(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-08-22
(45)【発行日】2024-08-30
(54)【発明の名称】充電機器、電子機器アセンブリ
(51)【国際特許分類】
H02J 7/00 20060101AFI20240823BHJP
H02J 50/10 20160101ALI20240823BHJP
【FI】
H02J7/00 301D
H02J50/10
(21)【出願番号】P 2023528268
(86)(22)【出願日】2021-08-31
(86)【国際出願番号】 CN2021115729
(87)【国際公開番号】W WO2022100217
(87)【国際公開日】2022-05-19
【審査請求日】2023-05-11
(31)【優先権主張番号】202011283765.2
(32)【優先日】2020-11-16
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】516227559
【氏名又は名称】オッポ広東移動通信有限公司
【氏名又は名称原語表記】GUANGDONG OPPO MOBILE TELECOMMUNICATIONS CORP., LTD.
【住所又は居所原語表記】No. 18 Haibin Road,Wusha, Chang’an,Dongguan, Guangdong 523860 China
(74)【代理人】
【識別番号】100126000
【氏名又は名称】岩池 満
(74)【代理人】
【識別番号】100203105
【氏名又は名称】江口 能弘
(72)【発明者】
【氏名】安 忠玉
【審査官】麻生 哲朗
(56)【参考文献】
【文献】特開2015-019473(JP,A)
【文献】中国特許出願公開第111224440(CN,A)
【文献】特開2005-287198(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H02J 7/00
H02J 50/10
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
充電機器であって、
第1のケースと、
前記第1のケースに対して移動
及び回転可能であり、電子機器を置くための第2のケースと、
前記第2のケース内に設けられて、前記電子機器を充電するための充電アセンブリと、
前記第1のケースに対して移動可能であり、且つ前記第1のケースに対する前記第2のケースの移動に伴って移動し、その結果、少なくとも一部が前記第1のケースに突出または面一になる突出状態と前記第1のケースに収容される収容状態との間で切り替えるスタンドと、を含
み、
前記充電機器は伝動部材をさらに含み、前記伝動部材は前記第2のケースと前記スタンドを取り外し可能に接続し、前記第2のケースが前記第1のケースに対して移動する場合、前記第2のケースは前記伝動部材を介して前記スタンドと間接的に協働することにより、前記スタンドの移動を連動することを特徴とする充電機器。
【請求項2】
前記充電機器は水平状態を有し、前記水平状態は初期状態と後退状態を含み、前記充電機器が前記初期状態から前記後退状態になり、且つ前記第2のケースが前記第1のケースに対して移動する距離
は第1のプリセット値と等しい場合、前記伝動部材は前記スタンドに接続され、前記第2のケースが前記第1のケースに対して移動する距離は前記第1のプリセット値より大きい場合、前記第2のケースは前記伝動部材の移動を連動して、ひいては前記スタンドの移動を駆動し、前記第1のケースは対向して設けられた第1の面、第2の面、及び前記第1の面と前記第2の面を接続する第3の面を有し、前記第2の面の少なくとも一部は前記第2のケースを当接するために使用され、
ここで、前記水平状態は前記第2のケースが前記第1のケースに平行である場合の状態であり、前記初期状態は前記第2のケースと前記第3の面との間の垂直距離が第2のプリセット値と等しい状態であり、前記後退状態は、前記第2のケースが前記第1のケースに対して移動し、且つ前記第2のケースと前記第3の面との間の垂直距離が前記第2のプリセット値より大きい状態であることを特徴とする請求項
1に記載の充電機器。
【請求項3】
前記第2のケースが前記第1のケースに対して移動する距離は前記第1のプリセット値より小さい場合、前記伝動部材と前記スタンドとの間に間隔があることを特徴とする請求項
2に記載の充電機器。
【請求項4】
前記第1のケースは接続された第1のサブケースと第2のサブケースを含み、前記第1のサブケースと前記第2のサブケースは、第1の収容空間を形成するように囲まれ、前記第1のケースは前記第2のサブケースの前記第1のサブケースから背離する一側に設けられる突起部をさらに含み、前記突起部は対向して設けられた2つの第1の側壁、及び2つの前記第1の側壁を接続する第2の側壁を含み、前記第1の側壁と前記第2の側壁は、第2の収容空間を形成するように囲まれ、且つ前記第2の収容空間が前記第1の収容空間に連通され、前記第2のケースは前記第1の側壁に回転可能に接続されることを特徴とする請求項
3に記載の充電機器。
【請求項5】
前記第1の側壁の前記第2の収容空間に近い一側に第1の回転溝が設けられ、前記第2のケースは接続された第3のサブケースと第4のサブケースを含み、前記第3のサブケースは前記第4のサブケースよりも前記第1のサブケースに近く、前記第3のサブケースと前記第4のサブケースは、第3の収容空間を形成するように囲まれ、前記第3のサブケースは、底壁、及び前記底壁の少なくとも一部の周縁に折り曲げ接続された側壁を含み、前記側壁に第1の貫通穴が開けられ、前記充電機器は第1の回転軸をさらに含み、前記第1の回転軸の一端は前記第3の収容空間内に設けられ、且つ前記第3のサブケースに接続され、前記第1の回転軸の他端は前記第1の貫通穴を貫通して前記第3の収容空間外に設けられ、且つ前記第1の回転溝内に設けられることを特徴とする請求項
4に記載の充電機器。
【請求項6】
前記第1の回転溝の延伸方向は前記第2のケースの移動方向に平行であることを特徴とする請求項
5に記載の充電機器。
【請求項7】
前記第1の側壁の前記第2の収容空間に近い一側に第1の移動部が設けられ、前記スタンドの第1の側壁に近い一側に第2の移動部が設けられ、前記第1の移動部が前記第2の移動部と互いに協働して、前記スタンドが前記第1の側壁に対して移動するようにすることを特徴とする請求項
4に記載の充電機器。
【請求項8】
前記第1の側壁の前記第2の収容空間に近い一側に係止部が設けられ、前記係止部は前記第1の移動部よりも前記第1のサブケースに近いことを特徴とする請求項
7に記載の充電機器。
【請求項9】
前記伝動部材は前記第2の収容空間内に設けられ、前記第2のケースは第1の接続部材をさらに含み、前記第1の接続部材の一端が前記第3のサブケースに接続され、前記第1の接続部材の他端が前記伝動部材に取り外し可能に接続されることを特徴とする請求項
5に記載の充電機器。
【請求項10】
前記伝動部材は対向して設けられた端部、及び前記端部を接続する中部を含み、前記第1の接続部材は前記端部に接続されることを特徴とする請求項
9に記載の充電機器。
【請求項11】
前記伝動部材の前記第3のサブケースに近い一側にガイドロッドが設けられ、前記スタンドの前記第3のサブケースから背離する一側にガイド溝が設けられ、前記ガイドロッドと前記ガイド溝は互いに協働して、前記伝動部材が前記スタンドに接続され、且つ伝動部材が前記第2のケースの連動によって移動する場合に、前記スタンドもそれに伴って移動するようにすることを特徴とする請求項
5に記載の充電機器。
【請求項12】
前記充電機器が前記初期状態にある場合、前記ガイドロッドはガイド溝の内部に設けられるか、前記ガイド溝の外部に設けられることを特徴とする請求項
11に記載の充電機器。
【請求項13】
前記スタンドは本体、及び前記本体を接続するガイド部を含み、前記本体は前記ガイド部よりも前記第1のサブケースから遠く、前記ガイド部の前記第3のサブケースから背離する一側に前記ガイド溝が設けられ、前記伝動部材の前記第3のサブケースに近い一側に逃げ溝が設けられ、前記逃げ溝は、前記ガイド部を収容するために使用され、且つ前記伝動部材の前記逃げ溝が開けられた溝壁に前記ガイドロッドが設けられることを特徴とする請求項
11に記載の充電機器。
【請求項14】
前記ガイド溝の前記第3のサブケースに近い一側は前記ガイド溝の前記第3のサブケースから遠い一側よりも前記第1のサブケースに近いことを特徴とする請求項
11に記載の充電機器。
【請求項15】
前記ガイド溝の形状は直線状であることを特徴とする請求項
14に記載の充電機器。
【請求項16】
前記第1の側壁の前記第2の収容空間に近い一側に第1の摺動部が設けられ、前記伝動部材の前記第1の側壁に近い一側に第2の摺動部が設けられ、前記第1の摺動部と前記第2の摺動部は互いに協働することにより、前記伝動部材が前記第1のケースに摺動することができることを特徴とする請求項
4に記載の充電機器。
【請求項17】
前記第1の摺動部はシュートを含み、前記第2の摺動部はスライダーを含み、前記充電機器が前記後退状態にある場合、スライダーの一部は前記シュート内に設けられることを特徴とする請求項
16に記載の充電機器。
【請求項18】
前記第4のサブケースの前記突起部に近い一側にシール部が設けられ、前記充電機器が前記初期状態にある場合、前記シール部は前記突起部に当接され、且つ前記スタンドは前記シール部よりも前記第1のサブケースに近いことを特徴とする請求項
5に記載の充電機器。
【請求項19】
前記充電機器が前記初期状態にある場合、前記突起部の前記第1のサブケースから背離する一側の表面、前記スタンドの前記第1のサブケースから背離する一側の表面、及び前記第4のサブケースの前記第1のサブケースから背離する一側の表面はいずれも面一であることを特徴とする請求項
5に記載の充電機器。
【請求項20】
前記充電機器は垂直状態をさらに有し、前記後退状態から前記垂直状態になる過程において、前記第1のケースに対する前記スタンドの位置が変わることなく、ここで、前記垂直状態は前記第2のケースと前記第1のケースとの間に角度をなす状態であることを特徴とする請求項5に記載の充電機器。
【請求項21】
前記後退状態から前記垂直状態になる過程において、前記伝動部材は第2のケースから分離することを特徴とする請求項
20に記載の充電機器。
【請求項22】
前記第2のケースは第1の接続部材をさらに含み、前記第1の接続部材の一端が前記第3のサブケースに接続され、前記第1の接続部材の他端が前記伝動部材に取り外し可能に接続され、
前記第1の接続部材の前記伝動部材に近い一端に第1の係合部が設けられ、前記伝動部材に第2の係合部が設けられ、前記第1の係合部が前記第2の係合部に互いに協働して、その結果、前記充電機器が前記水平状態にある場合、前記第1の係合部のバックルは前記第2の係合部に接続され、前記充電機器が前記垂直状態にある場合、前記第1の係合部のバックルは前記第2の係合部から分離することを特徴とする請求項
21に記載の充電機器。
【請求項23】
前記充電機器が前記水平状態にある場合、前記第1の接続部材は前記伝動部材よりも前記第1のサブケースに近いことを特徴とする請求項
22に記載の充電機器。
【請求項24】
前記充電機器は前記第2の収容空間内に設けられるリミット部材をさらに含み、前記リミット部材は前記第2の側壁に接続され、前記リミット部材の前記第2の側壁から背離する一側に第3の係合部が設けられ、前記充電機器が前記垂直状態にある場合、前記第1の係合部のバックルは前記第2の係合部から分離し、前記第2の係合部のバックルは前記第3の係合部に接続されることを特徴とする請求項
22に記載の充電機器。
【請求項25】
前記リミット部材は前記伝動部材よりも前記第1のサブケースから遠いことを特徴とする請求項
24に記載の充電機器。
【請求項26】
前記スタンドが前記突出状態にある場合、前記スタンドは前記第2の面から前記第1のケースに突出することを特徴とする請求項
2に記載の充電機器。
【請求項27】
前記充電機器はモータアセンブリをさらに含み、前記モータアセンブリは前記第1の収容空間内に設けられ、前記モータアセンブリは前記第2のケースに接続され、前記モータアセンブリは前記第1のケースに対する前記第2のケースの移動と回転を駆動することができることを特徴とする請求項
5に記載の充電機器。
【請求項28】
前記モータアセンブリはモータ、スクリュー、及び摺動部材を含み、前記スクリューは前記モータに接続され、前記摺動部材は前記スクリューに嵌設され、且つ前記摺動部材は前記スクリューに螺合され、前記摺動部材に第3の摺動部が設けられ、前記モータアセンブリは第4の摺動部をさらに含み、前記第3の摺動部が前記第4の摺動部に互いに協働し、前記モータが作動する場合に、前記摺動部材は前記スクリューに摺動できるようにし、
前記摺動部材の前記第2のサブケースに近い一側に第3の回転溝が開けられ、前記充電機器は第3の回転軸をさらに含み、前記第3の回転軸の一端が前記第2のケースに接続され、前記第3の回転軸の他端が前記第3の回転溝内に設けられることを特徴とする請求項
27に記載の充電機器。
【請求項29】
前記第3の回転溝は前記第1のサブケースの方向に向かって延設されることを特徴とする請求項
28に記載の充電機器。
【請求項30】
前記モータアセンブリはサポート部材をさらに含み、前記サポート部材は前記第1のサブケースに接続され、且つ前記サポート部材の前記第1のサブケースから背離する一側にシュートが設けられ、前記摺動部材の前記サポート部材に近い一側にスライダーが設けられ、前記スライダーは前記シュート内で摺動可能であることを特徴とする請求項
28に記載の充電機器。
【請求項31】
前記モータアセンブリはサポート部材とガイドレバーをさらに含み、前記サポート部材は、底板と、前記底板の反対両端に折り曲げ接続された側板とを含み、前記底板と前記側板は摺動空間を形成するように囲まれ、前記摺動部材は前記摺動空間内に設けられ、前記側板に第2の貫通穴が開けられ、前記スクリューは前記第2の貫通穴と前記摺動部材を貫通し、前記側板にさらに第3の貫通穴が開けられ、前記摺動部材に第4の貫通穴が開けられ、前記ガイドレバーは前記側板に接続され、且つ前記ガイドレバーは前記第3の貫通穴と前記第4の貫通穴を貫通し、前記摺動部材は前記第4の貫通穴を通じて前記ガイドレバーに摺動可能であることを特徴とする請求項
28に記載の充電機器。
【請求項32】
前記モータアセンブリは弾性部材をさらに含み、前記弾性部材は前記摺動空間内に設けられ、前記ガイドレバーに嵌設され、
前記モータアセンブリは摺動部材を含み、前記摺動部材の前記サポート部材に近い一側にスライダーが設けられ、前記側板と前記スライダーとの間に設けられ、前記充電機器が前記初期状態にある場合、前記弾性部材は側板と前記スライダーに当接され、且つ圧縮状態にあることを特徴とする請求項
31に記載の充電機器。
【請求項33】
