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  • 特許-水質判定装置及び水質判定方法 図1
  • 特許-水質判定装置及び水質判定方法 図2
  • 特許-水質判定装置及び水質判定方法 図3
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-08-20
(45)【発行日】2024-08-28
(54)【発明の名称】水質判定装置及び水質判定方法
(51)【国際特許分類】
   G01N 33/18 20060101AFI20240821BHJP
   G01N 21/27 20060101ALI20240821BHJP
【FI】
G01N33/18 A
G01N21/27 Z
【請求項の数】 5
(21)【出願番号】P 2023174173
(22)【出願日】2023-10-06
【審査請求日】2023-10-11
(73)【特許権者】
【識別番号】517039483
【氏名又は名称】WOTA株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001612
【氏名又は名称】弁理士法人きさらぎ国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】金 京柱
(72)【発明者】
【氏名】吉田 陽一
(72)【発明者】
【氏名】向原 穂高
【審査官】草川 貴史
(56)【参考文献】
【文献】特開2004-219183(JP,A)
【文献】特開2003-057230(JP,A)
【文献】特表2005-536713(JP,A)
【文献】国際公開第2017/199511(WO,A1)
【文献】国際公開第09/060169(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G01N 33/00-33/46
G01N 21/27
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
流路に向けて光を照射する第1発光部及び第2発光部と、
前記第1発光部から照射された光を前記流路を介して受光する第1受光部と、
前記第2発光部から照射された光を前記流路を介して受光する第2受光部と
を備え、
前記第1発光部及び前記第1受光部は、前記流路を介して対向して配置されており、
前記第2発光部及び前記第2受光部は、前記流路を介して対向して配置されており、
前記第2発光部から前記第2受光部に至る光路長は、前記第1発光部から前記第1受光部に至る光路長よりも長い
水質判定装置。
【請求項2】
前記第1受光部が検出した光量及び前記第2受光部が検出した光量に基づいて、前記流路を流れる水の水質を判定する判定部を備える
請求項1に記載の水質判定装置。
【請求項3】
前記判定部は、前記第1受光部が検出した光量及び前記第2受光部が検出した光量が、
それぞれ所定の閾値以上であるか否かを判定する
請求項2に記載の水質判定装置。
【請求項4】
前記第1発光部及び前記第1受光部は、前記流路の短手方向に沿って配置されており、
前記第2発光部及び前記第2受光部は、前記流路の長手方向に沿って配置されている
請求項1~3のいずれか1項に記載の水質判定装置。
【請求項5】
第1発光部から流路に向けて照射された光を該流路を介して第1受光部により受光する第1検出工程と、
第2発光部から流路に向けて照射された光を該流路を介して第2受光部により受光する第2検出工程と
を含み、
前記第1発光部及び前記第1受光部は、前記流路を介して対向して配置されており、
前記第2発光部及び前記第2受光部は、前記流路を介して対向して配置されており、
前記第2発光部から前記第2受光部に至る光路長は、前記第1発光部から前記第1受光部に至る光路長よりも長い
水質判定方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、水質判定装置及び水質判定方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、水の水質を判定する方法として、濁度計により水の濁度を測定し、測定された水の濁度に基づいて、水の水質を判定する方法が知られている(特許文献1等)。一般的に、濁度計は、水に向けて光を照射する発光部と、発光部から照射され、水を透過した光を受光する受光部とを備えており、受光部が受光した光量に基づいて、水の濁度を測定している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2015-054284号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、例えば、水道水のような濁度の低い水の水質を判定する場合、受光部として精度の高いセンサを用いる必要があるところ、このような精度の高いセンサは高価であるため、コストが増大するという問題がある。一方、精度の低いセンサは安価であるため、コストを低減させることができるものの、水の水質を正確に判定することができないという問題がある。
【0005】
