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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-08-23
(45)【発行日】2024-09-02
(54)【発明の名称】領収データ管理システム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 30/04 20120101AFI20240826BHJP
   G06Q 30/06 20230101ALI20240826BHJP
   G07G 1/06 20060101ALI20240826BHJP
【FI】
G06Q30/04
G06Q30/06
G07G1/06
【請求項の数】 18
(21)【出願番号】P 2021096020
(22)【出願日】2021-06-08
(65)【公開番号】P2022187822
(43)【公開日】2022-12-20
【審査請求日】2023-01-23
(73)【特許権者】
【識別番号】521063823
【氏名又は名称】株式会社ワンショット
(74)【代理人】
【識別番号】230116816
【弁護士】
【氏名又は名称】成川 弘樹
(74)【代理人】
【識別番号】100159248
【弁理士】
【氏名又は名称】齋藤 修
(74)【代理人】
【識別番号】100174850
【弁理士】
【氏名又は名称】大崎 絵美
(72)【発明者】
【氏名】大道 一馬
(72)【発明者】
【氏名】前田 興二
(72)【発明者】
【氏名】湯浅 清
(72)【発明者】
【氏名】岩▲崎▼ 健次郎
(72)【発明者】
【氏名】中村 俊輔
【審査官】前田 侑香
(56)【参考文献】
【文献】特開2003-077064(JP,A)
【文献】特開2015-232775(JP,A)
【文献】特開2019-053739(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00-99/00
G07G 1/06
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
取引の領収内容の情報を含む領収データを顧客に発行する発行側端末と、発行側端末から領収データの発行を受ける顧客側端末と、領収データを管理する領収データ管理サーバと、からなる領収データ管理システムであって、
前記領収データ管理サーバは、
前記発行側端末から取引ごとの領収データを受信する領収データ受信部と、
受信した領収データを、その領収データを発行した事業者の適格請求書発行事業者登録番号と関連付けて記憶する領収データ記憶部と、
前記記憶された領収データを一意に特定する領収データ特定情報を生成する領収データ特定情報生成部と、
前記生成した領収データ特定情報を、前記発行側端末に送信する領収データ特定情報送信部と、
を有する領収データ管理システム。
【請求項2】
前記発行側端末は、
取引ごとの領収データを取得する領収データ取得部と、
前記取得した領収データを前記領収データ管理サーバへ送信する領収データ送信部と、
前記送信した領収データに基づき生成された前記領収データ特定情報を領収データ管理サーバから受信する領収データ特定情報受信部と、
前記受信した領収データ特定情報を、顧客側端末に対して出力する領収データ特定情報出力部と、
を有する請求項1に記載の領収データ管理システム。
【請求項3】
前記顧客側端末は、
前記領収データ特定情報出力部が出力する領収データ特定情報を取得する領収データ特定情報取得部と、
前記取得した領収データ特定情報により特定される領収データの提示を領収データ管理サーバに要求する提示要求部と、を有し、
前記領収データ管理サーバは、
前記提示要求を受付ける提示要求受付部と、
前記受付けた提示要求に応じて領収データを顧客側端末に提示する領収データ提示部と、を有する請求項2に記載の領収データ管理システム。
【請求項4】
前記領収データ管理サーバは、
前記記憶されている領収データを、所定のフォーマットに従って出力するフォーマット出力部を有する請求項1から請求項3のいずれか一に記載されている領収データ管理システム。
【請求項5】
前記領収データ管理サーバは、
税に関する申告情報を取得する申告情報取得部と、
前記取得した申告情報の整合性を前記領収データ記憶部に記憶されている領収データを参照してチェックする整合性チェック部と、
前記整合性チェック部によるチェック結果を出力するチェック結果出力部と、
を有する請求項1から請求項4のいずれか一に記載の領収データ管理システム。
【請求項6】
請求項1から請求項5のいずれか一に記載の領収データ管理サーバ。
【請求項7】
取引の領収内容の情報を含む領収データを顧客に発行する発行側端末であって、
取引ごとの領収データを取得する領収データ取得部と、
前記取得した領収データを、その領収データを発行する事業者の適格請求書発行事業者の登録番号と関連付けて、又は、その領収データを発行する事業者の適格請求書発行事業者の登録番号を含ませて、領収データを管理する領収データ管理サーバへ送信する領収データ送信部と、
前記送信した領収データに基づく、その領収データを発行した事業者の適格請求書発行事業者登録番号と関連付けて記憶された領収データを一意に特定する情報である領収データ特定情報を前記領収データ管理サーバから受信する領収データ特定情報受信部と、
