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特許7540279光源ユニットおよび光源ユニットを備えた照明装置
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-08-19
(45)【発行日】2024-08-27
(54)【発明の名称】光源ユニットおよび光源ユニットを備えた照明装置
(51)【国際特許分類】
   F21V 19/00 20060101AFI20240820BHJP
   F16B 5/07 20060101ALI20240820BHJP
   F21S 2/00 20160101ALI20240820BHJP
   F21Y 115/10 20160101ALN20240820BHJP
   F21Y 103/10 20160101ALN20240820BHJP
【FI】
F21V19/00 510
F16B5/07 A
F21S2/00 230
F21Y115:10
F21Y103:10
【請求項の数】 6
(21)【出願番号】P 2020168849
(22)【出願日】2020-10-06
(65)【公開番号】P2021125454
(43)【公開日】2021-08-30
【審査請求日】2023-09-04
(31)【優先権主張番号】P 2020014583
(32)【優先日】2020-01-31
(33)【優先権主張国・地域又は機関】JP
(73)【特許権者】
【識別番号】000006013
【氏名又は名称】三菱電機株式会社
(73)【特許権者】
【識別番号】390014546
【氏名又は名称】三菱電機照明株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100109612
【弁理士】
【氏名又は名称】倉谷 泰孝
(74)【代理人】
【識別番号】100116643
【弁理士】
【氏名又は名称】伊達 研郎
(74)【代理人】
【識別番号】100184022
【弁理士】
【氏名又は名称】前田 美保
(72)【発明者】
【氏名】田枝 義和
【審査官】安食 泰秀
(56)【参考文献】
【文献】特開2013-127951(JP,A)
【文献】特開2016-213128(JP,A)
【文献】特開2012-186030(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F21V 19/00
F16B 5/07
F21S 2/00
F21Y 115/10
F21Y 103/10
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
発光基板と、
板状であり、一面に前記発光基板が取り付けられる長尺のフレームと、
前記フレームの前記一面の反対側である他面、かつ前記フレームの長手方向における少なくとも一方の端部側に設けられた連結部と、
を備え、
前記連結部は、
前記一面から前記他面に向かう方向に突設した連結脚部と、
前記連結脚部と対向するように設けられ、前記連結脚部に対して離れる方向に移動する連結可動部を有し、
さらに、前記連結可動部は、照明器具の取付部に係合する爪部を有している光源ユニット。
【請求項2】
前記連結部は、前記連結可動部の前記連結脚部に対して反対側に連結制御部を有し、
前記連結制御部は、前記連結可動部の移動を制御する請求項1に記載の光源ユニット。
【請求項3】
前記連結可動部は、弾性力を有している請求項1または請求項2のいずれか一項に記載の光源ユニット。
【請求項4】
前記連結脚部は、弾性力を有し、前記連結可動部に対して離れるように移動する請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の光源ユニット。
【請求項5】
前記連結制御部は、弾性力を有し、前記連結可動部に対して離れるように弾性変形する請求項2に記載の光源ユニット。
【請求項6】
請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の光源ユニットと、
前記光源ユニットが収容されるように取り付けられる照明器具と、
を備え、
前記照明器具は、前記連結部が取り付けられる取付部を有し、
前記連結部は、前記取付部を挟持している照明装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、改装に用いられる光源ユニットに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来から、既設の照明装置を新たな照明装置に改装することがある。
【0003】
例えば、天井に形成された埋め込み穴に収容されるよう固定された既設の照明装置が、既設の照明装置より薄型の新たな照明装置に改装されている。(例えば、特許文献1参照)
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】特開2016-180485号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、新たな照明装置に改装するときに、既設の照明装置は全てを取り外しており、取り外された既設の照明装置は廃棄部材になってしまった。
【0006】
そこで、本開示は、上記のような課題を解決する為になされたもので、既設の照明装置を改装する際に、廃棄部材の排出を抑制することができる光源ユニットを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示に係る光源ユニットは、発光基板と、板状であり、一面に前記発光基板が取り付けられる長尺のフレームと、前記フレームの前記一面の反対側である他面、かつ前記フレームの長手方向における少なくとも一方の端部側に設けられた連結部と、を備え、前記取付部は、前記一面から前記他面に向かう方向に突設した連結脚部と、前記連結脚部と対向するように設けられ、前記連結脚部に対して離れる方向に移動する連結可動部を有し、さらに、前記連結可動部は、照明器具の取付部に係合する爪部を有しているものである。
【発明の効果】
【0008】
本開示の光源ユニットは、既設の照明装置を改装する際に、廃棄部材の排出を抑制することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】実施の形態1における照明装置の斜視図である。
図2】実施の形態1における照明装置の分解斜視図である。
図3】実施の形態1における照明器具の斜視図である。
図4】実施の形態1における光源ユニットの斜視図である。
図5】実施の形態1における光源ユニットの分解斜視図である。
図6】実施の形態1における連結部の斜視図である。
図7】実施の形態1における連結部の分解斜視図である。
図8】実施の形態1における光源ユニットの照明器具への取り付け工程を示す参考図である。
図9】実施の形態1における光源ユニットの変形例を示す参考図である。
図10】実施の形態1における照明装置の変形例を示す参考図である。
図11】実施の形態2における光源ユニットの斜視図である。
図12】実施の形態2における連結部の斜視図である。
図13】実施の形態2における連結部の分解斜視図である。
図14】実施の形態2における光源ユニットの照明器具への取り付け工程を示す参考図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
実施の形態1.