本発明は、上記の問題に鑑みなされたものであり、その目的は、コストを低減させつつ、水質の判定精度を向上させることが可能な水質判定装置及び水質判定方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る水質判定装置は、流路に向けて光を照射する第1発光部及び第2発光部と、前記第1発光部から照射された光を前記流路を介して受光する第1受光部と、前記第2発光部から照射された光を前記流路を介して受光する第2受光部とを備え、前記第2発光部から前記第2受光部に至る光路長は、前記第1発光部から前記第1受光部に至る光路長よりも長い。
【0007】
本発明に係る水質判定装置において、前記第1受光部が検出した光量及び前記第2受光部が検出した光量に基づいて、前記流路を流れる水の水質を判定する判定部を備えることが好ましい。
【0008】
本発明に係る水質判定装置において、前記判定部は、前記第1受光部が検出した光量及び前記第2受光部が検出した光量が、それぞれ所定の閾値以上であるか否かを判定しても良い。
【0009】
本発明に係る水質判定装置において、前記第1発光部及び前記第1受光部は、前記流路の短手方向に沿って配置されており、前記第2発光部及び前記第2受光部は、前記流路の長手方向に沿って配置されていることが好ましい。
【0010】
また、本発明に係る水質判定方法は、第1発光部から流路に向けて照射された光を該流路を介して第1受光部により受光する第1検出工程と、第2発光部から流路に向けて照射された光を該流路を介して第2受光部により受光する第2検出工程とを含み、前記第2発光部から前記第2受光部に至る光路長は、前記第1発光部から前記第1受光部に至る光路長よりも長い。
【発明の効果】
【0011】
本発明の水質判定装置及び水質判定方法によれば、コストを低減させつつ、水質の判定精度を向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】本実施形態に係る水質判定装置の構成を示す概略図である。
図2】本実施形態に係る制御装置の構成を示すブロック図である。
図3】本実施形態に係る判定部による判定の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本発明を実施するための好適な実施形態について、図面を用いて説明する。なお、以下の実施形態は、各請求項に係る発明を限定するものではなく、また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。また、本実施形態においては、各構成要素の縮尺や寸法が誇張されて示されている場合や、一部の構成要素が省略されている場合がある。
【0014】
[水質判定装置の全体構成]
図1に示すように、本実施形態に係る水質判定装置1は、流路Fに向けて光を照射する第1発光部10及び第2発光部20と、第1発光部10から照射された光を流路Fを介して受光する第1受光部30と、第2発光部20から照射された光を流路Fを介して受光する第2受光部40と、第1受光部30及び第2受光部40と電気的に接続された制御装置50とを備えている。
【0015】
本実施形態に係る水質判定装置1は、例えば、水道水等の濁度の低い水の水質を判定するために用いると好適である。しかしながら、本実施形態に係る水質判定装置1の用途はこれに限定されず、濁度の高い水の水質を判定するために用いられても良い。
【0016】
[第1発光部、第2発光部、第1受光部及び第2受光部の構成]
第1発光部10及び第2発光部20は、例えば、LED等の任意の発光素子を有している。第1受光部30及び第2受光部40は、例えば、フォトダイオード等の任意の受光素子を有している。第1受光部30は、第1発光部10から照射され、流路Fを透過した光を受光するように構成されている。同様に、第2受光部40は、第2発光部20から照射され、流路Fを透過した光を受光するように構成されている。
【0017】
なお、第1発光部10が有する発光素子と第2発光部20が有する発光素子とは、同じであっても良いし、異なっていても良いが、水質判定を正確に行う観点から同じであることが好ましい。同様に、第1受光部30が有する受光素子と第2受光部40が有する受光素子とは、同じであっても良いし、異なっていても良いが、水質判定を正確に行う観点から同じであることが好ましい。
【0018】
第1発光部10及び第1受光部30と第2発光部20及び第2受光部40とは、第2発光部20から第2受光部40に至る光路長が第1発光部10から第1受光部30に至る光路長よりも長くなるよう配置されている。
【0019】
本実施形態では、第1発光部10及び第1受光部30が流路Fの短手方向に沿って対向して配置されており、第2発光部20及び第2受光部40が流路Fの長手方向に沿って対向して配置されている。具体的には、図1に示すように、第1発光部10及び第1受光部30と第2発光部20及び第2受光部40とは、第1発光部10及び第1受光部30の対向方向と直交かつ第2発光部20及び第2受光部40の対向方向と直交する方向から見た際に、第1発光部10と第1受光部30とを結ぶ線L1と第2発光部20と第2受光部40とを結ぶ線L2とが交差する位置関係となるよう配置されている。すなわち、本実施形態において、第1発光部10及び第1受光部30による流路F中の測定箇所と、第2発光部20及び第2受光部40による流路F中の測定箇所とが同じとなっている。
