(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-08-16
(45)【発行日】2024-08-26
(54)【発明の名称】商品・サービス購入サイトのためのプログラム
(51)【国際特許分類】
G06Q 30/0601 20230101AFI20240819BHJP
【FI】
G06Q30/0601 340
(21)【出願番号】P 2020159500
(22)【出願日】2020-09-24
【審査請求日】2023-09-19
(73)【特許権者】
【識別番号】520330353
【氏名又は名称】HIROJ株式会社
(73)【特許権者】
【識別番号】520330364
【氏名又は名称】山取 寛
(74)【代理人】
【識別番号】110002424
【氏名又は名称】ケー・ティー・アンド・エス弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】山取 寛
【審査官】大野 朋也
(56)【参考文献】
【文献】特開2007-179503(JP,A)
【文献】特開2016-152049(JP,A)
【文献】特開2017-139640(JP,A)
【文献】特開2013-167917(JP,A)
【文献】特開2011-175329(JP,A)
【文献】特開2011-055378(JP,A)
【文献】特開2010-109773(JP,A)
【文献】特許第6974885(JP,B2)
【文献】米国特許出願公開第2012/0272278(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の商品・サービスが表示される動画を動画配信サービス・プロバイダからダウンロードする処理と、
ダウンロードした前記動画を表示する第1ブロックと、前記第1ブロックと異なる位置に配置される第2ブロックと、前記第1ブロックおよび前記第2ブロックと異なる位置に配置される第3ブロックと、を含む第1画面を生成する処理と、
前記第1画面を視聴ユーザ端末に送信する処理と、
前記動画を再生する処理と、
前記動画の再生開始時からの時間をカウントしたカウント時間を取得する処理と、
前記カウント時間が、複数の前記商品・サービスのうち第1商品・サービスを表示する場面が開始する第1時間になると、前記第2ブロックに前記第1商品・サービスを購入可能な第1アイコンを生成し、前記第1アイコンを前記視聴ユーザ端末に送信する処理と、
前記カウント時間が、前記第1商品・サービスが表示される場面が終了する第2時間になると、前記第1アイコンを前記第2ブロックから消去し、前記第3ブロックに前記第1アイコンを生成し、前記第1アイコンを前記視聴ユーザ端末に送信する処理と、
をコンピュータに実行させる商品・サービス購入サイトのためのプログラム。
【請求項2】
前記第1アイコンの手動操作の検知を示す第1アイコン検知情報を前記視聴ユーザ端末から受信する処理と、
前記第1アイコン検知情報の受信を受けて、前記カウント時間を前記第1時間に戻す処理と、
前記動画を前記第1時間に対応した場面から再生する処理と、
をさらにコンピュータに実行させる請求項1に記載の商品・サービス購入サイトのためのプログラム。
【請求項3】
複数の前記商品・サービスは、前記第1時間よりも後に表示される第2商品・サービスを含み、
前記カウント時間が、前記第2商品・サービスを表示する場面が開始する第3時間になると、前記第2ブロックに前記第2商品・サービスを購入可能な第2アイコンを生成し、前記第2アイコンを前記視聴ユーザ端末に送信する処理と、
前記カウント時間が、前記第2商品・サービスが表示される場面が終了する第4時間になると、前記第2アイコンを前記第2ブロックから消去し、前記第3ブロックに前記第1アイコンに加えて前記第2アイコンを生成し、前記第2アイコンを前記視聴ユーザ端末に送信する処理と、
前記第1アイコンの手動操作の検知を示す第1アイコン検知情報を前記視聴ユーザ端末から受信する処理と、
前記第1アイコン検知情報の受信を受けて、前記第2アイコンを前記第3ブロックから消去する処理と、
をさらにコンピュータに実行させる請求項1または2に記載の商品・サービス購入サイトのためのプログラム。
【請求項4】
前記第1アイコンは、前記第1商品・サービスの詳細を表示するための商品・サービス詳細URL(Uniform Resource Locator)にリンクした詳細ボタンを含み、
詳細ボタンの手動操作の検知を示す詳細ボタン検知情報を前記視聴ユーザ端末から受信する処理と、
前記詳細ボタン検知情報の受信を受けて、前記商品・サービス詳細URLを商品サイト・サービス・プロバイダに送信する処理と、
前記商品・サービス詳細URLに表示される画面を表示する第2画面を、前記第1画面に重ねて生成し、前記第2画面を前記視聴ユーザ端末に送信する処理と、
をさらにコンピュータに実行させる請求項1から3のいずれか1項に記載の商品・サービス購入サイトのためのプログラム。
【請求項5】
前記第1アイコンは、前記第1商品・サービスを購入リストに追加する購入ボタンを含み、
前記第1画面は、前記購入リストの商品・サービスを表示する第3画面にリンクする表示ボタンを含み、
前記購入ボタンの手動操作の検知を示す購入ボタン検知情報を前記視聴ユーザ端末から受信する処理と、
前記購入ボタン検知情報の受信を受けて、前記購入リストに前記第1商品・サービスを追加する処理と、
前記第3画面に前記第1商品・サービスに関連する情報を生成する処理と、
前記表示ボタンの手動操作の検知を示す表示ボタン検知情報を前記視聴ユーザ端末から受信する処理と、
前記表示ボタン検知情報の受信を受けて、前記第3画面を前記視聴ユーザ端末に送信する処理と、
をさらにコンピュータに実行させる請求項1から4のいずれか1項に記載の商品・サービス購入サイトのためのプログラム。
【請求項6】
前記動画の動画URL情報と、前記第1時間を示す第1時間情報と、前記第2時間を示す第2時間情報と、前記第1商品・サービスに関連するテキストデータおよび画像情報の少なくともいずれか一方と、を入力する第4画面を生成する処理と、
前記第4画面を販売ユーザ端末に送信する処理と、
前記販売ユーザ端末から前記動画URL情報を受信しデータベースに記録する処理と、
前記販売ユーザ端末から前記第1時間情報と、前記第2時間情報と、前記テキストデータおよび前記画像情報の少なくともいずれか一方と、を受信し前記データベースに前記動画URL情報に関連づけて記録する処理と、
をさらにコンピュータに実行させる請求項1から5のいずれか1項に記載の商品・サービス購入サイトのためのプログラム。
【請求項7】
前記動画URL情報を前記動画配信サービス・プロバイダに送信する処理と、
