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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-08-26
(45)【発行日】2024-09-03
(54)【発明の名称】半導体装置及びその製造方法
(51)【国際特許分類】
   H01L 21/338 20060101AFI20240827BHJP
   H01L 29/778 20060101ALI20240827BHJP
   H01L 29/812 20060101ALI20240827BHJP
【FI】
H01L29/80 H
【請求項の数】 7
(21)【出願番号】P 2020141973
(22)【出願日】2020-08-25
(65)【公開番号】P2022037706
(43)【公開日】2022-03-09
【審査請求日】2023-04-07
【国等の委託研究の成果に係る記載事項】(出願人による申告)平成29年度、防衛装備庁、安全保障技術研究推進制度、産業技術力強化法第17条の適用を受ける特許出願
(73)【特許権者】
【識別番号】000005223
【氏名又は名称】富士通株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(72)【発明者】
【氏名】尾崎 史朗
(72)【発明者】
【氏名】小谷 淳二
(72)【発明者】
【氏名】山田 敦史
【審査官】岩本 勉
(56)【参考文献】
【文献】特開2012-164988(JP,A)
【文献】特開2013-058774(JP,A)
【文献】特開2019-121785(JP,A)
【文献】特開2014-072391(JP,A)
【文献】特開2007-227885(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01L 29/778
H01L 29/812
H01L 21/338
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
AlNの基板と、
前記基板の上方に設けられた窒化物半導体の電子走行層と、前記電子走行層の上方に設けられた電子供給層と、前記電子供給層の上方に設けられたキャップ層とを含む半導体積層構造と、
前記基板と前記電子走行層の間に設けられたAl Ga 1.0-x N(0.2≦x≦1.0)のバッファ層と、
前記電子供給層の上方のゲート電極、ソース電極及びドレイン電極と、
を有し、
前記電子走行層は前記半導体積層構造の最下層に位置し、
前記バッファ層は前記基板及び前記電子走行層に直接接触し、
前記ゲート電極は前記キャップ層に直接接触し、
前記ゲート電極のゲート長は0.3μm以下であり、
前記ゲート電極のゲート長に対する前記半導体積層構造の厚さの比は4.0以下であることを特徴とする半導体装置。
【請求項2】
前記キャップ層に、前記電子供給層に達する第1開口及び第2開口が形成され、
前記ソース電極は前記第1開口内に設けられ、前記電子供給層に直接接触し、
前記ドレイン電極は前記第2開口内に設けられ、前記電子供給層に直接接触し、
前記キャップ層の上に設けられたパッシベーション膜を有し、
前記パッシベーション膜に、平面視で前記第1開口と前記第2開口との間に位置する第3開口が形成され、
前記ゲート電極は前記第3開口の下端で前記キャップ層に直接接触することを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
【請求項3】
前記バッファ層の転位密度は1.0×10 cm -2 以下であることを特徴とする請求項1又は2に記載の半導体装置。
【請求項4】
前記バッファ層は、
第1Al組成を有する第1バッファ層と、
前記第1バッファ層の上方に設けられ、前記第1Al組成よりも低い第2Al組成を有する第2バッファ層と、
を有することを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の半導体装置。
【請求項5】
前記バッファ層の厚さは100nm以下であることを特徴とする請求項乃至4のいずれか1項に記載の半導体装置。
【請求項6】
AlNの基板の上にAl Ga 1.0-x N(0.2≦x≦1.0)のバッファ層を形成する工程と、
前記バッファ層の上に、電子走行層と、前記電子走行層の上方に設けられた電子供給層と、前記電子供給層の上方に設けられたキャップ層とを含む半導体積層構造を形成する工程と、
前記電子供給層の上方にゲート電極、ソース電極及びドレイン電極を形成する工程と、
を有し、
前記電子走行層は前記半導体積層構造の最下層に位置し、
前記バッファ層は前記基板及び前記電子走行層に直接接触し、
前記ゲート電極は前記キャップ層に直接接触し、
前記ゲート電極のゲート長を0.3μm以下とし、前記ゲート電極のゲート長に対する前記半導体積層構造の厚さの比を4.0以下とすることを特徴とする半導体装置の製造方法。
【請求項7】
