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特許7543123離間部材、配線・配管材の敷設構造、及びダクト設置装置
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-08-23
(45)【発行日】2024-09-02
(54)【発明の名称】離間部材、配線・配管材の敷設構造、及びダクト設置装置
(51)【国際特許分類】
   F16L 3/08 20060101AFI20240826BHJP
   F16L 57/00 20060101ALI20240826BHJP
   G02B 6/46 20060101ALI20240826BHJP
   H02G 3/04 20060101ALI20240826BHJP
【FI】
F16L3/08 D
F16L57/00 A
G02B6/46 335
H02G3/04 062
【請求項の数】 8
(21)【出願番号】P 2020210600
(22)【出願日】2020-12-18
(65)【公開番号】P2022097172
(43)【公開日】2022-06-30
【審査請求日】2023-06-06
(73)【特許権者】
【識別番号】000243803
【氏名又は名称】未来工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100105957
【弁理士】
【氏名又は名称】恩田 誠
(74)【代理人】
【識別番号】100068755
【弁理士】
【氏名又は名称】恩田 博宣
(72)【発明者】
【氏名】安田 真之
【審査官】古川 峻弘
(56)【参考文献】
【文献】特開2020-173019(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2006/0059789(US,A1)
【文献】実開平07-016531(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F16L 3/00-3/26,57/00-58/18
H02G 3/04,3/22-3/40
G02B 6/46
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
建物の壁と、当該壁の壁面に沿って敷設される配線・配管材との間に介在して前記配線・配管材を前記壁面から離間させる本体を備え、前記本体は透明、かつ、紫外線を透過させる材料からなることを特徴とする離間部材。
【請求項2】
前記配線・配管材は、当該配線・配管材の敷設経路を内部に画定する長尺状のダクトに収容され、
前記本体は、前記ダクトが取着される取着部、及び前記取着部を前記壁に固定する固定部を有する請求項1に記載の離間部材。
【請求項3】
前記本体は、前記ダクトの長手軸に沿う寸法より短い短尺状である請求項2に記載の離間部材。
【請求項4】
前記取着部には両面テープを介して前記ダクトが取着され、前記取着部は前記両面テープが貼着される貼着面を有する請求項2又は請求項3に記載の離間部材。
【請求項5】
前記離間部材は、前記壁に対する固定状態で前記壁面に接触する複数の脚を有し、前記複数の脚は相互に離間している請求項2~請求項4のうちいずれか一項に記載の離間部材。
【請求項6】
前記固定部は、前記取着部を間に挟んだ両側に設けられ、前記取着部と両方の前記固定部は基準線に沿って並び、前記基準線に沿う前記本体の寸法は、前記ダクトの幅以下である請求項2~請求項5のうちいずれか一項に記載の離間部材。
【請求項7】
間部材が建物の屋内壁の壁面に固定され、
前記離間部材は、前記屋内壁と、当該屋内壁の前記壁面に沿って敷設される配線・配管材との間に介在して前記配線・配管材を前記壁面から離間させる本体を備え、前記本体は透明、かつ、紫外線を透過させる材料からなり、
前記離間部材には、前記配線・配管材の敷設経路を内部に画定する長尺状のダクトが取着され、
前記ダクトの前記敷設経路に前記配線・配管材が敷設されていることを特徴とする配線・配管材の敷設構造。
【請求項8】
配線・配管材の敷設経路を内部に画定する長尺状であり、幅が相対的に異なる幅広ダクト及び幅狭ダクトと、
建物の壁と、当該壁の壁面に沿って敷設される前記幅広ダクト又は前記幅狭ダクトとの間に介在して前記配線・配管材を前記壁面から離間させる本体を備え、前記本体は紫外線を透過させる材料からなる離間部材と、を含み、
前記本体は、前記幅広ダクト又は前記幅狭ダクトが取着される取着部を有し、
