(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-08-21
(45)【発行日】2024-08-29
(54)【発明の名称】摩擦具及び熱変色性筆記具
(51)【国際特許分類】
B43K 29/02 20060101AFI20240822BHJP
B43L 19/00 20060101ALI20240822BHJP
B43K 3/00 20060101ALI20240822BHJP
【FI】
B43K29/02 F
B43L19/00 Z
B43K3/00 K
(21)【出願番号】P 2020182716
(22)【出願日】2020-10-30
【審査請求日】2023-08-18
(73)【特許権者】
【識別番号】303022891
【氏名又は名称】株式会社パイロットコーポレーション
(72)【発明者】
【氏名】光崎 嘉人
【審査官】河内 悠
(56)【参考文献】
【文献】特開2014-141077(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2020/62023(US,A1)
【文献】特開2013-199113(JP,A)
【文献】登録実用新案第3142498(JP,U)
【文献】特開2012-091476(JP,A)
【文献】特開2012-179914(JP,A)
【文献】特開2022-072990(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B43K 29/02
B43L 19/00
B43K 3/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
熱変色性インキの筆跡を摩擦しその際に生じる摩擦熱により該筆跡を熱変色させる弾性材料よりなる摩擦部を本体の端部に備えた摩擦具であって、
前記摩擦部が凸曲面状の外面を備え、前記摩擦部の凸曲面状の外面に複数の突起が一体に形成され、前記各々の突起の高さが0.1mm~2mmの範囲であり、隣り合う前記各々の突起の間隔が0.1mm~2mmの範囲であることを特徴とする摩擦具。
【請求項2】
前記各々の突起が、軸線を中心とする複数の環状突起または軸線を中心とする螺旋状突起よりなる請求項1に記載の摩擦具。
【請求項3】
前記各々の突起の頂部が凸曲面状またはエッジ形状である請求項1または請求項2に記載の摩擦具。
【請求項4】
熱変色性インキが内蔵され且つ該熱変色性インキが吐出可能なペン先を有する軸筒を備えた熱変色性筆記具であって、前記軸筒が前記請求項1乃至3の何れかに記載の摩擦具であることを特徴とする熱変色性筆記具。
【請求項5】
熱変色性インキが内蔵され且つ該熱変色性インキが吐出可能なペン先を有する軸筒と、該軸筒のペン先側に着脱自在に装着されるキャップとを備えた熱変色性筆記具であって、前記キャップが前記請求項1乃至3の何れかに記載の摩擦具であることを特徴とする熱変色性筆記具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、摩擦具及び熱変色性筆記具に関する。詳細には、熱変色性インキの筆跡を摩擦しその際に生じる摩擦熱により該筆跡を熱変色させる摩擦部を備えた摩擦具及び熱変色性筆記具に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、特許文献1には、熱変色性インクの筆跡を摩擦しその際に生じる摩擦熱で該筆跡を消去可能な弾性材料よりなる消去具に関し、消去具の表面に切れ目を入れ、切れ目によって消去時に摩擦熱が発生しやすくなることが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
前記従来の消去具は、表面の切れ目により、筆跡を消去する時(摩擦時)、消去具表面の接触部分が大きく撓み、安定した摩擦作業がなしえないおそれがある
【0005】
本願発明は、前記従来の問題点を解決するものであって、摩擦時、摩擦部の表面の接触部分の大きな撓みがなく、安定した摩擦作業が可能となるとともに、摩擦熱を容易に発生させることができる摩擦具及び熱変色性筆記具を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本願の第1の発明は、熱変色性インキの筆跡を摩擦しその際に生じる摩擦熱により該筆跡を熱変色させる弾性材料よりなる摩擦部を本体の端部に備えた摩擦具であって、前記摩擦部が凸曲面状の外面を備え、前記摩擦部の凸曲面状の外面に複数の突起が一体に形成され、前記各々の突起の高さが0.1mm~2mmの範囲であり、隣り合う前記各々の突起の間隔が0.1mm~2mmの範囲であることを要件とする。
