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特許7541790折畳みシート、シート、パッケージ、及びシートの折畳み方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-08-21
(45)【発行日】2024-08-29
(54)【発明の名称】折畳みシート、シート、パッケージ、及びシートの折畳み方法
(51)【国際特許分類】
   B65H 45/04 20060101AFI20240822BHJP
   E04G 21/28 20060101ALI20240822BHJP
【FI】
B65H45/04
E04G21/28 B
【請求項の数】 12
(21)【出願番号】P 2024045021
(22)【出願日】2024-03-21
【審査請求日】2024-05-22
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】514215457
【氏名又は名称】株式会社イノベックス
(74)【代理人】
【識別番号】100088155
【弁理士】
【氏名又は名称】長谷川 芳樹
(74)【代理人】
【識別番号】100113435
【弁理士】
【氏名又は名称】黒木 義樹
(74)【代理人】
【識別番号】100130052
【弁理士】
【氏名又は名称】大阪 弘一
(72)【発明者】
【氏名】樋口 善幸
【審査官】鈴木 貴晴
(56)【参考文献】
【文献】特開平11-334988(JP,A)
【文献】特開平10-006897(JP,A)
【文献】特開2020-101061(JP,A)
【文献】特開2010-116207(JP,A)
【文献】特開2019-187799(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B65H 37/00-37/06,
41/00,
45/00-47/00
E04G 21/28
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
シートが折り畳まれた、引っ張ることで展開する折畳みシートであって、
前記折畳みシートは、
前記シートの外周を含まない矩形状の基部と、
前記基部に対して前記基部の第一面側に折り畳まれた折畳み部と、を有し、
前記折畳み部は、
前記シートの第一辺部が、前記第一辺部と対向する前記シートの第二辺部とは反対側に向けられるように、前記シートが、前記基部から前記第一辺部まで谷折りと山折りとが交互に繰り返されて折り畳まれた第一折畳み部と、
前記第二辺部が、前記第一辺部とは反対側に向けられるように、前記シートが、前記基部から前記第二辺部まで谷折りと山折りとが交互に繰り返されて折り畳まれた第二折畳み部と、
前記第一折畳み部及び前記第二折畳み部が、前記基部から前記第一辺部及び前記第二辺部と直交する前記シートの第三辺部まで谷折りと山折りとが交互に繰り返されて折り畳まれた第三折畳み部と、
前記第一折畳み部及び前記第二折畳み部が、前記基部から前記第三辺部と対向する前記シートの第四辺部まで谷折りと山折りとが交互に繰り返されて折り畳まれた第四折畳み部と、を有する、
折畳みシート。
【請求項2】
前記第三折畳み部は、前記第三辺部が前記第四辺部とは反対側に向けられるように折り畳まれており、
前記第四折畳み部は、前記第四辺部が前記第三辺部とは反対側に向けられるように折り畳まれている、
請求項1に記載の折畳みシート。
【請求項3】
前記基部は、展開された前記シートの前記第一辺部と前記第二辺部との対向方向における中央部、かつ、展開された前記シートの前記第三辺部と前記第四辺部との対向方向における中央部に位置している、
請求項1に記載の折畳みシート。
【請求項4】
前記第一折畳み部、前記第二折畳み部、前記第三折畳み部、及び前記第四折畳み部における、展開された前記シートの前記谷折りと前記山折りとの間隔は、略同じである、
請求項1に記載の折畳みシート。
【請求項5】
前記折畳み部は、前記基部の厚さ方向から見て前記基部と略同じ位置にある、
請求項1に記載の折畳みシート。
【請求項6】
前記基部は、長方形状であり、
前記基部の短辺の長さは、展開された前記シートの、前記基部の短辺方向における長さの1/100以上1/3以下である、
請求項1に記載の折畳みシート。
【請求項7】
前記シートを固定するために前記シートの四隅に設けられた固定部を更に備え、
前記第三折畳み部及び前記第四折畳み部の前記山折り及び前記谷折りにより区切られる部分をプリーツ部とした場合、前記固定部は、前記第折畳み部及び前記第四折畳み部の、前記基部とは反対側の最外層に位置する前記プリーツ部に配置されている、
請求項1に記載の折畳みシート。
【請求項8】
前記シートは、通気性を有しない、
請求項1に記載の折畳みシート。
【請求項9】
前記シートは、通気性を有する、
請求項1に記載の折畳みシート。
【請求項10】
請求項1~9の何れか一項に記載の折畳みシートと、
前記折畳みシートを包装する包装材と、を備える、
パッケージ。
【請求項11】
請求項1~9の何れか一項に記載の折畳みシートに用いられるシートであって、
前記谷折り及び前記山折りとなる折り位置の少なくとも一部に設けられたマーキングを備える、
シート。
【請求項12】
引っ張ることで展開する折畳みシートを製造するためにシートを折り畳むシートの折畳み方法であって、
前記シートの第一辺部が、前記第一辺部と対向する前記シートの第二辺部とは反対側に向けられるように、前記シートを、前記シートの外周を含まない矩形状の基部から前記第一辺部まで谷折りと山折りとを交互に繰り返して折り畳み、
前記第二辺部が、前記第一辺部とは反対側に向けられるように、前記シートを、前記基部から前記第二辺部まで谷折りと山折りとを交互に繰り返して折り畳み、
前記基部から前記第一辺部まで折り畳まれた第一折畳み部及び前記基部から前記第二辺部まで折り畳まれた第二折畳み部を、前記基部から前記第一辺部及び前記第二辺部と直交する前記シートの第三辺部まで谷折りと山折りとを交互に繰り返して折り畳み、
前記第一折畳み部及び前記第二折畳み部を、前記基部から前記第三辺部と対向する前記シートの第四辺部まで谷折りと山折りとを交互に繰り返して折り畳む、
シートの折畳み方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、折畳みシート、シート、パッケージ、及びシートの折畳み方法に関する。
【背景技術】
【0002】
ブルーシート等のシートは、折り畳まれた折畳みシートとして防災倉庫等の保管場所に保管されていることが多い。このような折畳みシートとして、シートを何度か半分に折り畳んだもの(例えば、特許文献1参照)、シートを内側に折り込んだもの(例えば、特許文献2参照)などが知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】実用新案登録第3229040号公報
【文献】特開2020-101061号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
災害発生時等の緊急時においては、折畳みシートを迅速に展開することが求められる。例えば、地震等で屋根が損壊した場合は、雨漏りを防止するために、折畳みシートを迅速に展開して天井に被せることが求められる。
