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特許7539752情報処理装置、情報処理方法、プログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-08-16
(45)【発行日】2024-08-26
(54)【発明の名称】情報処理装置、情報処理方法、プログラム
(51)【国際特許分類】
   H04L 51/00 20220101AFI20240819BHJP
【FI】
H04L51/00
【請求項の数】 7
(21)【出願番号】P 2020179332
(22)【出願日】2020-10-27
(65)【公開番号】P2022070323
(43)【公開日】2022-05-13
【審査請求日】2022-07-07
【審判番号】
【審判請求日】2023-10-10
(73)【特許権者】
【識別番号】390002761
【氏名又は名称】キヤノンマーケティングジャパン株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100189751
【弁理士】
【氏名又は名称】木村 友輔
(74)【代理人】
【識別番号】100227857
【弁理士】
【氏名又は名称】中山 圭
(72)【発明者】
【氏名】大和 大輝
【合議体】
【審判長】岩間 直純
【審判官】山澤 宏
【審判官】野崎 大進
(56)【参考文献】
【文献】特開2013-012228(JP,A)
【文献】特開2013-020449(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04L 51/00-51/58
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
送信元端末、前記送信元端末が送信した電子メール及び当該送信制御装置自身が生成して送信した電子メールを受信する送信制御装置、及び、送信元メールサーバからなる情報処理システムにおいて、
前記送信制御装置は、
電子メールを受信する受信手段と、
前記受信手段により受信した電子メールに対して送信制御ルールを適用するルール適用手段と、
前記ルール適用手段による送信制御ルール適用の結果である制御結果を通知する電子メールである通知メールを送信するよう制御する制御手段と、
を備え、
前記ルール適用手段は、前記通知メールに対しても前記送信制御ルールを適用することを特徴とし、
前記制御手段は、前記通知メールに対する制御結果を通知する通知メールは送信しないよう制御することを特徴とする情報処理システム。
【請求項2】
前記送信制御装置は、
前記送信制御ルールを複数記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶された送信制御ルールのうち前記ルール適用手段により適用された送信制御ルールが所定の送信制御ルールである場合に前記通知メールを送信する通知メール送信手段と、
を備えることを特徴とする請求項に記載の情報処理システム。
【請求項3】
前記送信制御装置は、
前記制御結果が所定の結果である場合に前記通知メールを送信する通知メール送信手段をさらに備えることを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理システム。
【請求項4】
前記通知メール送信手段は、前記制御結果が送信を保留する旨の制御結果である場合に通知メールを送信することを特徴とする請求項3に記載の情報処理システム。
【請求項5】
前記送信制御装置は、
前記電子メールが通知メールであるかを、当該電子メールのヘッダー情報を用いて判定する判定手段をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項記載の情報処理システム。
【請求項6】
送信元端末、前記送信元端末が送信した電子メール及び当該送信制御装置自身が生成して送信した電子メールを受信する送信制御装置、及び、送信元メールサーバからなる情報処理システムにける情報処理方法であって、
前記送信制御装置の受信手段が、電子メールを受信する受信工程と、
前記送信制御装置のルール適用手段が、前記受信工程による受信した電子メールに対して送信制御ルールを適用するルール適用工程と、
前記送信制御装置の制御手段が、前記ルール適用工程による送信制御ルール適用の結果である制御結果を通知する電子メールである通知メールを送信するよう制御する制御工程と、
を備え、
前記ルール適用工程は、前記通知メールに対しても前記送信制御ルールを適用することを特徴とし、
前記制御工程は、前記通知メールに対する制御結果を通知する通知メールは送信しないよう制御することを特徴とする情報処理方法。
【請求項7】
コンピュータを、請求項1乃至のいずれか1項に記載の各手段として機能させるためのプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、情報処理方法、プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
インターネットの普及に伴い、電子メールは個々人のコミュニケーションだけではなく、企業などの組織間のコミュニケーションにおいても重要なツールとなった。現在、様々なコミュニケーションツールが出現しているが、依然として、電子メールは共通のインフラとして重要である。
【0003】
しかしながら、電子メールにより情報発信が容易となり、情報発信の頻度が増加したため、意図した送信先とは異なる相手に電子メールを送ってしまう誤送信が増加している。
【0004】
