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特許7544263情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-08-26
(45)【発行日】2024-09-03
(54)【発明の名称】情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 10/0831 20230101AFI20240827BHJP
【FI】
G06Q10/0831
【請求項の数】 10
(21)【出願番号】P 2023517008
(86)(22)【出願日】2021-04-30
(86)【国際出願番号】 JP2021017222
(87)【国際公開番号】W WO2022230180
(87)【国際公開日】2022-11-03
【審査請求日】2023-10-25
(73)【特許権者】
【識別番号】000004237
【氏名又は名称】日本電気株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100110928
【弁理士】
【氏名又は名称】速水 進治
(72)【発明者】
【氏名】牛尾 晋太郎
(72)【発明者】
【氏名】上原 潤一郎
(72)【発明者】
【氏名】須賀 宏平
(72)【発明者】
【氏名】川崎 大輔
(72)【発明者】
【氏名】山根 薫
【審査官】加内 慎也
(56)【参考文献】
【文献】特開2003-157313(JP,A)
【文献】特開2003-141304(JP,A)
【文献】特開2004-178083(JP,A)
【文献】特開2018-55265(JP,A)
【文献】特開2018-169890(JP,A)
【文献】特開2018-173758(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも貨物識別情報及び数量情報を含む仕入データを複数含む仕入書情報と、少なくとも前記貨物識別情報及び前記数量情報を含む包装データを複数含む包装明細書情報とを取得する取得手段と、
前記貨物識別情報及び前記数量情報の組み合わせを用いて、前記仕入書情報に含まれる前記仕入データと、前記包装明細書情報に含まれる前記包装データとの対応関係を特定し、互いに対応する前記仕入データと前記包装データを対応付けた出力情報を作成する作成手段と、
を有する情報処理装置。
【請求項2】
前記仕入データは重量情報を含まず、前記包装データは前記重量情報を含み、
前記出力情報は、前記仕入書情報に、前記包装明細書情報に含まれる前記重量情報を付加した情報である請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記作成手段は、前記貨物識別情報及び前記数量情報の組み合わせがいずれの前記仕入データとも合致しない前記包装データである非合致包装データがある場合、前記非合致包装データを集約した集約データを作成し、前記貨物識別情報及び前記数量情報の組み合わせがいずれの前記包装データとも合致しない前記仕入データである非合致仕入データのいずれかに対応付けた前記出力情報を作成する請求項1又は2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記仕入データは重量情報を含まず、前記包装データは前記重量情報を含み、
前記作成手段は、前記非合致包装データの前記重量情報の合計値を前記集約データとして算出し、前記非合致仕入データのいずれかに前記合計値を対応付けた前記出力情報を作成する請求項3に記載の情報処理装置。
【請求項5】
同じ前記貨物識別情報を含む前記非合致包装データの集合毎に前記集約データを作成し、前記集合各々の前記集約データを、前記集合各々の前記貨物識別情報と同じ前記貨物識別情報を含む前記非合致仕入データのいずれかに対応付けた前記出力情報を作成する請求項3又は4に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記取得手段は、文字認識機能を利用して作成された前記仕入書情報及び前記包装明細書情報を取得する請求項1から5のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【請求項7】
コンピュータが、
少なくとも貨物識別情報及び数量情報を含む仕入データを複数含む仕入書情報と、少なくとも前記貨物識別情報及び前記数量情報を含む包装データを複数含む包装明細書情報とを取得する取得工程と、
前記貨物識別情報及び前記数量情報の組み合わせを用いて、前記仕入書情報に含まれる前記仕入データと、前記包装明細書情報に含まれる前記包装データとの対応関係を特定し、互いに対応する前記仕入データと前記包装データを対応付けた出力情報を作成する作成工程と、
を実行する情報処理方法。
【請求項8】
前記仕入データは重量情報を含まず、前記包装データは前記重量情報を含み、
前記出力情報は、前記仕入書情報に、前記包装明細書情報に含まれる前記重量情報を付加した情報である請求項7に記載の情報処理方法。
【請求項9】
コンピュータを、