前記バッファ層の転位密度は1.0×10 cm -2 以下であることを特徴とする請求項6に記載の半導体装置の製造方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、半導体装置及びその製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
窒化物半導体は、高い飽和電子速度及びワイドバンドギャップ等の特徴を有している。このため、これらの特性を利用して窒化物半導体を高耐圧及び高出力の半導体デバイスに適用することについて種々の検討が行われている。近年では、例えば、GaN系高電子移動度トランジスタ(high electron mobility transistor:HEMT)に関する技術が開発されている。
【0003】
GaN系HEMTの一例では、電子走行層にGaNが用いられ、電子供給層にAlGaNが用いられ、GaNにおけるピエゾ分極や自発分極の作用により電子走行層において高濃度の二次元電子ガス(two-dimensional electron gas:2DEG)が生成される。このため、GaN系HEMTは高出力増幅器や高効率スイッチング素子への応用が期待されている。
【0004】
HEMTを高周波デバイスに用いるためには、ゲート長を短くすることが好ましい。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【文献】国際公開第2009/001888号
【文献】特開2015-185809号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
従来の半導体装置では、ゲート長を短くするとオフリーク電流が流れやすくなる。また、オフリーク電流を抑制するために電子走行層を薄くすると電流コラプスが生じやすくなる。
【0007】
本開示の目的は、オフリーク電流及び電流コラプスを抑制することができる半導体装置及びその製造方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示の一形態によれば、AlNの基板と、前記基板の上方に設けられた窒化物半導体の電子走行層と、前記電子走行層の上方に設けられた電子供給層と、前記電子供給層の上方に設けられたキャップ層とを含む半導体積層構造と、前記基板と前記電子走行層の間に設けられたAl Ga 1.0-x N(0.2≦x≦1.0)のバッファ層と、前記電子供給層の上方のゲート電極、ソース電極及びドレイン電極と、を有し、前記電子走行層は前記半導体積層構造の最下層に位置し、前記バッファ層は前記基板及び前記電子走行層に直接接触し、前記ゲート電極は前記キャップ層に直接接触し、前記ゲート電極のゲート長は0.3μm以下であり、前記ゲート電極のゲート長に対する前記半導体積層構造の厚さの比は4.0以下である半導体装置が提供される。
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、オフリーク電流及び電流コラプスを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】参考例に係る半導体装置を示す断面図である。
図2】第1実施形態に係る半導体装置を示す断面図である。
図3】第1実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す断面図(その1)である。
図4】第1実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す断面図(その2)である。
図5】第1実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す断面図(その3)である。
図6】第1実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す断面図(その4)である。
図7】第1実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す断面図(その5)である。
図8】第2実施形態に係る半導体装置を示す断面図である。
図9】第1実験の結果を示す図である。
図10】第2実験の結果を示す図である。
図11】試料Aの第3実験の結果を示す図である。
図12】試料Bの第3実験の結果を示す図である。
図13】試料Cの第3実験の結果を示す図である。
図14】試料A、試料B及び試料Cのコラプス率を示す図である。
図15】第3実施形態に係るディスクリートパッケージを示す図である。
図16】第4実施形態に係るPFC回路を示す結線図である。
図17】第5実施形態に係る電源装置を示す結線図である。
図18】第6実施形態に係る増幅器を示す結線図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本開示の実施形態について添付の図面を参照しながら具体的に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複した説明を省くことがある。
