(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-08-19
(45)【発行日】2024-08-27
(54)【発明の名称】プログラム及び情報処理装置
(51)【国際特許分類】
H04N 21/258 20110101AFI20240820BHJP
G06Q 50/10 20120101ALI20240820BHJP
H04N 21/488 20110101ALI20240820BHJP
G06F 3/0481 20220101ALI20240820BHJP
【FI】
H04N21/258
G06Q50/10
H04N21/488
G06F3/0481
(21)【出願番号】P 2024054951
(22)【出願日】2024-03-28
【審査請求日】2024-05-23
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】000132471
【氏名又は名称】株式会社セガ
(74)【代理人】
【識別番号】100176072
【氏名又は名称】小林 功
(72)【発明者】
【氏名】大友 崇弘
【審査官】大西 宏
(56)【参考文献】
【文献】特開2021-177313(JP,A)
【文献】特開2024-010739(JP,A)
【文献】特開2024-020124(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04N 21/00 -21/858
G06F 3/048- 3/0489
G06Q 50/00 -50/20
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
配信中の動画を視聴する各ユーザが、当該動画にギフトを表示させるギフティングを行うためのプログラムであって、
コンピュータを、
各ユーザが仮選択しているギフトを管理する管理手段、
前記ギフトを仮選択しているユーザから当該ギフトに対するギフティング要求がされた場合に、当該ギフトを前記動画に表示させる表示手段、
として機能させ、
前記表示手段は、前記ギフトを仮選択しているユーザから前記ギフティング要求がされる前に、当該ユーザに対してギフトを仮選択しているユーザ数に関する統計情報を表示させる、
プログラム。
【請求項2】
前記管理手段は、前記ギフトを仮選択しているユーザから所定時間に渡って前記ギフティング要求がなかった場合、当該ユーザによる当該ギフトの仮選択を解除する、
請求項1に記載のプログラム。
【請求項3】
前記所定時間は、前記ユーザが仮選択しているギフトの対価が高いほど長い、
請求項2に記載のプログラム。
【請求項4】
前記統計情報は、前記ユーザが仮選択しているギフトと同じギフトを仮選択しているユーザ数であって、
前記管理手段は、前記ギフトを仮選択しているユーザが前記ギフティング要求をする前に別のギフトを選択した場合、当該ユーザが仮選択しているギフトを当該別のギフトに変更する、
請求項1に記載のプログラム。
【請求項5】
前記表示手段は、前記ギフトを仮選択しているユーザ数が所定数以上である場合、当該ギフトに対するギフティング要求が不可能であることを示す補助情報を表示させる、
請求項1に記載のプログラム。
【請求項6】
前記管理手段は、前記ギフトを仮選択しているユーザ数が少ない推奨ギフトを特定し、
前記表示手段は、前記ギフトを仮選択しているユーザから前記ギフティング要求がされる前に、前記推奨ギフトを表示させる、
請求項1に記載のプログラム。
【請求項7】
前記表示手段は、前記ユーザが所定額以上の対価が対応付けられたギフトを仮選択している場合、前記推奨ギフトを表示させる、
請求項6に記載のプログラム。
【請求項8】
前記表示手段は、前記ユーザが所定の対価を支払っている場合に、前記推奨ギフトを表示させる、
請求項6又は7に記載のプログラム。
【請求項9】
前記表示手段は、前記ユーザが所定額以上の対価が対応付けられたギフトを仮選択している場合、当該ユーザに対して当該ギフトを仮選択しているユーザ数に関する統計情報を表示させる、
請求項1に記載のプログラム。
【請求項10】
前記表示手段は、前記ユーザが所定の対価を支払っている場合に、前記統計情報を表示させる、
請求項1に記載のプログラム。
【請求項11】
配信中の動画を視聴する各ユーザが、当該動画にギフトを表示させるギフティングを行うための情報処理装置であって、
各ユーザが仮選択しているギフトを管理する管理手段と、
前記ギフトを仮選択しているユーザから当該ギフトに対するギフティング要求がされた場合に、当該ギフトを前記動画に表示させる表示手段と、
を備え、
前記表示手段は、前記ギフトを仮選択しているユーザから前記ギフティング要求がされる前に、当該ユーザに対してギフトを仮選択しているユーザ数に関する統計情報を表示させる、
情報処理装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、プログラム及び情報処理装置に関する。
【0002】
従来から、複数のユーザに対して動画を配信する動画配信システムが知られている。
【0003】
これに関し、特許文献1には、動画を視聴しているユーザ(プレイヤ)が、演者オブジェクトがいるステージエリアに向かって、購入したアイテムを投げる(ギフティングする)ことができる技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
このような技術において、動画を視聴しているユーザがギフティングした場合、当該ギフティングのタイミングが別のユーザと重複してしまい、演者オブジェクト又は他のユーザに当該ギフティングが認識されない場合があった。
【0006】
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、ユーザ同士によるギフティングのタイミングが重複することを抑制することができるプログラム及び情報処理装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本発明の第一態様に係るプログラムは、配信中の動画を視聴する各ユーザが、当該動画にギフトを表示させるギフティングを行うためのプログラムであって、コンピュータを、各ユーザが仮選択しているギフトを管理する管理手段、前記ギフトを仮選択しているユーザから当該ギフトに対するギフティング要求がされた場合に、当該ギフトを前記動画に表示させる表示手段、として機能させ、前記表示手段は、前記ギフトを仮選択しているユーザから前記ギフティング要求がされる前に、当該ユーザに対してギフトを仮選択しているユーザ数に関する統計情報を表示させる。
【0008】
また、本発明の第二態様では、前記管理手段は、前記ギフトを仮選択しているユーザから所定時間に渡って前記ギフティング要求がなかった場合、当該ユーザによる当該ギフトの仮選択を解除する。
【0009】
また、本発明の第三態様では、前記所定時間は、前記ユーザが仮選択しているギフトの対価が高いほど長い。
【0010】
また、本発明の第四態様では、前記統計情報は、前記ユーザが仮選択しているギフトと同じギフトを仮選択しているユーザ数であって、前記管理手段は、前記ギフトを仮選択しているユーザが前記ギフティング要求をする前に別のギフトを選択した場合、当該ユーザが仮選択しているギフトを当該別のギフトに変更する。
【0011】
また、本発明の第五態様では、前記表示手段は、前記ギフトを仮選択しているユーザ数が所定数以上である場合、当該ギフトに対するギフティング要求が不可能であることを示す補助情報を表示させる。
【0012】
また、本発明の第六態様では、前記管理手段は、前記ギフトを仮選択しているユーザ数が少ない推奨ギフトを特定し、前記表示手段は、前記ギフトを仮選択しているユーザから前記ギフティング要求がされる前に、前記推奨ギフトを表示させる。
【0013】
また、本発明の第七態様では、前記表示手段は、前記ユーザが所定額以上の対価が対応付けられたギフトを仮選択している場合、前記推奨ギフトを表示させる。
【0014】
また、本発明の第八態様では、前記表示手段は、前記ユーザが所定の対価を支払っている場合に、前記推奨ギフトを表示させる。
【0015】
また、本発明の第九態様では、前記表示手段は、前記ユーザが所定額以上の対価が対応付けられたギフトを仮選択している場合、当該ユーザに対して当該ギフトを仮選択しているユーザ数に関する統計情報を表示させる。
【0016】
また、本発明の第十態様では、前記表示手段は、前記ユーザが所定の対価を支払っている場合に、前記統計情報を表示させる。
【0017】
また、本発明の第十一態様に係る情報処理装置は、配信中の動画を視聴する各ユーザが、当該動画にギフトを表示させるギフティングを行うための情報処理装置であって、各ユーザが仮選択しているギフトを管理する管理手段と、前記ギフトを仮選択しているユーザから当該ギフトに対するギフティング要求がされた場合に、当該ギフトを前記動画に表示させる表示手段と、を備え、前記表示手段は、前記ギフトを仮選択しているユーザから前記ギフティング要求がされる前に、当該ユーザに対してギフトを仮選択しているユーザ数に関する統計情報を表示させる。
【発明の効果】
【0018】
【0019】
【0020】
本発明によれば、ユーザ同士によるギフティングのタイミングが重複することを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【
図1】第一実施形態に係る動画配信システムの全体構成の一例を示すブロック図である。
【
図2】サーバ装置のハードウェア構成の一例を概略的に示す図である。
【
図3】
図1に示す端末装置としてスマートフォンのハードウェア構成の一例を示す図である。
【
図4】サーバ装置の機能手段の一例を概略的に示すブロック図である。
【
図5】第一実施形態に係る動画配信システムにおいて、
図4に示す各機能手段が行う処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【
図6】第一実施形態における通常のライブ画面の一例を示す図である。
【
図7】第一実施形態におけるギフトを選択することが可能なライブ画面の一例を示す図である。
【
図8】第一実施形態におけるギフトがギフティングされたライブ画面の一例を示す図である。
【
図9】第二実施形態に係る動画配信システムにおいて、各機能手段が行う処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【
図10】第二実施形態におけるギフトを仮選択することが可能なライブ画面の一例を示す図である。
【
図11】第二実施形態における仮選択されているギフトや当該ギフトに関する統計情報等を含むライブ画面の一例を示す図である。
【
図12】第三実施形態に係る動画配信システムにおいて、各機能手段が行う処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【
図13】第三実施形態におけるギフティング要求が制限されているライブ画面の一例を示す図である。
【
図14】第四実施形態に係る動画配信システムにおいて、各機能手段が行う処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【
図15】第四実施形態における対価の一部が返還された情報を含むライブ画面の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
以下、添付図面を参照しながら本発明の複数の実施形態について説明する。説明の理解を容易にするため、各図面において同一の構成要素及びステップに対しては可能な限り同一の符号を付して、重複する説明は省略する。
【0023】
---第一実施形態---
まず、第一実施形態について説明する。
【0024】
<全体構成>
図1は、第一実施形態に係る動画配信システム1の全体構成の一例を示すブロック図である。
【0025】
図1に示すように、動画配信システム1は、サーバ装置10と、一又は複数の端末装置12と、を備える。これらのサーバ装置10と端末装置12とは、イントラネットやインターネット、電話回線等の通信ネットワークNTを介して通信可能に接続されている。
【0026】
サーバ装置10は、動画配信プログラム14を実行して得られる動画、又は動画配信プログラム14そのものを、通信ネットワークNTを介して各端末装置12を所有するユーザに提供する情報処理装置である。例えば、動画配信プログラム14は、ユーザが動画にギフトを表示させるギフティングを行うために用いられる。
