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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-08-22
(45)【発行日】2024-08-30
(54)【発明の名称】膜を備えた複合材料を含むバッフル
(51)【国際特許分類】
   B32B 5/02 20060101AFI20240823BHJP
   A41D 31/102 20190101ALI20240823BHJP
   E04H 15/54 20060101ALN20240823BHJP
【FI】
B32B5/02 Z
A41D31/102
E04H15/54
【請求項の数】 12
(21)【出願番号】P 2022520804
(86)(22)【出願日】2020-11-19
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2023-01-31
(86)【国際出願番号】 US2020061331
(87)【国際公開番号】W WO2021108223
(87)【国際公開日】2021-06-03
【審査請求日】2022-07-11
(31)【優先権主張番号】62/939,942
(32)【優先日】2019-11-25
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】503204222
【氏名又は名称】ザ ノース フェイス アパレル コーポレイション
【氏名又は名称原語表記】The North Face Apparel Corp.
【住所又は居所原語表記】3411 Silverside Road,Wilmington,Delaware 19810 U.S.A.
(74)【代理人】
【識別番号】110001656
【氏名又は名称】弁理士法人谷川国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】オルソン,コリー マイケル
(72)【発明者】
【氏名】アリソン,ボニー バイオレット
【審査官】川口 裕美子
(56)【参考文献】
【文献】特開2010-030289(JP,A)
【文献】特開2018-162543(JP,A)
【文献】特開2015-108214(JP,A)
【文献】特開2010-001576(JP,A)
【文献】特表2010-516513(JP,A)
【文献】特開2013-240910(JP,A)
【文献】特開2008-081877(JP,A)
【文献】特開2007-056414(JP,A)
【文献】特表2017-518443(JP,A)
【文献】中国特許出願公開第108842469(CN,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B32B 5/02
A41D 31/102
E04H 15/54
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ダウンプルーフバッフル用の複合材料であって、
エレクトロスピニングにより形成された紡糸繊維膜と、
ダウンプルーフをもたらすための、
前記膜の第一の面に隣接して配置された表面層と、
前記表面層の反対側で前記膜の第二の面に隣接しているバッカー層と、を含み、
前記複合材料は、AATCC 127を使用して測定した場合、5,000mmから16,000mmの間の低範囲の静水圧耐水性を示し、
前記複合材料は、ASM D737を使用して測定した場合、0.2から1.5cfmの間の通気性を示し、
前記複合材料は、JIS L1099-B1を使用して測定した場合、0g/sqm/24hrから213,000g/sqm/24hrの水蒸気透過度(MVTR)を示し、
前記複合材料の生地の重量が200gsm以下であり、
前記表面層及び前記バッカー層は、ナイロン、エラスタンおよびポリエステルの合計100重量%に対し、58重量%~96重量%のナイロン、4重量%~7重量%のエラスタン、および0重量%~37重量%のポリエステル含む、複合材料。
【請求項2】
前記表面層は溶解性の糸を含む、請求項1に記載の複合材料。
【請求項3】
