IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 富士通株式会社の特許一覧

特許7540230情報処理プログラム、情報処理方法及び情報処理装置
<>
  • 特許-情報処理プログラム、情報処理方法及び情報処理装置 図1
  • 特許-情報処理プログラム、情報処理方法及び情報処理装置 図2
  • 特許-情報処理プログラム、情報処理方法及び情報処理装置 図3
  • 特許-情報処理プログラム、情報処理方法及び情報処理装置 図4
  • 特許-情報処理プログラム、情報処理方法及び情報処理装置 図5
  • 特許-情報処理プログラム、情報処理方法及び情報処理装置 図6
  • 特許-情報処理プログラム、情報処理方法及び情報処理装置 図7
  • 特許-情報処理プログラム、情報処理方法及び情報処理装置 図8
  • 特許-情報処理プログラム、情報処理方法及び情報処理装置 図9
  • 特許-情報処理プログラム、情報処理方法及び情報処理装置 図10
  • 特許-情報処理プログラム、情報処理方法及び情報処理装置 図11
  • 特許-情報処理プログラム、情報処理方法及び情報処理装置 図12
  • 特許-情報処理プログラム、情報処理方法及び情報処理装置 図13
  • 特許-情報処理プログラム、情報処理方法及び情報処理装置 図14
  • 特許-情報処理プログラム、情報処理方法及び情報処理装置 図15
  • 特許-情報処理プログラム、情報処理方法及び情報処理装置 図16
  • 特許-情報処理プログラム、情報処理方法及び情報処理装置 図17
  • 特許-情報処理プログラム、情報処理方法及び情報処理装置 図18
  • 特許-情報処理プログラム、情報処理方法及び情報処理装置 図19
  • 特許-情報処理プログラム、情報処理方法及び情報処理装置 図20
  • 特許-情報処理プログラム、情報処理方法及び情報処理装置 図21
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-08-19
(45)【発行日】2024-08-27
(54)【発明の名称】情報処理プログラム、情報処理方法及び情報処理装置
(51)【国際特許分類】
   G06Q 10/0633 20230101AFI20240820BHJP
【FI】
G06Q10/0633
【請求項の数】 11
(21)【出願番号】P 2020130616
(22)【出願日】2020-07-31
(65)【公開番号】P2022026920
(43)【公開日】2022-02-10
【審査請求日】2023-05-11
(73)【特許権者】
【識別番号】000005223
【氏名又は名称】富士通株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002147
【氏名又は名称】弁理士法人酒井国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】松井 清人
(72)【発明者】
【氏名】早川 昭二
(72)【発明者】
【氏名】高橋 潤
(72)【発明者】
【氏名】尾形 晋
【審査官】上田 智志
(56)【参考文献】
【文献】特開2012-014530(JP,A)
【文献】特開2019-036106(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数のアクティブなウィンドウのそれぞれから抽出されるキーワードに基づいて、各前記ウィンドウを用いて実行される複数の作業のそれぞれに、複数の業務のうち各前記作業に対応する業務を表す分類タグを付与し、
前記作業を基に特定される前記業務の開始時点および前記業務の終了時点、並びに、前記分類タグの種別を基に、前記業務毎に複数の前記作業を抽出し、
抽出した前記業務毎の複数の前記作業の情報をグループ化して記録する
処理をコンピュータに実行させることを特徴とする情報処理プログラム。
【請求項2】
前記抽出した前記業務毎の複数の前記作業について、各前記作業と前記業務との対応が正しいか否かを判定する正誤確認の要求を行い、
各前記正誤確認の結果を基に、記録した前記作業の情報の前記グループ化を修正する
処理をコンピュータに実行させることを特徴とする請求項1に記載の情報処理プログラム。
【請求項3】
前記業務毎に行われる前記作業を表す関連作業情報を予め取得し、
前記業務の前記開始時点および前記業務の前記終了時点、前記分類タグの種別、並びに、前記関連作業情報を基に前記抽出を行う
処理をコンピュータに実行させることを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理プログラム。
【請求項4】
予め保持する各前記キーワードおよび各前記キーワードに対応する前記分類タグの情報を含む対応関係情報を基に、前記分類タグの付与を行う処理をコンピュータに実行させることを特徴とする請求項1~3のいずれか一つに記載の情報処理プログラム。
【請求項5】
前記グループ化して記録された前記作業における新規のキーワードおよび前記新規のキーワードに対応する前記分類タグを、予め保持する前記対応関係情報に追加する処理をコンピュータに実行させることを特徴とする請求項4に記載の情報処理プログラム。
【請求項6】
各前記業務において各前記ウィンドウが利用される利用頻度を求め、
前記利用頻度の高い順に前記グループ化された前記作業を並べ変えて記録する
処理をコンピュータに実行させることを特徴とする請求項1~5のいずれか一つに記載の情報処理プログラム。
【請求項7】
前記開始時点から前記終了時点までに利用された前記ウィンドウに、前記開始時点及び前記終了時点の所定時間前後に利用された前記ウィンドウを加えた所定期間ウィンドウを用いて実行される前記作業を用いて前記抽出を行い、
前記所定期間ウィンドウのそれぞれの前記利用頻度を算出し、
前記所定期間ウィンドウのそれぞれを用いて実行される前記作業の並び替えを行う
処理をコンピュータに実行させることを特徴とする請求項6に記載の情報処理プログラム。
【請求項8】
特定の業務を実行する際に、前記グループ化され記録された前記作業のうちの前記特定の業務に対応する複数の前記作業のそれぞれで用いられる前記ウィンドウを自動的に開く処理をコンピュータに実行させることを特徴とする請求項1~7のいずれか一つに記載の情報処理プログラム。
【請求項9】
前記正誤確認の要求において、各前記業務に対応する前記作業として抽出した複数の前記作業以外の抜け作業の選択を可能とし、前記抜け作業が選択された場合、前記抜け作業が選択された前記業務に対する抽出した複数の前記作業に前記抜け作業を加える処理をコンピュータに実行させることを特徴とする請求項2に記載の情報処理プログラム。
【請求項10】
情報処理装置が、
複数のアクティブなウィンドウのそれぞれから抽出されるキーワードに基づいて、各前記ウィンドウを用いて実行される複数の作業のそれぞれに、複数の業務のうち各前記作業に対応する業務を表す分類タグを付与し、
前記作業を基に特定される前記業務の開始時点および前記業務の終了時点、並びに、前記分類タグの種別を基に、前記業務毎に前記作業をグループ化し、
前記グループ化された前記作業の情報を前記業務毎に記録する
処理を実行することを特徴とする情報処理方法。
【請求項11】
複数のアクティブなウィンドウのそれぞれから抽出されるキーワードに基づいて、各前記ウィンドウを用いて実行される複数の作業のそれぞれに、複数の業務のうち各前記作業に対応する業務を表す分類タグを付与するタグ付与部と、
前記作業を基に特定される前記業務の開始時点および前記業務の終了時点、並びに、前記分類タグの種別を基に、前記業務毎に前記作業を抽出するリストアップ部と、
前記リストアップ部により抽出された前記業務毎の複数の前記作業の情報をグループ化して記録するグループ化部と