前記第2のケースは第2の接続部材をさらに含み、前記第2の接続部材は第1の接続部、第2の接続部、及び第3の接続部を含み、前記第1の接続部の少なくとも一部は前記第3の収容空間内に設けられ、前記第1の接続部が前記第3のサブケースに接続され、前記第2の接続部は前記第1の接続部に折り曲げ接続され、前記第2の収容空間内と前記第1の収容空間内に設けられ、前記第3の接続部は前記第2の接続部に折り曲げ接続され、前記第1の収容空間内に設けられ、前記第3の回転軸の一端が前記第3の接続部に接続されることを特徴とする請求項
28に記載の充電機器。
【請求項34】
前記第2のケースは第1の接続部材をさらに含み、前記第1の接続部材の一端が前記第3のサブケースに接続され、前記第1の接続部材の他端が前記伝動部材に取り外し可能に接続され、
前記第1の接続部材は前記第1の接続部に接続されることを特徴とする請求項
33に記載の充電機器。
【請求項35】
前記第2のケースは対向して設けられた第1の端と第2の端を含み、前記第1の端は前記第2の端よりも前記スタンドに近く、前記モータアセンブリは前記第1の端に回転して接続されることを特徴とする請求項
27に記載の充電機器。
【請求項36】
前記充電機器は垂直状態をさらに有し、前記後退状態から前記垂直状態になる過程において、前記第1のケースに対する前記スタンドの位置が変わることなく、ここで、前記垂直状態は前記第2のケースと前記第1のケースとの間に角度をなす状態であり、
前記充電機器が前記初期状態から前記後退状態になると、前記モータが作動し始め、前記スクリューによって前記スライダーの摺動を連動し、さらに前記第2のケースが前記第1のケースに対して移動することを駆動し、前記充電機器が前記後退状態にある場合、前記第1の回転軸が前記第1の側壁に当接することで前記第1の回転溝の溝壁を形成し、前記充電機器が前記後退状態から前記垂直状態になり、前記スライダーは摺動し続けることによって、前記第3の回転軸の他端が前記第3の回転溝内で摺動することを連動し、さらに前記第2のケースが前記第1のケースに対して回転することを駆動することを特徴とする請求項30に記載の充電機器。
【請求項37】
電子機器アセンブリであって、前記電子機器アセンブリは電子機器、及び請求項1-
36のいずれか1項に記載の充電機器を含み、前記電子機器は
充電コイルと、誘導コイルと電池を含み、前記充電コイルと前記誘導コイルが互いに協働して、前記電池を充電するために使用されることを特徴とする電子機器アセンブリ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は電子製品技術分野に属し、具体的に充電機器、電子機器アセンブリに関する。
【背景技術】
【0002】
電子機器の継続的な発展と普及に伴い、電子機器の数は増加している。そのため、電子機器の周辺製品の一つである充電機器として、ますます人々によって注目されている。現在、充電機器は垂直構造、水平構造、垂直-水平転換構造がある。垂直構造と垂直-水平転換構造の充電機器には、垂直状態で電子機器をリミットするように、電子機器を当接するためのスタンドが設けられる。しかし、垂直-水平転換構造の充電機器では、充電機器が水平状態である場合、スタンドが充電機器の表面の平坦性に影響を及ぼす。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0003】
これを鑑みて、本願の第1の態様は充電機器を提供し、
第1のケースと、
前記第1のケースに対して移動または回転可能であり、電子機器を置くための第2のケースと、
前記第2のケース内に設けられて、前記電子機器を充電するための充電アセンブリと、
前記第1のケースに対して移動可能であり、且つ前記第1のケースに対する前記第2のケースの移動に伴って移動し、その結果、少なくとも一部が前記第1のケースに突出または面一になる突出状態と前記第1のケースに収容される収容状態との間で切り替えるスタンドと、を含む。
【0004】
本願の第2の態様は、電子機器アセンブリを提供し、前記電子機器アセンブリは電子機器、及び本願の第1の態様による充電機器を含み、前記電子機器は誘導コイルと電池を含み、前記充電コイルと前記誘導コイルが互いに協働して前記電池を充電するために使用される。
【図面の簡単な説明】
【0005】
本願の実施形態の技術的解決手段をより明確に説明するために、以下、本願の実施形態に使用する必要がある図面を説明する。
【
図1】本願の一実施形態における充電機器が初期状態にある場合の斜視構造模式図である。
【
図2】
図1のA-A方向に沿った断面模式図である。
【
図3】本願の一実施形態における充電機器が後退状態にある場合の斜視構造模式図である。
【
図4】
図3のB-B方向に沿った断面模式図である。
【
図5】本願の一実施形態における充電機器が垂直状態にある場合の斜視構造模式図である。
【
図6】本願の一実施形態における充電機器の分解図である。
【
図7】本願の一実施形態における第1のケースの斜視構造模式図である。
【
図8】本願の一実施形態における一部の充電機器の分解図である。
【
図9】本願の一実施形態における第1のケースとスタンドの分解図である。
【
図10】本願の他の実施形態における一部の充電機器の分解図である。
【
図11】本願の一実施形態における伝動部材と第1の接続部材の斜視構造模式図である。
【
図12】本願の一実施形態における第1のケースと伝動部材の部分構造模式図である。
【
図13】本願の一実施形態における伝動部材とスタンドの斜視構造模式図である。
【
図14】本願の一実施形態における充電機器が初期状態にある場合に伝動部材とスタンドの斜視構造模式図である。
【
図15】本願の一実施形態における充電機器が初期状態から後退状態になる間の伝動部材とスタンドの斜視構造模式図である。
【
図16】本願の一実施形態における充電機器が後退状態にある場合に伝動部材とスタンドの斜視構造模式図である。
【
図17】本願の他の実施形態における
図1のA-A方向に沿った断面模式図である。
【
図18】本願の一実施形態における伝動部材、スタンド、及び第1の接続部材の構造模式図である。
【
図19】本願の他の実施形態における
図1のA-A方向に沿った断面模式図である。
【
図20】本願の別の実施形態における
図2のB-B方向に沿った断面模式図である。
【
図21】本願の一実施形態における
図3のC-C方向に沿った断面模式図である。
【
図22】本願の別の実施形態における一部の充電機器の分解図である。
【
図23】本願の別の実施形態における一部の充電機器の分解図である。
【
図24】本願の一実施形態におけるモータアセンブリの構造模式図である。
【
図25】本願の他の実施形態におけるモータアセンブリの構造模式図である。
【
図26】本願の別の実施形態における一部の充電機器の分解図である。
【
図27】本願の一実施形態における第2の接続部材と第3の回転軸の構造模式図である。
【
図28】本願の一実施形態における第2の接続部材、第3の回転軸、及びモータアセンブリの組み合わせ構造模式図である。
【
図29】本願の別の実施形態における
図1のA-A方向に沿った断面模式図である。
【
図30】本願の一実施形態における充電機器の電子構造模式図である。
【
図31】本願の他の実施形態における充電機器の電子構造模式図である。
【
図32】本願の別の実施形態における充電機器の電子構造模式図である。
【
図33】本願の別の実施形態における充電機器の電子構造模式図である。
【
図34】本願の一実施形態における充電アセンブリの分解図である。
【
図35】本願の一実施形態における電子機器アセンブリの構造模式図である。
【
図36】本願の一実施形態における
図35のD-D方向に沿った断面模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0006】
以下で、本願の好ましい実施形態であり、指摘すべきこととして、当業者にとって、本願の原理から逸脱することなく、様々な改善と修飾を行うこともでき、これらの改善と修飾も本願の保護範囲に含まれる。
【0007】
本実施形態は、充電機器を提供し、
第1のケースと、
前記第1のケースに対して移動または回転可能であり、電子機器を置くための第2のケースと、
前記第2のケース内に設けられて、前記電子機器を充電するための充電アセンブリと、
前記第1のケースに対して移動可能であり、且つ前記第1のケースに対する前記第2のケースの移動に伴って移動し、その結果、少なくとも一部が前記第1のケースに突出または面一になる突出状態と前記第1のケースに収容される収容状態との間で切り替えるスタンドと、を備える。
【0008】
ここで、前記充電機器は伝動部材をさらに含み、前記伝動部材は前記第2のケースと前記スタンドを取り外し可能に接続し、前記第2のケースが前記第1のケースに対して移動する場合、前記第2のケースは前記伝動部材を介して前記スタンドと間接的に協働することにより、前記スタンドの移動を連動する。
【0009】
ここで、前記充電機器は水平状態を有し、前記水平状態は初期状態と後退状態を含み、前記充電機器が前記初期状態から前記後退状態になり、且つ前記第2のケースが前記第1のケースに対して移動する距離が前記第1のプリセット値と等しい場合、前記伝動部材は前記スタンドに接続され、前記第2のケースが前記第1のケースに対して移動する距離は前記第1のプリセット値より大きい場合、前記第2のケースは前記伝動部材の移動を連動して、ひいては前記スタンドの移動を駆動し、前記第1のケースは対向して設けられた第1の面、第2の面、及び前記第1の面と前記第2の面を接続する第3の面を有し、前記第2の面の少なくとも一部は前記第2のケースを当接するために使用され、
ここで、前記水平状態は前記第2のケースが前記第1のケースに平行である場合の状態であり、前記初期状態は前記第2のケースと前記第3の面との間の垂直距離が第2のプリセット値と等しい状態であり、前記後退状態は、前記第2のケースが前記第1のケースに対して移動し、且つ前記第2のケースと前記第3の面との間の垂直距離が前記第2のプリセット値より大きい状態である。
【0010】
ここで、前記第2のケースが前記第1のケースに対して移動する距離は前記第1のプリセット値より小さい場合、前記伝動部材と前記スタンドとの間に間隔がある。
【0011】
ここで、前記第1のケースは接続された第1のサブケースと第2のサブケースを含み、前記第1のサブケースと前記第2のサブケースは、第1の収容空間を形成するように囲まれ、前記第1のケースは前記第2のサブケースの前記第1のサブケースから背離する一側に設けられる突起部をさらに含み、前記突起部は2つの対向して設けられた第1の側壁、及び2つの前記第1の側壁を接続する第2の側壁を含み、前記第1の側壁と前記第2の側壁は、第2の収容空間を形成するように囲まれ、且つ前記第2の収容空間が前記第1の収容空間に連通され、前記第2のケースは前記第1の側壁に回転可能に接続される。
【0012】
ここで、前記第1の側壁の前記第2の収容空間に近い一側に第1の回転溝が設けられ、前記第2のケースは接続された第3のサブケースと第4のサブケースを含み、前記第3のサブケースは前記第4のサブケースよりも前記第1のサブケースに近く、前記第3のサブケースと前記第4のサブケースは、第3の収容空間を形成するように囲まれ、前記第3のサブケースは、底壁、及び前記底壁の少なくとも一部の周縁に折り曲げ接続された側壁を含み、前記側壁に第1の貫通穴が開けられ、前記充電機器は第1の回転軸をさらに含み、前記第1の回転軸の一端は前記第3の収容空間内に設けられ、且つ前記第3のサブケースに接続され、前記第1の回転軸の他端は前記第1の貫通穴を貫通して前記第3の収容空間外に設けられ、且つ前記第1の回転溝内に設けられる。
【0013】
ここで、前記第1の回転溝の延伸方向は前記第2のケースの移動方向に平行である。
【0014】
ここで、前記第1の側壁の前記第2の収容空間に近い一側に第1の移動部が設けられ、前記スタンドの第1の側壁に近い一側に第2の移動部が設けられ、前記第1の移動部が前記第2の移動部と互いに協働することにより、前記スタンドが前記第1の側壁に対して移動する。
【0015】
ここで、前記第1の側壁の前記第2の収容空間に近い一側に係止部が設けられ、前記係止部は前記第1の移動部よりも前記第1のサブケースに近い。
【0016】
ここで、前記伝動部材は前記第2の収容空間内に設けられ、前記第2のケースは第1の接続部材をさらに含み、前記第1の接続部材の一端が前記第3のサブケースに接続され、前記第1の接続部材の他端が前記伝動部材に取り外し可能に接続される。
【0017】
ここで、前記伝動部材は対向して設けられた端部、及び前記端部を接続する中部を含み、前記第1の接続部材は前記端部に接続される。
【0018】
ここで、前記伝動部材の前記第3のサブケースに近い一側にガイドロッドが設けられ、前記スタンドの前記第3のサブケースから背離する一側にガイド溝が設けられ、前記ガイドロッドと前記ガイド溝は互いに協働することにより、前記伝動部材が前記スタンドに接続され、且つ伝動部材が前記第2のケースの連動によって移動する場合に、前記スタンドもそれに伴って移動する。
【0019】
ここで、前記充電機器が前記初期状態にある場合、前記ガイドロッドはガイド溝の内部に設けられるか、前記ガイド溝の外部に設けられる。
【0020】
ここで、前記スタンドは本体、及び前記本体を接続するガイド部を含み、前記本体は前記ガイド部よりも前記第1のサブケースから遠く、前記ガイド部の前記第3のサブケースから背離する一側に前記ガイド溝が設けられ、前記伝動部材の前記第3のサブケースに近い一側に逃げ溝が設けられ、前記逃げ溝は、前記ガイド部を収容するために使用され、且つ前記伝動部材の前記逃げ溝が開けられた溝壁に前記ガイドロッドが設けられる。
【0021】
ここで、前記ガイド溝の前記第3のサブケースに近い一側は前記ガイド溝の前記第3のサブケースから遠い一側よりも前記第1のサブケースに近い。
【0022】
ここで、前記ガイド溝の形状は直線状である。
【0023】
ここで、前記第1の側壁の前記第2の収容空間に近い一側に第1の摺動部が設けられ、前記伝動部材の前記第1の側壁に近い一側に第2の摺動部が設けられ、前記第1の摺動部と前記第2の摺動部は互いに協働することにより、前記伝動部材が前記第1のケースに摺動できる。
【0024】
ここで、前記第1の摺動部はシュートを含み、前記第2の摺動部はスライダーを含み、前記充電機器が前記後退状態にある場合、スライダーの一部は前記シュート内に設けられる。
【0025】
ここで、前記第4のサブケースの前記突起部に近い一側にシール部が設けられ、前記充電機器が前記初期状態にある場合、前記シール部は前記突起部に当接され、且つ前記スタンドは前記シール部よりも前記第1のサブケースに近い。
【0026】
ここで、前記充電機器が前記初期状態にある場合、前記突起部の前記第1のサブケースから背離する一側の表面、前記スタンドの前記第1のサブケースから背離する一側の表面、及び前記第4のサブケースの前記第1のサブケースから背離する一側の表面はいずれも面一である。
【0027】
ここで、前記充電機器は垂直状態をさらに有し、前記後退状態から前記垂直状態になる過程において、前記第1のケースに対する前記スタンドの位置が変わらなく、ここで、前記垂直状態は前記第2のケースと前記第1のケースとの間に角度をなす状態である。
【0028】
