特許 7543207 スケジュール管理装置、スケジュール管理方法、及びスケジュール管理プログラム

(19)【発行国】日本国特許庁(JP)

(12)【公報種別】特許公報(B2)

(11)【特許番号】

(24)【登録日】2024-08-23

(45)【発行日】2024-09-02

(54)【発明の名称】スケジュール管理装置、スケジュール管理方法、及びスケジュール管理プログラム

(51)【国際特許分類】

   G06Q 50/16 20240101AFI20240826BHJP

   G06Q 40/03 20230101ALI20240826BHJP

   G06Q 10/0631 20230101ALI20240826BHJP

【ＦＩ】

G06Q50/16

G06Q40/03

G06Q10/0631

【請求項の数】 6

(21)【出願番号】P 2021071272

(22)【出願日】2021-04-20

(65)【公開番号】P2022165777

(43)【公開日】2022-11-01

【審査請求日】2023-10-19

(73)【特許権者】

【識別番号】398040527

【氏名又は名称】株式会社オービック

(74)【代理人】

【識別番号】110002147

【氏名又は名称】弁理士法人酒井国際特許事務所

(72)【発明者】

【氏名】松田 健一郎

(72)【発明者】

【氏名】上野 剛光

【審査官】関 博文

(56)【参考文献】

【文献】特開２００３－５８７３６（ＪＰ，Ａ）

【文献】特開２００９－８６７２３（ＪＰ，Ａ）

【文献】特開２０２０－１０２１５５（ＪＰ，Ａ）

【文献】特開２００２－１６９８７２（ＪＰ，Ａ）

【文献】米国特許出願公開第２００７／０２０３７３０（ＵＳ，Ａ１）

【文献】米国特許出願公開第２００２／００４９６２４（ＵＳ，Ａ１）

(58)【調査した分野】(Int.Cl.，ＤＢ名)

Ｇ０６Ｑ １０／００－９９／００

(57)【特許請求の範囲】

【請求項1】

制御部及び記憶部を備え、不動産売買契約及びローン融資契約のスケジュール管理を行うスケジュール管理装置であって、
前記制御部は、
不動産売買契約に伴う複数のイベントの日付の進捗を管理するための契約スケジュールデータの日付を更新する契約処理手段と、
ローン融資契約に伴う複数のイベントの日付の進捗を管理するための融資スケジュールデータの日付を更新する融資処理手段と、
アラーム内容と当該アラーム内容の基準となるチェック日付を登録したアラーム定義マスタを参照して、前記契約スケジュールデータ及び前記融資スケジュールデータをチェックして、アラームの対象となる場合には、アラームを出力するアラーム処理手段と、
を備えたことを特徴とするスケジュール管理装置。

【請求項2】

前記契約スケジュールデータ及び前記融資スケジュールデータを一括して照会する照会手段を備えたことを特徴とする請求項１に記載のスケジュール管理装置。

【請求項3】

前記契約スケジュールデータは、契約番号、申込日、申込キャンセル日、重要事項説明予定日、契約予定日、重要事項説明日、契約日、変更契約予定日、変更契約日、契約解除日、引渡予定日、引渡約定日、引渡日、返金日、登記依頼日、登記完了日、余剰金返金予定日を含むことを特徴とする請求項１又は２に記載のスケジュール管理装置。

【請求項4】

融資スケジュールデータは、融資番号、融資申込受付日、融資申込日、融資内定日、内定通知書授受日、内定通知書発送日、金消案内発送日、金消契約手続予定日、金消契約手続日、融資実行依頼日、融資実行依頼書出力日、実行予定日、融資実行日、設定書類受領日、抵当権設定登記依頼日、抵当権設定登記簿発行日、変更届提出日を含むことを特徴とする請求項１～３のいずれか１つに記載のスケジュール管理装置。

【請求項5】

制御部及び記憶部を備えた情報処理装置に実行させるためのスケジュール管理方法であって、
前記制御部において実行される、
不動産売買契約に伴う複数のイベントの日付の進捗を管理するための契約スケジュールデータの日付を更新する契約処理工程と、
ローン融資契約に伴う複数のイベントの日付の進捗を管理するための融資スケジュールデータの日付を更新する融資処理工程と、
アラーム内容と当該アラーム内容の基準となるチェック日付を登録したアラーム定義マスタを参照して、前記契約スケジュールデータ及び前記融資スケジュールデータをチェックして、アラームの対象となる場合には、アラームを出力するアラーム処理工程と、
を含むことを特徴とするスケジュール管理方法。

【請求項6】

制御部及び記憶部を備えた情報処理装置に実行させるためのスケジュール管理プログラムであって、
前記制御部において、
不動産売買契約に伴う複数のイベントの日付の進捗を管理するための契約スケジュールデータの日付を更新する契約処理工程と、
ローン融資契約に伴う複数のイベントの日付の進捗を管理するための融資スケジュールデータの日付を更新する融資処理工程と、
アラーム内容と当該アラーム内容の基準となるチェック日付を登録したアラーム定義マスタを参照して、前記契約スケジュールデータ及び前記融資スケジュールデータをチェックして、アラームの対象となる場合には、アラームを出力するアラーム処理工程と、
を実行させるためのスケジュール管理プログラム。