【0027】
各端末装置12は、各ユーザが所有する情報処理装置であって、サーバ装置10から受信した動画配信プログラム14がインストールされた後、実行することで、各ユーザが視聴する動画を提供する情報処理装置である。なお、ユーザは、動画配信ユーザとして、他のユーザに対して動画を配信することも可能である。これらの端末装置12としては、携帯電話や、スマートフォン、タブレット、パーソナルコンピュータ等の様々なものが挙げられる。
【0028】
<ハードウェア構成>
図2は、サーバ装置10のハードウェア構成の一例を概略的に示す図である。
【0029】
図2に示すように、サーバ装置10は、制御装置20と、通信装置26と、記憶装置28と、を備える。制御装置20は、CPU(Central Processing Unit)22及びメモリ24を主に備えて構成される。
【0030】
制御装置20では、CPU22がメモリ24或いは記憶装置28等に格納された所定のプログラムを実行することにより、各種の機能手段として機能する。この機能手段の詳細については後述する。
【0031】
通信装置26は、外部の装置と通信するための通信インターフェース等で構成される。通信装置26は、例えば、端末装置12との間で各種の情報を送受信する。
【0032】
記憶装置28は、ハードディスク等で構成される。この記憶装置28は、動画配信プログラム14を含む、制御装置20における処理の実行に必要な各種プログラムや各種の情報、及び処理結果の情報を記憶する。
【0033】
なお、サーバ装置10は、専用又は汎用のサーバ・コンピュータなどの情報処理装置を用いて実現することができる。また、サーバ装置10は、単一の情報処理装置より構成されるものであっても、通信ネットワークNT上に分散した複数の情報処理装置より構成されるものであってもよい。また、
図2は、サーバ装置10が有する主要なハードウェア構成の一部を示しているに過ぎず、サーバ装置10は、サーバが一般的に備える他の構成を備えることができる。また、複数の端末装置12のハードウェア構成も、例えば操作手段や表示装置、音出力装置を備える他は、サーバ装置10と同様の構成を備えることができる。
【0034】
図3は、
図1に示す端末装置12としてスマートフォンのハードウェア構成の一例を示す図である。
【0035】
図3に示すように、端末装置12は、主制御部30と、タッチパネル(タッチスクリーン)32と、カメラ34と、移動体通信部36と、無線LAN通信部38と、記憶部40と、スピーカ42と、を備える。
【0036】
主制御部30は、CPUやメモリ等を含んで構成される。この主制御部30には、表示入力装置としてのタッチパネル32と、カメラ34と、移動体通信部36と、無線LAN通信部38と、記憶部40と、スピーカ42と、に接続されている。そして、主制御部30は、これら接続先を制御する機能を有する。
【0037】
タッチパネル32は、表示機能及び入力機能の両方の機能を有し、表示機能を担うディスプレイ32Aと、入力機能を担うタッチセンサ32Bとで構成される。第一実施形態では、ディスプレイ32Aは、画像(動画)や、ボタン画像などの操作入力画像を表示可能である。タッチセンサ32Bは、ディスプレイ32Aに対するユーザの入力位置を検出可能である。
【0038】
カメラ34は、静止画又は/及び動画を撮影し、記憶部40に保存する機能を有する。
【0039】
移動体通信部36は、アンテナ36Aを介して、移動体通信網と接続し、当該移動体通信網に接続されている他の通信装置と通信する機能を有する。
【0040】
無線LAN通信部38は、アンテナ38Aを介して、通信ネットワークNTと接続し、当該通信ネットワークNTに接続されているサーバ装置10等の他の装置と通信する機能を有する。
【0041】
記憶部40には、動画配信プログラム14や、ユーザ情報等、各種プログラムや各種データが記憶されている。なお、ユーザ情報は、サーバ装置10に記憶されてもよい。
【0042】
スピーカ42は、配信されている動画の音声やBGM等を出力する機能を有する。
【0043】
<概要>
第一実施形態では、例えば、ユーザは、それぞれ異なる演者オブジェクトが登場する複数の配信中の動画から選択した一の動画(ライブ)を視聴することができる。この動画には、それぞれ異なる動画ID(例えばチャンネルID)が対応付けられている。例えば、動画IDは、動画の配信開始日時と演者オブジェクトIDを含む情報である。なお、動画には、複数の演者オブジェクト(ユニット)が登場してもよい。また、配信中の動画は、一つだけであってもよい。
【0044】
また、この動画としては、既に収録又は生成されたアーカイブ動画や、リアルタイムに配信されるリアルタイム動画等が挙げられる。例えば、リアルタイム動画を視聴する場合、アーカイブ動画を視聴する場合よりも多くのコスト(例えば、仮想通貨や視聴チケット)が必要になってもよい。なお、アーカイブ動画やリアルタイム動画の視聴に要するコストは、無償であってもよい。
【0045】
例えば、動画を視聴している各ユーザは、動画上に表示されている演者オブジェクトに対して、ギフトをギフティングする(ギフトを贈る)ことができる。この演者オブジェクトとしては、キャラクタ(例えば、配信ユーザが行動を制御しないキャラクタ)や、配信ユーザのアバター等が挙げられる。例えば、キャラクタやアバターは、配信ユーザによってリアルタイムに生成された動作(例えば、モーションキャプチャ等によって生成された動作)や、予め生成された動作を行う。
なお、演者オブジェクトは、配信ユーザ自身であってもよい。また、動画は、配信ユーザが不在であってもよい。
【0046】
また、例えば、動画を視聴しているユーザが演者オブジェクトに対してギフティングを行った場合、当該ギフトが動画上に表示される。このギフティングされたギフトは、同じ動画を視聴している他のユーザや、演者オブジェクト(配信ユーザ)等が視認可能である。例えば、ユーザは、複数のギフトの中からギフトを選択する指示、すなわちギフトに対応付けられた対価を支払う指示(ギフティング要求)をした場合に、当該動画に当該ギフトを表示させることができる。
【0047】
対価としては、動画配信システム1において利用可能な仮想通貨や、金銭(直接課金)等が挙げられる。第一実施形態では、ユーザは、所有する仮想通貨でギフトを購入し、当該購入したギフトをギフティングすることができる。
この仮想通貨は、無償通貨と有償通貨を含む。この無償通貨としては、例えば、無償クリスタル(無償石)等が挙げられる。この無償通貨は、例えば、ユーザが動画配信システム1にログインした場合や、動画を継続して視聴した時間が規定時間以上となった場合に付与される。また、有償通貨としては、例えば、有償クリスタル(有償石)等が挙げられる。この有償通貨は、例えば、ユーザが金銭によって購入した場合に付与される。例えば、ユーザは、クレジットカードやプリペイドカード等によって100円を支払うことによって、有償クリスタルを100個購入することができる。
【0048】
また、第一実施形態では、無償クリスタルと有償クリスタルは、互いに区別することなく利用可能である。一方で、第一実施形態では、クリスタルは、コインよりも価値が高い。
なお、所定のギフト(例えば特別ギフト)は、有償クリスタルのみによってギフティング(購入)可能であってもよい。言い換えれば、有償クリスタルは、無償クリスタルよりも価値が高くてもよい。
【0049】
<機能手段>
図4は、サーバ装置10の機能手段の一例を概略的に示すブロック図である。
【0050】
図4に示すように、サーバ装置10は、機能的構成として、記憶手段50と、管理手段52と、表示手段54と、制御手段56と、を備える。記憶手段50は、一又は複数の記憶装置28で実現される。記憶手段50以外の機能手段は、記憶装置28等に格納された動画配信プログラム14を制御装置20が実行することにより実現される。なお、これらの機能的構成の全部又は一部は、端末装置12に設けられてもよい。
【0051】
記憶手段50は、ユーザ情報50Aや、ギフト情報50B、動画情報50C等を記憶する機能を有する。
【0052】
ユーザ情報50Aは、ユーザ毎に、当該ユーザのユーザIDと対応付けて記憶されている。このユーザ情報50Aは、例えば、ユーザの名前や年齢、会員情報、履歴情報、所有通貨情報、フレンド情報等を含む。
【0053】
会員情報は、例えば、ユーザが特別会員であるか通常会員であるか否かを示す情報(例えばフラグ)を含む。特別会員は、例えば、動画配信システム1に対して所定の対価を支払っている会員である。この特別会員としては、所定期間(例えば1ヶ月)毎に所定金額(例えば500円)を支払っているユーザ(例えば月額会員ユーザ)や、有償通貨を購入した累計購入額が所定金額(例えば5000円)以上であるユーザ、ギフティングに消費した有償通貨の累計数が所定個(例えば5000個)以上であるユーザ等が挙げられる。
一方、通常会員は、特別会員以外の会員であって、所定の対価を支払っていない会員である。
【0054】
履歴情報は、ユーザがギフティングを行ったギフトの履歴情報を含む。例えば、履歴情報は、ユーザがギフティングを行った日時、ユーザがギフティングしたギフトのギフトID、ユーザがギフティングした動画の動画ID、ユーザがギフティングした(ギフトを贈った)演者オブジェクトの演者オブジェクトID等を含む。
【0055】
所有通貨情報は、例えば、ユーザが所有している無償通貨(コイン、無償クリスタル)や有償通貨(有償クリスタル)の数量を含む。
【0056】
フレンド情報は、ユーザとフレンド関係(所定関係)にあるユーザ(フレンドユーザ)のユーザIDを含む。例えば、ユーザは、フレンドユーザとチャットを行うことや、フレンドユーザのプロフィールページにアクセスすることができる。
【0057】
ギフト情報50Bは、ギフトに関する情報を含む。
【0058】
例えば、ギフト情報50Bは、ギフト毎に、当該ギフトのギフトIDと対応付けて記憶されている。ギフト情報50Bは、例えば、名称や画像、対価、表示時間、ギフト種別等を含む。
【0059】
対価は、ギフトをギフティングするために必要な仮想通貨(無償通貨や有償通貨)の額(数量)を含む。例えば、第一ギフトの対価は、コイン100枚である。また、例えば、第二ギフトの対価は、クリスタル(無償クリスタル又は有償クリスタル)が100個である。
【0060】
表示時間は、ギフトがギフティングされた場合に、動画において当該ギフトが表示される時間を含む。例えば、表示時間は、ギフトの対価が高いほど長い。
【0061】
ギフト種別は、通常ギフトであるか特別ギフトであるかを示す情報(フラグ)を含む。通常ギフトは、例えば、動画を視聴する全てのユーザに対してギフティングする回数が無制限に設定されている。一方、特別ギフトは、例えば、動画を視聴する全てのユーザに対してギフティングする回数が所定回数(例えば1回や5回)までに限定されている。例えば、この所定回数が1回であって、或る演者オブジェクトが登場する動画において或るユーザが特別ギフトであるギフトをギフティングした場合、当該動画を視聴している他のユーザは、当該特別ギフトを当該動画の視聴中にギフティングすることはできない。
なお、特別ギフトに対応付けられている対価は、通常ギフトの対価より高くてもよいし、低くてもよい。
【0062】
動画情報50Cは、動画に関する情報を含む。
【0063】
動画情報50Cは、動画(チャンネル)毎に、当該動画の動画IDと対応付けて記憶されている。動画情報50Cは、例えば、登場する演者オブジェクトの演者オブジェクトIDや、配信開始日時、視聴しているユーザに関する視聴ユーザ情報等を含む。第一実施形態では、視聴ユーザ情報は、ユーザのユーザIDを含む。
【0064】
管理手段52は、各ユーザによるギフティングを管理する機能手段である。
【0065】
第一実施形態では、管理手段52は、各ユーザがギフティングを行ったギフトの履歴情報を管理する。例えば、管理手段52は、ユーザがギフティングを行った場合、当該ユーザに対応するユーザ情報50Aの履歴情報に、ギフティングを行った日時、ギフティングしたギフトのギフトID、ギフティングした動画の動画ID、ギフティングした演者オブジェクトの演者オブジェクトID等を追加(更新)する。
【0066】
また、第一実施形態では、管理手段52は、ユーザ情報50Aの履歴情報に基づいて一又は複数の推奨ギフトを特定する。例えば、推奨ギフトは、ギフティングされた回数が多いギフトである。具体的には、推奨ギフトは、所定時点から現在までの間にギフティングされた回数が多いギフトである。
