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特許7540495広告配信システム、装置、広告料金決定装置、方法、及びプログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-08-19
(45)【発行日】2024-08-27
(54)【発明の名称】広告配信システム、装置、広告料金決定装置、方法、及びプログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 30/0273 20230101AFI20240820BHJP
【FI】
G06Q30/0273
【請求項の数】 8
(21)【出願番号】P 2022545230
(86)(22)【出願日】2020-08-28
(86)【国際出願番号】 JP2020032767
(87)【国際公開番号】W WO2022044295
(87)【国際公開日】2022-03-03
【審査請求日】2023-02-13
(73)【特許権者】
【識別番号】000004237
【氏名又は名称】日本電気株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100103894
【弁理士】
【氏名又は名称】家入 健
(72)【発明者】
【氏名】遊佐 道彦
【審査官】橘 均憲
(56)【参考文献】
【文献】特開2014-016654(JP,A)
【文献】特開2012-168576(JP,A)
【文献】特開2019-036049(JP,A)
【文献】特開2009-075683(JP,A)
【文献】特開2020-086221(JP,A)
【文献】特開2005-010839(JP,A)
【文献】国際公開第2008/058289(WO,A2)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
道路上を通行する車両から視認可能に設置された広告表示装置に表示される広告を決定する広告決定手段と、
道路に設置されたセンサからセンサ情報を取得し、前記道路を走行する前記車両の速度を含む交通状況を分析する分析手段と、
前記交通状況に基づいて、前記広告表示装置に表示される広告の単価を決定する単価決定手段と、
前記広告表示装置に表示された広告の実績と、前記単価決定手段が決定した単価とに基づいて、広告料金を算出する広告料算出手段とを備え
前記分析手段は、前記広告が表示される期間における前記車両の速度、及び前記車両の乗車人数を分析し、
前記単価決定手段は、前記広告の実績と、前記速度及び前記乗車人数とに基づいて、前記広告の単価を決定する、広告配信装置。
【請求項2】
前記分析手段は、前記車両の台数を更に分析し、
前記単価決定手段は、前記広告の実績と、前記速度、前記乗車人数、及び前記台数とに基づいて、前記広告の単価を決定する請求項に記載の広告配信装置。
【請求項3】
道路に設置されたセンサからセンサ情報を取得し、前記道路を走行する車両の速度を含む交通状況を分析する分析手段と、
前記交通状況に基づいて、道路上を通行する車両から視認可能に設置された広告表示装置に表示される広告の単価を決定する単価決定手段と、
前記広告表示装置に表示された広告の実績と、前記単価決定手段が決定した単価とに基づいて、広告料金を算出する広告料算出手段とを備え
前記分析手段は、前記広告が表示される期間における前記車両の速度、及び前記車両の乗車人数を分析し、
前記単価決定手段は、前記広告の実績と、前記速度及び前記乗車人数とに基づいて、前記広告の単価を決定する、広告料金決定装置。
【請求項4】
道路上を通行する車両から視認可能に設置された広告表示装置と、
道路に設置されたセンサと、
前記広告表示装置に広告を表示させる広告配信装置とを備え、
前記広告配信装置は、
前記センサからセンサ情報を取得し、前記道路を走行する前記車両の速度を含む交通状況を分析する分析手段と、
前記交通状況に基づいて、前記広告表示装置に表示される広告の単価を決定する単価決定手段と、
前記広告表示装置に表示された広告の実績と、前記単価決定手段が決定した単価とに基づいて、広告料金を算出する広告料算出手段とを有し、
前記分析手段は、前記広告が表示される期間における前記車両の速度、及び前記車両の乗車人数を分析し、
前記単価決定手段は、前記広告の実績と、前記速度及び前記乗車人数とに基づいて、前記広告の単価を決定する、広告配信システム。
【請求項5】
道路上を通行する車両から視認可能に設置された広告表示装置に表示される広告を決定し、
道路に設置されたセンサからセンサ情報を取得し、前記道路を走行する前記車両の速度を含む交通状況を分析し、
前記交通状況に基づいて、前記広告表示装置に表示される広告の単価を決定し、
前記広告表示装置に表示された広告の実績と、前記決定された単価とに基づいて、広告料金を算出することを有し、
前記交通状況を分析することは、前記広告が表示される期間における前記車両の速度、及び前記車両の乗車人数を分析することを含み、
