(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-08-23
(45)【発行日】2024-09-02
(54)【発明の名称】情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム
(51)【国際特許分類】
G06Q 20/06 20120101AFI20240826BHJP
【FI】
G06Q20/06 300
(21)【出願番号】P 2023151339
(22)【出願日】2023-09-19
【審査請求日】2023-09-19
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用 令和5年6月13日https://paypay.ne.jp/notice/20230613/f-sofma02/およびhttps://paypay.ne.jp/help/c0110/において公開
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】519110124
【氏名又は名称】PayPay株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002147
【氏名又は名称】弁理士法人酒井国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】神宮司 有樹
【審査官】藤原 拓也
(56)【参考文献】
【文献】特開平11-272763(JP,A)
【文献】特開2007-157045(JP,A)
【文献】特開2021-068235(JP,A)
【文献】特開2007-219752(JP,A)
【文献】特開2008-102775(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
所定のファンドソースからユーザの電子マネー口座へ残高チャージを行うチャージ要求が決済アプリを通じて行われた際に、前記残高チャージの手数料を特定する特定部と、
前記特定部によって特定された前記手数料を決済する決済処理部と
、
ユーザが前記決済アプリでチャージ要求を行う際に、前記手数料を前記電子マネー口座の口座残高で決済を希望するか否かを指定するボタンを表示させる表示制御部と
を備え、
前記表示制御部は、
前記ボタンが選択された場合に、ユーザが指定した金額をチャージ金額として表示し、前記ボタンが選択されていない場合には、ユーザが指定した金額に前記手数料を加算した金額をチャージ金額として表示し、
前記決済処理部は、
電子マネーで前記手数料の決済を希望したユーザに対しては、ユーザによって指定された金額で残高チャージするとともに、前記手数料を前記電子マネー口座の口座残高から差し引くことで、前記手数料を決済すること
を特徴とする情報処理装置。
【請求項2】
前記特定部は、
前記ファンドソースとして通信キャリアのキャリア決済による前記手数料を特定すること
を特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記特定部は、
前記ファンドソースまたは前記決済アプリによって算出された前記手数料の通知を受けて、前記手数料を特定すること
を特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記特定部は、
前記チャージ要求によって指定されたチャージ額に対して所定の料率を乗算して、前記手数料を特定すること
を特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記特定部は、
前記手数料に関する料金表を参照して、前記チャージ要求によって指定されたチャージ額に対応する前記手数料を特定すること
を特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項6】
コンピュータが実行する情報処理方法であって、
所定のファンドソースからユーザの電子マネー口座へ残高チャージを行うチャージ要求が決済アプリを通じて行われた際に、前記残高チャージの手数料を特定する特定工程と、
前記特定工程によって特定された前記手数料を決済する決済処理工程と
、
ユーザが前記決済アプリでチャージ要求を行う際に、前記手数料を前記電子マネー口座の口座残高で決済を希望するか否かを指定するボタンを表示させる表示制御工程と
を含み、
前記表示制御工程は、
前記ボタンが選択された場合に、ユーザが指定した金額をチャージ金額として表示し、前記ボタンが選択されていない場合には、ユーザが指定した金額に前記手数料を加算した金額をチャージ金額として表示し、
前記決済処理工程は、
電子マネーで前記手数料の決済を希望したユーザに対しては、ユーザによって指定された金額で残高チャージするとともに、前記手数料を前記電子マネー口座の口座残高から差し引くことで、前記手数料を決済すること
を特徴とする情報処理方法。
【請求項7】
所定のファンドソースからユーザの電子マネー口座へ残高チャージを行うチャージ要求が決済アプリを通じて行われた際に、前記残高チャージの手数料を特定する特定手順と、
前記特定手順によって特定された前記手数料を決済する決済処理手順と
、
