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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-08-26
(45)【発行日】2024-09-03
(54)【発明の名称】自動通信方法および自動通信装置
(51)【国際特許分類】
   G06Q 30/0601 20230101AFI20240827BHJP
【FI】
G06Q30/0601 310
【請求項の数】 11
(21)【出願番号】P 2024081369
(22)【出願日】2024-05-19
【審査請求日】2024-05-19
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】515120143
【氏名又は名称】井澤 佑斗
(73)【特許権者】
【識別番号】596034056
【氏名又は名称】有限会社加藤モーター
(72)【発明者】
【氏名】加藤 健資
(72)【発明者】
【氏名】井澤 佑斗
【審査官】青柳 光代
(56)【参考文献】
【文献】特開2022-069227(JP,A)
【文献】特開2002-024641(JP,A)
【文献】特開平08-239017(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2021/0327157(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00 - 99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
装置とユーザー端末とからなる、キャンピングカーの内容決定方法であって、
装置がユーザー端末に、複数の車両のサイズ情報を送信するステップと、
ユーザー端末が、前記サイズ情報から選択された1の選択サイズ情報を装置に送信するステップと、
車両の室内のキッチン及びベッドを所定のサイズ、数で配置するために必要な最低限の空間のレイアウトのレイアウト情報を記憶する装置が、前記選択サイズ情報のサイズに収まる1以上のレイアウト情報を特定するステップと、
装置が前記レイアウト情報をユーザー端末に送信するステップと、
ユーザー端末が前記レイアウト情報から選択した1の選択レイアウト情報を装置に送信するステップ
とを含む方法。
【請求項2】
請求項1に記載の方法であって、
装置がユーザー端末に、複数の車両のサイズ情報を送信するステップは、前記サイズ情報として、少なくとも車両の全長、全幅、高さのサイズの組みを反映した用語又は呼称を送信する。
【請求項3】
請求項1に記載の方法であって、
装置が前記レイアウト情報をユーザー端末に送信するステップは、前記レイアウト情報として、少なくともベッドの数の情報を送信する。
【請求項4】
請求項1に記載の方法であって、装置が、
選択レイアウト情報に対応する数値を加算し、その合算値をユーザー端末に送信するステップ
をさらに含む方法。
【請求項5】
請求項1に記載の方法であって、
前記サイズ情報のサイズに収まる1以上のレイアウト情報を特定するステップは、装置が、キッチン及びベッドのサイズ、数、座標、角度の情報をもとに、配置するために必要な最低限の空間の大きさを算出するステップと、
を含む方法。
【請求項6】
請求項1に記載の方法であって、
装置が前記レイアウト情報をユーザー端末に送信するステップは、
前記レイアウト情報が、キッチン及びベッドを所定のサイズ、数、座標で配置した二次元もしくは三次元の実物写真もしくはイメージ(CGイメージを含む)、図面のいずれか1以上の情報を含む、方法。
【請求項7】
請求項1に記載の方法であって、
装置が前記レイアウト情報をユーザー端末に送信するステップは、装置が、キッチン及びベッドを所定のサイズ、数、座標で配置した二次元もしくは三次元の実物写真もしくはイメージ(CGイメージを含む)、図面のいずれか1以上の情報を、ユーザー端末に表示可能になるようにインターネットに接続されたサーバーにアップロードするステップ、
を含む方法。
【請求項8】
請求項1に記載の方法であって、
ユーザー端末が、選択サイズ情報と選択レイアウト情報の車の納車方法について、店頭納車、客の自宅にお届け、その他納車方法の中から1以上の選択された情報を装置へ送信するステップと、
をさらに含む方法。
【請求項9】
請求項1に記載の方法であって、
装置が、選択サイズ情報と選択レイアウト情報の車について、ユーザー端末に商談の予約ができるアプリケーションへのリンクを送信するステップと、
をさらに含む方法。
【請求項10】
キャンピングカーの内容決定を行う装置とユーザー端末からなるシステムであって、
装置がユーザー端末に、複数の車両のサイズ情報を送信し、
ユーザー端末が、前記サイズ情報から選択された1の選択サイズ情報を装置に送信し、
車両の室内のキッチン及びベッドを所定のサイズ、数で配置するために必要な最低限の空間のレイアウトのレイアウト情報を記憶する装置が、前記選択サイズ情報のサイズに収まる1以上のレイアウト情報を特定し、
装置が前記レイアウト情報をユーザー端末に送信し、
ユーザー端末が前記レイアウト情報から選択した1の選択レイアウト情報を装置に送信する。
【請求項11】
請求項1に記載の方法を実行するプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、キャンピングカーの客に自動通信する方法に関する。
