(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-08-26
(45)【発行日】2024-09-03
(54)【発明の名称】画像表示方法、画像表示システムおよび画像表示装置
(51)【国際特許分類】
G06F 3/04847 20220101AFI20240827BHJP
G09G 5/00 20060101ALI20240827BHJP
H04N 5/74 20060101ALI20240827BHJP
【FI】
G06F3/04847
G09G5/00 510H
G09G5/00 555D
H04N5/74 Z
(21)【出願番号】P 2022058553
(22)【出願日】2022-03-31
【審査請求日】2023-01-06
(73)【特許権者】
【識別番号】000002369
【氏名又は名称】セイコーエプソン株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100179475
【氏名又は名称】仲井 智至
(74)【代理人】
【識別番号】100216253
【氏名又は名称】松岡 宏紀
(74)【代理人】
【識別番号】100225901
【氏名又は名称】今村 真之
(72)【発明者】
【氏名】森本 拓海
【審査官】岩橋 龍太郎
(56)【参考文献】
【文献】特開2016-224661(JP,A)
【文献】国際公開第2006/027866(WO,A1)
【文献】特開2021-019249(JP,A)
【文献】特開2011-217310(JP,A)
【文献】特開2019-086982(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 3/01
G06F 3/048-3/04895
H03J 9/00-9/06
H04Q 9/00-9/16
H04N 5/66-5/74
G09G 5/00-5/42
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1の設定値を示す第1の画像と、第2の設定値を示す第2の画像と、を含む第1の設
定画像を表示することと、
前記第1の画像及び前記第2の画像の一方を選択する第1の操作を受け付けることと、
前記第1の操作を受け付けた場合に、第3の設定値を示す第3の画像と、第4の設定値
を示す第4の画像と、第5の画像と、を含む第2の設定画像を表示することと、
前記第3の画像及び前記第4の画像の一方を選択する第2の操作を受け付けることと、
前記第5の画像を選択する第3の操作を受け付けることと、
前記第1の操作によって前記第1の画像が選択された後に前記第3の操作を受け付けた
場合に、前記第1の設定値を表示することと、
前記第1の操作によって前記第2の画像が選択された後に前記第3の操作を受け付けた
場合に、前記第2の設定値を表示することと、
前記第3の操作を受け付けた場合に
、入力画像を調整するための少なくとも1つの数値
を入力する第4の操作を受け付けることと、
前記第1の操作、前記第2の操作及び前記第4の操作に基づいて調整された
前記入力画
像を表示することと、
を含み、
前記第4の操作を受け付けることは、
前記第1の操作によって前記第1の画像が選択された後に前記第3の操作を受け付けた
場合は、前記第1の設定値を書き換える操作を受け付けることと、
前記第1の操作によって前記第2の画像が選択された後に前記第3の操作を受け付けた
場合は、前記第2の設定値を書き換える操作を受け付けることと、
を含む、
画像表示方法。
【請求項2】
前記第3の操作を受け付けた場合に、第1の設定項目に対応する数値を示す第1の数値
入力領域と、第2の設定項目に対応する数値を示す第2の数値入力領域と、第3の設定項
目に対応する数値を示す第3の数値入力領域と、を含む第3の設定画像を表示すること、
をさらに含み、
前記第1の数値入力領域、前記第2の数値入力領域、および前記第3の数値入力領域の
うち、初期値とは異なる前記数値を示す数値入力領域は、他の数値入力領域とは異なる表
示態様である、
請求項1に記載の画像表示方法。
【請求項3】
前記第1の操作によって前記第1の画像が選択された場合に、前記第2の設定画像を表
示することと、
前記第2の操作を受け付けた場合に、第4の設定画像を表示することと、
前記第1の操作によって前記第2の画像が選択された場合に、前記第4の設定画像を表
示することと、
をさらに含む、請求項1または2のいずれか一項に記載の画像表示方法。
【請求項4】
前記第1の画像は、前記第1の設定値に基づいて調整された前記入力画像のプレビュー
画像を含む、
請求項1から3のいずれか一項に記載の画像表示方法。
【請求項5】
前記第1の画像は、前記第1の設定値に対応する文字列を含む、
請求項1から4のいずれか一項に記載の画像表示方法。
【請求項6】
前記第1の設定画像を表示することの前に、第1の選択肢を示す第6の画像と、第2の
選択肢を示す第7の画像と、を含む選択画像を表示することと、
前記第6の画像を選択する操作を受け付けた場合に、前記第1の設定画像を表示するこ
とと、
前記第7の画像を選択する操作を受け付けた場合に、前記入力画像を調整するための設
定値をサーバーから受信することと、
をさらに含む、請求項1から5のいずれか一項に記載の画像表示方法。
【請求項7】
前記第1の設定画像を表示することは、第1の画像表示装置と、前記第1の画像表示装
置とは異なる第2の画像表示装置とが行い、
調整された前記入力画像を表示することは、前記第2の画像表示装置が行い、
前記第1の画像表示装置は、前記第1の設定画像と、第8の画像と、を含む第5の設定
画像を表示する、
請求項1に記載の画像表示方法。
【請求項8】
第1の設定値を示す第1の画像と、第2の設定値を示す第2の画像と、を含む第1の設
定画像を表示することと、
前記第1の画像及び前記第2の画像の一方を選択する第1の操作を受け付けることと、
前記第1の操作を受け付けた場合に、第3の設定値を示す第3の画像と、第4の設定値
を示す第4の画像と、第5の画像と、を含む第2の設定画像を表示することと、
前記第3の画像及び前記第4の画像の一方を選択する第2の操作を受け付けることと、
前記第5の画像を選択する第3の操作を受け付けることと、
前記第3の操作を受け付けた場合に、第1の設定項目に対応する数値を示す第1の数値
入力領域と、第2の設定項目に対応する数値を示す第2の数値入力領域と、第3の設定項
目に対応する数値を示す第3の数値入力領域と、を含む第3の設定画像を表示し
、入力画
像を調整するための少なくとも1つの数値を入力する第4の操作を受け付けることと、
前記第1の操作、前記第2の操作及び前記第4の操作に基づいて調整された
前記入力画
像を表示することと、
を含み、
前記第1の数値入力領域、前記第2の数値入力領域、および前記第3の数値入力領域の
うち、初期値とは異なる前記数値を示す数値入力領域は、他の数値入力領域とは異なる表
示態様である、
画像表示方法。
【請求項9】
第1の画像表示装置と、
前記第1の画像表示装置とは異なる第2の画像表示装置と、
を備え、
前記第1の画像表示装置は、
画像を表示する第1の表示装置と、
前記第1の表示装置を制御する第1のプロセッサーと、
を含み、
前記第2の画像表示装置は、
画像を表示する第2の表示装置と、
前記第2の表示装置を制御する第2のプロセッサーと、
を含み、
前記第1のプロセッサーは、
第1の設定値を示す第1の画像と、第2の設定値を示す第2の画像と、を含む第1の設
定画像を前記第1の表示装置に表示させることと、
前記第1の画像及び前記第2の画像の一方を選択する第1の操作を受け付けることと、
前記第1の操作を受け付けた場合に、第3の設定値を示す第3の画像と、第4の設定値
を示す第4の画像と、第5の画像と、を含む第2の設定画像を前記第1の表示装置に表示
させることと、
前記第3の画像及び前記第4の画像の一方を選択する第2の操作を受け付けることと、
前記第5の画像を選択する第3の操作を受け付けることと、
前記第1の操作によって前記第1の画像が選択された後に前記第3の操作を受け付けた
場合に、前記第1の設定値を表示することと、
前記第1の操作によって前記第2の画像が選択された後に前記第3の操作を受け付けた
場合に、前記第2の設定値を表示することと、
前記第3の操作を受け付けた場合に
、入力画像を調整するための少なくとも1つの数値
を入力する第4の操作を受け付けることと、
を実行し、
前記第4の操作を受け付けることは、
前記第1の操作によって前記第1の画像が選択された後に前記第3の操作を受け付けた
場合は、前記第1の設定値を書き換える操作を受け付けることと、
前記第1の操作によって前記第2の画像が選択された後に前記第3の操作を受け付けた
場合は、前記第2の設定値を書き換える操作を受け付けることと、
を含み、
前記第2のプロセッサーは、
前記第1の操作、前記第2の操作及び前記第4の操作に基づいて調整された
前記入力画
像を前記第2の表示装置に表示させること、
を実行する、
画像表示システム。
【請求項10】
画像を表示する表示装置と、
前記表示装置を制御するプロセッサーと、
を備え、
前記プロセッサーは、
第1の設定値を示す第1の画像と、第2の設定値を示す第2の画像と、を含む第1の設
定画像を前記表示装置に表示させることと、
前記第1の画像及び前記第2の画像の一方を選択する第1の操作を受け付けることと、
前記第1の操作を受け付けた場合に、第3の設定値を示す第3の画像と、第4の設定値
を示す第4の画像と、第5の画像と、を含む第2の設定画像を前記表示装置に表示させる
ことと、
前記第3の画像及び前記第4の画像の一方を選択する第2の操作を受け付けることと、
前記第5の画像を選択する第3の操作を受け付けることと、
前記第1の操作によって前記第1の画像が選択された後に前記第3の操作を受け付けた
場合に、前記第1の設定値を表示することと、
前記第1の操作によって前記第2の画像が選択された後に前記第3の操作を受け付けた
場合に、前記第2の設定値を表示することと、
前記第3の操作を受け付けた場合に
、入力画像を調整するための少なくとも1つの数値
を入力する第4の操作を受け付けることと、
前記第1の操作、前記第2及び前記第4の操作の操作に基づいて調整された
前記入力画
像を前記表示装置に表示させることと、
を実行し、
前記第4の操作を受け付けることは、
前記第1の操作によって前記第1の画像が選択された後に前記第3の操作を受け付けた
場合は、前記第1の設定値を書き換える操作を受け付けることと、
前記第1の操作によって前記第2の画像が選択された後に前記第3の操作を受け付けた
場合は、前記第2の設定値を書き換える操作を受け付けることと、
を含む、
画像表示装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像表示方法、画像表示システムおよび画像表示装置に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、プロジェクターによって映像が投影される空間の印象を表す言葉に応じて、映像の明るさ、コントラスト比、フォーカス、アスペクト比、再生速度、色度、投射角度、および投影倍率のうち、少なくとも2つを変更する方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示された方法では、プロジェクターの記憶装置に、上記の各パラメーターの設定値が、「すっきり」及び「くつろぎ」等の複数の言葉のそれぞれに紐づけられて予め記憶されている。そのため、直感的な方法で、より詳細に映像を調整したいというユーザーの要求に応えることができない。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一つの態様の画像表示方法は、第1の設定値を示す第1の画像と、第2の設定値を示す第2の画像と、を含む第1の設定画像を表示することと、前記第1の画像及び前記第2の画像の一方を選択する第1の操作を受け付けることと、前記第1の操作を受け付けた場合に、第3の設定値を示す第3の画像と、第4の設定値を示す第4の画像と、を含む第2の設定画像を表示することと、前記第3の画像及び前記第4の画像の一方を選択する第2の操作を受け付けることと、前記第1の操作及び前記第2の操作に基づいて調整された入力画像を表示することと、を含む。
【0006】
本発明の一つの態様の画像表示システムは、第1の画像表示装置と、前記第1の画像表示装置とは異なる第2の画像表示装置と、を備え、前記第1の画像表示装置は、画像を表示する第1の表示装置と、前記第1の表示装置を制御する第1のプロセッサーと、を含み、前記第2の画像表示装置は、画像を表示する第2の表示装置と、前記第2の表示装置を制御する第2のプロセッサーと、を含み、前記第1のプロセッサーは、第1の設定値を示す第1の画像と、第2の設定値を示す第2の画像と、を含む第1の設定画像を前記第1の表示装置に表示させることと、前記第1の画像及び前記第2の画像の一方を選択する第1の操作を受け付けることと、前記第1の操作を受け付けた場合に、第3の設定値を示す第3の画像と、第4の設定値を示す第4の画像と、を含む第2の設定画像を前記第1の表示装置に表示させることと、前記第3の画像及び前記第4の画像の一方を選択する第2の操作を受け付けることと、を実行し、前記第2のプロセッサーは、前記第1の操作及び前記第2の操作に基づいて調整された入力画像を前記第2の表示装置に表示させること、を実行する。
【0007】
