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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-08-26
(45)【発行日】2024-09-03
(54)【発明の名称】通信方法及び装置
(51)【国際特許分類】
   H04W 76/40 20180101AFI20240827BHJP
   H04W 4/06 20090101ALI20240827BHJP
   H04W 24/02 20090101ALI20240827BHJP
   H04W 48/16 20090101ALI20240827BHJP
【FI】
H04W76/40
H04W4/06
H04W24/02
H04W48/16 134
【請求項の数】 9
(21)【出願番号】P 2022581366
(86)(22)【出願日】2021-06-16
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2023-07-26
(86)【国際出願番号】 CN2021100451
(87)【国際公開番号】W WO2022001671
(87)【国際公開日】2022-01-06
【審査請求日】2023-01-17
(31)【優先権主張番号】202010615193.7
(32)【優先日】2020-06-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】503433420
【氏名又は名称】華為技術有限公司
【氏名又は名称原語表記】HUAWEI TECHNOLOGIES CO.,LTD.
【住所又は居所原語表記】Huawei Administration Building, Bantian, Longgang District, Shenzhen, Guangdong 518129, P.R. China
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100135079
【弁理士】
【氏名又は名称】宮崎 修
(72)【発明者】
【氏名】リ,モン
(72)【発明者】
【氏名】ヤン,ヤンメイ
(72)【発明者】
【氏名】ゴォ,ツォイリ
【審査官】谷岡 佳彦
(56)【参考文献】
【文献】特表2020-516165(JP,A)
【文献】3GPP,3GPP TR23.757 V0.4.0(2020-06),2020年06月22日,pp.19-24,32-34,92-99,102-108,[retrieved on 2024-01-26]. Retreived from the Internet: <URL: https://www.3gpp.org/ftp/Specs/archive/23_series/23.757/23757-040.zip>
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B 7/24- 7/26
H04W 4/00-99/00
3GPP TSG RAN WG1-4
SA WG1-4
CT WG1、4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1セッション管理ネットワーク要素によって第1リクエストを受信することであり、前記第1セッション管理ネットワーク要素は、端末デバイスに対応するセッション管理ネットワーク要素であり、前記第1リクエストは、前記端末デバイスが関連付けられることを要求するマルチキャスト/ブロードキャストサービスを特定するためマルチキャスト/ブロードキャストサービス識別情報を含み、前記第1セッション管理ネットワーク要素は、前記端末デバイスのユニキャストセッションを管理するセッション管理ネットワーク要素である、ことと、
前記第1セッション管理ネットワーク要素によって第2リクエストを第2セッション管理ネットワーク要素へ送信することであり、前記第2リクエストは、前記マルチキャスト/ブロードキャストサービス識別情報を含み、前記第2セッション管理ネットワーク要素は、前記マルチキャスト/ブロードキャストサービスに対応するセッション管理ネットワーク要素であり、前記第2リクエストは、マルチキャスト/ブロードキャストエリア情報を要求するために使用される、ことと、
前記第1セッション管理ネットワーク要素によって前記第2リクエストに対するレスポンスを受信することであり、前記レスポンスは、前記マルチキャスト/ブロードキャストサービスの前記マルチキャスト/ブロードキャストエリア情報を含み、前記マルチキャスト/ブロードキャストエリア情報は、前記端末デバイスが前記マルチキャスト/ブロードキャストサービスを受信するために使用され、前記マルチキャスト/ブロードキャストエリア情報は、前記マルチキャスト/ブロードキャストサービスのサービスエリアを識別する、ことと、
前記端末デバイスが前記マルチキャスト/ブロードキャストサービスの前記サービスエリア内にあることを前記第1セッション管理ネットワーク要素が前記端末デバイスの位置に基づいて決定することに応答して、前記第1セッション管理ネットワーク要素によって前記端末デバイスを前記マルチキャスト/ブロードキャストサービスと関連付けることと
を有し、
前記第1セッション管理ネットワーク要素によって前記端末デバイスを前記マルチキャスト/ブロードキャストサービスと関連付けることは、
前記第1セッション管理ネットワーク要素によって、前記マルチキャスト/ブロードキャストサービスに関する情報を前記端末デバイスのコンテキスト情報に加えることを有する、通信方法。
【請求項2】
前記第1セッション管理ネットワーク要素によって前記第2リクエストを第2セッション管理ネットワーク要素へ送信する前に、当該通信方法は、
前記第1セッション管理ネットワーク要素によって第3リクエストを集中記憶ネットワーク要素へ送信することであり、前記第3リクエストは、前記マルチキャスト/ブロードキャストサービス識別情報を含み、前記第2セッション管理ネットワーク要素の識別情報を取得するためのものである、ことと、
前記第1セッション管理ネットワーク要素によって前記第3リクエストに対するレスポンスを前記集中記憶ネットワーク要素から受信することであり、前記第3リクエストに対する前記レスポンスは、前記第2セッション管理ネットワーク要素の前記識別情報を含む、ことと
を更に有する、
請求項に記載の通信方法。
【請求項3】
前記第1セッション管理ネットワーク要素によってアクティベーション指示をアクセスネットワークデバイスへ送信することを更に有し、
前記アクティベーション指示は、前記アクセスネットワークデバイスが前記マルチキャスト/ブロードキャストサービスを有効又は無効にするために使用される、
請求項1又は2に記載の通信方法。
【請求項4】
前記第1リクエストは、プロトコルデータユニット(PDU)セッション変更要求である、
請求項1乃至のうちいずれか一項に記載の通信方法。
【請求項5】
前記マルチキャスト/ブロードキャストエリア情報は、次の、サービスエリア識別子、トラッキングエリア識別子、又はセル識別子、のうちの1つ以上の情報を含む、
請求項1乃至のうちいずれか一項に記載の通信方法。
【請求項6】
少なくとも1つのプロセッサを有する通信装置であって、
前記少なくとも1つのプロセッサはメモリに結合され
前記メモリは、コンピュータプログラムを記憶するよう構成され、
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記メモリに記憶されている前記コンピュータプログラムを実行して、当該通信装置が、請求項1乃至のうちいずれか一項に記載の通信方法を実行することを可能にする、
通信装置。
【請求項7】
コンピュータプログラム又は命令を有し、
前記コンピュータプログラム又は前記命令がコンピュータで実行されるとき、該コンピュータは、請求項1乃至のうちいずれか一項に記載の通信方法を実行することができる、
コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項8】
コンピュータプログラムであって、
前記コンピュータプログラムがコンピュータで実行されるとき、該コンピュータは、請求項1乃至のうちいずれか一項に記載の通信方法を実行することができる、
コンピュータプログラム。
【請求項9】
請求項1乃至のうちいずれか一項に記載の通信方法を実行するよう構成される第1セッション管理ネットワーク要素と、
前記第2リクエストを受信し、該第2リクエストに対する前記レスポンスを送信するよう構成される第2セッション管理ネットワーク要素と
を有する通信システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、通信分野に、特に、通信方法及び装置に関係がある。
【背景技術】
【0002】
ロングタームエボリューション(long term evolution,LTE)システムなどの第4世代(4th generation,4G)通信システムでは、ブロードキャスト(broadcast)サービスは専用のエアインターフェースブロードキャストチャネルを通じて提供される。言い換えると、ブロードキャストサービスは、専用のエアインターフェースリソースをリザーブすることによって4Gシステムで提供される。ブロードキャストサービスは、ブロードキャストサービスの前もってセットされたサービスエリアに基づくデータサービス、つまり、ブロードキャストサービスのサービスエリア内に位置している全ての認可された端末デバイスに提供されるデータサービスである。しかし、ニューラジオ(new radio,NR)システムなどの第5世代(5th generation,5G)通信システムは、ブロードキャストサービスを未だにサポートしていない。従って、4Gシステムでのブロードキャストソリューションが、ブロードキャストサービスを実装するために5Gシステムに直接適用される場合には、専用のブロードキャストチャネルが5Gシステムで確立される必要がある。言い換えると、既存の5Gプロトコルは大幅に変更される必要がある。これは高い技術的困難を引き起こす。
【0003】
現在、ユニキャストベースマルチキャスト(unicast-based multicast)ソリューションが、複数の端末へ同じサービスを送信するという通信要件を満足するために5Gシステムで導入されている。具体的に、1つのマルチキャストユーザプレーン(user plane,UP)接続が5Gコアネットワーク(5G core network,5GC)とラジオアクセスネットワーク(radio access network,RAN)との間で確立され、複数のユニキャストユーザプレーン接続が夫々、アクセスネットワークデバイスと複数の端末デバイスとの間で確立される。マルチキャストユーザプレーン接続は、5GCによって、マルチキャストモードでアクセスネットワークデバイスへマルチキャストデータを送信するために使用され、複数のユニキャストユーザプレーン接続は夫々、アクセスネットワークデバイスによって、ユニキャストモードで複数の端末デバイスへ同じマルチキャストデータを送信するために使用される。
【0004】
しかし、上記のユニキャストベースマルチキャストソリューションがブロードキャストサービスを実装するために5Gシステムに適用される場合には、次の問題が引き起こされる:例えば、端末デバイスが、ユニキャストベースマルチキャストソリューションに対応するソースアクセスネットワークデバイスから、ユニキャストベースマルチキャストソリューションに対応しないターゲットアクセスネットワークデバイスへハンドオーバされるハンドオーバシナリオで、データ伝送モードはブロードキャストモードからユニキャストモードに切り替えられる必要がある。これを実装するために、新しいシグナリングプロシージャと既存の5Gプロトコルの変更とが必要とされる。結果として、技術的困難は高く、データ伝送モードを切り替える遅延は長い。更には、ユニキャストベースマルチキャストソリューションは、端末デバイスによってサポートされる必要がある。端末デバイスがユニキャストベースマルチキャストソリューションに対応しない場合には、ブロードキャストサービスは実装不可能である。その結果、ブロードキャストサービスの信頼性は悪く、データ伝送効率は低い。
【発明の概要】
【0005】
本願の実施形態は、5Gシステムがブロードキャストサービスをサポートしていないという問題を解決し、ユニキャストリソースを再利用し、従って、リソース利用及び通信効率を改善するように、通信方法及び装置を提供する。
【0006】
上記の目的を達成するために、本願は以下の技術的解決法を使用する。
【0007】
第1の態様に従って、通信方法が提供される。方法は、第1セッション管理ネットワーク要素が第1リクエストを受信することを含む。第1セッション管理ネットワーク要素は、端末デバイスに対応するセッション管理ネットワーク要素であり、第1リクエストは、端末デバイスが関連付けられることを要求するブロードキャストサービスの識別情報を含む。次いで、第1セッション管理ネットワーク要素は第2リクエストを送信する。第2リクエストは、ブロードキャストサービスの識別情報を含む。次いで、第1セッション管理ネットワーク要素は第1レスポンスを受信する。第1レスポンスは、ブロードキャストサービスのブロードキャストエリア情報を含み、ブロードキャストサービスのブロードキャストエリア情報は、ブロードキャストサービスを受信するために端末デバイスによって使用される。
【0008】
第1の態様で提供される通信方法に従って、第1セッション管理ネットワーク要素は、端末デバイスが関連付けられることを要求するブロードキャストサービスの識別情報に基づいて、第2セッション管理ネットワーク要素からブロードキャストサービスのブロードキャストエリア情報を取得し、ブロードキャストサービスの識別情報及び/又はブロードキャストエリア情報に基づいて端末デバイスをブロードキャストサービスにバインドし得る。このようにして、第1セッション管理ネットワーク要素は、バインディング関係及び既存のユニキャストセッションプロシージャ、例えば、PDUセッションプロシージャに基づいて、端末デバイスにブロードキャストサービスを提供して、5Gシステム内の端末デバイスにブロードキャストサービスを提供し、かつ、5Gシステムにおいて専用のエアインターフェースブロードキャストチャネルを確立せずに既存のエアインターフェースリソースを再利用し得る。これは、インターフェースリソース利用及び通信効率を改善する。
【0009】
可能な設計において、第1セッション管理ネットワーク要素が第2リクエストを送信することは、第1セッション管理ネットワークが第2リクエストを第2セッション管理ネットワーク要素へ送信することを含んでもよく、第2セッション管理ネットワーク要素は、ブロードキャストサービスに対応するセッション管理ネットワーク要素である。具体的に言えば、第1セッション管理ネットワーク要素は、ブロードキャストサービスを管理する第2セッション管理ネットワーク要素に、ブロードキャストサービスのブロードキャストエリア情報を供給することを要求し得る。このようにして、第1セッション管理ネットワーク要素は、端末デバイスをブロードキャストサービスにバインド、例えば、前もってバインドすることができ、それにより、ブロードキャストサービスに対する端末デバイスの要求に対する無線ネットワークの応答速度を加速させるように、ブロードキャストサービスは、端末デバイスがブロードキャストサービスを受信する必要がある場合に、例えば、端末デバイスがブロードキャストサービスのサービスエリアに入る場合に、端末デバイスに直ちに提供され得る。
【0010】
任意に、第1セッション管理ネットワーク要素が第2リクエストを第2セッション管理ネットワーク要素へ送信する前に、第1の態様の方法は、第1セッション管理ネットワーク要素が第3リクエストを集中記憶ネットワーク要素へ送信することを更に含んでもよい。第3リクエストはブロードキャストサービスの識別情報を含み、第2セッション管理ネットワーク要素の識別情報を取得するためのものである。次いで、第1セッション管理ネットワーク要素は、集中記憶ネットワーク要素から第2レスポンスを受信する。第2レスポンスは、第2セッション管理ネットワーク要素の識別情報を含む。具体的に言えば、第1セッション管理ネットワーク要素が、ブロードキャストサービスを管理する特定のセッション管理ネットワーク要素を知らない場合に、第1セッション管理ネットワーク要素は、最初に、集中記憶ネットワーク要素から、ブロードキャストサービスを管理する第2セッション管理ネットワーク要素の識別子を取得し、それから、ブロードキャストサービスのブロードキャストエリア情報を取得するよう第2セッション管理ネットワーク要素への第2リクエストを開始してよい。
【0011】
他の可能な設計ソリューションでは、第1セッション管理ネットワーク要素が第2リクエストを送信することは、第1セッション管理ネットワーク要素が第2リクエストを集中記憶ネットワーク要素へ送信することを含んでもよい。具体的に言えば、集中記憶ネットワーク要素がブロードキャストサービスのブロードキャストエリア情報を記憶している場合に、第1セッション管理ネットワーク要素は、代替的に、集中記憶ネットワーク要素からブロードキャストサービスのブロードキャストエリア情報を直接取得し、端末デバイスをブロードキャストサービスにバインドすることを完了し、第1セッション管理ネットワーク要素が更に、集中記憶ネットワーク要素から第2セッション管理ネットワーク要素の識別子を取得した後に、第2セッション管理ネットワーク要素に、ブロードキャストサービスのブロードキャストエリア情報を供給することを要求する必要があるインタラクション動作を省略し得る。これは、第1セッション管理ネットワーク要素と他のネットワーク要素との間のインタラクションの回数を低減して、バインディング効率を改善することができる。
【0012】
可能な設計ソリューションでは、第1の態様の方法は、第1セッション管理ネットワーク要素が端末デバイスをブロードキャストサービスと関連付ける、つまり、端末デバイスをブロードキャストサービスにバインドすることを更に含んでもよい。任意に、バインディング動作は、代替的に、ブロードキャストサービスを管理するセッション管理ネットワーク要素、例えば、第2セッション管理ネットワーク要素によって完了されてもよい。これは本願で特に制限されない。
【0013】
可能な設計ソリューションでは、第1の態様の方法は、第1セッション管理ネットワーク要素が第3レスポンスをアクセスネットワークデバイスへ送信することを更に含んでもよい。第3レスポンスはアクティベーション指示を含む。アクティベーション指示は、アクセスネットワークデバイスによって、ブロードキャストサービスを有効又は無効にするために使用される。具体的に、ブロードキャストサービスは、端末デバイスがブロードキャストサービスのサービスエリアに入る場合に有効にされ、端末デバイスがブロードキャストサービスのサービスエリアから出る場合に無効にされる。このようにして、アクセスネットワークデバイスは、端末デバイスの実際の通信要件に基づいてブロードキャストサービスを有効に又は無効にしてよく、それにより、ブロードキャストサービスは、端末デバイスがブロードキャストサービスを受信する必要がある場合に提供され、端末デバイスがブロードキャストサービスを受信する必要がない場合に停止され、ブロードキャストサービスの柔軟性を改善することができる。
【0014】
任意に、第1レスポンスは、ブロードキャストサービスのコンテキスト情報、例えば、ブロードキャストサービスの識別情報若しくはブロードキャストエリア情報、又はブロードキャストセッションのリソース設定情報を更に含んでもよい。相応して、第3レスポンスは、ブロードキャストサービスのコンテキスト情報を更に含んでもよい。ブロードキャストサービスのコンテキスト情報は、端末デバイスにブロードキャストサービスを提供するように、アクセスネットワークデバイスによって、リソースを端末デバイスに割り当てるために使用される。
【0015】
リソースは事前設定されてよく、あるいは、端末デバイスがブロードキャストサービスのサービスエリアに入ったことをアクセスネットワークデバイスが知った後で設定されてもよい、ことが理解されるべきである。
【0016】
他の可能な設計ソリューションでは、第1の態様の方法は、第1セッション管理ネットワーク要素が第4リクエストをアクセスネットワークデバイスへ送信することを更に含んでもよい。第4リクエストは、端末デバイスをブロードキャストサービスと関連付けることをアクセスネットワークデバイスに要求するためのものであり、ブロードキャストサービスの識別情報及び/又はブロードキャストエリア情報を含む。具体的に言えば、バインディング動作フェーズにおいて、第1セッション管理ネットワーク要素は、アクセスネットワークデバイスがブロードキャストサービスのコンテキスト情報の一部に基づきバインディング動作を完了することができるという条件で、ブロードキャストサービスの全てのコンテキスト情報を送信するのではなく、代替的に、ブロードキャストサービスのコンテキスト情報の一部のみ、例えば、ブロードキャストサービスの識別情報及び/又はブロードキャストエリア情報を送信してもよい。ブロードキャストサービスの残りのコンテキスト情報は、端末デバイスがブロードキャストサービスに対する要求を有する場合に有効化フェーズで供給されてもよい。このようにして、バインディングフェーズにおいて第1セッション管理ネットワーク要素とアクセスネットワークデバイスとの間で伝送されるデータの両方は有効に低減され、バインディング効率を改善することができる。
【0017】
第2の態様に従って、通信方法が提供される。方法は、アクセスネットワークデバイスが第4リクエストを受信することを含み、アクセスネットワークデバイスは、端末デバイスに対応するアクセスネットワークデバイスであり、第4リクエストは、端末デバイスが関連付けられることを要求するブロードキャストサービスの識別情報を含む。次いで、アクセスネットワークデバイスは、ブロードキャストサービスの識別情報に基づいて端末デバイスをブロードキャストサービスと関連付ける。
【0018】
第2の態様の通信方法に従って、端末デバイスに対応するアクセスネットワークデバイスは、ブロードキャストサービスの識別情報に基づいて端末デバイスをブロードキャストサービスにバインドし得る。このようにして、ブロードキャストユーザプレーンネットワーク要素とアクセスネットワークデバイスとの間のブロードキャストデータ伝送チャネルが確立されている場合に、アクセスネットワークデバイスは、ブロードキャストサービスを管理するセッション管理ネットワーク要素の代わりに、端末デバイスにブロードキャストサービスを提供すべきかどうかを決定してよく、それにより、アクセスネットワークデバイスとコアネットワークとの間のシグナリング交換は減少し、無線ネットワークの応答速度によって端末デバイスにブロードキャストサービスを提供する効率を改善することができる。
【0019】
可能な設計ソリューションでは、アクセスネットワークデバイスがブロードキャストサービスの識別情報に基づいて端末デバイスをブロードキャストサービスと関連付けることは、アクセスネットワークデバイスがブロードキャストサービスの識別情報に基づいてブロードキャストサービスのコンテキスト情報を見つける場合に、アクセスネットワークデバイスが端末デバイスをブロードキャストサービスと関連付けることを含んでもよい。具体的に言えば、アクセスネットワークデバイスがブロードキャストサービスの識別情報に対応するブロードキャストサービスのコンテキスト情報を見つけることができる場合に、ブロードキャストユーザプレーンネットワーク要素とアクセスネットワークデバイスとの間のブロードキャストデータ伝送チャネルが確立されていると、つまり、アクセスネットワークデバイスがブロードキャストサービスを提供することができると見なされ得る。この場合に、アクセスネットワークデバイスは、端末デバイスにブロードキャストサービスを提供するように、端末デバイスをブロードキャストサービスと関連付けてよい。
【0020】
任意に、第4リクエストは、ブロードキャストサービスのブロードキャストエリア情報を更に含んでもよい。相応して、アクセスネットワークデバイスがブロードキャストサービスの識別情報に基づいてブロードキャストサービスのコンテキスト情報を見つける場合に、アクセスネットワークデバイスが端末デバイスをブロードキャストサービスと関連付けることは、アクセスネットワークデバイスがブロードキャストサービスの識別情報に基づいてブロードキャストサービスのコンテキスト情報を見つけ、端末デバイスがブロードキャストサービスのブロードキャストエリア情報によって示されるブロードキャストエリアに位置していると決定する場合に、アクセスネットワークデバイスが端末デバイスをブロードキャストサービスと関連付けることを含んでよい。このようにして、アクセスネットワークデバイスによって端末デバイスをブロードキャストサービスにバインドする精度は更に改善され得る。
【0021】
更に、ブロードキャストサービスのコンテキスト情報は、アクセスネットワークデバイスによって、リソースを端末デバイスに割り当てるために使用され、それにより、アクセスネットワークデバイスはブロードキャストデータを端末デバイスへ送信する。
【0022】
また更に、第4リクエストはアクティベーション指示を含んでもよく、アクティベーション指示は、アクセスネットワークデバイスによって、ブロードキャストサービスを有効又は無効にするために使用される。例えば、ブロードキャストサービスは、端末デバイスがブロードキャストサービスのサービスエリアに入る場合に有効にされ、端末デバイスがブロードキャストサービスのサービスエリアから出る場合に無効にされる。
【0023】
第3の態様に従って、通信方法が提供される。方法は、第1デバイスが第1メッセージを第2デバイスへ送信することを含む。第1メッセージは、次の、ブロードキャストサービスのブロードキャストエリア情報、ブロードキャストサービスの識別情報、端末デバイスの位置情報、又は端末デバイスのステータス情報、のうちの1つ以上を含み、第1メッセージは、端末デバイスのためのブロードキャストサービスを有効又は無効にすることを第2デバイスに要求するためのものである。次いで、第1デバイスは第2デバイスから第2メッセージを受信する。第2メッセージは、ブロードキャストサービスを受信するよう又は受信しないよう端末デバイスを設定することを第1デバイスに指示し、第1メッセージに基づき決定される。
【0024】
第3の態様の通信方法に従って、第1デバイス又は第2デバイスは、ブロードキャストサービスのブロードキャストエリア情報、ブロードキャストサービスの識別情報、端末デバイスの位置情報、又は端末デバイスのステータス情報のうちの1つ以上に基づき、端末デバイスのためのブロードキャストサービスを有効又は無効にすることを決定してよく、第1デバイスは、ブロードキャストサービスを受信するよう又は受信しないよう端末デバイスを設定することを指示される。上記の動作により、ブロードキャストサービスは、ブロードキャスト専用のリソース及びプロシージャを導入せずにユニキャストプロシージャ及びユニキャストリソースを再利用することによって5Gシステムで実装可能であり、5Gシステムでのリソース利用及び効率は改善され得る。
【0025】
可能な設計ソリューションで、第1メッセージが端末デバイスのためのブロードキャストサービスを有効又は無効にすることを第2デバイスに要求するためのものであることは、第1条件が満足される場合に、第1メッセージが端末デバイスのためのブロードキャストを有効にすることを第2デバイスに要求するためのものであることを含んでよい。第1条件は、次の、端末デバイスがコネクテッド状態に入ること、端末デバイスがブロードキャストサービスのサービスエリア内に位置すること、又は端末デバイスがブロードキャストサービスと関連付けられていること、のうちの1つ以上を含む。このようにして、端末デバイスが第1条件を満足する場合に、ブロードキャストサービスは有効にされてよく、例えば、リソースは端末デバイスのために設定され、端末デバイスは、ブロードキャストサービスの信頼性を確かにするように、ブロードキャストサービスを受信することを指示される。
【0026】
他の可能な設計ソリューションでは、第1メッセージが端末デバイスのためのブロードキャストサービスを有効又は無効にすることを第2デバイスに要求するためのものであることは、第2条件が満足される場合に、第1メッセージが端末デバイスのためのブロードキャストを無効にすることを第2デバイスに要求するためのものであることを含んでよい。第2条件は、次の、端末デバイスがコネクテッド状態から出ること、端末デバイスがブロードキャストサービスのサービスエリア外に位置すること、又は端末デバイスがブロードキャストサービスと関連付けられていないこと、のうちの1つ以上を含む。このようにして、端末デバイスが第2条件を満足する場合に、ブロードキャストサービスは無効にされてよく、例えば、端末デバイスは、端末デバイスの電力消費を削減するように、ブロードキャストサービスを受信することを中止してリソースを解放することを指示される。
【0027】
言い換えると、第1条件又は第2条件の判定結果に基づいて、ブロードキャストサービスを有効又は無効にすることが決定されてよく、具体的に言えば、ブロードキャストサービスのアクティベーション指示は、第1デバイスと第2デバイスとの間で伝送されるデータの両方を減らすように、暗黙的に実装されてよい。これにより効率が改善される。アクティベーション指示は、ブロードキャストサービスを有効又は無効にすることを示す。
【0028】
ブロードキャストサービスのアクティベーション指示は代替的に明示的に実装されてもよい、ことが理解されるべきである。例えば、第1メッセージは、アクティベーション指示を運ぶフィールドを含んでもよい。従って、任意に、第1メッセージは第1情報を更に含んでもよい。第1情報は第1デバイスによって決定され、端末デバイスのためのブロードキャストサービスを有効又は無効にすることを第2デバイスに要求するためのものである。このようにして、第1デバイスは、ブロードキャストサービスを有効にすべきかどうかを自律的に決定し、次いで、有効化動作又は無効化動作を完了すること、例えば、リソースを設定又は解放することを第2デバイスに要求してよい。
【0029】
代替的に、任意に、第1メッセージが端末デバイスのためのブロードキャストサービスを有効又は無効にすることを第2デバイスに要求するためのものであることは、第1メッセージが端末デバイスのためのブロードキャストサービスを有効又は無効にすると決定することを第2デバイスに要求するためのものであることを含んでよい。このようにして、第1デバイスは、代替的に、ブロードキャストサービスを有効にすべきかどうかを決定することを、及び決定の結果に基づいてリソースを設定又は解放することを第2デバイスに要求してもよい。
【0030】
任意に、第1デバイスが第1メッセージを第2デバイスへ送信することの前に、第3の態様の通信方法は、第1デバイスが第3メッセージを受信することを更に含んでもよい。第3メッセージは、次の、ブロードキャストサービスのブロードキャストエリア情報又はブロードキャストサービスの識別情報、のうちの一方又は両方を含んでよい。具体的に言えば、第1デバイスは、有効化を実行すべきかどうかを決定するために又はそのような決定を行うことを第2デバイスに要求するために、ブロードキャストサービスの関連情報を前もって取得してもよい。
【0031】
例えば、第1デバイスは、端末デバイス又は第1アクセスネットワークデバイスであってよい。第1アクセスネットワークデバイスは、端末デバイスに対応するサービングアクセスネットワークデバイス、又はソースアクセスネットワークデバイスであってよい。相応して、第2デバイスは、次の、第2アクセスネットワークデバイス、第1モビリティ管理ネットワーク要素、第1セッション管理ネットワーク要素、又は第2セッション管理ネットワーク要素、のうちの1つ以上を含んでよい。第2アクセスネットワークデバイスは、端末デバイスに対応するサービングアクセスネットワークデバイス、又はターゲットアクセスネットワークデバイスであってよく、第1セッション管理ネットワーク要素は、端末デバイスに対応するセッション管理ネットワーク要素であってよく、第2セッション管理ネットワーク要素は、ブロードキャストサービスに対応するセッション管理ネットワーク要素であってよく、第1モビリティ管理ネットワーク要素は、端末デバイスに対応するアクセス及びモビリティ管理ネットワーク要素であってよい。
【0032】
第1デバイス及び第2デバイスは同じデバイスであってよく、あるいは、異なるデバイスであってもよい、ことが理解されるべきである。これは、本願のこの実施形態で特に制限されない。
【0033】
第4の態様に従って、通信方法が提供される。方法は、第2デバイスが第1メッセージを第1デバイスから受信することを含み、第1メッセージは、次の、ブロードキャストサービスのブロードキャストエリア情報、ブロードキャストサービスの識別情報、端末デバイスの位置情報、又は端末デバイスのステータス情報、のうちの1つ以上を含み、第1メッセージは、端末デバイスのためのブロードキャストサービスを有効又は無効にすることを第2デバイスに要求するためのものである。次いで、第2デバイスは第2メッセージを第1デバイスへ送信し、第2メッセージは、ブロードキャストサービスを受信するよう又は受信しないよう端末デバイスを設定することを第1デバイスに指示し、第1メッセージに基づき決定される。
【0034】
可能な設計ソリューションで、第1メッセージが端末デバイスのためのブロードキャストサービスを有効又は無効にすることを第2デバイスに要求するためのものであることは、第1条件が満足される場合に、第1メッセージが端末デバイスのためのブロードキャストを有効にすることを第2デバイスに要求するためのものであることを含んでよい。第1条件は、次の、端末デバイスがコネクテッド状態に入ること、端末デバイスがブロードキャストサービスのサービスエリア内に位置すること、又は端末デバイスがブロードキャストサービスと関連付けられていること、のうちの1つ以上を含む。
【0035】
他の可能な設計ソリューションでは、第1メッセージが端末デバイスのためのブロードキャストサービスを有効又は無効にすることを第2デバイスに要求するためのものであることは、第2条件が満足される場合に、第1メッセージが端末デバイスのためのブロードキャストを無効にすることを第2デバイスに要求するためのものであることを含んでよい。第2条件は、次の、端末デバイスがコネクテッド状態から出ること、端末デバイスがブロードキャストサービスのサービスエリア外に位置すること、又は端末デバイスがブロードキャストサービスと関連付けられていないこと、のうちの1つ以上を含む。
