(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-08-21
(45)【発行日】2024-08-29
(54)【発明の名称】ロック組立体を備えた丸鋸
(51)【国際特許分類】
B27B 5/29 20060101AFI20240822BHJP
B23D 47/00 20060101ALI20240822BHJP
B27B 9/02 20060101ALI20240822BHJP
B27B 9/04 20060101ALI20240822BHJP
B27B 9/00 20060101ALI20240822BHJP
B23D 45/16 20060101ALN20240822BHJP
【FI】
B27B5/29 Z
B23D47/00 C
B27B9/02
B27B9/04
B27B9/00 E
B23D45/16
(21)【出願番号】P 2022577545
(86)(22)【出願日】2021-06-23
(86)【国際出願番号】 EP2021067120
(87)【国際公開番号】W WO2021259987
(87)【国際公開日】2021-12-30
【審査請求日】2022-12-16
(32)【優先日】2020-06-25
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】518361790
【氏名又は名称】フェスツール ゲーエムベーハー
(74)【代理人】
【識別番号】100169904
【氏名又は名称】村井 康司
(74)【代理人】
【識別番号】100175617
【氏名又は名称】三崎 正輝
(72)【発明者】
【氏名】ヨハネス ラウ
(72)【発明者】
【氏名】トビアス ヘーファー
【審査官】石田 宏之
(56)【参考文献】
【文献】特開2015-182217(JP,A)
【文献】欧州特許出願公開第00981143(EP,A2)
【文献】特開平04-269502(JP,A)
【文献】欧州特許出願公開第02881229(EP,A2)
【文献】特開2007-030314(JP,A)
【文献】実開昭54-052079(JP,U)
【文献】特開平07-148702(JP,A)
【文献】特開2017-064854(JP,A)
【文献】特開2003-285225(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B27B 5/29
B23D 47/00
B27B 9/02
B27B 9/04
B27B 9/00
B23D 45/16
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
シャフト回転軸を中心に回転するように構成されたモータシャフトを含むモータと、
丸鋸刃を前記丸鋸に動作可能に取り付けるように、及び前記モータシャフトが前記シャフト回転軸を中心に回転する時に、前記モータからトルクを受領するように構成されたアーバと、
前記モータに電流を選択的に加えるように構成されたスイッチと、
前記スイッチを作動させ、それにより、前記電流を前記モータに加えるために、前記丸鋸のユーザにより及び作動力の適用を介して、選択的に作動されるように構成されたスイッチレバーと、
スイッチロックを含むロック組立体であって、前記スイッチロックは、
(i)前記スイッチロックが前記丸鋸の前記ユーザにより前記スイッチレバーの作動に抵抗するスイッチロック構成を画定し、
(ii)前記スイッチレバーが前記スイッチを作動させるために前記丸鋸の前記ユーザにより自由に作動されるスイッチアンロック構成を画定し、
(iii)前記スイッチロックを前記スイッチロック構成と前記スイッチアンロック構成との間で選択的に移行させるために、前記ユーザにより及びオフロックレバー回転軸を中心とした回転を介して、選択的に作動されるように構成されたオフロックレバーを含み、前記オフロックレバーはオフロックレバーストップを含み、前記スイッチレバーは、前記オフロックレバーが前記スイッチロック構成にある時に、前記スイッチレバーの動きに抵抗するために前記オフロックレバーストップに接触するように構成されたスイッチレバーストップを含み、前記スイッチレバーは、前記ユーザからの前記作動力を受けるように構成されたユーザ係合面を含み、前記作動力を受けると、前記スイッチレバーは、前記オフロックレバー回転軸と交差するスイッチレバー並進軸に沿って動作可能に並進するように構成され、更に前記ユーザ係合面及び前記スイッチレバーストップは少なくとも部分的に前記スイッチレバー並進軸の反対側面上にあ
り、
前記スイッチロックは、前記スイッチロックが前記スイッチロック構成にある時、前記スイッチレバーへの前記作動力の適用により前記スイッチレバーが前記スイッチロックに張力を適用するように構成され、
前記スイッチロックが前記スイッチロック構成にある時、前記スイッチレバーへの前記作動力の適用により更に、前記スイッチレバーはねじり力を前記スイッチロックに適用する、ロック組立体と、
を備える丸鋸。
【請求項2】
前記ユーザ係合面及び前記スイッチレバーストップと前記オフロックレバーストップとの間の接触領域は、少なくとも部分的に前記スイッチレバー並進軸の反対側面上にある、請求項1に記載の丸鋸。
【請求項3】
前記ユーザ係合面及び前記接触領域は、完全に前記スイッチレバー並進軸の反対側面上にある、請求項2に記載の丸鋸。
【請求項4】
(i)前記スイッチロックが前記スイッチロック構成にある時、前記スイッチレバーの動きに抵抗して前記スイッチを作動させるために、前記オフロックレバーストップは前記スイッチレバーストップに動作可能に係合する、及び
(ii)前記スイッチロックが前記スイッチアンロック構成にある時、前記スイッチレバーストップは、前記スイッチを作動させるために、前記スイッチレバーの作動中、前記オフロックレバーストップと作動的係合をしない
の少なくとも一方である、請求項1~3のいずれか一項に記載の丸鋸。
【請求項5】
前記スイッチロックは、前記スイッチロックが前記スイッチロック構成にある時、前記スイッチレバーへの前記作動力の適用が前記スイッチロックと前記スイッチレバーとの間の係合力を発生させるように構成され、更に、前記係合力の大きさは前記作動力の増大に伴って増大する、請求項1~4のいずれか一項に記載の丸鋸。
【請求項6】
前記スイッチロックが前記スイッチアンロック構成にあり前記作動力が前記スイッチレバーに適用される時、
(i)前記スイッチレバーは前記スイッチロックと接触しない、
(ii)前記スイッチレバーは前記スイッチロックと摺動接触しているのみである、及び
(iii)前記スイッチレバーは前記係合力から免れる
のうちの少なくとも1つである、請求項5に記載の丸鋸。
【請求項7】
前記張力の大きさは前記ねじり力の大きさより大きい、請求項
1に記載の丸鋸。
【請求項8】
前記ねじり力は、
(i)前記スイッチロックを前記スイッチロック構成に向かって促す、及び
(ii)前記スイッチロックを前記スイッチアンロック構成から離れる方向に促す
の少なくとも一方である、請求項
7に記載の丸鋸。
【請求項9】
前記スイッチロックは、前記スイッチロックが前記スイッチロック構成にある時、前記スイッチレバーへの前記作動力の適用が、
(i)前記スイッチロックを前記スイッチロック構成に向かって促す、及び
(ii)前記スイッチロックを前記スイッチアンロック構成から離れる方向に促す
の少なくとも一方であるように構成される、請求項1~
8のいずれか一項に記載の丸鋸。
【請求項10】
前記スイッチロックは、前記スイッチロックを前記スイッチロック構成に向かって促すスイッチロック付勢機構を含む、請求項1~
9のいずれか一項に記載の丸鋸。
【請求項11】
前記ロック組立体はアーバロックを含み、前記アーバロックは、
(i)前記アーバロックが前記アーバの前記シャフト回転軸を中心とした回転に抵抗するアーバロック構成、及び
(ii)前記アーバロックが前記アーバの前記シャフト回転軸を中心とした回転を許容するアーバアンロック構成
を画定する、請求項1~
10に記載の丸鋸。
【請求項12】
前記アーバロックは、前記アーバロックを前記アーバロック構成に向かって促すアーバロック付勢機構を含む、請求項
11に記載の丸鋸。
【請求項13】
前記スイッチロック付勢機構は、
(i)前記アーバロック付勢機構から間隔をあけて配される、及び
(ii)前記アーバロック付勢機構と異なる
の少なくとも一方である、請求項
12に記載の丸鋸。
【請求項14】
前記ロック組立体は、前記スイッチロック及び前記アーバロックを選択的に作動させるように構成された組立体レバーを含み、前記組立体レバーは、ブレード交換モード配向と材料切断モード配向との間を選択的に移行するように構成され、更に、
(i)前記組立体レバーが前記ブレード交換モード配向にある時、前記スイッチロックは前記スイッチロック構成にあり、前記アーバロックは前記アーバロック構成にある、及び
(ii)前記組立体レバーが前記材料切断モード配向にある時、前記スイッチロックは前記スイッチアンロック構成にあり、前記アーバロックは前記アーバアンロック構成にある、請求項
11~
13のいずれか一項に記載の丸鋸。
【請求項15】
前記組立体レバーは、少なくとも、前記ブレード交換モード配向に対応するロック済みレバー戻り止め位置と、前記材料切断モード配向に対応するアンロック済みレバー戻り止め位置とを含む複数の戻り止め位置を含む、請求項
14に記載の丸鋸。
【請求項16】
前記ロック組立体は、弾性ばねと、少なくともロック済みレバー戻り止め位置ばね凹部とアンロック済みレバー戻り止め位置ばね凹部とを含む複数のばね凹部とを含み、更に前記弾性ばねは、前記複数の戻り止め位置を画定するために前記複数のばね凹部と連動するように構成される、請求項
15に記載の丸鋸。
【請求項17】
前記ロック組立体は、前記組立体レバーが前記複数の戻り止め位置の戻り止め位置間を移動させられる時に、前記弾性ばねが変形させられるように構成される、請求項