本発明の一つの態様の画像表示装置は、画像を表示する表示装置と、前記表示装置を制御するプロセッサーと、を備え、前記プロセッサーは、第1の設定値を示す第1の画像と、第2の設定値を示す第2の画像と、を含む第1の設定画像を前記表示装置に表示させることと、前記第1の画像及び前記第2の画像の一方を選択する第1の操作を受け付けることと、前記第1の操作を受け付けた場合に、第3の設定値を示す第3の画像と、第4の設定値を示す第4の画像と、を含む第2の設定画像を前記表示装置に表示させることと、前記第3の画像及び前記第4の画像の一方を選択する第2の操作を受け付けることと、前記第1の操作及び前記第2の操作に基づいて調整された入力画像を前記表示装置に表示させることと、を実行する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】本実施形態の画像表示システムの構成を模式的に示すブロック図である。
【
図2】第1のプロセッサーが実行する画像調整処理を示すフローチャートである。
【
図3】第1のプロセッサーが実行する画像調整処理を示すフローチャートである。
【
図4】第1のプロセッサーが実行する画像調整処理を示すフローチャートである。
【
図5】第1のプロセッサーが実行する画像調整処理を示すフローチャートである。
【
図7】第1の映像ジャンル選択画像の一例を示す図である。
【
図13】コンテンツ名入力画像の一例を示す図である。
【
図15】第2の映像ジャンル選択画像の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本開示の一実施形態について図面を参照しながら説明する。
なお、以下の各図面においては各構成要素を見やすくするため、構成要素によって寸法の縮尺を異ならせて示すことがある。
【0010】
〔第1実施形態〕
まず、本開示の第1実施形態について説明する。
図1は、本実施形態の画像表示システム1の構成を模式的に示すブロック図である。
図1に示すように、本実施形態の画像表示システム1は、第1の画像表示装置10と、第2の画像表示装置20と、を備える。第1の画像表示装置10は、例えば、デスクトップ型PC(Personal Computer)、ノート型PC、タブレット端末、およびスマートフォンなど、画像表示機能を有する情報処理装置である。より具体的には、第1の画像表示装置10は、所定のアプリケーションを起動可能であって、且つアプリケーションが提供するGUI(Graphical User Interface)を表示可能な装置である。一例として、本実施形態における第1の画像表示装置10は、ノート型PCである。
【0011】
第2の画像表示装置20は、第1の画像表示装置10とは異なる画像表示装置である。一例として、本実施形態における第2の画像表示装置20は、画像光Lを投射面100に投射することにより、投射面100に画像を表示するプロジェクターである。投射面100は、専用のプロジェクタースクリーンでもよいし、或いは、壁面などでもよい。以下の説明において、第2の画像表示装置20が画像光Lを投射することを、「第2の画像表示装置20が画像を表示する」と言い換える場合がある。
【0012】
第1の画像表示装置10と第2の画像表示装置20とは、不図示の通信ケーブルを介して接続されている。第1の画像表示装置10は、通信ケーブルを介して映像信号を第2の画像表示装置20に供給する。第2の画像表示装置20は、第1の画像表示装置10から供給される映像信号に基づいて画像光Lを生成し、生成した画像光Lを投射面100に投射する。
【0013】
第1の画像表示装置10は、第1の入力装置11と、第1の表示装置12と、第1の通信部13と、第1のメモリー14と、第1のプロセッサー15と、を含む。第2の画像表示装置20は、第2の入力装置21と、第2の表示装置22と、第2の通信部23と、スピーカー24と、第2のメモリー25と、第2のプロセッサー26と、を含む。
【0014】
第1の入力装置11は、第1の画像表示装置10に対するユーザーの入力操作を受け付ける装置である。一例として、第1の入力装置11は、キーボード11aと、マウス11bと、を含む。第1の入力装置11は、ユーザーがキーボード11a及びマウス11bを操作することで生じた電気信号を、第1操作信号として第1のプロセッサー15に出力する。
【0015】
第1の表示装置12は、第1のプロセッサー15によって制御されることにより、所定の画像を表示するディスプレイパネルである。例えば、第1の表示装置12は、ノート型PCである第1の画像表示装置10に搭載された液晶ディスプレイ、或いは有機EL(Electro-Luminescence) ディスプレイなどの薄型ディスプレイである。
【0016】
第1の通信部13は、第2の画像表示装置20の第2の通信部23と通信ケーブルを介して接続される通信インターフェースであり、例えば、インターフェース回路を有する。第1の通信部13は、第2の通信部23から受信した信号を第1のプロセッサー15に出力する。また、第1の通信部13は、第1のプロセッサー15から入力された映像信号等の各種信号を第2の通信部23に送信する。第1の通信部13は、例えばWi-Fi(登録商標)などの無線通信規格をサポートする無線LAN(Local Area Network)を介してインターネットにアクセスし、映像配信サービスなどの各種サービスを提供するインターネットサーバー(図示省略)と通信する機能も有する。
【0017】
第1のメモリー14は、第1のプロセッサー15に各種処理を実行させるのに必要なプログラム及び各種設定データなどを記憶する不揮発性メモリーと、第1のプロセッサー15が各種処理を実行する際にデータの一時保存先として使用される揮発性メモリーとを含む。例えば、不揮発性メモリーは、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)又はフラッシュメモリーなどである。揮発性メモリーは、例えばRAM(Random Access Memory)などである。第1のメモリー14が記憶するプログラムには、後述の画像調整アプリケーションのソフトウェアも含まれる。
【0018】
第1のプロセッサー15は、第1のメモリー14に予め記憶されたプログラムに従って第1の画像表示装置10の全体動作を制御する演算処理装置である。一例を挙げると、第1のプロセッサー15は、単数または複数のCPU(Central Processing Unit)によって構成される。第1のプロセッサー15の機能の一部または全部は、DSP(Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、PLD(Programmable Logic Device)、及びFPGA(Field Programmable Gate Array)等の回路によって構成されてもよい。第1のプロセッサー15は、各種の処理を並列的または逐次的に実行する。
【0019】
例えば、第1のプロセッサー15は、第1の入力装置11から入力される第1操作信号と、第1の通信部13を介して第2の画像表示装置20から受信した信号とに基づいて、所定の処理を実行し、その処理結果を示す画像を第1の表示装置12に表示させる。また、第1のプロセッサー15は、処理結果を示す信号および映像信号などの各種信号を第1の通信部13を介して第2の画像表示装置20に送信する。
【0020】
第2の入力装置21は、第2の画像表示装置20に対するユーザーの入力操作を受け付ける装置である。一例として、第2の入力装置21は、操作部21aと、受光部21bと、を含む。操作部21aは、第2の画像表示装置20に設けられた複数の操作キーから構成される。例えば、操作キーは、電源キー、メニュー呼び出しキー、方向キー、決定キー、および音量調整キーなどを含む。操作キーは、ハードウェアキーでもよいし、或いは第2の画像表示装置20に設けられたタッチパネルに表示されるソフトウェアキーでもよい。操作部21aは、各操作キーがユーザーによって操作されることで生じる電気信号を第2操作信号として第2のプロセッサー26に出力する。
【0021】
受光部21bは、第2の画像表示装置20のリモートコントローラー(図示省略)から送信される赤外光を受光して電気信号に変換する光電変換回路を含む。受光部21bは、赤外光の光電変換によって得られた電気信号をリモート操作信号として第2のプロセッサー26に出力する。リモートコントローラーには、操作部21aと同様に複数の操作キーが設けられている。リモートコントローラーは、リモートコントローラーに設けられた各操作キーがユーザーによって操作されることで生じる電気信号を赤外光に変換して第2の画像表示装置20に送信する。つまり、受光部21bから出力されるリモート操作信号は、リモートコントローラーの各操作キーがユーザーによって操作されることで生じる電気信号と実質的に同じである。なお、リモートコントローラーが、Bluetooth(登録商標)などの近距離無線通信規格に従って電波信号を送信する場合には、受光部21bの代わりに、電波信号を受信する受信装置を設けてもよい。
【0022】
第2の表示装置22は、第2のプロセッサー26によって制御されることにより、カラー画像を表す画像光Lを生成し、生成した画像光Lを投射面100に向けて投射する。第2の表示装置22は、投射装置と言い換えることができる。第2の表示装置22は、第1の画像生成パネル22aと、第2の画像生成パネル22bと、第3の画像生成パネル22cと、ダイクロイックプリズム22dと、投射光学系22eと、を有する。
【0023】
第1の画像生成パネル22aは、赤色の画像を表す赤色画像光LRを生成してダイクロイックプリズム22dに出射する。第1の画像生成パネル22aは、マトリクス状に配置された複数の画素を有し、複数の画素のそれぞれは赤色光を出射する。第2のプロセッサー26によって画素ごとに赤色光の出射光量が制御されることにより、第1の画像生成パネル22aから赤色画像光LRが出射される。
【0024】
第2の画像生成パネル22bは、緑色の画像を表す緑色画像光LGを生成してダイクロイックプリズム22dに出射する。第2の画像生成パネル22bは、マトリクス状に配置された複数の画素を有し、複数の画素のそれぞれは緑色光を出射する。第2のプロセッサー26によって画素ごとに緑色光の出射光量が制御されることにより、第2の画像生成パネル22bから緑色画像光LGが出射される。
【0025】
第3の画像生成パネル22cは、青色の画像を表す青色画像光LBを生成してダイクロイックプリズム22dに出射する。第3の画像生成パネル22cは、マトリクス状に配置された複数の画素を有し、複数の画素のそれぞれは青色光を出射する。第2のプロセッサー26によって画素ごとに青色光の出射光量が制御されることにより、第3の画像生成パネル22cから青色画像光LBが出射される。
【0026】
例えば、各画像生成パネル22a、22b及び22cは、OLED(Organic Light Emitting Diode)パネル、又はμLED(Micro Light Emitting Diode)パネルなどの自発光型電気光学装置である。なお、各画像生成パネル22a、22b及び22cは、液晶パネル、又はDMD(Digital Micromirror Device)などの非自発光型電気光学装置であってもよい。各画像生成パネル22a、22b及び22cが非自発光型電気光学装置である場合には、LED等の不図示の光源からの光が、赤色光、緑色光、及び青色光にそれぞれ分離される。赤色光は、第1の画像生成パネル22aに入射する。緑色光は、第2の画像生成パネル22bに入射する。青色光は、第3の画像生成パネル22cに入射する。また、単板の画像生成パネルを用いて、時分割で各色の光を出射させてもよい。
【0027】
ダイクロイックプリズム22dは、赤色画像光LRと、緑色画像光LGと、青色画像光LBとを合成することにより、カラー画像を表す画像光Lを生成して投射光学系22eに出射する。投射光学系22eは、レンズなどの複数の光学素子から構成されており、ダイクロイックプリズム22dから出射される画像光Lを投射面100に向けて拡大投射する。図示は省略するが、投射光学系22eには、レンズシフト量、レンズフォーカス量及びレンズズーム量などの光学パラメーターを調整できる機構が設けられている。それらの機構が第2のプロセッサー26によって制御されることにより、投射光学系22eの光学パラメーターが調整される。
【0028】
第2の通信部23は、第1の画像表示装置10の第1の通信部13と通信ケーブルを介して接続される通信インターフェースであり、例えば、インターフェース回路を有する。第2の通信部23は、第1の通信部13から受信した映像信号等の各種信号を第2のプロセッサー26に出力する。また、第2の通信部23は、第2のプロセッサー26から入力された信号を第1の通信部13に送信する。
【0029】
スピーカー24は、第2のプロセッサー26によって制御されることにより、所定の音量を有する音声を出力する。第2のメモリー25は、第2のプロセッサー26に各種処理を実行させるのに必要なプログラム及び各種設定データなどを記憶する不揮発性メモリーと、第2のプロセッサー26が各種処理を実行する際にデータの一時保存先として使用される揮発性メモリーとを含む。
【0030】
第2のプロセッサー26は、第2のメモリー25に予め記憶されたプログラムに従って第2の画像表示装置20の全体動作を制御する演算処理装置である。一例を挙げると、第2のプロセッサー26は、単数または複数のCPUによって構成される。第2のプロセッサー26の機能の一部または全部は、DSP、ASIC、PLD、及びFPGA等の回路によって構成されてもよい。第2のプロセッサー26は、各種の処理を並列的または逐次的に実行する。
【0031】
例えば、第2のプロセッサー26は、操作部21aから入力される第2操作信号と、受光部21bから入力されるリモート操作信号と、第2の通信部23を介して第1の画像表示装置10から受信した信号とに基づいて、第2の表示装置22及びスピーカー24を制御する。具体的には、第2のプロセッサー26は、第1の画像表示装置10から供給される映像信号に含まれる画像データに基づく画像が投射面100に表示(投射)されるように第2の表示装置22を制御し、映像信号に含まれる音声データに基づく音声が出力されるようにスピーカー24を制御する。
【0032】
次に、上記のように構成された画像表示システム1の動作について説明する。
