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特許7542617膨張式個人安全装置のためのインターフェイス装置
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-08-22
(45)【発行日】2024-08-30
(54)【発明の名称】膨張式個人安全装置のためのインターフェイス装置
(51)【国際特許分類】
   A41D 13/018 20060101AFI20240823BHJP
   A42B 3/06 20060101ALI20240823BHJP
【FI】
A41D13/018
A42B3/06
【請求項の数】 11
(21)【出願番号】P 2022528012
(86)(22)【出願日】2020-11-11
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2023-01-20
(86)【国際出願番号】 EP2020081696
(87)【国際公開番号】W WO2021094342
(87)【国際公開日】2021-05-20
【審査請求日】2023-07-13
(31)【優先権主張番号】1912781
(32)【優先日】2019-11-15
(33)【優先権主張国・地域又は機関】FR
(73)【特許権者】
【識別番号】503358097
【氏名又は名称】オートリブ ディベロップメント エービー
(74)【代理人】
【識別番号】100114557
【弁理士】
【氏名又は名称】河野 英仁
(74)【代理人】
【識別番号】100078868
【弁理士】
【氏名又は名称】河野 登夫
(74)【代理人】
【識別番号】100098143
【弁理士】
【氏名又は名称】飯塚 雄二
(72)【発明者】
【氏名】コルベル、セバスチャン
(72)【発明者】
【氏名】ルバスール、ミシェル
(72)【発明者】
【氏名】ルジューヌ、マクシム
(72)【発明者】
【氏名】ヴィグルー、サミュエル
【審査官】住永 知毅
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2010/0206390(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A41D13/00-13/12
A42B3/00-7/00
B63C9/18
F17C1/00-13/12
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
膨張式個人安全装置(10)のインターフェイス装置(25)であって、ガス発生器(30)を前記膨張式個人安全装置(10)の受容部分(20)内に保持するよう設計されたインターフェイス装置(25)において、前記インターフェイス装置(25)は、
前記ガス発生器(30)を前記受容部分(20)内の最終取り付け位置において位置決め及び保持するよう設計された少なくとも1つの位置決め要素(26)、
前記ガス発生器(30)よって膨張する前記安全装置の内部空間内のシールを得るために、前記受容部分(20)と、前記少なくとも1つの位置決め要素(26)によって位置決め及び保持された前記ガス発生器(30)との間に配置された封止要素(28)
前記ガス発生器(30)を最終取り付け位置において検出するように設計された検出素子(27)
を備えることを特徴とするインターフェイス装置(25)。
【請求項2】
前記検出素子(27)は、前記ガス発生器(30)の基準部材によって起動するように設計されたプレゼンスセンサを含む、請求項1に記載のインターフェイス装置(25)。
【請求項3】
前記基準部材は、前記ガス発生器(30)から突出する部分である、請求項に記載のインターフェイス装置(25)。
【請求項4】
前記プレゼンスセンサは、前記膨張式個人安全装置(10)の電子制御ユニット(40)に接続されるように設計されている、請求項又はに記載のインターフェイス装置(25)。
【請求項5】
前記少なくとも1つの位置決め要素(26)は、前記ガス発生器(30)を前記最終取り付け位置において位置決め及び保持するように設計された弾性戻し要素を含む、請求項1からのいずれか一項に記載のインターフェイス装置(25)。