前記広告の単価を決定することは、前記広告の実績と、前記速度及び前記乗車人数とに基づいて、前記広告の単価を決定することを含む、広告配信方法。
【請求項6】
道路に設置されたセンサからセンサ情報を取得し、前記道路を走行する車両の速度を含む交通状況を分析し、
前記交通状況に基づいて、道路上を通行する車両から視認可能に設置された広告表示装置に表示される広告の単価を決定し、
前記広告表示装置に表示された広告の実績と、前記決定された単価とに基づいて、広告料金を算出することを有し、
前記交通状況を分析することは、前記広告が表示される期間における前記車両の速度、及び前記車両の乗車人数を分析することを含み、
前記広告の単価を決定することは、前記広告の実績と、前記速度及び前記乗車人数とに基づいて、前記広告の単価を決定することを含む、広告料金決定方法。
【請求項7】
道路上を通行する車両から視認可能に設置された広告表示装置に表示される広告を決定し、
道路に設置されたセンサからセンサ情報を取得し、前記道路を走行する前記車両の速度を含む交通状況を分析し、
前記交通状況に基づいて、前記広告表示装置に表示される広告の単価を決定し、
前記広告表示装置に表示された広告の実績と、前記決定された単価とに基づいて、広告料金を算出することを有し、
前記交通状況を分析することは、前記広告が表示される期間における前記車両の速度、及び前記車両の乗車人数を分析することを含み、
前記広告の単価を決定することは、前記広告の実績と、前記速度及び前記乗車人数とに基づいて、前記広告の単価を決定することを含む処理をコンピュータに実行させるためのプログラム。
【請求項8】
道路に設置されたセンサからセンサ情報を取得し、前記道路を走行する車両の速度を含む交通状況を分析し、
前記交通状況に基づいて、道路上を通行する車両から視認可能に設置された広告表示装置に表示される広告の単価を決定し、
前記広告表示装置に表示された広告の実績と、前記決定された単価とに基づいて、広告料金を算出することを有し、
前記交通状況を分析することは、前記広告が表示される期間における前記車両の速度、及び前記車両の乗車人数を分析することを含み、
前記広告の単価を決定することは、前記広告の実績と、前記速度及び前記乗車人数とに基づいて、前記広告の単価を決定することを含む処理をコンピュータに実行させるためのプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、広告配信システム、装置、広告料金決定装置、方法、及びコンピュータ可読媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
電子看板(デジタルサイネージ)を用いた広告表示が知られている。デジタルサイネージは、液晶表示パネルなどの表示デバイスを有する。デジタルサイネージは、動画や静止画などの広告コンテンツを表示する。デジタルサイネージが表示する広告コンテンツは、デジタルサイネージが設置される場所や時間帯などに応じて切り替え可能である。このため、デジタルサイネージは、ターゲット層に焦点を絞った広告配信を可能とする。
【0003】
関連技術として、特許文献1は、広告料金決定装置を開示する。特許文献1に記載の広告料金決定装置は、道路上に広告を表示する場合の広告料金を決定する。特許文献1に記載の広告料金決定装置は、道路の路線価の数値と、道路における交通量の数値とをデータベースに登録する。広告料金決定装置は、道路の路線価の数値に基づいて、広告の基本料金を算出する。広告料金決定装置は、算出した基本料金に、道路の単位時間当たりの交通量の数値に応じた係数を乗算し、広告料金を算出する。
【0004】
別の関連技術として、特許文献2は、デジタルサイネージ制御装置を開示する。デジタルサイネージ制御装置は、複数のデジタルサイネージのそれぞれの周辺における交通状況に関する交通状況関連情報を取得する。デジタルサイネージ制御装置は、交通状況関連情報から、デジタルサイネージの周辺道路の交通量及び車速などを把握し、デジタルサイネージのインプレッションに相当する効果指標を予測する。デジタルサイネージ制御装置は、効果指標の予測値が期待される基準を下回る場合、デジタルサイネージに表示される広告情報を他のデジタルサイネージに振り替える。デジタルサイネージを用いた広告表示の他の関連技術として、特許文献3が挙げられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【文献】特開2012-168576号公報
【文献】特開2019-036049号公報
【文献】特開2018-013514号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1に記載の広告料金決定装置は、広告料金の算出に、交通量データに基づく係数を用いる。広告料金決定装置は、交通量が多い道路は広告料金を高くし、交通量が少ない道路は広告料金を安くできる。しかしながら、特許文献1は、単に交通量に応じて広告料金を変化させているだけに過ぎない。