【背景技術】
【0002】
この項における供述は、本開示に関する背景の情報を提供するだけであり、先行技術を必ずしも構成しない。
【0003】
特許文献1には、 各部品のCADモデルの各加工対象面に対して属性情報を設定する属性設定手段であって、複数の部品同士を組み付けた状態で一括して加工される組付加工部位については、その旨を示す組付加工属性をその組付加工部位を構成する各部品の加工対象面に対して設定する属性設定手段と、を含む加工コスト見積もり装置が公開されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】特開2003-196322号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし発明者は少なくとも上記実施実施形態には、キャンピングカーの客が、効率的に見積もりを得られる方法に応用できないという短所が存在すると認識した。
【課題を解決するための手段】
【0006】
少なくとも一つの本開示は、
キャンピングカーの客に自動通信する方法であって、
客から車両の全長、全幅、高さのサイズ情報から1のサイズ選択情報を受信するステップと、
車両に固定される椅子、キッチン、ベッドの数を特定し、椅子、キッチン、ベッドの配置座標および角度を特定した組み情報の中から、上記サイズ選択情報に対応する車両のサイズに収まる組み情報を2以上客に送信するステップと、
客から1の組み情報を受信するステップと、
客から受信したすべての選択情報に対応する数値を加算し、その合算値を客に送信するステップ、とを含む、
構成を提供する。
【発明の効果】
【0007】
本構成では少なくともキャンピングカーの客に、多様なキャンピングカーの内装の中から実装可能な候補の見積もりを提供することができ、意思決定の利便性が向上する。
【0008】
本開示のこれらおよび他の態様、特徴、および利点は、以下の図面と併せて取られる好ましい実施形態および態様の以下の詳細な書面の説明から明らかになるが、その変形および修正は、本開示の新規概念の精神および範囲から逸脱せずに実施され得る。本開示におけるある実施形態における態様は、矛盾しない限りにおいて、本開示される別の実施形態における態様として採用することができる。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下の開示において、提示された主題の異なる特徴を実施するための多くの異なる実施形態や実施例を提供する。本開示を平易にするために、構成部品や配置の具体例を以下に開示する。もちろんこれらは単なる例であり、限定的であることを意図するものではない。例えば、第1の特徴が、続いて開示する第2の特徴に覆われる、あるいはこれと接する構造は、第1の特徴および第2の特徴が直接接触するように形成されている実施形態とともに、 第1の特徴と第2の特徴との間に付加的な特徴を形成して、第1の特徴と第2の特徴とが直接接触しないようになっている実施形態を含んで良い。さらに、本開示では、さまざまな例において参照番号および/または文字を反復している場合がある。このように反復するのは、簡潔明瞭にするためであり、それ自体が、さまざまな実施形態および/または説明されている構成との間に関係があることを必要とするものではない。さらに、第1の要素が第2の要素に「連結されている」または「結合されている」または「隣接する」と記述するとき、そのような記述は、第1の要素と第2の要素とが互いに直接的に連結または結合されている実施形態を含むとともに、第1の要素と第2の要素とが、その間に介在する1以上の他の要素を有して互いに間接的に連結または結合または隣接されている実施形態も含む。
【0010】
本明細書中で使用されるように、「少なくとも1の(at least one of)」という記載は、例示するすべての変形例を包合する。例えば、「AとBとCの少なくとも1の(comprises at least one of !, B, or C)」の記載は、「AとBとCと、これらのコンビネーション(consisting of A, B, C and combinations thereof)」と同義である。そして、A、B、C、A+B、A+C、B+C、A+B+Cの考えうる限りの全ての変形例を抱合する。
【0011】
本開示において、機械、電子オペレータまたはコンピュータを使用する開示は、方法、記録媒体、装置、またはプログラムの実施形態を含むことができる。本明細書で使用される「AはBである」という記述は、矛盾がない限り、あるいは本明細書に別段の記載がない限り、「AはBを含む」と置き換えることができる。
【0012】
本開示における用語は、特許請求の範囲に記載された用語を含めて、明細書に記載された記載や図面を考慮して解釈でき、さらには、本開示における示唆と矛盾がない限り、過去もしくは現在、未来において、市民の一人以上がそのように呼称し、表示し、理解しもしくは実行した、またはその可能性のある事柄をもとに解釈できる。
【0013】
