(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-08-26
(45)【発行日】2024-09-03
(54)【発明の名称】情報処理装置
(51)【国際特許分類】
G06Q 50/10 20120101AFI20240827BHJP
【FI】
G06Q50/10
(21)【出願番号】P 2023204234
(22)【出願日】2023-12-01
【審査請求日】2024-06-15
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】515120143
【氏名又は名称】井澤 佑斗
(72)【発明者】
【氏名】井澤 佑斗
【審査官】松浦 かおり
(56)【参考文献】
【文献】特表2009-541844(JP,A)
【文献】特開2013-178657(JP,A)
【文献】特開2016-173726(JP,A)
【文献】特開2022-029336(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
アプリケーションで機能するアカウントがマッチした後に、マッチした相手のアカウント
に対応する情報処理装置に、そのアカウントのアプリケーションの機能を停止
又は登録の休会又は退会する
要求を送る情報処理部と、
を有する情報処理装置
。
【請求項2】
請求項1に記載の情報処理装置であって、
相手が
前記要求に同意した際に、
マッチした双方のアカウントの
アプリケーションの機能を停止
又は登録の休会又は退会をする処理部と、
をさらに有する
情報処理装置。
【請求項3】
請求項1に記載の情報処理装置であって、
前記要求を受信した相手の情報処理装置が所定期間反応しない際に、マッチした双方のアカウントのアプリケーションの機能を停止又は登録の休会又は退会をする処理部と、
をさらに有する情報処理装置。
【請求項4】
情報処理方法であって、
アプリケーションで機能するアカウントがマッチした後に、マッチした相手のアカウントに対応する情報処理装置に、そのアカウントをアプリケーションで機能停止又は登録の休会又は退会する要求を送るステップと、
を有する方法。
【請求項5】
請求項4に記載の方法であって、
前記要求を送られた情報処理装置がアカウントの停止に同意するステップと、
装置が、マッチした双方のアカウントのアプリケーションの機能を停止又は登録の休会又は退会をするステップと、
をさらに有する方法。
【請求項6】
請求項4に記載の方法であって、
前記要求を送られた情報処理装置が所定期間反応しない際に、装置が、マッチした双方のアカウントのアプリケーションの機能を停止又は登録の休会又は退会をするステップと、
をさらに有する方法。
【請求項7】
アプリケーションで機能するアカウントがマッチした後に、マッチした相手のアカウント
に対応する情報処理装置に、そのアカウントのアプリケーションの機能を停止
又は登録の休会又は退会する
要求を送る情報処理部と、
を有する情報処理装置
。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置に関する。
【背景技術】
【0002】
この項における供述は、本開示に関する背景の情報を提供するだけであり、先行技術を必ずしも構成しない。
【0003】
特許文献1には、第1のクライアントにより、クライアント情報を処理する方法であって、前記クライアント情報は、第1及び第2のクライアントをマッチングさせるためのクライアントデータを含み、前記方法は、クライアントマッチングアプリケーションを提供する方法、が公開されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし発明者は少なくとも上記実施実施形態には、マッチしたアカウントが他のアカウントへ浮気をすることを防止する利点が無いという短所が存在すると認識した。
【課題を解決するための手段】
【0006】
少なくとも一つの本開示は、
アカウントがマッチした後に、マッチした相手のアカウントを停止する指示を相手のアカウントに送る情報処理部と、
を有する情報処理装置
を提供する。
【発明の効果】
【0007】
本構成では少なくともマッチしたアカウントが他のアカウントへ浮気をすることを防止するという有用性がある。
【0008】
本開示のこれらおよび他の態様、特徴、および利点は、以下の図面と併せて取られる好ましい実施形態および態様の以下の詳細な書面の説明から明らかになるが、その変形および修正は、本開示の新規概念の精神および範囲から逸脱せずに実施され得る。本開示におけるある実施形態における態様は、矛盾しない限りにおいて、本開示される別の実施形態における態様として採用することができる。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下の開示において、提示された主題の異なる特徴を実施するための多くの異なる実施形態や実施例を提供する。本開示を平易にするために、構成部品や配置の具体例を以下に説明する。もちろんこれらは単なる例であり、限定的であることを意図するものではない。例えば、第1の特徴が、続いて説明する第2の特徴に覆われる、あるいはこれと接する構造は、第1の特徴および第2の特徴が直接接触するように形成されている実施形態とともに、 第1の特徴と第2の特徴との間に付加的な特徴を形成して、第1の特徴と第2の特徴とが直接接触しないようになっている実施形態を含んで良い。さらに、本開示では、さまざまな例において参照番号および/または文字を反復している場合がある。このように反復するのは、簡潔明瞭にするためであり、それ自体が、さまざまな実施形態および/または説明されている構成との間に関係があることを必要とするものではない。さらに、第1の要素が第2の要素に「連結されている」または「結合されている」と記述するとき、そのような記述は、第1の要素と第2の要素とが互いに直接的に連結または結合されている実施形態を含むとともに、第1の要素と第2の要素とが、その間に介在する1以上の他の要素を有して互いに間接的に連結または結合されている実施形態も含む。本明細書中で使用されるように、「少なくとも1の(at least one of)」という記載は、例示するすべての変形例を包合する。例えば、「AとBとCの少なくとも1の(comprises at least one of !, B, or C)」の記載は、「AとBとCと、これらのコンビネーション(consisting of A, B, C and combinations thereof)」と同義である。そして、A、B、C、A+B、A+C、B+C、A+B+Cの考えうる限りの全ての変形例を抱合する。
【0010】
本開示において、電子オペレータまたはコンピュータを使用する開示は、方法、記録媒体、装置、またはプログラムの実施形態を含むことができる。本明細書で使用される「AはBである」という記述は、矛盾がない限り、あるいは本明細書に別段の記載がない限り、「AはBを含む」と置き換えることができる。
【0011】
情報処理装置について説明する。一例としてマッチング装置を取り上げるが、本開示における効果はマッチング装置に限定されず、あらゆる情報処理装置において発揮される。
【0012】
情報処理装置について説明する。少なくとも1以上の実施形態で用いる作動方法について、以下の実施形態を取ることができる。以下、少なくとも1以上の実施形態をよく説明するJP6456303の記載を引用して説明する。