ユーザが前記決済アプリでチャージ要求を行う際に、前記手数料を前記電子マネー口座の口座残高で決済を希望するか否かを指定するボタンを表示させる表示制御手順と
をコンピュータに実行させ、
前記表示制御手順は、
前記ボタンが選択された場合に、ユーザが指定した金額をチャージ金額として表示し、前記ボタンが選択されていない場合には、ユーザが指定した金額に前記手数料を加算した金額をチャージ金額として表示し、
前記決済処理手順は、
電子マネーで前記手数料の決済を希望したユーザに対しては、ユーザによって指定された金額で残高チャージするとともに、前記手数料を前記電子マネー口座の口座残高から差し引くことで、前記手数料を決済すること
を特徴とする情報処理プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、ユーザの電子マネー口座に対して銀行口座の口座残高から残高をチャージする技術がある。かかる技術として、例えば、電子マネー口座の残高が所定の閾値を下回った際に、自動で残高チャージを行うオートチャージに関する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
例えば、電子マネー口座に残高チャージを行う際には、チャージ元によって手数料が発生する場合があるものの、従来技術では、チャージを行う際の手数料については言及されておらず、手数料を適切に清算する技術が望まれる。
【0005】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、電子マネー口座に残高をチャージする際の手数料を適切に清算することができる情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る情報処理装置は、所定のファンドソースからユーザの電子マネー口座へ残高チャージを行うチャージ要求が決済アプリを通じて行われた際に、前記残高チャージの手数料を特定する特定部と、前記特定部によって特定された前記手数料を決済する決済処理部とを備える。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、電子マネー口座に残高をチャージする際の手数料を適切に清算することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】
図1は、実施形態に係る情報処理の一例を示す図である。
【
図2】
図2は、実施形態に係る情報処理装置の構成例を示すブロック図である。
【
図3】
図3は、実施形態に係る口座情報記憶部に格納される情報の一例を示す図である。
【
図4】
図4は、実施形態に係る決済アプリで表示される画面遷移の一例を示す図である。
【
図5】
図5は、実施形態に係る決済アプリで表示される画面遷移の一例を示す図である。
【
図6】
図6は、実施形態に係るシステムが実行する処理のタイミングチャートの一例を示す図である。
【
図7】
図7は、実施形態に係るシステムが実行する処理のタイミングチャートの一例を示す図である。
【
図8】
図8は、実施形態に係るシステムが実行する処理のタイミングチャートの一例を示す図である。
【
図9】
図9は、実施形態に係る料金表の一例を示す図である。
【
図10】
図10は、実施形態に係る情報処理装置の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、本願に係る情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムを実施するための形態(以下、「実施形態」と記載する。)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係る情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムが限定されるものではない。
【0010】
[実施形態]
〔1.情報処理〕
まず、
図1を用いて、実施形態に係る情報処理の一例について説明する。
図1は、実施形態に係る情報処理の一例を示す図である。なお、実施形態に係る情報処理は、
図1に示す情報処理装置1によって実現される。
【0011】
実施形態に係る情報処理装置1は、ユーザに対して電子マネー決済サービスを提供する情報処理装置である。例えば、情報処理装置1は、ユーザ端末100を用いる電子決済に関する電子決済サービスを提供し、各種の決済を行う情報処理装置である。情報処理装置1は、取引対象の提供者(事業者)や取引対象が提供されるユーザの口座を管理しており、ユーザからの決済要求に従って、口座間における電子マネーの送金等を行うことで、各種決済を実現する。
【0012】
図1に示すユーザ端末100は、ユーザUによって利用される情報処理装置である。ユーザ端末100は、例えば、スマートフォンや、タブレット型端末や、ノート型PC(Personal Computer)や、デスクトップPCや、携帯電話機や、PDA(Personal Digital Assistant)等により実現される。また、ユーザ端末100は、情報処理装置1によって配信される情報を、ウェブブラウザやアプリケーションにより表示する。なお、
図1に示す例では、ユーザ端末100がスマートフォンである場合を示す。
【0013】
