(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-08-19
(45)【発行日】2024-08-27
(54)【発明の名称】情報処理方法及び電子機器
(51)【国際特許分類】
G06F 21/32 20130101AFI20240820BHJP
【FI】
G06F21/32
(21)【出願番号】P 2022563381
(86)(22)【出願日】2021-04-20
(86)【国際出願番号】 CN2021088357
(87)【国際公開番号】W WO2021213371
(87)【国際公開日】2021-10-28
【審査請求日】2022-11-17
(31)【優先権主張番号】202010310971.1
(32)【優先日】2020-04-20
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
【前置審査】
(73)【特許権者】
【識別番号】517372494
【氏名又は名称】維沃移動通信有限公司
【氏名又は名称原語表記】VIVO MOBILE COMMUNICATION CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】No.1, vivo Road, Chang’an, Dongguan,Guangdong 523863, China
(74)【代理人】
【識別番号】110001151
【氏名又は名称】あいわ弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】王 ▲ビン▼
(72)【発明者】
【氏名】向 永航
【審査官】平井 誠
(56)【参考文献】
【文献】中国特許出願公開第103312382(CN,A)
【文献】特開2014-134908(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 21/00-88
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1画像収集装置を含む第1ウェアラブル機器に応用される情報処理方法であって、
前記第1ウェアラブル機器と第2ウェアラブル機器とが予め設定された位置関係にある場合に、前記第1画像収集装置によって前記第2ウェアラブル機器を装着したユーザの第2顔画像を取得し、前記第2ウェアラブル機器からの前記第2ウェアラブル機器に対応するユーザの第1顔画像を受信するステップと、
前記第1顔画像が前記第2顔画像と一致する場合に、前記第1画像収集装置の撮影焦点の前記第2ウェアラブル機器での滞在時間が予め設定された時間に達したとき、前記第2ウェアラブル機器からの友達追加リクエストにおける第1アカウントを友達として追加するステップであって、前記第1アカウントは前記第1顔画像に対応するアカウントであるステップと、を含む、情報処理方法。
【請求項2】
前記予め設定された位置関係は、
前記第2ウェアラブル機器が前記第1画像収集装置の焦点領域内に位置することと、
前記第1ウェアラブル機器と前記第2ウェアラブル機器との間の距離が予め設定された距離以下であることと、のうちの少なくとも1つを含む、請求項1に記載の情報処理方法。
【請求項3】
前記第1ウェアラブル機器と第2ウェアラブル機器とが予め設定された位置関係にある場合に、前記第1画像収集装置によって前記第2ウェアラブル機器を装着したユーザの第2顔画像を取得し、前記第2ウェアラブル機器からの前記第2ウェアラブル機器に対応するユーザ第1顔画像を受信する前記ステップの後に、
前記第1顔画像が前記第2顔画像と一致しない場合に、前記第2ウェアラブル機器からの第1アカウントの友達追加リクエストを処理しないか、又は前記第2ウェアラブル機器から送信された第2ターゲット情報を処理するステップをさらに含み、
前記第1顔画像が前記第2顔画像と一致しないことは、前記第1ウェアラブル機器によって受信された前記第1顔画像に対応するユーザが、前記第1画像収集装置によって収集された前記第2顔画像に対応するユーザではないことであるか、又は前記第1画像収集装置によって収集された前記第2顔画像が前記第1顔画像と同一のユーザであるが、前記第1顔画像と前記第2顔画像が一致しないことである、請求項1に記載の情報処理方法。
【請求項4】
前記第2ターゲット情報は第3顔画像を含み、前記第2ウェアラブル機器から送信された第2ターゲット情報を処理する前記ステップは、
前記第2ターゲット情報が第2アカウントの友達追加リクエストである場合に、前記第2アカウントの友達追加リクエストに応答して、前記第2アカウントを友達として追加するステップであって、前記第2アカウントは前記第3顔画像に対応するアカウントであり、前記第3顔画像は前記第2顔画像と一致するステップを含む、請求項3に記載の情報処理方法。
【請求項5】
第2画像収集装置を含む第2ウェアラブル機器に応用される情報処理方法であって、
前記第2ウェアラブル機器と第1ウェアラブル機器とが予め設定された位置関係にある場合に、前記第1ウェアラブル機器に第1アカウントの友達追加リクエストを送信するステップであって、前記第1アカウントの友達追加リクエストは第1顔画像を含むステップを含み、
ここで、前記友達追加リクエストにおける前記第1アカウントは、前記第1ウェアラブル機器の第1画像収集装置の撮影焦点の前記第2ウェアラブル機器での滞在時間が予め設定された時間に達した場合に前記第1ウェアラブル機器によって友達として追加されるものであり、前記第1アカウントは前記第1顔画像に対応するアカウントであり、
前記予め設定された位置関係は、
前記第2ウェアラブル機器が前記第1ウェアラブル機器の第1画像収集装置の焦点領域内に位置することと、
前記第1ウェアラブル機器と前記第2ウェアラブル機器との間の距離が予め設定された距離以下であることと、のうちの少なくとも1つを含
み、
前記第2ウェアラブル機器と第1ウェアラブル機器とが予め設定された位置関係にある場合に、前記第1ウェアラブル機器に第1アカウントの友達追加リクエストを送信する前記ステップは、
前記第2ウェアラブル機器と第1ウェアラブル機器とが前記予め設定された位置関係にある場合に、前記第1ウェアラブル機器を装着したユーザの第4顔画像を取得し、及び第3ウェアラブル機器の通信情報を取得するステップであって、前記第3ウェアラブル機器は、前記第2ウェアラブル機器の通信範囲内に位置するウェアラブル機器であり、各前記第3ウェアラブル機器の通信情報は、いずれも通信識別子と前記通信識別子に関連付けられた第5顔画像とを含むステップと、
前記第4顔画像と一致する第5顔画像に関連付けられた通信識別子を前記第1ウェアラブル機器の通信識別子として決定するステップと、
前記第1ウェアラブル機器の前記通信識別子に応じて、前記第1ウェアラブル機器に第1アカウントの友達追加リクエストを送信するステップと、を含む、情報処理方法。
【請求項6】
第1画像収集装置を含む第1ウェアラブル機器である電子機器であって、
前記第1ウェアラブル機器と第2ウェアラブル機器とが予め設定された位置関係にある場合に、前記第1画像収集装置によって前記第2ウェアラブル機器を装着したユーザの第2顔画像を取得し、前記第2ウェアラブル機器からの前記第2ウェアラブル機器に対応するユーザの第1顔画像を受信するための受信モジュールと、
前記第1顔画像が前記第2顔画像と一致する場合に、前記第1画像収集装置の撮影焦点の前記第2ウェアラブル機器での滞在時間が予め設定された時間に達したとき、前記第2ウェアラブル機器からの友達追加リクエストにおける第1アカウントを友達として追加する第1処理モジュールであって、前記第1アカウントは前記第1顔画像に対応するアカウントである第1処理モジュールと、を備える、電子機器。
【請求項7】
前記予め設定された位置関係は、
前記第2ウェアラブル機器が前記第1画像収集装置の焦点領域内に位置することと、
前記第1ウェアラブル機器と前記第2ウェアラブル機器との間の距離が予め設定された距離以下であることと、のうちの少なくとも1つを含む、請求項6に記載の電子機器。
【請求項8】
前記第1ウェアラブル機器と第2ウェアラブル機器とが予め設定された位置関係にある場合に、前記第1画像収集装置によって前記第2ウェアラブル機器を装着したユーザの第2顔画像を取得し、前記第2ウェアラブル機器からの前記第2ウェアラブル機器に対応するユーザの第1顔画像を受信するステップの後に、前記第1顔画像が前記第2顔画像と一致しない場合に、前記第2ウェアラブル機器からの第1アカウントの友達追加リクエストを処理しないか、又は前記第2ウェアラブル機器から送信された第2ターゲット情報を処理するための第2処理モジュールをさらに備え、
前記第1顔画像が前記第2顔画像と一致しないことは、前記第1ウェアラブル機器によって受信された前記第1顔画像に対応するユーザが、前記第1画像収集装置によって収集された前記第2顔画像に対応するユーザではないことであるか、又は前記第1画像収集装置によって収集された前記第2顔画像が前記第1顔画像と同一のユーザであるが、前記第1顔画像と前記第2顔画像が一致しないことである、請求項6に記載の電子機器。