【0013】
本明細書中で使用されるように、用語「コンピューター」は、当技術分野で知られているように、プロセッサー、メモリー、例えばハードドライブ、ディスクドライブ又はフラッシュドライブ又はメモリースティック、又は他の非一時的なコンピューター可読媒体又は非一時的記憶装置などの、少なくとも1つの情報記憶/検索装置、例えば、キーボード、マウス、ポイント及びタッチのデバイス、タッチスクリーン、又はマイクなどの、少なくとも一つの入力装置、及び、よく知られたコンピュータースクリーンのようなディスプレイ構造を概略的に含む。加えて、コンピューターは、有線又は無線接続などの、1以上のネットワーク接続を含み得る。当技術分野で知られるように、そのようなコンピューターまたはコンピューターシステムは、上に列挙されるものを多かれ少なかれ含んでもよく、例えばタブレットコンピューターやスマートデバイスに限定されないが、他の電子メディアや電子デバイスを包含する。
【0014】
本明細書で使用されるように、用語「クラウド」または「クラウドコンピューティング」は、すべてのコンピューティングリソースが共有される集中型の(centralized)および仮想型(virtualized)のコンピューティング設備を指す。 アプリケーションシステムやサブシステムについて、それらはすべて「クラウド」内にあるため、特定のマシンを指すことはもはやできない
【0015】
本明細書中で使用されるように、用語「分散型インターネットサービスシステム」は、様々なコンピューティング環境で実行するために、インターネットアプリケーションを変換する分散型インターネットサービスプラットフォームを指す。DISシステムは、コンポーネント分散型サーバー(Component Distribution Server)/資産分散サーバー(Asset Distribution Server)を経由して、コンテンツ、データ及びロジックを含むインターネットアプリケーションを、適切な範囲に(to whatever extent appropriate)、およびネットワークに沿って、任意の数と任意の種類の機器に対して配信する。DISを介して、インターネットアプリケーションを、各ユーザーのニーズに基づいたサービスで、ホストしおよび一元管理し、その完全性を維持しながらユーザーのデバイスまたは近くの場所で局所的にキャッシュし実行することができる。Web対応のコンピューティングデバイスは、DISソフトウェアーでアップグレードして、分散型のインターネットサービスを楽しみ実行するようなDIS対応になることができる。分散型インターネットサービスシステムは、米国特許第7136857号、第7150015号、第7181731号、第7209921号、第7430610号、第7685183号、第7685577号、第7752214号、第8326883号、第8386525号、第8443035号、第8458142号、第8458222号、第8473468号、第8527545号、および第8650226号、および米国特許公開第20120005205号、および第20130091252号の特許ファミリーの何れか一つに完全に記載されており、これらすべては本発明と同様に、オーピー40,ホールディングス,インク.によって共有して所有されており、これらすべてが引用により組み入れられる。(以上、引用おわり)
【0016】
少なくとも1以上の実施形態で用いる作動方法について、分散型インターネットを使用しない従来のインターネットの方式について、以下の実施形態を取ることができる。以下、少なくとも1以上の実施形態をよく説明するJP7113047の記載を引用して説明する。
【0017】
本明細書で具体的に開示される事項を含む実施形態は、人工知能を基盤として実際に人間と会話するような形態で実現された自動応答システムを提供することができ、これによってユーザとのより自然な通話を実現しながら、問い合わせ、予約、配達注文などを迅速かつ便利に処理することができる。
【0018】
複数の電子機器110、120、130、140は、コンピュータシステムによって実現される固定端末や移動端末であってよい。複数の電子機器110、120、130、140の例としては、AIスピーカ、スマートフォン、携帯電話、ナビゲーション、PC(personal computer)、ノート型PC、デジタル放送用端末、PDA(Personal Digital Assistant)、PMP(Portable Multimedia Player)、タブレット、ゲームコンソール、ウェアラブルデバイス、IoT(internet of things)デバイス、VR(virtual reality)デバイス、AR(augmented reality)デバイスなどがある。一例として、
図1では、電子機器110としてAIスピーカを示しているが、本発明の実施形態において、電子機器110は、実質的に無線または有線通信方式を利用し、ネットワーク170を介して他の電子機器120、130、140および/またはサーバ150、160と通信することのできる多様な物理的なコンピュータシステムのうちの1つを意味してよい。
【0019】
通信方式が限定されることはなく、ネットワーク170が含むことのできる通信網(一例として、移動通信網、有線インターネット、無線インターネット、放送網、衛星網など)を利用する通信方式だけではなく、機器間の近距離無線通信が含まれてもよい。例えば、ネットワーク170は、PAN(personal area network)、LAN(local area network)、CAN(campus area network)、MAN(metropolitan area network)、WAN(wide area network)、BBN(broadband network)、インターネットなどのネットワークのうちの1つ以上の任意のネットワークを含んでよい。さらに、ネットワーク170は、バスネットワーク、スターネットワーク、リングネットワーク、メッシュネットワーク、スターバスネットワーク、ツリーまたは階層的ネットワークなどを含むネットワークトポロジのうちの任意の1つ以上を含んでもよいが、これらに限定されることはない。
【0020】
サーバ150、160は、それぞれ、複数の電子機器110、120、130、140とネットワーク170を介して通信して、命令、コード、ファイル、コンテンツ、サービスなどを提供する、1つ以上のコンピュータ装置によって実現されてよい。例えば、サーバ150は、ネットワーク170を介して接続した複数の電子機器110、120、130、140に第1サービスを提供するシステムであってよく、サーバ160も、ネットワーク170を介して接続した複数の電子機器110、120、130、140に第2サービスを提供するシステムであってよい。より具体的な例として、サーバ150は、複数の電子機器110、120、130、140においてインストールされて実行されるコンピュータプログラムであるアプリケーションを通じ、該当のアプリケーションが目的とするサービス(一例として、自動応答サービスなど)を第1サービスとして複数の電子機器110、120、130、140に提供してよい。他の例として、サーバ160は、上述したアプリケーションのインストールおよび実行のためのファイルを複数の電子機器110、120、130、140に配布するサービスを第2サービスとして提供してよい。