電子メールにおいては、機微な情報も容易に送信できてしまうため、誤送信の内容によっては組織の存続を脅かす重大なインシデントに発展する可能性もあり、企業などの組織において、誤送信防止は重大な課題となっている。
【0005】
特許文献1には、メール送受信端末とメール配送装置との間に配される送信メール保留装置において、電子メールを保留する技術が提案されている。具体的には、送信メール保留装置は、保留すると設定されている送信先アドレスをもつ電子メールを受信した場合には、受信した電子メールを送信者へ送信して内容を確認させ、送信者が当該電子メールを誤送信と判断した場合、当該電子メールの外部への送信を取り消すことについて開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【文献】特開2005-277976公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特許文献1に記載された仕組みにおいて、メールの送信が保留された場合には、保留された旨を送信元やメール管理者に対して通知することが行われている。このような通知を行うことで、送信元やメール管理者は保留されたメールを確認し、送信しても良いのか、送信せずに削除すべきかといった判断を迅速に行うことが可能となる。
【0008】
しかし、このような通知は電子メールを用いて通知されることが多く(以下、制御結果等を通知するメールを通知メールとする)、通知メールについても送信制御ルールが適用され、通知メール自身も送信が保留されると、通知メールを保留した旨の通知メールが送信されることになり、通知メールがループしてしまうという状況が発生し得る。
【0009】
そこで、本発明は、通知メールのループを防ぐ仕組みを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の情報処理システムは、電子メールを受信する受信手段と、前記受信手段により受信した電子メールに対する制御結果を通知する電子メールである通知メールを送信する送信手段と、を備え、前記送信手段は、前記受信手段により受信した電子メールが通知メールである場合、当該通知メールに対する制御結果を通知する通知メールは送信しないことを特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、通知メールのループを防ぐことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】情報処理システムの構成を示す図
図2】情報処理装置のハードウエア構成を示す図
図3】通知メール送信処理を示すフローチャート
図4】送信制御ルールを示す図
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。
【0014】
図1は、本発明における情報処理システムの構成の一例を示す図である。
【0015】
本発明の情報処理システムは、送信元端末101、送信制御装置102、送信元メールサーバ103が通信可能に接続された構成となっている。
【0016】
送信元端末101は、ユーザから電子メールの作成や送信に係る指示を受け付ける端末である。
【0017】
送信制御装置102は、送信元端末101において送信指示された電子メールに対して、記憶された送信制御ルールを適用することで、当該電子メールの送信制御内容を決定し、実行する装置である。
【0018】
送信元メールサーバ103は、送信制御装置102において送信すると判断された電子メールを受け取り、ネットワーク110を介して当該電子メールを送信先に送信する処理を実行する装置である。
【0019】
なお、本実施形態においては、送信元端末101、送信制御装置102、送信元メールサーバ103はそれぞれ別の端末として説明するが、送信元端末101が送信制御装置102の機能を備えていても良い。具体的には、送信元端末101が送信制御ルールを記憶し、送信指示された電子メールに対して当該送信制御ルールを適用することで、当該電子メールの送信を制御しても良い。また、送信制御装置102と送信元メールサーバ103は同一の端末(筐体)であっても良い。
【0020】
送信元メールサーバ103によって送信された電子メールは、送信先メールサーバによって受信され、送信先メールサーバが受信した電子メールは、送信先端末によって閲覧される。
【0021】
図2は、本発明の送信元端末101、送信制御装置102、送信元メールサーバ103に適用可能な情報処理装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
【0022】
図2に示すように、情報処理装置は、システムバス200を介してCPU(Central Processing Unit)201、ROM(Read Only Memory)202、RAM(Random Access Memory)203、記憶装置204、入力コントローラ205、音声コントローラ206、ビデオコントローラ207、メモリコントローラ208、よび通信I/Fコントローラ209が接続される。
【0023】
CPU201は、システムバス200に接続される各デバイスやコントローラを統括的に制御する。
【0024】
ROM202あるいは外部メモリ213は、CPU201が実行する制御プログラムであるBIOS(Basic Input/Output System)やOS(Operating System)や、本情報処理方法を実現するためのコンピュータ読み取り実行可能なプログラムおよび必要な各種データ(データテーブルを含む)を保持している。
【0025】
RAM203は、CPU201の主メモリ、ワークエリア等として機能する。CPU201は、処理の実行に際して必要なプログラム等をROM202あるいは外部メモリ213からRAM203にロードし、ロードしたプログラムを実行することで各種動作を実現する。