図1に示すキャリアサーバ300は、ユーザ端末100の通信事業者(通信キャリア)によって運営されるサーバ装置である。例えば、キャリアサーバ300は、ユーザUによるキャリア決済等の各種決済を管理する。
【0014】
ここで、情報処理装置1が実行する提供処理に先立ち、ユーザ端末100を用いた決済(電子決済)の一例について説明する。なお、以下の説明では、店舗Aに配置された2次元コード(QRコード(登録商標))であって、店舗Aを識別する店舗識別情報を示す2次元コードを用いて、ユーザがユーザ端末100を用いた決済を行う例について説明するが、実施形態は、これに限定されるものではない。以下に説明する決済の一例は、任意のユーザが任意のユーザ端末100を用いて、任意の店舗にて決済を行う場合においても適用可能である。また、店舗識別情報は、QRコードのみならず、バーコードや所定のマーク、番号等であってもよい。
【0015】
例えば、ユーザが店舗Aにて各種の商品やサービスといった決済対象(取引対象)の利用や購入に伴う決済を行う場合、ユーザは、ユーザ端末100に予めインストールされた決済アプリを起動する。そして、ユーザは、決済アプリを介して、店舗Aに設置された店舗識別情報を撮影する。このような場合、ユーザ端末100は、決済対象の価格を入力するための画面を表示し、ユーザ或いは店舗Aの店員から決済金額の入力を受け付ける。そして、ユーザ端末100は、ユーザを識別するユーザ識別情報と、店舗識別情報(若しくは、店舗識別情報が示す情報、すなわち、店舗A(若しくは店舗Aの事業者)を示す情報(例えば、店舗ID)と、決済金額とを示す決済情報を情報処理装置1へ送信する。
【0016】
このような場合、情報処理装置1は、ユーザ識別情報が示すユーザの口座から、店舗識別情報が示す店舗Aの口座へと、決済金額が示す額の電子マネーを移行させる。そして、情報処理装置1は、決済が完了した旨の通知をユーザ端末100へ送信する。このような場合、ユーザ端末100は、決済が完了した旨の画面や所定の音声を出力することで、電子マネーによる決済が行われた旨を通知する。
【0017】
より詳細な例を説明する。例えば、店舗Aに設置された店舗識別情報は、店舗ごとに設定されるURLであって、店舗Aが属するグループを示すグループ識別情報と、そのグループにおいて店舗Aを識別するグループ店舗識別情報とに紐づけ、情報処理装置1が参照可能に管理されている。なお、店舗識別情報となるURLは、情報処理装置1にアクセスするためのURLとなる。ユーザ端末100は、店舗識別情報を撮影すると、撮影した店舗識別情報が示すURLにアクセスし、ユーザ識別情報を送信する。このような場合、情報処理装置1は、アクセスされたURLと対応するグループ識別情報を特定し、特定したグループ識別情報と紐づけられた電子マネーの口座(「ウォレット」と表示する場合がある)を特定する。続いて、情報処理装置1は、ユーザ端末100に対して金額入力画面を表示させ、金額を入力させる。そして、情報処理装置1は、ユーザ端末100から受けつけたユーザ識別情報と紐づけられたウォレットから、グループ識別情報を特定し、特定したグループ識別情報と紐づけられたウォレットに対して、入力された金額の電子マネーを移動させる。なお、情報処理装置1は、グループ識別情報およびグループ店舗識別情報とに紐づけられるウォレットに電子マネーを移動させてもよい。
【0018】
なお、ユーザ端末100を用いた決済は、上述した処理に限定されるものではない。例えば、ユーザ端末100を用いた決済は、店舗Aに設置された店舗端末を用いたものであってもよい。例えば、ユーザ端末100は、ユーザを識別するためのユーザ識別情報を画面上に表示させる。このような場合、店舗Aに設置された店舗端末は、ユーザ端末100に表示されたユーザ識別情報を読み取り、ユーザ識別情報(若しくは、ユーザ識別情報が示す情報、すなわち、ユーザを示す情報(例えば、ユーザID)と、決済金額と、店舗Aを識別する情報とを示す決済情報を情報処理装置1へ送信する。このような場合、情報処理装置1は、ユーザ識別情報が示すユーザの口座から、店舗Aの口座へ、決済金額が示す額の電子マネーを移行させ、店舗Aの店舗端末或いはユーザ端末100に対し、決済が完了した旨の画面や所定の音声を出力させることで、決済が行われた旨を通知してもよい。
【0019】
より詳細には、ユーザ端末100は、ユーザ識別情報とともに情報処理装置1に対して支払いリクエストを送信する。このような場合、情報処理装置1は、ワンタイムコードを生成し、生成したワンタイムコードとユーザ識別情報とを紐づけるとともに、ワンタイムコードをユーザ端末100に送信する。すると、ユーザ端末100は、画面上にワンタイムコード(すなわち、ユーザを識別する情報)を表示する。このような場合、店舗端末は、ユーザ端末100に表示されたワンタイムコードを読み取ると、読み取ったワンタイムコードと、グループ識別情報、グループ店舗識別情報および決済金額を情報処理装置1に送信する。すると、情報処理装置1は、ワンタイムコードに紐づけられたユーザ識別情報に紐づくウォレットから、グループ識別情報およびグループ店舗識別情報とに紐づけられるウォレットに決済金額分の電子マネーを移動させる。
【0020】
