IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 東芝ライフスタイル株式会社の特許一覧

<>
  • 特許-仕切板及び冷蔵庫 図1
  • 特許-仕切板及び冷蔵庫 図2
  • 特許-仕切板及び冷蔵庫 図3
  • 特許-仕切板及び冷蔵庫 図4
  • 特許-仕切板及び冷蔵庫 図5
  • 特許-仕切板及び冷蔵庫 図6
  • 特許-仕切板及び冷蔵庫 図7
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-08-20
(45)【発行日】2024-08-28
(54)【発明の名称】仕切板及び冷蔵庫
(51)【国際特許分類】
   B65D 25/04 20060101AFI20240821BHJP
   F25D 23/04 20060101ALI20240821BHJP
【FI】
B65D25/04 Z
F25D23/04 E
【請求項の数】 5
(21)【出願番号】P 2020146522
(22)【出願日】2020-09-01
(65)【公開番号】P2022041369
(43)【公開日】2022-03-11
【審査請求日】2023-05-01
(73)【特許権者】
【識別番号】503376518
【氏名又は名称】東芝ライフスタイル株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100141139
【弁理士】
【氏名又は名称】及川 周
(74)【代理人】
【識別番号】100205785
【弁理士】
【氏名又は名称】▲高▼橋 史生
(74)【代理人】
【識別番号】100203297
【弁理士】
【氏名又は名称】橋口 明子
(74)【代理人】
【識別番号】100175824
【弁理士】
【氏名又は名称】小林 淳一
(74)【代理人】
【識別番号】100135301
【弁理士】
【氏名又は名称】梶井 良訓
(72)【発明者】
【氏名】伊藤 和人
【審査官】森本 哲也
(56)【参考文献】
【文献】実開昭63-110892(JP,U)
【文献】特開2016-096913(JP,A)
【文献】特開2012-076800(JP,A)
【文献】特開2019-152355(JP,A)
【文献】特開2002-104052(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B65D 25/04
F25D 23/04
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
物品が収容される収容部内を第一方向に区画するととともに、前記第一方向に移動可能に前記収容部に設けられる第一仕切部と、
前記第一仕切部に開閉可能に設けられ、開いた位置で、前記収容部内を前記第一方向と交差する第二方向に区画する第二仕切部と、を備え
前記第二仕切部は、前記第一仕切部に対して前記第一方向の両側に開閉可能であり、
前記第二仕切部は、前記第一方向の両側のそれぞれに開いた状態で前記第一仕切部に当接して回動が規制される規制突起を有する仕切板。
【請求項2】
物品が収容される収容部内を第一方向に区画するととともに、前記第一方向に移動可能に前記収容部に設けられる第一仕切部と、
前記第一仕切部に開閉可能に設けられ、開いた位置で、前記収容部内を前記第一方向と交差する第二方向に区画する第二仕切部と、を備え、
前記第二仕切部は、前記第一仕切部に対して前記第一方向の両側に開閉可能であり、
前記第二仕切部には、板厚方向の両側に突出する規制突起が設けられ、
前記第二仕切部が開いた状態で、前記規制突起は前記第一仕切部に設けられた当接凸部に当接する仕切板。
【請求項3】
物品が収容される収容部内を第一方向に区画するととともに、前記第一方向に移動可能に前記収容部に設けられる第一仕切部と、
前記第一仕切部に開閉可能に設けられ、開いた位置で、前記収容部内を前記第一方向と交差する第二方向に区画する第二仕切部と、を備え、
前記第一仕切部は、上下方向の中間が屈曲した形状の屈曲部が設けられた係合部を有し、