前記カウント時間が前記第1時間になると、前記画像情報および前記テキストデータの少なくともいずれか一方と、を含んで前記第1アイコンを生成する処理と、
をさらにコンピュータに実行させる請求項6に記載の商品・サービス購入サイトのためのプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、商品・サービス購入サイトのためのプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1は、動画中のオブジェクトに商品・サービスの関係企業の広告サイトをリンクさせるシステムを開示している。このシステムは、再生中の動画のオブジェクトに対応した広告映像位置情報を動画対応記憶部に格納記録し、動画の進行に応じて広告映像位置情報を更新する。システムは、表示されている動画画面のクリック信号の入力に応答して広告映像位置情報を検索し、クリックされた動画位置座標に対応するインターネット広告サイトのアドレス情報を抽出し、Webブラウザを起動しインターネットを介して動画映像に対応する広告サイトに接続し表示する。
【0003】
特許文献2は、動画中にアイコンを表示し、アイコンをクリックすると関連づけられた商品情報が表示されるシステムを開示している。このシステムは、このアイコンのクリック信号に応答して、関連づけられた商品情報を表示する画面を生成する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】特開2003-78834号公報
【文献】特開2013-167917号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
商品・サービスを販売する商品・サービス販売サイトは、動画の視聴ユーザによる商品・サービスの購入間違いを防止する必要がある。特許文献1のシステムのように、動画中のオブジェクトに対して関連づけられた商品情報をリンクさせると、視聴ユーザが動画中のオブジェクトを選択しづらく、視聴ユーザのクリックミスを誘発する。この結果、視聴ユーザによる商品・サービスの購入間違いが発生しやすい。また、特許文献2のシステムのように、動画中にアイコンを表示すると、動画中に複数の商品が表示される場合、視聴ユーザが動画を見づらくなる。さらに動画に表示される商品・サービスが増加するとアイコンが重ねて表示される場合もある。この結果、視聴ユーザが購入する商品・サービスを確認しづらく、購入間違いが発生しやすい。
【0006】
本開示の課題は、動画再生中であっても、視聴ユーザが購入する商品を確認しやすい画面を視聴ユーザ端末に表示できる商品・サービス購入サイトのためのプログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一実施形態に係る商品・サービス購入サイトのためのプログラムは、以下の処理をコンピュータに実行させる。
【0008】
1.複数の商品・サービスが表示される動画を動画配信サービス・プロバイダからダウンロードする処理。
2.ダウンロードした前記動画を表示する第1ブロックと、前記第1ブロックと異なる位置配置される第2ブロックと、前記第1ブロックおよび前記第2ブロックと異なる位置に配置される第3ブロックと、を含む第1画面を生成する処理、
3.前記第1画面を視聴ユーザ端末に送信する処理。
4.前記動画を再生する処理。
5.前記動画の再生開始時からの時間をカウントしたカウント時間を取得する処理。
6.前記カウント時間が、複数の前記商品・サービスのうち第1商品・サービスを表示する場面が開始する第1時間になると、前記第2ブロックに前記第1商品・サービスを購入可能な第1アイコンを生成し、前記第1アイコンを前記視聴ユーザ端末に送信する処理。
7.前記カウント時間が、前記第1商品・サービスが表示される場面が終了する第2時間になると、前記第1アイコンを前記第2ブロックから消去し、前記第3ブロックに前記第1アイコンを生成し、前記第1アイコンを前記視聴ユーザ端末に送信する処理。
【0009】
複数の商品・サービスを含む動画は、複数の商品・サービスが表示される場面を有する動画を示す。視聴ユーザ端末は、動画を視聴するユーザ(視聴ユーザ)が利用する端末を示す。第1商品・サービスを購入可能な第1アイコンは、視聴ユーザの第1アイコンの手動操作を受けて、直接的または間接的に第1商品・サービスを購入するための処理に進むアイコンを示す。
【0010】
このプログラムによって実現される視聴ユーザ端末に表示される第1画面は、第1商品・サービスが表示された動画を第1ブロックに表示しながら、第1アイコンを第1ブロックと異なる位置に配置される第2ブロックに表示する。このため、視聴ユーザが動画を見やすく、第1商品・サービスを購入可能な第1アイコンを確認しやすい。視聴ユーザは、第1アイコンを手動操作することで、商品を購入する手続きに進むことが可能である。このため、視聴ユーザは、動画を見ながらであっても、商品・サービスの購入間違いを防止しやすい。さらに、第1画面は、第1商品・サービスを表示する場面が終了しても、第1アイコンを第3ブロックに表示する。このため、視聴ユーザが動画中に表示された第1商品・サービスを認識しやすく、購入しやすい。
【0011】
本開示の一実施形態に係るコンピュータに実装された方法は、上記の処理1から7を実施してもよい。
【0012】
本開示の一実施形態に係るコンピュータは、プロセッサと、プログラムを保存するメモリとを備え、前記プロセッサは、前記プログラムに従い、上記の処理1から7を実行してもよい。
【0013】
商品・サービス購入サイトのためのプログラムは、さらに以下の処理8から10をコンピュータに実行させてもよい。
【0014】
8.前記第1アイコンの手動操作の検知を示す第1アイコン検知情報を前記視聴ユーザ端末から受信する処理。
9.前記第1アイコン検知情報の受信を受けて、前記カウント時間を前記第1時間に戻す処理。
10.前記動画を前記第1時間に対応した場面から再生する処理。
【0015】
このプログラムによって実現される視聴ユーザ端末に表示される第1画面は、第1アイコンを視聴ユーザが手動操作すると、第1商品・サービスが表示される場面から動画を表示する。視聴ユーザは、第1アイコンを手動操作するだけで、第1商品・サービスが表示された場面を視聴できる。
【0016】
複数の前記商品・サービスは、前記第1時間よりも後に表示される第2商品・サービスを含んでもよい。商品・サービス購入サイトのためのプログラムは、さらに以下の処理11から14をコンピュータに実行させてもよい。
【0017】
11.前記カウント時間が、前記第2商品・サービスを表示する場面が開始する第3時間になると、前記第2ブロックに前記第2商品・サービスを購入可能な第2アイコンを生成し、前記第2アイコンを前記視聴ユーザ端末に送信する処理。