【0007】
特許文献2に記載のデジタルサイネージ制御装置は、効果指標の予測値が期待される基準を下回る場合、デジタルサイネージに表示される広告情報を他のデジタルサイネージに振り替えることができる。しかしながら、特許文献2は、広告効果の低下を抑制することを目的としている。特許文献2は、交通状況に応じた広告料金の変化を開示していない。
【0008】
本開示は、上記事情に鑑み、交通状況、特に速度に応じて広告料金を決定することが可能な広告配信システム、広告配信装置、広告料金決定装置、方法、及びコンピュータ可読媒体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するために、本開示は、広告配信装置を提供する。広告配信装置は、道路上を通行する車両から視認可能に設置された広告表示装置に表示される広告を決定する広告決定手段と、道路に設置されたセンサからセンサ情報を取得し、前記道路を走行する前記車両の速度を含む交通状況を分析する分析手段と、前記交通状況に基づいて、前記広告表示装置に表示される広告の単価を決定する単価決定手段と、前記広告表示装置に表示された広告の実績と、前記単価決定手段が決定した単価とに基づいて、広告料金を算出する広告料算出手段とを備える。
【0010】
また、本開示は、広告料金決定装置を提供する。広告料金決定装置は、道路に設置されたセンサからセンサ情報を取得し、前記道路を走行する車両の速度を含む交通状況を分析する分析手段と、前記交通状況に基づいて、道路上を通行する車両から視認可能に設置された広告表示装置に表示される広告の単価を決定する単価決定手段と、前記広告表示装置に表示された広告の実績と、前記単価決定手段が決定した単価とに基づいて、広告料金を算出する広告料算出手段とを備える。
【0011】
本開示は、広告配信システムを提供する。広告配信システムは、道路上を通行する車両から視認可能に設置された広告表示装置と、道路に設置されたセンサと、前記広告表示装置に広告を表示させる広告配信装置とを備える。広告配信装置は、前記センサからセンサ情報を取得し、前記道路を走行する前記車両の速度を含む交通状況を分析する分析手段と、前記交通状況に基づいて、前記広告表示装置に表示される広告の単価を決定する単価決定手段と、前記広告表示装置に表示された広告の実績と、前記単価決定手段が決定した単価とに基づいて、広告料金を算出する広告料算出手段とを有する。
【0012】
本開示は、広告配信方法を提供する。広告配信方法は、道路上を通行する車両から視認可能に設置された広告表示装置に表示される広告を決定し、道路に設置されたセンサからセンサ情報を取得し、前記道路を走行する前記車両の速度を含む交通状況を分析し、前記交通状況に基づいて、前記広告表示装置に表示される広告の単価を決定し、前記広告表示装置に表示された広告の実績と、前記決定された単価とに基づいて、広告料金を算出することを含む。
【0013】
本開示は、広告料金決定方法を提供する。広告料金決定方法は、道路に設置されたセンサからセンサ情報を取得し、前記道路を走行する車両の速度を含む交通状況を分析し、前記交通状況に基づいて、道路上を通行する車両から視認可能に設置された広告表示装置に表示される広告の単価を決定し、前記広告表示装置に表示された広告の実績と、前記決定された単価とに基づいて、広告料金を算出することを含む。
【0014】
本開示は、コンピュータ可読媒体を提供する。コンピュータ可読媒体は、道路上を通行する車両から視認可能に設置された広告表示装置に表示される広告を決定し、道路に設置されたセンサからセンサ情報を取得し、前記道路を走行する前記車両の速度を含む交通状況を分析し、前記交通状況に基づいて、前記広告表示装置に表示される広告の単価を決定し、前記広告表示装置に表示された広告の実績と、前記決定された単価とに基づいて、広告料金を算出する処理をコンピュータに実行させるためのプログラムを格納する。
【0015】
本開示は、コンピュータ可読媒体を提供する。コンピュータ可読媒体は、道路に設置されたセンサからセンサ情報を取得し、前記道路を走行する車両の速度を含む交通状況を分析し、前記交通状況に基づいて、道路上を通行する車両から視認可能に設置された広告表示装置に表示される広告の単価を決定し、前記広告表示装置に表示された広告の実績と、前記決定された単価とに基づいて、広告料金を算出する処理をコンピュータに実行させるためのプログラムを格納する。
【発明の効果】
【0016】
本開示に係る広告配信システム、広告配信装置、広告料金決定装置、方法、及びコンピュータ可読媒体は、速度に応じて広告料金を決定することができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
図1】本開示に係る広告配信システムを示すブロック図。
図2】広告配信装置の概略的な構成を示すブロック図。