【0021】
図2は、本発明の一実施形態における、電子機器およびサーバの内部構成を説明するためのブロック図である。
図2では、電子機器に対する例として電子機器110の内部構成およびサーバ150の内部構成について説明する。また、他の電子機器120、130、140やサーバ160も、上述した電子機器110またはサーバ150と同一または類似の内部構成を有してよい。
【0022】
電子機器110およびサーバ150は、メモリ211、221、プロセッサ212、222、通信モジュール213、223、および入力/出力インタフェース214、224を含んでよい。メモリ211、221は、非一時的なコンピュータ読み取り可能な記録媒体であってよく、RAM(random access memory)、ROM(read only memory)、ディスクドライブ、SSD(solid state drive)、フラッシュメモリ(flash memory)などのような非一時的な大容量記録装置を含んでよい。ここで、ROM、SSD、フラッシュメモリ、ディスクドライブのような非一時的な大容量記録装置は、メモリ211、221とは区分される別
の非一時的な記録装置として電子機器110やサーバ150に含まれてもよい。また、メモリ211、221には、オペレーティングシステムと、少なくとも1つのプログラムコード(一例として、電子機器110においてインストールされて実行されるブラウザや、特定のサービスの提供のために電子機器110にインストールされたアプリケーションなどのためのコード)が記録されてよい。このようなソフトウェア構成要素は、メモリ211、221とは別のコンピュータ読み取り可能な記録媒体からロードされてよい。このような別のコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、フロッピー(登録商標)ドライブ、ディスク、テープ、DVD/CD―ROMドライブ、メモリカードなどのコンピュータ読み取り可能な記録媒体を含んでよい。他の実施形態において、ソフトウェア構成要素は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体ではない通信モジュール213、223を通じてメモリ211、221にロードされてもよい。例えば、少なくとも1つのプログラムは、開発者またはアプリケーションのインストールファイルを配布するファイル配布システム(一例として、上述したサーバ160)がネットワーク170を介して提供するファイルによってインストールされるコンピュータプログラム(一例として、上述したアプリケーション)に基づいてメモリ211、221にロードされてよい。
【0023】
プロセッサ212、222は、基本的な算術、ロジック、および入出力演算を実行することにより、コンピュータプログラムの命令を処理するように構成されてよい。命令は、メモリ211、221または通信モジュール213、223によって、プロセッサ212、222に提供されてよい。例えば、プロセッサ212、222は、メモリ211、221のような記録装置に記録されたプログラムコードにしたがって受信される命令を実行するように構成されてよい。
【0024】
通信モジュール213、223は、ネットワーク170を介して電子機器110とサーバ150とが互いに通信するための機能を提供してもよいし、電子機器110および/またはサーバ150が他の電子機器(一例として、電子機器120)または他のサーバ(一例として、サーバ160)と通信するための機能を提供してもよい。一例として、電子機器110のプロセッサ212がメモリ211のような記録装置に記録されたプログラムコードにしたがって生成した要求が、通信モジュール213の制御にしたがってネットワーク170を介してサーバ150に伝達されてよい。これとは逆に、サーバ150のプロセッサ222の制御にしたがって提供される制御信号や命令、コンテンツ、ファイルなどが、通信モジュール223とネットワーク170を経て電子機器110の通信モジュール213を通じて電子機器110に受信されてよい。例えば、通信モジュール213を通じて受信されたサーバ150の制御信号や命令、コンテンツ、ファイルなどは、プロセッサ212やメモリ211に伝達されてよく、コンテンツやファイルなどは、電子機器110がさらに含むことのできる記録媒体(上述した非一時的な記録装置)に記録されてよい。
【0025】
入力/出力インタフェース214は、入力/出力装置215とのインタフェースのための手段であってよい。例えば、入力装置は、キーボード、マウス、マイクロフォン、カメラなどの装置を、出力装置は、ディスプレイ、スピーカ、触覚フィードバックデバイスなどのような装置を含んでよい。他の例として、入力/出力インタフェース214は、タッチスクリーンのように入力と出力のための機能が1つに統合された装置とのインタフェースのための手段であってもよい。入力/出力装置215は、電子機器110と1つの装置で構成されてもよい。また、サーバ150の入力/出力インタフェース224は、サーバ150に接続するかサーバ150が含むことのできる入力または出力のための装置(図示せず)とのインタフェースのための手段であってよい。より具体的な例として、電子機器110のプロセッサ212がメモリ211にロードされたコンピュータプログラムの命令を処理するにあたり、サーバ150や電子機器120が提供するデータを利用して構成されるサービス画面やコンテンツが、入力/出力インタフェース214を通じてディスプレイに表示されてよい。
【0026】
また、他の実施形態において、電子機器110およびサーバ150は、
図2の構成要素よりも多くの構成要素を含んでもよい。しかし、大部分の従来技術的構成要素を明確に図に示す必要はない。例えば、電子機器110は、上述した入力/出力装置215のうちの少なくとも一部を含むように実現されてもよいし、トランシーバ、カメラ、各種センサ、データベースなどのような他の構成要素をさらに含んでもよい。より具体的な例として、電子機器110がAIスピーカである場合、一般的にAIスピーカが含んでいる各種センサ、カメラモジュール、物理的な各種ボタン、タッチパネルを利用したボタン、入力/出力ポート、振動のための振動器などのような多様な構成要素が、電子機器110にさらに含まれるように実現されてよい。(以上、引用おわり)
【0027】
機械について説明する。少なくとも1つの実施形態によれば、ユーザー端末は、制御部、RAM、ストレージ部、グラフィックス処理部、通信インタフェース、インタフェース部からなり、それぞれ内部バスにより接続されている。
【0028】
少なくとも1つの実施形態によれば、制御部は、CPUやROMから構成される。制御部は、ストレージ部に格納されたプログラムを実行し、ユーザ端末の制御を行なう。RAMは、制御部のワークエリアである。ストレージ部は、プログラムやデータを保存するための記憶領域である。制御部は、プログラム及びデータをRAMから読み出して処理を行なう。制御部は、RAMにロードされたプログラム及びデータを処理することで、描画命令をグラフィックス処理部に出力する。
【0029】
少なくとも1つの実施形態によれば、グラフィックス処理部は表示部に接続されている。表示部は表示画面を有している。制御部が描画命令をグラフィックス処理部に出力すると、グラフィックス処理部は、表示画面上に画像を表示するためのビデオ信号を出力する。ここで、表示部はタッチセンサを備えるタッチパネルであってもよい。この表示部のタッチパネルが入力部として機能する。