12.前記カウント時間が、前記第2商品・サービスが表示される場面が終了する第4時間になると、前記第2アイコンを前記第2ブロックから消去し、前記第3ブロックに前記第1アイコンに加えて前記第2アイコンを生成し、前記第2アイコンを前記視聴ユーザ端末に送信する処理。
13.前記第1アイコンの手動操作の検知を示す第1アイコン検知情報を視聴ユーザ端末から受信する処理。
14.前記第1アイコン検知情報の受信を受けて、前記第2アイコンを前記第3ブロックから消去する処理。
【0018】
このプログラムによって実現される視聴ユーザ端末に表示される第1画面は、第3ブロックに第1アイコンに加えて第2アイコンを表示する。視聴ユーザが第1アイコンを手動操作すると、第1画面は、第2アイコンを消去し、第1アイコンの表示を残す。これにより、視聴ユーザは、動画開始から現在視聴している場面までに表示された商品・サービスの一覧を認識しやすい。
【0019】
前記第1アイコンは、前記第1商品・サービスの詳細を表示するための商品・サービス詳細URL(Uniform Resource Locator)にリンクした詳細ボタンを含んでもよい。商品・サービス購入サイトのためのプログラムは、さらに以下の処理15から17をコンピュータに実行させてもよい。
【0020】
15.詳細ボタンの手動操作の検知を示す詳細ボタン検知情報を視聴ユーザ端末から受信する処理。
16.前記詳細ボタン検知情報の受信を受けて、前記商品・サービス詳細URLを商品サイト・サービス・プロバイダに送信する処理。
17.前記商品・サービス詳細URLに表示される画面を表示する第2画面を、前記第1画面に重ねて生成し、前記第2画面を前記視聴ユーザ端末に送信する処理。
【0021】
このプログラムによって実現される視聴ユーザ端末に表示される第2画面は、視聴ユーザが詳細ボタンを手動操作すると、第1画面に重ねて第1商品・サービスの詳細を表示する。これによって、視聴ユーザは、商品・サービスの詳細を確認しやすい。
【0022】
前記第1アイコンは、前記第1商品・サービスを購入リストに追加する購入ボタンを含んでもよい。前記第1画面は、前記購入リストの商品・サービスを表示する第3画面にリンクする表示ボタンを含んでもよい。商品・サービス購入サイトのためのプログラムは、さらに以下の処理18から22をコンピュータに実行させてもよい。
【0023】
18.前記購入ボタンの手動操作の検知を示す購入ボタン検知情報を前記視聴ユーザ端末から受信する処理。
19.前記購入ボタン検知情報の受信を受けて、前記購入リストに前記第1商品・サービスを追加する処理。
20.前記第3画面に前記第1商品・サービスに関連する情報を生成する処理。
21.前記表示ボタンの手動操作の検知を示す表示ボタン検知情報を視聴ユーザ端末から受信する処理。
22.前記表示ボタン検知情報の受信を受けて、前記第3画面を前記視聴ユーザ端末に送信する処理。
【0024】
このプログラムによって実現される視聴ユーザ端末に表示される第1画面は、第1アイコンに購入ボタンを表示する。視聴ユーザが購入ボタンを操作すると、コンピュータは、第1商品・サービスを追加するが、第1画面はそのまま動画を表示する。これによって、視聴ユーザは、動画の視聴を中断することなく、購入リストに第1商品・サービスを追加できる。一方、視聴ユーザが表示ボタンを手動操作すると、購入リストを表示する第3画面が表示される。これによって、視聴ユーザが購入リストを確認するタイミングを選べる。
【0025】
商品・サービス購入サイトのためのプログラムは、さらに以下の処理23から26をコンピュータに実行させてもよい。
【0026】
23.前記動画の動画URL情報と、前記第1時間を示す第1時間情報と、前記第2時間を示す第2時間情報と、前記第1商品・サービスに関連するテキストデータおよび画像情報の少なくともいずれか一方と、を入力する第4画面を生成する処理。
24.前記第4画面を販売ユーザ端末に送信する処理。
25.前記販売ユーザ端末から前記動画URL情報を受信しデータベースに記録する処理。
26.前記販売ユーザ端末から前記第1時間情報と、前記第2時間情報と、前前記第1商品・サービスに関連するテキストデータおよび画像情報の少なくともいずれか一方と、を受信し前記データベースに前記動画URL情報に関連づけて記録する処理。
【0027】
動画URL情報は、動画配信サービス・プロバイダに格納される動画のURL情報を含む。販売ユーザ端末は、動画に表示される商品・サービスの販売を行うユーザ(販売ユーザ)が操作する端末を示す。
【0028】
このプログラムによって実現される販売ユーザ端末に表示される第4画面は、第1商品・サービスの表示が開始される時間と終了する時間を動画URL情報と関連付けて記録するための画面が表示する。第4画面に沿って第1商品・サービスの画像やテキストデータを入力することで、販売ユーザは、第1画面に表示するコンテンツを容易に作成できる。
【0029】
商品・サービス購入サイトのためのプログラムは、さらに以下の処理26から27をコンピュータに実行させてもよい。
【0030】
26.前記動画URL情報を前記動画配信サービス・プロバイダに送信する処理。
27.前記カウント時間が前記第1時間になると、前記画像情報および前記テキストデータの少なくともいずれか一方と、を含んで前記第1アイコンを生成する処理。
【0031】
このプログラムを実行するコンピュータは、動画配信サービス・プロバイダにアクセスし、動画をダウンロードする。これによって、販売ユーザは、動画配信サービス・プロバイダにアップロードした動画を使って、第1商品・サービスの販売ができる。また、コンピュータは、第1販売ユーザが第4画面に入力した画像情報と、第1販売ユーザが第4画面に入力したテキストデータと、を含んで自動的に第1アイコンを生成する。これによって、販売ユーザが商品・サービスを販売のためのサイトを容易に作成できる。
【発明の効果】
【0032】
動画再生中であっても、視聴ユーザが購入する商品を確認しやすい第1画面を視聴ユーザ端末に表示できる。
【図面の簡単な説明】
【0033】
【
図1】本開示の一実施形態による商品販売システムを示す図。
【
図2】本開示の一実施形態による商品販売画面の表示処理を示すフロー図。
【
図3】本開示の一実施形態による商品詳細確認画面および買物かご画面の表示処理を示すフロー図。
【
図4】本開示の一実施形態による商品に関連する情報を入力する処理を示すフロー図。
【
図5】本開示の一実施形態による商品販売画面を示す図。
【
図6】本開示の一実施形態による商品販売画面(特に鍋の表示場面)を示す図。
【
図7】本開示の一実施形態による商品販売画面(特にIHクッキングヒータの表示場面)を示す図。
【
図8】本開示の一実施形態による商品販売画面(特に鍋の表示終了場面)を示す図。