【0036】
言い換えると、第1条件又は第2条件の判定結果に基づいて、ブロードキャストサービスを有効又は無効にすることが決定されてよく、具体的に言えば、ブロードキャストサービスのアクティベーション指示は、端末デバイスとネットワークデバイスとの間で伝送されるデータの両方を減らすように、暗黙的に実装されてよい。これにより効率が改善される。アクティベーション指示は、ブロードキャストサービスを有効又は無効にすることを示す。
【0037】
ブロードキャストサービスのアクティベーション指示は代替的に明示的に実装されてもよい、ことが理解されるべきである。例えば、第1メッセージは、アクティベーション指示を運ぶフィールドを含んでもよい。従って、任意に、第1メッセージは第1情報を更に含んでもよい。第1情報は第1デバイスによって決定され、端末デバイスのためのブロードキャストサービスを有効又は無効にすることを第2デバイスに要求するためのものである。
【0038】
代替的に、任意に、第1メッセージが端末デバイスのためのブロードキャストサービスを有効又は無効にすることを第2デバイスに要求するためのものであることは、第1メッセージが端末デバイスのためのブロードキャストサービスを有効又は無効にすると決定することを第2デバイスに要求するためのものであることを含んでよい。相応して、第4の態様の通信方法は、第2デバイスが、第1メッセージに基づいて、端末デバイスのためのブロードキャストサービスを有効又は無効にすると決定する、ことを更に含んでもよい。
【0039】
任意に、第2デバイスが第1メッセージを第1デバイスから受信することの前に、第4の態様の通信方法は、第2デバイスが第3メッセージを第1デバイスへ送信することを更に含んでもよく、第3メッセージは、次の、ブロードキャストサービスのブロードキャストエリア情報又はブロードキャストサービスの識別情報、のうちの1つ以上を含む。
【0040】
例えば、第1デバイスは、端末デバイス又は第1アクセスネットワークデバイスであってよい。第1アクセスネットワークデバイスは、端末デバイスに対応するサービングアクセスネットワークデバイス、又はソースアクセスネットワークデバイスであってよい。相応して、第2デバイスは、次の、第2アクセスネットワークデバイス、第1モビリティ管理ネットワーク要素、第1セッション管理ネットワーク要素、又は第2セッション管理ネットワーク要素、のうちの1つ以上を含んでよい。第2アクセスネットワークデバイスは、端末デバイスに対応するサービングアクセスネットワークデバイス、又はターゲットアクセスネットワークデバイスであってよく、第1セッション管理ネットワーク要素は、端末デバイスに対応するセッション管理ネットワーク要素であってよく、第2セッション管理ネットワーク要素は、ブロードキャストサービスに対応するセッション管理ネットワーク要素であってよく、第1モビリティ管理ネットワーク要素は、端末デバイスに対応するアクセス及びモビリティ管理ネットワーク要素であってよい。
【0041】
第1デバイス及び第2デバイスは同じデバイスであってよく、あるいは、異なるデバイスであってもよい、ことが理解されるべきである。これは、本願のこの実施形態で特に制限されない。
【0042】
更には、第4の態様の通信方法の技術的効果については、第3の態様の通信方法の技術的効果を参照されたい。詳細はここで再び記載されない。
【0043】
第5の態様に従って、通信装置が提供される。装置は受信モジュール及び送信モジュールを含む。受信モジュールは第1リクエストを受信するよう構成され、第5の態様の通信装置は、端末デバイスに対応するセッション管理ネットワーク要素であり、第1リクエストは、端末デバイスが関連付けられることを要求するブロードキャストサービスの識別情報を含む。送信モジュールは第2リクエストを送信するよう構成され、第2リクエストはブロードキャストサービスの識別情報を含む。受信モジュールは第1レスポンスを受信するよう更に構成され、第1レスポンスは、ブロードキャストサービスのブロードキャストエリア情報を含み、ブロードキャストエリア情報は、ブロードキャストサービスを受信するために端末デバイスによって使用される。
【0044】
可能な設計において、送信モジュールは、第2リクエストを第2セッション管理ネットワーク要素へ送信するよう更に構成され、第2セッション管理ネットワーク要素は、ブロードキャストサービスに対応するセッション管理ネットワーク要素である。
【0045】
任意に、送信モジュールは、送信モジュールが第2リクエストを第2セッション管理ネットワーク要素へ送信する前に、第3リクエストを集中記憶ネットワーク要素へ送信するよう更に構成され、第3リクエストはブロードキャストサービスの識別情報を含み、第2セッション管理ネットワーク要素の識別情報を取得するためのものである。相応して、受信モジュールは、集中記憶ネットワーク要素から第2レスポンスを受信するよう更に構成され、第2レスポンスは、第2セッション管理ネットワーク要素の識別情報を含む。
【0046】
他の可能な設計ソリューションでは、送信モジュールは、第2リクエストを集中記憶ネットワーク要素へ送信するよう更に構成される。
【0047】
可能な設計ソリューションでは、第5の態様の通信装置は処理モジュールを更に含んでもよい。処理モジュールは、ブロードキャストエリア情報に基づいて端末デバイスをブロードキャストサービスと関連付けるよう構成される。
【0048】
可能な設計ソリューションでは、送信モジュールは、第3レスポンスをアクセスネットワークデバイスへ送信するよう更に構成される。第3レスポンスはアクティベーション指示を含み、アクティベーション指示は、アクセスネットワークデバイスによって、ブロードキャストサービスを有効又は無効にするために使用される。
【0049】
任意に、第1レスポンスは、ブロードキャストサービスのコンテキスト情報を更に含んでもよい。相応して、第3レスポンスは、ブロードキャストサービスのコンテキスト情報を更に含んでもよい。ブロードキャストサービスのコンテキスト情報は、アクセスネットワークデバイスによって、リソースを端末デバイスに割り当てるために使用される。
【0050】
他の可能な設計ソリューションでは、送信モジュールは、第4リクエストをアクセスネットワークデバイスへ送信するよう更に構成される。第4リクエストは、端末デバイスをブロードキャストサービスと関連付けることをアクセスネットワークデバイスに要求するためのものであり、ブロードキャストサービスの識別情報及び/又はブロードキャストエリア情報を含んでよい。
【0051】
任意に、送信モジュール及び受信モジュールは、代替的に、1つのモジュール、例えば、トランシーバモジュールに一体化されてもよい。トランシーバモジュールは、第5の態様の通信装置の送信機能及び受信機能を実装するよう構成される。
【0052】
任意に、第5の態様の通信装置は記憶モジュールを更に含んでもよい。記憶モジュールはプログラム又は命令を記憶する。処理モジュールがプログラム又は命令を実行する場合に、第5の態様の通信装置は、第1の態様の通信方法を実行することができる。
【0053】
留意すべきは、第5の態様の通信装置は、第1セッション管理ネットワーク要素であってよく、あるいは、第1セッション管理ネットワーク要素において構成され得るチップ(システム)又は他の部分若しくはコンポーネントであってもよい点である。これは本願で制限されない。
【0054】
更には、第5の態様の通信装置の技術的効果については、第1の態様の通信方法の技術的効果を参照されたい。詳細はここで再び記載されない。
【0055】
第6の態様に従って、通信装置が提供される。装置は処理モジュール及びトランシーバモジュールを含む。トランシーバモジュールは第4リクエストを受信するよう構成される。第6の態様の通信装置は、端末デバイスに対応するアクセスネットワークデバイスであり、第4リクエストは、端末デバイスが関連付けられることを要求するブロードキャストサービスの識別情報を含む。処理モジュールは、ブロードキャストサービスの識別情報に基づいて端末デバイスをブロードキャストサービスと関連付けるよう構成される。
【0056】
可能な設計ソリューションでは、処理モジュールは、ブロードキャストサービスのコンテキスト情報がブロードキャストサービスの識別情報に基づいて見つけられる場合に、端末デバイスをブロードキャストサービスと関連付けるよう更に構成される。
【0057】
任意に、第4リクエストは、ブロードキャストサービスのブロードキャストエリア情報を更に含んでもよい。相応して、処理モジュールは、ブロードキャストサービスのコンテキスト情報がブロードキャストサービスの識別情報に基づいて見つけられ、端末デバイスがブロードキャストサービスのブロードキャストエリア情報によって示されるブロードキャストエリアに位置していると決定される場合に、端末デバイスをブロードキャストサービスと関連付けるよう更に構成される。
【0058】
更に、処理モジュールは、ブロードキャストサービスのコンテキスト情報に基づいてリソースを端末デバイスに割り当てるよう構成される。
【0059】
また更に、第4リクエストはアクティベーション指示を含んでもよい。相応して、処理モジュールは、アクティベーション指示に基づいてブロードキャストサービスを有効又は無効にするよう更に構成される。
【0060】
任意に、トランシーバモジュールは送信モジュール及び受信モジュールを含んでもよい。送信モジュールは、第6の態様の通信装置の送信機能を実装するよう構成され、受信モジュールは、第6の態様の通信装置の受信機能を実装するよう構成される。
【0061】
任意に、第6の態様の通信装置は記憶モジュールを更に含んでもよい。記憶モジュールはプログラム又は命令を記憶する。処理モジュールがプログラム又は命令を実行する場合に、第6の態様の通信装置は、第2の態様の通信方法を実行することができる。
【0062】
留意すべきは、第6の態様の通信装置は、アクセスネットワークデバイスであってよく、あるいは、アクセスネットワークデバイスにおいて構成され得るチップ(システム)又は他の部分若しくはコンポーネントであってもよい点である。これは本願で制限されない。
【0063】
更には、第6の態様の通信装置の技術的効果については、第2の態様の通信方法の技術的効果を参照されたい。詳細はここで再び記載されない。
【0064】
第7の態様に従って、通信装置が提供される。装置は受信モジュール及び送信モジュールを含む。送信モジュールは第1メッセージを第2デバイスへ送信するよう構成される。第1メッセージは、次の、ブロードキャストサービスのブロードキャストエリア情報、ブロードキャストサービスの識別情報、端末デバイスの位置情報、又は端末デバイスのステータス情報、のうちの1つ以上を含み、第1メッセージは、端末デバイスのためのブロードキャストサービスを有効又は無効にすることを第2デバイスに要求するためのものである。受信モジュールは第2デバイスから第2メッセージを受信するよう構成される。第2メッセージは、ブロードキャストサービスを受信するよう又は受信しないよう端末デバイスを設定することを第7の態様の通信装置に指示し、第1メッセージに基づき決定される。
【0065】
可能な設計ソリューションで、第1メッセージが端末デバイスのためのブロードキャストサービスを有効又は無効にすることを第2デバイスに要求するためのものであることは、第1条件が満足される場合に、第1メッセージが端末デバイスのためのブロードキャストを有効にすることを第2デバイスに要求するためのものであることを含んでよい。第1条件は、次の、端末デバイスがコネクテッド状態に入ること、端末デバイスがブロードキャストサービスのサービスエリア内に位置すること、又は端末デバイスがブロードキャストサービスと関連付けられていること、のうちの1つ以上を含んでよい。
【0066】
他の可能な設計ソリューションでは、第1メッセージが端末デバイスのためのブロードキャストサービスを有効又は無効にすることを第2デバイスに要求するためのものであることは、第2条件が満足される場合に、第1メッセージが端末デバイスのためのブロードキャストを無効にすることを第2デバイスに要求するためのものであることを含んでよい。第2条件は、次の、端末デバイスがコネクテッド状態から出ること、端末デバイスがブロードキャストサービスのサービスエリア外に位置すること、又は端末デバイスがブロードキャストサービスと関連付けられていないこと、のうちの1つ以上を含んでよい。
【0067】
任意に、第1メッセージは第1情報を更に含んでもよい。第1情報は、第7の態様の通信装置によって決定され、端末デバイスのためのブロードキャストサービスを有効又は無効にすることを第2デバイスに要求するためのものである。
【0068】
代替的に、任意に、第1メッセージが端末デバイスのためのブロードキャストサービスを有効又は無効にすることを第2デバイスに要求するためのものであることは、第1メッセージが端末デバイスのためのブロードキャストサービスを有効又は無効にすると決定することを第2デバイスに要求するためのものであることを含んでよい。
【0069】
任意に、受信モジュールは、送信モジュールが第1メッセージを第2デバイスへ送信する前に、第3メッセージを受信するよう更に構成される。第3メッセージは、ブロードキャストサービスのブロードキャストエリア情報又はブロードキャストサービスの識別情報、のうちの一方又は両方を含む。
【0070】
例えば、第7の態様の通信装置は、端末デバイス又は第1アクセスネットワークデバイスであってよい。第1アクセスネットワークデバイスは、端末デバイスに対応するサービングアクセスネットワークデバイス、又はソースアクセスネットワークデバイスであってよい。相応して、第2デバイスは、次の、第2アクセスネットワークデバイス、第1モビリティ管理ネットワーク要素、第1セッション管理ネットワーク要素、又は第2セッション管理ネットワーク要素、のうちの1つ以上を含んでよい。第2アクセスネットワークデバイスは、端末デバイスに対応するサービングアクセスネットワークデバイス、又はターゲットアクセスネットワークデバイスであってよく、第1セッション管理ネットワーク要素は、端末デバイスに対応するセッション管理ネットワーク要素であってよく、第2セッション管理ネットワーク要素は、ブロードキャストサービスに対応するセッション管理ネットワーク要素であってよく、第1モビリティ管理ネットワーク要素は、端末デバイスに対応するアクセス及びモビリティ管理ネットワーク要素であってよい。
【0071】
任意に、送信モジュール及び受信モジュールは、代替的に、1つのモジュール、例えば、トランシーバモジュールに一体化されてもよい。トランシーバモジュールは、第7の態様の通信装置の送信機能及び受信機能を実装するよう構成される。
【0072】
任意に、第7の態様の通信装置は記憶モジュールを更に含んでもよい。記憶モジュールはプログラム又は命令を記憶する。処理モジュールがプログラム又は命令を実行する場合に、第7の態様の通信装置は、第3の態様の通信方法を実行することができる。
【0073】
留意すべきは、第7の態様の通信装置は、端末デバイス又は第1アクセスネットワークデバイスであってよく、あるいは、端末デバイス又は第1アクセスネットワークデバイスにおいて構成され得るチップ(システム)又は他の部分若しくはコンポーネントであってもよい点である。これは本願で制限されない。
【0074】
更には、第7の態様の通信装置の技術的効果については、第3の態様の通信方法の技術的効果を参照されたい。詳細はここで再び記載されない。
【0075】
第8の態様に従って、通信装置が提供される。装置は処理モジュール及びトランシーバモジュールを含む。トランシーバモジュールは1メッセージを第1デバイスから受信するよう構成され、第1メッセージは、次の、ブロードキャストサービスのブロードキャストエリア情報、ブロードキャストサービスの識別情報、端末デバイスの位置情報、又は端末デバイスのステータス情報、のうちの1つ以上を含む。処理モジュールは、第1メッセージに基づいて端末デバイスのためのブロードキャストサービスを有効又は無効し、かつ、第1メッセージに基づいて第2メッセージを決定するよう構成され、第2メッセージは、ブロードキャストサービスを受信するよう又は受信しないよう端末デバイスを設定することを第1デバイスに指示する。
【0076】
可能な設計ソリューションで、処理モジュールは、第1条件が満足される場合に、第1メッセージに基づいて端末デバイスのためのブロードキャストを有効にするよう更に構成される。第1条件は、次の、端末デバイスがコネクテッド状態に入ること、端末デバイスがブロードキャストサービスのサービスエリア内に位置すること、又は端末デバイスがブロードキャストサービスと関連付けられていること、のうちの1つ以上を含んでよい。
【0077】
他の可能な設計ソリューションでは、処理モジュールは、第2条件が満足される場合に、第1メッセージに基づいて端末デバイスのためのブロードキャストを無効にするよう更に構成される。第2条件は、次の、端末デバイスがコネクテッド状態から出ること、端末デバイスがブロードキャストサービスのサービスエリア外に位置すること、又は端末デバイスがブロードキャストサービスと関連付けられていないこと、のうちの1つ以上を含んでよい。
【0078】
任意に、第1メッセージは第1情報を更に含んでもよく、第1情報は第1デバイスによって決定される。相応して、処理モジュールは、第1情報に基づいて端末デバイスのためのブロードキャストサービスを有効又は無効にするよう更に構成される。
【0079】
代替的に、任意に、処理モジュールは、第1メッセージに基づいて、端末デバイスのためのブロードキャストサービスを有効又は無効にすると決定するよう更に構成される。
【0080】
任意に、トランシーバモジュールは、トランシーバモジュールが第1メッセージを第1デバイスから受信する前に、第3メッセージを第1デバイスへ送信するよう更に構成され、第3メッセージは、次の、ブロードキャストサービスのブロードキャストエリア情報又はブロードキャストサービスの識別情報、のうちの1つ以上を含む。
【0081】
例えば、第1デバイスは、端末デバイス又は第1アクセスネットワークデバイスであってよい。第1アクセスネットワークデバイスは、端末デバイスに対応するサービングアクセスネットワークデバイス、又はソースアクセスネットワークデバイスであってよい。相応して、第8の態様の通信装置は、次の、第2アクセスネットワークデバイス、第1モビリティ管理ネットワーク要素、第1セッション管理ネットワーク要素、又は第2セッション管理ネットワーク要素、のうちの1つ以上を含んでよい。第2アクセスネットワークデバイスは、端末デバイスに対応するサービングアクセスネットワークデバイス、又はターゲットアクセスネットワークデバイスであってよく、第1セッション管理ネットワーク要素は、端末デバイスに対応するセッション管理ネットワーク要素であってよく、第2セッション管理ネットワーク要素は、ブロードキャストサービスに対応するセッション管理ネットワーク要素であってよく、第1モビリティ管理ネットワーク要素は、端末デバイスに対応するアクセス及びモビリティ管理ネットワーク要素であってよい。
【0082】
任意に、トランシーバモジュールは送信モジュール及び受信モジュールを含んでもよい。送信モジュールは、第8の態様の通信装置の送信機能を実装するよう構成され、受信モジュールは、第8の態様の通信装置の受信機能を実装するよう構成される。
【0083】
任意に、第8の態様の通信装置は記憶モジュールを更に含んでもよい。記憶モジュールはプログラム又は命令を記憶する。処理モジュールがプログラム又は命令を実行する場合に、第8の態様の通信装置は、第4の態様の通信方法を実行することができる。
【0084】
留意すべきは、第8の態様の通信装置は、第2アクセスネットワークデバイス、第1モビリティ管理ネットワーク要素、第1セッション管理ネットワーク要素、又は第2セッション管理ネットワーク要素であってよく、あるいは、第2アクセスネットワークデバイス、第1モビリティ管理ネットワーク要素、第1セッション管理ネットワーク要素、又は第2セッション管理ネットワーク要素において構成され得るチップ(システム)又は他の部分若しくはコンポーネントであってもよい点である。これは本願で制限されない。
【0085】
更には、第8の態様の通信装置の技術的効果については、第3の態様の通信方法の技術的効果を参照されたい。詳細はここで再び記載されない。
【0086】
第9の態様に従って、通信装置が提供される。通信装置は、第1の態様乃至第4の態様の可能な実施のうちのいずれか1つに係る通信方法を実行するよう構成される。
【0087】
第10の態様に従って、通信装置が提供される。通信装置はプロセッサを含み、プロセッサは、第1の態様乃至第4の態様の可能な実施のうちのいずれか1つに係る通信方法を実行するよう構成される。
【0088】
第11の態様に従って、通信装置が提供される。通信装置はプロセッサを含む。プロセッサはメモリへ結合される。メモリはコンピュータプログラムを記憶するよう構成される。プロセッサは、通信装置が第1の態様乃至第4の態様の可能な実施のうちのいずれか1つに係る通信方法を実行することを可能にするために、メモリに記憶されているコンピュータプログラムを実行するよう構成される。
【0089】
可能な設計において、第11の態様の通信装置はトランシーバを更に含んでもよい。トランシーバはトランシーバ回路又は入力/出力ポートであってよい。トランシーバは、通信装置によって、他の通信装置と通信するために使用されてよい。
【0090】
本願では、第11の態様の通信装置は、第1の態様乃至第4の態様の端末デバイス又はネットワークデバイスであってよく、あるいは、端末デバイス又はネットワークデバイスにおいて構成され得るチップ(システム)又は他の部分若しくはコンポーネントであってもよい。
【0091】
更には、第11の態様の通信装置の技術的効果については、第1の態様乃至第4の態様の実施のうちのいずれか1つに係る通信方法の技術的効果を参照されたい。詳細はここで再び記載されない。
【0092】
第12の態様に従って、プロセッサが提供される。プロセッサは、第1の態様乃至第4の態様の可能な実施のうちのいずれか1つに係る通信方法を実行するよう構成される。
【0093】
第13の態様に従って、通信システムが提供される。通信システムは端末デバイス及び1つ以上のネットワークデバイスを含む。ネットワークデバイスは、1つ以上のアクセスネットワークデバイス及び1つ以上のコアネットワークデバイスを含んでよい。
【0094】
第14の態様に従って、コンピュータ可読記憶媒体が提供される。コンピュータ可読記憶媒体はコンピュータプログラム又は命令を含む。コンピュータプログラム又は命令がコンピュータで実行される場合に、コンピュータは、第1の態様乃至第4の態様の可能な実施のうちのいずれか1つに係る通信方法を実行することができる。
【0095】
第15の態様に従って、コンピュータプログラム製品が提供される。コンピュータプログラム製品はコンピュータプログラム又は命令を含む。コンピュータプログラム又は命令がコンピュータで実行される場合に、コンピュータは、第1の態様乃至第4の態様の可能な実施のうちのいずれか1つに係る通信方法を実行することができる。
【図面の簡単な説明】
【0096】
図1】本願の実施形態に係る通信システムのアーキテクチャの概略図である。
図2】本願の実施形態に係る5Gシステムのアーキテクチャの概略図である。
図3】本願の実施形態に係る通信方法の第1の略フローチャートである。
図4】本願の実施形態に係る通信方法の第2の略フローチャートである。
図5】本願の実施形態に係る通信方法の第3の略フローチャートである。
図6】本願の実施形態に係る通信方法の第4の略フローチャートである。
図7】本願の実施形態に係る通信方法の第5の略フローチャートである。
図8】本願の実施形態に係る通信方法の第6の略フローチャートである。
図9】本願の実施形態に係る通信方法の第7の略フローチャートである。
図10】本願の実施形態に係る通信方法の第8の略フローチャートである。
図11】本願の実施形態に係る通信方法の第9の略フローチャートである。
図12】本願の実施形態に係る通信方法の第10の略フローチャートである。
図13】本願の実施形態に係る通信方法の第11の略フローチャートである。
図14】本願の実施形態に係る通信方法の第12の略フローチャートである。
図15】本願の実施形態に係る通信方法の第13の略フローチャートである。
図16】本願の実施形態に係る通信装置の構造の第1の概略図である。
図17】本願の実施形態に係る通信装置の構造の第2の概略図である。
図18】本願の実施形態に係る通信装置の構造の第3の概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0097】
以下は、添付の図面を参照して本願の技術的解決法について記載する。
【0098】
本願の実施形態の技術的解決法は、様々な通信システム、例えば、ワイヤレス・フィデリティ(wireless fidelity,Wi-Fi)システム、ビークル・ツー・エブリシング(vehicle-to-everything,V2X)通信システム、デバイス・ツー・デバイス(device-to-device,D2D)通信システム、インターネット・オブ・ビークル通信システム、第4世代(4th generation,4G)移動体通信システム、例えば、ロングタームエボリューション(long term evolution,LTE)システム及びワールドワイド・インターオペラビリティ・フォー・マイクロウェーブ・アクセス(worldwide interoperability for microwave access,WiMAX)通信システム、第5世代(5th generation,5G)移動体通信システム、例えば、ニューラジオ(new radio,NR)システム、並びに第6世代(6th generation,6G)移動体通信システムなどの将来の通信システムに適用されてよい。
【0099】
全ての態様、実施形態、又は特徴は、複数のデバイス、コンポーネント、モジュール、などを含み得るシステムについて記載することによって、本願において提示される。各システムは、他のデバイス、コンポーネント、モジュールを含んでもよく、かつ/あるいは、添付の図面を参照して議論されている全てのデバイス、コンポーネント、モジュールなどを含まなくてもよい、ことが認識及び理解されるべきである。更には、これらの解決法の組み合わせが使用されてもよい。
【0100】
更に、本願の実施形態では、「例」及び「例えば」などの用語は、例、実例、又は記載を与えることを表す。本願で「例」として記載される如何なる実施形態又は設計ソリューションも、他の実施形態又は設計ソリューションよりも好ましいものとして又はより多くの利点を有するものとして説明されるべきではない。厳密には、「例」という用語は、具体的な様式で概念を提示するよう意図される。
【0101】
本願の実施形態では、「情報(information)」、「信号(signal)」、「メッセージ(message)」、「チャネル(channel)」、及び「シグナリング(signaling)」という用語は、ときどき同義的に使用されることがある。留意すべきは、これらの用語によって表現される意味は、これらの用語の違いが強調されない場合には一貫している点である。「~の(of)」、「対応する/関連する(corresponding、relevant)」、及び「対応する(corresponding)」という用語は、ときどき同義的に使用されることがある。留意すべきは、これらの用語によって表現される意味は、これらの用語の違いが強調されない場合には一貫している点である。
【0102】
本願の実施形態では、Wなどの下付文字は、ときどき、非下付文字、例えばW1で誤って記述されることがある。表現される意味は、それらの間の違いが強調されない場合には一貫している。
【0103】
本願の実施形態で記載されるネットワークアーキテクチャ及びサービスシナリオは、本願の実施形態の技術的解決法についてより明りょうに記載するよう意図され、本願の実施形態で提供される技術的解決法に対する制限を構成するものではない。当業者は、ネットワークアーキテクチャの進歩及び新しいサービスシナリオの新興により、本願の実施形態で提供される技術的解決法も同様の技術的課題に適用される、と認識し得る。
【0104】
本願の実施形態を理解するのを助けるために、図1及び図2に示される通信システムが最初に、本願の実施形態で使用される通信システムについて詳細に記載するための例として使用される。留意すべきは、本願の実施形態の解決法は、他の移動体通信システムにも適用されてよく、対応する名称も、他の移動体通信システムにおける対応する機能の名称で置換されてよい点である。
【0105】
例えば、図1は、本願の実施形態に係る通信システムのアーキテクチャの概略図である。図1に示されるように、通信システムはネットワークデバイス及び端末デバイスを含む。
【0106】
ネットワークデバイスは、端末デバイスにネットワークサービス、例えば、ユニキャストサービス、マルチキャストサービス、又はブロードキャストサービスを提供するよう構成され、アクセスネットワークデバイス及びコアネットワークデバイスを含む。端末デバイスは、ネットワークデバイスを含む無線ネットワークにアクセスしてネットワークサービスを受信するよう構成される。
【0107】
以下は、本願の実施形態で提供される通信システムについて詳細に記載するための例として5Gシステムを使用する。
【0108】
例えば、図2は、5Gシステムの構造の概略図である。図2に示されるように、5Gシステムは2つの部分:アクセスネットワーク(access network,AN)及びコアネットワーク(core network,CN)を含んでよい。ANは、ラジオアクセス関連機能を実装するよう主に構成され、ラジオアクセスネットワーク(radio access network,RAN)を含み得る。コアネットワークは、次のネットワーク要素:アクセス及びモビリティ管理機能(access and mobility management function,AMF)ネットワーク要素、セッション管理機能(session management function,SMF)ネットワーク要素、ユーザプレーン機能(user plane function,UPF)ネットワーク要素、ポリシー制御機能(policy control function,PCF)ネットワーク要素、統合データ管理(unified data management,UDM)ネットワーク要素、アプリケーション機能(application function,AF)ネットワーク要素、などを主に含む。
【0109】
AMFネットワーク要素は、ユーザ位置更新、ネットワークへのユーザの登録、及び無線ネットワーク内のセルハンドオーバなどのモビリティ管理に主に関与する。
【0110】
SMFネットワーク要素は、無線ネットワーク内のセッション確立、変更、及び解放などのセッション管理に主に関与する。具体的な機能には、インターネットプロトコル(internet protocol,IP)アドレスをユーザに割り当てること、パケット転送機能を提供するUPFネットワーク要素を選択すること、などがあり得る。
【0111】
PCFネットワーク要素は、AMFネットワーク要素及びSMFネットワーク要素のためにネットワークスライス選択ポリシー及びクオリティ・オブ・サービス(quality of service,QoS)ポリシーなどの様々なポリシーを提供することに主に関与する。
【0112】
UPFネットワーク要素は、ユーザパケットの転送及びチャージングなどのユーザパケット処理に主に関与する。
【0113】
UDMネットワーク要素は、サブスクリプション情報及び認証/認可情報等のユーザデータを記憶するよう主に構成される。
【0114】
AFネットワーク要素は、第3世代パートナーシッププロジェクト(3rd generation partnership project,3GPP)ネットワークのためのサービスを提供すること、例えば、トラフィックルーティングに影響を与えかつPCF
ネットワーク要素と対話してポリシー制御を実行することに主に関与する。
【0115】
DNは、ユーザにデータ伝送サービスを提供するオペレータネットワーク、例えば、IPマルチメディアサービス(IP multimedia service,IMS)であってよく、あるいは、オペレータネットワークへ接続されている外部ネットワーク、例えば、コンテンツプロバイダ(content provider)によってデプロイされたネットワーク又はインターネット(internet)であってもよい。
【0116】
本願の実施形態で、図1に示されるアクセスネットワークデバイスの機能は、図2に示されるRANによって実装されてよく、図1に示されるコアネットワークデバイスの機能は、AMFネットワーク要素、SMFネットワーク要素、及びUPFネットワーク要素などの、図2に示されるコアネットワーク要素によって実装されてよく、図1に示される端末デバイスの機能は、図2に示されるUEによって実装されてよい。
【0117】
記載を簡単にするために、1つのネットワーク要素しか、図2の各タイプのネットワーク要素のための例として示されていない。実際の適用中には、複数の又は複数のタイプのネットワーク要素が図2の同じ名称で存在してもよい。例えば、SMFネットワーク要素によってサポートされるか又は現在管理されているサービスタイプに基づいて、図2に示されるSMFネットワーク要素は、ユニキャストSMF(unicast SMF,U-SMF)ネットワーク要素、マルチキャストSMF(multicast SMF,M-SMF)ネットワーク要素、及びブロードキャストSMF(broadcast SMF,B-SMF)ネットワーク要素を含んでもよい。他の例として、UPFネットワーク要素によってサポートされるサービスタイプ又はUPFネットワーク要素によって現在提供あれているサービスのサービスタイプに基づいて、図2に示されるUPFネットワーク要素は、ユニキャストUPF(unicast UPF,U-UPF)ネットワーク要素、マルチキャストUPF(multicast UPF,M-UPF)ネットワーク要素、及びブロードキャストUPF(broadcast UPF,B-UPF)ネットワーク要素を含んでもよい。