ここで、前記後退状態から前記垂直状態になる過程において、前記伝動部材は第2のケースから分離する。
【0029】
ここで、前記第2のケースは第1の接続部材をさらに含み、前記第1の接続部材の一端が前記第3のサブケースに接続され、前記第1の接続部材の他端が前記伝動部材に取り外し可能に接続され、
前記第1の接続部材の前記伝動部材に近い一端に第1の係合部が設けられ、前記伝動部材に第2の係合部が設けられ、前記第1の係合部が前記第2の係合部に互いに協働して、その結果、前記充電機器が前記水平状態にある場合、前記第1の係合部のバックルは前記第2の係合部に接続され、前記充電機器が前記垂直状態にある場合、前記第1の係合部のバックルは前記第2の係合部から分離する。
【0030】
ここで、前記充電機器が前記水平状態にある場合、前記第1の接続部材は前記伝動部材よりも前記第1のサブケースに近い。
【0031】
ここで、前記充電機器は前記第2の収容空間内に設けられるリミット部材をさらに含み、前記リミット部材は前記第2の側壁に接続され、前記リミット部材の前記第2の側壁から背離する一側に第3の係合部が設けられ、前記充電機器が前記垂直状態にある場合、前記第1の係合部のバックルは前記第2の係合部から分離し、前記第2の係合部のバックルは前記第3の係合部に接続される。
【0032】
ここで、前記リミット部材は前記伝動部材よりも前記第1のサブケースから遠い。
【0033】
ここで、前記スタンドが前記突出状態にある場合、前記スタンドは前記第2の面から前記第1のケースに突出する。
【0034】
ここで、前記充電機器はモータアセンブリをさらに含み、前記モータアセンブリは前記第1の収容空間内に設けられ、前記モータアセンブリは前記第2のケースに接続され、前記モータアセンブリは前記第1のケースに対する前記第2のケースの移動と回転を駆動することができる。
【0035】
ここで、前記モータアセンブリはモータ、スクリュー、及び摺動部材を含み、前記スクリューは前記モータに接続され、前記摺動部材は前記スクリューに嵌設され、且つ前記摺動部材は前記スクリューに螺合され、前記摺動部材に第3の摺動部が設けられ、前記モータアセンブリは第4の摺動部をさらに含み、前記第3の摺動部が前記第4の摺動部に互いに協働し、前記モータが作動する場合に、前記摺動部材は前記スクリューに摺動できるようにし、
前記摺動部材の前記第2のサブケースに近い一側に第3の回転溝が開けられ、前記充電機器は第3の回転軸をさらに含み、前記第3の回転軸の一端が前記第2のケースに接続され、前記第3の回転軸の他端が前記第3の回転溝内に設けられる。
【0036】
ここで、前記第3の回転溝は前記第1のサブケースの方向に向かって延設される。
【0037】
ここで、前記モータアセンブリはサポート部材をさらに含み、前記サポート部材は前記第1のサブケースに接続され、且つ前記サポート部材の前記第1のサブケースから背離する一側にシュートが設けられ、前記摺動部材の前記サポート部材に近い一側にスライダーが設けられ、前記スライダーは前記シュート内で摺動可能である。
【0038】
ここで、前記モータアセンブリはサポート部材とガイドレバーをさらに含み、前記サポート部材は底板と前記底板の反対両端に折り曲げ接続された側板を含み、前記底板と前記側板は摺動空間を形成するように囲まれ、前記摺動部材は前記摺動空間内に設けられ、前記側板に第2の貫通穴が開けられ、前記スクリューは前記第2の貫通穴と前記摺動部材を貫通し、前記側板にさらに第3の貫通穴が開けられ、前記摺動部材に第4の貫通穴が開けられ、前記ガイドレバーは前記側板に接続され、且つ前記ガイドレバーは前記第3の貫通穴と前記第4の貫通穴を貫通し、前記摺動部材は前記第4の貫通穴を通じて前記ガイドレバーに摺動可能である。
【0039】
ここで、前記モータアセンブリは弾性部材をさらに含み、前記弾性部材は前記摺動空間内に設けられ、前記ガイドレバーに嵌設され、前記側板と前記スライダーとの間に設けられ、前記充電機器が前記初期状態にある場合、前記弾性部材は側板と前記スライダーに当接され、且つ圧縮状態にある。
【0040】
ここで、前記第2のケースは第2の接続部材をさらに含み、前記第2の接続部材は第1の接続部、第2の接続部、及び第3の接続部を含み、前記第1の接続部の少なくとも一部は前記第3の収容空間内に設けられ、前記第1の接続部が前記第3のサブケースに接続され、前記第2の接続部は前記第1の接続部に折り曲げ接続され、前記第2の収容空間内と前記第1の収容空間内に設けられ、前記第3の接続部は前記第2の接続部に折り曲げ接続され、前記第1の収容空間内に設けられ、前記第3の回転軸の一端が前記第3の接続部に接続される。
【0041】
ここで、前記第1の接続部材は前記第1の接続部に接続される。
【0042】
ここで、前記第2のケースは対向して設けられた第1の端と第2の端を含み、前記第1の端は前記第2の端よりも前記スタンドに近く、前記モータアセンブリは前記第1の端に回転して接続される。
【0043】
ここで、前記充電機器が前記初期状態から前記後退状態になると、前記モータが作動し始め、前記スクリューによって前記スライダーの摺動を連動し、さらに前記第2のケースが前記第1のケースに対して移動することを駆動し、前記充電機器が前記後退状態にある場合、前記第1の回転軸が前記第1の側壁に当接することで前記第1の回転溝の溝壁を形成し、前記充電機器が前記後退状態から前記垂直状態になり、前記スライダーは摺動し続けることによって、前記第3の回転軸の他端が前記第3の回転溝内で摺動することを連動し、さらに前記第2のケースが前記第1のケースに対して回転することを駆動する。
【0044】
本実施形態は電子機器アセンブリをさらに提供し、前記電子機器アセンブリは電子機器、及び本願の上記実施形態によって提供された充電機器を含み、前記電子機器は誘導コイルと電池を含み、前記充電コイルと前記誘導コイルが互いに協働して、前記電池を充電するために使用される。
【0045】
図1-
図5を併せて参照し、
図1は本願の一実施形態における充電機器が初期状態にある場合の斜視構造模式図である。
図2が
図1のA-A方向に沿った断面模式図である。
図3は本願の一実施形態における充電機器が後退状態にある場合の斜視構造模式図である。
図4は
図3のB-B方向に沿った断面模式図である。
図5は本願の一実施形態における充電機器が垂直状態にある場合の斜視構造模式図である。本実施形態は充電機器1を提供し、具体的に、充電機器1は第1のケース10と、前記第1のケース10に対して移動または回転であり、電子機器アセンブリ3を置くための第2のケース20と、前記第2のケース20内に設けられ、前記電子機器アセンブリ3を充電するための充電アセンブリ30と、前記第1のケース10に対して移動可能であり、且つ前記第1のケース10に対する前記第2のケース20の移動に伴って移動でき、少なくとも一部が前記第1のケース10に突出または面一になる突出状態と前記第1のケース10に収容される収容状態との間に切り替えるようにするスタンド40と、を含む。
【0046】
本実施形態による充電機器1は、主に電子機器アセンブリ3を充電するために使用される。ここで、充電機器1は電源を外付けし、外部電力を、充電機器1を中間媒体として電子機器アセンブリ3に充電することができる。又は、充電機器1の内部には電池5が内蔵されており、充電機器1は自体の電池5の電力を電子機器アセンブリ3に伝送して充電することができる。また、電子機器アセンブリ3は、携帯電話、タブレット、ノートパソコン、ポケットパソコン、パーソナルコンピュータ(Personal Computer、PC)、パーソナルデジタルアシスタント(Personal Digital Assistant、PDA)、携帯型メディアプレーヤ(Portable Media Player、PMP)、ナビゲーション装置、ウェアラブルデバイス、スマートハンドリング、歩数計などの携帯端末、及びデジタルTV、デスクトップコンピュータなどの固定端末を含むが、これらに制限されない。本願において、電子機器アセンブリ3が携帯電話であることを例として模式的に説明する。
【0047】
本実施形態による充電機器1は第1のケース10と、電子機器アセンブリ3を置くための第2のケース20と、を含む。ここで、第1のケース10は下部ケースとして理解することができ、第2のケース20は上部ケースとして理解することができる。第1のケース10は第2のケース20に回転して接続され、その結果、第2のケース20は第1のケース10に対して回転可能であり、即ち第1のケース10は常に静止状態にあるが、第2のケース20は回転し、第2のケース20の具体的な回転方向は
図2のD1方向に示される。電子機器アセンブリ3が第2のケース20に置かれるため、第2のケース20が第1のケース10に対して回転する場合、電子機器アセンブリ3も第2のケース20と共に移動する。
【0048】
本実施形態は垂直-水平転換型充電機器1を提供し、即ち充電機器1は水平状態(
図1と
図3に示す)と垂直状態(
図5に示す)の2種の形態にすることができる。ここで、水平状態は第2のケース20が第1のケース10に平行な状態であり、第2のケース20が第1のケース10の表面に当接される状態として理解してもよい。垂直状態は第2のケース20と第1のケース10との間に角度をなす状態であり、第2のケース20が第1のケース10に対して回転した場合、第2のケース20の一端が第1のケース10から離れる方向に向かって回転し、さらに第2のケース20が第1のケース10に平行になることなく、一定の角度(
図4中の角aに示す)をなす状態として理解してもよい。選択可能に、垂直状態で、第2のケース20と第1のケース10との間の角度は0°より大きく且つ90°未満である。充電機器1が垂直状態にある場合、電子機器アセンブリ3は第2のケース20に第2のケース20と共に回転することで、電子機器アセンブリ3を立てさせ、ユーザは異なる角度で電子機器アセンブリ3を見る需要を満たす。
【0049】
また、本実施形態による充電機器1における第2のケース20は、第1のケース10に対して回転可能であることに加えて、第1のケース10に対して移動可能であり、第2のケース20の移動方向は
図2のD2方向に示される。即ち充電機器1は、水平状態には、初期状態と後退状態の2つの状態がさらに含まれる。ここで、初期状態は、第2のケース20が第1のケース10に対して回転しても、第1のケース10に対して移動してもない場合の最初の状態として理解してもよい。後退状態は、第2のケース20が第1のケース10に対して移動したが、回転していない状態である。このため、第2のケース20の持ち上げの完全な過程は、充電機器1が初期状態から後退状態になり、さらに後退状態から垂直状態になることである。同様に、第2のケース20の降下の完全な過程は、充電機器1が垂直状態から後退状態になり、さらに後退状態から初期状態になることである。
【0050】
本実施形態による充電機器1は充電アセンブリ30をさらに含み、充電アセンブリ30は第2のケース20内に設けられ、且つ本実施形態は充電アセンブリ30を利用して電子機器アセンブリ3を充電するものである。選択可能に、充電機器1は有線を介して電力を伝送しても、無線を介して電力を伝送してもよく、即ち無線充電機器1にする。従って、本願による充電機器1は、主に、垂直-水平転換機能と充電機能の2つの機能を有する。選択可能に、充電アセンブリ30は充電コイル31を含み、充電コイル31は電子機器アセンブリ3の充電を実現する主な部材の一つである。ここで、充電コイル31は有線充電コイル31または無線充電コイル31であってもよい。本実施形態は充電コイル31を無線充電コイル31として例示し、このとき、充電機器1は無線充電機器1であり、充電機器1の使用の利便性を更に向上させる。
【0051】
本実施形態による充電機器1はスタンド40をさらに含み、本願は垂直-水平転換型充電機器1を提供し、且つ充電機器1が垂直状態にある場合、電子機器アセンブリ3も立つが、このとき、電子機器アセンブリ3は、自体の重力で第2のケース20から滑り落とす傾向もある。このため、本実施形態はスタンド40を提供し、スタンド40によって電子機器アセンブリ3の一端に当接されることによって、電子機器アセンブリ3の滑り落としを防止する。且つ、スタンド40によって第2のケース20に対する電子機器アセンブリ3の位置を制限するため、電子機器アセンブリ3と充電アセンブリ30との位置をさらに制限することもでき、これにより、充電機器1の充電効率と充電の安定性を向上させる。
【0052】
しかし、関連技術において、スタンド40は常に第2のケース20に突設され、スタンド40が第2のケース20に固定して接続されると理解してもよい。このように、充電機器1が垂直状態にある場合、上記内容では説明された効果を奏することができる。しかし、充電機器1が水平状態にある場合、スタンド40は依然として常に第2のケース20に突設されるため、充電機器1の表面の平坦性に影響を及ぼす。且つ、スタンド40の存在により、充電機器1が水平状態にある場合、電子機器アセンブリ3が置く際に自由に置くことができないため、電子機器アセンブリ3の位置が制限される。
【0053】
上記問題を解決するために、本願は、スタンド40が可動に設計され、即ちスタンド40は第2のケース20の移動に対して追従移動可能であり、その結果、前記スタンド40が前記第1のケース10に突出または面一になる突出状態と前記第1のケース10に収容される収容状態との間に切り替える。ここで、「追従移動」とは、第2のケース20が第1のケース10に対して移動する過程において、スタンド40は第2のケース20の移動に追従して一緒に移動することを意味し、第2のケース20は移動時にスタンド40を連れて一緒に移動することができると理解してもよい。選択可能に、第2のケース20が移動する限り、スタンド40はそれに伴って移動する。又は、第2のケース20が一定の程度まで移動する場合、スタンド40はそれに伴って移動し始めるようにしてもよい。また、本実施形態におけるスタンド40は第2のケース20が第1のケース10に対して移動する場合に追従移動するため、スタンド40は充電機器1が初期状態から後退状態になる間に突出状態と収容状態を切り替えると理解してもよい。
【0054】
そして、本実施形態では、スタンド40が第1のケース10に対して移動可能である。選択可能に、スタンド40は第1のケース10に移動可能に接続される。本実施形態では、スタンド40が第1のケース10に移動可能に接続され、まず、スタンド40と第1のケース10との角度が変わらないが、第2のケース20が回転可能であるため、スタンド40と第2のケース20との間に一定の角度をなす。第2のケース20が第1のケース10に対して回転する場合、様々な異なる角度をなし、スタンド40と第2のケース20との間の角度が固定である関連技術と比べて、本実施形態は、異なる需要を満たすことができる。次に、スタンド40が第1のケース10に移動可能に接続され、関連技術と比べて、スタンド40から第2のケース20の端部71までの距離を増加することができる。同じサイズの電子機器アセンブリ3を制限する場合、第2のケース20のサイズを減少することができ、これにより、充電機器1全体のサイズを減少する。
【0055】