【発明の詳細な説明】

【技術分野】

【0001】

本発明は、スケジュール管理装置、スケジュール管理方法、及びスケジュール管理プログラムに関する。

【背景技術】

【0002】

不動産販売では、不動産売買契約とローン融資契約のスケジュール管理を行う必要がある。不動産販売を行うシステムとして、例えば、特許文献１がある。

【先行技術文献】

【特許文献】

【0003】

【文献】特開２０２０－２０１７２９号公報

【発明の概要】

【発明が解決しようとする課題】

【0004】

しかしながら、上記特許文献１では、不動産販売に伴う不動産売買契約とローン融資契約のスケジュール管理の業務負荷を低減することに関して何等記載されていない。

【0005】

本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、不動産販売に伴う不動産売買契約とローン融資契約のスケジュール管理の業務負荷を低減することが可能なスケジュール管理装置、スケジュール管理方法、及びスケジュール管理プログラムを提供することを目的とする。

【課題を解決するための手段】

【0006】

上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、制御部及び記憶部を備え、不動産売買契約及びローン融資契約のスケジュール管理を行うスケジュール管理装置であって、前記制御部は、不動産売買契約に伴う複数のイベントの日付の進捗を管理するための契約スケジュールデータの日付を更新する契約処理手段と、ローン融資契約に伴う複数のイベントの日付の進捗を管理するための融資スケジュールデータの日付を更新する融資処理手段と、アラーム内容と当該アラーム内容の基準となるチェック日付を登録したアラーム定義マスタを参照して、前記契約スケジュールデータ及び前記融資スケジュールデータをチェックして、アラームの対象となる場合には、アラームを出力するアラーム処理手段と、を備えたことを特徴とする。

【0007】

また、本発明の一態様によれば、前記契約スケジュールデータ及び前記融資スケジュールデータを一括して照会する照会手段を備えることにしてもよい。

【0008】

また、本発明の一態様によれば、前記契約スケジュールデータは、契約番号、申込日、申込キャンセル日、重要事項説明予定日、契約予定日、重要事項説明日、契約日、変更契約予定日、変更契約日、契約解除日、引渡予定日、引渡約定日、引渡日、返金日、登記依頼日、登記完了日、余剰金返金予定日を含むことにしてもよい。

【0009】

また、本発明の一態様によれば、融資スケジュールデータは、融資番号、融資申込受付日、融資申込日、融資内定日、内定通知書授受日、内定通知書発送日、金消案内発送日、金消契約手続予定日、金消契約手続日、融資実行依頼日、融資実行依頼書出力日、実行予定日、融資実行日、設定書類受領日、抵当権設定登記依頼日、抵当権設定登記簿発行日、変更届提出日を含むことにしてもよい。

【0010】

また、上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、制御部及び記憶部を備えた情報処理装置に実行させるためのスケジュール管理方法であって、前記制御部において実行される、不動産売買契約に伴う複数のイベントの日付の進捗を管理するための契約スケジュールデータの日付を更新する契約処理工程と、ローン融資契約に伴う複数のイベントの日付の進捗を管理するための融資スケジュールデータの日付を更新する融資処理工程と、アラーム内容と当該アラーム内容の基準となるチェック日付を登録したアラーム定義マスタを参照して、前記契約スケジュールデータ及び前記融資スケジュールデータをチェックして、アラームの対象となる場合には、アラームを出力するアラーム処理工程と、を含むことを特徴とする。

【0011】

また、上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、制御部及び記憶部を備えた情報処理装置に実行させるためのスケジュール管理プログラムであって、前記制御部において、不動産売買契約に伴う複数のイベントの日付の進捗を管理するための契約スケジュールデータの日付を更新する契約処理工程と、ローン融資契約に伴う複数のイベントの日付の進捗を管理するための融資スケジュールデータの日付を更新する融資処理工程と、アラーム内容と当該アラーム内容の基準となるチェック日付を登録したアラーム定義マスタを参照して、前記契約スケジュールデータ及び前記融資スケジュールデータをチェックして、アラームの対象となる場合には、アラームを出力するアラーム処理工程と、を実行させるためのスケジュール管理プログラムであることを特徴とする。

【発明の効果】

【0012】

本発明によれば、不動産販売に伴う不動産売買契約と住宅ローン融資のスケジュール管理の業務負荷を低減すること可能になるという効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

【0013】

【図1】図１は、本実施の形態に係るスケジュール管理装置の構成の一例を示すブロック図である。

【図2】図２は、契約～融資～引渡までのイベントの発生を時系列に示しており、各イベントで使用する画面、契約スケジュールデータの更新、融資スケジュールデータの更新を説明するための図である。

【図3】図３は、本実施の形態に係るスケジュール管理装置の制御部の全体の処理の流れを説明するためのフローを示す図である。

【図4】図４は、本実施の形態に係るスケジュール管理装置の制御部の処理の具体例を説明するための図である。

【図5】図５は、本実施の形態に係るスケジュール管理装置の制御部の処理の具体例を説明するための図である。

【図6】図６は、本実施の形態に係るスケジュール管理装置の制御部の処理の具体例を説明するための図である。

【図7】図７は、本実施の形態に係るスケジュール管理装置の制御部の処理の具体例を説明するための図である。

【発明を実施するための形態】

【0014】

本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、本発明は本実施の形態により限定されるものではない。

【0015】

［１．概要］
不動産販売では、不動産売買契約と住宅ローン融資のスケジュール管理を行う必要がある。不動産販売業務では、契約手続代行業務が存在する。特に販売代理を行う企業にとってその手数料は売上セグメントの一部を占める。契約手続代行業務のうち、住宅ローン融資の金消契約代行業務／不動産売買の契約手続代行業務は管理部署を分けて実施されていることが多い。

【0016】

しかしながら、専門部署毎に業務を分けて（分業し）、さらに並行して手続きが進むので個別案件ごとに両部門で呼吸を合わせて進めるということに負荷がかかったり、ミスを誘発する可能性が高いという課題がある。