【0026】
入力コントローラ205は、キーボード210や不図示のマウス等のポインティングデバイス等の入力装置からの入力を制御する。入力装置がタッチパネルの場合、ユーザがタッチパネルに表示されたアイコンやカーソルやボタンに合わせて押下(指等でタッチ)することにより、各種の指示を行うことができることとする。
【0027】
また、タッチパネルは、マルチタッチスクリーンなどの、複数の指でタッチされた位置を検出することが可能なタッチパネルであってもよい。
【0028】
ビデオコントローラ207は、ディスプレイ212などの外部出力装置への表示を制御する。ディスプレイは本体と一体になったノート型パソコンのディスプレイも含まれるものとする。なお、外部出力装置はディスプレイに限ったものははく、例えばプロジェクタであってもよい。また、前述のタッチ操作を受け付け可能な装置については、入力装置も提供する。
【0029】
なおビデオコントローラ207は、表示制御を行うためのビデオメモリ(VRAM)を制御することが可能で、ビデオメモリ領域としてRAM203の一部を利用することもできるし、別途専用のビデオメモリを設けることも可能である。
【0030】
メモリコントローラ208は、外部メモリ213へのアクセスを制御する。外部メモリとしては、ブートプログラム、各種アプリケーション、フォントデータ、ユーザファイル、編集ファイル、および各種データ等を記憶する外部記憶装置(ハードディスク)、フレキシブルディスク(FD)、或いはPCMCIAカードスロットにアダプタを介して接続されるコンパクトフラッシュ(登録商標)メモリ等を利用可能である。
【0031】
通信I/Fコントローラ209は、ネットワークを介して外部機器と接続・通信するものであり、ネットワークでの通信制御処理を実行する。例えば、TCP/IPを用いた通信やISDNなどの電話回線、および携帯電話の4G回線、5G回線等を用いた通信が可能である。
【0032】
尚、CPU201は、例えばRAM203内の表示情報用領域へアウトラインフォントの展開(ラスタライズ)処理を実行することにより、ディスプレイ212上での表示を可能としている。また、CPU201は、ディスプレイ212上の不図示のマウスカーソル等でのユーザ指示を可能とする。
【0033】
次に図3のフローチャートを用いて、送信制御装置102が実行する通知メールの送信処理を説明する。
【0034】
図3のフローチャートで示す処理は、送信制御装置102のCPU201が所定の制御プログラムを読み出して実行する処理である。
【0035】
ステップS301では、電子メールを受信する。ここで受信する電子メールは、送信元端末101から送信された電子メールや、送信制御装置102自身が生成して送信した電子メール(通知メール等)などを含む。
【0036】
ステップS302では、ステップS301で受信した電子メールが通知メールであるかを判定する。
【0037】
通知メールとは、上述の通り、送信制御装置102における送信制御結果を通知するための電子メールである。このような通知メールは、送信制御装置102において生成される電子メールであることから、ヘッダー情報の中に送信制御装置102によって生成された電子メールであることを示す情報が含まれていることが多い。そのため、ステップS302における判定も、ヘッダー情報の中に所定の情報が含まれているか否かによって判定することが可能である。
【0038】
なお、ヘッダー情報を用いて判定する方法は、ステップS302における判定の1つの具体例に過ぎず、電子メール本文の情報を用いて通知メールであるかを判定する方法であっても良いし、通知メールであることを示す添付ファイルが付されているか否かによって判定する方法であっても良いし、電子メールの件名に「通知メール」といった文字列が含まれているか否かによって判定する方法であっても良い。これらの判定方法は、送信制御装置102がどのような特徴(識別情報)を持った通知メールを生成するかによって決定されるものである。
【0039】
通知メールであると判定された場合(ステップS302:YES)は、処理をステップS303に移行する。
【0040】
通知メールではないと判定された場合(ステップS302:NO)は、処理をステップS304に移行する。
【0041】
ステップS303では、処理対象の電子メールが通知メールであることを記録するため、フラグをONにする。当該電子メールが通知メールであることが記録されれば、どのような管理方法であっても良い。
【0042】
ステップS304では、処理対象の電子メールに対して送信制御ルールを適用する。
【0043】
ここで、通知メールであると判定された電子メールに対してもルール適用処理を実行するのは、通知メールを原因とするセキュリティインシデントの発生を防ぐためである。例えば、ヘッダー情報を書き換える等により通知メールを装って機密情報を含む電子メールが送信されるようなケースにおいて、当該電子メールに対するルール適用処理を実行しない場合は、セキュリティホールとなり得る。そのため、通知メールと判定された電子メールに対してもルール適用処理を実行することで、セキュリティインシデントの発生を防ぐことが可能となる。
【0044】
送信制御ルールの一例を図4に示す。
【0045】
図4に示す通り、送信制御ルールは、「条件」と「アクション」から構成される個別ルールによって構成されている。
【0046】
「条件」は、当該個別ルールが適用される電子メールを示す条件であり、例えばID:1の個別ルールでは、添付ファイルがある電子メールが該当する。添付ファイルがある電子メールについては、ID:1の個別ルールに「アクション」に設定された「保留」処理が実行される。
