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特許7541091アプリケーション共有方法、電子機器及びコンピュータ可読記憶媒体
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-08-19
(45)【発行日】2024-08-27
(54)【発明の名称】アプリケーション共有方法、電子機器及びコンピュータ可読記憶媒体
(51)【国際特許分類】
   H04L 67/025 20220101AFI20240820BHJP
   G06F 9/44 20180101ALI20240820BHJP
   G06F 3/0481 20220101ALI20240820BHJP
【FI】
H04L67/025
G06F9/44
G06F3/0481
【請求項の数】 12
(21)【出願番号】P 2022532680
(86)(22)【出願日】2020-11-27
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2023-02-08
(86)【国際出願番号】 CN2020132069
(87)【国際公開番号】W WO2021109926
(87)【国際公開日】2021-06-10
【審査請求日】2022-05-31
(31)【優先権主張番号】201911210926.2
(32)【優先日】2019-12-02
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】517372494
【氏名又は名称】維沃移動通信有限公司
【氏名又は名称原語表記】VIVO MOBILE COMMUNICATION CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】No.1, vivo Road, Chang’an, Dongguan,Guangdong 523863, China
(74)【代理人】
【識別番号】100099759
【弁理士】
【氏名又は名称】青木 篤
(74)【代理人】
【識別番号】100123582
【弁理士】
【氏名又は名称】三橋 真二
(74)【代理人】
【識別番号】100092624
【弁理士】
【氏名又は名称】鶴田 準一
(74)【代理人】
【識別番号】100114018
【弁理士】
【氏名又は名称】南山 知広
(74)【代理人】
【識別番号】100153729
【弁理士】
【氏名又は名称】森本 有一
(72)【発明者】
【氏名】斉 雙成
【審査官】小林 義晴
(56)【参考文献】
【文献】特開2000-099233(JP,A)
【文献】特開2017-068537(JP,A)
【文献】特開2018-093315(JP,A)
【文献】中国特許出願公開第110515579(CN,A)
【文献】特開平11-065975(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04L 67/00
G06F 3/0481
G06F 9/44
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1電子機器によって実行されるアプリケーション共有方法であって、
目標アプリケーション識別情報及び目標機器情報を受信するステップと、
前記第1電子機器が前記目標機器情報に対応する目標電子機器に接続されている場合、前記目標アプリケーション識別情報に対応する目標アプリケーションの実行インタフェースを、バックグラウンドで実行される仮想画面に表示するステップと、
前記仮想画面に表示される目標アプリケーションの実行インタフェースを前記目標電子機器に共有するステップと、を含み、
前記目標アプリケーション識別情報に対応する目標アプリケーションの実行インタフェースを仮想画面に表示する前記ステップの前に、
前記バックグラウンドで前記仮想画面を作成し実行して、前記目標アプリケーション識別情報に対応する目標アプリケーションを起動するステップをさらに含む、アプリケーション共有方法。
【請求項2】
目標アプリケーション識別情報を受信する前記ステップは、
第1操作を受信するステップと、
前記第1操作に応答して、少なくとも1つの第1アプリケーションの識別情報を表示するステップと、
前記少なくとも1つの第1アプリケーションの識別情報のうち、目標アプリケーション識別情報に対する第1選択操作を受信し、前記目標アプリケーション識別情報を取得するステップと、を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
第1操作を受信する前記ステップは、
前記第1電子機器での第2操作を受信するステップと、
前記第2操作に応答して、制御ウィンドウを表示するステップであって、前記制御ウィンドウにアプリケーション共有ウィジェットが含まれるステップと、
前記アプリケーション共有ウィジェットに対する第3操作を受信するステップと、を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
制御ウィンドウを表示する前記ステップの後、前記目標アプリケーションの名称に基づいて前記アプリケーション共有ウィジェットの名称を更新するステップであって、
前記アプリケーション共有ウィジェットの更新後の名称を前記制御ウィンドウに表示するステップをさらに含む、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
第1電子機器であって、
目標アプリケーション識別情報及び目標機器情報を受信するための情報受信モジュールと、
前記第1電子機器が前記目標機器情報に対応する目標電子機器に接続されている場合、前記目標アプリケーション識別情報に対応する目標アプリケーションの実行インタフェースを、バックグラウンドで実行される仮想画面に表示するための処理モジュールと、
前記仮想画面に表示される目標アプリケーションの実行インタフェースを前記目標電子機器に共有するための共有モジュールと、を含み、
前記バックグラウンドで前記仮想画面を作成し実行して、前記目標アプリケーション識別情報に対応する目標アプリケーションを起動するための制御モジュールをさらに含む、第1電子機器。
【請求項6】
前記情報受信モジュールは、
第1操作を受信するための第1受信モジュールと、
前記第1操作に応答して、少なくとも1つの第1アプリケーションの識別情報を表示するための第2表示モジュールと、
前記少なくとも1つの第1アプリケーションの識別情報のうち、目標アプリケーション識別情報に対する第1選択操作を受信し、前記目標アプリケーション識別情報を取得するための取得モジュールと、を含む、請求項5に記載の第1電子機器。
【請求項7】
前記第1受信モジュールは、
前記第1電子機器での第2操作を受信するための第2受信モジュールと、
前記第2操作に応答して、制御ウィンドウを表示するための制御ウィンドウ表示モジュールであって、前記制御ウィンドウにアプリケーション共有ウィジェットが含まれる制御ウィンドウ表示モジュールと、