【
図9】本開示の一実施形態による商品販売画面(特にIHクッキングヒータの表示終了場面)を示す図。
【
図10】本開示の一実施形態による商品販売画面(特にアイコンが手動操作された状態)を示す図。
【
図11】本開示の一実施形態による商品詳細画面を示す図。
【
図12】本開示の一実施形態による買い物かご画面を示す図。
【
図13】本開示の一実施形態による商品情報入力画面を示す図。
【
図14】本開示の一実施形態による商品データベースを示す図。
【発明を実施するための形態】
【0034】
以下、本開示の一実施形態について、図面を参照しながら説明する。
【0035】
図1に示すように、商品販売システム1は、動画配信サービス・プロバイダ2と、商品販売サービス・プロバイダ3と、販売ユーザ端末4と、視聴ユーザ端末5と、商品サイト・サービス・プロバイダ6と、を備える。動画配信サービス・プロバイダ2、商品販売サービス・プロバイダ3、販売ユーザ端末4、視聴ユーザ端末5、および商品サイト・サービス・プロバイダ6は、それぞれネットワークに接続される。
【0036】
動画配信サービス・プロバイダ2は、動画を配信するサービスを提供する。動画配信サービスは、例えば、Youtube(登録商標)、ニコニコ動画(登録商標)などの動画を共有するサービスを含む。動画配信サービス・プロバイダ2は、ネットワークを介して接続された端末またはプロバイダからアップロードされた動画を記憶し、記憶場所を示す動画URLを発行する。動画配信サービス・プロバイダ2は、ネットワークを介した端末又はプロバイダから動画URLが送信されると記憶した動画を特定し送信する。このとき、動画配信サービス・プロバイダ2は、動画の開始から終了までの時間を示す再生時間を、ネットワークを介した端末またはプロバイダに提供する。
【0037】
動画は、複数の商品・サービスを含む。商品は、例えば、調理に使う道具などの製品を含む。サービスは、例えば、法律相談などの役務提供を含む。本実施形態では、動画は、少なくとも、鍋(第1商品・サービスの一例)と、IHキッキングヒータ(第2商品・サービスの一例)が表示される場面を含む例を用いて説明する。このような動画は、販売ユーザ端末4からアップロードされてもよいし、販売ユーザ端末4と異なる端末からアップロードされてもよい。
【0038】
商品販売サービス・プロバイダ3は、このプロバイダにアクセスするユーザ(本実施形態では、視聴ユーザ)に動画を見ながら商品を購入できる商品・サービス購入サイトを提供する。また、商品販売サービス・プロバイダ3は、販売ユーザに、商品販売のためのコンテンツを提供する。商品販売サービス・プロバイダ3は、プロセッサと、プログラムを保存したメモリとを含むコンピュータであってもよい。具体的には、商品販売サービス・プロバイダ3は、ウェブ・サーバ3a、および商品データベース3bを含んでもよい。ウェブ・サーバ3aは、動画を見ながら商品の販売ができる第1画面(例えば、
図5から
図10参照)をWeb上に公開することによって、視聴ユーザに商品の販売ができるサイトを提供する。
【0039】
商品販売サービス・プロバイダ3は、視聴ユーザに商品の購入と発送までを行うサービスを提供してもよい。より具体的には、商品販売サービス・プロバイダ3は、視聴ユーザのユーザ・アカウントに紐づけた住所を保有する。ウェブ・サーバ3aは、第1画面と、商品を購入できる第3画面(例えば、
図12参照)を視聴ユーザに提供することによって、ユーザ・アカウントに紐づいた住所に商品を発送するための情報を販売ユーザ端末4に通知してもよい。しかし、視聴ユーザに商品の購入と発送までを行うサービスは、商品販売サービス・プロバイダ3とネットワークを介して接続された別のサービス・プロバイダによって提供してもよい。
【0040】
ウェブ・サーバ3aは、動画URL情報を動画配信サービス・プロバイダ2にアクセスし、動画をダウンロードする。ウェブ・サーバ3aは、ダウンロードした動画を一時記憶し、再生する。ウェブ・サーバ3aは、第1画面に表示される再生ボタン8aによって再生を開始してもよいし、自動的に再生を開始してもよい。ウェブ・サーバ3aは、第1画面に表示された動画の再生開始からの時間をカウントし、カウント時間を取得する。ウェブ・サーバ3aは、カウント時間を第1画面に表示してもよい。また、ウェブ・サーバ3aは、カウント時間を動画配信サービス・プロバイダ2が提供するAPI(Application Programming Interface)から取得してもよい。動画を「一時記憶し、再生する」とは、動画を完全にダウンロードしてからダウンロードされた動画を再生すること、および、動画をダウンロードしながら再生すること(ストリーミング再生)を含む。
【0041】
商品データベース3bは、販売ユーザによって入力された情報に基づいて作成される。具体的には、ウェブ・サーバ3aは、販売する商品の情報を入力させる第4画面(例えば、
図13参照)を提供することによって、販売ユーザに商品に関する情報を入力させて取得する。ウェブ・サーバ3aは、販売ユーザが入力した情報に基づいて商品データベース3bを作成する。商品データベース3bは、動画の動画URL情報が記録される。商品データベース3bは、動画URL情報と関連づけて、複数の商品に関連するテキストデータおよび画像情報の少なくともいずれか一方と、商品の表示が開始される時間(第1時間の一例)と、商品の表示が終了する時間(第2時間の一例)と、が商品毎に記録されていればよい。
【0042】
この他、ウェブ・サーバ3aは、購入リストを記憶する。購入リストは、視聴ユーザが購入るする予定の商品を記録したデータベースである。
【0043】
販売ユーザ端末4は、商品を販売する販売ユーザにより利用されるコンピュータである。コンピュータは、例えば、デスクトップコンピュータ、ラップトップ、タブレット、および、スマートフォンを含む。視聴ユーザ端末5は、動画を視聴する視聴ユーザにより利用されるコンピュータである。
【0044】
商品サイト・サービス・プロバイダ6は、商品の詳細情報を表示するサイトを提供する。商品サイト・サービス・プロバイダ6は、商品の製造元のサイト、またはサービスの提供元の情報を表示するサイトである。視聴ユーザは、商品の詳細を知りたい場合もある。このような場合、ウェブ・サーバ3aは、商品サイト・サービス・プロバイダ6にアクセスすることによって、商品の詳細情報を表示する第2画面(例えば、
図11参照)を視聴ユーザに提供する。
【0045】
図2は、本実施形態の第1画面を視聴ユーザ端末5に表示するための処理を示すフローである。
図2に示される処理S1からS21の順序は、一例であり、特に矛盾の無い限り入れ替え可能である。
【0046】