また、ユーザ端末100を用いた決済は、ユーザが予め電子マネーをチャージした口座から店舗Aの口座へ電子マネーを移行させる処理のみならず、例えば、ユーザが予め登録したクレジットカードを用いた決済であってもよい。このような場合、例えば、ユーザ端末100は、店舗Aの口座に対して決済金額の電子マネーを移行させるとともに、ユーザのクレジットカードの運用会社(カード会社)に対し、決済金額を請求してもよい。
【0021】
ところで、ユーザUが電子マネー口座に対して残高チャージを行う方法として、キャリア決済が挙げられる。この際、チャージ元によっては、チャージ手数料が発生する。例えば、10000円をチャージし、150円の手数料が発生する場合、ユーザUは、手数料込みで10150円をチャージし、ユーザUの電子マネー口座に10000円がチャージされる。
【0022】
このように、ユーザUから手数料を上乗せして徴収すると、ユーザUによる電子マネー口座へのチャージが減少するおそれがある。
【0023】
そこで、本実施形態では、チャージで発生する手数料については電子マネーで決済を行うこととした。具体的には、
図1に示すように、情報処理装置1は、ユーザ端末100からチャージ要求を受け付ける(ステップS1)。
【0024】
例えば、ユーザUは、ユーザ端末100に予めインストールされた決済アプリを通じてチャージ要求を行うことができ、情報処理装置1は、決済アプリを通じて行われたチャージ要求を受け付ける。
【0025】
後述するように、ユーザUは、チャージ要求を行う際に、チャージ元となるファンドソースの選択、ならびに、チャージ金額を指定する。なお、本実施形態では、ファンドソースが通信キャリアによるキャリア決済である場合について説明するが、ファンドソースは、銀行引き落とし、クレジットカード決済、電子マネー口座に付与されたポイント交換等を含むものとする。
【0026】
つづいて、情報処理装置1は、ユーザ端末100から受け付けたチャージ要求で発生する手数料を特定する(ステップS2)。例えば、情報処理装置1は、チャージ金額に対して所定の料率を乗算し、手数料を特定する。なお、以下では、チャージ金額を「10000円」とし、手数料を「150円」として説明する。また、後述するように、手数料の算出については、ユーザ端末100側、あるいは、キャリアサーバ300側で行うようにしてもよい。
【0027】
つづいて、情報処理装置1は、キャリアサーバ300に対して、チャージ金額を通知する(ステップS3)。つづいて、情報処理装置1は、キャリアサーバ300からチャージ金額の送金を受け付ける(ステップS4)。
【0028】
つづいて、情報処理装置1は、ユーザUの電子マネーで手数料の決済を行う(ステップS5)。例えば、情報処理装置1は、ユーザUの電子マネー口座の口座残高から手数料「150円」を差し引くことで、手数料の決済を行う。
【0029】
つづいて、情報処理装置1は、ユーザUの電子マネー口座に対してチャージ金額を「10000円」を口座残高へ加算することにより、残高チャージを行う(ステップS6)。その後、キャリアサーバ300は、ユーザUに対して、チャージ金額を携帯料金とともに請求する(ステップS6)。
【0030】
このように、情報処理装置1は、チャージ要求で発生する手数料を特定し、特定した手数料に関する決済を行う。したがって、実施形態に係る情報処理装置1によれば、電子マネー口座の残高をチャージする際の手数料を適切に清算することができる。
【0031】
〔2.情報処理装置〕
次に、
図2を用いて、実施形態に係る情報処理装置1の構成例について説明する。
図2は、実施形態に係る情報処理装置1の構成例を示すブロック図である。
図2に示すように、情報処理装置1は、通信部2と、記憶部3と、制御部4とを備える。なお、情報処理装置1は、情報処理装置1を利用する管理者などから各種操作を受け付ける入力部(例えば、キーボードやマウスなど)や、各種情報を表示するための表示部(例えば、液晶ディスプレイなど)を有してもよい。
【0032】
通信部2は、例えば、NIC(Network Interface Card)などによって実現される。通信部2は、4G(4th Generation)または5G(5th Generation)などの通信ネットワークと有線または無線で接続され、通信ネットワークを介して、ユーザ端末100や、キャリアサーバ300などの各々との間で情報の送受信を行う。
【0033】
記憶部3は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)などの半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスクなどの記憶装置によって実現される。記憶部3は、口座情報記憶部31を有する。
【0034】
口座情報記憶部31は、各ユーザUの電子マネー口座に関する口座情報を記憶する。
図3は、実施形態に係る口座情報記憶部31に格納される情報の一例を示す図である。
図3に示すように、口座情報記憶部31は、「口座ID」、「所有者情報」、「口座残高」、「チャージ元情報」などといった項目の情報を互いに対応付けて記憶する。
【0035】
「口座ID」は、各電子マネー口座を識別するための識別子である。「所有者情報」は、対応する口座IDによって識別される電子マネー口座の所有者に関する情報である。例えば、所有者情報は、氏名、年齢、住所、職業、年収、家族構成等、ユーザUが情報処理装置1に登録した各種情報を含む。