前記アプリケーション共有ウィジェットに対する第3操作を受信するための第3受信モジュールと、を含む、請求項に記載の第1電子機器。
【請求項8】
前記制御ウィンドウ表示モジュールが制御ウィンドウの表示を実行した後、前記目標アプリケーションの名称に基づいて前記アプリケーション共有ウィジェットの名称を更新するための更新モジュールであって、
前記アプリケーション共有ウィジェットの更新後の名称を前記制御ウィンドウに表示する更新モジュールをさらに含む、請求項7に記載の第1電子機器。
【請求項9】
コンピュータプログラムが記憶されているメモリと、プロセッサとを含み、前記コンピュータプログラムが前記プロセッサによって実行されると、請求項1から4のいずれか1項に記載のアプリケーション共有方法のステップが実現される、電子機器。
【請求項10】
プロセッサによって実行されると、請求項1から4のいずれか1項に記載のアプリケーション共有方法のステップが実現されるコンピュータプログラムが記憶されている、コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項11】
非揮発性記憶媒体に記憶されており、少なくとも1つのプロセッサによって実行されることにより請求項1から4のいずれか1項に記載のアプリケーション共有方法が実現される、コンピュータプログラム。
【請求項12】
請求項1から4のいずれか1項に記載のアプリケーション共有方法を実行するように構成される、電子機器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本願は、2019年12月2日に中国で出願した中国特許出願番号No.201911210926.2の優先権を主張し、その全ての内容は引用によって本文に取り込まれる。
本願は、通信技術分野に関し、特に、アプリケーション共有方法、電子機器及びコンピュータ可読記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
コンピュータ技術の急速な発展に伴い、電子機器の機能はますます豊富になり、異なる電子機器間での機能共有の需要はますます強くなる。共有需要の1つとしては、例えば、一般的にアプリケーション共有が挙げられる。
【0003】
現在、電子機器間でのアプリケーション共有の最も一般的な方法は、遠隔制御ソフトウェアを介して遠隔制御を行うことである。つまり、2台の電子機器間の接続は遠隔制御アプリケーションによって実現でき、そのうちの1台の機器が別の機器のデスクトップにより制御され、この時に、デスクトップ上のアプリケーション等は確認及び使用可能であり、これにより、上記1台の機器内のアプリケーションは別の機器に共有して使用可能となる。しかし、上記共有のプロセス中に、上記のアプリケーションを共有する機器は別の機器によって制御され、該機器において操作ができないため、機器の使用率は低い。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本願の実施例は、従来技術においてアプリケーション共有のプロセス中に機器の使用率が低い問題を解決するために、アプリケーション共有方法、電子機器及びコンピュータ可読記憶媒体を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記技術問題を解決するために、本願は次のように実現される。
【0006】
第1側面において、本願の実施例は、第1電子機器に応用されるアプリケーション共有方法であって、
目標アプリケーション識別情報及び目標機器情報を受信するステップと、
前記第1電子機器が前記目標機器情報に対応する目標電子機器に接続されている場合、前記目標アプリケーション識別情報に対応する目標アプリケーションの実行インタフェースを仮想画面に表示するステップと、
前記仮想画面に表示される目標アプリケーションの実行インタフェースを前記目標電子機器に共有するステップと、を含む、アプリケーション共有方法を提供する。
【0007】
第2側面において、本願の実施例は、
目標アプリケーション識別情報及び目標機器情報を受信するための情報受信モジュールと、
前記第1電子機器が前記目標機器情報に対応する目標電子機器に接続されている場合、前記目標アプリケーション識別情報に対応する目標アプリケーションの実行インタフェースを仮想画面に表示するための処理モジュールと、
前記仮想画面に表示される目標アプリケーションの実行インタフェースを前記目標電子機器に共有するための共有モジュールと、を含む、第1電子機器をさらに提供する。
【0008】
第3側面において、本願の実施例は、コンピュータプログラムが記憶されているメモリと、プロセッサとを含み、前記コンピュータプログラムが前記プロセッサによって実行されると、本願の各実施例のアプリケーション共有方法のステップが実現される、第1電子機器をさらに提供する。
【0009】
第4側面において、本願の実施例は、プロセッサによって実行されると、本願の各実施例のアプリケーション共有方法のステップが実現されるコンピュータプログラムが記憶されている、コンピュータ可読記憶媒体をさらに提供する。
【発明の効果】
【0010】
本願の実施例のアプリケーション共有方法では、目標アプリケーションの実行インタフェースを仮想画面に表示し、この時に、ユーザは依然として第1電子機器において他の操作をすることができ、例えば、他のアプリケーションに対する関連操作及び他の機能操作等は依然として可能であり、第1電子機器でのユーザの操作は目標アプリケーションの共有により影響を受けない。第1電子機器が目標アプリケーションを共有するプロセス中に、目標アプリケーションは、作成される仮想画面に実行され、前記仮想画面に表示される目標アプリケーションの実行インタフェースを前記目標電子機器に共有すればよいため、第1電子機器の他の機能は影響を受けず、ユーザは依然として第1電子機器において操作可能であり、第1電子機器の使用率の向上が図れることが理解可能である。
【0011】
本発明の実施例の技術的解決手段をより明確に説明するために、以下において、本発明の実施例の説明に用いられる図面を簡単に説明し、当然ながら、以下の説明における図面は本発明の実施例の一部に過ぎず、当業者であれば、創造的な労力を要することなく、これらの図面から他の図面に想到し得る。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】本願の実施例によって提供されるアプリケーション共有方法のフローチャート1である。
図2】本願の実施例によって提供されるアプリケーション共有方法のフローチャート2である。
図3】本願の実施例によって提供される第1電子機器のインタフェース図1である。
図4】本願の実施例によって提供される第1電子機器のインタフェース図2である。
図5】本願の実施例によって提供される第1電子機器のインタフェース図3である。
図6】本願の実施例によって提供される第1電子機器のインタフェース図4である。