前記受信した領収データ特定情報を、顧客側端末に対して出力する領収データ特定情報出力部と、を有する発行側端末。
【請求項8】
発行側端末から領収データの発行を受ける顧客側端末であって、
その領収データを発行した事業者の適格請求書発行事業者登録番号と関連付けて記憶された領収データを一意に特定する情報である領収データ特定情報を、領収データを管理する領収データ管理サーバから取得する領収データ特定情報取得部と、
前記取得した領収データ特定情報により特定される領収データの提示を前記領収データ管理サーバに要求する提示要求部と、を有し、
前記要求に係る領収データを、その領収データを発行した事業者の適格請求書発行事業者の登録番号とともに表示する顧客側端末。
【請求項9】
取引の領収内容の情報を含む領収データを顧客に発行する発行側端末と、発行側端末から領収データの発行を受ける顧客側端末と、領収データを管理する領収データ管理サーバと、からなる領収データ管理システムの動作方法であって、
前記領収データ管理サーバにより実行されるステップであって、
発行側端末から取引ごとの領収データを受信する領収データ受信ステップと、
受信した領収データを、その領収データを発行した事業者の適格請求書発行事業者登録番号と関連付けて記憶する領収データ記憶ステップと、
前記記憶された領収データを一意に特定する領収データ特定情報を生成する領収データ特定情報生成ステップと、
前記生成した領収データ特定情報を、発行側端末に送信する領収データ特定情報送信ステップと、
からなる領収データ管理システムの動作方法。
【請求項10】
前記発行側端末により実行されるステップであって、
取引ごとの領収データを取得する領収データ取得ステップと、
前記取得した領収データを領収データ管理サーバへ送信する領収データ送信ステップと、
前記送信した領収データに基づき生成された前記領収データ特定情報をデータ管理サーバから受信する領収データ特定情報受信ステップと、
前記受信した領収データ特定情報を、顧客側端末に対して出力する領収データ特定情報出力ステップと、
からなる請求項9に記載の領収データ管理システムの動作方法。
【請求項11】
前記顧客側端末により実行されるステップであって、
前記領収データ特定情報出力ステップで出力された領収データ特定情報を取得する領収データ特定情報取得ステップと、
前記取得した領収データ特定情報により特定される領収データの提示を領収データ管理サーバに要求する提示要求ステップと、
前記領収データ管理サーバにより実行されるステップであって、
前記提示要求を受付ける提示要求受付ステップと、
前記受付けた提示要求に応じて領収データを顧客側端末に提示する領収データ提示ステップと、
からなる請求項10に記載の領収データ管理システムの動作方法。
【請求項12】
前記領収データ管理サーバにより実行されるステップであって、
前記記憶されている領収データを、所定のフォーマットに従って出力するフォーマット出力ステップと、
からなる請求項9から請求項11のいずれか一に記載されている領収データ管理システムの動作方法。
【請求項13】
前記領収データ管理サーバにより実行されるステップであって、
税に関する申告情報を取得する申告情報取得ステップと、
前記取得した申告情報の整合性を前記領収データ記憶ステップにて記憶されている領収データを参照してチェックする整合性チェックステップと、
前記整合性チェックステップによるチェック結果を出力するチェック結果出力ステップと、
からなる請求項9から請求項12のいずれか一に記載の領収データ管理システムの動作方法。
【請求項14】
取引の領収内容の情報を含む領収データを顧客に発行する発行側端末と、発行側端末から領収データの発行を受ける顧客側端末と、領収データを管理する領収データ管理サーバと、からなる領収データ管理システムの動作プログラムであって、
領収データ管理サーバにて、
発行側端末から取引ごとの領収データを受信する領収データ受信ステップと、
受信した領収データを、その領収データを発行した事業者の適格請求書発行事業者登録番号と関連付けて記憶する領収データ記憶ステップと、
前記記憶された領収データを一意に特定する領収データ特定情報を生成する領収データ特定情報生成ステップと、
前記生成した領収データ特定情報を、発行側端末に送信する領収データ特定情報送信ステップと、
を電子計算機に実行させるための領収データ管理システムの動作プログラム。
【請求項15】
前記発行側端末にて、
取引ごとの領収データを取得する領収データ取得ステップと、
前記取得した領収データを領収データ管理サーバへ送信する領収データ送信ステップと、
前記送信した領収データに基づき生成された前記領収データ特定情報をデータ管理サーバから受信する領収データ特定情報受信ステップと、
前記受信した領収データ特定情報を、顧客側端末に対して出力する領収データ特定情報出力ステップと、
を電子計算機に実行させるための請求項14に記載の領収データ管理システムの動作プログラム。
【請求項16】
前記顧客側端末にて、
前記領収データ特定情報出力ステップで出力された領収データ特定情報を取得する領収データ特定情報取得ステップと、