図2から
図5は、第1の画像表示装置10の第1のプロセッサー15が実行する画像調整処理を示すフローチャートである。第1のプロセッサー15は、画像調整アプリケーションを起動する操作を受け付けると、第1のメモリー14から画像調整アプリケーションのソフトウェアを読み出して実行することにより、
図2から
図5で示される画像調整処理を実行する。
【0033】
画像調整アプリケーションを起動する操作とは、例えば、ユーザーが、マウス11bを使って、第1の表示装置12の画面に表示されている画像調整アプリケーションの起動用アイコンをダブルクリックすることである。
【0034】
図2に示すように、第1のプロセッサー15は、画像調整処理を開始すると、まず、調整方法選択画像200を含むアプリケーションウインドウをGUIとして第1の表示装置12に表示させる(ステップS1)。
【0035】
図6は、調整方法選択画像200の一例を示す図である。調整方法選択画像200は、入力画像の色味調整方法を選択することをユーザーに要求する画像である。調整方法選択画像200は、第1の選択肢を示す第1の選択肢画像210と、第2の選択肢を示す第2の選択肢画像220と、を含む。調整方法選択画像200は、「選択画像」に対応する。
【0036】
第1の選択肢画像210は、第1の選択肢に対応する文字列を含む。一例として、第1の選択肢に対応する文字列は、「自分で調整を行う」である。後述するように、第1のプロセッサー15は、第1の選択肢画像210を選択する操作を受け付けた場合、ユーザーから受け付ける操作に従って入力画像の色味調整を行う処理を実行する。第1の選択肢画像210は、「第6の画像」に対応する。
【0037】
第2の選択肢画像220は、第2の選択肢に対応する文字列を含む。一例として、第2の選択肢に対応する文字列は、「プロのデータを読み込む」である。後述するように、第1のプロセッサー15は、第2の選択肢画像220を選択する操作を受け付けた場合、第1の通信部13を介してインターネットにアクセスし、入力画像の色味調整を行うための色味設定値をインターネットサーバーから受信する処理を実行する。第2の選択肢画像220は、「第7の画像」に対応する。
【0038】
第1の表示装置12の画面に表示されるアプリケーションウインドウは、上記のような調整方法選択画像200だけでなく、画像調整のための各種操作アイコン、アプリケーションウインドウのサイズを変化させるためのアイコン、およびアプリケーションウインドウを閉じるためのアイコンなどの複数の画像を含む。アプリケーションウインドウに含まれる各種アイコンは、「第8の画像」に対応する。アプリケーションウインドウは、「第5の設定画像」に対応する。
【0039】
入力画像は、映像信号に含まれる画像データが示す画像である。映像信号は、映像配信サービスを提供するインターネットサーバーから受信した映像信号でもよいし、或いは、第1の画像表示装置10に搭載されたDVD(Digital Versatile Disc)ドライブ(図示省略)によって読み込まれたDVDの映像信号であってもよい。入力画像は、上記のようにインターネットまたはDVDドライブ等を介して第1の画像表示装置10に入力された画像であって、且つ第1の画像表示装置10に入力された後に色味調整及び形状補正などの画像処理を受けていないオリジナルの画像である。
【0040】
図2に示すように、第1のプロセッサー15は、調整方法選択画像200が表示されている期間に、第1の入力装置11から入力される第1操作信号に基づいて、第1の選択肢画像210を選択する操作を受け付けたか否かを判定する(ステップS2)。言い換えれば、第1のプロセッサー15は、第1の選択肢である「自分で調整を行う」を色味調整方法として選択する操作を受け付けたか否かを判定する。
【0041】
第1のプロセッサー15は、第1の選択肢画像210を選択する操作を受け付けたと判定した場合(ステップS2:Yes)、第1の映像ジャンル選択画像300を含むアプリケーションウインドウを第1の表示装置12に表示させる(ステップS3)。第1の選択肢画像210を選択する操作とは、例えば、ユーザーが、マウス11bを使って、第1の選択肢画像210をクリックすることである。
【0042】
一方、第1のプロセッサー15は、調整方法選択画像200が表示されている期間に、第1の選択肢画像210を選択する操作を受け付けなかったと判定した場合(ステップS2:No)、
図5のフローチャートにおけるステップS25に移行する。すなわち、第1のプロセッサー15は、第2の選択肢画像220を選択する操作を受け付けたと判定した場合に、ステップS25に移行する。
【0043】
言い換えれば、第1のプロセッサー15は、第2の選択肢である「プロのデータを読み込む」を色味調整方法として選択する操作を受け付けたと判定した場合に、ステップS25に移行する。第2の選択肢画像220を選択する操作とは、例えば、ユーザーが、マウス11bを使って、第2の選択肢画像220をクリックすることである。以下では、まず、第1のプロセッサー15が第1の選択肢画像210を選択する操作を受け付けた場合に実行する処理について説明する。
【0044】
図7は、第1の映像ジャンル選択画像300の一例を示す図である。第1の映像ジャンル選択画像300は、入力画像の映像ジャンルを選択することをユーザーに要求する画像である。第1の映像ジャンル選択画像300は、第1の候補画像310と、第2の候補画像320と、第3の候補画像330と、第4の候補画像340と、選択枠350と、送り操作ボタン360と、戻り操作ボタン370と、詳細設定ボタン380と、を含む。第1の映像ジャンル選択画像300は、「第1の設定画像」に対応する。
【0045】
第1の候補画像310は、第1の映像ジャンルに対応する第1の色味設定値を示す画像である。一例として、第1の映像ジャンルは、「ダイナミック」である。第1の色味設定値は、第1のメモリー14に予め記憶されている。第1の候補画像310は、第1の色味設定値に基づいて色味が調整された入力画像のプレビュー画像と、第1の色味設定値に対応する文字列である「ダイナミック」とを含む。第1の色味設定値は、「第1の設定値」に対応する。第1の候補画像310は、「第1の画像」に対応する。
【0046】
第2の候補画像320は、第2の映像ジャンルに対応する第2の色味設定値を示す画像である。一例として、第2の映像ジャンルは、「シネマ」である。第2の色味設定値は、第1のメモリー14に予め記憶されている。第2の候補画像320は、第2の色味設定値に基づいて色味が調整された入力画像のプレビュー画像と、第2の色味設定値に対応する文字列である「シネマ」とを含む。第2の色味設定値は、「第2の設定値」に対応する。第2の候補画像320は、「第2の画像」に対応する。
【0047】
第3の候補画像330は、第3の映像ジャンルに対応する第3の色味設定値を示す画像である。一例として、第3の映像ジャンルは、「ドラマ」である。第3の色味設定値は、第1のメモリー14に予め記憶されている。第3の候補画像330は、第3の色味設定値に基づいて色味が調整された入力画像のプレビュー画像と、第3の色味設定値に対応する文字列である「ドラマ」とを含む。
【0048】
第4の候補画像340は、第4の映像ジャンルに対応する第4の色味設定値を示す画像である。一例として、第4の映像ジャンルは、「ゲーム」である。第4の色味設定値は、第1のメモリー14に予め記憶されている。第4の候補画像340は、第4の色味設定値に基づいて色味が調整された入力画像のプレビュー画像と、第4の色味設定値に対応する文字列である「ゲーム」とを含む。
なお、
図7では、第1の候補画像310から第4の候補画像340を、同じ色味を有する白黒画像として示しているが、実際の第1の映像ジャンル選択画像300では、第1の候補画像310から第4の候補画像340は、それぞれ映像ジャンルに応じて異なる色味を有するカラー画像である。
【0049】
選択枠350は、第1の候補画像310から第4の候補画像340のうちの1つを選択するために用いられる、矩形枠状の画像である。第1のプロセッサー15は、第1の候補画像310から第4の候補画像340のうち、選択枠350によって囲まれている候補画像を、ユーザーによって選択された候補画像(映像ジャンル)として認識する。
【0050】
送り操作ボタン360は、アプリケーションウインドウ内に表示される画像を、第1の映像ジャンル選択画像300から次の明るさ選択画像400に切り替えることを、第1のプロセッサー15に指示するための画像(アイコン)である。一例として、送り操作ボタン360は、「次へ」という文字列を含む。
【0051】
戻り操作ボタン370は、アプリケーションウインドウ内に表示される画像を、第1の映像ジャンル選択画像300から直前の調整方法選択画像200に戻すことを、第1のプロセッサー15に指示するための画像(アイコン)である。一例として、戻り操作ボタン370は、「戻る」という文字列を含む。
【0052】
詳細設定ボタン380は、アプリケーションウインドウ内に表示される画像を、映像ジャンル選択画像300から詳細設定画像700に切り替えることを、第1のプロセッサー15に指示するための画像(アイコン)である。一例として、詳細設定ボタン380は、「詳細設定へスキップ」という文字列を含む。
【0053】
図2に示すように、第1のプロセッサー15は、第1の映像ジャンル選択画像300が表示されている期間に、第1の入力装置11から入力される第1操作信号に基づいて、第2の候補画像320を選択する第1の操作を受け付けたか否かを判定する(ステップS4)。言い換えれば、第1のプロセッサー15は、第2の映像ジャンルである「シネマ」を映像ジャンルとして選択する第1の操作を受け付けたか否かを判定する。第2の候補画像320を選択する第1の操作とは、例えば、ユーザーが、マウス11bを使って、選択枠350を第2の候補画像320の位置にセットした後に、送り操作ボタン360をクリックすることである。
【0054】
第1のプロセッサー15は、第2の候補画像320(つまり「シネマ」)を選択する第1の操作を受け付けたと判定した場合(ステップS4:Yes)、後述のステップS5からステップS9までの処理をスキップして、
図3のフローチャートにおけるステップS10に移行する。
図3のフローチャートにおけるステップS10以降の処理については、後で説明する。
【0055】
一方、第1のプロセッサー15は、第2の候補画像320を選択する第1の操作を受け付けなかったと判定した場合(ステップS4:No)、第1の候補画像310から第4の候補画像340のうち、第2の候補画像320以外の候補画像を選択する第1の操作を受け付けたか否かを判定する(ステップS5)。言い換えれば、第1のプロセッサー15は、「シネマ」以外の映像ジャンルを選択する第1の操作を受け付けたか否かを判定する。
【0056】
第1のプロセッサー15は、第2の候補画像320以外の候補画像を選択する第1の操作を受け付けなかったと判定した場合(ステップS5:No)、詳細設定ボタン380を押下する操作を受け付けたか否かを判定する(ステップS6)。
【0057】
第1のプロセッサー15は、詳細設定ボタン380を押下する操作を受け付けたと判定した場合(ステップS6:Yes)、
図4のフローチャートにおけるステップS18に移行する。詳細設定ボタン380を押下する操作とは、例えば、ユーザーが、マウス11bを使って、詳細設定ボタン380をクリックすることである。
図4のフローチャートにおけるステップS18以降の処理については、後で説明する。
【0058】
第1のプロセッサー15は、詳細設定ボタン380を押下する操作を受け付けなかったと判定した場合(ステップS6:No)、ステップS4に戻る。なお、
図2では図示していないが、第1のプロセッサー15は、第1の映像ジャンル選択画像300が表示されている期間に、戻り操作ボタン370を押下する操作を受け付けたと判定した場合、ステップS1に戻り、アプリケーションウインドウ内に表示される画像を、第1の映像ジャンル選択画像300から直前の調整方法選択画像200に戻す。戻り操作ボタン370を押下する操作とは、例えば、ユーザーが、マウス11bを使って、戻り操作ボタン370をクリックすることである。
【0059】
第1のプロセッサー15は、第2の候補画像320以外の候補画像を選択する第1の操作を受け付けたと判定した場合(ステップS5:Yes)、明るさ選択画像400を含むアプリケーションウインドウを第1の表示装置12に表示させる(ステップS7)。例えば、第1のプロセッサー15は、第1の候補画像310(つまり「ダイナミック」)を選択する第1の操作を受け付けたと判定した場合に、明るさ選択画像400を含むアプリケーションウインドウを第1の表示装置12に表示させる。
【0060】
図8は、明るさ選択画像400の一例を示す図である。明るさ選択画像400は、入力画像の明るさを選択することをユーザーに要求する画像である。明るさ選択画像400は、第5の候補画像410と、第6の候補画像420と、選択枠430と、送り操作ボタン440と、戻り操作ボタン450と、詳細設定ボタン460と、を含む。明るさ選択画像400は、「第2の設定画像」に対応する。
【0061】
第5の候補画像410は、明るさを表す言葉である「明るめ」に対応する第5の色味設定値を示す画像である。第5の色味設定値は、第1のメモリー14に予め記憶されている。第5の候補画像410は、第5の色味設定値に基づいて色味が調整された入力画像のプレビュー画像と、第5の色味設定値に対応する文字列である「明るめ」とを含む。第5の色味設定値は、「第3の設定値」に対応する。第5の候補画像410は、「第3の画像」に対応する。
【0062】
第6の候補画像420は、明るさを表す言葉である「暗め」に対応する第6の色味設定値を示す画像である。第6の色味設定値は、第1のメモリー14に予め記憶されている。第6の候補画像420は、第6の色味設定値に基づいて色味が調整された入力画像のプレビュー画像と、第6の色味設定値に対応する文字列である「暗め」とを含む。第6の色味設定値は、「第4の設定値」に対応する。第6の候補画像420は、「第4の画像」に対応する。