【0012】
(参考例)
まず、参考例について説明する。図1は、参考例に係る半導体装置を示す断面図である。
【0013】
参考例に係る半導体装置900は、図1に示すように、SiCの基板901と、基板901上に形成されたAlGaNのバッファ層902と、バッファ層902上に形成された半導体積層構造907とを有する。半導体積層構造907は、i-GaNの電子走行層903と、i-AlGaNのスペーサ層904と、n-AlGaNの電子供給層905と、n-GaNのキャップ層906とを含む。基板901の転位密度は1.0×10cm-2~1.0×1010cm-2程度であり、バッファ層902の転位密度も1.0×10cm-2~1.0×1010cm-2程度である。バッファ層902のAl組成は5%であり、バッファ層902の厚さは300μmである。また、半導体積層構造907の厚さTeは1.0μmである。
【0014】
キャップ層906に開口部911及び912が形成されており、開口部911内にソース電極913が形成され、開口部912内にドレイン電極914が形成されている。キャップ層906上に、ソース電極913及びドレイン電極914を覆うSiNのパッシベーション膜921が形成されている。パッシベーション膜921には、平面視でソース電極913及びドレイン電極914の間に位置する開口部920が形成されており、開口部920を通じてキャップ層906に接するゲート電極930がパッシベーション膜921上に形成されている。開口部920の幅は0.1μmであり、ゲート電極930のゲート長Lgは0.1μm以下である。
【0015】
半導体装置900では、電子走行層903の上面の近傍に2DEG909が生成される。そして、ゲート電極930に所定の電圧が印加されると、半導体積層構造907に空乏層が広がり、2DEG209の一部が消失し、オフ状態となる。
【0016】
しかし、半導体積層構造907の厚さが1.0μmであり、空乏層は半導体積層構造907の下端までは届かない。このため、電子走行層903の下面近傍を迂回する電子が存在し、オフリーク電流が流れてしまう。
【0017】
電子走行層903を薄くすることで空乏層を半導体積層構造907の下端まで届くようにすることは可能である。しかし、電子走行層903を薄くした場合には、オン状態のときにバッファ層902の転位が電子トラップとして作用し、電流コラプスが増加してしまう。
【0018】
本願発明者らは、オフリーク電流及び電流コラプスを抑制するために鋭意検討を行った。この結果、AlNの基板を用い、ゲート長Lgに対する半導体積層構造の厚さTeの比を所定の範囲内とすることでオフリーク電流及び電流コラプスを抑制できることが明らかになった。
【0019】
(第1実施形態)
次に、第1実施形態について説明する。第1実施形態は高電子移動度トランジスタ(HEMT)を含む半導体装置に関する。図2は、第1実施形態に係る半導体装置を示す断面図である。
【0020】
第1実施形態に係る半導体装置100は、図2に示すように、AlNの基板101と、基板101上に形成されたバッファ層102と、バッファ層102の上に形成された半導体積層構造107とを有する。半導体積層構造107は、例えば、窒化物半導体の電子走行層103と、スペーサ層104と、電子供給層105と、キャップ層106とを含む。バッファ層102は、例えば厚さが100nm以下のAlGa1-xN層である。バッファ層102のAl組成xは、例えば0.2以上である。電子走行層103は、例えば不純物の意図的なドーピングが行われていないGaN層(i-GaN層)である。スペーサ層104は、例えば厚さが4nm~6nmで不純物の意図的なドーピングが行われていないAlGaN層(i-AlGaN層)である。電子供給層105は、例えば厚さが25nm~35nmのn型のAlGaN層(n-AlGaN層)である。キャップ層106は、例えば厚さが1nm~10nmのn型のGaN層(n-GaN層)である。半導体積層構造107の厚さL11は、例えば1.2μm以下である。電子供給層105及びキャップ層106には、例えばSiが5×1018cm-3程度の濃度でドーピングされている。
【0021】
例えば、AlNの基板101の転位密度は10cm-2以下であり、AlGa1-xNのバッファ層102の転位密度も10cm-2以下である。AlNの基板101の転位密度が10cm-2以上10cm-2以下であってもよく、AlGa1-xNのバッファ層102の転位密度が10cm-2以上10cm-2以下であってもよい。
【0022】