前記屈曲部は、底部と前記底部の周縁部から立設される立設壁部とを有する前記収容部の上部に係合され、
前記屈曲部と前記第一仕切部の板状の板状部の端部とで、前記収容部の上部を挟み込んでいて、
前記第二仕切部は、前記第一仕切部に対して前記第一方向の両側に開閉可能であり、
前記第二仕切部には、板厚方向の両側に突出する規制突起が設けられ、
前記第二仕切部が開いた状態で、前記規制突起は前記第一仕切部に設けられた当接凸部に当接する仕切板。
【請求項4】
前記第二仕切部は、前記第二方向に離間して複数設けられている請求項1から3のいずれか一項に記載の仕切板。
【請求項5】
貯蔵室を含む筐体と、
前記筐体に開閉可能に設けられた扉と、
前記扉に設けられ、物品が収容される収容部と、
前記収容部に設けられた請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の仕切板と、を備える冷蔵庫。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、仕切板及び冷蔵庫に関する。
【背景技術】
【0002】
物品を収容する収容部に、内部の空間を区画する仕切板が設けられたものが知られている。仕切板によって複数方向に区画したり、仕切板の位置を変更したりすることが好ましい場合がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】実開昭63-110892号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明が解決しようとする課題は、収容部内を複数方向に区画するとともに、位置変更することができる仕切板及び冷蔵庫を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
実施形態の仕切板は、物品が収容される収容部内を第一方向に区画するととともに、前記第一方向に移動可能に前記収容部に設けられる第一仕切部と、前記第一仕切部に開閉可能に設けられ、開いた位置で、前記収容部内を前記第一方向と交差する第二方向に区画する第二仕切部と、を持つ。前記第二仕切部は、前記第一仕切部に対して前記第一方向の両側に開閉可能である。前記第二仕切部は、前記第一方向の両側のそれぞれに開いた状態で前記第一仕切部に当接して回動が規制される規制突起を持つ。
【図面の簡単な説明】
【0006】
図1】実施形態に係る冷蔵庫の正面図。
図2】実施形態に係る冷蔵庫の左冷蔵室扉の一部を示す斜視図。
図3】実施形態に係る仕切板を示す斜視図。
図4】実施形態に係る仕切板を示す断面図。
図5】実施形態に係る仕切板の第一仕切部の一部を示す斜視図。
図6図4のVI-VI線断面図。
図7図4のVII-VII線断面図。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、実施形態の仕切板及び冷蔵庫を、図面を参照して説明する。以下の説明では、同一または類似の機能を有する構成に同一の符号を付す。そして、それら構成の重複する説明は省略する場合がある。
【0008】
本明細書では、冷蔵庫の正面に立つユーザから冷蔵庫を見た方向を基準に、左右を定義している。また、冷蔵庫から見て冷蔵庫の正面に立つユーザに近い側を「前」、遠い側を「後ろ」と定義している。本明細書において「横幅方向」とは、上記定義における左右方向を意味する。本明細書において「奥行方向」とは、上記定義における前後方向を意味する。図中において、+X方向が右方向、-X方向が左方向、+Y方向が後方向、-Y方向が前方向、+Z方向が上方向、-Z方向が下方向である。
【0009】
図1は、実施形態に係る冷蔵庫1の正面図である。図1に示すように、冷蔵庫1は、例えば、筐体10、複数の扉11、複数の棚(不図示)、複数の容器(不図示)、流路形成部品(不図示)、冷却ユニット(不図示)、および制御基板(不図示)を有する。ただし、冷蔵庫1は、上記の全てを有する必要はなく、いくつかの構成が適宜省略されてもよい。
【0010】