図7】本願の実施例によって提供される第1電子機器のインタフェース図5である。
図8】本願の実施例によって提供される第1電子機器のインタフェース図6である。
図9】本願の実施例によって提供される目標電子機器のインタフェース図1である。
図10】本願の実施例によって提供される第1電子機器のインタフェース図7である。
図11】本願の実施例によって提供される目標電子機器のインタフェース図2である。
図12】本願の実施例によって提供される電子機器の模式図1である。
図13】本願の実施例によって提供される電子機器のハードウェア構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下において、本願の実施例における図面を参照しながら、本願の実施例における技術的解決手段を明確に、完全に説明し、当然ながら、説明される実施例は本願の実施例の一部であり、全ての実施例ではない。本願における実施例に基づき、当業者が創造的な労力を要することなく得られた他の全ての実施例は、いずれも本願の保護範囲に属するものとする。
【0014】
図1を参照すると、一実施例において、第1電子機器に応用されるアプリケーション共有方法を提供し、該方法は以下のステップを含む。
【0015】
ステップ101で、目標アプリケーション識別情報及び目標機器情報を受信する。
【0016】
第1電子機器には、アプリケーションがインストール可能であり、例えば、第1電子機器に複数のアプリケーションがインストールされている。アプリケーション共有のプロセス中に、各アプリケーションは対応する識別情報を有する。先にインストールされた複数のアプリケーションのアプリケーション識別情報から、共有する必要があるアプリケーションの識別情報である目標アプリケーション識別情報を特定することができ、これにより、共有する必要があるアプリケーションを特定することができる。また、第1電子機器と接続可能な複数の電子機器の機器情報から、アプリケーション共有を受信する目標電子機器の機器情報である目標機器情報を特定する必要がある。
【0017】
ステップ102で、第1電子機器が目標機器情報に対応する目標電子機器に接続されている場合、目標アプリケーション識別情報に対応する目標アプリケーションの実行インタフェースを仮想画面に表示する。
【0018】
目標アプリケーションを共有するプロセス中に、それを目標電子機器に共有するためには、第1電子機器と目標電子機器との接続を確立する必要がある。つまり、第1電子機器が目標電子機器に接続されている場合、目標アプリケーション識別情報に対応する目標アプリケーションの実行インタフェースを仮想画面に表示することができ、即ち、目標アプリケーション識別情報に対応する目標アプリケーションの実行インタフェースは仮想画面に実行される。
【0019】
ステップ103で、仮想画面に表示される目標アプリケーションの実行インタフェースを目標電子機器に共有する。
【0020】
実行インタフェースを仮想画面に表示すると、仮想画面に表示される目標アプリケーションの実行インタフェースを目標電子機器に共有することができる。目標アプリケーションの実行インタフェースが仮想画面に表示されることにより、目標アプリケーションの共有が実現される。
【0021】
本願の実施例のアプリケーション共有方法では、共有する必要がある目標アプリケーションの実行インタフェースは仮想画面に表示されており、この時に、ユーザは依然として第1電子機器において他の操作をすることができ、例えば、他のアプリケーションに対する関連操作及び他の機能操作等は依然として可能であり、第1電子機器でのユーザの操作は目標アプリケーションの共有により影響を受けない。第1電子機器が目標アプリケーションを共有するプロセス中に、目標アプリケーションの実行インタフェースは、作成される仮想画面に表示され、仮想画面に表示される目標アプリケーションの実行インタフェースを目標電子機器に共有すればよいため、第1電子機器の他の機能は影響を受けず、ユーザは依然として第1電子機器において操作可能であり、第1電子機器の使用率の向上が図れることが理解可能である。
【0022】
一例において、上記第1電子機器及び目標電子機器のそれぞれは携帯電話、タブレットコンピュータ(TabletPersonal Computer)、ラップトップコンピュータ(Laptop Computer)、携帯情報端末(personal digitalassistant,PDA)、モバイルインターネットデバイス(Mobile Internet Device,MID)又はウェアラブルデバイス(Wearable Device)等であってもよいが、それらに限定されない。
【0023】
一実施例において、前記目標アプリケーション識別情報に対応する目標アプリケーションの実行インタフェースを仮想画面に表示する前記ステップの前に、仮想画面を作成し、前記目標アプリケーション識別情報に対応する目標アプリケーションを起動するステップをさらに含む。
【0024】
つまり、第1電子機器が目標電子機器に接続されている場合、まず仮想画面を作成し、目標アプリケーションを起動し、その後、目標アプリケーションの実行インタフェースを仮想画面に表示することができ、即ち、目標アプリケーションは依然として実行されている。この時に、ユーザは依然として第1電子機器において他の操作をすることができ、例えば、他のアプリケーションに対する関連操作及び他の機能操作等は依然として可能であり、第1電子機器でのユーザの操作は第1アプリケーションの共有により影響を受けない。一例において、第1アプリケーションの実行インタフェースをフォアグラウンドから仮想画面に切り替えて表示してもよく、このように、フォアグラウンドでは、もはや実行インタフェースを表示しなくてもよく、電力消費が低減される。
【0025】
一実施例において、仮想画面を作成し、前記目標アプリケーション識別情報に対応する目標アプリケーションを起動するステップは、バックグラウンドで仮想画面を作成し、前記目標アプリケーション識別情報に対応する目標アプリケーションを起動するステップを含む。
【0026】
つまり、第1電子機器が目標電子機器に接続されている場合、第1電子機器はバックグラウンドで仮想画面を作成し、仮想画面はバックグラウンドで実行される。目標アプリケーションの実行インタフェースを仮想画面に表示し、即ち、目標アプリケーションは依然として実行されている。仮想画面はバックグラウンドで作成され、即ち、仮想画面はバックグラウンドで実行されるとともに、目標アプリケーションの実行インタフェースは仮想画面に実行されるため、実行インタフェースはバックグラウンドで実行可能となる。この時に、ユーザは依然として第1電子機器において他の操作をすることができ、例えば、他のアプリケーションに対する関連操作及び他の機能操作等は依然として可能であり、第1電子機器でのユーザの操作は目標アプリケーションの共有により影響を受けない。一例において、目標アプリケーションはバックグラウンドで起動され、起動された後、仮想画面に実行されることが理解可能である。つまり、アプリケーション共有のプロセス中に、フォアグラウンドで目標アプリケーションを実行する必要がなく、目標電子機器との接続が確立した後、バックグラウンドで仮想画面を作成し、バックグラウンドで目標アプリケーションを起動し、目標アプリケーションは仮想画面に実行される。