前記バッカー層は溶解性の糸を含む、請求項1または2に記載の複合材料。
【請求項4】
前記複合材料は、前記ダウンプルーフバッフルのシェルを含む、請求項1から3のいずれか一項に記載の複合材料。
【請求項5】
前記ダウンプルーフバッフルは、絶縁材料または構造を保持するように構成される、請求項1から4のいずれか一項に記載の複合材料。
【請求項6】
前記ダウンプルーフバッフルは、前記絶縁材料または構造の漏れを防止するように構成される、請求項5に記載の複合材料。
【請求項7】
前記膜は前記表面層に結合されている、請求項1から6のいずれか一項に記載の複合材料。
【請求項8】
前記膜は前記表面層に接着されている、請求項1から7のいずれか一項に記載の複合材料。
【請求項9】
前記膜は前記バッカー層に結合されている、請求項1から8のいずれか一項に記載の複合材料。
【請求項10】
前記膜は前記バッカー層に接着されている、請求項1から9のいずれか一項に記載の複合材料。
【請求項11】
請求項1から10のいずれか一項に記載の複合材料を含む物品であって、絶縁材料または構造を保持するように構成されるダウンプルーフバッフルを含む、物品。
【請求項12】
複合材料から形成されたバッフルシェルを有するダウンプルーフバッフルであって、前記複合材料は、
表面層と、
前記表面層に隣接して配置され、エレクトロスピニングにより形成された紡糸繊維膜と、
前記表面層の反対側で前記膜に隣接して配置されたバッカー層と、を含み、
前記複合材料は、AATCC 127を使用して測定した場合、9,000mmより大きい低範囲の静水圧耐水性を示し、
前記複合材料は、ASM D737を使用して測定した場合、0.25cfmより大きい通気性を示し、
前記複合材料は、JIS L1099-B1を使用して測定した場合、8,000g/sqm/24hrよりも大きい水蒸気透過度(MVTR)を示し、
前記表面層及び前記バッカー層は、ナイロン、エラスタンおよびポリエステルの合計100重量%に対し、58重量%~96重量%のナイロン、4重量%~7重量%のエラスタン、および0重量%~37重量%のポリエステルを含む、ダウンプルーフバッフル。
【発明の詳細な説明】
【背景技術】
【0001】
スノーパンツ、履物、テントなどの一部のアイテムは、ユーザーを快適に保つのに役立つ場合がある。ユーザーを快適に保つことは、雨、雹、雪などからユーザーを乾いた状態に保つことを含み得る。十分に耐水性のある材料でアイテムを作ることによって、ユーザーを乾いた状態に保つことができ得る。ユーザーを快適に保つことは、ユーザーが涼しさを保つことができるように、熱気を逃がすことを含み得る。十分に通気性のある素材でアイテムを作ることによって、熱気を逃がすことができ得る。ただし、改善が必要である。
【発明の概要】
【0002】
本明細書では、複合材料について説明する。例示的な複合材料は、シェル繊維層を含み得る。例示的な複合材料は、シェル繊維層に隣接して配置された膜を含み得る。複合材料の例としては、米国繊維化学技術・染色技術協会(AATCC)127を使用して測定した場合、5,000ミリメートル(mm)を超える低範囲の静水圧耐水性を示す場合がある。複合材料の例としては、米国材料試験協会(ASTM)D737を使用して測定した場合、0.25立方フィート/分(cfm)を超える通気性を示す場合がある。複合材料の例としては、日本工業規格(JIS)L1099-B1を使用して測定した場合、24時間あたり1平方メートルあたり30キログラム(kg/sqm/24hr)を超える水蒸気透過度(MVTR)を示す場合がある。
【0003】
本明細書では、複合材料について説明する。例示的な複合材料は、シェル繊維層を含み得る。例示的な複合材料は、シェル繊維層に隣接して配置された膜を含み得る。複合材料の例としては、米国繊維化学技術・染色技術協会(AATCC)127を使用して測定した場合、5,000ミリメートル(mm)から25,000mmの間の低範囲の静水圧耐水性を示す場合がある。複合材料の例としては、米国材料試験協会(ASTM)D737を使用して測定した場合、0.25から1立方フィート/分(cfm)の間の通気性を示す場合がある。複合材料の例としては、日本工業規格(JIS)L1099-B1を使用して測定した場合、24時間あたり1平方メートルあたり30キログラム(kg/sqm/24hr)から60kg/sqm/24hrの間の水蒸気透過度(MVTR)を示す場合がある。