【請求項6】
前記少なくとも1つの位置決め要素(26)は、静止部分を有するガイドトラックを含み、前記ガイドトラックは、前記ガス発生器(30)を前記静止部分によって画定された前記最終取り付け位置に向かって案内するように設計されている、請求項1からのいずれか一項に記載のインターフェイス装置(25)。
【請求項7】
前記静止部分は、前記基準部材を受容するように設計されている、請求項に従属する、請求項に記載のインターフェイス装置(25)。
【請求項8】
前記封止要素(28)は、シール、または、Oリングを含む、請求項1からのいずれか一項に記載のインターフェイス装置(25)。
【請求項9】
請求項1からのいずれか一項に記載のインターフェイス装置(25)、
受容部分(20)、
ガス発生器(30)、
前記ガス発生器(30)によって膨張する内部空間
を備える膨張式個人安全装置(10)。
【請求項10】
前記膨張式個人安全装置(10)は、請求項に記載の前記インターフェイス装置(25)を有し、前記電子制御ユニット(40)を備え、
前記電子制御ユニット(40)は、前記ガス発生器(30)に接続されており、前記ガス発生器(30)が最終取り付け位置において検出された場合、点火コマンドの受信後に前記ガス発生器(30)に点火するように設計されている、請求項に記載の膨張式個人安全装置(10)。
【請求項11】
前記電子制御ユニット(40)は、前記ガス発生器(30)が最終取り付け位置において検出されない場合、使用者に警告するよう設計されている、請求項10に記載の膨張式個人安全装置(10)。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、概して、危険な状況の事象において使用者を保護するために膨張することができる内側空間を備える個人安全装置の分野に関する。このような装置のなかでも、オートバイ運転者のためのエアバッグが設けられたベスト、船乗員のための膨張式ライフベスト、自転車運転者のための膨張式部分が装備されたヘルメット、膨張式スキージャケット、又は雪崩の場合の作動のための備品がある。要約すると、本発明は、衝撃、落下、又は危険な状況からの保護のために着用又は使用される全ての膨張式個人保護備品に関する。
【背景技術】
【0002】
従来技術において、交換式ガス発生器、例えば、圧縮ガスカートリッジを有する上記の膨張式個人安全装置を提案することが知られている。しかしながら、これらのシステムは、2つの重要な欠点を有する。一方では、不完全又は不正確な取り付けは、交換式ガス発生器の脱離を引き起こし得、最初に膨張機能の全損失をもたらし得、更に、推進ガスが漏れ交換式ガス発生器を推進した場合、使用者の(追加の)傷害をもたらし得る。他方では、不完全又は不正確な取り付けはまた、外部への膨張ガスの漏れを発生させ得、これは、通常期待される保護効果を減らす又はなくす。
【発明の概要】
【0003】
本発明の目的は、従来技術の前述の欠点を克服することであり、特に、最初に、完全及び安全な膨張を確実にするようにガス発生器を容易に取り付けるための膨張式個人安全装置のためのインターフェイス装置を提案することである。
【0004】
このために、本発明の第1態様は、膨張式個人安全装置のインターフェイス装置であって、ガス発生器を膨張式個人安全装置の受容部分内に保持するように設計されたインターフェイス装置において、インターフェイス装置は、
ガス発生器を受容部分内の最終取り付け位置において位置決め及び保持するよう設計された少なくとも1つの位置決め要素、
ガス発生器よって膨張する安全装置の内部空間のシールを得るために、受容部分と、当該少なくとも1つの位置決め要素によって位置決め及び保持されたガス発生器との間に配置された封止要素を備えることを特徴とするインターフェイス装置に関する。
【0005】
上記の実装形態によれば、封止要素は、ガス発生器と受容部分との間に設けられており、このため、シールが保証され得、位置決め要素は、ガス発生器を最終位置において取り付ける際、使用者を自然に補助する。結果として、ガス発生器は、適所に正確に保持されており、漏れが抑えられる。
【0006】