【請求項9】
前記第2ターゲット情報は第3顔画像を含み、前記第1処理モジュールは、
前記第2ターゲット情報が第2アカウントの友達追加リクエストである場合に、前記第2アカウントの友達追加リクエストに応答して、前記第2アカウントを友達として追加することであって、前記第2アカウントは前記第3顔画像に対応するアカウントであり、前記第3顔画像は前記第2顔画像と一致することに用いられる、請求項8に記載の電子機器。
【請求項10】
第2画像収集装置を含む第2ウェアラブル機器である電子機器であって、
前記第2ウェアラブル機器と第1ウェアラブル機器とが予め設定された位置関係にある場合に、前記第1ウェアラブル機器に第1アカウントの友達追加リクエストを送信するための送信モジュールであって、第1ターゲット情報は第1顔画像を含む送信モジュールを備え、
ここで、前記友達追加リクエストにおける前記第1アカウントは、前記第1ウェアラブル機器の第1画像収集装置の撮影焦点の前記第2ウェアラブル機器での滞在時間が予め設定された時間に達した場合に前記第1ウェアラブル機器によって友達として追加されるものであり、前記第1アカウントは前記第1顔画像に対応するアカウントであり、前記予め設定された位置関係は、
前記第2ウェアラブル機器が前記第1ウェアラブル機器の第1画像収集装置の焦点領域内に位置することと、
前記第1ウェアラブル機器と前記第2ウェアラブル機器との間の距離が予め設定された距離以下であることと、のうちの少なくとも1つを含み、
前記送信モジュールは、
前記第2ウェアラブル機器と第1ウェアラブル機器とが前記予め設定された位置関係にある場合に、前記第1ウェアラブル機器を装着したユーザの第4顔画像を取得し、及び第3ウェアラブル機器の通信情報を取得するための取得ユニットであって、前記第3ウェアラブル機器は、前記第2ウェアラブル機器の通信範囲内に位置するウェアラブル機器であり、各前記第3ウェアラブル機器の通信情報は、いずれも通信識別子と前記通信識別子に関連付けられた第5顔画像とを含む取得ユニットと、
前記第4顔画像と一致する第5顔画像に関連付けられた通信識別子を前記第1ウェアラブル機器の通信識別子として決定するための決定ユニットと、
前記第1ウェアラブル機器の前記通信識別子に応じて、前記第1ウェアラブル機器に第1アカウントの友達追加リクエストを送信するための送信ユニットと、を備える、電子機器。
【請求項11】
メモリと、プロセッサと、前記メモリに記憶され且つ前記プロセッサ上で実行可能なコンピュータプログラムとを備え、前記コンピュータプログラムが前記プロセッサによって実行される時に、請求項1から4のいずれか1項に記載の情報処理方法におけるステップを実現する、電子機器。
【請求項12】
メモリと、プロセッサと、前記メモリに記憶され且つ前記プロセッサ上で実行可能なコンピュータプログラムとを備え、前記コンピュータプログラムが前記プロセッサによって実行される時に、請求項5に記載の情報処理方法におけるステップを実現する、電子機器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本出願は、2020年4月20日に中国で出願した中国特許出願番号No.202010310971.1の優先権を主張し、その全ての内容が参照によって本文に取り込まれる。
本発明は、通信の技術分野に関し、特に、情報処理方法及び電子機器に関する。
【背景技術】
【0002】
関連技術では、2つの電子機器がデータ伝送を行う際に、データ伝送を要求する側は、まず相手側のアイデンティティ情報(例えば、アカウント名、アカウント二次元コード等)を取得し、電子機器上でのデータの一連のタッチ入力(例えば、相手側のアイデンティティ情報の入力、アイデンティティ認証の実行等)によって、データを相手側の電子機器に伝送する必要がある。
【0003】
このことから、電子機器でデータ伝送を行う際に、データ伝送プロセスにおける操作の複雑さが増大することが分かる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の実施例は、関連技術において電子機器でデータ伝送を行う際に、データ伝送プロセスにおける操作の複雑さが増大するという問題を解決するために、情報処理方法及び電子機器を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記技術的課題を解決するために、本発明の実施例は、次のように実現される。
【0006】
第1態様において、本発明の実施例は、第1画像収集装置を含む第1ウェアラブル機器に応用される情報処理方法であって、
前記第1ウェアラブル機器と第2ウェアラブル機器とが予め設定された位置関係にある場合に、前記第1画像収集装置によって第2顔画像を取得し、前記第2ウェアラブル機器からの第1顔画像を受信するステップと、
前記第1顔画像が前記第2顔画像と一致する場合に、前記第2ウェアラブル機器からの第1ターゲット情報を処理するステップと、を含む、情報処理方法を提供する。
【0007】
第2態様において、本発明の実施例は、第1画像収集装置を含む第1ウェアラブル機器である電子機器であって、
前記第1ウェアラブル機器と第2ウェアラブル機器とが予め設定された位置関係にある場合に、前記第1画像収集装置によって第2顔画像を取得し、前記第2ウェアラブル機器からの第1顔画像を受信するための受信モジュールと、
前記第1顔画像が前記第2顔画像と一致する場合に、前記第2ウェアラブル機器からの第1ターゲット情報を処理するための第1処理モジュールと、を備える、電子機器をさらに提供する。
【0008】
第3態様において、本発明の実施例は、第2画像収集装置を含む第2ウェアラブル機器である電子機器であって、
前記第2ウェアラブル機器と第1ウェアラブル機器とが予め設定された位置関係にある場合に、前記第1ウェアラブル機器に第1ターゲット情報を送信するための送信モジュールであって、前記第1ターゲット情報は第1顔画像を含む送信モジュールを含み、
前記予め設定された位置関係は、
前記第2ウェアラブル機器が前記第1ウェアラブル機器の第1画像収集装置の焦点領域内に位置することと、
前記第1ウェアラブル機器と前記第2ウェアラブル機器との間の距離が予め設定された距離以下であることと、のうちの少なくとも1つを含む、電子機器をさらに提供する。
【0009】
第4態様において、本発明の実施例は、メモリと、プロセッサと、前記メモリに記憶され且つ前記プロセッサ上で実行可能なコンピュータプログラムとを備え、前記コンピュータプログラムが前記プロセッサによって実行される時に、本発明の実施例の第1態様で提供される前記情報処理方法におけるステップを実現する、電子機器をさらに提供する。
【0010】
第5態様において、本発明の実施例は、前記コンピュータプログラムがプロセッサによって実行される時に、本発明の実施例の第1態様で提供される前記情報処理方法におけるステップを実現するコンピュータプログラムが記憶されている、コンピュータ可読記憶媒体をさらに提供する。
【0011】
第6態様において、本発明の実施例は、非一時的記憶媒体に記憶されており、少なくとも1つのプロセッサによって実行されて本発明の実施例の第1側面で提供される前記情報処理方法におけるステップを実現するように構成される、コンピュータソフトウェア製品をさらに提供する。
【0012】
第7態様において、本発明の実施例は、本発明の実施例の第1態様で提供される前記情報処理方法を実行するように構成される、電子機器をさらに提供する。
【発明の効果】
【0013】
本発明の実施例によって提供される情報処理方法は、第1画像収集装置を含む第1ウェアラブル機器に応用されるものであり、前記第1ウェアラブル機器と第2ウェアラブル機器とが予め設定された位置関係にある場合に、前記第1画像収集装置によって第2顔画像を取得し、前記第2ウェアラブル機器からの第1顔画像を受信するステップと、前記第1顔画像が前記第2顔画像と一致する場合に、前記第2ウェアラブル機器からの第1ターゲット情報を処理するステップと、を含む。本発明の実施例では、第1ウェアラブル機器における第1画像収集装置が取得した顔画像と、第2ウェアラブル機器から受信したリクエスト情報における顔画像とをマッチングし、マッチングに成功した場合に、第1画像収集装置で取得された顔画像が、リクエスト情報を送信した第2ウェアラブル機器に対応するユーザの顔画像であると判定でき、前記第2ウェアラブル機器からの第1ターゲット情報を処理する。これにより、ウェアラブル機器によってデータインタラクション操作を実現し、電子機器における煩雑な操作の実行を回避し、情報処理方法の操作利便性を向上させる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【
