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▶ 岸田 敏美の特許一覧

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-08-21
(45)【発行日】2024-08-29
(54)【発明の名称】菓子
(51)【国際特許分類】
   A23G 3/54 20060101AFI20240822BHJP
   A21D 13/16 20170101ALN20240822BHJP
【FI】
A23G3/54
A21D13/16
【請求項の数】 2
(21)【出願番号】P 2020087738
(22)【出願日】2020-04-15
(65)【公開番号】P2021168640
(43)【公開日】2021-10-28
【審査請求日】2023-03-15
【権利譲渡・実施許諾】特許権者において、権利譲渡・実施許諾の用意がある。
(73)【特許権者】
【識別番号】594101787
【氏名又は名称】岸田 敏美
(72)【発明者】
【氏名】岸田 敏美
【審査官】厚田 一拓
(56)【参考文献】
【文献】セブンイレブン「どらソフト チョコ&クッキークリーム」はアイスにしても美味しそう,taberii [online],2017年08月21日,URL <https://taberii.com/3670> [検索日 2024.03.15]
【文献】パイ専門店「パイホリック」から秋限定の新メニュー発売 和スイーツ研究家安原伶香氏監修の贅沢「和スイーツパイ」が登場!,PR TIMES [online],2018年09月13日,URL <https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000036.000012799.html> [検索日 2024.03.15]
【文献】札幌 ふくらか(創作どら焼き),TOM'S WORLD [online],2007年11月17日,URL <https://blog.goo.ne.jp/ysdtmo/e/b53d70ba1700c41c7c30bd37248ebd28> [検索日 2024.03.15]
【文献】~和デザート~ どらやき”花咲みかさ”,livedoor blog [online],2008年05月12日,URL <http://blog.livedoor.jp/hk0001n/archives/51168773.html> [検索日 2024.03.15]
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A23G 1/00 - 9/52
A23L 2/00 - 35/00
A21D 2/00 - 17/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項2】
どら焼の皮間に、あんこ、各種クリーム、ジャム、果物、チョコレート、チーズ、ハム、野菜、サラダのいずれか、あるいは、これらの複数種類を挟み、または、これらを複数種類混合して挟んだ各種どら焼をクロワッサンで挟んだ、どら焼とクロワッサンを組み合わせたことを特徴とする菓子。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、販売用菓子に関するものである。
【背景技術】
【0002】
現在、販売用の菓子には、和菓子、洋菓子という範囲を超えて、多種多様な菓子が販売されている。
【0003】
さらに、和菓子、洋菓子を、融合したり、組み合わせを変える事で、新しい菓子が生まれている。特に、和菓子であるどら焼は、元々、スポンジ状の皮に小豆が主体のあんこを挟んだ人気の菓子で、近年、バリエーションが増えている。例を挙げると、生クリームやカスタードクリーム、チーズクリーム等を挟んだ物や、あんこにクリームも挟んだ物、プリンを挟む物、フルーツや栗を挟んだ物、アイスクリームを挟む物、さらに、皮がスポンジ状ではなく、柔らかい餅の食感を持つ物、食感が独特のタピオカを加えた物、また、形状も変わって、完全に挟まず、間にあるクリームやフルーツを見せる物や、ボール状のあんこの周囲を8枚程のどら焼の皮で囲んだどら焼もある。あんの種類も様々である。あんを生地で包むように焼いたたい焼や今川焼もある。
一般的に、クロワッサンは、主に小麦粉、バター、乳製品からなる生地に酵母やイースト菌を加え、さらにバターを折り重ね、成形、発酵、焼成された元々フランスのパンの一種である。材料の配合は様々である。クロワッサンには、クリームを挟んだり、チーズ、ハム、野菜、サラダをサンドイッチにしたり、いろいろな材料と組み合わせたペストリーと呼ばれる菓子パンも多種存在する。あんこや抹茶を加えて、新しい味わいを持つクロワッサンもある。あんこを中に包んで焼いたクロワッサンもある。クロワッサン生地であんこを挟んで焼いたたい焼もある。菓子やパンを小さくしたり、大きくして、それぞれの菓子の味わいを変える物もある。
どら焼は、和菓子の分野で、独自性を極め、クロワッサンもその専門分野で独自性を極めてきたパンである。どちらも、それぞれの分野で完成しており、それぞれが充分に人々に親しまれている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、菓子の新しい味を生み出し、新しい一分野を生み出す事である。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、和菓子として独自性を極めたどら焼と、やはり、独自性を極めたクロワッサンを、それぞれの進化の延長線上では組み合わされて来なかった両者を組み合わせ融合させることにより、新しい味わいと味と個性を生み出すことを最も主要な特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
どら焼の皮間に、あんこ、各種クリーム、ジャム、果物、チョコレート、チーズ、ハム、野菜、サラダのいずれか、あるいは、これらの複数種類を挟み、または、これらを複数種類混合して挟んだどら焼に、クロワッサンを挟み、あるいは、各種どら焼をクロワッサンで挟み、どら焼とクロワッサンを組み合わせた菓子は、今まで組み合わせなかった和菓子のどら焼とクロワッサンを組み合わせる事により、多種多様な新しい味と食感、さらに個性を持たせるという利点がある。