【0017】

本実施の形態では、不動産販売に伴う不動産売買契約と住宅ローン融資のスケジュール管理の業務負荷を低減するために、不動産売買／住宅ローン融資の双方の契約業務特性に応じたプログラムを利用しながらも、スケジュール統合を実現して、双方の進捗を一元的に可視化し、さらに、スケジュール統合したデータを用いることで、重要度および分類したアラームリストを作成する。

【0018】

本実施の形態のスケジュール管理装置は、デベロッパー業界や不動産販売代理業界等の不動産販売業界に広く適用可能である。

【0019】

［２．構成］
図１を参照して、本実施の形態に係るスケジュール管理装置の一例について説明する。図１は、本実施の形態に係るスケジュール管理装置の構成の一例を示すブロック図である。

【0020】

スケジュール管理装置１００は、市販のデスクトップ型パーソナルコンピュータである。なお、スケジュール管理装置１００は、デスクトップ型パーソナルコンピュータのような据置型情報処理装置に限らず、市販されているノート型パーソナルコンピュータ、ＰＤＡ（Ｐｅｒｓｏｎａｌ Ｄｉｇｉｔａｌ Ａｓｓｉｓｔａｎｔｓ）、スマートフォン、タブレット型パーソナルコンピュータなどの携帯型情報処理装置であってもよい。

【0021】

図１において、スケジュール管理装置１００は、制御部１０２と通信インターフェース部１０４と記憶部１０６と入出力インターフェース部１０８と、を備えている。スケジュール管理装置１００が備えている各部は、任意の通信路を介して通信可能に接続されている。

【0022】

通信インターフェース部１０４は、ルータ等の通信装置および専用線等の有線または無線の通信回線を介して、スケジュール管理装置１００をネットワーク３００に通信可能に接続する。通信インターフェース部１０４は、他の装置と通信回線を介してデータを通信する機能を有する。ここで、ネットワーク３００は、スケジュール管理装置１００とサーバ２００等とを相互に通信可能に接続する機能を有し、例えばインターネットやＬＡＮ（Ｌｏｃａｌ Ａｒｅａ Ｎｅｔｗｏｒｋ）等である。

【0023】

入出力インターフェース部１０８には、入力装置１１２および出力装置１１４が接続されている。出力装置１１４には、モニタ（家庭用テレビを含む）の他、スピーカやプリンタを用いることができる。入力装置１１２には、キーボード、マウス、および、マイクの他、マウスと協働してポインティングデバイス機能を実現するモニタを用いることができる。なお、以下では、出力装置１１４をモニタ１１４として記載する場合がある。「出力」とは、出力装置１１４のモニタに表示することや出力装置１１４のプリンタで印刷することを含む。また、モニタ１１４に表示される情報に対して入力装置１１２等でユーザが操作等をすることを、「ＵＩを介したユーザ操作」と記載する場合がある。

【0024】

記憶部１０６には、各種のデータベース、テーブル、および、ファイルなどが格納される。記憶部１０６には、ＯＳ（Ｏｐｅｒａｔｉｎｇ Ｓｙｓｔｅｍ）と協働してＣＰＵ（Ｃｅｎｔｒａｌ Ｐｒｏｃｅｓｓｉｎｇ Ｕｎｉｔ）に命令を与えて各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録される。記憶部１０６として、例えば、ＲＡＭ（Ｒａｎｄｏｍ Ａｃｃｅｓｓ Ｍｅｍｏｒｙ）・ＲＯＭ（Ｒｅａｄ Ｏｎｌｙ Ｍｅｍｏｒｙ）等のメモリ装置、ハードディスクのような固定ディスク装置、フレキシブルディスク、および、光ディスク等を用いることができる。また、記憶部１０６は、契約マスタ１０６ａ、資金計画マスタ１０６ｂ、契約スケジュールファイル１０６ｃ、回収予定データファイル１０６ｄ、融資情報マスタ１０６ｅ、金融商品マスタ１０６ｆ、融資スケジュールファイル１０６ｇ、アラーム定義マスタ１０６ｈを備えている。

【0025】

契約マスタ１０６ａは、契約番号、プロジェクトＮＯ、区画番号、契約者、税抜金額、消費税額のデータを関連づけて登録したテーブル等で構成することができる（図４参照）。

【0026】

資金計画マスタ１０６ｂは、契約番号、入金費目、金融商品、融資番号、回収予定番号、金額のデータを関連づけて登録したテーブル等で構成することができる（図４参照）。

【0027】

契約スケジュールファイル１０６ｃは、契約スケジュールデータを格納するためのファイルである。契約スケジュールデータは、契約番号、申込日、申込キャンセル日、重要事項説明予定日、契約予定日、重要事項説明日、契約日、変更契約予定日、変更契約日、契約解除日、引渡予定日、引渡約定日、引渡日、返金日、登記依頼日、登記完了日、余剰金返金予定日を含んでいてもよい（図４参照）。

【0028】

回収予定データファイル１０６ｄは、回収予定データを格納するためのファイルである。回収予定データは、回収予定番号、金額、入金予定日、入金消込日のデータを含んでいてもよい（図４参照）。