図1】本発明の実施例によって提供される第1情報処理方法のフローチャートである。
【
図2】本発明の実施例によって提供される第1情報処理方法の応用シーン図(その1)である。
【
図3】本発明の実施例によって提供される第1情報処理方法の応用シーン図(その2)である。
【
図4】本発明の実施例によって提供される第2情報処理方法のフローチャートである。
【
図5a】本発明の実施例によって提供される第1情報処理方法と第2情報処理方法とを組み合わせた応用シーン図である。
【
図5b】
図5aに示す応用シーンにおけるデータインタラクションプロセスのフローチャートである。
【
図6】本発明の実施例によって提供される第1電子機器の構造図(その1)である。
【
図7】本発明の実施例によって提供される第1電子機器の構造図(その2)である。
【
図8】本発明の実施例によって提供される第1電子機器の構造図(その3)である。
【
図9】本発明の実施例によって提供される第2電子機器の構造図(その1)である。
【
図10】本発明の実施例によって提供される第2電子機器の構造図(その2)である
【
図11】本発明の実施例によって提供される第3電子機器の構造図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
本発明の実施例の技術的解決手段をより明確に説明するために、以上において、実施例又は従来技術の説明に用いられる図面を簡単に説明し、当然、以上の説明における図面は本発明の実施例の一部に過ぎず、当業者であれば、創造的な労力を要することなく、これらの図面に基づいて他の図面に想到し得る。
【0016】
以下において、本発明の実施例における図面を参照しながら、本発明の実施例における技術的解決手段を明確に、完全に説明する。当然ながら、説明される実施例は本発明の実施例の一部であり、全ての実施例ではない。本発明における実施例に基づき、当業者が創造的な労力を要することなく得られた他の全ての実施例は、いずれも本発明の保護範囲に属するものである。
【0017】
図1は、本発明の実施例によって提供される第1情報処理方法のフローチャートであり、該方法は、第1画像収集装置を含む第1ウェアラブル機器に応用されるものであり、
図1に示すように、以下のステップを含んでもよい。
【0018】
ステップ101で、前記第1ウェアラブル機器と第2ウェアラブル機器とが予め設定された位置関係にある場合に、前記第1画像収集装置によって第2顔画像を取得し、前記第2ウェアラブル機器からの第1顔画像を受信する。
【0019】
具体的な実施において、上記第1ウェアラブル機器及び第2ウェアラブル機器は、例えば、スマートグラス、スマートヘルメット、スマートブレスレット及びスマートリング等のウェアラブル機器のような、任意のウェアラブル機器であってもよい。また、上記第1及び第2は、異なるウェアラブル機器を区別するためのものに過ぎず、具体的な実施において、上記第1ウェアラブル機器と第2ウェアラブル機器は、同一型番又はタイプの異なるウェアラブル機器であってもよく、即ち、第1ウェアラブル機器は、他のウェアラブル機器に顔画像を送信してもよい。
【0020】
上記第1ウェアラブル機器における第1画像収集装置は、上記予め設定された相対的な位置で、上記第2ウェアラブル機器を装着したユーザの顔画像を撮影することができ、且つ第1ウェアラブル機器と第2ウェアラブル機器は有効な通信範囲内にあることが理解可能である。
【0021】
具体的には、第1ウェアラブル機器と第2ウェアラブル機器の両方にも、例えば、無線モバイルネットワーク通信又はブルートゥース通信等の無線通信モジュールを設けてもよく、この場合、第1ウェアラブル機器と第2ウェアラブル機器とが予め設定された相対的な位置にあることは、第1ウェアラブル機器と第2ウェアラブル機器との間の距離が両者の無線通信モジュールの有効な通信距離以下であるように表すことができる。実施において、第1ウェアラブル機器に、例えば、赤外線距離検出装置等の距離検出装置を設けてもよく、具体的には、
図2に示すように、第1ウェアラブル機器と第2ウェアラブル機器はいずれもスマートグラスであり、第1スマートグラスには第1赤外線送信機及び第1赤外線受信機が設けられており、第2スマートグラスには第2赤外線送信機及び第2赤外線受信機が設けられており、このように、赤外線波を放射するように第1赤外線送信機と第2赤外線送信機を制御することができ、これにより、第1スマートグラスは、第1赤外線受信機が第2赤外線送信機から放射された赤外線波を受信した時間から、第1スマートグラスと第2スマートグラスとの間の距離を算出することができ、且つ、第2スマートグラスは、第2赤外線受信機が第1赤外線送信機から放射された赤外線波を受信した時間から、第1スマートグラスと第2スマートグラスとの間の距離を算出することができる。
【0022】
選択的な実施形態としては、前記予め設定された位置関係は、
前記第2ウェアラブル機器が前記第1画像収集装置の焦点領域内に位置することと、
前記第1ウェアラブル機器と前記第2ウェアラブル機器との間の距離が予め設定された距離以下であることと、のうちの少なくとも1つを含む。
【0023】
具体的な実施において、第1画像収集装置の焦点は、第1画像収集装置の撮影画面における中心領域、例えば、第1画像収集装置の撮影画面の中心点であってもよい。本実施形態では、前記焦点が前記第2ウェアラブル機器の位置する位置領域内にあることは、前記撮影焦点が、第1画像収集装置によって撮影された前記第2ウェアラブル機器を装着したユーザの顔画像内にあることを意味してもよい。
【0024】
実際の応用では、前記第1ウェアラブル機器と第2ウェアラブル機器とが予め設定された位置関係になる前に、第1ウェアラブル機器と第2ウェアラブル機器とが予め設定された位置関係にあるように、第1ウェアラブル機器を装着したユーザに姿勢調整を促すためのアラート情報を出力してもよい。
【0025】
具体的な実施において、上記予め設定された距離は、前記第1ウェアラブル機器の有効な通信距離と前記第2ウェアラブル機器の有効な通信距離とのうちの最小値であってもよい。本実施形態では、前記第1ウェアラブル機器と前記第2ウェアラブル機器との間の距離が、該予め設定された距離以下であることにより、第1ウェアラブル機器と第2ウェアラブル機器との間の無線データ伝送が可能であることを確保できる。
【0026】
また、前記予め設定された位置関係は、前記第1画像収集装置が前記第2ウェアラブル機器を装着した顔画像を収集できること、即ち、第1画像収集装置が前記第2ウェアラブル機器を装着したユーザの顔と向き合っていることをさらに含んでもよい。第1ウェアラブル機器が第1スマートグラスであることを例として、本実施形態では、第1スマートグラスにおける第1画像収集装置が第1スマートグラスの前方を向くと、第1スマートグラスを装着したユーザが前記第2ウェアラブル機器を装着したユーザの顔を見ているときに、前記第1画像収集装置が前記第2ウェアラブル機器を装着した顔画像を収集できると判定できる。
【0027】
本実施形態において、前記第1ウェアラブル機器と第2ウェアラブル機器とが上記予め設定された位置関係にある場合に、第1ウェアラブル機器における第1画像収集装置が完全な第2画像を撮影できるとともに、第2ウェアラブル機器から送信された第1顔画像を受信できることを確保し、前記情報処理方法の信頼性を向上させることができる。
【0028】
また、前記第1ウェアラブル機器と第2ウェアラブル機器とが予め設定された位置関係にある場合に、前記第1画像収集装置によって第2顔画像を取得し、前記第2ウェアラブル機器からの第1顔画像を受信する上記ステップは、前記第1ウェアラブル機器と第2ウェアラブル機器とが予め設定された位置関係にあるとともに、前記予め設定された位置関係が第1予め設定された時間にわたって維持されている場合に、前記第1画像収集装置によって第2顔画像を取得し、前記第2ウェアラブル機器からの第1顔画像を受信するようにしてもよい。
【0029】
上記第1予め設定された時間は、3秒、5秒等の任意の予め設定された時間長であって、ユーザの設定値に応じて変更可能である時間長であってもよい。
【0030】
本実施形態では、前記第1顔画像と前記第2顔画像とをマッチングする前に、第1ウェアラブル機器を装着したユーザが顔マッチングプロセスを誤ってトリガし、さらにターゲットデータの送信を誤ってトリガすることを回避するために、第1ウェアラブル機器と第2ウェアラブル機器との間の相対的な位置と持続時間も検出することで、前記情報処理方法の信頼性を向上させることができる。
【0031】
ステップ102で、前記第1顔画像が前記第2顔画像と一致する場合に、前記第2ウェアラブル機器からの第1ターゲット情報を処理する。
【0032】