前記取得した領収データ特定情報により特定される領収データの提示を領収データ管理サーバに要求する提示要求ステップと、
前記領収データ管理サーバにて、
前記提示要求を受付ける提示要求受付ステップと、
前記受付けた提示要求に応じて領収データを顧客側端末に提示する領収データ提示ステップと、
を電子計算機に実行させるための請求項15に記載の領収データ管理システムの動作プログラム。
【請求項17】
前記領収データ管理サーバにて、
前記記憶されている領収データを所定のフォーマットに従って出力するフォーマット出力ステップを、
電子計算機に実行させる請求項14から請求項16のいずれか一に記載されている領収データ管理システムの動作プログラム。
【請求項18】
前記領収データ管理サーバにて、
税に関する申告情報を取得する申告情報取得ステップと、
前記取得した申告情報の整合性を前記領収データ記憶ステップにて記憶されている領収データを参照してチェックする整合性チェックステップと、
前記整合性チェックステップによるチェック結果を出力するチェック結果出力ステップと、
を電子計算機に実行させる請求項14から請求項17のいずれか一に記載の領収データ管理システムの動作プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、領収データを電子的に管理する領収データ管理システムに関する。
【背景技術】
【0002】
取引において代金の受け取りを証明するために領収書やレシートを発行する。近年では領収書を電子化することが行われている。例えば、特許文献1においては、領収書を電子的に発行することができる技術が開示されている。この技術は、顧客の希望に応じて、電子レシートか紙のレシートのいずれか又は双方を発行可能にする技術である。
【0003】
また、特許文献2においては、取引の領収内容の情報を含む領収データを管理するシステムが開示されている。このシステムでは、店舗の端末装置は領収データを提供サーバ装置に対して送信し、また顧客の端末装置に対しては当該領収データを特定するための二次元コードを表示する。顧客の端末装置は表示された二次元コードを読み取り、その結果に基づき提供サーバ装置に対して当該領収データへのアクセス要求を行うことができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】特開2004-151838号公報
【文献】特許6467565号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、2023年10月1日より、インボイス制度が導入される。このインボイス制度とは、適格請求書等保存方式のことをいい、消費税の仕入税額控除の要件の1つとして、適格請求書発行事業者が交付する「適格請求書」の保存が必要となる。適格請求書には記載事項が定められており、この規定に則って請求書、領収書、レシート等を発行しなければならないが、従来の領収書等の電子化技術は、このインボイス制度に対応していないという問題がある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
そこで、上記課題を解決するために本発明において、以下の領収データ管理システムなどを提供する。すなわち、取引の領収内容の情報を含む領収データを顧客に発行する発行側端末と、発行側端末から領収データの発行を受ける顧客側端末と、領収データを管理する領収データ管理サーバと、からなる領収データ管理システムであって、前記領収データ管理サーバは、前記発行側端末から取引ごとの領収データを受信する領収データ受信部と、受信した領収データを、その領収データを発行した事業者の適格請求書発行事業者登録番号と関連付けて記憶する領収データ記憶部と、前記記憶された領収データを一意に特定する領収データ特定情報を生成する領収データ特定情報生成部と、前記生成した領収データ特定情報を、前記発行側端末に送信する領収データ特定情報送信部と、を有する領収データ管理システムを提供する。
【0007】
また、上記特徴に加えて、前記発行側端末は、取引ごとの領収データを取得する領収データ取得部と、前記取得した領収データを前記領収データ管理サーバへ送信する領収データ送信部と、前記送信した領収データに基づき生成された前記領収データ特定情報を領収データ管理サーバから受信する領収データ特定情報受信部と、前記受信した領収データ特定情報を、顧客側端末に対して出力する領収データ特定情報出力部と、を有する領収データ管理システムを提供する。
【0008】
さらに、上記特徴に加えて、前記顧客側端末は、前記領収データ特定情報出力部が出力する領収データ特定情報を取得する領収データ特定情報取得部と、前記取得した領収データ特定情報により特定される領収データの提示を領収データ管理サーバに要求する提示要求部と、を有し、前記領収データ管理サーバは、前記提示要求を受付ける提示要求受付部と、前記受付けた提示要求に応じて領収データを顧客側端末に提示する領収データ提示部と、を有する領収データ管理システムを提供する。
【0009】
さらに、上記特徴に加えて、前記領収データ管理サーバは、前記記憶されている領収データを、所定のフォーマットに従って出力するフォーマット出力部を有する領収データ管理システムを提供する。
【0010】