【0027】
一実施例において、目標アプリケーション識別情報を受信する前記ステップは、
第1操作を受信するステップと、第1操作に応答して、少なくとも1つの第1アプリケーションの識別情報を表示するステップと、少なくとも1つの第1アプリケーションの識別情報のうち、目標アプリケーション識別情報に対する第1選択操作を受信し、目標アプリケーション識別情報を取得するステップと、を含む。図2を参照し、理解できるように、本実施例において、第1電子機器に応用されるアプリケーション共有方法であって、
第1操作を受信するステップ201と、
第1操作に応答して、少なくとも1つの第1アプリケーションの識別情報を表示するステップ202と、
少なくとも1つの第1アプリケーションの識別情報のうち、目標アプリケーション識別情報に対する第1選択操作を受信し、目標アプリケーション識別情報を取得するステップ203と、
目標機器情報を受信するステップ204と、
第1電子機器が目標機器情報に対応する目標電子機器に接続されている場合、目標アプリケーションの実行インタフェースを仮想画面に表示するステップ205と、
仮想画面に表示される目標アプリケーションの実行インタフェースを目標電子機器に共有するステップ206と、を含む、アプリケーション共有方法を提供する。
【0028】
上記ステップ204は上記ステップ101における目標電子機器の特定に対応し、ステップ205-206は上記ステップ102-103に一対一で対応するため、ここでは詳細な説明を省略する。
【0029】
第1アプリケーションは第1電子機器にインストールされたアプリケーションであり、ユーザは、少なくとも1つの第1アプリケーションから、共有する必要があるアプリケーションを選択することができる。まず、ユーザは第1電子機器において第1操作を行う。第1電子機器は第1操作を受信すると、ユーザの確認及び選択の便宜上、例えば、アプリケーションの名称等、少なくとも1つの第1アプリケーションの識別情報を表示することができる。少なくとも1つの識別情報から1つの目標アプリケーション識別情報を選択することができ、該目標アプリケーション識別情報に対応する目標アプリケーションは、選択された共有する必要があるアプリケーションである。一例において、第1操作に応答して、第1プロンプトウィンドウを表示し、少なくとも1つの第1アプリケーションの識別情報を第1プロンプトウィンドウに表示することができる。これにより、ユーザは、第1プロンプトウィンドウ内で目標識別情報を選択することができ、ユーザは識別情報を容易に確認及び選択できる。
【0030】
一実施例において、第1操作を受信するステップは、第1電子機器の表示画面での第2操作を受信するステップと、第2操作に応答して、制御ウィンドウを表示するステップであって、制御ウィンドウにアプリケーション共有ウィジェットが含まれるステップと、アプリケーション共有ウィジェットに対する第3操作を受信するステップと、を含む。
【0031】
表示画面上で操作して制御ウィンドウを呼び出し、その後、制御ウィンドウ内のアプリケーション共有ウィジェットを操作する。第1操作は、上記第2操作及び第3操作を含むことが理解可能である。一例において、第3操作は、アプリケーション共有ウィジェットに対するクリック操作等であってもよい。一例において、上記第2操作は、表示画面内の第1所定方向に沿うスライド操作、ステータスバーのプルダウン操作又は表示画面内のフローティングウィジェットに対するクリック操作等を含んでもよいが、それらに限定されない。
【0032】
一実施例において、制御ウィンドウを表示する前記ステップの後、前記目標アプリケーションの名称に基づいて前記アプリケーション共有ウィジェットの名称を更新するステップであって、前記アプリケーション共有ウィジェットの更新後の名称を前記制御ウィンドウに表示するステップをさらに含む。
【0033】
本実施例において、第2操作に応答して、制御ウィンドウを表示することができ、その後、目標アプリケーションの名称に基づいてアプリケーション共有ウィジェットの名称を更新し、ユーザが共有する第1アプリケーションの名称を容易に分かるように、更新された名称を制御ウィンドウに表示する。例えば、アプリケーション共有ウィジェットの名称が「アプリケーション共有」であり、目標アプリケーションの名称がXであり、目標アプリケーションの名称に基づいてアプリケーション共有ウィジェットの名称を更新する。例えば、アプリケーション共有ウィジェットの更新後の名称は「アプリケーションXを共有」としてもよく、このように、ユーザが共有するアプリケーションの名称を確認しやすくなる。一例において、応答操作を受信すると、第1アプリケーションの名称に基づいてアプリケーション共有ウィジェットの名称を更新することができる。つまり、名称の更新と制御ウィンドウの表示は同期で実行可能であり、制御ウィンドウを表示した後、更新された名称を表示する。
【0034】
一実施例において、目標機器情報を受信する方法は、第4操作を受信するステップと、第4操作に応答して、少なくとも1つの第2電子機器の機器情報を表示するステップと、少なくとも1つの第2電子機器の機器情報のうち、目標機器情報に対する第2選択操作を受信し、目標機器情報を取得するステップと、を含む。
【0035】
第2電子機器は第1電子機器と接続可能な電子機器であり、ユーザが第1電子機器と接続可能な第2電子機器の機器情報を容易に確認するように、例えば、機器名称等、少なくとも1つの第2電子機器の機器情報を表示することができる。その後、少なくとも1つの第2電子機器から、アプリケーション共有を受信する電子機器を1つ選択することができ、目標電子機器は、ユーザが少なくとも1つの第2電子機器から選択した1つの第2電子機器であってもよい。上記プロセスにより、目標機器情報の取得を実現でき、これにより、アプリケーション共有を受信する目標電子機器を特定することができ、後でアプリケーション共有を行うことを容易にする。
【0036】
一例において、少なくとも1つの第2電子機器の機器情報を表示するステップの前に、機器走査を行い、少なくとも1つの第2電子機器の機器情報を取得するステップをさらに含む。例えば、第1電子機器のブルートゥース(登録商標)機能を起動し、接続可能な機器を走査し、ブルートゥース(登録商標)を介して接続可能な第2電子機器を走査できる。この時に、第2電子機器のブルートゥース(登録商標)機能も起動されており、且つ第2電子機器と第1電子機器の距離は、ブルートゥース(登録商標)信号の受信可能な距離範囲内でなければ、第1電子機器は、ブルートゥース(登録商標)を介して接続可能な第2電子機器をブルートゥース(登録商標)により走査することができないことが理解可能である。
【0037】