【0036】
「口座残高」は、対応する口座IDによって識別される電子マネー口座の口座残高を示す。「チャージ元情報」は、対応する口座IDによって識別される電子マネー口座に対してチャージを行うチャージ元に関する情報であり、ユーザが既に登録したチャージ元に関する情報である。例えば、ユーザUが銀行口座や、通信キャリア等を電子マネー口座のチャージ元として登録すると、「チャージ元情報」には、かかる情報が登録される。
【0037】
図2の説明に戻り、制御部4について説明する。制御部4は、コントローラ(controller)であり、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)などによって、情報処理装置1内部の記憶装置に記憶されている各種プログラム(情報処理プログラムの一例に相当)がRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部4は、例えば、コントローラであり、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)などの集積回路により実現される。
【0038】
図2に示すように、制御部4は、表示制御部41と、受付部42と、特定部43と、決済処理部44とを備え、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部4の内部構成は、
図2に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。また、制御部4が有する各処理部の接続関係は、
図2に示した接続関係に限られず、他の接続関係であってもよい。
【0039】
表示制御部41は、ユーザ端末100にインストールされた決済アプリの各種表示制御を行う。例えば、表示制御部41は、ユーザUが決済アプリ経由でチャージ要求を行う際の各種UIを制御する。なお、表示制御部41により制御される決済アプリの画面については
図4を用いて後述する。
【0040】
受付部42は、ユーザUからユーザ端末100を通じて、チャージ要求を受け付ける。受付部42は、ユーザ端末100にインストールされた決済アプリを通じてユーザUからチャージ要求を受け付ける。
【0041】
ここで、
図4および
図5を用いて、チャージ要求に関する決済アプリの画面遷移について説明する。
図4および
図5は、実施形態に係る決済アプリに表示される画面遷移の一例を示す図である。ユーザUがユーザ端末100にインストールされた決済アプリでチャージ要求を行う場合、決済アプリには、
図4に示す画面SC11が表示される。
【0042】
画面SC11は、ユーザUがチャージ方法を選択する際の画面であり、表示エリアAR1にはチャージ方法として「AAA銀行」が表示され、表示エリアAR2にはチャージ方法として「ABCモバイルまとめて支払い」が表示される。また、画面SC11において表示エリアAR2の「ABCモバイルまとめて支払い」は、チャージ手数料が1.50%であることが表示される。
【0043】
ここでは、ユーザUが画面SC11において「ABCモバイルまとめて支払い」を選択したものとして説明を続ける。ユーザUが画面SC11において「ABCモバイルまとめて支払い」を選択すると、決済アプリには、画面SC12が表示される。
【0044】
画面SC12は、チャージ金額の入力画面である。画面SC12の表示領域AR11は、ユーザUがチャージ金額を入力する入力項目が表示される。画面SC12の表示領域AR12は、ユーザUが選択したチャージ方法が表示され、画面SC12の表示領域AR13は、ユーザUが電子マネーの残高チャージで発生する手数料の清算方法を選択するためのチェックボックスが表示される。
【0045】
ユーザUは、表示領域AR13のチェックボックスにより手数料分のみを電子マネーで決済するか否かを選択することができる。また、画面SC12の表示領域AR14には、チャージ金額(ここでは10000円)が表示される。
【0046】
ユーザUは、表示領域AR13のチェックボックスでチェックを外すと、
図5に示す画面SC13が表示される。
図5に示すように、画面SC13には、手数料込みのチャージ金額(ここでは10150円)が表示される。
【0047】
このように、決済アプリでは、ユーザUがチャージ要求を行う際に、手数料分を電子マネーで決済するか否かを選択することが可能なUIを提供する。つまり、決済アプリでは、ユーザUに対して手数料に関する決済方法を選択可能なUIを提供することにより、ユーザUは手数料の支払元を任意に選択することができる。
【0048】
図2の説明に戻り、特定部43について説明する。特定部43は、所定のファンドソースからユーザの電子マネー口座へ残高チャージを行うチャージ要求が決済アプリを通じて行われた際に、残高チャージの手数料を特定する。
【0049】
例えば、特定部43は、チャージ要求によって指定されたチャージ額に対して所定の料率を乗算して、手数料を特定する。この場合、特定部43は、ユーザUが指定したチャージ金額に対して、例えば、1.5%を乗算することで、手数料を特定する。
【0050】