前記離間部材を前記壁面に直交する方向から見ることを正面視とした場合、
前記正面視での前記離間部材の形状は、前記幅広ダクトの幅を長辺の寸法とし、かつ前記幅狭ダクトの幅を短辺の寸法とする長方形、
又は前記幅広ダクトの幅を長軸の寸法とし、かつ前記幅狭ダクトの幅を短軸の寸法とする楕円形であることを特徴とするダクト設置装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、離間部材、配線・配管材の敷設構造、及びダクト設置装置に関する。
【背景技術】
【0002】
例えば、屋内では、光ケーブル、給水湯配管、空調管、エアコン用冷媒管等の長尺な配線・配管材は、建物の壁である屋内壁の壁面に沿って敷設されている。また、一般的に、配線・配管材は、屋内壁の壁面に固定された保護ダクト内に収容されている(例えば、特許文献1参照)。又は、配線・配管材は、屋内壁の壁面に固定されたスペーサによって、壁面から嵩上げされている(例えば、特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2002-98292号公報
【文献】特開2007-2999号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
屋内壁の壁面において、配線・配管材の敷設箇所に隣り合う箇所が、紫外線の照射に伴って変色する。その一方で、屋内壁の壁面において、配線・配管材の敷設箇所では、保護ダクト又はスペーサによって紫外線が遮られており、紫外線の照射に伴う変色が抑制されている。このため、配線・配管材が屋内壁から撤去される、又は他の箇所に移設されたとき、屋内壁の壁面には変色した箇所と、変色が抑制されている箇所との境界が明確に生じ、見栄えが低下してしまう。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記問題点を解決するための離間部材は、建物の壁と、当該壁の壁面に沿って敷設される配線・配管材との間に介在して前記配線・配管材を前記壁面から離間させる本体を備え、前記本体は、紫外線を透過させる材料からなることを要旨とする。
【0006】
離間部材について、前記配線・配管材は、当該配線・配管材の敷設経路を内部に画定する長尺状のダクトに収容され、前記本体は、前記ダクトが取着される取着部、及び前記取着部を前記壁に固定する固定部を有していてもよい。
【0007】
離間部材について、前記本体は、前記ダクトの長手軸に沿う寸法より短い短尺状であってもよい。
離間部材について、前記取着部には両面テープを介して前記ダクトが取着され、前記取着部は前記両面テープが貼着される貼着面を有していてもよい。
【0008】
離間部材について、前記離間部材は、前記壁に対する固定状態で前記壁面に接触する複数の脚を有し、前記複数の脚は相互に離間していてもよい。
離間部材について、前記固定部は、前記取着部を間に挟んだ両側に設けられ、前記取着部と両方の前記固定部は基準線に沿って並び、前記基準線に沿う前記本体の寸法は、前記ダクトの幅以下であってもよい。
【0009】
上記問題点を解決するための配線・配管材の敷設構造は、紫外線を透過させる材料からなる離間部材が建物の屋内壁の壁面に固定され、前記離間部材には、配線・配管材の敷設経路を内部に画定する長尺状のダクトが取着され、前記ダクトの前記敷設経路に前記配線・配管材が敷設されていてもよい。
【0010】
上記問題点を解決するためのダクト設置装置は、配線・配管材の敷設経路を内部に画定する長尺状であり、幅が相対的に異なる幅広ダクト及び幅狭ダクトと、建物の壁と、当該壁の壁面に沿って敷設される前記幅広ダクト又は前記幅狭ダクトとの間に介在して前記配線・配管材を前記壁面から離間させる本体を備え、前記本体は紫外線を透過させる材料からなる離間部材と、を含み、前記本体は、前記幅広ダクト又は前記幅狭ダクトが取着される取着部を有し、前記離間部材を前記壁面に直交する方向から見ることを正面視とした場合、前記正面視での前記離間部材の形状は、前記幅広ダクトの幅を長辺の寸法とし、かつ前記幅狭ダクトの幅を短辺の寸法とする長方形、又は前記幅広ダクトの幅を長軸の寸法とし、かつ前記幅狭ダクトの幅を短軸の寸法とする楕円形であることを要旨とする。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、配線・配管材を撤去又は移設したときの壁の見栄えの低下を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】第1の実施形態の配線・配管材の敷設構造を示す斜視図。