【0118】
留意すべきは、サービスを管理又は提供する上記のコアネットワーク要素は、サービスのアンカーコアネットワーク要素とも呼ばれ得る点である。例えば、ブロードキャストアンカーSMF(anchor SMF,A-SMF)ネットワーク要素は、ブロードキャストサービスを管理するよう構成され、ブロードキャストアンカーUPF(anchor UPF,A-UPF)ネットワーク要素は、ブロードキャストサービスのデータ伝送サービスを提供するよう構成される。他の例として、ユニキャストアンカーSMF(anchor SMF,A-SMF)ネットワーク要素は、ユニキャストサービスを管理するよう構成され、ユニキャストアンカーUPF(anchor UPF,A-UPF)ネットワーク要素は、ユニキャストサービスのデータ伝送サービスを提供するよう構成される。更なる他の例として、マルチキャストアンカーSMF(anchor SMF,A-SMF)ネットワーク要素は、マルチキャストサービスを管理するよう構成され、マルチキャストアンカーUPF(anchor UPF,A-UPF)ネットワーク要素は、マルチキャストサービスのデータ伝送サービスを提供するよう構成される。
【0119】
留意すべきは、B-SMFネットワーク要素は、ユニキャストSMFネットワーク要素の機能を拡張することによって取得されてもよく、例えば、ブロードキャストセッション管理アンカーとして機能するユニキャストSMFネットワーク要素であってよく、あるいは、ブロードキャストセッション管理機能を備えた特別なネットワーク要素であってもよい。具体的な表現形式は本願の実施形態で制限されない。
【0120】
更には、B-UPFネットワーク要素は、ユニキャストUPFネットワーク要素の機能を拡張することによって取得されてもよく、例えば、ブロードキャストセッションデータのアンカーとして機能してもよく、あるいは、ブロードキャストセッションデータエントリ機能を備えた特別なネットワーク要素であってもよく、例えば、統合ブロードキャストユーザプレーンネットワーク要素として機能してもよく、ユニキャストUPFネットワーク要素とは無関係である。具体的な表現形式は本願の実施形態で制限されない。
【0121】
本願の実施形態で、ユーザは、端末デバイス又はUEにより、図1又は図2に示される通信システムにアクセスし、オペレータ又はコンテンツプロバイダ(content provider,CP)によって提供される様々なネットワークサービスを受信し得る。具体的に、一例として図2を用いると、ユーザは、UEにより5Gシステムにアクセスしてよく、例えば、ユニキャストサービス、マルチキャストサービス、及びブロードキャストサービスなどの様々なネットワークサービスを受けるよう、UEから、コンテンツプロバイダ、他のUPFネットワーク要素、又はAFネットワーク要素によってデプロイされたデータネットワーク(data network,DN)へRAN及びUPFネットワーク要素を介してプロトコルデータユニット(protocol data unit,PDU)を確立し得る。具体的な実施については、続く方法の実施形態を参照されたい。詳細はここで再び記載されない。
【0122】
アクセスネットワークデバイス又はRANは、上記の通信システムのネットワーク側に位置し、無線トランシーバ機能を備えているデバイスであるか、あるいは、ネットワーク側のデバイスに構成され得るチップ(システム)又は他の部分若しくはコンポーネントであり、ワイヤレス・フィデリティ(wireless fidelity,Wi-Fi)システム内のアクセスポイント(access point,AP)、例えば、ホームゲートウェイ、ルータ、サーバ、スイッチ、若しくはネットワークブリッジ、エボルブド・ノードB(evolved NodeB,eNB)、ラジオネットワークコントローラ(radio network controller,RNC)、ノードB(NodeB、NB)、基地局コントローラ(base station controller,BSC)、ベーストランシーバ局(base transceiver station,BTS)、ホーム基地局(例えば、home evolved NodeB又はhome NodeB,HNB)、ベースバンドユニット(baseband unit,BBU)、無線中継ノード、無線バックホールノード、送受信ポイント(transmission reception point,TRP又はtransmission point,TP)、などを含むがこれらに限られず、あるいは、5Gシステム内のgNB若しくは送信ポイント(TRP又はTP)、例えば、ニューラジオ(new radio,NR)システム、又は5Gシステム内の基地局の1つのアンテナパネル若しくはアンテナパネルのグループ(複数のアンテナパネルを含む)であってよく、あるいは、ネットワークノード、例えば、gNB又は送信ポイントに含まれるベースバンドユニット(BBU)若しくは分散ユニット(distributed unit,DU)、基地局機能を備えた路側ユニット(road side unit,RSU)、などであってよい。
【0123】
端末デバイスは、上記の通信システムにアクセスすることができ、無線トランシーバ機能を備えているデバイスであるか、あるいは、そのようなデバイスにおいて構成され得るチップ(システム)又は他の部分若しくはコンポーネントである。端末デバイスはユーザ装置、アクセス端末、加入者ユニット、加入者局、移動局、リモート局、リモート端末、モバイル機器、ユーザ端末、端末、無線通信デバイス、又はユーザエージェントとも呼ばれ得る。本願の実施形態の端末デバイスは、携帯電話機(mobile phone)、タブレットコンピュータ(pad)、無線トランシーバ機能を備えたコンピュータ、仮想現実(virtual reality,VR)端末、拡張現実(augmented reality,AR)端末、産業制御(industrial control)における無線端末、自動運転(self driving)における無線端末、遠隔医療(telemedicine)における無線端末、スマートグリッド(smart grid)における無線端末、輸送安全(transportation safety)における無線端末、スマートシティ(smart city)における無線端末、スマートホーム(smart home)における無線端末、車載端末、端末機能を備えたRSU、などであってよい。本願の実施形態の端末デバイスは、代替的に、車内モジュール、車載コンポーネント、自動車チップ、又は1つ以上のコンポーネント若しくはユニットとして車内で構築されているボードユニットであってもよい。車両は、車内モジュール、車載コンポーネント、自動車チップ、又は車内で構築されているボードユニットにより、本願で提供される通信方法を実装してもよい。
【0124】
留意すべきは、アクセスネットワーク及びコアネットワーク内の様々なデバイス又はネットワーク要素は、ネットワーク側デバイス又はネットワークデバイスと総称されることもある点である。同様に、端末デバイスは、ユーザ側デバイス又はユーザ装置とも呼ばれ得る。夫々のネットワーク側デバイス又はユーザ側デバイスの名称は、本願の実施形態で特に制限されない。
【0125】
図1及び図2は、理解を容易にするための例として使用される簡略化された概略図にすぎない、ことが理解されるべきである。図1及び図2に示される通信システムは、図示されていない他のネットワークデバイス及び/又は他の端末デバイスを更に含んでもよい。
【0126】
以下は、本願の実施形態における技術用語について記載する。
【0127】
1.ブロードキャストサービス
本願の実施形態で、ブロードキャストサービス又はブロードキャストデータは、特定のエリアに位置している端末デバイス(又はアクセスネットワークデバイス)へデータを送信することを意味する。実際の適用中には、ブロードキャストサービス又はブロードキャストデータは、特定のエリア内の端末デバイスに対して伝送されるマルチキャストサービス又はマルチキャストデータで置換されてもよい。例えば、マルチキャストデータは、局所的な地図更新サービスなどの、局所的にのみ有効であるサービスである。これは本願で特に制限されない。
【0128】
2.バインディング/アンバインディング又は関連付け/切断
端末からリクエストを受信した後、コアネットワーク又はアクセスネットワークデバイスは、端末デバイスがブロードキャストデータを受信する必要があると見なすので、ブロードキャストサービスに関する情報を端末デバイスのコンテキスト情報に加えるか、あるいは、端末デバイスに関する情報をブロードキャストサービスのコンテキスト情報に加えて、端末デバイスをブロードキャストサービスにバインドし又は端末デバイスをブロードキャストサービスに関連付け、その後に端末デバイスにブロードキャストサービスを提供する。
【0129】
任意に、コアネットワーク又はアクセスネットワークデバイスは更に、端末デバイスのリクエストに対して認証を実行し、認証が成功した後にブロードキャストサービスを端末デバイスに提供してもよい。
【0130】
ブロードキャストデータは、端末デバイスがブロードキャストサービスのサービスエリア外にある場合には端末デバイスへ送信されない、ことが理解されるべきである。言い換えると、ブロードキャストサービスは特定のサービスエリアに対応する。
【0131】
3.有効化/無効化
端末デバイスがブロードキャストサービスにバインドされて又は関連付けられており、ブロードキャストサービスが有効でない場合に、端末デバイス、アクセスネットワークデバイス、又はコアネットワークは、ブロードキャストサービスを有効にすべきかどうかを決定してよい。ブロードキャストサービスを有効にすると決定される場合に、アクセスネットワークデバイスは、ブロードキャストサービスを受信するよう端末デバイスを設定する。
【0132】
任意に、アクセスネットワークデバイスは、コアネットワークデバイス又は端末デバイスのリクエストに基づいて、ブロードキャストサービスを受信するよう端末デバイスを設定してもよい。
【0133】
更に、ブロードキャストサービスが有効である、具体的に言えば、端末デバイスがブロードキャストデータを受信するよう設定されている場合に、端末デバイス、アクセスネットワークデバイス、又はコアネットワークは、ブロードキャストサービスを無効にすべきかどうかを決定してもよい。ブロードキャストサービスを無効にすると決定される場合に、アクセスネットワークデバイスは、ブロードキャストサービスの受信を中止するよう端末デバイスを設定する。
【0134】
任意に、アクセスネットワークデバイスは、コアネットワークデバイス又は端末デバイスのリクエストに基づいて、ブロードキャストサービスの受信を中止するよう端末デバイスを設定してもよい。
【0135】
図3から図15を参照して、以下は、本願の実施形態で提供される通信方法について詳細に記載する。
【0136】
例えば、図3は、本願の実施形態に係る通信方法の第1の略フローチャートである。通信方法は、図1又は図2に示される端末デバイスと無線ネットワークとの間の通信、例えば、端末デバイスをブロードキャストサービスにバインドすること、に適用されてよい。無線ネットワークは、アクセスネットワークデバイス又はコアネットワークデバイスを含んでよい。コアネットワークデバイスは、図3に示される第1セッション管理ネットワーク要素、第2セッション管理ネットワーク要素、及び集中記憶ネットワーク要素を含んでもよい。図3に示される通信方法は、図3に示されていない他のコアネットワーク要素に更に関係があってもよい、ことが理解されるべきである。
【0137】
図3に示されるように、通信方法は次のステップを含む。
【0138】
S301:第1セッション管理ネットワーク要素が第1リクエストを受信する。
【0139】
第1セッション管理ネットワーク要素は、端末デバイスに対応するセッション管理ネットワーク要素であり、第1リクエストは、端末デバイスが関連付けられること要求するブロードキャストサービスの識別情報を含む。
【0140】
ブロードキャストサービスの識別情報は、ブロードキャストサービスを他のサービス、例えば、他のユニキャストサービス、マルチキャストサービス、又はブロードキャストサービスと区別するためのものであることができる情報である。例えば、ブロードキャストサービスの識別情報は、次の情報のうちの1つ以上を含んでよい:
インターネットプロトコル(internet protocol,IP)アドレス、例えば、ブロードキャストデータに対応するIPマルチキャストアドレス(IP multicast address);
ブロードキャストグループの識別情報、例えば、ブロードキャストグループのグループ識別子(group identifier,GID);
ブロードキャストデータを伝送するためのトンネルの識別情報、例えば、トンネル識別子(tunnel identifier,TID)又はトンネルエンドポイント識別子(tunnel endpoint identifier,TEID);又は
ブロードキャストセッションのコンテキスト情報インデックス、例えば、マルチキャストコンテキスト識別子(multicast content identifier)。
【0141】
任意に、第1リクエストは、端末デバイスの位置を更に含んでもよい。端末デバイスの位置は、S304で、端末デバイスがブロードキャストサービスのサービスエリア内に位置しているかどうかを決定するために、第1セッション管理ネットワーク要素によって使用される。例えば、端末デバイスの位置は、端末デバイスの位置の座標値、ジオフェンス、セル識別子、トラッキングエリア識別子、サーバ識別子、などを含んでもよいが、これらに限られない。
【0142】
端末デバイスは、代替的に、第1リクエストにおいて端末デバイスの位置を報告せずに、他のプロシージャにより端末デバイスの位置を報告してもよい、ことが理解されるべきである。例えば、端末デバイスは、位置更新レポートにおいて端末デバイスの位置を報告してもよい。端末デバイスが無線ネットワークに端末デバイスの位置を報告する実施は、本願のこの実施形態で特に制限されない。
【0143】
任意に、端末デバイスの位置は、代替的に、アクセスネットワークデバイスによって自律的に取得されてよく、例えば、端末デバイスによって送信されたアップリンクポジショニング信号を測定することによってアクセスネットワークデバイスによって決定されてもよい。次いで、アクセスネットワークデバイスは、端末デバイスの位置を運ぶ第1リクエストを第1セッション管理ネットワーク要素へ転送する。
【0144】
可能な設計ソリューションで、第1リクエストは、端末デバイスによって開始されるPDUセッション確立/変更リクエストであってよい。具体的に、第1セッション管理ネットワーク要素が第1リクエストを受信するS301は、第1セッション管理ネットワーク要素がPDUセッションリクエスト、例えば、PDUセッション確立/変更リクエストを端末デバイスから受信することを含んでよい。PDUセッション確立/変更リクエストは、端末デバイスが関連付けられることを要求するブロードキャストサービスの識別情報を含む。
【0145】
例えば、第1セッション管理ネットワーク要素は、アクセスネットワークデバイス及びモビリティ管理ネットワーク要素、例えば、AMFネットワーク要素(図3に図示せず)を通じて端末デバイスから第1リクエストを受信してよい。アクセスネットワークデバイス及びモビリティ管理ネットワーク要素は、端末デバイスに対応するアクセスネットワークデバイス及びモビリティ管理ネットワーク要素、例えば、端末デバイスにユニキャストサービスを提供するアクセスネットワークデバイス及びモビリティ管理ネットワーク要素である。
【0146】
留意すべきは、アクセスネットワークデバイス及び/又はモビリティ管理ネットワーク要素は、代替的に、第1リクエストの複数のイニシエータ/イニシエータであってよく、具体的に言えば、端末デバイスがブロードキャストサービスを受信する必要があり得ると、及び/又は端末デバイスがブロードキャストサービスを受信することを許可されているとアクセスネットワークデバイス及び/又はモビリティ管理ネットワーク要素が知っている場合に、アクセスネットワークデバイス及び/又はモビリティ管理ネットワーク要素は、代替的に、端末デバイスに取って代わって、第1セッション管理ネットワーク要素への第1リクエストを開始してもよい点である。第1リクエストのイニシエータ及び開始意図は、本願のこの実施形態で特に制限されない。
【0147】
S302:第1セッション管理ネットワーク要素が第2リクエストを送信する。
【0148】
第2リクエストは、ブロードキャストサービスの識別情報を含む。
【0149】
任意に、第2リクエストは、アクセスネットワークデバイスの識別情報、例えば、アクセスネットワークデバイスのIPアドレス、TID、又はTEIDを更に含んでもよい。アクセスネットワークデバイスの識別情報は、ブロードキャストサービスを送信するように、第2ユーザプレーンネットワーク要素からアクセスネットワークデバイスへのユーザプレーン接続を確立するために第2セッション管理ネットワーク要素によって使用されてよい。
【0150】
可能な設計ソリューションで、第1セッション管理ネットワーク要素が第2リクエストを送信するS302は、第1セッション管理ネットワーク要素が第2リクエスト、例えば、セッション確立リクエストを第2セッション管理ネットワーク要素へ送信することを含んでよい。第2セッション管理ネットワーク要素は、ブロードキャストサービスに対応するセッション管理ネットワーク要素、例えば、B-SMFネットワーク要素である。
【0151】
具体的に言えば、第1セッション管理ネットワーク要素は、ブロードキャストサービスを管理する第2セッション管理ネットワーク要素に、ブロードキャストサービスのブロードキャストエリア情報を供給するよう要求してよい。このようにして、第1セッション管理ネットワーク要素は、端末デバイスをブロードキャストサービスにバインド、例えば、前もってバインドすることができ、それにより、ブロードキャストサービスは、端末デバイスがブロードキャストサービスを受信する必要がある場合に、例えば、端末デバイスがブロードキャストサービスのブロードキャストエリア情報に入る場合に、直ちに端末デバイスに提供され、ブロードキャストサービスに対する端末デバイスのリクエストへの無線ネットワークの応答速度を加速させることができる。これにより、効率が改善される。
【0152】
第1セッション管理ネットワーク要素が第2セッション管理ネットワーク要素の識別情報を知っている場合には、第1セッション管理ネットワーク要素は、直接に第2セッション管理ネットワーク要素への第2リクエストを開始してもよい。
【0153】
更に、第1セッション管理ネットワーク要素が、ブロードキャストサービスを管理する特定のセッション管理ネットワーク要素を知らない場合には、第1セッション管理ネットワーク要素は最初に、アンカーコアネットワーク要素、例えば、集中記憶ネットワーク要素から第2セッション管理ネットワーク要素の識別情報を取得し、それから、ブロードキャストサービスのブロードキャストエリア情報を取得するよう第2セッション管理ネットワーク要素への第2リクエストを開始してもよい。従って、任意に、第1セッション管理ネットワーク要素が第2リクエストを第2セッション管理ネットワーク要素へ送信するS302の前に、図3に示される通信方法は、S302A及びS302Bを更に含んでもよい。
【0154】
S302A:第1セッション管理ネットワーク要素が第3リクエストを集中記憶ネットワーク要素へ送信する。
【0155】
第3リクエストは、ブロードキャストサービスの識別情報を含み、第2セッション管理ネットワーク要素の識別情報を取得するためのものである。
【0156】
集中記憶ネットワーク要素は、集中記憶機能を備えた次のコアネットワーク要素:統合データ管理(unified data management,UDM)ネットワーク要素、統合データリポジトリ(unified data repository,UDR)ネットワーク要素、ネットワークリポジトリ機能(network repository function,NRF)ネットワーク要素、ポリシー制御機能(policy control function,PCF)ネットワーク要素、などを含んでよい。
【0157】
S302B:第1セッション管理ネットワーク要素が集中記憶ネットワーク要素から第2レスポンスを受信する。
【0158】
第2レスポンスは、ブロードキャストネットワーク要素、例えば、第2セッション管理ネットワーク要素の識別情報を含む。
【0159】
例えば、ブロードキャストネットワーク要素の識別情報は、ブロードキャストネットワーク要素の次の情報:ネットワーク要素名、完全修飾ドメイン名(fully qualified domain name,FQDN)、IPアドレス、又はオペレータネットワーク内のブロードキャストネットワーク要素の識別子、のうちの1つ以上を含んでよい。ブロードキャストネットワーク要素の識別情報の具体的な形式は、本願のこの実施形態で制限されない。
【0160】
他の可能な設計ソリューションでは、第1セッション管理ネットワーク要素が第2リクエストを送信するS302は、次のサブステップを含んでもよい:第1セッション管理ネットワーク要素は、第2リクエストを集中記憶ネットワーク要素へ送信する。
【0161】
具体的に言えば、集中記憶ネットワーク要素がブロードキャストサービスのブロードキャストエリア情報を記憶する場合に、第1セッション管理ネットワーク要素は、代替的に、集中記憶ネットワーク要素から直接にブロードキャストサービスのブロードキャストエリア情報を取得し、端末デバイスをブロードキャストサービスにバインドすることを完了してもよく、第1セッション管理ネットワーク要素が、集中記憶ネットワーク要素から第2セッション管理ネットワーク要素の識別子を取得した後に、更に、第2セッション管理ネットワーク要素に、ブロードキャストサービスのブロードキャストエリア情報を供給するよう要求する必要があるインタラクション動作を省略する。これは、第1セッション管理ネットワーク要素と第2セッション管理ネットワーク要素との間のシグナリング交換を減らして、効率を改善することができる。
【0162】
S303:第1セッション管理ネットワーク要素が第1レスポンスを受信する。
【0163】
第1レスポンスは、ブロードキャストサービスのブロードキャストエリア情報を含み、つまり、第1レスポンスは、第2リクエストに対する応答メッセージであり、ブロードキャストサービスのブロードキャストエリア情報は、ブロードキャストサービスを受信するために端末デバイスによって使用される。
【0164】
例えば、ブロードキャストサービスのブロードキャストエリア情報は、ブロードキャストサービスのサービスエリアを識別するためのものであることができる次の情報:識別子、地理的座標値、サービスエリア識別子、トラッキングエリア識別子、セル識別子、又はブロードキャストサービスのカバレッジエリアのアクセスネットワークデバイス識別子、のうちの1つ以上を含んでよい。これは、本願のこの実施形態で特に制限されない。
【0165】
ブロードキャストサービスのブロードキャストエリア情報がブロードキャストサービスを受信するために端末デバイスによって使用されることは、端末デバイスがブロードキャストサービスのサービスエリア外に位置する場合にブロードキャストサービスのサービスエリアに基づいて端末デバイスがブロードキャストサービスにバインドされ、端末デバイスがブロードキャストサービスのサービスエリアに入った後にブロードキャストサービスのデータ伝送が有効にされることを含んでよい。代替的に、端末デバイスがブロードキャストサービスのサービスエリア内に位置し、コネクテッド状態に入る場合に、端末デバイスはブロードキャストサービスにバインドされ、ブロードキャストサービスのデータ伝送は有効にされる。これは本願で特に制限されない。
【0166】
任意に、第1レスポンスは、ブロードキャストサービスのコンテキスト情報を更に含んでもよい。ブロードキャストサービスのコンテキスト情報は、次の:
ブロードキャストデータのクオリティ・オブ・サービス(quality of service,QoS)フロー(QoS flow)プロファイル,ここで、QoSフロープロファイルは、ブロードキャストサービスのQoSパラメータを含んでよく、QoSパラメータは、次の情報:ブロードキャストサービスのQoSフロー識別子(QoS flow ID)、保障フロービットレート(guaranteed flow bit rate,GFBR、つまり、最低フロービットレート)、パケット遅延バジェット(packet delay budget,PDB)、などのうちの1つ以上を含んでよい;
ブロードキャストサービスを伝送するトンネルの識別情報、例えば、TEID又はIPアドレス+TEID,ここで、識別情報は、B-UPFネットワーク要素のIPアドレス又はアクセスネットワークデバイスのIPアドレスであってよい;
ユニキャストサービスの対応するQoSプロファイル,ここで、QoSプロファイルは、ブロードキャストサービスのQoSプロファイルに対応するか又は同じであってよく、次の:ユニキャストサービスのQoSフロー識別子、GFBR、PDB、などのうちの1つ以上を含んでよい;又は
ブロードキャストサービスの識別情報
のうちの1つ以上を含んでよい。
【0167】
可能な設計ソリューションで、第1セッション管理ネットワーク要素が第1レスポンスを受信するS303は:第1セッション管理ネットワーク要素が第1レスポンス、例えば、S302でのセッション確立リクエストに対応するセッション確立レスポンスを第2セッション管理ネットワーク要素から受信することを含んでもよい。
【0168】
他の可能な設計ソリューションでは、第1セッション管理ネットワーク要素が第1レスポンスを受信するS303は:第1セッション管理ネットワーク要素が集中記憶ネットワーク要素から第1レスポンスを受信することを含んでもよい。
【0169】
留意すべきは、端末デバイスによって第1セッション管理ネットワーク要素へ送信されるブロードキャストサービスの識別情報、第1セッション管理ネットワーク要素によって第2セッション管理ネットワーク要素又は集中記憶ネットワーク要素へ送信されるブロードキャストサービスの識別情報、及び第2セッション管理ネットワーク要素によって第1セッション管理ネットワーク要素へ送信されるブロードキャストサービスの識別情報は、異なった具体的な内容を有してもよい点である。例えば、端末によって送信されるブロードキャストサービスの識別情報は、IPアドレスであり、第1セッション管理ネットワーク要素によって第2セッション管理ネットワーク要素へ送信されるブロードキャストサービスの識別情報は、ブロードキャストグループの識別子であり、第2セッション管理ネットワーク要素によって第1セッション管理ネットワーク要素へ送信されるブロードキャストサービスの識別情報は、TID又はTEIDである。
【0170】
S304:第1セッション管理ネットワーク要素が、ブロードキャストサービスのブロードキャストエリア情報に基づいて端末デバイスをブロードキャストサービスと関連付ける。
【0171】
第1セッション管理ネットワーク要素が端末デバイスをブロードキャストサービスと関連付けることは、端末デバイスにブロードキャストサービスを提供するために、第1セッション管理ネットワーク要素が端末デバイスをブロードキャストサービスにバインドすることとして理解され得る。
【0172】
例えば、第1セッション管理ネットワーク要素は、S301での端末デバイスの位置に基づいて、端末デバイスがブロードキャストサービスのブロードキャストエリア情報に位置しているかどうかを決定し、そうである場合に、端末デバイスをブロードキャストサービスと関連付けてよい。第1セッション管理ネットワーク要素は、代替的に、端末デバイスがブロードキャストサービスのサービスエリアに位置しているかどうかを決定せずに、直接に端末デバイスをブロードキャストサービスと関連付けてもよい、ことが理解されるべきである。これは本願のこの実施形態で特に制限されない。
【0173】
可能な設計ソリューションで、図3に示される通信方法は:第1セッション管理ネットワーク要素が第3レスポンスをアクセスネットワークデバイスへ送信することを更に含んでもよい。第3レスポンスはアクティベーション指示を含み、アクティベーション指示は、ブロードキャストサービスを有効又は無効にするためにアクセスネットワークデバイスによって使用される。具体的に、ブロードキャストサービスは、端末デバイスがブロードキャストサービスのサービスエリアに入る場合に有効にされ、端末デバイスがブロードキャストサービスのサービスエリアから出る場合に無効にされる。このようにして、アクセスネットワークデバイスは、端末デバイスの実際の通信要件に基づいて、端末デバイスによるブロードキャストサービスの受信を有効又は無効にしてもよく、それにより、ブロードキャストサービスは、端末デバイスがブロードキャストサービスを受信する必要がある場合に提供され、端末デバイスがブロードキャストサービスを受信する必要がない場合に中止され、ブロードキャストサービスの柔軟性を向上させることができる。
【0174】
任意に、第3レスポンスは、第1レスポンスがブロードキャストサービスのコンテキスト情報を更に含むか、あるいは、第1セッション管理ネットワーク要素がブロードキャストサービスのコンテキスト情報を知っている場合に、ブロードキャストサービスのコンテキスト情報を更に含んでもよい。ブロードキャストサービスのコンテキスト情報は、端末デバイスにブロードキャストサービスのデータ伝送サービスを提供するように、リソース、例えば、エアインターフェースリソースを端末デバイスに割り当てるためにアクセスネットワークデバイスによって使用される。
【0175】
リソースは予め設定されてもよく、例えば、リソースプール内のリソースであり、あるいは、端末デバイスがブロードキャストサービスのサービスエリアに入ったことをアクセスネットワークデバイスが認識した後にアクセスネットワークデバイスによって設定されてもよく、例えば、ラジオリソースコントロール(radio resource control,RRC)シグナリングを使用することによって設定されたリソースである。これは、本願のこの実施形態で特に制限されない。
【0176】
他の可能な設計ソリューションでは、バインディング動作は、代替的に、ブロードキャストサービスを管理するセッション管理ネットワーク要素、例えば、第2セッション管理ネットワーク要素によって完了されてもよく、セッション管理ネットワーク要素は、バインディング結果を第1セッション管理ネットワーク要素へ送信する。例えば、第2セッション管理ネットワーク要素は、第2リクエスト内のブロードキャストサービスの識別情報に基づいてブロードキャストサービスのブロードキャストエリア情報を探し、ブロードキャストサービスのブロードキャストエリア情報に基づいて端末デバイスをブロードキャストサービスにバインドし、それから、第1レスポンスを使用することによってバインディング結果を第1セッション管理ネットワーク要素へ送信してもよい。
【0177】
更なる他の可能な設計ソリューションでは、図3に示される通信方法は:第1セッション管理ネットワーク要素が第4リクエストをアクセスネットワークデバイスへ送信することを更に含んでもよい。第4リクエストは、端末デバイスをブロードキャストサービスと関連付けることをアクセスネットワークデバイスに要求するためのものであり、ブロードキャストサービスの識別情報及び/又はブロードキャストエリア情報を含む。具体的に言えば、バインディング動作フェーズで、第1セッション管理ネットワーク要素は、代替的に、ブロードキャストサービスの識別情報及び/又はブロードキャストエリア情報をアクセスネットワークデバイスへ送信してもよく、それにより、アクセスネットワークデバイスが端末デバイスをブロードキャストサービスにバインドする。具体的な実施については、図6から図8のいずれか1つに示される以下の通信方法を参照されたい。詳細はここで再び記載されない。
【0178】
留意すべきは、バインディングプロシージャで、第1セッション管理ネットワーク要素は、代替的に、如何なる情報もアクセスネットワークデバイスへ送信しなくてもよく、例えば、第4リクエストをアクセスネットワークデバイスへ送信しなくてもよい点である。この場合に、第1セッション管理ネットワーク要素は、続く有効化プロシージャで第4リクエストをアクセスネットワークデバイスへ送信してもよい。例えば、第1セッション管理ネットワーク要素は、端末デバイスがブロードキャストサービスのサービスエリアに入る場合に第4リクエストをアクセスネットワークデバイスへ送信する。これは本願のこの実施形態で特に制限されない。
【0179】
図2に示される5Gシステムを参照して、以下は、5Gシステムにおける図3に示される通信方法の具体的な実施について記載するための例として使用される。
【0180】
例えば、図4は、本願の実施形態に係る通信方法の第2の略フローチャートである。通信方法は、図3に示される端末デバイスが、端末デバイスをブロードキャストサービスにバインドすることを無線ネットワークに要求するシナリオに適用されてよい。図3に示される端末デバイスは、図4に示されるUEであってよく、図3に示されるアクセスネットワークデバイスは、図4に示されるRANであってよく、図3に示される第1セッション管理ネットワーク要素は、図4に示されるSMFネットワーク要素であってよく、図3に示される第2セッション管理ネットワーク要素は、図4に示されるB-SMFネットワーク要素であってよく、図3に示される集中記憶ネットワーク要素は、図4に示されるUDRネットワーク要素、UDMネットワーク要素、PCFネットワーク要素、又はNRFネットワーク要素のうちの1つ以上であってよい。更には、図4に示される通信方法は、第1ユーザプレーンネットワーク要素、例えば、UPFネットワーク要素と、第2ユーザプレーンネットワーク要素、例えば、B-UPFネットワーク要素とに更に関係がある。RANは、UEによってアクセスされるアクセスネットワークデバイスであってよく、SMFネットワーク要素は、UEのユニキャストセッションを管理するセッション管理ネットワーク要素であってよく、B-SMFネットワーク要素は、UEがバインドされることを要求するブロードキャストサービスを管理するセッション管理ネットワーク要素であってよく、UPFネットワーク要素は、UEにユニキャストサービスを提供するユーザプレーンネットワーク要素であってよく、B-UPFネットワーク要素は、UEにブロードキャストサービスを提供するユーザプレーンネットワーク要素であってよい。図4に示される通信方法は、図4に示されていない他のアクセスネットワークデバイス及び/又はコアネットワーク要素に更に関係があってもよい。