【0005】
ここで、折畳みシートを迅速に展開するためには、シートの四隅を引っ張ることが有効である。しかしながら、従来の折畳みシートでは、シートの四隅がバラバラに配置されているため、シートの四隅を探すのに時間がかかるという問題がある。また、従来の折畳みシートでは、シートが何重にも内側に折り込まれているため、展開するために大きな力が必要になるとともに、展開に要する時間が長くなるという問題がある。
【0006】
そこで、本発明は、迅速に展開することができる折畳みシート、シート、パッケージ、及びシートの折畳み方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
[1] 本発明に係る折畳みシートは、シートが折り畳まれた折畳みシートであって、折畳みシートは、シートの外周を含まない矩形状の基部と、基部に対して基部の第一面側に折り畳まれた折畳み部と、を有し、折畳み部は、シートの第一辺部が、第一辺部と対向するシートの第二辺部とは反対側に向けられるように、シートが、基部から第一辺部まで谷折りと山折りとが交互に繰り返されて折り畳まれた第一折畳み部と、第二辺部が、第一辺部とは反対側に向けられるように、シートが、基部から第二辺部まで谷折りと山折りとが交互に繰り返されて折り畳まれた第二折畳み部と、第一折畳み部及び第二折畳み部が、基部から第一辺部及び第二辺部と直交するシートの第三辺部まで谷折りと山折りとが交互に繰り返されて折り畳まれた第三折畳み部と、第一折畳み部及び第二折畳み部が、基部から第三辺部と対向するシートの第四辺部まで谷折りと山折りとが交互に繰り返されて折り畳まれた第四折畳み部と、を有する。
【0008】
この折畳みシートでは、第一折畳み部、第二折畳み部、第三折畳み部、及び第四折畳み部を有する折畳み部が、基部に対して基部の第一面側に折り畳まれている。そして、第一折畳み部では、第一辺部が第二辺部とは反対側に向けられるように、シートが基部から第一辺部まで蛇腹状(プリーツ状)に折り畳まれており、第二折畳み部では、第二辺部が第一辺部とは反対側に向けられるように、シートが基部から第二辺部まで蛇腹状に折り畳まれている。また、第三折畳み部では、第一折畳み部及び第二折畳み部が基部から第三辺部まで蛇腹状に折り畳まれており、第四折畳み部では、第一折畳み部及び第二折畳み部が基部から第四辺部まで蛇腹状に折り畳まれている。これにより、第三折畳み部及び第四折畳み部の谷折り及び山折りにより区切られる部分をプリーツ部とした場合、シートの四隅は、第三折畳み部及び第四折畳み部の、基部とは反対側の最外層に位置するプリーツ部に配置された状態となる。このため、シートの四隅を容易かつ迅速に見つけることができる。また、シートが、基部からシートの四辺部に向かって蛇腹状に折り畳まれた状態となっているため、シートの四隅を引っ張ることで、大きな力を要することなく、容易かつ迅速に展開することができる。
【0009】
[2] [1]に記載の折畳みシートにおいて、第三折畳み部は、第三辺部が第四辺部とは反対側に向けられるように折り畳まれており、第四折畳み部は、第四辺部が第三辺部とは反対側に向けられるように折り畳まれていてもよい。この折畳みシートでは、第三折畳み部が、第三辺部が第四辺部とは反対側に向けられるように折り畳まれており、第四折畳み部が、第四辺部が第三辺部とは反対側に向けられるように折り畳まれているため、シートの四隅が、折畳みシートの基部とは反対側の表面に配置された状態となっている。このため、シートの四隅をより容易かつ迅速に見つけることができる。
【0010】
[3] [1]又は[2]に記載の折畳みシートにおいて、基部は、展開されたシートの第一辺部と第二辺部との対向方向における中央部、かつ、展開されたシートの第三辺部と第四辺部との対向方向における中央部に位置していてもよい。この折畳みシートでは、基部が、展開されたシートの第一辺部と第二辺部との対向方向における中央部に位置しているため、第一折畳み部及び第二折畳み部を容易に折り畳むことができるとともに、第一折畳み部と第二折畳み部とを同じように畳むことができる。また、基部が、展開されたシートの第三辺部と第四辺部との対向方向における中央部に位置しているため、第三折畳み部及び第四折畳み部を容易に折り畳むことができるとともに、第三折畳み部と第四折畳み部とを同じように折り畳むことができる。
【0011】
[4] [1]~[3]の何れかに記載の折畳みシートにおいて、第一折畳み部、第二折畳み部、第三折畳み部、及び第四折畳み部のそれぞれにおける、展開されたシートの谷折りと山折りとの間隔は、略同じであってもよい。この折畳みシートでは、第一折畳み部、第二折畳み部、第三折畳み部、及び第四折畳み部のそれぞれにおいて、展開されたシートの谷折りと山折りとの間隔が略同じであるため、第一折畳み部、第二折畳み部、第三折畳み部、及び第四折畳み部のそれぞれにおいて、シートが部分的にはみ出すのを抑制することができる。
【0012】
[5] [1]~[4]の何れかに記載の折畳みシートにおいて、折畳み部は、基部の厚さ方向から見て基部と略同じ位置にあってもよい。この折畳みシートでは、折畳み部が基部の厚さ方向から見て基部と略同じ位置にあるため、複数の折畳みシートを隙間なく敷き詰めることができる。これにより、折畳みシートの保管性を向上することができる。
【0013】
[6] [1]~[5]の何れかに記載の折畳みシートにおいて、基部は、長方形状であり、基部の短辺の長さは、展開されたシートの、基部の短辺方向における長さの1/100以上1/3以下であってもよい。この折畳みシートでは、長方形状の基部の短辺の長さが、展開されたシートの、基部の短辺方向における長さの1/100以上1/3以下であるため、折畳み部の折畳み数が増大して折畳みシートの嵩が高くなりすぎるのを抑制することができるとともに、折畳みシートのコンパクト化を図ることができる。
【0014】
[7] [1]~[6]の何れかに記載の折畳みシートにおいて、シートを固定するためにシートの四隅に設けられた固定部を更に備え、第三折畳み部及び第四折畳み部の山折り及び谷折りにより区切られる部分をプリーツ部とした場合、固定部は、第一折畳み部及び第四折畳み部の、基部とは反対側の最外層に位置するプリーツ部に配置されていてもよい。この折畳みシートでは、シートの四隅に設けられた固定部が、第三折畳み部及び第四折畳み部の、基部とは反対側の最外層に位置するプリーツ部に配置されているため、シートの四隅を容易かつ迅速に見つけることができる。
【0015】
[8] [1]~[7]の何れかに記載の折畳みシートにおいて、シートは、通気性を有しなくてもよい。
【0016】
[9] [1]~[7]の何れかに記載の折畳みシートにおいて、シートは、通気性を有してもよい。
【0017】
[10] 本発明に係るパッケージは、[1]~[9]の何れかに記載の折畳みシートと、折畳みシートを包装する包装材と、を備える。このパッケージでは、上記の何れかの折畳みシートが包装材に包装されているため、包装材から折畳みシートを取り出した後、折畳みシートを迅速に展開することができる。
【0018】
[11] 本発明に係るシートは、[1]~[9]の何れかに記載の折畳みシートに用いられるシートであって、谷折り及び山折りとなる折り位置の少なくとも一部に設けられたマーキングを備える。このシートでは、谷折り及び山折りとなる折り位置の少なくとも一部にマーキングが設けられているため、折畳みシートを作成する際、又は展開したシートを再度折り畳む際に、容易にシートを折り畳むことができる。
