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特許7543252外部固定システム用の調節可能なレール装置
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-08-23
(45)【発行日】2024-09-02
(54)【発明の名称】外部固定システム用の調節可能なレール装置
(51)【国際特許分類】
   A61B 17/64 20060101AFI20240826BHJP
【FI】
A61B17/64
【請求項の数】 28
(21)【出願番号】P 2021512636
(86)(22)【出願日】2019-09-05
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2021-12-27
(86)【国際出願番号】 US2019049828
(87)【国際公開番号】W WO2020051384
(87)【国際公開日】2020-03-12
【審査請求日】2022-08-19
(31)【優先権主張番号】62/727,116
(32)【優先日】2018-09-05
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】518284743
【氏名又は名称】エーエムディーティー ホールディングス インコーポレイテッド
【氏名又は名称原語表記】AMDT HOLDINGS, INC.
(74)【代理人】
【識別番号】100139594
【弁理士】
【氏名又は名称】山口 健次郎
(74)【代理人】
【氏名又は名称】森田 憲一
(72)【発明者】
【氏名】マラニー,マイケル ダヴリュー.
【審査官】菊地 康彦
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2006/0229602(US,A1)
【文献】特表2016-503708(JP,A)
【文献】特表平11-513594(JP,A)
【文献】国際公開第2017/151822(WO,A1)
【文献】米国特許第05941877(US,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61B 17/64
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
調節可能なレール装置であって、
第1の軸およびアラインメント溝を備えた外面を含む細長い第1の外部固定ビーム要素と、
第2の軸、アラインメント溝を備えた外面を含む細長い第2の外部固定ビーム要素と、
前記第1および第2のビーム要素を結合し、前記第1および第2のビーム要素の相対的な角度および回転配置を選択的に調節するように構成されたジョイント部であって、
前記第1の外部固定ビーム要素に回転的に固定されるポスト部分およびスリーブ部分を含む第1のビーム端ハウジングと、
前記第1のビーム端ハウジングを前記第1の外部固定ビーム要素に軸方向に固定する第1のねじと、
前記第1のビーム端ハウジングの前記ポスト部分に軸方向および回転的に固定される第1のクランプ部材と、
前記第1のクランプ部材と結合された回転部分およびポスト部分を含み、一定の回転範囲内で前記第1のクランプ部材に対して選択的に回転可能に調節される、第1の回転端ハウジングと、
前記第2の外部固定ビーム要素に回転的に固定されるポスト部分およびスリーブ部分を含む第2のビーム端ハウジングと、
前記第2のビーム端ハウジングを前記第2の外部固定ビーム要素に軸方向に固定する第2のねじと、
前記第2のビーム端ハウジングの前記ポスト部分に軸方向および回転的に固定される第2のクランプ部材と、
前記第2のクランプ部材と結合された回転部分およびポスト部分を含み、一定の回転範囲内で前記第2のクランプ部材に対して選択的に回転可能に調節される第2の回転端ハウジングと
を含むジョイント部とを備え、
前記第1および第2の回転端ハウジングの前記回転部分は、前記第1および第2の外部固定ビーム要素の前記第1および第2の軸に対してそれぞれ角度が付けられた第3の軸を中心として回転的に固定され、枢動可能に角度的に結合されており、
前記第1のクランプ部材は、前記第1の回転端ハウジングの前記ポスト部分に選択的に圧縮力を加えて、前記第1のクランプ部材と前記第1の回転端ハウジングとを選択的に回転可能かつ軸方向に固定するように構成された第1の圧縮ねじを備え、
前記第2のクランプ部材は、前記第2の回転端ハウジングの前記ポスト部分に選択的に圧縮力を加えて、前記第2のクランプ部材と前記第2の回転端ハウジングとを選択的に回転可能かつ軸方向に固定するように構成された第2の圧縮ねじを備える、
調節可能なレール装置。
【請求項2】
前記第1のビーム端ハウジング、前記第1のクランプ部材、および前記第1の回転端ハウジングは、前記第1の回転端ハウジングの前記回転部分から前記第1のねじまで延伸する第1の通路を形成する第1の開口部を備える、請求項1に記載のレール装置。
【請求項3】
前記第1のビーム端ハウジング、前記第1のクランプ部材、前記第1の回転端ハウジング、および前記第2の回転端ハウジングは、前記第1および第2の回転端ハウジングが回転軸を中心とした第1の相対的な向きにあるとき、前記第1の回転端ハウジングの前記回転部分から前記第2のねじまで延伸する第2の通路を形成する第2の開口部を備える、請求項1または2に記載のレール装置。
【請求項4】
前記第3の軸は、前記第1および第2の軸と交差する、請求項1に記載のレール装置。
【請求項5】
前記第3の軸は、前記第1および第2の軸に対して直角方向を向いている、請求項1または4に記載のレール装置。
【請求項6】
前記第1の外部固定ビーム要素の第1の端部は、前記第1のビーム端ハウジングの前記スリーブ部分の開口部内に配置され、前記ジョイント部が、前記第1のビーム端ハウジングおよび前記第1の外部固定ビーム要素に回転的に固定するために、前記スリーブ部分に結合され、かつ前記スリーブ部分の前記開口部内で前記第1の外部固定ビーム要素の前記アラインメント溝の一部分に沿って延伸する一部分を含む第1のピン部材をさらに備える、請求項1に記載のレール装置。
【請求項7】
前記第1の外部固定ビーム要素の前記第1の端部は、雌ねじ付き軸方向開口部を含み、前記第1のビーム端ハウジングは、その前記ポスト部分を通って、その前記スリーブ部分の前記開口部まで延伸する軸方向開口部を含み、前記第1のねじは、前記第1の外部固定ビーム要素の前記第1の端部の前記雌ねじ付き軸方向開口部内で螺合可能に結合される雄ねじ付きシャフト部分を備える、請求項6に記載のレール装置。
【請求項8】
前記第1のねじは、前記第1のビーム端ハウジングおよび前記第1の外部固定ビーム要素を軸方向に固定するために、ヘッド部分が前記開口部を軸方向に通過しないように、前記第1のビーム端ハウジングの前記軸方向開口部の一部分よりも大きい断面サイズを画定する前記ヘッド部分をさらに備える、請求項7に記載のレール装置。
【請求項9】
前記第1のクランプ部材は、前記第1のビーム端ハウジングの前記ポスト部分と螺合可能に結合される第1の端部を含む雌ねじ穴を備え、かつ前記第1のピン部材の幅に対応する幅を備える第1のスロットを含み、前記第1のピン部材は、前記第1のクランプ部材および前記第1のビーム端ハウジングを回転的におよび軸方向に固定するために、前記第1のビーム端ハウジングの前記ポスト部分の外側に沿って、かつ前記第1のクランプ部材の前記ねじ穴の前記第1のスロット内を軸方向に延伸する一部分をさらに含む、請求項6~8のいずれか一項に記載のレール装置。
【請求項10】
前記第1のクランプ部材の前記雌ねじ穴は、前記第1の回転端ハウジングの前記ポスト部分と螺合可能に結合される第2の端部をさらに含み、かつ前記第1の回転端ハウジングに結合される第2のピン部材の幅より広い幅を備える第1のねじ切りされていない凹部を含み、前記第2のピン部材は、前記第1のクランプ部材と前記第1の回転端ハウジングとの間の限定された範囲の相対的な回転を選択的に可能にするために、前記第1の回転端ハウジングの前記ポスト部分の外側に沿って、かつ前記第1のクランプ部材の前記ねじ穴の前記第1のねじ切りされていない凹部内を軸方向に延伸する一部分を含む、請求項9に記載のレール装置。
【請求項11】
前記第1のクランプ部材は、その外側から前記第1のクランプ部材の軸方向の全長に沿って前記雌ねじ穴まで延伸する圧縮スロットと、実質的に前記圧縮スロットの反対側に整列したクランプ開口部を有する一対の第1のクランプ部分とを備え、前記ジョイント部は、前記第1のクランプ部分の前記クランプ開口部内に延伸し、かつ前記第1のクランプ部分の前記クランプ開口部のうち少なくとも1つと螺合可能に結合される第1の圧縮ねじをさらに備え、結果として、前記第1の圧縮ねじの軸を中心とした第1の方向での回転により前記第1のクランプ部分が互いに引き寄せられ、前記第1のクランプ部材の前記雌ねじ穴が内側の方に変形するために、前記第1のクランプ部材が前記第1の回転端ハウジングの前記ポスト部分に圧縮力を加えて、前記第1のクランプ部材と前記第1の回転端ハウジングを選択的に回転可能に固定し、また、前記第1の圧縮ねじの前記軸を中心とした前記第1の方向と反対の第2の方向での回転により、前記第1のクランプ部材の前記雌ねじ穴が外側の方に変形することが可能になるために、前記第1のクランプ部材は、前記第1の回転端ハウジングの前記ポスト部分に圧縮力をほとんど、または全く及ぼさず、前記第1のクランプ部材と前記第1の回転端ハウジングとの間の前記限定された範囲の相対的な回転を選択的に可能にする、請求項10に記載のレール装置。
【請求項12】
