(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-08-21
(45)【発行日】2024-08-29
(54)【発明の名称】検査装置及びそのプローブモジュール
(51)【国際特許分類】
H01M 10/42 20060101AFI20240822BHJP
H01M 10/48 20060101ALI20240822BHJP
H01R 31/06 20060101ALI20240822BHJP
【FI】
H01M10/42 P
H01M10/48 P
H01R31/06 A
(21)【出願番号】P 2023109680
(22)【出願日】2023-07-04
【審査請求日】2023-07-04
(32)【優先日】2022-09-21
(33)【優先権主張国・地域又は機関】TW
(73)【特許権者】
【識別番号】505441638
【氏名又は名称】致茂電子股▲分▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】Chroma Ate Inc.
(74)【代理人】
【識別番号】100121728
【氏名又は名称】井関 勝守
(74)【代理人】
【識別番号】100165803
【氏名又は名称】金子 修平
(72)【発明者】
【氏名】林川澤
(72)【発明者】
【氏名】温鎮州
(72)【発明者】
【氏名】譚世清
(72)【発明者】
【氏名】張文銓
(72)【発明者】
【氏名】陳盈丞
【審査官】滝谷 亮一
(56)【参考文献】
【文献】特開2013-164378(JP,A)
【文献】特開2018-133248(JP,A)
【文献】特開2018-009796(JP,A)
【文献】韓国公開特許第10-2022-0046160(KR,A)
【文献】TW M631738(TW,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01M 10/42
H01R 31/06
H01M 10/48
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
電池テストスタンドの第1電極領域及び第2電極領域と試験対象電池との間に対応する電気的接続経路を提供するためのプローブモジュールであって、
基台と、
前記基台の上面に載置された第1極性片体と、
前記基台の上面に載置され、前記第1極性片体と間隔をあけて配置された第2極性片体と、
前記電池テストスタンドと前記第1極性片体との間に電気的接続経路を提供するための第1上接続組と、
前記電池テストスタンドと第2極性片体との間に電気的接続経路を提供するための第2上接続組と、
前記基台を貫通して前記第1極性片体に結合され、前記基台の下面から下方に突出し、伸縮性を有し、前記試験対象電池と前記第1極性片体との間に電気的接続経路を移動可能に提供する少なくとも1つの第1下接続具と、
前記基台を貫通して前記第2極性片体に結合され、前記基台の下面から下方に突出し、伸縮性を有し、前記試験対象電池と前記第2極性片体との間に電気的接続経路を移動可能に提供する少なくとも1つの第2下接続具と
を含むプローブモジュール。
【請求項2】
前記第1上接続組は、
前記第1極性片体の上面に配置された第1接続受け部と、
前記第1接続受け部に設けられ、下端は前記第1極性片体に結合され、上端が伸縮性を有し、前記第1電極領域に当接自在するための第1上接続具を含む請求項1に記載のプローブモジュール。
【請求項3】
前記第2上接続組は、
前記第2極性片体の上面に配置された第2接続受け部と、
前記第2接続受け部に設けられ、下端は前記第2極性片体に結合され、上端が伸縮性を有し、前記第2電極領域に当接自在するための第2上接続具を含む請求項2に記載のプローブモジュール。
【請求項4】
前記第1上接続具及び前記第2上接続具は、ポゴピンである請求項3に記載のプローブモジュール。
【請求項5】
前記第1上接続組は、
両側に延出する支持部を備えた第1浮遊接続受け部と、
前記第1極性片体の上面から延出され、第1屈曲部を介して前記第2極性片体の方向に延び、かつ前記第1浮遊接続受け部の下を貫通して延び、第2屈曲部を介して前記第1浮遊接続受け部の前面まで延びる第1延伸片体と、
前記第1浮遊接続受け部に設けられ、前記第1浮遊接続受け部の頂面に露出し、前記第1電極領域に当接するための接触部位を備え、各第1ピンの前記接触部位とは反対側の端部は前記第1延伸片体に結合される複数の第1ピンと、
前記第1延伸片体を貫通して前記第1延伸片体の一端を前記第1浮遊接続受け部の前面に固定する少なくとも1つの第1固定手段と、
各第1弾性支持体の一端は、前記第1極性片体を貫通するよう前記基台に設けられ、他端が前記第1浮遊接続受け部に設けられ、前記各第1弾性支持体は前記第1浮遊接続受け部が押下外力を受けた時復元力を付与する2つの第1弾性支持体と
を含む請求項1に記載のプローブモジュール。
【請求項6】
前記第2上接続組は、
両側に延出する支持部を備えた第2浮遊接続受け部と、