【0181】
図4に示されるように、通信方法は次のステップを含んでよい。
【0182】
S401:UEがPDUセッションリクエストをSMFネットワーク要素へ送信し、SMFネットワーク要素がPDUセッションリクエストをUEから受信する。
【0183】
PDUセッションリクエストは、UEが関連付けられることを要求するブロードキャストサービスの識別情報を含み、つまり、PDUセッションリクエストは、上記の第1リクエストの機能を実装するためのものである。ブロードキャストサービスの識別情報の具体的な実施については、S301を参照されたい。詳細はここで再び記載されない。
【0184】
任意に、PDUセッションリクエストは、UEの位置を更に含んでもよい。UEの位置は、S408で、UEがブロードキャストサービスのサービスエリアに位置しているかどうかを決定するために、SMFネットワーク要素によって使用されてよい。
【0185】
UEは、代替的に、PDUセッションリクエストでUEの位置を報告せず、他のプロシージャによりUEの位置を報告してもよい、ことが理解されるべきである。例えば、UEは、位置更新レポートによりUEの位置を報告してもよい。UEが無線ネットワークにUEの位置を報告する実施は、本願のこの実施形態で特に制限されない。
【0186】
任意に、UEの位置は、代替的に、RANによって自律的に取得され、例えば、UEによって送信されたアップリンクポジショニング信号を測定することによってRANによって決定されてもよい。次いで、RANは、UEの位置を含むPDUセッションリクエストをSMFネットワーク要素へ転送する。
【0187】
PDUセッションリクエストは、PDUセッション確立リクエスト又はPDUセッション変更リクエストを含んでもよい。例えば、UEは、PDUセッションリクエストをモビリティ管理ネットワーク要素、例えば、AMFネットワーク要素(図4に図示せず)へRANを通じて送信してもよく、それから、モビリティ管理ネットワーク要素はSMFネットワーク要素へのN11リクエストを開始し、ここで、N11リクエストは、PDUセッションリクエストの内容を含む。これは、UEがSMFネットワーク要素へのPDUセッションリクエストを開始するものとしても見なされ得る。
【0188】
留意すべきは、RAN及び/又はモビリティ管理ネットワーク要素は、代替的に、PDUセッションリクエストのイニシエータであってよく、具体的に言えば、RAN及び/又はモビリティ管理ネットワーク要素は、UEがブロードキャストサービスを受信する必要があり得ると、UEがブロードキャストサービスを受信することを許可されていると、及び/又はUEがブロードキャストサービスのサービスエリアに入ったと知っており、RAN及び/又はモビリティ管理ネットワーク要素は、代替的に、SMFネットワーク要素への要求を開始するようUEに取って代わってもよい点である。このようにして、SMFネットワーク要素へ送信される要求メッセージは、PDUセッションリクエスト以外のメッセージであってもよい。要求メッセージの名称、イニシエータ、及び開始理由は、本願のこの実施形態で特に制限されない。
【0189】
S402:SMFネットワーク要素が、ブロードキャストネットワーク要素取得リクエストをUDRネットワーク要素/UDMネットワーク要素/NRFネットワーク要素/PCFネットワーク要素へ送信し、UDRネットワーク要素/UDMネットワーク要素/NRFネットワーク要素/PCFネットワーク要素が、SMFネットワーク要素からブロードキャストネットワーク要素取得リクエストを受信する。
【0190】
ブロードキャストネットワーク要素取得リクエストは、UEが関連付けられることを要求するブロードキャストサービスについて、セッション管理ネットワーク要素、例えば、B-SMFネットワーク要素の識別情報を取得するためのものであってよく、ブロードキャストサービスの識別情報を含んでよく、つまり、ブロードキャストネットワーク要素取得リクエストは、上記の第3リクエストの機能を実装するためのものである。ブロードキャストネットワーク要素取得リクエスト及びB-SMFネットワーク要素の識別情報の具体的な実施については、S302Aを参照されたい。詳細はここで再び記載されない。
【0191】
S403:SMFネットワーク要素は、UDRネットワーク要素/UDMネットワーク要素/NRFネットワーク要素/PCFネットワーク要素からブロードキャストネットワーク要素取得レスポンスを受信する。
【0192】
ブロードキャストネットワーク要素取得レスポンスは、B-SMFネットワーク要素の識別情報を含み、つまり、ブロードキャストネットワーク要素取得レスポンスは、上記の第2レスポンスの機能を実装するためのものである。ブロードキャストネットワーク要素取得レスポンスの具体的な実施については、S302Bを参照されたい。詳細はここで再び記載されない。
【0193】
B-SMFネットワーク要素の識別情報を取得した後、SMFネットワーク要素はS404を実行してよい。SMFネットワーク要素がB-SMFネットワーク要素の識別情報を知っている場合には、S402及びS403は代替的に実行されなくてもよく、S404はS401の後に実行される、ことが理解されるべきである。言い換えると、S402及びS403は、任意のステップと見なされ得る(図4では破線によって示される)。
【0194】
S404:SMFネットワーク要素がセッション確立リクエストをB-SMFネットワーク要素へ送信し、B-SMFネットワーク要素がSMFネットワーク要素からセッション確立リクエストを受信する。
【0195】
セッション確立リクエストは、UEがバインドされることを要求するブロードキャストサービスの識別情報を含む。セッション確立リクエストは、ブロードキャストサービスの識別情報に基づいてブロードキャストサービスのブロードキャストエリア情報を供給することをB-SMFネットワーク要素に要求するためのものであり、つまり、セッション確立リクエストは、上記の第2リクエストの機能を実装するためのものである。
【0196】
任意に、セッション確立リクエストは、RANの識別情報、例えば、RANのIPアドレス、TID、又はTEIDを更に含んでもよい。RANの識別情報は、RANへのユーザプレーン接続を確立することをB-UPFネットワーク要素に要求するためにB-SMFネットワーク要素によって使用され、それにより、B-UPFネットワーク要素はブロードキャストサービスをRANへ送信する。
【0197】
セッション確立リクエストの具体的な実施については、S302での第2リクエスト関連する内容を参照されたい。詳細はここで再び記載されない。
【0198】
S405:B-SMFネットワーク要素が、B-UPFネットワーク要素へのセッション設定プロシージャを開始する。
【0199】
セッション設定プロシージャは、ブロードキャストサービスに対応するブロードキャストセッションリソースを確立するためのもの、例えば、ブロードキャストサービスを伝送するトンネルを確立するためのものであり、それにより、B-UPFネットワーク要素はブロードキャストサービスをRANへ送信する。例えば、B-SMFネットワーク要素は、ブロードキャストサービスを送信するために、RANの識別情報に基づいてB-UPFネットワーク要素からRAN及び/又へのユーザプレーン接続を確立してよい。
【0200】
留意すべきは、S405は、代替的に、ブロードキャストセッションが確立されている場合には、例えば、B-UPFネットワーク要素によってブロードキャストサービスをRANへ送信するために使用されるユーザプレーン接続がS401より前に確立されている場合には、実行されなくてもよい点である。言い換えると、S405は、任意のステップと見なされ得る。
【0201】
S406:B-SMFネットワーク要素がセッション確立レスポンスをSMFネットワーク要素へ送信し、SMFネットワーク要素がセッション確立レスポンスをB-SMFネットワーク要素から受信する。
【0202】
セッション確立レスポンスは、UEがバインドされることを要求するブロードキャストサービスのブロードキャストエリア情報を含み、つまり、セッション確立レスポンスは、上記の第1レスポンスの機能を実装するためのものである。任意に、セッション確立レスポンスは、ブロードキャストサービスのコンテキスト情報を更に含んでもよい。
【0203】
セッション確立レスポンスの具体的な実施については、S303での第1レスポンスの関連する内容を参照されたい。詳細はここで再び記載されない。
【0204】
S407:SMFネットワーク要素がブロードキャストサービスのコンテキスト情報を記憶する。
【0205】
例えば、SMFネットワーク要素は、ブロードキャストサービスのコンテキスト情報をスタンバイ用にローカルキャッシュに格納してよく、それにより、SMFネットワーク要素は、UEがブロードキャストサービスと関連付けられるよう要求するたびに、他のコアネットワーク要素、例えば、B-SMFネットワーク要素、UDRネットワーク要素、UDMネットワーク要素、NRFネットワーク要素、又はPCFネットワーク要素からブロードキャストサービスのコンテキスト情報を一時的に取得する必要がなく、SMFネットワーク要素と他のコアネットワーク要素との間のインタラクションの回数を有効に減らす。これにより、効率が改善される。
【0206】
いくつかの実施で、例えば、SMFネットワーク要素の記憶リソースが不十分である場合に、SMFネットワーク要素は、代替的に、ブロードキャストサービスのコンテキスト情報を記憶せず、UEがブロードキャストサービスと関連付けられるよう要求するときに他のコアネットワーク要素からコンテキスト情報を取得してもよい。言い換えると、S407は、任意のステップと見なされ得る。
【0207】
S408:SMFネットワーク要素が、ブロードキャストサービスのブロードキャストエリア情報に基づいてUEをブロードキャストサービスと関連付ける。
【0208】
SMFネットワーク要素がUEをブロードキャストサービスと関連付けることは:SMFネットワーク要素が、UEにブロードキャストサービスを提供するために、UEをブロードキャストサービスにバインドすることとして理解されてよい。
【0209】
例えば、SMFネットワーク要素は、S401でのUEの位置に基づいて、ブロードキャストサービスのブロードキャストエリア情報によって示されるブロードキャストエリアにUEが位置しているかどうかを決定し、そうである場合に、UEをブロードキャストサービスと関連付けてもよい。
【0210】
S409:SMFネットワーク要素がN2情報をRANへ送信する。
【0211】
N2情報は、ブロードキャストサービスのコンテキスト情報を含む。任意に、N2情報は、アクティベーション指示を更に含んでもよい。言い換えると、N2情報は、上記の第3レスポンスの機能を実装するためのものであってよい。ブロードキャストサービスのコンテキスト情報は、UEにブロードキャストサービスを提供するように、リソース、例えば、エアインターフェースリソースをUEに割り当てるためにRANによって使用される。アクティベーション指示は、ブロードキャストサービスを有効/無効にすることをRANに指示する。具体的な実施については、S304での第3レスポンスの関連する内容を参照されたい。詳細はここで再び記載されない。
【0212】
例えば、SMFネットワーク要素は、モビリティ管理ネットワーク要素を通じてN2情報をRANへ送信してもよく、RANは、モビリティ管理ネットワーク要素を通じてSMFネットワーク要素からN2情報を受信する。モビリティ管理ネットワーク要素は、RANをSMFネットワーク要素へ接続するAMFネットワーク要素であり、N2情報は、上記のN11メッセージ:N1N2メッセージ(Namf_Communication_N1N2MessageTransfer)、PDUセッション更新セッション管理コンテキストレスポンス(Nsmf_PDUSession_UpdataSMContext Response)、又は他の専用メッセージ、のうちのいずれか1つで運ばれてもよい。N11メッセージのタイプは、本願のこの実施形態で特に制限されない。
【0213】
次いで、モビリティ管理ネットワーク要素は、受信されたN2情報をRANへ転送する。N2情報は、次のN2メッセージ:PDUセッションリソース変更(PDU Session Resource Modify)リクエスト、UEコンテキスト変更(UE Context Modification)リクエスト、又は専用のN2メッセージ、のうちのいずれか1つで運ばれてもよい。N2メッセージのタイプは、本願のこの実施形態で特に制限されない。
【0214】
更には、N11メッセージ及びN2メッセージは、N2情報に加えてN1コンテナ(N1 container)を更に運んでもよい。N1コンテナは、UEによって送信されたPDUセッション要求メッセージに対する応答メッセージであり、PDUセッション変更命令メッセージ又はPDUセッション確立受け入れメッセージと実際に命名されている。N1コンテナは、最終的に、N11メッセージ、N2メッセージ、及びRRCメッセージを使用することによってUEへ送信される。
【0215】
S410:RANがRRCメッセージをUEへ送信する。
【0216】
RRCメッセージは、次のメッセージ:RRC接続確立メッセージ、RRC接続再確立メッセージ、RRC接続設定メッセージ、RRC接続再設定メッセージ、などのうちのいずれか1つであってよく、S409でRANによってUEに割り当てられたリソースの設定情報を含んでもよく、例えば、PDUセッション応答メッセージの内容を含んでもよい。
【0217】
S411:ブロードキャストサービスのためのユーザプレーン接続確立プロシージャを実行する。
【0218】
例えば、B-UPFネットワーク要素からRAN及び/又へのユーザプレーン接続へのブロードキャストサービスのためのユーザプレーン接続は、RANと、SMFネットワーク要素と、UPFネットワーク要素と、B-SMFネットワーク要素と、B-UPFネットワーク要素との間のインタラクションにより確立されてよい。
【0219】
留意すべきは、S411でのブロードキャストサービスのためのユーザプレーン接続確立プロシージャは、代替的に、S405で又はS401より前に実行されてもよく、つまり、S411は任意のステップと見なされ得る点である。例えば、S405及びS411は、ブロードキャストサービスのためのユーザプレーン接続確立プロシージャがS401より前に実行される場合には、代替的に、実行されなくてもよく、つまり、S405及びS411は両方とも任意のステップである。同様に、ブロードキャストサービスのためのユーザプレーン接続確立プロシージャがS401より前に実行されない場合、具体的に、図4に示されるUEが、ブロードキャストサービスと関連付けられることを要求する最初のUEである場合には、ブロードキャストサービスのためのユーザプレーン接続確立プロシージャは、代替的に、S405又はS411で実行されてもよい。これは本願のこの実施形態で特に制限されない。
【0220】
更に、S411が実行される必要がある場合に、S411及びS410を実行する順序は本願のこの実施形態で制限されない。
【0221】
例えば、図5は、本願の実施形態に係る通信方法の第3の略フローチャートである。通信方法は、図3に示される端末デバイスが端末デバイスをブロードキャストサービスにバインドすることを無線ネットワークに要求するシナリオに適用されてよい。図3に示される端末デバイスは、図5に示されるUEであってよく、図3に示されるアクセスネットワークデバイスは、図5に示されるRANであってよく、図3に示される第1セッション管理ネットワーク要素は、図5に示されるSMFネットワーク要素であってよく、図3に示される第2セッション管理ネットワーク要素は、図5に示されるB-SMFネットワーク要素であってよく、図3に示される集中記憶ネットワーク要素は、図5に示されるUDRネットワーク要素、UDMネットワーク要素、PCFネットワーク要素、又はNRFネットワーク要素のうちの1つ以上であってよい。更には、図5に示される通信方法は、第1ユーザプレーンネットワーク要素、例えば、UPFネットワーク要素と、第2ユーザプレーンネットワーク要素、例えば、B-UPFネットワーク要素とに更に関係がある。RANは、UEによってアクセスされるアクセスネットワークデバイスであってよく、SMFネットワーク要素は、UEのユニキャストセッションを管理するセッション管理ネットワーク要素であってよく、B-SMFネットワーク要素は、ブロードキャストサービスを管理するセッション管理ネットワーク要素であってよく、UPFネットワーク要素は、UEにユニキャストサービスを提供するユーザプレーンネットワーク要素であってよく、B-UPFネットワーク要素は、UEにブロードキャストサービスを提供するユーザプレーンネットワーク要素であってよい。図5に示される通信方法は、図5に示されていない他のコアネットワーク要素に更に関係があってもよい、ことが理解されるべきである。
【0222】
図5に示されるように、通信方法は次のステップを含んでよい。
【0223】
S500:B-UPFネットワーク要素からRANへのブロードキャストサービスのためのユーザプレーン接続を確立するプロシージャを実行する。RANは、ブロードキャストサービスのコンテキスト情報を記憶する。
【0224】
留意すべきは、B-UPFネットワーク要素からRANへのブロードキャストサービスのためのユーザプレーン接続を確立するプロシージャは、代替的に、その誤動作ステップで、例えば、S508で実行されてもよく、つまり、S500は任意のステップと見なされ得る点である。
【0225】
S501:UEがPDUセッションリクエストをSMFネットワーク要素へ送信し、SMFネットワーク要素がPDUセッションリクエストをUEから受信する。
【0226】
PDUセッションリクエストは、UEが関連付けられることを要求するブロードキャストサービスの識別情報を含み、つまり、PDUセッションリクエストは、上記の第1リクエストの機能を実装するためのものである。ブロードキャストサービスの識別情報の具体的な実施については、S301を参照されたい。詳細はここで再び記載されない。
【0227】
任意に、PDUセッションリクエストは、UEの位置を更に含んでもよい。UEの位置は、S505で、UEがブロードキャストサービスのサービスエリアに位置しているかどうかを決定するためにSMFネットワーク要素によって使用される。UEの位置及びPDUセッションリクエストの具体的な実施については、S401の関連する内容を参照されたい。詳細はここで再び記載されない。
【0228】
S502:SMFネットワーク要素がブロードキャストネットワーク要素取得リクエストをUDRネットワーク要素/UDMネットワーク要素/NRFネットワーク要素/PCFネットワーク要素へ送信し、UDRネットワーク要素/UDMネットワーク要素/NRFネットワーク要素/PCFネットワーク要素がブロードキャストネットワーク要素取得リクエストをSMFネットワーク要素から受信する。
【0229】
ブロードキャストネットワーク要素取得リクエストは、UEがバインドされることを要求するブロードキャストサービスの識別情報を含む。ブロードキャストネットワーク要素取得リクエストは、ブロードキャストサービスの識別情報に基づいてブロードキャストサービスのブロードキャストエリア情報を供給することをUDRネットワーク要素/UDMネットワーク要素/NRFネットワーク要素/PCFネットワーク要素に要求するためのものであり、つまり、ブロードキャストネットワーク要素取得リクエストは、上記の第2リクエストの機能を実装するためのものである。ブロードキャストネットワーク要素取得リクエストの具体的な実施については、S302の第2リクエストの関連する内容を参照されたい。詳細はここで再び記載されない。
【0230】
留意すべきは、UDRネットワーク要素/UDMネットワーク要素/NRFネットワーク要素/PCFネットワーク要素がブロードキャストサービスのブロードキャストエリア情報を有していない場合には、SMFネットワーク要素は更に、最初にB-SMFネットワーク要素の識別情報を取得し、次いでブロードキャストサービスのブロードキャストエリア情報をB-SMFネットワーク要素に要求する必要がある点である。具体的な実施については、S402からS404を参照されたい。詳細はここで再び記載されない。
【0231】
S503:UDRネットワーク要素/UDMネットワーク要素/NRFネットワーク要素/PCFネットワーク要素がブロードキャストネットワーク要素取得レスポンスをSMFネットワーク要素へ送信し、SMFネットワーク要素がブロードキャストネットワーク要素取得レスポンスをUDRネットワーク要素/UDMネットワーク要素/NRFネットワーク要素/PCFネットワーク要素から受信する。
【0232】
ブロードキャストネットワーク要素取得レスポンスは、UEがバインドされることを要求するブロードキャストサービスのブロードキャストエリア情報を含み、つまり、ブロードキャストネットワーク要素取得レスポンスは、上記の第1レスポンスの機能を実装するためのものである。任意に、ブロードキャストネットワーク要素取得レスポンスは、ブロードキャストサービスのコンテキスト情報を更に含んでもよい。ブロードキャストネットワーク要素取得レスポンスの具体的な実施については、S303の第1レスポンスの関連する内容を参照されたい。詳細はここで再び記載されない。
【0233】
S504:SMFネットワーク要素がブロードキャストサービスのコンテキスト情報を記憶する。
【0234】
例えば、SMFネットワーク要素は、ブロードキャストサービスのコンテキスト情報をスタンバイ用にローカルキャッシュに格納してよく、それにより、SMFネットワーク要素は、UEがブロードキャストサービスと関連付けられるよう要求するたびに、他のコアネットワーク要素、例えば、B-SMFネットワーク要素、UDRネットワーク要素、UDMネットワーク要素、NRFネットワーク要素、又はPCFネットワーク要素からブロードキャストサービスのコンテキスト情報を一時的に取得する必要がなく、SMFネットワーク要素と他のコアネットワーク要素との間のインタラクションの回数を有効に減らす。これにより、効率が改善される。
【0235】
SMFネットワーク要素の記憶リソースが不十分である場合に、SMFネットワーク要素は、代替的に、ブロードキャストサービスのコンテキスト情報を記憶せず、UEがブロードキャストサービスと関連付けられるよう要求するときに他のコアネットワーク要素からコンテキスト情報を取得してもよい。言い換えると、S504は、任意のステップと見なされ得る。
【0236】
S505:SMFネットワーク要素が、ブロードキャストサービスのブロードキャストエリア情報に基づいてUEをブロードキャストサービスと関連付ける。
【0237】
SMFネットワーク要素がUEをブロードキャストサービスと関連付けることは:SMFネットワーク要素が、UEにブロードキャストサービスを提供するために、UEをブロードキャストサービスにバインドすることとして理解されてよい。
【0238】
例えば、SMFネットワーク要素は、S501でのUEの位置に基づいて、ブロードキャストサービスのブロードキャストエリア情報によって示されるブロードキャストエリアにUEが位置しているかどうかを決定し、そうである場合に、UEをブロードキャストサービスと関連付けてもよい。
【0239】
S506:SMFネットワーク要素がN2情報をRANへ送信する。
【0240】
S506の具体的な実施については、S409を参照されたい。詳細はここで再び記載されない。
【0241】
S507:RANがRRCメッセージをUEへ送信する。
【0242】
RRCメッセージは、次のメッセージ:RRC接続確立メッセージ、RRC接続再確立メッセージ、RRC接続設定メッセージ、RRC接続再設定メッセージ、などのうちのいずれか1つであってよく、RANによってUEに割り当てられたリソースの設定情報を含んでもよく、例えば、PDUセッション応答メッセージの内容を含んでもよい。
【0243】
S508:ブロードキャストサービスのためのユーザプレーン接続を確立するプロシージャを実行する。
【0244】
例えば、B-UPFネットワーク要素からRANへのブロードキャストサービスのためのユーザプレーン接続は、RANと、SMFネットワーク要素と、UPFネットワーク要素と、B-SMFネットワーク要素と、B-UPFネットワーク要素との間のインタラクションにより確立されてよい。
【0245】
留意すべきは、S508でブロードキャストサービスのためのユーザプレーン接続を確立するプロシージャは、代替的に、S501より前に実行されてもよく、つまり、S508は任意のステップと見なされ得る点である。
【0246】
図3から図5のいずれか1つに示される通信方法に従って、第1セッション管理ネットワーク要素は、端末デバイスが関連付けられることを要求するブロードキャストサービスの識別情報に基づいて第2セッション管理ネットワーク要素からブロードキャストサービスのブロードキャストエリア情報を取得し、ブロードキャストサービスのブロードキャストエリア情報に基づいて端末デバイスをブロードキャストサービスにバインドし得る。このようにして、第1セッション管理ネットワーク要素は、バインディング関係及び既存のユニキャストセッションプロシージャ、例えば、PDUセッションプロシージャに基づいて、端末デバイスにブロードキャストサービスを提供して、5Gシステムにおいて端末デバイスのためのブロードキャストサービスを提供し、5Gシステムで専用のエアインターフェースブロードキャストチャネルを確立せずに既存のエアインターフェースリソースを再利用し得る。これにより、エアインターフェースリソース再利用及び通信効率は改善される。
【0247】
留意すべきは、図3から図5に示される通信方法において、端末デバイスをブロードキャストサービスと関連付ける動作は、コアネットワークデバイスによって完了される点である。動作は、代替的に、アクセスネットワークデバイスによって完了されてもよい、ことが理解されるべきである。以下は、図6から図8を参照して詳細な説明を提供する。
【0248】
例えば、図6は、本願の実施形態に係る通信方法の第4の略フローチャートである。通信方法は、図1又は図2に示されている端末デバイスと無線ネットワークとの間の通信、例えば、端末デバイスをブロードキャストサービスにバインドすることに適用されてよい。無線ネットワークは、アクセスネットワークデバイス及びコアネットワークデバイスを含んでよい。コアネットワークデバイスは、図6に示される第1セッション管理ネットワーク要素を含んでよい。図6に示される通信方法は、図6に示されていない他のコアネットワーク要素に更に関係があってもよい、ことが理解されるべきである。
【0249】
図6に示されるように、通信方法は次のステップを含んでよい。
【0250】
S601:アクセスネットワークデバイスが第4リクエストを受信する。
【0251】
アクセスネットワークデバイスは、端末デバイスに対応するアクセスネットワークデバイスであり、第4リクエストは、端末デバイスが関連付けられることを要求するブロードキャストサービスの識別情報を含む。
【0252】
可能な設計ソリューションで、アクセスネットワークデバイスが第4リクエストを受信するS601は:アクセスネットワークデバイスが第4リクエストを第1セッション管理ネットワーク要素から受信し得ることを含んでもよい。
【0253】
任意に、第4リクエストは、ブロードキャストサービスのブロードキャストエリア情報を更に含んでもよい。
【0254】
更に、第4リクエストは、ブロードキャストサービスの完全なコンテキスト情報、例えば、ブロードキャストサービスを提供するためにアクセスネットワークデバイスによって使用されるユーザプレーン接続の設定情報を更に含んでもよい。
【0255】
例えば、S301からS304を実行するプロセスで、第1セッション管理ネットワーク要素は、第1セッション管理ネットワーク要素が端末デバイスをブロードキャストネットワーク要素と関連付ける動作を実行しないときに、第4リクエスト、例えば、S409又はS506のN2情報をアクセスネットワークデバイスへ送信して、アクセスネットワークデバイスにバインディング動作を行うことを要求してもよい。
【0256】
第1セッション管理ネットワーク要素が端末デバイスをブロードキャストと関連付けると決定した場合に、第1セッション管理ネットワーク要素は、アクティベーション指示を第4リクエストで伝えてもよい、ことが理解されるべきである。言い換えると、第4リクエストは、アクティベーション指示を更に含んでもよい。アクティベーション指示は、ブロードキャストサービスを有効又は無効にするためにアクセスネットワークデバイスによって使用される。例えば、ブロードキャストサービスは、端末デバイスがブロードキャストサービスのサービスエリアに入る場合に有効にされ、端末デバイスがブロードキャストサービスのサービスエリアから出る場合に無効にされる。
【0257】
他の可能な設計ソリューションでは、アクセスネットワークデバイスが第4リクエストを受信するS601は:アクセスネットワークデバイスが第4リクエストを端末デバイスから受信し得ることを含んでもよい。第4リクエストは、端末デバイスが関連付けられることを要求するブロードキャストサービスの識別情報を含み、PDUセッション確立リクエスト又はPDUセッション変更リクエストであってよい。
【0258】
任意に、第4リクエストは、端末デバイスの位置を更に含んでもよい。端末デバイスの位置は、S602で、端末デバイスがブロードキャストサービスのサービスエリアに位置しているかどうかを決定するために第1セッション管理ネットワーク要素によって使用される。端末デバイスの位置を取得する方法については、S301の関連する内容を参照されたい。詳細はここで再び記載されない。
【0259】
S602:アクセスネットワークデバイスがブロードキャストサービスの識別情報に基づいて端末デバイスをブロードキャストと関連付ける。
【0260】
可能な設計ソリューションで、アクセスネットワークデバイスがブロードキャストサービスの識別情報に基づいて端末デバイスをブロードキャストと関連付けるS602は:アクセスネットワークデバイスがブロードキャストサービスの識別情報に基づいてブロードキャストサービスのコンテキスト情報を見つける場合に、アクセスネットワークデバイスが端末デバイスをブロードキャストと関連付けることを含んでもよい。
【0261】
例えば、アクセスネットワークデバイスがブロードキャストサービスの識別情報に基づいてブロードキャストサービスのコンテキスト情報をローカルで見つけることができ、具体的には、端末デバイスがブロードキャストサービスを使用することを許可されていると見なされ得るか、かつ/あるいは、端末デバイスがブロードキャストサービスのサービスエリアに位置している場合に、アクセスネットワークデバイスは端末デバイスをブロードキャストサービスと関連付け得る。
【0262】
具体的に言えば、アクセスネットワークデバイスが、ブロードキャストサービスの識別情報に対応するブロードキャストサービスのコンテキスト情報を見つけることができる場合に、ブロードキャストユーザプレーンネットワーク要素とアクセスネットワークデバイスとの間のブロードキャストデータ伝送チャネルが確立されていると見なすことができ、つまり、アクセスネットワークデバイスはブロードキャストサービスを提供することができる。この場合に、アクセスネットワークデバイスは、端末デバイスにブロードキャストサービスを提供するために、端末デバイスをブロードキャストサービスと関連付け得る。
【0263】
任意に、第4リクエストがブロードキャストサービスのブロードキャストエリア情報を更に含む場合に、アクセスネットワークデバイスがブロードキャストサービスの識別情報に基づいてブロードキャストサービスのコンテキスト情報を見つける場合にアクセスネットワークデバイスが端末デバイスをブロードキャストサービスと関連付けるS602は:アクセスネットワークデバイスがブロードキャストサービスの識別情報に基づいてブロードキャストサービスのコンテキスト情報を見つけ、かつ、端末デバイスがブロードキャストサービスのブロードキャストエリア情報によって示されているブロードキャストエリアに位置していると決定する場合に、アクセスネットワークデバイスが端末デバイスをブロードキャストサービスと関連付けることを含んでもよい。このようにして、アクセスネットワークデバイスによって端末デバイスをブロードキャストサービスにバインドする正確さは、更に改善され得る。
【0264】
例えば、端末デバイスがブロードキャストサービスのブロードキャストエリア情報によって示されているブロードキャストエリアに位置しているとアクセスネットワークデバイスが見つけることは:アクセスネットワークデバイスが、端末デバイスの位置に基づいて、端末デバイスがブロードキャストサービスのサービスエリアに位置しているかどうかを決定することを含んでもよい。
【0265】
更に、ブロードキャストサービスのコンテキスト情報は、リソースを端末デバイスに割り当てるためにアクセスネットワークデバイスによって使用され、それにより、アクセスネットワークデバイスはブロードキャストデータを端末デバイスへ送信する。
【0266】
他の可能な設計ソリューションでは、第4リクエストはアクティベーション指示を更に含んでもよい。アクティベーション指示は、ブロードキャストサービスを有効又は無効にするためにアクセスネットワークデバイスによって使用される。具体的に言えば、コアネットワーク、例えば、第1セッション管理ネットワーク要素が、端末デバイスをブロードキャストサービスと関連付けると決定した場合に、アクセスネットワークデバイスは更に、アクティベーション指示に基づいて端末デバイスのためのブロードキャストサービスを有効/無効にし、例えば、端末デバイスがブロードキャストサービスのブロードキャストエリア情報に入る場合にブロードキャストサービスを有効にし、端末デバイスがブロードキャストサービスのブロードキャストエリア情報から出る場合にブロードキャストサービスを無効にし得る。
【0267】