図2】本体及び両面テープを示す分解斜視図。
図3】本体を示す正面図。
図4】固定部を示す図3のA-A線断面図。
図5】離間部材の挿通孔に固定用釘を挿通した状態を示す斜視図。
図6】離間部材の挿通孔に固定用釘を挿通した状態を示す断面図。
図7】幅広ダクトを離間部材に取着した状態を示す平断面図。
図8】幅狭ダクトの敷設用に離間部材を屋内壁に固定した状態を示す斜視図。
図9】幅狭ダクトを離間部材に取着した状態を示す斜視図。
図10】幅狭ダクトを離間部材に取着した状態を示す平断面図。
図11】第2の実施形態の離間部材を示す正面図。
図12】第2の実施形態の離間部材を示す斜視図。
図13】第2の実施形態の離間部材を壁に固定した状態を示す平面図。
図14】別例の離間部材を示す斜視図。
図15】別例の離間部材を示す平断面図。
図16】別例の離間部材を示す正面図。
【発明を実施するための形態】
【0013】
(第1の実施形態)
以下、離間部材、配線・配管材の敷設構造、及びダクト設置装置を具体化した第1の実施形態を図1図10にしたがって説明する。
【0014】
図1に示すように、建物の壁としての屋内壁Wの壁面Waには、複数の離間部材20を介して合成樹脂材料製の長尺のダクト10が敷設されている。ダクト10は、長手軸が鉛直方向に延びる状態に屋内壁Wに敷設されている。
【0015】
ダクト10は、長尺な樋状のダクト本体11と、長尺の蓋体15とを一体化して構成されている。ダクト本体11は、長尺板状の底壁12と、底壁12の内面12aから間隔を空けて立ち上がる二つの側壁13と、を有する。二つの側壁13は、底壁12の幅方向に間隔を空けて対向する。また、各側壁13は、底壁12の長縁部に沿って底壁12の長手軸の全体に亘って延びる。
【0016】
ダクト本体11は、幅方向への断面形状がコ字形状である。ダクト本体11は、底壁12と二つの側壁13とで画定される収容空間14を有する。ダクト本体11は、二つの側壁13の間から開口する。二つの側壁13の各々は外に向けて飛び出すように屈曲する形状である。ダクト本体11は、底壁12の外面12bを離間部材20に取着させることで離間部材20に取着される。
【0017】
蓋体15は、長尺板状の天板16と、天板16の内面16aから間隔を空けて立ち上がる二つの立壁17と、を有する。二つの立壁17は、天板16の幅方向に間隔を空けて対向する。また、各立壁17は、天板16の長縁部に沿って天板16の長手軸の全体に亘って延びる。蓋体15は、幅方向への断面形状がコ字形状である。蓋体15は、二つの立壁17の間から開口する。二つの立壁17の各々は外に向けて飛び出すように屈曲する形状である。
【0018】
ダクト本体11の各側壁13の外側には、蓋体15の各立壁17が嵌合されている。ダクト本体11の収容空間14は、蓋体15の天板16によって長手軸の全体に亘って閉塞されている。ダクト10の内部には、敷設経路18が画定されている。敷設経路18は、ダクト本体11の底壁12及び側壁13と、蓋体15の天板16及び立壁17とによって画定されている。敷設経路18は、ダクト10の長手軸の全体に亘って画定されている。
【0019】
ダクト10の敷設経路18には、配線・配管材としての光ケーブル19が敷設される。なお、配線・配管材としては、同軸ケーブル、通信ケーブル、合成樹脂製可撓電線管等が挙げられる。
【0020】
ダクト10は、幅が相対的に異なる幅広ダクト101と幅狭ダクト102とがある。
図7又は図10に示すように、幅広ダクト101において、幅方向への底壁12の寸法を幅W1とし、幅狭ダクト102において、幅方向への底壁12の寸法を幅W2とする。幅広ダクト101の幅W1は、幅狭ダクト102の幅W2より広い。
【0021】
図2又は図3に示すように、離間部材20は、方形板状の本体21と、本体21に貼着される両面テープ41と、を含む。本体21は、ダクト10が取着される取着部22、及び取着部22を屋内壁Wに固定する固定部31を有する。なお、本体21は、ダクト10の長手軸に沿う寸法より短い短尺状である。
【0022】
詳細には、本体21は、長四角板状の取着部22と、取着部22を間に挟んだ両側に設けられる矩形ブロック状の固定部31と、を有する。取着部22と両方の固定部31は一体成形されている。取着部22及び両方の固定部31は、無色透明、かつ紫外線を透過できる合成樹脂材料製である。このような合成樹脂材料としてはポリカーボネート及びアクリルが挙げられる。