目標アプリケーション識別情報を受信するステップは、目標機器情報を受信するステップの前でも後でもよく、受信の順番は限定されない。一例において、目標アプリケーション識別情報を受信した後で目標機器情報を受信する場合、目標アプリケーションの名称に基づいてアプリケーション共有ウィジェットの名称を更新した後、第4操作を受信し、その後、目標機器情報の選択を行うことができる。つまり、名称の更新を行った後で電子機器情報の選択を行う。本例において、第4操作は、名称が更新されたアプリケーション共有ウィジェットに対するクリック操作等であってもよい。一例において、目標アプリケーション識別情報を受信する前に目標機器情報を受信する場合、目標機器情報を受信するプロセスにおいて第4操作を受信するステップは、第1電子機器の表示画面での第2操作を受信するステップと、第2操作に応答して、制御ウィンドウを表示するステップであって、制御ウィンドウにアプリケーション共有ウィジェットが含まれるステップと、アプリケーション共有ウィジェットに対する第4操作(例えば、クリック操作)を受信するステップと、を含んでもよい。この場合、上記第1操作は、第4操作を行った後で、アプリケーション共有ウィジェットに対して行う操作であり、例えば、クリック操作である。
【0038】
一例において、第4操作に応答して、第2プロンプトウィンドウを表示し、少なくとも1つの第2電子機器の機器情報を第2プロンプトウィンドウに表示することができる。これにより、ユーザは、第2プロンプトウィンドウ内で目標電子機器を選択することでき、ユーザは機器情報を容易に確認及び選択できる。
【0039】
一実施例において、第1電子機器が目標機器情報に対応する目標電子機器に接続されている場合、前記目標アプリケーション識別情報に対応する目標アプリケーションの実行インタフェースを仮想画面に表示するステップの前に、第1要求を目標電子機器に送信するステップと、目標電子機器が第1要求に基づいて送信する確定情報を受信した場合、目標電子機器との接続を確立するステップと、をさらに含む。
【0040】
つまり、目標電子機器を特定した後、第1電子機器が目標機器情報に対応する目標電子機器に接続されている場合、目標アプリケーション識別情報に対応する目標アプリケーションを起動し、目標アプリケーションの実行インタフェースを仮想画面に表示する。第1電子機器は目標電子機器と接続を確立する必要があり、つまり、まず第1要求を目標電子機器に送信し、目標電子機器は第1要求を受信すると、第3プロンプトウィンドウを表示することができ、第3プロンプトウィンドウ内に受信用ウィジェット及び拒否用ウィジェットが含まれる。ユーザが受信用ウィジェットをクリックすると、目標電子機器は、受信用ウィジェットに対するクリック操作を受信した後、確定情報を第1電子機器に送信し、第1電子機器とのアプリケーション共有を受信することを示す。ユーザが拒否用ウィジェットをクリックすると、目標電子機器は、拒否用ウィジェットに対するクリック操作を受信した後、拒否情報を第1電子機器に送信し、第1電子機器とのアプリケーション共有を拒否することを示す。第1電子機器は目標電子機器が第1要求に基づいて送信する確定情報を受信した場合、目標電子機器との接続を確立し、これにより、目標アプリケーションを目標電子機器に共有することができる。
【0041】
以下において、1つの具体的な実施例により上述したアプリケーション共有のプロセスを具体的に説明する。第1電子機器を機器Aとし、第1アプリケーションをアプリケーションXとし、目標電子機器を機器Cとすることを例として説明する。
【0042】
図3に示すように、まずメインインタフェースを機器Aの表示画面に表示し、機器Aにおいてアプリケーション共有機能又はアプリケーション共有のショートカットエントリを有効にする。具体的には、機器Aの制御センタにアプリケーション共有のショートカットエントリが設けられ、第1電子機器において第2操作を行うことができ、例えば、表示画面内でステータスバーをプルダウンするか、又は表示画面内で上にスライドするか、又は表示画面内のフローティングウィジェットに対してクリック操作を行う。第2操作に応答して、図4に示すような制御ウィンドウ(制御センタと理解してもよい)を表示することができる。制御ウィンドウに、名称が「アプリケーション共有」であるアプリケーション共有ウィジェットが含まれ、それはアプリケーション共有を行うためのショートカットエントリである。あるいは、アプリケーションプログラムによりアプリケーション共有機能を実現してもよく、該アプリケーションプログラムはアプリケーション共有を実現できるアプリケーションである。該アプリケーションプログラムを開き、目標アプリケーション及び目標電子機器に対する特定等は、アプリケーションプログラムにおける操作により実現でき、つまり、受信された目標アプリケーション識別情報及び目標機器情報により目標アプリケーション及び目標電子機器を特定できる。
【0043】
機器A上の制御ウィンドウ内のアプリケーション共有ウィジェットに対してクリック操作を行い、該クリック操作に応答してアプリケーション走査を行い、アプリケーションが実行中であるか否かにかかわらず、機器Aにインストールされた共有可能なアプリケーションの識別情報を羅列する。即ち、上記少なくとも1つの第1アプリケーションの識別情報(識別情報リストと理解してもよい)を表示する。図5に示すように、例えば、少なくとも1つの第1アプリケーションは、アプリケーションX、アプリケーションY及びアプリケーションZを含み、それらのアプリケーション名称はそれぞれ、X、Y及びZに対応する。アプリケーション共有ウィジェット(名称がアプリケーション共有)が含まれる第1プロンプトウィンドウをポップアップすることができ、第1プロンプトウィンドウには、アプリケーションXの名称、アプリケーションYの名称及びアプリケーションZの名称も含まれ、且つ第1プロンプトウィンドウに、「共有するアプリケーションを選択」というプロンプトメッセージが表示され、ユーザにプロンプトを出す。ユーザがアプリケーションXを共有しようとする場合、図6に示すように、表示された識別情報リストを閲覧してアプリケーションXのアプリケーション名称を見つけることで、目標アプリケーションXを特定することができる。また、第1プロンプトウィンドウには、検索ボックスも含まれ、ユーザは検索ボックス内でアプリケーション名称を入力して検索し、対応するアプリケーション名称を見つけることで、目標アプリケーションXを特定することができる。目標アプリケーションXを特定した後、アプリケーションXのアプリケーション名称に基づいてアプリケーション共有ウィジェットの名称を更新することができ、例えば、「アプリケーションXを共有」に更新することができる。
【0044】
その後、ユーザは、名称が「アプリケーションXを共有」に更新された制御センタのアプリケーション共有ウィジェットをクリックすることができる。該クリック操作に応答して、機器走査を開始し、ブルートゥース(登録商標)、WIFI P2P(WIFIピアツーピアであり、ここでWIFIはワイヤレスフィデリティである)、ネットワークサーバ又は履歴等により、接続可能な機器を3つ走査した。例えば、該3つの機器の名称はそれぞれB、C及びD等である。