また、スタンド40が追従移動したところ、スタンド40の少なくとも一部は第1のケース10に突出または面一になる突出状態と第1のケース10に収容される収容状態の間に切り替えることができる。ここで、収容状態は、充電機器1が初期状態にある場合、スタンド40は第1のケース10内に収容される状態、即ちスタンド40は第1のケース10から突出しない状態として理解できる。突出状態は、第2のケース20が第1のケース10に対して一定の位置に移動する場合、スタンド40は、追従移動することにより、第1のケース10に突出または面一になる状態として理解でき、且つ、後退状態でスタンド40が突出状態になったため、充電機器1が垂直状態にある場合、スタンド40も同様に突出状態を保持することができる。このようにして、スタンド40は2種の機能を持つ。例えば、充電機器1が後退状態と垂直状態にある場合、スタンド40は第1のケース10に突出または面一になることができ、これにより、電子機器アセンブリ3に当接するために使用される。充電機器1が初期状態にある場合、スタンド40は第1のケース10に収容されることができ、このように、スタンド40は充電機器1の表面に突出することなく、これにより、充電機器1の表面の平坦性を向上させる。そして、電子機器アセンブリ3も自由に置くことができ、ユーザの利便性を高める。
【0056】
また、本実施形態によるスタンド40の突出状態は、スタンド40が第1のケース10に突出する形態、及びスタンド40が第1のケース10に面一になる形態の2種の位置形態がある。スタンド40が第1のケース10に面一になる具体的な構造について、本願は、以下で詳細に説明する。
【0057】
以上のように、本実施形態は、スタンド40を前記第2のケース20の移動に伴って移動することにより、スタンド40が突出状態と収容状態との間に切り替えることができ、これにより、スタンド40は垂直状態で第1のケース10から突出して電子機器アセンブリ3を制限するできるだけでなく、水平状態で第1のケース10を収容して充電機器1の表面の平坦性を高め、充電機器1の多様性と利便性を向上させる。本明細書は、充電機器1の具体構造、及びスタンド40が具体的に如何に第2のケース20に伴って移動するかについて、以下に後述する。
【0058】
再び
図2と
図4を参照し、本実施形態において、前記充電機器1は伝動部材70をさらに含み、前記伝動部材70は前記第2のケース20と前記スタンド40に取り外し可能に接続され、前記第2のケース20が前記第1のケース10に対して移動する場合、前記第2のケース20は前記伝動部材70を介して前記スタンド40に間接的に協働することによって、前記スタンド40の移動を連動する。
【0059】
本願では、第2のケース20が第1のケース10に対して移動する場合、第2のケース20はスタンド40の移動を直接連動することができるか、本実施形態のように、伝動部材70を増設することによって、伝動部材70が前記第2のケース20と前記スタンド40に取り外し可能に接続される。このように、第2のケース20が前記第1のケース10に対して移動する場合、前記第2のケース20は前記伝動部材70を介して前記スタンド40に間接的に協働することによって、前記スタンド40の移動を連動する。第2のケース20が移動する場合、第2のケース20は第2のケース20に接続された伝動部材70の移動を連動し、伝動部材70が移動する場合、伝動部材70に接続されたスタンド40の移動を連動することができ、最終的に、スタンド40が突出状態と収容状態との間に切り替えることを実現すると理解してもよい。より具体的な移動過程に対して、本願は以下に後述する。
【0060】
また、本実施形態において、伝動部材70と第2のケース20及びスタンド40との接続関係は、常時接続されるわけではなく、伝動部材70は前記第2のケース20と前記スタンド40に取り外し可能に接続される。伝動部材70は第2のケース20及びスタンド40にある時点では接続可能であるが、ある時点では第2のケース20とスタンド40が伝動部材70から取り外し可能であるため、第2のケース20及びスタンド40と伝動部材70との間に隙間があり、このとき、伝動部材70は第2のケース20とスタンド40との移動を制御することができないと理解してもよい。
【0061】
本願の一実施形態において、前記充電機器1は水平状態を有し、前記水平状態は初期状態と後退状態を含み、前記充電機器1が前記初期状態から前記後退状態になり、且つ前記第2のケース20が前記第1のケース10に対して移動する距離が前記第1のプリセット値と等しい場合、前記伝動部材70は前記スタンド40に接続され、前記第2のケース20が前記第1のケース10に対して移動する距離は前記第1のプリセット値より大きい場合、前記第2のケース20は前記伝動部材70の移動を連動し、ひいては前記スタンド40の移動を駆動し、前記第1のケース10は対向して設けられた第1の面101、第2の面102、及び前記第1の面101と前記第2の面102を接続する第3の面103を有し、前記第2の面102の少なくとも一部は前記第2のケース20に当接するために使用される。
【0062】
ここで、前記水平状態は前記第2のケース20が前記第1のケース10に平行な状態であり、前記初期状態は前記第2のケース20と前記第3の面103との間の垂直距離が第2のプリセット値と等しい状態であり、前記後退状態は前記第2のケース20が前記第1のケース10に対して移動し、且つ前記第2のケース20と前記第3の面103との間の垂直距離が前記第2のプリセット値より大きい状態である。
【0063】
本実施形態において、他の側面から初期状態と後退状態を説明する。ここで、第1の面101は、第1のケース10の下表面として理解されることができ、第2の面102は、第1のケース10の上表面として理解されることができ、第3の面103は、上表面と下表面を接続する側面として理解されることができる。そして、初期状態は、第2のケース20と前記第3の面103との間の垂直距離は第2のプリセット値と等しい状態であり、このとき、第2のプリセット値は0以上であってもよく、本実施形態は、第2のプリセット値が0である場合を例示する。後退状態は、前記第2のケース20が前記第1のケース10に対して移動し、且つ前記第2のケース20と前記第3の面103との間の垂直距離が0より大きい状態である。
【0064】
伝動部材70を増設した後、充電機器1の移動過程は、前記充電機器1が前記初期状態から前記後退状態になり、且つ前記第2のケース20が前記第1のケース10に対して移動する距離は前記第1のプリセット値と等しい場合、前記伝動部材70は前記スタンド40に接続されることとして理解されることができる。ここで、第1のプリセット値は0以上である。第1のプリセット値が0であると、充電機器1が初期状態にある場合、伝動部材70はスタンド40に接続されていたことを意味する。第1のプリセット値が0より大きいと、充電機器1が初期状態にある場合、伝動部材70とスタンド40との間に間隔があり、伝動部材70はスタンド40に接続されていることなく、且つ前記第2のケース20が前記第1のケース10に対して移動する距離は前記第1のプリセット値より小さい場合、前記伝動部材70と前記スタンド40との間に依然として間隔があり、伝動部材70はスタンド40にまた接続されていないことを意味する。前記第2のケース20が前記第1のケース10に対して移動する距離が前記第1のプリセット値と等しくなるまで、前記伝動部材70は前記スタンド40に接続される。
【0065】
続いて、第2のケース20が移動し続け、前記第2のケース20が前記第1のケース10に対して移動する距離が前記第1のプリセット値より大きい場合、前記第2のケース20は前記伝動部材70の移動を連動し、ひいては前記スタンド40の移動を駆動することにより、スタンド40が突出状態と収容状態との間に切り替えるようにする。
【0066】
以上のように、伝動部材70とスタンド40は初期状態になる場合に2種の異なる位置関係があり、これらは両方とも本願の保護範囲にあるべきである。
【0067】
次に、本願は各部材の構造、及び複数の部材の間の協働関係を詳細に説明することによって、上記の技術的問題を解決し、及び上記の技術的効果を達成する。まず、本願は、第1のケース10の構造を説明する。
図6-
図7を併せて参照し、
図6は本願の一実施形態における充電機器の分解図である。
図7は本願の一実施形態における第1のケースの斜視構造模式図である。本実施形態において、前記第1のケース10が接続された第1のサブケース11と第2のサブケース12を含み、前記第1のサブケース11と前記第2のサブケース12は第1の収容空間100を形成するように囲まれ、前記第1のケース10は前記第2のサブケース12の前記第1のサブケース11から背離する一側に設けられる突起部13をさらに含み、前記突起部13は対向して設けられた2つの第1の側壁14、及び前記第1の側壁14を接続する2つの第2の側壁15を含み、前記第1の側壁14と前記第2の側壁15は第2の収容空間130を形成するように囲まれ、且つ前記第2の収容空間130は前記第1の収容空間100に連通され、前記第2のケース20は前記第1の側壁14に回転可能に接続される。
【0068】
本実施形態において、第1のケース10は通常のケース構造ではなく、第1のサブケース11、第2のサブケース12、及び突起部13からなる。ここで、第2のサブケース12と突起部13は一体構造または分割構造であってもよい。第2のサブケース12と突起部13が一体構造である場合、出願人は、その構造的特徴を分かりやすくするために、第1のケース10を第2のサブケース12と突起部13に人為的に分割すると理解できる。
【0069】
本実施形態は、突起部13の存在により、第1のケース10は一定の突起構造を有し、このように、第2のケース20と第1のケース10との移動及び回転接続が容易になり、且つ第1の側壁14と2つの第2の側壁15は第2の収容空間130を形成するように囲まれ、第2の収容空間130は例えば伝動部材70、スタンド40などの構造部材を収容し、これらの部材に装着空間を提供し、充電機器1の外観性能を高めるために使用される。そして、第2のケース20は第1の側壁14に回転且つ移動可能に接続され、選択可能に、第2のケース20は2つの前記第1の側壁14に回転且つ移動可能に接続されるため、第2のケース20の回転性能を高める。
【0070】
また、第2の収容空間130は第1の収容空間100に連通され、その後に第1の収容空間100内にモータアセンブリ50を増設し、モータアセンブリ50によって第2のケース20の回転を連動し、このため、モータアセンブリ50への第2のケース20の接続のために接続空間を留める。
【0071】
次に、本願は第2のケース20が如何に第1の側壁14に回転且つ移動可能に接続するかを詳細に説明する。
図6-
図8を併せて参照し、
図8は本願の一実施形態における一部の充電機器の分解図である。本実施形態において、前記第1の側壁14の前記第2の収容空間130に近い一側に第1の回転溝16が設けられ、前記第2のケース20は接続された第3のサブケース21と第4のサブケース22を含み、前記第3のサブケース21は前記第4のサブケース22よりも前記第1のサブケース11に近く、前記第3のサブケース21と前記第4のサブケース22は第3の収容空間200を形成するように囲まれ、前記第3のサブケース21は底壁211、及び少なくとも一部の前記底壁211の周縁に折り曲げ接続された側壁212を含み、前記側壁212に第1の貫通穴213が開けられ、前記充電機器1は第1の回転軸160をさらに含み、前記第1の回転軸160の一端は前記第3の収容空間200内に設けられ、且つ前記第1の回転軸160の一端が前記第3のサブケース21に接続され、前記第1の回転軸160の他端が前記第1の貫通穴213を貫通して前記第3の収容空間200外に設けられ、且つ前記第1の回転溝16内に設けられる。
【0072】
本実施形態において、まず、第1の側壁14の第2の収容空間130に近い一側に第1の回転溝16が開けられる。第2のケース20は第3のサブケース21と第4のサブケース22を含み、ここで、第3のサブケース21は第1のサブケース11と第2のサブケース12により近く、このため、第4のサブケース22は電子機器アセンブリ3を置くまたは搭載するために使用できると理解してもよい。第3のサブケース21と第4のサブケース22は第3の収容空間200を形成するように囲まれ、該第3の収容空間200は例えば第1の回転軸160と充電アセンブリ30などの構造部材を収容するために使用される。第3のサブケース21は底壁211と側壁212を含み、側壁212に第1の貫通穴213が開けられる。このため第1の回転軸160の一端が第3の収容空間200内に設けられてもよく、且つ例えばネジで第3のサブケース21に接続され、第1の回転軸160の他端が側壁212の貫通穴を貫通して第1の回転溝16内に設けられる。このように、第1の回転溝16と第1の回転軸160との協働により、第2のケース20が第1のケース10に対して回転できる。具体的に、第1の回転軸160が第1の回転溝16で回転する場合、第1の回転軸160の一端が第3のサブケース21に接続されるため、第3のサブケース21は第1の回転軸160の連動によって回転する。同様に、第4のサブケース22も第3のサブケース21の連動によって回転する。
【0073】
選択可能に、第1の回転軸160の他端にさらに第1の軸受け161が嵌設され、且つ第1の軸受け161は第1の回転溝16内に設けられ、第1の軸受け161と第1の回転軸160との協働により、第1の回転軸160の回転性能を更に向上させることができる。
【0074】
また、
図7と
図8を再び参照し、本実施形態において、前記第1の回転溝16の延伸方向は前記第2のケース20の移動方向(
図8のD3方向に示す)に平行である。本実施形態は、第2のケース20の移動方向における第1の回転溝16のサイズを増加することもできる。このように、第1の回転軸160は第1の回転溝16内で回転できるだけでなく、第1の回転溝16内で移動でき、これにより、第2のケース20を連動して第1のケース10に対して移動させる。このため、本実施形態は、第1の回転溝16の設置により、第2のケース20が第1のケース10に対する移動と回転の2種の移動形式を実現することができる。
【0075】
次に、本願は、スタンド40が如何に第1のケース10に移動可能に接続するかについて詳細に説明する。
図7と
図9を再び参照し、
図9は本願の一実施形態における第1のケースとスタンドの分解図である。本実施形態において、前記第1の側壁14の前記第2の収容空間130に近い一側に第1の移動部171が設けられ、前記スタンド40の第1の側壁14に近い一側に第2の移動部172が設けられ、前記第1の移動部171は前記第2の移動部172と互いに協働することにより、前記スタンド40が前記第1の側壁14に対して移動できる。
【0076】