本開示は、天井等の被取付部に既に設置されていた既存照明装置を改装する為の光源ユニットに関するものである。
まずは、図1から図7を用いて照明装置1、照明器具100と光源ユニット200の各部の構成を説明する。図1は本実施の形態における照明装置1の斜視図である。図2図1に示す照明装置1の分解斜視図である。図3図2に示す照明器具100の斜視図であり、図3の(a)は照明器具100の下方向から視た斜視図であり、図3の(b)は図3の(a)に示すA-A′断面図である。図4図2に示す光源ユニット200の上方向Z1側から斜視図である。図5図4に示す光源ユニット200の分解斜視図である。図6図5に示す連結部240の斜視図であり、図4の(a)は上方向Z1側から視た連結部240の斜視図であり、図4の(b)は図4の(b)に見るB矢印方向から視た斜視図である。図7図6に示す連結部240の分解斜視図であり、図7の(a)は図6の(a)に示す連結部240の分解斜視図であり、図6の(b)は図6の(b)に見る連結部240の分解斜視図である。
なお、以下の説明では、図1に示す矢印のように、照明装置1の長手方向を長手方向X、照明器具1の短手方向であり、長手方向Xと直交する方向を短手方向Y、長手方向Xおよび短手方向Yに直交する方向を上下方向Zとする。また、照明器具100の開口114から底面部111に向かう方向を上方向Z1とし、上方向Z1と反対側へ向う方向を下方向Z2とする。
【0011】
照明装置1は、既設の照明装置を改装したものであり、既設の照明装置の一部である照明器具100と、照明器具100に取り付けられる光源ユニット200を備えている。図示しない既設の照明装置は、照明器具100に光源ユニット200を取り付けることで照明装置1に改装することができる。
【0012】
照明器具100は、被取付部に既に設置されていた既設照明装置の一部であり、被取付部に設けられた開口に埋め込まれるように固定されるものである。照明器具100は、図示しない既設の照明装置から図示しない既存のランプ、既存の反射板などが外されたものである。
照明器具100は、被取付部に取り付けられる器具本体110と、器具本体110の内側に設けられた取付部120とを有している。
【0013】
器具本体110は、一面が開口114が形成された長尺状の箱形状をしており、底面部111と、第一の側面部112と、第二の側面部113、取付部120を有している。
底面部111は、矩形状に形成されており、居室と天井裏との通気を可能とする通気孔1111が形成されている。底面部111は、取付部120が対に配設されている。対に設けられた取付部120は、第二の側面部113両側にそれぞれ配設されている。
第一の側面部112は、器具本体110の長手方向Xに沿った側面であり、底面部111の長手側辺それぞれから下方向Z2へ突設するよう設けられている。
第二の側面部112は、器具本体110の短手方向Yに沿った側面であり、底面部111の短手側辺それぞれから下方向Z2へ突設するよう設けられている。
器具本体110は、第一の側面部112および第二の側面部113それぞれの下方Z2側の端部に囲まれて開口114が形成されている。
【0014】
取付部120は、器具本体110の内側において、既存の反射板などの部品を保持していたものである。取付部120は、取付立上り部121と、取付平面部122とを有している。
取付立上り部121は、板状であり、底面部111から下方向Z2側へ突設している。取付平面部122は、板状であり、取付立上り部121の下方向Z2側の端部側から底面部111と平行になるように突設している。
取付部120は、矩形の板状に形成されており、取付平面部122と底面部111との間に隙間Aが設けられるように形成されている。
取付部120は、図示しない既存部品が取り付けられていたものである。例えば、既存の反射板は、下方向Z2側から取付平面部122に当接した状態で図示しないネジにより固定されていた。このとき、ネジは取付平面部122に設けられたネジ用穴に螺号するとともに、ネジ用穴と螺号したネジの一部は隙間Aに収容されていた。隙間Aは、螺号したネジの一部が底面部111と干渉するのを抑制することができるものである。
【0015】
光源ユニット200は、照明器具100に取り付けられることで、図示しない既存の照明装置を改装した照明装置1にすることができるものである。光源ユニット200は、長手方向Xにおいて器具本体110の開口114と略同等の長さに形成されており、器具本体110の開口より器具本体110の内側に収容されるように取り付けられる。
光源ユニット200は、発光基板210と、フレーム220と、カバー230と、連結部240を有している。
【0016】
発光基板210は、光源ユニット200の光源となるものであり、基板211と、発光素子212とを有している。基板211は長尺に形成されており、発光素子212は基板211に複数実装されている。
【0017】
フレーム220は、発光基板210が取り付けられ保持するものであり、基板保持部221と、フレーム反射部222を有している。