前記第2極性片体の上面から延出され、第1屈曲部を介して前記第1極性片体の方向に延び、かつ前記第2浮遊接続受け部の下を貫通して延び、第2屈曲部を介して前記第2浮遊接続受け部の前面まで延びる第2延伸片体と、
前記第2浮遊接続受け部に設けられ、前記第2浮遊接続受け部の頂面に露出し、前記第2電極領域に当接するための接触部位を備え、各第2ピンの前記接触部位とは反対側の端部は前記第2延伸片体に結合される複数の第2ピンと、
前記第2延伸片体を貫通して前記第2延伸片体の一端を前記第2浮遊接続受け部の前面に固定する少なくとも1つの第2固定手段と、
各第2弾性支持体の一端は、前記第2極性片体を貫通するよう前記基台に設けられ、他端が前記第2浮遊接続受け部に設けられ、前記各第2弾性支持体は前記第2浮遊接続受け部が押下外力を受けた時復元力を付与する2つの第2弾性支持体と
を含む請求項5に記載のプローブモジュール。
【請求項7】
前記電池テストスタンドは、前記第1電極領域としての第1差し込み片が設けられ、前記第1上接続組は、
前記第1極性片体の上面に配置された第1接続受け部と、
少なくとも1つの第1固定手段と、
前記第1固定手段を介して前記第1接続受け部の前面に配置され、前記第1接続受け部との間に間隔を有することで前記第1差し込み片を差し込むための第1挿入溝を形成する第1パッキン片と、
前記第1接続受け部に設けられ、前記第1接続受け部の前面から突出する接触部位を備え、各第1ピンの接触部位は前記第1挿入溝に差し込んだ前記第1差し込み片に当接するために用いられ、前記各第1ピンの前記接触部位とは反対側の端部が前記第1極性片体に結合される複数の第1ピンと
を含む請求項1に記載のプローブモジュール。
【請求項8】
前記電池テストスタンドは、前記第2電極領域としての第2差し込み片が設けられ、前記第2上接続組は、
前記第2極性片体の上面に配置された第2接続受け部と、
少なくとも1つの第2固定手段と、
前記第2固定手段を介して前記第2接続受け部の前面に配置され、前記第2接続受け部との間に間隔を有することで前記第2差し込み片を差し込むための第2挿入溝を形成する第2パッキン片と、
前記第2接続受け部に設けられ、前記第2接続受け部の前面から突出する接触部位を備え、各第2ピンの接触部位は前記第2挿入溝に差し込んだ前記第2差し込み片に当接するために用いられ、前記各第2ピンの前記接触部位とは反対側の端部が前記第2極性片体に結合される複数の第2ピンと
を含む請求項7に記載のプローブモジュール。
【請求項9】
前記第2極性片体は、前記基台の上面において前記基台の両側に延びる2つの包囲部を備え、前記2つの包囲部は前記第1極性片体の一部を環囲する請求項1~8のいずれか一項に記載のプローブモジュール。
【請求項10】
前記第2下接続具の数は、複数で、前記第2下接続具において前記2つの包囲部の端部にそれぞれ連結された2つの第2下接続具、及び前記第2極性片体の中央部に連結された少なくとも1つの第2下接続具を有し、前記第1下接続具は前記第1極性片体の前記第2極性片体の一前端部に近い位置に連結される請求項9に記載のプローブモジュール。
【請求項11】
前記第1上接続組は、前記第1極性片体に設けられ、前記基台が前記電池テストスタンドに固定された後、前記第1電極領域に結合するために用いられ、前記第2上接続組は前記第2極性片体に設けられ、前記基台が電池テストスタンドに固定された後、前記第2電極領域に結合するために用いられる請求項9に記載のプローブモジュール。
【請求項12】
前記第1下接続具及び前記第2下接続具は、ポゴピンである請求項9に記載のプローブモジュール。
【請求項13】
ケーブルの接続を介して試験対象電池と1対1で結合された複数の電極部を備え、各前記電極部は第1電極領域と、第2電極領域とを有する電池テストスタンドと、
前記電池テストスタンドに固定され、前記電池テストスタンドと前記試験対象電池との間に電気的接続経路を提供するための複数の請求項1に記載のプローブモジュールと
を含む検査装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、検査装置及び検査装置に使用されるプローブモジュールに関し、特に、電池検査用の検査装置及びプローブモジュールに関する。
【背景技術】
【0002】
合格した電池は、製造された電池が安全規格に適合していることを確保するため、充放電試験をされる必要があった。試験機のプローブモジュールを介して、試験対象電池と電気的に接続することで、試験手順を実施する。
【0003】
各プローブの一端は、対応するケーブルに接続するために用いられ、プローブの他端が試験対象電池の電気的な接続に使用される。これらの線材は、試験機内に配置され、対応するプローブに1つずつ接続される。しかしながら消耗品であるプローブを交換させる必要がある場合、ケーブルのため交換の難易度が大幅に増えていた。ケーブルの本数が多いと、交換の難易度が大幅に高くなる。例えば、試験機には多数のプローブが装備されており、新しいプローブに交換した後、再配線時に対応するケーブルを1本ずつテストしない場合、誤接続が発生しやすくなるが、1つずつ検査する手順は非常に時間がかかり、実施するのが困難である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の一目的は、検査装置内のプローブモジュールの交換難易度を低減することである。