本実施形態は、第1の側壁14の前記第2の収容空間130に近い一側に第1の移動部171が設けられ、前記スタンド40の第1の側壁14に近い一側に第2の移動部172が設けられ、その後、前記第1の移動部171は前記第2の移動部172と互いに協働することにより、前記スタンド40が前記第1の側壁14に対して移動できるようにする。選択可能に、第1の移動部171はバンプまたは移動溝を含む。第2の移動部172は移動溝またはバンプを含む。さらに、選択可能に、第1の移動部171がバンプである場合、第2の移動部172は移動溝である。第1の移動部171が移動溝である場合、第2の移動部172はバンプである。本実施形態は第1の移動部171をバンプとして、第2の移動部172を移動溝として例示する。
【0077】
図9を再び参照し、本実施形態において、前記第1の側壁14の前記第2の収容空間130に近い一側に係止部173が設けられ、前記係止部173は前記第1の移動部171よりも前記第1のサブケース11に近い。本実施形態は、係止部173を増設し、係止部173を第1の移動部171の第1のサブケース11に近い一側に設け、即ち係止部173を第1の移動部171の下側に設けることによって、係止部173によってスタンド40の脱落を防止する。
【0078】
次に、本願は、伝動部材70が如何に第2のケース20に取り外し可能に接続するかについて、詳細に説明する。
図10を併せて参照し、
図10は本願の他の実施形態における一部の充電機器の分解図である。本実施形態において、前記第2のケース20は第1の接続部材23をさらに含み、前記第1の接続部材23の一端が前記第3のサブケース21に接続され、前記第1の接続部材23の他端が前記伝動部材70に取り外し可能に接続される。前記伝動部材70は前記第2の収容空間130内に設けられ、前記第2のケース20は第1の接続部材23をさらに含み、前記第1の接続部材23の一端が前記第3のサブケース21に接続され、前記第1の接続部材23の他端が前記伝動部材70に取り外し可能に接続される。
【0079】
本実施形態において、第2のケース20は第1の接続部材23をさらに含み、且つ第1の接続部材23は第3のサブケース21に接続される。ここで、第3のサブケース21と第1の接続部材23とは一体構造、または分割構造であってもよい。本実施形態は、第1の接続部材23と第3のサブケース21が分割構造である場合を例示する。第1の接続部材23の一端は例えばネジで第3のサブケース21に固定して接続され、第1の接続部材23の他端は前記伝動部材70に取り外し可能に接続される。
【0080】
また、前記第1の接続部材23の前記伝動部材70に近い一端に第1の係合部231が設けられ、前記伝動部材70に第2の係合部232が設けられ、前記第1の係合部231は前記第2の係合部232と互いに協働することにより、第1の接続部材23は伝動部材70に取り外し可能に接続される。選択可能に、第1の係合部231は係合ブロックまたは係合溝を含み、第2の係合部232は係合溝または係合ブロックを含む。本実施形態は、第1の係合部231を係合ブロックとして、第2の係合部232を係合溝として例示する。第1の係合部231が第2の係合部232に係合して協働する場合、第1の接続部材23が伝動部材70に接続でき、これにより、第3のサブケース21が伝動部材70に接続される。第2の係合部232が第2の係合部232から分離する場合、第1の接続部材23は伝動部材70に接続されず、第3のサブケース21が伝動部材70から分離される。
【0081】
図11を併せて参照し、
図11は本願の一実施形態における伝動部材と第1の接続部材の斜視構造模式図である。本実施形態において、前記伝動部材70は対向して設けられた端部71、及び前記端部71を接続する中部72を含み、前記第1の接続部材23は前記端部71に接続される。本実施形態は、第2の係合部232を伝動部材70の端部71に設けることにより、第1の接続部材23を伝動部材70の端部71に接続するようにしてもよく、このように、第1の接続部材23により伝動部材70の移動を連動する難度を低下させ、伝動部材70の移動の安定性を向上させる。
【0082】
次に、本願は、摺動部材52が如何に第1のケース10と協働するかについて、詳細に説明する。
図12を併せて参照し、
図12は本願の一実施形態における第1のケースと伝動部材の部分構造模式図である。本実施形態において、前記第1の側壁14の前記第2の収容空間130に近い一側に第1の摺動部141が設けられ、前記伝動部材70の前記第1の側壁14に近い一側に第2の摺動部142が設けられ、前記第1の摺動部141が前記第2の摺動部142と互いに協働することにより、前記伝動部材70は前記第1のケース10で摺動できるようにする。
【0083】
本実施形態において、第1の側壁14の前記第2の収容空間130に近い一側に第1の摺動部141が設けられ、前記伝動部材70の前記第1の側壁14に近い一側に第2の摺動部142が設けられることができ、前記第1の摺動部141が前記第2の摺動部142と互いに協働することにより、前記伝動部材70が前記第1のケース10上で摺動できる。選択可能に、第1の摺動部141はガイドシュート525またはガイドスライダー524を含み、第2の摺動部142はガイドスライダー524またはガイドシュート525を含む。本実施形態は第1の摺動部141をガイドシュート525として、第2の摺動部142をガイドスライダー524として例示する。
【0084】
また、伝動部材70は第1の摺動部141と第2の摺動部142の協働によって摺動する場合、第1の摺動部141と第2の摺動部142は、伝動部材70をスタンド40の移動に平行な方向に制限することもでき、伝動部材70の脱落を防止し、伝動部材70の摺動性能と安定性能を向上させる。
【0085】
選択可能に、前記第1の摺動部141はシュート525を含み、前記第2の摺動部142はスライダー524を含む。前記充電機器1が前記後退状態である場合、スライダー524の一部は前記シュート525内に設けられる。
【0086】
上記内容から分かるように、充電機器1が初期状態から後退状態になる過程において、第2のケース20は第1のケース10に対して後退移動し、これにより、第1の接続部材23の後退移動を連動し、第1の接続部材23の移動によって伝動部材70の移動を連動する。且つ、前記充電機器1が前記後退状態にある場合、第2のケース20は移動しなくなり、その結果、伝動部材70が移動しなくなり、このとき、スライダー524の一部を前記シュート525内に設けることができ、このように、第1の摺動部141と第2の摺動部142の協働によって伝動部材70を制限し、伝動部材70の脱落を防止することができる。
【0087】
次に、本願は、伝動部材70が如何にスタンド40と協働し、移動するかについて、詳細に説明する。
図13-
図16を併せて参照し、
図13は本願の一実施形態における伝動部材とスタンドの斜視構造模式図である。
図14は本願の一実施形態における充電機器が初期状態にある場合に伝動部材とスタンドの斜視構造模式図である。
図15は本願の一実施形態における充電機器が初期状態から後退状態になる間の伝動部材とスタンドの斜視構造模式図である。
図16は本願の一実施形態における充電機器が後退状態にある場合に伝動部材とスタンドの斜視構造模式図である。本実施形態において、前記伝動部材70の前記第3のサブケース21に近い一側にガイドロッド73が設けられ、前記スタンド40の前記第3のサブケース21から背離する一側にガイド溝42が設けられ、前記ガイドロッド73が前記ガイド溝42と互いに協働することにより、前記伝動部材70が前記スタンド40に接続され、且つ前記第2のケース20の連動によって移動する場合、前記スタンド40も追従移動する。
【0088】
具体的に、このとき、
図14は、
図1の充電機器1が初期状態にある場合の伝動部材70とスタンド40との構造模式図として理解できる。このとき、ガイドロッド73がまだガイド溝42内に入らない。
図15は、充電機器1が初期状態から後退状態になる間のある時点、即ち
図1から
図3の中間のある時点で、このとき、ガイドロッド73がガイド溝42内に入った直後であると理解できる。
図16は、
図3の充電機器1が後退状態にある場合に伝動部材70とスタンド40との構造模式図であるとして理解できる。
【0089】
本実施形態において、前記伝動部材70の前記第3のサブケース21に近い一側にガイドロッド73が設けられ、前記スタンド40の前記第3のサブケース21から背離する一側にガイド溝42が設けられるようにしてもよく、このように、伝動部材70が移動する際にガイドロッド73がガイド溝42内に入ることができる。伝動部材70が第1の接続部材23の作用下で移動し続けると、ガイドロッド73はスタンド40のガイド溝42に作用力を与えることができ、ガイド溝42が作用力を受けた後、スタンド40も移動する傾向がある。このため、第1の移動部171と第2の移動部172の協働により、スタンド40は移動して、突出状態と収容状態との間に切り替える。
【0090】
選択可能に、
図14を再び参照し、本実施形態において、前記充電機器1が前記初期状態にある場合、前記ガイドロッド73はガイド溝42内に設けられ、または前記ガイド溝42外に設けられる。
【0091】
以上のように、充電機器1が初期状態にある場合、伝動部材70はスタンド40に接続することなく、伝動部材70とスタンド40との間に隙間があり、このとき、ガイドロッド73がガイド溝42外に設けられると理解してもよく、このため、このとき、伝動部材70の移動により、スタンド40の位置に影響を与えることなく、伝動部材70がスタンド40に移動して接続され、即ちガイドロッド73がガイド溝42に入り始めた後にのみ、伝動部材70の移動がスタンド40の移動状態に影響を与える。
【0092】
図13を再び参照し、本実施形態において、前記スタンド40は本体、及び前記本体を接続するガイド部43を含み、前記本体は前記ガイド部43よりも前記第1のサブケース11から遠く、前記ガイド部43の前記第3のサブケース21から背離する一側に前記ガイド溝42が設けられ、前記伝動部材70の前記第3のサブケース21に近い一側に逃げ溝74が設けられ、前記逃げ溝74は前記ガイド部43を収容するために使用され、且つ前記伝動部材70の前記逃げ溝74が開けられた溝壁に前記ガイドロッド73が設けられる。
【0093】
スタンド40の具体的な構造について、スタンド40は本体とガイド部43を含んでよく、ここで、ガイド部43が第1のサブケース11に近く、ガイド部43は本体の下方に設けられ、且つガイド溝42はガイド部43に設けられると理解してもよい。また、伝動部材70の前記第3のサブケース21に近い一側に逃げ溝74が設けられ、該逃げ溝74は、前記ガイド部43を収容し、伝動部材70が移動する過程において、ガイド部43は伝動部材70に当接して伝動部材70が移動し続けることができないことを防止するために使用される。ガイドロッド73は逃げ溝74の溝壁に設けられることができる。このため、逃げ溝74とガイド部43のサイズは、伝動部材70がスタンド40に接触した後、どのぐらいの距離移動し続けるかに影響を及ぼす。
【0094】
図6、
図13-
図16を再び参照し、本実施形態において、前記ガイド溝42の前記第3のサブケース21に近い一側は、前記ガイド溝42の前記第3のサブケース21から遠い一側よりも前記第1のサブケース11に近い。
【0095】
本実施形態では、スタンド40は第3のサブケース21の一側(例えば右側)に設けられ、第1のサブケース11の一側(例えば上側)にも設けられ、このため、本実施形態において、前記ガイド溝42の前記第3のサブケース21に近い一側は、前記ガイド溝42の前記第3のサブケース21から遠い一側よりも前記第1のサブケース11に近くすることができる。伝動部材70に近い一側のガイド溝42の高さがより高く、伝動部材70から遠い一側のガイド溝42の高さがより低く、即ち、ガイド溝42は伝動部材70に近い方向から伝動部材70から遠い方向に持続的に下(第1のサブケース11に向かう)に向かって延伸して設けられると理解されてもよい。
【0096】
このようにして、第2のケース20が第1のケース10に対して移動する場合、即ち第2のケース20が第1のケース10に対して後退し、且つガイドロッド73がガイド溝42に入った後、下に移動する傾向があり、このため、ガイドロッド73はスタンド40に反力を与え、スタンド40は上へ移動する傾向があり、ひいては上へ移動し、突出状態に達する。逆方向の過程も同様に理解でき、第2のケース20が第1のケース10に対して移動する場合、即ち第2のケース20が第1のケース10に対して進み、且つガイドロッド73がガイド溝42に入った後、ガイドロッド73は上へ移動する傾向があり、このため、ガイドロッド73がスタンド40に反力を与え、スタンド40は下へ移動する傾向があり、ひいては下へ移動し、収容状態に達する。
【0097】
選択可能に、
図13を再び参照し、本実施形態において、前記ガイド溝42の形状は直線状である。本実施形態において、ガイド溝42の形状を直線状に設計することができ、これにより、ガイドロッド73は第1の距離移動するたびに、スタンド40も第2の距離移動し、これによりスタンド40の移動の均一性を向上させる。
【0098】
次に、本願は、スタンド40の突出状態と収容状態を具体的に説明する。以上の内容から分かるように、スタンド40の突出状態は、スタンド40が第1のケース10に突出する形態、及びスタンド40が第1のケース10に面一になるという2種の位置形態がある。ここで、スタンド40が第1のケース10に突出するのは、スタンド40の第1のサブケース11から背離する一側の表面は突起部13の第1のサブケース11から背離する一側の表面より高いこととして理解できる。スタンド40が第1のケース10に面一になるのは、スタンド40の第1のサブケース11から背離する一側の表面は突起部13の第1のサブケース11から背離する一側の表面に面一になることとして理解できる。このため、上記内容では、スタンド40が収容状態と突出状態との間に切り替えるのは、具体的に、スタンド40が第1のケース10に収容されることと第1のケース10に面一になることとの間の実現形態、及びスタンド40が第1のケース10に収容されることと第1のケース10に突出することとの間の実現形態の2種の実現形態がある。
【0099】
本実施形態において、スタンド40は収容状態で、上記で言及されたスタンド40が第1のケース10内に収容される実現形態、及びスタンド40が第1のケース10に面一になる実現形態の2種の実現形態がある。ここで、スタンド40は収容状態と突出状態にある場合、スタンド40の位置が異なる。ここで、スタンド40が第1のケース10内に収容されるのは、スタンド40の第1のサブケース11から背離する一側の表面は突起部13の第1のサブケース11から背離する一側の表面より低いとして理解できる。このようにして、スタンド40が収容状態と突出状態との間で切り替えるには、3種の実現形態があり、上記で言及された2種の実現形態以外、スタンド40が第1のケース10に面一になることと第1のケース10に突出することとの間の実現形態がある。具体的に、スタンド40は収容状態での2種の具体的な構造は、以下のとおりである。
【0100】
図2を再び参照し、本実施形態において、前記第4のサブケース22の前記突起部13に近い一側にシール部220が設けられ、前記充電機器1が前記初期状態にある場合、前記シール部220は前記突起部13に当接され、且つ前記スタンド40は前記シール部220よりも前記第1のサブケース11に近い。