図2に示すように、視聴ユーザ端末5は、視聴要求を商品販売サービス・プロバイダ3に送信する(S1)。視聴要求は、例えば、商品販売サービス・プロバイダ3がWeb上に公開した第1画面のURLに視聴ユーザがアクセスしたことを示す。商品販売サービス・プロバイダ3は、視聴要求を受信すると(S2)、第1画面を生成する。
【0047】
図5は、第1画面の一例である商品販売画面7を示す。商品販売画面7は、第1ブロック8と、第2ブロック9と、第3ブロック10と、を含む。第1ブロック8は、動画を表示するための表示ブロックである。第1ブロック8は、例えば、再生ボタン8aと、動画再生位置を示す再生バー8bと、を含む。
【0048】
第2ブロック9は、第1ブロック8と異なる位置に配置される。本実施形態では、第2ブロック9は、第1ブロック8の右に隣接して配置される。しかし、第2ブロック9は、第1ブロック8と異なる位置に配置されればよく、例えば、商品販売画面7のどの位置に配置されてもよい。第2ブロック9は、動画に表示中の商品を購入可能なアイコンを表示するブロックである。商品を購入可能なアイコンとは、一例として、視聴ユーザがクッリクすることによって、商品を購入リストに直接追加することが可能なアイコンである。商品を購入可能なアイコンの他の一例は、視聴ユーザがクッリクすることによって、商品を購入可能な画面に移動することができるアイコンを示す。具体的には、第2ブロック9は、動画に表示中の商品に関連するバナーを含むアイコンを表示してもよい。商品販売サービス・プロバイダ3は、視聴ユーザがバナーを含むアイコンを手動操作することによって、視聴ユーザに商品を購入できる画面を提供してもよい。
【0049】
第3ブロック10は、第1ブロック8および第2ブロック9と異なる位置に配置される。本実施形態では、第3ブロック10は、第1ブロック8および第2ブロック9の下方に配置される。しかし、第3ブロック10は、第1ブロック8および第2ブロック9と異なる位置に配置されれば、商品販売画面7のどの位置に配置されてもよい。第3ブロック10は、動画で使われている複数の商品のうち、既に商品の表示された場面が1回は終了した商品を一覧で表示する。
【0050】
商品販売サービス・プロバイダ3は、第1画面を生成すると、視聴ユーザ端末5に送信する(S3)。視聴ユーザ端末5は、第1画面を表示する(S4)。
【0051】
商品販売サービス・プロバイダ3は、第1画面を送信すると、商品データベース3bに記録された動画URL情報を呼び出し、動画配信サービス・プロバイダ2に送信する(S5)。動画配信サービス・プロバイダ2は、配信する動画を特定し(S6)、動画を商品販売サービス・プロバイダ3に送信する(S7)。商品販売サービス・プロバイダ3は、動画配信サービス・プロバイダ2から動画を受信しダウンロードする(S8)。商品販売サービス・プロバイダ3は動画の再生が開始されると、動画の再生開始時からの時間をカウントする(S9)。
【0052】
商品販売サービス・プロバイダ3は、カウント時間を取得し、カウント時間が、商品・サービスのうち第1商品・サービスを表示する場面が開始する第1時間になると、商品データベース3bから商品に関連する情報を取得し、第2ブロック9に第1アイコンを生成し、視聴ユーザ端末5に送信する(S10)。視聴ユーザ端末5は、第1画面に第1アイコンを表示する(S11)。
【0053】
本実施形態では、一例として、第1時間に第1商品として鍋11が表示される動画について説明する。
図6は、商品販売画面7の鍋11の表示場面を示す。
図6に示すように、商品販売サービス・プロバイダ3は、カウント時間を取得し、カウント時間が、鍋11を表示する場面が開始する第1時間になると、第2ブロック9に鍋11を購入可能なアイコン12を生成し視聴ユーザ端末5に送信する。視聴ユーザ端末5は、商品販売画面7にアイコン12を表示する。
【0054】
商品販売サービス・プロバイダ3は、カウント時間が、商品・サービスのうち第2商品・サービスを表示する場面が開始する第3時間になると、第2ブロック9に第2アイコンを生成し、視聴ユーザ端末5に送信する(S12)。視聴ユーザ端末5は、第1画面に第2アイコンを表示する(S13)。第2商品は、第1時間よりも後に表示される商品を示す。
【0055】
本実施形態では、一例として、第3時間に第2商品としてIHクッキングヒーター13が表示される動画について説明する。
図7は、商品販売画面7のIHクッキングヒーター13の表示場面を示す。
図7に示すように、商品販売サービス・プロバイダ3は、カウント時間が、IHクッキングヒーター13を表示する場面が開始する第3時間になると、第2ブロック9にIHクッキングヒーター13を購入可能なアイコン14を生成し、視聴ユーザ端末5に送信する。視聴ユーザ端末5は、商品販売画面7にアイコン14を表示する。
【0056】
商品販売サービス・プロバイダ3は、カウント時間が、第1商品が表示される場面が終了する第2時間になると、第1アイコンを第2ブロック9から消去し、第3ブロック10に第1アイコンを生成し、視聴ユーザ端末5に送信する(S14)。視聴ユーザ端末5は、第3ブロック10に第1アイコンを表示する(S15)。
【0057】
本実施形態では、一例として、第2時間に鍋11が表示される場面が終了する動画について説明する。
図8は、商品販売画面7の鍋11の表示終了場面を示す。
図8に示すように、商品販売サービス・プロバイダ3は、カウント時間が、鍋11の表示が終了する第2時間になると、第2ブロック9の鍋11を購入可能なアイコン12を消去する。商品販売サービス・プロバイダ3は、第3ブロック10に、鍋11を購入可能なアイコン15を生成し、視聴ユーザ端末5に送信する。視聴ユーザ端末5は、商品販売画面7の第2ブロック9からアイコン12を削除し、第3ブロック10にアイコン15を表示する。なお、このような第1画面の表示によって、視聴ユーザは、アイコン12が第2ブロック9から第3ブロック10に移動したように見える。
【0058】
このとき、商品販売サービス・プロバイダ3は、IHクッキングヒーター13を購入可能なアイコン14を第2ブロック9の現在の表示位置から削除し、第2ブロック9の上部に生成し、視聴ユーザ端末5に送信してもよい。上部は、例えば、鍋11のアイコン12が表示されていた位置である。これによって、視聴ユーザは、アイコン14が第2ブロック9の上部に移動したように見える。
【0059】
商品販売サービス・プロバイダ3は、カウント時間が、第2商品・サービスが表示される場面が終了する第4時間になると、第2アイコンを第2ブロック9から消去し、第3ブロック10に第1アイコンに加えて2アイコンを生成し、視聴ユーザ端末5に送信する(S16)。視聴ユーザ端末5は、第3ブロック10に第1アイコンに加えて第2アイコンを表示する(S17)。
【0060】