例えば、管理手段52は、ユーザ情報50Aの履歴情報を参照して、所定時点(例えば24時間前)から現在までの間にギフティングされた回数が多い上位3つのギフト(ランキング上位のギフト)を推奨ギフトとして特定する。
【0067】
また、例えば、推奨ギフトは、ギフティングされた回数が少ないギフトである。具体的には、推奨ギフトは、所定時点から現在までの間にギフティングされた回数が少ないギフトである。
例えば、管理手段52は、ユーザ情報50Aの履歴情報を参照して、所定時点(例えば1時間前)から現在までの間にギフティングされた回数が少ない下位3つのギフト(ランキング下位のギフト)を推奨ギフトとして特定する。
【0068】
また、管理手段52は、配信中の動画において各ユーザがギフティングを行ったギフトの履歴情報に基づいて推奨ギフトを特定する。例えば、管理手段52は、ユーザ情報50Aの履歴情報を参照して、ユーザが視聴している動画(動画ID)において、配信開始から現在までの間にギフティングされた回数が最も少ないギフト(ランキング下位のギフト)を推奨ギフトとして特定する。
【0069】
また、管理手段52は、動画に表示されている演者オブジェクトに対して、各ユーザがギフティングを行ったギフトの履歴情報に基づいて推奨ギフトを特定する。例えば、管理手段52は、ユーザ情報50Aの履歴情報を参照して、ユーザが視聴している動画に登場している演者オブジェクト(演者オブジェクトID)に対して、過去に配信された動画を含めて、ギフティングされている回数が最も多いギフト(ランキング上位のギフト)を推奨ギフトとして特定する。
【0070】
第一実施形態では、管理手段52は、推奨ギフトをギフティングするための対価を通常よりも少なくする。例えば、管理手段52は、特定した推奨ギフトをギフティングするための対価を30%少なくする。具体的には、管理手段52は、ギフト情報50Bの対価を参照して、推奨ギフトをギフティングするために必要な有償通貨が10個である場合、当該ギフティングに必要な有償通貨を7個に変更する。
【0071】
表示手段54は、各ユーザが所有する端末装置12のタッチパネル32に、動画や各種情報領域等を表示させる機能手段である。
【0072】
第一実施形態では、表示手段54は、ユーザによって複数のギフトの中から或るギフトに対するギフティング要求がされた場合に、当該或るギフトを動画(ライブ画面)における演者オブジェクトの近傍に表示させる。なお、表示手段54は、当該ギフトを動画における演者オブジェクトに重ねて表示させてもよい。
【0073】
例えば、表示手段54は、ユーザによって複数のギフトの中から或るギフトが選択された場合、当該或るギフトに対応付けられた対価を支払う指示(ギフティング要求)がされたものとして、当該ユーザが視聴している動画に当該ギフトを表示させる。例えば、表示手段54は、ギフト情報50Bの表示時間を参照して、当該或るギフトの表示時間が経過した場合、動画(ライブ画面)から当該ギフトを消去する。続いて、表示手段54は、動画(ライブ画面)から、推奨ギフト情報領域や、ギフト選択領域、ギフト選択領域を消去して、通知情報領域を表示させる(通常のライブ画面を表示させる)。
【0074】
また、第一実施形態では、表示手段54は、ユーザによってギフティング要求がされる前において、推奨ギフトを表示させる。例えば、表示手段54は、ユーザによるギフト選択領域を表示させる指示(例えば、ギフトボタンに対する指示)に応じて、管理手段52によって特定された推奨ギフトを表示させる。この推奨ギフトは、例えば、動画(ライブ画面)の推奨ギフト情報領域に表される。
なお、表示手段54は、ユーザによる指示(例えば、ギフトボタンに対する指示)によらず、動画(ライブ画面)において推奨ギフトを表示させてもよい。
【0075】
また、第一実施形態では、表示手段54は、ユーザが所定の対価を支払っている場合に、推奨ギフトを表示させる。例えば、表示手段54は、ユーザ情報50Aの会員情報を参照して、ユーザが特別会員である場合に、推奨ギフトを表示させる。
【0076】
制御手段56は、動画配信システム1の全体を制御する機能手段である。
【0077】
第一実施形態では、制御手段56は、ユーザから演者オブジェクトに対するギフトを選択する指示(ギフティング要求)に応じて、当該ギフトに対応付けられた対価(当該ギフトの購入に要する対価)を消費する。また、第一実施形態では、制御手段56は、各種判定を行う。
【0078】
<処理の流れ>
図5は、第一実施形態に係る動画配信システム1において、
図4に示す各機能手段が行う処理の流れの一例を示すフローチャートである。また、以下のステップの処理は、例えば、或るユーザがそれぞれ異なる演者オブジェクトが登場する複数の配信中の動画から一の動画(ライブ)を選択し、管理手段52によって当該一の動画に対応する動画情報50Cの視聴ユーザ情報にユーザIDが格納されたタイミングで開始される。なお、以下のステップの順番及び内容は、適宜、変更することができる。
【0079】
(ステップSP10)
表示手段54は、或るユーザによって選択された一の動画(ライブ)のライブ画面を表示させる。
【0080】
図6は、第一実施形態における通常のライブ画面60の一例を示す図である。
【0081】
図6に示すように、ライブ画面60には、演者オブジェクトPと、ステージSTと、通知情報領域62と、メッセージボタン64と、ギフトボタン66と、退出ボタン68等が設けられている。
通知情報領域62には、一の動画を視聴している各ユーザや、演者オブジェクトPの行動を含む最新情報を示すテキスト情報が表されている。この最新情報としては、動画の視聴を開始したこと(入室)や、動画の視聴を終了したこと(退出)、送信されたメッセージ、ギフティング等が挙げられる。この通知情報領域62に表される各種情報は、一の動画を視聴している各ユーザが所有する端末装置12のタッチパネル32において、同一の内容が表される。
メッセージボタン64は、メッセージを入力する入力領域や、当該入力したメッセージを送信する送信ボタンを表示させる指示を行うためのボタン(指示領域)である。
ギフトボタン66は、ギフトを選択するギフト選択領域を表示させる指示を行うためのボタン(指示領域)である。
退出ボタン68は、一の動画の視聴を終了する指示を行うためのボタンである。
【0082】
図5に戻って、処理は、ステップSP12の処理に移行する。
【0083】
(ステップSP12)
制御手段56は、ライブ画面において或るユーザからギフトボタンが指示されたか否かを判定する。
そして、当該判定が肯定判定された場合には、処理は、ステップSP14の処理に移行する。一方、当該判定が否定判定された場合には、処理は、ステップSP26の処理に移行する。
【0084】
(ステップSP14)
管理手段52は、一の推奨ギフトを特定する。例えば、管理手段52は、ユーザ情報50Aの履歴情報を参照して、一の動画(動画ID)において、所定時点(例えば10分前)から現在までの間にギフティングされた回数が最も多い推奨ギフトを特定する。
そして、処理は、ステップSP16の処理に移行する。
【0085】
(ステップSP16)
表示手段54は、或るユーザがギフティングするギフトを選択するためのギフト選択領域を含むライブ画面を表示させる。
【0086】
図7は、第一実施形態におけるギフトを選択することが可能なライブ画面60の一例を示す図である。
【0087】
図7に示すように、ライブ画面60には、推奨ギフト情報領域72と、所有通貨情報領域74と、ギフト選択領域76と、スライドバーSB等が設けられている。
推奨ギフト情報領域72には、ステップSP14において特定された推奨ギフトを示すギフト画像72a等が表されている。例えば、ユーザは、ギフト画像72aを選択(指示)することにより、推奨ギフトを演者オブジェクトにギフティングする(贈る)ことができる。
所有通貨情報領域74には、或るユーザが所有する仮想通貨(コインとクリスタル)の数量を示す画像が表されている。
ギフト選択領域76には、演者オブジェクトにギフティングするギフトや対価を含むギフト画像76aがそれぞれ表されている。例えば、或るユーザは、ギフト画像76aを選択(指示)することにより、選択したギフトを演者オブジェクトにギフティングする(贈る)ことができる。なお、ギフト画像76aは、例えば、或るユーザが所有する仮想通貨がギフトの対価よりも少ない場合、選択指示が不可能な態様(例えばグレーアウト)で表される。
スライドバーSBは、ギフト選択領域76に表されるギフト画像76aを左右にスクロールする指示を行うための指示領域である。
【0088】
図5に戻って、処理は、ステップSP18の処理に移行する。
【0089】
(ステップSP18)
制御手段56は、ギフトを選択するギフティング要求がされたか否かを判定する。例えば、制御手段56は、推奨ギフト領域又はギフト選択領域においてギフト画像が選択(指示)された場合に、選択されたギフトに対応付けられた対価を支払う指示(ギフティング要求)があったとして当該判定を肯定判定する。なお、制御手段56は、ユーザによってギフトが選択(仮選択)された後、当該ユーザによって当該ギフトのギフティングを確定(本選択)する指示があった場合に、当該ギフトに対応付けられた対価を支払う指示(ギフティング要求)があったとしてもよい。
そして、当該判定が肯定判定された場合には、処理は、ステップSP20の処理に移行する。一方、当該判定が否定判定された場合、例えばユーザによる操作指示がない状態が所定時間(例えば10秒)経過した場合には、処理は、ステップSP26の処理に移行する。
【0090】
(ステップSP20)
制御手段56は、或るユーザが所有する仮想通貨から、当該或るユーザによって選択された一のギフトの対価を消費する。例えば、制御手段56は、ユーザ情報50Aの所有通貨情報から、ステップSP18において選択された一のギフトの対価を減算する。
そして、処理は、ステップSP22の処理に移行する。
【0091】
(ステップSP22)
管理手段52は、ユーザ情報50Aの履歴情報を更新する。例えば、管理手段52は、当該履歴情報に、或るユーザがギフティングした日時(現在日時)、ステップSP18において選択されたギフトのギフトID、一の動画の動画ID、当該一の動画に表される演者オブジェクトの演者オブジェクトID等を追加(更新)する。
そして、処理は、ステップSP24の処理に移行する。
【0092】
(ステップSP24)
表示手段54は、ステップSP18において選択されたギフトをライブ画面に表示させる。
【0093】
図8は、第一実施形態におけるギフトがギフティングされたライブ画面60の一例を示す図である。
【0094】
図8に示すように、ライブ画面60には、ギフティングされたギフトGが表されている。このギフトGは、ステップSP18において或るユーザによってギフティングされたギフトである。例えば、ギフティングされたギフトGは、演者オブジェクトPの近傍に表される。
なお、通知情報領域62には、新たに或るユーザが演者オブジェクトPにギフトG(例えば団扇)をギフティングした(贈った)ことを示すテキスト情報が表されている。
【0095】
図5に戻って、処理は、ステップSP26の処理に移行する。
【0096】
(ステップSP26)
制御手段56は、或るユーザによるライブの視聴が終了したか否かを判定する。例えば、制御手段56は、或るユーザが退出ボタンを指示した場合に当該判定を肯定判定する。
そして、当該判定が肯定判定された場合には、処理は、
図5に示す一連の処理を終了する。一方、当該判定が否定判定された場合には、処理は、ステップSP10の処理に移行する。
【0097】
<効果>
以上、第一実施形態では、配信中の動画を視聴する各ユーザが、当該動画にギフトを表示させるギフティングを行うためのプログラムであって、コンピュータを、各ユーザがギフティングを行ったギフトの履歴情報を管理する管理手段52、ユーザによって複数のギフトの中から或るギフトに対するギフティング要求がされた場合に、当該或るギフトを動画に表示させる表示手段54、として機能させ、管理手段52は、履歴情報に基づいて推奨ギフトを特定し、表示手段54は、ユーザによってギフティング要求がされる前において、推奨ギフトを表示させる。
【0098】
この構成によれば、ギフティング要求がされる前に、ギフトの履歴情報に応じた推奨ギフトが表示されるため、ユーザにギフティングするギフトを容易に選択させることができる。