【0030】
少なくとも1つの実施形態によれば、通信インタフェースは無線又は有線により通信ネットワークに接続が可能であり、通信ネットワークを介して、サーバ装置とデータを送受信することが可能である。通信インタフェースを介して受信したデータは、RAMにロードされ、制御部により演算処理が行われる。インタフェース部には外部メモリ(例えば、SDカード等)が接続されている。
【0031】
少なくとも1つの実施形態によれば、ユーザー端末は、表示画面と入力部を有するコンピュータ装置であれば特に限定されない。ユーザー端末としては、例えば、従来型の携帯電話、タブレット型端末、スマートフォン、デスクトップ型・ノート型のパーソナルコンピュータなどが挙げられる。VRゴーグル、すなわち頭にストラップで固定または取り付けられたフレーム(またはヘッドセット)に取り付けられた画面(または2つのディスプレイパネル、各目に対し1つずつ)で構成されてもよい。ユーザー端末は、音声の出力部を有する。
【0032】
少なくとも1つの実施形態によれば、ユーザー端末は、通信ネットワークを介してサーバ装置と通信接続が可能である。通信ネットワークを介して通信接続をして、情報を送信し、若しくは情報を受信することができる。
【0033】
少なくとも1つの実施形態によれば、サーバ装置は、制御部、RAM、ストレージ部及び通信インタフェースを少なくとも備え、それぞれ内部バスにより接続されている。
【0034】
少なくとも1つの実施形態によれば、制御部は、CPUやROMから構成され、ストレージ部に格納されたプログラムを実行し、サーバ装置の制御を行う。また、制御部は時間を計時する内部タイマを備えている。RAMは、制御部のワークエリアである。ストレージ部は、プログラムやデータを保存するための記憶領域である。制御部は、プログラム及びデータをRAMから読み出し、ユーザー端末から受信した情報等をもとに、プログラム実行処理を行う。
【0035】
AIについて説明する。少なくとも1つの実施形態によれば、人工知能は、機械学習、深層学習、生成AI、大規模言語モデル、LLM、基盤モデル、生成AIを含む。生成AIはトランスフォーマーを使い、アテンションという機構を多数用いる。自己教師あり学習、Extract Predictionを用いる。この場合、AIは次の単語を当てることができる。文を与えられると、途中までの文章から次の単語を当てる。教師あり学習の問題を大量に作り出す。これらにより、次の単語を当てられるAIができる。生成AIは文法構造、トピックのつながり、こういう文体の人はこういう文を書きそうという予測をすることができる。さらに、生成AIは、次の文を当てるということだけで、その背後にある構造、因果関係、知識を学習できる。生成AIはスケール速があり、パラメーターの数が大きいほど精度が上がる。普通の統計、機械学習は、データのサンプルサイズに比べてモデルのパラメーターを大きくしすぎるとオーバーフィットする。LLMは、パラメーターの数を大きくすればするほど精度が上がる。ある生成AIは1750億パラメータを持っている、生成AIは、対話をスムーズにやるように教師あり学習を被せる。変なことを言わないように教師づけられている。感想文を書いたり、コールセンターのオペレーターを演じる。
少なくとも1つの実施形態によれば、大規模言語モデル(Large Language Models/LLM)とは、非包括的に、大量のデータセットとディープラーニング技術を用いて構築された、機械学習の自然言語処理モデルのことである。一般的には、特定のタスクでトレーニングする「ファインチューニング」と呼ばれる手法を用いて、テキスト分類・生成や感情分析、文章要約、質問応答といったさまざまな自然言語処理(NLP)タスクに適応させる。
【0036】
マッチング装置について説明する。少なくとも1以上の実施形態で用いる作動方法について、以下の実施形態を取ることができる。以下、少なくとも1以上の実施形態をよく説明する特表2009-541844号の記載を引用して説明する。
【0037】
図1を参照すると、本発明の実施形態のクライアント情報を処理するシステム10が示されている。
図1に示されるシステム10は、12のクライアントを含み、そのうち、第1のクライアント100、第2のクライアント200、第3のクライアント300、及び第4のクライアント400が参照符号により示されている。クライアント100,200,300,400は、交流パラメータA,B,Cを備えている。これらの交流パラメータは、交流パラメータAを持つあるクライアント装置が対応するマッチングパラメータAを備えた他のクライアント装置と同期できるということを示すことを意味している。任意に、
図1に示される、1以上の、この場合2つのクライアント500,600が、携帯電話基地局として具体化されうる。クライアント100,200,300,400は、無線通信により互いにワイヤレスで通信する(これは、双頭の矢印により概略的に示されている。)。クライアント100,200,300,400の数は、決して特定の数に限定されず、大体任意(例えば、50)であってもよい。各クライアント100,200,300,400は、限られた動作サービスエリア(例えば、直径最大50mの範囲)を有する。しかし、当然ながら、いくつかのクライアントは、典型的には携帯電話基地局500,600は、より非常に広範なサービスエリアを有してもよい。これは、概略的に、無線サービスエリアを示すより小さい領域101,201,301の円と、基地局500,600から照射する無線伝搬波(符号無し)とにより、示されている。クライアント間100,200,300,400のワイヤレス通信は、それ自体は公知の方法におけるピアツーピア無線通信を用いて、一般的に短距離通信に適した技術を用いて、提供されうる。すなわち、無線送信機は、限られた送信電力を有する。クライアント情報は限られた領域内でしか分配されないため、これは、通常は好都合である。周波数の範囲は、いわゆる自由周波数(すなわち、権威者からの許可を必要としない周波数)から選択されうる。しかし、一般的には好ましくないけれども、当然ながら、自由でない他の周波数が用いられても良い。自由周波数の範囲の例は、868から870MHzと902から928MHzである。典型的に、その範囲は国によって又は地域的に異なる。それ故、周波数は、与えられた例以外であってもよい。一つのクライアントは、ウェブサーバなどの形式で、ワイヤレスの短距離通信のための無線電気回路を備えた「マスター」クライアントとして具体化されてもよい。このようなクライアントは、例えば、SMSにより(局所的に又は地理的に)送信される広告などの情報を持つ他の訪問クライアントを提供するために店内に設けられうる。これについて、さらに詳細を以下に説明する。
【0038】
マスタークライアント500,600とデータバス又は他の情報源(図示せず)との間の通信ラインは、ワイヤレスアプリケーションと組み合わされたケーブル接続(例えば、ワイヤレスのゲートウェイ/スイッチ及びTCP/IPベースのネットワーク)などの任意の適当なものでありうる。これは、本発明の一部ではなく、それ自体公知であるため、ここでさらなる説明を行わない。マスタークライアント500,600は、クライアントのオペレータがこれを受諾すれば自動的に(すなわち、オペレータの援助なしで)、クライアント100,200,300,400をプログラムし又は更新する電気回路及びコンピュータプログラムをさらに備えても良い。一般的には、新しいソフトウェアがダウンロードできることを示すメッセージがある。