【0101】
本実施形態は、シール部220により突起部13に当接されることができ、これにより、充電機器1が前記初期状態にある場合、スタンド40は第1のケース10内に位置する。このようにして、初期状態にある場合、ユーザがスタンド40を見ることなく、第2のケース20が第1のケース10に対して移動する場合にのみ、スタンド40が上昇し、このように、充電機器1の表面の隙間を減少し、シール性能を高めることができる。また、外観性能を向上させ、ユーザ体験を改善する。
【0102】
また、この構造では、伝動部材70は初期状態にある場合にスタンド40と一定の間隔がある必要があり、このように、伝動部材70がスタンド40に接続される場合、第2のケース20は一定の距離移動したことを確保でき、これにより、第2のケース20と突起部13との間にスタンド40が上昇するための一定の移動空間を形成する。
【0103】
図17を併せて参照し、
図17は本願の他の実施形態における
図1のA-A方向に沿った断面模式図である。本実施形態において、前記充電機器1は前記初期状態にある場合、前記突起部13の前記第1のサブケース11から背離する一側の表面、前記スタンド40の前記第1のサブケース11から背離する一側の表面、及び前記第4のサブケース22の前記第1のサブケース11から背離する一側の表面はいずれも面一である。
【0104】
本実施形態において、充電機器1が初期状態にあると、スタンド40が第1のケース10に面一になることができ、このように第2のケース20のサイズを減少し、且つスタンド40の上昇距離を短縮し、スタンド40がより容易に突出できる。
【0105】
また、この構造では、伝動部材70が初期状態にある場合、スタンド40に直接接続できるか、スタンド40との間に一定の間隔があってもよい。本実施形態はこれに制限されない。
【0106】
選択可能に、充電機器1は、滑り止め部材44をさらに含み、滑り止め部材44はスタンド40の第1のサブケース11から背離する一側に設けられる。滑り止め部材44の高い摩擦係数を利用してスタンド40による電子機器アセンブリ3の制限能力を高めることができる。
【0107】
上記内容では、本願は、充電機器1が初期状態と後退状態にある場合の充電機器1の構造、及びスタンド40が具体的に如何に第2のケース20の移動に伴って移動するかについて詳細に説明した。初期状態と後退状態以外、前記充電機器1は垂直状態を更に有し、前記後退状態から前記垂直状態になる過程において、前記スタンド40が前記第1のケース10に対する位置が変わることなく、ここで、前記垂直状態は前記第2のケース20と前記第1のケース10との間に角度をなす状態である。
【0108】
充電機器1が後退状態にある場合に、このとき、スタンド40は既に突出状態にあり、充電機器1が前記後退状態から前記垂直状態になる過程において、本実施形態は前記スタンド40が前記第1のケース10に対する位置は変わらない。これにより、スタンド40の位置を保持し、スタンド40が第1のケース10に対する位置は固定である。
【0109】
選択可能に、前記後退状態から前記垂直状態になる過程において、前記伝動部材70は第2のケース20から分離する。充電機器1が前記後退状態から前記垂直状態になる過程において、前記スタンド40が前記第1のケース10に対する位置が変わらないことを実現するために、本実施形態では、伝動部材70が第2のケース20から分離し、このように、第2のケース20が伝動部材70から分離した後、第2のケース20の回転は伝動部材70の移動状態に影響を与えないため、スタンド40の移動状態に影響を与えない。
【0110】
具体的に、
図18を併せて参照し、
図18は本願の一実施形態における伝動部材、スタンド、及び第1の接続部材の構造模式図である。本実施形態では、前記第1の接続部材23の前記伝動部材70に近い一端に第1の係合部231が設けられ、前記伝動部材70に第2の係合部232が設けられ、前記第1の係合部231が前記第2の係合部232と互いに協働することにより、前記充電機器1が前記水平状態にある場合、前記第1の係合部231のバックルは前記第2の係合部232に接続され、前記充電機器1が前記垂直状態にある場合、前記第1の係合部231のバックルは前記第2の係合部232から分離する。
【0111】
上記内容から分かるように、伝動部材70と第1の接続部材23は第1の係合部231と第2の係合部232との協働により取り外し可能な接続を実現することができ、全体の水平状態では、即ち初期状態と後退状態にある場合、両方とも第1の係合部231のバックルが第2の係合部232に接続され、これにより、第2のケース20が伝動部材70に接続され、このように第2のケース20が移動する場合、伝動部材70の移動を連動し、ひいてはスタンド40の移動を連動する。充電機器1が水平状態から垂直状態になる場合、第2のケース20が反転すれば、第1の接続部材23を連動して共に反転させることができ、このとき、第2の係合部232が第1の係合部231から分離し、これにより第2のケース20と伝動部材70との分離を実現し、第2のケース20の持続回転に伴って、第1の係合部231が第2の係合部232から遠くなり、このため、第2のケース20の回転は、伝動部材70の移動に影響を与えることなく、このとき、伝動部材70とスタンド40はいずれも静止状態にある。
【0112】
図2を再び参照し、本実施形態において、前記充電機器1が前記水平状態にある場合、前記第1の接続部材23は前記伝動部材70よりも前記第1のサブケース11に近い。
【0113】
第2のケース20は水平状態から垂直状態になる場合、第2のケース20が反時計回り方向に沿って回転し、このため、本実施形態は、第1の接続部材23を伝動部材70の下側に設けることができ、これにより、第2のケース20が回転する場合、第1の接続部材23が伝動部材70から分離しやすくなる。
【0114】
図19-
図21を併せて参照し、
図19は本願の他の実施形態における
図1のA-A方向に沿った断面模式図である。
図20は本願の別の実施形態における
図2のB-B方向に沿った断面模式図である。
図21は本願の一実施形態における
図3のC-C方向に沿った断面模式図である。本実施形態において、前記充電機器1は前記第2の収容空間130内に設けられるリミット部材45をさらに含み、前記リミット部材45は前記第2の側壁15に接続され、前記リミット部材45の前記第2の側壁15から背離する一側に第3の係合部450が設けられ、前記充電機器1が前記垂直状態にある場合、前記第1の係合部231のバックルは前記第2の係合部232から分離し、前記第2の係合部232のバックルは前記第3の係合部450に接続される。
【0115】
以上の内容から分かるように、充電機器1が初期状態から後退状態になる過程において、伝動部材70は常に第1の接続部材23によって第2のケース20に接続される。充電機器1が後退状態から垂直状態になると、伝動部材70は第1の接続部材23から分離する。このため、伝動部材70が第1の接続部材23から分離した後、充電機器1は大きな外力を受けると、伝動部材70は一定の変位が発生し、このように、伝動部材70が脱落するリスクがあるだけでなく、スタンド40を降下させる。同時に、一旦伝動部材70は変位すると、第2のケース20が戻った後、第1の接続部材23の第1の係合部231は第2の係合部232と改めて係合して協働することができなくなり、これにより伝動部材70とスタンド40の移動を連動する。
【0116】
このため、上記問題を解決するために、本願は、リミット部材45を増設することにより、リミット部材45が第2の収容空間130内に設けられ且つ第2の側壁15に接続される。リミット部材45の第2の側壁15から背離する一側に第3の係合部450が設けられる。前記充電機器1が前記垂直状態にある場合、前記第1の係合部231のバックルは前記第2の係合部232から分離し、前記第2の係合部232のバックルは前記第3の係合部450に接続される。このように、充電機器1が水平状態にある場合、第1の接続部材23によって伝動部材70を接続及びリミットし、充電機器1が垂直状態にある場合、リミット部材45によって伝動部材70を接続及びリミットする。選択可能に、リミット部材45は弾性を有する。
【0117】
具体的に、
図19に示すように、充電機器1が初期状態にある場合、このとき、第1の係合部231は第2の係合部232のバックルに協働して接続され、第3の係合部450は第2の係合部232と一定の間隔がある。
図20に示すように、充電機器1が後退状態にある場合に、このとき、第1の接続部材23は伝動部材70の後退移動を連動することにより、第3の係合部450は第2の係合部232に位置合わせて設けられるが、このとき、第2の係合部232は依然として第1の係合部231に係合して協働するため、このとき、第3の係合部450はまだ第2の係合部232と協働しない。
図21に示すように、充電機器1が垂直状態にある場合、第2のケース20が回転し、このとき、第1の係合部231は第2の係合部232から分離し、且つ第3の係合部450は第2の係合部232と協働し、これにより、伝動部材70のシームレスな接続を実現し、伝動部材70の安定性を向上させる。
【0118】
選択可能に、
図19-
図21を再び参照し、本実施形態において、前記リミット部材45は前記伝動部材70よりも前記第1のサブケース11から遠い。
【0119】
本実施形態において、リミット部材45を伝動部材70の上側に設け、第1の接続部材23を伝動部材70の下側に設けることができ、このように、第1の接続部材23、伝動部材70、及びスタンド40の三者の間の協働効果を高めることができ、第1の係合部231、第2の係合部232、及び第3の係合部450の係合と分離はより容易になる。
【0120】
図2と
図4を再び参照し、本実施形態において、前記スタンド40が前記突出状態にある場合、前記スタンド40は前記第2の面102から前記第1のケース10に突出する。
【0121】
第1のケース10は第1の面101、第2の面102、及び第3の面103を有する。ここで、第1の面101は、
図4に示すような第1のケース10の下表面として理解でき、第2の面102は第1のケース10の上表面として理解でき、ここで、第2の面102は1つの部材で構成されるわけではなく、第2のサブケース12及び突起部13の両方で構成された第2の面102である。第3の面103は第1のケース10の側表面として理解できる。本実施形態において、スタンド40が突出状態にある場合、スタンド40が第2の面102から第1のケース10に突出し、第1の面101または第3の面103から第1のケース10に突出するわけではない。電子機器アセンブリ3が水平にある場合に第4のサブケース22に置かれるため、スタンド40を突起部13の第2の面102から突出させると、スタンド40への電子機器アセンブリ3の当接により便利であり、充電機器1の構造を簡素化し、充電機器1のサイズを減少する。
【0122】
以上の内容から分かるように、第2のケース20は第1のケース10に対して移動と回転可能であり、次に、本明細書は、具体的に如何に第2のケース20が第1のケース10に対して移動と回転するかを詳細に説明する。
図2を再び参照し、本実施形態において、前記充電機器1はモータアセンブリ50をさらに含み、前記モータアセンブリ50は前記第1の収容空間100内に設けられ、前記第2のケース20に接続され、前記第2のケース20が前記第1のケース10に対して移動と回転することを駆動することができる。
【0123】
本実施形態はモータアセンブリ50を増設し、モータアセンブリ50を第2のケース20に接続することができ、このように、モータアセンブリ50が作動すると、第2のケース20が第1のケース10に対して移動と回転することを駆動することができる。
【0124】
図22を併せて参照し、
図22は本願の別の実施形態における一部の充電機器の分解図である。本実施形態において、前記モータアセンブリ50はモータ51、スクリュー55、及び摺動部材52を含み、前記スクリュー55は前記モータ51に接続され、前記摺動部材52は前記スクリュー55に嵌設され、且つ前記スクリュー55に螺合され、前記摺動部材52に第3の摺動部521が設けられ、前記モータアセンブリ50は第4の摺動部522をさらに含み、前記第3の摺動部521は前記第4の摺動部522と互いに協働することにより、前記モータ51が作動すると、前記摺動部材52は前記スクリュー55に摺動できる。
【0125】
前記摺動部材52の前記第2のサブケース12に近い一側に第3の回転溝526が開けられ、前記充電機器1は第3の回転軸527をさらに含み、前記第3の回転軸527の一端は前記第2のケース20に接続され、前記第3の回転軸527の他端は前記第3の回転溝526内に設けられる。
【0126】
本実施形態において、モータ51、スクリュー55、及び摺動部材52の協働によって摺動部材52の摺動を実現することができる。具体的に、スクリュー55をモータ51に接続し、摺動部材52をスクリュー55に嵌設することができる。モータ51が作動すると、スクリュー55が共に回転することを連動し、ひいては摺動部材52が回転することを連動することができる。また、摺動部材52を回転ではなく、摺動させるために、本実施形態は、摺動部材52に第3の摺動部521を設置し、第1のケース10に接続される第4の摺動部522と協働することにより、スクリュー55の連動による摺動部材52の回転移動を摺動移動に切り替える。第3の摺動部521が第4の摺動部522と互いに協働することにより、ガイドの作用を実現することができ、スクリュー55の回転力を摺動力に切り替えることによって、摺動部材52の摺動を連動すると理解してもよい。
【0127】
選択可能に、前記摺動部材52にネジ穴が開けられ、スクリュー55の表面にネジ山を有し、前記摺動部材52は前記ネジ穴を介して前記スクリュー55に螺合される。本実施形態において、摺動部材52とスクリュー55とは、ネジ穴とネジ山を介して螺合されることができる。また、螺合されたスクリュー55と摺動部材52は一定のセルフロックを有するので、充電機器1が垂直状態であり、即ち第2のケース20が回転して持ち上げられた後、第2のケース20または第2のケース20に置かれた電子機器アセンブリ3の重量、または他の外部からの衝撃力でモータ51が反転して第2のケース20を降下させるようにしないことを確保し、充電機器1の安全性を向上させる。
【0128】
また、摺動部材52の前記第2のサブケース12に近い一側に第3の回転溝526が開けられ、第3の回転軸527の一端が第2のケース20に接続され、第3の回転軸527の他端が第3の回転溝526内に設けられる。このように、第3の回転軸527を介して第2のケース20と摺動部材52を接続することができる。モータ51が作動して摺動部材52の摺動を連動する場合、第3の回転軸527によって第2のケース20が第1のケース10に対してT第1の回転溝16内で摺動することを連動することができる。
【0129】