少なくとも1以上の実施形態で用いる作動方法について、以下の実施形態を取ることができる。用語「コンピューター」は、当技術分野で知られているように、プロセッサー、メモリー、例えばハードドライブ、ディスクドライブ又はフラッシュドライブ又はメモリースティック、又は他の非一時的なコンピューター可読媒体又は非一時的記憶装置などの、少なくとも1つの情報記憶/検索装置、例えば、キーボード、マウス、ポイント及びタッチのデバイス、タッチスクリーン、又はマイクなどの、少なくとも一つの入力装置、及び、よく知られたコンピュータースクリーンのようなディスプレイ構造を概略的に含む。加えて、コンピューターは、有線又は無線接続などの、1以上のネットワーク接続を含み得る。当技術分野で知られるように、そのようなコンピューターまたはコンピューターシステムは、上に列挙されるものを多かれ少なかれ含んでもよく、例えばタブレットコンピューターやスマートデバイスに限定されないが、他の電子メディアや電子デバイスを包含する。
【0014】
本明細書で使用されるように、用語「クラウド」または「クラウドコンピューティング」は、すべてのコンピューティングリソースが共有される集中型の(centralized)および仮想型(virtualized)のコンピューティング設備を指す。 アプリケーションシステムやサブシステムについて、それらはすべて「クラウド」内にあるため、特定のマシンを指すことはもはやできない
【0015】
本明細書中で使用されるように、用語「分散型インターネットサービスシステム」は、様々なコンピューティング環境で実行するために、インターネットアプリケーションを変換する分散型インターネットサービスプラットフォームを指す。DISシステムは、コンポーネント分散型サーバー(Component Distribution Server)/資産分散サーバー(Asset Distribution Server)を経由して、コンテンツ、データ及びロジックを含むインターネットアプリケーションを、適切な範囲に(to whatever extent appropriate)、およびネットワークに沿って、任意の数と任意の種類の機器に対して配信する。DISを介して、インターネットアプリケーションを、各ユーザーのニーズに基づいたサービスで、ホストしおよび一元管理し、その完全性を維持しながらユーザーのデバイスまたは近くの場所で局所的にキャッシュし実行することができる。Web対応のコンピューティングデバイスは、DISソフトウェアーでアップグレードして、分散型のインターネットサービスを楽しみ実行するようなDIS対応になることができる。
【0016】
少なくとも1以上の実施形態で用いる作動方法について、分散型インターネットを使用しない従来のインターネットの方式について、以下の実施形態を取ることができる。
【0017】
本明細書で具体的に開示される事項を含む実施形態は、人工知能を基盤として実際に人間と会話するような形態で実現された自動応答システムを提供することができ、これによってユーザとのより自然な通話を実現しながら、問い合わせ、予約、配達注文などを迅速かつ便利に処理することができる。
【0018】
複数の電子機器は、コンピュータシステムによって実現される固定端末や移動端末であってよい。複数の電子機器の例としては、AIスピーカ、スマートフォン、携帯電話、ナビゲーション、PC(personal computer)、ノート型PC、デジタル放送用端末、PDA(Personal Digital Assistant)、PMP(Portable Multimedia Player)、タブレット、ゲームコンソール、ウェアラブルデバイス、IoT(internet of things)デバイス、VR(virtual reality)デバイス、AR(augmented reality)デバイスなどがある。一例として、電子機器としてAIスピーカを示しているが、本発明の実施形態において、電子機器は、実質的に無線または有線通信方式を利用し、ネットワークを介して他の電子機器および/またはサーバと通信することのできる多様な物理的なコンピュータシステムのうちの1つを意味してよい。
【0019】
通信方式が限定されることはなく、ネットワークが含むことのできる通信網(一例として、移動通信網、有線インターネット、無線インターネット、放送網、衛星網など)を利用する通信方式だけではなく、機器間の近距離無線通信が含まれてもよい。例えば、ネットワーク170は、PAN(personal area network)、LAN(local area network)、CAN(campus area network)、MAN(metropolitan area network)、WAN(wide area network)、BBN(broadband network)、インターネットなどのネットワークのうちの1つ以上の任意のネットワークを含んでよい。さらに、ネットワーク170は、バスネットワーク、スターネットワーク、リングネットワーク、メッシュネットワーク、スターバスネットワーク、ツリーまたは階層的ネットワークなどを含むネットワークトポロジのうちの任意の1つ以上を含んでもよいが、これらに限定されることはない。
【0020】
サーバは、それぞれ、複数の電子機器とネットワークを介して通信して、命令、コード、ファイル、コンテンツ、サービスなどを提供する、1つ以上のコンピュータ装置によって実現されてよい。例えば、サーバは、ネットワークを介して接続した複数の電子機器に第1サービスを提供するシステムであってよく、サーバも、ネットワークを介して接続した複数の電子機器に第2サービスを提供するシステムであってよい。より具体的な例として、サーバは、複数の電子機器においてインストールされて実行されるコンピュータプログラムであるアプリケーションを通じ、該当のアプリケーションが目的とするサービス(一例として、自動応答サービスなど)を第1サービスとして複数の電子機器に提供してよい。他の例として、サーバは、上述したアプリケーションのインストールおよび実行のためのファイルを複数の電子機器に配布するサービスを第2サービスとして提供してよい。