留意すべきは、S601及びS602のブロードキャストサービスのコンテキスト情報は、S601より前に取得されて、アクセスネットワークデバイスに記憶されてもよく、あるいは、S601の後かつS602より前にコアネットワーク、例えば、第1セッション管理ネットワーク要素、第2セッション管理ネットワーク要素、又は集中記憶ネットワーク要素から取得されてもよい点である。ブロードキャストサービスのコンテキスト情報を取得する方法は、本願のこの実施形態で特に制限されない。
【0268】
例えば、図7は、本願の実施形態に係る通信方法の第5の略フローチャートである。通信方法は、図6に示される端末デバイスが端末デバイスをブロードキャストサービスにバインドすることを無線ネットワークに要求するシナリオに適用されてよい。図6に示される端末デバイスは、図7に示されるUEであってよく、図6に示されるアクセスネットワークデバイスは、図7に示されるRANであってよく、図6に示される第1セッション管理ネットワーク要素は、図7に示されるSMFネットワーク要素であってよい。更には、図7に示される通信方法は、第2セッション管理ネットワーク要素、例えば、B-SMFネットワーク要素、集中記憶ネットワーク要素、例えば、図7に示されるUDRネットワーク要素、UDMネットワーク要素、PCFネットワーク要素、又はNRFネットワーク要素のうちの1つ以上、第1ユーザプレーンネットワーク要素、例えば、UPFネットワーク要素、及び第2ユーザプレーンネットワーク要素、例えば、B-UPFネットワーク要素に更に関係がある。RANは、UEによってアクセスされるアクセスネットワークデバイスであってよく、SMFネットワーク要素は、UEのユニキャストセッションを管理するセッション管理ネットワーク要素であってよく、B-SMFネットワーク要素は、ブロードキャストサービスを管理するセッション管理ネットワーク要素であってよく、UPFネットワーク要素は、UEにユニキャストサービスを提供するユーザプレーンネットワーク要素であってよく、B-UPFネットワーク要素は、UEにブロードキャストサービスを提供するユーザプレーンネットワーク要素であってよい。図7に示される通信方法は、図7に示されていない他のコアネットワーク要素に更に関係があってもよい、ことが理解されるべきである。
【0269】
図7に示されるように、通信方法は次のステップを含んでよい。
【0270】
S700:B-UPFネットワーク要素からRANへのブロードキャストサービスのためのユーザプレーン接続を確立するプロシージャを実行する。RANはブロードキャストサービスのコンテキスト情報を記憶する。
【0271】
留意すべきは、B-UPFネットワーク要素からRANへのブロードキャストサービスのためのユーザプレーン接続を確立するプロシージャは、代替的に、その後の動作ステップで、例えば、S707の後に実行されてもよく、つまり、S700は任意のステップと見なされ得る点である。
【0272】
S701:UEがPDUセッションリクエストをSMFネットワーク要素へ送信し、SMFネットワーク要素がPDUセッションリクエストをUEから受信する。
【0273】
PDUセッションリクエストは、UEが関連付けられることを要求するブロードキャストサービスの識別情報を含み、つまり、PDUセッションリクエストは、上記の第1リクエストの機能を実装するためのものである。ブロードキャストサービスの識別情報の具体的な実施については、S301を参照されたい。詳細はここで再び記載されない。
【0274】
任意に、PDUセッションリクエストはUEの位置を更に含んでもよい。UEの位置は、S706で、UEがブロードキャストサービスのブロードキャストエリア情報に位置しているかどうかを決定するためにRANによって使用される。
【0275】
UEは、代替的に、PDUセッションリクエストでUEの位置を報告せず、他のプロシージャによりUEの位置を報告してもよい、ことが理解されるべきである。例えば、UEは、位置更新レポートでUEの位置を報告してよい。UEがUEの位置をRANに報告する実施は、本願のこの実施形態で特に制限されない。
【0276】
任意に、UEの位置は、代替的に、RANによって自律的に取得され、例えば、UEによって送信されたアップリンクポジショニング信号を測定することによってRANによって決定されてもよい。
【0277】
PDUセッションリクエストの具体的な実施については、S401を参照されたい。詳細はここで再び記載されない。
【0278】
S702:SMFネットワーク要素がブロードキャストネットワーク要素取得リクエストをUDRネットワーク要素/UDMネットワーク要素/NRFネットワーク要素/PCFネットワーク要素へ送信し、UDRネットワーク要素/UDMネットワーク要素/NRFネットワーク要素/PCFネットワーク要素がブロードキャストネットワーク要素取得リクエストをSMFネットワーク要素から受信する。
【0279】
ブロードキャストネットワーク要素取得リクエストは、UEがバインドされることを要求するブロードキャストサービスの識別情報を含む。ブロードキャストネットワーク要素取得リクエストは、ブロードキャストサービスの識別情報に基づいてブロードキャストサービスのブロードキャストエリア情報を供給することをUDRネットワーク要素/UDMネットワーク要素/NRFネットワーク要素/PCFネットワーク要素に要求するためのものであり、つまり、ブロードキャストネットワーク要素取得リクエストは、上記の第2リクエストの機能を実装するためのものである。ブロードキャストネットワーク要素取得リクエストの具体的な実施については、S302の第2リクエストの関連する内容を参照されたい。詳細はここで再び記載されない。
【0280】
留意すべきは、UDRネットワーク要素/UDMネットワーク要素/NRFネットワーク要素/PCFネットワーク要素がブロードキャストサービスのブロードキャストエリア情報を有していない場合に、SMFネットワーク要素は更に、最初にB-SMFネットワーク要素の識別情報を取得し、次いで、ブロードキャストサービスのブロードキャストエリア情報をB-SMFネットワーク要素に要求する必要がある点である。具体的な実施については、S402からS404を参照されたい。詳細はここで再び記載されない。
【0281】
S703:UDRネットワーク要素/UDMネットワーク要素/NRFネットワーク要素/PCFネットワーク要素がブロードキャストネットワーク要素取得レスポンスをSMFネットワーク要素へ送信し、SMFネットワーク要素がブロードキャストネットワーク要素取得レスポンスをUDRネットワーク要素/UDMネットワーク要素/NRFネットワーク要素/PCFネットワーク要素から受信する。
【0282】
ブロードキャストネットワーク要素取得レスポンスは、UEがバインドされることを要求するブロードキャストサービスのブロードキャストエリア情報を含み、つまり、ブロードキャストネットワーク要素取得レスポンスは、上記の第1レスポンスの機能を実装するためのものである。任意に、ブロードキャストネットワーク要素取得レスポンスは、ブロードキャストサービスのコンテキスト情報を更に含んでもよい。ブロードキャストネットワーク要素取得レスポンスの具体的な実施については、S303の第1レスポンスの関連する内容を参照されたい。詳細はここで再び記載されない。
【0283】
S704:SMFネットワーク要素がブロードキャストサービスのコンテキスト情報を記憶する。
【0284】
例えば、SMFネットワーク要素は、ブロードキャストサービスのコンテキスト情報をスタンバイ用にローカルキャッシュに格納してよく、それにより、SMFネットワーク要素は、UEがブロードキャストサービスと関連付けられるよう要求するたびに、他のコアネットワーク要素、例えば、B-SMFネットワーク要素、UDRネットワーク要素、UDMネットワーク要素、NRFネットワーク要素、又はPCFネットワーク要素からブロードキャストサービスのコンテキスト情報を一時的に取得する必要がなく、SMFネットワーク要素と他のコアネットワーク要素との間のインタラクションの回数を有効に減らす。これにより、効率が改善される。
【0285】
SMFネットワーク要素の記憶リソースが不十分である場合に、SMFネットワーク要素は、代替的に、ブロードキャストサービスのコンテキスト情報を記憶せず、UEがブロードキャストサービスと関連付けられるよう要求するときに他のコアネットワーク要素からコンテキスト情報を取得してもよい、ことが理解されるべきである。言い換えると、S704は、任意のステップと見なされ得る。
【0286】
S705:SMFネットワーク要素がN2情報をRANへ送信する。
【0287】
N2情報は、ブロードキャストサービスの識別情報を含み、ブロードキャストサービスの識別情報は、UEをブロードキャストサービスと関連付けるためにRANによって使用される。
【0288】
任意に、N2情報は、ブロードキャストサービスのブロードキャストエリア情報を更に含んでもよく、ブロードキャストサービスのブロードキャストエリア情報は、UEをブロードキャストサービスと関連付けるためにRANによって使用される。
【0289】
言い換えると、本実施形態で、N2情報は、上記の第4リクエストの機能を実装するためのものであってよい。具体的な実施については、S601を参照されたい。詳細はここで再び記載されない。
【0290】
他の可能な設計ソリューションでは、S601の第4リクエストは、代替的に、UEによって開始されるPDUセッションリクエスト、例えば、S701のPDUセッションリクエストであってもよい。PDUセッションリクエストは、ブロードキャストサービスの識別情報を含み、ブロードキャストサービスの識別情報は、UEをブロードキャストサービスと関連付けることをRANに要求するためのものである。
【0291】
S706:RANがブロードキャストサービスの識別情報に基づいてUEをブロードキャストサービスと関連付ける。
【0292】
RANがUEをブロードキャストサービスと関連付けることは:ブロードキャストサービスをUEに提供するために、RANがUEをブロードキャストサービスにバインドすることと見なされてよい。具体的な実施については、S602を参照されたい。詳細はここで再び記載されない。
【0293】
可能な設計ソリューションで、RANがブロードキャストサービスの識別情報に基づいてUEをブロードキャストサービスと関連付けるS706は:RANがブロードキャストサービスの識別情報に基づいてブロードキャストサービスのコンテキスト情報を見つける場合にRANがUEをブロードキャストサービスと関連付けることを含んでもよい。
【0294】
例えば、RANがブロードキャストサービスの識別情報に基づいてブロードキャストサービスのコンテキスト情報をローカルで見つけることができ、具体的に、UEがブロードキャストサービスを使用することを許可されていると見なされ得るか、かつ/あるいは、UEがブロードキャストサービスのサービスエリアに位置している場合に、RANはUEをブロードキャストサービスと関連付け得る。
【0295】
任意に、S705のN2情報がブロードキャストサービスのブロードキャストエリア情報を更に含む場合に、RANがブロードキャストサービスの識別情報に基づいてUEをブロードキャストサービスと関連付けるS706は:RANがブロードキャストサービスの識別情報に基づいてブロードキャストサービスのコンテキスト情報を見つけ、UEがブロードキャストサービスのブロードキャストエリア情報によって示されているブロードキャストエリアに位置していると決定する場合に、RANがUEをブロードキャストサービスと関連付けることを含んでもよい。
【0296】
例えば、RANは、S701で、UEの位置に基づいて、UEがブロードキャストサービスのサービスエリアに位置しているかどうかを決定し得る。
【0297】
RANがブロードキャストサービスのコンテキスト情報をローカルで記憶していない、例えば、RANがS700でブロードキャストサービスのコンテキスト情報を記憶しない場合に、RANは、SMFネットワーク要素からN2情報を受信した後に、ブロードキャストサービスのコンテキスト情報をコアネットワーク、例えば、SMFネットワーク要素、B-SMFネットワーク要素、又は集中記憶ネットワーク要素から取得してもよく、あるいは、ブロードキャストサービスのコンテキスト情報はS705でN2情報に含まれてもよい、ことが理解されるべきである。
【0298】
同様に、RANがブロードキャストサービスのコンテキスト情報をローカルで記憶していない、例えば、RANがS700でブロードキャストサービスのコンテキスト情報を記憶しない場合に、RANは、UEからPDUセッションリクエストを受信した後に、最初に、全てのブロードキャストサービスのコンテキスト情報をコアネットワーク、例えば、SMFネットワーク要素、B-SMFネットワーク要素、又は集中記憶ネットワーク要素から取得し、次いで、UEが関連付けられることを要求するブロードキャストサービスの識別情報に対応するブロードキャストサービスのコンテキスト情報がブロードキャストサービスの取得されたコンテキスト情報の中にあるかどうかを決定してもよい。UEが関連付けられることを要求するブロードキャストサービスの識別情報に対応するブロードキャストサービスのコンテキスト情報がある場合に、RANは、UEを、UEによって要求されているブロードキャストサービスと関連付け得る。
【0299】
更に、ブロードキャストサービスのコンテキスト情報は、リソースをUEに割り当てるためにRANによって使用されてもよい。
【0300】
S707:RANがRRCメッセージをUEへ送信する。
【0301】
RRCメッセージは、次のメッセージ:RRC接続確立メッセージ、RRC接続再確立メッセージ、RRC接続設定メッセージ、RRC接続再設定メッセージ、などのうちのいずれか1つであってよく、S706でRANによってUEに割り当てられたリソースの設定情報を含んでもよく、例えば、PDUセッション応答メッセージの内容を含んでもよい。
【0302】
例えば、図8は、本願の実施形態に係る通信方法の第6の略フローチャートである。通信方法は、図6に示される端末デバイスが端末デバイスをブロードキャストサービスにバインドすることを無線ネットワークに要求するシナリオに適用されてよい。図6に示される端末デバイスは、図8に示されるUEであってよく、図6に示されるアクセスネットワークデバイスは、図8に示されるRANであってよく、図6に示される第1セッション管理ネットワーク要素は、図8に示されるSMFネットワーク要素であってよい。更には、図8に示される通信方法は、第2セッション管理ネットワーク要素、例えば、図8に示されるB-SMFネットワーク要素、集中記憶ネットワーク要素、例えば、図8に示されるUDRネットワーク要素、UDMネットワーク要素、PCFネットワーク要素、又はNRFネットワーク要素のうちの1つ以上、第1ユーザプレーンネットワーク要素、例えば、UPFネットワーク要素、及び第2ユーザプレーンネットワーク要素、例えば、B-UPFネットワーク要素に更に関係がある。RANは、UEによってアクセスされるアクセスネットワークデバイスであってよく、SMFネットワーク要素は、UEのユニキャストセッションを管理するセッション管理ネットワーク要素であってよく、B-SMFネットワーク要素は、UEにブロードキャストサービスを提供するユーザプレーンネットワーク要素であってよい。図8に示される通信方法は、図8に示されていない他のコアネットワーク要素に更に関係があってもよい。
【0303】
図8に示されるように、通信方法は次のステップを含んでよい。
【0304】
S800:B-UPFネットワーク要素からRANへのブロードキャストサービスのためのユーザプレーン接続を確立するプロシージャを実行する。RANはブロードキャストサービスのコンテキスト情報を記憶する。
【0305】
留意すべきは、B-UPFネットワーク要素からRANへのブロードキャストサービスのためのユーザプレーン接続を確立するプロシージャは、代替的に、その後の動作ステップで、例えば、S807の後に実行されてもよく、つまり、S800は任意のステップと見なされ得る点である。
【0306】
S801:UEがPDUセッションリクエストをSMFネットワーク要素へ送信し、SMFネットワーク要素がPDUセッションリクエストをUEから受信する。
【0307】
PDUセッションリクエストは、UEが関連付けられることを要求するブロードキャストサービスの識別情報を含み、つまり、PDUセッションリクエストは、上記の第1リクエストの機能を実装するためのものである。ブロードキャストサービスの識別情報の具体的な実施については、S301を参照されたい。詳細はここで再び記載されない。
【0308】
任意に、PDUセッションリクエストはUEの位置を更に含んでもよい。UEの位置は、S808で、UEがブロードキャストサービスのサービスエリアに位置しているかどうかを決定するためにRANによって使用される。
【0309】
UEは、代替的に、PDUセッションリクエストでUEの位置を報告せず、他のプロシージャによりUEの位置を報告してもよい、ことが理解されるべきである。例えば、UEは、位置更新レポートでUEの位置を報告してよい。UEがUEの位置をRANに報告する実施は、本願のこの実施形態で特に制限されない。
【0310】
任意に、UEの位置は、代替的に、RANによって自律的に取得され、例えば、UEによって送信されたアップリンクポジショニング信号を測定することによってRANによって決定されてもよい。
【0311】
PDUセッションリクエストの具体的な実施については、S401を参照されたい。詳細はここで再び記載されない。
【0312】
S802:SMFネットワーク要素がブロードキャストネットワーク要素取得リクエストをUDRネットワーク要素/UDMネットワーク要素/NRFネットワーク要素/PCFネットワーク要素へ送信し、UDRネットワーク要素/UDMネットワーク要素/NRFネットワーク要素/PCFネットワーク要素がブロードキャストネットワーク要素取得リクエストをSMFネットワーク要素から受信する。
【0313】
ブロードキャストネットワーク要素取得リクエストは、セッション管理ネットワーク要素、例えば、B-SMFネットワーク要素の識別情報を、UEが関連付けられることを要求するブロードキャストサービスのために、取得するためのものであり、ブロードキャストサービスの識別情報を含んでよく、つまり、ブロードキャストネットワーク要素取得リクエストは、S302Aの第3リクエストの機能を実装するためのものである。ブロードキャストネットワーク要素取得リクエスト及びB-SMFネットワーク要素の識別情報の具体的な実施については、S302Aの第3リクエストの関連する内容及び第2セッション管理ネットワーク要素の識別情報を参照されたい。詳細はここで再び記載されない。
【0314】
S803:SMFネットワーク要素がブロードキャストネットワーク要素取得レスポンスをUDRネットワーク要素/UDMネットワーク要素/NRFネットワーク要素/PCFネットワーク要素から受信する。
【0315】
ブロードキャストネットワーク要素取得レスポンスは、B-SMFネットワーク要素の識別情報を含み、つまり、ブロードキャストネットワーク要素取得レスポンスは、S302Bの第2レスポンスの機能を実装するためのものである。ブロードキャストネットワーク要素取得レスポンスの具体的な実施については、S302Bの第2レスポンスの関連する内容を参照されたい。詳細はここで再び記載されない。
【0316】
B-SMFネットワーク要素の識別情報を取得した後、SMFネットワーク要素はS804を実行してもよい。SMFネットワーク要素がB-SMFネットワーク要素の識別情報を知っている場合には、S802及びS803は代替的に実行されなくてもよく、S804はS801の後に実行される、ことが理解されるべきである。言い換えると、このシナリオでは、S802及びS803は、任意のステップと見なされ得る(図8では破線で示される)。
【0317】
S804:SMFネットワーク要素がセッション確立リクエストをB-SMFネットワーク要素へ送信し、B-SMFネットワーク要素がセッション確立リクエストをSMFネットワーク要素から受信する。
【0318】
セッション確立リクエストは、UEがバインドされることを要求するブロードキャストサービスの識別情報を含む。セッション確立リクエストは、ブロードキャストサービスの識別情報に基づいてブロードキャストサービスのブロードキャストエリア情報を供給することをB-SMFネットワーク要素に要求するためのものであり、つまり、セッション確立リクエストは、S302の第2リクエストの機能を実装するためのものである。セッション確立リクエストの具体的な実施については、S302の第2リクエストの関連する内容を参照されたい。詳細はここで再び記載されない。
【0319】
S805:B-SMFネットワーク要素がセッション確立レスポンスをSMFネットワーク要素へ送信し、SMFネットワーク要素がセッション確立レスポンスをB-SMFネットワーク要素から受信する。
【0320】
セッション確立レスポンスは、UEがバインドされることを要求するブロードキャストサービスのコンテキスト情報、例えば、ブロードキャストサービスのブロードキャストエリア情報を含み、つまり、セッション確立レスポンスは、S303の第1レスポンスの機能を実装するためのものである。セッション確立レスポンスの具体的な実施については、S303の第1レスポンスの関連する内容を参照されたい。詳細はここで再び記載されない。
【0321】
S806:SMFネットワーク要素がブロードキャストサービスのコンテキスト情報を記憶する。
【0322】
例えば、SMFネットワーク要素は、ブロードキャストサービスのコンテキスト情報をスタンバイ用にローカルに記憶してもよい。SMFネットワーク要素の記憶リソースが不十分である場合に、SMFネットワーク要素は、代替的に、ブロードキャストサービスのコンテキスト情報を記憶せず、UEがブロードキャストサービスと関連付けられるよう要求するときに他のコアネットワーク要素からコンテキスト情報を取得してもよい、ことが理解されるべきである。言い換えると、S806は、任意のステップと見なされ得る。
【0323】
S807:SMFネットワーク要素がN2情報をRANへ送信する。
【0324】
N2情報は、ブロードキャストサービスの識別情報を含み、ブロードキャストサービスの識別情報は、UEをブロードキャストサービスと関連付けるためにRANによって使用される。
【0325】
任意に、N2情報は、ブロードキャストサービスのブロードキャストエリア情報を更に含んでもよく、ブロードキャストサービスのブロードキャストエリア情報は、UEをブロードキャストサービスと関連付けるためにRANによって使用される。
【0326】
言い換えると、本実施形態で、N2情報は、S601の第4リクエストの機能を実装するためのものであってよい。具体的な実施については、S601を参照されたい。詳細はここで再び記載されない。
【0327】
他の可能な設計ソリューションでは、S601の第4リクエストは、代替的に、UEによって開始されるPDUセッションリクエスト、例えば、S801のPDUセッションリクエストであってもよい。PDUセッションリクエストは、ブロードキャストサービスの識別情報を含み、ブロードキャストサービスの識別情報は、UEをブロードキャストサービスと関連付けることをRANに要求するためのものである。
【0328】
S808:RANがブロードキャストサービスの識別情報に基づいてUEをブロードキャストサービスと関連付ける。
【0329】
RANがUEをブロードキャストサービスと関連付けることは:ブロードキャストサービスをUEに提供するために、RANがUEをブロードキャストサービスにバインドすることと理解され得る。具体的な実施については、S602を参照されたい。詳細はここで再び記載されない。
【0330】
可能な設計ソリューションで、RANがブロードキャストサービスの識別情報に基づいてUEをブロードキャストサービスと関連付けるS808は:RANがブロードキャストサービスの識別情報に基づいてブロードキャストサービスのコンテキスト情報を見つける場合にRANがUEをブロードキャストサービスと関連付けることを含んでもよい。
【0331】
例えば、RANがブロードキャストサービスの識別情報に基づいてブロードキャストサービスのコンテキスト情報をローカルで見つけることができ、具体的に、UEがブロードキャストサービスを使用することを許可されていると見なされ得るか、かつ/あるいは、UEがブロードキャストサービスのサービスエリアに位置している場合に、RANはUEをブロードキャストサービスと関連付け得る。
【0332】
任意に、S807のN2情報がブロードキャストサービスのブロードキャストエリア情報を更に含む場合に、RANがブロードキャストサービスの識別情報に基づいてUEをブロードキャストサービスと関連付けるS808は:RANがブロードキャストサービスの識別情報に基づいてブロードキャストサービスのコンテキスト情報を見つけ、UEがブロードキャストサービスのブロードキャストエリア情報によって示されているブロードキャストエリアに位置していると決定する場合に、RANがUEをブロードキャストサービスと関連付けることを含んでもよい。
【0333】
例えば、RANは、S801で、UEの位置に基づいて、UEがブロードキャストサービスのサービスエリアに位置しているかどうかを決定し得る。
【0334】
RANがブロードキャストサービスのコンテキスト情報をローカルで記憶していない、例えば、RANがS800でブロードキャストサービスのコンテキスト情報を記憶しない場合に、RANは、SMFネットワーク要素からN2情報を受信した後に、ブロードキャストサービスのコンテキスト情報をコアネットワーク、例えば、SMFネットワーク要素、B-SMFネットワーク要素、又は集中記憶ネットワーク要素から取得してもよく、あるいは、ブロードキャストサービスのコンテキスト情報はS807でN2情報に含まれてもよい、ことが理解されるべきである。
【0335】
同様に、RANがブロードキャストサービスのコンテキスト情報をローカルで記憶していない、例えば、RANがS800でブロードキャストサービスのコンテキスト情報を記憶しない場合に、RANは、UEからPDUセッションリクエストを受信した後に、最初に、全てのブロードキャストサービスのコンテキスト情報をコアネットワーク、例えば、SMFネットワーク要素、B-SMFネットワーク要素、又は集中記憶ネットワーク要素から取得し、次いで、UEが関連付けられることを要求するブロードキャストサービスの識別情報に対応するブロードキャストサービスのコンテキスト情報がブロードキャストサービスの取得されたコンテキスト情報の中にあるかどうかを決定してもよい。UEが関連付けられることを要求するブロードキャストサービスの識別情報に対応するブロードキャストサービスのコンテキスト情報がある場合に、RANは、UEを、UEによって要求されているブロードキャストサービスと関連付け得る。
【0336】
更に、ブロードキャストサービスのコンテキスト情報は、リソースをUEに割り当てるためにRANによって使用されてもよい。
【0337】
S809:RANがRRCメッセージをUEへ送信する。
【0338】
RRCメッセージは、次のメッセージ:RRC接続確立メッセージ、RRC接続再確立メッセージ、RRC接続設定メッセージ、RRC接続再設定メッセージ、などのうちのいずれか1つであってよく、S808でRANによってUEに割り当てられたリソースの設定情報を含んでもよく、例えば、PDUセッション応答メッセージの内容を含んでもよい。
【0339】
留意すべきは、B-UPFネットワーク要素からRANへのユーザプレーン接続がS800で確立されない場合に、ユーザプレーン接続はその後のステップで、例えば、S809の後に確立されてもよい点である。これは本願のこの実施形態で特に制限されない。
【0340】
図6から図8のいずれか1つに示される通信方法に従って、アクセスネットワークデバイスは、ブロードキャストサービスの識別情報に基づいて端末デバイスをブロードキャストサービスにバインドし得る。このようにして、ブロードキャストユーザプレーンネットワーク要素とアクセスネットワークデバイスとの間のブロードキャストデータ伝送チャネルが確立されている場合に、アクセスネットワークデバイスが、ブロードキャストサービスを管理するセッション管理ネットワーク要素の代わりに、端末デバイスにブロードキャストサービスを提供すべきかどうかを決定してもよく、それにより、アクセスネットワークデバイスとコアネットワークとの間のシグナリング交換を減らすことができ、無線ネットワークによって端末デバイスにブロードキャストサービスを提供する効率は向上する。
【0341】
留意すべきは、端末デバイスをブロードキャストとどのように関連付けるか、つまり、関連付けプロシージャは、図3から図8のいずれか1つに示される通信方法に記載されている点である。関連付けプロシージャに加えて、有効化/無効化動作が更に、ブロードキャストサービスのデータ伝送を有効/無効にするために、要求されているブロードキャストサービスに対して実行される必要がある。言い換えると、有効化プロシージャが更に実行される必要がある。
【0342】
可能な設計ソリューションで、有効化プロシージャ及び関連付けプロシージャは、実行のために結合されてもよい。詳細については、図3から図8のアクティベーション指示の関連する内容を参照されたい。詳細はここで再び記載されない。
【0343】
他の可能な設計ソリューションでは、有効化プロシージャ及び関連付けプロシージャは、代替的に、別々に実行されてもよい。言い換えると、有効化プロシージャは、代替的に、関連付けプロシージャから切り離されてもよい。具体的に、関連付けプロシージャは、有効化プロシージャより前に実行されてよい。例えば、図3から図8のいずれか1つに示される関連付けプロシージャは、端末デバイスがブロードキャストサービスのサービスエリアの外に位置しているか、又は端末デバイスがアイドル状態若しくは非作動状態にあるときに、起こり得る。次いで、端末デバイスがブロードキャストサービスのサービスエリアに入り、かつ/あるいは、端末デバイスがコネクテッド状態に入ると、言い換えると、端末デバイスがブロードキャストを受信する必要があるとき、ブロードキャストサービスは有効にされ、具体的には、ブロードキャストサービスのデータ伝送が有効になる。更に、端末デバイスがブロードキャストサービスのサービスエリアから離れ、かつ/あるいは、端末デバイスがコネクテッド状態から脱すると、言い換えると、端末デバイスがブロードキャストサービスを受信する必要がないとき、ブロードキャストサービスは無効にされてよく、具体的には、ブロードキャストサービスのデータ伝送が無効になる。
【0344】
留意すべきは、図3から図8のいずれか1つに示される通信方法において、端末デバイスをブロードキャストサービスと関連付けること又は端末デバイスをブロードキャストにバインドすることは、ブロードキャストサービスに対して潜在的な又は実際的な必要性を持っている端末デバイスを無線ネットワークに通知すること、例えば、端末デバイスの識別情報を、無線ネットワーク内にあってブロードキャストサービス管理及びデータ伝送に関与するネットワークデバイス、例えば、ブロードキャストサービスを管理するセッション管理ネットワーク要素、ブロードキャストサービスを提供するユーザプレーンネットワーク要素、又はブロードキャストサービスのサービスエリア内のアクセスネットワークデバイスへ送信すること、と理解され得る点である。
【0345】
更に、上記の関連付け又はバインディングプロシージャにおいて、ブロードキャストサービスを受信するためのリソースが端末デバイスためにリザーブされてもよい。例えば、RANは、端末デバイスのためのブロードキャストリソースを事前設定することを、アクティベーション指示を使用することによって要求される。代替的に、リソースはリザーブされなくてもよく、リソースは、端末デバイスが実際に必要としているときに割り当てられる。例えば、ブロードキャストリソースは、図9から図15の有効化プロシージャで端末デバイスに割り当てられる。言い換えると、上記のバインディングプロシージャ及び下記の有効化プロシージャは結合されても、あるいは、別々に実行されても、つまり、切り離されてもよい。これは本願のこの実施形態で特に制限されない。
【0346】
また更に、端末デバイスがブロードキャストサービスを受信中である場合に、端末デバイスがブロードキャストサービスを受信する必要がなくなると、例えば、端末デバイスがブロードキャストサービスのサービスエリアから離れているか、あるいは、端末デバイスがコネクテッド状態から脱しているとき、図9から図15のいずれか1つに示される有効化プロシージャが、ブロードキャストサービスを無効にするために、例えば、端末デバイスに設定されたリソースを解放するために、実行されてよい。
【0347】
図9から図15を参照して、以下は、図3から図8に示される関連付けプロシージャから切り離されているブロードキャストサービスのための有効化プロシージャについて詳細に記載する。
【0348】
例えば、図9は、本願の実施形態に係る通信方法の第7の略フローチャートである。通信方法は、図1又は図2に示される端末デバイスと無線ネットワークとの間の通信、例えば、端末デバイスのためのブロードキャストサービスを有効/無効にすること、に適用されてよい。無線ネットワークは1つ以上のネットワークデバイスを含み得る。図9に示される通信方法は、図9に示されていない他のネットワークデバイスに更に関係があってもよい、ことが理解されるべきである。
【0349】
図9に示されるように、通信方法は次のステップを含む。
【0350】
S901:第1デバイスが第1メッセージを第2デバイスへ送信し、第2デバイスが第1メッセージを第1デバイスから受信する。
【0351】
第1メッセージは、次の:ブロードキャストサービスのブロードキャストエリア情報、ブロードキャストサービスの識別情報、端末デバイスの位置情報、又は端末デバイスのステータス情報、のうちの1つ以上を含み、第1メッセージは、端末デバイスのためのブロードキャストサービスを有効又は無効にすることを第2デバイスに要求するためのものである。
【0352】
ブロードキャストサービスのブロードキャストエリア情報、ブロードキャストサービスの識別情報、及び端末デバイスの位置情報の具体的な実施については、図3から図8に示されている通信方法を参照されたい。詳細はここで再び記載されない。
【0353】
例えば、端末デバイスのステータス情報は、端末デバイスの動作ステータスであり、次の:アイドル状態、非作動状態、及びコネクテッド状態のうちの1つを含み得る。コネクテッド状態は、端末デバイスが特定のサービス、例えば、ユニキャストサービス、マルチキャストサービス、又はブロードキャストサービスを有している動作状態である。アイドル状態及び非作動状態は、端末デバイスが特定のサービスを有していない動作状態である。