【0019】
[12] 本発明に係るシートの折畳み方法は、シートを折り畳むシートの折畳み方法であって、シートの第一辺部が、第一辺部と対向するシートの第二辺部とは反対側に向けられるように、シートを、シートの外周を含まない矩形状の基部から第一辺部まで谷折りと山折りとを交互に繰り返して折り畳み、第二辺部が、第一辺部とは反対側に向けられるように、シートを、基部から第二辺部まで谷折りと山折りとを交互に繰り返して折り畳み、基部から第一辺部まで折り畳まれた第一折畳み部及び基部から第二辺部まで折り畳まれた第二折畳み部を、基部から第一辺部及び第二辺部と直交するシートの第三辺部まで谷折りと山折りとを交互に繰り返して折り畳み、第一折畳み部及び第二折畳み部を、基部から第三辺部と対向するシートの第四辺部まで谷折りと山折りとを交互に繰り返して折り畳む。
【0020】
このシートの折畳み方法では、第一辺部が第二辺部とは反対側に向けられるように、シートを基部から第一辺部まで谷折りと山折りとを交互に繰り返して折り畳み、第二辺部が第一辺部とは反対側に向けられるように、シートを、基部から第二辺部まで谷折りと山折りとを交互に繰り返して折り畳み、第一折畳み部及び第二折畳み部を基部から第三辺部まで谷折りと山折りとを交互に繰り返して折り畳み、第一折畳み部及び第二折畳み部を基部から第四辺部まで谷折りと山折りとを交互に繰り返して折り畳む。これにより、迅速に展開することができる上述した折畳みシートを作成することができる。
【発明の効果】
【0021】
本発明によれば、迅速に展開することができる。
【図面の簡単な説明】
【0022】
図1】実施形態に係る折畳みシートの平面図である。
図2図1に示す折畳みシートの底面図である。
図3図1に示す折畳みシートの側面図である。
図4図1に示す折畳みシートの正面図である。
図5図1に示す折畳みシートを展開したシートの平面図である。
図6】第一折畳み部及び第二折畳み部の折畳み方を示す平面図である。
図7】第一折畳み部及び第二折畳み部が折り畳まれる直前の状態を説明するための正面図である。
図8】第一折畳み部及び第二折畳み部が折り畳まれた状態を示す正面図である。
図9】第三折畳み部及び第四折畳み部の折畳み方を示す正面図である。
図10】第三折畳み部及び第四折畳み部が折り畳まれる直前の状態を説明するための側面図である。
図11】折畳みシートを包装材に包装したパッケージの側面図である。
図12】変形例の折畳みシートの平面図である。
図13図12に示す折畳みシートの側面図である。
図14図12に示す折畳みシートを展開したシートの平面図である。
図15図12に示す折畳みシートの端プリーツ部を展開した状態を示す平面図である。
図16図12に示す折畳みシートの端プリーツ部を展開した状態を示す側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0023】
以下、図面を参照して、実施形態に係る折畳みシート、シート、パッケージ、及びシートの折畳み方法を説明する。なお、各図において同一又は相当する要素については同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
【0024】
(折畳みシート及びシート)
図1は、実施形態に係る折畳みシートの平面図である。図2は、図1に示す折畳みシートの底面図である。図3は、図1に示す折畳みシートの側面図である。図4は、図1に示す折畳みシートの正面図である。図5は、図1に示す折畳みシートを展開したシートの平面図である。図1図5に示すように、本実施形態に係る折畳みシート1は、シート100が折り畳まれて成るものである。シート100は、可撓性を有するシート状の部材である。シート100は、通気性を有しないものであってもよく、通気性を有するものであってもよい。また、シート100は、網目を有するものであってもよく、網目を有しないものであってもよい。このようなシート100としては、例えば、通気性及び網目を有しない樹脂シート、ネット(網)等のように通気性及び網目を有するネットシート、樹脂繊維又はネット(網)がフィルムでラミネートされることで通気性及び網目を有しなくなったラミネートシート(ブルーシート)、織布又は不織布等のように通気性を有する布シート、などが用いられる。
【0025】
シート100は、折畳みシート1が展開されたシートである。シート100は、折畳みシート1として折り畳む前のシートでもある。シート100は、略矩形状に形成されている。略矩形状とは、矩形状だけでなく、製造誤差、経年変化等に伴い変形した形状を含む意味である。
【0026】
シート100は、四辺部として、第一方向D1に対向する第一辺部101及び第二辺部102と、第一方向D1と直交する第二方向D2に対向する第三辺部103及び第四辺部104と、を有する。なお、第一方向D1は、第一辺部101と第二辺部102との対向方向でもあり、第二方向D2は、第三辺部103と第四辺部104との対向方向でもある。
【0027】
また、シート100は、四隅として、第一辺部101と第三辺部103との間の隅に位置する第一隅105と、第三辺部103と第二辺部102との間の隅に位置する第二隅106と、第二辺部102と第四辺部104との間の隅に位置する第三隅107と、第四辺部104と第一辺部101との間の隅に位置する第四隅108と、を有する。
【0028】
第一隅105、第二隅106、第三隅107、及び第四隅108には、それぞれ、シートを固定するための固定部131が設けられている。固定部131としては、例えば、ハトメ、ボタンホール、ジョイントホール等の穴、輪状のキャリーハンドル、線状のロープ等の突起などが用いられる。なお、このような固定部131は、第一隅105、第二隅106、第三隅107、及び第四隅108だけでなく、第一辺部101、第二辺部102、第三辺部103、及び第四辺部104に沿って複数設けられていてもよい。本実施形態では、一例として、シート100の四隅に、固定部131としてハトメが設けられているものとして説明するが、ハトメは任意に上述した穴及び/又は突起と置換してもよい。
【0029】
折畳みシート1は、シート100の外周を含まない矩形状の基部2と、基部2に対して基部2の第一面21側に折り畳まれた折畳み部3と、を有する。第一面21は、シート100の表裏面のうちの一方の面である。
【0030】
基部2は、矩形状に形成されている。つまり、基部2は、基部2の厚さ方向から見て、矩形状に形成されている。基部2の形状は、シート100の形状及び折り畳み回数により適宜決まるものであり、正方形又は長方形であることが好ましい。基部2の厚さ方向は、第一面21の法線方向でもある。本実施形態では、一例として、基部2は、正方形状であるものとして説明する。
【0031】
基部2は、四辺として、対向する第一辺121及び第二辺122と、対向する第三辺123及び第四辺124と、を有する。第一辺121と第二辺122とは、展開されたシート100において第一方向D1に対向する。第一辺121は、展開されたシート100の第一辺部101側の辺であり、第二辺122は、展開されたシート100の第二辺部102側の辺である。第三辺123と第四辺124とは、展開されたシート100において第二方向D2に対向する。第三辺123は、展開されたシート100の第三辺部103側の辺であり、第四辺124は、展開されたシート100の第四辺部104側の辺である。