【0021】
電子機器およびサーバは、メモリ、プロセッサ、通信モジュール、および入力/出力インタフェースを含んでよい。メモリは、非一時的なコンピュータ読み取り可能な記録媒体であってよく、RAM(random access memory)、ROM(read only memory)、ディスクドライブ、SSD(solid state drive)、フラッシュメモリ(flash memory)などのような非一時的な大容量記録装置を含んでよい。ここで、ROM、SSD、フラッシュメモリ、ディスクドライブのような非一時的な大容量記録装置は、メモリとは区分される別の非一時的な記録装置として電子機器やサーバに含まれてもよい。また、メモリには、オペレーティングシステムと、少なくとも1つのプログラムコード(一例として、電子機器においてインストールされて実行されるブラウザや、特定のサービスの提供のために電子機器にインストールされたアプリケーションなどのためのコード)が記録されてよい。このようなソフトウェア構成要素は、メモリとは別のコンピュータ読み取り可能な記録媒体からロードされてよい。このような別のコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、フロッピー(登録商標)ドライブ、ディスク、テープ、DVD/CD―ROMドライブ、メモリカードなどのコンピュータ読み取り可能な記録媒体を含んでよい。他の実施形態において、ソフトウェア構成要素は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体ではない通信モジュールを通じてメモリにロードされてもよい。例えば、少なくとも1つのプログラムは、開発者またはアプリケーションのインストールファイルを配布するファイル配布システム(一例として、上述したサーバ)がネットワークを介して提供するファイルによってインストールされるコンピュータプログラム(一例として、上述したアプリケーション)に基づいてメモリにロードされてよい。
【0022】
プロセッサは、基本的な算術、ロジック、および入出力演算を実行することにより、コンピュータプログラムの命令を処理するように構成されてよい。命令は、メモリまたは通信モジュールによって、プロセッサに提供されてよい。例えば、プロセッサは、メモリのような記録装置に記録されたプログラムコードにしたがって受信される命令を実行するように構成されてよい。
【0023】
通信モジュールは、ネットワークを介して電子機器とサーバとが互いに通信するための機能を提供してもよいし、電子機器および/またはサーバが他の電子機器(一例として、電子機器)または他のサーバ(一例として、サーバ)と通信するための機能を提供してもよい。一例として、電子機器のプロセッサがメモリのような記録装置に記録されたプログラムコードにしたがって生成した要求が、通信モジュールの制御にしたがってネットワークを介してサーバに伝達されてよい。これとは逆に、サーバのプロセッサの制御にしたがって提供される制御信号や命令、コンテンツ、ファイルなどが、通信モジュールとネットワークを経て電子機器の通信モジュールを通じて電子機器に受信されてよい。例えば、通信モジュールを通じて受信されたサーバの制御信号や命令、コンテンツ、ファイルなどは、プロセッサやメモリに伝達されてよく、コンテンツやファイルなどは、電子機器がさらに含むことのできる記録媒体(上述した非一時的な記録装置)に記録されてよい。
【0024】
入力/出力インタフェースは、入力/出力装置とのインタフェースのための手段であってよい。例えば、入力装置は、キーボード、マウス、マイクロフォン、カメラなどの装置を、出力装置は、ディスプレイ、スピーカ、触覚フィードバックデバイスなどのような装置を含んでよい。他の例として、入力/出力インタフェースは、タッチスクリーンのように入力と出力のための機能が1つに統合された装置とのインタフェースのための手段であってもよい。入力/出力装置は、電子機器と1つの装置で構成されてもよい。また、サーバの入力/出力インタフェースは、サーバに接続するかサーバが含むことのできる入力または出力のための装置(図示せず)とのインタフェースのための手段であってよい。より具体的な例として、電子機器のプロセッサがメモリにロードされたコンピュータプログラムの命令を処理するにあたり、サーバや電子機器が提供するデータを利用して構成されるサービス画面やコンテンツが、入力/出力インタフェースを通じてディスプレイに表示されてよい。
【0025】
機械について開示する。少なくとも1つの実施形態によれば、ユーザー端末は、制御部、RAM、ストレージ部、グラフィックス処理部、通信インタフェース、インタフェース部からなり、それぞれ内部バスにより接続されている。
【0026】
