をさらに含む。
【0093】
選択的に、前記HARQ-ACKフィードバック方法において、前記参照時間領域リソースは、前記タイムスロットにおいて上りシンボルと衝突しない。
【0094】
選択的に、前記HARQ-ACKフィードバック方法において、
前記送信されるべきSPS PDSCHは、
前記SPS PDSCHは、HARQ-ACKを行われる必要があるSPS PDSCHである条件、及び
前記SPS PDSCHは、上位層シグナリングにより設定されたタイムスロット構成に基づいて上りシンボルと衝突しないように決定されたSPS PDSCHである条件、の少なくとも1つを満たす。
【0095】
本開示の実施例に記載したHARQ-ACKフィードバック方法が基地局に応用される場合、採用した方法についての具体的な方式及び説明は、図2図3と合わせて上記の詳細の説明を参照することができ、ここでは説明を省略する。
【0096】
以下は、具体的な実施形態を参照して、本開示の実施例に記載したHARQ-ACKフィードバック方法の具体的なプロセスについて解釈及び説明を行う。
端末に5つのSPS設定が設定された場合、図5に示すように、準静的HARQ-ACKコードブックを採用し、簡単のために、K1集合={1、2}であり、端末が1つのタイムスロットにおいてunicast PDSCHを受信する能力は最大A=4個であると仮定し、即ち、1つのHARQ-ACKフィードバックタイムスロットにおけるHARQ-ACKコードブックに対応する1つの下りタイムスロットにおいて、最大4個のPDSCHのフィードバック情報が対応可能であり、簡単のために、各PDSCHのフィードバック情報が1ビットであり、SPSリソースのリリースを指示するPDCCHと各SPSのHARQ-ACKフィードバックの優先度が同じであり、TDRAテーブルに基づいてタイムスロットn、n+2においてC=4個の候補PDSCH伝送機会が存在すると決定することを仮定し、即ち、1つのタイムスロットにおいて最大4個のTDMのPDSCH伝送がスケジューリング可能であり、即ち、HARQ-ACKコードブックにおいてそれに対応する1つのHARQ-ACKをフィードバックされる必要があるタイムスロットに対し、4つのPDSCHのHARQ-ACK位置を予約し、そして、各々のPDSCHのフィードバック情報がいずれも1ビットである場合、各タイムスロットは、4ビットのHARQ-ACKに対応し、TDRAテーブルに従って、タイムスロットn+1においてC=3個の候補PDSCH伝送機会が存在すると決定する。
【0097】
上記設定パラメータに基づく実施形態1
基地局側
タイムスロットnにおいて、第1の方式について、4つのSPS伝送が既に存在しているため、基地局はSPS3リリースを指示するPDCCHを送信しようとすると、PDCCHに対してK1=1と設定するとき、タイムスロットnにおいて送信することができず、それは、タイムスロットnにおいて4つのPDSCH伝送が既に存在しており、且つC=4個の下り伝送機会のみをサポートし、もう1つの、SPSリソースのリリースを指示するPDCCH伝送をさらにサポートすることができず、HARQ-ACKは4つのPDSCHのみに対して予約したため、SPSリソースのリリースを指示するPDCCHのHARQ-ACKをもう1つ伝送することをさらにサポートすることはできないからである。又は、第2の方式について、基地局は、タイムスロットnにおいてSPS4、5のリリースを指示するPDCCHを送信することができるが、このPDCCHに対してK1=2と指示し、即ち、このPDCCHのHARQ-ACKとタイムスロットnにおけるSPS1-4のHARQ-ACKとが同じタイムスロット(同じPUCCH)において伝送されないようにし、それにより、正常に伝送し、タイムスロットn+1においてSPS1、2、4、5に対応するHARQ-ACKをそれぞれ受信し、タイムスロットn+2においてSPS3リソースのリリースを指示するPDCCHのHARQ-ACKを受信することができる。又は、第3の方式について、基地局は、タイムスロットnにおいてこのPDCCHを送信し、且つK1=1と指示し、この場合、このPDCCHのHARQ-ACKは、タイムスロットnにおけるSPS1、2、4、5のうちの1つのSPSのHARQ-ACKのフィードバック位置を占有してフィードバックを行うことになり、そして、このSPSのHARQ-ACKは、フィードバックを行うことができない。
端末側
第1の方式について、タイムスロットnにおいてSPSのリリースを指示するPDCCHを受信することを期待せず、それは、タイムスロットnにおいてSPSリソースのリリースを指示するPDCCHの合計数、及びSPS1、2、4、5の合計数がA=4、及びC=4より大きいことが発生する場合があるためである。又は、第2の方式について、端末は、タイムスロットnにおいてこのPDCCHを受信し、且つこのPDCCHのHARQ-ACKがタイムスロットn+2においてフィードバックされると決定した場合、タイムスロットn+1においてSPS1、2、4、5のHARQ-ACKをそれぞれフィードバックし、そしてタイムスロットn+2においてSPS3リソースのリリースを指示するPDCCHのHARQ-ACKをフィードバックすることができ、ここで、PDCCHのHARQ-ACK位置は、そのリリースしたSPS3におけるSPS3のSLIVに基づいて決定されたものであってもよい。又は、第3の方式について、端末は、タイムスロットnにおいてこのPDCCHを受信し、且つこのPDCCHのHARQ-ACK及びSPS1、2、4、5のHARQ-ACKがいずれもタイムスロットn+1においてフィードバックされると決定した場合、PDCCHが指示したリリースするSPS3のSLIVに基づいて、タイムスロットn+1におけるHARQ-ACKコードブックでの、当該PDCCHのHARQ-ACKのフィードバック位置を決定して、そのHARQ-ACKを対応する位置にマッピングし、そして、SPS1、2、4、5のうちの、PDCCHに対応するSLIVとオーバーラップし又は同じ下り伝送機会インデックスに対応するSPS(例えば、SPS5)に対し、タイムスロットn+1においてHARQ-ACKフィードバックを行わず、即ち、その位置を、SPSリソースのリリースを指示するPDCCHに譲り出してHARQ-ACKフィードバックを行うようにする。
【0098】
実施形態2
基地局側
タイムスロットn+1において、第1の方式について、3つのSPS伝送が既に存在しているため、基地局がSPS3及び/又は4のリリースを指示するPDCCHを送信しようとすると、PDCCHに対してK1=1と設定するとき、タイムスロットn+1において送信することができず、それは、タイムスロットn+1において3つのPDSCH伝送が既に存在しており、SPSリソースのリリースを指示する1つのPDCCH伝送を加えれば、合計数がA=4以下であるがタイムスロットn+1においてサポート可能な下り伝送機会の個数C=3を超えているためである。即ち、HARQ-ACKコードブックにおいて、タイムスロットn+1に3つの下り伝送機会に対応するHARQ-ACK位置のみが予約されており、仮に1つのSPSリソースのリリースを指示するPDCCHを増やしたら、余裕のフィードバック位置がない。又は、第2の方式について、基地局は、タイムスロットn+1においてSPS3、4のリリースを指示するPDCCHを送信することができるが、このPDCCHに対してK1=2と指示し、即ち、このPDCCHのHARQ-ACKと、タイムスロットn+1におけるSPS1、2、5のHARQ-ACKとが同じタイムスロット(同じPUCCH)において伝送されないようにし、それにより、正常に伝送し、それぞれタイムスロットn+2においてSPS1、2、5に対応するHARQ-ACKを受信し、タイムスロットn+3においてSPS3、4リソースのリリースを指示するPDCCHのHARQ-ACKを受信することできる。又は、第3の方式について、基地局は、タイムスロットn+1においてこのPDCCHを送信し、且つK1=1と指示し、この場合、このPDCCHのHARQ-ACKは、タイムスロットn+1におけるSPS1、2、5のうちの1つのSPSのHARQ-ACKフィードバック位置を占有してフィードバックを行うことにより、そして、このSPSのHARQ-ACKは、フィードバックを行うことができない。