16に記載の丸鋸。
【請求項18】
前記ロック組立体は、前記組立体レバーが前記複数の戻り止め位置の戻り止め位置間を移動させられる時に、前記弾性ばねが前記組立体レバーの動きに抵抗する摩擦力を発生させるように構成される、請求項
16又は
17に記載の丸鋸。
【請求項19】
前記丸鋸はプランジソーである、請求項1~
18のいずれか一項に記載の丸鋸。
【請求項20】
前記プランジソーは被加工物支持体と被加工物支持体ピボットとを含み、前記被加工物支持体は前記被加工物支持体ピボットを中心として前記アーバに対して回転するように構成される、請求項1~
19のいずれか一項に記載の丸鋸。
【請求項21】
前記アーバ及び前記被加工物支持体は、前記被加工物支持体のアーバ反対側面上に延在する前記丸鋸刃の領域を選択的に変化させるために、前記被加工物支持体ピボットを中心として、互いに対して、動作可能に回転するように構成される、請求項
20に記載の丸鋸。
【請求項22】
前記ロック組立体はプランジロックを含み、更に、
(i)前記組立体レバーが前記ブレード交換モード配向にある時、前記プランジロックは、前記プランジロックが前記被加工物支持体ピボットを中心とした前記アーバに対する前記被加工物支持体の回転に抵抗し、前記丸鋸刃の少なくとも一部が前記被加工物支持体の前記アーバ反対側面上に延在するプランジロック構成にある、及び
(ii)前記組立体レバーが前記材料切断モード配向にある時、前記プランジロックは、前記被加工物支持体が前記被加工物支持体ピボットを中心として前記アーバに対して自由に回転するプランジアンロック構成にある、請求項
14~
18のいずれか一項に従属する場合の請求項
21に記載の丸鋸。
【請求項23】
前記丸鋸は、
(i)携帯用丸鋸、
(ii)マイターソー、
(iii)ラジアルアームソー、
(iv)テーブルソー、
(v)チョップソー、
(vi)トラックソー、
(vii)ベベルソー、
(viii)アップカットソー、及び
(ix)パネルソー
のうちの少なくとも1つである、請求項1~
22のいずれか一項に記載の丸鋸。
【請求項24】
回転軸を中心に回転するように構成されたモータシャフトを含むモータと、
丸鋸刃を前記丸鋸に動作可能に取り付けるように、及び前記モータシャフトが前記シャフト回転軸を中心に回転する時に、前記モータからトルクを受領するように構成されたアーバと、
前記モータに電流を選択的に加えるように構成されたスイッチと、
前記スイッチを作動させ、前記電流を前記モータに加えるよう前記スイッチに指示するために、前記丸鋸のユーザにより及び作動力の適用を介して、選択的に作動されるように構成されたスイッチレバーと、
スイッチロックとアーバロックとを含むロック組立体であって、
前記スイッチロックは、
(i)前記スイッチロックが前記丸鋸の前記ユーザにより前記スイッチレバーの作動に抵抗するスイッチロック構成を画定し、
(ii)前記スイッチレバーが、前記スイッチを作動させ、それにより、前記電流を前記モータに加えるために前記丸鋸の前記ユーザにより自由に作動されるスイッチアンロック構成を画定し、及び
(iii)前記スイッチロックを前記スイッチロック構成に向かって促すスイッチロック付勢機構を含み、
前記アーバロックは、
(i)前記アーバロックが前記アーバの前記シャフト回転軸を中心とした回転に抵抗するアーバロック構成を画定し、
(ii)前記アーバロックが前記アーバの前記シャフト回転軸を中心とした回転を許容するアーバアンロック構成を画定し、及び
(iii)前記アーバロックを前記アーバロック構成に向かって促すアーバロック付勢機構を含み、
前記スイッチロック付勢機構は、
(i)前記アーバロック付勢機構から間隔をあけて配される、及び
(ii)前記アーバロック付勢機構と異なる
のうちの少なくとも一方である、ロック組立体と、
を備
え、
前記ロック組立体は、前記スイッチロック及び前記アーバロックを選択的に作動させるように構成された組立体レバーを含み、前記組立体レバーは、ブレード交換モード配向と材料切断モード配向との間を選択的に移行するように構成され、更に、
(i)前記組立体レバーが前記ブレード交換モード配向にある時、前記スイッチロックは前記スイッチロック構成にあり、前記アーバロックは前記アーバロック構成にある、及び
(ii)前記組立体レバーが前記材料切断モード配向にある時、前記スイッチロックはスイッチアンロック構成にあり、前記アーバロックは前記アーバアンロック構成にあり、
前記組立体レバーは、少なくとも、前記ブレード交換モード配向に対応するロック済みレバー戻り止め位置と、前記材料切断モード配向に対応するアンロック済みレバー戻り止め位置とを含む複数の戻り止め位置を含む、
丸鋸。
【請求項25】
前記ロック組立体は、弾性ばねと、少なくともロック済みレバー戻り止め位置ばね凹部とアンロック済みレバー戻り止め位置ばね凹部とを含む複数のばね凹部とを含み、更に前記弾性ばねは、前記複数の戻り止め位置を画定するために前記複数のばね凹部と連動するように構成される、請求項
24に記載の丸鋸。
【請求項26】
前記ロック組立体は、前記組立体レバーが前記複数の戻り止め位置の戻り止め位置間を移動させられる時に前記弾性ばねが変形させられるように構成される、請求項
25に記載の丸鋸。
【請求項27】
前記ロック組立体は、前記組立体レバーが前記複数の戻り止め位置の戻り止め位置間を移動させられる時に、前記弾性ばねが前記組立体レバーの動きに抵抗する摩擦力を発生させるように構成される、請求項
25又は
26に記載の丸鋸。
【請求項28】
前記丸鋸は、
(i)携帯用丸鋸、
(ii)マイターソー、
(iii)ラジアルアームソー、
(iv)テーブルソー、
(v)チョップソー、
(vi)プランジソー、
(vii)トラックソー、
(viii)ベベルソー、
(ix)アップカットソー、及び
(x)パネルソー
のうちの少なくとも1つである、請求項
22~
27のいずれか一項に記載の丸鋸。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、2020年6月25日に出願された米国仮特許出願第63/044,034号の優先権を主張し、その開示全体が参照により本明細書に組み込まれる。
【0002】
本開示は一般にロック組立体を含む丸鋸に関する。
【背景技術】
【0003】
丸鋸は、被加工物を切断するために回転丸鋸刃を利用する。丸鋸は、様々な安全性、操作性、及び/又は利便性についての特徴を含み得るが、しかしながら、安全性、操作性、及び/又は利便性についての特徴が改良された丸鋸が必要とされている。いくつかの丸鋸は、例えば丸鋸刃の回転を、そのような回転が危険であり得る及び/又は勧められ得ない場合に、選択的に制限する及び/又は限定することを介して、丸鋸のユーザに対する追加的な安全性を提供し得る又は提供するために用いられ得る従来のロック組立体を含み得る。特定の環境下では効果的である一方で、ロック組立体が改良された丸鋸が引き続き必要とされている。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0004】
ロック組立体を備えた丸鋸が本明細書に開示される。丸鋸は、シャフト回転軸を中心に回転するように構成されたモータシャフトを含むモータを含む。丸鋸はまた、丸鋸刃を丸鋸に動作可能に取り付けるように、及び/又はモータシャフトがシャフト回転軸を中心に回転する時に、モータからトルクを受領するように構成されたアーバを含む。丸鋸は、モータに電流を選択的に加えるように構成されたスイッチと、スイッチを作動させ、電流をモータに加えるようスイッチに指示するために、丸鋸のユーザにより及び作動力を介して、選択的に作動されるように構成されたスイッチレバーとを更に含む。ロック組立体はまた、スイッチロックであって、スイッチロックがユーザによるスイッチレバーの作動に抵抗するスイッチロック構成と、スイッチレバーが、スイッチ組立体を作動させ、それにより電流をモータに加えるために丸鋸のユーザにより自由に作動されるスイッチアンロック構成とを画定するスイッチロックを含む。
【0005】
一部の例では、スイッチロックはオフロックレバーを更に含み、このオフロックレバーは、スイッチロックをスイッチロック構成とスイッチアンロック構成との間で選択的に移行させるために、ユーザにより及びオフロックレバー回転軸を中心とした回転を介して、選択的に作動されるように構成され得る。オフロックレバーはオフロックレバーストップを含んでもよく、スイッチレバーはスイッチレバーストップを含み得る。スイッチレバーストップは、オフロックレバーがスイッチロック構成にある時に、スイッチレバーの動きに抵抗するためにオフロックレバーストップに接触するように構成され得る。スイッチレバーは、ユーザからの作動力を受けるように構成され得るユーザ係合面を含み得る。作動力を受けると、スイッチレバーは、オフロックレバー回転軸と交差し得るスイッチレバー並進軸に沿って動作可能に並進するように構成され得る。ユーザ係合面及びスイッチレバーストップは、少なくとも部分的にスイッチレバー並進軸の反対側面上にあってもよい。
【0006】
一部の例では、スイッチロックは、スイッチロックをスイッチロック構成に向かって促し得るスイッチロック付勢機構を含み得る。そのような例において、ロック組立体はまた、アーバロックを含み得る。アーバロックは、アーバロックが、アーバのシャフト回転軸を中心とした回転に抵抗するアーバロック構成と、アーバロックが、アーバのシャフト回転軸を中心とした回転を許容するアーバアンロック構成とを画定し得る。アーバロックはまた、アーバロックをアーバロック構成に向かって促すアーバロック付勢機構を含み得る。スイッチロック付勢機構は、アーバロック付勢機構から間隔をあけて配されてもよく、及び/又はアーバロック付勢機構と異なってもよい。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【
図2】本開示による丸鋸の例の、より模式的でない上部輪郭図である。