さらに、上記特徴に加えて、前記領収データ管理サーバは、税に関する申告情報を取得する申告情報取得部と、前記取得した申告情報の整合性を前記領収データ記憶部に記憶されている領収データを参照してチェックする整合性チェック部と、前記整合性チェック部によるチェック結果を出力するチェック結果出力部と、を有する領収データ管理システムを提供する。
【発明の効果】
【0011】
本発明により、インボイス制度に対応した、領収データを電子的に管理する領収データ管理システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】領収データ管理システムの概要を示す概念図
図2】領収データ管理システムの機能的構成の一例を示すブロック図
図3】領収データ記憶部が記憶する領収データの一例を示す図
図4】要求に係る領収データを顧客側端末に表示する一例を示す概念図
図5】領収データ管理システムの情報処理の流れの一例を示すフロー図
図6】領収データ管理システムを実現するハードウエアの構成例を示す概念図
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本発明の実施の形態について、添付図面を用いて説明する。なお、本発明は、これら実施形態に何ら限定されるべきものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得る。
【0014】
なお、実施例と請求項の相互の関係は以下の通りである。実施例1は主に請求項1から3、6から11、14から16に関し、実施例2は主に請求項4、6から8、12、17に関し、実施例3は主に請求項5から8、13、18に関する。
<実施例1>
<概要>
【0015】
図1は、領収データ管理システムの概要を示す概念図である。例えば店舗のPOSレジなどの発行側端末は、顧客に提供した商品等の対価を受け取った際に、その取引内容を領収データとして領収データ管理サーバに送信する。これを受けて領収データ管理サーバはその領収データを特定するための情報として二次元コードを発行側端末に送信する。発行側端末は受信した二次元コードをディスプレイに表示し、顧客は自身の端末により表示された二次元コードを読み取り、読み取り結果に基づき領収データ管理サーバに対して、読み取った二次元コードで特定される領収データの提示要求を行うことで、その領収データにアクセスすることができる。そして、この領収データは発行者の適格請求書発行事業者の登録番号と関連付けられている。そのため、領収データ管理システムにおける領収データは、インボイス制度に適応したものとなり、本システムを利用する発行事業者や顧客などにとって有益である。
【0016】
以下では、領収データ管理システムの機能及び処理の流れ、並びにハードウエアの内容について説明する。なお、以下に記載する本システムの機能ブロックは、ハードウエア及びソフトウェアの組み合わせとして実現され得る。具体的には、コンピュータを利用するものであれば、CPU(中央演算装置)や主メモリ、バス、あるいは二次記憶装置(ハードディスクドライブや不揮発性メモリ、CDやDVDなどの記憶メディアとそれらメディアの読取ドライブなど)、情報入力に利用される入力デバイス、印刷機器や表示装置、その他の外部周辺装置などのハードウエア構成部、またその外部周辺装置用のインタフェース、通信用インタフェース、それらハードウエアを制御するためのドライバプログラムやその他アプリケーションプログラム、ユーザ・インターフェース用アプリケーションなどが挙げられる。そして主メモリ上に展開したプログラムに従ったCPUの演算処理によって、入力デバイスやその他インタフェースなどから入力され、メモリやハードディスク上に保持されているデータなどが加工、蓄積されたり、上記各ハードウエアやソフトウェアを制御するための命令が生成されたりする。あるいは本システムの機能ブロックは専用ハードウエアによって実現されても良い。
【0017】
また、この発明はシステムとして実現できるのみでなく、方法としても実現可能である。また、このような発明の一部をソフトウェアとして構成することができる。さらに、そのようなソフトウェアをコンピュータに実行させるために用いるプログラム、及びプログラムを固定した記録媒体も、当然にこの発明の技術的な範囲に含まれる(本明細書の全体を通じて同様である)。
<機能的構成>
【0018】
図2は、領収データ管理システムの機能的構成の一例を示すブロック図である。図2に示すように、領収データ管理システムは、領収データ管理サーバ200と、発行側端末210と、顧客側端末220と、からなる。
(領収データ管理サーバ)
【0019】
領収データ管理サーバ200は、領収データを管理するサーバであり、領収データ受信部201と、領収データ記憶部202と、領収データ特定情報生成部203と、領収データ特定情報送信部204と、提示要求受付部205と、領収データ提示部206と、を有する。
【0020】
領収データ受信部201は、発行側端末から取引ごとの領収データを受信する機能を有する。領収データは、取引の領収内容の情報を含むデータである。領収データに含まれる情報としては、各取引を識別する情報、取引を行った年月日、取引に係る商品又はサービスの内容、取引に係る商品又はサービスの税抜価額又は税込価額を税率ごとに区分して合計した金額及び適用税率、税率ごとに区分した消費税額、取引の証憑の交付を受ける者の氏名又は名称、領収データを発行する事業者の氏名又は名称、支払方法などの情報である。