【0045】
図7に示すように、3つの機器の機器名称を表示することができ、ユーザは、表示された機器名称からアプリケーション共有を行う機器の名称を選択することができる。例えば、図8に示すように、ユーザは機器名称Cをクリックすると、機器Cをアプリケーション共有を受信する機器として選択する。機器Cが近位端にある場合、ブルートゥース(登録商標)、WIFI P2P又はネットワークサーバを介して接続することができる。機器Cが遠位端にある場合、ネットワークサーバを介して接続することができる。
【0046】
図9に示すように、機器Aは第1要求を機器Cに送信し、機器Cは第1要求を受信すると、第3プロンプトウィンドウが機器Cに表示される。第3プロンプトウィンドウには受信用ウィジェット及び拒否用ウィジェットが含まれ、受信側は機器Cにおいて受信用ウィジェットをクリックし、接続の確立を確認したら、確認情報が機器Aに送信され、機器Aは確認情報を受信すると、機器Cと接続を確立する。そして、機器Aはアプリケーション共有の準備を行い、具体的には、機器Aはバックグラウンドで仮想画面を作成し、この時に、仮想画面がメイン画面に表示されない(即ち表示画面には表示されず、ここで、フォアグラウンドで実行されず、バックグラウンドで実行されると理解してもよい。図10に示すように、フォアグラウンドで実行されず、バックグラウンドで実行されることは破線で示される)。バックグラウンドでアプリケーションXを起動し、アプリケーションXの実行インタフェースが仮想画面に実行される。
【0047】
機器Aは、仮想画面に表示される目標アプリケーションの実行インタフェースを機器Cに共有することができ、機器Cは表示コンテンツを受信する。図11に示すように、受信した表示された目標アプリケーションの実行インタフェースを表示画面(即ちメイン画面)上で再生し、アプリケーションXの共有を実現する。
【0048】
上記実施例のアプリケーション共有方法により、第1電子機器は、少なくとも1つの第1アプリケーションの識別情報のうち、目標アプリケーション識別情報を受信することができ、これにより、目標アプリケーションを特定することができる。そして、目標アプリケーションを起動し、バックグラウンドで作成される仮想画面上でそれを実行し、その後、スクリーン動画キャプチャを行って目標アプリケーションを目標電子機器に共有する。機器双方は目標アプリケーションを同時に閲覧し、使用することができ、双方の進捗が同期され、WYSIWYGが実現される。共有プロセス中に機器上での他のアプリケーションの使用に影響を与えず、共有を切断せずに他のアプリケーションの機能を使用することができるとともに、共有された目標アプリケーションはいつでもフォアグラウンド実行に切り替えることができる。これにより、アプリケーション受信側の体験を保証できるとともに、アプリケーション共有側が第1電子機器において他の操作をすることに影響を与えることもなく、行動的論理は自然で、効率的であり、機器の使用率は向上可能である。
【0049】
図12を参照すると、本願の実施例は、
目標アプリケーション識別情報及び目標機器情報を受信するための情報受信モジュール1201と、
第1電子機器が目標機器情報に対応する目標電子機器に接続されている場合、目標アプリケーション識別情報に対応する目標アプリケーションの実行インタフェースを仮想画面に表示するための処理モジュール1202と、
仮想画面に表示される目標アプリケーションの実行インタフェースを目標電子機器に共有するための共有モジュール1203と、を含む、第1電子機器1200をさらに提供する。
【0050】
一実施例において、第1電子機器は、
仮想画面を作成し、目標アプリケーション識別情報に対応する目標アプリケーションを起動するための制御モジュールをさらに含む。
【0051】
一実施例において、情報受信モジュールは、
第1操作を受信するための第1受信モジュールと、
第1操作に応答して、少なくとも1つの第1アプリケーションの識別情報を表示するための第2表示モジュールと、
少なくとも1つの第1アプリケーションの識別情報のうち、目標アプリケーション識別情報に対する第1選択操作を受信し、目標アプリケーション識別情報を取得するための取得モジュールと、を含む。
【0052】
一実施例において、第1受信モジュールは、
第1電子機器での第2操作を受信するための第2受信モジュールと、
第2操作に応答して、制御ウィンドウを表示するための制御ウィンドウ表示モジュールであって、制御ウィンドウにアプリケーション共有ウィジェットが含まれる制御ウィンドウ表示モジュールと、
アプリケーション共有ウィジェットに対する第3操作を受信するための第3受信モジュールと、を含む。
【0053】
一実施例において、電子機器は、制御ウィンドウ表示モジュールが制御ウィンドウの表示を実行した後、目標アプリケーションの名称に基づいてアプリケーション共有ウィジェットの名称を更新するための更新モジュールであって、
アプリケーション共有ウィジェットの更新後の名称を制御ウィンドウに表示する更新モジュールをさらに含む。
【0054】
本願の実施例によって提供される電子機器の技術的特徴は、上述したアプリケーション共有方法の技術的特徴に対応し、電子機器により上述したアプリケーション共有方法の各プロセスが実現され、同様な効果を達成することができる。重複を避けるために、ここでは詳細な説明を省略する。
【0055】
図13は、本願の各実施例を実現する電子機器のハードウェア構成図である。該電子機器1300は、高周波ユニット1301、ネットワークモジュール1302、オーディオ出力ユニット1303、入力ユニット1304、センサ1305、表示ユニット1306、ユーザ入力ユニット1307、インタフェースユニット1308、メモリ1309、プロセッサ1310、及び電源1311等の部材を含むが、それらに限定されない。当業者であれば、図13に示す電子機器の構造は電子機器を限定するものではなく、電子機器は図示より多く又はより少ない部材、又は一部の部材の組合せ、又は異なる部材配置を含んでもよいことが理解可能である。本願の実施例において、電子機器は、携帯電話、タブレットコンピュータ、ノートパソコン、携帯情報端末、車載端末、ウェアラブルデバイス、及び万歩計(登録商標)等を含むが、それらに限定されない。
【0056】
プロセッサ1310は、目標アプリケーション識別情報及び目標機器情報を受信し、第1電子機器が目標機器情報に対応する目標電子機器に接続されている場合、目標アプリケーション識別情報に対応する目標アプリケーションの実行インタフェースを仮想画面に表示し、そして、仮想画面に表示される目標アプリケーションの実行インタフェースを目標電子機器に共有するために用いられる。
【0057】