【
図3】本開示による丸鋸の例の、より模式的でない右側面図である。
【
図4】本開示による丸鋸の例の、より模式的でない左側面図である。
【
図5】本開示による丸鋸の例の、別のより模式的でない左側面図である。
【
図6】本開示による丸鋸の例の、別のより模式的でない左側面図である。
【
図7】本開示による丸鋸の例の、より模式的でない正面図である。
【
図8】本開示による丸鋸の例の、より模式的でない背面図である。
【
図9】本開示による丸鋸の例の、より模式的でない上面図である。
【
図10】本開示による丸鋸の例の、より模式的でない底面図である。
【
図11】本開示によるロック組立体を強調する丸鋸の例の概略図である。
【
図12】本開示によるロック組立体の例を強調する丸鋸の構成要素の例の、より模式的でない図である。
【
図14】
図12~13に示された丸鋸の構成要素の別の図である。
【
図15】
図12~14に示された丸鋸の構成要素の別の図である。
【
図16】
図12~15に示された丸鋸の構成要素の別の図である。
【
図17】
図12~16に示された丸鋸の構成要素の別の図である。
【
図18】
図12~17に示された丸鋸の構成要素の別の図である。
【
図19】
図12~18に示された丸鋸の構成要素の別の図である。
【
図20】
図12~19に示された丸鋸の構成要素の別の図である。
【
図21】
図12~20に示された丸鋸の構成要素の別の図である。
【
図22】
図12~21に示された丸鋸の構成要素の別の図である。
【
図23】
図12~22に示された丸鋸の構成要素の別の図である。
【
図24】
図12~23に示された丸鋸の構成要素の別の図である。
【
図25】
図12~24に示された丸鋸の構成要素の別の図である。
【
図26】
図12~25に示された丸鋸の構成要素の別の図である。
【
図27】
図12~26に示された丸鋸の構成要素の別の図である。
【
図28】
図12~27に示された丸鋸の構成要素の別の図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
図1~28は、本開示による丸鋸10及び/又はその構成要素の例を提供する。類似の又は少なくとも実質的に類似の目的を果たす要素は、
図1~28のそれぞれに同じ番号でラベル付けされており、これらの要素は、
図1~28のそれぞれを参照して本明細書に詳しく検討されないことがある。同様に、全ての要素が、
図1~28のそれぞれにラベル付けされているわけではないが、それに関連した参照番号は、一貫性を保つために本明細書で利用されていることがある。
図1~28の1つ又は複数を参照して本明細書で検討される要素、構成要素、及び/又は特徴は、本開示の範囲から逸脱することなく、
図1~28のいずれかに含まれ、及び/又は
図1~28のいずれかと共に利用されてもよい。
【0009】
概して、特定の実施形態に含まれる傾向がある要素は、実線で例示されている一方で、任意である要素は、破線で例示されている。しかし実線で示された要素は、全ての実施形態に必要不可欠でないことがあり、一部の実施形態では、本開示の範囲から逸脱することなく割愛されてもよい。
【0010】
図1は、本開示による丸鋸10の例の模式図である一方で、
図2~10は、本開示による丸鋸10の例のより模式的でない図である。より詳細には、
図2は丸鋸10の上部輪郭図を例示し、
図3は丸鋸10の右側面図を例示する。
図4は、完全に降下された配向52にある丸鋸を例示する丸鋸10の左側面図を例示し、
図5は、完全に格納された配向54にある丸鋸を例示する丸鋸10の左側面図を例示し、
図6は、数個のカバーが取り外された
図5の左側面図を例示する。
図7は丸鋸10の正面図であり、
図8は丸鋸10の背面図であり、
図9は丸鋸10の上面図であり、
図10は丸鋸10の底面図である。
【0011】
図1~10によって集合的に例示されたように、丸鋸10は、回転シャフト軸94を中心に回転するように構成されたモータシャフト92を含むモータ90を含む。丸鋸10は、モータシャフト92がシャフト回転軸を中心に回転する時に、モータ90からトルクを受領するように構成されたアーバ100も含む。
図1に破線、
図3~8及び10に実線で例示されたように、丸鋸10は、丸鋸刃200も含んでもよい。丸鋸刃200は、存在する時に、アーバ100を介して丸鋸に動作可能に取り付けられてもよく、及び/又はアーバと共に回転運動するように構成されてもよい。丸鋸刃200の回転は、
図1に模式的に例示されたように、丸鋸刃で被加工物98を切断するのを促進してもよい。
【0012】
丸鋸10は、被加工物を切断するために丸鋸刃200を利用するように適合され、構成され、設計され、及び/若しくは構築された、あらゆる適切な型又は様式の丸鋸を含んでもよい。丸鋸10の例は、
図1に模式的に例示されたように、携帯用丸鋸12、マイターソー14、ラジアルアームソー16、テーブルソー18、チョップソー20、アップカットソー22、パネルソー24、プランジソー30、トラックソー40、及び/又はベベルソー50を含む。一部の例では、丸鋸10は、複数の上記の鋸からの構造及び/若しくは特徴を含んでもよく、並びに/又は複数の上記の鋸の機能性を組み込んでもよい。例として、また本明細書により詳しく検討されたように、所与の丸鋸10は、携帯用丸鋸12、プランジソー30、トラックソー40、及び/若しくはベベルソー50であってもよく、並びに/又は携帯用丸鋸12、プランジソー30、トラックソー40、及び/若しくはベベルソー50の機能性を組み込んでもよい。従って本開示による丸鋸10は、本明細書に開示された1つ若しくは複数の特徴を含んでもよいが、丸鋸10は、本明細書に開示された特徴の全てを含む必要はない。
【0013】
モータ90は、モータシャフト92の回転のため、及び/又は丸鋸刃200の作動のために原動力を提供し得る、あらゆる適切な構造を含んでもよい。モータ90の例は、電気モータ、AC電気モータ、DC電気モータ、ブラシレスDCモータ、可変速モータ、及び/又は単一速度モータを含む。
【0014】
図1に破線、
図2、4~6及び8~9に実線で例示されたように、丸鋸10は、丸鋸を動作中に使用者によって把持され、及び/又は保持されるように構成された、把持領域60を含んでもよい。把持領域60は、存在する時に、本明細書ではハンドル若しくはハンドグリップと呼ばれてもよく、及び/又はハンドル若しくはハンドグリップであってもよい。
【0015】
また
図1に破線、
図2及び4~6に実線で例示されたように、丸鋸10は少なくとも1つのスイッチ65を含んでもよい。スイッチ65は、存在する時に、丸鋸の少なくとも1つの他の構成要素に電流を提供することを可能にし、及び/若しくは許容し、並びに/又は丸鋸のその少なくとも1つの他の構成要素の電源駆動を許容するなどのために、丸鋸の使用者によって選択的に作動されるように構成されてもよい。例として、スイッチ65の選択的作動は、丸鋸のモータ制御装置の動作を可能にし、モータ90に電流を選択的に加え、モータ制御装置がモータに電流を選択的に加えることを可能にし、及び/又はモータがモータシャフトの回転のために原動力を提供することを許容し、若しくは向けるために利用されてもよい。一部の例では、電流は、モータ90などの丸鋸の少なくとも1つの他の構成要素に電力供給し、又は直接電力供給するために利用されてもよい。一部のこのような例では、電流は、本明細書では電力信号と呼ばれることもある。一部の例では、電流は、丸鋸のモータ制御装置などの丸鋸の少なくとも1つの他の構成要素に送られる、電気データ信号であってもよい。一部のこのような例では、電流は、本明細書ではデータ信号及び/又は電気データ信号と呼ばれることもある。スイッチ65の例は、電気スイッチ、通常開いている電気スイッチ、瞬間電気スイッチ、及び/又は係止瞬間電気スイッチを含む。
【0016】
一部の例では、丸鋸10はまた、スイッチレバー486を含み得る。スイッチレバー486は、スイッチ65を作動させるために及び/又は電流をモータに加えるようスイッチに指示するために、作動力497の適用を介して、丸鋸のユーザにより選択的に作動されるように構成され得る。換言すると、ユーザはスイッチレバー486と相互作用することができ、又はスイッチレバー486に作動力を適用することができ、スイッチレバー486は、スイッチ65と相互作用することができ、又はスイッチ65を作動させることができる。
【0017】
また
図1に破線、
図2~10に実線で例示されたように、丸鋸10は被加工物支持体300を含んでもよい。被加工物支持体300は、存在する時に、被加工物98を支持するように、及び/又は被加工物が切断され、若しくは別法により器具によって作用される時に、被加工物に対して丸鋸を位置付けるように構成されてもよい。例えば鋸の形の多くの丸鋸10は、ベースプレート、テーブル、靴、ラック、又はパッドの形の被加工物支持体300を含む。
【0018】
丸鋸10は、モータ90に動力供給するために、丸鋸に電力供給するために、及び/又は電流を丸鋸に提供するために任意の好適な電源と対応する電力構造とを含み得る。電力構造の例には、
図1に例示されたように、電源コード72及び/又はバッテリ74など電源供給構造70が含まれる。
【0019】
また
図1に破線、
図2~10に実線で例示されたように、丸鋸10はブレードガード80を含んでもよい。ブレードガード80は、存在する時に、使用者と丸鋸刃との間で接触するのを防ぎ、若しくは接触する可能性を低減するなどのために、丸鋸刃200の少なくともある領域を覆うように、収納するように、及び/又は含有するように構成されてもよい。丸鋸10の一部の例では、ブレードガード80は、
図1に例示されたように、格納可能な領域82を含んでもよい。格納可能な領域は、折り畳み、回転し、及び/又は別法により丸鋸が被加工物を切断するように利用される時に、格納するように構成されてもよい。格納可能な領域82は、追加として又は別法として、格納領域82及び/又は折り畳み領域82と呼ばれることがある。