を備えたことを特徴とする情報処理装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理プログラム、情報処理方法及び情報処理装置に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、オフィスにおける事務作業では、Personal Computer(PC)を用いた申請業務が頻繁に発生する。そのため、オフィスでの業務の効率を向上させるには、PCを用いた申請業務の効率化を図ることが望ましい。そこで、PCを用いた申請業務を改善するための方法として、PCを用いた作業を分類して申請業務において実行されたプロセスを分析してボトルネックとなる業務やプロセスを特定し、その特定した業務またはプロセスを効率化することが考えられる。
【0003】
このように、PCを用いた申請業務の改善のために一連の業務やプロセスを特定する場合、同じ業務であれば複数のウィンドウを用いた作業からなる1つの業務に含まれる作業をひとまとまりの作業としてとらえることが求められる。
【0004】
ここで、PCでの作業を記録する従来技術として、PCにおいてアクティブとなっているウィンドウ名やアクティブである時間のログを保存する技術がある。この技術では、ウィンドウ単位で1つの作業として記録が行われる。例えば、異なるウィンドウで行われた作業は、異なる作業として認識される。また、作業中のウィンドウを一度閉じて、再度同じウィンドウを開いて作業を行った場合、ウィンドウを閉じる前後の作業は異なる作業と認識される。
【0005】
また、端末を用いて実行した業務上の操作を記録し、ログインからログアウトまでといった基準や、予め対応付けられた作業または時間差などを基準として、同じ案件の操作として推定される操作群をグループ化してログ作成する従来技術がある。また、PCの電源のオンオフ、IP電話ツール、IP会議ツール及びメールツールの使用時間、並びに、予定データを用いて作業のログを収集して分析する従来技術がある。また、複数の業務アプリケーションのログを項目毎に分類したテーブルに関連付けて保存して分析する従来技術がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【文献】特開2018-136636号公報
【文献】特開2006-195777号公報
【文献】特開2011-221861号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、アクティブなウィンドウ毎に作業のログを収集する従来技術では、1つの業務の中で異なるウィンドウを用いて行われる関連する作業が、別個の作業として管理される。また、作業が終了し、作業に用いたウィンドウを閉じた場合と、作業ウィンドウを閉じずに別のアクティブウィンドウを用いた処理に切り替えた場合のログが同じとなってしまう。このように、アクティブ状態に保たれた開始と終了の時刻が記録されるので、そのウィンドウを用いた作業が終了したのか継続中であるかを判定することは困難である。したがって、1つの業務に含まれる作業をひとまとまりの作業としてとらえることは難しく、PCを用いて行われた申請業務を特定して、業務の効率化を図ることは困難である。
【0008】
また、ログ履歴に含まれるウィンドウ名や時間的関係から、人が関連する作業を判断して関連付ける方法が考えられるが、基準があいまいなことから関連付けが困難となり実現が難しい。また、アクティブな状態のウィンドウ毎に1つの作業とすると、ウィンドウが切り替わる毎に作業が記録されるので、記録された作業の数が膨大となるおそれがあり、作業量が多くなり作業者に対する分類作業の負担が大きい。
【0009】
また、端末を用いて実行した業務上の操作を記録し、予め対応付けられた作業や時間差などを基準としてグループ化する従来技術では、関連作業の登録負荷が高いことや時間的に連続する作業が関連するとは限らず、関連する作業を1まとめにすることは困難である。また、PCの電源のオンオフ、各種ツール及び予定データを用いて作業のログを収集する従来技術では、それぞれの作業が関連するか否かを判定することは困難である。また、複数の業務アプリケーションのログを項目毎に分類した保存する従来技術では、予め関連する作業を抽出して分類する処理を行うことになり作業者の負担が大きく、関連する作業を1まとめにすることは困難である。したがって、いずれの従来技術を用いても、PCを用いた申請作業を特定して抽出することは難しく、業務効率を向上させることは困難である。
【0010】
開示の技術は、上記に鑑みてなされたものであって、業務効率を向上させる情報処理プログラム、情報処理方法及び情報処理装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本願の開示する情報処理プログラム、情報処理方法及び情報処理装置の一つの態様において、コンピュータに以下の処理を実行させる。複数のアクティブなウィンドウのそれぞれから抽出されるキーワードに基づいて、各前記ウィンドウを用いて実行される複数の作業のそれぞれに、複数の業務のうち各前記作業に対応する業務を表す分類タグを付与する。前記作業を基に特定される前記業務の開始時点および前記業務の終了時点、並びに、前記分類タグの種別を基に、前記業務毎に複数の前記作業を抽出する。抽出した前記業務毎の複数の前記作業の情報をグループ化して記録する。
【発明の効果】
【0012】
1つの側面では、本発明は、業務効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1図1は、実施例1に係る作業情報管理サーバのブロック図である。
図2図2は、製品購入の申請業務を行う場合のプロセスの遷移を表す図である。
図3図3は、作業情報データベースの一例を示す図である。
図4図4は、プロセスデータベースの一例を示す図である。
図5図5は、一時ファイルの一例を示す図である。
図6図6は、実施例1に係る1つの申請業務における関連する作業の確認画面の一例を示す図である。
図7図7は、削除対象が選択された場合の確認画面の一例を示す図である。
図8図8は、作業分類データベースの一例を示す図である。
図9図9は、出張精算の申請業務を行う場合のプロセスの遷移を表す図である。
図10図10は、実施例1に係る作業情報管理サーバによる作業分類処理のフローチャートである。
図11図11は、実施例2に係る作業情報管理サーバのブロック図である。
図12図12は、実施例2に係る確認画面の一例を示す図である。
図13図13は、抜け作業の表示の選択を求める確認画面の一例を示す図である。
図14図14は、抜け作業を追加表示した確認画面の一例を示す図である。
図15図15は、実施例3に係る作業情報管理サーバによる作業分類処理のフローチャートである。
図16図16は、実施例4に係る作業情報管理サーバのブロック図である。
図17図17は、実施例4に係る作業情報管理サーバによる利用頻度を用いた作業分類データベースの管理のフローチャートである。
図18図18は、利用頻度を用いた作業分類データベースの管理の他の例のフローチャートである。
図19図19は、申請業務における利用頻度を用いたウィンドウ表示処理のフローチャートである。
図20図20は、複数の作業者端末が接続される場合のシステム構成図である。
図21図21は、作業情報管理サーバのハードウェア構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下に、本願の開示する情報処理プログラム、情報処理方法及び情報処理装置の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施例により本願の開示する情報処理プログラム、情報処理方法及び情報処理装置が限定されるものではない。
【実施例1】
【0015】