また、前記第3の回転溝526が前記第1のサブケース11の方向に向かって延伸して設けられる。本実施形態は、第3の回転溝526が第1のケース10の方向に向かって延伸してもよい。このように、第2のケース20が第1のケース10に対して第1の回転溝16内で端部に移動する場合、即ち第1の回転軸160が第1の回転溝16の溝壁に当接される場合、このとき、モータ51の連動によって、摺動部材52は依然として摺動し続けるが、このとき、第2のケース20が摺動し続けることができなくなり、このため、第3の回転軸527は第3の回転溝526内で第1のサブケース11に近い方向に向かって摺動し、第3の回転軸527と協働して摺動部材52の連動によって第1のサブケース11に平行な方向に沿って摺動し、2種の移動の両方の協働で、第2のケース20が第1のケース10に対して回転できる。
【0130】
以上のように、本願は特殊構造の充電機器1を設計することによって、1つのモータ51だけで第2のケース20が第1のケース10に対して移動と回転することを連動することができる。具体的な過程は以下の通りであり、前記充電機器1が前記初期状態から前記後退状態になり、前記モータ51が作動し始め、前記スクリュー55によって前記スライダー524の摺動を連動し、ひいては前記第2のケース20が前記第1のケース10に対して移動することを駆動し、前記充電機器1が前記後退状態にある場合、前記第1の回転軸160が前記第1の側壁14に当接されて前記第1の回転溝16の溝壁を形成し、前記充電機器1が前記後退状態から前記垂直状態になると、前記スライダー524は摺動し続け、これにより、前記第3の回転軸527の他端が前記第3の回転溝526内で摺動することを連動し、ひいては前記第2のケース20が前記第1のケース10に対して回転することを駆動する。
【0131】
第3の摺動部521と第4の摺動部522は如何に協働することによって摺動部材52が摺動するかについて、本願は、スライダー524とシュート525の協働ガイド及びガイドレバー57のガイドという2種の実現方式を説明する。
【0132】
図22を再び参照し、本実施形態において、前記モータアセンブリ50はサポート部材56をさらに含み、前記サポート部材56は前記第1のサブケース11に接続され、且つ前記サポート部材56の前記第1のサブケース11から背離する一側にシュート525が設けられ、前記摺動部材52の前記サポート部材56に近い一側にスライダー524が設けられ、前記スライダー524は前記シュート525内で摺動できる。
【0133】
本願による第1種のスライダー524とシュート525の協働ガイドによる実現方式では、上記の協働関係を実現するために、本実施形態は、第1のサブケース11にサポート部材56を増設し、第4の摺動部522をサポート部材56の底壁211から背離する一側に設けることができる。サポート部材56と第1のサブケース11が分割構造であると理解してもよく、第4の摺動部522をサポート部材56に設け、次に、サポート部材56を第1のサブケース11に設けることによって、第1のサブケース11の製造難度を低減させることができる。
【0134】
また、前記摺動部材52は接続部523、及び前記接続部523の反対両端に突設されるスライダー524を含み、前記接続部523は前記スクリュー55に嵌設され、前記サポート部材56の前記第1のサブケース11から背離する一側にシュート525が設けられ、前記スライダー524と前記シュート525は互いに協働することにより、前記摺動部材52が摺動する。
【0135】
サポート部材56に加えて、摺動部材52は接続部523と接続部523の反対両端に突設されるスライダー524を含む。本実施形態は、スライダー524を両部分に分割することができ、接続部523によってスクリュー55が嵌設され、スライダー524は第3の摺動部521である。サポート部材56の前記第1のサブケース11から背離する一側にシュート525を設置し、シュート525は第4の摺動部522である。本実施形態はスライダー524とシュート525の協働によって、摺動部材52を回転から摺動に変え、スライダー524がシュート525内で指向的に摺動する。
【0136】
図23-
図24を併せて参照し、
図23は本願の別の実施形態における一部の充電機器の分解図である。
図24は本願の一実施形態におけるモータアセンブリの構造模式図である。本実施形態において、前記モータアセンブリ50はサポート部材56とガイドレバー57をさらに含み、前記サポート部材56は底板561、及び前記底板561の反対両端に折り曲げ接続される側板562を含み、前記底板561と前記側板562は摺動空間563を形成するように囲まれ、前記摺動部材52は前記摺動空間563内に設けられ、前記側板562に第2の貫通穴572が開けられ、前記スクリュー55は前記第2の貫通穴572と前記摺動部材52を貫通し、前記側板562にさらに第3の貫通穴573が開けられ、前記摺動部材52に第4の貫通穴574が開けられ、前記ガイドレバー57は前記側板562に接続され、且つ前記ガイドレバー57は前記第3の貫通穴573と前記第4の貫通穴574を貫通し、前記摺動部材52は前記第4の貫通穴574を介して前記ガイドレバー57上で摺動できる。
【0137】
本願による第2種のガイドレバー57のガイドによる実現方式では、サポート部材56とガイドレバー57を増設してもよい。ここで、本実施形態のサポート部材56では、サポート部材56は底板561と側板562を含み、且つ底板561と側板562は摺動空間563を形成するように囲まれて、摺動部材52が摺動空間563内で摺動できる。また、側板562に第2の貫通穴572が開けられ、スクリュー55は第2の貫通穴572と摺動部材52のネジ穴を貫通し、これにより、スクリュー55が側板562に装着される。側板562にさらに第3の貫通穴573が開けられ、摺動部材52に第4の貫通穴574が開けられ、ガイドレバー57は第3の貫通穴573と第4の貫通穴574を貫通して側板562に接続される。このようにして、摺動部材52はガイドレバー57のガイド作用下で摺動部材52を回転から摺動に変え、スクリュー55の軸方向に沿って摺動できる。
【0138】
選択可能に、ガイドレバー57の数は1つでも、複数でもよい。本実施形態はガイドレバー57の数が2つである場合を例示する。
【0139】
選択可能に、モータ51はサポート部材56にネジで固定して接続されることができ、ガイドレバー57はその端部71のネジ山でサポート部材56端部71のネジ穴に固定して接続される。選択可能に、第1の貫通穴213内にさらに第2の軸受け550が設けられ、第2の軸受け550はスクリュー55の端部71に嵌設され、第2の軸受け550を介してスクリュー55及びサポート部材56と協働し、スクリュー55の回転性能を高めることができる。
【0140】
図25を併せて参照し、
図25は本願の他の実施形態におけるモータアセンブリの構造模式図である。本実施形態において、前記モータアセンブリ50は弾性部材58をさらに含み、前記弾性部材58は前記摺動空間563内に設けられ、前記ガイドレバー57に嵌設され、前記側板562と前記スライダー524との間に設けられ、前記充電機器1が前記初期状態にある場合、前記弾性部材58が側板562と前記スライダー524に当接され、且つ圧縮状態にある。
【0141】
本実施形態において、モータアセンブリ50に弾性部材58を増設することもでき、弾性部材58がガイドレバー57に嵌設され、且つ弾性部材58が側板562と摺動部材52との間に設けられる。充電機器1が初期状態にある場合、即ち充電機器1のモータ51が作動し始めない、またはモータ51が動作を停止した場合、このとき、前記弾性部材58は、側板562と前記摺動部材52に当接され、且つ圧縮状態にある。このようにして、充電機器1が作動し始める場合、弾性部材58は摺動部材52にモータ51の方向に向かう弾性復元力を与え、これにより、摺動部材52がモータ51の方向に向かって摺動しやすくなり、さらに最初の段階では、第2のケース20を回転して持ち上げやすくなり、第2のケース20の回転性能を更に向上させる。選択可能に、弾性部材58はバネを含むが、これらに制限されない。
【0142】
図26-
図28を併せて参照し、
図26は本願の別の実施形態における一部の充電機器の分解図である。
図27は本願の一実施形態における第2の接続部材と第3の回転軸の構造模式図である。
図28は本願の一実施形態における第2の接続部材、第3の回転軸、及びモータアセンブリの組み合わせ構造模式図である。本実施形態において、前記第2のケース20は第2の接続部材24をさらに含み、前記第2の接続部材24は第1の接続部241、第2の接続部242、及び第3の接続部243を含み、前記第1の接続部241の少なくとも一部は前記第3の収容空間200内に設けられ、前記第1の接続部241は前記第3のサブケース21に接続され、前記第2の接続部242は前記第1の接続部241に折り曲げ接続され、前記第2の収容空間130内と前記第1の収容空間100内に設けられ、前記第3の接続部243は前記第2の接続部242に折り曲げ接続され、前記第1の収容空間100内に設けられ、前記第3の回転軸527の一端が前記第3の接続部243に接続される。
【0143】
本実施形態において、第3の回転軸527の一端は第2のケース20に直接接続されない。第2のケース20は第2の接続部材24をさらに含み、第2の接続部材24は第1の接続部241、第2の接続部242、及び第3の接続部243を含み、第1の接続部241の少なくとも一部は第3の収容空間200内に設けられ、第3のサブケース21に接続される。前記第2の接続部242は前記第1の接続部241に折り曲げ接続され、前記第2の収容空間130を貫通して第1の収容空間100内に到達する。最終的に、第3の回転軸527の一端が第2の接続部242に折り曲げ接続された第3の接続部243に接続される。
【0144】
第3のサブケース21、第4のサブケース22、第1の接続部材23、及び第2の接続部材24はいずれも分割構造であると理解してもよい。それぞれ上記の4種の構造部材を製造してから、組みたてることだけによって本願の第2のケース20を取得することができ、これにより第2のケース20の製造難度を低下させる。
【0145】
選択可能に、前記第1の接続部材23は前記第1の接続部241に接続され、本実施形態は、第1の接続部材23が第2の接続部材24上の第1の接続部241に直接接続されることができ、これにより、第1の接続部材23のサイズを減少し、充電機器1の重量を小さくする。
【0146】
図29を併せて参照し、
図29は本願の別の実施形態における
図1のA-A方向に沿った断面模式図である。本実施形態において、前記第2のケース20は対向して設けられた第1の端201と第2の端202を含み、前記第1の端201は前記第2の端202よりも前記スタンド40に近く、前記モータアセンブリ50は前記第1の端201に回転して接続される。
【0147】
本実施形態において、第1の端201と第2の端202は、第2のケース20が回転すると、第1の端201は第1のサブケース11に近い方向に向かって回転し、第2の端202は第1のサブケース11から遠い方向に向かって回転すると理解できる。本実施形態は、モータアセンブリ50が第1の端201に接続され、第2のケース20が回転すると、第2のケース20とモータアセンブリ50の接続部、即ち第2の接続部材24が露出することなく、第3のサブケース21によって遮蔽され、充電機器1の外観性能を高める。
【0148】
図30を併せて参照し、
図30は本願の一実施形態における充電機器の電子構造模式図である。本実施形態において、前記充電機器1は前記第1の収容空間100内に設けられる距離センサー62とプロセッサ60をさらに含み、前記距離センサー62は前記プロセッサ60に電気的に接続され、且つ前記モータアセンブリ50に接続される。
【0149】
前記プロセッサ60は前記モータアセンブリ50に第1の制御信号を送信することで前記モータアセンブリ50が作動し始め、前記モータアセンブリ50が作動し始めると、前記距離センサー62は前記プロセッサ60に距離信号を送信するために使用され、前記プロセッサ60はさらに、前記距離信号に基づき前記第2のケース20が回転する角度を取得するために使用される。前記プロセッサ60はさらに、前記第2のケース20が回転する角度はプリセット角度以上であるかどうかを判断するために使用され、前記第2のケース20が回転する角度が前記プリセット角度以上である場合、前記プロセッサ60はさらに、前記モータアセンブリ50に第2の制御信号を送信することで前記モータアセンブリ50が作動を停止するために使用される。
【0150】
上記内容で説明された充電機器1の機械構造部材に加えて、本実施形態において、充電機器1はプロセッサ60と距離センサー62などの電子制御機能を持つ構造部材を含んでもよく、ここで、距離センサー62は第1の収容空間100内に設けられ、モータアセンブリ50に接続され、且つプロセッサ60に電気的に接続される。プロセッサ60は、モータアセンブリ50に第1の制御信号を送信することでモータアセンブリ50が作動し始めるために使用される。モータアセンブリ50が作動し始める場合、距離センサー62は、少なくとも一部の前記モータアセンブリ50が移動する距離(即ち摺動部材52が摺動する距離)を検出して、距離信号を取得するために使用され、その後、距離センサー62は距離信号をプロセッサ60に送信し、プロセッサ60は距離信号に基づき第2のケース20が第1のケース10に対して回転する角度を取得することができる。
【0151】
また、プロセッサ60は第2のケース20が回転する角度とプリセット角度の関係を判断することもできる。ここで、プリセット角度は充電機器1内に予め記憶された情報であってもよいし、充電機器1が外部からリアルタイムに取得した情報であってもよく、例えばプリセット角度はユーザから充電機器1に伝送する情報である。プリセット角度とは、充電機器1は第2のケース20が回転することを可能にする最大角度として理解でき、またはユーザ所望の第2のケース20が回転する角度として理解してもよい。
【0152】
前記第2のケース20が回転する角度は前記プリセット角度以上である場合、このとき、第2のケース20がユーザによって設定された角度値まで回転したことを示し、第2のケース20をこれ以上回転し続けるのは好ましくないので、前記プロセッサ60はさらに、前記モータアセンブリ50に第2の制御信号を送信することで前記モータアセンブリ50が作動を停止し、ひいては第2のケース20が回転を停止し、充電機器1が最後にユーザの必要な垂直状態に達するために使用される。
【0153】
図31を併せて参照し、
図31は本願の他の実施形態における充電機器の電子構造模式図である。本実施形態において、前記充電機器1は前記第1の収容空間100内に設けられるスピーカー63をさらに含み、前記スピーカー63は前記プロセッサ60に電気的に接続され、前記プロセッサ60が前記モータアセンブリ50に前記第1の制御信号を送信する場合、前記プロセッサ60はさらに、前記スピーカー63にオーディオ信号を送信することで前記スピーカー63に発音させるために使用され、前記プロセッサ60が前記モータアセンブリ50に前記第2の制御信号を送信する場合、前記プロセッサ60はさらに、前記スピーカー63に前記オーディオ信号を送信することを停止するために使用される。