端末側
第1の方式について、タイムスロットn+1においてSPS3、4リリースを指示するPDCCHを受信することを期待せず、それは、タイムスロットnにおいてSPSリソースのリリースを指示するPDCCHの合計数、及びタイムスロットnにおいてSPS1、2、5の合計数がC=3より大きい状況が現れるからである。又は、第2の方式について、端末は、タイムスロットn+1においてこのPDCCHを受信し、且つこのPDCCHのHARQ-ACKがタイムスロットn+3においてフィードバックされると決定した場合、それぞれタイムスロットn+2においてSPS1、2、5のHARQ-ACKをフィードバックし、タイムスロットn+3においてSPS3、4リソースのリリースを指示するPDCCHのHARQ-ACKをフィードバックすることができ、ここで、PDCCHのHARQ-ACK位置は、そのリリースしたSPS3、4におけるSPS3のSLIVに基づいて決定されたものであってもよい。又は、第3の方式について、端末は、タイムスロットn+1においてこのPDCCHを受信し、且つこのPDCCHのHARQ-ACK及びSPS1、2、5のHARQ-ACKがいずれもタイムスロットn+2においてフィードバックされると決定した場合、PDCCHが指示したリリースするSPS3、4のうちのSPS3のSLIVに基づいて、タイムスロットn+2におけるHARQ-ACKコードブックでの、当該PDCCHのHARQ-ACKのフィードバック位置を決定して、そのHARQ-ACKを対応する位置にマッピングし、そして、SPS1、2、5のうちの、PDCCHに対応するSLIVとオーバーラップし又は同じ下り伝送機会インデックスに対応するSPS(例えば、SPS5)に対し、タイムスロットn+2においてHARQ-ACKのフィードバックを行わず、即ち、その位置を、SPSリソースのリリースを指示するPDCCHに譲り出してHARQ-ACKフィードバックを行うようにする。
【0099】
実施形態3
基地局側は、タイムスロットn+2においてSPS3及びSPS4(具体的にはSPS設定3及び設定4に対応するPDSCH)リソースのリリースを共同指示する1つのPDCCHを送信し、このPDCCHのK1=1と指示することができる。仮に各SPS PDSCHに対応するK1=1、即ち、タイムスロットn+2における3つのSPS、及び1つのSPSリソースのリリースを指示するPDCCHのいずれに対しても、タイムスロットn+3においてHARQ-ACKのフィードバックを行い、そして、SPSリソースのリリースを指示するPDCCHがリリースするSPSは、タイムスロットn+2における3つのSPSに含まれていない。この場合、1つのタイムスロットに最大A=4個のPDSCHのHARQ-ACKのフィードバックをサポートし、且つタイムスロットn+2において最大C=4個の下り伝送機会をサポートしており、その際にタイムスロットn+2においてSPS、及びSPSリソースのリリースを指示するPDCCHが常にA及びCより以下であるため、SPSリソースのリリースを指示するPDCCHに対してHARQ-ACKのフィードバックを行うことができる。従って、端末は、PDCCHのHARQ-ACKを、タイムスロットn+3におけるHARQ-ACKコードブックにおいてそれの指示したリリースするSPS3、4のうちのSPS3のSLIVに基づいて決定されたHARQ-ACK位置にマッピングするとともに、PDCCHに対応するSLIV(SPS3のSLIV)が、タイムスロットn+2においてSPS1、2、5のうちのいずれか1つのSPSに対応するSLIVとオーバーラップするか否か又は同じ下り伝送機会のインデックスに対応するか否かを判断する。「ノー」と判断した場合、SPS1、2、5のHARQ-ACKをそれぞれタイムスロットn+3におけるHARQ-ACKコードブックにおいてSPS1、2、5のSLIVに基づいて決定されたHARQ-ACK位置にマッピングし、それにより、タイムスロットn+3の同じHARQ-ACKコードブックにおいて、タイムスロットn+2におけるSPS1、2、5及びSPS3、4リソースのリリースを指示するPDCCHのHARQ-ACKを伝送する。そして、「イエス」と判断した場合、SPS1、2、5のうちの、PDCCHに対応するSLIVとオーバーラップし又は同じ下り伝送機会のインデックスに対応するSPS(SPS5と仮定し)に対し、HARQ-ACKのフィードバックを行わず、即ち、タイムスロットn+3のHARQ-ACKコードブックにおいて、このSLIV又は下り伝送機会のインデックスに対応する位置に、SPSリソースのリリースを指示するPDCCHのHARQ-ACKがマッピングされており、SPS5のHARQ-ACKがさらにマッピングされ得なくなる。基地局側は、上記と同様の方式に従って、タイムスロットn+3においてHARQ-ACKコードブックを受信するとともに、その中からSPSリソースのリリースを指示するPDCCHとSPSとのHARQ-ACKを取得し、リリースが成功したか否か、及びSPS伝送が正確であるか否かを決定する。
【0100】
実施形態4
上記実施形態3において、基地局は、SPSリソースのリリースを指示するPDCCHに対しK1=2と指示し、即ち、タイムスロットn+4においてHARQ-ACKフィードバックを行ってもよい。この場合、タイムスロットn+2におけるSPS1、2、5とは同じタイムスロットにおいてフィードバックを行わないため、合計数がA及び/又はCより大きいか否かを判断する必要がなく、それぞれ対応するタイムスロットにおいてフィードバックを行ってもよく、即ち、端末は、それぞれタイムスロットn+3においてタイムスロットn+1におけるSPS1、2、5のHARQ-ACKをフィードバックし、及びタイムスロットn+4においてタイムスロットn+1におけるSPS3、4リソースのリリースを指示するPDCCHのHARQ-ACKをフィードバックする。ここで、HARQ-ACKコードブックでの、PDCCHのHARQ-ACKの位置は、それがリリースしたSPS3、4のうちのSPS3のSLIVに基づいて決定されたものである。フィードバックするタイムスロットが異なっているため、互いのSLIVが衝突しない。基地局側は、以上と同様の方式に従って、それぞれ、タイムスロットn+3においてタイムスロットn+1におけるSPS1、2、5のHARQ-ACKを受信し、タイムスロットn+4においてタイムスロットn+1におけるSPS3、4リソースのリリースを指示するPDCCHのHARQ-ACKを受信し、そして、その中からSPSリソースのリリースを指示するPDCCH及びSPSのHARQ-ACKを取得し、リリースが成功したか否か、及びSPS伝送が正確であるか否かを決定する。
【0101】
実施形態5