【0007】
前記第1の発明の摩擦具は、前記構成(摩擦部が凸曲面状の外面を備え、前記摩擦部の凸曲面状の外面に複数の突起が一体に形成され、前記各々の突起の高さが0.1mm~2mmの範囲であり、隣り合う前記各々の突起の間隔が0.1mm~2mmの範囲であること)により、摩擦時、摩擦部の表面の接触部分の大きな撓みがなく、安定した摩擦作業が可能となるとともに、摩擦熱を容易に発生させることができる。特に、摩擦部の凸曲面状の外面に複数の突起が一体に形成されたことにより、摩擦時、複数の突起と紙面との適度な大きさの接触領域を容易に得ることができる。尚、前記各々の突起は、例えば、周方向に延びる複数の環状突起、軸線を中心とする螺旋状突起、軸方向に延びる複数の突起、摩擦部外面に分散配置される複数の点状突起等が挙げられる。
【0008】
前記各々の突起の高さが0.1mm未満であると、摩擦部と紙面との接触面積が十分に小さくできず、摩擦熱の発生効率が低下し、摩擦熱を容易に発生させることが困難となるおそれがある。同様に、隣り合う前記各々の突起の間隔が0.1mm未満であると、摩擦部と紙面との接触面積が十分に小さくできず、摩擦熱の発生効率が低下し、摩擦熱を容易に発生させることが困難となるおそれがある。
【0009】
また、前記各々の突起の高さが2mmを超えると、摩擦時、各々の突起が撓んで摩擦作業が不安定となるおそれがある。また、隣り合う前記各々の突起の間隔が2mmを超えると、摩擦時、ユーザーが所望する箇所の熱変色性インキの筆跡の熱変色が困難となるおそれがある。
【0010】
本願の第2の発明は、前記第1の発明の摩擦具において、前記各々の突起が、軸線を中心とする複数の環状突起または軸線を中心とする螺旋状突起よりなることを要件とする。
【0011】
前記第2の発明の摩擦具は、前記各々の突起が、軸線を中心とする複数の環状突起または軸線を中心とする螺旋状突起よりなることにより、紙面に対して各々の突起が延びる方向(環状突起または螺旋状突起に沿う方向)に摩擦することにより、円滑な摩擦が可能となる。
【0012】
本願の第3の発明の摩擦具は、前記第1の発明または第2の発明の摩擦具において、前記各々の突起の頂部が凸曲面状またはエッジ形状であることを要件とする。
【0013】
前記第3の発明の摩擦具は、前記各々の突起の頂部が凸曲面状またはエッジ形状であることにより、より一層、各々の突起と紙面との接触面積を小さくでき、容易に摩擦熱を発生させることができる。
【0014】
本願の第4の発明の熱変色性筆記具は、熱変色性インキが吐出可能なペン先を有する軸筒を備えた熱変色性筆記具であって、前記軸筒が第1の発明乃至第3の発明の何れかの摩擦具であることを要件とする。
【0015】
本願の第4の発明の熱変色性筆記具は、摩擦時、摩擦部の表面の接触部分の大きな撓みがなく、安定した摩擦作業が可能となるとともに、摩擦熱を容易に発生させることができる。
【0016】
本願の第5の発明の熱変色性筆記具は、熱変色性インキが内蔵され且つ該熱変色性インキが吐出可能なペン先を有する軸筒と、該軸筒のペン先側に着脱自在に装着されるキャップとを備えた熱変色性筆記具であって、前記キャップが第1の発明乃至第3の発明の摩擦具であることを要件とする。
【0017】
本願の第5の発明の熱変色性筆記具は、摩擦時、摩擦部の表面の接触部分の大きな撓みがなく、安定した摩擦作業が可能となるとともに、摩擦熱を容易に発生させることができる。
【発明の効果】
【0018】
本発明の摩擦具は、摩擦時、摩擦部の表面の接触部分の大きな撓みがなく、安定した摩擦作業が可能となるとともに、摩擦熱を容易に発生させることができる。
【0019】
本発明の熱変色性筆記具は、摩擦時、摩擦部の表面の接触部分の大きな撓みがなく、安定した摩擦作業が可能となるとともに、摩擦熱を容易に発生させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【
図1】本発明の第1の実施の形態の要部斜視図である。
【
図5】
図1の摩擦部と紙面との接触状態を示す図である。
【
図6】本発明の第2の実施の形態の要部斜視図である。
【
図10】
図6の摩擦部と紙面との接触状態を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
<第1の実施の形態>
本発明の第1の実施の形態の摩擦具1及び熱変色性筆記具11を
図1乃至
図5に示す。本実施の形態の摩擦具1及び熱変色性筆記具11は、本体2と、本体2の端部に設けられる摩擦部3とを備える。