図3】本開示の一実施形態に係る広告配信システムを示すブロック図。
図4】広告配信装置の構成例を示すブロック図。
図5】広告の決定に使用されるテーブルの一例を示す図。
図6】広告配信装置の動作手順を示すフローチャート。
図7】コンピュータ装置の構成例を示すブロック図。
【発明を実施するための形態】
【0018】
本開示の実施の形態の説明に先立って、本開示の概要を説明する。図1は、本開示に係る広告配信システムを示す。広告配信システム10は、広告配信装置20、センサ40、及び広告表示装置50を含む。広告表示装置50は、広告を表示するための装置であり、道路上を通行する車両から視認可能に設置される。センサ40は、道路に設置され、センサ情報を出力する。
【0019】
図2は、広告配信装置20の概略的な構成を示す。広告配信装置20は、広告決定手段21、分析手段22、単価決定手段23、及び広告料算出手段24を有する。分析手段22、単価決定手段23、及び広告料算出手段24は、広告料金決定装置30を構成する。
【0020】
広告決定手段21は、広告表示装置50に表示される広告を決定する。分析手段22は、センサ40からセンサ情報を取得し、道路を走行する車両の速度を含む交通状況を分析する。単価決定手段23は、交通状況に基づいて、広告表示装置50に表示される広告の単価を決定する。広告料算出手段24は、広告表示装置50に表示された広告の実績と、単価決定手段23が決定した単価とに基づいて、広告料金を算出する。
【0021】
本開示では、分析手段22は、道路を走行する車両の速度を含む交通状況を分析する。単価決定手段23は、車両の速度を含む交通状況に基づいて、広告の単価を決定する。広告料算出手段24は、決定された単価を用いて、広告料金を算出する。本開示では、広告料金の算出に、道路を走行する車両の速度が用いられる。例えば、車両の速度が遅い場合、車両の乗員はじっくり広告を見ることができるため、広告の価値は高いと考えられる。一方、車両の速度が速い場合、車両は広告表示装置に脇をすぐに通り過ぎるため、広告の価値は低いと考えられる。本開示では、道路を走行する車両の速度が広告料金の算出に用いられるため、広告配信装置20(広告料金決定装置30)は、広告の価値に応じた広告料金を算出することができる。
【0022】
なお、上記では、広告配信装置20が広告料金決定装置30を含む例を説明したが、本開示はこれには限定されない。広告料金決定装置30は、広告表示装置50に表示される広告を決定する装置に含まれている必要はなく、そのような装置とは異なる装置として構成されてもよい。
【0023】
以下、本開示の実施の形態を詳細に説明する。図3は、本開示の一実施形態に係る広告配信システムを示す。広告配信システム100は、広告配信装置110、1以上の広告表示装置200、及び1以上のセンサ201を有する。広告配信装置110と、広告表示装置200及びセンサ201とは、例えばネットワーク150を介して相互に接続される。ネットワーク150は、例えば無線ネットワーク、及び有線ネットワークを含む。広告配信装置110は、図1に示される広告配信装置20に対応する。
【0024】
広告表示装置200は、広告を表示するためのデジタルサイネージなどの装置である。広告表示装置200は、例えば表示デバイス、及び通信インタフェースなどを有する。広告表示装置200は、道路を走行する車両から視認可能に配置される。広告表示装置200は、例えば左側通行の道路の左側に設置される。広告表示装置200は、交差点に設置されていてもよい。広告表示装置200は、道路上に設置された路上設置物に併設されてもよい。広告表示装置200は、図1に示される広告表示装置50に対応する。
【0025】
センサ201は、道路に設置され、センサ情報を出力する。センサ201は、例えば道路を走行する車両を撮影するカメラを含む。センサ201は、例えば広告表示装置200が設置される道路を撮影する。センサ201は、広告表示装置200に付随して設置されていてもよいし、広告表示装置200に内蔵されていてもよい。センサ201は、撮影した映像を広告配信装置110に送信する。センサ201は、図1に示されるセンサ40に対応する。
【0026】
なお、図1では、広告配信システム100が広告表示装置200及びセンサ201をそれぞれ3つ有する例を示しているが、本開示はこれには限定されない。広告配信システム100は、任意の数の広告表示装置200及びセンサ201を有し得る。また、広告表示装置200の数と、センサ201の数は必ずしも一致している必要はない
【0027】
図4は、広告配信装置110の構成例を示す。広告配信装置110は、広告決定部111、分析部112、単価決定部113、及び広告料算出部114を有する。分析部112は、センサ201からセンサ情報を取得し、道路を走行する交通状況を分析する。交通状況は、道路を走行する車両の速度(車速)を含む。分析部112は、例えば、広告表示装置200に広告が表示される期間における車両の速度を分析する。分析部112は、道路を走行する車両の台数、及び/又は車両の乗車人数を更に分析してもよい。分析部112は、道路を走行する車両の種別、及びメーカの少なくとも1つを更に分析してもよい。分析部112は、図2に示される分析手段22に対応する。