図1は、実施例1に係る作業情報管理サーバのブロック図である。作業情報管理サーバ1には、作業者端末2が接続される。作業者端末2は、例えばパーソナルコンピュータである。作業者は、作業者端末2を用いて申請業務などの各種のオフィスでの業務を実行する。
【0016】
作業者端末2は、表示制御部21及び処理実行部22を有する。表示制御部21は、ディスプレイなどの表示装置(不図示)にウィンドウで表される作業用の画面を表示させる。作業者は、表示装置を参照しつつキーボードやマウスなどの入力装置(不図示)を用いて入力を行う。処理実行部22は、入力装置からの入力情報を用いて各種作業における処理を実行する。そして、処理実行部22は、入力画面や結果表示画面などの作業用の画面の表示指示を表示制御部21に指示する。
【0017】
表示制御部21は、表示装置に表示したアクティブなウィンドウのそれぞれの情報を作業情報管理サーバ1へ送信する。各ウィンドウの情報には、ウィンドウを表すアイコン、ウィンドウのタイトルや、参照先のURL(Uniform Resource Locator)、開始時間、終了時間、利用時間およびそのウィンドウを用いた作業時のアプリケーションの状態などが含まれる。
【0018】
また、処理実行部22は、各申請業務を行うにあたり実行されるプロセスの情報を作業情報管理サーバ1へ送信する。作業情報管理サーバ1へ送られるプロセスの情報は、予め試験的に各申請処理を個々にまとめて実行して、その際に実施されたプロセスの情報が送られてもよい。他にも、作業情報管理サーバ1へ送られるプロセスの情報は、作業者端末2で実際の申請業務を行う際に、実行されたプロセスが送られてもよい。プロセスの情報には、例えば、ウィンドウのタイトルや、参照先のURL、プロセスの内容およびプロセスにおけるアプリケーションの状態が含まれる。
【0019】
ここで、一例として、図2を参照して、製品購入の申請業務を行う場合のプロセスの遷移について説明する。図2は、製品購入の申請業務を行う場合のプロセスの遷移を示す図である。
【0020】
作業者が作業者端末2を用いて作業を開始すると、処理実行部22は、製品購入の申請業務に使用する申請業務用のウィンドウを開くことで、業務を開始する(プロセスP1)。そして、作業者が作業者端末2を用いて作業することで、処理実行部22は、申請の各種処理を実行する(プロセスP2)。プロセスP2を行う際に表示制御部21により表示装置に表示された申請業務用のウィンドウの情報が、作業分類処理部10に送信される。
【0021】
また、作業者が商品調査を行う場合、処理実行部22は、作業者からの指示を受けて商品調査用のウィンドウを開いて商品調査を実行する(プロセスP3)。プロセスP3を行う際に表示制御部21により表示装置に表示された商品調査用のウィンドウの情報が、作業分類処理部10に送信される。
【0022】
また、作業者が予算台帳への購入した製品の書き込みや残り予算の確認といった処理を行う場合、処理実行部22は、予算台帳用のウィンドウを開いて予算台帳管理を実行する(プロセスP4)。プロセスP4を行う際に表示制御部21により表示装置に表示された予算台帳用のウィンドウの情報が、作業分類処理部10に送信される。
【0023】
処理実行部22は、作業者からの指示を受けて、プロセスP2、プロセスP3およびプロセスP4を行きしながら製品購入の申請業務を進める。さらに、例えば、作業者が申請業務を中断する場合、処理実行部22は、その時点の作業内容を記憶装置(不図示)に保存する(プロセスP5)。そして、処理実行部22は、製品購入の申請業務を一時停止する(プロセスP6)。その後、作業者が製品購入の申請業務を再開すると、処理実行部22は、プロセスP2に戻る。
【0024】
作業者による製品購入の申請業務が完了した場合、処理実行部22は、申請を実行するなどの申請を完了させる処理を行う(プロセスP7)。この場合、プロセスP7が行われると、表示制御部21は、申請を完了させるウィンドウの情報を作業分類処理部10へ送信する。その後、処理実行部22は、製品購入の申請処理を終了する(プロセスP8)。
【0025】
次に、図1に戻って作業情報管理サーバ1について説明する。作業情報管理サーバ1は、図1に示すように、作業分類処理部10、データ格納部11、入出力装置12、入出力処理部13および分析部14を有する。
【0026】
データ格納部11は、記憶装置である。データ格納部11は、作業情報データベース111、一時ファイル112、プロセスデータベース113および作業分類データベース114を有する。
【0027】
図3は、作業情報データベースの一例を示す図である。作業情報データベース111は、キーワードに対応付けて分類タグ情報が登録されたデータベースである。図3で示す中分類の項目が、分類タグ情報にあたる。ここで、キーワードとは、作業で使用されたウィンドウを識別するためのウィンドウを用いて行われる作業内容の特徴を表す単語である。キーワードは、タイトルや本文の中から抽出される。分類タグ情報とは、申請業務毎に作業を分類するための情報である。この作業情報データベースが、「対応関係情報」の一例にあたる。
【0028】
一時ファイル112は、各ウィンドウで行われた作業の情報を一時的に格納するファイルである。図2に示すように、一時ファイル112には、作業分類処理部10により収集された作業情報に分類タグが付加された情報が登録される。
【0029】
図4は、プロセスデータベースの一例を示すである。プロセスデータベース113は、作業者端末2において処理実行部22により実行された各申請業務で実行されるプロセスの情報が格納される。すなわち、プロセスの情報は、申請業務毎の実行される作業を表す関連作業情報である。
【0030】
例えば、試験的に処理実行部22により各申請処理が個々にまとめて実行された場合、申請処理毎に実行されたプロセスがプロセスデータベース113に格納される。また、例えば、作業者端末2で実際の申請業務を行う際の実行されたプロセスが送られる構成の場合には、送られてきたプロセスを蓄積し学習を行って業務毎に抽出されたプロセスがプロセスデータベース113に格納される構成でもよい。図3に示すように、プロセスデータベース113には、ウィンドウのタイトルや参照先のURLなどが格納される。また、図3のプロセスデータベース113におけるプロセスの項目には、各プロセスの内容が登録される。また、図3のプロセスデータベース113における小分類には、そのプロセスにおけるアプリケーションの状態が登録される。さらに、中分類には、作業情報データベース111で登録された内容と同様のタイトルに応じた分類タグ情報が登録される。ここで、本実施例では、プロセスデータベース113にウィンドウのタイトルを登録したが、これに限らず、ウィンドウで行われる作業内容を表す情報であれば他の情報が登録されてもよい。
【0031】
作業分類データベース114は、申請業務毎に分類された作業の情報が登録されるデータベースである。図2に示すように、作業分類データベース114には、一時ファイル112に格納された情報を用いてウィンドウ毎の作業を申請業務毎に分類された情報が、作業分類処理部10により登録される。この作業分類データベース114に登録された情報を参照することで、申請業務毎の関連する作業の一群を特定して抽出することが可能となる。
【0032】
作業分類処理部10は、作業者端末2でウィンドウを用いて実行された各種作業を申請業務毎に分類する。作業分類処理部10は、図1に示すように、作業情報収集部101、テキスト抽出部102、タグ付与部103、リストアップ部104、検証管理部105、グループ化部106およびウィンドウ管理部107を有する。
【0033】
作業情報収集部101は、作業者端末2において表示制御部21が表示装置に表示させたアクティブなウィンドウの情報を受信して作業情報として収集する。ウィンドウの情報には、上述したようにウィンドウを表すアイコン、タイトル、URL、開始時間、終了時間、利用時間およびそのウィンドウを用いた作業時のアプリケーションの状態などが含まれる。作業情報収集部101は、収集した作業情報をテキスト抽出部102へ出力する。