筐体10は、上壁12、下壁13、左右の側壁14,15、および後壁(不図示)を有する。上壁12および下壁13は、略水平に配置されている。左右の側壁14,15は、下壁13の左右の端部と上壁12の左右の端部との間に略鉛直方向に起立している。後壁は、下壁13の後端部と上壁12の後端部との間に略鉛直方向に起立している。
【0011】
筐体10の内部には、複数の貯蔵室16が設けられている。複数の貯蔵室16は、例えば、冷蔵室16A、冷凍室16B、および野菜室16Cを含む。本実施形態では、最上部に冷蔵室16Aが配置され、冷蔵室16Aの下方に冷凍室16Bが配置され、冷凍室16Bの下方に野菜室16Cが配置されている。ただし、貯蔵室16の配置は、上記例に限定されず、例えば、冷蔵室16Aの下方に野菜室16Cが配置され、野菜室16Cの下方に冷凍室16Bが配置されてもよい。筐体10は、各貯蔵室16の前面側に、各貯蔵室16に対して食材の出し入れを可能にする開口を有する。
【0012】
複数の貯蔵室16の開口は、複数の扉11によって開閉可能に閉じられる。複数の扉11は、例えば、冷蔵室16Aの開口を閉じる左右の冷蔵室扉11Aa,11Ab、冷凍室16Bの開口を閉じる冷凍室16B、および野菜室16Cの開口を閉じる野菜室扉11Cを含む。
【0013】
左右の冷蔵室扉11Aa,11Abは、例えば、観音開き式の扉である。左右の冷蔵室扉11Aa,11Abは、筐体10の横幅方向の両端部に設けられたヒンジ(不図示)によって筐体10に回動可能に支持されている。本実施形態では、右冷蔵室扉11Abの横幅方向の幅は、左冷蔵室扉11Aaの横幅方向の幅よりも大きい。
【0014】
一方で、冷凍室扉11Bおよび野菜室扉11Cは、例えば、引き出し式の扉である冷凍室扉11Bおよび野菜室扉11Cは、筐体10の横幅方向の両端部に設けられ奥行方向に延びるレール(不図示)によって筐体10に対して引き出し可能に支持されている。
【0015】
図2は、冷蔵庫の左冷蔵室扉11Aaの一部を示す斜視図である。図2に示すように、左冷蔵室扉11Aaは、外郭部材21と、ガスケット22と、を備えている。外郭部材21は、箱状に形成されている。本明細書でいう「箱状」とは、扁平な箱状も含む。ガスケット22は、外郭部材21に四方枠状に取り付けられている。右冷蔵室扉11Abの構成は、左冷蔵室扉11Aaを左右反転させた同様な構成である。
【0016】
外郭部材21には、扉ポケット(収容部)24が設けられている。扉ポケット24は、上下方向に離間して例えば2箇所設けられている。扉ポケット24が設けられる個数は、2箇所に限られない。
【0017】
扉ポケット24は、上方が開口する箱状をなしている。扉ポケット24の内部には、チューブ等の物品が収容される。
【0018】
扉ポケット24は、例えば、底板部(底部)24a、奥側板部24b、被係止板部(立設壁部)24c、及び左右両側の側板部24dを有する。底板部24aは、略水平に配置されている。奥側板部24bは、底板部24aの(左冷蔵室扉11Aaが閉じた状態での)前端部から略鉛直方向に起立している。被係止板部24cは、底板部24aの(左冷蔵室扉11Aaが閉じた状態での)後端部から略鉛直方向に起立している。左右の側板部24dは、奥側板部24bの左右の端部と被係止板部24cの左右の端部との間に略鉛直方向に起立している。扉ポケット24の被係止板部24cには、仕切板3が設けられている。
【0019】
図3は、仕切板3を示す斜視図である。図4は、仕切板3を示す断面図であり、扉ポケット24を二点鎖線で示している。図3に示すように、仕切板3は、第一仕切部30と、第二仕切部40と、を備えている。第一仕切部30は、板状部31と、係合フック33と、を有している。仕切板3は、例えば、アクリル樹脂、PS樹脂、ABS樹脂等で形成されていてもよい。仕切板3の説明では、扉ポケット24に取り付けられた状態の方向に基づいて説明することがある。
【0020】