【0028】
広告決定部111は、広告表示装置200に表示される広告を決定する。広告決定部111は、分析部112において分析された、車両の種別、及びメーカの少なくとも1つに基づいて広告を決定してもよい。例えば、広告決定部111は、車両の種別及びメーカの少なくとも1つと、広告のジャンルとを対応付けて記憶するテーブルを有する。広告決定部111は、テーブルを参照し、分析された車両の種別、及びメーカに対応するジャンルの広告を、広告表示装置200に表示される広告として決定してもよい。その場合、広告表示装置200は、ターゲットに応じた広告を表示することができる。広告決定部111は、図2に示される広告決定手段21に対応する。
【0029】
単価決定部113は、分析部112において分析された交通状況に基づいて、広告表示装置200に表示される広告の単価を決定する。単価決定部113は、例えば、広告表示装置200に表示される広告の実績、及び分析された車両の速度に基づいて、広告の単価を決定する。広告の実績は、例えば広告が表示される回数、又は広告が表示される時間を含む。単価決定部113は、広告の実績と、車両の速度及び台数とに基づいて、広告の単価を決定してもよい。また、単価決定部113は、広告の実績と、車両の速度及び車両の乗車人数とに基づいて、広告の単価を決定してもよい。単価決定部113は、図2に示される単価決定手段23に対応する。
【0030】
広告料算出部114は、広告表示装置に表示された広告の実績と、単価決定部113が決定した単価とに基づいて、広告料金を算出する。広告料算出部114は、複数の広告のそれぞれについて、表示実績と、単価とに基づいて、広告料金を算出する。広告料算出部114は、例えば1か月や1週間などの所定期間単位で、広告が表示された回数と、広告料の単価との積を、広告料金として算出する。あるいは、広告料算出部114は、広告の表示時間と、広告料の単価(時間単価)との積を、広告料として算出する。広告料算出部114は、図2に示される広告料算出手段24に対応する。
【0031】
ここで、車両の速度が遅い場合、車両の乗員はじっくり広告表示装置200に表示される広告を見ることができる。このため、車両の速度が遅い場合、広告の価値は高いと考えられる。逆に、車両の速度が速い場合、車両は広告表示装置200をすぐに通り過ぎる。このため、車両の乗員が広告表示装置200に表示される広告を見ることができる時間は短く、広告の価値は低いと考えられる。また、広告表示装置200が設置される道路を走行する車両の台数、又は車両の乗車人数が少ない場合、広告を見る人が少ないため、広告の価値は低いと考えられる。逆に、広告表示装置200が設置される道路を走行する車両の台数、又は車両の乗車人数が多い場合、広告を見る人が多いため、広告の価値は高いと考えられる。
【0032】
本実施形態において、分析部112は、広告が表示される期間における交通状況、例えば車両の速度、台数(交通量)、及び乗車人数などを分析する。単価決定部113は、車両の速度、及び台数に基づいて、広告の単価を決定する。単価決定部113は、例えば車両の速度に応じて、単価を変化させる。例えば、単価決定部113は、車両の速度が速い場合は単価を低く設定し、車両の速度が遅い場合は単価を高く設定する。また、単価決定部113は、車両の台数又は乗車人数が少ない場合は、広告を見る人が少ないことから、単価を低く設定する。単価決定部113は、車両の台数又は乗車人数が多い場合は、広告を見る人が多いことから、単価を高く設定する。
【0033】
また、本実施形態において、分析部112は、広告表示装置200が設置される道路を走行する車両の種別などを分析する。分析部112は、カメラや他のセンサから得られるセンサ情報に基づいて、例えば、高級車両、路面電車、又は観光バスなどの車両の種別を分析(識別)する。広告決定部111は、分析部112において分析された車両の種別などに応じて、広告表示装置200に表示される広告を決定する。広告決定部111は、例えば広告表示装置200が設置された道路を走行する車両に高級車が多く含まれる場合は、富裕層向けの広告を、広告表示装置200に表示される広告として決定する。
【0034】
図5は、広告の決定に使用されるテーブルの一例を示す。テーブルは、車両の種別(車種)と、広告のジャンル(種類)とを対応付けて記憶する。図5において、車種「高級車」は、「高級レストラン」、及び「高級時計」と対応付けられている。車種「路面電車」及び「観光バス」は、それぞれ「観光案内」、及び「ショッピングモール」と対応付けられている。車種「トラック」は「ラーメン屋」と対応付けられており、車種「バイク」は「バイクのモーターショー」と対応付けられている。