【0032】
基部2は、展開されたシート100の第一方向D1における中央部に位置している。つまり、展開されたシート100において、基部2から第一辺部101までの長さと基部2から第二辺部102までの長さとが同じとなっている。また、基部2は、展開されたシート100の第二方向D2における中央部に位置している。つまり、展開されたシート100において、基部2から第三辺部103までの長さと基部2から第四辺部104までの長さとが同じとなっている。
【0033】
折畳み部3は、第一折畳み部31と、第二折畳み部32と、第三折畳み部33と、第四折畳み部34と、により構成される。
【0034】
図6は、第一折畳み部及び第二折畳み部の折畳み方を示す平面図である。図7は、第一折畳み部及び第二折畳み部が折り畳まれる直前の状態を説明するための正面図である。図8は、第一折畳み部及び第二折畳み部が折り畳まれた状態を示す正面図である。図5図8に示すように、第一折畳み部31は、シート100が、基部2から第一辺部101まで谷折りH1と山折りH2とが交互に繰り返されて折り畳まれて構成されている。つまり、展開されたシート100が、基部2の第一辺121に沿って基部2の第一面21側に折り畳まれているとともに、基部2の第一辺121に沿った線から第一辺部101までの部分が、基部2の第一面21側において蛇腹状(プリーツ状)に折り畳まれている。そして、第一折畳み部31では、第一辺部101が第二辺部102とは反対側に向けられるように、シート100が折り畳まれている。なお、第一折畳み部31は、基部2の第一面21側に折り畳まれていることから、第一折畳み部31の谷折りH1及び山折りH2は、基部2の第一面21側から見た谷折り及び山折りを意味する。図5では、谷折りH1を細線で示しており、山折りH2を破線で示している。
【0035】
図5に示す例では、基部2から第一辺部101までに、第一折線L11、第二折線L12、第三折線L13、及び第四折線L14の4本の折線が形成されている。第一折線L11は、基部2の第一辺121に沿う折線である。第二折線L12は、第一折線L11の第一辺部101側に隣り合う折線である。第三折線L13は、第二折線L12の第一辺部101側に隣り合う折線である。第四折線L14は、第三折線L13の第一辺部101側に隣り合う折線である。そして、第一折線L11は、谷折りH1となっており、第二折線L12は、山折りH2となっており、第三折線L13は、谷折りH1となっており、第四折線L14は、山折りH2となっている。
【0036】
第一折線L11、第二折線L12、第三折線L13、及び第四折線L14は、第三辺部103から第四辺部104まで延びる折線であり、互いに略平行となっている。略平行とは、平行だけでなく、製造誤差、経年変化等に伴う、第三辺部103における第一折線L11、第二折線L12、第三折線L13、及び第四折線L14の各間隔と第四辺部104における第一折線L11、第二折線L12、第三折線L13、及び第四折線L14の各間隔との5%程度の誤差を含む意味である。また、第一折線L11、第二折線L12、第三折線L13、及び第四折線L14の間隔は、略同じとなっている。つまり、展開されたシート100において、第一折畳み部31における谷折りH1と山折りH2との間隔が略同じとなっている。略同じとは、同じだけでなく、製造誤差、経年変化等に伴う、上記と同様の5%程度の誤差を含む意味である。
【0037】
ここで、第一折畳み部31の山折りH2及び谷折りH1により区切られる部分をプリーツ部P1という。第一折畳み部31は、複数のプリーツ部P1を有しており、一つのプリーツ部P1は、一枚のシート100の部分により構成される。複数のプリーツ部P1のうち、基部2とは反対側の最外層に位置するプリーツ部P1を、端プリーツ部P1Eという。
【0038】
図5に示す例では、第一プリーツ部P11、第二プリーツ部P12、第三プリーツ部P13、及び第四プリーツ部P14の4つのプリーツ部P1が設けられている。第一プリーツ部P11は、第一折線L11と第二折線L12との間に位置するシート100の部分により構成される。第二プリーツ部P12は、第二折線L12と第三折線L13との間に位置するシート100の部分により構成される。第三プリーツ部P13は、第三折線L13と第四折線L14との間に位置するシート100の部分により構成される。第四プリーツ部P14は、第四折線L14と第一辺部101との間に位置するシート100の部分により構成される。第四プリーツ部P14は、基部2とは反対側の最外層に位置する端プリーツ部P1Eとなる。
【0039】
第二折畳み部32は、シート100が、基部2から第二辺部102まで谷折りH1と山折りH2とが交互に繰り返されて折り畳まれて構成されている。つまり、展開されたシート100が、基部2の第二辺122に沿って基部2の第一面21側に折り畳まれているとともに、基部2の第二辺122に沿った線から第二辺部102までの部分が、基部2の第一面21側において蛇腹状(プリーツ状)に折り畳まれている。そして、第二折畳み部32では、第二辺部102が第一辺部101とは反対側に向けられるように、シート100が折り畳まれている。なお、第二折畳み部32は、基部2の第一面21側に折り畳まれていることから、第二折畳み部32の谷折りH1及び山折りH2は、基部2の第一面21側から見た谷折り及び山折りを意味する。
【0040】
図5に示す例では、基部2から第二辺部102までに、第一折線L21、第二折線L22、第三折線L23、及び第四折線L24の4本の折線が形成されている。第一折線L21は、基部2の第二辺122に沿う折線である。第二折線L22は、第一折線L21の第二辺部102側に隣り合う折線である。第三折線L23は、第二折線L22の第二辺部102側に隣り合う折線である。第四折線L24は、第三折線L23の第二辺部102側に隣り合う折線である。そして、第一折線L21は、谷折りH1となっており、第二折線L22は、山折りH2となっており、第三折線L23は、谷折りH1となっており、第四折線L24は、山折りH2となっている。
【0041】
第一折線L21、第二折線L22、第三折線L23、及び第四折線L24は、第三辺部103から第四辺部104まで延びる折線であり、互いに略平行となっている。また、第一折線L21、第二折線L22、第三折線L23、及び第四折線L24の間隔は、略同じとなっている。つまり、展開されたシート100において、第一折畳み部32における谷折りH1と山折りH2との間隔が略同じとなっている。
【0042】
ここで、第二折畳み部32の山折りH2及び谷折りH1により区切られる部分をプリーツ部P2という。第二折畳み部32は、複数のプリーツ部P2を有しており、一つのプリーツ部P2は、一枚のシート100の部分により構成される。複数のプリーツ部P2のうち、基部2とは反対側の最外層に位置するプリーツ部P2を、端プリーツ部P2Eという。
【0043】