少なくとも1つの実施形態によれば、制御部は、CPUやROMから構成される。制御部は、ストレージ部に格納されたプログラムを実行し、ユーザ端末の制御を行なう。RAMは、制御部のワークエリアである。ストレージ部は、プログラムやデータを保存するための記憶領域である。制御部は、プログラム及びデータをRAMから読み出して処理を行なう。制御部は、RAMにロードされたプログラム及びデータを処理することで、描画命令をグラフィックス処理部に出力する。
【0027】
少なくとも1つの実施形態によれば、グラフィックス処理部は表示部に接続されている。表示部は表示画面を有している。制御部が描画命令をグラフィックス処理部に出力すると、グラフィックス処理部は、表示画面上に画像を表示するためのビデオ信号を出力する。ここで、表示部はタッチセンサを備えるタッチパネルであってもよい。この表示部のタッチパネルが入力部として機能する。
【0028】
少なくとも1つの実施形態によれば、通信インタフェースは無線又は有線により通信ネットワークに接続が可能であり、通信ネットワークを介して、サーバ装置とデータを送受信することが可能である。通信インタフェースを介して受信したデータは、RAMにロードされ、制御部により演算処理が行われる。インタフェース部には外部メモリ(例えば、SDカード等)が接続されている。
【0029】
少なくとも1つの実施形態によれば、ユーザー端末は、表示画面と入力部を有するコンピュータ装置であれば特に限定されない。ユーザー端末としては、例えば、従来型の携帯電話、タブレット型端末、スマートフォン、デスクトップ型・ノート型のパーソナルコンピュータなどが挙げられる。VRゴーグル、すなわち頭にストラップで固定または取り付けられたフレーム(またはヘッドセット)に取り付けられた画面(または2つのディスプレイパネル、各目に対し1つずつ)で構成されてもよい。ユーザー端末は、音声の出力部を有する。
【0030】
少なくとも1つの実施形態によれば、ユーザー端末は、通信ネットワークを介してサーバ装置と通信接続が可能である。通信ネットワークを介して通信接続をして、情報を送信し、若しくは情報を受信することができる。
【0031】
少なくとも1つの実施形態によれば、サーバ装置は、制御部、RAM、ストレージ部及び通信インタフェースを少なくとも備え、それぞれ内部バスにより接続されている。
【0032】
少なくとも1つの実施形態によれば、制御部は、CPUやROMから構成され、ストレージ部に格納されたプログラムを実行し、サーバ装置の制御を行う。また、制御部は時間を計時する内部タイマを備えている。RAMは、制御部のワークエリアである。ストレージ部は、プログラムやデータを保存するための記憶領域である。制御部は、プログラム及びデータをRAMから読み出し、ユーザー端末から受信した情報等をもとに、プログラム実行処理を行う。
【0033】
キャンピングカーについて開示する。少なくとも1つの実施形態によれば、キャンピングカーは、寝泊まりができる設備を備えた自動車である。少なくとも1つの実施形態によれば、ベッド、キッチン、トイレ、テーブルなどの設備のいずれか一以上を有する。車と居室が一体になった「自走式」と、車で牽引する「牽引式」に大きく分類され、自走式には専用のフレームやエンジンなどに架装したタイプや、バンやワゴン車などの国産車をベースに架装されたものなどがある。キャンピングカーは、アメリカでは「モーターホーム」、大型バスの車内に内装を施したものは「モービルホーム」、家庭に近い設備を設けたものは「ハウストレーラー」などと呼ばれている。
【0034】
本開示における構成は、キャンピングカーに限定されない。すなわち、本開示におけるキャンピングカーという記載は、他のあらゆる移動体の記載に置き換えることができる。例示すれば、車(車全般)、セダン、クーペ、オープンカー、ステーションワゴン、ワンボックス、ミニバン、SUV、ハッチバック、電車、新幹線、飛行機、船舶、などである。
【0035】
キャンピングカーの客に自動通信する方法であって、客から車両の全長、全幅、高さのサイズ情報から1のサイズ選択情報を受信するステップについて開示する。キャンピングカーの客のユーザー端末に、車両の全長、全幅、高さのサイズ情報を送信し、ユーザー端末に表示する。例示すれば、当該情報は、ハイエース(登録商標)、ライトエース(登録商標)、スーパーロング、ワイドロング、ナローハイルーフ、ナローロールーフという文字情報である。すなわち、これらの文字は、車両の全長、全幅、高さのサイズの組みを反映した用語であって、これらの用語をサイズ情報として送信する。例示すれば、ハイエースの室内サイズは、長さが2,435mm~3,715mm、幅が1,520mm~1,730mm、高さが1,170mm~1,635mmである。ライトエースの室内サイズは、ハイエースの室内サイズよりも小さい。ハイエースの中でも、上記の長さ、幅、高さの比を変化させ、もしくは長さを増減した特定のサイズを、スーパーロング、ワイドロング、ナローハイルーフ、ナローロールーフと呼称する。他の実施形態では、各文字情報に対応する車両サイズの室内サイズもしくは車両サイズ(外寸)の情報を、ユーザーに送信する。もしくは、各文字情報に対応する車両サイズの室内サイズもしくは車両サイズ(外寸)の情報を、ユーザーに送信可能化する。送信可能化とは、少なくとも、インターネットに接続されたサーバーにアップロードするなどして、自動公衆送信できるようにする準備行為であり、販売者のホームページやサーバーにアップロードする行為を含む。ユーザーは、ユーザー端末に表示されたサイズ情報から1の候補を選択し、その選択情報をキャンピングカー販売者のコンピューターに送信する。少なくとも1の実施例において、これらの2以上の選択を防止する。すなわち、キャンピングカーの設計において、1台あたりに選択できる室内サイズは1つに限定されるので、これらの2以上の選択を防止する必要がある。少なくとも1の実施形態において、上記車両は、販売者が指定する1以上の車両であり、販売者はその車両のに関する必要な上記情報の1以上を販売者のコンピューターに記憶させる。