【0034】
テキスト抽出部102は、作業情報の入力を作業情報収集部101から受ける。次に、テキスト抽出部102は、作業情報に含まれる各ウィンドウの情報からウィンドウのタイトル及びURLを取得する。そして、テキスト抽出部102は、タイトルやURLからそのウィンドウを用いて実行される作業の内容を表すテキストをキーワードとして抽出する。そして、テキスト抽出部102は、抽出したキーワードとともに作業情報をタグ付与部103へ出力する。
【0035】
タグ付与部103は、作業情報及びテキスト抽出部102により抽出された各ウィンドウのキーワードの入力をテキスト抽出部102から受ける。次に、タグ付与部103は、作業情報データベース111を検索して、テキスト抽出部102により抽出されたキーワードに対応する分類タグ情報を取得する。次に、タグ付与部103は、ウィンドウの開始時刻、終了時刻、利用時間及びそのウィンドウを用いた作業時のアプリケーションの状態をウィンドウの情報から取得する。
【0036】
その後、タグ付与部103は、図5に示す一時ファイル112を生成する。図5は、一時ファイルの一例を示す図である。タグ付与部103は、ウィンドウのアイコンを一時ファイル112に登録し、且つ、テキスト抽出部102により抽出されたキーワードを一時ファイル112に登録する。次に、タグ付与部103は、開始時間、終了時間及び利用時間を一時ファイル112に登録する。さらに、タグ付与部103は、キーワードに対応する分類タグ情報を中分類として一時ファイル112に登録する。これにより、タグ付与部103は、各ウィンドウを用いて行われた作業に、その作業が対応する業務を表す分類タグ情報を付加することができる。また、タグ付与部103は、そのウィンドウを用いた作業時のアプリケーションの状態を小分類として一時ファイル112に登録する。タグ付与部103は、ウィンドウを用いた作業が行われる毎にそのウィンドウを用いて行われた作業の情報を一時ファイル112に順次登録して、ウィンドウ毎に行われた作業の情報に分類タグ情報を付加して蓄積する。
【0037】
リストアップ部104は、プロセスデータベース113に格納された各申請業務で実行される一連の作業から、申請業務の開始のトリガとなる作業を特定する。例えば、ウィンドウのタイトルが「購入申請開始」であれば、リストアップ部104は、そのウィンドウを用いて行われた作業が申請業務の開始のトリガとなる作業として特定できる。そして、リストアップ部104は、一時ファイル112に申請業務の開始のトリガとなる作業が登録されたか否かを判定して、申請業務が開始されたか否かを判定する。その後、リストアップ部104は、一時ファイル112に登録された作業を監視して、申請業務開始の作業の後の作業の中から申請業務完了となる作業を検出する。例えば、ウィンドウのタイトルが「承認依頼」であれば、リストアップ部104は、そのウィンドウを用いて行われた作業を申請業務完了となる作業として検出する。
【0038】
リストアップ部104は、申請業務完了となる作業を検出すると、蓄積されたウィンドウ毎の作業の情報を一時ファイル112から読み出す。ここで、リストアップ部104は、申請業務完了後一定時間経過した後に作業の情報の読み出しを行ってもよい。そして、リストアップ部104は、読み出したウィンドウ毎の作業の情報の中で分類タグ情報が一致するものを関連する作業として抽出する。
【0039】
次に、リストアップ部104は、プロセスデータベース113に格納された各申請業務で実行される一連のプロセスの情報を参照する。次に、リストアップ部104は、抽出した作業と同じ分類タグであり各プロセスで行われる作業内容が一致する申請業務を特定する。そして、リストアップ部104は、特定した申請業務以外の申請業務におけるプロセスで行われる作業が抽出した作業に存在する場合、その作業を抽出した作業の中から削除する。これにより、リストアップ部104は、他の申請業務で行われる作業をノイズとして抽出した関連する作業の中から除去できる。
【0040】
さらに、リストアップ部104は、特定した申請業務におけるプロセスを確認して申請開始のトリガとなる作業を特定する。次に、リストアップ部104は、抽出した関連する作業のうち、特定した申請開始のトリガとなる作業と一致する作業を検出して、その作業が行われた時刻を申請業務の開始時点と特定する。次に、リストアップ部104は、申請開始の作業の後の作業の中から申請完了となる作業を検出し、その作業が行われた時刻を申請業務の終了時点と特定する。そして、リストアップ部104は、申請開始の開始時点の所定時間前の作業から申請業務の終了時点の所定時間後の作業までの作業を抽出した作業の中から特定して、1つの申請業務における関連する作業とする。その後、リストアップ部104は、特定した1つの申請業務における関連する作業の情報を検証管理部105へ出力する。
【0041】
検証管理部105は、1つの申請業務における関連する作業の情報の入力をリストアップ部104から受ける。次に、検証管理部105は、1つの申請業務における関連する作業の一覧を表示する図6に示す確認画面201を生成する。図6は、実施例1に係る1つの申請業務における関連する作業の確認画面の一例を示す図である。
【0042】
検証管理部105は、例えば、各作業で用いられたウィンドウを示すアイコンとそのウィンドウのタイトルを並べて関連する作業の一覧を生成する。さらに、検証管理部105は、一覧のうちの関連作業に含まれる作業を囲う強調表示211を付加する。この時点ではリストアップ部104により抽出された作業全てが関連する作業と考えられるので、検証管理部105は、一覧の全ての作業を強調表示211で囲う。さらに、検証管理部105は、関連する作業と考えられる作業の背景の色やパターンを変更して強調表示する。
【0043】
また、検証管理部105は、一覧の作業毎に除外対象とするか否かを選択可能とする選択欄を付加する。また、検証管理部105は、一覧に表示した各作業におけるウィンドウの利用時間を加算して、作業合計時間を算出して、確認画面201に付加する。さらに、検証管理部105は、決定内容を1つの申請作業における関連する作業として登録するためのボタンを確認画面201に付加する。そして、検証管理部105は、生成した確認画面201を入出力処理部13へ出力し、図6に示す確認画面201を入出力装置12に表示させる。これにより、検証管理部105は、作業者に対して作業と業務との対応関係が正しいか否かの正誤確認の要求を行う。
【0044】
その後、検証管理部105は、正誤確認の結果として作業者により付された削除対象の選択欄のチェックが存在する場合、その選択された作業を関連する作業から除く。図7は、削除対象が選択された場合の確認画面の一例を示す図である。例えば、図7に示すように、選択欄にチェックが付けられた場合、検証管理部105は、チェックが付けられた作業を関連する作業から除き、選択された作業を除いた関連する作業を囲う強調表示212を表示する確認画面202を生成する。この場合、検証管理部105は、一覧のうち枠を縮めることで強調表示212の範囲から除ける作業がある場合には、枠を縮めて関連する作業には含まれないことを強調する。さらに、検証管理部105は、関連する作業の背景を変更して強調表示する。そして、検証管理部105は、作業者の選択に応じて新たに生成した確認画面202を入出力処理部13へ出力し、図7に確認画面202を入出力装置12に表示させる。
【0045】
その後、この内容で登録するためのボタンが作業者に押下され、1つの申請業務における関連する作業が確定すると、検証管理部105は、1つの申請業務における関連する作業として確定した作業の情報をグループ化部106へ出力する。
【0046】