少なくとも貨物識別情報及び数量情報を含む仕入データを複数含む仕入書情報と、少なくとも前記貨物識別情報及び前記数量情報を含む包装データを複数含む包装明細書情報とを取得する取得手段、及び、
前記貨物識別情報及び前記数量情報の組み合わせを用いて、前記仕入書情報に含まれる前記仕入データと、前記包装明細書情報に含まれる前記包装データとの対応関係を特定し、互いに対応する前記仕入データと前記包装データを対応付けた出力情報を作成する作成手段、
として機能させるプログラム。
【請求項10】
前記仕入データは重量情報を含まず、前記包装データは前記重量情報を含み、
前記出力情報は、前記仕入書情報に、前記包装明細書情報に含まれる前記重量情報を付加した情報である請求項9に記載のプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、情報処理方法及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
通関業務においては、多様な情報を含む多様な書類を作成する必要がある。これを人手で行うと手間である。特許文献1は、発注依頼書のデータに基づき仕入書のデータを作成したり、仕入書のデータに基づき包装明細書を作成したりするドキュメント管理装置を開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2004-295436号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
通関業務では、複数種類の書類を参照しながら、輸出入申告書等の書類を作成する必要がある。例えば、書類作成中に、仕入書に記載された各貨物の品名、数量、価格等を参照するとともに、包装明細書に記載された各貨物の重量等を参照したりする。この場合、複数種類の書類に跨って記載されている同一貨物に関する情報の対応関係を特定するのが手間である。本発明は、通関業務の作業効率を向上させることを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明によれば、
少なくとも貨物識別情報及び数量情報を含む仕入データを複数含む仕入書情報と、少なくとも前記貨物識別情報及び前記数量情報を含む包装データを複数含む包装明細書情報とを取得する取得手段と、
前記貨物識別情報及び前記数量情報の組み合わせを用いて、前記仕入書情報に含まれる前記仕入データと、前記包装明細書情報に含まれる前記包装データとの対応関係を特定し、互いに対応する前記仕入データと前記包装データを対応付けた出力情報を作成する作成手段と、
を有する情報処理装置が提供される。
【0006】
また、本発明によれば、
コンピュータが、
少なくとも貨物識別情報及び数量情報を含む仕入データを複数含む仕入書情報と、少なくとも前記貨物識別情報及び前記数量情報を含む包装データを複数含む包装明細書情報とを取得する取得工程と、
前記貨物識別情報及び前記数量情報の組み合わせを用いて、前記仕入書情報に含まれる前記仕入データと、前記包装明細書情報に含まれる前記包装データとの対応関係を特定し、互いに対応する前記仕入データと前記包装データを対応付けた出力情報を作成する作成工程と、
を実行する情報処理方法が提供される。
【0007】
また、本発明によれば、
コンピュータを、
少なくとも貨物識別情報及び数量情報を含む仕入データを複数含む仕入書情報と、少なくとも前記貨物識別情報及び前記数量情報を含む包装データを複数含む包装明細書情報とを取得する取得手段、及び、
前記貨物識別情報及び前記数量情報の組み合わせを用いて、前記仕入書情報に含まれる前記仕入データと、前記包装明細書情報に含まれる前記包装データとの対応関係を特定し、互いに対応する前記仕入データと前記包装データを対応付けた出力情報を作成する作成手段、
として機能させるプログラムが提供される。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、通関業務の作業効率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】本実施形態の仕入書の一例を示す図である。
図2】本実施形態の仕入書情報の一例を示す図である。
図3】本実施形態の包装明細書の一例を示す図である。
図4】本実施形態の包装明細書情報の一例を示す図である。
図5】本実施形態の情報処理装置の機能ブロック図の一例である。
図6】本実施形態の情報処理装置の機能ブロック図の一例である。
図7】本実施形態の出力情報の一例を示す図である。
図8】本実施形態の情報処理装置の処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図9】本実施形態の情報処理装置の処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図10】本実施形態の情報処理装置のハードウエア構成の一例を示す図である。
図11】本実施形態の情報処理装置を利用した実施例を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。尚、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。