前記第1および第2の回転端ハウジングの前記回転部分は、前記第3の軸を画定するジョイントピンを介して枢動可能に結合される、請求項11に記載のレール装置。
【請求項13】
前記第1および第2の回転端ハウジングの前記回転部分は、前記ジョイントピンを介して枢動可能に結合される分割フランジヨークおよびシャフト部分を備え、前記シャフト部分は、前記分割フランジヨーク内に配置される、請求項12に記載のレール装置。
【請求項14】
前記第1および第2の回転端ハウジングの前記回転部分は、前記第3の軸を画定するジョイントピンを介して枢動可能に結合される、請求項1に記載のレール装置。
【請求項15】
前記第1および第2の回転端ハウジングの前記回転部分は、前記ジョイントピンを介して枢動可能に結合される分割フランジヨークおよびシャフト部分を備え、前記シャフト部分は、前記分割フランジヨーク内に配置される、請求項14に記載のレール装置。
【請求項16】
前記第2の外部固定ビーム要素の第2の端部は、前記第2のビーム端ハウジングの前記スリーブ部分の開口部内に配置され、前記ジョイント部が、前記第2のビーム端ハウジングおよび前記第2の外部固定ビーム要素に回転的に固定するために、前記スリーブ部分に結合される第3のピン部材であって、前記スリーブ部分の前記開口部内を前記第2の外部固定ビーム要素の前記アラインメント溝の一部分に沿って延伸する一部分を含む第3のピン部材をさらに備える、請求項6~8のいずれか一項に記載のレール装置。
【請求項17】
前記第2のビーム要素の前記第2の端部は、雌ねじ付き軸方向開口部を含み、前記第2のビーム端ハウジングは、前記ポスト部分を貫通して前記スリーブ部分の前記開口部まで延伸する軸方向開口部を含み、前記第2のねじは、前記第2のビーム要素の前記第2の端部の前記雌ねじ付き軸方向開口部内で螺合可能に結合される雄ねじ付きシャフト部分を備える、請求項16に記載のレール装置。
【請求項18】
前記第2のねじは、前記第2のビーム端ハウジングおよび前記第2の外部固定ビーム要素を軸方向に固定するために、ヘッド部分が開口部を軸方向に通過しないように、前記第2のビーム端ハウジングの前記軸方向開口部の一部分よりも大きい断面サイズを画定する前記ヘッド部分をさらに備える、請求項17に記載のレール装置。
【請求項19】
前記第2のクランプ部材は、前記第2のビーム端ハウジングの前記ポスト部分と螺合可能に結合される第1の端部を含む雌ねじ穴を備え、かつ前記第3のピン部材の幅に対応する幅を備える第2のスロットを備え、前記第3のピン部材は、前記第2のクランプ部材および前記第2のビーム端ハウジングを回転的かつ軸方向に固定するために、前記第2のビーム端ハウジングの前記ポスト部分の外側に沿って、かつ前記第2のクランプ部材の前記ねじ穴の前記第のスロット内で軸方向に延伸する一部分をさらに含む、請求項18に記載のレール装置。
【請求項20】
前記第2のクランプ部材の前記雌ねじ穴は、前記第2の回転端ハウジングの前記ポスト部分と螺合可能に結合される第2の端部をさらに備え、かつ前記第2の回転端ハウジングに結合される第4のピン部材の幅より広い幅を備える第2のねじ切りされていない凹部を含み、前記第4のピン部材は、前記第2のクランプ部材と前記第2の回転端ハウジングとの間で限定された範囲の相対的な回転を選択的に可能にするために、前記第2の回転端ハウジングの前記ポスト部分の外側に沿って、かつ前記第2のクランプ部材の前記ねじ穴の前記第2のねじ切りされていない凹部内で軸方向に延伸する一部分を含む、請求項19に記載のレール装置。
【請求項21】
前記第2のクランプ部材は、その外側から前記第2のクランプ部材の軸方向の全長に沿って前記雌ねじ穴まで延伸する圧縮スロットと、実質的に前記圧縮スロットの反対側に整列したクランプ開口部を有する一対の第2のクランプ部分とを備え、前記ジョイント部が、前記第2のクランプ部分の前記クランプ開口部内に延伸し、かつ前記第2のクランプ部分の前記クランプ開口部のうち少なくとも1つと螺合可能に結合される第2の圧縮ねじをさらに備え、結果として、前記第2の圧縮ねじの軸を中心とした第1の方向での回転により、前記第2のクランプ部分が互いに引き寄せられ、前記第2のクランプ部材の前記雌ねじ穴が内側の方に変形するために、前記第2のクランプ部材が前記第2の回転端ハウジングの前記ポスト部分に圧縮力を加えて、前記第2のクランプ部材と前記第2の回転端ハウジングを選択的に回転可能に固定し、また、前記第2の圧縮ねじの前記軸を中心とした前記第1の方向と反対の第2の方向での回転により、前記第2のクランプ部材の前記雌ねじ穴が外側の方に変形することが可能になるために、前記第2のクランプ部材は、前記第2の回転端ハウジングの前記ポスト部分に圧縮力をほとんど、または全く及ぼさず、前記第2のクランプ部材と前記第2の回転端ハウジングとの間の前記限定された範囲の相対的な回転を選択的に可能にする、請求項20に記載のレール装置。
【請求項22】
前記第1のクランプ部材は、前記第1のビーム端ハウジングの前記ポスト部分と螺合可能に結合される第1の端部を含む雌ねじ穴を備え、かつ前記第1のピン部材の幅に対応する幅を備える第1のスロットを含み、前記第1のピン部材は、前記第1のクランプ部材および前記第1のビーム端ハウジングを回転的かつ軸方向に固定するために、前記第1のビーム端ハウジングの前記ポスト部分の外側に沿って、かつ前記第1のクランプ部材の前記ねじ穴の前記第1のスロット内を軸方向に延伸する一部分をさらに含む、請求項21に記載のレール装置。
【請求項23】
前記第1のクランプ部材の前記雌ねじ穴は、前記第1の回転端ハウジングの前記ポスト部分と螺合可能に結合される第2の端部をさらに含み、かつ前記第1の回転端ハウジングに結合される第2のピン部材の幅より広い幅を備える第1のねじ切りされていない凹部を含み、前記第2のピン部材は、前記第1のクランプ部材と前記第1の回転端ハウジングとの間の限定された範囲の相対的な回転を選択的に可能にするために、前記第1の回転端ハウジングの前記ポスト部分の外側に沿って、かつ前記第1のクランプ部材の前記ねじ穴の前記第1のねじ切りされていない凹部内を軸方向に延伸する一部分を含む、請求項22に記載のレール装置。
【請求項24】
前記第1のクランプ部材は、その外側から前記第1のクランプ部材の軸方向の全長に沿って前記雌ねじ穴まで延伸する圧縮スロットと、実質的に前記圧縮スロットの反対側に整列したクランプ開口部を有する一対の第1のクランプ部分とを備え、前記ジョイント部は、前記第1のクランプ部分の前記クランプ開口部内に延伸し、かつ前記第1のクランプ部分の前記クランプ開口部のうち少なくとも1つと螺合可能に結合される第1の圧縮ねじをさらに備え、結果として、前記第1の圧縮ねじの軸を中心とした第1の方向での回転により前記第1のクランプ部分が互いに引き寄せられ、前記第1のクランプ部材の前記雌ねじ穴が内側の方に変形するために、前記第1のクランプ部材が前記第1の回転端ハウジングの前記ポスト部分に圧縮力を加えて、前記第1のクランプ部材と前記第1の回転端ハウジングを選択的に回転可能に固定し、また、前記第1の圧縮ねじの前記軸を中心とした前記第1の方向と反対の第2の方向での回転により、前記第1のクランプ部材の前記雌ねじ穴が外側の方に変形することが可能になるために、前記第1のクランプ部材は、前記第1の回転端ハウジングの前記ポスト部分に圧縮力をほとんど、または全く及ぼさず、前記第1のクランプ部材と前記第1の回転端ハウジングとの間の前記限定された範囲の相対的な回転を選択的に可能にする、請求項23に記載のレール装置。
【請求項25】
外部骨および/または組織固定システムであって、
請求項1~24のいずれか一項に記載の調節可能なレール装置と、
第1および第2の外部固定ビーム要素のうちの1つに結合される少なくとも1つの駆動可能な固定クランプアセンブリと
を備える、外部骨および/または組織固定システム。
【請求項26】
前記少なくとも1つの駆動可能な固定クランプアセンブリは、その前記外面の軸方向に延伸するトラック部分を介して、前記第1および第2の外部固定ビーム要素のうちの1つに沿って軸方向に並進するように構成される、請求項25に記載の固定システム。
【請求項27】
前記軸方向に延伸するトラック部分は、雄ねじまたはパターン化された係合トラックを備える、請求項26に記載の固定システム。
【請求項28】
前記少なくとも1つの駆動可能な固定クランプアセンブリは、前記第1および第2の外部固定ビーム要素のうちの1つの前記アラインメント溝を介して前記第1および第2の外部固定ビーム要素のうちの1つに回転的に固定される、請求項25に記載の固定システム。
【発明の詳細な説明】
【関連出願の相互参照】
【0001】
本出願は、2018年9月5日に出願された「Adjustable Rail Apparatus for External Fixation Systems」と題された米国仮出願第62/727,116号を完成させ、その利益を主張するものであり、その全体が参照により本明細書に明示的に組み込まれる。
【技術分野】
【0002】
本開示は、一般に、外部骨固定システムおよび関連する方法のためのレールに関する。より具体的には、本開示は、2つ以上のレール部分の間の向きの調節可能性を可能にする外部骨固定システムおよび関連する方法のための調節可能なレールに関する。
【背景技術】
【0003】
外部固定装置は、特定の臨床的ニーズに基づいて骨または組織セグメントを所望の相対位置に配置することにより、骨および組織の状態を処置するために使用されている。外部固定装置の一形態は、片側レールベースまたは単一レールベースの固定装置である。これらの装置は、通常、装置の構造バックボーンとして機能するレールまたはビーム(beam)要素を備え、これらに沿って、骨固定ピンまたはワイヤなどの固定要素を受け入れることができるクランプアセンブリがスライド可能に取り付けられる。いくつかの実施形態では、これらのクランプアセンブリは、レールに静的に係止されるか、またはレールに沿って軸方向に動的に駆動または並進する能力を有する。いくつかの実施形態では、クランプアセンブリを、レールを中心として回転することができ、および/またはレールの軸に対して角度を付けることができる。