【0021】
領収データ記憶部202は、受信した領収データを、その領収データを発行した事業者の適格請求書発行事業者登録番号と関連付けて記憶する機能を有する。適格請求書発行事業者登録番号は、事業者が適格請求書発行事業者の登録申請書を提出して申請することで付与される番号であり、法人番号を有する事業者などには「T+法人番号」が付与され、法人番号がない個人事業主などには「T+13桁の数字」が付与される。
【0022】
図3は、領収データ記憶部が記憶する領収データの一例を示す図である。図示する領収データは、「〇×□商店」が発行する領収データであり、〇×□商店の名称及びこの商店の適格請求書発行事業者の登録番号「T3012345678901」と関連付けられて記憶されている。領収データは、「識別ID」、「商品(単価)×数」、「税抜価額」、「税率」、「税額」、「合計」、「支払方法」、及び「あて名」の各項目からなっている。なお、「但し書き」の項目を設けてもよい。
【0023】
なお、領収データ記憶部に記憶される領収データは、その領収データに係る事業者等の適格請求書発行事業者登録番号がすでに含まれているものであってもよい。
【0024】
また、領収データ記憶部に記憶される領収データに、その領収データを受信した時のタイムスタンプを付与してもよい。発行側端末での領収データ発行の時と、領収データ管理サーバでの領収データ受信の時とは必ずしも一致するものではないので、記憶する領収データを管理する上で受信時のタイムスタンプを付与することが好ましい。
【0025】
また、記憶される領収データは、発行事業者の領収データとして記憶されてもよいし、受取側の領収データとして記憶されてもよい。図3の例であれば、発行事業者である「〇×□商店」の領収データとして記憶している。
【0026】
また、受信した領収データ又は記憶した領収データを破棄又は修正するように構成することもできる。発行側端末で発行された領収データに過誤がある場合や、その領収データに係る取引そのものがキャンセルされる場合がある。したがって、係る場合に応じて受信又は記憶した領収データを破棄又は修正するように構成することが好ましい。領収データの破棄又は修正は、発行側端末又は顧客側端末からの要求に応じて行うことができるが、領収データの不正利用などを防止する観点から、領収データに係る取引の当事者である発行側の事業者と受け取る側の顧客との合意などの所定の条件が満たされている場合にのみ破棄又は修正が行われるように構成することが好ましい。また、領収データについて破棄や修正が行われた履歴を記憶しておくように構成することが好ましい。
【0027】
領収データ特定情報生成部203は、前記記憶された領収データを一意に特定する領収データ特定情報を生成する機能を有する。領収データ特定情報としては、バーコードや二次元コードを挙げることができる。二次元コードとしては、マトリックス式のQRコード(登録商標)やスタック式のPDF417を挙げることができる。
【0028】
領収データ特定情報送信部204は、上記生成した領収データ特定情報を、発行側端末に送信する機能を有する。生成した領収データ特定情報の基となっている領収データを発行した発行側端末に生成した領収データ特定情報を送信する。
【0029】
提示要求受付部205は、提示要求を受付ける機能を有する。提示要求は、後述する顧客側端末が領収データ管理サーバに対して、取得した領収データ特定情報により特定される領収データの提示を要求するものである。
【0030】
領収データ提示部206は、受付けた提示要求に応じて領収データを顧客側端末に提示する機能を有する。ここで、提示とは、例えば顧客側端末に対して領収データを送信したり、領収データの閲覧等を許可するなどすることであり、顧客側端末においては、提示要求に係る領収データを自身のディスプレイに表示したり、ダウンロードして記憶装置に記憶させたりすることができる。
(発行側端末)取引の領収内容の情報を含む領収データを顧客に発行する
【0031】
発行側端末210は、領収データ取得部211と、領収データ送信部212と、領収データ特定情報受信部213と、領収データ特定情報出力部214と、を有する。発行側端末210は、取引の領収内容の情報を含む領収データを発行する。この領収データは、領収データ管理サーバについての説明における領収データである。また、発行側端末は、具体的には、取引が行われる店舗や事業所などで使用される装置であり、例えば、POSレジ装置、タブレット端末、スマートフォン又はパーソナルコンピュータ等である。
【0032】
領収データ取得部211は、取引ごとの領収データを取得する機能を有する。発行側端末に取引に関する諸事項(商品、数量等)を入力等することにより、図3に示したような領収データを取得することができる。
【0033】
領収データ送信部212は、前記取得した領収データを前記領収データ管理サーバへ送信する機能を有する。領収データの送信は、発行側端末に係る事業者の適格請求書発行事業者の登録番号を領収データと関連付けて送信してもよいし、送信する領収データにその領収データを発行した取引主体である事業者の適格請求書発行事業者の登録番号を含ませて送信するように構成することもできる。