なお、
図8では、第5の候補画像410及び第6の候補画像420を白黒画像として示しているが、実際の明るさ選択画像400では、第5の候補画像410及び第6の候補画像420は、それぞれ異なる明るさを有するカラー画像である。
【0063】
選択枠430は、第5の候補画像410と第6の候補画像420との一方を選択するために用いられる、矩形枠状の画像である。第1のプロセッサー15は、第5の候補画像410と第6の候補画像420とのうち、選択枠430によって囲まれている候補画像を、ユーザーによって選択された候補画像(明るさ)として認識する。
【0064】
送り操作ボタン440は、アプリケーションウインドウ内に表示される画像を、明るさ選択画像400から次の調整色選択画像500に切り替えることを、第1のプロセッサー15に指示するための画像(アイコン)である。一例として、送り操作ボタン440は、「次へ」という文字列を含む。
【0065】
戻り操作ボタン450は、アプリケーションウインドウ内に表示される画像を、明るさ選択画像400から直前の第1の映像ジャンル選択画像300に戻すことを、第1のプロセッサー15に指示するための画像(アイコン)である。一例として、戻り操作ボタン450は、「戻る」という文字列を含む。
【0066】
詳細設定ボタン460は、アプリケーションウインドウ内に表示される画像を、明るさ選択画像400から詳細設定画像700に切り替えることを、第1のプロセッサー15に指示するための画像(アイコン)である。一例として、詳細設定ボタン460は、「詳細設定へスキップ」という文字列を含む。詳細設定ボタン460は、「第5の画像」に対応する。
【0067】
図2に示すように、第1のプロセッサー15は、明るさ選択画像400が表示されている期間に、第1の入力装置11から入力される第1操作信号に基づいて、第5の候補画像410及び第6の候補画像420の一方を選択する第2の操作を受け付けたか否かを判定する(ステップS8)。言い換えれば、第1のプロセッサー15は、入力画像の明るさとして「明るめ」と「暗め」との一方を選択する第2の操作を受け付けたか否かを判定する。
【0068】
第5の候補画像410及び第6の候補画像420の一方を選択する第2の操作とは、例えば、ユーザーが、マウス11bを使って、選択枠430を第5の候補画像410及び第6の候補画像420の一方の位置にセットした後に、送り操作ボタン440をクリックすることである。
【0069】
第1のプロセッサー15は、第5の候補画像410及び第6の候補画像420の一方を選択する第2の操作を受け付けなかったと判定した場合(ステップS8:No)、詳細設定ボタン460を押下する第3の操作を受け付けたか否かを判定する(ステップS9)。第1のプロセッサー15は、詳細設定ボタン460を押下する第3の操作を受け付けたと判定した場合(ステップS9:Yes)、
図4のフローチャートにおけるステップS18に移行する。
図4のフローチャートにおけるステップS18以降の処理については、後で説明する。
【0070】
第1のプロセッサー15は、詳細設定ボタン460を押下する第3の操作を受け付けなかったと判定した場合(ステップS9:No)、ステップS8に戻る。なお、
図2では図示していないが、第1のプロセッサー15は、明るさ選択画像400が表示されている期間に、戻り操作ボタン450を押下する操作を受け付けたと判定した場合、ステップS3に戻り、アプリケーションウインドウ内に表示される画像を、明るさ選択画像400から直前の第1の映像ジャンル選択画像300に戻す。
【0071】
第1のプロセッサー15は、第5の候補画像410及び第6の候補画像420の一方を選択する第2の操作を受け付けたと判定した場合(ステップS8:Yes)、
図3のフローチャートにおけるステップS10に移行する。
【0072】
図3に示すように、第1のプロセッサー15は、ステップS10に移行すると、調整色選択画像500を含むアプリケーションウインドウを第1の表示装置12に表示させる(ステップS10)。
【0073】
図9は、調整色選択画像500の一例を示す図である。調整色選択画像500は、入力画像の赤味、青味及び緑味の3つの色味のうち、強調する色味を選択することをユーザーに要求する画像である。調整色選択画像500は、第7の候補画像510と、第8の候補画像520と、第9の候補画像530と、選択枠540と、送り操作ボタン550と、戻り操作ボタン560と、詳細設定ボタン570と、を含む。調整色選択画像500は、「第4の設定画像」に対応する。
【0074】
第7の候補画像510は、入力画像の赤味を強調するための第7の色味設定値を示す画像である。第7の色味設定値は、第1のメモリー14に予め記憶されている。第7の候補画像510は、第7の色味設定値に基づいて赤味が調整された入力画像のプレビュー画像と、第7の色味設定値に対応する文字列である「赤味を強くする」とを含む。
【0075】
第8の候補画像520は、入力画像の青味を強調するための第8の色味設定値を示す画像である。第8の色味設定値は、第1のメモリー14に予め記憶されている。第8の候補画像520は、第8の色味設定値に基づいて青味が調整された入力画像のプレビュー画像と、第8の色味設定値に対応する文字列である「青味を強くする」とを含む。
【0076】
第9の候補画像530は、入力画像の緑味を強調するための第9の色味設定値を示す画像である。第9の色味設定値は、第1のメモリー14に予め記憶されている。第9の候補画像530は、第9の色味設定値に基づいて緑味が調整された入力画像のプレビュー画像と、第9の色味設定値に対応する文字列である「緑味を強くする」とを含む。
なお、
図9では、第7の候補画像510から第9の候補画像530を白黒画像として示しているが、実際の調整色選択画像500では、第7の候補画像510から第9の候補画像530は、それぞれ異なる色味が強調されたカラー画像である。
【0077】
選択枠540は、第7の候補画像510から第9の候補画像530のうちの1つを選択するために用いられる、矩形枠状の画像である。第1のプロセッサー15は、第7の候補画像510から第9の候補画像530のうち、選択枠540によって囲まれている候補画像を、ユーザーによって選択された候補画像(強調する色味)として認識する。
【0078】
送り操作ボタン550は、アプリケーションウインドウ内に表示される画像を、調整色選択画像500から次の最終確認画像600に切り替えることを、第1のプロセッサー15に指示するための画像(アイコン)である。一例として、送り操作ボタン550は、「次へ」という文字列を含む。
【0079】
戻り操作ボタン560は、アプリケーションウインドウ内に表示される画像を、調整色選択画像500から直前の明るさ選択画像400に戻すことを、第1のプロセッサー15に指示するための画像(アイコン)である。一例として、戻り操作ボタン560は、「戻る」という文字列を含む。
【0080】
詳細設定ボタン570は、アプリケーションウインドウ内に表示される画像を、調整色選択画像500から詳細設定画像700に切り替えることを、第1のプロセッサー15に指示するための画像(アイコン)である。一例として、詳細設定ボタン570は、「詳細設定へスキップ」という文字列を含む。
【0081】
図3に示すように、第1のプロセッサー15は、調整色選択画像500が表示されている期間に、第1の入力装置11から入力される第1操作信号に基づいて、第7の候補画像510から第9の候補画像530のうちの1つを選択する第5の操作を受け付けたか否かを判定する(ステップS11)。言い換えれば、第1のプロセッサー15は、入力画像の赤味、青味及び緑味の3つの色味のうち、強調する色味を選択する第5の操作を受け付けたか否かを判定する。
【0082】
第7の候補画像510から第9の候補画像530のうちの1つを選択する第5の操作とは、例えば、ユーザーが、マウス11bを使って、選択枠540を第7の候補画像510から第9の候補画像530のうちの1つの位置にセットした後に、送り操作ボタン550をクリックすることである。
【0083】
第1のプロセッサー15は、第7の候補画像510から第9の候補画像530のうちの1つを選択する第5の操作を受け付けなかったと判定した場合(ステップS11:No)、詳細設定ボタン570を押下する操作を受け付けたか否かを判定する(ステップS12)。第1のプロセッサー15は、詳細設定ボタン570を押下する操作を受け付けたと判定した場合(ステップS12:Yes)、
図4のフローチャートにおけるステップS18に移行する。
図4のフローチャートにおけるステップS18以降の処理については、後で説明する。
【0084】
第1のプロセッサー15は、詳細設定ボタン570を押下する操作を受け付けなかったと判定した場合(ステップS12:No)、ステップS11に戻る。なお、
図3では図示していないが、第1のプロセッサー15は、調整色選択画像500が表示されている期間に、戻り操作ボタン560を押下する操作を受け付けたと判定した場合、ステップS7に戻り、アプリケーションウインドウ内に表示される画像を、調整色選択画像500から直前の明るさ選択画像400に戻す。
【0085】
第1のプロセッサー15は、第7の候補画像510から第9の候補画像530のうちの1つを選択する第5の操作を受け付けたと判定した場合(ステップS11:Yes)、最終確認画像600を含むアプリケーションウインドウを第1の表示装置12に表示させる(ステップS13)。
【0086】
図10は、最終確認画像600の一例を示す図である。最終確認画像600は、ユーザーから受け付けた操作に基づいて色味が調整された入力画像を、ユーザーに確認させる画像である。最終確認画像600は、最終プレビュー画像610と、OKボタン620と、詳細設定ボタン630と、を含む。
【0087】
最終プレビュー画像610は、ユーザーから受け付けた操作に基づいて色味が調整された入力画像のプレビュー画像である。例えば、ステップS11が実行された後にステップS13が実行された場合、最終プレビュー画像610は、第1の操作、第2の操作、及び第5の操作に基づいて色味が調整された入力画像のプレビュー画像である。
なお、
図10では、最終プレビュー画像610を白黒画像として示しているが、実際の最終確認画像600では、最終プレビュー画像610は、第1の操作、第2の操作、及び第5の操作に基づいて色味が調整された入力画像のカラー画像である。
【0088】
既に説明したように、第1の操作とは、第1の映像ジャンル選択画像300が表示されている期間に、第1の候補画像310から第4の候補画像340のうちの1つを選択する操作である。第2の操作とは、明るさ選択画像400が表示されている期間に、第5の候補画像410及び第6の候補画像420の一方を選択する操作である。第5の操作とは、調整色選択画像500が表示されている期間に、第7の候補画像510から第9の候補画像530のうちの1つを選択する操作である。
【0089】
OKボタン620は、最終プレビュー画像610の確認が完了したことを、第1のプロセッサー15に知らせるための画像(アイコン)である。一例として、OKボタン620は、「OK」という文字列を含む。OKボタン620は、決定ボタンと言い換えることができる。
【0090】
詳細設定ボタン630は、アプリケーションウインドウ内に表示される画像を、最終確認画像600から詳細設定画像700に切り替えることを、第1のプロセッサー15に指示するための画像(アイコン)である。一例として、詳細設定ボタン630は、「詳細設定へスキップ」という文字列を含む。
【0091】
図3に示すように、第1のプロセッサー15は、最終確認画像600が表示されている期間に、第1の入力装置11から入力される第1操作信号に基づいて、OKボタン620を押下する操作を受け付けたか否かを判定する(ステップS14)。第1のプロセッサー15は、OKボタン620を押下する操作を受け付けなかったと判定した場合(ステップS14:No)、詳細設定ボタン630を押下する操作を受け付けたか否かを判定する(ステップS15)。
【0092】
第1のプロセッサー15は、詳細設定ボタン630を押下する操作を受け付けたと判定した場合(ステップS15:Yes)、
図4のフローチャートにおけるステップS18に移行する。
図4のフローチャートにおけるステップS18以降の処理については、後で説明する。第1のプロセッサー15は、詳細設定ボタン630を押下する操作を受け付けなかったと判定した場合(ステップS15:No)、ステップS14に戻る。
【0093】
第1のプロセッサー15は、OKボタン620を押下する操作を受け付けたと判定した場合(ステップS14:Yes)、ユーザーから受け付けた操作に基づいて、入力画像の色味を調整する(ステップS16)。例えば、ステップS11が実行された後にステップS13が実行された場合、第1のプロセッサー15は、第1の操作、第2の操作、及び第5の操作に基づいて、入力画像の色味を調整する。
【0094】
具体的には、例えば、第1の操作によって第1の候補画像310が選択され、第2の操作によって第5の候補画像410が選択され、第5の操作によって第7の候補画像510が選択された第1のケースでは、第1のプロセッサー15は、第1の色味設定値と、第5の色味設定値と、第7の色味設定値とを、第1のメモリー14から読み出す。この第1のケースは、第1の操作によって「ダイナミック」が入力画像の映像ジャンルとして選択され、第2の操作によって「明るい」が入力画像の明るさとして選択され、第5の操作によって「赤味」が強調すべき色味として選択されたケースと言い換えられる。
【0095】
このような第1のケースにおいて、第1のプロセッサー15は、第1の色味設定値、第5の色味設定値、及び第7の色味設定値に基づいて、入力画像を示す画像データを書き換えることにより、入力画像の色味を調整する。