【0029】

融資情報マスタ１０６ｅは、融資番号、金融商品、金融機関、借入名義人、借入名義人
のデータを関連づけて登録したテーブル等で構成することができる（図４参照）。

【0030】

金融商品マスタ１０６ｆは、金融商品、商品種類を関連づけて登録したテーブル等で構成することができる（図４参照）。

【0031】

融資スケジュールファイル１０６ｇは、融資情報スケジュールデータを格納するためのファイルである。融資情報スケジュールデータは、融資番号、融資申込受付日、融資申込日、融資内定日、内定通知書授受日、内定通知書発送日、金消案内発送日、金消契約手続予定日、金消契約手続日、融資実行依頼日、融資実行依頼書出力日、実行予定日、融資実行日、設定書類受領日、抵当権設定登記依頼日、抵当権設定登記簿発行日、変更届提出日を含んでいてもよい（図４参照）。

【0032】

アラーム定義マスタ１０６ｈは、大分類、中分類、アラームＮＯ、アラーム名（アラーム内容）、当該アラーム内容の基準となるチェック日付、緊急でアラームを出力するか否かを指定するための緊急アラームフラグを関連づけて登録したテーブル等で構成することができる（図６参照）。また、記憶部１０６は、大分類とアラーム名（アラーム内容）を登録したアラーム大分類マスタや、中分類とアラーム名（アラーム内容）を登録したアラーム中分類マスタを備えることにしてもよい。

【0033】

図１に戻り、制御部１０２は、スケジュール管理装置１００を統括的に制御するＣＰＵ等である。制御部１０２は、ＯＳ等の制御プログラム・各種の処理手順等を規定したプログラム・所要データなどを格納するための内部メモリを有し、格納されているこれらのプログラムに基づいて種々の情報処理を実行する。制御部１０２は、機能概念的に、申込・契約登録部１０２ａと、融資情報登録部１０２ｂと、引渡処理部１０２ｃと、融資実行依頼部１０２ｄと、入金消込入力部１０２ｅと、照会部１０２ｆと、アラーム処理部１０２ｇと、画面表示制御部１０２ｈと、を備えている。

【0034】

申込・契約登録部１０２ａと、入金消込入力部１０２ｅは、不動産売買契約に伴う複数のイベントの日付の進捗を管理するための契約スケジュールデータの日付を更新する契約処理手段として機能する。

【0035】

契約スケジュールデータは、契約番号、申込日、申込キャンセル日、重要事項説明予定日、契約予定日、重要事項説明日、契約日、変更契約予定日、変更契約日、契約解除日、引渡予定日、引渡約定日、引渡日、返金日、登記依頼日、登記完了日、余剰金返金予定日を含むことにしてもよい。

【0036】

申込・契約登録部１０２ａは、例えば、モニタ１１４に表示される申込登録画面や契約登録画面上でのオペレータの操作に応じて、契約マスタ１０６ａや資金計画マスタ１０６ｂにデータの登録・更新を行うと共に、契約スケジュールファイル１０６ｃに契約スケジュールデータの登録・更新、回収予定データファイル１０６ｄに回収予定データの登録・更新を行う。

【0037】

引渡処理部１０２ｃは、例えば、モニタ１１４に表示される引渡処理画面上でのオペレータの操作に応じて、契約スケジュールデータの「引渡日」の自動更新等を行う。

【0038】

融資情報登録部１０２ｂと、引渡処理部１０２ｃと、融資実行依頼部１０２ｄは、ローン融資契約に伴う複数のイベントの日付の進捗を管理するための融資スケジュールデータの日付を更新する融資処理手段として機能する。

【0039】

融資スケジュールデータは、融資番号、融資申込受付日、融資申込日、融資内定日、内定通知書授受日、内定通知書発送日、金消案内発送日、金消契約手続予定日、金消契約手続日、融資実行依頼日、融資実行依頼書出力日、実行予定日、融資実行日、設定書類受領日、抵当権設定登記依頼日、抵当権設定登記簿発行日、変更届提出日を含むことにしてもよい。

【0040】

融資情報登録部１０２ｂは、例えば、モニタ１１４に表示される融資情報登録画面上でのオペレータの操作に応じて、融資情報マスタ１０６ｅにデータの登録・更新を行うと共に、融資スケジュールファイル１０６ｇに融資スケジュールデータの登録・更新を行う。

【0041】

融資実行依頼部１０２ｄは、例えば、モニタ１１４に表示される融資実行依頼書出力画面でのオペレータの操作に応じて、融資スケジュールデータの「融資実行依頼書出力日」や「融資実行予定日」の自動更新等を行う。

【0042】

入金消込入力部１０２ｅは、例えば、モニタ１１４に表示される入金消込入力画面でのオペレータの操作に応じて、回収予定データの入金消込や融資スケジュールデータの「融資実行日」の自動更新等を行う。

【0043】

照会部１０２ｆは、例えば、モニタ１１４に表示される照会画面でのオペレータの操作に応じて、契約スケジュールファイル１０６ｃに登録された契約スケジュールデータと融資スケジュールファイル１０６ｇに登録された融資スケジュールデータを一括して照会（可視化）する。例えば、契約番号と、当該契約番号についての融資の融資番号とに、同一の番号を付し、契約番号と融資番号が同一の契約スケジュールデータと融資スケジュールデータとを紐付けて照会画面に表示することで、契約スケジュールデータと融資スケジュールデータとを一括して一元的に照会（参照）することができる。

【0044】

アラーム処理部１０２ｇは、アラーム内容と当該アラーム内容の基準となるチェック日付を登録したアラーム定義マスタ１０６ｈを参照して、契約スケジュールファイル１０６ｃに登録されている契約スケジュールデータ及び融資スケジュールファイル１０６ｇに登録されている融資スケジュールデータをチェックして、アラームの対象となる場合には、アラーム（リスト）を出力する。