【0020】
このように、第1発光部10及び第1受光部30による流路F中の測定箇所と、第2発光部20及び第2受光部40による流路F中の測定箇所とが同じであることにより、すなわち、第1発光部10及び第1受光部30と第2発光部20及び第2受光部40とが、それぞれ流路F中の同じ流速の箇所を測定することにより、水質判定を正確に行うことができるという利点がある。
【0021】
なお、本実施形態では、第1発光部10及び第1受光部30が流路Fの短手方向に沿って配置されており、第2発光部20及び第2受光部40が流路Fの長手方向に沿って配置されているものとして説明をしたが、これに限定されず、第1発光部10及び第1受光部30と第2発光部20及び第2受光部40との少なくとも一方を流路Fの流路方向に対して傾斜して配置しても良い。また、本実施形態では、第1発光部10と第1受光部30とを対向して配置させるものとして説明をしたが、これに限定されず、例えば、第1発光部10と第1受光部30とを並列に配置し、第1発光部10から照射された光を鏡等の反射部等で反射させて第1受光部30に受光させる構成としても良い。さらに、第2発光部20及び第2受光部40についても同様に、第2発光部20と第2受光部40とを並列に配置し、第2発光部20から照射された光を反射部で反射させて第2受光部40に受光させる構成としても良い。また、反射部の有無や設置数等により、第1発光部10から第1受光部30に至る光路長と第2発光部20から第2受光部40に至る光路長とに差を設けても良い。
【0022】
[制御装置の構成]
図2に示すように、制御装置50は、第1受光部30及び第2受光部40から第1受光部30及び第2受光部40が検出した光量情報を取得する取得部51と、閾値情報を格納する記憶部52と、第1受光部30が検出した光量及び第2受光部40が検出した光量に基づいて、流路Fを流れる水の水質を判定する判定部53とを有している。
【0023】
ここで、「光量」は、例えば、光の強度又は測定値と表現されても良い。また、「閾値情報」とは、流路Fを流れる水の水質が良好であるか否かを判定するための基準値情報であり、任意に設定可能である。
【0024】
判定部53は、取得部51が取得した第1受光部30及び第2受光部40が検出した光量情報と、記憶部52に格納された閾値情報とに基づいて、第1受光部30が検出した光量及び第2受光部40が検出した光量が、それぞれ所定の閾値以上であるか否かを判定するように構成されている。
【0025】
なお、判定部53は、第1受光部30が検出した光量及び第2受光部40が検出した光量が、それぞれ所定の閾値以上であるか否かの判定結果に基づいて、流路Fを流れる水の水質が良好であるか否かの判定や、流路Fを流れる水の浄水処理を行う浄水処理装置(不図示)が正常であるか否かの判定を行うように構成されていても良い。
【0026】
具体的には、図3に示すように、判定部53は、第1受光部30が検出した光量及び第2受光部40が検出した光量が、それぞれ所定の閾値以上である場合に、流路Fを流れる水の水質が良好であると判定し、第1受光部30が検出した光量及び第2受光部40が検出した光量の少なくとも一方が、所定の閾値よりも小さい場合に、流路Fを流れる水の水質が不良であると判定するように構成されていても良い。
【0027】
また、図3に示すように、判定部53は、第1受光部30が検出した光量及び第2受光部40が検出した光量がそれぞれ所定の閾値以上である場合には、浄水処理装置が正常運転をしていると判定し、第1受光部30が検出した光量のみが所定の閾値よりも小さい場合には、浄水処理装置に警報を発するよう判定し、第1受光部30が検出した光量及び第2受光部40が検出した光量がそれぞれ所定の閾値よりも小さい場合には、浄水処理装置を運転中止とするよう判定し、第2受光部40のみが所定の閾値よりも小さい場合には、第1受光部30、第2受光部40及び浄水処理装置の少なくとも1つが故障していると判定するように構成されていても良い。
【0028】
[水質判定方法]
次に、本実施形態に係る水質判定装置1を用いた水質判定方法について説明する。
【0029】
[第1検出工程及び第2検出工程]
先ず、第1検出工程において、第1発光部10から流路Fに向けて照射された光を流路Fを介して第1受光部30により受光する。次に、第2検出工程において、第2発光部20から流路Fに向けて照射された光を流路Fを介して第2受光部40により受光する。
【0030】
[取得工程及び判定工程]
その後、取得工程において、取得部51が第1受光部30及び第2受光部40から第1受光部30及び第2受光部40が検出した光量情報を取得する。最後に、判定工程において、判定部53が、取得部51が取得した第1受光部30及び第2受光部40が検出した光量情報と、記憶部52に格納された閾値情報とに基づいて、第1受光部30が検出した光量及び第2受光部40が検出した光量が、それぞれ所定の閾値以上であるか否かを判定する。
【0031】
[本実施形態に係る水質判定装置の利点]