基地局は、タイムスロットn+2においてSPS3及びSPS5リソースのリリースを共同指示する1つのPDCCHを送信し、このPDCCHのK1=1と指示することができる。仮に各SPS PDSCHに対応するK1=1、即ち、タイムスロットn+2における3つのSPS、及び1つのSPSリソースのリリースを指示するPDCCHは、いずれも、タイムスロットn+3においてHARQ-ACKフィードバックを行い、そして、SPSリソースのリリースを指示するPDCCHがリリースしたSPSのうちの1つのSPS(SPS5、即ち、リリースされたSPSのうちのindexが最小であるSPSではない)は、タイムスロットn+2における3つのSPSに含まれなかった場合、1つのタイムスロットに最大A=4個のPDSCHのHARQ-ACKのフィードバックをサポートし、且つタイムスロットn+2において最大C=4個の下り伝送機会をサポートしており、その際にタイムスロットn+2においてSPS、及びSPSリソースのリリースを指示するPDCCHがAとC以下であるため、SPSリソースのリリースを指示するPDCCHに対してHARQ-ACKのフィードバックを行うことができる。従って、端末は、PDCCHのHARQ-ACKを、タイムスロットn+3におけるHARQ-ACKコードブックにおいてそれの指示したリリースするSPS3、5のうちのSPS3のSLIVに基づいて決定されたHARQ-ACK位置にマッピングするとともに、PDCCHに対応するSLIV(SPS3のSLIV)が、タイムスロットn+2においてSPS1、2、5のうちのいずれか1つのSPSに対応するSLIVとオーバーラップするか否か又は同じ下り伝送機会のインデックスに対応するか否かを判断する。「ノー」と判断した場合、SPS1、2、5のHARQ-ACKをそれぞれタイムスロットn+3におけるHARQ-ACKコードブックにおいてSPS1、2、5のSLIVに基づいて決定されたHARQ-ACK位置にマッピングし、それにより、タイムスロットn+3の同じHARQ-ACKコードブックにおいて、タイムスロットn+2におけるSPS1、2、5のHARQ-ACK及びSPS3、5リソースのリリースを指示するPDCCHのHARQ-ACKを伝送する。そして、「イエス」と判断した場合、SPS1、2、5のうちの、PDCCHに対応するSLIVとオーバーラップし又は同じ下り伝送機会のインデックスに対応するSPS(SPS2と仮定し)に対し、HARQ-ACKのフィードバックを行わず、即ち、タイムスロットn+3のHARQ-ACKコードブックにおいて、このSLIV又は下り伝送機会のインデックスに対応する位置に、SPSリソースのリリースを指示するPDCCHのHARQ-ACKがマッピングされており、SPS2のHARQ-ACKがさらにマッピングされ得なくなる。基地局側は、上記と同様の方式に従って、タイムスロットn+3においてHARQ-ACKコードブックを受信するとともに、その中からSPSリソースのリリースを指示するPDCCHとSPSとのHARQ-ACKを取得し、リリースが成功したか否か、及びSPS伝送が正確であるか否かを決定する。
【0102】
実施形態6
上記実施形態5において、基地局は、SPSリソースのリリースを指示するPDCCHに対しK1=2と指示し、即ち、タイムスロットn+4においてHARQ-ACKフィードバックを行ってもよい。この場合、タイムスロットn+2におけるSPS1、2、5とは同じタイムスロットにおいてフィードバックを行わないため、合計数がA及び/又はCより大きいか否かを判断する必要がなく、それぞれ対応するタイムスロットにおいてフィードバックを行うことができ、即ち、端末は、それぞれ、タイムスロットn+3においてタイムスロットn+1におけるSPS1、2、5のHARQ-ACKのフィードバックを行って、及びタイムスロットn+4においてタイムスロットn+1におけるSPS3、5リソースのリリースを指示するPDCCHのHARQ-ACKのフィードバックを行う。ここで、HARQ-ACKコードブックでの、PDCCHのHARQ-ACKの位置は、それがリリースしたSPS3、5のうちのSPS3のSLIVに基づいて決定されたものである。フィードバックするタイムスロットが異なっているため、互いのSLIVが衝突しない。基地局側は、以上と同様な方式に従って、それぞれ、タイムスロットn+3においてタイムスロットn+1におけるSPS1、2、5のHARQ-ACKを受信し、及びタイムスロットn+4においてタイムスロットn+1におけるSPS3、5リソースのリリースを指示するPDCCHのHARQ-ACKを受信し、そして、その中からSPSリソースのリリースを指示するPDCCH及びSPSのHARQ-ACKを取得し、リリースが成功したか否か、及びSPS伝送が正確であるか否かを決定する。
【0103】
なお、上記実施例の方式では、受信されるべきSPS PDSCHの数B1とSPSリソースのリリースを指示するPDCCHの数B2との和Aのみを考慮してもよく、1つのタイムスロットにおいて受信がサポートされたユニキャストPDSCHの最大数Cのみを考慮してもよく、A及びCを同時に考慮し、即ち、AとCの最小値に基づいて判断してもよい。
【0104】
上記実施形態において、SPSリソースのリリースを指示するPDCCHが、1つのSPSのみ、例えばSPS3のみをリリースする場合、処理方式は以上と同様であり、ここでは説明を省略する。
【0105】
上記実施形態において、SPS1とSPS2の周期を4msとする場合、タイムスロットn、n+4、n+8等のタイムスロットにおいて伝送し、SPS3とSPS4の周期を2msとする場合、タイムスロットn、n+2、n+4等のタイムスロットにおいて伝送し、そうすると、SPSリソースのリリースを指示するPDCCHは、さらに、タイムスロットn+1で伝送されてもよく、このとき、SPSリソースのリリースを指示するPDCCHと、任意のSPS伝送とは、同じタイムスロットに位置していないため、準静的コードブックにおいて、どのSPSに対応するHARQ-ACK位置を占有することにより、SPSリソースのリリースを指示するPDCCHのHARQ-ACKをフィードバックする必要がない。従って、関連技術における準静的コードブック方式に応じてフィードバックを行えばよく、即ち、仮にSPSのHARQ-ACKとSPSリソースのリリースを指示するPDCCHのHARQ-ACKとが、同じタイムスロットで伝送される場合、HARQ-ACKコードブックにおいて、タイムスロットでの、SPSと、SPSリソースのリリースを指示するPDCCH伝送とが位置するスロットに対応するHARQ-ACK位置がそれぞれあり、HARQ-ACKを対応する位置にそれぞれマッピングすればよい。SPSのHARQ-ACKと、SPSリソースのリリースを指示するPDCCHのHARQ-ACKとは、同じタイムスロットにおいて伝送されない場合、上記方法2と同様に、異なるPUCCHでのHARQ-ACKコードブックにおいてそれぞれ伝送され、SPSと、SPSリソースのリリースを指示するPDCCHとのHARQ-ACK伝送は衝突しない。
【0106】
なお、上記実施例において、タイムスロットに基づくHARQ-ACKフィードバックのみを例として(即ち、K1の単位はタイムスロットである)説明したが、サブタイムスロットに基づくHARQ-ACKフィードバック(即ち、K1の単位はサブタイムスロットである)に対し、上記方法は同様に適用する。上記実施例におけるK1集合により多くの値が含まれる場合、1つの上りタイムスロットにおけるHARQ-ACK codebookに対応する下り伝送機会の集合が1つのタイムスロットから複数のタイムスロットに拡張することのみに影響を与え、SPS伝送が含まれる各タイムスロットにおいて、仮にSPSリソースのリリースを指示するPDCCHが存在する場合、上記方式は同様に適用する。
【0107】
本開示の1つの実施例は、端末をさらに提供し、図6に示すように、当該端末は、プロセッサ601、及びバスインターフェース602を介して前記プロセッサ601と接続されるメモリ603を含み、前記メモリ603は、前記プロセッサ601が操作を実行するときに用いるプログラム及びデータを記憶するために用いられ、送受信機604は、バスインターフェース602と接続され、プロセッサ601の制御でデータを受信及び送信するために用いられる。
【0108】
プロセッサ601が前記メモリ603に記憶されたプログラムとデータを呼び出して実行するとき、
半永続的スケジューリングSPS物理下り共有チャネルPDSCH伝送(SPS PDSCH)を受信するべきタイムスロットにおいてSPSリソースのリリースを指示する物理下り制御チャネルPDCCHを受信した場合、SPSリソースのリリースを指示するPDCCHのHARQ-ACKフィードバックをHARQ-ACKフィードバックシーケンスにおける参照時間領域リソースに基づいて決定されたフィードバック位置にマッピングするプロセスと、
前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHのHARQ-ACKフィードバックが含まれるHARQ-ACKフィードバックシーケンスを伝送するプロセスと、を実行する。