【0039】
図2を参照すると、物理的なクライアント装置100の形式で概略的に示される本発明の実施形態が示されている。クライアント装置100は、表示部102(ここでは、数字又は英数字出力のディスプレイ)、ナビゲータ104などの入力装置(ここでは、携帯端末のための従来のジョイスティック装置)、及びクライアントに視覚的に又は触覚的にマッチングを示すインジケータ106(ここでは、光表示装置として具体化される。)を備える。ブザー(図示せず)などの任意の内蔵式のインジケータが、光表示装置106の代わりに又は光表示装置106と組み合わせて設けられうる。クライアント装置100は、
クライアントデータを送信するための電波を受信/送信するための従来の無線電気回路及びアンテナ(又は通信のための他の手段(例えば、Bluetooth、赤外IRのための電気回路)など)と、メモリなどの記憶装置と、電池(図示せず)などの電源と、をさらに備える(見えないがそこに含まれる)。一般的に、既に簡潔に説明したように、無線電気回路は、少なくとも限られた動作範囲、一般的にトランシーバなどの通信無線装置に類似している(他のクライアント装置に効果的な)10から50mの距離を提供するように構成され、所定のパラメータに従って動作する。このように、オペレータにより制御される携帯通信ネットワークを使用する必要はなく、一般的に、非常に費用効率が高く、クライアントにとって便利である。よって、一般的に、クライアント装置は、セルラーネットワークの基礎構造とセルラーネットワークのオペレータなどの特定のサービスプロバイダから独立している。さらに、GSM又はAMPSなどの種々の携帯電話の規格が互換性をもつ必要がないなど、ネットワークの基礎構造による制限がなく、全世界にわたり動作する。このように、全世界中の多くの種々のクライアントが本発明から容易に利益を得ることができる。一般的に、クライアント装置は、特定の限られたサービスエリア内で、全ての他のクライアント装置に要求を出す。全ての他の装置は、受動的に、しかしマッチングする装置だけが、クライアント情報を交換するためのリンクを確立することに気付く。これは、本発明に唯一のものである。
【0040】
代替の実施形態によれば、あるクライアントから別のクライアントへのメッセージが、所定の期間中(例えば、30分)に一度受信されるだけであるという「タイムアウト」の機能が提供される。
【0041】
また、クライアント装置100は、複数のクライアント間で安全な通信を提供するように構成される唯一のクライアント識別コード(この図では図示せず)を備える。クライアント識別コードを内蔵する目的は、これらのクライアントが互いに範囲内にあれば(すなわち、例えば、無線範囲が十分であれば)、オペレータの設定に従って望まれるときに2以上のクライアント間で交流を確立することである。
【0042】
当然ながら、これに代えて、クライアント装置100は、例えば、店内などで、展示会で、会社の内部で、広告を受信するなど、所定の範囲内の特定のサービスプロバイダから放送されたメッセージを受信するように構成された、特定のサービスプロバイダのみと共に動作するように構成されてもよい。本発明の後者の実施形態の利点は、このように、特定の好みを持つより大きなグループのクライアント(オペレータ)が、所定の地理的領域内で情報を持つことができるということである。設定は、一般的に、ユーザなどのオペレータにより操作されるが、当然ながら、設定についての他の基準が代わりに提供されてもよい。ここで、用語「オペレータ」は、主として、ユーザのことである。
【0043】
クライアントは、2つのクライアント間の距離を測定するための機器として、又は、座標を判断するための又はページング機能を提供するための機器として、用いられうる。
【0044】
各クライアント100,200,300,400は、一般的に、しかし必須ではないが、コンピュータと無線電気回路を備えた物理的なクライアント装置の形式で提供されうる。クライアント装置は、他のクライアント装置と通信するように構成され、サーバ500にアクセスすることができる。
【0045】
クライアント装置は、例えば、無線電気回路を備え且つクライアントアプリケーションタスクのためにのみ提供される完全なスタンドアロンの機器であってもよいが、従来のオペレーティングシステムを利用したPDA(Personal Digital Assistant)などの従来の携帯用の通信機器において実現され又は実現されるように構成されてもよいし、又は、クライアントアプリケーションを共に提供するソフトウェアを備えたさらなるアプリケーシ
ョンの特定の(通常、簡素な)ハードウェアユニットとして提供されてもよい。後者の一般的な例は、クライアントアプリケーションの特定のソフトウェアを備えたプラグインカードでありうる。そのカードは、PDAなどの従来の携帯用通信機器に挿入されるように構成される。
【0046】
代替の実施形態によれば、クライアントは、従来のチャットサイトなどに参加するために、インターネット又はイントラネットなどのネットワークを使用して通信可能なように構成される。この実施形態は、本発明の基本的な原理である、唯一のクライアント識別コードを用いた秘密性が有効である。よって、オペレータは、彼/彼女の電話番号やEーmailなどの又は他の追跡可能な交流データを提供する必要はない。しかし、唯一のクライアント識別コードだけは提供しなければならない。当然ながら、オペレータにより望まれていれば、唯一のクライアント識別コードはオフに切り替えられうる。しかし、この特徴については、さらなる詳細を説明しない。
【0047】
特定の通信のために構成されるプロトコルやルーチンなどは、新しいルーチンなどをダウンロードすることにより、更新され又は変更されうる。
【0048】
よって、本発明の代替の実施形態において、パームパイロット(Palm Pilot)装置又は類似のPDA装置は、本発明の装置に取り付けられたシリアルポートからの入力を受け取るようにプログラムされる。この実施形態において、ディスプレイ、キーパッドなどは、他の装置(すなわち、本発明のクライアント装置が接続されるパームパイロット装置又はPDA)により提供されうるため、必要とされない。
【0049】
PDA装置は、ソフトウェアによりプログラムされて、本発明の装置と連携するか、又はこれに代えて、本発明の装置は、パームパイロット装置又はPDAにダウンロードされる純ソフトウェアソルーションとして提供されうる。装置又はPDA装置は、中央ステーションにドッキングされて、ログ又は入力されたデータを移す。異なる種類のアダプタがクライアント装置を他のハードウェアに接続するために提供されうる。新しいソフトウェアのバージョン、マニュアルなどは、この方法でダウンロードされうる。当然ながら、マニュアルは、他の方法で分配されてもよい。例えば、ルーチンや設定を含むCDなどの記録担体で分配されてもよい。なお、その点から、インターネットによりオンラインを利用できるようにする情報について多くの利用がある。
【0050】
ここで、
図3を参照する。