キャップ層106に開口部111及び112が形成されており、開口部111内にソース電極113が形成され、開口部112内にドレイン電極114が形成されている。キャップ層106上に、ソース電極113及びドレイン電極114を覆うパッシベーション膜121が形成されている。パッシベーション膜121は、例えば厚さが10nm~100nmのSiN膜である。パッシベーション膜121には、平面視でソース電極113及びドレイン電極114の間に位置する開口部120が形成されており、開口部120を通じてキャップ層106に接するゲート電極130がパッシベーション膜121上に形成されている。開口部120の幅は0.3μm以下であり、ゲート電極130のゲート長L12は0.3μm以下である。ゲート電極130のゲート長Lgに対する半導体積層構造107の厚さTeの比は4.0以下である。
【0023】
ソース電極113及びドレイン電極114は、例えば金属からなり、チタン(Ti)膜と、その上のアルミニウム(Al)膜との積層体を含んでもよい。ゲート電極130は、いわゆるT字型構造を有している。ゲート電極130は、例えば金属からなり、ニッケル(Ni)膜と、その上の金(Au)膜との積層体を含んでもよい。
【0024】
半導体装置100では、電子走行層103の上面の近傍に2DEG109が生成される。そして、ゲート電極130に所定の電圧が印加されると、半導体積層構造107に空乏層が広がり、2DEG109の一部が消失し、オフ状態となる。この時、ゲート電極130のゲート長Lgに対する半導体積層構造107の厚さTeの比が4.0以下であるため、空乏層は半導体積層構造107の下端まで届く。このため、電子走行層103の下面近傍における電子の迂回を抑制し、オフリーク電流を抑制することができる。
【0025】
また、バッファ層102のAl組成xが0.2以上であるため、バッファ層102が電子走行層103に対してバックバリアとして機能し得る。更に、バッファ層102の厚さが100nm以下であるため、AlNの基板101も電子走行層103に対してバックバリアとして機能し得る。従って、バッファ層102及び基板101のバックバリアによってもオフリーク電流を抑制することができる。
【0026】
更に、本実施形態では、電子走行層103が、AlNの基板101の上のAlGa1-xNのバッファ層102の上に形成されている。このため、バッファ層102の転位密度が低く、空乏層が半導体積層構造107の下端に届く程度に電子走行層103が薄いものの、電流コラプスの発生を抑制することができる。
【0027】
次に、第1実施形態に係る半導体装置100の製造方法について説明する。図3図7は、第1実施形態に係る半導体装置100の製造方法を示す断面図である。
【0028】
まず、図3に示すように、基板101の上にバッファ層102を形成し、バッファ層102の上に電子走行層103、スペーサ層104、電子供給層105及びキャップ層106を含む半導体積層構造107を形成する。バッファ層102及び半導体積層構造107は、例えば有機金属気相成長(metal organic vapor phase epitaxy:MOVPE)法により形成することができる。この結果、電子走行層103の上面近傍に、2DEG109が生成する。
【0029】
バッファ層102及び半導体積層構造107の形成に際しては、例えば、Al源であるトリメチルアルミニウム(TMA)ガス、Ga源であるトリメチルガリウム(TMG)ガス、及びN源であるアンモニア(NH)ガスの混合ガスを用いる。このとき、成長させる窒化物半導体層の組成に応じて、トリメチルアルミニウムガス及びトリメチルガリウムガスの供給の有無及び流量を適宜設定する。各窒化物半導体層に共通の原料であるアンモニアガスの流量は、例えば100ccm~10LM程度とする。また、例えば、成長圧力は50Torr~300Torr程度、成長温度は1000℃~1200℃程度とする。また、n型の窒化物半導体層(例えば電子供給層105及びキャップ層106)を成長させる際には、例えば、Siを含むSiHガスを所定の流量で混合ガスに添加し、窒化物半導体層にSiをドーピングする。Siのドーピング濃度は、例えば1×1018cm-3程度~1×1020cm-3とする。
【0030】
次いで、図4に示すように、キャップ層106に開口部111及び112を形成し、開口部111内にソース電極113を形成し、開口部112内にドレイン電極114を形成する。例えば、フォトリソグラフィ技術によってソース電極113の形成予定領域及びドレイン電極114の形成予定領域のそれぞれに開口部を有するレジスト膜を設け、塩素系ガスを用いたドライエッチングを行うことによって、開口部111及び112を形成することができる。更に、例えば、このレジスト膜を成長マスクとして蒸着法により金属膜を形成し、このレジスト膜をその上の金属膜と共に除去することで、レジスト膜の開口部の内側にソース電極113及びドレイン電極114を形成することができる。すなわち、リフトオフ法によりソース電極113及びドレイン電極114を形成することができる。金属膜の形成では、例えば、Ti膜を形成した後にAl膜を形成する。レジスト膜の除去後に、例えば、窒素雰囲気中にて400℃~1000℃で熱処理を行い、オーミック特性を確立する。
【0031】