【0023】
取着部22の板厚方向Zの寸法を厚さとする。取着部22と、両方の固定部31は基準線Lに沿って並ぶ。基準線Lの延びる方向を本体21の幅広方向Xとする。板厚方向Zに本体21を見ることを本体21の正面視とする。本体21の正面視では、本体21は長四角形状である。また、幅広方向X及び板厚方向Zの両方に直交する方向を本体21の幅狭方向Yとする。したがって、板厚方向Zに本体21を見た正面視では、本体21の長辺は幅広方向Xに延び、本体21の短辺は幅狭方向Yに延びる。
【0024】
本体21の幅広方向Xへの寸法L1は、幅広ダクト101の幅W1と同じである。つまり、基準線Lに沿う本体21の寸法は幅広ダクト101と同じである。本体21の幅狭方向Yへの寸法L2は、幅狭ダクト102の幅W2と同じである。
【0025】
取着部22は、板厚方向Zの一面に貼着面22aを備える。本体21の正面視では、貼着面22aは四角形状である。また、貼着面22aは平坦面である。貼着面22aには、両面テープ41の片面が貼着される。
【0026】
板厚方向Zへの固定部31の寸法を厚さとする。各固定部31の厚さは、取着部22の厚さより厚い。二つの固定部31の各々は、二つの挿通孔32を備える。このため、本体21は四つの挿通孔32を備える。四つの挿通孔32の各々は、板厚方向Zの第1端面31a及び第2端面31bに開口する。固定部31の第1端面31aは、本体21の正面視で取着部22の貼着面22aに並ぶ面である。各挿通孔32は、幅狭方向Yに長手が延びるように第1端面31a及び第2端面31bで開口する。
【0027】
図4又は図5に示すように、各挿通孔32の幅狭方向Yへの寸法は、第1端面31aから固定部31の板厚方向Zの中央に向けて徐々に小さくなり、第2端面31bから固定部31の板厚方向Zの中央に向けて徐々に小さくなる。このため、各挿通孔32を画定し、かつ幅狭方向Yに対向する内面は、第1端面31aから固定部31の中央に向けて傾斜するとともに、第2端面31bから固定部31の板厚方向Zの中央に向けて傾斜する。
【0028】
各挿通孔32には、離間部材20を屋内壁Wに固定するための固定用釘50が挿通される。固定用釘50は、頭部50aと、頭部50aに一体の軸部50bとを有する。軸部50bの長さは、固定部31の厚さより十分に長い。
【0029】
各固定部31は、第1端面31aの挿通孔32の周囲に頭部用凹部31cを備える。頭部用凹部31cは、第1端面31aから挿通孔32に向けて若干凹んでいる。頭部用凹部31cは、挿通孔32を取り囲む長孔状である。幅広方向Xへの頭部用凹部31cの幅は、頭部50aの直径より若干大きい。
【0030】
図2に示すように、各固定部31の第1端面31aは、取着部22の貼着面22aよりも板厚方向Zへ突出した位置にある。貼着面22aは、二つの第1端面31aよりも板厚方向Zに凹んだ位置にある。板厚方向Zへの貼着面22aから第1端面31aまでの寸法は、両面テープ41の厚さより小さい。このため、両面テープ41の一方の粘着面41aが貼着面22aに貼着されると、両面テープ41の他方の粘着面41aは、第1端面31aよりも突出する。そして、取着部22は両面テープ41が貼着される貼着面22aによって構成されているといえる。
【0031】
離間部材20は、本体21と、本体21の取着部22の貼着面22aに貼着された両面テープ41と、から構成されている。
そして、上記幅広ダクト101及び幅狭ダクト102と、離間部材20と、からダクト設置装置60が構成されている。ダクト設置装置60において、幅広ダクト101と幅狭ダクト102は、光ケーブル19の敷設経路18を内部に画定する長尺状であり、幅が相対的に異なる。また、ダクト設置装置60において、離間部材20は、屋内壁Wと、幅広ダクト101又は幅狭ダクト102と、の間に介在して光ケーブル19を壁面Waから離間させる本体21を備え、この本体21は、紫外線を透過させる材料からなる。本体21は、幅広ダクト101又は幅狭ダクト102が取着される取着部22を有する。離間部材20の正面視での取着部22の形状は、幅広ダクト101と同一幅を長辺とし、かつ幅狭ダクト102と同一幅を短辺とする長方形状である。
【0032】
離間部材20を用いたダクト10の敷設構造を説明する。
まず、幅広ダクト101の敷設構造を説明する。
図1に示すように、屋内壁Wの壁面Waには、複数の離間部材20を介して幅広ダクト101が敷設されている。壁面Waに直交する方向に沿って屋内壁Wを見ることを正面視とする。屋内壁Wの正面視において、複数の離間部材20は幅広方向Xが水平方向となり、幅狭方向Yが鉛直方向となるように屋内壁Wに固定されている。