【0036】
車両に固定される椅子、キッチン、ベッドの数を特定し、椅子、キッチン、ベッドの配置座標および角度を特定した組み情報の中から、上記サイズ選択情報に対応する車両のサイズに収まる組み情報を2以上客に送信するステップについて開示する。キャンピングカー販売においては、車両の内装として固定する椅子、キッチン、ベッドの数と配置の候補が無数にあるので、客がキャンピングカーの内容の選択に関し、意思決定をすることが困難であった。鋭意検討した結果、車両に固定される椅子、キッチン、ベッドの数を特定し、椅子、キッチン、ベッドの配置座標および角度を特定した組み情報の中から、上記サイズ選択情報に対応する車両のサイズに収まる組み情報を2以上客に送信することにより、客がキャンピングカーの内容の選択の意思決定が極めて容易になることが判明した。検証したところ、車両に固定される椅子、キッチン、ベッドの数と配置をユーザーにすべて考えさせるよりも、それらの組み情報2以上から選択させる方が、ユーザーの購入検討の時間が大幅に短縮するという驚くべき結果が得られた。さらに鋭意検討した結果、ユーザーに車両の内装のレイアウトのイメージを提示することで、ユーザーの購入検討の時間が大幅に短縮するという驚くべき結果も得られた。この効果は、2次元のレイアウトを提示するよりも、3次元のレイアウトを提示する方が短縮効果が高かった。例示すれば、販売者は、車両の室内に椅子、キッチン、ベッドを1以上配置するレイアウトを考案し、それらの車両に対する配置座標および角度を特定した組み情報を2以上作成する。たとえば、特定した候補とは、車両の運転席部から後方にかけて、車両の右側に4つの椅子(座席と同義。本明細書において同じ)、車両の左側にキッチン、車両の後方の高さ方向の下部に1台のベッドと上部に2台目のベッドを配置し、椅子、キッチン、ベッドを、車両の進行方向に対して所定の角度で配置する、という情報である。少なくとも1の実施形態において、これらの情報は、二次元もしくは三次元の実物写真もしくはイメージ、CGイメージ、図面のいずれか1以上の情報(これらを総称してイメージの情報と呼ぶ)を、さらに含む。販売者は、このような各家具の数、座標、角度、必要なイメージの情報を作成し、その情報をコンピューターに記憶させる。若しくは、コンピューターは、これらの情報をもとに、AIが自動でイメージの情報を作成し、その情報をコンピューターに記憶する。販売者は、このような椅子、キッチン、ベッドの配置座標および角度を特定した組み情報を、複数作成する。これらの候補に、販売者は名称をつけることができる。例示すれば、それぞれの組み情報について、所定の名称、略称、愛称をつけることができる。少なくとも1の実施形態において、販売者は、このような各家具のサイズ、数、座標、角度で配置するために必要な最低限の空間の大きさの情報を、販売者のコンピューターに記憶させる。空間の大きさは、二次元もしくは三次元のサイズで定めることができる。若しくは、コンピューターは、このような各家具のサイズ、数、座標、角度の数値情報をもとに、配置するために必要な最低限の空間の大きさを算出する。販売者は、上記サイズ選択情報に対応する車両のサイズに収まる、特定された組み情報をコンピューターに記憶させる。例示すれば、コンピューターは、客の選択した車両のサイズを参照し、組み情報のレイアウトやサイズを対比して、もしくは組み情報の配置をするために必要な最低限の空間の大きさの情報を参照し、車両のサイズが組み情報の配置に必要な最低限の空間の大きさを包含することを数値で判定する手法により、車両に収まる1以上の組み情報を特定する。もしくは、販売者は、車両のサイズに対して、施工可能な1以上の組み情報を特定し、その特定した対応する組み情報をコンピューターに入力する。これらの特定された情報は、コンピューターに記憶される。すなわち、例えばスーパーロングが選択された際には、スーパーロングのサイズに収まる、特定された組み情報をコンピューターが認識可能になる。車両の異なるサイズ情報に対して、収まる組み情報は同一であってもよく、一部もしくは全てが相違していても良い。コンピューターは、客から車両の全長、全幅、高さのサイズ情報から1のサイズ選択情報を受信し、車両に固定される椅子、キッチン、ベッドの数を特定し、椅子、キッチン、ベッドの配置座標および角度を特定した組み情報の中から、上記サイズ選択情報に対応する車両のサイズに収まる組み情報を2以上客に送信する。送信の方法は、組み情報の名称を送信する方法を含む。もしくは、椅子、キッチン、ベッドの数および/または車両内における配置座標および/または角度を示す、二次元もしくは三次元の実物写真もしくはイメージ(CGイメージを含む)、図面のいずれか1以上の情報を、ユーザーに送信、もしくは送信可能化する方法を、含む。これらのイメージは、送信せずに、送信可能化する方法を含む。送信可能化は、少なくとも1の実施形態において、ホームページで掲載したり、ユーザーに送信し、若しくはそれらの情報のリンクを送信することの、いずれか1以上を含む。販売者は、これらの送信可能化を実現すべく、ホームページへの掲載や、コンピューターへのプログラムを行う。