基板保持部221は、矩形の板状に形成されており、一方の面221aに発光基板211が当接するように取り付けられ、他方の面221bに連結部240が取り付けられている。一方の面221aは板状の基板保持部221の下方向Z2側の面であり、他方の面221bは板状の基板保持部221の上方向Z1側の面である。
フレーム反射部222は、基板保持部221の長手側辺より斜めに傾斜するように突設しており、基板保持部221から離れる従って下方向Z2側になるよう傾斜している。
フレーム220は、短手方向Yにおいて器具本体110の開口114よりも短く形成されており、フレーム反射部222の端部と第一の側面部112との間に通気用隙間Bを形成している。通気用隙間Bは、底面部111の通気孔1111と連通するものであり、居室側と被取付部側の空気の移動を可能とするものである。
【0018】
カバー230は、発光基板210から照射される光を拡散透過するものであり、発光基板210を覆うようにフレーム220に取り付けられている。カバー230は、乳白色のアクリル樹脂など拡散性を有する樹脂材料により形成されており、カバー主部231と、カバー蓋部232を有している。
カバー主部231は、短手方向Yにおける断面が円弧形状であり、長手方向Xへ連続するように形成されている。
カバー蓋部232は、カバー主部231の長手方向X側端部に設けられている。カバー蓋部232は、フレーム220とカバー主部231により形成された空間を長手方向Xにおいて塞ぐものであり、光源ユニット200の長手方向Xにおける両端それぞれに配設されている。
【0019】
連結部240は、光源ユニット200を照明器具100に取り付けるものであり、照明器具100の取付部120に対応するように配設されている。
連結部240は、基板保持部221の他方の面221bに取り付けられており、長手方向Xにおいて光源ユニット200の両端側それぞれに設けられている。連結部240は、取付部120の取付平面部122を短手方向Yの両端を挟持するものであり、連結本体部241と、連結可動部242とを有している。
【0020】
連結本体部241は、連結底面部2411と、連結脚部2412と、連結制御部2413とを備えている。連結本体部241は、短手方向Xにおいて連結底面部2411の一方の端部に連結脚部2412が設けられ、他方の端部に連結制御部2413が設けられている。連結本体部241は板状の金属を曲げて形成されているものである。
【0021】
連結底面部2411は、短手方向Yにおいて基板保持部221の長さよりも長い矩形に形成されており、基板保持部221に取り付けられるものである。連結底面部2411は、底面立上り部2411aと、底面開口部2411bを有している。
底面立上り部2411aは、連結底面部2411の短手方向Yに沿った側辺から上方向Z1へ板状に突設しているものである。
底面開口部2411bは、連結可動部242が挿し込まれる開口であり、連結制御部2413側に設けられている。底面開口部2411bは、連結底面部2411から連結制御部2413に亘って設けられている。
【0022】
連結脚部2412は、短手方向Xにおいて連結底面部2411の一方の端部から上方向Z1側に向かって突設するように設けられており、脚突出部2412aと、脚爪部2412bを有している。
脚突出部2412aは、連結脚部2412の側辺から連結制御部2413に向かって板状に突設しており、底面立上り部2411aと重なるように設けられている。脚突出部2412aは、底面立上り部2411aとネジなどの固定手段で連結される。
脚爪部2412bは、連結脚部2412の上方向Z1側の端部から連結底面部2411に向かって斜めに突出している。脚爪部2412bは、下方向Z2側の端部側が鋸状の凸部に形成されており、取付平面部122に引っ掛けられた際に滑らないように形成されている。
【0023】
連結制御部2413は、短手方向Xにおいて連結底面部2411の連結脚部2412とは反対側の端部から上方向Z1側に向かって突設するように設けられており、制御突設部2413aを有している。
連結制御部2413は、上下方向Zにおいて、連結脚部2412よりも短く形成されている。制御突出部2413aは、底面立上り部2411aとネジなどの固定手段で連結される。
【0024】
連結可動部242は、下方向Z2側から底面開口部2411bに挿し込まれて連結本体部241に固定されるものであり、可動底面部2421と、可動本体部2422と、可動爪部2423とを有している。連結可動部242は、可動本体部2422が連結制御部2413の連結脚部2412側の面と当接するように連結本体部241に固定される。連結可動部242は、弾性を有する板状の金属を曲げて形成されている。
【0025】
可動底面部2421は、矩形状であり、本体底面部2411の下方向Z2側の面に当接して固定される。
【0026】
可動本体部2422は、本体底面部2411より上方向Z1側へ突設するよう設けられている。可動本体部2422は、連結本体部241に固定された状態において、連結脚部2412と同じ長さになるように上方向Z1側へ突設している。
【0027】