開口部111及び112の形成前に、半導体積層構造107に素子領域を画定する素子分離領域を形成してもよい。素子分離領域の形成では、例えば、素子分離領域を形成する予定の領域を露出するフォトレジストのパターンをキャップ層106上に形成し、このパターンをマスクとしてAr等のイオン注入を行う。このパターンをエッチングマスクとして塩素系ガスを用いたドライエッチングを行ってもよい。素子分離領域では、2DEG109が消失する。
【0032】
ソース電極113及びドレイン電極114の形成後、図5に示すように、キャップ層106上にソース電極113及びドレイン電極114を覆うパッシベーション膜121を形成する。パッシベーション膜121は、例えばプラズマ化学気相堆積(chemical vapor deposition:CVD)法により形成することができる。パッシベーション膜121は、原子層堆積(atomic layer deposition:ALD)法又はスパッタ法により形成してもよい。
【0033】
次いで、図6に示すように、パッシベーション膜121に開口部120を形成する。開口部120の形成では、例えば、フォトリソグラフィにより開口部120を形成する予定の領域を露出するフォトレジストのパターンをパッシベーション膜121上に形成し、このパターンをエッチングマスクとして弗素系ガス又は塩素系ガスを用いたドライエッチングを行う。ドライエッチングに代えて、弗酸又はバッファード弗酸等を用いたウェットエッチングを行ってもよい。
【0034】
その後、図7に示すように、開口部120を通じてキャップ層106に接するゲート電極130をソース電極113とドレイン電極114との間でパッシベーション膜121上に形成する。ゲート電極130の形成では、例えば、フォトリソグラフィ技術によってゲート電極130の形成予定領域に開口部を有するレジスト膜を設ける。そして、このレジスト膜を成長マスクとして蒸着法により金属膜を形成し、このレジスト膜をその上の金属膜と共に除去することで、レジスト膜の開口部の内側にゲート電極130を形成することができる。すなわち、リフトオフ法によりゲート電極130を形成することができる。金属膜の形成では、例えば、Ni膜を形成した後にAu膜を形成する。
【0035】
このようにして、第1実施形態に係る半導体装置100を製造することができる。
【0036】
(第2実施形態)
次に、第2実施形態について説明する。第2実施形態はHEMTを含む半導体装置に関し、主にバッファ層の構成の点で第1実施形態と相違する。図8は、第2実施形態に係る半導体装置を示す断面図である。
【0037】
第2実施形態に係る半導体装置200は、図8に示すように、第1実施形態におけるバッファ層102に代えてバッファ層202を有する。バッファ層202の厚さは100nm以下である。バッファ層202は、基板101の上に形成されたAlx1Ga1-x1N層202Aと、Alx1Ga1-x1N層202Aの上に形成されたAlx2Ga1-x2N層202Bと、Alx2Ga1-x2N層202Bの上に形成されたAlx3Ga1-x3N層202Cとを含む。Alx1Ga1-x1N層202AのAl組成x1はAlx2Ga1-x2N層202BのAl組成x2よりも高く、Alx2Ga1-x2N層202BのAl組成x2はAlx3Ga1-x3N層202CのAl組成x3よりも高い。Al組成x3は、例えば0.2以上である。
【0038】
例えば、Alx1Ga1-x1N層202A、Alx2Ga1-x2N層202B及びAlx3Ga1-x3N層202Cのそれぞれの転位密度は10cm-2以下である。Alx1Ga1-x1N層202A、Alx2Ga1-x2N層202B及びAlx3Ga1-x3N層202Cのそれぞれの転位密度が10cm-2以上10cm-2以下であってもよい。
【0039】
他の構成は第1実施形態と同様である。
【0040】
第2実施形態によっても第1実施形態と同様の効果が得られる。また、バッファ層202が、Al組成が基板101側ほど高く、電子走行層103側ほど低い3つの層を含むため、格子整合させやすく、バッファ層202のバックバリアの機能を向上することができる。
【0041】
なお、第2実施形態においてバッファ層202を構成するAlGaN層の数は限定されない。AlGaN層の数が2であってもよく、4以上であってもよい。
【0042】
本開示において、ゲート長Lgは0.3μm以下である。ゲート長Lgが0.3μm超では、高周波動作のために十分な動作速度が得られないおそれがあるためである。ゲート長Lgは、好ましくは0.2μm以下であり、より好ましくは0.1μm以下である。
【0043】
本開示において、ゲート長Lgに対する半導体積層構造の厚さTeの比(Te/Lg)は4.0以下である。比(Te/Lg)が4.0超であると、電子走行層の下面近傍における電子の迂回を十分に抑制できないおそれがあるためである。比(Te/Lg)は、好ましくは3.5以下であり、より好ましくは3.0以下である。
【0044】