【0354】
可能な設計ソリューションで、第1メッセージが端末デバイスのためのブロードキャストサービスを有効又は無効にすることを第2デバイスに要求するためのものであることは:第1条件が満足される場合に、第1メッセージが端末デバイスのためのブロードキャストサービスを有効にすることを第2デバイスに要求するためのものであることを含んでよい。第1条件は、次の:端末デバイスがコネクテッド状態に入ること、端末デバイスがブロードキャストサービスのブロードキャストエリア情報によって示されているブロードキャストエリアに位置していること、又は端末デバイスがブロードキャストサービスと関連付けられていること、のうちの1つ以上を含む。このようにして、端末デバイスが第1条件を満足する場合に、ブロードキャストサービスは有効にされてよく、例えば、リソースが端末デバイスに設定され、端末デバイスは、ブロードキャストサービスの信頼性を確かにするために、ブロードキャストサービスを受信するよう指示される。
【0355】
例えば、端末デバイスがコネクテッド状態に入ることは、端末デバイスがブロードキャストサービスを受信するためにアイドル状態又は非作動状態からコネクテッド状態に入ることを意味する。端末デバイスがブロードキャストサービスのサービスエリアに位置していることは、端末デバイスがブロードキャストサービスのサービスエリアの外からブロードキャストサービスのサービスエリアに入ることを意味するか、あるいは、端末デバイスが電源をオンされるか若しくはブロードキャストサービスのサービスエリア内でオフラインモードを無効にすることを意味する。端末デバイスがブロードキャストサービスと関連付けられていることは、端末デバイスとブロードキャストサービスとの間のバインディング関係が確立されていることを意味する。
【0356】
他の可能な設計ソリューションでは、第1メッセージが端末デバイスのためのブロードキャストサービスを有効又は無効にすることを第2デバイスに要求するためのものであることは:第2条件が満足される場合に、第1メッセージが端末デバイスのためのブロードキャストサービスを無効にすることを第2デバイスに要求するためのものであることを含んでよい。第2条件は、次の:端末デバイスがコネクテッド状態から脱すること、端末デバイスがブロードキャストサービスのブロードキャストエリア情報によって示されているブロードキャストエリアの外に位置していること、又は端末デバイスがブロードキャストサービスと関連付けられていないこと、のうちの1つ以上を含む。このようにして、端末デバイスが第2条件を満足する場合に、ブロードキャストサービスは無効にされてよく、例えば、端末デバイスは、端末デバイスの電力消費を削減するために、ブロードキャストサービスを受信することを止め、リソースを解放するよう指示される。
【0357】
例えば、端末デバイスがコネクテッド状態から脱することは、端末デバイスがコネクテッド状態からアイドル状態又は非作動状態には言って、ブロードキャストサービスを受信するのを止めることを意味する。端末デバイスがブロードキャストサービスのサービスエリアの外に位置していることは、端末デバイスがブロードキャストサービスのサービスエリアの中からブロードキャストサービスのサービスエリアの外に入り、例えば、ブロードキャストサービスのサービスエリア外のセルへハンドオーバされることを意味するか、あるいは、端末デバイスが電源をオフされるか若しくはブロードキャストサービスのサービスエリア内でオフラインモードを有効にすることを意味する。端末デバイスがブロードキャストサービスと関連付けられていないことは、端末デバイスとブロードキャストサービスとの間のバインディング関係がキャンセルされたことを意味する。
【0358】
留意すべきは、バインディング関係は、図3から図8のいずれか1つに示されている通信方法におけるバインディングプロシージャにより確立されてよく、あるいは、他のバインディングプロシージャにより確立されてもよい点である。これは本願のこの実施形態で特に制限されない。
【0359】
言い換えると、第1条件又は第2条件の決定結果に基づいて、ブロードキャストサービスを有効又は無効にすると決定されてよく、具体的に、ブロードキャストサービスのアクティベーション指示は、第1デバイスと第2デバイスとの間で伝送されるデータの量を減らすよう、暗黙的に実装され得る。これにより効率が改善される。アクティベーション指示は、ブロードキャストサービスを有効又は無効にすることを示す。
【0360】
ブロードキャストサービスのためのアクティベーション指示は、代替的に、明示的に実装されてもよい、ことが理解されるべきである。例えば、第1メッセージは、アクティベーション指示を運ぶフィールドを含んでもよい。従って、任意に、第1メッセージは第1情報を更に含んでもよい。第1情報は第1デバイスによって決定され、端末デバイスのためのブロードキャストサービスを有効又は無効にすることを第2デバイスに要求するためのものである。このようにして、第1デバイスは、ブロードキャストサービスを有効にすべきかどうかを自律的に決定し、次いで、有効化動作又は無効化動作を完了すること、例えば、リソースを設定又は解放することを第2デバイスに要求してよい。
【0361】
代替的に、任意に、第1メッセージが端末デバイスのためのブロードキャストサービスを有効又は無効にすることを第2デバイスに要求するためのものであることは、第1メッセージが端末デバイスのためのブロードキャストサービスを有効又は無効にすると決定することを第2デバイスに要求するためのものであることを含んでよい。このようにして、第1デバイスは、代替的に、ブロードキャストサービスを有効にすべきかどうかを決定することを、及び決定の結果に基づいてリソースを設定又は解放することを第2デバイスに要求してもよい。
【0362】
任意に、第1デバイスが第1メッセージを第2デバイスへ送信し、第2デバイスが第1メッセージを第1デバイスから受信するS901より前に、図9に示される通信方法は:第2デバイスが第3メッセージを第1デバイスへ送信し、第1デバイスが第3メッセージを受信することを更に含んでもよい。第3メッセージは、次の、ブロードキャストサービスのブロードキャストエリア情報又はブロードキャストサービスの識別情報、のうちの一方又は両方を含んでよい。具体的に言えば、第1デバイスは、ブロードキャストサービスの関連情報を前もって取得してもよい。例えば、端末デバイスは、図3から図8のいずれか1つに示されているバインディングプロシージャにおけるRRCメッセージを使用することによって、ブロードキャストサービスの関連情報を受信してもよく、それにより、端末デバイスは自律的に、有効化を実行すべきかどうかを決定し、あるいは、必要に応じて、端末デバイスは、有効化を実行すべきかどうかを決定することを第2デバイスに要求するよう、ブロードキャストサービスの関連情報を供給する。
【0363】
例えば、第1デバイスは、端末デバイス又は第1アクセスネットワークデバイスであってよい。第1アクセスネットワークデバイスは、端末デバイスに対応するサービングアクセスネットワークデバイス、例えば、RANであってよく、あるいは、ソースアクセスネットワークデバイス、例えば、S-RANであってもよい。相応して、第2デバイスは、次の、第2アクセスネットワークデバイス、第1モビリティ管理ネットワーク要素、第1セッション管理ネットワーク要素、又は第2セッション管理ネットワーク要素、のうちの1つ以上を含んでよい。第2アクセスネットワークデバイスは、端末デバイスに対応するサービングアクセスネットワークデバイス、例えば、RANであってよく、あるいは、ターゲットアクセスネットワークデバイス、例えば、T-RANであってもよい。第1セッション管理ネットワーク要素は、端末デバイスのユニキャストセッションを管理するセッション管理ネットワーク要素、例えば、SMFネットワーク要素であってよい。第2セッション管理ネットワーク要素は、ブロードキャストサービスを管理するセッション管理ネットワーク要素、例えば、B-SMFネットワーク要素であってよい。第1モビリティ管理ネットワーク要素は、端末デバイスに対してモビリティ管理及びアクセス管理を実行するモビリティ管理ネットワーク要素、例えば、AMFネットワーク要素であってよい。
【0364】
例えば、第1メッセージは、次のメッセージ:アップリンク非アクセス層(non-access stratum,NAS)メッセージ、位置サブスクリプション応答、登録要求(registration request)、ハンドオーバ要求(handover request)、又はサービス要求(service request,SR)、のうちの1つであってよい。
【0365】
S902:第2デバイスが第2メッセージを第1デバイスへ送信し、第1デバイスが第2メッセージを第2デバイスから受信する。
【0366】
第2メッセージは、ブロードキャストサービスを受信するよう又は受信しないよう端末デバイスを設定することを第1デバイスに指示し、また、第1メッセージに基づいて決定される。
【0367】
留意すべきは、ブロードキャストサービスを受信するよう端末デバイスを設定することは、ブロードキャストデータを受信するためのものであるエアインターフェースリソース及びセッションリソースを端末デバイスに設定することを意味し、ブロードキャストサービスを受信しないよう端末デバイスを設定することは、ブロードキャストデータを受信するためのものであるエアインターフェースリソース及びセッションリソースを端末デバイスに設定しないことを意味する。具体的な実施は、端末デバイスの実際の要件に基づいて決定されてよい。例えば、端末デバイスがブロードキャストサービスのサービスエリアに位置しているか、かつ/あるいは、端末デバイスがコネクテッド状態に入るとき、端末デバイスは、ブロードキャストサービスを受信するよう構成され、そうでない場合には、端末デバイスは、ブロードキャストサービスを受信しないよう構成されてよい。
【0368】
例えば、第2メッセージは、次の:N2情報、RRCメッセージ、又はハンドオーバコマンド(handover command)、のうちの1つ以上であってよい。
【0369】
可能な設計ソリューションで、第1デバイスが端末デバイスのためのブロードキャストサービスを有効又は無効にすると決定した場合に、第1デバイスは、第1メッセージまたは第1メッセージ内のアクティベーション指示を使用することによって、ブロードキャストサービスを有効/無効にする動作を完了すること、例えば、ブロードキャストサービスに対応するセッションリソースを確立又は解放することを第2デバイスに要求してよい。相応して、第2デバイスは、端末デバイスに対して、暗黙的又は明示的なアクティベーション及びブロードキャストサービスの関連情報に基づいて、ブロードキャストサービスに対応するセッションリソースを確立又は解放し、そして、第2メッセージを使用することによって、端末デバイスに対してブロードキャストサービスに対応するエアインターフェースリソースを確立又は解放することを第1デバイスに指示してよい。
【0370】
他の可能な設計ソリューションでは、第1デバイスが、端末デバイスのためのブロードキャストサービスを有効又は無効にすると決定することを第2デバイスに要求するために、第1メッセージを使用することによって、ブロードキャストサービスの関連情報しか供給しない場合には、第2デバイスは、第1メッセージで運ばれたブロードキャストサービスの関連情報に基づいて、端末デバイスのためのブロードキャストサービスを有効又は無効にすると決定し、端末デバイスに対して決定結果に基づいて、ブロードキャストサービスに対応するセッションリソースを確立又は解放し、そして、第2メッセージを使用することによって、端末デバイスに対してブロードキャストサービスに対応するエアインターフェースリソースを確立又は解放することを第1デバイスに指示してもよい。
【0371】
第1デバイス及び第2デバイスのデバイスタイプ並びにそれらの間のインタラクションプロシージャと、第1メッセージ及び第2メッセージのメッセージタイプ及びメッセージ名とは、図9に示される通信方法で変化してもよい、ことが理解されるべきである。具体的な実施については、図10から図15に示される以下の通信方法を参照されたい。詳細はここで再び記載されない。
【0372】
図2に示されている5Gシステムを参照して、以下は、5Gシステムにおける図9に示される通信方法の具体的な実施について記載する。
【0373】
例えば、図10は、本願の実施形態に係る通信方法の第8の略フローチャートである。通信方法は、端末デバイスのためのブロードキャストサービスを有効又は無効にするために、図9に示されている第1デバイス及び第2デバイスの間の通信に適用されてよい。図9に示される第1デバイスは、図10に示されるUEであってよく、図9に示される第2デバイスは、図10に示されるSMFネットワーク要素であってよい。更には、図10に示される通信方法は、RAN、B-SMFネットワーク要素、UPFネットワーク要素、B-UPFネットワーク要素、及びUDRネットワーク要素、UDMネットワーク要素、PCFネットワーク要素、又はNRFネットワーク要素のうちの1つ以上に更に関係がある。UEは、ブロードキャストサービスと関連付けられている端末デバイスであってよく、SMFネットワーク要素は、UEのユニキャストセッションを管理するセッション管理ネットワーク要素であってよく、RANは、UEによってアクセスされるサービングアクセスネットワークデバイスであってよく、B-SMFネットワーク要素は、UEにバインドされているブロードキャストサービスを管理するセッション管理ネットワーク要素であってよく、B-UPFネットワーク要素は、ブロードキャストサービスを提供するユーザプレーンネットワーク要素であってよい。図10に示される通信方法は、図10に示されていない他のアクセスネットワークデバイス及び/又はコアネットワーク要素に更に関係があってもよい、ことが理解されるべきである。
【0374】
図10に示されるように、通信方法は次のステップを含んでよい。
【0375】
S1000:UEをブロードキャストサービスと関連付ける。このとき、ブロードキャストサービスは有効ではない。
【0376】
例えば、UEをブロードキャストサービスと関連付けることは、UEのユニキャストセッション、例えば、PDUセッションをブロードキャストサービスと関連付け、つまり、UEのユニキャストセッションリソースをブロードキャストサービスとバインドして、ブロードキャストサービスがUEのユニキャストセッションにより伝送され得るようにすることであってよい。
【0377】
更に、ブロードキャストサービスが有効でないとは、ブロードキャストサービスのデータ伝送が有効にされていないことを意味する。例えば、UEはブロードキャストサービスのサービスエリアの外に位置しているか、電源をオフされているか、あるいは、アイドル状態又は非作動状態にあるので、UEは、ブロードキャストサービスを受信することができないか、あるいは、ブロードキャストサービスを受信する必要がない。その結果、ブロードキャストサービスを有効にする必要がない。
【0378】
任意に、RANはRRCメッセージをUEへ送信し、UEはRRCメッセージをRANから受信する。
【0379】
RRCメッセージは、PDUセッションレスポンスの中身、例えば、ブロードキャストサービスのブロードキャストエリア情報を含んでもよい。RRCメッセージは、ブロードキャストサービスの識別情報、エアインターフェースリソースの設定情報、などを更に含んでもよい。このようにして、ブロードキャストサービスによって必要とされるリソースはUEのために事前設定されてよく、それにより、ブロードキャストサービスは、UEがブロードキャストサービスを受信する必要があるときに、事前設定されたリソースに基づいて有効にされ得、有効化の効率は改善される。
【0380】
留意すべきは、S1000は、図3から図8のいずれか1つに示されている通信方法に従って実装されてもよく、あるいは、他のバインディングプロシージャにより実装されてもよい点である。これは本願のこの実施形態で特に制限されない。
【0381】
S1001:UEがブロードキャストサービスを有効にすると決定する。
【0382】
具体的に、上記の第1条件が満たされる場合に、UEはブロードキャストサービスを有効にすると決定する。
【0383】
任意に、UEがブロードキャストサービスのサービスエリアに位置している場合に、UEはブロードキャストサービスを有効にすると決定する。言い換えると、UEは、UEの現在地に基づいて、UEがブロードキャストサービスのサービスエリアに位置しているかどうかを決定し、そうである場合に、ブロードキャストサービスを有効にすると決定し得る。
【0384】
更に、UEは、ブロードキャストサービスの識別情報を参照して、ブロードキャストサービスを有効にすべきかどうかを決定してもよい。例えば、UEがブロードキャストサービスのサービスエリアに位置しており、かつ、UEがブロードキャストサービスを受信する必要がある場合に、UEは、ブロードキャストサービスが有効にされる必要があると決定する。
【0385】
任意に、UEがブロードキャストサービスにバインドされていることをUEが認識している場合に、UEはブロードキャストサービスを有効にすると決定する。
【0386】
任意に、UEがコネクテッド状態に入る場合に、例えば、UEがアイドル状態又は非作動状態からコネクテッド状態に入る場合に、UEはブロードキャストサービスを有効にすると決定する。
【0387】
留意すべきは、上記の第1条件に含まれている複数の条件は、有効化を実行すべきかどうかを決定する正確さを更に改善するために、代替的に、組み合わせて使用されてもよい点である。例えば、UEがブロードキャストサービスと関連付けられており、かつ、UEがブロードキャストサービスのサービスエリアに位置している場合に、UEはブロードキャストサービスを有効にすると決定する。
【0388】
S1002:UEがアップリンクNASメッセージをSMFネットワーク要素へ送信し、SMFネットワーク要素がアップリンクNASメッセージをUEから受信する。
【0389】
アップリンクNASメッセージは、ブロードキャストサービスの識別情報を含む。任意に、アップリンクNASメッセージは、UEの位置を更に含んでもよく、それにより、SMFネットワーク要素は、UEのための有効化動作を完了し、例えば、B-UPFネットワーク要素からRANへのブロードキャストデータ伝送トンネルをUEに対して設定する。言い換えると、アップリンクNASメッセージは、図9に示されている通信方法での第1メッセージの機能を実装するためのものである。
【0390】
留意すべきは、アップリンクNASメッセージはサービス要求メッセージであってよく、あるいは、他のタイプのNASメッセージ出会ってもよい点である。これは本願のこの実施形態で特に制限されない。
【0391】
例えば、UEは、RAN及びAMFネットワーク要素(図10に図示せず)を通じてSMFネットワーク要素へアップリンクNASメッセージを送信してもよい。
【0392】
S1003:SMFネットワーク要素がブロードキャストサービスを有効にすると決定する。
【0393】
SMFネットワーク要素がブロードキャストサービスを有効にすると決定する具体的な実施については、S1001でのUEの関連する内容を参照されたい。詳細はここで再び記載されない。
【0394】
例えば、SMFネットワーク要素は、SMFネットワーク要素にローカルで記憶されているブロードキャストサービスのコンテキスト情報を参照して決定を行ってもよい。ブロードキャストサービスのコンテキスト情報の内容及び取得方法については、図3から図8のいずれか1つに示されている通信方法の関連する内容を参照されたい。詳細はここで再び記載されない。
【0395】
UEが、S1001で、有効化を実行すべきかどうかを決定している場合に、SMFネットワーク要素は、代替的に、S1003を実行せず、アップリンクNASメッセージに基づきS1004を実行してもよい、ことが理解されるべきである。言い換えると、S1003は、任意のステップと見なされ得る。
【0396】
S1004:SMFネットワーク要素がN2情報をRANへ送信し、RANがN2情報をSMFネットワーク要素から受信する。
【0397】
N2情報は、ブロードキャストサービスのコンテキスト情報、例えば、B-UPFネットワーク要素からRANまでであってブロードキャストサービスを伝送するトンネルに関する情報を含み、それにより、RANは、ブロードキャストサービスを受信するエアインターフェースリソースをUEに設定する。
【0398】
SMFネットワーク要素がN2情報をRANへ送信するS1004の具体的な実施については、S409を参照されたい。詳細はここで再び記載されない。
【0399】
S1005:RANがRRCメッセージをUEへ送信し、UEがRRCメッセージをRANから受信する。
【0400】
RRCメッセージは、ブロードキャストサービスのコンテキスト情報に基づいてUEに対してRANによって設定され、ブロードキャストデータを受信するためのものあるエアインターフェースリソースに関する情報を含む。
【0401】
留意すべきは、S1004のN2情報及びS1005のRRCメッセージは、S1002のアップリンクNASメッセージに対する応答メッセージと見なされてよく、図9に示されている通信方法における第2メッセージの機能を実装するためのものである点である。
【0402】
S1006:ブロードキャストサービスのためのユーザプレーン接続確立プロシージャを実行する。
【0403】
具体的に、ブロードキャストサービスのためのユーザプレーン接続確立プロシージャは、B-UPFネットワーク要素からRANへのユーザプレーン接続を確立すること、例えば、ブロードキャストデータ伝送トンネルを確立することを含んでよい。
【0404】
留意すべきは、S1006は、B-UPFネットワーク要素からRANへのユーザプレーン接続が既に存在する場合には、例えば、ユーザプレーン接続がRANのカバレッジ内の他のUEのために以前に確立されている場合には、リソースを節約するために、実行される必要がない点である。言い換えると、S1006は、任意のステップと見なされ得る。
【0405】
更に、ブロードキャストサービスがUEに対して有効にされている場合に、S901の第2条件が満たされるとき、UEは、ブロードキャストサービスを無効にすることを無線ネットワークデバイスに要求し、例えば、B-UPFネットワーク要素からRANへのユーザプレーン接続、エアインターフェースリソース、などを解放することを要求してよい。詳細については、上記の有効化動作の関連する内容を参照されたい。詳細はここで再び記載されない。
【0406】
SMFネットワーク要素によってS1003でブロードキャストサービスを有効にすると決定する動作は、代替的に、B-SMFネットワーク要素によって完了されてもよい、ことが理解されるべきである。以下は、詳細な説明を提供する。
【0407】
例えば、図11は、本願の実施形態に係る通信方法の第9の略フローチャートである。通信方法は、端末デバイスのためのバインドされているブロードキャストサービスを有効/無効にするために、図9に示されている第1デバイス及び第2デバイスの間の通信に適用されてよい。図9に示される第1デバイスは、図11に示されるUEであってよく、図9に示される第2デバイスは、図11に示されるB-SMFネットワーク要素であってよい。更には、図11に示される通信方法は、RAN、SMFネットワーク要素、UPFネットワーク要素、B-UPFネットワーク要素、及びUDRネットワーク要素、UDMネットワーク要素、PCFネットワーク要素、又はNRFネットワーク要素のうちの1つ以上に更に関係がある。UEは、ブロードキャストサービスと関連付けられている端末デバイスであってよく、SMFネットワーク要素は、UEのユニキャストセッションを管理するセッション管理ネットワーク要素であってよく、RANは、UEによってアクセスされるサービングアクセスネットワークデバイスであってよく、B-SMFネットワーク要素は、UEにバインドされているブロードキャストサービスを管理するセッション管理ネットワーク要素であってよく、B-UPFネットワーク要素は、ブロードキャストサービスを提供するユーザプレーンネットワーク要素であってよい。図11に示される通信方法は、図11に示されていない他のアクセスネットワークデバイス及び/又はコアネットワーク要素に更に関係があってもよい、ことが理解されるべきである。
【0408】
図11に示されるように、通信方法は次のステップを含んでよい。
【0409】
S1100:UEをブロードキャストサービスと関連付ける。このとき、ブロードキャストサービスは有効ではない。
【0410】
S1101:UEがブロードキャストサービスを有効にすると決定する。
【0411】
S1102:UEがアップリンクNASメッセージをSMFネットワーク要素へ送信し、SMFネットワーク要素がアップリンクNASメッセージをUEから受信する。
【0412】
S1100からS1102の具体的な実施については、S1000からS1002を夫々参照されたい。詳細はここで再び記載されない。
【0413】
S1103:SMFネットワーク要素がN16リクエストをB-SMFネットワーク要素へ送信し、B-SMFネットワーク要素がN16リクエストをSMFネットワーク要素から受信する。
【0414】
N16リクエストは、S1002のアップリンクNASメッセージの内容を含む。
【0415】
言い換えると、S1102のアップリンクNASメッセージ及びS1103のN16リクエストは、図9に示されている通信方法での第1メッセージの機能を実装するためのものである。
【0416】
S1004:B-SMFネットワーク要素がブロードキャストサービスを有効にすると決定する。
【0417】
B-SMFネットワーク要素がブロードキャストサービスを有効にすると決定する具体的な実施については、S1001でのUEの関連する動作を参照されたい。詳細はここで再び記載されない。
【0418】
UEがS1101で、有効化を実行すべきかどうかを決定している場合には、B-SMFネットワーク要素は、代替的に、S1104を実行せず、N16リクエストの内容に基づいてS1105を実行してもよい、ことが理解されるべきである。言い換えると、S1104は、任意のステップと見なされ得る。
【0419】
S1105:B-SMFネットワーク要素がN16レスポンスをSMFネットワーク要素からへ送信し、SMFネットワーク要素がN16レスポンスをB-SMFネットワーク要素から受信する。
【0420】
N16レスポンスは、ブロードキャストサービスのコンテキスト情報、例えば、B-UPFネットワーク要素からRANへのブロードキャストユーザプレーン接続に関する情報を含む。
【0421】
S1106:SMFネットワーク要素がN2情報をRANへ送信し、RANがN2情報をSMFネットワーク要素から受信する。
【0422】
S1107:RANがRRCメッセージをUEへ送信し、UEがRRCメッセージをRANから受信する。
【0423】
S1108:ブロードキャストサービスのためのユーザプレーン接続確立プロシージャを実行する。
【0424】
S1106からS1108の具体的な実施については、S1004からS1006を夫々参照されたい。詳細はここで再び記載されない。
【0425】
留意すべきは、S1106のN2情報及びS1107のRRCメッセージは、S1102のアップリンクNASメッセージに対する応答メッセージと見なされてよく、図9に示されている通信方法での第2メッセージの機能を実装するためのものである。
【0426】
更には、ブロードキャストサービスがUEに対して有効にされている場合に、第2条件が満たされるとき、UEは、ブロードキャストサービスを無効にすることを無線ネットワークデバイスに要求し、例えば、B-UPFネットワーク要素からRANへのユーザプレーン接続、エアインターフェースリソース、などを解放することを要求してよい。詳細については、上記の有効化動作の関連する内容を参照されたい。詳細はここで再び記載されない。
【0427】
留意すべきは、図10及び図11に示される有効化プロシージャにおいて、有効化を実行すべきかどうかは主にUEによって決定され、コアネットワークデバイスは、決定を行わなくてもよく、UEの決定結果に基づいて、ブロードキャストサービスに対して有効化/無効化動作を完了するようUEと協調しさえすればよい。コアネットワークデバイスが、代替的に、有効化を実行すべきかどうかを決定してもよい、ことが理解されるべきである。この場合に、UEは、決定を行わなくてもよく、有効化を実行すべきかどうかを決定するのに必要な情報をコアネットワークデバイスに供給しさえすればよい。以下は、説明のために例を使用する。
【0428】
例えば、図12は、本願の実施形態に係る通信方法の第10の略フローチャートである。通信方法は、端末デバイスのためのバインドされているブロードキャストサービスを有効/無効にするために、図9に示されている第1デバイス及び第2デバイスの間の通信に適用されてよい。図9に示される第1デバイスは、図12に示されるAMFネットワーク要素であってよく、図9に示される第2デバイスは、図12に示されるSMFネットワーク要素であってよい。UEは、ブロードキャストサービスと関連付けられている端末デバイスであり、AMFネットワーク要素は、UEにアクセス及びモビリティ管理サービスを提供するモビリティ管理ネットワーク要素であってよく、SMFネットワーク要素は、UEのユニキャストセッションを管理するセッション管理ネットワーク要素であってよい。
【0429】
更には、図12に示される通信方法は、RAN、B-SMFネットワーク要素、UPFネットワーク要素、B-UPFネットワーク要素、及びUDRネットワーク要素、UDMネットワーク要素、PCFネットワーク要素、又はNRFネットワーク要素のうちの1つ以上に更に関係がある。RANは、UEによってアクセスされるアクセスネットワークデバイスであってよく、B-SMFネットワーク要素は、ブロードキャストサービスを管理するセッション管理ネットワーク要素であってよく、UPFネットワーク要素は、ユニキャストサービスを提供するユーザプレーンネットワーク要素であってよく、B-UPFネットワーク要素は、ブロードキャストサービスを提供するユーザプレーンネットワーク要素であってよい。図12に示される通信方法は、図12に示されていない他のアクセスネットワークデバイス及び/又はコアネットワーク要素に更に関係があってもよい、ことが理解されるべきである。
【0430】
図12に示されるように、通信方法は次のステップを含んでよい。
【0431】
S1200:UEをブロードキャストサービスと関連付ける。このとき、ブロードキャストサービスは有効ではない。
【0432】
S1201:SMFネットワーク要素がサブスクリプション要求をAMFネットワーク要素へ送信し、AMFネットワーク要素がサブスクリプション要求をSMFネットワーク要素から受信する。
【0433】
サブスクリプション要求は、UEの位置及び/又はステータスにサブスクライブするためのものであり、UEの識別情報を含む。任意に、サブスクリプション要求は、ブロードキャストサービスのブロードキャストエリア情報を更に含んでもよい。
【0434】
サブスクリプション要求は、位置サブスクリプション要求を含んでもよい。
【0435】
S1202:AMFネットワーク要素がサブスクリプション要求をRANへ送信し、RANがサブスクリプション要求をAMFネットワーク要素から受信する。
【0436】
言い換えると、AMFネットワーク要素は、AMFネットワーク要素によってSMFネットワークから受信されたサブスクリプション要求をRANへ転送し得る。
【0437】
S1203:UEがコネクテッド状態に入るか、あるいは、新しい場所へ移動する。
【0438】
UEがコネクテッド状態に入ることは:UEがアイドル状態若しくは非作動状態からコネクテッド状態に入ること、又はUEが電源をオフされてコネクテッド状態に入ることを含んでよい。UEが新しい場所へ移動することは:セル選択、セルハンドオーバ、トラッキングエリア更新、などがUEで起こることを含んでよい。
【0439】
具体的に、UEの位置及び/又はステータスは、位置更新レポート又は他のRRCメッセージを使用することによって、UEによってRANに報告されてよく、あるいは、RANによって自律的に検出されてもよい。UEの位置は、UEが位置しているセルのセル識別子(cell identifier,CID)、トラッキングエリア識別子(tracking area identifier,TA ID)、などを含んでよく、UEのステータスは、アイドル状態、非作動状態、コネクテッド状態、などを含んでよい。
【0440】
S1204:RANがサブスクリプション応答をAMFネットワーク要素へ送信し、AMFネットワーク要素がサブスクリプション応答をRANから受信する。
【0441】
サブスクリプション応答は、位置サブスクリプション応答又は他のメッセージであってよく、UEの位置及び/又はステータスを含む。言い換えると、サブスクリプション応答は、図9に示されている通信方法での第1メッセージの機能を実装するためのものである。
【0442】
S1205:AMFネットワーク要素がブロードキャストサービスを有効にすると決定する。
【0443】
具体的に、第1条件が満たされる場合に、AMFネットワーク要素はブロードキャストサービスを有効にすると決定し、S1206を実行する。そうでない場合には、AMFネットワーク要素は、AMFネットワーク要素とSMFネットワーク要素との間のインタラクションの回数及び伝送データの量を減らすよう、S1206を実行しなくてもよい。これにより効率が改善される。
【0444】
例えば、UEがブロードキャストサービスのサービスエリアに位置している場合に、AMFネットワーク要素はブロードキャストサービスを有効にすると決定し、S1206を実行する。そうでない場合に、AMFネットワーク要素は、ブロードキャストサービスを有効にしないと決定し、S1206を実行しなくてもよい。
【0445】
S1206:AMFネットワーク要素がサブスクリプション応答をSMFネットワーク要素へ送信し、SMFネットワーク要素がサブスクリプション応答をAMFネットワーク要素から受信する。
【0446】