選択的に、前記端末において、前記受信されるべきSPS PDSCHの数B1とSPSリソースのリリースを指示するPDCCHの数B2との和は第1数値以下である条件であって、前記第1数値は1つのタイムスロットにおいて受信がサポートされたユニキャストPDSCHの最大数である条件と、
前記受信されるべきSPS PDSCHの数B1とSPSリソースのリリースを指示するPDCCHの数B2との和は第2数値以下である条件であって、前記第2数値は前記タイムスロットにおける下り伝送機会の個数である条件と、のうちの少なくとも1つの第1条件を満たす場合、前記プロセッサ601は、SPSリソースのリリースを指示するPDCCHのHARQ-ACKフィードバックをHARQ-ACKフィードバックシーケンスにおける参照時間領域リソースに基づいて決定されたフィードバック位置にマッピングし、
B1及びB2はいずれも1以上の正整数である。
【0109】
選択的に、前記端末において、端末は、受信されるべきB1個のSPS PDSCH伝送が含まれたタイムスロットにおいてSPSリソースのリリースを指示するB2個のPDCCHを受信することを期待せず、且つB1とB2との和は前記第1数値より大きく、及び/又は、端末は、受信されるべきB1個のSPS PDSCH伝送が含まれたタイムスロットにおいてSPSリソースのリリースを指示するB2個のPDCCHを受信することを期待せず、且つB1とB2との和は前記第2数値より大きい。
【0110】
選択的に、前記端末において、前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHが指示したリリースするSPS PDSCHにおいて、前記受信されるべきSPS PDSCHのうちのいずれも含まれない条件と、
前記受信されるべきSPS PDSCHにおいて、目標SPS PDSCHが含まれない条件であって、前記目標SPS PDSCHは、前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHが指示したリリースするSPS PDSCHのうちの、最小又は最大のSPS設定のインデックスを有するSPS PDSCHである条件と、
前記受信されるべきSPS PDSCHにおいて、前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHが指示したリリースするSPS PDSCHのうちの一部のSPS PDSCHが含まれる条件と、のうちの1つの条件である1つ目の第2条件と、
前記受信されるべきSPS PDSCHと前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHは同一の優先度を有する2つ目の第2条件と、
前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHと、前記受信されるべきSPS PDSCHとに対しては、同じタイムスロット又はサブタイムスロットにおいてHARQ-ACK伝送を行う3つ目の第2条件と、
前記受信されるべきSPS PDSCHと前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHは同じキャリアで伝送される4つ目の第2条件と、
1つのタイムスロットにおいて受信が端末によりサポートされたユニキャストPDSCHの最大数が1以上である5つ目の第2条件と、
端末は、準静的ハイブリッド自動再送要求確認情報伝送方式を用いるように構成される6つ目の第2条件と、のうちの少なくとも1つを満たす場合、前記プロセッサ601は、SPSリソースのリリースを指示するPDCCHのHARQ-ACKフィードバックをHARQ-ACKフィードバックシーケンスにおける参照時間領域リソースに基づいて決定されたフィードバック位置にマッピングする。
【0111】
選択的に、前記端末において、前記プロセッサ601は、さらに、
前記参照時間領域リソースは、前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHが指示した時間領域リソースであること、又は、
前記参照時間領域リソースは、前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHが指示したリリースするSPS PDSCHに対応する時間領域リソースであること、に基づいて前記参照時間領域リソースを決定するように構成される。
【0112】
選択的に、前記端末において、前記参照時間領域リソースは、前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHが指示したリリースするSPS PDSCHに対応する時間領域リソースであるとき、
前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHが1つのSPS PDSCHのリリースのみを指示する場合、前記参照時間領域リソースは、前記リリースされるSPS PDSCHに対応する時間領域リソースであり、
前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHが複数のSPS PDSCHを共同でリリースする場合、
前記参照時間領域リソースは、共同でリリースされる複数のSPS PDSCHのうちの最小又は最大のSPS設定のインデックスを有するSPS PDSCHに対応する時間領域リソースであり、又は、前記参照時間領域リソースは、共同でリリースされる複数のSPS PDSCHのうちの、前記タイムスロットにおいて伝送されるSPS PDSCHのうちの最小又は最大のSPS設定のインデックスを有するSPS PDSCHに対応する時間領域リソースである。
【0113】
選択的に、前記端末において、前記参照時間領域リソースと、前記受信されるべきSPS PDSCHの時間領域リソースとは、オーバーラップせず又は同じ下り伝送機会のインデックスに対応せず、
又は、
前記参照時間領域リソースと、前記受信されるべきSPS PDSCHのうちの少なくとも1つのSPS PDSCHの時間領域リソースとが、オーバーラップし又は同じ下り伝送機会のインデックスに対応する場合、前記受信されるべきSPS PDSCHのうちの前記参照時間領域リソースとオーバーラップするSPS PDSCH又は同じ下り伝送機会のインデックスに対応するSPS PDSCHに対してHARQ-ACKフィードバックを行わない。
【0114】
選択的に、前記端末において、前記参照時間領域リソースと、前記受信されるべきSPS PDSCHのうちの少なくとも1つのSPS PDSCHの時間領域リソースとが、オーバーラップし又は同じ下り伝送機会のインデックスに対応する場合、前記受信されるべきSPS PDSCHのうちの前記参照時間領域リソースとオーバーラップするSPS PDSCH又は同じ下り伝送機会のインデックスに対応するSPS PDSCHに対してHARQ-ACKフィードバックを行わないことは、
前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHを、前記タイムスロットにおける、前記受信されるべきSPS PDSCHのうちの前記参照時間領域リソースとオーバーラップするSPS PDSCH又は同じ下り伝送機会のインデックスに対応するSPS PDSCHの開始又は終了のシンボルより遅れない位置で伝送すること、をさらに含む。
【0115】
選択的に、前記端末において、前記参照時間領域リソースは、前記タイムスロットにおいて上りシンボルと衝突しない。
選択的に、前記端末において、前記受信されるべきSPS PDSCHは、
前記SPS PDSCHは、HARQ-ACKを行われる必要があるSPS PDSCHである条件、及び
前記SPS PDSCHは、上位層シグナリングにより設定されたタイムスロット構成に基づいて上りシンボルと衝突しないように決定されたSPS PDSCHである条件、の少なくとも1つを満たす。
【0116】