【0045】

画面表示制御部１０２ｈは、例えば、モニタ１１４に表示する各種画面（例えば、申込登録画面、契約登録画面、引渡処理画面、融資情報登録画面、融資実行依頼書出力画面、入金消込入力画面、照会画面、アラーム設定画面等）の表示及びその入力の受付を制御する。

【0046】

［３．具体例］
本実施の形態に係るスケジュール管理装置１００の処理の具体例について、図１～図７を参照して説明する。図２は、統合管理対象となるイベント及び日付の登録方法一覧の一例を示している。図３は、本実施の形態に係るスケジュール管理装置１００の全体の処理の流れを説明するためのフローを示す図である。図４～図７は、本実施の形態に係るスケジュール管理装置１００の制御部の処理の具体例を説明するためのサンプルデータを示す図である。

【0047】

（３－１．全体の処理）
図２及び図３を参照して、本実施の形態に係るスケジュール管理装置１００の全体の処理の流れを説明する。

【0048】

図２は、契約～融資～引渡までのイベントの発生を時系列に示しており、各イベントで使用する画面、契約スケジュールデータの更新、融資スケジュールデータの更新を説明するための図である。図２において、時系列の番号順に、不動産売買契約、ローン融資契約、使用する画面、契約スケジュールデータの日付の登録、融資スケジュールデータの日付の登録の例を示している。

【0049】

不動産売買契約については、１．申込・契約予定日決定（申込情報・重要事項説明会・契約予定日の登録、融資データの自動作成））、３．重要事項説明会（重要事項説明日の登録）、４．売買契約書締結（契約情報・契約日の登録）、９．資金計画の変更（資金計画の変更、（借入情報の自動修正））、１２．資金計画の確定（諸費用精算）、１４．残金案内書（残金案内発送日を自動更新）、１６．ローンの実行（融資実行日を自動更新、実行予定日を自動更新、諸費用売上の計上日を自動更新）、１７．引渡会の開催（引渡日を自動更新）の順にイベントが進行する。

【0050】

ローン融資契約については、２．融資申込受付（融資受付日の登録）、５．融資申込（融資申込日を登録、融資受付日を登録）、６．融資内定（融資内定日を登録）、７．内定通知書受領（金融機関より）（融資内定通知日を登録）、８．内定通知書発送（顧客へ）（内定通知発送日を登録）、１０．融資変更（借入人情報の修正）、１１．金消契約案内発送（金消契約案内発送日・金消契約手続予定日を登録）、１３．金消契約手続（金消契約日を登録）、１５．融資実行依頼（融資実行予定日を自動更新）、１８．設定書類受領日（設定書類受領日を更新）、１９．抵当権設定登記依頼（抵当権設定登記依頼日を更新）、２０．抵当権設定登記簿発行（抵当権設定登記簿発行日を自動更新）、２１．抵当権設定登記簿提出（抵当権設定登記簿提出日を自動更新）の順にイベントが進行する。

【0051】

図３において、申込・契約登録部１０２ａは、申込・契約登録処理（図３の時系列番号１，３，４，９の処理）を実行する（ステップＳ１）。具体的には、申込・契約登録処理では、申込・契約登録部１０２ａは、例えば、モニタ１１４に表示される申込登録画面や契約登録上でのオペレータの操作に応じて、契約マスタ１０６ａ、資金計画マスタ１０６ｂ、契約スケジュールデータ（申込日、契約日等）、回収予定データにデータを登録・更新する。

【0052】

引渡処理部１０２ｃは、引渡処理（図２の時系列番号１７の処理）を実行する（ステップＳ２）。具体的には、引渡処理では、引渡処理部１０２ｃは、例えば、モニタ１１４に表示される引渡処理画面上でのオペレータの操作に応じて、契約スケジュールデータの「引渡日」の自動更新等を行う。

【0053】

融資情報登録部１０２ｂは、融資情報登録処理（図３の時系列番号２，５，６，７，８，１０，１１，１３，１８，１９，２０，２１の処理）を実行する（ステップＳ３）。融資情報登録処理では、融資情報登録部１０２ｂは、例えば、モニタ１１４に表示される融資情報登録画面上でのオペレータの操作に応じて、融資情報マスタ１０６ｅや融資スケジュールデータを登録・更新する。

【0054】

融資実行依頼部１０２ｄは、融資実行依頼処理（図３の時系列番号１５の処理）を実行する（ステップＳ４）。融資実行依頼処理では、融資実行依頼部１０２ｄは、例えば、モニタ１１４に表示される融資実行依頼書出力画面でのオペレータの操作に応じて、融資スケジュールデータの「融資実行依頼書出力日」や「融資実行予定日」の自動更新等を行う。

【0055】

入金消込入力部１０２ｅは、入金消込入力処理（図３の時系列番号１６の処理）を実行する（ステップＳ５）。具体的には、入金消込入力処理では、入金消込入力部１０２ｅは、例えば、モニタ１１４に表示される入金消込入力画面でのオペレータの操作に応じて、回収予定データの入金消込や融資スケジュールデータの「融資実行日」の自動更新等を行う。

【0056】

アラーム処理部１０２ｇは、アラーム出力処理を実行する（ステップＳ６）。具体的には、アラーム出力処理では、アラーム処理部１０２ｇは、アラーム内容と当該アラーム内容の基準となるチェック日付を登録したアラーム定義マスタ１０６ｈを参照して、契約スケジュールデータ及び融資スケジュールデータをチェックして、アラームの対象となる場合には、アラームリストを出力する。