【0099】
また、第一実施形態では、管理手段52は、配信中の動画において各ユーザがギフティングを行ったギフトの履歴情報に基づいて推奨ギフトを特定する。
【0100】
この構成によれば、配信中の動画におけるギフティングのトレンドに応じたギフトが推奨ギフトとして表示されるため、ユーザにギフティングするギフトを容易に選択させることができる。
【0101】
また、第一実施形態では、管理手段52は、動画に表示されている演者オブジェクトに対して、各ユーザがギフティングを行ったギフトの履歴情報に基づいて推奨ギフトを特定する。
【0102】
この構成によれば、演者オブジェクトに対するギフティングのトレンドに応じたギフトが推奨ギフトとして表示されるため、ユーザにギフティングするギフトを容易に選択させることができる。
【0103】
また、第一実施形態では、推奨ギフトは、ギフティングされた回数が多いギフトである。
【0104】
この構成によれば、ギフティングされた回数が多いギフトが推奨ギフトとして表示されるため、ユーザにトレンドに沿ったギフトを選択させることができる。
【0105】
また、第一実施形態では、推奨ギフトは、所定時点から現在までの間にギフティングされた回数が多いギフトである。
【0106】
この構成によれば、所定時点から現在までの間にギフティングされた回数が多いギフトが推奨ギフトとして表示されるため、ユーザに直近のトレンドに沿ったギフトを選択させることができる。
【0107】
また、第一実施形態では、推奨ギフトは、ギフティングされた回数が少ないギフトである。
【0108】
この構成によれば、ギフティングされた回数が少ないギフトが推奨ギフトとして表示されるため、ユーザにトレンドに逆らったギフトを選択させることができ、当該ユーザを目立たせることができる。
【0109】
また、第一実施形態では、推奨ギフトは、所定時点から現在までの間にギフティングされた回数が少ないギフトである。
【0110】
この構成によれば、所定時点から現在までの間にギフティングされた回数が少ないギフトが推奨ギフトとして表示されるため、ユーザに直近のトレンドに逆らったギフトを選択させることができ、当該ユーザを目立たせることができる。
【0111】
また、第一実施形態では、管理手段52は、推奨ギフトをギフティングするための対価を通常よりも少なくする。
【0112】
この構成によれば、推奨ギフトの対価が通常よりも少なくなるため、ユーザに推奨ギフトをギフティングする動機付けを与えることができる。
【0113】
また、第一実施形態では、表示手段54は、ユーザが所定の対価を支払っている場合に、推奨ギフトを表示させる。
【0114】
この構成によれば、所定の対価を支払っているユーザは、トレンドに応じたギフトを選択することができるため、当該ユーザに満足感を与えることができる。
【0115】
---第二実施形態---
次に、第二実施形態について説明する。
【0116】
第二実施形態では、管理手段52が仮選択されているギフトを管理する点や、表示手段54がギフトを仮選択しているユーザ数に関する統計情報を表示させる点などで第一実施形態と異なる。なお、以下で説明しない第二実施形態に係る動画配信システム1の構成及び機能は、第一実施形態に係る動画配信システム1の構成及び機能と同様である。
【0117】
第二実施形態では、動画情報50Cの視聴ユーザ情報は、動画を視聴しているユーザが仮選択しているギフトのギフトIDを含む。
【0118】
第二実施形態では、管理手段52は、各ユーザが仮選択しているギフトを管理する。例えば、管理手段52は、それぞれの動画において、仮選択されているギフトに関する統計情報を集計する。例えば、管理手段52は、動画情報50Cの視聴ユーザ情報に基づいて、それぞれの動画において、各ギフトを仮選択しているユーザ数や、何れかのギフトを仮選択しているユーザ数(総数)を集計する。この集計は、例えば、単位時間(例えば、1秒や、0.1秒)毎や、各ユーザによって仮選択又は仮選択の解除が行われる毎に実行される。
【0119】
例えば、管理手段52は、ユーザがギフト選択領域においてギフトを仮選択した場合、動画情報50Cの視聴ユーザ情報に、当該仮選択されたギフトのギフトIDを格納する。
【0120】
また、第二実施形態では、管理手段52は、ギフトを仮選択しているユーザから所定時間に渡ってギフティング要求がなかった場合、当該ユーザによる当該ギフトの仮選択を解除する。例えば、管理手段52は、ギフトを仮選択しているユーザから所定時間(例えば10秒間)に渡って当該ギフトをギフティングする指示(ギフティング要求)がなかった場合、動画情報50Cの視聴ユーザ情報に格納されている当該ギフトのギフトIDを削除する。
この所定時間は、例えば、ユーザが仮選択しているギフトの対価が高いほど長い。例えば、所定時間は、ユーザが仮選択しているギフトの対価がコイン200枚である場合、2秒である。また、例えば、所定時間は、ユーザが仮選択しているギフトの対価がコイン500枚である場合、5秒である。また、例えば、所定時間は、ユーザが仮選択しているギフトの対価がクリスタル100個である場合、10秒である。また、例えば、所定時間は、ユーザが仮選択しているギフトの対価がクリスタル500個である場合、15秒である。
【0121】
また、第二実施形態では、管理手段52は、ギフトを仮選択しているユーザがギフティング要求をする前に別のギフトを選択した場合、当該ユーザが仮選択しているギフトを当該別のギフトに変更する。例えば、管理手段52は、ユーザがギフト選択領域において或るギフトを仮選択した後、ギフト選択領域から別のギフトを選択した場合、動画情報50Cの視聴ユーザ情報を更新する。具体的には、管理手段52は、動画情報50Cの視聴ユーザ情報に含まれる或るギフトのギフトIDを別のギフトIDに変更する。
【0122】
また、第二実施形態では、管理手段52は、ギフトを仮選択しているユーザ数が少ない一又は複数の推奨ギフトを特定する。言い換えれば、推奨ギフトは、ユーザが視聴している動画において、仮選択しているユーザ数が少ないギフトである。
例えば、管理手段52は、動画情報50Cの視聴ユーザ情報を参照して、仮選択しているユーザ数が少ない下位3つのギフト(ランキング下位のギフト)を推奨ギフトとして特定する。
【0123】
第二実施形態では、表示手段54は、ギフトを仮選択しているユーザから当該ギフトに対するギフティング要求がされた場合に、当該ギフトを動画(ライブ画面)に表示させる。例えば、表示手段54は、ユーザによって複数のギフトの中から或るギフトが仮選択された後、当該仮選択された或るギフトに対応付けられた対価を支払う指示(ギフティング要求)がされた場合に、当該ユーザが視聴している動画に当該ギフトを表示させる。具体的には、表示手段54は、ギフト選択領域に表された複数のギフト画像の中から或るギフトのギフト画像(指示領域)が選択された場合、当該或るギフトのギフト画像を含む仮選択ギフト提示領域を表示させる。続いて、表示手段54は、当該仮選択ギフト提示領域に含まれる或るギフトのギフト画像(指示領域)又はギフト選択領域に表されている或るギフトのギフト画像が選択された場合、ギフティング要求があったとして、動画に当該或るギフトを表示させる。
また、例えば、表示手段54は、管理手段52によってギフトの仮選択が解除された場合、仮選択ギフト提示領域に含まれるギフト画像を消去する。また、例えば、表示手段54は、仮選択されているギフトに対するギフティング要求があった場合、動画(ライブ画面)から仮選択ギフト提示領域やギフト選択領域を消去して、通知情報領域を表示させる(通常のライブ画面を表示させる)。
【0124】
また、第二実施形態では、表示手段54は、ギフトを仮選択しているユーザからギフティング要求がされる前に、当該ユーザに対してギフトを仮選択しているユーザ数に関する統計情報を表示させる。例えば、表示手段54は、ユーザによって複数のギフトの中から或るギフトを仮選択する指示に応じて、管理手段52によって集計された統計情報を表示させる。この統計情報は、例えば、ユーザがギフトボタンを指示した後であってギフトを仮選択していない状態で表されてもよいし、ユーザがギフトを仮選択した後に表されるタイミングで表されてもよい。
なお、表示手段54は、ユーザによる指示(例えば、ギフトボタンに対する指示)によらず、動画(ライブ画面)において統計情報を表示させてもよい。
【0125】
また、この統計情報としては、ユーザが視聴している動画において、当該ユーザが仮選択しているギフトと同じギフトを仮選択しているユーザ数や、何れかのギフトを仮選択しているユーザ数、当該ユーザが仮選択しているギフトと対価の種類(コイン又はクリスタル)が同一のギフトを仮選択しているユーザ数、当該ユーザが仮選択しているギフトと対価が同範囲(例えば、コイン±100枚や、クリスタル±100個)のギフトを仮選択しているユーザ数に関する情報等が挙げられる。
【0126】
また、第二実施形態では、表示手段54は、ギフトを仮選択しているユーザ数が所定数以上である場合、当該ギフトに対するギフティング要求が不可能であることを示す補助情報を表示させる。この所定数としては、例えば、3人や5人、動画(ライブ画面)を視聴しているユーザ数に対する所定割合(例えば1%)等が挙げられる。また、この補助情報としては、例えば、動画(ライブ画面)の仮選択ギフト提示領域及びギフト選択領域の少なくとも一方において、選択指示が不可能な態様(例えばグレーアウト)で表されることが挙げられる。
なお、表示手段54は、ユーザがギフトを仮選択していない状態で、当該補助情報を表示させてもよい。例えば、表示手段54は、動画(ライブ画面)のギフト選択領域に表される各ギフトのうち、ギフトを仮選択しているユーザ数が所定数以上であるギフトのギフト画像を選択指示が不可能な態様(例えばグレーアウト)で表示させる。
【0127】
また、第二実施形態では、表示手段54は、ギフトを仮選択しているユーザからギフティング要求がされる前に、推奨ギフトを表示させる。例えば、表示手段54は、ユーザによるギフト選択領域を表示させる指示(例えば、ギフトボタンに対する指示)に応じて、管理手段52によって特定された推奨ギフトを表示させる。
【0128】
また、第二実施形態では、表示手段54は、ユーザが所定額以上の対価が対応付けられたギフトを仮選択している場合、推奨ギフトを表示させる。この所定額としては、コイン500枚や、クリスタル200個等が挙げられる。例えば、表示手段54は、ギフト情報50Bの対価を参照して、ギフト選択領域において所定額以上の対価が対応付けられたギフトのギフト画像(指示領域)が選択された場合、当該ギフトのギフト画像と推奨ギフトの画像を含む仮選択ギフト提示領域を表示させる。
【0129】
また、第二実施形態では、表示手段54は、ユーザが所定の対価を支払っている場合に、推奨ギフトを表示させる。例えば、表示手段54は、ユーザ情報50Aの会員情報を参照して、ユーザが特別会員である場合に、仮選択ギフト提示領域において、管理手段52によって特定された推奨ギフトを表示させる。
【0130】
また、第二実施形態では、表示手段54は、ユーザが所定額以上の対価が対応付けられたギフトを仮選択している場合、当該ユーザに対して当該ギフトを仮選択しているユーザ数に関する統計情報を表示させる。例えば、表示手段54は、ギフト情報50Bの対価を参照して、ギフト選択領域において所定額(例えば、コイン500枚やクリスタル300個)以上の対価が対応付けられたギフトのギフト画像(指示領域)が選択された場合、当該ギフトのギフト画像と統計情報を含む仮選択ギフト提示領域を表示させる。
【0131】
また、第二実施形態では、表示手段54は、ユーザが所定の対価を支払っている場合に、統計情報を表示させる。例えば、表示手段54は、ユーザ情報50Aの会員情報を参照して、ユーザが特別会員である場合に、仮選択ギフト提示領域又はギフト選択領域において、何れかのギフトや、ユーザが仮選択しているギフトと同じギフトを仮選択しているユーザ数に関する統計情報を表示させる。
【0132】
<処理の流れ>
図9は、第二実施形態に係る動画配信システム1において、各機能手段が行う処理の流れの一例を示すフローチャートである。また、以下のステップの処理は、例えば、或るユーザがそれぞれ異なる演者オブジェクトが登場する複数の配信中の動画から一の動画(ライブ)を選択し、管理手段52によって当該一の動画に対応する動画情報50Cの視聴ユーザ情報にユーザIDが格納されたタイミングで開始される。なお、以下のステップの順番及び内容は、適宜、変更することができる。