なお、図6において、バスアーキテクチャは、任意の数の相互接続されたバス及びブリッジを含んでもよく、具体的に、プロセッサ601に代表される1つ又は複数のプロセッサ、及びメモリ603に代表されるメモリの各種の回路によって接続される。バスアーキテクチャは、例えば、周辺デバイス、レギュレータ及び電力管理回路等のような各種の他の回路をリンクすることができ、これらはすべて当技術分野でよく知られており、したがって、本明細書では再度さらに説明しない。バスインターフェースはインターフェースを提供する。送受信機604は、複数の要素であってもよく、即ち、送信机及び受信机を含み、伝送媒体において各種の他の装置と通信するためのユニットを提供する。異なる端末に対し、ユーザインターフェース605はさらに、必要となるデバイスに外接/内接できるインターフェースであってもよく、接続されたデバイスは、キーパッド、ディスプレイ、スピーカ、マイクロフォン、ジョイスティック等を含むがそれらに限定されない。プロセッサ601は、バスアーキテクチャの管理と通常の処理を担当し、メモリ603は、プロセッサ600が操作を実行するときに用いるデータを記憶することができる。
【0117】
本開示の実施例は、基地局をさらに提供し、図7に示すように、当該基地局は、プロセッサ700、バスインターフェース730を介してプロセッサ700に接続されるメモリ720、及びバスインターフェースを介してプロセッサ700に接続される送受信機710を含み、前記メモリ720は、前記プロセッサが操作を実行するときに用いるプログラム及びデータを記憶するために用いられ、前記送受信機710を介してデータ情報又はパイロットを送信し、さらに、前記送受信機710を介して上り制御チャネルを受信し、プロセッサ700は、メモリ720におけるプログラムを読み取り、
半永続的スケジューリングSPS物理下り共有チャネルPDSCH伝送(SPS PDSCH)を送信するべきタイムスロットにおいてSPSリソースのリリースを指示する物理下り制御チャネルPDCCHを送信した場合、前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHのHARQ-ACKフィードバックがHARQ-ACKフィードバックシーケンスにおける参照時間領域リソースに基づいて決定されたフィードバック位置にマッピングされることを決定するプロセスと、
前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHのHARQ-ACKフィードバックが含まれるHARQ-ACKフィードバックシーケンスを受信するプロセスと、を実行するように構成される。
【0118】
選択的に、前記基地局において、
前記送信されるべきSPS PDSCHの数B1とSPSリソースのリリースを指示するPDCCHの数B2との和は第1数値以下である条件であって、前記第1数値は1つのタイムスロットにおいて受信がサポートされたユニキャストPDSCHの最大数である条件と、
前記送信されるべきSPS PDSCHの数B1とSPSリソースのリリースを指示するPDCCHの数B2との和は第2数値以下である条件であって、前記第2数値は前記タイムスロットにおける下り伝送機会の個数である条件と、のうちの少なくとも1つの第1条件を満たす場合、前記プロセッサ700は、前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHのHARQ-ACKフィードバックがHARQ-ACKフィードバックシーケンスにおける参照時間領域リソースに基づいて決定されたフィードバック位置にマッピングされることを決定するように構成され、
B1及びB2はいずれも1以上の正整数である。
【0119】
選択的に、前記基地局において、
前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHが指示したリリースするSPS PDSCHにおいて、前記送信されるべきSPS PDSCHのうちのいずれも含まれない条件と、
前記送信されるべきSPS PDSCHにおいて、目標SPS PDSCHが含まれない条件であって、前記目標SPS PDSCHは、前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHが指示したリリースするSPS PDSCHのうちの、最小又は最大のSPS設定のインデックスを有するSPS PDSCHである条件と、
前記送信されるべきSPS PDSCHにおいて、前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHが指示したリリースするSPS PDSCHのうちの一部のSPS PDSCHが含まれる条件と、のうちの1つの条件である1つ目の第2条件と、
前記送信されるべきSPS PDSCHと前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHは同一の優先度を有する2つ目の第2条件と、
前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHと、前記送信されるべきSPS PDSCHとは、同じタイムスロット又はサブタイムスロットにおいてHARQ-ACK伝送を行う3つ目の第2条件と、
前記送信されるべきSPS PDSCHと前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHは同じキャリアで伝送される4つ目の第2条件と、
1つのタイムスロットにおいて受信が端末によりサポートされたユニキャストPDSCHの最大数が1以上である5つ目の第2条件と、
端末は、準静的ハイブリッド自動再送要求確認情報伝送方式を用いるように構成される6つ目の第2条件と、のうちの少なくとも1つを満たす場合、SPSリソースのリリースを指示するPDCCHのHARQ-ACKフィードバックがHARQ-ACKフィードバックシーケンスにおける参照時間領域リソースに基づいて決定されたフィードバック位置にマッピングされることを決定する。
【0120】
選択的に、前記基地局において、前記プロセッサは、さらに、
前記参照時間領域リソースは、前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHが指示した時間領域リソースであること、又は、
前記参照時間領域リソースは、前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHが指示したリリースするSPS PDSCHに対応する時間領域リソースであること、に基づいて前記参照時間領域リソースを決定するように構成される。
【0121】
選択的に、前記基地局において、前記参照時間領域リソースは、前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHが指示したリリースするSPS PDSCHに対応する時間領域リソースであるとき、
前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHが1つのSPS PDSCHのリリースのみを指示する場合、前記参照時間領域リソースは、前記リリースされるSPS PDSCHに対応する時間領域リソースであり、
前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHが複数のSPS PDSCHを共同でリリースする場合、
前記参照時間領域リソースは、共同でリリースされる複数のSPS PDSCHのうちの最小又は最大のSPS設定のインデックスを有するSPS PDSCHに対応する時間領域リソースであり、又は、前記参照時間領域リソースは、共同でリリースされる複数のSPS PDSCHのうちの、前記タイムスロットにおいて伝送されるSPS PDSCHのうちの最小又は最大のSPS設定のインデックスを有するSPS PDSCHに対応する時間領域リソースである。
【0122】
選択的に、前記基地局において、