図3は、クライアント装置の形式で、本発明の好ましい実施形態のクライアント100のブロックの概略図を示している。クライアント装置100は、マッチングの決定パラメータを含むデータ信号とクライアント情報とを、第2のクライアント(又はサーバ500)との間で送信するための第1の送信部104を備えている。この第1の送信部104は、映像、音声、及びデータ信号をワイヤレスに受信及び送信するための入力/出力要素を含む任意の従来の種類のものであってもよい。一般的に、第1の送信部104は、無線通信のためのアンテナ(図示せず)を含む従来の無線電気回路を含む。しかし、本発明は、決して無線通信(radio communication)に限定されず、他のワイヤレスの通信(wireless communication)(携帯電話技術、NMT、GSM、3ーG、Bluetooth、無線LAN(w-lan)、赤外(ir)など)が代わりに使用されうる。クライアント100は、処理された信号(処理されたクライアント情報を含む。)を表示部(一般的には、ディスプレイ(図示せず))に送信する第2の送信部106を有する。これらの2つのユニット104,106間に、クライアント情報を処理するために用意されたコントロールシステム108が設けられる。
【0051】
一般的に、コントロールシステム108は、システムバス114によりコンピュータメモリ112に接続されたプロセッサ110を有する。メモリ112は、実行するために、
コンピュータ実行可能な命令116を含む。プロセッサ110は、コンピュータ実行可能な命令116を実行し、以下に説明する全ての方法ステップを実施する。例えばジョイスティック(
図2参照)を用いた、オペレータからの入力の受け取り及びオペレータとのやりとりを行うために必要なインターフェース、通信プロトコルなどは、従来の技術であり、電子技術及びコンピュータ科学における当業者によれば設計が明らかであるため、さらなる詳細については説明しない。メモリは、一般的には、ルーチン、設定、受信したメッセージ、異なる応答メッセージを格納するために構成される。メモリは、当業者によれば、それ自体、設計が知られている。また、一般のチャネルが交流を確立するために用いられるように、通信チャネルを切り替えるための電気回路が提供されてもよい。これにより、他のチャネルが、クライアントデータを運ぶために用いられる。これは、詳しく説明しないが、本発明の範囲内である。
【0052】
図4を参照する。
図4は、説明を目的とした、クライアント装置のオペレータと実行可能なアルゴリズムに見える(パラメータに対応する)設定の例を示す。同時に、
図5を参照する。
図5は、本発明の実施形態のそれに関連する方法ステップを示している。
【0053】
装置は、多くの代替が可能であるけれども、一般的に以下のように動作する。この図において、選択は、例えばジョイスティックを用いてメニューから行われる(さらなる詳細については示されない。)。また、メニューの選択は、それ自体、公知である。よって、本発明に直接関連するメニューの機能性のみが、図示され、説明される。
【0054】
簡略化するため、メニューは角括弧内で概略的に示される。各角括弧は、新しいメニューの表題を表す。
【0055】
クライアントは、電源オン/オフボタン(図示せず)を押すことにより、装置100をオン又はオフに切り替える。その後、好ましい言語が選択される[言語]。ここでは、第1のメニュー110からスウェーデン語が選択される。一般的に、これは、アプリケーションの最初にのみ行われる。それから、選択された言語が、後で使用するためにストアに格納される。
【0056】
性別、年齢、国籍などの個人情報を提示する新しいメニューが現れる(120)。提示された情報は単なる例であって、限定ではないことに留意することは重要である。それ故、ビジネス関連の情報などが代わりに入力されてもよい。
【0057】
一般的に、このメニュー120は、通常、出会い系サイト上などにおいて、類似の個人情報を含んでいる。このメニューにおいて、又は次のメニュー130において、ここで示されるように、所望の情報はオペレータにより入力される。この情報は、未来のマッチングを目的として用いられる。
【0058】
最後に、マッチングの場合、第2のクライアントに送信するための交流メッセージ140が記録され又は選択される。典型的に、各クライアント装置100は、毎分の要求など、計画に従った要求を送信する。典型的に、要求の頻度はトラフィック密度、すなわち、サービスエリア内の機器の数に依存する。例えば、同時に存在する多くのクライアント装置が、より少ない要求を提供する(逆もまた同様)。しかし、限定はなく、通常は、最大効率が要求される。この要求は、一般的に、クライアント装置の(シリアルナンバーに類似の)唯一のクライアント識別コードを含む。各クライアント装置は、オンにされた場合、一般的に、他のクライアント装置から来る要求を探し求める。
【0059】
クライアント装置100は、基地局又はサーバの形式で、第2のクライアントからのSMSや広告などの他の情報を受信するように構成されうる。説明したアルゴリズムは、例
示のためのものである。無数の他のアルゴリズムが同一の結果を達成するために開発されうるため、網羅的な説明は難しい。このようなアルゴリズムについての請求項を構成することは同様に不可能である。
【0060】
例えば、本発明の他の実施形態は、2つのモード、スキャンモードとマッチモードのうちの一つにおける装置を備えている。スキャンモードのとき、装置は、SMSや広告などのみを読むことになっている。このモードの場合、オペレータ(すなわち、クライアント装置のユーザ、典型的には、顧客)は、例えば、彼/彼女のユニークなコードとの交換により、彼/彼女が広告を受信したいか否かと、さらに広告の種類を決定できる。このようにして、広告主は、関心のあるクライアント(顧客のみ)へのグループ(セグメント)広告を対象にできる。スキャンモードに関するパラメータ(プログラミング)は、直接クライアント装置から提供されうるか、又は代わりに、PCなどの他の従来のプログラミング装置を用いてインターネットから提供されうる。例えば、クライアントがある場所を訪れようとしている場合、関連のある旅行ガイド又は地図がその場所に到着するときに受信されるように、彼/彼女は彼/彼女のクライアント装置を前もってプログラムできる。この特徴は、例えば、タクシーを呼ぶために利用されうる。特定の会社からのタクシーを望むユーザは、これに従って彼/彼女のパラメータを規定できる。彼/彼女がタクシーに十分に近いとき、ビープ音又他の表示が空車のタクシーを指し示す。
【0061】
マッチモードのとき、装置は、より詳細を後述するように、クライアントマッチングを実行することになっている。しかし、両モードが同時に存在してもよい。
【0062】
要求が応答されたとき、ある種の交流メッセージが、例えば、インジケータ106により、あるいは表示部102(ここではディスプレイ)により、示される。マッチングを示す音(ビープ音)が提供される[150]。
【0063】
図5を参照すると、第1のクライアントによるクライアント情報を処理する方法のフローチャートが示されている。その方法は、クライアント及びシステムに関連して既に上述したものに対応している。
【0064】
要約すると、マッチングは下記のステップにより実行される。
(最初のステップ410):クライアント情報がまだ送信されていない場合、そのクライアント情報を第1のクライアントに送信するという要求が第2のクライアントに対して提供される。