【0005】
本発明の別の目的は、プローブモジュールの信頼性を確保することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の目的及び他の目的を達成するために、本発明は、電池テストスタンドの第1電極領域及び第2電極領域と試験対象電池との間に対応する電気的接続経路を提供するためのプローブモジュールを提案し、基台と、第1極性片体と、第2極性片体と、第1上接続組と、第2上接続組と、少なくとも1つの第1下接続具と、少なくとも1つの第2下接続具とを含む。第1極性片体及び第2極性片体は、どちらも基台の上面に載置され、かつ第2極性片体と第1極性片体とが間隔をあけて配置される。第1上接続組は、電池テストスタンドと第1極性片体との間に電気的接続経路を提供するために用いられる。第2上接続組は、電池テストスタンドと第2極性片体との間に電気的接続経路を提供するために用いられる。第1下接続具は、基台を貫通して第1極性片体に結合され、基台の下面から下方に突出し、伸縮性を有し、試験対象電池と第1極性片体との間に電気的接続経路を移動可能に提供する。第2下接続具は、基台を貫通して第2極性片体に結合され、基台の下面から下方に突出し、伸縮性を有し、試験対象電池と第2極性片体との間に電気的接続経路を移動可能に提供する。
【0007】
本発明の一実施形態によれば、第1上接続組は、第1接続受け部と、第1上接続具とを含む。第1接続受け部は、第1極性片体の上面に配置される。第1上接続具は、第1接続受け部に設けられ、第1上接続具の下端は第1極性片体に結合され、第1上接続具の上端が伸縮性を有し、第1電極領域に当接自在するために用いられる。
【0008】
本発明の一実施形態によれば、第2上接続組は、第2接続受け部と、第2上接続具とを含む。第2接続受け部は、第2極性片体の上面に配置される。第2上接続具は、第2接続受け部に設けられ、第2上接続具の下端は第2極性片体に結合され、第2上接続具の上端が伸縮性を有し、第2電極領域に当接自在するために用いられる。
【0009】
本発明の一実施形態によれば、第1上接続具及び第2上接続具は、ポゴピン(Pogo Pin)であり得る。
【0010】
本発明の一実施形態によれば、第1上接続組は、第1浮遊接続受け部と、第1延伸片体と、複数の第1ピン、少なくとも1つの第1固定手段と、2つの第1弾性支持体とを含む。第1浮遊接続受け部は、両側に延出する支持部を備える。第1延伸片体は、第1極性片体の上面から延出され、第1屈曲部を介して第2極性片体の方向に延び、かつ第1浮遊接続受け部の下を貫通して延び、第2屈曲部を介して第1浮遊接続受け部の前面まで延びる。第1ピンは、第1浮遊接続受け部に設けられ、第1浮遊接続受け部の頂面に露出し、第1電極領域に当接するための接触部位を備え、各第1ピンの接触部位とは反対側の端部は第1延伸片体に結合される。第1固定手段は、第1延伸片体を貫通して第1延伸片体の一端を第1浮遊接続受け部の前面に固定する。各第1弾性支持体の一端は、第1極性片体を貫通するよう基台に設けられ、他端が第1浮遊接続受け部に設けられ、各第1弾性支持体は第1浮遊接続受け部が押下外力を受けた時復元力を付与することで第1ピンの接触部位と第1電極領域との間の安定した接続能力を高める。
【0011】
本発明の一実施形態によれば、第2上接続組は、第2浮遊接続受け部と、第2延伸片体と、複数の第2ピン、少なくとも1つの第2固定手段と、2つの第2弾性支持体とを含む。第2浮遊接続受け部は、両側に延出する支持部を備える。第2延伸片体は、第2極性片体の上面から延出され、第1屈曲部を介して第1極性片体の方向に延び、かつ第2浮遊接続受け部の下を貫通して延び、第2屈曲部を介して第2浮遊接続受け部の前面まで延びる。第2ピンは、第2浮遊接続受け部に設けられ、第2浮遊接続受け部の頂面に露出し、第2電極領域に当接するための接触部位を備え、各第2ピンの接触部位とは反対側の端部は第2延伸片体に結合される。第2固定手段は、第2延伸片体を貫通して第2延伸片体の一端を第2浮遊接続受け部の前面に固定する。各第2弾性支持体の一端は、第2極性片体を貫通するよう基台に設けられ、他端が第2浮遊接続受け部に設けられ、各第2弾性支持体は第2浮遊接続受け部が押下外力を受けた時復元力を付与することで第2ピンの接触部位と第2電極領域との間の安定した接続能力を高める。
【0012】