図5に示す例では、第一プリーツ部P21、第二プリーツ部P22、第三プリーツ部P23、及び第四プリーツ部P24の4つのプリーツ部P2が設けられている。第一プリーツ部P21は、第一折線L21と第二折線L22との間に位置するシート100の部分により構成される。第二プリーツ部P22は、第二折線L22と第三折線L23との間に位置するシート100の部分により構成される。第三プリーツ部P23は、第三折線L23と第四折線L24との間に位置するシート100の部分により構成される。第四プリーツ部P24は、第四折線L24と第二辺部102との間に位置するシート100の部分により構成される。第四プリーツ部P24は、基部2とは反対側の最外層に位置する端プリーツ部P2Eとなる。
【0044】
第一折畳み部31と第二折畳み部32とは、互いに重なっておらず、第一折畳み部31と第二折畳み部32との間にスリットS1が形成されている。スリットS1は、第一折畳み部31と第二折畳み部32との間の切込みである。そして、スリットS1において、基部2の第一面21が開放されている。
【0045】
また、第一折畳み部31における谷折りH1及び山折りH2の数と第二折畳み部32における谷折りH1及び山折りH2の数とが同じとなっている。つまり、第一折畳み部31におけるプリーツ部P1の数と第二折畳み部32におけるプリーツ部P2の数とが同じとなっている。
【0046】
図9は、第三折畳み部及び第四折畳み部の折畳み方を示す正面図である。図10は、第三折畳み部及び第四折畳み部が折り畳まれる直前の状態を説明するための側面図である。図6図10及び図2に示すように、第三折畳み部33は、第一折畳み部31及び第二折畳み部32が、基部2から第三辺部103まで谷折りH1と山折りH2とが交互に繰り返されて折り畳まれて構成されている。つまり、シート100が折り畳まれて成る第一折畳み部31及び第二折畳み部32が、基部2の第三辺123に沿って基部2の第一面21側に折り畳まれているとともに、基部2の第三辺123に沿った線から第三辺部103までの部分が、基部2の第一面21側において蛇腹状(プリーツ状)に折り畳まれている。そして、第三折畳み部33では、第三辺部103が第四辺部104とは反対側に向けられるように、第一折畳み部31及び第二折畳み部32が折り畳まれている。なお、第三折畳み部33は、基部2の第一面21側に折り畳まれていることから、第三折畳み部33の谷折りH1及び山折りH2は、基部2の第一面21側から見た谷折り及び山折りを意味する。図6では、谷折りH1を細線で示しており、山折りH2を破線で示している。
【0047】
図6に示す例では、基部2から第三辺部103までに、第一折線L31、第二折線L32、第三折線L33、及び第四折線L34の4本の折線が形成されている。第一折線L31は、基部2の第三辺123に沿う折線である。第二折線L32は、第一折線L31の第三辺部103側に隣り合う折線である。第三折線L33は、第二折線L32の第三辺部103側に隣り合う折線である。第四折線L34は、第三折線L33の第三辺部103側に隣り合う折線である。そして、第一折線L31は、谷折りH1となっており、第二折線L32は、山折りH2となっており、第三折線L33は、谷折りH1となっており、第四折線L34は、山折りH2となっている。なお、第三折畳み部33の谷折りH1及び山折りH2は、第一折畳み部31及び第二折畳み部32の折線であるため、展開されたシート100においては、第一折線L31、第二折線L32、第三折線L33、及び第四折線L34のそれぞれは、谷折りH1と山折りH2とが交互に連続した折線となっている(図5参照)。
【0048】
第一折線L31、第二折線L32、第三折線L33、及び第四折線L34は、第一辺部101から第二辺部102まで延びる折線であり、互いに略平行となっている。また、第一折線L31、第二折線L32、第三折線L33、及び第四折線L34の間隔は、略同じとなっている。つまり、展開されたシート100において、第三折畳み部33における谷折りH1と山折りH2との間隔が略同じとなっている。
【0049】
ここで、第三折畳み部33の山折りH2及び谷折りH1により区切られる部分をプリーツ部P3という。第三折畳み部33は、複数のプリーツ部P3を有しており、一つのプリーツ部P3は、複数の第一折畳み部31及び第二折畳み部32の部分により構成される。複数のプリーツ部P3のうち、基部2とは反対側の最外層に位置するプリーツ部P3を、端プリーツ部P3Eという。
【0050】
図6に示す例では、第一プリーツ部P31、第二プリーツ部P32、第三プリーツ部P33、及び第四プリーツ部P34の4つのプリーツ部P3が設けられている。第一プリーツ部P31は、第一折線L31と第二折線L32との間に位置する第一折畳み部31及び第二折畳み部32の部分により構成される。第二プリーツ部P32は、第二折線L32と第三折線L33との間に位置する第一折畳み部31及び第二折畳み部32の部分により構成される。第三プリーツ部P33は、第三折線L33と第四折線L34との間に位置する第一折畳み部31及び第二折畳み部32の部分により構成される。第四プリーツ部P34は、第四折線L34と第三辺部103との間に位置する第一折畳み部31及び第二折畳み部32の部分により構成される。第四プリーツ部P34は、基部2とは反対側の最外層に位置する端プリーツ部P3Eとなる。
【0051】
第四折畳み部34は、第一折畳み部31及び第二折畳み部32が、基部2から第四辺部104まで谷折りH1と山折りH2とが交互に繰り返されて折り畳まれて構成されている。つまり、シート100が折り畳まれて成る第一折畳み部31及び第二折畳み部32が、基部2の第四辺124に沿って基部2の第一面21側に折り畳まれているとともに、基部2の第四辺124に沿った線から第四辺部104までの部分が、基部2の第一面21側において蛇腹状(プリーツ状)に折り畳まれている。そして、第四折畳み部34では、第四辺部104が第三辺部103とは反対側に向けられるように、第一折畳み部31及び第二折畳み部32が折り畳まれている。なお、第四折畳み部34は、基部2の第一面21側に折り畳まれていることから、第四折畳み部34の谷折りH1及び山折りH2は、基部2の第一面21側から見た谷折り及び山折りを意味する。
【0052】
図6に示す例では、基部2から第四辺部104までに、第一折線L41、第二折線L42、第三折線L43、及び第四折線L44の4本の折線が形成されている。第一折線L41は、基部2の第四辺124に沿う折線である。第二折線L42は、第一折線L31の第四辺部104側に隣り合う折線である。第三折線L43は、第二折線L42の第四辺部104側に隣り合う折線である。第四折線L44は、第三折線L43の第四辺部104側に隣り合う折線である。そして、第一折線L41は、谷折りH1となっており、第二折線L42は、山折りH2となっており、第三折線L43は、谷折りH1となっており、第四折線L44は、山折りH2となっている。なお、第四折畳み部34の谷折りH1及び山折りH2は、第一折畳み部31及び第二折畳み部32の折線であるため、展開されたシート100においては、第一折線L41、第二折線L42、第三折線L43、及び第四折線L44のそれぞれは、谷折りH1と山折りH2とが交互に連続した折線となっている(図5参照)。
【0053】
第一折線L41、第二折線L42、第三折線L43、及び第四折線L44は、第一辺部101から第二辺部102まで延びる折線であり、互いに略平行となっている。また、第一折線L41、第二折線L42、第三折線L43、及び第四折線L44の間隔は、略同じとなっている。つまり、展開されたシート100において、第四折畳み部34における谷折りH1と山折りH2との間隔が略同じとなっている。