可動爪部2423は、可動本体部2422の上方向Z1側端部から、下方向Z2側に向かって斜めに突設している。可動爪部2423は下方向Z2側の端部が、連結本体部241に固定された状態において、脚爪部2412bの下方向Z2側の端部と同じ高さになるように突設している。
可動爪部2423は、下方向Z2側の端部側が鋸状の凸部に形成されており、取付平面部122に引っ掛けられた際に滑らないように形成されている。
【0028】
連結部240は、連結本体部241と連結可動部242を分けて設けており、連結可動部242を本体底面部2411で固定している。よって、可動本体部2422は、可動爪部2423に短手方向Yから力が加わった際に、本体底面部2411側を軸として短手方向Yへ回転するように弾性変形することができる。
例えば、短手方向Yにおいて、可動本体部2422は、可動爪部2423に連結脚部2412から離れる方向へ力が加わると、可動本体部2422は可動爪部2423が連結脚部2412から離れる方向へ移動するよう弾性変形し、負荷が解除されると可動爪部2423が連結脚部2412に近づく方向へ移動するように復元する。
【0029】
また、連結可動部242は、可動本体部2422が連結制御部2413の連結脚部2412側の面と当接するように配設されている。よって、可動爪部2423に短手方向Yにおける外側に向かう力が加わった際に、可動本体部2422が過度に変形するのを抑制することができる。
【0030】
また、連結本体部241は、本体底面部2411と連結脚部2412とが底面立上り部2411aと脚突設部2412aで連結し、本体底面部2411と連結制御部2413とが底面立上り部2411aと制御突設部2413aで連結していることで、剛性を向上することができる。連結脚部2412と連結制御部2413の短手方向Yへ意図しない移動を抑制することができ、振動などの負荷による変形を抑制することができる。
よって、光源ユニット200が照明器具100に取り付けられた状態において、振動などにより光源ユニット200が落下することを抑制することができる。
【0031】
以上が、照明器具100および光源ユニット200の各部構成の説明である。次に、既存の照明器具を改装する為に、光源ユニット200を照明器具100に取り付けする工程を図8を用いて説明する。なお、長手方向Xにおいて照明器具100は取付部120を2つ備えており、光源ユニット200は連結部240を取付部120に対応するよう2つ備えている。図8は短手方向Yから視た参考断面図であるが、長手方向Xにおいてそれぞれの連結部240は対応する取付部120に同じ工程で取り付けする。
図8は、光源ユニット200を照明器具100に取り付けする工程を示した参考断面図である。図8の(a)は、照明器具100と光源ユニット200が取り付けられる前の状態を示す。図8の(b)は、光源ユニット200の連結脚部2412が照明器具100の取付部120に引っ掛けられている状態を示す。図8の(c)は、光源ユニット200の連結可動部242が照明器具100の取付部120に引っ掛けられ、光源ユニット200が照明器具100に取り付けられた状態を示す。
【0032】
はじめに、図8の(a)に示すように、照明器具100と光源ユニット200は取り付けられる前の状態であり、照明器具100は既存の反射板など使用しない部品が外されている状態である。
照明器具100と光源ユニット200は、上下方向Zにおいて、光源ユニット200は連結部240が取付部120と対向するように離れて配置されている。
【0033】
次に、図8の(b)に示すように、連結部200の連結脚部2412を照明器具100の取付部120に引っ掛ける。光源ユニット200は、連結脚部2412の脚爪部2412bを底面部111と取付平面部122との間の隙間Aに挿し込むことで、連結脚部2412が取付部120に引っ掛かり、連結可動部242側が可動できるように照明器具100に固定される。
【0034】
次に、図8の(b)に示す状態から、光源ユニット200を、取付平面部122と連結爪部2412bが接触している箇所を軸とするように、連結可動部242側を底面部111側へ向かって回転するように上方向Z1に押し込む。
このとき、連結可動部242は、可動爪部2423が取付平面部122の短手方向Y側の端部を摺動することで、可動爪部2423が取付部120と離れるように押圧され移動し、可動本体部2422が弾性変形する。
そして、可動爪部2423が隙間Aと対向すると位置まで光源ユニット200が押し込まれると、可動本体部2422の変形に対する復元力により可動爪部2423が隙間Aに挿し込まれる。可動爪部2423が隙間Aに押し込まれることで、脚爪部2412bと可動爪部2423が取付平面部122に上方向Z1側から引っ掛かり、連結脚部2412と可動本体部2422が取付部120を短手方向Yから挟持し、光源ユニット200が照明器具100に取り付けられる。
以上のような工程で、図8の(c)に示すように、光源ユニット200は、既設照明装置の一部である照明器具100に取り付けられ、照明器具100を照明装置1に改装することができる。
【0035】