【0033】
図6に示すように、各離間部材20は、各挿通孔32に挿通された固定用釘50を屋内壁Wに打ち込むことで屋内壁Wに固定されている。固定用釘50は、挿通孔32に一本ずつ挿通されている。
【0034】
鉛直方向に並ぶ二つの挿通孔32のうち、上側の挿通孔32に挿通された固定用釘50は、第1端面31aから第2端面31bに向けて軸部50bが斜め上方へ突出するように挿通孔32に挿通されている。鉛直方向に並ぶ二つの挿通孔32のうち、下側の挿通孔32に挿通された固定用釘50は、第1端面31aから第2端面31bに向けて軸部50bが斜め下方へ突出するように挿通孔32に挿通されている。各固定用釘50は、挿通孔32の傾斜面によって斜めに傾斜するように案内されている。このとき、固定用釘50の先端が固定部31の第2端面31bから離れるに従い、幅狭方向Yに隣り合う軸部50b同士の間隔が広がるように固定用釘50は挿通孔32に挿通されている。なお、各頭部50aの一部は、頭部用凹部31cに収容されている。
【0035】
図1に示すように、複数の離間部材20は、鉛直方向に間隔を空けて屋内壁Wに固定されている。これらの複数の離間部材20に幅広ダクト101が取着されている。幅広ダクト101は、長手軸が鉛直方向に延びる状態に敷設される。幅広ダクト101は、ダクト本体11の底壁12の外面12bが各離間部材20の両面テープ41に貼着されている。幅広ダクト101は、両面テープ41によって離間部材20に貼着されている。
【0036】
図7に示すように、幅広ダクト101の底壁12の外面12bは、離間部材20の厚さの分だけ屋内壁Wの壁面Waから離間している。このため、幅広ダクト101の底壁12の外面12bのうち、離間部材20と非対向な部分と、屋内壁Wの壁面Waとの間には、離間部材20の厚さに応じた隙間Sが存在する。なお、離間部材20の厚さとは、本体21における固定部31の厚さと、第1端面31aから突出した両面テープ41の厚さとの和である。
【0037】
幅広ダクト101の幅W1は、本体21の寸法L1と同じである。このため、屋内壁Wの正面視で幅広ダクト101の幅方向の両端面と、本体21の幅広方向Xの両端面とを一致させて、幅広ダクト101を離間部材20に取着すると、二つの固定部31は、幅広ダクト101の裏側に隠れる。つまり、固定部31の挿通孔32及び固定用釘50の頭部50aは、幅広ダクト101によって覆われる。
【0038】
そして、屋内壁Wの壁面Waに沿って敷設された幅広ダクト101内には、複数の光ケーブル19が収容されている。光ケーブル19は、幅広ダクト101の敷設経路18に沿って敷設されている。したがって、光ケーブル19の敷設構造は、紫外線を透過させる材料からなる離間部材20が屋内壁Wの壁面Waに固定されるとともに、離間部材20には、光ケーブル19の敷設経路18を内部に画定する長尺状の幅広ダクト101が取着されている。そして、光ケーブル19の敷設構造では、幅広ダクト101の内部に光ケーブル19が敷設されている。
【0039】
次に、幅狭ダクト102の敷設構造を説明する。
図8に示すように、屋内壁Wの正面視において、複数の離間部材20は幅狭方向Yが水平方向となり、幅広方向Xが鉛直方向となるように屋内壁Wに固定されている。屋内壁Wに対する各離間部材20の固定方法は、幅広ダクト101を敷設するときと同じであるため、詳細な説明は省略する。
【0040】
図9に示すように、複数の離間部材20は、鉛直方向に間隔を空けて屋内壁Wに固定されている。なお、図9では、離間部材20を一つだけ図示している。これらの複数の離間部材20に幅狭ダクト102が取着されている。幅狭ダクト102は、長手軸が鉛直方向に延びる状態に敷設される。なお、離間部材20に対する幅狭ダクト102の取着方法は、離間部材20に対する幅広ダクト101の取着方法と同じであるため、詳細な説明は省略する。
【0041】
図10に示すように、幅狭ダクト102の底壁12の外面12bは、離間部材20の厚さの分だけ屋内壁Wの壁面Waから離間している。このため、幅狭ダクト102の底壁12の外面12bのうち、離間部材20と非対向な部分と、屋内壁Wの壁面Waとの間には、離間部材20の厚さに応じた隙間Sが存在する。なお、離間部材20の厚さとは、本体21における固定部31の厚さと、第1端面31aから突出した両面テープ41の厚さとの和である。
【0042】