【0020】
一部の例では、検討されたように、丸鋸10はプランジソー30を含み、及び/又はプランジソー30であってもよい。プランジソー30であり、又はプランジソー30を含む丸鋸10の例では、アーバ100は、被加工物支持体300から突出する丸鋸刃200の領域を選択的に変え、及び/又は丸鋸の切断深さを選択的に変えるなどのために、被加工物支持体に対して動くように構成されてもよい。例えばアーバ100は、
図3~4及び7~8に例示された完全に降下された配向52と、
図5~6に例示された完全に格納された配向54との間の並進によって例示されたように、被加工物支持体300に対して枢動するように構成されてもよい。
【0021】
詳細な例では、被加工物支持体300は、アーバ対面側面308及びアーバ反対側面312を画定する、ベースプレート304を含み、及び/又はベースプレート304であってもよい。アーバ100は、被加工物支持体ピボット316と共に、被加工物支持体ピボット316を介して、及び/又は被加工物支持体ピボット316を利用して、被加工物支持体300のアーバ対面側面308に動作可能に取り付けられてもよい。このような例では、アーバ100及び被加工物支持体300は、完全に下降された配向52を例示する
図4に例示された構成から、完全に格納された配向54を例示する
図5に例示された構成への並進によって恐らく最良に例示されたように、被加工物支持体のアーバ反対側面312上に延在する丸鋸刃200の領域320を選択的に変えるなどのために、互いに対して、被加工物支持体ピボット316を中心に回転するように構成されてもよい。
【0022】
言い換えれば、アーバ100は、完全に下降された配向及び完全に格納された配向によって境界を示されてもよい、相対配向又は相対角度の範囲を通して、被加工物支持体300に対して枢動するように構成されてもよい。相対配向のこの範囲の各相対配向に対して、丸鋸刃200は、対応する量によってアーバ反対側面312上に延在してもよく、それによって対応する最大切断深さを丸鋸に提供する。
【0023】
一部の例では、検討されたように、丸鋸10はトラックソー40を含み、及び/又はトラックソー40であってもよい。トラックソー40であり、又はトラックソー40を含む丸鋸10の例では、被加工物支持体300及び/又はベースプレート304は、
図1に恐らく最良に例示されたように、トラック42の隆起した細長いリブ44を受領するように構成されることがある、リブ受領チャネル324を含んでもよい。トラック42は、本明細書では細長いトラック42と呼ばれることもあり、1つ又は複数の細長いトラック区画若しくはトラック部分46から形成されてもよく、細長いトラック区画若しくはトラック部分46は、あらゆる適切なトラック長さを画定するために互いに対して動作可能に取り付けられてもよい。トラックソー40の動作中、トラック42は、トラックの縁部がトラックソーに所望の切断線に対応するように、被加工物98に動作可能に取り付けられ、又は締め付けられてもよい。続いてトラックソーは、隆起した細長いリブ44がリブ受領チャネル324内に位置付けられるように、トラックに対して位置付けられてもよく、次いでトラックソーは、細長いトラックの長さの少なくとも一部に沿って並進されてもよく、それによって所望の切断線に沿った直線切断を生成する。
【0024】
図11は、本開示による、ロック組立体400を強調した丸鋸10の例の概略図である。
図12~28は、本開示によるロック組立体400の例を強調する丸鋸10の構成要素の例のより模式的でない図である。
図11~28の丸鋸10は、
図1~10の丸鋸10のより詳しい及び/若しくは異なる例証、図、並びに/又は例を含んでもよく、並びに/或いは
図1~10の丸鋸10のより詳しい及び/若しくは異なる例証、図、並びに/又は例であってもよい。その結果、
図11~28の丸鋸10を参照して本明細書に開示されたあらゆる構造、機能、及び/若しくは特徴は、本開示の範囲を逸脱することなく、
図1~10の丸鋸10に含まれてもよく、並びに/又は
図1~10の丸鋸10と共に利用されてもよい。同様に、
図1~10の丸鋸10を参照して本明細書に開示されたあらゆる構造、機能、及び/若しくは特徴は、本開示の範囲を逸脱することなく、
図11~28の丸鋸10に含まれ、並びに/又は丸鋸10と共に利用されてもよい。
【0025】
図11~28により集合的に例示されたとおり、ロック組立体400は、本明細書においては一次スイッチロック404とも呼ばれ得るスイッチロック404及び/又はプランジロック機構456を含み得る。ロック組立体400はまた、アーバロック機構416及び/又はプランジ位置付け機構480を含み得る。プランジ位置付け機構480はプランジ可能化構造482と二次スイッチロック484とを含み得る。
図11及び17~19に恐らく最良に例示されたように、一次スイッチロック404はスイッチ65、スイッチレバー486、及び/又はオフロックレバー488を含み得る。スイッチレバー486は、スイッチ65の一部を形成し得る、及び/又は、スイッチ65を作動させるために用いられ得る。
【0026】
一次スイッチロック404は、スイッチロックが丸鋸のユーザによるスイッチレバーの作動を許容するスイッチアンロック構成408とスイッチロックが丸鋸のユーザによりスイッチレバーの作動に抵抗するスイッチロック構成412とを画定し得る。例として、オフロックレバー488は、スイッチロック404を
図18に例示されたとおりのスイッチロック構成412と
図19に例示されたとおりのスイッチアンロック構成408との間で選択的に移行させるために、ユーザにより及びオフロックレバー回転軸489を中心とした回転を介して、選択的に作動されるように構成され得る。
図18のスイッチロック構成412にある時、オフロックレバー488及びスイッチレバー486は、スイッチ65の作動を回避する及び/又はスイッチ65の動きを制限するために相互作用し得る。対照的に、及び
図19のスイッチアンロック構成408にある時に、スイッチレバー486は、例えば
図11に例示されたように電流69をモータ90に提供するために、並びに/又は丸鋸刃200の回転を開始する及び/若しくは維持するために、丸鋸10のユーザにより移動させられ得る又は丸鋸10のユーザにより自由に作動させられ得る。
【0027】
スイッチレバー486及び/又はスイッチ65は、一部の例ではスイッチ65の内部にあり得るスイッチ付勢機構67を介して、スイッチを、スイッチが電流を提供しない、対応するオフ位置へと移動させるために付勢され得る。同様に、スイッチロック404及び/又はそのオフロックレバー488は、例えば本明細書においてオフロックレバー付勢機構406とも呼ばれ得るスイッチロック付勢機構406を介して、スイッチロック構成412へと移動するように付勢され得る。スイッチロック付勢機構406の例には、スイッチロック付勢機構レジリエント部材、スイッチロック付勢機構ばね、スイッチロック付勢機構コイルばね、及び/又はスイッチロック付勢機構ねじりばねが含まれる。
【0028】
図11及び18~19に恐らく最良に例示されたとおり、オフロックレバー488は、スイッチレバー486の動き及び/又は作動を制限し得る相互作用面などオフロックレバーストップ490を含み得る。加えて、スイッチレバー486はスイッチレバーストップ493を含み得る。スイッチレバーストップ493は、オフロックレバー488が
図18のスイッチロック構成412にある時にスイッチレバー486の動きに抵抗するために、オフロックレバーストップ490に接触するように、オフロックレバーストップ490に動作可能に接触するように、及び/又はオフロックレバーストップ490を押圧するように構成され得る。これは、
図18に例示されたように、オフロックレバーストップとスイッチレバーストップとの間に接触領域491を作り得る、及び/又は発生させ得る。換言すると、スイッチロック404が
図18のスイッチロック構成412にある時、オフロックレバーストップ490は、スイッチレバー486の動きに抵抗してスイッチ65を作動させるために、スイッチレバーストップ493に動作可能に係合し得る、及び/又はスイッチレバーストップ493を押圧し得る。対照的に、及びスイッチロック404が
図19のスイッチアンロック構成408にある時、スイッチレバーストップ493は、スイッチ65を作動させるためのスイッチレバー486の作動の間オフロックレバーストップ490との作動的係合から免れ得る。
【0029】
スイッチレバー486はまたユーザ係合面495を含み得る。ユーザ係合面は、
図11に例示されたように、ユーザから作動力497を受けるように構成され得る。作動力を受けると、スイッチレバー486は、スイッチレバー並進軸487に沿って動作可能に並進するように構成され得る。スイッチレバー並進軸は、
図18~19に例示されたように、オフロックレバー回転軸489と交差し得る、又はオフロックレバー回転軸489を通って延在し得る。
【0030】
ロック組立体400の一部の例では、ユーザ係合面495及びスイッチレバーストップ493は、少なくとも部分的に、又は更には完全に、スイッチレバー並進軸487の反対側面上にあってもよい。一部の例では、
図18のユーザ係合面495及び接触領域491は、少なくとも部分的に、又は更には完全に、スイッチレバー並進軸487の反対側面上にあってもよい。一部の例では、スイッチロック404及び/又はオフロックレバー488及びそのスイッチレバー486は、スイッチロックが
図18のスイッチロック構成412にある間にスイッチレバー486を作動させること(例えば作動力を適用するために引くこと及び/又は押しつぶすこと)がスイッチロックとスイッチレバーとの間に、例えばオフロックレバーストップ490とスイッチレバーストップ493との間に、係合力を発生させるように構成され得る。一部のそのような例において、この係合力の大きさは、作動力の増大と共に増大し得る。