板状部31は、板状に形成されている。仕切板3が扉ポケット24に取り付けられた状態で、板状部31の板面は左右方向を向いている。図4に示すように、板状部31の端部(左冷蔵室扉11Aaが閉じた状態での後端部)31aは、扉ポケット24の被係止板部24cに当接している。板状部31の下端部31dは、扉ポケット24の底板部24aに当接している。板状部31の端部(左冷蔵室扉11Aaが閉じた状態での前端部)31b(図3参照)は、扉ポケット24の奥側板部24b(図2参照)に当接している。
【0021】
図3に示すように、板状部31には、板状部31を板厚方向に貫通する取付開口32が形成されている。取付開口32は、板状部31の前後方向(第二方向)に離間して4箇所に形成されている。取付開口32が形成される個数は、4箇所に限られず、1箇所以上であればよい。
【0022】
取付開口32は、板状部31の上部に形成されている。具体的には、取付開口32は、板状部31の上下方向の上半分の領域に形成されている。取付開口32が形成される位置は、板状部31の上部に限られず、板状部31の下部に形成されていたり、板状部31の上下方向の長さよりもわずかに短い領域に形成されていたりしてもよい。
【0023】
図4に示すように、係合フック(係合部)33は、板状部31の端部31aの上端部に設けられている。係合フック33は、扉ポケット24の被係止板部24cの上部に係合されている。係合フック33は、上下方向の中間が屈曲した形状をしていている。係合フック33の屈曲部33aは、扉ポケット24の被係止板部24cの上部に係合されている。係合フック33の屈曲部33aと板状部31の端部31aとで、扉ポケット24の被係止板部24cを挟み込んでいる。係合フック33は、扉ポケット24の被係止板部24cに対して左右方向(第一方向)にスライド移動可能とされている。
【0024】
図2に示すように、仕切板3の係合フック33が扉ポケット24の被係止板部24cに係合された状態で、第一仕切部30は扉ポケット24内を左右方向に区画している。図2では、1個の扉ポケット24につき1個の仕切板3が設けられているが、1個の扉ポケット24に複数の仕切板3を左右方向に離間して設置することもできる。
【0025】
図3に示すように、第二仕切部40は、第一仕切部30の取付開口32のそれぞれに開閉可能に設けられている。第二仕切部40は、回動軸41と、仕切本体46と、を有している。
【0026】
図4に示すように、第一仕切部30の板状部31の取付開口32の前端部の上下端部には、軸支持凹部34u,34dが形成されている。上側の軸支持凹部34uは、第一仕切部30の板状部31の上端部まで貫通されている。下側の軸支持凹部34dは、下方に凹む形状をしている。回動軸41は、上下方向に延びている。回動軸41は、上下端部が軸支持凹部34u,34dに軸支され、上下方向を軸線方向として軸線方向回りに回動可能とされている。図3に示すように、回動軸41は、左右方向の両側に回動可能とされている。
【0027】
図5は、仕切板3の第一仕切部30の下部を示す斜視図であり、第二仕切部40を取り外した状態を示している。図6は、図4のVI-VI線断面図である。図7は、図4のVII-VII線断面図である。図5に示すように、下側の軸支持凹部34dは、板状部31の板厚方向の一方側(本実施形態では+X側)に貫通する形状をしている。第二仕切部40を第一仕切部30に取り付ける際には、回動軸41の上端部を上側の軸支持凹部34uに嵌め込んだ後に、回動軸41の下端部を下側の軸支持凹部34dの貫通している側から挿入して取り付ける。
【0028】
図3に示すように、仕切本体46は、回動軸41と一体に設けられている。仕切本体46は、板状に形成されている。仕切本体46が第一仕切部30の取付開口32で閉じた状態で、仕切本体46の板面は左右方向を向いている。仕切本体46が第一仕切部30の取付開口32で閉じた状態で、仕切本体46は、扉ポケット24内を左右方向に区画している。
【0029】
図7に示すように、仕切本体46における前端部の上下端部には、仕切本体46の板厚方向の両側に突出する規制突起47が設けられている。板状部31には、取付開口32の前端部に板厚方向の両側に突出する当接凸部35が設けられている。仕切本体46が90°程度開いた状態で、規制突起47は当接凸部35に当接して、仕切本体46の回動が規制される。仕切本体46が第一仕切部30の取付開口32で90°程度開いた状態で、仕切本体46は、扉ポケット24内を前後方向(第二方向)に区画している。