本発明の一実施形態によれば、電池テストスタンドは、第1電極領域としての第1差し込み片が設けられ、第1上接続組は第1接続受け部と、少なくとも1つの第1固定手段と、第1パッキン片と、複数の第1ピンとを含む。第1接続受け部は、第1極性片体の上面に配置される。第1パッキン片は、第1固定手段を介して第1接続受け部の前面に配置され、第1パッキン片と第1接続受け部との間に間隔を有することで第1差し込み片を差し込むための第1挿入溝を形成する。第1ピンは、第1接続受け部に設けられ、第1接続受け部の前面から突出する接触部位を備え、各第1ピンの接触部位は第1挿入溝に差し込んだ第1差し込み片に当接するために用いられ、各第1ピンの接触部位とは反対側の端部が第1極性片体に結合される。
【0013】
本発明の一実施形態によれば、電池テストスタンドは、第2電極領域としての第2差し込み片が設けられ、第2上接続組は第2接続受け部と、少なくとも1つの第2固定手段と、第2パッキン片と、複数の第2ピンとを含む。第2接続受け部は、第2極性片体の上面に配置される。第2パッキン片は、第2固定手段を介して第2接続受け部の前面に配置され、第2パッキン片と第2接続受け部との間に間隔を有することで第2差し込み片を差し込むための第2挿入溝が形成する。第2ピンは、第2接続受け部に設けられ、第2接続受け部の前面から突出する接触部位を備え、各第2ピンの接触部位は第2挿入溝に差し込んだ第2差し込み片に当接するために用いられ、各第2ピンの接触部位とは反対側の端部が第2極性片体に結合される。
【0014】
本発明の一実施形態によれば、第2極性片体は、基台の上面において基台の両側に延びる2つの包囲部を備え、2つの包囲部は第1極性片体の一部を環囲する。
【0015】
本発明の一実施形態によれば、第2下接続具の数は、複数で、これら第2下接続具において2つの包囲部の端部にそれぞれ連結された2つの第2下接続具、及び第2極性片体の中央部に連結された少なくとも1つの第2下接続具を有し、第1下接続具は第1極性片体の第2極性片体の一前端部に近い位置に連結される。
【0016】
本発明の一実施形態によれば、第1上接続組は、第1極性片体に設けられ、基台が電池テストスタンドに固定された後、第1電極領域に結合するために用いられ、第2上接続組は第2極性片体に設けられ、基台が電池テストスタンドに固定された後、第2電極領域に結合するために用いられる。
【0017】
本発明の一実施形態によれば、第1下接続具及び第2下接続具は、ポゴピンであり得る。
【0018】
上記の目的及び他の目的を達成するため、本発明は、電池テストスタンドと、複数の前述のプローブモジュールとを含む検査装置をさらに提案する。電池テストスタンドは、ケーブルの接続を介して試験対象電池と1対1で結合された複数の電極部を備え、各電極部は第1電極領域と、第2電極領域とを有する。プローブモジュールは、電池テストスタンドに固定され、電池テストスタンドと試験対象電池との間に電気的接続経路を提供するために用いられる。
【0019】
したがって、プローブモジュールは、電池テストスタンドと試験対象電池との間の電気的接続インターフェースとし、各ケーブルは電池テストスタンドに固定するだけでよい。プローブモジュールを交換する必要がある場合、電池テストスタンドにすでに固定されているケーブルを扱う必要がなく、プローブモジュールを簡単に交換させることができる。
【0020】
なお、プローブモジュールでは、各極性が電池テストスタンド及び試験対象電池にそれぞれ対応する専用の結合要素(例:一方の極性については、それぞれ電池テストスタンドの第1電極領域の第1上接続組に対応し、並びに試験対象電池の第1下接続具に対応する)を有するため、検査手順を進める時、第1及び第2下接続具のみが頻繁に当接されて圧縮される(試験対象電池に結合する)又は離脱して復帰される(現在の試験対象電池から外れる)ことで、電池テストスタンドの第1及び第2電極領域は影響を受けなくなり、繰り返し当接されることにより電気接点が劣化及び損傷しやすくなる欠点は発生せず、プローブモジュールの信頼性も確保される。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【
図1】本発明の一実施形態に係る検査装置と試験対象電池の電気的接続関係を示す概略図である。
【
図2】本発明の一実施形態に係る検査装置の概略立体図である。
【
図3】本発明の実施例1に係るプローブモジュールの概略立体図である。
【
図4】本発明の実施例1に係るプローブモジュールの部分概略断面図である。
【
図5】本発明の実施例2に係るプローブモジュールの概略立体図である。
【
図6】本発明の実施例2に係るプローブモジュールの部分概略断面図である。
【
図7】本発明の実施例3に係るプローブモジュールの概略立体図である。
【
図8】本発明の実施例3に係るプローブモジュールの部分概略断面図である。
【
図9】本発明の一実施形態に係るプローブモジュール上の極性片体の概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
本発明の目的、特徴、効果について充分に理解できるように、以下で具体的な実施例に添付の図面を組み合わせ、本発明について詳細に説明する。
【0023】