【0057】

（サンプルデータ）
つぎに、図４～図７のサンプルデータを参照して、本実施の形態に係るスケジュール管理装置１００の制御部の処理の具体例を説明する。

【0058】

（申込・契約登録処理Ｓ１、引渡処理Ｓ２）
申込・契約登録部１０２ａは、申込・契約登録処理（図３の時系列番号１，３，４，９の処理）Ｓ１を実行して、契約マスタ１０６ａ、資金計画マスタ１０６ｂ、契約スケジュールデータ（申込日、契約日等）、回収予定データのデータを登録・更新する。また、引渡処理部１０２ｃは、引渡処理（図２の時系列番号１７の処理）Ｓ２を実行して、契約スケジュールデータの「引渡日」の自動更新等を行う。契約スケジュールデータについては、「引渡日」以外のデータは、申込・契約登録部１０２ａが登録・更新する。

【0059】

図４（Ａ）に示す契約マスタ１０６ａの例では、１行目は、契約番号「０００００１」、プロジェクトＮＯ「ＰＪ０００１」、区画番号「１０１」、契約者「ＡＡＡ」、税抜金額「６０，０００，０００」、消費税額「２，０００，０００」、２行目は、契約番号「０００００２」、プロジェクトＮＯ「ＰＪ０００１」、区画番号「１０２」、契約者「ＡＡＡ」、税抜金額「６０，０００，０００」、消費税額「２，０００，０００」となっている。

【0060】

図４（Ｂ）に示す契約スケジュールデータの例では、契約番号「０００００１」、「０００００２」について、申込日「２０２１／２／２」、申込キャンセル日「ＮＵＬＬ」、重要事項説明予定日「２０２１／２／９」、契約予定日「２０２１／２／１０」、重要事項説明日「２０２１／２／９」、契約日「２０２１／２／１０」、変更契約予定日「ＮＵＬＬ」、変更契約日「ＮＵＬＬ」、契約解除日「ＮＵＬＬ」、引渡予定日「２０２２／５／１０」、引渡約定日「２０２２／５／１５」、引渡日「２０２２／５／１１」、返金日「ＮＵＬＬ」、登記依頼日「ＮＵＬＬ」、登記完了日「ＮＵＬＬ」、余剰金返金予定日「２０２２／５／２０」となっている。

【0061】

図４（Ｃ）に示す資金計画マスタ１０６ｂの例では、１行目は、契約番号「０００００１」、入金費目「Ｃ００１（手付金」、金融商品「ＮＵＬＬ」、融資番号「ＮＵＬＬ」、回収予定番号「２００００１」、金額「４，０００，０００」、２行目は、契約番号「０００００１」、入金費目「Ｃ００２（残金）」、金融商品「ＮＵＬＬ」「Ｋ０１（〇〇銀行 提携）」、融資番号「１００００１」、回収予定番号「２００００２」、金額「５８，０００，０００」となっている。

【0062】

図４（Ｄ）に示す回収予定データの例では、１行目は、回収予定番号「２００００１」、金額「４，０００，０００」、入金予定日「２０２１／２／２」、入金消込日「２０２１／２／２」、２行目は、回収予定番号「２００００２」、金額「５８，０００，０００」、入金予定日「２０２２／５／８」、入金消込日「２０２２／５／８」となっている。回収予定データのうち、「入金消込日」の登録・更新は、入金消込入力部１０２ｅが行い、それ以外のデータの登録・更新は、申込・契約登録部１０２ａが行う。

【0063】

（融資情報登録処理Ｓ３、融資実行依頼処理Ｓ４、入金消込入力処理Ｓ５）
融資情報登録部１０２ｂは、融資情報登録処理（図３の時系列番号２，５，６，７，８，１０，１１，１３，１８，１９，２０，２１の処理）を実行して、融資情報マスタ１０６ｅや融資スケジュールデータのデータを登録・更新する。融資実行依頼部１０２ｄは、融資実行依頼処理（図３の時系列番号１５の処理）を実行して、融資スケジュールデータの「融資実行依頼書出力日」や「融資実行予定日」の自動更新等を行う。入金消込入力部１０２ｅは、入金消込入力処理（図３の時系列番号１６の処理）を実行して、回収予定データの入金消込や融資スケジュールデータの「融資実行日」の自動更新等を行う。

【0064】

融資スケジュールデータのうち、「融資実行依頼書出力日」や「融資実行予定日」の登録・更新は融資実行依頼部１０２ｄが行い、「融資実行日」の登録・更新は、入金消込入力部１０２ｅが行い、それ以外のデータの登録・更新は、融資情報登録部１０２ｂが行う。

【0065】

図４（Ｅ）に示す融資情報マスタ１０６ｅの例では、１行目は、融資番号「１００００１」、金融商品「Ｋ０１（〇〇銀行 提携）」、金融機関「Ｇ００１：××銀行」、借入名義人「ＡＡＡ」、２行目は、融資番号「１００００２」、金融商品「Ｋ０１（〇〇銀行 フラット３５）」、金融機関「Ｇ００１：××銀行」、借入名義人「ＡＡＡ」となっている。

【0066】

図４（Ｆ）に示す金融商品マスタ１０６ｆの例では、１行目は、金融商品「Ｋ０１（〇〇銀行 提携）」、商品種類「提携」、２行目は、金融商品「Ｋ０１（〇〇銀行 フラット３５）」、商品種類「フラット」となっている。