【0154】
本実施形態において、第1の収容空間100内にスピーカー63を増設することによって、スピーカー63はプロセッサ60に電気的に接続されることができる。プロセッサ60は前記モータアセンブリ50に前記第1の制御信号を送信する場合、モータアセンブリ50は作動し始めて移動し、このとき、プロセッサ60はスピーカー63にオーディオ信号を送信することでスピーカー63に発音させる。モータアセンブリ50は、作動時に微小な雑音を発生する可能性があるため、スピーカー63の発音で雑音を覆い、充電機器1の移動と合わせてユーザの体験を改善する。また、プロセッサ60が前記モータアセンブリ50に前記第2の制御信号を送信することで、モータアセンブリ50が作動を停止すると、このとき、モータアセンブリ50は発音することなく、このため、プロセッサ60もスピーカー63にオーディオ信号を送信することを停止し、これにより、スピーカー63も発音しない。且つ、ユーザはスピーカー63の発音時間に応じて充電機器1がいつ作動を開始し、作動を停止するかを知ることもできる。選択可能に、第1のケース10に複数の拡声孔が開けられ、スピーカー63からの音声を充電機器1外に伝播するようにする。
【0155】
図32を併せて参照し、
図32は本願の別の実施形態における充電機器の電子構造模式図である。本実施形態において、前記充電機器1は前記第1の収容空間100内に設けられる第1のスイッチ64と第2のスイッチ65をさらに含み、前記第1のスイッチ64と前記第2のスイッチ65の両方とも前記プロセッサ60に電気的に接続される。
【0156】
前記第1のスイッチ64が押下される場合、前記第1のスイッチ64は、前記プロセッサ60に垂直信号を送信するために使用され、前記プロセッサ60はさらに、前記垂直信号に基づき前記モータアセンブリ50に前記第1の制御信号を送信し、ひいては前記モータアセンブリ50は前記第2のケース20が第1の方向に沿って回転することを駆動するために使用され、前記第2のスイッチ65が押下される場合、前記第2のスイッチ65は前記プロセッサ60に水平信号を送信するために使用され、前記プロセッサ60はさらに、前記水平信号に基づき前記モータアセンブリ50に第3の制御信号を送信し、ひいては前記モータアセンブリ50は前記第2のケース20が第2の方向に沿って回転することを駆動するために使用され、ここで、前記第1の方向は前記第2の方向と反対する。
【0157】
本実施形態はさらに第1の収容空間100内に第1のスイッチ64と第2のスイッチ65を増設することもでき、第1のスイッチ64と第2のスイッチ65は第1のケース10に接続されて、いずれもプロセッサ60に電気的に接続されることができる。第1のスイッチ64と第2のスイッチ65は充電機器1がいつ作動し始めるかを制御する構造部材である。第1のスイッチ64と第2のスイッチ65はいずれも押し付けられることができる。第1のスイッチ64が押下される場合、第1のスイッチ64はプロセッサ60に垂直信号を送信することができ、プロセッサ60は垂直信号に基づきモータアセンブリ50に第1の制御信号を送信することができ、これにより、モータアセンブリ50が作動し始め、ひいては前記モータアセンブリ50は前記第2のケース20が第1の方向に沿って回転することを駆動する。第1のスイッチ64が押下される場合、モータアセンブリ50が作動し始め、充電機器1が水平状態から垂直状態に切り替えると理解してもよい。第2のスイッチ65が押下される場合、第2のスイッチ65はプロセッサ60に水平信号を送信することができ、前記プロセッサ60はさらに、前記水平信号に基づき前記モータアセンブリ50に第3の制御信号を送信することで、モータ51によってモータアセンブリ50が再度作動し始め、モータアセンブリ50は前記第2のケース20が第2の方向に沿って回転することを駆動することができる。第2のスイッチ65が押下される場合、モータアセンブリ50が作動し始め、充電機器1が垂直状態から水平状態に切り替えると理解してもよい。
【0158】
以上のように、第1のスイッチ64は充電機器1が水平状態から垂直状態に切り替えるように制御するスイッチである。第2のスイッチ65は充電機器1が垂直状態から水平状態に切り替えるように制御するスイッチである。ユーザは2つのスイッチを押し付けることによって充電機器1の状態を制御し、操作の利便性を向上させる。
【0159】
図32を再び参照し、本実施形態において、前記プロセッサ60はさらに、前記垂直信号に基づき前記第1のスイッチ64の押し付け時間を取得するために使用され、前記プロセッサ60はさらに、前記押し付け時間がプリセット時間より小さいかどうかを判断するために使用され、前記押し付け時間が前記プリセット時間より小さく、且つ前記第2のケース20が回転する角度が前記プリセット角度と等しい場合、前記プロセッサ60が前記モータアセンブリ50に前記第2の制御信号を送信し、または、前記押し付け時間は前記プリセット時間以上で、且つ前記第1のスイッチ64上のタッチ力が解除されたとき、前記プロセッサ60は前記モータアセンブリ50に前記第2の制御信号を送信する。
【0160】
第1のスイッチ64を押し付ける場合、即ち充電機器1が水平状態から垂直状態に切り替える場合、第2のケース20は常に第1のケース10に対して回転できなく、一定の角度回転した後にモータアセンブリ50の移動を停止する必要があり、これにより、第2のケース20が回転を停止する。本実施形態のプロセッサ60はさらに垂直信号に基づき第1のスイッチ64の押し付け時間を取得することもでき、プロセッサ60は押し付け時間とプリセット時間との関係を判断することもできる。ここで、プリセット時間は充電機器1内に予め記憶された情報であってもよいし、充電機器1が外部からリアルタイムに取得した情報であってもよい。
【0161】
本実施形態は押し付け時間とプリセット時間との関係に従って2種の制御方式を提供する。1つの制御方式では、押し付け時間が前記プリセット時間より小さく、且つ前記第2のケース20が回転する角度が前記プリセット角度と等しい場合、前記プロセッサ60は前記モータアセンブリ50に前記第2の制御信号を送信することで、前記モータアセンブリ50が作動を停止する。第2のケース20が最大角度まで回転する場合、プロセッサ60はモータアセンブリ50が作動を停止するように制御すると理解してもよい。他の制御方式では、押し付け時間がプリセット時間以上であり、且つ第1のスイッチ64上のタッチ力が解除される場合、プロセッサ60は前記モータアセンブリ50に前記第2の制御信号を送信することで、前記モータアセンブリ50が作動を停止する。第1のスイッチ64の押し付け時間がプリセット時間より大きい場合、このとき、ユーザが主動的に押し付け力を解除することにより、いつでもモータアセンブリ50が作動を停止し、第2のケース20が任意の位置で回転を停止すると理解してもよい。
【0162】
図33を併せて参照し、
図33は本願の別の実施形態における充電機器の電子構造模式図である。本実施形態において、前記充電機器1は、前記第1の収容空間100内に設けられる通信アセンブリ61をさらに含み、前記通信アセンブリ61は前記プロセッサ60に電気的に接続され、前記通信アセンブリ61は端末からの第4の制御信号を受信するために使用され、前記通信アセンブリ61はさらに、前記第4の制御信号を前記プロセッサ60に送信するために使用され、前記プロセッサ60はさらに、前記第4の制御信号に基づき前記モータアセンブリ50が作動を開始し、または作動を停止するために使用される。
【0163】
本実施形態において、第1の収容空間100内に通信アセンブリ61を増設することによって、プロセッサ60は通信アセンブリ61に電気的に接続される。ここで、通信アセンブリ61は端末からの第4の制御信号を受信するために使用される。端末は外部の携帯電話、パソコン、サーバなどの機器であってもよい。これらの機器は、第4の制御信号を送信することによって通信アセンブリ61によって受信されることができる。通信アセンブリ61はその後に第4の制御信号をプロセッサ60に送信し、プロセッサ60はこの第4の制御信号に基づきモータアセンブリ50の移動を制御して第2のケース20が第1のケース10に対して回転し、充電機器1が水平状態と垂直状態との間に切り替えることを実現する。選択可能に、通信アセンブリ61はwifi(登録商標)、ブルートゥース(登録商標)、またはNFCなどを含む。
【0164】
図2と
図34を併せて参照し、
図34は本願の一実施形態における充電アセンブリの分解図である。本実施形態において、前記第2のケース20内に第3の収容空間200を有し、前記充電機器1は前記第3の収容空間200内に設けられる前記充電アセンブリ30をさらに含み、前記充電アセンブリ30は充電コイル31と放熱スタンド32を含み、前記充電コイル31は前記放熱スタンド32に設けられ、前記プロセッサ60に電気的に接続され、前記プロセッサ60はさらに前記充電コイル31に充電信号を送信することで前記充電コイル31が前記電子機器アセンブリ3を充電するために使用される。
【0165】
本実施形態において、第2のケース20内に第3の収容空間200を有し、充電アセンブリ30は第3の収容空間200内に設けられる。充電アセンブリ30は充電コイル31と放熱スタンド32を含んでよい。ここで充電コイル31は主に電子機器アセンブリ3を充電するための構造部材であり、放熱スタンド32は充電コイル31を搭載し、充電コイル31を放熱することによって、充電コイル31が作動する際に発生した熱をタイムリに排出するために使用され、充電コイル31の放熱性能を向上させる。また、充電コイル31はプロセッサ60に電気的に接続され、プロセッサ60はさらに、前記充電コイル31に充電信号を送信することで前記充電コイル31が前記電子機器アセンブリ3を充電するために使用される。選択可能に、充電コイル31は有線充電コイル31または無線充電コイル31であってもよい。本実施形態は充電コイル31を無線充電コイル31として例示し、このとき、充電機器1は無線充電機器1であり、充電機器1を使用する利便性をさらに向上させることができる。
【0166】
また、充電アセンブリ30は冷凍機をさらに含んでよく、冷凍機は放熱スタンド32に設けられ、且つ充電コイル31を冷却するために使用される。具体的に、冷凍機はプロセッサ60に電気的に接続され、前記プロセッサ60はさらに前記冷凍機に冷却信号を送信することで前記冷凍機が前記充電コイル31を冷却するために使用され、これにより充電コイル31が作動する際に発生した熱をタイムリに排出し、充電コイル31の放熱性能を更に向上させることができる。選択可能に、冷凍機は半導体冷凍機(Thermo-electronic chip、TEC)を含むが、これに制限されない。
【0167】
図35-
図36を併せて参照し、
図35は本願の一実施形態における電子機器アセンブリ組立体の構造模式図である。
図36は本願の一実施形態における
図35のD-D方向に沿った断面模式図である。本実施形態は電子機器アセンブリ3組立体を提供し、前記電子機器アセンブリ3組立体は電子機器アセンブリ3、及び本願の上記実施形態による充電機器1を含み、前記電子機器アセンブリ3は誘導コイル4と電池5を含み、前記充電コイル31と前記誘導コイル4が互いに協働して前記電池5を充電する。
【0168】
本明細書は、充電機器1の具体的な構造を提供することに加えて、充電機器1を利用した電子機器アセンブリ3組立体をさらに提供する。本実施形態の電子機器アセンブリ3組立体は電子機器アセンブリ3及び本願の上記実施形態による充電機器1を含む。ここで、電子機器アセンブリ3は携帯電話、タブレット、ノートパソコン、ポケットパソコン、パーソナルコンピュータ(Personal Computer、PC)、パーソナルデジタルアシスタント(Personal Digital Assistant、PDA)、携帯型メディアプレーヤ(Portable Media Player、PMP)、ナビゲーション装置、ウェアラブルデバイス、スマートハンドリング、歩数計等の携帯端末、及びデジタルTV、デスクトップコンピュータ等の固定端末を含むが、これらに制限されない。電子機器アセンブリ3は誘導コイル4と電池5を含み、充電機器1が充電機能を開始すると、前記充電コイル31と前記誘導コイル4が互いに協働して前記電池5を充電することに用いられる。本実施形態による電子機器アセンブリ3組立体は、本願の上記実施形態による充電機器1を使用し、スタンド40が前記第2のケース20の移動に伴って一緒に移動することによって、スタンド40が突出状態と収容状態との間で切り替えることができ、これにより、スタンド40は垂直状態で第1のケース10から突出して電子機器アセンブリ3をリミットすることができるだけでなく、水平状態で第1のケース10に収容されて充電機器1の表面の平坦性を向上させることができ、充電機器1の多様性と利便性を高める。
【0169】
以上で本願の実施形態による内容を詳細に説明し、本明細書は本願の原理及び実施形態を叙述して説明し、以上の説明は、本願の方法及びその主旨を理解することを助けるためのものであり、同時に、当業者にとって、本願の主旨に従って、具体的な実施形態及び適用範囲について、変化する場合もあり、以上のように、本明細書の内容は本願を制限するものとして理解されるべきではない。
【符号の説明】
【0170】
充電機器-1、電子機器-2、電子機器アセンブリ-3、誘導コイル-4、電池-5、第1のケース-10、第1の収容空間-100、第1の面-101、第2の面-102、第3の面-103、第1のサブケース-11、第2のサブケース-12、突起部-13、第2の収容空間-130、第1の側壁-14、第1の摺動部-141、第2の摺動部-142、第2の側壁-15、第1の回転溝-16、第1の回転軸-160、第1の軸受け-161、第1の移動部-171、第2の移動部-172、係止部-173、第2のケース-20、第3の収容空間-200、第1の端-201、第2の端-202、第3のサブケース-21、底壁-211、側壁-212、第1の貫通穴-213、第4のサブケース-22、シール部-220、第1の接続部材-23、第1の係合部-231、第2の係合部-232、第2の接続部材-24、第1の接続部-241、第2の接続部-242、第3の接続部-243、充電アセンブリ-30、充電コイル-31、放熱スタンド-32、スタンド-40、ガイド溝-42、ガイド部-43、滑り止め部材-44、リミット部材-45、第3の係合部-450、モータアセンブリ-50、モータ-51、摺動部材-52、第3の摺動部-521、第4の摺動部-522、接続部-523、スライダー-524、シュート-525、第3の回転溝-526、第3の回転軸-527、スクリュー-55、第2の軸受け-550、サポート部材-56、底板-561、側板-562、摺動空間-563、ガイドレバー-57、第2の貫通穴-572、第3の貫通穴-573、第4の貫通穴-574、弾性部材-58、プロセッサ-60、通信アセンブリ-61、距離センサー-62、スピーカー-63、第1のスイッチ-64、第2のスイッチ-65、伝動部材-70、端部-71、中部-72、ガイドロッド-73、逃げ溝-74。