【0031】
換言すると、オフロックレバー及びスイッチレバーは、オフロックレバー488を最初に作動させずに、例えばスイッチレバー486を故意に又は偶然に作動させるために、ユーザが故意に又は故意ではなくスイッチレバー486に力をかけると、オフロックレバーストップ490はスイッチレバーの動きに抵抗し得るように構成され得る。この抵抗はスイッチレバーにかけられる力が増大すると共に増大することができ、それにより、オフロックレバー488を最初に作動させること無しにスイッチレバー486を作動させることによるスイッチ65の不用意な作動の可能性を減少させる。
【0032】
一部の例では、及びスイッチロック404が
図18のスイッチロック構成412にある時、スイッチレバー486への作動力の適用は、スイッチレバーが張力を、及び一部の例では張力のみを、スイッチロック404へ及び/又はそのオフロックレバー488へ適用することを引き起こし得る。一部の例では、スイッチレバーへの作動力の適用はまた、スイッチレバーがねじり力をスイッチロックへ及び/又はそのオフロックレバー488へ適用することを引き起こし得る。一部のそのような例において、張力の大きさはねじり力の大きさより大きくてもよい。一部のそのような例において、作動力の適用は、例えばねじり力を介して、スイッチロック404及び/又はそのオフロックレバー488を
図18のスイッチロック構成412に向かって促し得る。一部のそのような例において、作動力の適用は、例えばねじり力を介して、スイッチロック404及び/又はそのオフロックレバー488を
図19のスイッチアンロック構成408から離れる方向に促し得る。
【0033】
一部の例では、及びスイッチロック404が
図19のスイッチアンロック構成408にある時、及びスイッチレバー486への作動力の適用中、スイッチレバーは、スイッチロック404と及び/又はそのオフロックレバー488と接触しなくてよい。追加として又は別法として、スイッチレバーは、スイッチロック404と及び/又はオフロックレバーと摺動接触のみし得る。追加として又は別法として、スイッチレバーは、スイッチロックにより及び/又はオフロックレバーによりかけられた係合力から免れ得る。
【0034】
プランジソー30である又はプランジソー30の構造及び/若しくは特徴を含む丸鋸10の例において、ロック組立体400はプランジロック456を更に含んでもよく、これは
図11~14及び20~24に示されている。プランジロック456は、存在する場合、
図14及び20に例示されたようにプランジロック構成460、並びに、
図12及び21に例示されたようにプランジアンロック構成464を画定し得る。プランジロック構成460にある時、プランジロック456はプランジソーの押し込みを制限し得る。例として、プランジロック456は、被加工物支持体300に対する及び/又は被加工物支持体に垂直である方向におけるモータ90及び/又は丸鋸刃200の動きをブロックし得る。換言すると、及びプランジロック構成460にある時、被加工物支持体300に対する及び/又は被加工物支持体ピボット316を中心とする丸鋸刃200及び/又はモータ90の動き及び/又は回転は、プランジロックにより抵抗され得る及び/又は制限され得る。同様にプランジロック構成460にある時、例えば丸鋸刃が丸鋸のユーザにより触れられるのを防ぐために、丸鋸刃の少なくとも一領域は、
図5に例示されたように、ブレードガード80により覆われる。対照的に、及びプランジアンロック構成464にある時、モータ90及び/又は丸鋸刃200は、
図4に例示されたように、丸鋸刃が被加工物支持体のアーバ反対側面312により画定された平面を通じて飛び出す及び/又は被加工物支持体のアーバ反対側面から突出するように、被加工物支持体300に対して自由に移動及び/又は回転することができる。
【0035】
プランジロック456は、例えば、プランジロック構成460とプランジアンロック構成464との間の移行を介して、プランジソーの押し込みを選択的に許容及び/又は制限するように構成され得る任意の好適な構造を含み得る。例として、及び
図20~21に例示されたように、プランジロック456はプランジロックアーム466を含み得る。
図20のプランジロック構成460にある時、プランジロックアーム466は、プランジロック456のプランジガイド組立体468のロッキング面467と相互作用及び/又は接触し得る。対照的に、プランジアンロック構成464にある時、プランジロックアーム466は、
図21に例示されたように、プランジロックアームがロッキング面467と相互作用及び/又は接触しないように移動及び/又は回転し得る。一部の例では、プランジロック456は、プランジロックアーム466を作動させるように構成されたプランジロックレバー492を更に含み得る。プランジロックレバー492はオフロックレバー488の一部を形成することができ、それにより、オフロックレバー488の作動時にスイッチ65の作動及び丸鋸の押し込みの両方を許容する。
【0036】
プランジロックアーム466は、例えばプランジロック付勢機構472を介して、プランジロック構成460に向かって及び/又はプランジロック構成460へ付勢され得る。プランジロック付勢機構472の例には、プランジロック付勢機構ばね、プランジロック付勢機構ねじりばね、及び/又はプランジロック付勢機構コイルばねが含まれる。
【0037】
プランジロック付勢機構472及びスイッチロック付勢機構406は一緒に冗長機構を提供することができ、この冗長機構を介して、本開示による丸鋸10は丸鋸刃200と丸鋸のユーザとの間の接触又は不用意な接触の可能性を減少させる。換言すると、回転丸鋸刃200が、回転丸鋸刃とユーザとの間の接触を許容するような方法で露出される前に、プランジロック付勢機構472及びスイッチロック付勢機構406の両方により提供される付勢を克服することが必要となり得る。
【0038】
図11~15、17、及び22~28に恐らく最良に例示されたように、ロック組立体400は組立体レバー428を含み得る。組立体レバー428はまた本明細書においてブレード交換レバー428とも呼ばれ得る。組立体レバー428はブレード交換モード配向432と材料切断モード配向436との間で選択的に移行されるように構成され得る。そのような移行は、一次スイッチロック404、アーバロック416、プランジロック456、プランジ位置付け機構480、及び/又は二次スイッチロック484を対応するロック及びアンロック状態の間で選択的に及び/又は同時に移行させ得るか、又は他の方法で構成し得る。換言すると、組立体レバー428は、丸鋸刃200の除去及び/又は交換を許容する及び/又は容易にする構成、すなわちブレード交換モード配向432と、被加工物を切断するための丸鋸の動作を許容する及び/又は容易にする構成、すなわち材料切断モード配向436との間で移行させられるように構成され得る。
【0039】
例として、組立体レバー428がブレード交換モード配向432にある時、及び
図13~14に例示されたように、スイッチロック404は対応するスイッチロック構成412にあり、アーバロック416は対応するアーバロック構成420にある。対照的に、組立体レバー428が材料切断モード配向436にある時、及び
図12に例示されたように、スイッチロック404は対応するスイッチアンロック構成408にあり、アーバロック416は対応するアーバアンロック構成424にある。
【0040】
検討されたとおり、スイッチロック404がスイッチアンロック構成408にある時、例えば電流を丸鋸の少なくとも1つの他の構成要素に提供するために、スイッチ65はユーザにより作動させられ得る。対照的に、スイッチロック404がスイッチロック構成412にある時、ロック組立体400は丸鋸のユーザによるスイッチ65の作動に抵抗し、及び/又はスイッチは電流を丸鋸の少なくとも1つの他の構成要素へ提供することを制限される。
【0041】
組立体レバー428は、丸鋸刃のブレード交換を許容する及び/又は容易にするために、材料切断モード配向436からブレード交換モード配向432へ選択的に移行されるように構成され得る。追加として又は別法として、組立体レバー428は、丸鋸刃の回転及び/又は被加工物を切断するための丸鋸の動作を許容する及び/又は容易にするために、ブレード交換モード配向432から材料切断モード配向436へ選択的に作動されるように構成され得る。
【0042】
ロック組立体400の一部の例では、組立体レバー428は複数の戻り止め位置440を含み得る。複数の戻り止め位置は、
図13~15に例示されたように少なくともロック済みレバー戻り止め位置444と、
図12に例示されたようにアンロック済みレバー戻り止め位置448とを含み得る。
図15に恐らく最良に例示されたように、ロック組立体400及び/又はその組立体レバー428は、弾性ばね438であって、複数の戻り止め位置を画定するために対応する複数のばね凹部439と連動するように構成された弾性ばね438を含み得る、画定し得る、及び/又は弾性ばね438に動作可能に取り付けられ得る。一部のそのような例において、ばね凹部439は、組立体レバー428以外の構造から間隔をあけて配され得る、組立体レバー428以外の構造と異なり得る、及び/又は組立体レバー428以外の構造により画定され得る。
【0043】
組立体レバー428はある戻り止め位置から別の戻り止め位置へ移動させられ得る。組立体レバーが所与の戻り止め位置を離れると、弾性ばね438は変形することができ、これは触覚フィードバックをユーザに提供し得る。戻り止め位置間で、弾性ばね438は摩擦力を発生させることができ、これはより制御可能な動きを引き起こし得る。例として、スイッチロック付勢機構406及び/又はプランジロック付勢機構472など付勢機構により発生させられた力は摩擦力により減衰させられ得る。組立体レバー428が所与のばね凹部439に到達する及び/又は入ると、弾性ばねの行動は再び触覚フィードバックをユーザに提供し得る。上記を念頭に置いて、弾性ばね438及びばね凹部439の存在は、ユーザの、組立体レバー428の、それぞれ材料切断モード配向436及びブレード交換モード配向432を画定する対応する位置を知る及び/又は認識する力を向上させ得る。