(ステップ420):それから、第1のクライアントにより、クライアントマッチングのための所定のパラメータを含むクライアントデータを含むクライアント情報に基づいて、クライアント装置に適合するクライアント処理動作が決定される。
(ステップ430):最後に、クライアント情報の同期化と送信を含む1以上のクライアントベースの処理動作を実行して、クライアントの所定の距離内で、第1及び第2のクライアントのマッチングアプリケーションを提供することが行われる。
【0065】
(ステップ411):本発明の代替の実施形態によれば、クライアントマッチングのための所定のパラメータが、パラメータの所望の設定に一致するとき且つそのときに限り、第2のクライアントを識別する唯一のクライアント識別コードを送信することを第2のクライアントに要求するステップが実行される。
【0066】
(ステップ440):本発明の代替の実施形態によれば、1以上のクライアントベースの画像処理動作を実行するステップは、受信した情報を処理して、第2のクライアントについての表示可能な情報を提供することを含む。
【0067】
この文脈の中で既に与えられた情報に基づいて、この全てを実行及び/又は実施することは、電子及び/又はコンピュータ科学分野の技術に精通した当業者によれば明らかである。よって、これについては、さらなる詳細を説明しない。任意の適切なコンピュータ言語及び/又は電子技術がこの目的のために使用されうる。
【0068】
本発明の応用(application)領域は、例えば、衣類などの広告を出すことである。これにより、顧客は、特定の製品を購入するのに影響を与える関連性のある情報を提示されうる。しかし、これは、典型的な応用の単なる限定されない例である。
【0069】
さらに以下に説明するように、代わりに、クライアントは、例えば、PDA又は携帯電話などの既に提供されている携帯通信装置内にあるコンピュータにより実行されうるコンピュータプログラム製品(クライアントアプリケーションと呼ばれる。)として提供されうる。好ましくは、独立したアプリケーションプログラム又はDLLとして構成され提供される。このコンピュータプログラム製品は、USBなどの記録担体に格納されるか、又はインターネットからダウンロードされうる。これについては、動作原理が上述した
図2及び
図3のクライアント装置の開示から容易に導き出せるため、どの図にも示されていない。
【0070】
クライアントアプリケーションは、クライアント装置の製造中にインストールされてもいいし、他のプロセスの結果としてダウンロード可能であってもよい。さらに、クライアントアプリケーションは、手動でアクティブにされてもいいし、自動でアクティブになっても良い。クライアントアプリケーションは、本質的に知られている方法で、ウェブサーバなどの遠隔地から起動されうる。
【0071】
また、例えば、クライアントは、別の種類のコードレス携帯型の、典型的にはPDAなどの携帯通信装置、あるいは適切にインターネットが使用可能なコードレスの携帯端末であってもよい。クライアントは他のクライアント及びウェブサーバとの双方向性の手段を提供できさえすればよく、特定の種類の装置(すなわち、クライアントを提供する装置)は、重要であると考えられていない。
【0072】
ウェブサーバ500は、インターネットなどの介在のネットワークを利用して、特定の場所のクライアントと通信することができる当技術分野で公知の種類のものであってもよい。当然のことながら、それに加えて、ウェブサーバ500は、好ましくは、クライアントデータの任意のソースの代表であり、オペレータ及びユーザの入力を受けとることが可能である。よって、例えば、ウェブサーバ500は、インターネットからアクセス可能であってもいいし、又はイントラネットの一部であってもよく、任意の数のウェブサーバを代表する(represents)(いくつかはデータベースへのアクセスを有する)。
【0073】
ウェブサーバ500とクライアント100,200,300,400間のやりとり及びクライアント間のやりとりは、ネットワーク上の、クライアントのクライアントアプリケーションへのデータ転送を管理する、アプリケーションレベルのプロトコルを含む、種々のソフトウェアプロトコル(すなわち、通信協定、規則、及び構造)により促進される。プロトコルは、クライアントソフトウェアのみがサーバソフトウェアと通信するのに用いられるように、専有又は排他的である。
【0074】
クライアントアプリケーションは、好ましくは、セッションを閉じる機会をユーザに与え、クライアントアプリケーションは、オンラインサービスへの通信チャネルを閉鎖して、手順が終了する。
【0075】
手動の閉鎖に加えて、クライアントアプリケーションは、好ましくは自動で、例えば所
定の期間後に、通信チャネルを閉じることができる。
【0076】
この記述を通して、示され記載された実施形態は、本発明を限定するよりもむしろ、例であると見なされるべきである。(以上、引用終わり)
【0077】
アカウントがマッチした後に、マッチした相手のアカウントを停止する指示を相手のアカウントに送る情報処理部について説明する。少なくとも1以上の実施形態によれば、情報処理部は上記の機械や情報処理方法を用いて作動する。
【0078】
アカウントについて説明する。少なくとも1以上の実施形態によれば、アカウントは上記のいずれか1以上の方法で実施する。もしくは、アカウントは他のアカウントと電磁的方法で接することができる。その場合、アカウントは他のアカウントと情報通信(コミュニケーションを含む)をすることができる。
【0079】
マッチについて説明する。少なくとも1以上の実施形態によれば、マッチは上記のいずれか1以上の方法で実施する。もしくは、マッチは他のアカウントと情報通信(コミュニケーションを含む)をすることを承認することである。情報は、アカウントが送信することができるいずれか1以上の情報である。例えば、アカウントのプロフィールや履歴書や職務経歴、コミュニケーション、電子データなどである。すなわち、他者からマッチの指示を受け取ったアカウントは、そのマッチを承認することでそのアカウントと情報通信(コミュニケーションを含む)をすることができる。この状態を、アカウントがマッチしたという。もしくは、マッチの承認の有無に関わらずにそのアカウントと情報通信(コミュニケーションを含む)をすることができる場合は、何らかの情報通信をした時点で、アカウントがマッチしたという。もしくは、マッチの承認の有無に関わらず、何らかの情報通信をした時点で、アカウントがマッチしたという。すなわち、本開示の有する効果を奏することができる物や方法であることに変わりはない。なお、少なくとも1の実施形態において、マッチはある関係性を得るために行われる。例えば、交友相手、職務相手、恋人相手、結婚相手、ビジネス相手を得る目的を有する。
【0080】
アカウントの停止について説明する。少なくとも1の実施形態によれば、アカウントの停止は、新規のアカウントのマッチをする機能を停止することをいう。もしくは、マッチをする機能を停止することをいう。例えば、アカウントがアプリケーションの中で機能する場合に、アカウントをアプリケーションの登録から休会もしくは退会する。もしくは、停止されたアカウントは、他のアカウントとマッチできなくなる。もしくは、停止されたアカウントは、他のアカウントから検索できなくなる。
【0081】