第1ウェアラブル機器と第2ウェアラブル機器とが予め設定された相対的な位置にあるため、前記第1画像収集装置は前記第2ウェアラブル機器を装着したユーザの顔を収集できることが理解可能である。つまり、上記第2顔画像は前記第2ウェアラブル機器を装着したユーザの顔画像である。具体的な実施において、第1画像収集装置が第2顔画像を収集する際に、第1画像収集装置が前記第2ウェアラブル機器を装着したユーザの顔画像を収集できるように、第1ウェアラブル機器のディスプレイ、スピーカ等から第1ウェアラブル機器を装着したユーザに姿勢調整を促すためのアラート情報を出力してもよい。例えば、
図3に示すように、本実施例における第1ウェアラブル機器はスマートグラス30であり、該スマートグラス30における第1画像収集装置はカメラ31であり、該カメラ31で撮影された画像がスマートグラスのディスプレイレンズ32に表示され、具体的な実施において、カメラ31の撮影画面における焦点画像311が上記ディスプレイレンズ32の中心領域321に表示され、該中心領域321内に表示された第2ウェアラブル機器を装着したユーザの顔が不完全又は不鮮明である場合に、カメラの撮影焦点が第2ウェアラブル機器を装着したユーザの顔画像に合い且つ該顔画像が鮮明で完全であるように、スマートグラス30におけるカメラ31の撮影焦点を調整するために、スマートグラスを装着したユーザに、例えば左振り、上振り等のように頭を振ることを促すためのアラート情報をディスプレイレンズ32上に表示してもよく、本実施例では、カメラ31の撮影画面における焦点画像311は、第2ウェアラブル機器を装着したユーザの顔画像である第2顔画像を含む。
【0033】
具体的な実施において、第1ウェアラブル機器には、上記第1顔画像と上記第2顔画像とをそれぞれ顔認識するとともに、顔認識結果を照合することで、上記第1顔画像と上記第2顔画像とが同一人物の顔画像に属するか否かを判定し、上記第1顔画像と上記第2顔画像とが同一人物の顔画像に属する場合に、第1顔画像と第2顔画像とが一致すると判定するための顔認識装置が配置されてもよい。
【0034】
また、上記第1ターゲット情報は、友達追加リクエスト、ターゲットデータ送信リクエスト、通話リクエスト等の任意のリクエスト情報であってもよく、具体的な実施において、第1ターゲット情報は、例えば、ソーシャルアプリケーション、ネットワークディスクアプリケーション等のアプリケーションによって送信されてもよい。この場合、上記第1アカウントは、該アプリケーションに対応するアカウントであってもよく、例えば、ソーシャルアプリケーションによるデータインタラクションの場合に、上記アカウントは、第2ウェアラブル機器の所有者が該ソーシャルアプリケーションに登録する際に使用する携帯電話番号や、該ソーシャルアプリケーションに登録する際に決定された登録識別子(identifier,ID)等であってもよい。また、上記第1顔画像は、第1アカウントと関連付けられた顔画像であり、具体的な実施において、該第1顔画像は第2ウェアラブル機器の所有者の顔画像であってもよく、該第1顔画像は、第2ウェアラブル機器の所有者が第2ウェアラブル機器に対して初期化検証を行う際に第2ウェアラブル機器に記憶されてもよいし、上記アプリケーションへの登録における一環である顔検証中に、撮影されて第2ウェアラブル機器に記憶されてもよい。
【0035】
説明すべきことは、具体的な実施において、上記第1ターゲット情報が音声通話リクエストである場合に、前記第2ウェアラブル機器からの第1ターゲット情報を処理する上記ステップは、第2ウェアラブル機器と音声接続を確立するようにしてもよい点であり、ここでは網羅的に列挙しない。
【0036】
選択的な実施形態としては、前記第2ウェアラブル機器からの第1ターゲット情報を処理する前記ステップは、
前記第1ターゲット情報がファイル転送リクエストである場合に、前記ファイル転送リクエストにおける対応するファイルを保存するステップ、
又は、前記第1ターゲット情報が第1アカウントの友達追加リクエストである場合に、前記第1アカウントを友達として追加するステップであって、前記第1アカウントは、前記第1顔画像に対応するアカウントであるステップを含む。
【0037】
具体的には、前記第1ターゲット情報が第1アカウントの友達追加リクエストである場合に、前記第1アカウントを友達として追加する実施形態において、前記第2ウェアラブル機器からの第1ターゲット情報を処理する前記ステップは、
前記第1ウェアラブル機器に接続された電子機器に前記第1アカウントの友達追加リクエストを送信するステップであって、前記電子機器は、前記第1アカウントの友達追加リクエストを受信した後、インストールされているターゲットアプリケーションによって前記第1アカウントの友達追加リクエストに含まれる第1アカウントに友達追加リクエスト承認を送信して、前記第1アカウントを友達として追加するステップを含んでもよい。
【0038】
本実施形態において、前記第2ウェアラブル機器からの第1ターゲット情報を処理してファイル転送を実現するか、又は第1顔画像に対応する第1アカウントを友達として追加することを実現することができる。これによって、ファイル転送及び友達追加の操作ステップが簡略化される。
【0039】
選択的な実施形態としては、前記第1ウェアラブル機器と第2ウェアラブル機器とが予め設定された位置関係にある場合に、前記第1画像収集装置によって第2顔画像を取得し、前記第2ウェアラブル機器からの第1顔画像を受信する前記ステップの後に、前記方法は、
前記第1顔画像が前記第2顔画像と一致しない場合に、前記第2ウェアラブル機器からの第1ターゲット情報を処理しないか、又は前記第2ウェアラブル機器から送信された第2ターゲット情報を処理するステップをさらに含む。
【0040】
前記第1顔画像と前記第2顔画像とが一致しないことは、第1ウェアラブル機器によって受信された第1顔画像に対応するユーザが、第1画像収集装置によって収集された第2顔画像に対応するユーザではないと理解されてもよく、また、第1画像収集装置によって収集された第2顔画像が第1顔画像と同一のユーザであるが、前記第1顔画像と前記第2顔画像が一致しないと理解されてもよい。
【0041】
例示的に、上記第1ターゲット情報が友達追加リクエストであることを例として、第1ウェアラブル機器を装着したユーザが、友達追加リクエストを送信したユーザを見ていない場合に、第1ウェアラブル機器を装着したユーザが、友達追加リクエストを送信したユーザを友達として追加したくないと判断するため、前記第2ウェアラブル機器からの第1ターゲット情報を処理しない。この場合、第2顔画像が第1顔画像と同一のユーザであるが、前記第1顔画像と前記第2顔画像が一致しないと考えられる。
【0042】
また、第2ターゲット情報は、第2ウェアラブル機器と接続関係を有する他のウェアラブル機器の情報であってもよく(例えば、第2ターゲット情報は、第2ウェアラブル機器における第1アカウントの友達アカウントを含む)、該他のウェアラブル機器の情報は少なくとも該機器と関連付けられた顔画像を含む。応用では、第1顔画像に対応するユーザと第3顔画像に対応するユーザとが同一の位置領域内に位置し、この領域内のユーザは、社会的関係を持つ(即ち、第3顔画像に対応するアカウントは第1顔画像に対応するアカウントの友達である)グループであることがあり、且つ該領域内のいずれのウェアラブル機器も第1ウェアラブル機器にターゲット情報を送信することができる。且つ、第1ウェアラブル機器を装着したユーザは、該ターゲット情報を受信した時に、どのユーザが送信したのかを区別することが困難であるため、第1ウェアラブル機器を装着したユーザは、データインタラクションを行いたいユーザの顔画像のみを収集するように第1画像収集装置を制御し、収集された画像と、送信された第2ターゲット情報で搬送された他のウェアラブル機器の情報とをマッチングすることで、マッチングに成功したときに、データインタラクションを行いたいユーザの顔画像を決定する。
【0043】
具体的には、前記第2ターゲット情報は第3顔画像を含み、前記第2ウェアラブル機器から送信された第2ターゲット情報を処理する前記ステップは、
前記第2ターゲット情報が第2アカウントの友達追加リクエストである場合に、前記第2アカウントの友達追加リクエストに応答して、前記第2アカウントを友達として追加するステップであって、前記第2アカウントは前記第3顔画像に対応するアカウントであり、前記第3顔画像は前記第2顔画像と一致するステップを含む。
【0044】
このように、第2ターゲット情報から第2顔画像と一致する第3顔画像を検索することで、第3顔画像が対応する第2アカウントの友達追加リクエストを承認することができ、第1ウェアラブル機器とデータインタラクションを行うアカウントのマッチング範囲を拡大して、情報処理方法の実用性を向上させることができる。
【0045】