【0133】
(ステップSP30~ステップSP32)
ステップSP30~ステップSP32の処理は、上述したステップSP10~ステップSP12の処理と同様であるため、説明を省略する。ここで、ステップSP32において、判定が肯定判定された場合には、処理は、ステップSP34の処理に移行する。一方、当該判定が否定判定された場合には、処理は、ステップSP50の処理に移行する。
【0134】
(ステップSP34)
表示手段54は、或るユーザがギフティングするギフトを仮選択するためのギフト選択領域を含むライブ画面を表示させる。
【0135】
図10は、第二実施形態におけるギフトを仮選択することが可能なライブ画面60の一例を示す図である。
【0136】
図10に示すように、ライブ画面60には、ギフト選択領域76や、仮選択ギフト提示領域82、統計情報領域84等が設けられている。
ギフト選択領域76には、或るユーザが仮選択可能なギフトや、その対価を含むギフト画像76aがそれぞれ表されている。
仮選択ギフト提示領域82には、或るユーザによって仮選択されたギフトの画像が示される。ここで、仮選択ギフト提示領域82は、未だ或るユーザによってギフトが仮選択されていないため、未選択であることが示されている。
統計情報領域84には、一の動画を視聴している全てのユーザのうち、何れかのギフトを仮選択しているユーザ数(総数)に関する統計情報が表されている。このユーザ数に関する統計情報は、例えば、単位時間(例えば、1秒や0.1秒)毎に更新される。
【0137】
図9に戻って、処理は、ステップSP36の処理に移行する。
【0138】
(ステップSP36)
制御手段56は、ギフト選択領域においてギフトが仮選択されたか否かを判定する。例えば、制御手段56は、ギフト選択領域においてギフト画像が選択(指示)された場合に、当該判定を肯定判定する。
そして、当該判定が肯定判定された場合には、処理は、ステップSP38の処理に移行する。一方、当該判定が否定判定された場合には、処理は、ステップSP50の処理に移行する。
【0139】
(ステップSP38)
管理手段52は、動画情報50Cの視聴ユーザ情報に、ステップSP36において或るユーザが仮選択したギフトのギフトIDを格納する。
そして、処理は、ステップSP40の処理に移行する。
【0140】
(ステップSP40)
表示手段54は、仮選択されているギフトを示すライブ画面を表示させる。
【0141】
図11は、第二実施形態における仮選択されているギフトや当該ギフトに関する統計情報等を含むライブ画面60の一例を示す図である。
【0142】
図11に示すように、ライブ画面60には、仮選択ギフト提示領域82や統計情報領域84等が設けられている。
仮選択ギフト提示領域82には、或るユーザが仮選択しているギフトのギフト画像82aや、当該ギフトの仮選択を解除するための解除ボタン82bが表されている。例えば、或るユーザは、ギフト画像82aを選択(指示)することにより、ギフトに対するギフティング要求をすることができ、当該ギフトを演者オブジェクトにギフティングする(贈る)ことができる。ここで、ギフト画像82aは、例えば、一の動画を視聴している全てのユーザのうち、或るユーザが仮選択しているギフトと同じギフトを仮選択しているユーザ数が所定数(例えば3人)以上である場合、選択指示が不可能な態様(例えばグレーアウト)で表される。また、例えば、或るユーザは、解除ボタン82bを選択(指示)することにより、仮選択を解除する(未選択に戻す)ことができる。
統計情報領域84には、一の動画を視聴している全てのユーザのうち、何れかのギフトを仮選択しているユーザ数(総数)に関する統計情報や、或るユーザが仮選択しているギフトと同一のギフトを仮選択しているユーザ数に関する統計情報が表されている。このユーザ数に関する統計情報は、例えば、単位時間(例えば、1秒や0.1秒)毎に更新される。
【0143】
図9に戻って、処理は、ステップSP42の処理に移行する。
【0144】
(ステップSP42)
制御手段56は、仮選択ギフト提示領域においてギフトに対するギフティング要求(本選択)がされたか否かを判定する。例えば、制御手段56は、仮選択ギフト提示領域のギフト画像が選択された場合に、当該ギフトに対応付けられた対価を支払う指示(ギフティング要求)があったとして当該判定を肯定判定する。
そして、当該判定が肯定判定された場合には、処理は、ステップSP44の処理に移行する。一方、当該判定が否定判定された場合、例えば或るユーザによる操作指示がない状態が所定時間(例えば5秒)経過した場合には、処理は、ステップSP50の処理に移行する。
【0145】
(ステップSP44~ステップSP46)
ステップSP44~ステップSP46の処理は、上述したステップSP22~ステップSP24の処理と同様であるため、説明を省略する。
【0146】
(ステップSP48)
管理手段52は、ギフトのギフティングによって、動画情報50Cの視聴ユーザ情報から、或るユーザが仮選択していた当該ギフトのギフトIDを削除する。
そして、処理は、ステップSP50の処理に移行する。
【0147】
(ステップSP50)
制御手段56は、或るユーザによるライブの視聴が終了したか否かを判定する。例えば、制御手段56は、或るユーザが退出ボタンを指示した場合に当該判定を肯定判定する。
そして、当該判定が肯定判定された場合には、処理は、
図9に示す一連の処理を終了する。一方、当該判定が否定判定された場合には、処理は、ステップSP30の処理に移行する。
【0148】
<効果>
以上、第二実施形態では、配信中の動画を視聴する各ユーザが、当該動画にギフトを表示させるギフティングを行うためのプログラムであって、コンピュータを、各ユーザが仮選択しているギフトを管理する管理手段52、ギフトを仮選択しているユーザから当該ギフトに対するギフティング要求がされた場合に、当該ギフトを動画に表示させる表示手段54、として機能させ、表示手段54は、ギフトを仮選択しているユーザからギフティング要求がされる前に、当該ユーザに対してギフトを仮選択しているユーザ数に関する統計情報を表示させる。
【0149】
この構成によれば、ギフトを仮選択しているユーザに対して、当該ギフトを仮選択しているユーザ数に関する統計情報を表示させるため、ユーザ同士によるギフティングのタイミングが重複することを抑制することができる。
【0150】
また、第二実施形態では、管理手段52は、ギフトを仮選択しているユーザから所定時間に渡ってギフティング要求がなかった場合、当該ユーザによる当該ギフトの仮選択を解除する。
【0151】
この構成によれば、所定時間に渡ってギフティング要求がない場合に仮選択が解除されるため、ギフトを仮選択しているユーザ数を抑制することができ、もってユーザ同士によるギフティングのタイミングが重複することを抑制することができる。
【0152】
また、第二実施形態では、所定時間は、ユーザが仮選択しているギフトの対価が高いほど長い。
【0153】
この構成によれば、仮選択しているギフトの対価が高いほど、仮選択が解除される時間が長くなるため、ユーザに対して、対価の高いギフトをギフティングするタイミングを計るための時間を与えることができる。
【0154】
また、第二実施形態では、統計情報は、ユーザが仮選択しているギフトと同じギフトを仮選択しているユーザ数であって、管理手段52は、ギフトを仮選択しているユーザがギフティング要求をする前に別のギフトを選択した場合、当該ユーザが仮選択しているギフトを当該別のギフトに変更する。
【0155】
この構成によれば、ユーザは、仮選択しているギフトの統計情報に応じて、仮選択するギフトを容易に変更することができる。
【0156】
また、第二実施形態では、表示手段54は、ギフトを仮選択しているユーザ数が所定数以上である場合、当該ギフトに対するギフティング要求が不可能であることを示す補助情報を表示させる。
【0157】
この構成によれば、仮選択しているユーザ数が多いギフトのギフティングが不可能になるため、ユーザ同士によるギフティングのタイミングが重複することを抑制することができる。
【0158】
また、第二実施形態では、管理手段52は、ギフトを仮選択しているユーザ数が少ない推奨ギフトを特定し、表示手段54は、ギフトを仮選択しているユーザからギフティング要求がされる前に、推奨ギフトを表示させる。
【0159】
この構成によれば、ギフトを仮選択しているユーザ数が少ない推奨ギフトが表されるため、ユーザ同士によるギフティングのタイミングが重複することを抑制することができる。
【0160】
また、第二実施形態では、表示手段54は、ユーザが所定額以上の対価が対応付けられたギフトを仮選択している場合、推奨ギフトを表示させる。
【0161】
この構成によれば、仮選択しているギフトの対価が高い場合に推奨ギフトが表示されるため、ユーザに対して、対価の高いギフトをギフティングすべきか否かを検討する時間を与えることができる。
【0162】
また、第二実施形態では、表示手段54は、ユーザが所定の対価を支払っている場合に、推奨ギフトを表示させる。
【0163】
この構成によれば、所定の対価を支払っているユーザは、仮選択しているユーザ数が少ない推奨ギフトを知ることができるため、他のユーザとギフティングのタイミングが重複することを回避することができ、もって当該ユーザに満足感を与えることができる。
【0164】
また、第二実施形態では、表示手段54は、ユーザが所定額以上の対価が対応付けられたギフトを仮選択している場合、当該ユーザに対して当該ギフトを仮選択しているユーザ数に関する統計情報を表示させる。
【0165】
この構成によれば、仮選択しているギフトの対価が高い場合に推奨ギフトが表示されるため、ユーザは、対価の高いギフトをギフティングするタイミングを調整することができる。
【0166】
また、第二実施形態では、表示手段54は、ユーザが所定の対価を支払っている場合に、統計情報を表示させる。
【0167】
この構成によれば、所定の対価を支払っているユーザは、ギフティングのタイミングが重複することを回避することができるため、当該ユーザに満足感を与えることができる。
【0168】
---第三実施形態---
次に、第三実施形態について説明する。
【0169】
第三実施形態では、管理手段52がユーザのギフティングを制限する点などで第一実施形態や第二実施形態と異なる。なお、以下で説明しない第三実施形態に係る動画配信システム1の構成及び機能は、第一実施形態や第二実施形態に係る動画配信システム1の構成及び機能と同様である。
【0170】
第三実施形態では、管理手段52は、各ユーザによるギフトのギフティングを管理する。例えば、管理手段52は、動画を視聴しているユーザによるギフトのギフティングを一時的に制限したり、当該制限を解除したりする。
【0171】
例えば、管理手段52は、或るユーザによってギフティング要求があった後、所定時間が経過するまでの間において、或るユーザと同じ動画を視聴している他のユーザに対してギフティング要求を制限する。このギフティング要求が制限されるギフトとしては、全てのギフトや、或るユーザがギフティングしたギフト、或るユーザがギフティングしたギフトと対価が同じギフト、或るユーザがギフティングしたギフトよりも対価が低いギフト等が挙げられる。
【0172】
この所定時間は、例えば、或るギフトの対価が高いほど長い。例えば、管理手段52は、ギフト情報50Bの対価を参照して、或るギフトの対価がコイン100枚である場合、所定時間を3秒とする。また、例えば、管理手段52は、ギフト情報50Bの対価を参照して、或るギフトの対価がコイン200枚である場合、所定時間を3秒とする。また、例えば、管理手段52は、ギフト情報50Bの対価を参照して、或るギフトの対価がクリスタル100個である場合、所定時間を4秒とする。また、例えば、管理手段52は、ギフト情報50Bの対価を参照して、或るギフトの対価がクリスタル200個である場合、所定時間を5秒とする。
【0173】
また、例えば、所定時間は、動画において或るギフトが表示される時間である。例えば、管理手段52は、ギフト情報50Bの表示時間を参照して、或るユーザから或るギフトのギフティング要求があった後、当該或るギフトの表示時間が経過するまでの間、当該或るユーザと同じ動画を視聴している他のユーザによるギフティングを制限する。
【0174】