【0004】
骨または組織の固定システムとして構成されている場合、一部の外部固定システムには通常、多数のクランプアセンブリが含まれる。最も基本的な構成では、1つの静的クランプアセンブリと1つの駆動可能なクランプアセンブリがビーム要素に結合されている。いくつかの実施形態では、このように構成されたビーム要素およびクランプアセンブリは、例えば、1自由度を有するヒンジから3自由度を有する球形やカルダンジョイントまで、1または複数の自由度を有するジョイント要素を使用することにより、第2のビームおよびクランプアセンブリに接続することができる。しかしながら、ビーム要素自体は通常、直線的かつ静的である(即ち、直線的な形状や経路以外では調節することができない)。したがって、レールに結合された2つ以上のクランプ間での相対的な配置と向きは、レールが直線的であることによって限定される。さらに、特定の解剖学的配置または固定配置に適合するように、クランプアセンブリの部品および/または追加のセグメントまたは延長部をレールに追加または除去することは、面倒であり、かつ/または時間がかかる可能性がある。
【0005】
したがって、レールセグメントに結合されたクランプを介した骨要素(およびそれによって対応する骨または骨セグメント)の最適な固定を容易にするために、2つ以上のレールセグメントと、レールセグメント間の向きを調節するために選択的に調節可能なジョイント部とを備えた外部骨固定レールおよび外部骨固定システムが望ましい。
【発明の概要】
【0006】
一態様では、本開示は、レールに対して異なる位置および/または向きに配置可能な(同じまたは異なる構成の)多数のクランプアセンブリを受け入れて案内する長手方向レールまたはビーム装置を備えた外部固定システムを提供する。レール装置は、隣接するセグメント間を結合して延伸する調節可能なジョイント部を備えた複数のレールセグメントを含んでもよい。レールセグメントは、各クランプアセンブリの駆動係合点として機能するレールセグメントの長さまたは軸に沿って延伸するねじ付き、またはリブ付きトラックなどの軸方向係合機能を含んでもよい。係合機能は、クランプアセンブリをそれぞれのレールセグメントの軸または長さに沿って所定の位置に係止し、それぞれのレールセグメントに沿って選択的に駆動または並進できるように構成される。各レールセグメントはまた、軸方向に延伸するアラインメント溝を含んでもよく、少なくとも1つの駆動可能な固定クランプアセンブリの中央穴は、アラインメント溝内へと延伸する回転防止部材を含み、少なくとも1つの駆動可能な固定クランプアセンブリとビームセグメント/要素とをビームセグメントの軸を中心として回転的に固定する。
【0007】
別の態様では、本開示は、第1および第2の外部固定ビーム要素の相対的な角度および回転の配置を結合し選択的に調節するためのジョイント装置を提供する。本装置は、第1の外部固定ビーム要素およびポスト部分に回転的に固定するように構成されたスリーブ部分と、第1のビーム端ハウジングを第1の外部固定ビーム要素に軸方向に固定するように構成された第1のねじと、第1の外部固定ビーム要素のポスト部分に軸方向および回転的に固定される第1のクランプ部材と、第1のクランプ部材と結合される回転部分およびポスト部分を含み一定の回転範囲内で第1のクランプ部材に対して選択的かつ回転可能に調節される第1の回転端ハウジングと、を含む第1のビーム端ハウジングを備える。本装置は、第2の外部固定ビーム要素およびポスト部分に回転的に固定するように構成されたスリーブ部分と、第2のビーム端ハウジングを第2の外部固定ビーム要素に軸方向に固定するように構成された第2のねじと、第2の外部固定ビーム要素のポスト部分に軸方向および回転的に固定される第2のクランプ部材と、第2のクランプ部材と結合される回転部分およびポスト部分を含み一定の回転範囲内で第2のクランプ部材に対して選択的かつ回転可能に調節される第2の回転端ハウジングと、を含む第2のビーム端ハウジングをさらに備える。第1および第2の回転端ハウジングの回転部分は、回転軸を中心に回転的に結合されている。第1のクランプ部材は、圧縮力を選択的に加えて第1の回転端ハウジングを第1のクランプ部材に選択的かつ回転可能に固定するように構成された圧縮ねじを備え、第2のクランプ部材は、圧縮力を選択的に加えて第2の回転端ハウジングを第2のクランプ部材に選択的かつ回転可能に固定するように構成された圧縮ねじを備える。
【0008】
いくつかの実施形態では、第1のビーム端ハウジング、第1のクランプ部材、および第1の回転端ハウジングは、第1の回転端ハウジングの回転部分から第1のねじまで延伸する通路を形成する開口部を備える。いくつかの実施形態では、第1のビーム端ハウジング、第1のクランプ部材、第1の回転端ハウジング、および第2の回転端ハウジングは、第1および第2の回転端ハウジングが回転軸を中心とした第1の相対的な向きにあるとき、第1の回転端ハウジングの回転部分から第2のねじまで延伸する通路を形成する開口部を備える。いくつかの実施形態では、回転軸は、第1および第2のねじの軸と交差する。いくつかの実施形態では、回転軸は、第1および第2のねじの軸に対して直角方向を向いている。
【0009】
別の態様では、本開示は、第1の軸を画定し、第1の軸方向に延伸するねじ付きトラック部分を含む第1の細長い外部固定要素と、第2の軸を画定し、第2の軸方向に延伸するねじ付きトラック部分を含む第2の細長い外部固定要素と、そして第1および第2の細長い外部固定ビーム要素を結合する本明細書に開示されるジョイント装置とを備える調節可能なレール装置を提供する。
【0010】
いくつかの実施形態では、回転軸は、第1および第2の細長い外部固定要素の軸と交差する。いくつかの実施形態では、回転軸は、第1および第2の細長い外部固定要素の軸に対して直角方向を向いている。
【0011】
別の態様では、本開示は、本明細書に開示される調節可能なレール装置を含む外部骨および/または組織固定システムと、第1および第2の細長い外部固定ビーム要素のうちの1つに結合される少なくとも1つの駆動可能な固定クランプアセンブリとを備える。
【0012】
別の態様では、本開示は、調節可能なレール装置を提供する。調節可能なレール装置は、第1の軸およびアラインメント溝を含む外面を備えた細長い第1の外部固定ビーム要素と、第2の軸を含む細長い外部固定ビーム要素と、アラインメント溝を備えた外面と、第1および第2のビーム要素を結合し、第1および第2のビーム要素の相対的な角度配置および回転配置を選択的に調節するように構成されたジョイント部とを備える。ジョイント部は、第1の外部固定ビーム要素に回転的に固定されるポスト部分およびスリーブ部分を含む第1のビーム端ハウジングと、第1のビーム端ハウジングを第1の外部固定ビーム要素に軸方向に固定する第1のねじと、第1のビーム端ハウジングのポスト部分に軸方向および回転的に固定される第1のクランプ部材と、第1のクランプ部材と結合される回転部分およびポスト部分を含み一定の回転範囲内で第1のクランプ部材に対して選択的に回転可能に調節される第1の回転端ハウジングとを備える。ジョイント部は、第2の外部固定ビーム要素に回転的に固定されるポスト部分およびスリーブ部分を含む第2のビーム端ハウジングと、第2のビーム端ハウジングを第2の外部固定ビーム要素に軸方向に固定する第2のねじと、第2のビーム端ハウジングのポスト部分に軸方向および回転的に固定される第2のクランプ部材と、第2のクランプ部材と結合される回転部分およびポスト部分を含み一定の回転範囲内で第2のクランプ部材に対して選択的に回転可能に調節される第2の回転端ハウジングとを備える。第1および第2の回転端ハウジングの回転部分は、回転的に固定され、第1および第2の外部固定ビーム要素のそれぞれ第1および第2の軸に対して角度が付けられた第3の軸を中心として枢動可能に角度的に結合される。第1のクランプ部材は、第1の回転端ハウジングのポスト部分に選択的に圧縮力を加えて、第1のクランプ部材と第1の回転端ハウジングとを選択的に回転可能かつ軸方向に固定するように構成された第1の圧縮ねじを備える。第2のクランプ部材は、第2の回転端ハウジングのポスト部分に選択的に圧縮力を加えて、第2のクランプ部材と第2の回転端ハウジングとを選択的に回転可能かつ軸方向に固定するように構成された第2の圧縮ねじを備える。
【0013】
いくつかの実施形態では、第1のビーム端ハウジング、第1のクランプ部材、および第1の回転端ハウジングは、第1の回転端ハウジングの回転部分から第1のねじまで延伸する第1の通路を形成する第1の開口部を備える。いくつかの実施形態では、第1のビーム端ハウジング、第1のクランプ部材、第1の回転端ハウジング、および第2の回転端ハウジングは、第1および第2の回転端ハウジングが回転軸を中心とした第1の相対的な向きにあるとき、第1の回転端ハウジングの回転部分から第2のねじまで延伸する第2の通路を形成する第2の開口部を備える。
【0014】
いくつかの実施形態では、第3の軸は、第1の軸および第2の軸と交差する。いくつかの実施形態では、第3の軸は、第1および第2の軸に対して直角方向を向いている。
【0015】