【0044】
組立体レバー428が、本明細書において鋸引きモード436及び/又は鋸稼働モード436とも呼ばれ得る材料切断モード配向436にある時、アーバロック416はアーバアンロック構成424にあり、モータ90からの原動力の受領に応じ得るなど、丸鋸10のアーバ100は自由に回転し得る。対照的に、組立体レバー428がブレード交換モード配向432にある時、アーバロック416はアーバロック構成420にあり得るとともに、アーバ100のアーバ回転軸106を中心とした回転を制限し得る。
【0045】
より具体的な例として、及び
図12~14に示される通り、ロック組立体400は、アーバ100から延在するカラー102の凹部103内での選択的係合のために構成され得るアーバロックアーム418を含み得る。組立体レバー428が
図12の材料切断モード配向436にある時、組立体レバーは、アーバロックアーム418とカラー102との間の間隔をあけて配された関係を維持する。しかしながら、組立体レバー428が
図13~14のブレード交換モード配向432に移行させられると、アーバロックアーム418は、
図13に例示されたようにカラー102に向かって付勢され、
図14に例示されたように、カラー102がアーバロックアームを凹部と整列させる対応する角度位置へと回転させられると対応する凹部103に入る。アーバロックアーム418が凹部103内に位置付けられると、少なくともアーバロックアームが例えば組立体レバー428の作動を介して除去されるまで、アーバ100はロックされる、又はその回転軸を中心とした回転を制限される。
【0046】
組立体レバー428とアーバロックアーム418との間の結合は、アーバロック付勢機構426が組立体レバーの配向にも影響を及ぼすことを許容し得る。第3、又は中間配向が、組立体レバー428のブレード交換モード配向432と材料切断モード配向436との間に画定され得る。この第3配向において、アーバロックアーム418をカラー102の方向に押すアーバロック付勢機構426は、組立体レバー428の2つの端部位置にある時よりも多くのエネルギーを貯蔵し得る。これは双安定、又は多安定機構を作り出すことができ、これを介して、アーバロック付勢機構426は組立体レバー428を、材料切断モード配向436とブレード交換モード配向432との間の地点から、配向のうちの対応する一つに向かって及び/又は配向のうちの対応する一つへ押す。
【0047】
一部の例では、中間配向はまた安定、又は半安定位置であり得る。一部のそのような例において、アーバロック付勢機構426は組立体レバー428を中間配向から促さなくてもよい。しかしながら、アーバロック付勢機構426は、組立体レバーが中間配向と材料切断モード配向との間にある時に組立体レバーを材料切断モード配向に向かって促すことができ、及び/又は、組立体レバーがブレード交換モード配向と中間配向との間にある時に、組立体レバーをブレード交換モード配向に向かって促すことができる。そのような構成は、丸鋸の動作中及び/又は丸鋸刃の交換中の組立体レバー428の配向の予期しない又は望ましくない変更の可能性を減少させ得る。アーバロック付勢機構426の例にはアーバロック付勢機構レジリエント部材、アーバロック付勢機構ばね、アーバロック付勢機構コイルばね、及びアーバロック付勢機構ねじりばねが含まれる。
【0048】
丸鋸刃200のブレード交換を容易にするために、プランジソー30を含む丸鋸10を、完全に格納させられた配向54と完全に押し込まれた配向52との間の中間プランジ配向であり得る特定の、予め決められた、及び/又は固定されたプランジ配向においてロックすることが有益であり得る。そのような中間プランジ配向の例は
図14及び22に、56で示されている。そのような中間プランジ位置は、丸鋸刃を丸鋸に動作可能に取り付ける締結具へのアクセスを容易にし得る。
【0049】
この点を考慮に入れて、ロック組立体400及び/又はプランジ位置付け機構480は、中間プランジ配向56を画定するように、又は少なくとも一時的に丸鋸を中間プランジ配向56にロックするように構成され得る。これは任意の好適なやり方で達成され得る。例として、
図22~24に恐らく最良に例示されたように、ロック組立体400はプランジ位置付けアーム494を含むことができ、プランジガイド組立体468はプランジ位置付けアーム凹部470を画定し得る。
【0050】
この機構は、組立体レバー428と、ばね仕掛けのプランジ位置付けアーム494と、プランジ位置付けアーム凹部470を画定するプランジガイド組立体468とを含み得る。そのような構成において、及び組立体レバー428が材料切断モード436にある時、組立体レバーはプランジ位置付けアーム494をプランジ位置付けアーム凹部470から離れる方向に促す。その結果、プランジ位置付けアームはプランジ位置付けアーム凹部と連動せず、及び/又は丸鋸は完全に押し込まれた配向と完全に格納させられた配向との間を移動し得る。
【0051】
しかしながら、組立体レバー428がブレード交換モード配向432にある時、組立体レバーは、プランジ位置付けアーム494がプランジ位置付けアーム凹部470に向かって移動させること又は付勢されることを許容する。その結果、及びプランジ位置付けアームがプランジ位置付けアーム凹部と整列させられると、プランジ位置付けアームはプランジ位置付けアーム凹部と連動し、それにより、
図14及び22~24に恐らく最良に例示されたように、丸鋸を中間プランジ配向56においてロックする。一部の例では、プランジ位置付けアーム付勢機構496は、プランジ位置付けアームをプランジ位置付けアーム凹部に向かって及び/又は内へ促す又は付勢し得る。換言すると、押し込み運動が
図14及び22に示されたブレード交換位置に到達すると、プランジ位置付けアーム付勢機構496はプランジ位置付けアーム494をプランジ位置付けアーム凹部470内へ促すことができ、それにより、本明細書においてブレード交換位置とも呼ばれ得る中間プランジ配向における押し込み運動を止める。
【0052】
検討されたとおり、プランジロックアーム466は、被加工物支持体300に対するモータ90及び/又は丸鋸刃200の押し込みを選択的に無効にし得る。この点を考慮に入れて、例えば上述のブレード交換を許容する及び/又は容易にするために、プランジロックアーム466を、モータ及び/又は丸鋸刃が被加工物支持体に対して押し込み得る構成へと選択的に移行させることが有益であり得る。この点を考慮に入れて、及びプランジソー30である又はプランジソー30を含む丸鋸10の例において、ロック組立体400はプランジロック休止機構を更に含んでもよく、プランジロック休止機構は、ユーザが組立体レバー428の単一の動きにおいてプランジ位置付け機構480の押し込み及び作動を許容するために用い得る。
【0053】
これは任意の好適なやり方で達成され得る。例として、
図25及び26に例示されたように、組立体レバー428はプランジ可能化面429を含み得る。プランジ可能化面429はプランジロックアーム466及び/又はプランジロックレバー492の作動を選択的に可能にし得る及び/又は無効にし得る。例として、組立体レバー428が材料切断モード配向436にある時、プランジロックレバーは、プランジロックアーム466及びプランジ位置付けアーム494を丸鋸の押し込みを許容する対応する配向へ促し得る。対照的に、組立体レバー428がブレード交換モード配向432にある時、組立体レバーはプランジロックアーム466を丸鋸の押し込みを許容する対応する配向に向かって促し得るとともにまた、例えば中間プランジ配向56を画定するために、プランジロックレバー492をプランジ位置付けアーム凹部470に向かって及び/又は内へ促し得る。
【0054】
プランジロック456は、プランジロック456の休止がスイッチロック404の休止を引き起こすように、一次スイッチロック404に接続され得る。組立体レバー428が
図13~15に示されたブレード交換モード配向432にある時にスイッチレバー486をオフ位置においてロックされた状態で保つために、ロック組立体400は二次スイッチロック484を含み得る。
図28に示されたとおり、二次スイッチロック484は、スイッチレバー486と相互作用し得る又はスイッチレバー486の作動に選択的に抵抗し得る組立体レバー428のブロッキング面498により画定され得る。
【0055】
例として、組立体レバー428が材料切断モード配向436にある時、及び
図27に例示されたように、ブロッキング面498はスイッチレバー486の作動に抵抗しなくてもよく、ブロッキング面498はスイッチレバー486から離れたままであり、及び/又はスイッチレバー486の動きは二次スイッチロック484により制限されない。一次スイッチロック404が無効にされると、スイッチレバー486はスイッチ65で鋸を始動させるために引くことができる。対照的に、組立体レバー428がブレード交換モード配向432にある時、及び
図28に例示されたように、ブロッキング面498はスイッチレバーの動き又は作動を制限する。その結果、丸鋸は始動され得ない。
【0056】
本明細書で使用する場合、第1の実体と第2の実体との間に置かれた用語「及び/又は」は、(1)第1の実体、(2)第2の実体、並びに(3)第1の実体及び第2の実体の1つを意味する。「及び/又は」と共にリストにされた複数の実体は、同じ手法で、すなわちそのように統合された実体の「1つ又は複数」と解釈されるべきである。明確に特定された実体に関連しているかどうかに関わらず、「及び/又は」の語句によって明確に特定された実体以外の他の実体が任意に存在してもよい。従って非限定例として、「含む」などのオープンエンド言語と共に使用された時に、「A及び/又はB」の言及は、一実施形態では、Aのみ(B以外の実体を任意に含む)、別の実施形態では、Bのみ(A以外の実体を任意に含む)、尚別の実施形態では、A及びBの両方(他の実体を任意に含む)を指してもよい。これらの実体は、要素、作用、構造、ステップ、動作、値などを指してもよい。