日本と海外の文化融合の一分野を生み出し、今までは一緒に扱われなかった分野の融合を象徴的に推し進める菓子を生み出し、日本人にも海外の人にも、馴染みがないお菓子にも興味を持つきっかけになるようなアピールができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1】本発明の第1の実施の形態を示す説明図である。
図2】本発明の第2の実施の形態を示す説明図である。
図3】本発明の第3の実施の形態を示す説明図である。
図4】本発明の第4の実施の形態を示す説明図である。
図5】本発明の第5の実施の形態を示す説明図である。
図6】本発明の第6の実施の形態を示す説明図である。
図7】本発明の第7の実施の形態を示す説明図である。
図8】本発明の第8の実施の形態を示す説明図である。
図9】本発明の第9の実施の形態を示す説明図である。
図10】本発明の第9の実施の形態の断面図である。
図11】本発明の第10の実施の形態を示す説明図である。
図12】本発明の第11の実施の形態を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
菓子の新しい味を生み出すという目的を、どら焼とクロワッサンの組み合わせで、実現した。形に限定はない。
【0009】
図1は、本発明の1実施の形態であって、1はどら焼の皮である。2はあんこである。3は任意の形状に焼いたクロワッサン生地である。第1の実施の形態は、どら焼の皮1で、あんこ2と焼いたクロワッサン生地3を挟んでいる。なお、どら焼の皮1とクロワッサン生地3の上下逆や、反転は、同じとする。
【0010】
どら焼の皮1も、クロワッサン生地3も、従前より、一般的に製造されている範囲の物である。本発明の主体は組み合わせの実形態にあるので、製造上の説明は省略する。
【0011】
組み合わせた結果、新しい味わいと食感という効果がある。特徴のあるどら焼に、特徴のあるクロワッサン生地を組み合わせれば、多種多様な味わいと食感を生み出す事が可能である。なお、どら焼及びクロワッサンは、形に限定はなく、いろいろなデザインに成形できる。
【発明を実施するための異なる形態】
【0012】
次に図2ないし図12に示す本発明を実施するための異なる形態につき説明する。なお、これらの本発明を実施するための異なる形態の説明に当って、前記本発明を実施するための第1の形態と同一構成部分には同一符号を付して重複する説明を省略する。
【0013】
図2の第2の実施の形態は、どら焼の皮1間に、あんこ2とクロワッサン4を組み合わせた物である。クロワッサンを挟むという、特徴のある外観になり、さらに、食感も新しい。なお、どら焼の皮とクロワッサンの上下逆や反転は、同じとする。
【0014】
図3の第3の実施の形態は、どら焼の皮1間に、あんこ、各種クリーム、ジャム、果物、チョコレート、チーズ、ハム、野菜、サラダのいずれか、または複数種類、または混合5を挟み、さらに焼いたクロワッサン生地3を挟んだ物である。この組み合わせの味わい及び食感を楽しめる物である。
【0015】
図4の第4の実施の形態は、どら焼の皮1間に、あんこ、各種クリーム、ジャム、果物、チョコレート、チーズ、ハム、野菜、サラダのいずれか、または複数種類、または混合5を挟み、さらにクロワッサン4を挟んだ物である。この組み合わせの味わい及び食感を楽しめる物である。
【0016】
図5の第5の実施の形態は、どら焼の皮1間に、あんこ、各種クリーム、ジャム、果物、チョコレート、チーズ、ハム、野菜、サラダのいずれか、または複数種類、または混合5を挟み、さらに複数の小さいクロワッサン4を挟んだ物である。この組み合わせの味わい及び食感を楽しめる物である。
【0017】
図6の第6の実施の形態は、どら焼の皮1間に、あんこ、各種クリーム、ジャム、果物、チョコレート、チーズ、ハム、野菜、サラダのいずれか、または複数種類、または混合5を挟み、焼いたクロワッサン生地3で挟んだ物である。この組み合わせの味わい及び食感を楽しめる物である。
【0018】
図7の第7の実施の形態は、どら焼の皮1間に、あんこ、各種クリーム、ジャム、果物、チョコレート、チーズ、ハム、野菜、サラダのいずれか、または複数種類、または混合5を挟んだどら焼6複数を焼いたクロワッサン生地3で挟んだ物である。この組み合わせの味わい及び食感を楽しめる物である。
【0019】
図8の第8の実施の形態は、クロワッサン4にどら焼の皮1間に、あんこ、各種クリーム、ジャム、果物、チョコレート、チーズ、ハム、野菜、サラダのいずれか、または複数種類、または混合5を挟んだ小さいどら焼6を挟んだ物である。この組み合わせの味わい及び食感を楽しめる物である。
【0020】
図9及び図10の第9の実施の形態は、どら焼の皮1間に、あんこ、各種クリーム、ジャム、果物、チョコレート、チーズ、ハム、野菜、サラダのいずれか、または複数種類、または混合5を挟んだどら焼6をクロワッサン生地3で挟み覆い焼成した実施の形態である。この組み合わせの味わい及び食感を楽しめる物である。
【0021】
図11の第10の実施の形態は、どら焼の皮1間に、あんこ、各種クリーム、ジャム、果物、チョコレート、チーズ、ハム、野菜、サラダのいずれか、または複数種類、または混合5を挟んだどら焼6をクロワッサン生地3で挟み覆い焼成した形状の一例である。形状には、限定はない。
【0022】
図12の第11の実施の形態は、他の実施の形態を小さくした一例である。
【産業上の利用可能性】
【0023】
新しい味わいと食感を提供できる嗜好品として、成立できる。この商品は、消費者に対し、訴求力を持つと考える。また、製造する業者の連携が可能で、各業者での商品開発にも適用でき、新しい菓子の一分野となることができる。
【符号の説明】
【0024】
1 どら焼の皮
2 あんこ
3 クロワッサン生地
4 クロワッサン
5 あんこ、各種クリーム、ジャム、果物、チョコレート、チーズ、ハム、野菜、サラダのいずれか、または複数種類、または混合
6 どら焼
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12