【0054】
ここで、第四折畳み部34の山折りH2及び谷折りH1により区切られる部分をプリーツ部P4という。第四折畳み部34は、複数のプリーツ部P4を有しており、一つのプリーツ部P4は、複数の第一折畳み部31及び第二折畳み部32の部分により構成される。複数のプリーツ部P4のうち、基部2とは反対側の最外層に位置するプリーツ部P4を、端プリーツ部P4Eという。
【0055】
図6に示す例では、第一プリーツ部P41、第二プリーツ部P42、第三プリーツ部P43、及び第四プリーツ部P44の4つのプリーツ部P4が設けられている。第一プリーツ部P41は、第一折線L41と第二折線L42との間に位置する第一折畳み部31及び第二折畳み部32の部分により構成される。第二プリーツ部P42は、第二折線L42と第三折線L43との間に位置する第一折畳み部31及び第二折畳み部32の部分により構成される。第三プリーツ部P43は、第三折線L43と第四折線L44との間に位置する第一折畳み部31及び第二折畳み部32の部分により構成される。第四プリーツ部P44は、第四折線L44と第四辺部104との間に位置する第一折畳み部31及び第二折畳み部32の部分により構成される。第四プリーツ部P44は、基部2とは反対側の最外層に位置する端プリーツ部P4Eとなる。
【0056】
第三折畳み部33と第四折畳み部34とは、互いに重なっておらず、第三折畳み部33と第四折畳み部34との間にスリットS2が形成されている。スリットS2は、第三折畳み部33と第四折畳み部34との間の切込みである。そして、基部2の第一面21側から見た場合に、スリットS1及びスリットS2により十字状のスリットが形成されており、スリットS1とスリットS2とが交差する部分において、基部2の第一面21が開放されている。
【0057】
また、第三折畳み部33における谷折りH1及び山折りH2の数と第四折畳み部34における谷折りH1及び山折りH2の数とが同じとなっている。つまり、第三折畳み部33におけるプリーツ部P3の数と第四折畳み部34におけるプリーツ部P4の数とが同じとなっている。
【0058】
折畳み部3は、基部2の厚さ方向から見て基部2と略同じ位置にある。略同じ位置とは、同じ位置だけでなく、製造誤差、経年変化等に伴いずれた位置を含む意味である。また、折畳み部3は、基部2の厚さ方向から見て基部2と略同じ形状である。略同じ形状とは、同じ形状だけでなく、製造誤差、経年変化等に伴い変形した形状を含む意味である。基部2の厚さ方向から見た折畳み部3の形状は、第一折畳み部31、第二折畳み部32、第三折畳み部33、及び第四折畳み部34を合わせた形状となる。本実施形態では、基部2の厚さ方向から見た基部2の形状は正方形状であるため、基部2の厚さ方向から見た折畳み部3の形状も正方形状となっている。
【0059】
そして、シート100の第一隅105及び第二隅106のそれぞれに設けられた固定部131は、第三折畳み部33の端プリーツ部P3Eに配置されている。また、シート100の第三隅107及び第四隅108のそれぞれに設けられた固定部131は、第四折畳み部34の端プリーツ部P4Eに配置されている。
【0060】
基部2の各辺の長さは、例えば、展開されたシート100の、基部2の対応する各辺(第一辺121に対しては第一辺部101、第二辺122に対しては第二辺部102、第三辺123に対しては第三辺部103、及び第四辺124に対しては第四辺部104)の延在方向における長さの1/100以上1/3以下、好ましくは1/25以上1/5以下、より好ましくは1/11以上1/7以下である。
【0061】
折畳みシート1の運搬及び保管を容易にする観点からは、第一辺121、第二辺122、第三辺123、及び第四辺124は、10cm以上2m以下であることが好ましく、20cm以上1m以下であることがより好ましく、30cm以上80cm以下であることが更に好ましい。上記の好ましい範囲とするためには、第一方向D1における折線(折畳み線)の本数と第二方向D2における折線(折畳み線)の本数をシート100の形状及び大きさ、並びに目的とする折畳みシート1の形状及び大きさにより適宜選択すればよい。
【0062】
シート100には、第一折畳み部31、第二折畳み部32、第三折畳み部33、及び第四折畳み部34のそれぞれの谷折りH1及び山折りH2となる折り位置の少なくとも一部に、折り畳む部分を示すためのマーキング(不図示)が設けられていてもよい。谷折りH1及び山折りH2となる折り位置は、各折線となる位置であって、図5の例では、第一折畳み部31の第一折線L11、第二折線L12、第三折線L13、及び第四折線L14、第二折畳み部32の第一折線L21、第二折線L22、第三折線L23、及び第四折線L24、第三折畳み部33の第一折線L31、第二折線L32、第三折線L33、及び第四折線L34、第四折畳み部34の第一折線L41、第二折線L42、第三折線L43、及び第四折線L44となる位置である。マーキングは、例えば、シート100の表面に印刷する方法、シート100内に印刷層をラミネートする方法、シート100内に紐等の部材をラミネートする方法、ラミネートする樹脂繊維を含まない部分をマーキングとする方法等により、シート100に設けることができる。
【0063】
(パッケージ)
図11は、折畳みシートを包装材に包装したパッケージの側面図である。図11に示すように、本実施形態に係るパッケージ200は、上述した折畳みシート1と、折畳みシート1を包装する包装材201と、を備える。つまり、パッケージ200は、上述した折畳みシート1が包装材201に包装されて成るものである。包装材201としては、例えば、折畳みシート1を収容する収容袋等が用いられる。更に、折畳みシート1は、図8におけるスリットS1に沿ってさらに折畳み、包装材201に包装されていてもよい。
【0064】
(シートの折畳み方法)
次に、本実施形態に係るシートの折畳み方法について説明する。本実施形態に係るシートの折畳み方法は、上述した折畳みシート1を製造する方法である。
【0065】
まず、上述したシート100を準備する。そして、図5図8に示すように、第一辺部101が第二辺部102とは反対側に向けられるように、シート100を、シート100の外周を含まない矩形状の基部2から第一辺部101まで谷折りH1と山折りH2とを交互に繰り返して折り畳む。これにより、第一辺部101が第二辺部102とは反対側に向けられるように、シート100が、基部2から第一辺部101まで谷折りH1と山折りH2とが交互に繰り返されて折り畳まれた第一折畳み部31が形成される。また、第二辺部102が第一辺部101とは反対側に向けられるように、シート100を、基部2から第二辺部102まで谷折りH1と山折りH2とを交互に繰り返して折り畳む。これにより、第二辺部102が第一辺部101とは反対側に向けられるように、シート100が、基部2から第二辺部102まで谷折りH1と山折りH2とが交互に繰り返されて折り畳まれた第二折畳み部32が形成される。
【0066】