また、特定部43は、手数料に関する料金表を参照して、チャージ要求によって指定されたチャージ額に対応する手数料を特定する。なお、料金表の具体例については、
図9を用いて後述する。
【0051】
また、特定部43は、ファンドソースまたは決済アプリによって算出された手数料の通知を受けて、手数料を特定する。すなわち、手数料の算出元は、決済アプリや、キャリアサーバ300側で行うようにしてもよい。
【0052】
決済処理部44は、特定部43によって特定された手数料を決済する。例えば、決済処理部44は、手数料を電子マネー口座の口座残高から差し引くことで、手数料を決済する。例えば、チャージ金額が「10000円」で手数料が「150円」だったとする。この場合、決済処理部44は、電子マネー残高から150円を差し引いたうえで、10000円を電子マネー残高に追加することにより、電子マネー残高のチャージを行う。
【0053】
また、決済処理部44は、チャージ要求によって指定されたチャージ額から手数料を差し引いた金額を電子マネー口座へチャージすることにより手数料を決済するようにしてもよい。
【0054】
〔3.処理フロー〕
ここで、
図6~
図8を用いて、情報処理装置1が実行する処理について具体的に説明する。
図6~
図8は、実施形態に係るシステムが実行する処理のタイミングチャートの一例を示す図である。
【0055】
まず、
図6を用いて、キャリア事業者が情報処理装置1へ手数料を請求する際の各処理について説明する。
図6に示すように、まず、ユーザは、ユーザ端末100でチャージ金額の指定を行う(ステップS11)。
【0056】
つづいて、ユーザ端末100は、手数料を算出する(ステップS12)。以下では、チャージ金額が「10000円」であり、その手数料が「150円」であるものとする。つづいて、ユーザ端末100は、チャージ金額と手数料の総額(「10150円」)を表示し(ステップS13)、情報処理装置1に対してチャージに関する指示電文を送信する(ステップS14)。
【0057】
かかる指示電文を受け取った情報処理装置1は、キャリアサーバ300に対してチャージ金額+手数料の請求依頼を行う(ステップS15)。キャリアサーバ300は、請求依頼に基づき、チャージ金額の決済電文を情報処理装置1に対して通知する(ステップS16)。なお、ステップS16は、チャージ金額の入金と読み替えることにしてもよい。
【0058】
また、キャリアサーバ300は、情報処理装置1に対して手数料を請求する(ステップS17)。情報処理装置1は、電子マネーで手数料を決済するとともに(ステップS18)、電子マネー口座にチャージを行う(ステップS19)。なお、この際、キャリアサーバ300は、チャージ金額を請求金額に加算する(ステップS20)。
【0059】
そして、情報処理装置1は、ユーザ端末100に対して、残高チャージの完了通知を行い(ステップS21)、キャリアサーバ300に対して手数料の決済電文を通知する(ステップS22)。なお、ステップS22は、手数料の入金と読み替えることにしてもよい。
【0060】
次に、
図7を用いて、情報処理装置1側で手数料を料率に基づいて算出するパターンについて説明する。なお、
図7に示すステップS11~ステップS14は、
図6で既に説明したため、ここではステップS31から説明する。
【0061】
情報処理装置1は、キャリアサーバ300の請求金額が手数料込みで10000円になるように請求金額を算出する(ステップS11)。すなわち、この場合、情報処理装置1は、「10000円=9853円×(100%+1.5%)」を算出することになる。
【0062】
つづいて、情報処理装置1は、キャリアサーバ300に対してチャージ金額(9853円)の請求を行い(ステップS32)、キャリアサーバ300は、情報処理装置1から指定されたチャージ金額の決済電文を情報処理装置1に対して通知する(ステップS33)。
【0063】
つづいて、情報処理装置1は、チャージ金額に基づいて手数料を算出する(ステップS34)。ここでは、情報処理装置1は、手数料を9853円×1.5%=147円として算出する。
【0064】
つづいて、情報処理装置1は、電子マネーで手数料(147円)を決済する(ステップS35)。すなわち、
図7のケースにおいて、ステップS12においてユーザ端末100で算出された手数料は、「150円」であり、ステップS34において情報処理装置1で算出した手数料は、「147円」となる。そのため、差額となる「150円-147円=3円」について、情報処理装置1は、ユーザに対して返金する。
【0065】
その後、情報処理装置1は、電子マネー口座に10000円をチャージし(ステップS36)、キャリアサーバ300は、チャージ金額+手数料を請求金額に加算する(ステップS37)。そして、情報処理装置1は、ユーザ端末100に対して残高チャージに関する完了通知を行う(ステップS38)。
【0066】
つぎに、
図8を用いて、料金表に基づいて手数料を特定する際の処理について説明する。なお。
図8では、パターンAとして10000円をチャージする場合と、パターンBとして10500円をチャージする場合について説明する。
【0067】
図8に示すように、ユーザがユーザ端末100でチャージ金額の指定を行うと(ステップS41)、ユーザ端末100は、手数料を算出し(ステップS42)、総額(チャージ金額+手数料)を表示する(ステップS43)。