本明細書において用いられるところ、用語「一」または「一個」は、ユニット、部材、構造、装置、モジュール、システム、部位または領域などを記載するために使用される。これは、単に便宜のために、および、本発明の範囲の一般的な意味を与えるためになされるだけである。この記載は、1つまたは少なくとも1つを含むと読むべきであり、それが違うことを意味することが明らかでない限り、単数は複数も含む。
【0024】
本明細書において用いられるところ、用語「含む」、「包括(comprising)」、「有する」またはこれらの他のいかなる変形形態も、必ずしもそれらの構成要素だけに限定されず、このようなユニット、部材、構造、装置、モジュール、システム、部位または領域に対して明示的に列挙してない、あるいは固有の他の構成要素も含むことができる。
【0025】
本明細書において、「第1」または「第2」という用語、およびその他の類似の序数は、同一または類似の要素あるいは構造を区別または参照するために使用され、必ずしもこれらのユニット、部材、構造、装置、モジュール、システム、部位または領域の空間における順番を意味するものではない。ある状況または構成の下では、本発明の実施に影響を与えることなく、序数を交換可能に使用できることを理解されたい。
【0026】
本明細書において用いられる場合、用語「結合」とは、2つ又は複数の要素或いは装置が互いに直接物理的に接触しているか、間接的に物理的に接触していることを意味し2つ又は複数の要素或いは装置が相互操作又は動作することも意味し、電気的特性(電気若しくは電気信号)間の直接的或いは間接的な接続を意味することもある。
【0027】
同時に
図1及び
図2を同時に参照すると、
図1は本発明の一実施形態に係る検査装置と試験対象電池の電気的接続関係を示す概略図、
図2は本発明の一実施形態に係る検査装置の概略立体図である。
【0028】
検査装置は、電池テストスタンド100と、複数のプローブモジュール300とを含む。説明を容易にするため、
図2は、1つの電池テストスタンド100及び1つのプローブモジュール300のみを示している。
図2の場合、電池テストスタンド100上の一対の電極領域(110、120)は、1組のケーブル(図示せず、例えば1つの電極領域が各々1本のケーブルに対応する)に対応でき、ケーブルの一端は対応する電極領域(110或いは120)に電気的に接続され、ケーブルの他端が電池テストスタンド100の一端に配置されたケーブル接続領域130までに延びる。各電極領域対(110、120)は、1つのプローブモジュール300に対応し、
図2にはプローブモジュール300の1つが例示されている。
図2の例では、各電極領域対(110、120)から延出されるケーブルは長尺状の電池テストスタンド100の一端に集められてから該端で電源と接続し、例えばこれらケーブルが外部電力供給装置と接続する。しかし、これに限定されるものではなく、ケーブル接続領域130の他の配置位置、例えば電池テストスタンド100の側面などの位置に配置されることも可能である。
【0029】
各プローブモジュール300は、電池テストスタンド100と試験対象電池200との間の対応する電気的接続経路として使用される。試験対象電池200には、電力出力(放電)又は電力抽出(充電)に使用される第1極性電極210及び第2極性電極220を有する。プローブモジュール300を介して、試験対象電池200の第1極性電極210は電池テストスタンド100の第1電極領域110に結合されること、及び試験対象電池200の第2極性電極220が電池テストスタンド100の第2電極領域120に結合されることが可能になる。
【0030】
図1に示すように、プローブモジュール300は、基台303と、第1極性片体301と、第2極性片体302と、第1上接続組310と、第2上接続組320と、第1下接続具319と、第2下接続具329とを含む。第1極性片体301と第2極性片体302とは互いに分離され、かつ第1極性片体301及び第2極性片体302がどちらも基台303の上面に載置される。第1極性片体301及び第2極性片体302は、基台303の上面の異なる領域を各々占める。
【0031】
第1上接続組310は、電池テストスタンド100と第1極性片体301との間に電気的接続経路を提供し、一方、第2上接続組320は電池テストスタンド100と第2極性片体302との間に電気的接続経路を提供する。
【0032】
第1下接続具319は、基台303を貫通して第1極性片体301に結合される。また、第1下接続具319は、基台303の下面から下方に突出するように配置され、下にある試験対象電池200の第1極性電極210に当接するため、例えばポゴピン(Pogo Pin)が挙げられるが、これに限定されなく、伸縮性を持つ組立体を用いる。第1下接続具319は、これにより試験対象電池200の第1極性電極210と第1極性片体301との間に電気的接続経路を移動可能に提供することができる。
【0033】