【0034】
領収データ特定情報受信部213は、前記送信した領収データに基づき生成された前記領収データ特定情報をデータ管理サーバから受信する機能を有する。領収データ管理サーバは、発行側端末から送信した領収データを特定する領収データ特定情報を生成し、その発行側端末に生成した領収データ特定情報を送信し、領収データ特定情報受信部は送信された領収データ特定情報を受信する。
【0035】
領収データ特定情報出力部214は、前記受信した領収データ特定情報を、顧客側端末に対して出力する機能を有する。領収データ特定情報の出力は、例えば、二次元コードを発行側端末が備えるディスプレイや、発行側端末とネットワークなどを介して接続されるディスプレイなどに、顧客側端末にて読み取り可能に表示する。また、二次元コードを印刷してもよく、この場合、二次元コードのみを印刷してもよいし、その二次元コードによって識別される領収データをレシートのように印刷し、これと併せて二次元コードを印刷するようにしてもよい。なお、領収データ特定情報出力部の出力が印刷であった場合には、その印刷した日時などを記録するように構成してもよい。
(顧客側端末)
【0036】
顧客側端末220は、領収データ特定情報取得部221と、提示要求部222と、を有する。顧客側端末220は、発行側端末から領収データの発行を受ける。この領収データは、領収データ管理サーバについての説明における領収データである。また、顧客側端末は、具体的には、顧客が使用する装置であり、例えば、スマートフォン、タブレット端末などである。
【0037】
領収データ特定情報取得部221は、前記領収データ特定情報出力部が出力する領収データ特定情報を取得する機能を有する。具体的には、発行側端末がディスプレイに表示した領収データ特定情報である二次元コードなどを、顧客側端末が撮影してデコードすることで領収データ特定情報を取得する。また、発行側端末が印刷した二次元コードを読み取ることで領収データ特定情報を取得するように構成することもできる。
【0038】
領収データ特定情報は顧客側端末で光学的手段を用いて読み取れるように発行側端末にて表示できるもの(二次元コードのよう)に限られず、発行側端末から顧客側端末へ近距離無線やネットワークを介して送信するものであってもよい。
【0039】
提示要求部222は、領収データ特定情報取得部が取得した領収データ特定情報により特定される領収データの提示を領収データ管理サーバに要求する機能を有する。提示を要求することにより、上述したように領収データ管理サーバは顧客側端末に対して要求に係る領収データ特定情報で特定される領収データを送信したり、領収データの閲覧等を許可する。そして、顧客側端末においては、要求に係る領収データを自身のディスプレイに表示することができる。
【0040】
図4は、要求に係る領収データを顧客側端末に表示する一例を示す概念図である。図示するように、顧客側端末であるスマートフォン400のディスプレイ401には、領収書402が表示されている。この領収書は、取引日時、取引に係る商品、数量、適用税率、合計価額などが記され、領収データの発行事業者である「〇〇商店」の住所などとともに登録番号が記されている(403)。また、表示されている領収データについて、これを保存する(404)だけでなく、領収データ管理サーバの領収データ記憶部などについて説明したように、破棄(405)や修正(406)の要求を受付けることができる。
【0041】
また、領収データを顧客側端末の識別情報と関連付けることで、領収データ管理サーバにおいて、顧客側端末の識別情報と関連付けられている領収データを一括で蓄積及び管理するように構成することもできる。また、識別情報として、顧客側端末のユーザの個人番号(マイナンバー)を用いてもよい。
【0042】
また、領収データに取引対象の勘定科目に関する情報を含むように構成することもできる。このような構成とすることで、領収データを確定申告書などの書面作成に用いる際に、容易に仕訳を行うことが可能となる。
<処理の流れ>
【0043】
図5は、領収データ管理システムの情報処理の流れの一例を示すフロー図である。なお、破線矢印は情報の流れを示している。図示するように、発行側端末においては、取引ごとの領収データを取得する(ステップS311)。そして、取得した領収データを領収データ管理サーバへ送信する(ステップS312)。そして、送信した領収データに基づき生成された領収データ特定情報をデータ管理サーバから受信する(ステップS313)。そして、受信した領収データ特定情報を、顧客側端末に対して出力する(ステップS314)。
【0044】
領収データ管理サーバにおいては、発行側端末から取引ごとの領収データを受信する(ステップS301)。そして、受信した領収データを、その領収データを発行した事業者の適格請求書発行事業者登録番号と関連付けて記憶する(ステップS302)。そして、記憶された領収データを一意に特定する領収データ特定情報を生成する(ステップS303)。そして、生成した領収データ特定情報を、発行側端末に送信する(ステップS304)。そして、顧客側端末装置から領収データの提示要求を受付ける(ステップS305)。そして、受付けた提示要求に応じて領収データを顧客側端末に提示する(ステップS306)。