本発明の実施例によって提供される情報処理方法は、第1画像収集装置を含む第1ウェアラブル機器に応用されるものであり、前記第1ウェアラブル機器と第2ウェアラブル機器とが予め設定された位置関係にある場合に、前記第1画像収集装置によって第2顔画像を取得し、前記第2ウェアラブル機器からの第1顔画像を受信するステップと、前記第1顔画像が前記第2顔画像と一致する場合に、前記第2ウェアラブル機器からの第1ターゲット情報を処理するステップと、を含む。本発明の実施例では、第1ウェアラブル機器における第1画像収集装置が取得した顔画像と、第2ウェアラブル機器から受信したリクエスト情報における顔画像とをマッチングし、マッチングに成功した場合に、第1画像収集装置で取得された顔画像が、リクエスト情報を送信した第2ウェアラブル機器に対応するユーザの顔画像であると判定でき、前記第2ウェアラブル機器からの第1ターゲット情報を処理する。これにより、ウェアラブル機器によってデータインタラクション操作を実現し、電子機器における煩雑な操作の実行を回避し、情報処理方法の操作利便性を向上させる。
【0046】
図4は本発明の実施例によって提供される第2情報処理方法のフローチャートである。該方法は、第2画像収集装置を含む第2ウェアラブル機器に応用されるものであり、
前記第2ウェアラブル機器と第1ウェアラブル機器とが予め設定された位置関係にある場合に、第1ウェアラブル機器に第1ターゲット情報を送信するステップ401であって、前記第1ターゲット情報は第1顔画像を含むステップを含んでもよい。
【0047】
具体的な実施において、上記予め設定された位置関係は、
図1に示す情報処理方法における予め設定された位置関係と同じ意味であり、また、上記第1ターゲット情報は、
図1に示す情報処理方法における第1ターゲット情報と同じであり、ここでは説明を省略する。
【0048】
例えば、第2ウェアラブル機器を装着したユーザは、第1ウェアラブル機器を装着したユーザを友達として追加したい場合に、第2ウェアラブル機器によって第1ウェアラブル機器に友達追加リクエスト情報を送信する。
【0049】
上記方法が第2ウェアラブル機器に応用される場合に、第2ウェアラブル機器は、上記友達追加リクエスト情報を送信するようにそれに接続された電子機器を制御してもよい。
【0050】
説明すべきことは、本発明の実施例における前記第2ウェアラブル機器は、
図1に示す発明の実施例における第2ウェアラブル機器と同一の機器であってもよく、該第2ウェアラブル機器によって実行される情報処理方法は、
図1に示す発明の実施例における第1ウェアラブル機器に応用される情報処理方法と組み合わせることで、第1ウェアラブル機器と第2ウェアラブル機器との間のデータインタラクションを実現し、また、上記第2ウェアラブル機器は、第2ウェアラブル機器が配置された電子機器として理解されてもよく、上記第1ウェアラブル機器は、第1ウェアラブル機器が配置された電子機器として理解されてもよく、ここでは具体的に限定しない点である。
【0051】
選択的な実施形態としては、前記第2ウェアラブル機器と第1ウェアラブル機器とが予め設定された位置関係にある場合に、前記第1ウェアラブル機器に第1ターゲット情報を送信する前記ステップは、
前記第2ウェアラブル機器と第1ウェアラブル機器とが予め設定された位置関係にある場合に、前記第1ウェアラブル機器を装着したユーザの第4顔画像を取得し、及び第3ウェアラブル機器の通信情報を取得するステップであって、前記第3ウェアラブル機器は、前記第2ウェアラブル機器の通信範囲内に位置するウェアラブル機器であり、各前記第3ウェアラブル機器の通信情報は、いずれも通信識別子と前記通信識別子に関連付けられた第5顔画像とを含むステップと、
前記第4顔画像と一致する第5顔画像に関連付けられた通信識別子を前記第1ウェアラブル機器の通信識別子として決定するステップと、
前記第1ウェアラブル機器の通信識別子に応じて、前記第1ウェアラブル機器に第1ターゲット情報を送信するステップと、を含む。
【0052】
具体的な実施において、第1ウェアラブル機器と第2ウェアラブル機器は、例えばブルートゥース通信のような無線通信を行うことができ、この場合、上記通信識別子はブルートゥース名又はブルートゥースの接続アドレス等であってもよく、異なるウェアラブル機器は異なる通信識別子に対応する。このように、上記通信識別子によって異なるウェアラブル機器を区別することができる。
【0053】
また、上記第5顔画像は各ウェアラブル機器の所有者の顔画像であってもよい。
【0054】
本実施形態では、第2ウェアラブル機器が第1ウェアラブル機器に第1ターゲット情報を送信する前に、まず第1ウェアラブル機器を装着したユーザの第4顔画像を取得し、顔マッチングによって第1ウェアラブル機器の通信識別子を決定する。この場合、第2ウェアラブル機器は、該通信識別子に応じて第1ウェアラブル機器と通信接続を確立することができ、それにより、第1ウェアラブル機器への第1ターゲット情報の送信が実現され、情報処理方法の実用性が向上する。
【0055】
本発明の実施例に記載の情報処理方法は、前の発明実施例に記載の情報処理方法に対応して、第1ウェアラブル機器と第2ウェアラブル機器との間のデータインタラクションプロセスを共同で実現し、且つ、同様の有益な効果を有し、重複を避けるために、ここでは説明を省略する。
【0056】
具体的な実施において、
図1に示す情報処理方法と
図4に示す情報処理方法とを組み合わせることができ、
図5aに示すように、該実施例では、第1ウェアラブル機器が携帯電話Cに接続されるスマートグラスAであり、第2ウェアラブル機器が携帯電話Dに接続されるスマートグラスBであることを例として、上記スマートグラスA及びスマートグラスBの情報処理方法を説明する。具体的には、
図5bに示す第3情報処理方法のフローチャートのとおりである。
【0057】
ステップ501で、スマートグラスAは予め設定された距離内でスマートグラスBを見ている。
【0058】
本ステップにおいて、上記予め設定された距離は、スマートグラスAとスマートグラスBの有効な通信距離であってもよい。
【0059】
ステップ502で、スマートグラスBは、記憶された顔データとアカウントデータをスマートグラスAに伝送する。
【0060】
本ステップにおいて、上記顔データは、
図1と
図4に示す方法の実施例における第1顔画像のデータであってもよく、上記アカウントデータは、
図1と
図4に示す方法の実施例における第1アカウント情報であってもよい。また、ステップ502は、スマートグラスBが、記憶された顔データとアカウントデータを携帯電話Dに送信して、携帯電話Dによって該顔データとアカウントデータをスマートグラスA、又はスマートグラスAに接続された携帯電話Cに伝送するようにしてもよく、携帯電話Dが該顔データとアカウントデータをスマートグラスAに接続された携帯電話Cに伝送する実施形態において、スマートグラスAは、携帯電話Cによって該顔データとアカウントデータを取得する。
【0061】
ステップ503で、スマートグラスAは、カメラによってスマートグラスBの装着者の顔画像を取得する。
【0062】
本ステップにおいて、上記カメラは、
図1に示す方法の実施例における第1画像収集装置であってもよく、上記顔画像は、
図1に示す方法の実施例における第2顔画像であってもよい。
【0063】
ステップ504で、スマートグラスAは顔データを照合する。
【0064】
本ステップにおいて、上記顔データの照合は、第1顔画像と第2顔画像とをマッチングすると理解されてもよい。
【0065】
ステップ505で、顔データの照合に成功する。
【0066】
本ステップにおいて、上記顔データの照合に成功することは、第1顔画像と第2顔画像とが一致すると理解されてもよい。
【0067】
本実施形態では、第1顔画像と第2顔画像とが一致する場合に、ステップ506を実行する。
【0068】
ステップ506で、カメラの焦点滞在時間が予め設定された時間に達した場合に、スマートグラスAの装着者が友達追加の意志を持っていると判断する。
【0069】
本ステップにおいて、上記カメラの焦点は、
図1に示す方法の実施例における第1画像収集装置の撮影焦点と同じ意味であってもよく、且つ、上記カメラの焦点滞在時間が予め設定された時間に達したことは、前記撮影焦点が前記第2ウェアラブル機器の所在位置と一致し、且つ、一致する持続時間が第1予め設定された時間以上であると理解されてもよい。
【0070】
本実施形態では、スマートグラスAの装着者が友達追加の意志を持っていると判断した場合に、ステップ507を実行する。
【0071】
ステップ507で、スマートグラスAは、解析されたアカウントデータを、接続された携帯電話Cに送信する。
【0072】
本実施形態では、上記スマートグラスAに接続された携帯電話Cは、スマートグラスAが配置された携帯電話Cとして理解されてもよい。具体的な実施において、上記解析されたアカウントデータについては、スマートグラスBから送信されたアカウントデータを解析し、携帯電話Cによる認識及び処理を容易にするデータ形式を得ることで、携帯電話Cは、該データ形式のアカウントデータを受信した後、該アカウントデータを正確に認識し、該アカウントデータに友達追加リクエストを送信することができると理解されてもよい。