いくつかの実施形態では、第1の外部固定ビーム要素の第1の端部は、第1のビーム端ハウジングのスリーブ部分の開口部内に配置され、ジョイント部は、第1のビーム端ハウジングおよび第1の外部固定ビーム要素に回転的に固定するために、スリーブ部分に結合され、かつスリーブ部分の開口部内で第1の外部固定ビーム要素のアラインメント溝の一部分に沿って延伸する一部分を含む第1のピン部材をさらに備える。いくつかのこのような実施形態では、第1のビーム要素の第1の端部は雌ねじ付き軸方向開口部を含み、第1のビーム端ハウジングはポスト部分を通ってスリーブ部分の開口部まで延伸する軸方向開口部を含み、第1のねじは第1のビーム要素の第1の端部の雌ねじ付き軸方向開口部内に螺合可能に結合される雄ねじシャフト部分を備える。いくつかのこのような実施形態では、第1のねじは、第1のビーム端ハウジングおよび第1の外部固定ビーム要素を軸方向に固定するために、ヘッド部分が開口部を軸方向に通過しないように、第1のビーム端ハウジングの軸方向開口部の一部分よりも大きい断面サイズを画定するヘッド部分をさらに備える。
【0016】
いくつかの実施形態では、第1のクランプ部材は、第1のビーム端ハウジングのポスト部分と螺合可能に結合される第1の端部を含む雌ねじ穴を備え、かつ第1のピン部材の幅に対応する幅から成る第1のスロットを含み、第1のピン部材は、第1のクランプ部材および第1のビーム端ハウジングを回転的かつ軸方向に固定するために、第1のビーム端ハウジングのポスト部分の外側に沿って、かつ第1のクランプ部材のねじ穴の第1のスロット内を軸方向に延伸する一部分をさらに含む。いくつかのこのような実施形態では、第1のクランプ部材の雌ねじ穴は、第1の回転端ハウジングのポスト部分と螺合可能に結合される第2の端部をさらに含み、かつ第1の回転端ハウジングに結合される第2のピン部材の幅より広い幅から成る第1のねじ切りされていない凹部を含み、第2のピン部材は、第1のクランプ部材と第1の回転端ハウジングとの間の限定された範囲の相対的な回転を選択的に可能にするために、第1の回転端ハウジングのポスト部分の外側に沿って、かつ第1のクランプ部材のねじ穴の第1のねじ切りされていない凹部内を軸方向に延伸する一部分を含む。いくつかのこのような実施形態では、第1のクランプ部材は、その外側から第1のクランプ部材の軸方向の全長に沿って雌ねじ穴まで延伸する圧縮スロットと、実質的に圧縮スロットの反対側に整列したクランプ開口部を有する一対の第1のクランプ部分とを備え、ジョイント部は、第1のクランプ部分のクランプ開口部内に延伸し、かつ第1のクランプ部分のクランプ開口部のうち少なくとも1つと螺合可能に結合される第1の圧縮ねじをさらに備え、結果として、第1のクランプねじの軸を中心とした第1の方向での回転により第1のクランプ部分が互いに引き寄せられ、第1のクランプ部材の雌ねじ穴が内側の方に変形するために、第1のクランプ部材は第1の回転端ハウジングのポスト部分に圧縮力を加えて、第1のクランプ部材と第1の回転端ハウジングを選択的に回転可能に固定し、第1のクランプねじの軸を中心とした第1の方向と反対の第2の方向での回転により、第1のクランプ部材の雌ねじ穴が外側の方に変形することが可能になるために、第1のクランプ部材は、第1の回転端ハウジングのポスト部分に圧縮力をほとんど、または全く及ぼさず、第1のクランプ部材と第1の回転端ハウジングとの間の限定された範囲の相対的な回転を選択的に可能にする。いくつかのこのような実施形態では、第1および第2の回転端ハウジングの回転部分は、第3の軸を画定するジョイントピンを介して枢動可能に結合される。いくつかのこのような実施形態では、第1および第2の回転端ハウジングは、ジョイントピンを介して枢動可能に結合される分割フランジヨークおよびシャフト部分を備え、該シャフト部分は分割フランジヨーク内に配置される。
【0017】
いくつかの実施形態では、第1および第2の回転端ハウジングの回転部分は、第3の軸を画定するジョイントピンを介して枢動可能に結合される。いくつかのこのような実施形態では、第1および第2の回転端ハウジングの回転部分は、ジョイントピンを介して枢動可能に結合される分割フランジヨークおよびシャフト部分を備え、該シャフト部分は分割フランジヨーク内に配置される。
【0018】
いくつかの実施形態では、第2の外部固定ビーム要素の第2の端部は、第2のビーム端ハウジングのスリーブ部分の開口部内に配置され、ジョイント部は、第2のビーム端ハウジングおよび第2の外部固定ビーム要素に回転的に固定するために、スリーブ部分に結合される第3のピン部材であって、スリーブ部分の開口部内でかつ第2の外部固定ビーム要素のアラインメント溝の一部分に沿って延伸する一部分を含む第3のピン部材をさらに備える。いくつかのこのような実施形態では、第2のビーム要素の第2の端部は、雌ねじ付き軸方向開口部を含み、第2のビーム端ハウジングは、ポスト部分を貫通してスリーブ部分の開口部まで延伸する軸方向開口部を含み、第2のねじは、第2のビーム要素の第2の端部の雌ねじ付き軸方向開口部内で螺合可能に結合される雄ねじ付きシャフト部分を備える。いくつかのこのような実施形態では、第2のねじは、第2のビーム端ハウジングおよび第2の外部固定ビーム要素を軸方向に固定するために、ヘッド部分が開口部を軸方向に通過しないように、第2のビーム端ハウジングの軸方向開口部の一部分よりも大きい断面サイズを画定するヘッド部分をさらに備える。いくつかのこのような実施形態では、第2のクランプ部材は、第2のビーム端ハウジングのポスト部分と螺合可能に結合される第1の端部を含む雌ねじ穴を備え、かつ第3のピン部材の幅に対応する幅から成る第2のスロットを含み、第3のピン部材は、第2のクランプ部材および第2のビーム端ハウジングを回転的かつ軸方向に固定するために、第2のビーム端ハウジングのポスト部分の外側に沿って、かつ第2のクランプ部材のねじ穴の第1のスロット内で軸方向に延伸する一部分をさらに含む。いくつかのこのような実施形態では、第2のクランプ部材の雌ねじ穴は、第2の回転端ハウジングのポスト部分と螺合可能に結合される第2の端部をさらに備え、かつ第2の回転端ハウジングに結合される第4のピン部材の幅より広い幅を持つ第2のねじ切りされていない凹部を含み、第4のピン部材は、第2のクランプ部材と第2の回転端ハウジングとの間で限定された範囲の相対的な回転を選択的に可能にするために、第2の回転端ハウジングのポスト部分の外側に沿って、かつ第2のクランプ部材のねじ穴の第2のねじ切りされていない凹部内で軸方向に延伸する一部分を含む。いくつかのこのような実施形態では、第2のクランプ部材は、その外側から第2のクランプ部材の軸方向の全長に沿って雌ねじ穴まで延伸する圧縮スロットと、実質的に圧縮スロットの反対側に整列したクランプ開口部を有する一対の第2のクランプ部分とを備え、ジョイント部は、第2のクランプ部分のクランプ開口部内に延伸し、第2のクランプ部分のクランプ開口部のうち少なくとも1つと螺合可能に結合される第2の圧縮ねじをさらに備え、結果として、第2のクランプねじの軸を中心とした第1の方向での回転により第2のクランプ部分が互いに引き寄せられ、第2のクランプ部材の雌ねじ穴が内側の方に変形するために、第2のクランプ部材は、第2の回転端ハウジングのポスト部分に圧縮力を加えて、第2のクランプ部材と第2の回転端ハウジングを選択的に回転可能に固定し、第2のクランプねじの軸を中心とした第1の方向と反対の第2の方向での回転により、第2のクランプ部材の雌ねじ穴が外側の方に変形することが可能になるため、第2のクランプ部材は、第2の回転端ハウジングのポスト部分に圧縮力をほとんど、または全く及ぼさず、第2のクランプ部材と第2の回転端ハウジングとの間の限定された範囲の相対的な回転を選択的に可能にする。いくつかのこのような実施形態では、第1のクランプ部材は、第1のビーム端ハウジングのポスト部分と螺合可能に結合される第1の端部を含む雌ねじ穴を備え、かつ第1のピン部材の幅に対応する幅から成る第1のスロットを含み、第1のピン部材は、第1のクランプ部材および第1のビーム端ハウジングを回転的かつ軸方向に固定するために、第1のビーム端ハウジングのポスト部分の外側に沿って、かつ第1のクランプ部材のねじ穴の第1のスロット内を軸方向に延伸する一部分をさらに含む。いくつかのこのような実施形態では、第1のクランプ部材の雌ねじ穴は、第1の回転端ハウジングのポスト部分と螺合可能に結合される第2の端部をさらに含み、かつ第1の回転端ハウジングに結合される第2のピン部材の幅より広い幅から成る第1のねじ切りされていない凹部を含み、第2のピン部材は、第1のクランプ部材と第1の回転端ハウジングとの間の限定された範囲の相対的な回転を選択的に可能にするために、第1の回転端ハウジングのポスト部分の外側に沿って、かつ第1のクランプ部材のねじ穴の第1のねじ切りされていない凹部内を軸方向に延伸する一部分を含む。いくつかのこのような実施形態では、第1のクランプ部材は、その外側から第1のクランプ部材の軸方向の全長に沿って雌ねじ穴まで延伸する圧縮スロットと、実質的に圧縮スロットの反対側に整列したクランプ開口部を有する一対の第1のクランプ部分とを備え、ジョイント部は、第1のクランプ部分のクランプ開口部内に延伸し、かつ第1のクランプ部分のクランプ開口部のうち少なくとも1つと螺合可能に結合される第1の圧縮ねじをさらに備え、結果として、第1のクランプねじの軸を中心とした第1の方向での回転により第1のクランプ部分が互いに引き寄せられ、第1のクランプ部材の雌ねじ穴が内側の方に変形するために、第1のクランプ部材は第1の回転端ハウジングのポスト部分に圧縮力を加えて、第1のクランプ部材と第1の回転端ハウジングを選択的に回転可能に固定し、第1のクランプねじの軸を中心とした第1の方向と反対の第2の方向での回転により、第1のクランプ部材の雌ねじ穴が外側の方に変形することが可能になるために、第1のクランプ部材は、第1の回転端ハウジングのポスト部分に圧縮力をほとんど、または全く及ぼさず、第1のクランプ部材と第1の回転端ハウジングとの間の限定された範囲の相対的な回転を選択的に可能にする。