本実施の形態は、光源ユニット200は、連結脚部2412と連結可動部242を有する連結部240を備えており、この連結部240が照明器具100の取付部120に係合することで、照明器具100を照明装置1に改装することができる。よって、既設照明装置を改装する際に、照明器具100を破棄することなく改装することができ、廃棄部材の排出を抑制することができるものである。
また、光源ユニット200は、取付部120を挟持するように係合することができ、取り付けする為に部材の追加や加工をせずに容易に取り付けすることができる。
【0036】
また、光源ユニット200は短手方向Yに動かして取り付けするものであり、作業者は通気用隙間Bを利用して作業をすることができる。よって、器具本体110の第二の側面部113と光源ユニット200の間の取り付け作業の為の隙間を小さくすることができ、光源ユニットと光源ユニット200の長手方向Xを照明器具100の開口の長手方向Xの長さと同等とすることができる。
【0037】
本実施の形態では、連結部240は、連結脚部2412と連結可動部242を備えた形態について説明したが、図9に示すように連結脚部2412′が連結可動部242と同じ構成をした連結部240′でも良い。このとき、連結本体部241′は連結制御部2413を短手方向Yの両側に設けられている。
また、連結部240′は連結脚部2412′と連結可動部242が互いに離れるように弾性変形することができ、光源ユニット200′を上方向Z1に押し込むだけで取付部120に固定することができる。
【0038】
本実施の形態では、照明器具100は、1つの器具本体110を備えた形態について説明したが、図10に示すように2つの器具本体110を備えた照明器具100′でも良い。照明器具100′は、2つの器具本体110の間にスピーカーなどの設備機器1001が収容される設部収容部3000を有している。照明器具1′は、それぞれの器具本体110に光源ユニット200を取り付けすることで照明装置1′に改装することができる。
【0039】
本実施の形態では、連結部240は、連結可動部242が弾性を有する板材を曲げて形成された構成について説明したが、連結可動部242を線材を曲げて形成しても良い。また、弾性変形し難い部材で形成し、連結本体部241との間にバネを用いて可動できるように固定しても良い。
【0040】
本実施の形態では、光源ユニット200はカバー230の短手方向Yの両側にフレーム反射部222を備えた形態について説明をしたが、フレーム反射部222を備えずにカバー230が短手方向Yに長く形成されたものでも良く、器具本体110の第一の側面部112との通気用隙間Bを設けるようなものであれば良い。
【0041】
実施の形態2.
次に、実施の形態2の光源ユニット300を説明する。光源ユニット300は、実施の形態1の光源ユニット200と異なる連結部310を備えている。光源ユニット300を図11から図14を参照して説明する。
なお、実施の形態2の光源ユニット300において特に記述しない項目については、実施の形態1に係る光源ユニット200と同様とし、同一の機能及び構成については同一の符号を用いて述べることとする。
【0042】
図11は、本実施の形態の光源ユニット300の上方向Z1側から視た斜視図である。図12は、図11に示す連結部310の斜視図であり、図12の(a)は上方向Z1側から視た連結部310の斜視図であり、図12の(b)は図12の(a)に見るC矢印方向から視た斜視図である。図13図12に示す連結部310の分解斜視図であり、図13の(a)は図12の(a)に示す連結部310の分解斜視図であり、図13の(b)は図12の(b)に示す連結部310の分解斜視図である。
視図である。
【0043】
光源ユニット300は、照明器具100に取り付けられることで、図示しない既存の照明装置を改装した照明装置1にすることができるものである。光源ユニット300は、長手方向Xにおいて器具本体110の開口114と略同等の長さに形成されており、開口114より器具本体110の内側に収容されるように取り付けられる。
光源ユニット300は、発光基板210と、フレーム220と、カバー230と、連結部310を有している。
【0044】
連結部310は、光源ユニット300を照明器具100に取り付けるものであり、照明器具100の取付部120に対応するように配設されている。
連結部310は、基板保持部221の他方の面221bに取り付けられており、長手方向Xにおいて光源ユニット300の両端側それぞれに設けられている。
連結部310は、取付部120の取付平面部122を長手方向Xに沿って保持するものであり、連結本体部311と、連結可動部312と、連結制御部313とを有している。
【0045】
連結本体部311は、連結底面部3111と、連結脚部3112と、本体制御部3113とを備えている。連結本体部311は、基板保持部221の他方の面221bに取り付けられているものであり、連結可動部312を可動できるように保持している。連結本体部311は板状の金属を曲げて形成されているものである。
【0046】
連結底面部3111は、矩形状に形成されており、ネジなどの固定具により基板保持部221の他方の面221bに接続され取り付けられている。
【0047】