仮想画面はバックグラウンドで作成され、目標アプリケーションの実行インタフェースは仮想画面に表示されるため、この時に、ユーザは依然として第1電子機器において他の操作をすることができ、例えば、他のアプリケーションに対する関連操作及び他の機能操作等は依然として可能であり、第1電子機器でのユーザの操作は目標アプリケーションの共有により影響を受けない。第1電子機器が目標アプリケーションを共有するプロセス中に、目標アプリケーションの実行インタフェースは仮想画面に実行されるため、第1電子機器の他の機能は影響を受けず、ユーザは依然として第1電子機器において操作可能であり、第1電子機器の使用率の向上が図れることが理解可能である。
【0058】
なお、本願の実施例において、高周波ユニット1301は、情報の受送信又は通話プロセスでの信号の受送信に用いることができることを理解すべきであり、具体的には、基地局からのダウンリンクデータを受信した後、プロセッサ1310で処理し、また、アップリンクのデータを基地局に送信する。通常、高周波ユニット1301は、アンテナ、少なくとも1つの増幅器、受送信機、カプラー、低騒音増幅器、デュプレクサ等を含むが、それらに限定されない。また、高周波ユニット1301は、無線通信システムを介してネットワーク及び他の機器と通信することもできる。
【0059】
電子機器はネットワークモジュール1302によって、例えば、電子メールの受送信、ウェブページの閲覧及びストリーミングメディアへのアクセスなどを助けるように、無線ブロードバンドインターネットアクセスをユーザに提供する。
【0060】
オーディオ出力ユニット1303は、高周波ユニット1301又はネットワークモジュール1302が受信した又はメモリ1309に記憶されているオーディオデータをオーディオ信号に変換して音声として出力することができる。且つ、オーディオ出力ユニット1303は、電子機器500が実行する特定の機能に関するオーディオ出力(例えば、コール信号受信音、メッセージ受信音等)を提供することもできる。オーディオ出力ユニット1303は、スピーカ、ブザー及び受話器等を含む。
【0061】
入力ユニット1304は、オーディオ又はビデオ信号を受信するために用いられる。入力ユニット1304は、ビデオキャプチャモード又は画像キャプチャモードで画像キャプチャ装置(例えば、カメラ)が取得したスチル画像又はビデオの画像データを処理するグラフィックスプロセッシングユニット(Graphics Processing Unit,GPU)13041、及びマイクロホン13042を含んでもよい。処理された画像フレームは、表示ユニット1306に表示することができる。グラフィックスプロセッシングユニット13041で処理された画像フレームは、メモリ1309(又は他の記憶媒体)に記憶するか、又は高周波ユニット1301もしくはネットワークモジュール1302によって送信することができる。マイクロホン13042は、音声を受信することができ、且つこのような音声をオーディオデータとして処理することができる。処理されたオーディオデータは、電話通話モードで、高周波ユニット1301によって移動通信基地局に送信可能なフォーマットに変換して出力することができる。
【0062】
電子機器600は光センサ、運動センサ及び他のセンサのような少なくとも1つのセンサ1305をさらに含む。具体的には、光センサは、環境光の明暗に応じて表示パネル13061の輝度を調整することができる環境光センサと、電子機器600が耳元に移動された時、表示パネル13061及び/又はバックライトを消すことができる近接センサと、を含む。運動センサの1つとして、加速度計センサは、各方向(一般的には、三軸)での加速度の大きさを検出することができ、静止時に、重力の大きさ及び方向を検出することができ、電子機器の姿勢(例えば、画面の横縦の切り替え、関連するゲーム、磁力計姿勢校正)の認識、振動認識関連機能(例えば、万歩計(登録商標)、タップ)等に用いることができる。センサ1305は、指紋センサ、圧力センサ、虹彩センサ、分子センサ、ジャイロスコープ、気圧計、湿度計、温度計、赤外線センサ等をさらに含んでもよく、ここでは詳細な説明を省略する。
【0063】
表示ユニット1306は、ユーザが入力した情報又はユーザに提供される情報を表示するために用いられる。表示ユニット1306は表示パネル13061を含んでもよく、液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Display,LCD)、有機発光ダイオード(Organic Light-Emitting Diode,OLED)等の形態で表示パネル13061を構成することができる。
【0064】
ユーザ入力ユニット1307は、入力される数字又は文字情報の受信、及び電子機器でのユーザ設定及び機能制御に関するキー信号入力の生成に用いることができる。具体的には、ユーザ入力ユニット1307は、タッチパネル13071及び他の入力機器13072を含む。タッチパネル13071はタッチスクリーンとも呼ばれ、その上又は付近でのユーザのタッチ操作(例えば、ユーザが指、スタイラス等、あらゆる適切な物体又は付属品を使用してタッチパネル13071上又はタッチパネル13071付近で行う操作)を検出可能であり、タッチ検出電子機器及びタッチコントローラとの2つの部分を含んでもよい。そのうち、タッチ検出電子機器は、ユーザのタッチ方位を検出するとともに、タッチ操作による信号を検出し、タッチコントローラに伝送する。タッチコントローラは、タッチ検出電子機器からタッチ情報を受信し、それをタッチポイント座標に変換してプロセッサ1310に送信し、そして、プロセッサ1310から送信された命令を受信して実行する。また、タッチパネル13071は、抵抗式、静電容量式、赤外線及び表面弾性波等の多様な形態で実現することができる。タッチパネル13071に加え、ユーザ入力ユニット1307は他の入力機器13072をさらに含んでもよい。具体的には、他の入力機器13072は、物理キーボード、機能ボタン(例えば、音量制御ボタン、スイッチボタン等)、トラックボール、マウス、操作レバーを含んでもよいが、それらに限定されず、ここでは詳細な説明を省略する。
【0065】
さらに、タッチパネル13071は、表示パネル13061を被覆してもよく、タッチパネル13071はその上又は付近でのタッチ操作を検出すると、それをプロセッサ1310に伝送してタッチイベントのタイプを特定し、その後、プロセッサ1310は、タッチイベントのタイプに応じて表示パネル13061で対応する視覚出力を提供する。図13において、タッチパネル13071と表示パネル13061は、2つの独立した部材として電子機器の入力と出力機能を実現するが、何らかの実施例では、電子機器の入力と出力機能を実現するように、タッチパネル13071と表示パネル13061を統合してもよく、ここでは具体的に限定しない。
【0066】
インタフェースユニット1308は、外部装置と電子機器500を接続するインタフェースである。例えば、外部装置は、有線又は無線ヘッドホンポート、外部電源(又は電池充電器)ポート、有線又は無線データポート、メモリカードポート、認識モジュールを備える装置を接続するためのポート、オーディオ入力/出力(I/O)ポート、ビデオI/Oポート、イヤホンポート等を含んでもよい。インタフェースユニット1308は、外部装置からの入力(例えば、データ情報、電力等)を受信し、受信された入力を電子機器500内の1つ又は複数の部材に伝送するか、又は電子機器500と外部装置の間でデータを伝送するために用いることができる。