幅狭ダクト102の幅W2は、本体21の寸法L2と同じである。このため、屋内壁Wの正面視で幅狭ダクト102の幅方向の両端面と、本体21の幅狭方向Yの両端面とを一致させて、幅狭ダクト102を離間部材20に取着すると、本体21は、幅狭ダクト102の裏側に隠れる。つまり、固定部31の挿通孔32及び固定用釘50の頭部50aは、幅狭ダクト102によって覆われる。
【0043】
そして、屋内壁Wの壁面Waに沿って敷設された幅狭ダクト102内には、複数の光ケーブル19が収容されている。光ケーブル19は、幅狭ダクト102の敷設経路18に沿って敷設されている。
【0044】
したがって、離間部材20は、屋内壁Wと、当該屋内壁Wの壁面Waに沿って敷設される光ケーブル19との間に幅広ダクト101又は幅狭ダクト102を介して存在している。また、離間部材20は、幅広ダクト101又は幅狭ダクト102内の光ケーブル19を壁面Waから離間させる本体21を備え、この本体21は、紫外線を透過させる材料からなる。
【0045】
したがって、光ケーブル19の敷設構造は、紫外線を透過させる材料からなる離間部材20が屋内壁Wの壁面Waに固定されるとともに、離間部材20には、光ケーブル19の敷設経路18を内部に画定する長尺状の幅狭ダクト102が取着されている。そして、光ケーブル19の敷設構造では、幅狭ダクト102の内部に光ケーブル19が敷設されている。
【0046】
次に、離間部材20、光ケーブル19の敷設構造、及びダクト設置装置60の作用を説明する。
複数の離間部材20が鉛直方向に間隔を空けて屋内壁Wに固定され、幅広ダクト101又は幅狭ダクト102の底壁12の外面12bと、屋内壁Wの壁面Waとの間には、離間部材20の厚さに応じた隙間Sが存在する。つまり、屋内壁Wの壁面Waは、離間部材20の固定箇所を除いて幅広ダクト101又は幅狭ダクト102によって覆われていない。
【0047】
このため、屋内壁Wの壁面Waのうち、幅広ダクト101又は幅狭ダクト102の外面12bに対向する箇所、すなわち光ケーブル19の敷設経路18にも紫外線が照射される。このため、屋内壁Wの壁面Waのうち、幅広ダクト101又は幅狭ダクト102に対向する箇所にも紫外線が照射され、紫外線の照射に伴って変色する。
【0048】
そして、屋内壁Wの壁面Waのうち、離間部材20が固定された箇所は、当該離間部材20によって覆われるが、離間部材20は紫外線を透過する無色透明の材料である。このため、屋内壁Wの壁面Waのうち、離間部材20が固定された箇所にも紫外線が照射され、紫外線の照射に伴って変色する。
【0049】
上記第1の実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1-1)離間部材20によって幅広ダクト101又は幅狭ダクト102に収容した光ケーブル19を屋内壁Wから離間させることで、屋内壁Wの壁面Waのうち、光ケーブル19を収容する幅広ダクト101又は幅狭ダクト102に対向する箇所であり、かつ離間部材20の固定されていない箇所にも紫外線が照射されるようになる。また、離間部材20の本体21は、紫外線が透過できる無色透明な合成樹脂材料製とした。このため、屋内壁Wの壁面Waのうち、離間部材20によって覆われている箇所にも紫外線が照射される。したがって、屋内壁Wの壁面Waのうち、幅広ダクト101又は幅狭ダクト102に対向する箇所も、紫外線の照射に伴って変色する。つまり、光ケーブル19の敷設経路18に対向する箇所での壁面Waの色と、敷設経路18に隣り合う箇所での壁面Waの色とに明確な差が生じにくくなる。このため、光ケーブル19が幅広ダクト101又は幅狭ダクト102とともに屋内壁Wから撤去される、又は他の箇所に移設されたとき、屋内壁Wの壁面Waには、変色した箇所と、変色が抑制されている箇所との境界が生じにくく、屋内壁Wの見栄えの低下を抑制できる。
【0050】
(1-2)離間部材20の本体21は、取着部22及び固定部31を有する。そして、取着部22には幅広ダクト101又は幅狭ダクト102が取着される。このため、離間部材20を用いることで屋内壁Wから離間させた光ケーブル19を幅広ダクト101又は幅狭ダクト102に収容でき、幅広ダクト101又は幅狭ダクト102により光ケーブル19を保護できる。
【0051】
(1-3)離間部材20の本体21は、幅広ダクト101又は幅狭ダクト102の長手軸に沿う寸法より短い短尺状である。このため、複数の離間部材20を用いて幅広ダクト101又は幅狭ダクト102を屋内壁Wから離間させても、隣り合う離間部材20同士の間隔を広げることができるとともに、屋内壁Wの壁面Waのうち離間部材20によって覆われる面積を小さくできる。