【0011】
<概要>
本実施形態の情報処理装置は、貨物識別情報及び数量情報の組み合わせを用いて、仕入書情報に含まれる仕入データと、包装明細書情報に含まれる包装データとの対応関係を特定し、互いに対応する仕入データと包装データとを対応付けた出力情報を作成する機能を有する。このような本実施形態の情報処理装置によれば、ユーザは、出力情報を参照することで仕入データと包装データとの対応関係を容易に特定できるので、自身で書類を何度も見返しながら対応関係を特定するという面倒な作業を回避できる。
【0012】
<用語説明>
ここで、主たる用語を説明する。
【0013】
「仕入書」は、輸出者が作成した取引に関する各種情報を含む書類である。仕入書には、例えば貨物の品名、数量、価格等が記載されている。仕入書は、インボイスや送り状等と呼ばれることもある。図1に、仕入書の一例を示す。図示する仕入書は、貨物の品名(Description)と、貨物の数量(Quantity)と、貨物の単価(Unit Price)と、数量と単価との積である総価格(Amount)とが示されている。
【0014】
図示する仕入書においては、同じ品名である「Black 315」が3つ以上に分けて記載されている。仕入書では、例えば発注単位や納入先単位等、任意の記載単位毎に分けて情報を記載するため、同じ品名であっても分けて記載される場合がある。
【0015】
また、図示するように、仕入書は、複数の仕入書を互いに識別するためのインボイスNo.や、輸出者情報や、輸入者情報等を含む。
【0016】
「仕入書情報」は、仕入書に記載された情報を含む電子データである。図2に、仕入書情報の一例を模式的に示す。図2の仕入書情報は、図1に示す仕入書に記載された情報を含む。図2に示すように、仕入書情報は、仕入書に記載された記載単位毎に、品名情報、数量情報、価格情報等を対応付けた情報である。なお、図2に示す例では、仕入書情報は、重量情報を含まない。また、図2に示す例では、1つの記載単位に1つの「No.」が付与されている。以下、1つの記載単位のデータを「仕入データ」と呼ぶ。図2に示す「No.1」に対応するデータが1つの仕入データである。図2に示す「No.1」に対応する仕入データと、「No.2」に対応する仕入データとは異なる仕入データである。
【0017】
また、図示するように、仕入書情報は、インボイスNo.を含む。図示しないが、仕入書情報は、輸出者情報や、輸入者情報等を含んでもよい。
【0018】
「包装明細書」は、仕入書を補完する書類であり、各仕入書に対応して作成される。すなわち、ある仕入書に記載されている貨物の補完情報は、対応する包装明細書に記載されている。包装明細書には、例えば貨物の品名、数量、重量(純重量や総重量)、容量等が記載されている。包装明細書は、仕入書に記載されていない情報、例えば重量や容量等を含む。包装明細書は、パッキングリスト、梱包明細書等と呼ばれることもある。図3に、包装明細書の一例を示す。図示する包装明細書は、貨物の品名(Description)と、貨物の数量(Quantity)と、貨物の純重量(Net Weight)と、貨物の総重量(Gross Weight)と、容量(M3)とが示されている。
【0019】
図示する包装明細書においては、同じ品名である「Black 315」が3つ以上に分けて記載されている。包装明細書では、例えば包装単位等、任意の記載単位毎に分けて情報を記載するため、同じ品名であっても分けて記載される場合がある。なお、図1図3とを比較すると明らかなように、仕入書における記載単位と包装明細書における記載単位とは必ずしも一致しない。
【0020】
また、図示するように、包装明細書は、インボイスNo.や、輸出者情報や、輸入者情報等を含む。このインボイスNo.を利用して、対応する仕入書を特定することができる。
【0021】
「包装明細書情報」は、包装明細書に記載された情報を含む電子データである。図4に、包装明細書情報の一例を模式的に示す。図4の包装明細書情報は、図3に示す包装明細書に記載された情報を含む。図4に示すように、包装明細書情報は、包装明細書に記載された記載単位毎に、品名情報、数量情報、重量情報(純重量情報及び総重量情報の少なくとも一方)等を対応付けた情報である。図4に示す例では、1つの記載単位に1つの「No.」が付与されている。以下、1つの記載単位のデータを「包装データ」と呼ぶ。図4に示す「No.1」に対応するデータが1つの包装データである。図4に示す「No.1」に対応する包装データと、「No.2」に対応する包装データとは異なる包装データである。
【0022】
また、図示するように、包装明細書情報は、インボイスNo.を含む。図示しないが、包装明細書情報は、輸出者情報や、輸入者情報等を含んでもよい。
【0023】