第一折畳み部31及び第二折畳み部32が形成されると、第一折畳み部31及び第二折畳み部32を、基部2から第三辺部103まで谷折りH1と山折りH2とを交互に繰り返して折り畳む。このとき、第三辺部103が第四辺部104とは反対側に向けられるように、第一折畳み部31及び第二折畳み部32を折り畳む。これにより、第三辺部103が第四辺部104とは反対側に向けられるように、第一折畳み部31及び第二折畳み部32が、基部2から第三辺部103まで谷折りH1と山折りH2とが交互に繰り返されて折り畳まれた第三折畳み部33が形成される。また、第一折畳み部31及び第二折畳み部32を、基部2から第四辺部104まで谷折りH1と山折りH2とを交互に繰り返して折り畳む。このとき、第四辺部104が第三辺部103とは反対側に向けられるように、第一折畳み部31及び第二折畳み部32を折り畳む。これにより、第四辺部104が第三辺部103とは反対側に向けられるように、第一折畳み部31及び第二折畳み部32が、基部2から第四辺部104まで谷折りH1と山折りH2とが交互に繰り返されて折り畳まれた第四折畳み部34が形成される。
【0067】
以上説明したように、本実施形態に係る折畳みシート1では、第一折畳み部31、第二折畳み部32、第三折畳み部33、及び第四折畳み部34を有する折畳み部3が、基部2に対して基部2の第一面21側に折り畳まれている。そして、第一折畳み部31では、第一辺部101が第二辺部102とは反対側に向けられるように、シート100が基部2から第一辺部101まで蛇腹状(プリーツ状)に折り畳まれており、第二折畳み部32では、第二辺部102が第一辺部101とは反対側に向けられるように、シート100が基部2から第二辺部102まで蛇腹状に折り畳まれている。また、第三折畳み部33では、第一折畳み部31及び第二折畳み部32が基部2から第三辺部103まで蛇腹状に折り畳まれており、第四折畳み部34では、第一折畳み部31及び第二折畳み部32が基部2から第四辺部104まで蛇腹状に折り畳まれている。これにより、シート100の四隅は、第三折畳み部33及び第四折畳み部34の、基部2とは反対側の最外層に位置する端プリーツ部P3E及び端プリーツ部P4Eに配置された状態となる。このため、シート100の四隅を容易かつ迅速に見つけることができる。また、シート100が、基部2からシート100の四辺部に向かって蛇腹状に折り畳まれた状態となっているため、シート100の四隅を引っ張ることで、大きな力を要することなく、容易かつ迅速に展開することができる。
【0068】
また、この折畳みシート1では、第三折畳み部33が、第三辺部103が第四辺部104とは反対側に向けられるように折り畳まれており、第四折畳み部34が、第四辺部104が第三辺部103とは反対側に向けられるように折り畳まれているため、シート100の四隅が、折畳みシート1の基部2とは反対側の表面に配置された状態となっている。このため、シート100の四隅をより容易かつ迅速に見つけることができる。
【0069】
また、この折畳みシート1では、基部2が、展開されたシート100の第一辺部101と第二辺部102との対向方向における中央部に位置しているため、第一折畳み部31及び第二折畳み部32を容易に折り畳むことができるとともに、第一折畳み部31と第二折畳み部32とを同じように畳むことができる。また、基部2が、展開されたシート100の第三辺部103と第四辺部104との対向方向における中央部に位置しているため、第三折畳み部33及び第四折畳み部34を容易に折り畳むことができるとともに、第三折畳み部33と第四折畳み部34とを同じように折り畳むことができる。
【0070】
また、この折畳みシート1では、第一折畳み部31、第二折畳み部32、第三折畳み部33、及び第四折畳み部34のそれぞれにおいて、展開されたシート100の谷折りH1と山折りH2との間隔が略同じであるため、第一折畳み部31、第二折畳み部32、第三折畳み部33、及び第四折畳み部34のそれぞれにおいて、シート100が部分的にはみ出すのを抑制することができる。
【0071】
また、この折畳みシート1では、折畳み部3が基部2の厚さ方向から見て基部2と略同じ位置にあるため、複数の折畳みシート1を隙間なく敷き詰めることができる。これにより、折畳みシート1の保管性を向上することができる。
【0072】
また、この折畳みシート1では、基部2の各辺の長さが、展開されたシート100の、基部2の対応する各辺の延在方向おける長さの1/100以上1/3以下、好ましくは1/25以上1/5以下、より好ましくは1/11以上1/7であるため、折畳み部3の折畳み数が増大して折畳みシート1の嵩が高くなりすぎるのを抑制することができるとともに、折畳みシート1のコンパクト化を図ることができる。
【0073】
また、この折畳みシート1では、シート100の四隅に設けられた固定部131が、第三折畳み部33及び第四折畳み部34の端プリーツ部P3E及び端プリーツ部P4Eに配置されているため、シート100の四隅をより容易かつ迅速に見つけることができる。
【0074】
本実施形態に係るパッケージ200では、折畳みシート1が包装材201に包装されているため、包装材201から折畳みシート1を取り出した後、折畳みシート1を迅速に展開することができる。
【0075】
また、このシート100では、谷折りH1及び山折りH2となる折り位置の少なくとも一部にマーキングMが設けられているため、折畳みシート1を作成する際、又は展開したシート100を再度折り畳む際に、容易にシート100を折り畳むことができる。
【0076】
本実施形態に係るシート100の折畳み方法では、第一辺部101が第二辺部102とは反対側に向けられるように、シート100を基部2から第一辺部101まで谷折りH1と山折りH2とを交互に繰り返して折り畳み、第二辺部102が第一辺部101とは反対側に向けられるように、シート100を、基部2から第二辺部102まで谷折りH1と山折りH2とを交互に繰り返して折り畳み、第一折畳み部31及び第二折畳み部32を基部2から第三辺部103まで谷折りH1と山折りH2とを交互に繰り返して折り畳み、第一折畳み部31及び第二折畳み部32を基部2から第四辺部104まで谷折りH1と山折りH2とを交互に繰り返して折り畳む。これにより、迅速に展開することができる上述した折畳みシート1を作成することができる。
【0077】
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。
【0078】
例えば、上記実施形態では、第三折畳み部は、第三辺部が第四辺部とは反対側に向けられるように折り畳まれており、第四折畳み部は、第四辺部が第三辺部とは反対側に向けられるように折り畳まれているものとして説明したが、しかしながら、第三折畳み部は、第三辺部が第四辺部側に向けられるように折り畳まれていてもよい。また、第四折畳み部は、第四辺部が第三辺部側に向けられるように折り畳まれていてもよい。また、第三折畳み部及び第四折畳み部の山折りが一つ少なく、ハトメが第三折畳み部及び第四折畳み部の内側に配置されるように構成されていてもよい。
【0079】
図12は、変形例の折畳みシートの平面図である。図13は、図12に示す折畳みシートの側面図である。図14は、図12に示す折畳みシートを展開したシートの平面図である。図12図14に示す折畳みシート1Aは、基本的に上記実施形態の折畳みシート1と同様であるが、展開したシート100Aが、上記実施形態のシート100よりも第二方向D2における長さが短くなっている。折畳みシート1Aは、基部2と、折畳み部3Aと、を有しており、折畳み部3Aは、第一折畳み部31Aと、第二折畳み部32Aと、第三折畳み部33Aと、第四折畳み部34Aと、を有している。