本実施形態では、一例として、第4時間にIHクッキングヒーター13が表示される場面が終了する動画について説明する。
図9は、商品販売画面7のIHクッキングヒーター13の表示終了場面を示す。
図9に示すように、商品販売サービス・プロバイダ3は、カウント時間が、IHクッキングヒーター13の表示が終了する第4時間になると、第2ブロック9のIHクッキングヒーター13を購入可能なアイコン14を消去する。商品販売サービス・プロバイダ3は、第3ブロック10に、IHクッキングヒーター13を購入可能なアイコン16を生成し、視聴ユーザ端末5に送信する。視聴ユーザ端末5は、商品販売画面7の第2ブロック9からアイコン14を削除し、第3ブロック10にアイコン16を表示する。なお、このような第1画面の表示によって、視聴ユーザは、アイコン14が第2ブロック9から第3ブロック10に移動したように見える。
【0061】
このように表示される商品販売画面7を視聴する視聴ユーザは、アイコン12からアイコン15を手動操作することで、商品を購入する手続きに進むことが可能である。このため、視聴ユーザは、動画を見ながらであっても、商品の購入間違いを防止しやすい。さらに、商品販売画面7は、例えば鍋11やIHクッキングヒーター13を表示する場面が終了しても、アイコン15およびアイコン16を第3ブロック10に表示する。このため、視聴ユーザが動画中に表示された商品を認識しやすく、購入しやすい。
【0062】
視聴ユーザ端末5は、第1アイコンの手動操作の検知を示す情報を商品販売サービス・プロバイダ3に送信する(S18)。商品販売サービス・プロバイダ3は、第1アイコンの手動操作の検知を示す第1アイコン検知情報を視聴ユーザ端末5から受信し、第1アイコン検知情報の受信を受けて、カウント時間を第1時間に戻し、第1時間に対応する場面から再生する(S19)。また、同時に、商品販売サービス・プロバイダ3は、第2アイコンを第3ブロック10から消去し、第2ブロック9に第1アイコンを表示した画面を生成し、視聴ユーザ端末5に送信する(S20)。視聴ユーザ端末5は、第2アイコンを第3ブロック10から消去した画面を表示する(S21)。
【0063】
本実施形態では、一例として、アイコン15が視聴ユーザによって手動操作された場合を説明する。手動操作は、例えば、デスクトップコンピュータ、ラップトップであればクリック操作である。手動操作は、例えば、タブレット、および、スマートフォンであればタッチ操作である。
図10は、商品販売画面7のアイコン15が手動操作された状態を示す。商品販売サービス・プロバイダ3は、アイコン15が手動操作されると、アイコン15の手動操作の検知情報の受信を受けて、カウント時間を鍋11の表示が開始される第1時間に戻し、第1時間に対応する場面から再生する。また、同時に、商品販売サービス・プロバイダ3は、アイコン16を第3ブロック10から消去し、第2ブロック9にアイコン12を生成し、視聴ユーザ端末5に送信する。視聴ユーザ端末5は、アイコン16を第3ブロック10から消去し、第2ブロック9にアイコン12を生成した画面を表示する。これによって、視聴ユーザは、アイコン15を手動操作するだけで、鍋11が表示された場面を視聴できる。
【0064】
商品販売サービス・プロバイダ3は、商品データベース3bに記録され、動画URL情報と関連づけられた商品全てについて、このような処理を実行する。また、商品販売サービス・プロバイダ3は、カウント時間が、動画配信サービス・プロバイダ2から取得した再生時間になるまで、このような処理を繰り返す。
【0065】
次に第2画面を視聴ユーザ端末5に表示するための処理について説明する。
図3の処理S30からS36は、本実施形態の第2画面を表示するための処理を示すフローである。
図3に示される処理S31からS36の順序は、一例であり、特に矛盾の無い限り入れ替え可能である。
【0066】
第1アイコンは、商品サイト・サービス・プロバイダ6が格納する商品の詳細を表示する第2画面の商品詳細URL(Uniform Resource Locator)にリンクした詳細ボタンを含む。本実施形態では、商品詳細URLは、商品サイト・サービス・プロバイダに格納された商品詳細画面18を含むサイトにアクセスするためのURLである。また、本実施形態では、
図6から
図10に示すように、詳細ボタンは、アイコン12からアイコン16に重ねて表示される商品詳細ボタン17である。
【0067】
視聴ユーザ端末5は、
図3に示すように、詳細ボタンの手動操作の検知を示す情報を商品販売サービス・プロバイダ3に送信する(S30)。商品販売サービス・プロバイダ3は、詳細ボタンの手動操作の検知を示す詳細ボタン検知情報を視聴ユーザ端末5から受信する(S31)。商品販売サービス・プロバイダ3は、詳細ボタン検知情報の受信を受けて、商品・サービス詳細URLを商品サイト・サービス・プロバイダ6に送信する(S32)。商品サイト・サービス・プロバイダ6は、第2画面を生成し、商品販売サービス・プロバイダ3に送信する(S34)。商品販売サービス・プロバイダ3は、第2画面を、1画面に重ねて生成し、視聴ユーザ端末5に送信する(S35)。視聴ユーザ端末5は、第2画面を第1画面と重ねて表示する。
【0068】
図11は、第2画面の一例として商品詳細画面18を示す。
図11は、アイコン16に含まれる商品詳細ボタン17(
図9参照)をクリックした場合に、表示された商品詳細画面18を示す。商品詳細画面18には、商品の画像と、商品の説明が表示される。
【0069】
次に第3画面を視聴ユーザ端末5に表示するための処理について説明する。
図3の処理S37からS43は、本実施形態の第3画面を表示するための処理を示すフローである。
図3に示される処理S37からS43の順序は、一例であり、特に矛盾の無い限り入れ替え可能である。
【0070】
第1アイコンは、第1商品・サービスを購入リストに追加する購入ボタンを含む。本実施形態では、
図8から
図10に示すように、購入ボタンは、アイコン15およびアイコン16に重ねて表示され、「今すぐ買う」と表示されたボタン19である。
【0071】
第1画面は、購入リストの商品・サービスを表示する第3画面にリンクする表示ボタンを含む。本実施形態では、
図6から
図10に示すように、表示ボタンは、商品販売画面7に「買い物かご」と記されたボタン20である。
【0072】
視聴ユーザ端末5は、