なお、上述の通り、包装明細書は仕入書に対応して作成される。そして、ある仕入書に記載されている貨物の情報は、対応する包装明細書に記載されている。この対応関係は、包装明細書情報と仕入書情報においても引き継がれる。すなわち、ある仕入書情報に記載されている貨物の情報は、対応する包装明細書情報に記載されている。しかし、上述の通り、仕入書の記載単位と包装明細書の記載単位は必ずしも一致しない。このため、図2に示す複数の仕入データと、図4に示す複数の包装データとは必ずしも1対1の対応関係とならない。これが、仕入書に記載された情報と包装明細書に記載された情報との対応関係を特定する作業を複雑なものとしている。
【0024】
<機能構成>
次に、情報処理装置10の機能構成を説明する。図5に、情報処理装置10の機能ブロック図の一例を説明する。図示するように、情報処理装置10は、取得部11と、作成部12と、記憶部13とを有する。なお、図6の機能ブロック図の示すように、情報処理装置10は記憶部13を有さなくてもよい。この場合、情報処理装置10と通信可能に構成された外部装置が記憶部13を備える。
【0025】
取得部11は、仕入書情報及び包装明細書情報を取得する。仕入書情報及び包装明細書情報の詳細は、上述したとおりである。仕入書情報は、少なくとも貨物識別情報及び数量情報を含む。同様に、包装明細書情報は、少なくとも貨物識別情報及び数量情報を含む。貨物識別情報は、貨物を識別する情報であり、例えば品名、商品名、商品識別情報等が例示される。商品識別情報は、例えば商品の品目を識別する品目No.等が例示されるが、これに限定されない。図2及び図4に示す例では、品名が貨物識別情報となる。
【0026】
例えば、取得部11は、光学文字認識機能等の文字認識機能を備えてもよい。そして、取得部11は、当該機能を用いて、図1に示すような仕入書や図3に示すような包装明細書から各種情報を読み取り、図2に示すような仕入書情報や図4に示すような包装明細書情報を作成・取得してもよい。
【0027】
その他、取得部11は、ユーザに向けてUI(User Interface)画面を提示するとともに、当該UI画面を介して、仕入書や包装明細書に含まれる各種情報の入力を受付けてもよい。そして、取得部11は、入力された情報に基づき、図2に示すような仕入書情報や図4に示すような包装明細書情報を作成・取得してもよい。UI画面の提示は、ディスプレイや投影装置等の各種出力装置を介して実現される。各種情報の入力の受付は、タッチパネル、キーボード、マウス、物理ボタン、マイク等の各種入力装置を介して実現される。
【0028】
その他、記憶部13や外部装置に、予め図2に示すような仕入書情報や図4に示すような包装明細書情報が記憶されていてもよい。そして、取得部11は、記憶部13に記憶されている情報を読み出したり、外部装置からの入力を受付けたりすることで、仕入書情報や包装明細書情報の取得を実現してもよい。
【0029】
作成部12は、「互いに対応する仕入書情報と包装明細書情報を特定する処理」、「互いに対応する仕入データと包装データを特定する処理」及び「出力情報を作成する処理」をこの順に実行する。以下、各処理を詳細に説明する。
【0030】
-互いに対応する仕入書情報と包装明細書情報を特定する処理-
作成部12は、取得部11が取得した仕入書情報及び包装明細書情報を処理し、互いに対応する仕入書情報と包装明細書情報を特定する。例えば、作成部12は、インボイスNo.が一致する仕入書情報及び包装明細書情報を、互いに対応する仕入書情報及び包装明細書情報として特定する。なお、インボイスNo.以外の情報を利用してもよい。
【0031】
-互いに対応する仕入データと包装データを特定する処理-
互いに対応する仕入書情報と包装明細書情報を特定する処理を行った後、作成部12は、互いに対応する仕入書情報及び包装明細書情報の組み合わせに対して、次の処理を行う。まず、作成部12は、貨物識別情報及び数量情報の組み合わせを用いて、仕入書情報に含まれる仕入データと、包装明細書情報に含まれる包装データとの対応関係を特定する。具体的には、作成部12は、以下のルールで対応関係を特定する。
【0032】
(ルール)貨物識別情報及び数量情報の組み合わせが互いに一致する仕入データと包装データを、互いに対応するデータとして特定する。
【0033】
図2及び図4に示す例を用いて説明する。図2及び図4の例の場合、仕入書情報のNo.1の仕入データと、包装明細書情報のNo.1の包装データとは、貨物識別情報(図の場合、品名)及び数量情報の組み合わせが互いに一致する。このため、作成部12は、No.1の仕入データとNo.1の包装データとを互いに対応するデータとして特定する。また、仕入書情報のNo.3の仕入データと、包装明細書情報のNo.2の包装データとは、貨物識別情報及び数量情報の組み合わせが互いに一致する。このため、作成部12は、No.3の仕入データとNo.2の包装データとを互いに対応するデータとして特定する。
【0034】
なお、貨物識別情報及び数量情報の組み合わせがいずれの仕入データとも合致しない包装データである非合致包装データがある場合、作成部12は、非合致包装データを集約した集約データを作成する。作成部12は、同じ貨物識別情報を含む非合致包装データの集合毎に、集約データを作成することができる。
【0035】