【0067】

図４（Ｇ）に示す融資情報スケジュールデータの例では、融資番号「０００００１」、「０００００２」について、融資申込受付日「２０２１／２／３」、融資申込日「２０２１／２／１０」、融資内定日「２０２１／３／１０」、内定通知書授受日「２０２１／３／１２」、内定通知書発送日「２０２２／４／１０」、金消案内発送日「２０２２／４／１０」、金消契約手続予定日「２０２２／３／１０」、金消契約手続日「２０２２／３／１０」、融資実行依頼日「２０２２／４／１０」、融資実行依頼書出力日「２０２２／４／５」、実行予定日「２０２２／５／９」、融資実行日「２０２２／５／８」、設定書類受領日「２０２２／５／８」、抵当権設定登記依頼日「ＮＵＬＬ」、抵当権設定登記簿発行日「ＮＵＬＬ」、変更届提出日「ＮＵＬＬ」となっている。

【0068】

（アラーム出力処理Ｓ６）
統合管理しているデータ群に対し、日程管理のアラームデータを出力し期日管理を実施する。なお、各種アラームはマスタ化されており、緊急対応が必要な緊急アラーム定義のほか、分類を設定し指定したアラーム定義に対応するリストを出力することが可能である。

【0069】

アラーム処理部１０２ｇは、例えば、モニタ１１４に表示されるアラーム設定画面上でのオペレータの操作に応じて、アラーム定義マスタ１０６ｈのデータを登録・変更・削除等の編集を行うことができる。図５は、アラーム設定画面の一例を示す図である。アラーム設定画面では、対象のプロジェクト、緊急アラームの有無、大分類、中分類を設定可能である。

【0070】

図６は、アラーム定義マスタ１０６ｈのデータ例を示す図である。１行目は、大分類「１００」、中分類「１０１」、アラームＮＯ「１」、アラーム名（アラーム内容）「手付金未入金（契約日超過）」、チェック日付「契約日」、緊急アラームフラグ「１」、２行目は、大分類「２００」、中分類「２０１」、アラームＮＯ「２」、アラーム名「登記依頼日未入力」、チェック日付「引渡日」、緊急アラームフラグ「１」、３行目は、大分類「３００」、中分類「３０３」、アラームＮＯ「３」、アラーム名「融資内定日未入力（提携ローン）」、チェック日付「融資申込日」、緊急アラームフラグ「０」、４行目は、大分類「３００」、中分類「３０２」、アラームＮＯ「４」、アラーム名「融資内定日未入力（フラット）」、チェック日付「融資申込日」、緊急アラームフラグ「１」となっている。また、図６に示すようなアラーム大分類マスタやアラーム中分類マスタを記憶部１０６に格納することにしてもよい。緊急アラームフラグが「１」の場合は至急アラームを出力し、「０」の場合は、所定のタイミング（至急よりも遅いタイミング）でアラームを出力してもよい。

【0071】

アラーム処理部１０２ｇは、記憶部１０６に格納されている、契約スケジュールデータ、融資スケジュールデータ、及び回収予定データをチェックして、アラーム定義マスタ１０６ｈで規定されるアラームの対象である場合には、アラーム（リスト）を出力（例えば、表示出力ｏｒ印刷出力）する。

【0072】

図７は、アラーム処理部１０２ｇのアラーム出力処理を説明するための図である。図７に示す例では、契約スケジュールデータの契約番号「０００００２」の契約日「２０２１／２／１０」を経過しても回収予定データの入金消込日「ＮＵＬＬ」で手付金が消込されていないので、図６のアラーム定義マスタ１０６ｈのアラームＮＯ「１」の手付金未入金（契約日超過）のアラームを出力する。

【0073】

また、契約スケジュールデータの契約番号「０００００２」の引渡日「２０２２／５／１１」が登録されているが、登記依頼日が「ＮＵＬＬ」で登録されていないので、図６のアラーム定義マスタ１０６ｈのアラームＮＯ「２」の「登記依頼日未入力」のアラームを出力する。

【0074】

また、融資スケジュールデータの融資番号「０００００２」の融資申込日「２０２１／２／１０」が登録されているが、融資内定日が「ＮＵＬＬ」で登録されていないので、図６のアラーム定義マスタ１０６ｈのアラームＮＯ「４」の「融資内定日未入力（フラット）」のアラームを出力する。

【0075】

以上説明したように、本実施の形態によれば、不動産売買契約に伴う複数のイベントの日付の進捗を管理するための契約スケジュールデータの日付を更新する契約処理手段と、
ローン融資契約に伴う複数のイベントの日付の進捗を管理するための融資スケジュールデータの日付を更新する融資処理手段と、アラーム内容と当該アラーム内容の基準となるチェック日付を登録したアラーム定義マスタを参照して、前記契約スケジュールデータ及び前記融資スケジュールデータをチェックして、アラームの対象となる場合には、アラームを出力するアラーム処理部１０２ｇと、を備えているので、不動産販売に伴う不動産売買契約とローン融資契約のスケジュール管理の業務負荷を低減することが可能となる。

【0076】

［４．国連が主導する持続可能な開発目標（ＳＤＧｓ）への貢献］
本実施形態により、業務効率化や企業の適切な経営判断を推進することに寄与することができるので、ＳＤＧｓの目標８及び９に貢献することが可能となる。

【0077】

また、本実施形態により、廃棄ロス削減や、ペーパレス・電子化を推進することに寄与することができるので、ＳＤＧｓの目標１２、１３及び１５に貢献することが可能となる。

【0078】

また、本実施形態により、統制、ガバナンス強化に寄与することができるので、ＳＤＧｓの目標１６に貢献することが可能となる。

【0079】

［５．他の実施形態］
本発明は、上述した実施形態以外にも、特許請求の範囲に記載した技術的思想の範囲内において種々の異なる実施形態にて実施されてよいものである。

【0080】

例えば、実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。

【0081】

また、本明細書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各処理の登録データや検索条件等のパラメータを含む情報、画面例、データベース構成については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。