【0096】
また、例えば、第1の操作によって第2の候補画像320が選択され、第5の操作によって第7の候補画像510が選択された第2のケースでは、第1のプロセッサー15は、第2の色味設定値と、第7の色味設定値とを、第1のメモリー14から読み出す。この第2のケースは、第1の操作によって「シネマ」が入力画像の映像ジャンルとして選択され、第5の操作によって「赤味」が強調すべき色味として選択されたケースと言い換えられる。
【0097】
第2のケースでは、第1の操作によって「シネマ」が入力画像の映像ジャンルとして選択されているため、ステップS5からステップS9までの処理がスキップされる。すなわち、第2のケースでは、明るさ選択画像400を表示して第2の操作を受け付ける処理がスキップされる。このような第2のケースにおいて、第1のプロセッサー15は、第2の色味設定値及び第7の色味設定値に基づいて、入力画像を示す画像データを書き換えることにより、入力画像の色味を調整する。
【0098】
第1のプロセッサー15は、上記のように入力画像の色味を調整した後、色味が調整された入力画像を、第1の通信部13を介して第2の画像表示装置20に送信する(ステップS17)。具体的には、ステップS17において、第1のプロセッサー15は、第1のメモリー14から読み出した色味設定値に基づいて書き換えた画像データを含む映像信号を、第1の通信部13を介して第2の画像表示装置20に送信する。
【0099】
第2の画像表示装置20の第2のプロセッサー26は、第2の通信部23を介して第1の画像表示装置10から映像信号を受信すると、映像信号に含まれる画像データに基づいて、色味が調整された入力画像を表す画像光Lが投射されるように第2の表示装置22を制御する。その結果、ユーザーによる操作に従って色味が調整された入力画像が投射面100に表示される。
【0100】
以下、
図4のフローチャートにおけるステップS18以降の処理について説明する。
図4に示すように、第1のプロセッサー15は、ステップS18に移行すると、詳細設定画像700を含むアプリケーションウインドウを第1の表示装置12に表示させる(ステップS18)。
【0101】
図11は、詳細設定画像700の一例を示す図である。詳細設定画像700は、ユーザーが入力画像を調整するための少なくとも1つの数値を入力することにより、入力画像の色味を任意の色味に調整できるGUIを提供する画像である。詳細設定画像700は、プレビュー画像710と、設定値表示画像720と、OKボタン730と、リセットボタン740と、を含む。詳細設定画像700は、「第3の設定画像」に対応する。
【0102】
設定値表示画像720は、詳細設定ボタン380、460、570及び630のいずれかを押下する第3の操作を受け付ける前の操作に基づいて決定された色味設定値を表示する画像である。設定値表示画像720は、複数の設定項目のそれぞれに紐づけられた複数の数値入力領域721を含む。一例として、複数の設定項目は、「Red」、「Green」、「Blue」、「Cyan」、「Magenta」、「Yellow」、および「White」の7つの色に対応する設定項目を含む。
【0103】
複数の数値入力領域721は、それぞれに紐づけられた設定項目に対応する数値を示す。例えば、「Red」の設定項目に紐づけられた数値入力領域721は、第3の操作を受け付ける前の操作に基づいて決定された色味設定値に含まれる数値のうち、「Red」に対応する数値を示す。「Green」の設定項目に紐づけられた数値入力領域721は、上記の色味設定値に含まれる数値のうち、「Green」に対応する数値を示す。「Blue」の設定項目に紐づけられた数値入力領域721は、上記の色味設定値に含まれる数値のうち、「Blue」に対応する数値を示す。数値入力領域721に示される数値は、ユーザーが数値を入力する操作を行うことにより、書き換えられる。
【0104】
「Red」の設定項目に紐づけられた数値入力領域721は、「第1の設定項目に対応する数値を示す第1の数値入力領域」に対応する。「Green」の設定項目に紐づけられた数値入力領域721は、「第2の設定項目に対応する数値を示す第2の数値入力領域」に対応する。「Blue」の設定項目に紐づけられた数値入力領域721は、「第3の設定項目に対応する数値を示す第3の数値入力領域」に対応する。
【0105】
例えば、第1のプロセッサー15は、第1の操作によって第1の映像ジャンル選択画像300から第1の候補画像310が選択された後に、明るさ選択画像400に含まれる詳細設定ボタン460を押下する第3の操作を受け付けた場合、第1のメモリー14から第1の色味設定値を読み出し、第1の色味設定値を表示する設定値表示画像720を生成する。この場合、例えば、「Red」の設定項目に紐づけられた数値入力領域721は、第1の色味設定値に含まれる数値のうち、「Red」に対応する数値を示す。
【0106】
また、例えば、第1のプロセッサー15は、第1の操作によって第1の映像ジャンル選択画像300から第2の候補画像320が選択された後に、明るさ選択画像400に含まれる詳細設定ボタン460を押下する第3の操作を受け付けた場合、第1のメモリー14から第2の色味設定値を読み出し、第2の色味設定値を表示する設定値表示画像720を生成する。この場合、例えば、「Red」の設定項目に紐づけられた数値入力領域721は、第2の色味設定値に含まれる数値のうち、「Red」に対応する数値を示す。
【0107】
図11に示すように、少なくとも第1の数値入力領域、第2の数値入力領域、及び第3の数値入力領域を含む複数の数値入力領域721のうち、初期値と異なる数値を示す数値入力領域722は、他の数値入力領域721とは異なる表示態様である。例えば、初期値と異なる数値を示す数値入力領域722は、所定の色を有する矩形枠状の画像で囲まれる。或いは、初期値と異なる数値を示す数値入力領域722の内側の色が、他の数値入力領域721の内側の色とは異なる色であってもよい。初期値と異なる数値を示す数値入力領域722は、これらの表示態様に限定されず、他の数値入力領域721よりも目立つ表示態様であれば、どのような表示態様でもよい。
【0108】
プレビュー画像710は、設定値表示画像720に表示された色味設定値に基づいて色味が調整された入力画像のプレビュー画像である。OKボタン730は、詳細設定が完了したことを、第1のプロセッサー15に知らせるための画像(アイコン)である。一例として、OKボタン730は、「OK」という文字列を含む。リセットボタン740は、設定値表示画像720に表示された色味設定値をデフォルト値(初期値)にリセットすることを、第1のプロセッサー15に指示するための画像(アイコン)である。一例として、リセットボタン740は、「リセット」という文字列を含む。
なお、
図11では、プレビュー画像710を白黒画像として示しているが、実際の詳細設定画像700では、プレビュー画像710は、設定値表示画像720に表示された色味設定値に基づいて色味が調整された入力画像のカラー画像である。
【0109】
図4に示すように、第1のプロセッサー15は、詳細設定画像700が表示されている期間に、第1の入力装置11から入力される第1操作信号に基づいて、入力画像を調整するための少なくとも1つの数値を入力する第4の操作を受け付けたか否かを判定する(ステップS19)。第4の操作を受け付けることは、詳細設定画像700に含まれる設定値表示画像720に表示された色味設定値を書き換える操作を受け付けることを含む。
【0110】
第1のプロセッサー15は、第4の操作を受け付けたと判定した場合(ステップS19:Yes)、第4の操作によって入力された数値に基づいて、詳細設定画像700を更新する(ステップS20)。具体的には、ステップS20において、第1のプロセッサー15は、詳細設定画像700に含まれる設定値表示画像720が表示する色味設定値を、第4の操作によって入力された数値に書き換える。また、第1のプロセッサー15は、詳細設定画像700に含まれるプレビュー画像710を、第4の操作によって入力された数値に基づいて色味が再調整された入力画像のプレビュー画像と入れ替える。
【0111】
第1のプロセッサー15は、上記のように詳細設定画像700を更新した後、ステップS21に移行する。一方、第1のプロセッサー15は、第4の操作を受け付けなかったと判定した場合(ステップS19:No)、上記のステップS20をスキップしてステップS21に移行する。
【0112】
第1のプロセッサー15は、ステップS21に移行すると、詳細設定画像700が表示されている期間に、リセットボタン740を押下する操作を受け付けたか否かを判定する(ステップS21)。第1のプロセッサー15は、リセットボタン740を押下する操作を受け付けたと判定した場合(ステップS21:Yes)、設定値表示画像720に表示された色味設定値をデフォルト値(初期値)にリセットする(ステップS22)。
【0113】
第1のプロセッサー15は、デフォルト値にリセットされた色味設定値に基づいて、詳細設定画像700を更新する(ステップS23)。具体的には、ステップS23において、第1のプロセッサー15は、詳細設定画像700に含まれる設定値表示画像720が表示する色味設定値を、デフォルト値に書き換える。また、第1のプロセッサー15は、詳細設定画像700に含まれるプレビュー画像710を、デフォルト値にリセットされた色味設定値に基づいて色味が再調整された入力画像のプレビュー画像と入れ替える。第1のプロセッサー15は、ステップS23の終了後、ステップS19に戻る。
【0114】
一方、第1のプロセッサー15は、リセットボタン740を押下する操作を受け付けなかったと判定した場合(ステップS21:No)、OKボタン730を押下する操作を受け付けたか否かを判定する(ステップS24)。第1のプロセッサー15は、OKボタン730を押下する操作を受け付けなかったと判定した場合(ステップS24:No)、ステップS19に戻る。第1のプロセッサー15は、OKボタン730を押下する操作を受け付けたと判定した場合(ステップS24:Yes)、
図3のフローチャートにおけるステップS13に移行する。
【0115】
第1のプロセッサー15は、ステップS13に移行すると、既に説明したように最終確認画像600を含むアプリケーションウインドウを第1の表示装置12に表示させる。ただし、ステップS24からステップS13へ移行した場合、最終確認画像600に含まれる最終プレビュー画像610は、詳細設定画像700が表示されている期間にOKボタン730が押下されたときの設定値表示画像720に表示されている色味設定値に基づいて色味が調整された入力画像のプレビュー画像である。
【0116】
以下では、第1のプロセッサー15が、調整方法選択画像200が表示されている期間に、第2の選択肢画像220を選択する操作を受け付けた場合に実行する処理について説明する。
【0117】
図2に示すように、第1のプロセッサー15は、調整方法選択画像200が表示されている期間に、第2の選択肢画像220を選択する操作を受け付けたと判定した場合(ステップS2:No)、
図5のフローチャートにおけるステップS25に移行する。言い換えれば、第1のプロセッサー15は、第2の選択肢である「プロのデータを読み込む」を色味調整方法として選択する操作を受け付けたと判定した場合に、ステップS25に移行する。第2の選択肢画像220を選択する操作とは、例えば、ユーザーが、マウス11bを使って、第2の選択肢画像220をクリックすることである。
【0118】
図5に示すように、第1のプロセッサー15は、ステップS25に移行すると、検索方法選択画像800を含むアプリケーションウインドウを第1の表示装置12に表示させる(ステップS25)。
【0119】
図12は、検索方法選択画像800の一例を示す図である。検索方法選択画像800は、プロのユーザーのデータ(色味設定値)の検索方法を選択することをユーザーに要求する画像である。検索方法選択画像800は、第1の選択肢を示す第1の選択肢画像810と、第2の選択肢を示す第2の選択肢画像820と、を含む。
【0120】
第1の選択肢画像810は、第1の選択肢に対応する文字列を含む。一例として、第1の選択肢に対応する文字列は、「コンテンツ名で検索」である。後述するように、第1のプロセッサー15は、第1の選択肢画像810を選択する操作を受け付けた場合、ユーザーによって入力されたコンテンツ名に基づいて、プロのユーザーのデータを検索する処理を実行する。
【0121】
第2の選択肢画像820は、第2の選択肢に対応する文字列を含む。一例として、第2の選択肢に対応する文字列は、「ジャンルで検索」である。後述するように、第1のプロセッサー15は、第2の選択肢画像820を選択する操作を受け付けた場合、ユーザーによって選択された映像ジャンルに基づいて、プロのユーザーのデータを検索する処理を実行する。
【0122】
図5に示すように、第1のプロセッサー15は、検索方法選択画像800が表示されている期間に、第1の入力装置11から入力される第1操作信号に基づいて、第1の選択肢画像810を選択する操作を受け付けたか否かを判定する(ステップS26)。言い換えれば、第1のプロセッサー15は、第1の選択肢である「コンテンツ名で検索する」を検索方法として選択する操作を受け付けたか否かを判定する。
【0123】
第1のプロセッサー15は、第1の選択肢画像810を選択する操作を受け付けたと判定した場合(ステップS26:Yes)、コンテンツ名入力画像900を含むアプリケーションウインドウを第1の表示装置12に表示させる(ステップS27)。第1の選択肢画像810を選択する操作とは、例えば、ユーザーが、マウス11bを使って、第1の選択肢画像810をクリックすることである。
【0124】
図13は、コンテンツ名入力画像900の一例を示す図である。コンテンツ名入力画像900は、コンテンツ名を入力することをユーザーに要求する画像である。コンテンツ名入力画像900は、コンテンツ名を入力するための文字入力領域910を含む。