このように、本実施形態に係る水質判定装置1は、流路Fに向けて光を照射する第1発光部10及び第2発光部20と、第1発光部10から照射された光を流路Fを介して受光する第1受光部30と、第2発光部20から照射された光を流路Fを介して受光する第2受光部40とを備え、第2発光部20から第2受光部40に至る光路長は、第1発光部10から第1受光部30に至る光路長よりも長い。
【0032】
このような構成を備える水質判定装置1によれば、第1発光部10から第1受光部30に至る光路長と第2発光部20から第2受光部40に至る光路長とに差を設けているため、精度の低いセンサを用いた場合であっても、第1受光部30及び第2受光部40が検出した光量情報の差から、濁度の僅かな差を検知でき、汚れの程度が低い水であっても、その水質を正確に判定することができる。そのため、コストを低減させつつ、水質の判定精度を向上させることができるという利点がある。
【0033】
また、本実施形態に係る水質判定装置1は、第1受光部30が検出した光量及び第2受光部40が検出した光量に基づいて、流路Fを流れる水の水質を判定する判定部53を備えている。このような構成を備える水質判定装置1によれば、濁度等の測定をする必要がなく、光量を測定するだけで水の水質を判定することができるため、水質の判定効率を向上させることができるという利点がある。
【0034】
さらに、本実施形態に係る水質判定装置1において、判定部53は、第1受光部30が検出した光量及び第2受光部40が検出した光量が、それぞれ所定の閾値以上であるか否かを判定する。このような構成を備える水質判定装置1によれば、第1受光部30及び第2受光部40で検出された実測値と予め規定された閾値とを比較するため、水質の判定精度を向上させ、迅速な判定を可能にすることができるという利点がある。
【0035】
また、本実施形態に係る水質判定装置1において、第1発光部10及び第1受光部30は、流路Fの短手方向に沿って配置されており、第2発光部20及び第2受光部40は、流路Fの長手方向に沿って配置されている。このような構成を備える水質判定装置1によれば、第1発光部10及び第1受光部30と第2発光部20及び第2受光部40との配置が簡単であるという利点がある。
【0036】
[変形例]
本発明に係る水質判定装置は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術思想を逸脱しない範囲内において種々の改変を行なうことができる。
【0037】
例えば、上述した実施形態では、判定部53が記憶部52に格納された閾値情報を用いて判定を行うものとして説明をしたが、これに限定されず、例えば、AI判定を行う構成としても良い。また、判定部53が水の濁度や色度を算出し、算出した水の濁度や色度に基づいて、水の水質を判定しても良い。
【0038】
また、上述した実施形態では、第1受光部30及び第2受光部40が流路Fを透過した光を直接受光するものとして説明をしたが、これに限定されず、例えば、流路Fを透過した光を反射させる反射部を更に有しており、第1受光部30及び第2受光部40が反射部で反射した光を受光するように構成されていても良い。この場合において、第1受光部30及び第2受光部40は、いずれの位置に配置されていても良い。
【0039】
さらに、上述した実施形態では、第1発光部10及び第1受光部30による流路F中の測定箇所と、第2発光部20及び第2受光部40による流路F中の測定箇所とが同じであるものとして説明をしたが、これに限定されず、第1発光部10及び第1受光部30による流路F中の測定箇所と、第2発光部20及び第2受光部40による流路F中の測定箇所とが異なっていても良い。
【0040】
また、上述した実施形態では、制御装置50が取得部51、記憶部52及び判定部53を備えるものとして説明をしたが、これに加えて、判定部53による判定結果を表示可能な表示部を備える構成としても良い。
【0041】
さらに、上述した実施形態では、水質判定装置1が第1発光部10及び第1受光部30と、第2発光部20及び第2受光部40とを備えるものとして説明をしたが、発光部及び受光部の個数は何ら制限されるものではない。すなわち、水質判定装置1は、第3発光部及び第3受光部を備えていても良いし、4組以上の発光部及び受光部を備えていても良い。特に、3組以上の発光部及び受光部を備える場合には、2組の発光部10,20及び受光部30,40を備える上述した実施形態よりも水質レベル等をより細分化して詳細に判定することが可能となる。
【0042】
上記のような変形例が本発明の範囲に含まれることは、特許請求の範囲の記載から明らかである。
【符号の説明】
【0043】
1 :水質判定装置
10 :第1発光部
20 :第2発光部
30 :第1受光部
40 :第2受光部
50 :制御装置
51 :取得部
52 :記憶部
53 :判定部
F :流路
【要約】
【課題】コストを低減させつつ、水質の判定精度を向上させることが可能な水質判定装置及び水質判定方法を提供する。
【解決手段】流路に向けて光を照射する第1発光部及び第2発光部と、第1発光部から照射された光を流路を介して受光する第1受光部と、第2発光部から照射された光を流路を介して受光する第2受光部とを備え、第2発光部から第2受光部に至る光路長は、第1発光部から第1受光部に至る光路長よりも長い。
【選択図】図1
図1
図2
図3