図2に示すように、購入ボタンの手動操作の検知を示す情報を商品販売サービス・プロバイダ3に送信する(S37)。商品販売サービス・プロバイダ3は、購入ボタンの手動操作の検知を示す購入ボタン検知情報を視聴ユーザ端末5から受信する(S38)。商品販売サービス・プロバイダ3は、購入ボタン検知情報の受信を受けて、購入リストに第1商品・サービスを追加する(S39)。商品販売サービス・プロバイダ3は、第3画面に第1商品・サービスに関連する情報を生成する。視聴ユーザ端末5は、表示ボタンの手動操作の検知を示す情報を商品販売サービス・プロバイダ3に送信する(S40)。商品販売サービス・プロバイダ3は、表示ボタンの手動操作の検知を示す表示ボタン検知情報を視聴ユーザ端末5から受信する(S41)。商品販売サービス・プロバイダ3は、表示ボタン検知情報の受信を受けて、第3画面を視聴ユーザ端末5に送信する(S42)。視聴ユーザ端末5は、第3画面を表示する(S43)。視聴ユーザ端末5は、購入決定ボタンの手動操作を検知する(S44)。商品販売サービス・プロバイダ3は、購入決定ボタンが手動操作されたことを示す検知情報を受信する(S45)。商品販売サービス・プロバイダ3は、視聴ユーザのユーザ・アカウントに紐づいた住所に商品を発送するための購入情報を生成し、販売ユーザ端末4に送信する(S46)。販売ユーザ端末4は、購入情報を受信する(S47)。
【0073】
図12は、第3画面の一例として、買い物かご画面21を示す。本実施形態では、視聴ユーザがアイコン15およびアイコン16のボタン19を手動操作した場合の買い物かご画面21を示す。買い物かご画面21は、情報22と、情報23と、購入決定ボタンとしてボタン24と、商品の合計金額の情報24aと、を含む。
【0074】
商品販売サービス・プロバイダ3は、ボタン19の手動操作の検知を示す購入ボタン検知情報を視聴ユーザ端末5から受信する。商品販売サービス・プロバイダ3は、購入ボタン検知情報の受信を受けて、購入リストに鍋11とIHクッキングヒーター13を追加する。商品販売サービス・プロバイダ3は、買い物かご画面21に鍋11に関連する情報22およびIHクッキングヒーター13に関連する情報23を生成する。視聴ユーザ端末5は、ボタン20の手動操作の検知を示す情報を商品販売サービス・プロバイダ3に送信する。商品販売サービス・プロバイダ3は、ボタン20の手動操作の検知を示す表示ボタン検知情報を視聴ユーザ端末5から受信する。商品販売サービス・プロバイダ3は、表示ボタン検知情報の受信を受けて、買い物かご画面21を視聴ユーザ端末5に送信する。視聴ユーザ端末5は、買い物かご画面21を表示する。商品販売サービス・プロバイダ3は、ボタン24が手動操作されたことを示す検知情報の受信を受けて、視聴ユーザのユーザ・アカウントに紐づいた住所に商品を発送するための情報を販売ユーザ端末4に送信する。
【0075】
次に第4画面について説明する。第4画面は、販売ユーザが各アイコン(例えば、アイコン12からアイコン16)に表示させる商品の情報を入力する画面である。第4画面は、少なくとも、動画の動画URL情報と、第1時間情報と、第2時間情報と、商品に関連するテキストデータおよび画像情報の少なくともいずれか一方と、を販売ユーザが入力可能なボックスを含む。
【0076】
図13は、第4画面の一例として、商品情報入力画面25を示す。本実施形態では、商品情報入力画面25は、第1入力画面25aから第6入力画面25fの6つの画面で構成される。しかし、これら商品情報入力画面25は、例えば、一つの入力画面で構成されてもよい。
【0077】
第1入力画面25aは、アイコンの表示デザインを選択できるチェックボックスを含む。本実施形態では、一例として、チェックボックス26aと、チェックボックス26bと、を含む。チェックボックス26aは、例えば、商品販売画面7の第2ブロック9および第3ブロック10にシンプルなデザインのアイコン12からアイコン16を表示可能なチェックボックスである。チェックボックス26bは、例えば、第1ブロック8の下方に第2ブロック9を配置し、アイコン12としてバナーを表示可能なチェックボックスである。第1入力画面25aは、表示デザインを選択できればチェックボックスでなくてもよく、例えば、テキストボックスなど他の方法によるものであってもよい。
【0078】
第2入力画面25bは動画URL情報を入力するボックス27と、全ての商品の画像を入力するボックス28と、を含む。
【0079】
第3入力画面25cは、動画を再生しながら商品表示タイミングを入力する画面である。商品表示タイミングは、商品の表示が開始される場面の時間情報(第1時間情報の一例)と、商品の表示が終了する場面の時間情報(第2時間情報の一例)を含む。第3入力画面25cは、動画再生ボックス29と、商品名をテキストデータとして入力可能なボックス30と、第1時間情報および第2時間情報を入力するボックス31と、動画に表示される商品を追加するボタン32と、を含む。
【0080】
第4入力画面25dは、商品に関連するテキストデータを入力する画面である。第4入力画面25dは、商品の詳細を表示するための商品詳細URLを入力するボックス33と、商品のキャッチコピーをテキストデータとして入力可能なボックス34と、商品の価格をテキストデータとして入力可能なボックス35と、第1入力画面25aによって入力した画像から、各商品に使用する画像を紐づけるボタン36と、を含む。
【0081】
第5入力画面25eは、第1画面のプレビューを表示するための画面である。第5入力画面25eは、例えば、商品販売画面7に加え、プレビューを承認する承認ボタンを含む。本実施形態では、承認ボタンは、「次へ」と記されたボタンBである。第5入力画面25eは、表示される内容は第1画面と同様であるため、説明を省略する。
【0082】
第6入力画面25fは、販売ユーザが入力内容を確定し、商品販売サービス・プロバイダ3がWeb上に第1画面を公開するための画面である。第6入力画面25fは、少なくとも、入力内容を確定する確定ボタンと、販売ユーザのサイトなどに第1画面を組み込むためのソースコードを表示する表示ボックスと、を含む。本実施形態では、確定ボタンは、「べージ共有」と記されたボタン37である。表示ボックスは、「ソースコード」と記されたボックス38である。
【0083】
次に、第4画面を販売ユーザ端末4に表示するための処理について説明する。
図4の処理S61からS88は、本実施形態の第4画面を表示するための処理を示すフローをである。
図4に示される処理S61からS88の順序は、一例であり、特に矛盾の無い限り入れ替え可能である。
【0084】
商品販売サービス・プロバイダ3は、第1入力画面25aを生成し、販売ユーザ端末4に送信する(S61)。販売ユーザ端末4は、第1入力画面25aを表示する(S62)。販売ユーザ端末4は、販売ユーザによる第1入力画面25aの入力を受け、入力情報を商品販売サービス・プロバイダ3に送信する(S63)。本実施形態では、入力情報は、販売ユーザがチェックボックス26aまたはチェックボックス26cを選択することによって表示デザインを選択した情報である。商品販売サービス・プロバイダ3は、入力情報を受信する(S64)。商品販売サービス・プロバイダ3は、第2入力画面25bを生成し販売ユーザ端末4に送信する(S65)。販売ユーザ端末4は、第2入力画面25bを表示する(S66)。