本開示において、バッファ層のAl組成は、好ましくは0.2以上である。これは、Al組成が0.2未満であると、電子がバッファ層内を迂回してオフリーク電流が発生するおそれがあるためである。このため、バッファ層のAl組成は、好ましくは0.2以上であり、より好ましくは0.3以上であり、更に好ましくは0.4以上である。また、バッファ層と電子走行層との格子整合の観点から、バッファ層のAl組成は、好ましくは0.9以下であり、より好ましくは0.8以下であり、更に好ましくは0.7以下である。
【0045】
本開示において、バッファ層の厚さは100nm以下であることが好ましい。これは、AlNの基板によるバックバリアの効果を得るためである。バッファ層の厚さは100nm以下であることが好ましく、80nm以下であることがより好ましく、60nm以下であることが更に好ましい。
【0046】
なお、電子走行層103を基板101の上にエピタキシャル成長できる場合には、バッファ層102、202が形成されなくてもよい。すなわち、電子走行層103の下面が基板101に直接接してもよい。
【0047】
次に、本願発明者らが行った実験について説明する。
【0048】
(第1実験)
第1実験では、第1実施形態に倣った第1構造と、参考例に倣った第2構造とを用い、比(Te/Lg)毎にオフリーク電流を測定した。
【0049】
第1構造では、基板101としてAlNの基板101を用い、バッファ層102として厚さが60nmでAl組成xが0.3のAlGaN層を用いた。そして、半導体積層構造107の厚さTe、ゲート電極130のゲート長Lgを異ならせた6個の試料を作製し、それぞれについてオフリーク電流を測定した。
【0050】
第2構造では、基板901としてSiCの基板901を用い、バッファ層902として厚さが300nmでAl組成xが0.05のAlGaN層を用いた。そして、半導体積層構造907の厚さTe、ゲート電極930のゲート長Lgを異ならせた5個の試料を作製し、それぞれについてオフリーク電流を測定した。
【0051】
図9は、第1実験の結果を示す図である。図9の横軸は比(Te/Lg)を示し、縦軸はオフリーク電流を示す。図9に示すように、比(Te/Lg)が同じであれば、第1構造におけるオフリーク電流が第2構造におけるオフリーク電流よりも小さかった。また、第1構造では、比(Te/Lg)が4.0以下であると、オフリーク電流が1.0×10-5A/mm以下と著しく低かった。
【0052】
(第2実験)
第2実験では、第1構造のうちで比(Te/Lg)が3.0の試料(試料A)と、第2構造のうちで比(Te/Lg)が10.0の試料(試料B)とについて、ソース-ゲート間電圧Vgsを変化させたときのドレイン電流Id及びゲートリーク電流Igを測定した。試料Aでは、厚さTeが0.3μmであり、ゲート長Lgが0.1μmである。試料Bでは、厚さTeが1.0μmであり、ゲート長Lgが0.1μmである。
【0053】
図10は、第2実験の結果を示す図である。図10の横軸はソース-ゲート間電圧Vgsと閾値電圧Vthとの差(Vgs-Vth)を示し、縦軸はドレイン電流Id及びゲートリーク電流Igを示す。図10に示すように、オフ状態となる電圧差(Vgs-Vth)が-3Vのとき、試料Bでは6.1×10-4A/mmのドレイン電流Idが流れたのに対し、試料Aで流れたドレイン電流Idは僅か7.6×10-6A/mmであった。また、バックバリアの効果により試料Aのゲートリーク電流Igは試料Bのゲートリーク電流Igよりも小さかった。
【0054】
(第3実験)
第3実験では、上記の試料A及び試料Bと、第2構造のうちで比(Te/Lg)が3.0の試料(試料C)とについて、電流コラプスの程度を確認した。すなわち、ソース-ゲート間電圧Vgsを2Vとし、バイアスストレスを印加した時と印加しない時とで、ソース-ドレイン間電圧Vdsとドレイン電流Idとの関係を測定し、ソース-ドレイン間電圧Vdsが7Vの時のドレイン電流Idの比を算出した。
【0055】
図11は、試料Aの第3実験の結果を示す図であり、図12は、試料Bの第3実験の結果を示す図であり、図13は、試料Cの第3実験の結果を示す図である。図11図13中の横軸はソース-ドレイン間電圧Vdsを示し、縦軸はドレイン電流Idを示す。図11に示すように、試料Aでは、ソース-ドレイン間電圧Vdsが7Vであり、バイアスストレスが印加されない時のドレイン電流Idに対するバイアスストレスが印加された時のドレイン電流Idの比(コラプス率)が87%であった。試料Bでは、コラプス率が73%であり、試料Cでは、コラプス率が53%であった。
【0056】
図14は、試料A、試料B及び試料Cのコラプス率を示す図である。図14の横軸は比(Te/Lg)を示し、縦軸はコラプス率を示す。図14に示すように、第2構造に属する試料Bと試料Cとの間では、比(Te/Lg)が小さい試料Cにおいてコラプス率が小さく、電流コラプスが顕著であった。
【0057】
(第3実施形態)
次に、第3実施形態について説明する。第3実施形態は、HEMTのディスクリートパッケージに関する。図15は、第3実施形態に係るディスクリートパッケージを示す図である。
【0058】