グループ化部106は、1つの申請業務における関連する作業として確定された作業の情報の入力を検証管理部105から受ける。そして、グループ化部106は、各作業の情報から、関連する作業の申請業務の大分類を特定する。さらに、グループ化部106は、各作業の中分類及び小分類の情報、開始時間、終了時間、並びに、その作業に用いたウィンドウのファイルパスなどを各作業の情報から取得する。そして、グループ化部106は、取得した情報を用いて、図8に示す情報を作業分類データベース114に申請業務毎の関連する作業を一まとまりにグループ化して登録する。図8は、作業分類データベースの一例を示す図である。グループ化部106は、このように各申請業務における関連する作業を一まとまりにして登録することで、それぞれの申請業務の全体で要した時間や申請業務の中でそれぞれの作業で要した時間などを容易に求められるようにする。これにより、申請業務におけるボトルネック分析などを容易に行うことが可能となる。
【0047】
更新部109は、グループ化部106による作業分類データベース114への登録完了後、グループ化部106が登録した各作業の情報を取得する。次に、更新部109は、作業分類データベース114に登録された各作業のキーワードを各作業の情報から取得する。次に、更新部109は、作業分類データベース114に登録されたキーワードと作業情報データベース111に登録済みのキーワードとを比較する。そして、更新部109は、作業分類データベース114に登録された各作業のキーワードの中に作業情報データベース111には登録されていない新規のキーワードが存在するか否かを判定する。新規のキーワードが存在する場合、更新部109は、新規のキーワードとそれに対応する小分類の情報を作業情報データベース111に登録して更新する。
【0048】
ここで、図2では製品購入の申請業務の例を示したが、これ以外の申請業務であっても同様に分類可能である。図9は、出張精算の申請業務を行う場合のプロセスの遷移を表す図である。図9を参照して、出張精算の申請業務のプロセスの遷移を説明する。
【0049】
作業者が作業者端末2を用いて作業を開始すると、処理実行部22は、出張精算の申請業務に使用する申請業務用のウィンドウを開くことで、業務を開始する(プロセスP11)。そして、作業者が作業者端末2を用いて作業することで、処理実行部22は、出張精算の申請の各種処理を実行する(プロセスP12)。プロセスP12を行う際に表示制御部21により表示装置に表示された出張精算の申請業務用のウィンドウの情報が、作業分類処理部10に送信される。
【0050】
また、作業者が交通費や出張先の場所の調査を行う場合、処理実行部22は、作業者からの指示を受けて調査用のウィンドウを開いて交通費や場所の調査を実行する(プロセスP13)。プロセスP13を行う際に表示制御部21により表示装置に表示された調査用のウィンドウの情報が、作業分類処理部10に送信される。
【0051】
処理実行部22は、作業者からの指示を受けて、プロセスP12およびプロセスP13を行きさせながら出張精算の申請業務を進める。さらに、例えば、作業者が出張処理の申請業務を中断する場合、処理実行部22は、その時点の作業内容を記憶装置(不図示)に保存する(プロセスP14)。そして、処理実行部22は、出張精算の申請業務を一時停止する(プロセスP15)。その後、作業者が出張精算の申請業務を再開すると、処理実行部22は、プロセスP12に戻る。
【0052】
作業者による出張精算の申請業務が完了した場合、処理実行部22は、出張精算の申請を実行するなどの申請を完了させる処理を行う(プロセスP16)。この場合、プロセスP16が行われると、表示制御部21は、出張精算の申請を完了させるウィンドウの情報を作業分類処理部10へ送信する。その後、処理実行部22は、出張精算の申請処理を終了する(プロセスP17)。
【0053】
この場合も、作業分類処理部10は、出張精算の申請業務で実行された作業の情報及びその前後の作業の情報を取得して、分類タグ情報付加して一時ファイル112に格納する。その後、作業分類処理部10は、一時ファイル112に格納された情報を用いて、出張精算の申請業務の関連する作業を一まとまりにして作業分類データベース114に登録する。このように、作業分類処理部10は、製品購入の申請業務に限らず様々な申請業務に関連する作業を一まとまりにして作業分類データベース114に登録することができる。したがって、様々な申請業務についての関連する作業の情報を分析に用いることができる。
【0054】
例えば、図1に例示した分析部14は、作業分類データベース114から申請作業毎の関連する作業の情報を取得する。そして、分析部14は、それぞれの申請業務の全体で要した時間を算出して、最も時間がかかった申請業務を特定する。また、分析部14は、各申請業務における関連する作業の中で作業時間が最も長い作業を特定してその時間を取得する。そして、分析部14は、最も時間がかかった申請業務や、各申請業務において最も長い作業時間の作業がボトルネックとなると判定して、その判定結果を入出力処理部13に通知して入出力装置12に表示させる。分析者は、この分析結果を入出力装置12により確認することで、ボトルネックを特定することが可能となる。また、分析者は、作業分類データベース114に登録された情報を参照することで、自身でボトルネック分析を行うことも容易にできる。
【0055】
次に、図10を参照して、本実施例に係る作業情報管理サーバ1による作業分類処理の流れについて説明する。図10は、実施例1に係る作業情報管理サーバによる作業分類処理のフローチャートである。
【0056】
作業者が、作業者端末2を起動する(ステップS1)。
【0057】
作業情報収集部101は、アクティブなウィンドウの情報を作業者端末2の表示制御部21から取得して作業情報を収集する(ステップS2)。作業情報収集部101は、収集した作業情報をテキスト抽出部102へ出力する。
【0058】
テキスト抽出部102は、作業情報の入力を作業情報収集部101から受ける。次に、テキスト抽出部102は、作業情報に含まれる各ウィンドウのタイトルおよびURLから各ウィンドウを用いて実行される作業の内容を表すテキストをキーワードとして抽出する(ステップS3)。そして、テキスト抽出部102は、抽出したキーワードとともに作業情報をタグ付与部103へ出力する。
【0059】
タグ付与部103は、作業情報及びテキスト抽出部102により抽出された各ウィンドウのキーワードの入力をテキスト抽出部102から受ける。次に、タグ付与部103は、作業情報データベース111を検索して、キーワードに対応する分類タグ情報を取得して、各作業の分類タグを決定し、分類タグを付与した各作業の情報を一時ファイル112に保存する(ステップS4)。
【0060】
リストアップ部104は、プロセスデータベース113に登録された各申請業務の開始のトリガとなる作業の情報を用いて、申請処理が開始されたか否かを判定する(ステップS5)。申請処理が開始されていない場合(ステップS5:否定)、作業分類処理は、ステップS2へ戻り、事前の作業の作業情報の取得を繰り返す。
【0061】
これに対して、申請処理が開始された場合(ステップS5:肯定)、リストアップ部104は、申請処理の完了を確認するため、申請処理が完了したか否かの判定を開始する(ステップS6)。申請処理が完了していない場合(ステップS6:否定)、作業分類処理は、ステップS2へ戻り、申請業務実行中の作業情報の取得を繰り返す。
【0062】
申請処理が完了した場合(ステップS6:肯定)、リストアップ部104は、一時ファイル112から分類タグ情報及びプロセスデータベース113を用いて、1つの申請作業における関連する作業の抽出を実行する(ステップS7)。そして、リストアップ部104は、抽出した関連する作業の情報を検証管理部105へ出力する。
【0063】
検証管理部105は、除外する作業を選択可能とした確認画面を生成する。そして、検証管理部105は、生成した確認画面を入出力処理部13へ出力して、入出力装置12に表示させる(ステップS8)。