図2及び図4の例の場合、包装明細書情報のNo.3及びNo.4の包装データは、貨物識別情報(図の場合、品名)及び数量情報の組み合わせが互いに一致する仕入データが存在しない。このため、No.3及びNo.4の包装データは、非合致包装データとなる。そして、No.3及びNo.4の包装データが含む貨物識別情報はいずれも、Black315である。このため、No.3及びNo.4の包装データは、同じ貨物識別情報を含む非合致包装データの集合を構成する。
【0036】
作成部12は、同じ貨物識別情報を含む非合致包装データの集合毎に、重量の合計値を集約データとして算出する。図2及び図4の例において、貨物識別情報としてBlack315を含む非合致包装データが、No.3及びNo.4の包装データのみである場合、純重量の合計値である2000kg、及び、総重量の合計値である2070kgの少なくとも一方が、当該集合の集約データとして算出される。
【0037】
-出力情報を作成する処理-
互いに対応する仕入データと包装データを特定する処理を行った後、作成部12は、互いに対応する仕入データと包装データとを対応付けた出力情報を作成する。
【0038】
なお、非合致包装データがある場合、作成部12は、上記出力情報において、上述した重量の合計値である集約データを、貨物識別情報及び数量情報の組み合わせがいずれの包装データとも合致しない仕入データである非合致仕入データのいずれかに対応付ける。同じ貨物識別情報を含む非合致包装データの集合毎に集約データを作成した場合、作成部12は、上記出力情報において、集合各々の集約データを、集合各々の貨物識別情報と同じ貨物識別情報を含む非合致仕入データのいずれかに対応付ける。そして、作成部12は、その他の非合致仕入データに重量情報「0」を対応付ける。
【0039】
図2及び図4に示す例を用いて説明する。図2及び図4の例の場合、例えば図7に示すような出力情報が作成される。図7に示す出力情報では、No.で互いに識別される複数のデータ(以下、「出力情報データ」という)が示されている。図示する例では、出力情報データは、貨物識別情報である品名と、数量情報と、価格情報と、重量情報とを互いに紐付けたデータである。貨物識別情報及び数量情報は、仕入書情報及び包装明細書情報の両方が含む情報である。価格情報は、仕入書情報が含む情報である。重量情報は、包装明細書情報が含む情報である。なお、図示する項目はあくまで一例であり、仕入書情報及び包装明細書情報の少なくとも一方に含まれるその他の情報が出力情報に含まれてもよい。
【0040】
ちなみに、図7に示す出力情報に含まれる複数の出力情報データと、図2に示す仕入書情報に含まれる複数の仕入データとは1対1で対応している。そして、複数の出力情報データの並び順は、複数の仕入データの並び順に対応している。すなわち、No.1の出力情報データはNo.1の仕入データに対応し、No.2の出力情報データはNo.2の仕入データに対応する。このようにした場合、出力情報は、図2の仕入書情報に、図4の包装明細書情報から抽出した情報、具体的には重量情報を付加した情報と考えることができる。
【0041】
上述の通り、仕入書情報のNo.1の仕入データと包装明細書情報のNo.1の包装データとは互いに対応する。出力情報のNo.1の出力情報データは、仕入書情報のNo.1の仕入データと包装明細書情報のNo.1の包装データとを互いに対応付けたデータである。出力情報のNo.1の出力情報データは、仕入書情報のNo.1の仕入データに、包装明細書情報のNo.1の包装データの少なくとも一部項目のデータ(重量情報)を付加したデータと考えることもできる。
【0042】
また、上述の通り、仕入書情報のNo.3の仕入データと包装明細書情報のNo.2の包装データとは互いに対応する。出力情報のNo.3の出力情報データは、仕入書情報のNo.3の仕入データと包装明細書情報のNo.2の包装データとを互いに対応付けたデータである。出力情報のNo.3の出力情報データは、仕入書情報のNo.3の仕入データに、包装明細書情報のNo.2の包装データの少なくとも一部項目のデータ(重量情報)を付加したデータと考えることもできる。
【0043】
出力情報のNo.2の出力情報データは、仕入書情報のNo.2の仕入データに対応する。また、出力情報のNo.4の出力情報データは、仕入書情報のNo.4の仕入データに対応する。そして、仕入書情報のNo.2の仕入データ及びNo.4の仕入データは、同じ貨物識別情報であるBlack315を含む非合致仕入データ(対応する包装データがない仕入データ)である。このため、図7に示すように、作成部12は、No.2の出力情報データに、同じ貨物識別情報であるBlack315を含む非合致包装データの重量の合計値(集約データ)を付加している。そして、作成部12は、No.4の出力情報データに、重量情報として「0」を付加している。
【0044】
なお、複数の非合致仕入データのいずれに集約データを付加するかは様々なバリエーションがある。図示する例では、並び順が最も上の非合致仕入データに重量の合計値を付加しているが、その他の非合致仕入データに重量の合計値を付加してもよい。
【0045】
次に、図8のフローチャートを用いて、情報処理装置10の処理の流れの一例を説明する。
【0046】