第3実施形態では、図15に示すように、第1~第2実施形態のいずれかと同様の構造を備えた半導体装置1210の裏面がはんだ等のダイアタッチ剤1234を用いてランド(ダイパッド)1233に固定されている。また、ドレイン電極114が接続されたドレインパッド1226dに、Alワイヤ等のワイヤ1235dが接続され、ワイヤ1235dの他端が、ランド1233と一体化しているドレインリード1232dに接続されている。ソース電極113に接続されたソースパッド1226sにAlワイヤ等のワイヤ1235sが接続され、ワイヤ1235sの他端がランド1233から独立したソースリード1232sに接続されている。ゲート電極130に接続されたゲートパッド1226gにAlワイヤ等のワイヤ1235gが接続され、ワイヤ1235gの他端がランド1233から独立したゲートリード1232gに接続されている。そして、ゲートリード1232gの一部、ドレインリード1232dの一部及びソースリード1232sの一部が突出するようにして、ランド1233及び半導体装置1210等がモールド樹脂1231によりパッケージングされている。
【0059】
このようなディスクリートパッケージは、例えば、次のようにして製造することができる。まず、半導体装置1210をはんだ等のダイアタッチ剤1234を用いてリードフレームのランド1233に固定する。次いで、ワイヤ1235g、1235d及び1235sを用いたボンディングにより、ゲートパッド1226gをリードフレームのゲートリード1232gに接続し、ドレインパッド1226dをリードフレームのドレインリード1232dに接続し、ソースパッド1226sをリードフレームのソースリード1232sに接続する。その後、トランスファーモールド法にてモールド樹脂1231を用いた封止を行う。続いて、リードフレームを切り離す。
【0060】
(第4実施形態)
次に、第4実施形態について説明する。第4実施形態は、HEMTを備えたPFC(Power Factor Correction)回路に関する。図16は、第4実施形態に係るPFC回路を示す結線図である。
【0061】
PFC回路1250には、スイッチ素子(トランジスタ)1251、ダイオード1252、チョークコイル1253、コンデンサ1254及び1255、ダイオードブリッジ1256、並びに交流電源(AC)1257が設けられている。そして、スイッチ素子1251のドレイン電極と、ダイオード1252のアノード端子及びチョークコイル1253の一端子とが接続されている。スイッチ素子1251のソース電極と、コンデンサ1254の一端子及びコンデンサ1255の一端子とが接続されている。コンデンサ1254の他端子とチョークコイル1253の他端子とが接続されている。コンデンサ1255の他端子とダイオード1252のカソード端子とが接続されている。また、スイッチ素子1251のゲート電極にはゲートドライバが接続されている。コンデンサ1254の両端子間には、ダイオードブリッジ1256を介してAC1257が接続される。コンデンサ1255の両端子間には、直流電源(DC)が接続される。そして、本実施形態では、スイッチ素子1251に、第1~第2実施形態のいずれかと同様の構造を備えた半導体装置が用いられている。
【0062】
PFC回路1250の製造に際しては、例えば、はんだ等を用いて、スイッチ素子1251をダイオード1252及びチョークコイル1253等に接続する。
【0063】
(第5実施形態)
次に、第5実施形態について説明する。第5実施形態は、サーバ電源に好適な、HEMTを備えた電源装置に関する。図17は、第5実施形態に係る電源装置を示す結線図である。
【0064】
電源装置には、高圧の一次側回路1261及び低圧の二次側回路1262、並びに一次側回路1261と二次側回路1262との間に配設されるトランス1263が設けられている。
【0065】
一次側回路1261には、第4実施形態に係るPFC回路1250、及びPFC回路1250のコンデンサ1255の両端子間に接続されたインバータ回路、例えばフルブリッジインバータ回路1260が設けられている。フルブリッジインバータ回路1260には、複数(ここでは4つ)のスイッチ素子1264a、1264b、1264c及び1264dが設けられている。
【0066】
二次側回路1262には、複数(ここでは3つ)のスイッチ素子1265a、1265b及び1265cが設けられている。
【0067】
本実施形態では、一次側回路1261を構成するPFC回路1250のスイッチ素子1251、並びにフルブリッジインバータ回路1260のスイッチ素子1264a、1264b、1264c及び1264dに、第1~第2実施形態のいずれかと同様の構造を備えた半導体装置が用いられている。一方、二次側回路1262のスイッチ素子1265a、1265b及び1265cには、シリコンを用いた通常のMIS型FET(電界効果トランジスタ)が用いられている。
【0068】
(第6実施形態)