【0064】
その後、検証管理部105は、作業者から入出力装置12を用いて入力された情報を取得して正誤確認を行う(ステップS9)。この時、申請業務から除外する作業があれば、作業者は、除外する作業を選択して検証管理部105に通知する。申請業務における関連する作業が確定した場合、作業者は、登録ボタンを押下する。登録ボタンが押下されると、検証管理部105は、除外された作業を誤りと判定し残った作業を正解と判定して正誤確認を行い、申請業務の関連する作業として確定し、確定した関連する作業の情報をグループ化部106へ出力する。
【0065】
グループ化部106は、関連する作業の情報の入力を検証管理部105から受ける。そして、グループ化部106は、1つの申請作業の関連する作業をまとめて作業分類データベース114に保存する(ステップS10)。
【0066】
更新部109は、作業分類データベース114に保存された作業のキーワードを取得する。そして、更新部109は、取得したキーワードの中に作業情報データベース111に登録されたキーワードに無い新規のキーワードが存在するか否かを判定する(ステップS11)。新規のキーワードが存在しない場合(ステップS11:否定)、作業分類処理は終了する。
【0067】
これに対して、新規のキーワードが存在する場合(ステップS11:肯定)、更新部109は、新規のキーワードおよびそれに対応する分類タグを作業情報データベース111に追加して保存する(ステップS12)。その後、作業分類処理は終了する。
【0068】
以上に説明したように、本実施例に係る作業情報管理サーバは、申請業務毎に関連する作業を一まとめにして分類したデータベースを生成して保持する。これにより、1つの申請業務に含まれる作業をひとまとまりの作業として容易にとらえることができ、申請業務に関連する一連の作業を特定して抽出することが容易に行える。したがって、申請業務のボトルネック分析を容易に行うことができ、業務効率を向上させることが可能となる。
【実施例2】
【0069】
図11は、実施例2に係る作業情報管理サーバのブロック図である。本実施例に係る作業情報管理サーバ1は、特定の申請業務に関連する作業で用いるウィンドウを、その特定の申請業務の開始時に自動で開くことを可能としたことが実施例1と異なる。本実施例に係る作業情報管理サーバ1は、図11に示すように、実施例1で例示した各部に加えて、ウィンドウ管理部107を有する。以下の説明では、実施例1と同様の各部の動作については説明を省略する。
【0070】
検証管理部105は、図12に示すように、関連する作業の一覧とともに、登録ボタンとして、この申請業務の関連する作業で用いるウィンドウを次回の申請で自動的に開くか否かを選択するボタン231及び232を有する確認画面203を生成する。図12は、実施例2に係る確認画面の一例を示す図である。ウィンドウを自動で開くとは、例えば、ウィンドウがネットワーク上のサイトの場合、そのサイトを開くことを指す。検証管理部105は、生成した確認画面203を入出力処理部13へ出力する。
【0071】
入出力処理部13は、図12に示したボタン231及び232を有する確認画面203を入出力装置12に表示させる。
【0072】
作業者は、確認画面を参照し、削除する作業などの選択を行った後に対象である申請業務の関連する作業が確定すると、ボタン231又は232を押下して、対象である申請業務の関連する作業の登録を指示する。ここで、作業者は、同様の申請業務を次回行う際に、関連する作業で用いたウィンドウを開くことを望む場合、ボタン231を選択する。逆に。同様の申請業務を次回行う際に、関連する作業で用いたウィンドウを開くことを望まない場合、作業者は、ボタン231を選択する。
【0073】
入出力処理部13は、関連する作業の登録の指示とともに、ボタン231又はボタン232のいずれが選択されたかの情報の入力を入出力装置12から受ける。ボタン231が選択された場合、入出力処理部13は、登録の指示を検証管理部105に通知するとともに、同様の申請業務実行時のサイトの自動展開をウィンドウ管理部107に指示する。また、ボタン232が選択された場合、入出力処理部13は、登録の指示を検証管理部105に通知する。その場合、入出力処理部13は、同様の申請業務実行時のサイトの自動展開のウィンドウ管理部107への通知は行わない。
【0074】
ウィンドウ管理部107は、申請業務の関連する作業の登録時にボタン231が押下された場合、同様の申請業務実行時のサイトの自動展開の指示を入出力処理部13から受ける。そして、ウィンドウ管理部107は、サイトの自動展開が指示された申請業務の種類を記憶する。
【0075】
ウィンドウ管理部107は、実行する処理の情報の通知を処理実行部22から受ける。そして、ウィンドウ管理部107は、通知された処理がサイトの自動展開が指示された申請業務の開始の作業であるか否かを確認する。通知された処理がサイトの自動展開が指示された申請業務の開始の作業である場合、ウィンドウ管理部107は、その申請業務の関連する作業を作業分類データベース114から取得する。そして、ウィンドウ管理部107は、取得した作業で用いるウィンドウの展開を作業者端末2の表示制御部21に指示する。
【0076】
以上に説明したように、本実施例に係る作業情報管理サーバは、関連する作業が登録された申請業務の実行時に、登録された関連する作業で使用するウィンドウを作業者端末に自動的に開かすことができる。これにより、作業者が同様の申請業務を実行する場合に、作業を開始すると自動的にその申請業務の作業で使用するウィンドウが開き、作業者は、申請業務の作業を効率よく進めることが可能となる。
【実施例3】
【0077】
次に、実施例3について説明する。本実施例に係る作業情報管理サーバは、特定の申請業務の関連する作業に対して、作業者が選択した作業をさらに追加することを可能としたことが実施例1と異なる。本実施例に係る作業情報管理サーバも、図1のブロック図で表される。以下の説明では、実施例1と同様の各部の動作については説明を省略する。
【0078】
本実施例に係る検証管理部105は、図13に示すように、対象とする申請業務の関連する作業から抜いた抜け作業を表示するか否かを確認する確認情報241~243を付加した確認画面204を生成する。図13は、抜け作業の表示の選択を求める確認画面の一例を示す図である。確認情報241~243には、選択ボタンが付属する。そして、検証管理部105は、確認情報241~243を付加した確認画面204を入出力処理部13へ出力して、入出力装置12への表示を行わせる。以下では、確認情報241~243を区別しない場合、確認情報240と呼ぶ。
【0079】
作業者が入出力装置12を用いて確認情報240のいずれかもしくはその組み合わせのそれぞれの選択ボタンを押下すると、検証管理部105は、確認ボタンの押下が押下された確認情報240の情報の入力を入出力処理部13から受ける。そして、検証管理部105は、選択ボタンが押下された確認情報240に対応する抜け作業を関連する作業の一覧に表示させる。
【0080】
例えば、確認画面204における確認情報242及び243の選択ボタンが押下された場合で説明する。その場合、検証管理部105は、図14の確認画面205に示すように、確認情報242及び243が示す抜け作業を一覧に表示させる。図14は、抜け作業を追加表示した確認画面の一例を示す図である。その場合、検証管理部105は、確認情報242及び243を画面から削除する。さらに、検証管理部105は、確認画面205における次回利用の項目に示すように、表示した抜け作業を関連する作業に含ませるか否かを選択させる項目を追加する。
【0081】