【0045】
顧客側端末においては、発行側端末におけるステップS314において出力された領収データ特定情報を取得する(S321)。そして、取得した領収データ特定情報により特定される領収データの提示を領収データ管理サーバに要求する(ステップS322)。
<ハードウエア構成>
【0046】
図6は、領収データ管理システムを実現するハードウエアの構成例を示す概念図である。図示するように、領収データ管理システムは、領収データ管理サーバ500と、発行側端末510と、顧客側端末520と、からなり、それぞれに各種演算処理を行うCPU501、511、521と、揮発性記録媒体であるRAM502、512、522と、不揮発性の記憶媒体であるフラッシュメモリやHDDなどのストレージ503、513、523と、通信インタフェース504、514、524と、ディスプレイやプリンターなどの入出力インタフェース505、515、525と、を有し、顧客側端末は、カメラ526を有している。RAM502、512、522は、各種演算処理を行うプログラムをCPU501、511、521に実行させるために読み出すとともに、そのプログラムのワーク領域(作業領域)を提供する。また、RAM502、512、522には、複数のアドレスが割り当てられており、CPU501、511、521で実行されるプログラムは、そのアドレスを特定しアクセスすることで相互にデータのやり取りを行い、処理を行うことが可能となっている(本明細書を通じて同様である)。
【0047】
ここで、図2の領収データ管理サーバ200の領収データ受信部201、領収データ特定情報送信部204、提示要求受付部205及び領収データ提示部206の機能は、主に図6のCPU501、RAM502、通信インタフェース504及び入出力インタフェース505により実現される。また、図2の領収データ記憶部202及び領収データ特定情報生成部203の機能は、主に図6のCPU501、RAM502及びストレージ503により実現される。
【0048】
また、図2の発行側端末210の領収データ取得部211及び領収データ特定情報出力部214の機能は、主に図6のCPU511、RAM512及び入出力インタフェース515により実現される。また、図2の領収データ送信部212、領収データ特定情報受信部213の機能は、主に図6のCPU511、RAM512及び通信インタフェース514により実現される。
【0049】
また、図2の顧客側端末220の領収データ特定情報取得部221の機能は、主に図6のCPU521、RAM522、通信インタフェース524及びカメラ526により実現される。また、図2の提示要求部222は、主に図6のCPU521、RAM522及び通信インタフェース524により実現される。
<効果>
【0050】
本実施例によれば、インボイス制度に対応した、領収データを電子的に管理する領収データ管理システムを提供することができる。
<実施例2>
<概要>
【0051】
本実施例の領収データ管理システムは、実施例1を基本とし、決算書や確定申告書といった所定の書式に従い、領収データを出力することに特徴を有する。
<機能的構成>
【0052】
本実施例の機能的構成は、実施例1の領収データ管理サーバにおいて、さらにフォーマット出力部を有するものである。
【0053】
フォーマット出力部は、記憶されている領収データを所定のフォーマットに従って出力する機能を有する。所定のフォーマットとしては決算書や確定申告書などがあり、フォーマットごとに記載すべき事項とレイアウトが規定されており、フォーマット出力部は、それらの規定に従い記憶している領収データを出力し、決算書や確定申告書などを作成することができる。出力の態様はプリントアウトでもよいし所定の形式の電子ファイルを生成する態様でもよい。
【0054】
実施例1で述べたように、記憶されている領収データは、発行側端末に係る領収データとして蓄積・管理することも、領収データの発行を受ける顧客側端末に係る領収データとして蓄積・管理することもできる。フォーマット出力部は、例えば、発行側端末の要求に応じて、その記憶されている発行側端末に係る領収データを読み出して、必要に応じて演算を行い規定されたレイアウトに記載(配置)するなどして所定のフォーマットに出力する。例えば、月次の決算書の体裁で出力する場合には、当該月における領収データから、売上額、仕入額、借入額などの記載すべき情報を抽出し演算して出力する。また、顧客側端末の要求に応じて確定申告書を出力する場合には、その顧客側端末に係る領収データで示される勘定科目ごとの支出を計算して必要経費欄に記入されるなどして確定申告書として出力される。また、所定のフォーマットに従って出力するにあたり、そのフォーマットにおいて記載すべき事項であって、領収データに含まれない情報がある場合には、その情報の入力を要求し受付ける手段を備えるように構成することもできる。
<処理の流れ>
【0055】
本実施例の領収データ管理システムの処理の流れは、実施例1の領収データ管理システムの処理の流れと基本的に同様である。そして、本実施例の領収データ管理システムにおいては、領収データ管理サーバでは、発行側端末あるいは顧客側端末からの出力要求などに応じて、記憶されている領収データを、所定のフォーマットに従って出力するステップがさらに含まれる。