【0047】
本実施形態においては、個別ルールのIDが適用の優先順位となっており、ID:1の条件に合致しなかった電子メールは、次のID:2の個別ルールの条件に合致するか確認される。ID:2の個別ルールが適用されなかった場合は、ID:3の個別ルールに処理を移すといった手順で送信制御内容を決定していく。全ての個別ルールの条件に合致しない場合は、デフォルトルールであるID:Nの個別ルールが適用される(図4の例では、送信となる)。
【0048】
なお、図4の例では、送信制御ルールについて説明したが、ウイルスチェックやスパムメールチェックをするためのルールを適用する形態であっても良い。
【0049】
また、図4の「通知」項目にある通り、当該個別ルールが適用された場合に通知をするか否かの設定がされている。例えばID:1の個別ルールが適用された場合には、通知メールを送信することを意味している。
【0050】
なお、本実施形態においては、通知メールを送信するか否かを個別ルールに対応付けておく形態につて説明したが、例えばアクションの種別毎に対応付けておいても良い(「保留」の場合には通知メールを送信するが、「送信」の場合には通知メールを送信しない等)。また、通知メールの送信先や、通知メールの内容についても、対応付けて管理しておくものとする。
【0051】
図3のフローチャートの説明に戻る。
【0052】
ステップS305では、ステップS304におけるルール適用処理の結果、適用されるアクションが通知対象のアクションであるかを判定する。例えば、本実施形態においては、「保留」というアクションであれば、通知対象のアクションであると判定される。
【0053】
通知対象である場合(ステップS305:YES)は、処理をステップS306に移行する。
【0054】
通知対象ではない場合(ステップS305:NO)は、通知メールの送信は行わず、決定されたアクションを実行し本フローチャートの処理を終了する。
【0055】
ステップS306では、処理対象の電子メールについて、通知メールであることを示すフラグがONになっているかを判定する。
【0056】
フラグがONになっている場合(ステップS306:YES)は、通知メールは送信せず本フローチャートの処理を終了する。
【0057】
フラグがONになっていない場合(ステップS306:NO)は、処理をステップS307に移行する。
【0058】
ステップS307では、通知メールを送信する。
【0059】
以上説明した処理により、通知メールに対する送信制御結果を通知する通知メールを送信するという通知メールのループを防ぐことが可能となる。
【0060】
本発明は、例えば、システム、装置、方法、プログラムもしくは記録媒体等としての実施態様をとることが可能である。具体的には、複数の機器から構成されるシステムに適用しても良いし、また、一つの機器からなる装置に適用しても良い。
【0061】
また、本発明におけるプログラムは、図3に示すフローチャートの処理方法をコンピュータが実行可能なプログラムであり、本発明の記憶媒体は図3の処理方法をコンピュータが実行可能なプログラムが記憶されている。なお、本発明におけるプログラムは図3の各装置の処理方法ごとのプログラムであってもよい。
【0062】
以上のように、前述した実施形態の機能を実現するプログラムを記録した記録媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に格納されたプログラムを読み出し、実行することによっても本発明の目的が達成されることは言うまでもない。
【0063】
この場合、記録媒体から読み出されたプログラム自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムを記録した記録媒体は本発明を構成することになる。
【0064】
プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD-ROM、CD-R、DVD-ROM、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、EEPROM、シリコンディスク等を用いることが出来る。
【0065】
また、コンピュータが読み出したプログラムを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0066】
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0067】
また、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、ひとつの機器から成る装置に適用しても良い。また、本発明は、システムあるいは装置にプログラムを供給することによって達成される場合にも適応できることは言うまでもない。この場合、本発明を達成するためのプログラムを格納した記録媒体を該システムあるいは装置に読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本発明の効果を享受することが可能となる。
【0068】
さらに、本発明を達成するためのプログラムをネットワーク上のサーバ、データベース等から通信プログラムによりダウンロードして読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本発明の効果を享受することが可能となる。なお、上述した各実施形態およびその変形例を組み合わせた構成も全て本発明に含まれるものである。
【符号の説明】
【0069】
101 送信元端末
102 送信制御装置
103 送信元メールサーバ
110 ネットワーク
図1
図2
図3
図4