【0082】

また、スケジュール管理装置１００に関して、図示の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。

【0083】

例えば、スケジュール管理装置１００が備える処理機能、特に制御部１０２にて行われる各処理機能については、その全部または任意の一部を、ＣＰＵおよび当該ＣＰＵにて解釈実行されるプログラムにて実現してもよく、また、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現してもよい。尚、プログラムは、本実施形態で説明した処理を情報処理装置に実行させるためのプログラム化された命令を含む一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されており、必要に応じてスケジュール管理装置１００に機械的に読み取られる。すなわち、ＲＯＭまたはＨＤＤ（Ｈａｒｄ Ｄｉｓｋ Ｄｒｉｖｅ）などの記憶部１０６などには、ＯＳと協働してＣＰＵに命令を与え、各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録されている。このコンピュータプログラムは、ＲＡＭにロードされることによって実行され、ＣＰＵと協働して制御部１０２を構成する。

【0084】

また、このコンピュータプログラムは、スケジュール管理装置１００に対して任意のネットワークを介して接続されたアプリケーションプログラムサーバに記憶されていてもよく、必要に応じてその全部または一部をダウンロードすることも可能である。

【0085】

また、本実施形態で説明した処理を実行するためのプログラムを、一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納してもよく、また、プログラム製品として構成することもできる。ここで、この「記録媒体」とは、メモリーカード、ＵＳＢ（Ｕｎｉｖｅｒｓａｌ Ｓｅｒｉａｌ Ｂｕｓ）メモリ、ＳＤ（Ｓｅｃｕｒｅ Ｄｉｇｉｔａｌ）カード、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ＲＯＭ、ＥＰＲＯＭ（Ｅｒａｓａｂｌｅ Ｐｒｏｇｒａｍｍａｂｌｅ Ｒｅａｄ Ｏｎｌｙ Ｍｅｍｏｒｙ）、ＥＥＰＲＯＭ（登録商標）（Ｅｌｅｃｔｒｉｃａｌｌｙ Ｅｒａｓａｂｌｅ ａｎｄ Ｐｒｏｇｒａｍｍａｂｌｅ Ｒｅａｄ Ｏｎｌｙ Ｍｅｍｏｒｙ）、ＣＤ－ＲＯＭ（Ｃｏｍｐａｃｔ Ｄｉｓｋ Ｒｅａｄ Ｏｎｌｙ Ｍｅｍｏｒｙ）、ＭＯ（Ｍａｇｎｅｔｏ－Ｏｐｔｉｃａｌ ｄｉｓｋ）、ＤＶＤ（Ｄｉｇｉｔａｌ Ｖｅｒｓａｔｉｌｅ Ｄｉｓｋ）、および、Ｂｌｕ－ｒａｙ（登録商標） Ｄｉｓｃ等の任意の「可搬用の物理媒体」を含むものとする。

【0086】

また、「プログラム」とは、任意の言語または記述方法にて記述されたデータ処理方法であり、ソースコードまたはバイナリコード等の形式を問わない。なお、「プログラム」は必ずしも単一的に構成されるものに限られず、複数のモジュールやライブラリとして分散構成されるものや、ＯＳに代表される別個のプログラムと協働してその機能を達成するものをも含む。なお、実施形態に示した各装置において記録媒体を読み取るための具体的な構成および読み取り手順ならびに読み取り後のインストール手順等については、周知の構成や手順を用いることができる。

【0087】

記憶部１０６に格納される各種のデータベース等は、ＲＡＭ、ＲＯＭ等のメモリ装置、ハードディスク等の固定ディスク装置、フレキシブルディスク、および、光ディスク等のストレージ手段であり、各種処理やウェブサイト提供に用いる各種のプログラム、テーブル、データベース、および、ウェブページ用ファイル等を格納する。

【0088】

また、スケジュール管理装置１００は、既知のパーソナルコンピュータまたはワークステーション等の情報処理装置として構成してもよく、また、任意の周辺装置が接続された当該情報処理装置として構成してもよい。また、スケジュール管理装置１００は、当該情報処理装置に本実施形態で説明した処理を実現させるソフトウェア（プログラムまたはデータ等を含む）を実装することにより実現してもよい。

【0089】

更に、装置の分散・統合の具体的形態は図示するものに限られず、その全部または一部を、各種の付加等に応じてまたは機能付加に応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。すなわち、上述した実施形態を任意に組み合わせて実施してもよく、実施形態を選択的に実施してもよい。

【符号の説明】

【0090】

１００ スケジュール管理装置
１０２ 制御部
１０２ａ 申込・契約登録部
１０２ｂ 融資情報登録部
１０２ｃ 引渡処理部
１０２ｄ 融資実行依頼部
１０２ｅ 入金消込入力部
１０２ｆ 照会部
１０２ｇ アラーム処理部
１０２ｈ 画面表示制御部
１０４ 通信インターフェース部
１０６ 記憶部
１０６ａ 契約マスタ
１０６ｂ 資金計画マスタ
１０６ｃ 契約スケジュールファイル
１０６ｄ 回収予定データファイル
１０６ｅ 融資情報マスタ
１０６ｆ 金融商品マスタ
１０６ｇ 融資スケジュールファイル
１０６ｈ アラーム定義マスタ
１０８ 入出力インターフェース部
１１２ 入力装置
１１４ 出力装置
２００ サーバ
３００ ネットワーク

【図1】

【図2】

【図3】

【図4】

【図5】

【図6】

【図7】