【0004】
本明細書では、複合材料について説明する。例示的な複合材料は、シェル繊維層を含み得る。例示的な複合材料は、シェル繊維層に隣接して配置された膜を含み得る。複合材料の例としては、米国繊維化学技術・染色技術協会(AATCC)127を使用して測定した場合、5,000ミリメートル(mm)から25,000mmの間の低範囲の静水圧耐水性を示す場合がある。複合材料の例としては、米国材料試験協会(ASTM)D737を使用して測定した場合、0.25から1立方フィート/分(cfm)の間の通気性を示す場合がある。複合材料の例としては、日本工業規格(JIS)L1099-B1を使用して測定した場合、24時間あたり1平方メートルあたり30キログラム(kg/sqm/24hr)から55kg/sqm/24hrの間の水蒸気透過度(MVTR)を示す場合がある。
【0005】
本明細書では、複合材料について説明する。例示的な複合材料は、シェル繊維層を含み得る。例示的な複合材料は、シェル繊維層に隣接して配置された膜を含み得る。複合材料の例としては、米国繊維化学技術・染色技術協会(AATCC)127を使用して測定した場合、5,000ミリメートル(mm)から25,000mmの間の低範囲の静水圧耐水性を示す場合がある。複合材料の例としては、米国材料試験協会(ASTM)D737を使用して測定した場合、0.75から1立方フィート/分(cfm)の間の通気性を示す場合がある。
【0006】
本明細書では、ダウンプルーフバッフルについて説明する。例示的なダウンプルーフバッフルは、複合材料を含み得る。例示的な複合材料は、表面層に隣接して配置された膜と、表面層の反対側の膜に隣接して配置されたバッカー層とを含み得る。複合材料の例としては、米国繊維化学技術・染色技術協会(AATCC)127を使用して測定した場合、0ミリメートル(mm)から16,000mmの間の低範囲の静水圧耐水性を示す場合がある。複合材料の例としては、米国材料試験協会(ASTM)D737を使用して測定した場合、0.1から1.5立方フィート/分(cfm)の間の通気性を示す場合がある。複合材料の例としては、日本工業規格(JIS)L1099-B1を使用して測定した場合、24時間あたり1平方メートルあたり2キログラム(kg/sqm/24hr)から65kg/sqm/24hrの間の水蒸気透過度(MVTR)を示す場合がある。
【0007】
本明細書では、ダウンプルーフバッフルについて説明する。例示的なダウンプルーフバッフルは、複合材料を含み得る。例示的な複合材料は、表面層に隣接して配置された膜と、表面層の反対側の膜に隣接して配置されたバッカー層とを含み得る。複合材料の例としては、米国繊維化学技術・染色技術協会(AATCC)127を使用して測定した場合、2,000ミリメートル(mm)から15,000mmの間の低範囲の静水圧耐水性を示す場合がある。複合材料の例としては、米国材料試験協会(ASTM)D737を使用して測定した場合、0.1から1.0立方フィート/分(cfm)の間の通気性を示す場合がある。複合材料の例としては、日本工業規格(JIS)L1099-B1を使用して測定した場合、24時間あたり1平方メートルあたり1キログラム(kg/sqm/24hr)から65kg/sqm/24hrの間の水蒸気透過度(MVTR)を示す場合がある。
【0008】
本明細書では、ダウンプルーフバッフルについて説明する。本明細書で使用されるダウンプルーフは、ダウンまたはフィル材料(例えば、断熱材、羽毛、繊維など)の漏れまたは刺し傷を最小化または防止することを含み得る。ダウンプルーフバッフルは、物品または複合材料の通気性を妨げることなく、本開示に従って構築し得る。ダウンプルーフバッフルは、詰め物や絶縁性の物品に通常使用されるティッキングやその他のしっかりと織られた材料の必要性を排除し得る。例示的なダウンプルーフバッフルは、複合材料を含み得る。例示的な複合材料は、表面層に隣接して配置された膜と、表面層の反対側の膜に隣接して配置されたバッカー層とを含み得る。複合材料の例としては、米国繊維化学技術・染色技術協会(AATCC)127を使用して測定した場合、9,000ミリメートル(mm)より大きい低範囲の静水圧耐水性を示す場合がある。複合材料の例としては、米国材料試験協会(ASTM)D737を使用して測定した場合、0.2立方フィート/分(cfm)より大きい通気性を示す場合がある。複合材料の例としては、日本工業規格(JIS)L1099-B1を使用して測定した場合、24時間あたり1平方メートルあたり8キログラム(kg/sqm/24hr)より大きい水蒸気透過度(MVTR)を示す場合がある。