連結脚部3112は、連結底面部3111の短手方向Yにおける両端側の側辺それぞれから上方向Z1側へ対に突設するように設けられており、第一本体脚部3112aと、第二一本体脚部3112bを有している。
【0048】
第一本体脚部3112aは、連結底面部3111の短手方向Yにおける両端側の側辺それぞれから上方向Z1へ矩形状に突出するよう設けられており、連結可動部312をネジなどの固定具3101で保持する為の脚部開口部3112abが設けられている。脚部開口部3112abは、第一本体脚部3112aを短手方向Yに貫通したものであり、長手方向Xに沿って長穴形状に形成されている。脚部開口部3112abは、可動部固定具3101が挿通されるものである。
【0049】
第二本体脚部3112bは、第一本体脚部3112aの長手方向Xにおける端部側の一方の側部より、短手方向Yにおいて連結底面部3111より離れる方向へ矩形状に突出するように設けられている。第二本体脚部3112bは、上方向Z1側の側部より上方向Z1に突出するように脚部突設部3112baが設けられている。
連結本体部311は第二本体脚部3112baを短手方向Yにおいて対になるよう備えており、対に設けられた第二本体脚部3112baは間に取付平面部122を挟むように設けられている。
【0050】
本体制御部3113は、連結底面部3111の長手方向Xにおける端部側の側辺から上方向Z1側へ突設されており、制御開口部3113aと、制御保持部3113bが設けられている。本体制御部3113は、連結底面部3111の長手方向Xにおける端部側の側部のうち、第一本体脚部3112bが設けられた側と異なる端部側から突出するように設けられている。
【0051】
制御開口部3113aは、連結制御3113の下方向Z2側の端部側に設けられている。制御開口部3113aは、本体制御部3113を長手方向Xに貫通するものであり、連結制御部313の一部が挿し込まれる。
【0052】
制御保持部3113bは、制御開口部3113aの上方向Z1側に併設するようにもうけられており、ねじ形状をした制御部固定具3102が締結されるように設けられている。連結制御部313は、制御部固定具3102により制御本体部311に固定される。
【0053】
連結可動部312は、可動平面部3121と、第一爪部3122と、可動脚部3123と、可動固定部3124を備えている。連結可動部312は、長手方向Xへ可動できるように連結本体部311に保持されており、取付平面部122に引っ掛かるものである。連結本体部311は板状の金属を曲げて形成されている。
連結可動部312は、可動平面部3121が連結底面部3111に対向した状態で、対に設けられた連結脚部3112の間に挟まれるように連結本体部311に取り付けられている。
連結可動部312は、可動脚部3123が連結脚部3112と対向するように設けられており、連結脚部3112から長手方向Xに沿って離れる方向へ移動する。
【0054】
可動平面部3121は、矩形状に形成されているおり、可動開口部3121aが設けられている。可動開口部3121aは、可動平面部3121に上下方向Zに貫通するように設けられ、連結制御部313の一部が挿し込まれるものである。
【0055】
第一爪部3122は、可動平面部3121の長手方向Xにおける一方の端部側の側部から上方向Z1側に突出するように設けられている。
【0056】
可動脚部3123は、可動平面部3121の短手方向Yにおける両端側の側部それぞれから上方向Z1側へ矩形状に突出するよう設けられている。可動脚部3123は、連結脚部3112と対向するように設けられている。連結脚部3123は、脚部保持部3123aと、第二爪部3123bを有している。
【0057】
脚保持部3123aは、ねじ形状をした可動固定部3101が締結されるものである。可動部固定具3101は、脚部開口部3112abに挿通され脚保持部3123aに締結されることで、連結可動部312が連結本体部311に固定される。また、連結可動部312は、脚部開口部3112abが長手方向Xに沿って長尺に形成されていることで、長手方向Xに移動可能に連結本体部311に固定されている。
【0058】
第二爪部3123bは、長手方向Xにおいて、可動脚部3123の第一爪部3133側の側辺より、可動固定部3124側から第一爪部3133側へ向かう方向へ突出するように設けられている。第二爪部3123bは、上方向Z1側の側辺が可動脚部3123から突出するに従って下方向Z2側へ向かうよう斜めに設けられている。
【0059】
可動固定部3124は、可動平面部3121の長手方向Xにおける端部側の側部から下方向Z2側に突出するように設けられている。可動固定部3124は、可動平面部3121の長手方向Xにおける端部側の側部のうち第一爪部3122と反対側の側部に設けられている。
【0060】
連結制御部313は、連結本体部311に取り付けられ、連結可動部312の移動を制御するものである。連結制御部313は、制御取付部3131と、制御爪部3132を有している。連結制御部313は、板状の金属部材を曲げて形成されており、弾性変形可能に形成されている。
連結制御部313は、短手方向Yにおいて、可動脚部3123の連結脚部3112と対向する側に対して反対側に配設されている。