まず、情報処理装置10は、仕入書情報及び包装明細書情報を取得する(S10)。次に、情報処理装置10は、取得した仕入書情報及び包装明細書情報に基づき出力情報を作成する(S20)。そして、情報処理装置10は、作成した出力情報を出力する(S30)。例えば、情報処理装置10は、図2に示す仕入書情報及び図4に示す包装明細書情報に基づき、図7に示すような出力情報を作成し、出力する。出力情報の出力は、ディスプレイ、投影装置、電子メールクライアント等のあらゆる出力装置を介して実現される。
【0047】
次に、図9のフローチャートを用いて、S20の処理の流れの一例を説明する。
【0048】
まず、情報処理装置10は、インボイスNo.に基づき、対応する仕入書情報と包装明細書情報を特定する(S21)。次いで、情報処理装置10は、対応する仕入書情報及び包装明細書情報を処理対象として、S22乃至S24の処理を行う。
【0049】
S22では、情報処理装置10は、貨物識別情報及び数量の組み合わせを用いて、仕入データと包装データの対応関係を特定する。S23では、情報処理装置10は、非合致包装データを集約し、集約データを作成する処理を行う。なお、非合致包装データがない場合、S23はスキップできる。
【0050】
S24では、情報処理装置10は、S22で特定した対応関係、及びS23で作成した集約データに基づき出力情報を作成する。
【0051】
<ハードウエア構成>
次に、情報処理装置10のハードウエア構成の一例を説明する。情報処理装置10の各機能部は、任意のコンピュータのCPU(Central Processing Unit)、メモリ、メモリにロードされるプログラム、そのプログラムを格納するハードディスク等の記憶ユニット(あらかじめ装置を出荷する段階から格納されているプログラムのほか、CD(Compact Disc)等の記憶媒体やインターネット上のサーバ等からダウンロードされたプログラムをも格納できる)、ネットワーク接続用インターフェイスを中心にハードウエアとソフトウエアの任意の組合せによって実現される。そして、その実現方法、装置にはいろいろな変形例があることは、当業者には理解されるところである。
【0052】
図10は、情報処理装置10のハードウエア構成を例示するブロック図である。図10に示すように、情報処理装置10は、プロセッサ1A、メモリ2A、入出力インターフェイス3A、周辺回路4A、バス5Aを有する。周辺回路4Aには、様々なモジュールが含まれる。情報処理装置10は周辺回路4Aを有さなくてもよい。なお、情報処理装置10は物理的及び/又は論理的に分かれた複数の装置で構成されてもよい。この場合、複数の装置各々が上記ハードウエア構成を備えることができる。
【0053】
バス5Aは、プロセッサ1A、メモリ2A、周辺回路4A及び入出力インターフェイス3Aが相互にデータを送受信するためのデータ伝送路である。プロセッサ1Aは、例えばCPU、GPU(Graphics Processing Unit)などの演算処理装置である。メモリ2Aは、例えばRAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)などのメモリである。入出力インターフェイス3Aは、入力装置、外部装置、外部サーバ、外部センサ、カメラ等から情報を取得するためのインターフェイスや、出力装置、外部装置、外部サーバ等に情報を出力するためのインターフェイスなどを含む。入力装置は、例えばキーボード、マウス、マイク、物理ボタン、タッチパネル等である。出力装置は、例えばディスプレイ、スピーカ、プリンター、メーラ等である。プロセッサ1Aは、各モジュールに指令を出し、それらの演算結果をもとに演算を行うことができる。
【0054】
<作用効果>
本実施形態の情報処理装置10は、仕入書情報と包装明細書情報の対応関係を特定するとともに、仕入データと包装データとの対応関係を特定し、互いに対応する仕入データと包装データとを対応付けた出力情報を作成することができる。このような本実施形態の情報処理装置10によれば、ユーザは、出力情報を参照することで仕入データと包装データとの対応関係を容易に特定できるので、自身で書類を何度も見返しながら対応関係を特定するという面倒な作業を回避できる。
【0055】
また、本実施形態の情報処理装置10は、対応する仕入データがない非合致包装データが存在する場合、非合致包装データの重量情報の合計値である集約データを作成し、対応する包装データがない非合致仕入データに対応付けることができる。通関業務においては、必ずしも複数の仕入データ各々の重量は必要なく、各貨物の総重量が分かればよい。このため、本実施形態の情報処理装置10は、非合致仕入データが存在する場合であっても、非合致仕入データ各々の重量を算出するための面倒な演算処理は実行せず、非合致包装データの重量情報の合計値をいずれかの非合致仕入データに対応付けるとともに、その他の非合致仕入データに重量情報「0」を対応付ける。この対応付けにより、ユーザは、各貨物の総重量を容易に把握できるので、通関業務を円滑に進めることができる。また、情報処理装置10は、非合致仕入データ各々の重量を算出する演算処理を回避できるので、コンピュータの処理負担を軽減できる。