【0125】
図5に示すように、第1のプロセッサー15は、コンテンツ名入力画像900が表示されている期間に、第1の入力装置11から入力される第1操作信号に基づいて、コンテンツ名を入力する操作を受け付けたか否かを判定する(ステップS28)。第1のプロセッサー15は、コンテンツ名を入力する操作を受け付けなかったと判定した場合(ステップS28:No)、コンテンツ名を入力する操作を受け付けるまで、ステップS28の処理を繰り返す。
【0126】
一方、第1のプロセッサー15は、コンテンツ名を入力する操作を受け付けたと判定した場合(ステップS28:Yes)、第1の通信部13を介してインターネットにアクセスし、入力されたコンテンツ名で検索した複数のプロのユーザーのデータを、インターネットサーバーからダウンロードする(ステップS29)。
【0127】
第1のプロセッサー15は、複数のプロのユーザーのデータをダウンロードした後、ユーザー選択画像1000を含むアプリケーションウインドウを第1の表示装置12に表示させる(ステップS30)。
【0128】
図14は、ユーザー選択画像1000の一例を示す図である。ユーザー選択画像1000は、複数のプロのユーザーのデータのうちの1つを選択することをユーザーに要求する画像である。ユーザー選択画像1000は、第1のユーザー候補画像1010と、第2のユーザー候補画像1020と、選択枠1030と、決定ボタン1040と、を含む。
【0129】
第1のユーザー候補画像1010は、「AAAA」という名前のプロのユーザーのデータ(色味設定値)に基づいて色味が調整された入力画像のプレビュー画像である。第2のユーザー候補画像1020は、「BBBB」という名前のプロのユーザーのデータ(色味設定値)に基づいて色味が調整された入力画像のプレビュー画像である。一例として、ユーザー選択画像1000において、第1のユーザー候補画像1010と、第2のユーザー候補画像1020とは、ランキング形式で表示される。「AAAA」という名前のプロのユーザーのデータは、ランキング1位である。「BBBB」という名前のプロのユーザーのデータは、ランキング2位である。ランキングは、例えば、今までに画像表示システム1を使用するユーザーによって選択された累積量の多い順で設定される。
なお、
図14では、第1のユーザー候補画像1010および第2のユーザー候補画像1020を白黒画像として示しているが、実際のユーザー選択画像1000では、第1のユーザー候補画像1010および第2のユーザー候補画像1020は、それぞれ異なるプロのユーザーのデータに基づいて色味が調整された入力画像のカラー画像である。
【0130】
選択枠1030は、第1のユーザー候補画像1010と第2のユーザー候補画像1020との一方を選択するために用いられる、矩形枠状の画像である。第1のプロセッサー15は、第1のユーザー候補画像1010と第2のユーザー候補画像1020とのうち、選択枠1030によって囲まれているユーザー候補画像を、ユーザーによって選択されたユーザー候補画像(プロのユーザーのデータ)として認識する。
【0131】
決定ボタン1040は、入力画像の色味設定値として使用されるプロのユーザーのデータを決定したことを、第1のプロセッサー15に知らせるための画像(アイコン)である。一例として、決定ボタン1040は、「決定」という文字列を含む。
【0132】
図5に示すように、第1のプロセッサー15は、ユーザー選択画像1000が表示されている期間に、第1の入力装置11から入力される第1操作信号に基づいて、第1のユーザー候補画像1010と第2のユーザー候補画像1020との一方を選択する操作を受け付けたか否かを判定する(ステップS31)。言い換えれば、第1のプロセッサー15は、「AAAA」という名前のプロのユーザーと、「BBBB」という名前のプロのユーザーとの一方を選択する操作を受け付けたか否かを判定する。
【0133】
第1のユーザー候補画像1010と第2のユーザー候補画像1020との一方を選択する操作とは、例えば、ユーザーが、マウス11bを使って、選択枠1030を第1のユーザー候補画像1010と第2のユーザー候補画像1020との一方の位置にセットした後に、決定ボタン1040をクリックすることである。
【0134】
第1のプロセッサー15は、第1のユーザー候補画像1010と第2のユーザー候補画像1020との一方を選択する操作を受け付けなかったと判定した場合(ステップS31:No)、第1のユーザー候補画像1010と第2のユーザー候補画像1020との一方を選択する操作を受け付けるまで、ステップS31の処理を繰り返す。
【0135】
一方、第1のプロセッサー15は、第1のユーザー候補画像1010と第2のユーザー候補画像1020との一方を選択する操作を受け付けたと判定した場合(ステップS31:Yes)、
図3のフローチャートにおけるステップS13に移行する。
【0136】
第1のプロセッサー15は、ステップS13に移行すると、既に説明したように最終確認画像600を含むアプリケーションウインドウを第1の表示装置12に表示させる。ただし、ステップS31からステップS13へ移行した場合、最終確認画像600に含まれる最終プレビュー画像610は、ユーザー選択画像1000が表示されている期間に選択されたプロのユーザーのデータ(色味設定値)に基づいて色味が調整された入力画像のプレビュー画像である。
【0137】
第1のプロセッサー15は、検索方法選択画像800が表示されている期間に、第1の選択肢画像810を選択する操作を受け付けなかったと判定した場合(ステップS26:No)、ステップS32に移行する。すなわち、第1のプロセッサー15は、検索方法選択画像800が表示されている期間に、第2の選択肢画像820を選択する操作を受け付けたと判定した場合に、ステップS32に移行する。
【0138】
言い換えれば、第1のプロセッサー15は、第2の選択肢である「ジャンル名で検索する」を検索方法として選択する操作を受け付けたと判定した場合に、ステップS32に移行する。第2の選択肢画像820を選択する操作とは、例えば、ユーザーが、マウス11bを使って、第2の選択肢画像820をクリックすることである。
【0139】
第1のプロセッサー15は、ステップS32に移行すると、第2の映像ジャンル選択画像1100を含むアプリケーションウインドウを第1の表示装置12に表示させる(ステップS32)。
【0140】
図15は、第2の映像ジャンル選択画像1100の一例を示す図である。第2の映像ジャンル選択画像1100は、検索の対象となるジャンル名を選択することをユーザーに要求する画像である。第2の映像ジャンル選択画像1100は、第1のジャンル選択ボタン1110と、第2のジャンル選択ボタン1120と、第3のジャンル選択ボタン1130と、第4のジャンル選択ボタン1140と、第5のジャンル選択ボタン1150と、第6のジャンル選択ボタン1160と、を含む。
【0141】
第1のジャンル選択ボタン1110は、ジャンル名として「アクション」が選択されたことを第1のプロセッサー15に知らせるための画像(アイコン)である。一例として、第1のジャンル選択ボタン1110は、「アクション」という文字列を含む。第2のジャンル選択ボタン1120は、ジャンル名として「ファンタジー」が選択されたことを第1のプロセッサー15に知らせるための画像(アイコン)である。一例として、第2のジャンル選択ボタン1120は、「ファンタジー」という文字列を含む。
【0142】
第3のジャンル選択ボタン1130は、ジャンル名として「SF」が選択されたことを第1のプロセッサー15に知らせるための画像(アイコン)である。一例として、第3のジャンル選択ボタン1130は、「SF」という文字列を含む。第4のジャンル選択ボタン1140は、ジャンル名として「アドベンチャー」が選択されたことを第1のプロセッサー15に知らせるための画像(アイコン)である。一例として、第4のジャンル選択ボタン1140は、「アドベンチャー」という文字列を含む。
【0143】
第5のジャンル選択ボタン1150は、ジャンル名として「スポーツ」が選択されたことを第1のプロセッサー15に知らせるための画像(アイコン)である。一例として、第5のジャンル選択ボタン1150は、「スポーツ」という文字列を含む。第6のジャンル選択ボタン1160は、ジャンル名として「ミステリー」が選択されたことを第1のプロセッサー15に知らせるための画像(アイコン)である。一例として、第6のジャンル選択ボタン1160は、「ミステリー」という文字列を含む。
【0144】
図5に示すように、第1のプロセッサー15は、第2の映像ジャンル選択画像1100が表示されている期間に、第1の入力装置11から入力される第1操作信号に基づいて、第1のジャンル選択ボタン1110から第6のジャンル選択ボタン1160のうちの1つを押下する操作を受け付けたか否かを判定する(ステップS33)。言い換えれば、第1のプロセッサー15は、検索対象となるジャンル名を選択する操作を受け付けたか否かを判定する。
【0145】
第1のジャンル選択ボタン1110から第6のジャンル選択ボタン1160のうちの1つを押下する操作とは、例えば、ユーザーが、マウス11bを使って、第1のジャンル選択ボタン1110から第6のジャンル選択ボタン1160のうちの1つをクリックすることである。
【0146】
第1のプロセッサー15は、第1のジャンル選択ボタン1110から第6のジャンル選択ボタン1160のうちの1つを押下する操作を受け付けなかったと判定した場合(ステップS33:No)、第1のジャンル選択ボタン1110から第6のジャンル選択ボタン1160のうちの1つを押下する操作を受け付けるまで、ステップS33の処理を繰り返す。
【0147】
一方、第1のプロセッサー15は、第1のジャンル選択ボタン1110から第6のジャンル選択ボタン1160のうちの1つを押下する操作を受け付けたと判定した場合(ステップS33:Yes)、第1の通信部13を介してインターネットにアクセスし、選択されたジャンル名で検索した複数のプロのユーザーのデータを、インターネットサーバーからダウンロードする(ステップS34)。第1のプロセッサー15は、ステップS34の終了後に上述したステップS30に移行する。
【0148】
(本実施形態の効果)
以上説明した画像表示システム1の動作により、本実施形態の画像表示方法が実現される。すなわち、本実施形態の画像表示方法は、第1の色味設定値(第1の設定値)を示す第1の候補画像310(第1の画像)と、第2の色味設定値(第2の設定値)を示す第2の候補画像320(第2の画像)と、を含む第1の映像ジャンル選択画像300(第1の設定画像)を表示することと、第1の候補画像310及び第2の候補画像320の一方を選択する第1の操作を受け付けることと、第1の操作を受け付けた場合に、第5の色味設定値(第3の設定値)を示す第5の候補画像410(第3の画像)と、第6の色味設定値(第4の設定値)を示す第6の候補画像420(第4の画像)と、を含む明るさ選択画像400(第2の設定画像)を表示することと、第5の候補画像410及び第6の候補画像420の一方を選択する第2の操作を受け付けることと、第1の操作及び第2の操作に基づいて調整された入力画像を表示することと、を含む。
上記のような本実施形態の画像表示方法によれば、ユーザーは、少なくとも、第1の映像ジャンル選択画像300から第1の候補画像310及び第2の候補画像320の一方を選択することと、明るさ選択画像400から第5の候補画像410及び第6の候補画像420の一方を選択することとを含む2段階の作業を行うことにより、入力画像を所望の色味に詳細に調整できる。
従って、本実施形態の画像表示方法によれば、直感的な方法で、より詳細に映像を調整したいというユーザーの要求に応えることが可能なGUIを提供でき、ユーザーの利便性を向上できる。
【0149】
本実施形態の画像表示方法において、明るさ選択画像400(第2の設定画像)は、詳細設定ボタン460(第5の画像)をさらに含み、明るさ選択画像400が表示されている期間に、詳細設定ボタン460を選択する第3の操作を受け付けることと、第3の操作を受け付けた場合に、入力画像を調整するための少なくとも1つの数値を入力する第4の操作を受け付けることと、第4の操作によって入力される数値に基づいて調整された入力画像を表示することと、をさらに含む。
このような画像表示方法によれば、ユーザーが入力画像を調整するための少なくとも1つの数値を入力することにより、入力画像の色味を任意の色味に調整できるGUIを提供できる。
【0150】
本実施形態の画像表示方法は、第1の操作によって第1の候補画像310(第1の画像)が選択された後に第3の操作を受け付けた場合に、第1の色味設定値(第1の設定値)を表示することと、第1の操作によって第2の候補画像320(第2の画像)が選択された後に第3の操作を受け付けた場合に、第2の色味設定値(第2の設定値)を表示することと、をさらに含み、第4の操作を受け付けることは、第1の操作によって第1の候補画像310が選択された後に第3の操作を受け付けた場合は、第1の色味設定値を書き換える操作を受け付けることと、第1の操作によって第2の候補画像320が選択された後に第3の操作を受け付けた場合は、第2の色味設定値を書き換える操作を受け付けることと、を含む。
このような画像表示方法によれば、詳細設定ボタン460を押下する第3の操作を受け付ける前の第1の操作に基づいて決定された色味設定値が表示されるため、ユーザーは、第3の操作を行った時点で決定されている色味設定値の具体的な数値を容易に把握できる。また、その結果、ユーザーが表示された色味設定値を書き換える第4の操作を行う際の、ユーザーの利便性を向上できる。
【0151】