【0073】
ステップ508で、携帯電話Cは、友達追加リクエストを送信する。
【0074】
本ステップにおいて、上記携帯電話Cが友達追加リクエストを送信することは、携帯電話Cが、スマートグラスBから送信されたアカウントデータに友達追加リクエストを送信すると理解されてもよい。
【0075】
具体的な実施において、ステップ502でスマートグラスBがスマートグラスAに伝送した顔データとアカウントデータを友達追加リクエストメッセージと見なすこともできるため、本ステップにおいて、携帯電話Cは、スマートグラスBから送信されたアカウントデータに友達追加リクエスト承認メッセージを送信することができる。
【0076】
本発明の実施例によって提供される第3情報処理方法は、
図1と
図4に示す情報処理方法の実施例における各プロセスを実現し、且つ同様の有益な効果を得ることができ、重複を避けるために、ここでは説明を省略する。
【0077】
図6は、本発明の実施例によって提供される第1電子機器の構造図である。該電子機器は、第1画像収集装置を含む第1ウェアラブル機器であり、
図6に示すように、前記電子機器600は、
前記第1ウェアラブル機器と第2ウェアラブル機器とが予め設定された位置関係にある場合に、前記第1画像収集装置によって第2顔画像を取得し、前記第2ウェアラブル機器からの第1顔画像を受信するための受信モジュール601と、
前記第1顔画像が前記第2顔画像と一致する場合に、前記第2ウェアラブル機器からの第1ターゲット情報を処理するための第1処理モジュール602と、をさらに備える。
【0078】
選択的に、前記予め設定された位置関係は、
前記第2ウェアラブル機器が前記第1画像収集装置の焦点領域内に位置することと、
前記第1ウェアラブル機器と前記第2ウェアラブル機器との間の距離が予め設定された距離以下であることと、のうちの少なくとも1つを含む。
【0079】
選択的に、
図7に示すように、第1処理モジュール602は、
前記第1ターゲット情報がファイル転送リクエストである場合に、前記ファイル転送リクエストにおける対応するファイルを保存するための保存ユニット6021と、
前記第1ターゲット情報が第1アカウントの友達追加リクエストである場合に、前記第1アカウントを友達として追加するための友達追加ユニット6022であって、前記第1アカウントは前記第1顔画像に対応するアカウントである友達追加ユニット6022と、を備える。
【0080】
選択的に、
図8に示すように、第1電子機器600は、
前記第1ウェアラブル機器と第2ウェアラブル機器とが予め設定された位置関係にある場合に、前記第1画像収集装置によって第2顔画像を取得し、前記第2ウェアラブル機器からの第1顔画像を受信する前記ステップの後に、前記第1顔画像が前記第2顔画像と一致しない場合に、前記第2ウェアラブル機器からの第1ターゲット情報を処理しないか、又は前記第2ウェアラブル機器から送信された第2ターゲット情報を処理するための第2処理モジュール603をさらに備える。
【0081】
選択的に、前記第2ターゲット情報は第3顔画像を含み、第1処理モジュール602は、具体的に、
前記第2ターゲット情報が第2アカウントの友達追加リクエストである場合に、前記第2アカウントの友達追加リクエストに応答して、前記第2アカウントを友達として追加することであって、前記第2アカウントは前記第3顔画像に対応するアカウントであり、前記第3顔画像は前記第2顔画像と一致することに用いられる。本発明の実施例によって提供される電子機器は、
図1に示す情報処理方法の実施例における各プロセスを実現し、且つ同様の有益な効果を得ることができ、重複を避けるために、ここでは説明を省略する。
【0082】
図9は、本発明の実施例によって提供される第2電子機器の構造図である。該電子機器は、第2画像収集装置を含む第2ウェアラブル機器であり、
図9に示すように、電子機器900は、
前記第2ウェアラブル機器と第1ウェアラブル機器とが予め設定された位置関係にある場合に、前記第1ウェアラブル機器に第1ターゲット情報を送信するための送信モジュール901であって、前記第1ターゲット情報は第1顔画像を含む送信モジュール901を備える。
【0083】
選択的に、
図10に示すように、送信モジュール901は、
前記第2ウェアラブル機器と第1ウェアラブル機器とが予め設定された位置関係にある場合に、前記第1ウェアラブル機器を装着したユーザの第4顔画像を取得し、及び第3ウェアラブル機器の通信情報を取得するための取得ユニット9011であって、前記第3ウェアラブル機器は、前記第2ウェアラブル機器の通信範囲内に位置するウェアラブル機器であり、各前記第3ウェアラブル機器の通信情報は、いずれも通信識別子と前記通信識別子に関連付けられた第5顔画像とを含む取得ユニット9011と、
前記第4顔画像と一致する第5顔画像に関連付けられた通信識別子を前記第1ウェアラブル機器の通信識別子として決定するための決定ユニット9012と、
前記第1ウェアラブル機器の通信識別子に応じて、前記第1ウェアラブル機器に第1ターゲット情報を送信するための送信ユニット9013と、を備える。
【0084】
本発明の実施例によって提供される電子機器は、
図4に示す情報処理方法の実施例における各プロセスを実現し、且つ同様の有益な効果を得ることができ、重複を避けるために、ここでは説明を省略する。
【0085】
本発明の実施例では、上記第1電子機器又は第2電子機器は、ウェアラブル機器が配置された携帯電話、タブレットパソコン(Tablet Personal Computer)、ラップトップコンピュータ(Laptop Computer)、パーソナルデジタルアシスタント(personal digital assistant,PDA)もしくはモバイルインターネットデバイス(Mobile Internet Device,MID)等であってもよく、又はウェアラブル機器(Wearable Device)であってもよい。
【0086】
図11は、本発明の各実施例を実現する第3電子機器のハードウェアの構造模式図である。該電子機器1100は、高周波ユニット1101、ネットワークモジュール1102、オーディオ出力ユニット1103、入力ユニット1104、センサ1105、表示ユニット1106、ユーザ入力ユニット1107、インタフェースユニット1108、メモリ1109、プロセッサ1110、及び電源1111等の部材を含むが、それらに限定されない。当業者であれば、
図11に示す電子機器の構造は電子機器を限定するものではなく、電子機器は図示より多く又はより少ない部材、又は一部の部材の組合せ、又は異なる部材配置を含んでもよいことが理解可能である。本発明の実施例では、電子機器は、携帯電話、タブレットパソコン、ノートパソコン、携帯情報端末、車載端末、ウェアラブル機器、及び歩数計等を含むが、それらに限定されない。
【0087】
一実施形態において、上記電子機器1100は、第1ウェアラブル機器、又は第1ウェアラブル機器が配置された電子機器であり、第1ウェアラブル機器は第1画像収集装置を含む。
【0088】
プロセッサ1110は、
前記第1ウェアラブル機器と第2ウェアラブル機器とが予め設定された位置関係にある場合に、前記第1画像収集装置によって第2顔画像を取得し、高周波ユニット1101を、前記第2ウェアラブル機器からの第1顔画像を受信するように制御し、そして
前記第1顔画像が前記第2顔画像と一致する場合に、前記第2ウェアラブル機器からの第1ターゲット情報を処理するために用いられる。
【0089】
選択的に、前記予め設定された位置関係は、
前記第2ウェアラブル機器が前記第1画像収集装置の焦点領域内に位置することと、
前記第1ウェアラブル機器と前記第2ウェアラブル機器との間の距離が予め設定された距離以下であることと、のうちの少なくとも1つを含む。
【0090】
選択的に、プロセッサ1110によって実行された、前記第2ウェアラブル機器からの第1ターゲット情報を処理する前記ステップは、
前記第1ターゲット情報がファイル転送リクエストである場合に、前記ファイル転送リクエストにおける対応するファイルを保存するステップと、
前記第1ターゲット情報が第1アカウントの友達追加リクエストである場合に、前記第1アカウントを友達として追加するステップであって、前記第1アカウントは前記第1顔画像に対応するアカウントであるステップと、を含む。
【0091】
選択的に、プロセッサ1110は、前記第1ウェアラブル機器と第2ウェアラブル機器とが予め設定された位置関係にある場合に、前記第1画像収集装置によって第2顔画像を取得し、前記第2ウェアラブル機器からの第1顔画像を受信する前記ステップを実行した後に、さらに、
前記第1顔画像が前記第2顔画像と一致しない場合に、前記第2ウェアラブル機器からの第1ターゲット情報を処理しないか、又は前記第2ウェアラブル機器から送信された第2ターゲット情報を処理するために用いられる。