【0056】
<変形例>
-第1の変形例-
取得部11が文字認識機能を用いて仕入書情報及び包装明細書情報の少なくとも一方を取得する場合、取得部11は、複数種類の貨物識別情報を取得してもよい。複数種類の貨物識別情報は、品名等、文字で構成された情報と、品目No.等、数字で構成された情報とを含む。そして、取得部11は、文字認識機能で品目No.を読み取った後、予め記憶部13に記憶されている品目マスタを参照し、読み取った品目No.に紐付く品名を読み出す。そして、取得部11は、文字認識機能で仕入書情報又は包装明細書情報から読み取った品名と、品目マスタから読み出した品名とを並べて表示するとともに、内容を訂正するユーザ入力を受付けてもよい。この場合、取得部11は、文字認識機能で仕入書情報又は包装明細書情報から読み取った品名と、品目マスタから読み出した品名とが一致しないデータ(仕入データ又は包装明細データ)を識別可能に表示してもよい。
【0057】
-第2の変形例-
仕入書には、複数の仕入書を互いに識別するための所定の情報、例えばページ情報が記載されていてもよい。そして、取得部11が文字認識機能を用いて仕入書情報を取得する場合、取得部11はこのページ情報をさらに読み取り、仕入書情報に含めてもよい。このようにすれば、このページ情報を利用して所定の仕入書情報を追跡することが可能となる。例えば、特定の仕入データが、仕入書のどのページに記載されていたかを追跡することが可能となる。また、包装明細書についても、同様にページ情報を読取、ページ情報を利用して追跡することを可能としてもよい。
【0058】
-第3の変形例-
上記実施形態では、非合致仕入データの1つに重量の合計値である集約データを対応付け、その他の非合致仕入データに重量情報「0」を対応付けたが、これに限られない。例えば、作成部12は、各非合致仕入データに、重量の合計値である集約データを分割(例えば等分)して対応付けてもよい。
【0059】
-第4の変形例-
作成部12は、出力情報データの作成において、非合致仕入データにはその旨を示すフラグ情報を付加し、表示において、非合致仕入データとその他の仕入データとを異なる態様(例えば異なる色や文字種)で表示してもよい。
【0060】
<実施例>
図11を用いて、本実施形態の情報処理装置10を利用した実施例を説明する。
【0061】
図中の「手動メンテ」のブロックは、ユーザ入力により各種データを作成したり、修正したりするブロックである。パーソナルコンピュータやタブレット端末などの端末装置を介して実現される。処理対象のデータは、商品マスタ、HS税率マスタ、荷主設定マスタ、為替マスタ、コード変換マスタ、項目マッピングマスタ等である。
【0062】
図中の「AI-OCR」のブロックは、文字認識機能を利用して電子データを作成するブロックである。例えば、仕入書から仕入書情報が作成されたり、包装明細書から包装明細書情報が作成されたりする。
【0063】
図中の「関税計算書システム」のブロックは、「手動メンテ」のブロックや「AI-OCR」のブロックで作成されたデータに基づき、通関業務に必要なデータを作成するブロックである。
【0064】
(1)マスタ取込・出力処理は、関税計算書インターフェースデータベースに記憶されているデータを読み出し、パーソナルコンピュータやタブレット端末などの端末装置を介して出力したり(マスタ参照)、端末装置を介した入力に基づき関税計算書インターフェースデータベースに記憶されているデータを更新したりする(マスタ更新)処理である。
【0065】
(2)ファイル読込み処理は、OCR(Optical Character Recognition)で作成したCSVファイルを、そのCSVファイルの保存先のパスを指定して関税計算書システムに取り込む処理である。CSVファイルの読み込みは仕入書情報と包装明細書情報それぞれで指定が可能である。
【0066】
(3)データ表示処理は、ファイル読込処理で取り込んだCSVファイルの内容を、CSVファイルの各フィールド毎に設定した画面項目にセットし表示する処理である。画面表示項目の表示位置設定は、荷主マスタで設定する。
【0067】
(4)データ編集処理は、データ表示処理で表示された各項目の内容又はセットされなかった空白の項目を入力、修正する処理である。
【0068】
(5)ファイル出力処理は、データ編集処理で編集された仕入書情報と包装明細書情報を所定の表計算ソフトのファイル形式に変換し出力する処理である。
【0069】
(6)データ保存処理は、データ編集処理で編集された仕入書情報と包装明細書情報を関税計算書システムのデータベースに書き込む処理である。
【0070】
(7)IDAファイル出力処理は、関税計算システムで集計した関税計算結果情報をNACCSシステムが読込可能な項目の配列に並べ、テキストファイル形式で保存する処理である。
【0071】
(8)キャンセル処理は、データ保存処理を実行の際、キャンセルすることで、データ編集処理が無効となり、データ表示処理時点の状態に戻す処理である。
【0072】