【0009】
本明細書では、物品について説明する。例示的な物品は、本明細書に記載されるダウンプルーフバッフルを含み得る。例示的なダウンプルーフバッフルは、本明細書に記載される複合材料を含み得る。例示的な物品は、衣服、手袋、履物、帽子、ビブパンツ、ズボン、ジャケット、テント、寝袋、毛布、およびバックパックを含み得る。他の物品が使用されてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0010】
以下の図面は、概して、本開示に論じられるさまざまな例を、限定としてではなく、例として示す。図面において、
【0011】
図1】本開示による例示的な履物物品を示す。
【0012】
図2】本開示による例示的なモールドを示す。
【0013】
図3】本開示による図2Aの例示的モールドの閉じる前の状態を示す側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
本明細書では、複合材料について説明する。複合材料は、複数の層を有する積層材料であり得るか、またはそれを含み得る。例示的な複合材料は、シェルおよび膜を含み得る。シェルは、シェル繊維層を含み得る。シェルは、ポリマーなどのさまざまな材料を含み得る。シェルは、ポリエステル、ナイロン、リサイクルポリエステル、エラスタン、またはそれらの組み合わせを含み得る。他の材料が使用されてもよい。膜は、通気性のある膜であり得るか、またはそれを含み得る。膜は、防水膜または撥水膜であるか、またはそれを含み得る。膜は、繊維紡糸(例えば、エレクトロスピニング)などのさまざまなプロセスから形成することができる。シェルと膜とが合わさって、生地の重量を有し得る。シェルと膜の重量のさまざまな組み合わせを使用でき得る。膜は、9gsm未満、8gsm未満、7gsm未満、6gsm未満、5gsm未満、4gsm未満、または3gsm未満の重量を有し得る。他の重量の膜を使用し得る。シェルおよび膜は、互いに隣接して配置し、例えば接着剤を使用して一緒に結合し得る。
【0015】
本明細書では、ダウンプルーフバッフルについて説明する。例示的なダウンプルーフバッフルは、絶縁性の材料または構造を保持するように構成され得る。例示的なダウンプルーフバッフルは、複合材料と膜とを含み得る。複合材料は、ダウンプルーフバッフルのシェルであり得るか、またはそれを含み得る。複合材料は、複数の層を有する積層材料であり得るか、またはそれを含み得る。複数の層は、ナイロン、ポリエステル、エラスタン、綿、羊毛、ポリプロピレン、ポリエチレン、またはそれらの組み合わせを含み得る。複数の層は、通気性を高めるまたは改変するための溶解性の糸を含み得る。他の材料が使用されてもよい。膜は、防水膜または撥水膜であるか、またはそれを含み得る。膜は、繊維紡糸(例えば、エレクトロスピニング)などのさまざまなプロセスから形成することができる。
【0016】
ダウンプルーフバッフル用の例示的な複合材料は、膜と、膜に隣接して配置された1つまたは複数の層とを含み得る。例示的な複合材料は、表面層に隣接して配置された膜を含み得る。例示的な複合材料は、表面層の反対側の膜に隣接して配置されたバッカー層を含み得る。バッカー層はダウンプルーフであってもよい。追加の層が含まれてもよい。膜と層は、例えば接着剤または接着剤で一緒に結合し得る。層と膜とが合わさって、生地の重量を有し得る。膜と層の重量のさまざまな組み合わせを使用でき得る。膜は、9gsm未満、8gsm未満、7gsm未満、6gsm未満、5gsm未満、4gsm未満、または3gsm未満の重量を有し得る。他の重量の膜を使用し得る。
【0017】