【0057】
本明細書で使用する場合、1つ又は複数の実体のリストに関する語句「少なくとも1つ」は、実体のリストにおけるあらゆる1つ又は複数の実体から選択された少なくとも1つの実体を意味すると理解するべきだが、必ずしも実体のリスト内に明確に一覧にされたありとあらゆる実体の少なくとも1つを含まず、実体のリスト内の実体のあらゆる組み合わせを除外しない。この定義は、語句「少なくとも1つ」が指す実体のリスト内に明確に特定された実体以外の実体が、明確に特定された実体に関連するかどうかに関わらず、任意に存在し得ることも可能にする。従って非限定例として、「A及びBの少なくとも1つ」(又は同等に「A若しくはBの少なくとも1つ」、又は同等に「A及び/若しくはBの少なくとも1つ」)は、一部の実施形態では、Bが存在しない(及びB以外の実体を任意に含む)少なくとも1つの、任意に2つ以上を含むA、別の実施形態では、Aが存在しない(及びA以外の実体を任意に含む)少なくとも1つ、任意に2つ以上を含むB、尚別の実施形態では、少なくとも1つの、任意に2つ以上を含むA、並びに少なくとも1つの、任意に2つ以上を含むB(及び任意に他の実体を含む)を指してもよい。換言すると、語句「少なくとも1つ」、「1つ又は複数」並びに「及び/又は」は、動作中に結合及び分離の両方であるオープンエンドの表現である。例えば、各表現「A、B、及びCの少なくとも1つ」、「A、B、又はCの少なくとも1つ」、「A、B、及びCの1つ又は複数」、「A、B、又はCの1つ又は複数」、並びに「A、B、及び/又はC」は、Aのみ、Bのみ、Cのみ、A及びBを一緒に、A及びCを一緒に、B及びCを一緒に、A、B及びCを一緒に、並びに任意にあらゆる上記を少なくとも1つの他の実体と組み合わせることを意味してもよい。
【0058】
あらゆる特許、特許出願、又は他の参考文献が、参照により本明細書に組み込まれ、(1)本開示の組み込まれていない部分、若しくはあらゆる他の組み込まれた参考文献のいずれかと矛盾する手法で用語を定義し、及び/又は(2)本開示の組み込まれていない部分、若しくはあらゆる他の組み込まれた参考文献のいずれかと別様に矛盾する場合、本開示の組み込まれない部分が優先するものとし、本明細書における用語又は組み込まれた開示は、用語が定義されている、及び/又は組み込まれた開示が本来存在した参考文献に関してのみ優先するものとする。
【0059】
本明細書で使用する場合、用語「適合される」及び「構成される」は、要素、構成要素、又は他の主題が、所与の機能を行うように設計され及び/又は意図されることを意味する。従って用語「適合される」及び「構成される」の使用は、所与の要素、構成要素、又は他の主題が、単に所与の機能を行うことが「できる」ことを意味すると解釈されるべきではなく、要素、構成要素、及び/又は他の主題が、機能を行う目的で明確に選択され、生成され、実装され、利用され、プログラムされ、及び/又は設計されることを意味すると解釈されるべきである。要素、構成要素、及び/又は具体的な機能を行うように適合されると列記された他の列記された主題は、追加として又は別法として、その機能を行うように構成されると記載されてもよく、逆も同様であることも本開示の範囲内である。
【0060】
本明細書で使用する場合、語句「例えば」、語句「例として」、及び/又は単に用語「例」は、本開示による1つ又は複数の構成要素、特徴、詳細、構造、実施形態、及び/又は方法を参照して使用する時に、記載された構成要素、特徴、詳細、構造、実施形態、及び/又は方法が、本開示による構成要素、特徴、詳細、構造、実施形態、及び/又は方法の例示的非排他的例であることを伝えることを意図する。従って記載された構成要素、特徴、詳細、構造、実施形態、及び/又は方法は、限定し、必要であり、又は排他的/包括的であることを意図するのではなく、構造的及び/若しくは機能的に類似の並びに/又は同等の構成要素、特徴、詳細、構造、実施形態、並びに/又は方法を含む、他の構成要素、特徴、詳細、構造、実施形態、並びに/或いは方法も、本開示の範囲内である。
【0061】
本明細書で使用する場合、「少なくとも実質的に」は、程度若しくは関係を修正する時に、列記された「実質的な」程度又は関係だけでなく、列記された程度又は関係の全範囲も含んでもよい。列記された程度又は関係の実質的な量は、列記された程度又は関係の少なくとも75%を含んでもよい。例えば、ある材料から少なくとも実質的に形成された対象は、対象の少なくとも75%がその材料から形成された対象を含み、その材料から完全に形成された対象も含む。別の例では、少なくとも実質的に第2の長さと同じ長さである第1の長さは、第2の長さの75%以内である第1の長さを含み、第2の長さと同じ長さである第1の長さも含む。
【0062】
本開示による丸鋸の例示的非排他的例は、以下の列挙された段落に表されている。
【0063】
A1.シャフト回転軸を中心に回転するように構成されたモータシャフトを含むモータと、
丸鋸刃を丸鋸に動作可能に取り付けるように、及びモータシャフトがシャフト回転軸を中心に回転する時に、モータからトルクを受領するように構成されたアーバと、
モータに電流を選択的に加えるように構成されたスイッチと、
スイッチを作動させ、それにより、電流をモータに加えるために、丸鋸のユーザにより及び作動力の適用を介して、選択的に作動されるように構成されたスイッチレバーと
を含む丸鋸。
【0064】
A2.丸鋸は、任意にスイッチロックを含むロック組立体を更に含み、スイッチロックは、
(i)スイッチロックが丸鋸のユーザによりスイッチレバーの作動に抵抗するスイッチロック構成を画定し、
(ii)スイッチレバーが、スイッチを作動させるために丸鋸のユーザにより自由に作動されるスイッチアンロック構成を画定する、
段落A1に記載の丸鋸。
【0065】
A3.スイッチロックは、スイッチロックをスイッチロック構成とスイッチアンロック構成との間で選択的に移行させるために、ユーザにより及びオフロックレバー回転軸を中心とした回転を介して、選択的に作動されるように構成されたオフロックレバーを含み、オフロックレバーはオフロックレバーストップを含み、スイッチレバーは、オフロックレバーがスイッチロック構成にある時に、スイッチレバーの動きに抵抗するためにオフロックレバーストップに接触するように構成されたスイッチレバーストップを含み、スイッチレバーは、ユーザからの作動力を受けるように構成されたユーザ係合面を含み、作動力を受けると、スイッチレバーは、オフロックレバー回転軸と交差するスイッチレバー並進軸に沿って動作可能に並進するように構成され、更にユーザ係合面及びスイッチレバーストップは少なくとも部分的に、又は更には完全にスイッチレバー並進軸の反対側面上にある、段落A2に記載の丸鋸。
【0066】
A4.ユーザ係合面及びスイッチレバーストップとオフロックレバーストップとの間の接触領域は少なくとも部分的に、又は更には完全に、スイッチレバー並進軸の反対側面上にある、段落A3に記載の丸鋸。
【0067】
A5.(i)スイッチロックがスイッチロック構成にある時、スイッチレバーの動きに抵抗してスイッチを作動させるために、オフロックレバーストップはスイッチレバーストップに動作可能に係合する、及び
(ii)スイッチロックがスイッチアンロック構成にある時、スイッチレバーストップは、スイッチを作動させるために、スイッチレバーの作動中、オフロックレバーストップと作動的係合をしない
の少なくとも一方である、段落A3又はA4に記載の丸鋸。
【0068】
A6.スイッチロックは、スイッチロックがスイッチロック構成にある時、スイッチレバーへの作動力の適用がスイッチロックとスイッチレバーとの間の係合力を発生させるように構成され、更に、係合力の大きさは作動力の増大に伴って増大する、段落A2~A5のいずれか一項に記載の丸鋸。
【0069】
A7.スイッチロックは、スイッチロックがスイッチロック構成にある時、スイッチレバーへの作動力の適用が、スイッチレバーが張力、又は張力のみをスイッチロックへ適用することを引き起こすように構成される、段落A2~A6のいずれか一項に記載の丸鋸。
【0070】
A8.スイッチロックがスイッチロック構成にある時、スイッチレバーへの作動力の適用により更に、スイッチレバーはねじり力をスイッチロックに適用する、段落A7に記載の丸鋸。
【0071】
A9.張力の大きさはねじり力の大きさより大きい、段落A8に記載の丸鋸。
【0072】
A10.ねじり力は、
(i)スイッチロックをスイッチロック構成に向かって促す、及び
(ii)スイッチロックをスイッチアンロック構成から離れる方向に促す
の少なくとも一方である、段落A8又はA9に記載の丸鋸。
【0073】
A11.スイッチロックは、スイッチロックがスイッチロック構成にある時、スイッチレバーへの作動力の適用が、
(i)スイッチロックをスイッチロック構成に向かって促す、及び
(ii)スイッチロックをスイッチアンロック構成から離れる方向に促す
の少なくとも一方であるように構成される、段落A2~A10のいずれか一項に記載の丸鋸。
【0074】
A12.スイッチロックがスイッチアンロック構成にあり、作動力がスイッチレバーに適用される時、
(i)スイッチレバーはスイッチロックと接触しない、
(ii)スイッチレバーはスイッチロックと摺動接触しているのみである、及び
(iii)スイッチレバーはスイッチロックによりかけられる1つの/その係合力から免れる
の少なくとも1つである、A2~A11のいずれか一項に記載の丸鋸。
【0075】
A13.スイッチロックは、スイッチロックをスイッチロック構成に向かって促すスイッチロック付勢機構を含む、段落A2~A12のいずれか一項に記載の丸鋸。