【0019】
別の態様では、本開示は、外部骨および/または組織固定システムを提供する。固定システムは、上記のような調節可能なレール装置と、第1および第2の外部固定ビーム要素のうちの1つに結合される少なくとも1つの駆動可能な固定クランプアセンブリとを備える。
【0020】
いくつかの実施形態では、少なくとも1つの駆動可能な固定クランプアセンブリは、その外面の軸方向に延伸するトラック部分を介して、第1および第2の外部固定ビーム要素のうちの1つに沿って軸方向に並進するように構成される。いくつかのこのような実施形態では、軸方向に延伸するトラック部分は、雄ねじ付き係合トラックまたはパターン化された係合トラックを含む。いくつかの実施形態では、少なくとも1つの駆動可能な固定クランプアセンブリは、そのアラインメント溝を介して、第1および第2の外部固定ビーム要素のうちの1つに回転的に固定される。
【0021】
本開示のこれらおよび他の目的、特徴および利点は、添付の図面と併用して解釈される本開示の様々な態様に関する以下の詳細な説明から明らかになるであろう。
【0022】
本明細書に記載の調節可能なレール、外部骨および/または組織固定システム、ならびに関連する固定方法を説明する目的で、例示的な実施形態が提供される。これらの例示的な実施形態は、開示されている調節可能なレール、外部骨および/または組織固定システム、ならびに関連する固定方法の正確な構成、配置、および動作に関して決して限定するものではなく、他の同様の実施形態が想定される。
【図面の簡単な説明】
【0023】
図1】本開示による外部固定システムの例示的なビーム要素の斜視図を示す。
図2】本開示による図1の例示的なビーム要素の端面図を示す。
図3】本開示による図1の例示的なビーム要素の側面図を示す。
図4】本開示による図1の例示的なビーム要素の断面側面図を示す。
図5】本開示による図4に示されるような図1の例示的なビーム要素の一部分の拡大断面図を示す。
図6】本開示による線形配置で例示的な調節可能なヒンジを介して結合された図1~5の例示的なビーム要素の対を含む外部固定システム用の調節可能なレール装置の立面斜視図を示す。
図7】本開示による線形配置の図6の例示的な調節可能なレール装置の側面図を示す。
図8】本開示による非線形配置における図6の例示的な調節可能なレール装置の立面斜視図を示す。
図9】本開示による非線形配置における図6の例示的な調節可能なレール装置の底面斜視図を示す。
図10】本開示による線形配置における図6の例示的な調節可能なレール装置の別の側面図を示す。
図11】本開示による線形配置における図6の例示的な調節可能なレール装置の上面図を示す。
図12】本開示による線形配置における図6の例示的な調節可能なレール装置の側面断面図を示す。
図13】本開示による非線形配置における図6の調節可能なレール装置の例示的な調節可能なヒンジの立面斜視図を示す。
図14】本開示による線形配置における図13の例示的な調節可能なヒンジの上面図を示す。
図15】本開示による線形配置における図13の例示的な調節可能なヒンジの端面図を示す。
図16】本開示による例示的な調節可能なヒンジを含む、図6の例示的な調節可能なレール装置の一部分の分解側面図を示す。
図17】本開示による、例示的な調節可能なヒンジを含む、図6の例示的な調節可能なレール装置の一部分の分解立面斜視図を示す。
図18】本開示による、図6の例示的な調節可能なレール装置の例示的な調節可能なヒンジの一部分の分解立面斜視図を示す。
図19】本開示による、図6の例示的な調節可能なレール装置の例示的な調節可能なヒンジの別の部分の分解立面斜視図を示す。
図20】本開示による、図6の例示的な調節可能なレール装置の例示的な調節可能なヒンジの一部分の分解側面図を示す。
図21】本開示による、図20の例示的な調節可能なレール装置の例示的な調節可能なヒンジの部分の分解斜視図を示す。
図22】本開示による、図20の例示的な調節可能なレール装置の例示的な調節可能なヒンジの部分の分解立面斜視図を示す。
図23】本開示による非線形配置における図6の例示的な調節可能なレール装置の斜視図を示す。
図24】本開示による非線形配置における例示的なヒンジを含む、図6の例示的な調節可能なレール装置の一部分の立面斜視図を示す。
図25】本開示による非線形配置における例示的なヒンジを含む、図6の例示的な調節可能なレール装置の一部分の上面図を示す。
図26】本開示による非線形配置における例示的なヒンジを含む、図6の例示的な調節可能なレール装置の別の部分の上面図を示す。
【詳細な説明】
【0024】
本開示の様々な実施形態の要素を導入する場合、冠詞「a」、「an」、「the」、および「前記(said)」は、1つまたは複数の要素が存在することを意味することを目的としている。「備える(comprising)」、「含む(including)」、および「有する(having)」という用語は、包括的であることを意図しており、リストされた要素以外の追加の要素が存在する可能性があることを意味する。パラメータの任意の例は、開示された実施形態の他のパラメータを排除するものではない。任意の特定の実施形態に関して本明細書に記載、図示、または他の方法で開示される構成要素、態様、特徴、構成、配置、使用などは、本明細書に開示される任意の他の実施形態に同様に適用されてもよい。
【0025】
本開示は、図6図26に示すように、外部骨または組織固定システムおよび関連する固定方法100を提供する。固定システムおよび方法100は、レール装置130のレールセグメント132A、132B…132Nに沿ってそれぞれ並進可能または駆動可能である1つまたは複数の、独立して駆動可能なクランプアセンブリ(図示せず)(少なくとも3DOFを提供し得る)を含む。いくつかの他の実施形態(図示せず)では、固定システムおよび方法100は、レールセグメント132A、132B…132Nのうちの1つの自由端に配置される少なくとも1つの固定回転可能端部クランプアセンブリ(少なくとも2DOFを提供し得る)を含んでもよい。図6図26の固定システムおよび方法100は、手または足の骨などの比較的小さな骨で使用するように構成されるか、または特に有利であることもある。例えば、図6図26の固定システムおよび方法100は、2つ以上の小さな骨または1つまたは複数の比較的小さな骨の骨セグメント、例えば、手または足の1つまたは複数の骨または骨セグメントを互いに対して固定するように構成されるか、または特に有利であることもある。いくつかの実施形態では、図6図26に示すように、固定システムおよび関連する固定方法100は、1つまたは複数の骨の骨折または変形、例えば、手または足の1つまたは複数の比較的小さな骨の骨折または変形を修復するように構成されるか、または特に有利であることもある。しかしながら、固定システムおよび関連する固定方法100はまた、2つ以上の比較的長い骨または1つまたは複数の比較的長い骨の骨セグメント、例えば、腕または脚のそのような1つまたは複数の骨または骨セグメントを互いに対して固定するように構成されるか、または特に有利であることもある。
【0026】
それにより、本出願は、2つ以上の骨または骨セグメントの互いに対する相対的な動きを提供する外部骨固定システムを提供する。本システムは、(少なくとも1つの非移動クランプアセンブリ120の取付けを可能にすることによって)レール要素130の軸方向の長さに沿って配置される可動かつ駆動可能なクランプアセンブリを含んでもよく、レール要素130間の相対的な向きは、例えば、図1図12に示すように、限定ではないが、レール要素130の軸間の角度の調節および/またはこれらの軸を中心としたレール要素130の向きの調節を行うジョイント部など、ジョイント機構127を使用することにより、互いに対して調節可能または可動であり得る。
【0027】
図1図12に示すように、(少なくとも1つの駆動可能なクランプアセンブリおよび/または少なくとも1つの固定クランプアセンブリが結合されることができる)ビームセグメントまたはビーム要素130は、それぞれが第1の方向に沿った軸または直線長さを画定する軸方向に延伸するか、または軸方向に細長いビーム130を備えてもよい。例えば、ビーム要素130の軸または軸方向の長さに沿って離間してビーム要素130の外部に並進可能に結合される複数の駆動可能クランプアセンブリ110など、少なくとも1つの駆動可能クランプアセンブリは、各ビーム要素130の外部に並進可能または駆動可能に結合してもよい。例えば、少なくとも一対のビーム要素130を含む例示的な固定システムおよび方法を、ビーム要素130の主軸(したがってそれに結合されるクランプアセンブリ)が整列した(例えば、同一直線上にある、および/またはその軸を中心に共通の方向を向いている)状態にある、第1の構成に配置してもよい。このような第1の構成から、ビーム要素130間のジョイント部を調節して、ビーム要素130の対を、結果として、ビーム要素130の主軸(したがってそれに結合されるクランプアセンブリ)が互いにオフセットされた(例えば、軸は互いに対して角度が付けられている、および/またはそれらの軸を中心に異なる方向を向いている)状態にある、第2の構成に再配置してもよい。
【0028】
上記のように、いくつかの実施形態では、少なくとも1つの駆動可能なクランプアセンブリはビーム要素130の上を通過してもよい。別の言い方をすれば、いくつかの実施形態では、ビーム要素130は、少なくとも1つの駆動可能なクランプアセンブリを通って延伸していてもよく、少なくとも1つの駆動可能なクランプアセンブリは、少なくともそれぞれのビーム要素130の外面に沿ってまたはその上を並進するように構成されていてもよい。