【0035】
広告決定部111は、例えば分析部112において、道路を走行する車両が高級車であると分析された場合、図示しない広告データベースにおいて、「高級レストラン」又は「高級時計」に対応付けて登録されている広告を、表示される広告として選択する。広告決定部111は、分析部112において道路を走行する車両が観光バスであると分析された場合、広告データベースにおいて「観光案内」又は「ショッピングモール」に対応付けて登録されている広告を、表示される広告として選択する。広告決定部111は、選択した広告のコンテンツを、ネットワーク150(図3を参照)を介して広告表示装置200に送信してもよい。広告のコンテンツが広告表示装置200に記憶されている場合、広告決定部111は、選択した広告の識別子を広告表示装置200に送信し、広告表示装置200に識別子に対応する広告を表示させてもよい。
【0036】
続いて、動作手順を説明する。図6は、広告料金の決定(広告料金決定方法)を含む広告配信装置110の動作手順(広告配信方法)を示す。分析部112は、センサ201からセンサ情報を取得する(ステップS1)。分析部112は、センサ情報に基づいて、道路を走行する交通状況を分析する(ステップS2)。分析部112は、ステップS2では、道路を走行する車両の速度を分析する。分析部112は、ステップS2において、車両の台数、車両の種別、メーカ、乗車人数などを更に分析してもよい。
【0037】
広告決定部111は、広告表示装置200に表示される広告を決定する(ステップS3)。広告決定部111は、ステップS3では、ステップS2において分析された車両の種別、及びメーカに基づいて広告を決定してもよい。単価決定部113は、分析部112において分析された交通状況に基づいて、広告表示装置200に表示される広告の単価を決定する(ステップS4)。単価決定部113は、ステップS4では車両の速度が遅いほど、車両の台数が多いほど単価を高くしてもよい。
【0038】
広告料算出部114は、広告表示装置に表示された広告の実績と、単価決定部113が決定した単価とに基づいて、広告料金を算出する(ステップS5)。広告料算出部114は、ステップS5では、例えば、広告の表示時間と、ステップS4で決定された広告料の単価との積を、広告料として算出する。
【0039】
本実施形態では、分析部112は、車両の速度を含む交通状況を分析する。単価決定部113は、分析された交通状況に基づいて、広告の単価を決定する。単価決定部113は、例えば、車両の速度が速い場合は単価を低く設定し、車両の速度が遅い場合は単価を高く設定する。この場合、車両の乗員がじっくり見ることができない広告の単価は低く設定し、車両の乗員がじっくり見ることができる広告の単価は高く設定することができる。このように、本実施形態では、広告の効果に応じた単価で広告料が決定されるため、広告表示装置200に広告を出す広告主は、広告の効果に応じた広告料を支払うことができる。
【0040】
なお、上記実施形態において、広告決定部111は、道路に沿って設置されている複数の広告表示装置200を連携させ、複数の広告表示装置200に広告を表示させてもよい。その場合、広告決定部111は、分析された車両の速度に応じて、複数の広告表示装置200が表示する広告、及び広告が表示されるタイミングを決定してもよい。例えば、広告決定部111は、1つの広告コンテンツを複数の広告表示装置200に対応して分割し、各広告表示装置200が分割された広告コンテンツを表示するタイミングを車両の移動に合わせて制御してもよい。あるいは、広告決定部111は、複数の広告コンテンツで構成される一連の広告を、車両の移動に合わせて、複数の広告表示装置200に表示させてもよい。
【0041】
本開示において、広告配信装置110は、コンピュータ装置(サーバ装置)を用いて構成され得る。図7は、広告配信装置110に用いられ得るコンピュータ装置の構成例を示す。コンピュータ装置500は、制御部(CPU:Central Processing Unit)510、記憶部520、ROM(Read Only Memory)530、RAM(Random Access Memory)540、通信インタフェース(IF:Interface)550、及びユーザインタフェース560を有する。
【0042】
通信インタフェース550は、有線通信手段又は無線通信手段などを介して、コンピュータ装置500と通信ネットワークとを接続するためのインタフェースである。ユーザインタフェース560は、例えばディスプレイなどの表示部を含む。また、ユーザインタフェース560は、キーボード、マウス、及びタッチパネルなどの入力部を含む。
【0043】
記憶部520は、各種のデータを保持できる補助記憶装置である。記憶部520は、必ずしもコンピュータ装置500の一部である必要はなく、外部記憶装置であってもよいし、ネットワークを介してコンピュータ装置500に接続されたクラウドストレージであってもよい。