【0022】
・本体
本体2は、筒状体(例えば円筒体)または柱状体(例えば円柱体)である。本体2を構成する材料としては、合成樹脂(例えば、ポリカーボネイト、ポリプロピレン)、金属、木材等が挙げられる。本体2の端部に取付孔21が形成される。取付孔21の内面に内向突起21aが一体に形成される。内向突起21aは、環状突起または周状に分散された複数の突起からなる。
【0023】
本体2は、内部が空洞の筒状体の場合、熱変色性筆記具11に用いる軸筒、または熱変色性筆記具11に用いるキャップを構成することができる。前記熱変色性筆記具11に用いる軸筒は、内部に熱変色性インキを収容し該熱変色性インキが吐出可能なペン先を備えた熱変色性筆記具における軸筒である。前記熱変色性筆記具11に用いるキャップは、内部に熱変色性インキを収容し該熱変色性インキが吐出可能なペン先を備えた熱変色性筆記具における軸筒のペン先側に装着されるキャップである。
【0024】
・摩擦部
摩擦部3は、弾性材料から形成され、例えば、弾性を有する合成樹脂(ゴム、エラストマー)が挙げられ、例えば、シリコーン樹脂、SBS樹脂(スチレン-ブタジエン-スチレン共重合体)、SEBS樹脂(スチレン-エチレン-ブチレン-スチレン共重合体)、ポリエステル系樹脂、オレフィン系樹脂等が挙げられ、特に、高摩耗性の弾性材料(例えば、消しゴム等)からなるものよりも、摩擦時に摩耗屑が生じない低摩耗性の弾性材料からなることが好ましい。
【0025】
摩擦部3は、大径部31と小径部32とからなる。大径部31の外面に凸曲面が形成される。小径部32の外面に外向突起32aが形成される。小径部32が本体2の端部の取付孔21に挿入される。小径部32の外向突起32aが本体2の取付孔21の内面の内向突起21aと抜け止め係止される。本体2の端部より外部に大径部31が露出される。大径部31と小径部32との間の段部33に本体2の端面が当接される。
【0026】
本発明で摩擦部と本体端部との固着手段は、これ以外にも、例えば、摩擦部が本体の端部に2色成形により固着される構成、摩擦部が本体の端部の取付孔に、圧入、螺着、もしくは接着等により固着される構成、または本体端部の外面が摩擦部の取付孔に、圧入、螺着、もしくは接着等により固着される構成等が挙げられる。また、摩擦部と本体とが同一の弾性材料により一体に形成される構成であってもよい。
【0027】
摩擦部3(大径部31)は凸曲面状の外面を有する。摩擦部3の凸曲面状の外面に複数の突起4が一体に形成される。各々の突起4は軸線を中心とする環状突起またはまたは軸線を中心とする螺旋状突起からなる。各々の突起4の頂部は凸曲面形状を有する。各々の突起4の高さHは、例えば0.3mmであり、一定に形成される。隣り合う各々の突起4の間隔Wは、例えば1mmであり、一定に形成される。
【0028】
・摩擦時
図5に示すように、摩擦時、摩擦部3を紙面Pに圧接させると、各々の突起4が弾性変形し、紙面Pとの接触領域において複数の突起4が紙面Pに接触される。それにより、適度な接触領域を得ると同時に接触領域における各々の突起4による接触面積を減少させ、摩擦熱を容易に発生することができる。
【0029】
本実施の形態の摩擦具1及び熱変色性筆記具11は、熱変色性インキの筆跡を摩擦しその際に生じる摩擦熱により該筆跡を熱変色させる弾性材料よりなる摩擦部3を本体2の端部に備え、摩擦部3の凸曲面状の外面に複数の突起4が一体に形成され、前記各々の突起4の高さが0.1mm~2mmの範囲であり、隣り合う前記各々の突起4の間隔が0.1mm~2mmの範囲であることにより、摩擦時、摩擦部3の表面の接触部分の大きな撓みがなく、安定した摩擦作業が可能となるとともに、摩擦熱を容易に発生させることができる。
【0030】
本実施の形態の摩擦具1及び熱変色性筆記具11は、前記各々の突起4が、軸線を中心とする複数の環状突起または軸線を中心とする螺旋状突起よりなることにより、紙面Pに対して各々の突起4が延びる方向(環状突起または螺旋状突起に沿う方向)に摩擦することにより、円滑な摩擦が可能となる。
【0031】
本実施の形態の摩擦具1及び熱変色性筆記具11は、前記各々の突起4の頂部が凸曲面形状であることにより、より一層、各々の突起4と紙面Pとの接触面積を小さくでき、摩擦熱を容易に発生させることができる。
【0032】
<第2の実施の形態>
本発明の第2の実施の形態の摩擦具1及び熱変色性筆記具11を
図6乃至
図10に示す。本実施の形態の摩擦具1及び熱変色性筆記具11は、本体2と、本体2の端部に設けられる摩擦部3とを備える。
【0033】