【0029】
図1図12に示すように、ビーム要素130は、少なくともほぼ円筒形であってもよく、軸を中心にして、かつ実質的に対向する自由端の間を延伸する外面(例えば、対向する基部または自由端を有するほぼ円筒形の外面)を画定してもよい。ビーム要素130の少なくとも一端は、図1図12に示すように、端面からビーム要素130内へと少なくとも実質的に軸方向に延伸する開口部または孔132を含んでもよい。軸方向に延伸する開口部132は、ビーム要素130の軸方向の長さに沿って、少なくとも部分的にビーム要素130の内側または中間部分内へと(軸方向に沿って)延伸していてもよい。ビーム要素130の少なくとも1つの端部開口部132は、少なくとも1つの端部開口部132がねじ孔132を含むように雌ねじを含んでいてもよい。したがって、図1図12に示すように、少なくとも1つの端部開口部132を、端部クランプアセンブリのボルト部分の雄ねじと螺合可能に結合するか嵌合するように構成してもよい。したがって、同様に、少なくとも1つの端部開口部132を、別のビーム要素130の雄ねじまたはヒンジまたは接続機構(例えば、二重ねじヒンジまたは接続機構)と螺合可能に結合するかまたは嵌合して、一対のビーム要素130の端部を取り外し可能に結合するように構成することができる。したがって、ビーム装置125を、追加のビーム要素を用いて、効果的に軸方向に長くすることができる。他の実施形態では、ビーム要素130および/またはビーム要素130の少なくとも1つの端部開口部132は、ねじが切られていなくてもよく、または回転可能な端部クランプアセンブリ120および/または追加のビーム要素と嵌合するための雌ねじ以外に別の構成もしくは機構を含んでもよい。
【0030】
図1図12に示すように、ビーム要素130の外面は、ほぼ円筒形であってもよく、雄ねじ付きのまたはパターン化された係合トラック131およびアラインメント溝またはスロット133を含んでもよい。雄ねじ付きのまたはパターン化された係合トラック131および/またはアラインメント溝133は、ビーム要素130の全長にわたって、または部分的にビーム要素130の長さに沿って、ビーム要素130の外面の軸方向の長さに沿って延伸してもよい。図1図12に示すように、係合トラック131は、ビーム要素130内に窪んでいても、または凹んでいてもよい。このようにして、トラック131は、ビーム要素130内へと、またはその中で半径方向に延伸する溝を形成してもよい。係合トラック131は、ビーム要素130の外面の一部分を形成してもよい。いくつかの実施形態では、図4図8に示すように、係合トラック131は、半径によって画定される溝であってもよい。図4図8に示すように、トラック131は、トラック131の軸方向の長さに沿って延伸する雄ねじ(または視点に応じて雌ねじ)または他の表面的特徴を含んでもよい。係合トラック131のねじ山は、駆動可能クランプアセンブリの駆動部材のねじ山と嵌合して、駆動可能クランプアセンブリが駆動部材を介してビーム要素130の長さに沿って軸方向に並進または駆動することを可能にしてもよい。したがって、係合トラック131のねじ山のピッチと駆動可能なクランプアセンブリの駆動部材のねじ山のピッチは、互換性のあるピッチおよび/または他の構成を有してもよい。いくつかの実施形態では、係合トラック131は、ビーム要素130内へと延伸する半球形のねじ溝であってもよい。このような放射状または半球状の溝付きねじ係合トラック131は、比較的に容易に機械加工できることに注意すべきである。例えば、半球状の溝付きねじ係合トラック131は、例えば標準60スレッドまたは台形ねじなどとは対照的に、比較的長い部分的な穴のねじ切りに伴う困難を軽減するボールエンドミルを用いて機械加工してもよい。しかしながら、係合トラック131は、クラムアセンブリがビーム要素130に係止または固定すること、および/またはビーム要素130に沿って軸方向に駆動することを可能にする任意のねじ設計および/または他の表面的特徴を含んでもよい。
【0031】
図1図12にも示されているように、アラインメント溝133は、係合トラック131と同様にビーム要素130内に窪んでいても、または凹んでいてもよい。このようにして、アラインメント溝133は、ビーム要素130内へと、またはその中で半径方向に延伸する溝を形成してもよい。アラインメント溝133は、ビーム要素130の外面の一部分を形成してもよい。いくつかの実施形態では、図1図12に示すように、アラインメント溝133は、半球状の溝などの半径によって画定されてもよい。他の実施形態では、アラインメント溝133は、任意の他の形状または構成であってもよい。アラインメント溝133は、駆動可能クランプアセンブリのアラインメント部材(ピンまたはボールベアリングなど)と結合して、駆動可能クランプアセンブリ110が、以下でさらに説明するように、ビーム要素130の軸を中心にして特定の向きで整列または配置されると同時に、(駆動部材および係合トラック131を介して)ビーム要素130の長さに沿って軸方向に並進または駆動されるようにしてもよい。したがって、アラインメント溝133は、以下でさらに説明するように、駆動可能クランプアセンブリのビーム要素130を中心とした回転を防止する役割を果たす、直線的で部分的に円筒形の溝として機能してもよい。アラインメント溝133および駆動可能クランプアセンブリは、駆動可能クランプアセンブリとビーム要素130との間で特定の相対的な向きでのみアラインメント部材を介して嵌合してもよく、駆動可能クランプアセンブリが、このような向きからビーム要素130を中心として回転しないようにしてもよい(が、駆動可能クランプアセンブリが、その駆動部材を介して軸方向に駆動されると、アラインメント溝133に沿って軸方向に並進またはスライドすることが可能になる
【0032】
いくつかの実施形態では、ビーム要素130は、図1図12に示すように、アラインメント溝133とビーム要素130の係合トラック131部分との間に延伸する中間外面部分134を含んでもよい。いくつかの実施形態では、ビーム要素130のアラインメント溝133および係合トラック131部分は、ビーム要素130の軸を中心として実質的に互いに対向しており、それにより、2つの実質的に同様の中間外面部分134がそれらの間に延伸してもよい。他の実施形態では、ビーム要素130のアラインメント溝133および係合トラック131部分が、ビーム要素130の軸を中心としてオフセットされていてもよい。図1図12に示すように、中間外面部分134は、実質的に滑らかな表面(例えば、ねじ切りされていない表面)であってもよく、湾曲していても弧状であってもよい。いくつかの実施形態では、中間外面部分134は、ビーム要素130の軸を中心として(例えば、単一の半径によって画定される凸面)および/またはビーム要素130の軸方向の長さに沿って延伸する円筒状の表面部分であってもよい。
【0033】
図8および図9に示すように、図3および図4の調節可能なビーム装置125のビーム要素130の非線形/角度付きかつ回転した第2の構成と比較すると、図6および図7に示すような調節可能なビーム装置125のビーム要素130の線形かつ整列した第1の構成に示すように、ヒンジ機構127により、ユーザが、ビーム要素130の軸の互いに対する角度を、および/または、ビーム要素130の軸を中心とした(互いに対する)相対的な向きを調節または構成することが可能になる。
【0034】
図6図26に示すように、ヒンジ機構127は、ビーム要素130の端部132に軸方向に固定または結合しているビーム端ハウジング152を含んでもよい。例えば、ビーム端ハウジング152は、図4図5図12図22図25および図26に示すように、貫通開口部を含んでいてもよく、該貫通開口部は、キャップねじ154のねじ付きポスト部分がそこを通って延伸し、それぞれのビーム要素130の端部へと延伸するねじ付き内部開口部132と螺合可能に結合できるように構成されている。ビーム端ハウジング152の貫通開口部はまた、キャップねじ154のヘッド部分がそこを通って(軸方向に)移動/並進しないように構成されていてもよい。キャップねじ154のヘッド部分はまた、キャップねじ154を係合させ、(その軸を中心に)回転またはトルクをかけて、ビーム端ハウジング152の開口部を貫通/通過して延伸するねじ付きポスト部分をそれぞれのビーム要素130の内部開口部132にねじ込むことができる、回転窪み(depression)、開口部、突起部またはその他の特徴を含んでいてもよい。
【0035】
図6図26に示されるように、ヒンジ機構127は、キャップねじ154がビーム端ハウジング152内に捕捉または収容されるように構成または提供されてもよく、その回転機能は、図23図26に示すように、ヒンジ機構127の少なくとも1つの相対的な構成または配置において、アクセス開口部199A、199Bを介して(例えば、1つまたは複数の貫通開口部を介してキャップねじ154の回転軸に沿って)利用可能であるので、以下でさらに説明するように、ヒンジ機構127を、一対のビーム要素130の端部132の間に/に結合してもよい。このようにして、ヒンジ機構127は、最初に別個に/個別に提供されてもよく、またはビーム要素130の対から分離されていてもよく、続いて、キャップねじ154を(回転によって)ビーム要素130の内部開口部132に螺合することによって結合してもよい。
【0036】