本開示の複合材料は、比較の従来の材料よりも改善された性能を示す。表1~3により明確に示されるように、本開示の複合材料は、LV6W、LV6Z、LV74、LWEN、LV71、LWEQ、LV75、LWEP、LV7B、LV7D、およびLWEOというIDを使用して識別される。比較例はA~Lとして識別される。図1~3は、20回の洗濯後の複合材料の改善された性能を示す表である。
【0018】
表1は、さまざまな測定値の範囲の例として、「高」、「中」、および「低」のラベルで示している。
【表1】
【0019】
表2に、さまざまなジャケットの属性を示す。
【表2-1】
【表2-2】
【0020】
表3では、表1に示されているラベルと表2に識別されているジャケットを一覧する。
【表3-1】
【表3-2】
【0021】
本明細書では、複合材料について説明する。例示的な複合材料は、シェル繊維層を含み得る。シェル繊維層は、ナイロン、ポリエステル、またはエラスタンのうちの1つまたは複数を含み得る。シェル繊維層は、本質的に、ナイロン、ポリエステル、またはエラスタンの1つまたは複数からなってもよい。シェル繊維層は、シェル繊維層の合計100重量%のうち、約100重量パーセント(重量%)のポリエステルを含み得る。シェル繊維層は、合計100重量%のうち90重量%を超えるポリエステルを含み得る。シェル繊維層は、約90重量%、91重量%、92重量%、93重量%、94重量%、95重量%、96重量%、97重量%、98重量%、99重量%を含み得る。他の装填材が使用されてもよい。シェル繊維層は、約58重量%のナイロン、約37重量%のポリエステル、および約5重量%のエラスタンを含み得る。シェル繊維層は、約93重量%のナイロンおよび約7重量%のエラスタンを含み得る。シェル繊維層は、50重量%から100重量%のナイロンを含み得る。シェル繊維層は、ナイロンを、複合材料の100重量%に対して、重量パーセント重量%として51重量%、52重量%、53重量%、54重量%、55重量%、56重量%、57重量%、58重量%、59重量%、60重量%、61重量%、62重量%、63重量%、64重量%、65重量%、66重量%、67重量%、68重量%、69重量%、70重量%、71重量%、72重量%、73重量%、74重量%、75重量%、76重量%、77重量%、78重量%、79重量%、80重量%、81重量%、82重量%、83重量%、84重量%、85重量%、86重量%、87重量%、88重量%、89重量%、90重量%、91重量%、92重量%、93重量%、94重量%、95重量%、96重量%、97重量%、98重量%、99重量%を含み得る。他の装填材が使用されてもよい。シェル繊維層は、約62重量%のナイロン、約33重量%のポリエステル、および約5重量%のエラスタンを含み得る。シェル繊維層は、約93重量%のナイロンおよび約7重量%のエラスタンを含み得る。シェル繊維層は、約75重量%のポリエステルおよび約25重量%のナイロンを含み得る。シェル繊維層は、96%のナイロンおよび4%のエラスタンを含み得る。
【0022】
例示的な複合材料は、シェル繊維層に隣接して配置された膜を含み得る。膜は、シェル繊維層に結合し得る。膜は、シェル繊維層に接着し得る。
【0023】
本明細書では、複合材料について説明する。例示的な複合材料は、シェル繊維層を含み得る。例示的な複合材料は、シェル繊維層に隣接して配置された膜を含み得る。複合材料の例としては、米国繊維化学技術・染色技術協会(AATCC)127を使用して測定した場合、5,000ミリメートル(mm)を超える低範囲の静水圧耐水性を示す場合がある。複合材料の例としては、米国材料試験協会(ASTM)D737を使用して測定した場合、0.25立方フィート/分(cfm)を超える通気性を示す場合がある。複合材料の例としては、日本工業規格(JIS)L1099-B1を使用して測定した場合、24時間あたり1平方メートルあたり30キログラム(kg/sqm/24hr)を超える水蒸気透過度(MVTR)を示す場合がある。
【0024】