【0030】
図2に示すように、ユーザは、扉ポケット24に仕切板3を取り付けて、扉ポケット24内の物品を第一仕切部30で左右方向に区画することができる。第二仕切部40を開くことで、チューブ等の物品t1を前後方向に区画することができる。
【0031】
以上説明した実施形態によれば、仕切板3の第一仕切部30によって扉ポケット24の内部は左右方向に区画され、第二仕切部40によって前後方向に区画される。よって、扉ポケット24の内部を複数方向に区画することができる。
【0032】
上記実施形態によれば、仕切板3の係合フック33は、扉ポケット24の被係止板部24cに対して左右方向にスライド移動可能とされている。よって、ユーザは係合フック33を左右方向に移動させて、仕切板3の位置を変更することができる。
【0033】
上記実施形態によれば、仕切板3の第二仕切部40は、第一仕切部30に対して左右方向の両側に開閉可能である。よって、物品の収容状況に応じて、扉ポケット24の内部で第二仕切部40の左側または右側のいずれかの空間を前後方向に区画することができる。
【0034】
上記実施形態によれば、仕切板3の第二仕切部40は、第一仕切部30に前後方向に離間して複数設けられている。よって、扉ポケット24の内部の空間を前後方向に細かく区画することができる。
【0035】
上記実施形態によれば、仕切板3の係合フック33は、扉ポケット24の被係止板部24cの上部に係合されている。よって、係合フック33を被係止板部24cの上方から係合させることができるため、仕切板3の取外し及び取付けがしやすい。
【0036】
上記実施形態によれば、仕切板3の第二仕切部40は、第一仕切部30の上部に設けられている。よって、高さの高い物品が第二仕切部40凭れかかっても転倒することがない。
【0037】
上記実施形態によれば、仕切板3の回動軸41は、上下方向を軸線方向として軸線方向回りに回動可能とされている。この結果、扉ポケット24の内部を前後方向に区画する場合には第二仕切部40を回動させて開き、扉ポケット24の内部を前後方向に区画する必要がない場合第二仕切部40を回動させて閉じればよい。よって、第二仕切部40の操作性が良い。
【0038】
上記実施形態によれば、仕切板3の第一仕切部30を扉ポケット24に左右方向に複数設けることができるため、扉ポケット24の内部を左右方向に細かく区画することができる。
【0039】
上記実施形態によれば、仕切板3の第二仕切部40を開いた状態のまま、係合フック33を左右方向にスライド移動することができるため、利便性が高い。
【0040】
上記実施形態では、仕切板3は扉ポケット24に設けられている例を示したが、物品を収容可能な収容部に設けられていればよい。例えば、冷蔵庫1の冷凍室16Bや野菜室16C等に設けられていてもよい。
【0041】
以上説明した少なくともひとつの実施形態によれば、仕切板は、物品が収容される収容部内を第一方向に区画するととともに、前記第一方向に移動可能に前記収容部に設けられる第一仕切部と、前記第一仕切部に開閉可能に設けられ、開いた位置で、前記収容部内を前記第一方向と交差する第二方向に区画する第二仕切部と、を持つことにより、収容部内を複数方向に区画するとともに、位置変更することができる。
【0042】
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
【符号の説明】
【0043】
1…冷蔵庫、3…仕切板、10…筐体、11…扉、16…貯蔵室、3…仕切板、24…扉ポケット(収容部)、24a…底板部(底部)、24c…被係止板部(立設壁部)、30…第一仕切部、40…第二仕切部、41…回動軸、46…仕切本体、t1…物品
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7