同様に、第2下接続具329は、基台303を貫通して第2極性片体302に結合されるように構成することができる。第2下接続具329は、基台303の下面から下方に突出し、下にある試験対象電池200の第2極性電極220に当接するため、例えばポゴピンが挙げられるが、これに限定されなく、伸縮性を持つ組立体を用いる。第2下接続具329は、これにより試験対象電池200の第2極性電極220と第2極性片体302との間に電気的接続経路を移動可能に提供することができる。
【0034】
第1下接続具319及び第2下接続具329の配置数量は、通過する電流の大きさのニーズにより決定し、電流量が大きいほど、より多くの第1下接続具319及び第2下接続具329を配置できる。これら第1下接続具319は、第1極性片体301と第1極性電極210とを結合するために用いられ、同様にこれら第2下接続具329は第2極性片体302と第2極性電極220とを結合するために用いられる。
【0035】
プローブモジュール300は、電池テストスタンド100と試験対象電池200との間の電気的接続インターフェースとする。プローブモジュール300は、電池テストスタンド100上に着脱可能に設けられ、電池テストスタンド100上の各ケーブルが固定され、対応する第1電極領域110及び第2電極領域120を介して対応するプローブモジュール300と結合する。したがって、メンテナンスの必要がある場合、電池テストスタンド100上に搭載された各ケーブルに構わず、プローブモジュール300を簡単に交換させることができる。これらケーブルは、損傷しない限り、電池テストスタンド100に固定され、プローブモジュール300から独立させることができる。
【0036】
電気的接続に関しては、プローブモジュール300の第1上接続組310及び第2上接続組320を介して、プローブモジュール300が電池テストスタンド100に設けられた時(例えば緊締用孔304及び対応する緊締具を介して)、第1上接続組310及び第2上接続組320は対応する第1電極領域110及び第2電極領域120と結合することができる。電池テストスタンド100の移動及び/又は試験対象電池200の移動により、試験対象電池200を対応するプローブモジュール300の第1下接続具319及び第2下接続具329に当接させて検査手順を進むことができる。
【0037】
一般に、単一の接続具の一端が当接された場合、同じ要素であるため、他端が電気接点に追加の圧力をかけやすく、時間の経過とともに接触不良が発生しやすくなる。本実施例形態とは対照的に、上接続組(310、320)と下接続具(319、329)が片体形状の極性片体(301、302)に個別に結合されるため、下接続具(319、329)が結合された時、対応して生成される当接圧力は上接続組(310、320)に影響を及ぼさない。このため、電池テストスタンド100に常時結合される上接続組(310、320)は、電気的接続の安定性を確保することができる。
【実施例1】
【0038】
次に、
図3及び
図4を同時に参照すると、
図3は本発明の実施例1に係るプローブモジュールの概略立体図、
図4は本発明の実施例1に係るプローブモジュールの部分概略断面図である。
【0039】
実施例1において、第1上接続組310は、第1接続受け部311と、第1上接続具312とを備え、第2上接続組320は第2接続受け部321と、第2上接続具322とを備える。
図4に示すように、第1接続受け部311は、第1極性片体301の上面に配置され、例えば、これに限定されないが、第1接続受け部311は第1極性片体301を貫通する固定具により基台303に固定され、第1接続受け部311を第1極性片体301上に維持させることができる。なお、第1上接続具312は、第1接続受け部311に設けられ、第1上接続具312の上端は電池テストスタンド100の第1電極領域110(
図2も同時に参照)に当接するために用いられ、第1上接続具312の下端が第1極性片体301に結合するために用いられる。
【0040】
実施例1において、第2接続受け部321と第2上接続具322の配置は、第1接続受け部311と第1上接続具312の配置に類似し、ここで第2上接続組320についての詳細な説明を省略する。
【0041】
なお、
図3及び
図4に示すように、第1下接続具319が第1極性片体301に結合される位置は、第1上接続具312が第1極性片体301に結合される位置と異なり、第1下接続具319が当接された場合、第1上接続具312に影響を及ぼさない。並びに、第2下接続具329が第2極性片体302に結合される位置は、第2上接続具322が第2極性片体302に結合される位置と異なり、第2下接続具329が当接された場合、第2上接続具322に影響を及ぼさない。なお、第1上接続具312及び第2上接続具322は、例えばポゴピンが挙げられるが、これに限定されなく、伸縮性を持つ組立体を用いることができる。また、
図3及び
図4に示すように、第1接続受け部311及び第2接続受け部321は、頂面の両側縁に突起した移動制限部を設けることで、電池テストスタンド100とプローブモジュール300との間の最短距離制限を提供できる。
【実施例2】
【0042】
次に、
図5及び
図6を同時に参照すると、
図5は本発明の実施例2に係るプローブモジュールの概略立体図、