<ハードウエア構成>
【0056】
本実施例の領収データ管理システムは、実施例1に準じ図6に示したハードウエア構成により実現することができる。本実施例の領収データ管理システムのフォーマット出力部の機能は、主に図6のCPU501、RAM502、通信インタフェース504及び入出力インタフェース505により実現される。
<効果>
【0057】
本実施例によれば、蓄積した領収データを用いて、所定のフォーマットの書類等の作成を行うことができ、書面作成の省力化に役立たせることができる。
<実施例3>
<概要>
【0058】
本実施の領収収データ管理システムは、実施例1又は実施例2を基本とし、領収データ管理サーバが、税に関する申告情報の整合性についてチェックすることを特徴とする。
<機能的構成>
【0059】
本実施例の機能的構成は、実施例1又は実施例2の領収データ管理サーバにおいて、さらに申告情報取得部と整合性チェック部とチェック結果出力部とを、さらに有するものである。
【0060】
申告情報取得部は、税に関する申告情報を取得する機能を有する。税に関する申告情報は、例えば確定申告書に記載する経費や控除などについての情報である。申告情報の取得は、発行側端末や顧客側端末から受信等して取得することができる。また、発行側端末でも顧客側端末でもないその他の端末(例えば、会計士事務所、税理士事務所、税務署などの端末)から取得するものであってもよい。
【0061】
整合性チェック部は、取得した申告情報の整合性を領収データ記憶部に記憶されている領収データを参照してチェックする機能を有する。整合性のチェック(など)は、一の取引に係る領収データにおける取引日時や受取額などの諸情報についての正誤確認といった態様であってもよいし、例えば確定申告書における光熱費の額を申告情報として、その確定申告の申告者を識別する識別情報と関連付けられている領収データを検索、抽出し、それらの領収データから光熱費の額を算出し、これと申告情報に係る光熱費の額とを比較して整合性チェックする態様であってもよい。
【0062】
また、税に関する申告情報の取得の態様として、書面により作成された確定申告書などをスキャナーなどにより読み取って取得するように構成してもよい。取得した書面が所定のフォーマットに従っているか否かを判別し、所定のフォーマットに従っている場合には、その書面に記載されている事項を読み取って、領収データ記憶部に記憶されている領収データを参照して、記載された事項の整合性をチェックするように構成することもできる。
【0063】
領収データ管理サーバが税に関する申告情報を取得し、その申告情報の整合性をチェックした結果を返す相手は、上述したように発行側端末及び顧客側端末ではない他の端末であってもよいが、この他の端末に対する本領収データ管理システムの利用権限付与には所定の条件やプロセスを設けることが好ましい。
【0064】
チェック結果出力部は、前記整合性チェック部によるチェック結果を出力する機能を有する。チェック結果出力の態様はプリントアウトでもよいし所定の形式の電子ファイルを生成する態様でもよい。
<処理の流れ>
【0065】
本実施例の領収データ管理システムの処理の流れは、実施例1又は実施例2の領収データ管理システムの処理の流れと基本的に同様である。そして、本実施例の領収データ管理サーバでは、税に関する申告情報を取得する申告情報取得ステップと、取得した申告情報の整合性を領収データ記憶部に記憶されている領収データを参照してチェックする整合性チェックステップと、整合性チェックステップによるチェック結果を出力するチェック結果出力ステップと、がさらに含まれる。
<ハードウエア構成>
【0066】
本実施例の領収データ管理システムは、実施例1又は実施例2に準じ図6に示したハードウエア構成により実現することができる。本実施例の領収データ管理サーバの申告情報取得部の機能は、主に図6のCPU501、RAM502、通信インタフェース504及び入出力インタフェース505により実現される。また、整合性チェック部の機能は、図6のCPU501、RAM502及びストレージ503により実現される。また、整合性チェック部の機能は、主に図6のCPU501、RAM502、通信インタフェース504及び入出力インタフェース505により実現される。
<効果>
【0067】
本実施例によれば、蓄積した領収データを参照して、申告情報の整合性チェックを行うことができる。
【符号の説明】
【0068】
200、500:領収データ管理サーバ
210、510:発行側端末
220、520:顧客側端末
201:領収データ受信部
202:領収データ記憶部
203:領収データ特定情報生成部
204:領収データ特定情報送信部
205:提示要求受付部
206:領収データ提示部
211:領収データ取得部
212:領収データ送信部
213:領収データ特定情報受信部
214:領収データ特定情報出力部
221:領収データ特定情報取得部
222:提示要求部
501、511、521:CPU
502、512、522:RAM
503、513、523:ストレージ
504、514、524:通信インタフェース
505、515、525:入出力インタフェース
526:カメラ


図1
図2
図3
図4
図5
図6