前記参照時間領域リソースと、前記受信されるべきSPS PDSCHの時間領域リソースとは、オーバーラップせず又は同じ下り伝送機会のインデックスに対応せず、
又は、
前記参照時間領域リソースと、前記受信されるべきSPS PDSCHのうちの少なくとも1つのSPS PDSCHの時間領域リソースとが、オーバーラップし又は同じ下り伝送機会のインデックスに対応する場合、前記受信されるべきSPS PDSCHのうちの前記参照時間領域リソースとオーバーラップするSPS PDSCH又は同じ下り伝送機会のインデックスに対応するSPS PDSCHに対してHARQ-ACKフィードバックを行わない。
【0123】
選択的に、前記基地局において、前記参照時間領域リソースと、前記受信されるべきSPS PDSCHのうちの少なくとも1つのSPS PDSCHの時間領域リソースとが、オーバーラップし又は同じ下り伝送機会のインデックスに対応する場合、前記受信されるべきSPS PDSCHのうちの前記参照時間領域リソースとオーバーラップするSPS PDSCH又は同じ下り伝送機会のインデックスに対応するSPS PDSCHに対してHARQ-ACKフィードバックを行わないことは、
前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHを、前記タイムスロットにおける、前記受信されるべきSPS PDSCHのうちの前記参照時間領域リソースとオーバーラップするSPS PDSCH又は同じ下り伝送機会のインデックスに対応するSPS PDSCHの開始又は終了のシンボルより遅れない位置で伝送すること、をさらに含む。
【0124】
選択的に、前記基地局において、前記参照時間領域リソースは、前記タイムスロットにおいて上りシンボルと衝突しない。
【0125】
選択的に、前記基地局において、前記送信されるべきSPS PDSCHは、
前記SPS PDSCHは、HARQ-ACKを行われる必要があるSPS PDSCHである条件、及び
前記SPS PDSCHは、上位層シグナリングにより設定されたタイムスロット構成に基づいて上りシンボルと衝突しないように決定されたSPS PDSCHである条件、の少なくとも1つを満たす。
【0126】
また、図7において、バスアーキテクチャは、任意の数の相互接続されたバス及びブリッジを含んでもよく、具体的に、プロセッサ700に代表される1つ又は複数のプロセッサ及びメモリ720に代表されるメモリの各種の回路によって接続される。バスアーキテクチャは、例えば、周辺デバイス、レギュレータ及び電力管理回路等のような各種の他の回路をリンクすることができ、これらはすべて当技術分野でよく知られており、したがって、本明細書では再度さらに説明しない。バスインターフェースはインターフェースを提供する。送受信機710は、複数の要素であってもよく、即ち、送信机及び受信机を含み、伝送媒体において各種の他の装置と通信するためのユニットを提供する。プロセッサ700は、バスアーキテクチャ及び通常の処理の管理を担当し、メモリ720は、プロセッサ700が操作を実行するときに用いるデータを記憶することができる。
【0127】
本開示の1つの実施例は、端末に応用されるハイブリッド自動再送要求確認HARQ-ACKフィードバック装置をさらに提供し、図8に示すように、前記装置は、
半永続的スケジューリングSPS物理下り共有チャネルPDSCH伝送(SPS PDSCH)を受信するべきタイムスロットにおいてSPSリソースのリリースを指示する物理下り制御チャネルPDCCHを受信した場合、SPSリソースのリリースを指示するPDCCHのHARQ-ACKフィードバックをHARQ-ACKフィードバックシーケンスにおける参照時間領域リソースに基づいて決定されたフィードバック位置にマッピングするように構成される位置マッピングモジュール810と、
前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHのHARQ-ACKフィードバックが含まれるHARQ-ACKフィードバックシーケンスを伝送するように構成される伝送モジュール820と、を含む。
【0128】
選択的に、前記HARQ-ACKフィードバック装置において、位置マッピングモジュール810は、前記受信されるべきSPS PDSCHの数B1とSPSリソースのリリースを指示するPDCCHの数B2との和は第1数値以下である条件であって、前記第1数値は1つのタイムスロットにおいて受信がサポートされたユニキャストPDSCHの最大数である条件と、
前記受信されるべきSPS PDSCHの数B1とSPSリソースのリリースを指示するPDCCHの数B2との和は第2数値以下である条件であって、前記第2数値は前記タイムスロットにおける下り伝送機会の個数である条件と、のうちの少なくとも1つの第1条件を満たす場合、SPSリソースのリリースを指示するPDCCHのHARQ-ACKフィードバックをHARQ-ACKフィードバックシーケンスにおける参照時間領域リソースに基づいて決定されたフィードバック位置にマッピングするようにさらに構成され、
B1及びB2はいずれも1以上の正整数である。
【0129】
選択的に、前記HARQ-ACKフィードバック装置において、端末は、受信されるべきB1個のSPS PDSCH伝送が含まれたタイムスロットにおいてSPSリソースのリリースを指示するB2個のPDCCHを受信することを期待せず、且つB1とB2との和は前記第1数値より大きく、及び/又は、端末は、受信されるべきB1個のSPS PDSCH伝送が含まれたタイムスロットにおいてSPSリソースのリリースを指示するB2個のPDCCHを受信することを期待せず、且つB1とB2との和は前記第2数値より大きい。
【0130】
選択的に、前記HARQ-ACKフィードバック装置において、位置マッピングモジュール810は、さらに、
前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHが指示したリリースするSPS PDSCHにおいて、前記受信されるべきSPS PDSCHのうちのいずれも含まれない条件と、
前記受信されるべきSPS PDSCHにおいて、目標SPS PDSCHが含まれない条件であって、前記目標SPS PDSCHは、前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHが指示したリリースするSPS PDSCHのうちの、最小又は最大のSPS設定のインデックスを有するSPS PDSCHである条件と、
前記受信されるべきSPS PDSCHにおいて、前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHが指示したリリースするSPS PDSCHのうちの一部のSPS PDSCHが含まれる条件と、のうちの1つの条件である1つ目の第2条件と、
前記受信されるべきSPS PDSCHと前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHは同一の優先度を有する2つ目の第2条件と、
前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHと、前記受信されるべきSPS PDSCHとに対しては、同じタイムスロット又はサブタイムスロットにおいてHARQ-ACK伝送を行う3つ目の第2条件と、
前記受信されるべきSPS PDSCHと前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHは同じキャリアで伝送される4つ目の第2条件と、
1つのタイムスロットにおいて受信が端末によりサポートされたユニキャストPDSCHの最大数が1以上である5つ目の第2条件と、
端末は、準静的ハイブリッド自動再送要求確認情報伝送方式を用いるように構成される6つ目の第2条件と、のうちの少なくとも1つを満たす場合、SPSリソースのリリースを指示するPDCCHのHARQ-ACKフィードバックをHARQ-ACKフィードバックシーケンスにおける参照時間領域リソースに基づいて決定されたフィードバック位置にマッピングするように構成される。