また、例えば、管理手段52は、他のユーザに対して或るギフトと同一のギフトに対するギフティング要求を制限する。具体的には、管理手段52は、或るユーザと同じ動画を視聴している他のユーザに対して、或るギフトと同一のギフト(ギフトIDが同じギフト)をギフティングできないように制限する。
【0175】
また、例えば、管理手段52は、他のユーザに対して或るギフトの対価と同一の対価が対応付けられたギフトに対するギフティング要求を制限する。具体的には、管理手段52は、或るユーザと同じ動画を視聴している他のユーザに対して、或るギフトの対価と同一の対価が対応付けられたギフトをギフティングできないように制限する。なお、管理手段52は、或るギフトと同範囲(例えば、コイン±100枚や、クリスタル±100個)の対価が対応付けられたギフトをギフティングできないように制限してもよい。
【0176】
また、例えば、管理手段52は、他のユーザに対して或るギフトの対価よりも低い対価が対応付けられたギフトに対するギフティング要求を制限する。具体的には、管理手段52は、或るユーザと同じ動画を視聴している他のユーザに対して、或るギフトの対価よりも低い対価が対応付けられたギフトをギフティングできないように制限する。
【0177】
この或るギフトは、例えば、対価が所定額以上である。この所定額としては、例えば、コイン500枚や、クリスタル300個等が挙げられる。
また、例えば、この所定額は、動画を視聴するユーザが多いほど高くなる。例えば、所定額は、動画を視聴するユーザ数が100人未満の場合、コイン300枚、又はクリスタル100個である。また、例えば、所定額は、動画を視聴するユーザ数が100人以上500人未満の場合、コイン400枚、又はクリスタル200個である。また、例えば、所定額は、動画を視聴するユーザ数が500人以上の場合、コイン500枚、又はクリスタル300個である。
【0178】
また、或るギフトは、動画を視聴する全てのユーザに対してギフティングする回数が限定されている特別ギフトである。例えば、管理手段52は、ギフト情報50Bのギフト種別を参照して、ギフティングされた或るギフトが特別ギフトである場合、或るユーザと同じ動画を視聴している他のユーザに対して、ギフトをギフティングできないように制限する。一方、管理手段52は、ギフト情報50Bのギフト種別を参照して、ギフティングされた或るギフトが通常ギフトである場合、或るユーザと同じ動画を視聴している他のユーザに対して、ギフトのギフティングを制限しない。
【0179】
また、例えば、管理手段52は、或るユーザと所定関係にあるユーザに対しては、ギフティング要求を制限しない。例えば、管理手段52は、ユーザ情報50Aのフレンド情報を参照して、或るユーザとフレンド関係にあるユーザに対しては、或るユーザと同じ動画を視聴している場合であってもギフティング要求を制限しない。一方、管理手段52は、或るユーザとフレンド関係にないユーザに対しては、ギフティング要求を制限する。
【0180】
また、例えば、管理手段52は、所定の対価を支払っているユーザに対しては、ギフティング要求を制限しない。例えば、管理手段52は、ユーザ情報50Aの会員情報を参照して、或るユーザと同じ動画を視聴しているユーザのうち、特別会員であるユーザに対しては、ギフティング要求を制限しない。一方、管理手段52は、或るユーザと同じ動画を視聴しているユーザのうち、通常会員であるユーザに対しては、ギフティング要求を制限する。
【0181】
また、例えば、或るユーザは、所定の対価を支払っているユーザである。例えば、管理手段52は、ユーザ情報50Aの会員情報を参照して、或るユーザが特別会員である場合に、当該或るユーザと同じ動画を視聴している他のユーザのギフティング要求を制限する。一方、管理手段52は、或るユーザが通常会員である場合、当該或るユーザと同じ動画を視聴している他のユーザのギフティング要求を制限しない。
【0182】
第三実施形態では、表示手段54は、或るユーザによって或るギフトに対するギフティング要求がされた場合に、当該或るギフトを動画に表示させる。
【0183】
また、表示手段54は、或るユーザによるギフティング要求によって、他のユーザのギフティングが制限された場合、当該他のユーザが所有する端末装置12のタッチパネル32において、ギフティングが制限されていることを示す補助情報を表示する。この補助情報としては、例えば、動画(ライブ画面)のギフト選択領域において、選択指示が不可能な態様(例えばグレーアウト)で表されることが挙げられる。
【0184】
<処理の流れ>
図12は、第三実施形態に係る動画配信システム1において、各機能手段が行う処理の流れの一例を示すフローチャートである。また、以下のステップの処理は、例えば、或るユーザがそれぞれ異なる演者オブジェクトが登場する複数の配信中の動画から一の動画(ライブ)を選択し、管理手段52によって当該一の動画に対応する動画情報50Cの視聴ユーザ情報にユーザIDが格納されたタイミングで開始される。なお、以下のステップの順番及び内容は、適宜、変更することができる。
【0185】
(ステップSP60~ステップSP74)
ステップSP60~ステップSP74の処理は、上述したステップSP10~ステップSP24の処理と同様であるため、説明を省略する。ここで、ステップSP62において、判定が肯定判定された場合には、処理は、ステップSP64の処理に移行する。一方、当該判定が否定判定された場合には、処理は、ステップSP80の処理に移行する。また、ステップSP68において、判定が肯定判定された場合には、処理は、ステップSP70の処理に移行する。一方、当該判定が否定判定された場合には、処理は、ステップSP80の処理に移行する。
【0186】
(ステップSP76)
管理手段52は、所定時間(例えば、ギフトの表示時間)が経過するまでの間において、或るユーザと同じ動画を視聴している他のユーザに対して、全てのギフトに対するギフティング要求を制限する。
そして、処理は、ステップSP78の処理に移行する。
【0187】
(ステップSP78)
表示手段54は、ステップSP76においてギフティングが制限されている他のユーザのライブ画面において、ギフティングが制限されていることを示す補助情報を表示させる。
【0188】
図13は、第三実施形態におけるギフティング要求が制限されているライブ画面60の一例を示す図である。
【0189】
図13に示すように、ライブ画面60には、推奨ギフト情報領域72と、所有通貨情報領域74と、ギフト選択領域76と、タイマーTと、スライドバーSB等が設けられている。
ギフト選択領域76には、ユーザが演者オブジェクトにギフティングするギフトや対価を含むギフト画像76aがそれぞれ表されている。ここで、ギフト画像76aは、ギフティング要求が制限されている場合において、選択指示が不可能な態様(例えばグレーアウト)で示す補助情報が表される。
タイマーTは、ギフティングの制限が解除されるまでの時間経過を示すタイマー領域Taを含む。例えば、タイマー領域Taは、時間経過によって時計回りに領域を拡大(拡張)していき、1周した(円を形成した)タイミングでギフティングの制限が解除されることを示す。
【0190】
図12に戻って、処理は、ステップSP80の処理に移行する。
【0191】
(ステップSP80)
制御手段56は、或るユーザによるライブの視聴が終了したか否かを判定する。例えば、制御手段56は、或るユーザが退出ボタンを指示した場合に当該判定を肯定判定する。
そして、当該判定が肯定判定された場合には、処理は、
図12に示す一連の処理を終了する。一方、当該判定が否定判定された場合には、処理は、ステップSP60の処理に移行する。
【0192】
<効果>
以上、第三実施形態では、配信中の動画を視聴する各ユーザが、当該動画にギフトを表示させるギフティングを行うためのプログラムであって、コンピュータを、各ユーザによるギフトのギフティングを管理する管理手段52、或るユーザによって或るギフトに対するギフティング要求がされた場合に、当該或るギフトを動画に表示させる表示手段54、として機能させ、管理手段52は、或るユーザによってギフティング要求があった後、所定時間が経過するまでの間において、他のユーザに対してギフティング要求を制限する。
【0193】
この構成によれば、或るユーザによって或るギフトがギフティング要求された場合、所定時間が経過するまでの間において、他のユーザに対してギフティング要求を制限するため、ユーザ同士によるギフティングのタイミングが重複することを抑制することができる。
【0194】
また、第三実施形態では、管理手段52は、他のユーザに対して或るギフトと同一のギフトに対するギフティング要求を制限する。
【0195】
この構成によれば、或るユーザによって或るギフトがギフティング要求された場合、所定時間が経過するまでの間において、他のユーザに対して或るギフトと同じギフトに対するギフティング要求を制限するため、或るギフト同士のギフティングのタイミングが重複することを抑制することができる。
【0196】
また、第三実施形態では、管理手段52は、他のユーザに対して或るギフトの対価と同一の対価が対応付けられたギフトに対するギフティング要求を制限する。
【0197】
この構成によれば、或るユーザによって或るギフトがギフティング要求された場合、所定時間が経過するまでの間において、他のユーザに対して或るギフトと同一の対価が対応付けられたギフトに対するギフティング要求を制限するため、同一の対価が対応付けられたギフトとギフティングのタイミングが重複することを抑制することができる。
【0198】
また、第三実施形態では、管理手段52は、他のユーザに対して或るギフトの対価よりも低い対価が対応付けられたギフトに対するギフティング要求を制限する。
【0199】
この構成によれば、或るユーザによって或るギフトがギフティング要求された場合、所定時間が経過するまでの間において、他のユーザに対して或るギフトよりも低い対価が対応付けられたギフトに対するギフティング要求を制限するため、或るギフトよりも対価が低いギフトとギフティングのタイミングが重複することを抑制することができる。
【0200】
また、第三実施形態では、或るギフトは、対価が所定額以上である。
【0201】
この構成によれば、対価の高いギフトがギフティングされた場合、ユーザ同士によるギフティングのタイミングが重複することを抑制することができるため、当該ギフトをギフティングしたユーザに満足感を与えることができる。
【0202】
また、第三実施形態では、所定額は、動画を視聴するユーザが多いほど高くなる。
【0203】
この構成によれば、動画を視聴するユーザが多いほど、ギフティング要求が制限される頻度が低減するため、各ユーザはストレスなくギフティングすることができる。
【0204】
また、第三実施形態では、或るギフトは、動画を視聴する全てのユーザに対してギフティングする回数が限定されている特別ギフトである。
【0205】
この構成によれば、特別ギフトがギフティングされた場合、ユーザ同士によるギフティングのタイミングが重複することを抑制することができるため、当該特別ギフトをギフティングしたユーザに満足感を与えることができる。
【0206】
また、第三実施形態では、所定時間は、或るギフトの対価が高いほど長い。
【0207】
この構成によれば、対価の高いギフトがギフティングされた場合、他のユーザによるギフティングが制限される時間が長くなるため、当該ギフトをギフティングしたユーザに満足感を与えることができる。
【0208】
また、第三実施形態では、所定時間は、動画において或るギフトが表示される時間である。
【0209】
この構成によれば、或るユーザによって或るギフトがギフティングされた場合、当該或るギフトが表示される時間において、他のユーザによるギフティングを制限するため、或るユーザに満足感を与えることができる。
【0210】
また、第三実施形態では、管理手段52は、或るユーザと所定関係にあるユーザに対しては、ギフティング要求を制限しない。
【0211】
この構成によれば、或るユーザと所定関係にあるユーザは、ギフティングが制限されないため、所定関係にあるユーザ同士でギフティングのタイミングを重複させて、動画を盛り上げることができる。
【0212】
また、第三実施形態では、管理手段52は、所定の対価を支払っているユーザに対しては、ギフティング要求を制限しない。
【0213】
この構成によれば、所定の対価を支払っているユーザは、ギフティング要求が制限されないため、当該ユーザに満足感を与えることができる。
【0214】
また、第三実施形態では、或るユーザは、所定の対価を支払っているユーザである。
【0215】