複合材料の例としては、米国繊維化学技術・染色技術協会(AATCC)127を使用して測定した場合、5,000ミリメートル(mm)から25,000mmの間の低範囲の静水圧耐水性を示す場合がある。複合材料の例としては、米国材料試験協会(ASTM)D737を使用して測定した場合、0.25から1立方フィート/分(cfm)の間の通気性を示す場合がある。複合材料の例としては、日本工業規格(JIS)L1099-B1を使用して測定した場合、24時間あたり1平方メートルあたり30キログラム(kg/sqm/24hr)から55kg/sqm/24hrの間の水蒸気透過度(MVTR)を示す場合がある。
【0025】
例示的な複合材料に関連する生地の重量は、90グラム/平方メートル(gsm)から200gsmの間であり得る。例示的な複合材料に関連する生地の重量は、90gsmから180gsmの間であり得る。例示的な複合材料に関連する生地の重量は、91gsmから177gsmの間であり得る。他の生地の重量および構成要素の重量を使用してもよい。
【0026】
複合材料の例としては、米国繊維化学技術・染色技術協会(AATCC)127を使用して測定した場合、5,000ミリメートル(mm)から25,000mmの間の低範囲の静水圧耐水性を示す場合がある。複合材料の例としては、米国材料試験協会(ASTM)D737を使用して測定した場合、0.75から1立方フィート/分(cfm)の間の通気性を示す場合がある。
【0027】
例示的な複合材料に関連する生地の重量は、90グラム/平方メートル(gsm)から200gsmの間であり得る。例示的な複合材料に関連する生地の重量は、90gsmから180gsmの間であり得る。例示的な複合材料に関連する生地の重量は、91gsmから177gsmの間であり得る。
【0028】
ダウンプルーフバッフル用の複合材料の例としては、米国繊維化学技術・染色技術協会(AATCC)127を使用して測定した場合、0ミリメートル(mm)から16,000mmの間の低範囲の静水圧耐水性を示す場合がある。複合材料の例としては、米国材料試験協会(ASTM)D737を使用して測定した場合、0.1から1.5立方フィート/分(cfm)の間の通気性を示す場合がある。複合材料の例としては、日本工業規格(JIS)L1099-B1を使用して測定した場合、24時間あたり1平方メートルあたり2キログラム(kg/sqm/24hr)から65kg/sqm/24hrの間の水蒸気透過度(MVTR)を示す場合がある。
【0029】
ダウンプルーフバッフル用の複合材料の例としては、米国繊維化学技術・染色技術協会(AATCC)127を使用して測定した場合、2,000ミリメートル(mm)から15,000mmの間の低範囲の静水圧耐水性を示す場合がある。複合材料の例としては、米国材料試験協会(ASTM)D737を使用して測定した場合、0.1から1.0立方フィート/分(cfm)の間の通気性を示す場合がある。複合材料の例としては、日本工業規格(JIS)L1099-B1を使用して測定した場合、24時間あたり1平方メートルあたり1キログラム(kg/sqm/24hr)から65kg/sqm/24hrの間の水蒸気透過度(MVTR)を示す場合がある。
【0030】
ダウンプルーフバッフル用の複合材料の例としては、米国繊維化学技術・染色技術協会(AATCC)127を使用して測定した場合、9,000ミリメートル(mm)より大きい低範囲の静水圧耐水性を示す場合がある。複合材料の例としては、米国材料試験協会(ASTM)D737を使用して測定した場合、0.2立方フィート/分(cfm)より大きい通気性を示す場合がある。複合材料の例としては、日本工業規格(JIS)L1099-B1を使用して測定した場合、24時間あたり1平方メートルあたり8キログラム(kg/sqm/24hr)より大きい水蒸気透過度(MVTR)を示す場合がある。
【0031】
本明細書では、物品について説明する。物品の例は、本明細書に記載される複合材料を含み得る。例示的な物品は、衣服、手袋、履物、帽子、ビブパンツ、ズボン、ジャケット、テント、寝袋、毛布、およびバックパックを含み得る。例示的な物品は、本明細書に記載される複数のダウンプルーフバッフルを含み得る。例示的なダウンプルーフバッフルは、完全防水の物品を提供するためにシームシールされ得る。例示的なダウンプルーフバッフルは、絶縁性の材料または構造を保持するように構成され得る。
図1
図2
図3