(9)エラーグ出力処理は、データ保存処理を実行の際、データ編集処理で入力、修正が可能な画面項目に対して、入力必須チェックを実施し、空白の項目が存在する場合はエラーメッセージを表示し、データ保存せず、データ編集画面にとどまる。
【0073】
NACCS(Nippon Automated Cargo and Port Consolidated System)は、輸出入・港湾関連情報処理センター株式会社(NACCSセンター)が管理する「総合的物流情報プラットフォームシステム」である。関税計算書システムで作成されたデータが、NACCSに送信される。
【0074】
以上、図面を参照して本発明の実施形態について述べたが、これらは本発明の例示であり、上記以外の様々な構成を採用することもできる。
【0075】
なお、本明細書において、「取得」とは、ユーザ入力に基づき、又は、プログラムの指示に基づき、「自装置が他の装置や記憶媒体に格納されているデータを取りに行くこと(能動的な取得)」、たとえば、他の装置にリクエストまたは問い合わせして受信すること、他の装置や記憶媒体にアクセスして読み出すこと等、および、ユーザ入力に基づき、又は、プログラムの指示に基づき、「自装置に他の装置から出力されるデータを入力すること(受動的な取得)」、たとえば、配信(または、送信、プッシュ通知等)されるデータを受信すること、また、受信したデータまたは情報の中から選択して取得すること、及び、「データを編集(テキスト化、データの並び替え、一部データの抽出、ファイル形式の変更等)などして新たなデータを生成し、当該新たなデータを取得すること」の少なくともいずれか一方を含む。
【0076】
上記の実施形態の一部または全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下に限られない。
1. 少なくとも貨物識別情報及び数量情報を含む仕入データを複数含む仕入書情報と、少なくとも前記貨物識別情報及び前記数量情報を含む包装データを複数含む包装明細書情報とを取得する取得手段と、
前記貨物識別情報及び前記数量情報の組み合わせを用いて、前記仕入書情報に含まれる前記仕入データと、前記包装明細書情報に含まれる前記包装データとの対応関係を特定し、互いに対応する前記仕入データと前記包装データを対応付けた出力情報を作成する作成手段と、
を有する情報処理装置。
2. 前記仕入データは重量情報を含まず、前記包装データは前記重量情報を含み、
前記出力情報は、前記仕入書情報に、前記包装明細書情報に含まれる前記重量情報を付加した情報である1に記載の情報処理装置。
3. 前記作成手段は、前記貨物識別情報及び前記数量情報の組み合わせがいずれの前記仕入データとも合致しない前記包装データである非合致包装データがある場合、前記非合致包装データを集約した集約データを作成し、前記貨物識別情報及び前記数量情報の組み合わせがいずれの前記包装データとも合致しない前記仕入データである非合致仕入データのいずれかに対応付けた前記出力情報を作成する1又は2に記載の情報処理装置。
4. 前記仕入データは重量情報を含まず、前記包装データは前記重量情報を含み、
前記作成手段は、前記非合致包装データの前記重量情報の合計値を前記集約データとして算出し、前記非合致仕入データのいずれかに前記合計値を対応付けた前記出力情報を作成する3に記載の情報処理装置。
5. 同じ前記貨物識別情報を含む前記非合致包装データの集合毎に前記集約データを作成し、前記集合各々の前記集約データを、前記集合各々の前記貨物識別情報と同じ前記貨物識別情報を含む前記非合致仕入データのいずれかに対応付けた前記出力情報を作成する3又は4に記載の情報処理装置。
6. 前記取得手段は、文字認識機能を利用して作成された前記仕入書情報及び前記包装明細書情報を取得する1から5のいずれかに記載の情報処理装置。
7. コンピュータが、
少なくとも貨物識別情報及び数量情報を含む仕入データを複数含む仕入書情報と、少なくとも前記貨物識別情報及び前記数量情報を含む包装データを複数含む包装明細書情報とを取得する取得工程と、
前記貨物識別情報及び前記数量情報の組み合わせを用いて、前記仕入書情報に含まれる前記仕入データと、前記包装明細書情報に含まれる前記包装データとの対応関係を特定し、互いに対応する前記仕入データと前記包装データを対応付けた出力情報を作成する作成工程と、
を実行する情報処理方法。
8. コンピュータを、
少なくとも貨物識別情報及び数量情報を含む仕入データを複数含む仕入書情報と、少なくとも前記貨物識別情報及び前記数量情報を含む包装データを複数含む包装明細書情報とを取得する取得手段、及び、
前記貨物識別情報及び前記数量情報の組み合わせを用いて、前記仕入書情報に含まれる前記仕入データと、前記包装明細書情報に含まれる前記包装データとの対応関係を特定し、互いに対応する前記仕入データと前記包装データを対応付けた出力情報を作成する作成手段、
として機能させるプログラム。
【符号の説明】
【0077】
10 情報処理装置
11 取得部
12 作成部
13 記憶部
1A プロセッサ
2A メモリ
3A 入出力I/F
4A 周辺回路
5A バス
図1
図2
図3
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