【0052】
(1-4)取着部22の貼着面22aには両面テープ41が貼着される。このため、幅広ダクト101又は幅狭ダクト102は、両面テープ41によって本体21に取着される。よって、両面テープ41といった簡単な構成で、幅広ダクト101又は幅狭ダクト102を本体21に取着できる。
【0053】
(1-5)本体21の幅広方向Xへの寸法L1は、幅広ダクト101の幅W1と同じであり、本体21の幅狭方向Yへの寸法L2は、幅狭ダクト102の幅W2と同じである。このため、本体21の幅広方向Xが水平方向となるように離間部材20を屋内壁Wに固定し、その離間部材20の両面テープ41に幅広ダクト101を貼着すると、幅広ダクト101によって離間部材20を覆うことができる。同じように、本体21の幅狭方向Yが水平方向となるように離間部材20を屋内壁Wに固定し、その離間部材20の両面テープ41に幅狭ダクト102を貼着すると、幅狭ダクト102によって離間部材20を覆うことができる。このため、離間部材20が幅広ダクト101又は幅狭ダクト102からはみ出て見栄えが低下することを抑制できる。
【0054】
(第2の実施形態)
次に、離間部材、配線・配管材の敷設構造、及びダクト設置装置を具体化した第2の実施形態を図11図13にしたがって説明する。なお、第2の実施形態は、第1の実施形態の本体21を変更した構成であるため、同様の部分についてはその詳細な説明を省略する。
【0055】
図11又は図12に示すように、本体21は、取着部22と固定部31の板厚方向Zへの寸法が同じである。このため、本体21は、挿通孔32が設けられた箇所を除いて板厚方向Zへの寸法が同じである。なお、第2の実施形態の固定部31の幅広方向Xへの寸法は、第1の実施形態の固定部31の幅広方向Xへの寸法と同じである。そして、取着部22は、二つの固定部31に挟まれた部位である。
【0056】
本体21は、挿通孔32を固定部31に一つずつ備える。一方の固定部31の挿通孔32と、他方の固定部31の挿通孔32とは幅狭方向Yに位置ずれしている。一方の固定部31の挿通孔32は、幅狭方向Yの一端寄りに位置し、他方の固定部31の挿通孔32は、幅狭方向Yの他端寄りに位置する。
【0057】
離間部材20は、各固定部31の第2端面31bから二つずつ突出する脚33を備える。各脚33は、丸棒状である。各脚33の第1端面は、固定部31の第2端面31bに接合され、各脚33の第2端面は、屋内壁Wの壁面Waへの接触面33aである。接触面33aは平坦面である。脚33の軸線に沿う長さは四つの脚33で全て同じである。なお、屋内壁Wの壁面Waの凹凸に合わせて、脚33の軸線に沿う長さを適宜変更してもよい。脚33は、本体21の四隅に配置されている。したがって、幅広方向Xに並ぶ脚33は、幅広方向Xに相互に離間して配置され、幅狭方向Yに並ぶ脚33は、幅狭方向Yに相互に離間して配置されている。
【0058】
上記第2の実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(2-1)四つの脚33を設け、幅広方向Xに隣り合う脚33同士を離間させるとともに、幅狭方向Yに隣り合う脚33同士を離間させた。このため、図13に示すように、屋内壁Wに凹凸がある場合、その凹凸を脚33で跨ぐことができ、屋内壁Wの凹凸に影響されることなく離間部材20を屋内壁Wに固定できる。
【0059】
なお、本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
○ 第1の実施形態において、第2の実施形態と同様に取着部22と固定部31の板厚方向Zへの寸法を同じとしてもよい。この場合、固定部31と取着部22との間の段差はなくなる。
【0060】
○ 第1の実施形態において、幅狭方向Yに隣り合う固定用釘50は、固定部31の第2端面31bから離れるに従い軸部50b同士の間隔が近づくように挿通孔32に挿通されていてもよい。又は、固定用釘50は、板厚方向Zに軸部50bが延びるように挿通孔32に挿通されていてもよい。又は、三本以上の固定用釘50の軸部50bの全てが異なる方向に延びるように挿通孔32に固定用釘50が挿通されていてもよい。
【0061】
○ 第1の実施形態において、四つの挿通孔32のうち、一つ、二つ又は三つの挿通孔32に固定用釘50を挿通して離間部材20を屋内壁Wに固定してもよい。