【0131】
選択的に、前記HARQ-ACKフィードバック装置において、位置マッピングモジュール810は、さらに、
前記参照時間領域リソースは、前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHが指示した時間領域リソースであること、又は、
前記参照時間領域リソースは、前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHが指示したリリースするSPS PDSCHに対応する時間領域リソースであること、に基づいて前記参照時間領域リソースを決定するように構成される。
【0132】
選択的に、前記HARQ-ACKフィードバック装置において、前記参照時間領域リソースは、前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHが指示したリリースするSPS PDSCHに対応する時間領域リソースであるとき、
前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHが1つのSPS PDSCHのリリースのみを指示する場合、前記参照時間領域リソースは、前記リリースされるSPS PDSCHに対応する時間領域リソースであり、
前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHが複数のSPS PDSCHを共同でリリースする場合、
前記参照時間領域リソースは、共同でリリースされる複数のSPS PDSCHのうちの最小又は最大のSPS設定のインデックスを有するSPS PDSCHに対応する時間領域リソースであり、又は、前記参照時間領域リソースは、共同でリリースされる複数のSPS PDSCHのうちの、前記タイムスロットにおいて伝送されるSPS PDSCHのうちの最小又は最大のSPS設定のインデックスを有するSPS PDSCHに対応する時間領域リソースである。
【0133】
選択的に、前記HARQ-ACKフィードバック装置において、前記参照時間領域リソースと、前記受信されるべきSPS PDSCHの時間領域リソースとは、オーバーラップせず又は同じ下り伝送機会のインデックスに対応せず、
又は、
前記参照時間領域リソースと、前記受信されるべきSPS PDSCHのうちの少なくとも1つのSPS PDSCHの時間領域リソースとが、オーバーラップし又は同じ下り伝送機会のインデックスに対応する場合、前記受信されるべきSPS PDSCHのうちの前記参照時間領域リソースとオーバーラップするSPS PDSCH又は同じ下り伝送機会のインデックスに対応するSPS PDSCHに対してHARQ-ACKフィードバックを行わない。
【0134】
選択的に、前記HARQ-ACKフィードバック装置において、前記参照時間領域リソースと、前記受信されるべきSPS PDSCHのうちの少なくとも1つのSPS PDSCHの時間領域リソースとが、オーバーラップし又は同じ下り伝送機会のインデックスに対応する場合、前記受信されるべきSPS PDSCHのうちの前記参照時間領域リソースとオーバーラップするSPS PDSCH又は同じ下り伝送機会のインデックスに対応するSPS PDSCHに対してHARQ-ACKフィードバックを行わないことは、
前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHを、前記タイムスロットにおける、前記受信されるべきSPS PDSCHのうちの前記参照時間領域リソースとオーバーラップするSPS PDSCH又は同じ下り伝送機会のインデックスに対応するSPS PDSCHの開始又は終了のシンボルより遅れない位置で伝送すること、をさらに含む。
【0135】
選択的に、前記HARQ-ACKフィードバック装置において、前記参照時間領域リソースは、前記タイムスロットにおいて上りシンボルと衝突しない。
【0136】
選択的に、前記HARQ-ACKフィードバック装置において、前記受信されるべきSPS PDSCHは、
前記SPS PDSCHは、HARQ-ACKを行われる必要があるSPS PDSCHである条件、及び
前記SPS PDSCHは、上位層シグナリングにより設定されたタイムスロット構成に基づいて上りシンボルと衝突しないように決定されたSPS PDSCHである条件、の少なくとも1つを満たす。
【0137】
本開示の実施例は、基地局に応用されるハイブリッド自動再送要求確認HARQ-ACKフィードバック装置をさらに提供し、図9に示すように、前記装置は、
半永続的スケジューリングSPS物理下り共有チャネルPDSCH伝送(SPS PDSCH)を送信するべきタイムスロットにおいてSPSリソースのリリースを指示する物理下り制御チャネルPDCCHを送信した場合、前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHのHARQ-ACKフィードバックがHARQ-ACKフィードバックシーケンスにおける参照時間領域リソースに基づいて決定されたフィードバック位置にマッピングされることを決定するように構成される位置決定モジュール910と、
前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHのHARQ-ACKフィードバックが含まれるHARQ-ACKフィードバックシーケンスを受信するように構成される受信モジュール920と、を含む。
【0138】
選択的に、前記HARQ-ACKフィードバック装置において、位置決定モジュール910は、さらに、
前記送信されるべきSPS PDSCHの数B1とSPSリソースのリリースを指示するPDCCHの数B2との和は第1数値以下である条件であって、前記第1数値は1つのタイムスロットにおいて受信がサポートされたユニキャストPDSCHの最大数である条件と、
前記送信されるべきSPS PDSCHの数B1とSPSリソースのリリースを指示するPDCCHの数B2との和は第2数値以下である条件であって、前記第2数値は前記タイムスロットにおける下り伝送機会の個数である条件と、のうちの少なくとも1つの第1条件を満たす場合、前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHのHARQ-ACKフィードバックがHARQ-ACKフィードバックシーケンスにおける参照時間領域リソースに基づいて決定されたフィードバック位置にマッピングされることを決定するように構成され、
B1及びB2はいずれも1以上の正整数である。
【0139】
選択的に、前記HARQ-ACKフィードバック装置において、位置決定モジュール910は、さらに、
前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHが指示したリリースするSPS PDSCHにおいて、前記送信されるべきSPS PDSCHのうちのいずれも含まれない条件と、
前記送信されるべきSPS PDSCHにおいて、目標SPS PDSCHが含まれない条件であって、前記目標SPS PDSCHは、前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHが指示したリリースするSPS PDSCHのうちの、最小又は最大のSPS設定のインデックスを有するSPS PDSCHである条件と、
前記送信されるべきSPS PDSCHにおいて、前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHが指示したリリースするSPS PDSCHのうちの一部のSPS PDSCHが含まれる条件と、のうちの1つの条件である1つ目の第2条件と、
前記送信されるべきSPS PDSCHと前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHは同一の優先度を有する2つ目の第2条件と、