・本体
本体2は、筒状体(例えば円筒体)または柱状体(例えば円柱体)である。本体2を構成する材料としては、合成樹脂(例えば、ポリカーボネイト、ポリプロピレン)、金属、木材等が挙げられる。本体2の端部に取付孔21が形成される。取付孔21の内面に内向突起21aが一体に形成される。内向突起21aは、環状突起または周状に分散された複数の突起からなる。
【0034】
本体2は、内部が空洞の筒状体の場合、熱変色性筆記具11に用いる軸筒、または熱変色性筆記具11に用いるキャップを構成することができる。前記熱変色性筆記具11に用いる軸筒は、内部に熱変色性インキを収容し該熱変色性インキが吐出可能なペン先を備えた熱変色性筆記具における軸筒である。前記熱変色性筆記具11に用いるキャップは、内部に熱変色性インキを収容し該熱変色性インキが吐出可能なペン先を備えた熱変色性筆記具における軸筒のペン先側に装着されるキャップである。
【0035】
・摩擦部
摩擦部3は、弾性材料から形成され、例えば、弾性を有する合成樹脂(ゴム、エラストマー)が挙げられ、例えば、シリコーン樹脂、SBS樹脂(スチレン-ブタジエン-スチレン共重合体)、SEBS樹脂(スチレン-エチレン-ブチレン-スチレン共重合体)、ポリエステル系樹脂、オレフィン系樹脂等が挙げられ、特に、高摩耗性の弾性材料(例えば、消しゴム等)からなるものよりも、摩擦時に摩耗屑が生じない低摩耗性の弾性材料からなることが好ましい。
【0036】
摩擦部3は、大径部31と小径部32とからなる。大径部31の外面に凸曲面が形成される。小径部32の外面に外向突起32aが形成される。小径部32が本体2の端部の取付孔21に挿入される。小径部32の外向突起32aが本体2の取付孔21の内面の内向突起21aと抜け止め係止される。本体2の端部より外部に大径部31が露出される。大径部31と小径部32との間の段部33に本体2の端面が当接される。
【0037】
本発明で摩擦部と本体端部との固着手段は、これ以外にも、例えば、摩擦部が本体の端部に2色成形により固着される構成、摩擦部が本体の端部の取付孔に、圧入、螺着、もしくは接着等により固着される構成、または本体端部の外面が摩擦部の取付孔に、圧入、螺着、もしくは接着等により固着される構成等が挙げられる。また、摩擦部と本体とが同一の弾性材料により一体に形成される構成であってもよい。
【0038】
摩擦部3(大径部31)は凸曲面状の外面を有する。摩擦部3の凸曲面状の外面に複数の突起4が一体に形成される。各々の突起4は軸線を中心とする環状突起またはまたは軸線を中心とする螺旋状突起からなる。各々の突起4の頂部はエッジ形状(角形状または尖った形状)を有する。各々の突起4の高さHは、例えば0.5mmであり、一定に形成される。隣り合う各々の突起4の間隔Wは、例えば1mmであり、一定に形成される。
【0039】
・摩擦時
図10に示すように、摩擦時、摩擦部3を紙面Pに圧接させると、各々の突起4が弾性変形し、紙面Pとの接触領域において複数の突起4が紙面Pに接触される。それにより、適度な接触領域を得ると同時に接触領域における各々の突起4による接触面積を減少させ、摩擦熱を容易に発生することができる。
【0040】
本実施の形態の摩擦具1及び熱変色性筆記具11は、熱変色性インキの筆跡を摩擦しその際に生じる摩擦熱により該筆跡を熱変色させる弾性材料よりなる摩擦部3を本体2の端部に備え、摩擦部3の凸曲面状の外面に複数の突起4が一体に形成され、前記各々の突起4の高さが0.1mm~2mmの範囲であり、隣り合う前記各々の突起4の間隔が0.1mm~2mmの範囲であることにより、摩擦時、摩擦部3の表面の接触部分の大きな撓みがなく、安定した摩擦作業が可能となるとともに、摩擦熱を容易に発生させることができる。
【0041】
本実施の形態の摩擦具1及び熱変色性筆記具11は、前記各々の突起4が、軸線を中心とする複数の環状突起または軸線を中心とする螺旋状突起よりなることにより、紙面Pに対して各々の突起4が延びる方向(環状突起または螺旋状突起に沿う方向)に摩擦することにより、円滑な摩擦が可能となる。
【0042】
本実施の形態の摩擦具1及び熱変色性筆記具11は、前記各々の突起4の頂部がエッジ形状であることにより、より一層、各々の突起4と紙面Pとの接触面積を小さくでき、摩擦熱を容易に発生させることができる。
【符号の説明】
【0043】
1 摩擦具
11 熱変色性筆記具
2 本体(軸筒、キャップ)
21 取付孔
21a 内向突起
3 摩擦部
31 大径部
32 小径部
32a 外向突起
33 段部
4 突起
H 突起の高さ
W 隣り合う各々の突起の間隔
P 紙面