図6は本発明の実施例2に係るプローブモジュールの部分概略断面図である。
【0043】
実施例2において、第1上接続組310は、第1浮遊接続受け部311’と、第1延伸片体313’と、複数の第1ピン314’と、第1固定手段315’と、2つの第1弾性支持体316’と、支持部3111’と、接触部位3141’と、第1屈曲部3131’と、第2屈曲部3132’とを備え、第2上接続組320は、第2浮遊接続受け部321’と、第2延伸片体323’と、複数の第2ピン324’と、第2固定手段325’と、2つの第2弾性支持体326’と、支持部3211’と、接触部位3241’と、第1屈曲部3231’と、第2屈曲部3232’とを備える。第1浮遊接続受け部311’の前面と第2浮遊接続受け部321’の前面とは、互いに対向するように配置されている。
【0044】
第1ピン314’は、第1浮遊接続受け部311’に設けられ、第1浮遊接続受け部311’の頂面に露出した接触部位3141’を有し、接触部位は電池テストスタンド100の第1電極領域110(
図2も同時に参照)に当接するために用いられる。ここで、各第1ピン314’の接触部位3141’とは反対側の端部は、第1延伸片体313’に結合するために用いられ、例えば第1ピン314’は半田により第1延伸片体313’に間接的に電気的に接続され得る若しくは第1ピン314’は第1延伸片体313’に直接的に電気的に接続される。
【0045】
図6に示すように、第1延伸片体313’は、第1極性片体301の上面から延出され、第1屈曲部3131’を介して第2極性片体302の方向に延び、かつ第1浮遊接続受け部311’の下を貫通して延び、さらに第2屈曲部3132’を介して第1浮遊接続受け部311’の前面まで延びるよう配置される。
【0046】
第1固定手段315’は、第1延伸片体313’を貫通し、第1延伸片体313’の一端を第1浮遊接続受け部311’の前面に固定する。第1浮遊接続受け部311’は、両側に延出する支持部3111’を備える。各第1弾性支持体316’の一端は、第1極性片体301を貫通して基台303に設けられ、各第1弾性支持体316’の他端が第1浮遊接続受け部311’に設けられることで、第1浮遊接続受け部311’を支える。なお、各第1弾性支持体316’は、第1浮遊接続受け部311’が電池テストスタンド100の第1電極領域110からの押下外力を受ける時(
図2も同時に参照)復元力を付与することで第1ピン314’の接触部位3141’と第1電極領域110との間の電気的接続の安定性を高める。
【0047】
実施例2において、第2上接続組320の配置は、第1上接続組310の配置に類似し、ここで第2上接続組320についての詳細な説明を省略する。
【0048】
なお、
図5及び
図6に示すように、第1下接続具319が第1極性片体301に結合される位置は、第1延伸片体313’が第1極性片体301に結合される位置と異なり、第1下接続具319が当接された場合、電池テストスタンド100の第1電極領域110に当接するための第1ピン314’の接触部位3141’に影響を及ぼさない(
図2も同時に参照)。また、第2下接続具329が第2極性片体302に結合される位置は、第2延伸片体323’が第2極性片体302に結合される位置と異なり、第2下接続具329が当接された場合、電池テストスタンド100の第2電極領域120に当接するための第2ピン324’の接触部位3241’に影響を及ぼさない(
図2も同時に参照)。
【実施例3】
【0049】
次に、
図7及び
図8を同時に参照すると、
図7は、本発明の実施例3に係るプローブモジュールの概略立体図、
図8は本発明の実施例3に係るプローブモジュールの部分概略断面図である。
【0050】
同時に
図2と併せて比較することができるが、実施例3において、電池テストスタンド100には、第1電極領域110としての第1差し込み片111と、第2電極領域120としての第2差し込み片121が設けられる。
【0051】
第1上接続組310は、第1接続受け部311”と、第1固定手段315”と、第1パッキン片317”と、複数の第1ピン314”と、第1挿入溝318”と、接触部位3141”とを備え、第2上接続組320は、第2接続受け部321”と、第2固定手段325”と、第2パッキン片327”と、複数の第2ピン324”と、第2挿入溝328”と、接触部位3241”とを備える。
【0052】
図7及び
図8に示すように、第1接続受け部311”は、第1極性片体301の上面に配置される。第1パッキン片317”は、第1固定手段315”を介して第1接続受け部311”に固定されると共に第1接続受け部311”の前面に位置する。なお、第1パッキン片317”と第1接続受け部311” の対向位置上の組み合わせにより、第1パッキン片317”と第1接続受け部311”との間に間隔を有させ、この間隔は第1差し込み片111を差し込むための第1挿入溝318”を形成する。第1パッキン片317”の上部位には、第1差し込み片111を第1挿入溝318”に正確に差し込むようにガイド作用を有する傾斜部が設けられる。