【0044】
ROM530は、不揮発性の記憶装置である。ROM530には、例えば比較的容量が少ないフラッシュメモリなどの半導体記憶装置が用いられる。CPU510が実行するプログラムは、記憶部520又はROM530に格納され得る。記憶部520又はROM530は、例えば広告配信装置110内の各部の機能を実現するための各種プログラムを記憶する。
【0045】
上記プログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体を用いて格納され、コンピュータ装置500に供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記憶媒体を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、例えばフレキシブルディスク、磁気テープ、又はハードディスクなどの磁気記録媒体、例えば光磁気ディスクなどの光磁気記録媒体、CD(compact disc)、又はDVD(digital versatile disk)などの光ディスク媒体、及び、マスクROM、PROM(programmable ROM)、EPROM(erasable PROM)、フラッシュROM、又はRAMなどの半導体メモリを含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体を用いてコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバなどの有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
【0046】
RAM540は、揮発性の記憶装置である。RAM540には、DRAM(Dynamic Random Access Memory)又はSRAM(Static Random Access Memory)などの各種半導体メモリデバイスが用いられる。RAM540は、データなどを一時的に格納する内部バッファとして用いられ得る。CPU510は、記憶部520又はROM530に格納されたプログラムをRAM540に展開し、実行する。CPU510がプログラムを実行することで、広告配信装置110内の各部の機能が実現され得る。CPU510は、データなどを一時的に格納できる内部バッファを有してもよい。
【0047】
以上、本開示の実施形態を詳細に説明したが、本開示は、上記した実施形態に限定されるものではなく、本開示の趣旨を逸脱しない範囲で上記実施形態に対して変更や修正を加えたものも、本開示に含まれる。
【0048】
例えば、上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載され得るが、以下には限られない。
【0049】
[付記1]
道路上を通行する車両から視認可能に設置された広告表示装置に表示される広告を決定する広告決定手段と、
道路に設置されたセンサからセンサ情報を取得し、前記道路を走行する前記車両の速度を含む交通状況を分析する分析手段と、
前記交通状況に基づいて、前記広告表示装置に表示される広告の単価を決定する単価決定手段と、
前記広告表示装置に表示された広告の実績と、前記単価決定手段が決定した単価とに基づいて、広告料金を算出する広告料算出手段とを備える広告配信装置。
【0050】
[付記2]
前記分析手段は、前記広告が表示される期間における前記車両の速度を分析し、
前記単価決定手段は、前記広告の実績、及び前記速度に基づいて、前記広告の単価を決定する付記1に記載の広告配信装置。
【0051】
[付記3]
前記分析手段は、前記車両の台数を更に分析し、
前記単価決定手段は、前記広告の実績と、前記速度及び前記台数とに基づいて、前記広告の単価を決定する付記2に記載の広告配信装置。
【0052】
[付記4]
前記分析手段は、前記車両の乗車人数を更に分析し、
前記単価決定手段は、前記広告の実績と、前記速度及び前記乗車人数とに基づいて、前記広告の単価を決定する付記2に記載の広告配信装置。
【0053】
[付記5]
前記分析手段は、前記車両の種別、及びメーカの少なくとも1つを更に分析し、
前記広告決定手段は、前記車両の種別、及びメーカの少なくとも1つに基づいて前記広告を決定する付記1から4何れか1つに記載の広告配信装置。
【0054】
[付記6]
前記広告決定手段は、前記車両の種別及びメーカの少なくとも1つと、前記広告のジャンルとを対応付けて記憶するテーブルを参照し、前記分析された車両の種別、及びメーカに対応するジャンルの広告を、前記広告表示装置に表示される広告として決定する付記5に記載の広告配信装置。
【0055】
[付記7]
前記広告決定手段は、前記分析された車両の速度に基づいて、前記道路に沿って設置されている複数の広告表示装置が表示する広告、及び該広告を表示するタイミングを決定する付記1から6何れか1つに記載の広告配信装置。
【0056】
[付記8]