図6図26に示すように、ビーム端ハウジング152は、ビーム要素130の端部132の外面の周りに少なくとも部分的に延伸するスリーブ部分156を含んでもよい(例えば、調節ヒンジ127が、キャップねじ154を介してビーム要素130に結合されている場合)。図12図13および図16図22に示されるように、ビーム端ハウジング152のスリーブ部分156は、(例えば、調節ヒンジ127がキャップねじ154を介してビーム要素130に結合されている場合)ビーム要素130の溝133内で係合してビーム端ハウジング152とビーム要素130を一緒に回転的に係止する(即ち、ビーム端ハウジング152がそれぞれのビーム要素130の軸を中心にして回転しないようにする)突起部またはピン158を含んでいてもよい。図12図13および図16図22に示すように、1つの例示的な実施形態では、突起部158は、ビーム端ハウジング152のスリーブ部分156の内面内にある開口部またはスロットの中に配置または捕捉され、かつそこから延伸するピンまたは同様の部材を備えてもよい。
【0037】
ビーム端ハウジング152のスリーブ部分156および突起部158を、キャップねじ154の回転を介してビーム要素130の端部132の方へ軸方向に並進するように構成してもよく(即ち、ビーム要素130の端部132の雌ねじ付き軸方向開口部と螺合可能に結合されている)、その結果、ビーム要素130の端部132がスリーブ部分156内に受け入れられ/配置され、突起部158がビーム要素130の凹部133内に着座する。これにより、ビーム端ハウジング152を、それぞれのビーム要素130に対して軸方向におよび回転的に固定することができる。
【0038】
図6図26に示すように、調節ヒンジ127はまた、一対の分割クランプカラー(clamp collar)160を含んでもよい。図12および図16図22に示すように、それぞれのビーム端ハウジング152、それぞれの回転端ハウジング180A、180B、およびそれぞれのビーム要素130と各クランプカラー160を(それぞれのキャップねじ154を介して)軸方向に固定するために、各分割クランプカラー160は、それぞれのビーム端ハウジング152の雄ねじ付きポスト部分164およびそれぞれの回転端ハウジング180A、180Bの雄ねじ付きポスト部分182と螺合可能に嵌合するように構成された雌ねじ付き軸方向内部穴162を含む。図12および図16図22に示すように、ビーム端ハウジング152のねじ付きポスト部分164は、ビーム端ハウジング152の一方の軸方向端部に提供/配置され、そのスリーブ部分156は、ビーム端ハウジング152の他方の軸方向端部に提供/配置される。
【0039】
各クランプカラー160のねじ付き内部穴162の遠位軸側は、図12図17図19図21および図22に示すように、(それぞれのビーム端ハウジング152の雄ねじ付きポスト部分164が、ねじ付き内部穴162の遠位軸側と螺合可能に結合されている場合)、それぞれのビーム端ハウジング152に取り付けられた/付随する突起部またはピン158と嵌合する凹部またはねじ切りされていない部分166を含んでもよい。例えば、各ビーム端ハウジング152は、図12図17図19図21および図22に示すように、スリーブ部分156の内側/内部およびポスト部分164の外側/外部に部分的に延伸する突起部またはピン158を収容する開口部および/またはスロットを備えて構成されてもよい。クランプカラー160のねじ付き内部穴162の凹部またはねじ切りしていない部分166、およびビーム端ハウジング152のねじ付きポスト部分164の外側に取り付けられた/付随する突起部またはピン158の部分は、図12図17図19図21および図22に示すように、突起部158が凹部166内に着座するとクランプカラー160およびビーム端ハウジング152が(ビーム要素130の軸を中心として)回転的に固定されるように構成される。例えば、クランプカラー160のねじ付き内部穴162の凹部またはねじ切りしていない部分166の幅は、ビーム端ハウジング152のねじ付きポスト部分164の外側に取り付けられた/付随する突起部またはピン158の幅と一致するか、または実質的に一致してもよい。
【0040】
同様に、(それぞれの回転端ハウジング180A、180Bの雄ねじ付きポスト部分182が、ねじ付き内部穴162の近位軸側と螺合可能に結合される場合)、図12図16図19図21および図22に示すように、各クランプカラー160のねじ付き内部穴162の近位軸側は、それぞれの回転端ハウジング180A、180Bのねじ付きポスト部分182に取り付けられた/付随する突起部またはピン196と嵌合する凹部またはねじ切りされていない部分168を含んでもよい。例えば、各回転端ハウジング180A、180Bのねじ付きポスト部分182は、図12図16図19図21および図22に示すように、ポスト部分182の外側/外部側に部分的に延伸する突起部またはピン196を収容する開口部および/またはスロットを備えて構成されてもよい。クランプカラー160のねじ付き内部穴162の凹部またはねじ切りしていない部分168、および回転端ハウジング180A、180Bのねじ付きポスト部分182の外側に取り付けられた/付随する突起部またはピン196の部分は、図12図16図19図21および図22に示すように、突起部またはピン196が凹部またはねじ切りしていない部分168内に着座したときに、クランプカラー160の内部穴162内での(したがって、ビーム要素130の軸を中心とした)それぞれの回転端ハウジング180A、180Bの限定された相対的な回転のみが提供されるように構成されている。例えば、クランプカラー160のねじ付き内部穴162の凹部またはねじ切りしていない部分168の幅は、図17図18図21および図22に示すように、それぞれの回転端ハウジング180A、180Bのねじ付きポスト部分182の外側に取り付けられた/付随する突起部またはピン196の幅よりも実質的に大きいか、または長くてもよい。このようにして、それぞれの回転端ハウジング180A、180Bに対する付随ビーム要素130の相対的な回転配置または向き(したがって、以下でさらに説明するように、枢軸または回転点または軸)を、それぞれのクランプ部材160、ビーム端ハウジング152、およびビーム要素130の(例えば、これらの軸を中心とする)相対的な回転を介して凹部168用に/によって提供される範囲内で調節または選択することができる。
【0041】
ビーム要素130およびそれぞれの回転端ハウジング180A、180Bの、例えば、一般にはジョイント部127および/またはそれぞれのクランプカラー160に対する特定の相対的な回転配置または向き(例えば、以下でさらに説明するように、ジョイント部127の枢軸または回転点または軸)が選択または達成されると、特定の回転配置を選択的に係止するためにそれぞれの分割クランプカラー160を利用することができる。図6図26に示すように、分割クランプカラー160は、クランプカラー160の外部からその軸方向の長さの全長に沿って中央穴162まで通過するギャップまたは分割部によって分離されるクランプ部分170を含む。図6図26に示すように、クランプ部分170は、クランプ部分170間のギャップを横切って延伸する軸を有する、実質的に整列した貫通開口部を含んでもよい。図6図26に示すように、クランプ部分170の貫通開口部の少なくとも1つはねじ切りされてもよく、貫通開口部は、クランプまたは圧縮ねじ172と嵌合するように構成されてもよい。クランプカラー160およびクランプねじ172は、クランプねじ172が回転するか、またはクランプ部分170の開口部の中へと/を貫通してクランプカラー160のギャップを横切って軸方向に前進すると、クランプ部分170が一緒に引き寄せられて中央穴162は圧縮される(即ち、その中央穴162の直径または幅がより小さくなる)ように構成してもよく、結果として、クランプカラー160が、それぞれの回転端ハウジング180A、180Bの付随ねじ付きポスト部分164に圧縮力を加えて、それぞれの回転端ハウジング180A、180Bの付随ねじ付きポスト部分164およびそれぞれのクランプカラー160を(例えば、付随ビーム要素130の軸を中心にして)回転的に固定してもよい。
【0042】
このようにして、それぞれの回転端ハウジング180A、180Bに対するそれぞれのビーム要素130の相対的な回転配置または向き(したがって、以下でさらに説明するように、ジョイント部127の枢軸または回転点または軸)を、上記のように、クランプカラー160がそれぞれのビーム端ハウジング152およびそれに付随するビーム要素130に回転的に固定されるので、クランプカラー160を介してそれぞれの回転端ハウジング180A、180Bのねじ付きポスト部分164に加えられるクランプ力または圧縮力を介して選択的に固定することができる。逆に、それぞれの回転端ハウジング180A、180Bに対するそれぞれのビーム要素130の相対的な回転配置または向き(したがって、以下でさらに説明するように、ジョイント部127の枢軸または回転点または軸)は、クランプカラー160を介して(クランプねじ172の回転を介して)それぞれの回転端ハウジング180A、180Bのねじ付きポスト部分164に加えられるクランプ力または圧縮力を低減(または排除)すること、およびそれぞれの回転端ハウジング180A、180Bに対するその軸(したがって、以下でさらに説明するように、ジョイント部127の枢軸または回転点または軸)を中心として、それぞれのビーム要素130(および付随クランプカラー160およびそれに回転的に固定されるビーム端ハウジング152)を回転させること、によって選択的に提供または調節することができる。
【0043】