この構成によれば、所定の対価を支払っている或るユーザによって或るギフトがギフティング要求された場合、所定時間が経過するまでの間において、他のユーザに対してギフティング要求を制限するため、当該或るユーザに満足感を与えることができる。
【0216】
---第四実施形態---
次に、第四実施形態について説明する。
【0217】
第四実施形態では、管理手段52が対価を返還する点などで第一実施形態乃至第三実施形態と異なる。なお、以下で説明しない第四実施形態に係る動画配信システム1の構成及び機能は、第一実施形態乃至第三実施形態に係る動画配信システム1の構成及び機能と同様である。
【0218】
第四実施形態では、管理手段52は、所定時間内において二以上のユーザがギフティング要求をした場合、対価(例えば、仮想通貨や金銭)の一部又は全部を当該二以上のユーザそれぞれに返還する。例えば、管理手段52は、或るユーザが第一ギフトに対するギフティング要求をした時点から所定時間(例えば3秒)内に別のユーザが第二ギフトに対するギフティング要求をした場合、当該或るユーザに第一ギフトの対価(例えば、コイン300枚)の一部又は全部を返還し、当該別のユーザに第二ギフトの対価(例えば、クリスタル100個)の一部又は全部を返還する。なお、この或るユーザと別のユーザは、同じ動画を視聴しているユーザである。
【0219】
また、例えば、管理手段52は、所定時間内においてギフティング要求をしたユーザの数が多いほど、当該ユーザそれぞれに返還する対価を多くする。例えば、管理手段52は、所定時間内においてギフティング要求をしたユーザの数が2人である場合、ユーザがそれぞれギフティングしたギフトの対価の10%を返還する。また、例えば、管理手段52は、所定時間内においてギフティング要求をしたユーザの数が3人以上5人未満である場合、ユーザがそれぞれギフティングしたギフトの対価の20%を返還する。また、例えば、管理手段52は、所定時間内においてギフティング要求をしたユーザの数が5人以上である場合、ユーザがそれぞれギフティングしたギフトの対価の30%を返還する。
【0220】
また、第四実施形態では、管理手段52は、所定時間内において二以上のユーザがギフティング要求をした場合、対価の一部又は全部を当該二以上のユーザの一部に返還する。
例えば、管理手段52は、所定時間内においてギフティング要求を早く行った一部のユーザに対価の一部又は全部を返還し、残りのユーザには対価の一部又は全部を返還しない。具体的には、管理手段52は、所定時間内においてギフティング要求を最も早く行った1人のユーザに対価の一部又は全部を返還する。
なお、管理手段52は、所定時間内においてギフティング要求を遅く行った一部のユーザに対価の一部又は全部を返還し、残りのユーザには対価の一部又は全部を返還しないこととしてもよい。具体的には、管理手段52は、所定時間内においてギフティング要求を遅く行った2人のユーザに対価の一部又は全部を返還する。
【0221】
また、例えば、管理手段52は、所定時間内においてギフティング要求を行ったユーザのうち、当該ギフティング要求において支払った対価が多い一部のユーザに対価の一部又は全部を返還し、残りのユーザには対価の一部又は全部を返還しない。具体的には、管理手段52は、所定時間内においてギフティング要求を行ったユーザのうち、当該ギフティング要求において支払った対価が多い3番目までのユーザに対価の一部又は全部を返還する。
なお、管理手段52は、所定時間内においてギフティング要求を行ったユーザのうち、当該ギフティング要求において支払った対価が少ない一部のユーザに対価の一部又は全部を返還し、残りのユーザには対価の一部又は全部を返還しないこととしてもよい。
【0222】
また、管理手段52は、所定時間内においてギフティング要求を行ったユーザのうち、当該ギフティング要求において支払った対価の種類に応じて、当該対価の一部又は全部を返還する。
【0223】
例えば、管理手段52は、一部のユーザがギフティング要求において支払った対価がクリスタルである場合、当該対価の一部又は全部を返還し、残りのユーザがギフティング要求において支払った対価がコインである場合、当該対価の一部又は全部を返還しない。
【0224】
また、例えば、管理手段52は、一部のユーザがギフティング要求において支払った対価がコインである場合、当該対価の一部又は全部を返還し、残りのユーザがギフティング要求において支払った対価がクリスタルである場合、当該対価の一部又は全部を返還しない。
【0225】
また、例えば、管理手段52は、一部のユーザがギフティング要求において支払った対価が有償クリスタルである場合、当該対価の一部又は全部を返還し、残りのユーザがギフティング要求において支払った対価が無償クリスタルである場合、当該対価の一部又は全部を返還しない。なお、この返還する対価は、無償クリスタルであってもよい。
【0226】
また、例えば、管理手段52は、一部のユーザがギフティング要求において支払った対価が無償クリスタルである場合、当該対価の一部又は全部を返還し、残りのユーザがギフティング要求において支払った対価が有償クリスタルである場合、当該対価の一部又は全部を返還しない。
【0227】
また、第四実施形態では、管理手段52は、所定時間内においてギフティング要求を行った二以上のユーザのうち、当該ギフティング要求において支払った対価が所定額以上のユーザに、対価の一部又は全部を返還する。
また、例えば、管理手段52は、所定時間内においてギフティング要求を行った二以上のユーザのうち、当該ギフティング要求において支払った対価が所定額未満のユーザに、対価の一部又は全部を返還する。
この所定額としては、例えば、コイン500枚や、クリスタル300個等が挙げられる。
【0228】
また、第四実施形態では、管理手段52は、所定時間内においてギフティング要求を行った二以上のユーザそれぞれが当該ギフティング要求において支払った対価の総額が一定額以上である場合に、対価の一部又は全部を返還する。この一定額としては、例えば、コイン1000枚や、クリスタル500個等が挙げられる。
【0229】
また、第四実施形態では、管理手段52は、動画を視聴するユーザ数が一定数以上である場合に、対価の一部又は全部を返還する。この一定数としては、例えば、100人や200人等が挙げられる。
【0230】
また、第四実施形態では、管理手段52は、所定時間内においてギフティング要求を行った二以上のユーザが同じ対価を支払うギフティング要求をした場合に、対価の一部又は全部を返還する。例えば、管理手段52は、所定時間内において、或るユーザがギフティング要求を行ったギフトに対応付けられた対価がコイン100枚であって、別のユーザがギフティング要求を行ったギフトに対応付けられた対価がコイン100枚である場合、当該或るユーザ及び/又は当該別のユーザにコイン10枚を返還する。
【0231】
また、第四実施形態では、管理手段52は、所定時間内において二以上のユーザが同じギフトに対するギフティング要求をした場合に、対価の一部又は全部を返還する。例えば、管理手段52は、所定時間内において、或るユーザと別のユーザが或るギフトに対するギフティング要求をそれぞれ行った場合、当該或るユーザ及び/又は当該別のユーザに或るギフトの対価の一部又は全部を返還する。
【0232】
<処理の流れ>
図14は、第四実施形態に係る動画配信システム1において、各機能手段が行う処理の流れの一例を示すフローチャートである。また、以下のステップの処理は、例えば、或るユーザがそれぞれ異なる演者オブジェクトが登場する複数の配信中の動画から一の動画(ライブ)を選択し、管理手段52によって当該一の動画に対応する動画情報50Cの視聴ユーザ情報にユーザIDが格納されたタイミングで開始される。なお、以下のステップの順番及び内容は、適宜、変更することができる。
【0233】
(ステップSP90~ステップSP104)
ステップSP90~ステップSP104の処理は、上述したステップSP10~ステップSP24の処理と同様であるため、説明を省略する。ここで、ステップSP92において、判定が肯定判定された場合には、処理は、ステップSP94の処理に移行する。一方、当該判定が否定判定された場合には、処理は、ステップSP112の処理に移行する。また、ステップSP98において、判定が肯定判定された場合には、処理は、ステップSP100の処理に移行する。一方、当該判定が否定判定された場合には、処理は、ステップSP112の処理に移行する。
【0234】
(ステップSP106)
制御手段56は、ステップSP98における或るユーザによるギフティング要求の後、所定時間内において、一の動画を視聴している一又は複数の別のユーザとギフティング要求が重複したか否かを判定する。
そして、当該判定が肯定判定された場合には、処理は、ステップSP108の処理に移行する。一方、当該判定が否定判定された場合には、処理は、ステップSP112の処理に移行する。
【0235】
(ステップSP108)
管理手段52は、所定時間内にギフティング要求が重複した各ユーザに対して、ギフティングに要した対価の一部を返還する。例えば、管理手段52は、ユーザ情報50Aの所有通貨情報に、当該一部の対価を加算する。
そして、処理は、ステップSP110の処理に移行する。
【0236】
(ステップSP110)
表示手段54は、対価の一部が返還されたことを示すライブ画面を表示させる。
【0237】
図15は、第四実施形態における対価の一部が返還された情報を含むライブ画面60の一例を示す図である。
【0238】
図15に示すように、ライブ画面60には、通知情報領域62や、ギフトG1、ギフトG2等が表されている。
通知情報領域62には、ギフティングのタイミングが重複した各ユーザに対して、ギフティングしたギフトの対価の一部が返還されたことが表されている。
ギフトG1は、ステップSP98において或るユーザ(例えばユーザA)によってギフティングされたギフトである。また、ギフトG2は、別のユーザ(例えばユーザB)によってギフティングされたギフトである。
【0239】
図14に戻って、処理は、ステップSP112の処理に移行する。
【0240】
(ステップSP112)
制御手段56は、或るユーザによるライブの視聴が終了したか否かを判定する。例えば、制御手段56は、或るユーザが退出ボタンを指示した場合に当該判定を肯定判定する。
そして、当該判定が肯定判定された場合には、処理は、
図14に示す一連の処理を終了する。一方、当該判定が否定判定された場合には、処理は、ステップSP90の処理に移行する。
【0241】
<効果>
以上、第四実施形態では、配信中の動画を視聴する各ユーザが、当該動画にギフトを表示させるギフティングを行うためのプログラムであって、コンピュータを、各ユーザによるギフトのギフティングを管理する管理手段52、ユーザがギフトの対価を支払うギフティング要求をしたことに応じて、当該ギフトを動画に表示させる表示手段54、として機能させ、管理手段52は、所定時間内において二以上のユーザがギフティング要求をした場合、対価の一部又は全部を当該二以上のユーザそれぞれに返還する。
【0242】
この構成によれば、所定時間内において二以上のユーザがギフティング要求をした場合、対価の一部又は全部を当該二以上のユーザそれぞれに返還するため、ギフティングのタイミングが重複したことによるユーザの失望感を軽減することができる。
【0243】
また、第四実施形態では、管理手段52は、所定時間内においてギフティング要求をしたユーザの数が多いほど、当該ユーザそれぞれに返還する対価を多くする。
【0244】
この構成によれば、所定時間内においてギフティング要求をしたユーザの数が多いほど、返還する対価を多くするため、ギフティングのタイミングが重複したことによるユーザの失望感を軽減することができる。
【0245】
また、第四実施形態では、配信中の動画を視聴する各ユーザが、当該動画にギフトを表示させるギフティングを行うためのプログラムであって、コンピュータを、各ユーザによるギフトのギフティングを管理する管理手段52、ユーザがギフトの対価を支払うギフティング要求をしたことに応じて、当該ギフトを動画に表示させる表示手段54、として機能させ、管理手段52は、所定時間内において二以上のユーザがギフティング要求をした場合、対価の一部又は全部を当該二以上のユーザの一部に返還する。
【0246】
この構成によれば、所定時間内において二以上のユーザがギフティング要求をした場合、対価の一部又は全部を当該二以上のユーザの一部に返還するため、ギフティングのタイミングが重複したことによるユーザの失望感を軽減することができる。