一実施形態によれば、封止要素は、ガス発生器によって最終取り付け位置において名目上の量で変形するように設計され得る。結果として、発生器が不完全に取り付けられている場合でも、封止要素は、(封止要素の名目上の値を除き)依然として変形することができ、封止要素の封止機能を少なくとも部分的に確実にすることができる。
【0007】
一実施形態によれば、最終取り付け位置は、固有である。換言すれば、ガス発生器によって固有の最終取り付け位置外で取られ得るいずれの位置も、膨張式個人装置の劣化した又は危険な動作を引き起こし得るため、典型的に望まれる又は求められる最終動作位置でない。実際、ガス発生器が正確に位置決めされていない場合、ガス発生器は、点火中に拒否され、又はガスは、安全装置内に正確に向けられない可能性がある。
【0008】
一実施形態によれば、インターフェイス装置は、好ましくは、ガス発生器が最終取り付け位置においてある又は最終取り付け位置に到着したときにのみ、当該発生器を最終取り付け位置においてロックするように設計されたロック装置を(固有の動作位置において)備える。特に、インターフェイス装置は、ガス発生器を適所に保持することなく、ガス発生器を最終取り付け位置において受容するように設計されており、ロック装置のみが、最終取り付け位置における適所での保持、又は最終取り付け位置の解放防止機能を確実にする。
【0009】
加えて、固有の最終取り付け位置が提供され得、固有の最終取り付け位置において、ガス発生器は、ガス発生器が最終取り付け位置において位置する場合のみ、ロック装置によってロックされている。結果として、ガス発生器が最終取り付け位置においてない限り、ガス発生器は、(ロック装置によって)ロックされておらず、したがって、インターフェイス装置に係合及び装着されていない(又は取り付けられていない)。
【0010】
一実施形態によれば、インターフェイス装置は、ガス発生器を最終取り付け位置において(直接的に又は間接的に)検出するように設計された検出素子を備え得る。インターフェイス装置内に組み込まれたこのような検出素子は、使用者又は安全装置が、ガス発生器が正確に取り付けられているという情報を有すること保証することを可能にする。特に、ガス発生器自由位置と最終取り付け位置との間の取り付けトラックに沿って通過しなければならない場合、最終取り付け位置におけるガス発生器の検出は、ガス発生器が取り付けトラックの少なくとも90%、好ましくは、取り付けトラックの少なくとも95%、より好ましくは、取り付けトラックの100%を完了したときにのみ、検出素子が、ガス発生器を効果的に検出するという事実によって理解される。換言すれば、検出素子は、ガス発生器が取り付けトラックの端に到達したときにのみ、作動する。
【0011】
直接的検出が提供されてもよく、つまり、検出素子自体が、ガス発生器の検出を実施するが、間接的検出がまた提供されてもよく、つまり、中間部分が、ガス発生器と検出素子との間にあってもよい。
【0012】
一実施形態によれば、検出素子は、ガス発生器の基準部材によって起動するように設計されたプレゼンスセンサを含み得る。検出は、ガス発生器の部材を介して直接的に行われ、これは、中間機構を設けること回避する。
【0013】
一実施形態によれば、基準部材は、ピンなどの、ガス発生器から突出する部分であってもよい。このような突出する部分(ピン)はまた、ガス発生器を受容部分上に保持又は維持するように機能してもよく、これは、構成要素の数を制限する。
【0014】
一実施形態によれば、プレゼンスセンサは、膨張式個人安全装置の電子制御ユニットに接続されるように設計されてもよい。
【0015】
一実施形態によれば、当該少なくとも1つの位置決め要素は、ガス発生器を最終取り付け位置において位置決め及び保持するように設計された弾性戻し要素を含む。典型的には、ばねが設けられてもよい。
【0016】
有利には、弾性戻し要素は、ガス発生器が固有の最終取り付け位置においてない限り、当該発生器を受容部分外に押し戻す傾向があるように設計されてもよい。したがって、使用者は、ガス発生器が適所になく安全装置が正確に機能することができないことを容易に理解することができる。
【0017】