なお、連結制御部313は、板状の金属部材を曲げた形状を説明するが、線材を曲げた形状でもよく、樹脂で形成しても良い。
【0061】
制御取付部3131は、連結制御部313を連結本体部311に固定するものであり、上下方向Zに立設した矩形状の板状に形成されている。
制御取付部3131は、長手方向Xに貫通した開口である取付開口部3131aが設けられている。
制御取付部3131は、制御開口部3113aに挿し込まれ、制御部固定具3102が取付開口部3131aに挿通され制御保持部3113bに締結されることで、連結本体部311に固定される。
【0062】
制御爪部3132は、連結可動部312に係合するものであり、制御底面部3132aと、制御立上り部3132b、制御水平部3132cを有している。
制御底面部3132aは、制御取付部3131の下方向Z2側の側部から長手方向Xに矩形状に突設するものである。
制御立上り部3132bは、制御底面部3132aの制御取付部3131と対向する側部から上方向Z1側へ矩形状に突設するものである。
制御水平部3132cは、制御立上り部3132bの上方向Z1側の側部から、長手方向Xにおいて制御取付部3131と反対側へ矩形状に突出するよう設けられたものである。
制御爪部3132は、制御水平部3132cを可動開口部3121aに挿し込むことで、連結可動部312に係合し、連結可動部312の動きを制御する。
【0063】
連結制御部313は、可動部固定部3101が制御開口部3112abの第二本体脚部3112b側に位置しているときは弾性変形をしてない状態であり、可動部固定部3101が制御開口部3112abの第二本体脚部3112b側から離れるに連れて弾性変形をするように配設されている。
【0064】
以上が、光源ユニット300の連結部310の構成の説明である。次に、既存の照明器具を改装する為に、光源ユニット300を照明器具100に取り付けする工程を図14を用いて説明する。なお、長手方向Xにおいて照明器具100は取付部120を2つ備えており、光源ユニット300は連結部310を取付部120に対応するよう2つ備えている。図14は短手方向Yから視た参考断面図であるが、長手方向Xにおいてそれぞれの連結部310は対応する取付部120に同じ工程で取り付けする。
図14は、光源ユニット300を照明器具100に取り付けする工程を示した参考断面図である。図14の(a)は、照明器具100と光源ユニット300が取り付けられる前の状態を示す。図14の(b)は、光源ユニット300の連結可動部3123が照明器具100の取付部120に当接している状態を示す。図14の(c)は、光源ユニット300の連結可動部3123が照明器具100の取付部120に引っ掛けられ、光源ユニット300が照明器具100に取り付けられた状態を示す。
【0065】
はじめに、図14の(a)に示すように、照明器具100は、光源ユニット300が取り付けられる前の状態であり、既存の反射板など使用しない部品が外されている状態である。
照明器具100と光源ユニット300は、上下方向Zにおいて、光源ユニット200は連結部310が取付部120と対向するように離れて配置されている。
【0066】
次に、図14の(b)に示すように、光源ユニット300は、連結部310の連結脚部2412を照明器具100の取付部120に当接させ摺動させる。
光源ユニット300は、上方向Z1側へ移動されることにより、連結可動部312の第二爪部3123bが取付平面部122の端部に当接する。連結可動部312は、長手方向Xへ移動可能に連結本体部311に保持され、第二爪部3123bが下方向Z2側に向かって傾斜するよう形成されていることで、光源ユニット300が上方向Z1側へ移動するに従い、長手方向Xにおいて取付平面部122から離れるように移動する。
このとき、連結可動部312は、第二爪部3123bは上方向Z1側の側面が取付平面部122の端部を摺動する。連結可動部312は、可動開口部3121aの縁が連結制御部313の制御立上り部3132cを長手方向Xの取付部120から離れる方向へ押圧し、連結制御部313を弾性変形させる。
また、光源ユニット300は、上方向Z1側に移動するに従って、短手方向Yにおいて連結本体部311の脚部突設部3112baが取付部312を挟むように両側に配置されており、光源ユニット300が短手方向Yに意図せず移動するのが抑制されている。
【0067】
次に、図14の(c)に示すように、光源ユニット300は、第二爪部3123bが取付平面部122に引っ掛けられ、照明器具100に取り付けられる。
連結可動部312は、第二爪部3123bの下方向Z2側の端部が取付平面部122よりも上方向Z1側に位置するまで光源ユニット300を移動させると、連結制御部313を押圧するのを解除され、弾性変形していた連結制御部313の復元力により第二爪部3123bが隙間Aに挿し込まれ取付水平部122に引っ掛けられる。よって、光源ユニット300は照明器具100に取り付けられる。
以上のような工程で、光源ユニット300は、既設照明装置の一部である照明器具100に取り付けられ、照明器具100を照明装置1に改装することができる。