つまり、AMFネットワーク要素は、AMFネットワーク要素によってRANから受信されたサブスクリプション応答をSMFネットワーク要素へ転送してよく、言い換えると、サブスクリプション応答は、図9に示されている通信方法での第1メッセージの機能を実装するためのものである。
【0447】
S1207:SMFネットワーク要素がブロードキャストサービスを有効にすると決定する。
【0448】
具体的に、第1条件が満たされる場合に、SMFネットワーク要素はブロードキャストサービスを有効にすると決定し、S1208を実行する。そうでない場合には、SMFネットワーク要素は、ブロードキャストサービスを有効にしないと決定し、S1208を実行する必要がない。有効化を実行すべきかどうかを決定する具体的な実施については、S1205を参照されたい。詳細はここで再び記載されない。
【0449】
留意すべきは、有効化を実行すべきかどうかは、S1205でAMFネットワーク要素によって決定されても、あるいは、S1207でSMFネットワーク要素によって決定されてもよい点である。言い換えると、S1205及びS1207の一方のみが実行されさえすればよい。ステップの一方が実行される場合に、他方のステップは任意のステップと見なされ得る。
【0450】
例えば、SMFネットワーク要素がブロードキャストサービスのブロードキャストエリア情報をS1201でAMFネットワーク要素へ送信した場合に、S1205は実行されてよく、S1207は実行されず、そうでない場合には、S1207は実行されてよく、S1205は実行されない。
【0451】
S1208:SMFネットワーク要素がN2情報をRANへ送信し、RANがN2情報をSMFネットワーク要素から受信する。
【0452】
S1208のN2情報は、S1204及びS1206のサブスクリプション応答のための応答メッセージと見なされてよく、図9に示されている通信方法での第2メッセージの機能を実装するためのものである。
【0453】
SMFネットワーク要素がN2情報をRANへ送信し、RANがN2情報をSMFネットワーク要素から受信するS1208の具体的な実施については、S409を参照されたい。詳細はここで再び記載されない。
【0454】
S1209:RANがRRCメッセージをUEへ送信し、UEがRRCメッセージをRANから受信する。
【0455】
S1210:ブロードキャストサービスのためのユーザプレーン接続確立プロシージャを実行する。
【0456】
S1208からS1210の具体的な実施については、S1004からS1006を夫々参照されたい。詳細はここで再び記載されない。
【0457】
更には、ブロードキャストサービスがUEに対して有効にされている場合に、S901の第2条件が満たされるとき、UEは、ブロードキャストサービスを無効にすることを無線ネットワークデバイスに要求し、例えば、B-UPFネットワーク要素からRANへのユーザプレーン接続、UEのためのエアインターフェースリソース、などを解放することを要求してよい。詳細については、上記の有効化動作の関連する内容を参照されたい。詳細は本願のこの実施形態では再び記載されない。
【0458】
例えば、図13は、本願の実施形態に係る通信方法の第11の略フローチャートである。通信方法は、端末デバイスのためのバインドされているブロードキャストサービスを有効/無効にするために、図9に示されている第1デバイス及び第2デバイスの間の通信に適用されてよい。図9に示される第1デバイスは、図13に示されるUEであってよく、図9に示される第2デバイスは、図13に示されるSMFネットワーク要素であってよい。SMFネットワーク要素は、UEに対応するユニキャストセッションを管理するセッション管理ネットワーク要素であってよく、UEは、ブロードキャストサービスと関連付けられている端末デバイスであってよい。
【0459】
更には、図13に示される通信方法は、RAN、AMFネットワーク要素、B-SMFネットワーク要素、UPFネットワーク要素、B-UPFネットワーク要素、及びUDRネットワーク要素、UDMネットワーク要素、PCFネットワーク要素、又はNRFネットワーク要素のうちの1つ以上に更に関係がある。RANは、UEに対応するアクセスネットワークデバイスであってよく、AMFネットワーク要素は、UEにアクセス及びモビリティ管理サービスを提供するモビリティ管理ネットワーク要素であってよく、B-SMFネットワーク要素は、ブロードキャストサービスを管理するセッション管理ネットワーク要素であってよく、UPFネットワーク要素は、ユニキャストサービスを提供するユーザプレーンネットワーク要素であってよく、B-UPFネットワーク要素は、ブロードキャストサービスを提供するユーザプレーンネットワーク要素であってよい。図13に示される通信方法は、図13に示されていない他のアクセスネットワークデバイス及び/又はコアネットワーク要素に更に関係があってもよい、ことが理解されるべきである。
【0460】
図13に示されるように、通信方法は次のステップを含んでよい。
【0461】
S1300:UEをブロードキャストサービスと関連付ける。このとき、ブロードキャストサービスは有効ではない。
【0462】
S1301:SMFネットワーク要素がサブスクリプション要求をAMFネットワーク要素へ送信し、AMFネットワーク要素がサブスクリプション要求をSMFネットワーク要素から受信する。
【0463】
サブスクリプション要求は、UEの位置及び/又はステータスにサブスクライブするためのものであり、バインドされているブロードキャストサービスのブロードキャストエリア情報及び指示情報を含む。指示情報は、ブロードキャストサービスのブロードキャストエリア情報に基づいてUEのための登録エリア(registration area,RA)をセットすることをAMFネットワーク要素に指示する。
【0464】
サブスクリプション要求は、位置サブスクリプション要求を含んでもよい。
【0465】
S1302:AMFネットワーク要素は、指示情報及びブロードキャストサービスのブロードキャストエリア情報に基づいてUEのためのRAにセットする。
【0466】
RAの識別情報は、UEが登録することを許可されているCID、TA ID、などを含んでよい。
【0467】
S1303:AMFネットワーク要素が設定更新メッセージをUEへ送信し、UEが設定更新メッセージをAMFネットワーク要素から受信する。
【0468】
設定更新メッセージは、UE設定更新コマンド(UE configuration update command)であってよく、S1302でAMFネットワーク要素によってセットされているRAの識別情報、例えば、UEが登録することを許可されているCID又はTA IDを含む。
【0469】
例えば、AMFネットワーク要素は、UEによってアクセスされているRANを通じてUEへ設定更新メッセージを送信してもよく、UEは、UEによってアクセスされているRANを通じてAMFネットワーク要素から設定更新メッセージを受信する。
【0470】
S1304:UEがコネクテッド状態に入るか、あるいは、新しい場所へ移動する。
【0471】
UEがコネクテッド状態に入ることは:UEがアイドル状態若しくは非作動状態からコネクテッド状態に入ること、又はUEが電源をオフされてコネクテッド状態に入ることを含んでよい。UEが新しい場所へ移動することは:セル選択、セルハンドオーバ、トラッキングエリア更新、などがUEで起こることを含んでよい。
【0472】
S1305:UEが登録要求(registration request)をAMFネットワーク要素へ送信し、AMFネットワーク要素がUEから登録要求を受信する。
【0473】
登録要求は、UEの位置及び/又はステータスを含む。位置は、RAの識別情報であってよい。
【0474】
例えば、UEは、UEによってアクセスされているRANを通じてAMFネットワーク要素へ登録要求(registration request)を送信し、AMFネットワーク要素は、UEによってアクセスされているRANを通じてUEから登録要求を受信する。
【0475】
S1306:AMFネットワーク要素がサブスクリプション応答をSMFネットワーク要素へ送信し、SMFネットワーク要素がサブスクリプション応答をAMFネットワーク要素から受信する。
【0476】
サブスクリプション応答は、S1305の登録要求の中身、例えば、UEの位置及び/又はステータスを含む。
【0477】
留意すべきは、S1305の登録要求及びS1306のサブスクリプション応答は、UEの位置及び/又はステータスをSMFネットワーク要素へ送信するためにUEによって使用される点である。言い換えると、2つのメッセージは、図9に示されている通信方法での第1メッセージの機能を実装するためのものである。
【0478】
S1307:SMFネットワーク要素がブロードキャストサービスを有効にすると決定する。
【0479】
具体的に、第1条件が満たされる場合に、SMFネットワーク要素はブロードキャストサービスを有効にすると決定する。有効化を実行すべきかどうかを決定する具体的な実施については、S1207を参照されたい。詳細はここで再び記載されない。
【0480】
留意すべきは、SMFネットワーク要素がブロードキャストサービスのブロードキャストエリア情報をAMFネットワーク要素へ以前に送信していた場合には、有効化を実行すべきかどうかは、代替的にAMFネットワーク要素によって決定されてもよい。
【0481】
S1308:SMFネットワーク要素がN2情報をRANへ送信し、RANがN2情報をSMFネットワーク要素から受信する。
【0482】
N2情報は、ブロードキャストサービスのコンテキスト情報を含む。
【0483】
第1条件が満たされる、例えば、UEが、ブロードキャストサービスのブロードキャストエリア情報によって示されているブロードキャストエリアに位置している場合に、N2情報はブロードキャストサービスのコンテキスト情報を含んでよい。このようにして、SMFネットワーク要素は、N2情報を使用することによってRANへブロードキャストサービスのコンテキスト情報を送信し、RANは、UEに対して、ブロードキャストデータを受信するためのエアインターフェースリソースを設定する。
【0484】
任意に、N2情報は、N1 SMコンテナ情報を更に含んでもよく、コンテナ情報は、UEへ送信されたNASメッセージの中身を含んでよい。
【0485】
第1条件が満たされない場合には、SMFネットワーク要素は、代替的に、N2情報をRANへ送信しなくてもよい、ことが理解されるべきである。
【0486】
SMFネットワーク要素がN2情報をRANへ送信し、RANがN2情報をSMFネットワーク要素から受信するS1308の具体的な実施については、S409を参照されたい。詳細はここで再び記載されない。
【0487】
S1309:RANがRRCメッセージをUEへ送信し、UEがRRCメッセージをRANから受信する。
【0488】
留意すべきは、S1308のN2情報及びS1309のRRCメッセージは、S1305の登録要求に対する応答メッセージ及びS1306のサブスクリプション応答と見なされてよく、図9に示されている通信方法での第2メッセージの機能を実装するためのものである点である。
【0489】
S1310:ブロードキャストサービスのためのユーザプレーン接続確立プロシージャを実行する。
【0490】
S1308からS1310の具体的な実施については、S1004からS1006を夫々参照されたい。詳細はここで再び記載されない。
【0491】
更には、ブロードキャストサービスがUEに対して有効にされている場合に、S901の第2条件が満たされるとき、UEは、ブロードキャストサービスを無効にすることを無線ネットワークデバイスに要求し、例えば、B-UPFネットワーク要素からRANへのユーザプレーン接続、UEのためのエアインターフェースリソース、などを解放することを要求してよい。詳細については、上記の有効化動作の関連する内容を参照されたい。詳細は本願のこの実施形態では再び記載されない。
【0492】
例えば、図14は、本願の実施形態に係る通信方法の第12の略フローチャートである。通信方法は、端末デバイスのためのバインドされているブロードキャストサービスを有効/無効にするために、図9に示されている第1デバイス及び第2デバイスの間の通信に適用されてよい。図9に示される第1デバイスは、図14に示されるソースアクセスネットワークデバイス(source RAN,S-RAN)であってよく、図9に示される第2デバイスは、図14に示されるターゲットアクセスネットワークデバイス(target RAN,T-RAN)であってよい。具体的に言えば、UEがS-RANのカバレッジエリアに位置しているとき、UEをブロードキャストサービスにバインドする動作及びブロードキャストサービスを有効にする動作は完了されており、次いで、UEはS-RANからT-RANへハンドオーバされる。言い換えると、図9に示されている通信方法は、ブロードキャストサービスがハンドオーバにより中断されないことを確かにするために、ハンドオーバシナリオにも適用可能である。
【0493】
更には、図14に示される通信方法は、UE、AMFネットワーク要素、SMFネットワーク要素、B-SMFネットワーク要素、UPFネットワーク要素、B-UPFネットワーク要素、及びUDRネットワーク要素、UDMネットワーク要素、PCFネットワーク要素、又はNRFネットワーク要素のうちの1つ以上に更に関係がある。UEは、ブロードキャストサービスと関連付けられている端末デバイスであってよく、SMFネットワーク要素は、ユニキャストセッションを管理するセッション管理ネットワーク要素であってよく、AMFネットワーク要素は、UEにアクセス及びモビリティ管理サービスを提供するモビリティ管理ネットワーク要素であってよく、B-SMFネットワーク要素は、UEにバインドされているブロードキャストサービスを管理するセッション管理ネットワーク要素であってよく、UPFネットワーク要素は、ユニキャストサービスを提供するユーザプレーンネットワーク要素であってよく、B-UPFネットワーク要素は、ブロードキャストサービスを提供するユーザプレーンネットワーク要素であってよい。図14に示される通信方法は、図14に示されていない他のアクセスネットワークデバイス及び/又はコアネットワーク要素に更に関係があってもよい、ことが理解されるべきである。
【0494】
図14に示されるように、通信方法は次のステップを含んでよい。
【0495】
S1400:UEがS-RANのカバレッジエリアに位置している場合に、UEをブロードキャストサービスと関連付け、ブロードキャストサービスを有効にする。
【0496】
具体的に、UEがS-RANのカバレッジエリアに位置している場合に、図3から図8のいずれか1つに示されているバインディングプロシージャ又は他のバインディングプロシージャが、UEをブロードキャストサービスにバインドするために実行されてよく、次いで、図9から図13のいずれか1つに示されている有効化プロシージャが、UEのためのブロードキャストサービスを有効にするために実行される。具体的に言えば、UEがS-RANのカバレッジエリアに位置しているときに、B-UPFネットワーク要素からS-RANへのブロードキャストデータ伝送チャネルは確立されており、S-RANはブロードキャストサービスのコンテキスト情報を記憶しており、UEはブロードキャストデータを受信している。言い換えると、UEはコネクテッド状態にある。
【0497】
S1401:UEがS-RANからT-RANへ移動する。
【0498】
具体的に、UEがS-RANからT-RANへ移動するプロセスにおいて、ハンドオーバ条件が満たされる場合に、セルハンドオーバプロシージャがトリガされ、つまり、S1402が実行される。ハンドオーバ条件の具体的な実施については、従来の技術を参照されたい。詳細は本願のこの実施形態では説明されない。
【0499】
S1402:T-RANがハンドオーバ要求(handover request)を受信する。
【0500】
ハンドオーバ要求はS-RAN又はAMFネットワーク要素からであってよく、N2メッセージ又はXnメッセージ出会ってよく、ブロードキャストサービスの識別情報を含む。任意に、ハンドオーバ要求は、UEの位置及び/又はステータスを更に含んでもよい。言い換えると、ハンドオーバ要求は、図9に示されている通信方法での第1メッセージの機能を実装するためのものである。
【0501】
S1403:T-RANがブロードキャストサービスを有効にすると決定する。
【0502】
可能な設計ソリューションで、第1条件が満たされる場合に、T-RANは、ブロードキャストサービスを有効にすると決定する。具体的な実施については、S901での第1条件の関連する内容を参照されたい。詳細はここで再び記載されない。
【0503】
他の可能な設計ソリューションでは、T-RANは、ブロードキャストサービスの識別情報に基づいて、ブロードキャストサービスのコンテキスト情報がT-RANにローカルで存在すること見つけ得る。ブロードキャストサービスの識別情報に対応するダウンリンクデータ伝送チャネルが存在する場合に、T-RANは、ブロードキャストサービスを有効にすると決定する。
【0504】
更に、T-RANは、ブロードキャストサービスの識別情報に基づいて、ブロードキャストサービスのコンテキスト情報がT-RANにローカルで存在すること見つけ得る。ブロードキャストサービスの識別情報に対応するダウンリンクデータ伝送チャネルが存在し、UEがブロードキャストサービスのサービスエリアに位置している場合に、T-RANは、ブロードキャストサービスを有効にすると決定する。
【0505】
S1404:T-RANが応答メッセージを送信する。
【0506】
応答メッセージは、T-RANによってUEに割り当てられておりブロードキャストサービスを受信するためのものであるエアインターフェースリソースの設定情報を含み、つまり、応答メッセージは、図9に示されている通信方法での第2メッセージの機能を実装するためのものである。
【0507】
任意に、応答メッセージは、T-RANによってS-RANへ送信されたハンドオーバ応答(handover response)メッセージ出会ってよい。相応して、S-RANは、T-RANからハンドオーバ応答(handover response)メッセージを受信する。
【0508】
任意に、応答メッセージは、代替的に、T-RANによってAMFネットワーク要素へ送信されたハンドオーバ要求確認応答(handover request ack)メッセージであってもよい。相応して、AMFネットワーク要素は、T-RANからハンドオーバ要求確認応答メッセージを受信する。次いで、AMFネットワーク要素は、T-RANからハンドオーバ要求確認応答メッセージを受信する。AMFネットワーク要素は、ハンドオーバコマンド(handover command)メッセージをS-RANへ送信する。
【0509】
S1405:S-RANがハンドオーバコマンド(handover command)をUEへ送信し、UEがハンドオーバコマンドをS-RANから受信する。
【0510】
ハンドオーバコマンドは、ハンドオーバ応答の内容、例えば、T-RANによってUEに割り当てられておりブロードキャストサービスを受信するためのものであるエアインターフェースリソースの設定情報を含む。
【0511】
S1406:UEがT-RANにアクセスし、ブロードキャストサービスのためのユーザプレーン接続確立プロシージャをトリガする。
【0512】
具体的に、UEは、ハンドオーバコマンドに基づきT-RANにアクセスし、次いで、ブロードキャストサービスのためのユーザプレーン接続確立プロシージャを実行してよい。このようにして、UEがS-RANからT-RANへのハンドオーバのプロセスで連続的にブロードキャストサービスを受信することは、確かにされ得る。
【0513】
更に、UEがT-RANにハンドオーバされた後、S901の第2条件が満たされる場合には、ブロードキャストサービスは無効にされてもよい。
【0514】
UEとブロードキャストサービスとの間のバインディング関係の切り替えと、切り替え後にブロードキャストサービスを有効にすべきかどうかとは、別々に処理されてもよい、ことが理解されるべきである。例えば、T-RANのカバレッジエリアがブロードキャストサービスのサービスエリアではない場合に、UEとブロードキャストサービスとの間のバインディング関係はT-RANへ切り替えられてよく、ブロードキャストサービスは無効にされる。
【0515】
他の例として、T-RANのカバレッジエリアがブロードキャストサービスのサービスエリアである場合に、UEとブロードキャストサービスとの間のバインディング関係はT-RANへ切り替えられてよく、ブロードキャストサービスは有効にされる。ブロードキャストサービスを有効にすることは、次の動作:B-UPFネットワーク要素からT-RANへのブロードキャストデータ伝送チャネルがない場合に、B-UPFネットワーク要素からT-RANへのブロードキャストデータ伝送チャネルを確立すること、を含んでよい。
【0516】
例えば、図15は、本願の実施形態に係る通信方法の第13の略フローチャートである。通信方法は、端末デバイスのためのバインドされているブロードキャストサービスを有効/無効にするために、図9に示されている第1デバイス及び第2デバイスの間の通信に適用されてよい。図9に示される第1デバイスは、図15に示されるUEであってよく、図9に示される第2デバイスは、図15に示されるSMFネットワーク要素であってよい。UEは、ブロードキャストサービスと関連付けられている端末デバイスであり、SMFネットワーク要素は、UEのユニキャストセッションを管理するセッション管理ネットワーク要素である。
【0517】
更には、図15に示される通信方法は、RAN、AMFネットワーク要素、B-SMFネットワーク要素、UPFネットワーク要素、B-UPFネットワーク要素、及びUDRネットワーク要素、UDMネットワーク要素、PCFネットワーク要素、又はNRFネットワーク要素のうちの1つ以上に更に関係がある。RANは、UEによってアクセスされるアクセスネットワークデバイスであってよく、AMFネットワーク要素は、UEに対するアクセス及びモビリティ管理を実行するモビリティ管理ネットワーク要素であってよく、B-SMFネットワーク要素は、UEにバインドされているブロードキャストサービスを管理するセッション管理ネットワーク要素であってよく、B-UPFネットワーク要素は、ブロードキャストサービスを提供するユーザプレーンネットワーク要素であってよい。図15に示される通信方法は、図15に示されていない他のアクセスネットワークデバイス及び/又はコアネットワーク要素に更に関係があってもよい、ことが理解されるべきである。
【0518】
図15に示されるように、通信方法は次のステップを含んでよい。
【0519】
S1500:UEをブロードキャストサービスと関連付ける。このとき、ブロードキャストサービスは有効ではない。
【0520】
例えば、UEをブロードキャストサービスと関連付けることは、UEのユニキャストサービス、例えば、PDUセッションをブロードキャストサービスと関連付け、つまり、UEのユニキャストセッションリソースをブロードキャストサービスとバインドして、ブロードキャストサービスがUEのユニキャストセッションにより伝送され得るようにすることであってよい。
【0521】
更に、ブロードキャストサービスが有効でないとは、ブロードキャストサービスのデータ伝送が有効にされていないことを意味する。例えば、UEはブロードキャストサービスのサービスエリアの外に位置しているか、電源をオフされているか、あるいは、アイドル状態又は非作動状態にあるので、UEは、ブロードキャストサービスを受信することができないか、あるいは、ブロードキャストサービスを受信する必要がない。その結果、ブロードキャストサービスを有効にする必要がない。
【0522】
任意に、RANはブロードキャストサービスのコンテキスト情報を記憶している。更に、RANは、RRCメッセージをUEへ送信し、UEは、RRCメッセージをRANから受信する。
【0523】
RRCメッセージは、PDUセッションレスポンスの中身、例えば、ブロードキャストサービスのブロードキャストエリア情報を含んでもよい。任意に、RRCメッセージは、ブロードキャストサービスの識別情報、エアインターフェースリソースの設定情報、などを更に含んでもよい。このようにして、ブロードキャストサービスによって必要とされるリソースはUEのために事前設定されてよく、それにより、ブロードキャストサービスは、UEがブロードキャストサービスを受信する必要があるときに、事前設定されたリソースに基づいて有効にされ得、有効化の効率は改善される。
【0524】
留意すべきは、S1500は、図3から図8のいずれか1つに示されている通信方法に従って実装されてもよく、あるいは、他のバインディングプロシージャにより実装されてもよい点である。これは本願のこの実施形態で特に制限されない。
【0525】
S1501:UEがブロードキャストサービスを有効にすると決定する。
【0526】
具体的に、上記の第1条件が満たされる場合に、UEはブロードキャストサービスを有効にすると決定する。
【0527】
任意に、UEがブロードキャストサービスのサービスエリアに位置している場合に、UEはブロードキャストサービスを有効にすると決定する。言い換えると、UEは、UEの現在地に基づいて、UEがブロードキャストサービスのサービスエリアに位置しているかどうかを決定し、そうである場合に、ブロードキャストサービスを有効にすると決定し得る。
【0528】
更に、UEは、ブロードキャストサービスの識別情報を参照して、ブロードキャストサービスを有効にすべきかどうかを決定してもよい。例えば、UEがブロードキャストサービスのサービスエリアに位置しており、かつ、UEがブロードキャストサービスの識別情報に対応するブロードキャストサービスを受信する必要がある場合に、UEは、ブロードキャストサービスが有効にされる必要があると決定する。
【0529】
任意に、UEがブロードキャストサービスにバインドされていることをUEが認識している場合に、UEはブロードキャストサービスを有効にすると決定する。
【0530】
任意に、UEがコネクテッド状態に入る場合に、例えば、UEがアイドル状態又は非作動状態からコネクテッド状態に入る場合に、UEはブロードキャストサービスを有効にすると決定する。
【0531】
任意に、バインドされている非作動のブロードキャストサービスのコンテキスト情報がRRCメッセージ内のブロードキャストサービスのコンテキスト情報に存在することをUEが確認する場合に、UEは、バインドされているブロードキャストサービスを有効にすると決定する。
【0532】
任意に、RANのシステムブロードキャストメッセージがブロードキャストサービスの識別情報を含むことをUEが確認するし、バインドされている非作動のブロードキャストサービスの識別情報に対応するブロードキャストサービスのコンテキスト情報が存在する場合に、UEは、バインドされているブロードキャストサービスを有効にすると決定する。
【0533】
任意に、UEは、ブロードキャストデータを受信するユニキャストセッション、例えば、PDUセッションを常時オン(always-on)状態にあるよう事前にセットしてもよい。UEが、ブロードキャストサービスのブロードキャストエリア情報に基づき、ブロードキャストサービスを有効にすると決定する場合に、UEは、サービス要求を開始することによって、バインドされているブロードキャストサービスを有効にする。
【0534】
留意すべきは、上記の第1条件に含まれている複数の条件は、有効化を実行すべきかどうかを決定する正確さを更に改善するために、代替的に、組み合わせて使用されてもよい点である。例えば、UEがブロードキャストサービスと関連付けられており、かつ、UEがブロードキャストサービスのブロードキャストエリア情報によって示されているサービスエリアに位置している場合に、UEはブロードキャストサービスを有効にすると決定する。
【0535】
S1502:UEがサービス要求(service request,SR)をAMFネットワーク要素へ送信し、AMFネットワーク要素がサービス要求をUEから受信する。
【0536】
サービス要求は、ブロードキャストサービスを受信するセッションの識別情報、例えば、PDUセッションの識別子を含む。任意に、サービス要求は、UEの位置及び/又はステータスを更に含んでもよい。
【0537】
例えば、UEは、RANを通じてAMFネットワーク要素へサービス要求を送信してもよい。
【0538】
S1503:AMFネットワーク要素がN11メッセージをSMFネットワーク要素へ送信し、SMFネットワーク要素がN11メッセージをAMFネットワーク要素から受信する。
【0539】
N11メッセージは、サービス要求の中身、例えば、PDUセッションの識別子を含み、それにより、SMFネットワーク要素は、UEのための有効化動作を完了し、例えば、UEのためにB-UPFネットワーク要素からRANへのブロードキャストデータ伝送トンネルを設定する。言い換えると、S1502のサービス要求及びS1503のN11メッセージは、図9に示されている通信方法での第1メッセージの機能を実装するためのものである。
【0540】
S1504:SMFネットワーク要素がN2情報をRANへ送信し、RANがN2情報をSMFネットワーク要素から受信する。
【0541】
N2情報は、ブロードキャストサービスの識別情報を含む。任意に、N2情報は、ブロードキャストサービスのコンテキスト情報、例えば、B-UPFネットワーク要素からRANまでであってブロードキャストサービスを伝送するトンネルに関する情報を含み、それにより、RANは、ブロードキャストサービスを受信するエアインターフェースリソースをUEに設定する。
【0542】
SMFネットワーク要素がN2情報をRANへ送信し、RANがN2情報をSMFネットワーク要素から受信するS1504の具体的な実施については、S409を参照されたい。詳細はここで再び記載されない。
【0543】
S1505:RANがRRCメッセージをUEへ送信し、UEがRRCメッセージをRANから受信する。
【0544】
RRCメッセージは、ブロードキャストサービスの識別子に基づいてUEに対してRANによって設定され、ブロードキャストデータを受信するためのものあるエアインターフェースリソースに関する情報を含む。
【0545】
留意すべきは、S1504のN2情報及びS1505のRRCメッセージは、S1502のサービス要求に対する応答メッセージと見なされてよく、図9に示されている通信方法における第2メッセージの機能を実装するためのものである点である。
【0546】
S1506:ブロードキャストサービスのためのユーザプレーン接続確立プロシージャを実行する。
【0547】
具体的に、ブロードキャストサービスのためのユーザプレーン接続確立プロシージャは、B-UPFネットワーク要素からRANへのユーザプレーン接続を確立すること、例えば、ブロードキャストデータ伝送トンネルを確立することを含んでよい。
【0548】
留意すべきは、S1506は、B-UPFネットワーク要素からRANへのユーザプレーン接続が既に存在する場合には、例えば、ユーザプレーン接続がRANのカバレッジ内の他のUEのために確立されていた場合には、リソースを節約するために、実行される必要がない点である。言い換えると、S1506は、任意のステップと見なされ得る。
【0549】
更に、ブロードキャストサービスがUEに対して有効にされている場合に、S901の第2条件が満たされるとき、UEは、ブロードキャストサービスを無効にすることを無線ネットワークデバイスに要求し、例えば、B-UPFネットワーク要素からRANへのユーザプレーン接続、エアインターフェースリソース、などを解放することを要求してよい。詳細については、上記の有効化動作の関連する内容を参照されたい。詳細はここで再び記載されない。
【0550】
図9から図15のいずれか1つに示される通信方法に従って、第1デバイス又は第2デバイスは、ブロードキャストサービスのブロードキャストエリア情報、ブロードキャストサービスの識別情報、端末デバイスの位置、又は端末デバイスのステータスのうちの1つ以上に基づいて、端末デバイスのためのブロードキャストサービスを有効又は無効にすることを決定してよく、第1デバイスは、ブロードキャストサービスを受信するよう又は受信しないよう端末デバイスを設定することを指示される。このようにして、ブロードキャストサービスは、ブロードキャスト専用のリソース及びプロシージャを導入せずに、ユニキャストプロシージャ及びユニキャストリソースを再利用することによって5Gシステムで実装され得る。更には、5Gシステムでのリソース利用及び通信効率は改善され得る。
【0551】
図3から図15を参照して、以上は、本願の実施形態で提供される通信方法について詳細に説明している。図16から図18を参照して、以下は、本願の実施形態で提供される通信装置について詳細に説明する。
【0552】
例えば、図16は、本願の実施形態に係る通信装置の構造の第1の概略図である。図16に示されるように、通信装置1600は、受信モジュール1601及び送信モジュール1602を含む。説明を容易にするために、図16は、通信装置の主要なコンポーネントしか示していない。
【0553】
いくつかの実施形態で、通信装置1600は、図3に示されている通信方法における第1セッション管理ネットワーク要素の機能を実行するために、図1に示されている通信システムで使用されてよく、あるいは、図4又は図5に示されている通信方法におけるSMFネットワーク要素の機能を実行するために、図2に示されている通信システムで使用されてよい。
【0554】
受信モジュール1601は、第1リクエストを受信するよう構成され、通信装置1600は、端末デバイスに対応するセッション管理ネットワーク要素であり、第1リクエストは、端末デバイスが関連付けられることを要求するブロードキャストサービスの識別情報を含む。
【0555】
送信モジュール1602は、第2リクエストを送信するよう構成され、第2リクエストは、ブロードキャストサービスの識別情報を含む。
【0556】
受信モジュール1601は、第1レスポンスを受信するよう更に構成され、第1レスポンスは、ブロードキャストサービスのブロードキャストエリア情報を含み、ブロードキャストエリア情報は、ブロードキャストサービスを受信するために端末デバイスによって使用される。
【0557】
可能な設計ソリューションで、送信モジュール1602は、第2リクエストを第2セッション管理ネットワーク要素へ送信するよう更に構成され、第2セッション管理ネットワーク要素は、ブロードキャストサービスに対応するセッション管理ネットワーク要素である。