【0068】
この際、ユーザ端末100は、
図9に示すような料金表を参照して手数料を算出する。
図9は、実施形態に係る料金表の一例を示す図である。
図9に示すように、料金表は、「チャージ金額」と、「手数料」との関係を示す表である。
【0069】
図9に示す例は、「チャージ金額」が「1~5499円」、「5500~10499円」、「10500~30499円」、「30500円~100499円」、「100500円以上」に区分され、「手数料」がそれぞれ「100円」、「150円」、「200円」、「250円」、「300円」であることを示している。
【0070】
上述のように、パターンAのチャージ金額は、「10000円」であるので、手数料は「150円」となり、パターンBのチャージ金額は、「10500円」であるので、手数料は「200円」となる。
【0071】
つまり、
図8のステップS43において、ユーザ端末100は、パターンAでは「10000円+150円=10150円」、パターンBでは「10500円+200円=10700円」をそれぞれ総額として表示することになる。
【0072】
つづいて、ユーザ端末100は、情報処理装置1に対して、チャージに関する指示電文を送信する(ステップS44)。すなわち、パターンAでは、総額「10150円」、パターンBでは、総額「10700円」の指示電文が送信される。
【0073】
情報処理装置1は、請求額が手数料込みでチャージ金額となるように請求金額を算出する(ステップS45)。すなわち、パターンAでは、「10000円=9850円+150円」、パターンBでは、「10500円=10300円+200円」として請求金額を算出する。
【0074】
つづいて、情報処理装置1は、キャリア事業者に対してチャージ金額の請求を行う(ステップS46)。すなわち、情報処理装置1は、パターンAでは「9850円」、パターンBでは「10300円」を請求する。
【0075】
その後、キャリア事業者は、情報処理装置1に対してチャージ金額の決済電文を送信する(ステップS47)。キャリア事業者は、パターンAでは「9850円」、パターンBでは「10300円」の決済電文を通知する。
【0076】
つづいて、情報処理装置1は、チャージ金額に基づいて手数料を算出し(ステップS48)、電子マネーで手数料を決済する(ステップS49)。例えば、手数料は、
図9の料金表に基づいて算出され、パターンAの手数料は「150円」、パターンBの手数料は「200円」となる。
【0077】
その後、情報処理装置1は、電子マネー口座にチャージを行い(ステップS50)、キャリア事業者は、チャージ金額+手数料を請求金額に加算する(ステップS51)。そして、情報処理装置1は、ユーザに対してチャージの完了通知を行い(ステップS52)、処理を終了する。
【0078】
〔4.変形例〕
上述した実施形態では、情報処理装置1が、電子マネー口座に残高をチャージする場合について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、各種ECサイトにおけるポイント残高をチャージする場合についても本願発明を適用することにしてもよい。
【0079】
〔5.効果〕
実施形態に係る情報処理装置1は、所定のファンドソースからユーザの電子マネー口座へ残高チャージを行うチャージ要求が決済アプリを通じて行われた際に、残高チャージの手数料を特定する特定部43と、特定部43によって特定された手数料を決済する決済処理部44とを備える。
【0080】
また、特定部43は、ファンドソースとして通信キャリアのキャリア決済による手数料を特定する。また、特定部43は、チャージ要求によって指定されたチャージ額に対して所定の料率を乗算して、手数料を特定する。
【0081】
また、特定部43は、手数料に関する料金表を参照して、チャージ要求によって指定されたチャージ額に対応する手数料を特定する。また、決済処理部44は、手数料を電子マネー口座の口座残高から差し引くことで、手数料を決済する。また、決済処理部44は、チャージ要求によって指定されたチャージ額から手数料を差し引いた金額を電子マネー口座へチャージすることにより手数料を決済する。
【0082】
また、情報処理装置1は、ユーザが決済アプリでチャージ要求を行う際に、手数料を電子マネー口座の口座残高で決済を希望する場合か否かを指定するボタンを表示させる表示制御部を備える。
【0083】
上述した各処理のいずれかもしくは組合せにより、本願に係る情報処理装置は、電子マネー口座に残高をチャージする際の手数料を適切に清算することができる。
【0084】
〔6.ハードウェア構成〕
また、上述してきた実施形態に係る情報処理装置1は、例えば
図10に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。
図10は、実施形態に係る情報処理装置の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ1000は、CPU1100、RAM1200、ROM1300、HDD1400、通信インターフェイス(I/F)1500、入出力インターフェイス(I/F)1600、及びメディアインターフェイス(I/F)1700を有する。