本実施形態の画像表示方法は、第3の操作を受け付けた場合に、第1の設定項目に対応する数値を示す第1の数値入力領域と、第2の設定項目に対応する数値を示す第2の数値入力領域と、第3の設定項目に対応する数値を示す第3の数値入力領域と、を含む詳細設定画像700(第3の設定画像)を表示すること、をさらに含み、第1の数値入力領域、第2の数値入力領域、および第3の数値入力領域のうち、初期値とは異なる数値を示す数値入力領域は、他の数値入力領域とは異なる表示態様である。
このような画像表示方法によれば、ユーザーは、第3の操作を行った時点で決定されている色味設定値に含まれる数値のうち、初期値と異なる数値を容易に認識できる。その結果、ユーザーが表示された色味設定値を書き換える第4の操作を行う際の、ユーザーの利便性をより向上できる。
【0152】
本実施形態の画像表示方法は、第1の操作によって第1の候補画像310(第1の画像)が選択された場合に、明るさ選択画像400(第2の設定画像)を表示することと、第2の操作を受け付けた場合に、調整色選択画像500(第4の設定画像)を表示することと、第1の操作によって第2の候補画像320(第2の画像)が選択された場合に、調整色選択画像500を表示することと、をさらに含む。
例えば、上記のように、第2の候補画像320を選択する第1の操作、すなわち、映像ジャンルとして「シネマ」を選択する第1の操作を受け付けた場合、第2の色味設定値によって入力画像の色味は暗めに調整される。この場合、明るさ選択画像400を表示して、入力画像の明るさをユーザーに選択させる必要がない。
従って、上記の画像表示方法によれば、第2の候補画像320を選択する第1の操作を受け付けた場合に、明るさ選択画像400を表示することをスキップして、調整色選択画像500を表示するため、ユーザーの作業効率を向上できる。
【0153】
本実施形態の画像表示方法において、第1の候補画像310(第1の画像)は、第1の色味設定値(第1の設定値)に基づいて調整された入力画像のプレビュー画像を含む。
このような画像表示方法によれば、ユーザーは、第1の色味設定値に基づいて入力画像の色味がどのように調整されるのかを視覚的に把握することができるため、ユーザーの利便性を向上できる。
【0154】
本実施形態の画像表示方法において、第1の候補画像310(第1の画像)は、第1の色味設定値(第1の設定値)に対応する文字列(「ダイナミック」)を含む。
このような画像表示方法によれば、ユーザーは、第1の色味設定値に基づいて入力画像の色味がどのように調整されるのかを視覚的に把握することができるため、ユーザーの利便性を向上できる。
【0155】
本実施形態の画像表示方法は、第1の映像ジャンル選択画像300(第1の設定画像)を表示することの前に、第1の選択肢を示す第1の選択肢画像210(第6の画像)と、第2の選択肢を示す第2の選択肢画像220(第7の画像)と、を含む調整方法選択画像200(選択画像)を表示することと、第1の選択肢画像210を選択する操作を受け付けた場合に、第1の映像ジャンル選択画像300を表示することと、第2の選択肢画像220を選択する操作を受け付けた場合に、入力画像を調整するための色味設定値をサーバーから受信することと、をさらに含む。
このような画像表示方法によれば、入力画像の調整方法として第1の選択肢と第2の選択肢とをユーザーに提示できるため、ユーザーの利便性を向上できる。
【0156】
本実施形態の画像表示システム1は、第1の画像表示装置10と、第1の画像表示装置10とは異なる第2の画像表示装置20と、を備える。第1の画像表示装置10は、画像を表示する第1の表示装置12と、第1の表示装置12を制御する第1のプロセッサー15と、を含む。第2の画像表示装置20は、画像を表示する第2の表示装置22と、第2の表示装置22を制御する第2のプロセッサー26と、を含む。第1のプロセッサー15は、第1の色味設定値(第1の設定値)を示す第1の候補画像310(第1の画像)と、第2の色味設定値(第2の設定値)を示す第2の候補画像320(第2の画像)と、を含む第1の映像ジャンル選択画像300(第1の設定画像)を第1の表示装置12に表示させることと、第1の候補画像310及び第2の候補画像320の一方を選択する第1の操作を受け付けることと、第1の操作を受け付けた場合に、第5の色味設定値(第3の設定値)を示す第5の候補画像410(第3の画像)と、第6の色味設定値(第4の設定値)を示す第6の候補画像420(第4の画像)と、を含む明るさ選択画像400(第2の設定画像)を表示することと、第5の候補画像410及び第6の候補画像420の一方を選択する第2の操作を受け付けることと、を実行する。第2のプロセッサー26は、第1の操作及び第2の操作に基づいて調整された入力画像を第2の表示装置22に表示させること、を実行する。
本実施形態の画像表示システム1によれば、直感的な方法で、より詳細に映像を調整したいというユーザーの要求に応えることが可能なGUIを提供でき、ユーザーの利便性を向上できる。
【0157】
〔第2実施形態〕
次に、本開示の第2実施形態について説明する。
第2実施形態において、画像表示システム1の構成は第1実施形態と同じである。第2実施形態では、画像表示システム1の動作が第1実施形態と異なるため、以下では、第2実施形態における画像表示システム1の動作について説明する。以下の説明において、第1実施形態で説明した内容と重複する内容は省略する。
【0158】
図2に示すように、第1のプロセッサー15は、画像調整処理を開始すると、まず、調整方法選択画像200を含むアプリケーションウインドウをGUIとして第1の表示装置12に表示させる(ステップS1)。
【0159】
第1のプロセッサー15は、調整方法選択画像200が表示されている期間に、第1の入力装置11から入力される第1操作信号に基づいて、第1の選択肢画像210を選択する操作を受け付けたか否かを判定する(ステップS2)。
【0160】
第1のプロセッサー15は、第1の選択肢画像210を選択する操作を受け付けたと判定した場合(ステップS2:Yes)、
図2のフローチャートにおけるステップS3からステップS6の処理をスキップして、明るさ選択画像400を含むアプリケーションウインドウを第1の表示装置12に表示させる(ステップS7)。このように、第2実施形態では、
図2のフローチャートにおけるステップS3からステップS6の処理が省略される。
【0161】
一方、第1のプロセッサー15は、調整方法選択画像200が表示されている期間に、第1の選択肢画像210を選択する操作を受け付けなかったと判定した場合(ステップS2:No)、
図5のフローチャートにおけるステップS25に移行する。すなわち、第1のプロセッサー15は、第2の選択肢画像220を選択する操作を受け付けたと判定した場合に、ステップS25に移行する。言い換えれば、第1のプロセッサー15は、第2の選択肢である「プロのデータを読み込む」を色味調整方法として選択する操作を受け付けたと判定した場合に、ステップS25に移行する。
【0162】
第1のプロセッサー15は、明るさ選択画像400が表示されている期間に、第1の入力装置11から入力される第1操作信号に基づいて、第5の候補画像410及び第6の候補画像420の一方を選択する第2の操作を受け付けたか否かを判定する(ステップS8)。言い換えれば、第1のプロセッサー15は、入力画像の明るさとして「明るめ」と「暗め」との一方を選択する第2の操作を受け付けたか否かを判定する。
【0163】
第1のプロセッサー15は、第5の候補画像410及び第6の候補画像420の一方を選択する第2の操作を受け付けなかったと判定した場合(ステップS8:No)、詳細設定ボタン460を押下する第3の操作を受け付けたか否かを判定する(ステップS9)。第1のプロセッサー15は、詳細設定ボタン460を押下する第3の操作を受け付けたと判定した場合(ステップS9:Yes)、
図4のフローチャートにおけるステップS18に移行する。
【0164】
第1のプロセッサー15は、詳細設定ボタン460を押下する第3の操作を受け付けなかったと判定した場合(ステップS9:No)、ステップS8に戻る。なお、
図2では図示していないが、第1のプロセッサー15は、明るさ選択画像400が表示されている期間に、戻り操作ボタン450を押下する操作を受け付けたと判定した場合、ステップS1に戻り、アプリケーションウインドウ内に表示される画像を、明るさ選択画像400から直前の調整方法選択画像200に戻す。
【0165】
第1のプロセッサー15は、第5の候補画像410及び第6の候補画像420の一方を選択する第2の操作を受け付けたと判定した場合(ステップS8:Yes)、
図3のフローチャートにおけるステップS10に移行する。
【0166】
図3に示すように、第1のプロセッサー15は、ステップS10に移行すると、調整色選択画像500を含むアプリケーションウインドウを第1の表示装置12に表示させる(ステップS10)。
【0167】
第1のプロセッサー15は、調整色選択画像500が表示されている期間に、第1の入力装置11から入力される第1操作信号に基づいて、第7の候補画像510から第9の候補画像530のうちの1つを選択する第5の操作を受け付けたか否かを判定する(ステップS11)。言い換えれば、第1のプロセッサー15は、入力画像の赤味、青味及び緑味の3つの色味のうち、強調する色味を選択する第5の操作を受け付けたか否かを判定する。
【0168】
第1のプロセッサー15は、第7の候補画像510から第9の候補画像530のうちの1つを選択する第5の操作を受け付けなかったと判定した場合(ステップS11:No)、詳細設定ボタン570を押下する操作を受け付けたか否かを判定する(ステップS12)。第1のプロセッサー15は、詳細設定ボタン570を押下する操作を受け付けたと判定した場合(ステップS12:Yes)、
図4のフローチャートにおけるステップS18に移行する。
【0169】
第1のプロセッサー15は、詳細設定ボタン570を押下する操作を受け付けなかったと判定した場合(ステップS12:No)、ステップS11に戻る。なお、
図3では図示していないが、第1のプロセッサー15は、調整色選択画像500が表示されている期間に、戻り操作ボタン560を押下する操作を受け付けたと判定した場合、ステップS7に戻り、アプリケーションウインドウ内に表示される画像を、調整色選択画像500から直前の明るさ選択画像400に戻す。
【0170】
第1のプロセッサー15は、第7の候補画像510から第9の候補画像530のうちの1つを選択する第5の操作を受け付けたと判定した場合(ステップS11:Yes)、最終確認画像600を含むアプリケーションウインドウを第1の表示装置12に表示させる(ステップS13)。
【0171】
第1のプロセッサー15は、最終確認画像600が表示されている期間に、第1の入力装置11から入力される第1操作信号に基づいて、OKボタン620を押下する操作を受け付けたか否かを判定する(ステップS14)。第1のプロセッサー15は、OKボタン620を押下する操作を受け付けなかったと判定した場合(ステップS14:No)、詳細設定ボタン630を押下する操作を受け付けたか否かを判定する(ステップS15)。
【0172】
第1のプロセッサー15は、詳細設定ボタン630を押下する操作を受け付けたと判定した場合(ステップS15:Yes)、
図4のフローチャートにおけるステップS18に移行する。第1のプロセッサー15は、詳細設定ボタン630を押下する操作を受け付けなかったと判定した場合(ステップS15:No)、ステップS14に戻る。
【0173】
第1のプロセッサー15は、OKボタン620を押下する操作を受け付けたと判定した場合(ステップS14:Yes)、ユーザーから受け付けた操作に基づいて、入力画像の色味を調整する(ステップS16)。例えば、ステップS11が実行された後にステップS13が実行された場合、第1のプロセッサー15は、第2の操作及び第5の操作に基づいて、入力画像の色味を調整する。
【0174】
具体的には、例えば、第2の操作によって第5の候補画像410が選択され、第5の操作によって第7の候補画像510が選択されたケースでは、第1のプロセッサー15は、第5の色味設定値と、第7の色味設定値とを、第1のメモリー14から読み出す。このケースは、第2の操作によって「明るい」が入力画像の明るさとして選択され、第5の操作によって「赤味」が強調すべき色味として選択されたケースと言い換えられる。このようなケースにおいて、第1のプロセッサー15は、第5の色味設定値及び第7の色味設定値に基づいて、入力画像を示す画像データを書き換えることにより、入力画像の色味を調整する。
【0175】
第1のプロセッサー15は、上記のように入力画像の色味を調整した後、色味が調整された入力画像を、第1の通信部13を介して第2の画像表示装置20に送信する(ステップS17)。具体的には、ステップS17において、第1のプロセッサー15は、第1のメモリー14から読み出した色味設定値に基づいて書き換えた画像データを含む映像信号を、第1の通信部13を介して第2の画像表示装置20に送信する。
【0176】
第2の画像表示装置20の第2のプロセッサー26は、第2の通信部23を介して第1の画像表示装置10から映像信号を受信すると、映像信号に含まれる画像データに基づいて、色味が調整された入力画像を表す画像光Lが投射されるように第2の表示装置22を制御する。その結果、ユーザーによる操作に従って色味が調整された入力画像が投射面100に表示される。
【0177】
第2実施形態において、
図4のフローチャートにおけるステップS18からステップS24の処理と、
図5のフローチャートにおけるステップS25からステップS34の処理との内容は、第1実施形態と同様であるので、これらの処理の説明は省略する。
【0178】
以上、本開示の一実施形態について説明したが、本開示の技術範囲は上記実施形態に限定されるものではなく、本開示の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。以下、本開示の変形例について説明する。
【0179】