道路に設置されたセンサからセンサ情報を取得し、前記道路を走行する車両の速度を含む交通状況を分析する分析手段と、
前記交通状況に基づいて、道路上を通行する車両から視認可能に設置された広告表示装置に表示される広告の単価を決定する単価決定手段と、
前記広告表示装置に表示された広告の実績と、前記単価決定手段が決定した単価とに基づいて、広告料金を算出する広告料算出手段とを備える広告料金決定装置。
【0057】
[付記9]
前記分析手段は、前記広告が表示される期間における前記車両の速度を分析し、
前記単価決定手段は、前記広告の実績、及び前記速度に基づいて、前記広告の単価を決定する付記8に記載の広告料金決定装置。
【0058】
[付記10]
前記分析手段は、前記車両の台数を更に分析し、
前記単価決定手段は、前記広告の実績と、前記速度及び前記台数とに基づいて、前記広告の単価を決定する付記9に記載の広告料金決定装置。
【0059】
[付記11]
前記分析手段は、前記車両の乗車人数を更に分析し、
前記単価決定手段は、前記広告の実績と、前記速度及び前記乗車人数とに基づいて、前記広告の単価を決定する付記9に記載の広告料金決定装置。
【0060】
[付記12]
道路上を通行する車両から視認可能に設置された広告表示装置と、
道路に設置されたセンサと、
前記広告表示装置に広告を表示させる広告配信装置とを備え、
前記広告配信装置は、
前記センサからセンサ情報を取得し、前記道路を走行する前記車両の速度を含む交通状況を分析する分析手段と、
前記交通状況に基づいて、前記広告表示装置に表示される広告の単価を決定する単価決定手段と、
前記広告表示装置に表示された広告の実績と、前記単価決定手段が決定した単価とに基づいて、広告料金を算出する広告料算出手段とを有する、広告配信システム。
【0061】
[付記13]
前記分析手段は、前記広告が表示される期間における前記車両の速度を分析し、
前記単価決定手段は、前記広告の実績、及び前記速度に基づいて、前記広告の単価を決定する付記12に記載の広告配信システム。
【0062】
[付記14]
前記分析手段は、前記車両の台数を更に分析し、
前記単価決定手段は、前記広告の実績と、前記速度及び前記台数とに基づいて、前記広告の単価を決定する付記13に記載の広告配信システム。
【0063】
[付記15]
前記分析手段は、前記車両の乗車人数を更に分析し、
前記単価決定手段は、前記広告の実績と、前記速度及び前記乗車人数とに基づいて、前記広告の単価を決定する付記13に記載の広告配信システム。
【0064】
[付記16]
道路上を通行する車両から視認可能に設置された広告表示装置に表示される広告を決定し、
道路に設置されたセンサからセンサ情報を取得し、前記道路を走行する前記車両の速度を含む交通状況を分析し、
前記交通状況に基づいて、前記広告表示装置に表示される広告の単価を決定し、
前記広告表示装置に表示された広告の実績と、前記決定された単価とに基づいて、広告料金を算出する広告配信方法。
【0065】
[付記17]
道路に設置されたセンサからセンサ情報を取得し、前記道路を走行する車両の速度を含む交通状況を分析し、
前記交通状況に基づいて、道路上を通行する車両から視認可能に設置された広告表示装置に表示される広告の単価を決定し、
前記広告表示装置に表示された広告の実績と、前記決定された単価とに基づいて、広告料金を算出する広告料金決定方法。
【0066】
[付記18]
道路上を通行する車両から視認可能に設置された広告表示装置に表示される広告を決定し、
道路に設置されたセンサからセンサ情報を取得し、前記道路を走行する前記車両の速度を含む交通状況を分析し、
前記交通状況に基づいて、前記広告表示装置に表示される広告の単価を決定し、
前記広告表示装置に表示された広告の実績と、前記決定された単価とに基づいて、広告料金を算出する処理をコンピュータに実行させるためのプログラムを格納する非一時的なコンピュータ可読媒体。
【0067】
[付記19]
道路に設置されたセンサからセンサ情報を取得し、前記道路を走行する車両の速度を含む交通状況を分析し、
前記交通状況に基づいて、道路上を通行する車両から視認可能に設置された広告表示装置に表示される広告の単価を決定し、
前記広告表示装置に表示された広告の実績と、前記決定された単価とに基づいて、広告料金を算出する処理をコンピュータに実行させるためのプログラムを格納する非一時的なコンピュータ可読媒体。
【符号の説明】
【0068】
10:広告配信システム
20:広告配信装置
21:広告決定手段
22:分析手段
23:単価決定手段
24:広告料算出手段
30:広告料金決定装置
40:センサ
50:広告表示装置
100:広告配信システム
110:広告配信装置
111:広告決定部
112:分析部
113:単価決定部
114:広告料算出部
150:ネットワーク
200:広告表示装置
201:センサ
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7