ここで、検証管理部105は、本実施例では図14に示すように関連する作業としてリストアップ部104に抽出された作業についても次回利用の項目のチェック欄を設けたが、この欄は設けなくてもよい。また、図14では、表示された抜け作業についても除外対象とするか否かのチェック欄を設けて、不要であれば抜け作業に対しても除外対象のチェックを付けるように示した。ただし、検証管理部105は、抜け作業については、次回利用の項目にチェックがつかなければ除外対象とするように確認画面205を生成してもよい。
【0082】
検証管理部105は、登録の指示を受けると、除外対象とされた作業を関連する作業から除き、次回利用の項目がチェックされた抜け作業を関連する作業に含ませて、申請業務の関連する作業を確定する。そして、検証管理部105は、確定した申請業務の関連する作業の情報をグループ化部106へ出力する。
【0083】
次に、図15を参照して、本実施例に係る作業情報管理サーバ1による作業分類処理の流れについて説明する。図15は、実施例3に係る作業情報管理サーバによる作業分類処理のフローチャートである。
【0084】
作業者が、作業者端末2を起動する(ステップS101)。
【0085】
作業情報収集部101は、アクティブなウィンドウの情報を作業者端末2の表示制御部21から取得して作業情報を収集する(ステップS102)。作業情報収集部101は、収集した作業情報をテキスト抽出部102へ出力する。
【0086】
テキスト抽出部102は、作業情報の入力を作業情報収集部101から受ける。次に、テキスト抽出部102は、作業情報に含まれる各ウィンドウのタイトルおよびURLから各ウィンドウを用いて実行される作業の内容を表すテキストをキーワードとして抽出する(ステップS103)。そして、テキスト抽出部102は、抽出したキーワードとともに作業情報をタグ付与部103へ出力する。
【0087】
タグ付与部103は、作業情報及びテキスト抽出部102により抽出された各ウィンドウのキーワードの入力をテキスト抽出部102から受ける。次に、タグ付与部103は、作業情報データベース111を検索して、キーワードに対応する分類タグ情報を取得して、各作業の分類タグを決定し、分類タグを付与した各作業の情報を一時ファイル112に保存する(ステップS104)。
【0088】
リストアップ部104は、プロセスデータベース113に登録された各申請業務の開始のトリガとなる作業の情報を用いて、申請処理が開始されたか否かを判定する(ステップS105)。申請処理が開始されていない場合(ステップS105:否定)、作業分類処理は、ステップS102へ戻り、事前の作業の作業情報の取得を繰り返す。
【0089】
これに対して、申請処理が開始された場合(ステップS105:肯定)、リストアップ部104は、申請処理の完了を確認するため、申請処理が完了したか否かの判定を開始する(ステップS106)。申請処理が完了していない場合(ステップS106:否定)、作業分類処理は、ステップS102へ戻り、申請業務実行中の作業情報の取得を繰り返す。
【0090】
申請処理が完了した場合(ステップS106:肯定)、リストアップ部104は、一時ファイル112から分類タグ情報及びプロセスデータベース113を用いて、1つの申請作業における関連する作業の抽出を実行する(ステップS107)。そして、リストアップ部104は、抽出した関連する作業の情報を検証管理部105へ出力する。
【0091】
検証管理部105は、除外する作業を選択可能とし且つ抜け作業の表示を選択可能とした確認画面を生成する。そして、検証管理部105は、生成した確認画面を入出力処理部13へ出力して、入出力装置12に表示させる(ステップS108)。
【0092】
検証管理部105は、作業者により抜け作業の表示が選択されたか否かを判定する(ステップS109)。抜け作業表示が選択されない場合(ステップS109:否定)、検証管理部105は、ステップS111へ進む。
【0093】
これに対して、抜け作業表示が選択された場合(ステップS109:肯定)、検証管理部105は、指定された抜け作業を確認画面に表示された関連する作業の一覧に追加表示する(ステップS110)。
【0094】
その後、検証管理部105は、作業者から入出力装置12を用いて入力された情報を取得して正誤確認を行う(ステップS111)。この時、申請業務から除外する作業があれば、作業者は、除外する作業を選択して検証管理部105に通知する。また、関連する業務として追加する抜け作業がある場合、作業者は、追加する抜け作業を選択して検証管理部105に通知する。その後、申請業務における関連する作業が確定した場合、作業者は、登録ボタンを押下する。登録ボタンが押下されると、検証管理部105は、除外された作業を誤りと判定し追加された抜け作業及び残った作業を正解と判定して正誤確認を行い、申請業務の関連する作業として確定し、確定した関連する作業の情報をグループ化部106へ出力する。
【0095】
グループ化部106は、関連する作業の情報の入力を検証管理部105から受ける。そして、グループ化部106は、1つの申請作業の関連する作業をまとめて作業分類データベース114に保存する(ステップS112)。
【0096】
以上に説明したように、本実施例に係る作業情報管理サーバは、特定の申請業務毎の関連する作業として抽出しなかった抜け作業の情報を作業者に対して選択可能に提供し、作業者が選択した抜け作業を関連する作業に含める。そして、作業情報管理サーバは、関連する作業を一まとめにして分類したデータベースを生成して保持する。これにより、作業情報管理サーバは、特定の申請業務の関連する作業をより正確に分類することができる。したがって、申請業務のボトルネック分析をより正確に行うことができ、業務効率を向上させることが可能となる。
【実施例4】
【0097】
図16は、実施例4に係る作業情報管理サーバのブロック図である。本実施例に係る作業情報管理サーバは、特定の申請業務で用いられる利用頻度の高いウィンドウを検出して、利用頻度の高いウィンドウをその特定の申請業務の開始時に自動で開くことを可能としたことが実施例1と異なる。本実施例に係る作業情報管理サーバ1は、実施例1に例示した各部に加えて表示候補管理部108を有する。以下の説明では、実施例1と同様の各部の動作については説明を省略する。
【0098】
ここで、図17を参照して、本実施例に係る作業情報管理サーバ1による利用頻度を用いた作業分類データベースの管理の流れを説明する。図17は、実施例4に係る作業情報管理サーバによる利用頻度を用いた作業分類データベースの管理のフローチャートである。
【0099】
表示候補管理部108は、処理実行部22が実行する処理および表示制御部21が表示させたウィンドウを監視して、作業分類データベース114に保存された各申請業務が実行されているか否かを判定する。そして、表示候補管理部108は、作業分類データベース114に保存された申請業務と同一の実行中の申請業務がある場合に、その申請業務の実行中に利用されたウィンドウを特定する(ステップS201)。
【0100】
次に、表示候補管理部108は、申請業務毎に各ウィンドウを用いて行われる作業の回数をカウントして蓄積する。その後、表示候補管理部108は、申請業務毎の各ウィンドウの利用頻度を求めて、利用頻度の高い順に、作業分類データベース114に保存された各申請業務の作業を並び替える(ステップS202)。
【0101】
そして、表示候補管理部108は、各作業の利用頻度の情報とともに並び替えた関連する作業を申請業務毎にまとめて作業分類データベース114に保存する(ステップS203)。
【0102】
ここで、本実施例では、申請業務の実行中に利用されたウィンドウを用いて利用頻度を求めたが、申請業務の実行の前後で使用したウィンドウも利用頻度の考慮の対象に入れることも可能である。図18を参照して、その場合の利用頻度を用いた作業分類データベースの管理の流れを説明する。図18は、利用頻度を用いた作業分類データベースの管理の他の例のフローチャートである。
【0103】