いくつかの実施形態では、分割クランプカラー160は、クランプねじ172の回転によって変形されてもよく、その結果、クランプ部分170は、互いに近づくように移動し(即ち、ギャップが減少し)、したがって、中央穴162の直径または他のサイズが減少して、それぞれのビーム端ハウジング152のねじ付きポスト部分164およびそれぞれの回転端ハウジング180A、180Bのねじ付きポスト部分164に圧縮力が加えられる(構成要素が回転的に固定される)。
【0044】
図12図14および図16図22に示すように、回転端ハウジング180A、180Bはそれぞれ、その整列した開口部188を貫通して延伸する少なくとも1つのジョイントピン192を介して回転的にまたは枢動可能に結合または嵌合されるジョイント部分または回転部分186を含む。図12図14および図16図22に示すように、回転端ハウジング180A、180Bの回転部分186および少なくとも1つのジョイントピン192は、U字ジョイントを形成することができ、その結果、第2の回転端ハウジング180Bは「U」字ヨークまたは分割フランジヨークを備え、第1の回転端ハウジング180Aは回転端ハウジング180B内で係合して回転するシャフト部分を形成する(または逆も同様である)。少なくとも1つのジョイントピン192(例えば、少なくとも1つの段付きピン)は、第2の回転端ハウジング180Bの回転部分186の開口部188を貫通して延伸し、そして第1の回転端ハウジング180Aの回転部分186の開口部188を少なくとも部分的に通って延伸してもよい。少なくとも1つのピン192により、第1および第2の回転端ハウジング180A、180Bの回転部分186を一緒に回転的に固定してもよいが、ビーム要素130の軸に対して角度の付いた軸に沿って、その間での枢動または角度的な回転が可能になる。例えば、少なくとも1つのジョイントピン192は、第1および第2の回転端ハウジング180A、180Bの回転部分186を、付随ビーム要素130の軸に沿って一緒に(したがって、付随ビーム要素130を一緒に)固定することができるが、図8および図9と比較した図6および図7のジョイント部127の配置によって示されるように、少なくとも1つのジョイントピン192の軸を中心としたこれらの間(およびそれによって付随ビーム要素130の間)での角運動/枢動を可能にする。
【0045】
したがって、少なくとも1つのジョイントピン192によって提供される、第1および第2の回転端ハウジング180A、180Bの回転部分186、したがって付随ビーム要素130の間の角運動または回転の軸(即ち、少なくとも1つのジョイントピン192の軸)は、付随ビーム要素130の軸に対して角度が付けられる。いくつかの実施形態では、第1および第2の回転端ハウジング180A、180Bの間(したがって、付随ビーム要素130の間)の角運動または回転の軸(即ち、少なくとも1つのジョイントピン192の軸)は、付随ビーム要素130の軸と交差する。いくつかの実施形態では、第1および第2の回転端ハウジング180A、180Bの間(したがって、付随ビーム要素130の間)の角運動または回転の軸(即ち、少なくとも1つのジョイントピン192の軸)は、付随ビーム要素130の軸に対して垂直、即ち直角方向を向いている。
【0046】
図6図26にも示すように、第1の回転端ハウジング180Aは、回転部分186からそれを通って延伸する第1および第2の結合開口部199A、199Bを含んでもよい。第1の回転端ハウジング180Aの第1の結合開口部199Aは、付随ビーム端ハウジング152内で捕捉された結合キャップねじ154の軸と少なくとも部分的に整列してもよい。同様に、付随ビーム端ハウジング152はまた、第1の回転端ハウジング180Aの第1の結合開口部199Aおよびその中で捕捉された結合キャップねじ154の軸と少なくとも部分的に整列する第1の結合開口部199Aを含んでもよい。このようにして、図23図25に示されるように、第1の回転端ハウジング180Aの回転部分186における第1の結合開口部199Aが露出またはアクセス可能になるように、ヒンジ機構127が構成/配置(例えば、ビーム要素130の角度方向が構成/配置)されると、工具を第1の結合開口部199Aを介して、結合キャップねじ154と係合するように挿入して、それにトルクを加え、最終的に、キャップねじ154(およびそれによって、全体として、第1の回転端ハウジング180Aおよびヒンジ機構127)を第1のビーム要素130の端部開口部132と螺合可能に結合または分離することができる。
【0047】
同様に、第1の回転端ハウジング180Aの第2の結合開口部199Bは、第1および第2の回転端ハウジング180A、180Bの回転軸を中心とした特定の配置または回転配置(それにより、図23図24、および図26に示されるように、ビーム要素130の特定の角度方向において、第2の回転端ハウジング180Bに付随するビーム端ハウジング152内で捕捉された結合キャップねじ154の軸と少なくとも部分的に整列してもよい。第2の回転端ハウジング180Bおよび付随ビーム端ハウジング152はまた、第2の結合開口部199Bを含んでもよく、該開口部は、図23図24および図26に示すように、特定の配置にあるとき、この中に捕捉された結合キャップねじ154の軸および第1の回転端ハウジング180Aの第2の結合開口部199Aと少なくとも部分的に整列する。このようにして、ヒンジ機構127が、図23図24および図26に示されるように、第1の回転端ハウジング180Aの回転部分186において第2の結合開口部199Bが第2の回転端ハウジング180Aに付随する結合キャップねじ154と少なくとも部分的に整列するように構成/配置(例えば、ビーム要素130の角度方向が構成/配置)されると、工具が、第1および第2の回転端ハウジング180A、180Bおよび付随ビーム端ハウジング152の第2の結合開口部199Bを通して挿入され、結合キャップねじ154と係合して、それにトルクを加え、最終的に、キャップねじ154(それにより、全体として、第2の回転端ハウジング180Bおよびヒンジ機構127)を第2のビーム要素130の端部開口部132と螺合可能に結合または分離することができる。
【0048】
上記の説明は、例示的なものであり、限定的なものではないことを理解されたい。本明細書では、添付の特許請求の範囲およびその均等物によって定義される本開示の一般的な趣旨および範囲から逸脱することなく、多数の変更および修正を当業者が行うことができる。例えば、上記の実施形態(および/またはその態様)を、互いに組み合わせて使用してもよい。さらに、それらの範囲から逸脱することなく、特定の状況または材料を様々な実施形態の教示に適合させるために、多くの修正を行ってもよい。本明細書で説明する材料の寸法およびタイプは、様々な実施形態のパラメータを定義することを意図しているが、それらは決して限定するものではなく、単なる例示である。上記の説明を検討すると、当業者には他の多くの実施形態が明らかであろう。したがって、様々な実施形態の範囲は、添付の特許請求の範囲を参照して、そのような特許請求の範囲が権利を与えられる均等物の全範囲と共に決定されるべきである。添付の特許請求の範囲では、「含む(including)」および「ここで(in which)」という用語は、「備える(comprising)」および「ここで(wherein)」というそれぞれの用語の平易な英語の同等物として使用される。さらに、以下の特許請求の範囲では、「第1」、「第2」、および「第3」などの用語は、単にラベルとして使用され、それらの対象物に数値要件を課すことを意図するものではない。また、「動作可能に接続された」という用語は、本明細書では、直接的または間接的に結合された別個の個別の構成要素および一体形成された構成要素(即ち、モノリシック)から生じる両方の接続を指すために使用される。さらに、以下の特許請求の範囲の限定は、ミーンズプラスファンクション形式で書かれておらず、そのようなクレームの制限が明示的に「のための手段」という語句を使用し、その後にさらなる構造のない機能のステートメントが続く場合を除いて、米国特許法第112条第6項に基づいて解釈されることを意図していない。上記のそのような目的または利点の全てが、特定の実施形態にしたがって達成されるとは限らないことを理解されたい。したがって、例えば、当業者は、本明細書で説明されるシステムおよび技術が、本明細書で教示または提案され得るように他の目的または利点を必ずしも達成することなく、本明細書で教示される1つの利点または利点群を達成または最適化する方法で具体化または実行され得ることを認識するであろう。
【0049】
限られた数の実施形態のみに関連して詳細に説明してきたが、本開示は、そのような開示された実施形態に限定されないことを容易に理解されるべきである。むしろ、本開示は、これまでに説明されていないが、本開示の趣旨および範囲に見合った、任意の数の変形、変更、置換、または同等の配置を組み込むように修正することができる。さらに、本開示の様々な実施形態が説明されてきたが、本開示の態様は説明された実施形態の一部分のみを含んでもよいことを理解すべきである。したがって、本開示は、前述の説明によって限定されると見なされるべきではなく、添付の特許請求の範囲によってのみ限定される。
【0050】
この記述では、最良のモードを含む本開示を開示し、また、任意の装置またはシステムを作製および使用して、任意の組み込まれた方法を実行するなど、当業者が開示を実施できるように、例を使用している。本開示の特許性のある範囲は、特許請求の範囲によって定義され、当業者が気付く他の例を含んでもよい。そのような他の例は、特許請求の範囲の文言と異ならない構造要素を有する場合、または特許請求の範囲の文言と実質的に異なることのない同等の構造要素を含む場合、特許請求の範囲内にあることを意図している。
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