【0068】
なお、図14は、長手方向Xにおける一端側に配置された連結部310と取付部120の取り付け工程を示すものであり、他端側の連結部310と取付部120も同じ工程で取り付けられる。また、連結部310は、長手方向Xにおいて、連結可動部312が連結制御部313の復元力により内側から外側へ可動するように光源ユニット310に配設されている。
【0069】
光源ユニット300を器具本体100から取り外す際には、可動固定部3124を保持して、連結可動部312を長手方向Xにおいて取付部120から離れる方向へ動かすことで、第二爪部3123bが取付部120から外れる。よって、光源ユニット300は、下方向Z2側へ移動が可能となり、器具本体100から取り外すことができる。
連結部310は、短手方向Yにおいて、可動固定部3124が対に設けられた可動脚部3123の間の距離よりも長く形成されており、光源ユニット300の下方向Z2側からも掴みやすく形成されている。
【0070】
また、このとき光源ユニット300は、上方向Z1側へ移動しようとしたときに、第一爪部3122が取付平面部122に当接するか、第二爪部3123bの上方向Z1側の側辺が器具本体110の底面部111に当接することで、上方向Z1側への移動が抑制され、安定して器具本体100に取り付けられる。
【0071】
本実施の形態は、光源ユニット300は、長手方向Xに移動可能な連結可動部312を有する連結部310を備えており、この連結可動部312の第二爪部3123bが照明器具100の取付部120に係合することで、照明器具100を照明装置1に改装することができる。よって、既設照明装置を改装する際に、照明器具100を破棄することなく改装することができ、廃棄部材の排出を抑制することができるものである。
また、光源ユニット300は、取付部120に引っ掛かるように係合することができ、取り付けする為に部材の追加や加工をせずに容易に取り付けすることができる。
【0072】
また、光源ユニット300は、連結部310が長手方向Xへ移動する連結可動部312と、連結可動部312の移動を制御する連結制御部313を有していることで、器具本体100の内側に収納するように上方向Zへ押し上げることで器具本体100に取り付けすることができる。
よって、器具本体110の第一の側面部112と光源ユニット300の間の取り付け作業の為の隙間が小さくても取付することができる。
【0073】
なお、本実施の形態では、連結部310は、長手方向Xにおいて連結可動部312が内側から外側へ可動して取付部120に引っ掛かる構成について説明をしたが、取付部の取付立上り部の位置に応じて外側から内側に可動して引っ掛かかるようにしても良い。また、光源ユニット300の長手方向Xにおいて、2つ設けられた連結部310の内、一方の連結部310が内側から外側へ可動して取付部に引っ掛かり、他方の連結部310が外側から内側へ可動して取付部に引っ掛かかるようにしても良い。
【0074】
なお、実施の形態1、実施の形態2は、適宜組み合わせることが可能である。例えば、光源ユニットが実施の形態1の連結部240と実施の形態2の連結部310を1つづつ備えているものでも良い。
また、実施の形態1および実施の形態2の一部を抽出して組み合わせることも可能である。更に、実施の形態1および実施の形態2に限らず、適宜変更することも可能である。
【符号の説明】
【0075】
100 照明器具、110 器具本体、111 底面部、1111 通気孔、112 第一の側面部、113 第二の側面部、114 開口、120 取付部、121 取付立上り部、122 取付平面部、200 光源ユニット、210 発光基板、211 基板、212 発光素子、220 フレーム、221 基板保持部、221a 一方の面、221b 他方の面、222 フレーム反射部、230 カバー、231 カバー主部、232 カバー蓋部、240 連結部、241 連結本体部、2411 本体底面部、2411a 底面立上り部、2411b 底面開口部、2412 連結脚部、2412a 脚突設部、2412b 脚爪部、2413 連結制御部、2413a 制御突設部、242 連結可動部、2421 可動底面部、2422 可動本体部、2423 可動爪部、300 光源ユニット、310 連結部、3101 可動部固定具、3102 制御部固定具、311 連結本体部、3111 連結底面部、3112 連結脚部、3112a 第一本体脚部、3112ab 脚部開口部、3112b 第二本体脚部、3112ba 脚部突設部、3113 本体制御部、3113a 制御開口部、312 連結可動部、3121 可動平面部、3121a 可動開口部、3122 第一爪部、3123 可動脚部、3123a 脚部保持部、3123b 第二爪部、3124 可動固定部、313 連結制御部、3131 制御取付部、3131a 取付開口部、3132 制御爪部、3132a 制御底面部、3132b 制御立上り部、3132c 制御水平部、A 隙間、B 通気用隙間、X 長手方向、Y 短手方向、Z 上下方向。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14