【0092】
選択的に、前記第2ターゲット情報は第3顔画像を含み、プロセッサ1110によって実行された、前記第2ウェアラブル機器から送信された第2ターゲット情報を処理する前記ステップは、
前記第2ターゲット情報が第2アカウントの友達追加リクエストである場合に、前記第2アカウントの友達追加リクエストに応答して、前記第2アカウントを友達として追加するステップであって、前記第2アカウントは前記第3顔画像に対応するアカウントであり、前記第3顔画像は前記第2顔画像と一致するステップを含む。
【0093】
本実施形態では、上記第3電子機器能は、
図1に記載の方法の実施例における各プロセスを実行し、且つ同様の有益な効果を得ることができ、重複を避けるために、ここでは説明を省略する。
【0094】
別の実施形態では、上記電子機器1100は、第2ウェアラブル機器、又は第2ウェアラブル機器が配置された電子機器であり、第2ウェアラブル機器は第2画像収集装置を含む。
【0095】
プロセッサ1110は、
前記第2ウェアラブル機器と第1ウェアラブル機器とが予め設定された位置関係にある場合に、前記第1ウェアラブル機器に第1ターゲット情報を送信するように高周波ユニット1101を制御するために用いられ、前記第1ターゲット情報は第1顔画像を含む。
【0096】
選択的に、プロセッサ1110によって実行された、前記第2ウェアラブル機器と第1ウェアラブル機器とが予め設定された位置関係にある場合に、前記第1ウェアラブル機器に第1ターゲット情報を送信するように高周波ユニット1101を制御する前記ステップは、
前記第2ウェアラブル機器と第1ウェアラブル機器とが予め設定された位置関係にある場合に、前記第1ウェアラブル機器を装着したユーザの第4顔画像を取得し、及び第3ウェアラブル機器の通信情報を取得するステップであって、前記第3ウェアラブル機器は、前記第2ウェアラブル機器の通信範囲内に位置するウェアラブル機器であり、各前記第3ウェアラブル機器の通信情報は、いずれも通信識別子と前記通信識別子に関連付けられた第5顔画像とを含むステップと、
前記第4顔画像と一致する第5顔画像に関連付けられた通信識別子を前記第1ウェアラブル機器の通信識別子として決定するステップと、
前記第1ウェアラブル機器の通信識別子に応じて、前記第1ウェアラブル機器に第1ターゲット情報を送信するように高周波ユニット1101を制御するステップと、を含む。
【0097】
本実施形態では、上記第3電子機器は、
図4に記載の方法の実施例における各プロセスを実行し、且つ同様の有益な効果を得ることができ、重複を避けるために、ここでは説明を省略する。
【0098】
なお、本発明の実施例において、高周波ユニット1101は、情報の受送信又は通話プロセスでの信号の受送信に用いることができることを理解すべきであり、具体的には、基地局からのダウンリンクデータを受信した後、プロセッサ1110で処理し、また、アップリンクのデータを基地局に送信する。通常、高周波ユニット1101は、アンテナ、少なくとも1つの増幅器、受送信機、カプラー、低騒音増幅器、デュプレクサ等を含むが、それらに限定されない。また、高周波ユニット1101は、無線通信システムを介してネットワーク及び他の機器と通信することもできる。
【0099】
電子機器は、ネットワークモジュール1102によって、例えば、電子メールの受送信、ウェブページの閲覧及びストリーミングメディアへのアクセス等を助けるように、無線ブロードバンドインターネットアクセスをユーザに提供する。
【0100】
オーディオ出力ユニット1103は、高周波ユニット1101又はネットワークモジュール1102が受信した又はメモリ1109に記憶されているオーディオデータをオーディオ信号に変換して音声として出力することができる。且つ、オーディオ出力ユニット1103は、電子機器1100が実行する特定の機能に関するオーディオ出力(例えば、コール信号受信音、メッセージ受信音等)を提供することもできる。オーディオ出力ユニット1103は、スピーカ、ブザー及び受話器等を含む。
【0101】
入力ユニット1104は、オーディオ又はビデオ信号を受信するために用いられる。入力ユニット1104は、ビデオキャプチャモード又は画像キャプチャモードで画像キャプチャ装置(例えば、カメラ)が取得したスチル画像又はビデオの画像データを処理するグラフィックスプロセッシングユニット(Graphics Processing Unit,GPU)11041、及びマイクロホン11042を含んでもよい。処理された画像フレームは、表示ユニット1106に表示することができる。グラフィックスプロセッシングユニット11041で処理された画像フレームは、メモリ1109(又は他の記憶媒体)に記憶するか、又は高周波ユニット1101もしくはネットワークモジュール1102によって送信することができる。マイクロホン11042は、音声を受信することができ、且つこのような音声をオーディオデータとして処理することができる。処理されたオーディオデータは、電話通話モードで、高周波ユニット1101によって移動通信基地局に送信可能なフォーマットに変換して出力することができる。
【0102】
電子機器1100は、光センサ、運動センサ及び他のセンサのような少なくとも1つのセンサ1105をさらに含む。具体的には、光センサは、環境光の明暗に応じて表示パネル11061の輝度を調整することができる環境光センサと、電子機器1100が耳元に移動された時、表示パネル11061及び/又はバックライトを消すことができる近接センサと、を含む。運動センサの1つとして、加速度計センサは、各方向(一般的には、三軸)での加速度の大きさを検出することができ、静止時に、重力の大きさ及び方向を検出することができ、電子機器の姿勢(例えば、画面の横縦の切り替え、関連するゲーム、磁力計姿勢校正)の認識、振動認識関連機能(例えば、歩数計、タップ)等に用いることができる。センサ1105は、指紋センサ、圧力センサ、虹彩センサ、分子センサ、ジャイロスコープ、気圧計、湿度計、温度計、赤外線センサ等をさらに含んでもよく、ここでは説明を省略する。
【0103】
表示ユニット1106は、ユーザが入力した情報又はユーザに提供される情報を表示するために用いられる。表示ユニット1106は表示パネル11061を含んでもよく、液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Display,LCD)、有機発光ダイオード(Organic Light-Emitting Diode,OLED)等の形態で表示パネル11061を構成することができる。
【0104】
ユーザ入力ユニット1107は、入力される数字又は文字情報の受信、及び電子機器でのユーザ設定及び機能制御に関するキー信号入力の生成に用いることができる。具体的には、ユーザ入力ユニット1107は、タッチパネル11071及び他の入力機器11072を含む。タッチパネル11071はタッチスクリーンとも呼ばれ、その上又は付近でのユーザのタッチ操作(例えば、ユーザが指、スタイラス等、あらゆる適切な物体又は付属品を使用してタッチパネル11071上又はタッチパネル11071付近で行う操作)を検出可能である。タッチパネル11071は、タッチ検出装置及びタッチコントローラとの2つの部分を含んでもよい。そのうち、タッチ検出装置は、ユーザのタッチ方位を検出するとともに、タッチ操作による信号を検出し、タッチコントローラに伝送する。タッチコントローラは、タッチ検出装置からタッチ情報を受信し、それをタッチポイント座標に変換してプロセッサ1110に送信し、そして、プロセッサ1110から送信された命令を受信して実行する。また、タッチパネル11071は、抵抗式、容量式、赤外線及び表面弾性波等の様々な形態で実現することができる。タッチパネル11071に加え、ユーザ入力ユニット1107は他の入力機器11072をさらに含んでもよい。具体的には、他の入力機器11072は、物理キーボード、機能ボタン(例えば、音量制御ボタン、スイッチボタン等)、トラックボール、マウス、操作レバーを含んでもよいが、それらに限定されず、ここでは説明を省略する。
【0105】
さらに、タッチパネル11071は、表示パネル11061を被覆してもよく、タッチパネル11071はその上又は付近でのタッチ操作を検出すると、それをプロセッサ1110に伝送してタッチイベントのタイプを決定し、その後、プロセッサ1110は、タッチイベントのタイプに応じて表示パネル11061で対応する視覚出力を提供する。
図11において、タッチパネル11071と表示パネル11061は、2つの独立した部材として電子機器の入力と出力機能を実現するが、何らかの実施例では、電子機器の入力と出力機能を実現するように、タッチパネル11071と表示パネル11061を統合してもよく、ここでは具体的に限定しない。
【0106】