【0076】
A14.スイッチロック付勢機構は、スイッチロック付勢機構レジリエント部材、スイッチロック付勢機構ばね、スイッチロック付勢機構コイルばね、及びスイッチロック付勢機構ねじりばねの少なくとも1つを含む、段落A13に記載の丸鋸。
【0077】
A15.ロック組立体はアーバロックを含み、アーバロックは、
(i)アーバロックがアーバのシャフト回転軸を中心とした回転に抵抗するアーバロック構成、及び
(ii)アーバロックがアーバのシャフト回転軸を中心とした回転を許容するアーバアンロック構成
を画定する、段落A2~A14のいずれか一項に記載の丸鋸。
【0078】
A16.アーバロックは、アーバロックをアーバロック構成に向かって促すアーバロック付勢機構を含む、段落A16に記載の丸鋸。
【0079】
A17.スイッチロック付勢機構は、
(i)アーバロック付勢機構から間隔をあけて配される、及び
(ii)アーバロック付勢機構と異なる
の少なくとも一方である、段落A15又はA16に記載の丸鋸。
【0080】
A18.アーバロック付勢機構は、アーバロック付勢機構レジリエント部材、アーバロック付勢機構ばね、アーバロック付勢機構コイルばね、及びアーバロック付勢機構ねじりばねの少なくとも1つを含む、段落A16又はA17に記載の丸鋸。
【0081】
A19.ロック組立体は、スイッチロック及びアーバロックを選択的に作動させるように構成された組立体レバーを含み、組立体レバーは、ブレード交換モード配向と材料切断モード配向との間を選択的に移行するように構成され、更に、
(i)組立体レバーがブレード交換モード配向にある時、スイッチロックはスイッチロック構成にあり、アーバロックはアーバロック構成にある、及び
(ii)組立体レバーが材料切断モード配向にある時、スイッチロックはスイッチアンロック構成にあり、アーバロックはアーバアンロック構成にある、段落A15~A18のいずれか一項に記載の丸鋸。
【0082】
A20.組立体レバーは、丸鋸刃のブレード交換を容易にするために、材料切断モード配向からブレード交換モード配向へ選択的に移行させられるように構成される、段落A19に記載の丸鋸。
【0083】
A21.組立体レバーは、被加工物を切断するための丸鋸の動作を容易にするために、ブレード交換モード配向から材料切断モード配向へ選択的に移行させられるように構成される、段落A19又はA20のいずれか一項に記載の丸鋸。
【0084】
A22.組立体レバーは、少なくとも、ブレード交換モード配向に対応するロック済みレバー戻り止め位置と、材料切断モード配向に対応するアンロック済みレバー戻り止め位置とを含む複数の戻り止め位置を含む、段落A19~A21のいずれか一項に記載の丸鋸。
【0085】
A23.ロック組立体は、弾性ばねと、少なくともロック済みレバー戻り止め位置ばね凹部とアンロック済みレバー戻り止め位置ばね凹部とを含む複数のばね凹部とを含み、更に、弾性ばねは、複数の戻り止め位置を画定するために複数のばね凹部と連動するように構成される、段落A22に記載の丸鋸。
【0086】
A24.弾性ばねは、
(i)組立体レバーに動作可能に取り付けられる、及び
(ii)組立体レバーにより画定される、
の少なくとも一方である、段落A23に記載の丸鋸。
【0087】
A25.複数のばね凹部は、
(i)組立体レバーから間隔をあけて配される、
(ii)組立体レバーと異なる、及び
(iii)組立体レバー以外の構造により画定される、
の少なくとも1つである、A23又はA24に記載の丸鋸。
【0088】
A26.ロック組立体は、組立体レバーが複数の戻り止め位置の戻り止め位置間を移動させられる時に弾性ばねが変形させられるように構成される、段落A23~A25のいずれか一項に記載の丸鋸。
【0089】
A27.ロック組立体は、組立体レバーが複数の戻り止め位置の戻り止め位置間を移動させられる時に、弾性ばねが組立体レバーの動きに抵抗する摩擦力を発生させるように構成される、段落A23~A26のいずれか一項に記載の丸鋸。
【0090】
A28.丸鋸はプランジソーである、段落A1~A27のいずれか一項に記載の丸鋸。
【0091】
A29.プランジソーは被加工物支持体と被加工物支持体ピボットとを含み、被加工物支持体は被加工物支持体ピボットを中心としてアーバに対して回転するように構成される、段落A28に記載の丸鋸。
【0092】
A30.被加工物支持体はベースプレートを含む、段落A29に記載の丸鋸。
【0093】
A31.被加工物支持体はアーバ対面側面とアーバ反対側面とを画定する、段落A29~A30のいずれか一項に記載の丸鋸。
【0094】
A32.アーバは、被加工物支持体ピボットを介して被加工物支持体のアーバ対面側面に動作可能に取り付けられる、段落A31に記載の丸鋸。
【0095】
A33.アーバ及び被加工物支持体は、被加工物支持体のアーバ反対側面上に延在する丸鋸刃の領域を選択的に変化させるために、被加工物支持体ピボットを中心として、互いに対して、動作可能に回転するように構成される、段落A29~A32のいずれか一項に記載の丸鋸。
【0096】
A34.ロック組立体はプランジロックを含み、更に、
(i)組立体レバーがブレード交換モード配向にある時、プランジロックは、プランジロックが被加工物支持体ピボットを中心としたアーバに対する被加工物支持体の回転に抵抗し、鋸刃の少なくとも一領域が被加工物支持体のアーバ反対側面上に延在するプランジロック構成にある、及び
(ii)組立体レバーが材料切断モード配向にある時、プランジロックは、被加工物支持体が被加工物支持体ピボットを中心としてアーバに対して自由に回転するプランジアンロック構成にある、段落A33に記載の丸鋸。
【0097】
A35.モータは電気モータを含む、段落A1~A34のいずれか一項に記載の丸鋸。
【0098】
A36.丸鋸は、被加工物を切断するための丸鋸の動作中に丸鋸のユーザにより把持されるように構成された把持領域を更に含む、段落A1~A35のいずれか一項に記載の丸鋸。
【0099】
A37.丸鋸は、丸鋸の少なくとも1つの他の構成要素に電流を選択的に加えるように構成されたスイッチを更に含む、段落A1~A36のいずれか一項に記載の丸鋸。
【0100】
A38.丸鋸は、その使用者と丸鋸との間の接触を防ぐように構成されたブレードガードを更に含む、段落A1~A37のいずれか一項に記載の丸鋸。
【0101】
A39.1つの/そのブレードガードは、丸鋸が1つの/その被加工物を切断するために利用された時に、格納するように構成された格納可能な領域を含む、段落A1~A38のいずれか一項に記載の丸鋸。
【0102】
A40.丸鋸は、被加工物が丸鋸によって切断される時に、1つの/その被加工物及び丸鋸を互いに対して位置付けるように構成された1つの/その被加工物支持体を更に含む、段落A1~A39のいずれか一項に記載の丸鋸。
【0103】
A41.丸鋸は、
(i)丸鋸に電力供給するように構成された電源供給構造、
(ii)丸鋸に電流を提供するように構成された電源コード、及び
(iii)丸鋸に電流を供給するように構成されたバッテリ
の少なくとも1つを更に含む、段落A1~A40のいずれか一項に記載の丸鋸。
【0104】
A42.丸鋸は、
(i)携帯用丸鋸、
(ii)マイターソー、
(iii)ラジアルアームソー、
(iv)テーブルソー、
(v)チョップソー、
(vi)プランジソー、
(vii)トラックソー、
(viii)ベベルソー、
(ix)アップカットソー、及び
(x)パネルソー
のうちの少なくとも1つである、段落A1~A41のいずれか一項に記載の丸鋸。
【0105】
A43.丸鋸はトラックソーである、段落A1~A42のいずれか一項に記載の丸鋸。
【0106】
A44.トラックソーはアーバ対面側面とアーバ反対側面とを画定する被加工物支持体を含む、段落A43に記載の丸鋸。
【0107】
A45.被加工物支持体は、トラックの隆起した長尺状リブを受けるように構成されたリブ受け入れチャネルを更に含む、段落A44に記載の丸鋸。
【0108】
A46.トラックソーはトラックを更に含み、トラックは隆起した長尺状リブを含む、段落A45に記載の丸鋸。
【0109】
A47.丸鋸は丸鋸刃を含む、A1~A46のいずれか一項に記載の丸鋸。
【0110】
A48.丸鋸刃は、アーバと共に回転運動するためにアーバを介して丸鋸に動作可能に取り付けられる、段落A47に記載の丸鋸。
【0111】
産業上の利用可能性
本明細書に開示された丸鋸は、電動工具使用業界に利用可能である。
【0112】
上記の本開示は、独立した有用性を持つ複数の別個の発明を包含すると考えられる。これらの発明のそれぞれは、好ましい形で開示されているが、本明細書に開示されて例示されたようにその特定の実施形態は、多くの変形が可能であるので、限定する意味でとらえるべきではない。本発明の主題は、本明細書に開示された様々な要素、特徴、機能、及び/又は特性の全ての新規の自明ではない組み合わせ並びに部分組み合わせを含む。同様に特許請求の範囲が、「1つの」若しくは「第1の」要素又はその等価物を列記した場合、このような特許請求の範囲は、複数のこのような要素を必要とせず又は除外もしない、1つ又は複数のこのような要素の組み合わせを含むと理解するべきである。
【0113】
以下の特許請求の範囲は、本開示された発明の1つに関し、新規で自明ではない、ある特定の組み合わせ及び部分組み合わせを具体的に指摘すると考えられる。特徴、機能、要素、及び/又は特性の他の組み合わせ及び部分組み合わせで具現化された発明は、本特許請求の範囲の修正、又は本特許出願若しくは関連出願における新しい特許請求の範囲の提示を通して主張され得る。このような修正された又は新しい特許請求の範囲も、それらが異なる発明に関するか、若しくは同じ発明に関するかに関わらず、元の特許請求の範囲と異なる、より広い、より狭い、若しくは等しいかに関わらず、本開示の本発明の主題内に含まれるともみなされる。