○ 第2の実施形態において、図14に示すように、取着部22の貼着面22aに、複数枚の両面テープ41を貼着してもよい。例えば、本体21の幅広方向Xに二枚の両面テープ41を並べて貼着してもよい。
【0062】
図14に示すように、一つの離間部材20に複数本のダクト10が取着されてもよい。この場合、一つの本体21の貼着面22aにダクト10の本数と同じ数の両面テープ41を貼着し、各両面テープ41にダクト10を貼着してもよい。さらには、一つの本体21の貼着面22aに一枚の大きな両面テープ41を貼着し、その一枚の両面テープ41に複数本のダクト10を貼着してもよい。
【0063】
図14に示すように、固定部と取着部が同じ位置にあってもよい。このとき、挿通孔32を取着部の中央に配置し、取着部を固定部としても機能させる。この場合、挿通孔32は両面テープ41によって覆われる。
【0064】
本体21の固定部31の位置は、取着部22を屋内壁Wに固定できれば適宜変更してもよく、固定部31の位置は、挿通孔32の位置に応じて変更される。
図15に示すように、第1の実施形態の離間部材20において、基準線Lに沿う、取着部22を挟む両方の固定部31の間の寸法は、ダクト10の幅以上であってもよい。
【0065】
このように構成した場合、両方の固定部31の間にダクト10を嵌め込む又は挿入できる。このため、両方の固定部31の間を、ダクト10の位置決め用に利用できる。その結果、離間部材20に対するダクト10の位置決めが容易になる。
【0066】
また、ダクト10が取着部22に取着されても、両方の固定部31がダクト10の幅方向の外側から露出する。このため、離間部材20にダクト10を取着した状態で固定部31の挿通孔32に固定用釘50を挿通できるとともに、挿通した固定用釘50を屋内壁Wに固定できる。したがって、離間部材20にダクト10を取着させた状態で離間部材20を屋内壁Wに固定でき、ダクト10の敷設作業が容易となる。
【0067】
図16に示すように、第1の実施形態の離間部材20において、正面視での本体21の形状は、幅広ダクト101と同一幅を長軸とし、かつ幅狭ダクト102と同一幅を短軸とする楕円形状であってもよい。この場合、挿通孔32は、本体21の中央に集めて配置される。そして、本体21のうち、挿通孔32が形成された中央付近が固定部となる。また、両面テープ41は円形状である。両面テープ41は、四つの挿通孔32を覆う大きさである。
【0068】
○ 両面テープ41は、底壁12の外面12bに予め貼着されていてもよいし、ダクト10を敷設する際に、取着部22の貼着面22a又は底壁12の外面12bに貼着してもよい。
【0069】
○ 本体21の幅広方向Xへの寸法は、幅広ダクト101の幅W1又は幅狭ダクト102の幅W2よりも小さくてもよい。
○ 両面テープ41は、ダクト10の長手軸全体の寸法と一致する長尺状であってもよい。
【0070】
○ 本体21を屋内壁Wに固定する方法は、固定用釘50でなく両面テープでもよい。このように構成した場合、離間部材20を両面テープで壁面Waに固定するため、両面テープは壁面Waの離間部材20の固定箇所に貼着される。例えば、離間部材20を用いず、ダクト10の底壁12の外面12bと壁面Waとを、ダクト10の長手軸全体に亘って配置した両面テープで貼着する場合を比較例とする。離間部材20を両面テープで壁面Waに貼着する場合は、比較例に比べて壁面Waに貼着される両面テープの量を減らすことができ、両面テープを剥がす際に屋内壁Wに与える損傷を減らすことができる。
【0071】
○ 配線・配管材はダクト10に収容されずに、離間部材20に直接支持されていてもよいし、本体21に取着された取着部材によって本体21に直接取着されてもよい。
○ ダクト10は、ダクト本体11と蓋体15とから筒状に構成したが、蓋体15を有しないダクト本体11のみの構成としてもよい。
【0072】
○ 本体21を、取着部22と、取着部22の片方に並ぶ固定部31とで構成してもよい。
○ 離間部材20の本体21は、紫外線を透過できる有色な透明であってもよい。
【0073】
○ 壁は屋外壁であってもよい。
【符号の説明】
【0074】
L…基準線、W…壁としての屋内壁、Wa…壁面、10…ダクト、18…敷設経路、19…配線・配管材としての光ケーブル、20…離間部材、21…本体、22…取着部、22a…貼着面、31…固定部、33…脚、41…両面テープ、60…ダクト設置装置、101…幅広ダクト、102…幅狭ダクト。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16