【0080】
第一折畳み部31Aは、シート100Aが、基部2から第一辺部101まで谷折りH1と山折りH2とが交互に繰り返されて折り畳まれて構成されている。そして、第一折畳み部31Aでは、第一辺部101が第二辺部102とは反対側に向けられるように、シート100Aが折り畳まれている。第二折畳み部32Aは、シート100Aが、基部2から第二辺部102まで谷折りH1と山折りH2とが交互に繰り返されて折り畳まれて構成されている。そして、第二折畳み部32Aでは、第二辺部102が第一辺部101とは反対側に向けられるように、シート100Aが折り畳まれている。
【0081】
第三折畳み部33Aは、第一折畳み部31A及び第二折畳み部32Aが、基部2から第三辺部103まで谷折りH1と山折りH2とが交互に繰り返されて折り畳まれて構成されている。そして、第三折畳み部33Aでは、第三辺部103が第四辺部104側に向けられるように、第一折畳み部31A及び第二折畳み部32Aが折り畳まれている。第四折畳み部34Aは、第一折畳み部31A及び第二折畳み部32Aが、基部2から第四辺部104まで谷折りH1と山折りH2とが交互に繰り返されて折り畳まれて構成されている。そして、第四折畳み部34Aでは、第四辺部104が第三辺部103側に向けられるように、第一折畳み部31A及び第二折畳み部32Aが折り畳まれている。
【0082】
なお、折畳みシート1Aを製造するためにシート100Aを折り畳む方法では、上記実施形態と同様にして、第一折畳み部31A及び第二折畳み部32Aを形成する。第一折畳み部31A及び第二折畳み部32Aが形成されると、第一折畳み部31A及び第二折畳み部32Aを、第三辺部103が第四辺部104側に向けられるように、基部2から第三辺部103まで谷折りH1と山折りH2とを交互に繰り返して折り畳む。また、第一折畳み部31及び第二折畳み部32を、第四辺部104が第三辺部103側に向けられるように、基部2から第四辺部104まで谷折りH1と山折りH2とを交互に繰り返して折り畳む。これにより、折畳みシート1Aが製造される。
【0083】
この折畳みシート1Aでは、シート100Aの四隅が、折畳みシート1Aの基部2とは反対側の表面に配置された状態となっていない。しかしながら、シート100Aの四隅が、第三折畳み部33A及び第四折畳み部34Aの、基部2とは反対側の最外層に位置する端プリーツ部P3E及び端プリーツ部P4Eに配置された状態となる。このため、図15及び図16に示すように、第三折畳み部33Aの端プリーツ部P35及び第四折畳み部34Aの端プリーツ部P45を展開することで、シート100Aの四隅が、折畳みシート1Aの基部2とは反対側の表面に配置された状態となる。図15は、図12に示す折畳みシートの端プリーツ部を展開した状態を示す平面図である。図16は、図12に示す折畳みシートの端プリーツ部を展開した状態を示す側面図である。このため、シート100Aの四隅を容易かつ迅速に見つけることができ、シート100Aの四隅を引っ張ることで、容易かつ迅速に展開することができる。
【0084】
また、上記実施形態では、シートの四隅に、固定部としてハトメが設けられているものとして説明したが、第一辺部、第二辺部、第三辺部、及び第四辺部に更にハトメを有していてもよい。
【0085】
また、上記実施形態では、展開されたシートは四隅が角となった略矩形状に形成されているものとして説明したが、展開されたシートは、四隅が丸く湾曲した(面取りされた)略矩形状に形成されていてもよい。
【0086】
また、上記実施形態では、基部が正方形状であるものとして説明したが、基部は、長方形状に形成されていてもよい。この場合、基部は、展開されたシートの第一方向に長い長方形状であってもよく、展開されたシートの第二方向に長い長方形状であってもよい。
【0087】
また、上記実施形態では、第一折畳み部と第二折畳み部とは、互いに重なっておらず、第一折畳み部と第二折畳み部との間にスリットが形成されているものとして説明したが、第一折畳み部と第二折畳み部とは、互いに重なっていてもよく、また、互いに離間して第一折畳み部と第二折畳み部との間に隙間(遊び)が形成されていてもよい。同様に、上記実施形態では、第三折畳み部と第四折畳み部とは、互いに重なっておらず、第三折畳み部と第四折畳み部との間にスリットが形成されているものとして説明したが、第三折畳み部と第四折畳み部とは、互いに重なっていてもよく、また、互いに離間して第三折畳み部と第四折畳み部との間に隙間(遊び)が形成されていてもよい。
【符号の説明】
【0088】
1…折畳みシート、1A…折畳みシート、2…基部、3…折畳み部、3A…折畳み部、21…第一面、31…第一折畳み部、31A…第一折畳み部、32…第二折畳み部、32A…第二折畳み部、33…第三折畳み部、33A…第三折畳み部、34…第四折畳み部、34A…第四折畳み部、100…シート、100A…シート、101…第一辺部、102…第二辺部、103…第三辺部、104…第四辺部、105…第一隅、106…第二隅、107…第三隅、108…第四隅、121…第一辺、122…第二辺、123…第三辺、124…第四辺、131…固定部、200…パッケージ、201…包装材、D1…第一方向、D2…第二方向、H1…谷折り、H2…山折り、L11…第一折線、L12…第二折線、L13…第三折線、L14…第四折線、L21…第一折線、L22…第二折線、L23…第三折線、L24…第四折線、L31…第一折線、L32…第二折線、L33…第三折線、L34…第四折線、L41…第一折線、L42…第二折線、L43…第三折線、L44…第四折線、P1…プリーツ部、P2…プリーツ部、P3…プリーツ部、P4…プリーツ部、P11…第一プリーツ部、P12…第二プリーツ部、P13…第三プリーツ部、P14…第四プリーツ部、P1E…端プリーツ部、P21…第一プリーツ部、P22…第二プリーツ部、P23…第三プリーツ部、P24…第四プリーツ部、P2E…端プリーツ部、P31…第一プリーツ部、P32…第二プリーツ部、P33…第三プリーツ部、P34…第四プリーツ部、P3E…端プリーツ部、P41…第一プリーツ部、P42…第二プリーツ部、P43…第三プリーツ部、P44…第四プリーツ部、P4E…端プリーツ部、S1…スリット、S2…スリット。

【要約】
【課題】折畳みシートを迅速に展開することを可能とする。
【解決手段】折畳みシート1は、基部2に対して基部2の第一面21側に折り畳まれた折畳み部3を有する。折畳み部3は、第一辺部101が第二辺部102とは反対側に向けられるように、シート100が基部2から第一辺部101まで蛇腹状に折り畳まれた第一折畳み部31と、第二辺部102が第一辺部101とは反対側に向けられるように、シート100が基部2から第二辺部102まで蛇腹状に折り畳まれた第二折畳み部32と、第一折畳み部31及び第二折畳み部32が基部2から第三辺部103まで蛇腹状に折り畳まれた第三折畳み部33と、第一折畳み部31及び第二折畳み部32が基部2から第四辺部104まで蛇腹状に折り畳まれた第四折畳み部34と、を有する。
【選択図】図1
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16