【0247】
また、第四実施形態では、管理手段52は、所定時間内においてギフティング要求を行った二以上のユーザのうち、当該ギフティング要求において支払った対価が所定額以上のユーザに、対価の一部又は全部を返還する。
【0248】
この構成によれば、所定時間内においてギフティング要求を行った二以上のユーザのうち、支払った対価が多いユーザの失望感を軽減することができる。
【0249】
また、第四実施形態では、管理手段52は、所定時間内においてギフティング要求を行った二以上のユーザのうち、当該ギフティング要求において支払った対価が所定額未満のユーザに、対価の一部又は全部を返還する。
【0250】
この構成によれば、所定時間内においてギフティング要求を行った二以上のユーザのうち、支払った対価が少ないユーザの失望感を軽減することができる。
【0251】
また、第四実施形態では、管理手段52は、所定時間内においてギフティング要求を行った二以上のユーザそれぞれが当該ギフティング要求において支払った対価の総額が一定額以上である場合に、対価の一部又は全部を返還する。
【0252】
この構成によれば、所定時間内において支払った対価の総額が多い場合において、ギフティングのタイミングが重複した各ユーザの失望感を軽減することができる。
【0253】
また、第四実施形態では、管理手段52は、動画を視聴するユーザ数が一定数以上である場合に、対価の一部又は全部を返還する。
【0254】
この構成によれば、動画を視聴するユーザが一定数以上である場合において、ギフティングが重複したことにより、他のユーザ等にギフティングが認識されなかったとしても、当該ギフティングが重複したユーザの失望感を軽減することができる。
【0255】
また、第四実施形態では、管理手段52は、所定時間内において二以上のユーザが同じ対価を支払うギフティング要求をした場合に、対価の一部又は全部を返還する。
【0256】
この構成によれば、同じ対価であるギフトのギフティングが重複した場合であっても、ユーザの失望感を軽減することができる。
【0257】
また、第四実施形態では、管理手段52は、所定時間内において二以上のユーザが同じギフトに対するギフティング要求をした場合に、対価の一部又は全部を返還する。
【0258】
この構成によれば、同じギフトのギフティングが重複した場合であっても、ユーザの失望感を軽減することができる。
【0259】
---変形例---
なお、本発明は上記の具体例に限定されるものではない。すなわち、上記の具体例に、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。また、前述した実施形態及び後述する変形例が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
【0260】
例えば、第一実施形態等では、ライブ画面には、演者オブジェクトが表される場合を説明したが、視聴している各ユーザのアバターが表されてもよい。
【0261】
また、第一実施形態等では、ギフト選択領域では、各動画において共通のギフトが選択可能である場合を説明したが、動画に登場する演者オブジェクトに応じて異なるギフトが選択可能であってもよい。また、ユーザは、複数の演者オブジェクトが登場している場合、どの演者オブジェクトにギフティングするかを選択できるようにしてもよい。
【0262】
また、第一実施形態等では、複数の配信中の動画には、それぞれ異なる演者オブジェクトが登場する場合を説明したが、同じ演者オブジェクトが登場する場合があってもよい。例えば、少なくとも二つの配信中の動画では、演者オブジェクトの一部又は全部が共通する一方で、演奏プログラムが異なってもよい。
【0263】
また、第一実施形態等では、ギフティング要求は、ギフトに対応付けられた対価を支払う指示である場合を説明したが、ユーザが事前に購入したギフトを贈る指示であってもよい。
【0264】
また、第一実施形態等では、ユーザと所定関係にあるユーザがフレンドユーザである場合を説明したが、ユーザと同じチーム(ギルド)に属するユーザであってもよい。
【0265】
また、第一実施形態では、管理手段52は、ユーザ情報50Aの履歴情報に基づいて一又は複数の推奨ギフトを特定する場合を説明したが、ユーザ情報50Aの所有通貨情報に基づいて一又は複数の推奨ギフトを特定してもよい。例えば、管理手段52は、ユーザが所有している無償通貨や有償通貨によって購入可能な推奨ギフトのみを特定してもよい。
【0266】
また、第一実施形態では、管理手段52は、推奨ギフトをギフティングするための対価を通常よりも少なくする場合を説明したが、推奨ギフトをギフティングするための対価を通常よりも多くしてもよい。また、管理手段52は、予めユーザから、推奨ギフトとして特定(推奨)するギフトの対価(範囲)の登録を受け付け、当該対価に応じた推奨ギフトを特定してもよい。また、管理手段52は、ユーザが過去にギフティングしたギフトの対価の統計(例えば、平均値や中央値等)に応じて、推奨ギフトを特定してもよい。
【0267】
また、第二実施形態では、表示手段54は、統計情報としてユーザ数を表す場合を説明したが、この統計情報は、ユーザ数の範囲(例えば、1~5人や、6人~10人等)や、「多い」又は「少ない」といった抽象的な情報であってもよいし、グラフや、色彩、マーク等による情報等であってもよい。
【0268】
また、第二実施形態では、管理手段52は、ユーザがギフト選択領域においてギフトを仮選択した場合、動画情報50Cの視聴ユーザ情報に、当該仮選択されたギフトのギフトIDを格納する場合を説明したが、ギフト選択領域において表示されている複数のギフトを仮選択しているギフトとしてもよい。例えば、管理手段52は、ギフト選択領域に表されるスライドバーに対する指示(スクロール)によって、ギフト選択領域において表示されている複数のギフトを仮選択されたギフトとして、動画情報50Cの視聴ユーザ情報を更新する。
【0269】
また、第二実施形態では、表示手段54は、ギフトを仮選択しているユーザからギフティング要求がされる前に、当該ユーザに対してギフトを仮選択しているユーザ数に関する統計情報を表示させる場合を説明したが、統計情報を表示せずに、管理手段52によって特定された推奨ギフト(仮選択しているユーザ数が少ないギフト)を表示させてもよい。
【0270】
また、第二実施形態では、管理手段52は、ギフトを仮選択しているユーザ数が少ない一又は複数の推奨ギフトを特定する場合を説明したが、仮選択しているユーザ数が多いギフトを推奨ギフトとして特定してもよい。これにより、動画を視聴しているユーザ同士が同じタイミングで同じギフト(推奨ギフト)をギフティングすることができ、当該動画を盛り上げることができる。
【0271】
また、第二実施形態では、管理手段52は、ギフトを仮選択しているユーザ数が少ない一又は複数の推奨ギフトを特定する場合を説明したが、仮選択しているユーザ数が多いギフトの対価を増加させてもよい。また、管理手段52は、仮選択しているユーザ数が少ないギフトの対価を減少させてもよい。
また、管理手段52は、仮選択しているユーザ数が多いギフトの対価を減少させてもよい。また、管理手段52は、仮選択しているユーザ数が少ないギフトの対価を増加させてもよい。
【0272】
また、第三実施形態では、所定時間は、或るギフトの対価が高いほど長い場合を説明したが、或るギフトの対価が高いほど短くてもよい。
【0273】
また、第三実施形態では、所定時間は、動画において或るギフトが表示される時間である場合を説明したが、或るギフトの表示時間に対して、一定時間を加算した時間や、減算した時間、所定係数(例えば、0を超える値)を乗算した時間であってもよい。
【0274】
また、第三実施形態では、管理手段52は、他のユーザに対して或るギフトの対価よりも低い対価が対応付けられたギフトに対するギフティング要求を制限する場合を説明したが、他のユーザに対して或るギフトの対価よりも高い対価が対応付けられたギフトに対するギフティング要求を制限してもよい。
【0275】
また、第三実施形態では、或るギフトは、対価が所定額以上である場合を説明したが、対価が所定額未満であってもよい。
【0276】
また、第三実施形態では、管理手段52は、或るユーザと所定関係にあるユーザに対しては、ギフティング要求を制限しない場合を説明したが、或るユーザと所定関係にあるユーザに対してギフティング要求を制限し、所定関係にないユーザに対してはギフティング要求を制限しなくてもよい。
【0277】
また、第三実施形態では、管理手段52は、特別会員であるユーザに対しては、ギフティング要求を制限しない場合を説明したが、特別会員であるユーザに対してギフティング要求を制限し、通常会員であるユーザに対してはギフティング要求を制限しなくてもよい。
【0278】
また、第三実施形態では、管理手段52は、或るユーザが特別会員である場合に、当該或るユーザと同じ動画を視聴している他のユーザのギフティング要求を制限する場合を説明したが、或るユーザが特別会員である場合に、当該或るユーザと同じ動画を視聴している他のユーザのギフティング要求を制限しないこととしてもよい。
【0279】
また、第三実施形態では、管理手段52は、或るユーザと所定関係にあるユーザに対しては、ギフティング要求を制限しない場合を説明したが、何れかのユーザ又は特定のユーザ(例えばフレンドユーザ)がギフティングを行った場合に、当該ギフティングのタイミングと重複して自動的なギフティング(自動ギフティング)を行えるようにしてもよい。例えば、ユーザは、自動ギフティングのトリガーとなるユーザ(例えばフレンドユーザ)や、トリガーとなるユーザの行動(例えば、所定額以上のギフトをギフティングしたことや、所定ギフトをギフティングしたこと等)、自身がギフティングするギフトの種類又は対価等を事前に設定することができる。これにより、動画を視聴している各ユーザは、同じタイミングでギフトをギフティングすることができるため、当該動画を盛り上げることができる。
【0280】
また、第四実施形態では、管理手段52は、所定時間内において二以上のユーザがギフティング要求をした場合、対価の一部又は全部を返還する場合を説明したが、対価の一部又は全部を返還せずに、消費する対価を少なくしてもよい。例えば、管理手段52は、所定時間内においてギフティング要求を遅く行った一部のユーザに対して、消費する対価を少なくしてもよい。
【0281】
また、管理手段52は、所定時間内において二以上である所定数のユーザがギフティング要求をした場合、対価の一部又は全部を当該ユーザそれぞれに返還してもよい。この所定数としては、3人や5人等が挙げられる。
【0282】
また、第四実施形態では、管理手段52は、所定時間内において二以上のユーザがギフティング要求をした場合、一部のユーザには対価の一部又は全部を返還し、残りのユーザには対価の一部又は全部を返還しない場合を説明したが、一部のユーザと残りのユーザによって、返還する対価の量(割合)を変えてもよい。例えば、管理手段52は、一部のユーザには支払った対価の50%を返還し、残りのユーザには支払った対価の10%を返還する。
【0283】
また、例えば、管理手段52は、一部のユーザと残りのユーザによって、返還する対価の種類を変えてもよい。例えば、管理手段52は、一部のユーザには支払った対価(例えばコイン)と同じ種類の対価(例えばコイン)を返還し、残りのユーザには支払った対価(例えばクリスタル)とは異なる対価(例えばコイン)を返還する。
【0284】
また、管理手段52は、所定時間内において二以上のユーザがギフティング要求をした場合、各ユーザが支払った対価に関わらず、各ユーザに同じ量の対価(例えば、コイン100枚や、50円)を返還(付与)してもよい。
【符号の説明】
【0285】
10…サーバ装置
12…端末装置
50…記憶手段
52…管理手段
54…表示手段
【要約】
【課題】ユーザ同士によるギフティングのタイミングが重複することを抑制する。
【解決手段】プログラムがコンピュータを、各ユーザが仮選択しているギフトを管理する管理手段52、ギフトを仮選択しているユーザから当該ギフトに対するギフティング要求がされた場合に、当該ギフトを動画に表示させる表示手段54、として機能させ、表示手段54は、ギフトを仮選択しているユーザからギフティング要求がされる前に、当該ユーザに対してギフトを仮選択しているユーザ数に関する統計情報を表示させる。
【選択図】
図4