(1)上記実施形態では、第1の映像ジャンル選択画像300(第1の設定画像)を表示することは、第1の画像表示装置10が行い、調整された入力画像を表示することは、第2の画像表示装置20が行い、第1の画像表示装置10は、第1の映像ジャンル選択画像300と、アプリケーションウインドウを閉じるためのアイコンなどの各種アイコン(第8の画像)と、を含むアプリケーションウインドウ(第5の設定画像)を表示する形態を例示した。
本開示はこの形態に限定されず、第1の設定画像を表示することは、第1の画像表示装置と、第1の画像表示装置とは異なる第2の画像表示装置とが行い、調整された入力画像を表示することは、第2の画像表示装置が行い、第1の画像表示装置は、第1の設定画像と、第8の画像と、を含む第5の設定画像を表示する形態を採用してもよい。
【0180】
(2)上記実施形態では、第1の画像表示装置10が、ユーザーによる操作に従って入力画像を調整し、第2の画像表示装置20が、第1の画像表示装置10によって調整された入力画像を表示する形態を例示した。
本開示はこの形態に限定されず、1つの画像表示装置が、ユーザーによる操作に従って入力画像を調整する機能と、調整された入力画像を表示する機能とを有する形態を採用してもよい。
【0181】
この形態を採用する場合、画像表示装置は、画像を表示する表示装置と、表示装置を制御するプロセッサーと、を備える。プロセッサーは、第1の設定値を示す第1の画像と、第2の設定値を示す第2の画像と、を含む第1の設定画像を表示装置に表示させることと、第1の画像及び第2の画像の一方を選択する第1の操作を受け付けることと、第1の操作を受け付けた場合に、第3の設定値を示す第3の画像と、第4の設定値を示す第4の画像と、を含む第2の設定画像を表示装置に表示させることと、第3の画像及び第4の画像の一方を選択する第2の操作を受け付けることと、第1の操作及び第2の操作に基づいて調整された入力画像を表示装置に表示させることと、を実行する。
【0182】
例えば、画像表示装置は、第2の画像表示装置20のようなプロジェクターである。画像表示装置がプロジェクターである場合、表示装置は、第2の表示装置22のような投射装置である。また、プロセッサーは、第1のプロセッサー15が実行する処理と、第2のプロセッサー26が実行する処理との両方を実行する。
【0183】
(3)上記実施形態では、プロジェクターである第2の画像表示装置20を例示したが、本開示の第2の画像表示装置は、プロジェクターに限定されない。例えば、第2の画像表示装置は、液晶表示パネルに画像を表示する液晶表示装置、または有機ELパネルに画像を表示する表示装置など、モニター若しくは液晶テレビ等の自発光型の表示装置であってもよい。本開示の第2の画像表示装置は、デスクトップ型PC、ノート型PC、タブレット端末、およびスマートフォンなど、画像表示機能を有する情報処理装置であってもよい。
【0184】
(4)上記実施形態では、第1の画像表示装置10が、調整方法選択画像200が表示されている期間に第2の選択肢画像220を選択する操作を受け付けた場合に、入力画像の色味調整を行うための色味設定値をインターネットサーバーから受信する形態を例示した。
例えば、第1の画像表示装置10が、ユーザーによって設定された色味設定値を、インターネットサーバーにアップロードする機能を有していてもよい。
【0185】
本開示の一態様の画像表示方法は、以下の構成を有していてもよい。
本開示の一態様の画像表示方法は、第1の設定値を示す第1の画像と、第2の設定値を示す第2の画像と、を含む第1の設定画像を表示することと、前記第1の画像及び前記第2の画像の一方を選択する第1の操作を受け付けることと、前記第1の操作を受け付けた場合に、第3の設定値を示す第3の画像と、第4の設定値を示す第4の画像と、を含む第2の設定画像を表示することと、前記第3の画像及び前記第4の画像の一方を選択する第2の操作を受け付けることと、前記第1の操作及び前記第2の操作に基づいて調整された入力画像を表示することと、を含む。
【0186】
本開示の一態様の画像表示方法において、前記第2の設定画像は、第5の画像をさらに含み、前記第2の設定画像が表示されている期間に、前記第5の画像を選択する第3の操作を受け付けることと、前記第3の操作を受け付けた場合に、前記入力画像を調整するための少なくとも1つの数値を入力する第4の操作を受け付けることと、前記第4の操作によって入力される前記数値に基づいて調整された前記入力画像を表示することと、をさらに含んでいてもよい。
【0187】
本開示の一態様の画像表示方法は、前記第1の操作によって前記第1の画像が選択された後に前記第3の操作を受け付けた場合に、前記第1の設定値を表示することと、前記第1の操作によって前記第2の画像が選択された後に前記第3の操作を受け付けた場合に、前記第2の設定値を表示することと、をさらに含み、前記第4の操作を受け付けることは、前記第1の操作によって前記第1の画像が選択された後に前記第3の操作を受け付けた場合は、前記第1の設定値を書き換える操作を受け付けることと、前記第1の操作によって前記第2の画像が選択された後に前記第3の操作を受け付けた場合は、前記第2の設定値を書き換える操作を受け付けることと、を含んでいてもよい。
【0188】
本開示の一態様の画像表示方法は、前記第3の操作を受け付けた場合に、第1の設定項目に対応する数値を示す第1の数値入力領域と、第2の設定項目に対応する数値を示す第2の数値入力領域と、第3の設定項目に対応する数値を示す第3の数値入力領域と、を含む第3の設定画像を表示すること、をさらに含み、前記第1の数値入力領域、前記第2の数値入力領域、および前記第3の数値入力領域のうち、初期値とは異なる前記数値を示す数値入力領域は、他の数値入力領域とは異なる表示態様であってもよい。
【0189】
本開示の一態様の画像表示方法は、前記第1の操作によって前記第1の画像が選択された場合に、前記第2の設定画像を表示することと、前記第2の操作を受け付けた場合に、第4の設定画像を表示することと、前記第1の操作によって前記第2の画像が選択された場合に、前記第4の設定画像を表示することと、をさらに含んでいてもよい。
【0190】
本開示の一態様の画像表示方法において、前記第1の画像は、前記第1の設定値に基づいて調整された前記入力画像のプレビュー画像を含んでいてもよい。
【0191】
本開示の一態様の画像表示方法において、前記第1の画像は、前記第1の設定値に対応する文字列を含んでいてもよい。
【0192】
本開示の一態様の画像表示方法は、前記第1の設定画像を表示することの前に、第1の選択肢を示す第6の画像と、第2の選択肢を示す第7の画像と、を含む選択画像を表示することと、前記第6の画像を選択する操作を受け付けた場合に、前記第1の設定画像を表示することと、前記第7の画像を選択する操作を受け付けた場合に、前記入力画像を調整するための設定値をサーバーから受信することと、をさらに含んでいてもよい。
【0193】
本開示の一態様の画像表示方法において、前記第1の設定画像を表示することは、第1の画像表示装置と、前記第1の画像表示装置とは異なる第2の画像表示装置とが行い、調整された前記入力画像を表示することは、前記第2の画像表示装置が行い、前記第1の画像表示装置は、前記第1の設定画像と、第8の画像と、を含む第5の設定画像を表示してもよい。
【0194】
本開示の一態様の画像表示システムは、以下の構成を有していてもよい。
本開示の一態様の画像表示システムは、第1の画像表示装置と、前記第1の画像表示装置とは異なる第2の画像表示装置と、を備え、前記第1の画像表示装置は、画像を表示する第1の表示装置と、前記第1の表示装置を制御する第1のプロセッサーと、を含み、前記第2の画像表示装置は、画像を表示する第2の表示装置と、前記第2の表示装置を制御する第2のプロセッサーと、を含み、前記第1のプロセッサーは、第1の設定値を示す第1の画像と、第2の設定値を示す第2の画像と、を含む第1の設定画像を前記第1の表示装置に表示させることと、前記第1の画像及び前記第2の画像の一方を選択する第1の操作を受け付けることと、前記第1の操作を受け付けた場合に、第3の設定値を示す第3の画像と、第4の設定値を示す第4の画像と、を含む第2の設定画像を前記第1の表示装置に表示させることと、前記第3の画像及び前記第4の画像の一方を選択する第2の操作を受け付けることと、を実行し、前記第2のプロセッサーは、前記第1の操作及び前記第2の操作に基づいて調整された入力画像を前記第2の表示装置に表示させること、を実行する。
【0195】
本開示の一態様の画像表示装置は、以下の構成を有していてもよい。
本開示の一態様の画像表示装置は、画像を表示する表示装置と、前記表示装置を制御するプロセッサーと、を備え、前記プロセッサーは、第1の設定値を示す第1の画像と、第2の設定値を示す第2の画像と、を含む第1の設定画像を前記表示装置に表示させることと、前記第1の画像及び前記第2の画像の一方を選択する第1の操作を受け付けることと、前記第1の操作を受け付けた場合に、第3の設定値を示す第3の画像と、第4の設定値を示す第4の画像と、を含む第2の設定画像を前記表示装置に表示させることと、前記第3の画像及び前記第4の画像の一方を選択する第2の操作を受け付けることと、前記第1の操作及び前記第2の操作に基づいて調整された入力画像を前記表示装置に表示させることと、を実行する。
【0196】
本開示の一態様の画像表示方法は、以下の構成を有していてもよい。
本開示の一態様の画像表示方法は、第1の設定値(第5の色味設定値)を示す第1の画像(第5の候補画像410)と、第2の設定値(第6の色味設定値)を示す第2の画像(第6の候補画像420)と、を含む第1の設定画像(明るさ選択画像400)を表示することと、前記第1の画像及び前記第2の画像の一方を選択する第1の操作を受け付けることと、前記第1の操作を受け付けた場合に、第3の設定値(第7の色味設定値)を示す第3の画像(第7の候補画像510)と、第4の設定値(第8の色味設定値)を示す第4の画像(第8の候補画像520)と、を含む第2の設定画像(調整色選択画像500)を表示することと、前記第3の画像及び前記第4の画像の一方を選択する第2の操作を受け付けることと、前記第1の操作及び前記第2の操作に基づいて調整された入力画像を表示することと、を含む。
【0197】
本開示の一態様の画像表示方法において、前記第2の設定画像は、第5の画像(詳細設定ボタン570)をさらに含み、前記第2の設定画像が表示されている期間に、前記第5の画像を選択する第3の操作を受け付けることと、前記第3の操作を受け付けた場合に、前記入力画像を調整するための少なくとも1つの数値を入力する第4の操作を受け付けることと、前記第4の操作によって入力される前記数値に基づいて調整された前記入力画像を表示することと、をさらに含んでいてもよい。
【0198】
本開示の一態様の画像表示方法は、前記第1の操作によって前記第1の画像が選択された後に前記第3の操作を受け付けた場合に、前記第1の設定値を表示することと、前記第1の操作によって前記第2の画像が選択された後に前記第3の操作を受け付けた場合に、前記第2の設定値を表示することと、をさらに含み、前記第4の操作を受け付けることは、前記第1の操作によって前記第1の画像が選択された後に前記第3の操作を受け付けた場合は、前記第1の設定値を書き換える操作を受け付けることと、前記第1の操作によって前記第2の画像が選択された後に前記第3の操作を受け付けた場合は、前記第2の設定値を書き換える操作を受け付けることと、を含んでいてもよい。
【0199】
本開示の一態様の画像表示方法は、前記第3の操作を受け付けた場合に、第1の設定項目に対応する数値を示す第1の数値入力領域と、第2の設定項目に対応する数値を示す第2の数値入力領域と、第3の設定項目に対応する数値を示す第3の数値入力領域と、を含む第3の設定画像を表示すること、をさらに含み、前記第1の数値入力領域、前記第2の数値入力領域、および前記第3の数値入力領域のうち、初期値とは異なる前記数値を示す数値入力領域は、他の数値入力領域とは異なる表示態様であってもよい。
【0200】
本開示の一態様の画像表示方法において、前記第1の画像は、前記第1の設定値に基づいて調整された前記入力画像のプレビュー画像を含んでいてもよい。
【0201】
本開示の一態様の画像表示方法において、前記第1の画像は、前記第1の設定値に対応する文字列を含んでいてもよい。
【0202】
本開示の一態様の画像表示方法は、前記第1の設定画像を表示することの前に、第1の選択肢を示す第6の画像と、第2の選択肢を示す第7の画像と、を含む選択画像を表示することと、前記第6の画像を選択する操作を受け付けた場合に、前記第1の設定画像を表示することと、前記第7の画像を選択する操作を受け付けた場合に、前記入力画像を調整するための設定値をサーバーから受信することと、をさらに含んでいてもよい。
【0203】
本開示の一態様の画像表示方法において、前記第1の設定画像を表示することは、第1の画像表示装置と、前記第1の画像表示装置とは異なる第2の画像表示装置とが行い、調整された前記入力画像を表示することは、前記第2の画像表示装置が行い、前記第1の画像表示装置は、前記第1の設定画像と、第8の画像と、を含む第5の設定画像を表示してもよい。
【符号の説明】
【0204】
1…画像表示システム、10…第1の画像表示装置、12…第1の表示装置、15…第1のプロセッサー、20…第2の画像表示装置、22…第2の表示装置、26…第2のプロセッサー、200…調整方法選択画像(選択画像)、210…第1の選択肢画像(第6の画像)、220…第2の選択肢画像(第7の画像)、300…第1の映像ジャンル選択画像(第1の設定画像)、310…第1の候補画像(第1の画像)、320…第2の候補画像(第2の画像)、400…明るさ選択画像(第2の設定画像)、410…第5の候補画像(第3の画像)、420…第6の候補画像(第4の画像)、460…詳細設定ボタン(第5の画像)、500…調整色選択画像(第4の設定画像)、700…詳細設定画像(第3の設定画像)