アカウントがマッチした後に、マッチした相手のアカウントを停止する指示を相手のアカウントに送るリクエストについて説明する。少なくとも1の実施形態によれば、リクエストをマッチした相手に通信できる。もしくは、リクエストを相手の端末に表示できる。もしくは、そのリクエストをするに際してその理由を送信できる。例えば、恋人や結婚相手を探すマッチにおいては、恋人や結婚相手が見つかったことを理由にその相手のアカウントに対してアカウントの停止をリクエストする。
【0082】
相手がアカウントの停止に同意した際に、相手のアカウントと自らのアカウントを停止する処理部について説明する。少なくとも1以上の実施形態において、処理部は、上記のいずれか1以上の機械もしくは方法で実施できる。
【0083】
少なくとも1以上の実施形態において、リクエストを送信された相手がアカウントの停止に同意することができる。例えば、アカウントの停止に同意する情報処理を、端末の操作などで承認することができる。
【0084】
少なくとも1以上の実施形態において、リクエストを送信された相手がアカウントの停止に同意した際、相手のアカウントと自らのアカウントを停止する。例えば、リクエストを送信されたアカウントがアカウントの停止に同意した際、そのアカウントを停止するだけでなく、リクエストを送信したアカウントも停止する。この実施形態は、マッチしたアカウントの双方が
他のアカウントへ浮気をすることを防止するという理由で有用性や産業上の実施可能性がある。
【0085】
相手がアカウントの停止の指示を受信してある期間反応しない際に、相手のアカウントと自らのアカウントを停止する停止処理部について説明する。少なくとも1以上の実施形態において、停止処理部は、上記のいずれか1以上の機械もしくは方法で実施できる。
【0086】
少なくとも1以上の実施形態において、リクエストを送信された相手がアカウントの停止にある期間反応しない際に、相手のアカウントと自らのアカウントを停止する処理をする。あるいは、別の実施形態において、この「相手がアカウントの停止の指示を受信してある期間反応しない際」は「相手がアカウントの停止の指示を受信した際」と置き換えることができる。すなわち、本開示の有する効果を奏することができる物や方法であることに変わりはない。この実施形態は、マッチしたアカウントの双方が他のアカウントへ浮気をすることを防止するという理由で有用性や産業上の実施可能性がある。
【0087】
アカウントがマッチした後に、マッチした相手のアカウントを停止する指示を相手のアカウントに送るステップと、を有する情報処理方法について説明する。少なくとも1の実施形態によれば、この方法は、上記の情報処理装置の実施形態のいずれか1以上を用いた情報処理方法である。
【0088】
少なくとも1つの実施形態によれば、本開示において「情報処理装置」は「マッチング装置」と同一の意味であることがある。すなわち、本開示の有する効果を奏することができる物や方法であることに変わりはない。
【0089】
少なくとも1つの実施形態によれば、情報処理装置は「ある人とマッチした人が、そのマッチした人の有するアカウントを停止する指示を相手のアカウントに送る情報処理部と、を有する情報処理装置」を有する。少なくとも1の実施形態によれば、リクエストを送る人は、アカウントを保有していなくても、マッチした相手のアカウントを停止する指示を相手のアカウントに送れる。例えば、リクエストを送る人が自主的に自らのアカウントを停止したが、マッチした相手はそのアカウントを停止していない場合である。もしくは、リクエストを送る人がアカウントを作成していないが、マッチした人が別のアプリケーションでアカウントを作成もしくは実行している場合である。その人は、アカウントの管理をしている装置もしくは管理者にそのリクエスを送信でき、その管理している装置もしくは管理者が、アカウントを停止するリクエストを相手のアカウントに送る。すなわち、本開示の有する効果を奏することができる物や方法であることに変わりはない。
【0090】
少なくとも1の実施形態によれば、情報処理装置は「相手がアカウントの停止に同意した際に、相手のアカウントを停止する処理部」を有する。すなわち、本開示の有する効果を奏することができる物や方法であることに変わりはない。
【0091】
少なくとも1の実施形態によれば、情報処理装置は「相手がアカウントの停止の指示を受信してある期間反応しない際に、相手のアカウントを停止する停止処理部」を有する。すなわち、本開示の有する効果を奏することができる物や方法であることに変わりはない。
【0092】
少なくとも1つの実施形態によれば、本開示において「アカウントがマッチした後に、マッチした相手のアカウントを停止する指示を相手のアカウントに送る情報処理部」は「マッチした相手のアカウントを停止する指示を相手のアカウントに送る情報処理部」と同一の意味であることがある。リクエストを送る人は、アカウントを保有していなくても、マッチした相手のアカウントを停止する指示を相手のアカウントに送れる。例えば、リクエストを送る人が自主的に自らのアカウントを停止したが、マッチした相手はそのアカウントを停止していない場合である。もしくは、リクエストを送る人がアカウントを作成していないが、マッチした人が別のアプリケーションでアカウントを作成もしくは実行している場合である。その人は、アカウントの管理をしている装置もしくは管理者にそのリクエストを送信でき、その管理している装置もしくは管理者が、アカウントを停止するリクエストを相手のアカウントに送る。すなわち、本開示の有する効果を奏することができる物や方法であることに変わりはない。
【0093】
以下、上記において説明した実施形態の概要について説明する。
【0094】
アカウントがマッチした後に、マッチした相手のアカウントを停止する指示を相手のアカウントに送る情報処理部と、
を有する情報処理装置
【0095】
本構成では少なくともマッチしたアカウントが他のアカウントへ浮気をすることを防止するという有用性や産業上の実施可能性がある。
【0096】
相手がアカウントの停止に同意した際に、相手のアカウントと自らのアカウントを停止する処理部と、
をさらに有する情報処理装置
【0097】
本構成では少なくともマッチしたアカウントが他のアカウントへ浮気をすることを防止するという有用性や産業上の実施可能性がある。
【0098】
相手がアカウントの停止の指示を受信してある期間反応しない際に、相手のアカウントと自らのアカウントを停止する停止処理部と、
をさらに有する情報処理装置
【0099】
本構成では少なくともマッチしたアカウントが他のアカウントへ浮気をすることを防止するという有用性や産業上の実施可能性がある。
【0100】
アカウントがマッチした後に、マッチした相手のアカウントを停止する指示を相手のアカウントに送るステップと、
を有する情報処理方法
【0101】
本構成では少なくともマッチしたアカウントが他のアカウントへ浮気をすることを防止するという有用性や産業上の実施可能性がある。
【0102】
本開示に係る発明は、上述した各効果のうち、少なくとも1つを奏することができればよい。
【要約】 (修正有)
【課題】マッチしたアカウントが他のアカウントへ浮気をすることを防止する情報処理装置を提供する。
【解決手段】情報処理装置は、アカウントがマッチした後に、マッチした相手のアカウントを停止する指示を相手のアカウントに送る情報処理部を有する。
【選択図】なし