換言すれば、一般的に、取り付け中に、ガス発生器は、ガス発生器が最終取り付け位置においてない限り、「不安定」、又は「明らかに取り付けられていない」と呼ばれる位置においてある。これは、中間取り付け位置におけるガス発生器が、安定して又は明らかに安定して、装置の残りの部分に係合又は装着されたままであることができず、使用者が、ガス発生器が最終取り付け位置においてないことをすぐに理解し得ることを意味する。典型的には、ガス発生器が最終取り付け位置においてない限り、使用者は、ガス発生器が装置の残りの部分から落下又は脱離することなく、ガス発生器を解放することができない。ロック装置、又は弾性戻し要素は、ガス発生器が唯一の固有の最終取り付け位置においてない限り、ガス発生器を装置の残りの部分外に押し戻すことによって、この効果を向上させることに寄与し得る。
【0018】
一実施形態によれば、当該少なくとも1つの位置決め要素は、静止部分を有するガイドトラックを含んでよく、ガイドトラックは、ガス発生器を静止部分によって画定された最終取り付け位置に向かって案内するように設計されてもよい。典型的には、ガイドトラックは、カムトラックを形成し、基準部材は、次いで、カムフォロワ(cam follower)を形成する。取り付けを実施するために、使用者は、基準部材をカムトラックに追従させ、これは、特に容易である。弾性戻し要素を有する実装形態と共に、当該要素は、ガス発生器を最終取り付け位置に向かって押すことによって、取り付けの補助に能動的に関与する。弾性戻し要素は、ガス発生器が最終取り付け位置に完全に到達していない限り、ガス発生器を取り付けされていない位置において押すことが提供されてもよい。
【0019】
一実施形態によれば、バヨネット取り付けとも呼ばれる1/4回転式取り付けが提供されてもよい。
【0020】
一実施形態によれば、ねじ式取り付けが提供されてもよい。
【0021】
いずれの場合でも、取り付けは、1回転未満(360°未満)でのガス発生器の回転を含んで提供され得る。
【0022】
一実施形態によれば、静止部分は、基準部材を受容するように設計されてもよい。
【0023】
一実施形態によれば、封止要素は、シール、好ましくは、Oリングを含み得る。
【0024】
一実施形態によれば、受容片は、ガス発生器が管状形状を有する場合、スリーブであってもよい。
【0025】
一実施形態によれば、受容片は、ガス発生器が、装着穴を有するエンドプレート又はフランジを含む場合、プレート又はプラテンであってもよい。
【0026】
本発明の第2態様は、
本発明の第1態様によるインターフェイス装置、
受容部分、
ガス発生器、
ガス発生器によって膨張する内部空間
を備える膨張式個人安全装置に関する。
【0027】
一実施形態によれば、膨張式個人安全装置は、電子制御ユニットを備え、インターフェイス装置は、電子制御ユニットに接続された検出素子を備え、
電子制御ユニットは、ガス発生器に接続され得、ガス発生器が最終取り付け位置において検出された場合のみ、点火コマンドの受信後にガス発生器に点火するように設計され得る。
【0028】
一実施形態によれば、電子制御ユニットは、最終取り付け位置におけるガス発生器の非存在が検出された場合、使用者に警告するように設計されてもよい。換言すれば、使用者は、ガス発生器が最終取り付け位置において検出されない場合、警告される。
【図面の簡単な説明】
【0029】
本発明の他の特徴及び利点は、本発明の実施形態の詳細な説明を読むことで、より明らかとなり、本発明の実施形態の詳細な説明は、例として提供されているが、これらになんら限定されず、以下の添付の図面によって示されている。
【0030】
図1】本発明による、ガス発生器とインターフェイス装置とが装備された膨張式個人安全装置の全体図である。
【0031】
図2図1の膨張式個人安全装置の一部分の斜視図である。
【0032】
図3図2の膨張式個人安全装置の一部分の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0033】
図1は、ガス発生器30と、ガス発生器30を受容する受容部分20上に設置されたインターフェイス装置とが装備された膨張式個人安全装置10の全体図を示す。この例では、膨張式個人安全装置10は、ベストの形態を有し、危険な状況において、ガス発生器30によって膨張する内部空間11を備える。
【0034】