インタフェースユニット1108は、外部装置と電子機器1100を接続するインタフェースである。例えば、外部装置は、有線又は無線ヘッドホンポート、外部電源(又は電池充電器)ポート、有線又は無線データポート、メモリカードポート、認識モジュールを備える装置を接続するためのポート、オーディオ入力/出力(Input/Output,I/O)端口、ビデオI/Oポート、イヤホンポート等を含んでもよい。インタフェースユニット1108は、外部装置からの入力(例えば、データ情報、電力等)を受信し、受信された入力を電子機器1100内の1つ又は複数の部材に伝送するか、又は電子機器1100と外部装置の間でデータを伝送するために用いることができる。
【0107】
メモリ1109は、ソフトウェアプログラム及び様々なデータを記憶するために用いることができる。メモリ1109は、オペレーティングシステム、少なくとも1つの機能に必要なアプリケーション(例えば、音声再生機能、画像再生機能等)等を記憶可能なプログラム記憶領域と、携帯電話の使用に応じて作成されたデータ(例えば、オーディオデータ、電話帳等)等を記憶可能なデータ記憶領域と、を主に含んでもよい。また、メモリ1109は、高速ランダムアクセスメモリを含んでもよく、非揮発性メモリ、例えば、少なくとも1つの磁気ディスク記憶デバイス、フラッシュメモリデバイス、又は他の揮発性ソリッドステート記憶デバイスをさらに含んでもよい。
【0108】
プロセッサ1110は、電子機器の制御センタであり、様々なインタフェース及び回線により電子機器全体の各部分を接続するものであり、メモリ1109内に記憶されているソフトウェアプログラム及び/又はモジュールを動作させ又は実行し、及びメモリ1109内に記憶されているデータを呼び出すことで、電子機器の様々な機能及びデータ処理を実行し、それにより、電子機器を全体的に監視する。プロセッサ1110は、1つ又は複数の処理ユニットを含んでもよく、好ましくは、プロセッサ1110に、オペレーティングシステム、ユーザインタフェース及びアプリケーション等を主に処理するアプリケーションプロセッサと、無線通信を主に処理するモデムプロセッサとを統合することができる。上記モデムプロセッサはプロセッサ1110に統合されなくてもよいことが理解可能である。
【0109】
電子機器1100は各部材に給電する電源1111(例えば、電池)をさらに含んでもよく、好ましくは、電源1111は、電源管理システムによってプロセッサ1110に論理的に接続し、さらに電源管理システムによって充放電の管理、及び電力消費管理等の機能を実現することができる。
【0110】
なお、電子機器1100はいくつかの示されていない機能モジュールを含み、ここで詳細な説明を省略する。
【0111】
好ましくは、本発明の実施例は、さらに、プロセッサ1110、メモリ1109、及びメモリ1109に記憶され且つ前記プロセッサ1110上で実行可能なコンピュータプログラムを含み、該コンピュータプログラムはプロセッサ1110により実行される時に、第1ウェアラブル機器又は第1ウェアラブル機器が配置された電子機器に応用される情報処理方法の実施例の上記各プロセスを実現する電子機器、あるいは、該コンピュータプログラムはプロセッサ1110により実行される時に、上記第2ウェアラブル機器又は第2ウェアラブル機器が配置された電子機器に応用される情報処理方法の実施例の各プロセスを実現する電子機器をさらに提供し、且つ同様な技術的効果を達成することができ、重複を避けるために、ここでの詳細な説明は省略する。
【0112】
説明すべきことは、本明細書において、用語「含む」、「からなる」又はその他のあらゆる変形は、非排他的包含を含むように意図され、それにより一連の要素を含むプロセス、方法、物品又は装置は、それらの要素のみならず、明示されていない他の要素、又はこのようなプロセス、方法、物品又は装置に固有の要素をも含む点である。特に断らない限り、語句「1つの・・・を含む」により限定される要素は、該要素を含むプロセス、方法、物品又は装置に別の同じ要素がさらに存在することを排除するものではない。
【0113】
当業者であれば、説明を簡単化及び簡潔化するために、上述したシステム、装置及びユニットの具体的な動作プロセスは、前記方法の実施例における対応するプロセスを参照すればよいことが明確に理解され、ここでは説明を省略する。
【0114】
本願で提供される実施例では、開示した装置及び方法は、他の形態で実現することができることを理解すべきである。例えば、以上に記載の装置の実施例は例示的なものに過ぎず、例えば、前記ユニットの分割は、論理機能の分割に過ぎない。実際に実施する時に別の形態で分割してもよく、例えば、複数のユニット又はコンポーネントは組み合わせてもよいし、別のシステムに統合してもよいし、一部の特徴を省略もしくは実行しなくてもよい。また、図示又は説明した互いの結合、又は直接結合、又は通信接続は、いくつかのインタフェース、装置又はユニットを介した間接結合又は通信接続であり得、電気的、機械的又は他の形態であり得る。
【0115】
分離部材として説明した前記ユニットは物理的に分割されたものであってもなくてもよく、ユニットとして示した部材は物理的ユニットであってもなくてもよく、一箇所に位置してもよく、又は複数のネットワークユニットに分布してもよい。実際の必要に応じてその一部又は全てのユニットを選択して本実施例の解決手段の目的を実現することができる。
【0116】
また、本開示の各実施例における各機能ユニットは、1つの処理ユニットに統合されてもよく、それぞれ独立して物理的に存在してもよく、2つ又は2つ以上で1つのユニットに統合されてもよい。
【0117】
以上の実施形態に対する説明によって、当業者であれば上記実施例の方法がソフトウェアと必要な共通ハードウェアプラットフォームとの組合せという形態で実現できることを明確に理解可能であり、当然ながら、ハードウェアによって実現してもよいが、多くの場合において前者はより好ましい実施形態である。このような見解をもとに、本発明の技術的解決手段は実質的に又は従来技術に寄与する部分はソフトウェア製品の形で実施することができ、該コンピュータソフトウェア製品は、記憶媒体(例えばROM/RAM、磁気ディスク、光ディスク)に記憶され、電子機器(携帯電話、コンピュータ、サーバ、エアコン、又はネットワーク機器等であってもよい)に本発明の各実施例に記載の方法を実行させる複数の命令を含む。
【0118】
当業者であれば、上記実施例の方法を実現する全て又は一部のプロセスは、コンピュータプログラムによって関連するハードウェアを制御することにより完了でき、前記プログラムはコンピュータ可読記憶媒体に記憶可能であり、該プログラムは実行される時、上記各方法の実施例のようなプロセスを含んでもよいことが理解可能である。前記記憶媒体は、磁気ディスク、光ディスク、読み出し専用メモリ(Read-Only Memory,ROM)又はランダムアクセスメモリ(Random Access Memory,RAM)等であってもよい。
【0119】
本開示の実施例に記述したこれらの実施例は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード又はそれらの組合せによって実現できることが理解可能である。ハードウェアによる実現について、モジュール、ユニット、サブユニットは、1つ又は複数の特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuits,ASIC)、デジタル信号プロセッサ(Digital Signal Processor,DSP)、デジタル信号処理装置(DSP Device,DSPD)、プログラマブルロジックデバイス(Programmable Logic Device,PLD)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(Field-Programmable Gate Array,FPGA)、共通プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、本開示に記載の機能を実行するための他の電子ユニット又はそれらの組合せにおいて実現することができる。
【0120】
ソフトウェアによる実現について、本開示の実施例に記載の機能を実行するためのモジュール(例えば、プロセス、関数等)によって本開示の実施例に記載の技術を実現することができる。ソフトウェアコードはメモリに記憶しプロセッサによって実行することができる。メモリはプロセッサ内又はプロセッサの外部で実現することができる。
【0121】
以上、図面を参照しながら本発明の実施例を説明したが、本発明は上記の具体的な実施形態に限定されず、上記の具体的な実施形態は例示的なものに過ぎず、限定的なものではなく、本発明の示唆をもとに、当業者が本発明の趣旨及び特許請求の保護範囲から逸脱することなくなし得る多くの形態は、いずれも本発明の保護範囲に属するものとする。