【0085】
CPU1100は、ROM1300またはHDD1400に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM1300は、コンピュータ1000の起動時にCPU1100によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ1000のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。
【0086】
HDD1400は、CPU1100によって実行されるプログラム、及び、かかるプログラムによって使用されるデータ等を格納する。通信インターフェイス1500は、ネットワーク(通信ネットワーク)Nを介して他の機器からデータを受信してCPU1100へ送り、CPU1100が生成したデータをネットワークNを介して他の機器へ送信する。
【0087】
CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、ディスプレイやプリンタ等の出力装置、及び、キーボードやマウス等の入力装置(
図10では、出力装置および入力装置を総称して「入出力装置」と記載する)を制御する。CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU1100は、生成したデータを入出力インターフェイス1600を介して出力装置へ出力する。
【0088】
メディアインターフェイス1700は、記録媒体1800に格納されたプログラムまたはデータを読み取り、RAM1200を介してCPU1100に提供する。CPU1100は、かかるプログラムを、メディアインターフェイス1700を介して記録媒体1800からRAM1200上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体1800は、例えばDVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等である。
【0089】
例えば、コンピュータ1000が実施形態に係る情報処理装置として機能する場合、コンピュータ1000のCPU1100は、RAM1200上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部4の機能を実現する。コンピュータ1000のCPU1100は、これらのプログラムを記録媒体1800から読み取って実行するが、他の例として、他の装置からネットワークNを介してこれらのプログラムを取得してもよい。
【0090】
〔7.その他〕
以上、本願の実施形態を説明したが、これら実施形態の内容により本発明が限定されるものではない。また、前述した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のもの、いわゆる均等の範囲のものが含まれる。さらに、前述した構成要素は適宜組み合わせることが可能である。さらに、前述した実施形態の要旨を逸脱しない範囲で構成要素の種々の省略、置換又は変更を行うことができる。
【0091】
また、上記実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部又は一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部又は一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
【0092】
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部又は一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。
【0093】
例えば、上述した情報処理装置は、複数のサーバコンピュータで実現してもよく、また、機能によっては外部のプラットフォーム等をAPI(Application Programming Interface)やネットワークコンピューティング等で呼び出して実現するなど、構成は柔軟に変更できる。
【0094】
また、上述してきた実施形態及び変形例は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
【0095】
また、上述してきた「部(section、module、unit)」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、取得部は、取得手段や取得回路に読み替えることができる。
【符号の説明】
【0096】
1 情報処理装置
2 通信部
3 記憶部
4 制御部
31 口座情報記憶部
41 表示制御部
42 受付部
43 特定部
44 決済処理部
100 ユーザ端末
300 キャリアサーバ
【要約】
【課題】電子マネー口座に残高をチャージする際の手数料を適切に清算すること。
【解決手段】本発明に係る情報処理装置は、特定部と、決済処理部とを備える。特定部は、所定のファンドソースからユーザの電子マネー口座へ残高チャージを行うチャージ要求が決済アプリを通じて行われた際に、残高チャージの手数料を特定する。決済処理部は、特定部によって特定された手数料を決済する。
【選択図】
図1