表示候補管理部108は、処理実行部22が実行する処理および表示制御部21が表示させたウィンドウを監視して、作業分類データベース114に保存された各申請業務が実行されているか否かを判定する。そして、表示候補管理部108は、作業分類データベース114に保存された申請業務と同一の実行中の申請業務がある場合に、その申請業務の実行中に利用されたウィンドウを特定する(ステップS211)。
【0104】
さらに、表示候補管理部108は、申請業務の開始または終了時に近接する時刻に利用されたウィンドウを特定する(ステップS212)。
【0105】
次に、表示候補管理部108は、申請業務毎に各ウィンドウを用いて行われる作業の回数をカウントして蓄積する。その後、表示候補管理部108は、申請業務毎に各ウィンドウの利用頻度を求めて、利用頻度の高い順に、作業分類データベース114に保存された各申請業務の作業を並び替える(ステップS213)。
【0106】
そして、表示候補管理部108は、各作業の利用頻度の情報とともに並び替えた関連する作業を申請業務毎にまとめて作業分類データベース114に保存する(ステップS214)。
【0107】
次に、図19を参照して、申請業務における利用頻度を用いたウィンドウ表示処理の流れを説明する。図19は、申請業務における利用頻度を用いたウィンドウ表示処理のフローチャートである。
【0108】
表示候補管理部108は、処理実行部22が実行する処理および表示制御部21が表示させたウィンドウを監視して、申請業務が開始されたか否かを判定する(ステップS301)。申請業務が開始されていない場合(ステップS301:否定)、表示候補管理部108は、申請業務開始まで待機する。
【0109】
一方、申請業務が開始された場合(ステップS301;肯定)、表示候補管理部108は、入力が開始されたか否かを判定する(ステップS302)。入力が開始されていない場合(ステップS302:否定)、表示候補管理部108は、入力の開始まで待機する。
【0110】
これに対して、入力が開始された場合(ステップS302:肯定)、表示候補管理部108は、利用頻度の高いウィンドウを表示させるか否かを選択させる画面を表示制御部21に表示させて、作業者に利用頻度の高いウィンドウを表示させるか否かを確認する。そして、表示候補管理部108は、作業者の選択にしたがって利用頻度の高いウィンドウを表示するか否かを判定する(ステップS303)。利用頻度の高いウィンドウを表示しない場合(ステップS303:否定)、表示候補管理部108は、ステップS306へ進む。
【0111】
これに対して、利用頻度の高いウィンドウを表示する場合(ステップS303:肯定)、表示候補管理部108は、実行中の申請業務の関連する作業のうち利用頻度の高い作業を特定して作業分類データベース114から取得する。そして、表示候補管理部108は、特定した作業で使用されるウィンドウを利用頻度の高いウィンドウの候補として、それらの候補の情報を表示制御部21に表示させる(ステップS304)。
【0112】
作業者が候補の中から表示するウィンドウの選択を行うと、表示候補管理部108は、作業者により選択されたウィンドウを表示制御部21に表示させる(ステップS305)。作業者は、表示された利用頻度の高いウィンドウを用いて申請業務における各作業を実行する。
【0113】
その後、表示候補管理部108は、処理実行部22が実行する処理および表示制御部21が表示させたウィンドウを監視して、申請業務が終了したか否かを判定する(ステップS306)。申請業務が完了していない場合(ステップS306:否定)、表示候補管理部108は、申請業務の完了まで待機する。
【0114】
これに対して、申請業務が完了した場合(ステップS306:肯定)、表示候補管理部108は、利用頻度の高いウィンドウの表示処理を終了する。
【0115】
以上に説明したように、本実施例に係る作業情報管理サーバは、申請業務の実行時に利用頻度の高いウィンドウを表示させることで作業者の作業を補助する。これにより、作業者は、申請業務の作業を効率的に行うことができる。
【0116】
ここで、以上の各実施例では、1つの作業者端末2で行われた申請業務の作業を例に説明したが、図20に示すように複数の端末装置2A~2Cで行われた申請業務の作業をまとめて管理してもよい。図20は、複数の作業者端末が接続される場合のシステム構成図である。
【0117】
この場合、各端末装置2A~2Cのそれぞれにおける申請業務の関連する作業の情報を分析に用いることができる。また、各端末装置2A~2Cのそれぞれにおける申請業務の関連する作業の情報を用いて学習を行い、申請業務の関連する作業を一つにまとめてもよい。
【0118】
さらに、各端末装置2A~2Cのそれぞれにおける申請業務の関連する作業の情報を全て用いて、各端末装置2A~2Cのそれぞれに対して実施例2や実施例4で説明した申請業務開始時に開くウィンドウを決定してもよい。
【0119】
(ハードウェア構成)
図21は、作業情報管理サーバのハードウェア構成図である。上述した各実施例に係る作業情報管理サーバ1は、図21に示すハードウェアにより実現可能である。
【0120】
例えば、作業情報管理サーバ1は、図21に示すように、CPU(Central Processing Unit)91、メモリ92、ハードディスク93、ディスプレイ94、入力デバイス95およびネットワークインタフェース96を有する。CPU91は、バスを介して、メモリ92、ハードディスク93、ディスプレイ94、入力デバイス95およびネットワークインタフェース96のそれぞれに接続される。
【0121】
ネットワークインタフェース96は、例えば、作業情報管理サーバ1と作業者端末2との間の通信インタフェースである。CPU91は、ネットワークインタフェース96を介して、作業情報管理サーバ1の各部と通信を行う。
【0122】
ディスプレイ94および入力デバイス95は、入出力装置12を実現する。入力デバイス95は、例えば、キーボードやマウスである。このディスプレイ94および入力デバイス95を用いることで、作業分類データベース114にアクセスして申請業務の分析を行うことができる。
【0123】
ハードディスク93は、図1図11および図16に例示したデータ格納部11の機能を実現する。また、ハードディスク93は、図1図11および図16に例示した作業分類処理部10、分析部14及び入出力処理部13の機能を実現するプログラムを含む各種プログラムを格納する。
【0124】
CPU91は、ハードディスク93に格納された各種プログラムを読み出してメモリ92上に展開して実行する。これにより、CPU91及びメモリ92は、図1図11および図16で例示した作業分類処理部10、分析部14及び入出力処理部13の機能を実現する。CPU91及びメモリ92は、作業分類処理部10の機能として、図1図11および図16で例示した作業情報収集部101、テキスト抽出部102、タグ付与部103、リストアップ部104、検証管理部105およびグループ化部106の機能を実現する。また、CPU91及びメモリ92は、作業分類処理部10の機能として、図11および図16で例示したウィンドウ管理部107および表示候補管理部108の機能を実現する。
【符号の説明】
【0125】
1 作業情報管理サーバ
2 作業者端末
10 作業分類処理部
11 データ格納部
12 入出力装置
13 入出力処理部
14 分析部
21 表示制御部
22 処理実行部
101 作業情報収集部
102 テキスト抽出部
103 タグ付与部
104 リストアップ部
105 検証管理部
106 グループ化部
107 ウィンドウ管理部
108 表示候補管理部
109 更新部
111 作業情報データベース
112 一時ファイル
113 プロセスデータベース
114 作業分類データベース
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19
図20
図21