前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHと、前記送信されるべきSPS PDSCHとは、同じタイムスロット又はサブタイムスロットにおいてHARQ-ACK伝送を行う3つ目の第2条件と、
前記送信されるべきSPS PDSCHと前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHは同じキャリアで伝送される4つ目の第2条件と、
1つのタイムスロットにおいて受信が端末によりサポートされたユニキャストPDSCHの最大数が1以上である5つ目の第2条件と、
端末は、準静的ハイブリッド自動再送要求確認情報伝送方式を用いるように構成される6つ目の第2条件と、のうちの少なくとも1つを満たす場合、SPSリソースのリリースを指示するPDCCHのHARQ-ACKフィードバックがHARQ-ACKフィードバックシーケンスにおける参照時間領域リソースに基づいて決定されたフィードバック位置にマッピングされることを決定するように構成される。
【0140】
選択的に、前記HARQ-ACKフィードバック装置において、位置決定モジュール910は、さらに、
前記参照時間領域リソースは、前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHが指示した時間領域リソースであること、又は、
前記参照時間領域リソースは、前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHが指示したリリースするSPS PDSCHに対応する時間領域リソースであること、に基づいて前記参照時間領域リソースを決定するように構成される。
【0141】
選択的に、前記HARQ-ACKフィードバック装置において、前記参照時間領域リソースは、前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHが指示したリリースするSPS PDSCHに対応する時間領域リソースであるとき、
前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHが1つのSPS PDSCHのリリースのみを指示する場合、前記参照時間領域リソースは、前記リリースされるSPS PDSCHに対応する時間領域リソースであり、
前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHが複数のSPS PDSCHを共同でリリースする場合、
前記参照時間領域リソースは、共同でリリースされる複数のSPS PDSCHのうちの最小又は最大のSPS設定のインデックスを有するSPS PDSCHに対応する時間領域リソースであり、又は、前記参照時間領域リソースは、共同でリリースされる複数のSPS PDSCHのうちの、前記タイムスロットにおいて伝送されるSPS PDSCHのうちの最小又は最大のSPS設定のインデックスを有するSPS PDSCHに対応する時間領域リソースである。
【0142】
選択的に、前記HARQ-ACKフィードバック装置において、前記参照時間領域リソースと、前記受信されるべきSPS PDSCHの時間領域リソースとは、オーバーラップせず又は同じ下り伝送機会のインデックスに対応せず、
又は、
前記参照時間領域リソースと、前記受信されるべきSPS PDSCHのうちの少なくとも1つのSPS PDSCHの時間領域リソースとが、オーバーラップし又は同じ下り伝送機会のインデックスに対応する場合、前記受信されるべきSPS PDSCHのうちの前記参照時間領域リソースとオーバーラップするSPS PDSCH又は同じ下り伝送機会のインデックスに対応するSPS PDSCHに対してHARQ-ACKフィードバックを行わない。
【0143】
選択的に、前記参照時間領域リソースと、前記受信されるべきSPS PDSCHのうちの少なくとも1つのSPS PDSCHの時間領域リソースとが、オーバーラップし又は同じ下り伝送機会のインデックスに対応する場合、前記受信されるべきSPS PDSCHのうちの前記参照時間領域リソースとオーバーラップするSPS PDSCH又は同じ下り伝送機会のインデックスに対応するSPS PDSCHに対してHARQ-ACKフィードバックを行わないことは、
前記SPSリソースのリリースを指示するPDCCHを、前記タイムスロットにおける、前記受信されるべきSPS PDSCHのうちの前記参照時間領域リソースとオーバーラップするSPS PDSCH又は同じ下り伝送機会のインデックスに対応するSPS PDSCHの開始又は終了のシンボルより遅れない位置で伝送すること、をさらに含む。
【0144】
選択的に、前記HARQ-ACKフィードバック装置において、前記参照時間領域リソースは、前記タイムスロットにおいて上りシンボルと衝突しない。
【0145】
選択的に、前記HARQ-ACKフィードバック装置において、前記送信されるべきSPS PDSCHは、
前記SPS PDSCHは、HARQ-ACKを行われる必要があるSPS PDSCHである条件、及び
前記SPS PDSCHは、上位層シグナリングにより設定されたタイムスロット構成に基づいて上りシンボルと衝突しないように決定されたSPS PDSCHである条件、の少なくとも1つを満たす。
【0146】
本開示の実施例は、プロセッサ可読記憶媒体をさらに提供し、前記プロセッサ可読記憶媒体にプログラムが記憶されており、前記プログラムがプロセッサによって実行されるとき、上記のようなHARQ-ACKフィードバック方法のいずれか1つの実施例における各プロセスを実現させ、そして、同じ技術的効果を達成することができ、重複を回避するために、ここで説明を省略する。
【0147】
ここで、前記プロセッサ可読記憶媒体は、例えば、リードオンリーメモリ(ROM:Read-Only Memory)、ランダムアクセスメモリ(RAM:Random Access Memory)、磁気ディスク又は光ディスク等であってもよい。
【0148】
なお、本文において、「含む」、「含まれ」という用語又はその他の任意の変形は、非排他的な包含を意味し、それにより、一連の要素が含まれるプロセス、方法、物品又は装置はそれらの要素を含むのみでなく、明確に列挙されていない他の要素をさらに含み、又はこのようなプロセス、方法、物品又は装置に固有の要素をさらに含むようにさせる。更なる制限がない場合、「一つの…を含む」という文によって限定された要素は、該要素が含まれるプロセス、方法、物品又は装置に他の同一の要素がさらに存在することを排除するものではない。
以上の実施形態についての説明により、当業者であれば、上記実施例の方法はソフトウェアに必要な汎用のハードウェアプラットフォームを加える形式で実現され、勿論ハードウェアのみの形式でも実現可能であり、しかし多くの場合、前者がより好適な実施形態であることは明らかである。このような理解に基づいて、本開示の技術案は、本質的に又は関連技術に貢献した部分は、ソフトウェア製品の形式として表現され、当該コンピュータソフトウェア製品は1つの記憶媒体(例えば、ROM/RAM、磁気ディスク、光ディスク)に記憶され、複数の命令を含み、1つの端末(携帯電話、コンピュータ、サーバ、エアコン、又はネットワークデバイス等)に本開示の各実施例に記載した方法を実行させるために用いられる。
以上は添付の図を参照しながら本開示の実施例について説明し、しかし、本開示は上記具体的な実施形態に限定されず、上記具体的な実施形態は例示的なものに過ぎず、限定的なものではなく、当業者であれば、本開示の示唆の上、本開示の趣旨及び請求項の範囲から逸脱しない場合、多くの変形例を作成することができ、それらはいずれも本開示の範囲に属する。
以上の内容は、本開示の選択可能な実施形態である。なお、当業者であれば、本開示に記載した原理から逸脱しない場合、さらに、いくつかの改良及び修飾を行うことができ、これらの改良及び修飾も本開示の保護範囲と見なされるべきである。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9