【0085】
販売ユーザ端末4は、販売ユーザによる第2入力画面25bの入力を受け、商品販売サービス・プロバイダ3に入力情報を送信する(S67)。本実施形態では、第2入力画面25bの入力情報は、動画URL情報と、動画に表示される商品全ての画像である。商品販売サービス・プロバイダ3は、入力情報を受信すると動画URL情報を商品データベース3bに記録する。
図14に示すデータテーブルは、商品データベース3bの一例である。商品販売サービス・プロバイダ3は、動画URL情報をテーブルAに記録する。
【0086】
商品販売サービス・プロバイダ3は、商品データベース3bから動画URLを取得し、動画配信サービス・プロバイダ2に送信する(S69)。動画配信サービス・プロバイダ2は、動画を特定し(S70)、動画を商品販売サービス・プロバイダ2に送信する(S71)。商品販売サービス・プロバイダ3は、動画を受信するとダウンロードして一時記憶する(S72)。商品販売サービス・プロバイダ3は、第3入力画面25cを生成し、販売ユーザ端末4に送信する(S73)。販売ユーザ端末4は、第3入力画面25cを表示する(S74)。
【0087】
販売ユーザ端末4は、販売ユーザによる第3入力画面25cの入力を受け、第3入力画面25cの入力情報を送信する(S75)。本実施形態では、第3入力画面25cの入力情報は、商品表示タイミングおよび商品名のテキストデータである。商品販売サービス・プロバイダ3は、例えば、第3入力画面25cのボタン32が1回目に手動操作されたことを受け、動画再生ボックス29の表示された動画の再生を一時停止し、カウント時間を第1時間情報としてボックス31に表示するともに、第1時間情報を商品データベース3bに記録してもよい。また、商品販売サービス・プロバイダ3は、例えば、その後動画が再生され、第3入力画面25cのボタン32が2回目に手動操作されたことを受け、動画再生ボックス29の表示された動画の再生を一時停止し、カウント時間を第2時間情報としてボックス31に表示するともに、第2時間情報を商品データベース3bに記録してもよい。このような操作によって、販売ユーザは簡単に第1時間情報、および第2時間情報を入力できる。なお、商品販売サービス・プロバイダ3は、第1時間情報と第2時間情報を入力するためのボタンを、ボタン32と別に表示してもよい。さらに、商品販売サービス・プロバイダ3は、例えば、第3入力画面25cのボタン32が3回目に手動操作されたことを受け、ボックス30およびボックス31を追加する。これによって、販売ユーザは、動画に表示される商品を追加できる。販売ユーザは、販売する商品全てを追加し、入力を完了する。上記の商品表示タイミングの入力方法は一例であり、例えば、販売ユーザが第1時間情報および第2時間情報をテキストデータとして入力する方法など、種々の方法によって販売ユーザが商品表示タイミングを入力してもよい。
【0088】
商品販売サービス・プロバイダ3は、販売ユーザ端末4から入力情報を受信し、商品データベース3bに動画URL情報と関連付けて入力情報を記録する(S76)。本実施形態では、商品販売サービス・プロバイダ3は、テーブル39に商品名を記録する。テーブル40およびテーブル41に商品表示タイミングを記録する。商品表示タイミングに含む第2時間情報は、商品を表示している時間を示す再生期間であってもよい。この場合、商品販売サービス・プロバイダ3は、カウント時間が第1時間情報として入力された第1時間になると第1アイコンを第2ブロック9に表示する。商品販売サービス・プロバイダ3は、カウント時間が第1時間に表示時間を足した第2時間になると、第1アイコンを第2ブロック9から消去する。
【0089】
商品販売サービス・プロバイダ3は、第4入力画面25dを生成し、販売ユーザ端末4に送信する(S77)。販売ユーザ端末4は、第3入力画面25cを表示する(S78)。販売ユーザ端末4は、販売ユーザによる第4入力画面25dの入力を受け、第4入力画面25dの入力情報を送信する(S79)。本実施形態では、第4入力画面25dの入力情報は、商品詳細URL情報、キャッチコピー、商品の価格などのテキストデータ、および各商品と第2入力画面25bによって入力した画像との紐づけ情報である。商品販売サービス・プロバイダ3は、第4入力画面25dのボタン36が手動操作されたことを受け、各商品に画像を紐づける。
【0090】
商品販売サービス・プロバイダ3は、販売ユーザ端末4から入力情報を受信し、商品データベース3bに動画URL情報と関連付けて入力情報を記録する(S80)。本実施形態では、商品販売サービス・プロバイダ3は、テーブル42にキャッチコピーのテキストデータ、テーブル43に商品詳細URL情報を商品毎に記録する。テーブル44およびテーブル45に各商品の画像およびファイル名を記憶する。画像は、jpeg、pingなどの画像データである。
【0091】
商品販売サービス・プロバイダ3は、第5入力画面25eを生成し、販売ユーザ端末4に送信する(S81)。販売ユーザ端末4は、第5入力画面25eを表示する(S82)販売ユーザ端末4は、販売ユーザによる第4入力画面25dの入力を受け、第4入力画面25dの入力情報を送信する(S83)。本実施形態では、第4入力画面25dの入力情報は、ボタンBを販売ユーザが手動操作したことによるプレビューの承認情報である。
【0092】
商品販売サービス・プロバイダ3は、販売ユーザ端末4から入力情報を受信する(S84)。商品販売サービス・プロバイダ3は、第6入力画面25fを生成し、販売ユーザ端末4に送信する(S85)。販売ユーザ端末4は、第6入力画面25fを表示する(S86)。販売ユーザ端末4は、販売ユーザによる第6入力画面25fの入力を受け、第6入力画面25fの入力情報を送信する(S87)。本実施形態では、第6入力画面25fの入力情報は、ボタン37が手動操作された情報である。商品販売サービス・プロバイダ3は、商品データベース3bを配信専用エリアに格納することで、Web上に第1画面(本実施形態では商品販売画面7)を含むサイトを公開する(S88)。このような、第4画面を用いて、販売ユーザは第1画面に表示するコンテンツを容易に作成できる。
【0093】
以上説明した通り、本開示による商品販売のためのプログラムは、商品販売サービス・プロバイダ3に各処理を実行させることによって、動画再生中であっても、視聴ユーザが購入する商品を確認しやすい第1画面を視聴ユーザ端末5に表示できる。
【符号の説明】
【0094】
1:商品販売システム,2:動画配信サービス・プロバイダ,
3:商品販売サービス・プロバイダ,4:販売ユーザ端末
5:視聴ユーザ端末,6:商品サイト・サービス・プロバイダ