【0053】
第1ピン314”は、第1接続受け部311”に設けられ、第1接続受け部311”の前面から突出する接触部位3141”を備える。各第1ピン314”の接触部位3141”は、第1挿入溝318”内に差し込まれた第1差し込み片111に当接するために用いられる。ここで、各第1ピン314”の接触部位3141”とは反対側の端部は、第1極性片体301に結合するために用いられ、例えば第1ピン314’は半田により第1極性片体301に間接的に電気的に接続され得る若しくは第1ピン314’は第1極性片体301に直接的に電気的に接続される。
【0054】
したがって、プローブモジュール300が電池テストスタンド100にセットされた場合、第1差し込み片111は第1挿入溝318”内に差し込まれて、第1差し込み片111と第1極性片体301との間の結合関係を形成して、その後の検査手順を進むことができる。
【0055】
実施例3において、第2上接続組320の配置は、第1上接続組310の配置に類似し、ここで第2上接続組320についての詳細な説明を省略する。
【0056】
なお、
図7及び
図8に示すように、第1下接続具319が第1極性片体301に結合される位置は、各第1ピン314”が第1極性片体301に結合される位置と異なり、第1下接続具319が当接された場合、第1差し込み片111に当接するための第1ピン314’の接触部位3141’に影響を及ぼさない。また、第2下接続具329が第2極性片体302に結合される位置は、第2ピン324”が第2極性片体302に結合される位置と異なり、第2下接続具329が当接された場合、第2差し込み片121に当接するための第2ピン324’の接触部位3241’に影響を及ぼさない。
【0057】
次に、
図9を参照すると、本発明の一実施形態に係るプローブモジュール上の極性片体の概略図である。第2極性片体302は、基台303の上面に、基台303の両側に延びる2つの包囲部3021、3022を有する。この2つの包囲部3021、3022は、第1極性片体301の一部を環囲する。図に示すように、2つの包囲部3021、3022は、第1極性片体301の前端部3011の領域を部分的に環囲する。
【0058】
なお、複数の第2下接続具配置孔3023のうち、一部は2つの包囲部3021、3022の端部に分布され、残りが第2極性片体302の中央部3024に分布され、かつ2つの包囲部3021、3022に近い。複数の第1下接続具配置孔3012は、第1極性片体301の前端部3011に分布され、前端部3011が第2極性片体302に近い。これにより、電池テストスタンド100と試験対象電池200との間の電気的接続インターフェースとしてのプローブモジュール300の安定性にさらに役立つ。
【0059】
要するに、各実施例の開示によれば、プローブモジュールを交換する際に、電池テストスタンドにすでに固定されているケーブルを扱う必要がなく、かつ各極性はそれぞれ電池テストスタンドと試験対象電池に対応した専用結合要素を有するため、プローブモジュール及びその検査装置の信頼性を効果的に向上させる。
【0060】
本発明は上述で最良の実施例を開示したが、当業者であれば理解できるように、この実施例は単に本発明を説明するために用いたのみであり、本発明の範囲を限定すると理解されるべきではない。注意すべきは、この実施例と同等効果を有する変化および置換はすべて、本発明の範疇内に含まれることである。このため、本発明の保護範囲は、特許請求の範囲の定義に準じる。
【符号の説明】
【0061】
100 電池テストスタンド
110 第1電極領域
111 第1差し込み片
120 第2電極領域
121 第2差し込み片
130 ケーブル接続領域
200 試験対象電池
210 第1極性電極
220 第2極性電極
300 プローブモジュール
301 第1極性片体
3011 前端部
3012 第1下接続具配置孔
302 第2極性片体
3021 包囲部
3022 包囲部
3023 第2下接続具配置孔
3024 中央部
303 基台
304 緊締用孔
310 第1上接続組
311 第1接続受け部
311’ 第1浮遊接続受け部
311” 第1接続受け部
3111’ 支持部
312 第1上接続具
313’ 第1延伸片体
3131’ 第1屈曲部
3132’ 第2屈曲部
314’ 第1ピン
314” 第1ピン
3141’ 接触部位
3141” 接触部位
315’ 第1固定手段
315” 第1固定手段
316’ 第1弾性支持体
317” 第1パッキン片
318” 第1挿入溝
319 第1下接続具
320 第2上接続組
321 第2接続受け部
321’ 第2浮遊接続受け部
321” 第2接続受け部
3211’ 支持部
322 第2上接続具
323’ 第2延伸片体
3231’ 1屈曲部
3232’ 2屈曲部
324’ 第2ピン
324” 第2ピン
3241’ 接触部位
3241” 接触部位
325’ 第2固定手段
325” 第2固定手段
326’ 第2弾性支持体
327” 第2パッキン片
328” 第2挿入溝
329 第2下接続具