【0067】
メモリ1309は、ソフトウェアプログラム及び多様なデータを記憶するために用いることができる。メモリ1309は、オペレーティングシステム、少なくとも1つの機能に必要なアプリケーション(例えば、音声再生機能、画像再生機能等)等を記憶可能なプログラム記憶領域と、携帯電話の使用に応じて作成されたデータ(例えば、オーディオデータ、電話帳等)等を記憶可能なデータ記憶領域と、を主に含んでもよい。また、メモリ1309は、高速ランダムアクセスメモリを含んでもよく、非揮発性メモリ、例えば、少なくとも1つの磁気ディスク記憶デバイス、フラッシュメモリデバイス、又は他の揮発性ソリッドステート記憶デバイスをさらに含んでもよい。
【0068】
プロセッサ1310は、電子機器の制御センタであり、多様なインタフェース及び回線により電子機器全体の各部分を接続するものであり、メモリ1309内に記憶されているソフトウェアプログラム及び/又はモジュールを操作させ又は実行し、及びメモリ1309内に記憶されているデータを呼び出すことで、電子機器の多様な機能及びデータ処理を実行し、それにより、電子機器を全体的に監視する。プロセッサ1310は、1つ又は複数の処理ユニットを含んでもよく、好ましくは、プロセッサ1310に、オペレーティングシステム、ユーザインタフェース及びアプリケーション等を主に処理するアプリケーションプロセッサと、無線通信を主に処理するモデムプロセッサとを統合することができる。上記モデムプロセッサはプロセッサ1310に統合されなくてもよいことが理解可能である。
【0069】
電子機器500は各部材に給電する電源1311(例えば、電池)をさらに含んでもよく、好ましくは、電源1311は、電源管理システムによってプロセッサ1310に論理的に接続し、さらに電源管理システムによって充放電の管理、及び電力消費管理等の機能を実現することができる。
【0070】
なお、電子機器600はいくつかの示されていない機能モジュールを含むが、ここでは詳細な説明を省略する。
【0071】
本願の実施例は、プロセッサ1310と、プロセッサ1310によって実行可能なコンピュータプログラムが記憶されているメモリ1309とを含む、電子機器をさらに提供する。該コンピュータプログラムが前記プロセッサ1310によって実行されると、上述したアプリケーション共有方法の実施例の各プロセスが実現され、同様な技術効果を達成することができる。重複を避けるために、ここでは詳細な説明を省略する。
【0072】
本願の実施例は、コンピュータ可読記憶媒体をさらに提供する。前記コンピュータ可読記憶媒体には、コンピュータプログラムが記憶されており、該コンピュータプログラムがプロセッサによって実行されると、上述したアプリケーション共有方法の実施例の各プロセスが実現され、同様な技術効果を達成することができる。重複を避けるために、ここでは詳細な説明を省略する。前記コンピュータ可読記憶媒体は、例えば、読み取り専用メモリ(Read-Only Memory,ROM)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory,RAM)、磁気ディスク又は光ディスク等である。
【0073】
本開示のいくつかの実施例に記述したこれらの実施例は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード又はそれらの組合せによって実現できることが理解可能である。ハードウェアによる実現について、モジュール、ユニット、サブモジュール、サブユニットは、1つ又は複数の特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuits,ASIC)、デジタル信号プロセッサ(Digital Signal Processor,DSP)、デジタル信号処理装置(DSP Device,DSPD)、プログラマブルロジックデバイス(Programmable Logic Device,PLD)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(Field-Programmable Gate Array,FPGA)、共通プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、本願に記載の機能を実行するための他の電子ユニット又はそれらの組合せにおいて実現することができる。
【0074】
説明すべきことは、本明細書において、用語「含む」、「からなる」又はその他のあらゆる変形は、非排他的包含を含むように意図され、それにより一連の要素を含むプロセス、方法、物品又は装置は、それらの要素のみならず、明示されていない他の要素、又はこのようなプロセス、方法、物品又は装置に固有の要素をも含む点である。特に断らない限り、語句「1つの……を含む」により限定される要素は、該要素を含むプロセス、方法、物品又は装置に別の同じ要素がさらに存在することを排除するものではない。
【0075】
以上の実施形態に対する説明によって、当業者であれば上記実施例の方法がソフトウェアと必要な共通ハードウェアプラットフォームとの組合せという形態で実現できることを明確に理解可能であり、当然ながら、ハードウェアによって実現してもよいが、多くの場合において前者はより好ましい実施形態である。このような見解をもとに、本願の技術的解決手段は実質的に又は従来技術に寄与する部分はソフトウェア製品の形で実施することができ、該コンピュータソフトウェア製品は、記憶媒体(例えばROM/RAM、磁気ディスク、光ディスク)に記憶され、電子機器(携帯電話、コンピュータ、サーバ、エアコン、又はネットワーク機器等であってもよい)に本願の各実施例の方法を実行させる複数の命令を含む。
【0076】
以上の実施例の各技術的特徴は任意に組み合わせることが可能であり、説明を簡潔化するために、上記実施例における各技術的特徴の全ての可能な組合の説明がなされていないが、これらの技術的特徴の組合は矛盾しない限り、本明細書に記載された範囲に含まれるものとみなすべきである。
【0077】
以上、図面を参照しながら本願の実施例を説明したが、本願は上記の具体的な実施形態に限定されず、上記の具体的な実施形態は例示的なものに過ぎず、限定的なものではなく、本願の示唆をもとに、当業者が本願の趣旨及び特許請求の保護範囲から逸脱することなくなし得る多くの形態は、いずれも本願の保護範囲に属するものとする。
図1
図2
図3
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図8
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図10
図11
図12
図13