【0037】
客から1の組み情報を受信するステップについて開示する。上記のとおり、客は複数の組み情報を受信する。客は、その中から1の候補を選択し、その選択情報を販売者のコンピューターに送信する。
【0038】
客から受信したすべての選択情報に対応する数値を加算し、その合算値を客に送信するステップについて開示する。販売者は、それぞれの情報に対応する数値をあらかじめ設定し、それらをコンピューターに記憶させる。これらの数値は任意に設定でき、ゼロであっても良い(本開示において、全ての選択情報に対して同じ)。例示すれば、これらの数値は、価格に対応する。サイズ情報について、それぞれの価格としての数値を設定する。スーパーロング、ワイドロング、ナローハイルーフ、ナローロールーフについて、特定のサイズに任意の価格(若しくは、いわゆるオプション価格)を設定し、もしくは、いずれもゼロに設定することができる。組み情報について、ブルームーン、ズー、ウィンディなどに価格の差をつけてもよく、いずれも同価格にしてもよく、いずれもゼロにしても良い。これらは組み情報の愛称である。それぞれの選択情報に対応する数値情報(価格としての数値情報を含む)を設定し、それらをコンピューターに記憶させる。コンピューターは、客から受信したすべての選択情報と、選択情報に紐づくもしくは対応する数値を元にして、これらの合算値を算出し、その値を客に送信する。
【0039】
客からエンジンタイプの候補から1のエンジンタイプ選択情報を受信するステップについて開示する。エンジンタイプは、ディーゼル若しくはガソリン、または排気量(2000ccや2800ccなど任意の数値)、電気、その他エンジンタイプの1以上の情報である。上記のとおり、販売者のコンピューターは客に対して、これらの1以上の情報を送信する。客は、それらから1の情報を選択し、その選択情報を販売者のコンピューターに送信する。
【0040】
客から車両のエクステリアの候補から0もしくは1以上のエクステリア選択情報を受信するステップについて開示する。エクステリアは、タイヤのアルミホイール、車両窓のプライバシーガラス、車両のLEDライト、サイドオーニング、サイクルキャリア、ガゼルアンテナ、BSアンテナ、網戸、サイドバイザー、その他エクステリアの1以上の情報である。上記のとおり、販売者のコンピューターは客に対して、これらの1以上の情報を送信する。客は、それらから1の情報を選択し、その選択情報を販売者のコンピューターに送信する。少なくとも1の実施形態において、これらをオプションとして客に提案する。
【0041】
客から車両の駆動方式の候補から1の駆動方式選択情報を受信するステップについて開示する。駆動方式は、2WD、4WD、その他駆動方法の1以上の情報である。上記のとおり、販売者のコンピューターは客に対して、これらの1以上の情報を送信する。客は、それらから1の情報を選択し、その選択情報を販売者のコンピューターに送信する。
【0042】
客から車両の色の候補から1の色選択情報を受信するステップについて開示する。色選択は、ホワイト、シルバー、ブラック、その他色の1以上の情報である。上記のとおり、販売者のコンピューターは客に対して、これらの1以上の情報を送信する。客は、それらから1の情報を選択し、その選択情報を販売者のコンピューターに送信する。
【0043】
客から納車方法の候補から1の色選択情報を受信するステップについて開示する。納車方法は、店頭納車、客の自宅にお届け、その他納車方法の1以上の情報である。上記のとおり、販売者のコンピューターは客に対して、これらの1以上の情報を送信する。客は、それらから1の情報を選択し、その選択情報を販売者のコンピューターに送信する。
【0044】
客から車のグレードの候補から1の色選択情報を受信するステップについて開示する。グレードは、車体の等級、段階、品等、費用差、その他グレードの1以上の情報である。上記のとおり、販売者のコンピューターは客に対して、これらの1以上の情報を送信する。客は、それらから1の情報を選択し、その選択情報を販売者のコンピューターに送信する。
【0045】
客からオプション選択の候補から1の色選択情報を受信するステップについて開示する。オプションは、寒冷地仕様、リアフォグランプ、フロントフォグランプ、LEDヘッドランプ、アルミホイール、イージークローザー、リアヒーター、リアクーラー、助手席エアバッグ、デジタルインナーミラー、バックモニター内蔵デジタルインナーミラー、パノラマミックビューモニター、サイドバイザー、その他オプションの1以上の情報である。上記のとおり、販売者のコンピューターは客に対して、これらの1以上の情報を送信する。客は、それらから1の情報を選択し、その選択情報を販売者のコンピューターに送信する。少なくともの実施形態において、上記の1以上の情報について、上述の方法で対応する数値(価格としての数値を含む)を設定し、その情報をコンピューターに記憶させる。また、上記の一以上の情報について、本体価格、オプション価格、諸費用などの属性の情報を対応して設定し、その情報をコンピューターに記憶させても良い。
【0046】