電子制御ユニット40がまた設けられており、電子制御ユニット40の主な機能は、ガス発生器30をトリガする又はガス発生器30に点火することである。例えば、電子制御ユニット40は、強い減速が検出された事象(例えば、オートバイ運転者の転倒)、水分が検出された場合(例えば、人の落水)などにおいて、ガス発生器30をトリガする又はガス発生器30に点火するように設けられ得る。結果として、電子制御ユニット40は、上記の危険な状況を検出するための1つ以上のセンサを含む。
【0035】
図2に示すように、ガス発生器30は、ここではスリーブの形態を有する受容部分20内に取り付けられている。詳細には、受容部分20は、インターフェイス装置25を含む。当該インターフェイス装置は、特に、(図2で示すように)ガス発生器30を最終取り付け位置において位置決め及び保持するためのガス発生器の位置決め要素26を形成するガイドトラックと、最終取り付け位置におけるガス発生器30の検出素子27を形成する検出センサとを備える。図示の例では、ガス発生器30はピン32を含み、ピン32は、検出素子27(誘導性センサ若しくは容量センサ、又は更には、電気接触器)によって検出されるこの突出する部分である。
【0036】
ガス発生器30は、ガス発生器30の自由端上で設計された電気点火装置を含み、当該ガス発生器は、ケーブル42及びコネクタ43を介して電子制御ユニット40に接続され得る。電子制御ユニット40はまた、検出素子27に接続されており、このため、ガス発生器30のトリガ又は点火は、ガス発生器30が存在し最終取り付け位置においてあるという事実に基づいて、条件付けられ得ることに留意されたい。加えて又は代替として、ガス発生器30が存在しない及び/又は最終取り付け位置において適切にないときの膨張式個人安全装置10の使用の事象において、メッセージを使用者へと送信することが提供されてもよい。結果として、膨張式個人安全装置10の使用は、正確に取り付けられたガス発生器30で確実にされる。
【0037】
図2はまた、位置決め要素26を形成するガイドトラック、及びガイドトラックの凹部内に受容されたピン32を示す。このような1/4回転式の取り付けは、無経験の使用者によっても容易に達成され、これのため、不完全な取り付けが大きく低減される。
【0038】
また、受容部分20の断面図である図3に示すように、ばね29が設けられており、ばね29は、インターフェイス装置25がガス発生器30及びガス発生器30のピン32をガイドトラックの凹部内に押すことを完了させる。結果として、最終取り付け位置は安定した位置であり、ガス発生器30が完全に係合されていない場合、ばね29は、ガス発生器30を最終取り付け位置内に押すこと又はガス発生器30を受容部分20から押し戻すことのいずれかを終了することができ、このため、使用者自身が、取り付けが不完全であることを確認する。
【0039】
最後に、図3は、受容部分20が、カラー13によって受容部分20に装着された可撓性壁12によって区画された内部空間11内に開放する拡散オリフィス21を含むことを示す。したがって、ガス発生器30によって発生し拡散器33によって拡散したガスは、拡散孔21を通って内部空間11に向かって向けられる。
【0040】
完全な膨張を保証するために、本場合ではOリングである封止要素28をインターフェイス装置25内に組み込むことが意図されている。しかしながら、他の種類のシール(リップシール、変形可能なリングなど)が可能である。
【0041】
当業者に自明である様々な修正及び/又は改善が、添付の特許請求の範囲に定義されている本発明の範囲から逸脱することなく、本明細書に記載の本発明の様々な実施形態になされてもよいことが理解されよう。
【0042】
特に、個人ベストが言及されているが、任意の種類の着用可能又は携帯式安全装置、つまり、ヘルメット、ハーネス、ベルトなどが考えられ得る。
【0043】
また、1/4回転式取り付けインターフェイスが記載されているが、スナップオン、スクリューオン、又はこれらの接続の組み合わせが考えられ得る。実際、これは、簡単な取り付け、及び/又は、特定の道具なし、及び/又は、リバーシブルを提案することを含む。
【0044】
最後に、本明細書では、インターフェイス装置は、受容部分内に設置されているが、異なる部分が考えられ得、又は一緒に協働するいくつかの部分。

図1
図2
図3