次に、第6実施形態について説明する。第6実施形態は、HEMTを備えた増幅器に関する。図18は、第6実施形態に係る増幅器を示す結線図である。
【0069】
増幅器には、ディジタル・プレディストーション回路1271、ミキサー1272a及び1272b、並びにパワーアンプ1273が設けられている。
【0070】
ディジタル・プレディストーション回路1271は、入力信号の非線形歪みを補償する。ミキサー1272aは、非線形歪みが補償された入力信号と交流信号とをミキシングする。パワーアンプ1273は、第1~第2実施形態のいずれかと同様の構造を備えた半導体装置を備えており、交流信号とミキシングされた入力信号を増幅する。なお、本実施形態では、例えば、スイッチの切り替えにより、出力側の信号をミキサー1272bで交流信号とミキシングしてディジタル・プレディストーション回路1271に送出できる。この増幅器は、高周波増幅器、高出力増幅器として使用することができる。高周波増幅器は、例えば、携帯電話基地局用送受信装置、レーダー装置及びマイクロ波発生装置に用いることができる。
【0071】
本開示において、ゲート電極、ソース電極及びドレイン電極の構造は上述の実施形態のものに限定されない。例えば、これらが単層から構成されていてもよい。また、これらの形成方法はリフトオフ法に限定されない。更に、オーミック特性が得られるのであれば、ソース電極及びドレイン電極の形成後の熱処理を省略してもよい。ゲート電極の形成後に熱処理を行ってもよい。
【0072】
ゲート電極の構造として、上記の実施形態ではショットキー型ゲート構造が用いられているが、MIS(metal-insulator-semiconductor)型ゲート構造が用いられてもよい。
【0073】
半導体積層構造に含まれる窒化物半導体の層の組成は、上記の実施形態に記載されたものに限定されない。例えば、InAlN、InGaAlN等の窒化物半導体が用いられてもよい。
【0074】
また、本開示の製造方法における各工程の順序は、上記の実施形態に記載のものに限定されない。例えば、パッシベーション膜がソース電極及びドレイン電極より先に形成されてもよい。
【0075】
以上、好ましい実施の形態等について詳説したが、上述した実施の形態等に制限されることはなく、特許請求の範囲に記載された範囲を逸脱することなく、上述した実施の形態等に種々の変形及び置換を加えることができる。
【0076】
以下、本開示の諸態様を付記としてまとめて記載する。
【0077】
(付記1)
AlNの基板と、
前記基板の上方に設けられた窒化物半導体の電子走行層及び電子供給層を含む半導体積層構造と、
前記電子供給層の上方のゲート電極、ソース電極及びドレイン電極と、
を有し、
前記電子走行層は前記半導体積層構造の最下層に位置し、
前記ゲート電極のゲート長は0.3μm以下であり、
前記ゲート電極のゲート長に対する前記半導体積層構造の厚さの比は4.0以下であることを特徴とする半導体装置。
(付記2)
前記基板と前記電子走行層の間に設けられたAlGa1.0-xN(0.0≦x≦1.0)のバッファ層を有することを特徴とする付記1に記載の半導体装置。
(付記3)
前記バッファ層のAl組成xは、0.2以上であることを特徴とする付記2に記載の半導体装置。
(付記4)
前記バッファ層は、
第1Al組成を有する第1バッファ層と、
前記第1バッファ層の上方に設けられ、前記第1Al組成よりも低い第2Al組成を有する第2バッファ層と、
を有することを特徴とする付記2又は3に記載の半導体装置。
(付記5)
前記バッファ層の厚さは100nm以下であることを特徴とする付記2乃至4のいずれか1項に記載の半導体装置。
(付記6)
前記バッファ層の転位密度は、1.0×10cm-2以下であることを特徴とする付記2乃至5のいずれか1項に記載の半導体装置。
(付記7)
前記電子走行層の下面は前記基板に直接接することを特徴とする付記1に記載の半導体装置。
(付記8)
AlNの基板の上方に、電子走行層及び電子供給層を含む半導体積層構造を形成する工程と、
前記電子供給層の上方にゲート電極、ソース電極及びドレイン電極を形成する工程と、
を有し、
前記電子走行層は前記半導体積層構造の最下層に位置し、
前記ゲート電極のゲート長に対する前記半導体積層構造の厚さの比を4.0以下とすることを特徴とする半導体装置の製造方法。
(付記9)
前記半導体積層構造を形成する工程の前に、前記基板の上方にバッファ層を形成する工程を有し、
前記半導体積層構造を前記バッファ層の上に形成することを特徴とする付記8に記載の半導体装置の製造方法。
【符号の説明】
【0078】
100、200:半導体装置
101:基板
102、202:バッファ層
103:電子走行層
105:電子供給層
107:半導体積層構造
113:ソース電極
114:ドレイン電極
130:ゲート電極
202A:Alx1Ga1-x1N層
202B:Alx2Ga1-x2N層
202C:Alx3Ga1-x3N層
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18