少なくとも1の実施形態において、上記の1以上の情報について、それを客の端末に送信若しくは表示する際に、それら情報に対応する数値(若しくは金額)を送信若しくは情報に関連して表示若しくは送信可能化する。
【0047】
少なくとも1の実施形態において、上記の1以上の選択情報について、上記のとおり、客から受信したすべての選択情報に対応する数値を加算し、その合算値を客に送信する。販売者は、それぞれの情報に対応する数値を設定し、それらをコンピューターに記憶させる。これらの数値は任意に設定できる。
【0048】
以下、上記とは異なる実施形態について開示する。合算値を客に送信するステップにおいて、いわゆるカスタマイズ結果として、上記の合算値の細目を表示する。すなわち、選択情報の属性や区分を設定することで、本体価格、ベース車オプション価格、キャンピングカーオプション価格、諸費用、その他細目に分類し、それらの合算値を客に提示する。さらに、合算値の分割払い(一例として、120回の金利2.7%)の情報を提示する。カスタマイズの内容の細目とその数値(価格)の一覧情報を提示する。さらに、コンピューターはこれらの内容をPDFに情報加工し、客がPDFをダウンロードできるように送信若しくは送信可能化する。販売者との商談の予約ができるアプリケーションへのリンクを送信若しくは送信可能化する。コンピューターは、客の氏名、住所若しくは居所、連絡先、電話番号、メールアドレス、面談の方法(来社、メール、電話)、その他これに準ずる内容の一以上の情報について、客にフォームを送信し、客からこれらの情報を受信する。さらに、販売者コンピューターは、上記合算値について、所定の割合を乗じた予約金を決済するアプリケーションへのリンクを送信若しくは送信可能化する。
【0049】
以下、上記において説明した実施形態の概要について開示する。
【0050】
キャンピングカーの客に自動通信する方法であって、
客から車両の全長、全幅、高さのサイズ情報から1のサイズ選択情報を受信するステップと、
車両に固定される椅子、キッチン、ベッドの数を特定し、椅子、キッチン、ベッドの配置座標および角度を特定した組み情報の中から、上記サイズ選択情報に対応する車両のサイズに収まる組み情報を2以上客に送信するステップと、
客から1の組み情報を受信するステップと、
客から受信したすべての選択情報に対応する数値を加算し、その合算値を客に送信するステップ、
とを含む。
【0051】
本構成では、少なくとも、車両の椅子、キッチン、ベッドの数と配置の候補が無数にあるキャンピングカー販売において、客がキャンピングカーの内装の選択の意思決定が極めて容易になる。
【0052】
請求項1に記載の方法であって、
客からエンジンタイプの候補から1のエンジンタイプ選択情報を受信するステップと、
客から車両のエクステリアの候補から0もしくは1以上のエクステリア選択情報を受信するステップと、
客から車両の駆動方式の候補から1の駆動方式選択情報を受信するステップと、
客から車両の色の候補から1の色選択情報を受信するステップと、
客から納車方法の候補から1の色選択情報を受信するステップと、
をさらに含む方法。
【0053】
本構成では、少なくとも、車両のエンジンタイプ、エクステリア、駆動方式、色、納車方法、その他本開示において記載した選択事項などの候補が無数にあるキャンピングカー販売において、客がキャンピングカーの構成の選択の意思決定が極めて容易になる。
【0054】
請求項1に記載の方法であって、
前記組み情報に関する、椅子、キッチン、ベッドの数、並びに車両内における配置座標および角度を示す二次元もしくは三次元のイメージを、客に送信若しくは送信可能化するステップと、
をさらに含む方法。
【0055】
本構成では、少なくとも、選択事項などの候補が無数にあるキャンピングカー販売において、イメージを手がかりとなり、客がキャンピングカーの構成の選択の意思決定が極めて容易になる。
【0056】
キャンピングカーの客への自動通信装置であって、
客から車両の全長、全幅、高さのサイズ情報から1のサイズ選択情報を受信し、
車両に固定される椅子、キッチン、ベッドの数を特定し、椅子、キッチン、ベッドの配置座標および角度を特定した組み情報の中から、上記サイズ選択情報に対応する車両のサイズに収まる組み情報を2以上客に送信し、
客から1の組み情報を受信し、
客から受信したすべての選択情報に対応する数値を加算し、その合算値を客に送信する。
【0057】
本構成では、少なくとも、上述のとおり、車両の椅子、キッチン、ベッドの数と配置の候補が無数にあるキャンピングカー販売において、客がキャンピングカーの内装の選択の意思決定が極めて容易になる。
【0058】
本開示に係る発明は、上述した各効果のうち、少なくとも1つを奏することができればよい。


【要約】      (修正有)
【課題】キャンピングカーの客が、効率的に見積もりを得られる方法を提供する。
【解決手段】キャンピングカーの客に自動通信する方法であって、客から車両の全長、全幅、高さのサイズ情報から1のサイズ選択情報を受信するステップと、車両に固定される椅子、キッチン、ベッドの数を特定し、椅子、キッチン、ベッドの配置座標および角度を特定した組み情報の中から、上記サイズ選択情報に対応する車両のサイズに収まる組み情報を2以上客に送信するステップと、客から1の組み情報を受信するステップと、客から受信したすべての選択情報に対応する数値を加算し、その合算値を客に送信するステップ、とを含む。
【選択図】なし