【0558】
任意に、送信モジュール1602は、送信モジュール1602が第2リクエストへ送信する前に、第3リクエストを集中記憶ネットワーク要素へ送信するよう更に構成され、第3リクエストは、ブロードキャストサービスの識別情報を含み、第2セッション管理ネットワーク要素の識別情報を取得するためのものである。相応して、受信モジュール1601は、集中記憶ネットワーク要素から第2レスポンスを受信するよう更に構成され、第2レスポンスは、第2セッション管理ネットワーク要素の識別情報を含む。
【0559】
他の可能な設計ソリューションでは、送信モジュール1602は、第2リクエストを集中記憶ネットワーク要素へ送信するよう更に構成される。
【0560】
可能な設計ソリューションで、通信装置1600は、処理モジュール1603を更に含んでもよい。処理モジュール1603は、ブロードキャストエリア情報に基づいて端末デバイスをブロードキャストサービスと関連付けるよう構成される。
【0561】
可能な設計ソリューションで、送信モジュール1602は、第3レスポンスをアクセスネットワークデバイスへ送信するよう更に構成される。第3レスポンスはアクティベーション指示を含み、アクティベーション指示は、ブロードキャストサービスを有効又は無効にするためにアクセスネットワークデバイスによって使用される。
【0562】
任意に、第1レスポンスは、ブロードキャストサービスのコンテキスト情報を更に含んでもよい。相応して、第3レスポンスは、ブロードキャストサービスのコンテキスト情報を更に含んでもよい。ブロードキャストサービスのコンテキスト情報は、リソースを端末デバイスに割り当てるためにアクセスネットワークデバイスによって使用される。
【0563】
他の可能な設計ソリューションでは、送信モジュール1602は、第4リクエストをアクセスネットワークデバイスへ送信するよう更に構成される。第4リクエストは、端末デバイスをブロードキャストサービスと関連付けることをアクセスネットワークデバイスに要求するためのものであり、ブロードキャストサービスの識別情報及び/又はブロードキャストエリア情報を含んでよい。
【0564】
任意に、送信モジュール1602及び受信モジュール1601は、代替的に、1つのモジュール、例えば、トランシーバモジュールに組み込まれてよい。トランシーバモジュールは、通信装置1600の送信機能及び受信機能を実装するよう構成される。
【0565】
任意に、通信装置1600は、記憶モジュール(図16に図示せず)を更に含んでもよい。記憶モジュールはプログラム又は命令を記憶する。処理モジュール1603がプログラム又は命令を実行するとき、通信装置1600は、図3から図5のいずれか1つに示されている通信方法を実行することができる。
【0566】
留意すべきは、通信装置1600は、図3に示される第1セッション管理ネットワーク要素、図4又は図5に示されるSMFネットワーク要素、あるいは、第1セッション管理ネットワーク要素又はSMFネットワーク要素において構成され得るチップ(システム)又は他の部分若しくはコンポーネントであってよい点である。これは本願で制限されない。
【0567】
更に、通信装置1600の技術的効果については、図3から図5のいずれか1つに示されている通信方法の技術的効果を参照されたい。詳細はここで再び記載されない。
【0568】
いくつかの他の実施形態では、通信装置1600は、図9に示されている通信方法における第1デバイスの機能を実行するために、図1に示されている通信システムで使用されてよく、あるいは、図10図11図13若しくは図15のいずれか1つに示されている通信方法におけるUEの機能、図12に示されている通信方法におけるRANの機能、又は図14に示されている通信方法におけるS-RANの機能を実行するために、図2に示されている通信システムで使用されてよい。
【0569】
送信モジュール1602は、第1メッセージを第2デバイスへ送信するよう構成される。第1メッセージは、次の、ブロードキャストサービスのブロードキャストエリア情報、ブロードキャストサービスの識別情報、端末デバイスの位置情報、又は端末デバイスのステータス情報、のうちの1つ以上を含み、第1メッセージは、端末デバイスのためのブロードキャストサービスを有効又は無効にすることを第2デバイスに要求するためのものである。受信モジュール1601は、第2デバイスから第2メッセージを受信するよう構成される。第2メッセージは、ブロードキャストサービスを受信するよう又は受信しないよう端末デバイスを設定することを通信装置1600に指示し、また、第1メッセージに基づき決定される。
【0570】
可能な設計ソリューションで、第1メッセージが端末デバイスのためのブロードキャストサービスを有効又は無効にすることを第2デバイスに要求するためのものであることは、第1条件が満足される場合に、第1メッセージが端末デバイスのためのブロードキャストサービスを有効にすることを第2デバイスに要求するためのものである、ことを含んでよい。第1条件は、次の、端末デバイスがコネクテッド状態に入ること、端末デバイスがブロードキャストサービスのブロードキャストエリア情報によって示されているブロードキャストエリアに位置していること、又は端末デバイスがブロードキャストサービスと関連付けられていること、のうちの1つ以上を含んでよい。
【0571】
他の可能な設計ソリューションでは、第1メッセージが端末デバイスのためのブロードキャストサービスを有効又は無効にすることを第2デバイスに要求するためのものであることは、第2条件が満足される場合に、第1メッセージが端末デバイスのためのブロードキャストサービスを無効にすることを第2デバイスに要求するためのものである、ことを含んでよい。第2条件は、次の、端末デバイスがコネクテッド状態から出ること、端末デバイスがブロードキャストサービスのサービスエリアの外に位置していること、又は端末デバイスがブロードキャストサービスと関連付けられていないこと、のうちの1つ以上を含んでよい。
【0572】
任意に、第1メッセージは第1情報を更に含んでもよい。第1情報は通信装置1600によって決定され、端末デバイスのためのブロードキャストサービスを有効又は無効にすることを第2デバイスに要求するためのものである。
【0573】
代替的に、任意に、第1メッセージが端末デバイスのためのブロードキャストサービスを有効又は無効にすることを第2デバイスに要求することは、第1メッセージが端末デバイスのためのブロードキャストサービスを有効又は無効にすると決定することを第2デバイスに要求するためのものである、ことを含んでもよい。
【0574】
任意に、受信モジュール1601は、送信モジュール1602が第1メッセージを第2デバイスへ送信する前に、第3メッセージを受信するよう更に構成される。第3メッセージは、次の、ブロードキャストサービスのブロードキャストエリア情報又はブロードキャストサービスの識別情報、のうちの一方又は両方を含む。
【0575】
例えば、通信装置1600は端末デバイス又は第1アクセスネットワークデバイスであってよい。第1アクセスネットワークデバイスは、端末デバイスに対応するサービングアクセスネットワークデバイス、又はソースアクセスネットワークデバイスであってよい。相応して、第2デバイスは、次の、第2アクセスネットワークデバイス、第1モビリティ管理ネットワーク要素、第1セッション管理ネットワーク要素、又は第2セッション管理ネットワーク要素、のうちの1つ以上を含んでよい。第2アクセスネットワークデバイスは、端末デバイスに対応するサービングアクセスネットワークデバイス、又はターゲットアクセスネットワークデバイスであってよく、第1セッション管理ネットワーク要素は、端末デバイスに対応するセッション管理ネットワーク要素であってよく、第2セッション管理ネットワーク要素は、ブロードキャストサービスに対応するセッション管理ネットワーク要素であってよく、第1モビリティ管理ネットワーク要素は、端末デバイスに対応するアクセス及びモビリティ管理ネットワーク要素であってよい。
【0576】
任意に、送信モジュール1602及び受信モジュール1601は、代替的に、1つのモジュール、例えば、トランシーバモジュールに組み込まれてもよい。トランシーバモジュールは、通信装置1600の送信機能及び受信機能を実装するよう構成される。
【0577】
任意に、通信装置1600は、処理モジュール1603及び記憶モジュール(図16に図示せず)を更に含んでもよい。記憶モジュールはプログラム又は命令を記憶する。処理モジュール1603がプログラム又は命令を実行するとき、通信装置1600は、図9から図15のいずれか1つに示されている通信方法を実行することができる。
【0578】
留意すべきは、通信装置1600は、図9に示されている通信方法の第1デバイス、図10図11図13若しくは図15のいずれか1つに示されている通信方法のUE、図12に示されている通信方法のRAN、又は図14に示されている通信方法のS-RANであってよく、あるいは、第1デバイス、UE、RAN又はS-RANにおいて構成され得るチップ(システム)又は他の部分若しくはコンポーネントであってよい点である。
【0579】
更に、通信装置1600の技術的効果については、図9から図15のいずれか1つに示されている通信方法の技術的効果を参照されたい。詳細はここで再び記載されない。
【0580】
例えば、図17は、本願の実施形態に係る通信装置の構造の第2の概略図である。図17に示されるように、通信装置1700は処理モジュール1701及びトランシーバモジュール1702を含む。説明を容易にするために、図17は、通信装置1700の主要なコンポーネントしか示していない。
【0581】
いくつかの実施形態で、通信装置1700は、図6に示されている通信方法におけるアクセスネットワークデバイスの機能を実行するために、図1に示されている通信システムで使用されてよく、あるいは、図7又は図8に示されている通信方法におけるRANの機能を実行するために、図2に示されている通信システムで使用されてよい。
【0582】
トランシーバモジュール1702は、第4リクエストを受信するよう構成される。通信装置1700は、端末デバイスに対応するアクセスネットワークデバイスであり、第4リクエストは、端末デバイスが関連付けられることを要求するブロードキャストサービスの識別情報を含む。処理モジュール1701は、ブロードキャストサービスの識別情報に基づいて端末デバイスをブロードキャストサービスと関連付けるよう構成される。
【0583】
可能な設計ソリューションで、処理モジュール1701は、ブロードキャストサービスのコンテキスト情報がブロードキャストサービスの識別情報に基づいて見つけられる場合に、端末デバイスをブロードキャストサービスと関連付けるよう更に構成される。
【0584】
任意に、第4リクエストは、ブロードキャストサービスのブロードキャストエリア情報を更に含んでもよい。相応して、処理モジュール1701は、ブロードキャストサービスのコンテキスト情報がブロードキャストサービスの識別情報に基づいて見つけられ、かつ、端末デバイスがブロードキャストサービスのブロードキャストエリア情報によって示されているブロードキャストエリアに位置していると決定される場合に、端末デバイスをブロードキャストサービスと関連付けるよう更に構成される。
【0585】
更に、処理モジュール1701は、ブロードキャストサービスのコンテキスト情報に基づいて端末デバイスにリソースを割り当てるよう構成される。
【0586】
また更に、第4リクエストはアクティベーション指示を含んでもよい。相応して、処理モジュール1701は、アクティベーション指示に基づいてブロードキャストサービスを有効又は無効にするよう更に構成される。
【0587】
任意に、トランシーバモジュール1702は、送信モジュール及び受信モジュール(図17に図示せず)を含んでもよい。送信モジュールは、通信装置1700の送信機能を実装するよう構成され、受信モジュールは、通信装置1700の受信機能を実装するよう構成される。
【0588】
任意に、通信装置1700は、記憶モジュール(図17に図示せず)を更に含んでもよい。記憶モジュールはプログラム又は命令を記憶する。処理モジュール1701がプログラム又は命令を実行するとき、通信装置1700は、図6から図8のいずれか1つに示されている通信方法を実行することができる。
【0589】
留意すべきは、通信装置1700は、図6に示されている通信方法のアクセスネットワークデバイス、又は図7若しくは図8に示されている通信方法のRANであってよく、あるいは、アクセスネットワークデバイス又はRANにおいて構成され得るチップ(システム)又は他の部分若しくはコンポーネントであってよい。これは本願で制限されない。
【0590】
更に、通信装置1700の技術的効果については、図6から図8のいずれか1つに示されている通信方法の技術的効果を参照されたい。詳細はここで再び記載されない。
【0591】
いくつかの他の実施形態では、通信装置1700は、図9に示されている通信方法における第2デバイスの機能を実行するために、図1に示されている通信システムで使用されてよく、あるいは、図10図12図13若しくは図15に示されている通信方法におけるSMFネットワーク要素の機能、図11に示されている通信方法におけるB-SMFネットワーク要素の機能、図12に示されている通信方法におけるAMFネットワーク要素の機能、又は図14に示されている通信方法におけるT-RANの機能を実行するために、図2に示されている通信システムで使用されてよい。
【0592】
トランシーバモジュール1702は、第1デバイスから第1メッセージを受信するよう構成され、第1メッセージは、次の、ブロードキャストサービスのブロードキャストエリア情報、ブロードキャストサービスの識別情報、端末デバイスの位置情報、又は端末デバイスのステータス情報、のうちの1つ以上を含む。処理モジュール1701は、第1メッセージに基づいて端末デバイスのためのブロードキャストサービスを有効又は無効にし、かつ、第1メッセージに基づいて第2メッセージを決定するよう構成される。トランシーバモジュール1702は、第2メッセージを第1デバイスへ送信するよう更に構成され、第2メッセージは、ブロードキャストサービスを受信するよう又は受信しないよう端末デバイスを設定することを第1デバイスに指示する。
【0593】
可能な設計ソリューションで、処理モジュール1701は、第1条件が満足される場合に、第1メッセージに基づいて端末デバイスのためのブロードキャストサービスを有効にするよう更に構成される。第1条件は、次の、端末デバイスがコネクテッド状態に入ること、端末デバイスがブロードキャストサービスのブロードキャストエリア情報によって示されているブロードキャストエリアに位置していること、又は端末デバイスがブロードキャストサービスと関連付けられていること、のうちの1つ以上を含んでよい。
【0594】
他の可能な設計ソリューションでは、処理モジュール1701は、第2条件が満足される場合に、第1メッセージに基づいて端末デバイスのためのブロードキャストサービスを無効にするよう更に構成される。第2条件は、次の、端末デバイスがコネクテッド状態から出ること、端末デバイスがブロードキャストサービスのサービスエリアの外に位置していること、又は端末デバイスがブロードキャストサービスと関連付けられていないこと、のうちの1つ以上を含んでよい。
【0595】
任意に、第1メッセージは第1情報を更に含んでよく、第1情報は第1デバイスによって決定される。相応して、処理モジュール1701は、第1情報に基づいて端末デバイスのためのブロードキャストサービスを有効又は無効にするよう更に構成される。
【0596】
代替的に、任意に、処理モジュール1701は、第1メッセージに基づいて、端末デバイスのためのブロードキャストサービスを有効又は無効にすることを決定するよう更に構成される。
【0597】
任意に、トランシーバモジュール1702は、トランシーバモジュール1702が第1デバイスから第1メッセージを受信する前に、第3メッセージを第1デバイスへ送信するよう更に構成され、第3メッセージは、次の、ブロードキャストサービスのブロードキャストエリア情報又はブロードキャストサービスの識別情報、のうちの一方又は両方を含む。
【0598】
例えば、第1デバイスは端末デバイス又は第1アクセスネットワークデバイスであってよい。第1アクセスネットワークデバイスは、端末デバイスに対応するサービングアクセスネットワークデバイス、又はソースアクセスネットワークデバイスであってよい。相応して、通信装置1700は、次の、第2アクセスネットワークデバイス、第1モビリティ管理ネットワーク要素、第1セッション管理ネットワーク要素、又は第2セッション管理ネットワーク要素、のうちの1つ以上を含んでよい。第2アクセスネットワークデバイスは、端末デバイスに対応するサービングアクセスネットワークデバイス、又はターゲットアクセスネットワークデバイスであってよく、第1セッション管理ネットワーク要素は、端末デバイスに対応するセッション管理ネットワーク要素であってよく、第2セッション管理ネットワーク要素は、ブロードキャストサービスに対応するセッション管理ネットワーク要素であってよく、第1モビリティ管理ネットワーク要素は、端末デバイスに対応するアクセス及びモビリティ管理ネットワーク要素であってよい。
【0599】
任意に、トランシーバモジュール1702は、送信モジュール及び受信モジュール(図17に図示せず)を含んでよい。送信モジュールは、通信装置1700の送信機能を実装するよう構成され、受信モジュールは、通信装置1700の受信機能を実装するよう構成される。
【0600】
任意に、通信装置1700は、記憶モジュール(図17に図示せず)を更に含んでもよい。記憶モジュールはプログラム又は命令を記憶する。処理モジュール1701がプログラム又は命令を実行するとき、通信装置1700は、図9から図15のいずれか1つに示されている通信方法を実行することができる。
【0601】
留意すべきは、通信装置1700は、図9に示されている通信方法の第2デバイス、図10図12図13若しくは図15のいずれか1つに示されている通信方法のSMFネットワーク要素、図11に示されている通信方法のB-SMFネットワーク要素、図12に示されている通信方法のAMFネットワーク要素、又は図14に示されている通信方法のT-RANであってよく、あるいは、第2デバイス、SMFネットワーク要素、B-SMFネットワーク要素、AMFネットワーク要素、又はT-RANにおいて構成され得るチップ(システム)又は他の部分若しくはコンポーネントであってよい点である。これは本願で制限されない。
【0602】
更に、通信装置1700の技術的効果については、図9から図15のいずれか1つに示されている通信方法の技術的効果を参照されたい。詳細はここで再び記載されない。
【0603】
例えば、図18は、本願の実施形態に係る通信装置の構造の第3の概略図である。図18に示されるように、通信装置1800は、プロセッサ1801を含んでよい。任意に、通信装置1800は、メモリ1802及び/又はトランシーバ1803を更に含んでもよい。プロセッサ1801は、メモリ1802及びトランシーバ1803へ結合され、例えば、通信バスを通じてメモリ1802及びトランシーバ1803へ接続されてよい。
【0604】
以下は、図18を参照して通信装置1800のコンポーネントについて具体的に記載する。
【0605】
プロセッサ1801は、通信装置1800の制御センターであり、1つのプロセッサであってよく、あるいは、複数の処理要素の一般名称であってもよい。例えば、プロセッサ1801は、1つ以上の中央演算処理装置(central processing units,CPU)又は特定用途向け集積回路(application-specific integrated circuit,ASIC)であるか、あるいは、本願の実施形態を実装するための1つ以上の集積回路、例えば、1つ以上のデジタル信号プロセッサ(digital signal processors,DSP)又は1つ以上のフィールドプログラマブルゲートアレイ(field programmable gate arrays,FPGA)として構成される。
【0606】
プロセッサ1801は、メモリ1802に記憶されているソフトウェアプログラムを起動又は実行し、メモリ1802に記憶されているデータを呼び出すことによって、通信装置1800の様々な機能を実行し得る。
【0607】
具体的な実施中、実施形態において、プロセッサ1801は、1つ以上のCPU、例えば、図18に示されるCPU0及びCPU1を含んでよい。
【0608】
具体的な実施中、実施形態において、通信装置1800は、複数のプロセッサ、例えば、図18に示されるプロセッサ1801及びプロセッサ1804を含んでもよい。プロセッサの夫々は、シングルコアプロセッサ(single-CPU)であってよく、あるいは、マルチコアプロセッサ(multi-CPU)であってよい。ここでのプロセッサは、データ(例えば、コンピュータプログラム命令)を処理するよう構成されている1つ以上の通信デバイス、回路、及び/又は処理コアであってよい。
【0609】
メモリ1802は、静的な情報及び命令を記憶することができるリードオンリーメモリ(read-only memory,ROM)又は他のタイプの静的記憶通信デバイス、情報及び命令を記憶することができるランダムアクセスメモリ(random access memory,RAM)又は他のタイプの動的記憶通信デバイス、電気的消去可能なプログラム可能リードオンリーメモリ(electrically erasable programmable read-only memory,EEPROM)、コンパクトディスク・リードオンリーメモリ(compact disc read-only memory,CD-ROM)又は他のコンパクトディスクストレージ、光学ディスクストレージ(コンパクトディスク、レーザディスク、光ディスク、デジタルバーサタイルディスク、ブルーレイディスク、などを含む)、磁気ディスク記憶媒体または他の磁気記憶通信デバイス、あるいは、期待されるプログラムコードを命令又はデータ構造の形で搬送又は記憶するためのものであることができ且つコンピュータによってアクセスすることができる任意の他の媒体であってよい。しかし、メモリ1802はそのように制限されない。メモリ1802はプロセッサ1801と一体化されてもよく、あるいは、独立して存在してもよく、通信装置1800の入力/出力ポート(図18に図示せず)を通じてプロセッサ1801へ結合される。これは本願のこの実施形態で特に制限されない。
【0610】
メモリ1802は、本願のソリューションを実行するためのソフトウェアプログラムを記憶するよう構成され、プロセッサ1801は実行を制御する。上記の具体的な実施については、上記の方法実施形態を参照されたい。詳細はここで再び記載されない。
【0611】
トランシーバ1803は、他の通信装置と通信するよう構成される。例えば、通信装置1800は端末デバイスであり、トランシーバ1803は、ネットワークデバイスとの通信又は他の端末デバイスとの通信を行うよう構成されてよい。他の例として、通信装置1800はネットワークデバイスであり、トランシーバ1803は、端末デバイスとの通信又は他のネットワークデバイスとの通信を行うよう構成されてよい。更には、トランシーバ1803は、受信器及び送信器(図18には別々に図示せず)を含んでよい。受信器は、受信機能を実装するよう構成され、送信器は、送信機能を実装するよう構成される。トランシーバ1803は、プロセッサ1801と一体化されてもよく、あるいは、独立して存在してもよく、通信装置1800の入力/出力ポート(図18に図示せず)を通じてプロセッサ1801へ結合される。これは本願のこの実施形態で特に制限されない。
【0612】
いくつかの実施形態で、通信装置1800は、図3に示されている第1セッション管理ネットワーク要素、図4若しくは図5に示されているSMFネットワーク要素、又は通信装置1600であってよく、あるいは、第1セッション管理ネットワーク要素、SMFネットワーク要素、又は通信装置1600において構成され得るチップ(システム)又は他の部分若しくはコンポーネントであってよい。これは本願で制限されない。
【0613】
いくつかの他の実施形態では、通信装置1800は、図6に示されている通信方法のアクセスネットワークデバイス、図7若しくは図8に示されている通信方法のRAN、又は通信装置1700であってよく、あるいは、アクセスネットワークデバイス、RAN、又は通信装置1700において構成され得るチップ(システム)又は他の部分若しくはコンポーネントであってよい。これは本願で制限されない。
【0614】
更なるいくつかの実施形態では、通信装置1800は、図9に示されている通信方法の第1デバイス、図10図11図13又は図15のいずれか1つに示されている通信方法のUE、図12に示されている通信方法のRAN、図14に示されている通信方法のS-RAN、又は通信装置1600であってよく、あるいは、第1デバイス、UE、RAN、S-RAN、又は通信装置1600において構成され得るチップ(システム)又は他の部分若しくはコンポーネントであってよい。これは本願で制限されない。
【0615】
更なるいくつかの実施形態では、通信装置1800は、図9に示されている通信方法の第2デバイス、図10図12図13又は図15のいずれか1つに示されている通信方法のSMFネットワーク要素、図11に示されている通信方法のB-SMFネットワーク要素、図12に示されている通信方法のAMFネットワーク要素、図14に示されている通信方法のT-RAN、又は通信装置1700であってよく、あるいは、第2デバイス、SMFネットワーク要素、B-SMFネットワーク要素、AMFネットワーク要素、T-RAN、又は通信装置1700において構成され得るチップ(システム)又は他の部分若しくはコンポーネントであってよい。これは本願で制限されない。
【0616】
留意すべきは、図18に示される通信装置1800の構造は、通信装置に対する制限を構成するものではない点である。実際の通信装置は、図示されているものよりも多い又は少ないコンポーネントを含んでも、いくつかのコンポーネントを結合しても、あるいは、コンポーネント配置が異なっていてもよい。
【0617】
本願の実施形態は通信システムを提供する。通信システムは端末デバイス及びネットワークデバイスを含む。ネットワークデバイスは、アクセスネットワークデバイス及びコアネットワークデバイスを含んでよい。詳細については、図1又は図2に示されている通信システムを参照されたい。詳細はここで再び記載されない。
【0618】
本願の実施形態のプロセッサは中央演算処理装置(central processing unit,CPU)であってよく、あるいは、他の汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(digital signal processor,DSP)、特定用途向け集積回路(application-specific integrated circuit,ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(field programmable gate array,FPGA)若しくは他のプログラム可能ロジックデバイス、ディスクリートゲート若しくはトランジスタロジックデバイス、ディスクリートハードウェア部品、などであってよい、ことが理解されるべきである。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであってよく、あるいは、プロセッサは、如何なる従来のプロセッサなどでもあってよい。
【0619】
本願の実施形態のメモリは揮発性メモリ又は不揮発性メモリであってよく、あるいは、揮発性メモリ又は不揮発性メモリを含んでもよい、ことが更に理解されるべきである。不揮発性メモリは、リードオンリーメモリ(read-only memory,ROM)、プログラム可能リードオンリーメモリ(programmable ROM,PROM)、消去可能なプログラム可能リードオンリーメモリ(erasable PROM,EPROM)、電気的消去可能なプログラム可能リードオンリーメモリ(electrically EPROM,EEPROM)、又はフラッシュメモリであってよい。揮発性メモリは、外部キャッシュとして使用されるランダムアクセスメモリ(random access memory,RAM)であってよい。限定ではなく例として、多くの形態のランダムアクセスメモリ(random access memories,RAM)、例えば、静的ランダムアクセスメモリ(static RAM,SRAM)、動的ランダムアクセスメモリ(DRAM)、同期型動的ランダムアクセスメモリ(synchronous DRAM,SDRAM)、ダブルデータレート同期型動的ランダムアクセスメモリ(double data rate SDRAM,DDR SDRAM)、エンハンスド同期型動的ランダムアクセスメモリ(enhanced SDRAM,ESDRAM)、シンクリンク動的ランダムアクセスメモリ(synchlink DRAM,SLDRAM)、及びダイレクトラムバス型ランダムアクセスメモリ(direct rambus RAM,DR RAM)が使用され得る。
【0620】
上記の実施形態のうちの全て又は一部はソフトウェア、ハードウェア(例えば、回路)、ファームウェア、又はそれらの任意の組み合わせを用いて実装されてよい。ソフトウェアが上記の実施形態を実装するために使用される場合に、上記の実施形態は、完全に又は部分的にコンピュータプログラム製品の形で実装されてよい。コンピュータプログラム製品は、1つ以上のコンピュータ命令又はコンピュータプログラムを含む。プログラム命令又はコンピュータプログラムがコンピュータでロード又は実行される場合に、本願の実施形態に係るプロシージャ又は機能が全て又は部分的に生成される。コンピュータは汎用コンピュータ、専用コンピュータ、コンピュータネットワーク、又は他のプログラム可能な装置であってよい。コンピュータ命令は、コンピュータ可読記憶媒体に記憶されてよく、あるいは、コンピュータ可読記憶媒体から他のコンピュータ可読記憶媒体へ伝送されてもよい。例えば、コンピュータ命令は、ウェブサイト、コンピュータ、サーバ、又はデータセンターから他のウェブサイト、コンピュータ、サーバ、又はデータセンターへ有線又は無線(例えば、赤外線、電波、又はマイクロ波)方式で伝送され得る。コンピュータ可読記憶媒体は、コンピュータによってアクセス可能な任意の使用可能な媒体、又は1つ以上の使用可能な媒体を組み込むサーバ又はデータセンターなどのデータ記憶デバイスであってよい。使用可能な媒体は、磁気媒体(例えば、フロッピーディスク、ハードディスク、若しくは磁気テープ)、光学媒体(例えば、DVD)、又は半導体媒体であってよい。半導体媒体はソリッドステートドライブであってよい。
【0621】
本明細書中の「及び/又は」という用語は、関連するオブジェクトどうしの関連付け関係を単に記載し、3つの関係が存在する可能性があることを表している、ことが理解されるべきである。例えば、A及び/又はBは、次の3つ場合:Aのみ存在、AとBの両方が存在、及びBのみ存在、を示し得る。A及びBは、単数又は複数であってよい。更には、本明細書中の「/」という文字は、通常は、関連するオブジェクトどうしの「論理和」関係を示し、あるいは、「及び/又は」関係を示し得る。具体的な意味は文脈に依存する。
【0622】
本願では、「少なくとも1つ」は、1つ以上を意味し、「複数の」は、2つ以上を意味する。「次の・・・のうちの少なくとも1つのアイテム(片)」又はそれに類似した表現は、それらのアイテムの任意の組み合わせを指し、単一のアイテム(片)又は複数のアイテム(片)の任意の組み合わせを含む。例えば、a、b又はcのうちの少なくとも1つは、a、b、c、a-b、a-c、b-c、又はa-b-cを示し得る。なお、a、b、及びcは、単数又は複数であってよい。
【0623】
上記のプロセスのシーケンス番号は、本願の様々な実施形態において実行順序を意味するものではない、ことが理解されるべきである。プロセスの実行順序は、プロセスの機能及び内部ロジックに応じて決定されるべきであり、本願の実施形態の実施プロセスに対する如何なる制限としても見なされるべきではない。
【0624】
当業者であれば、本明細書で開示されている実施形態で記載されている例と組み合わせて、ユニット及びアルゴリズムステップは、電子ハードウェア、又はコンピュータソフトウェアと電子ハードウェアとの組み合わせによって実装されてよい、と気づき得る。機能がハードウェア又はソフトウェアによって実行されるかどうかは、技術的解決法の特定のアプリケーション及び設計制約に依存する。当業者は、特定のアプリケーションごとに、記載されている機能を実施するために異なる方法を使用してもよいが、実施が本願の範囲を越えるとは見なされるべきでない。
【0625】
当業者には当然ながら、記載の便宜及び簡潔さのために、上記のシステム、装置、及びユニットの詳細な作動プロセスについては、上記の方法実施形態の対応するプロセスを参照されたく、詳細はここで再び記載されない。
【0626】
本願で提供されているいくつかの実施形態で、開示されているシステム、装置、及び方法は他の方法で実施されてもよい、ことが理解されるべきである。例えば、上記の装置実施形態は例に過ぎない。例えば、ユニットへの分割は、論理的な機能分割に過ぎず、実際の実施中には他の分割であってもよい。例えば、複数のユニット又はコンポーネントは他のシステムに結合又は一体化されてよく、あるいは、いくつかの特徴は、無視されても又は実行されなくてもよい。更に、表示又は議論されている相互結合又は直接的な結合若しくは通信接続は、何らかのインターフェースを通じて実施されてもよい。装置又はユニット間の間接的な結合又は通信接続は、電気的な形式、機械的な形式、又は他の形式で実施されてもよい。
【0627】
別個の部分として記載されているユニットは、物理的に分離していてもしていなくてもよく、ユニットとして表示されている部分は、物理的なユニットであってもなくてもよく、具体的には、1つの場所に配置されてもよく、あるいは、複数のネットワークユニットに分布してもよい。ユニットの一部又は全部は、実施形態の解決法の目的を達成すべく、実際の要件に基づいて選択されてよい。
【0628】
更に、本願の実施形態における機能ユニットは、1つの処理ユニットに一体化されてもよく、各ユニットは物理的に単独で存在してよく、あるいは、2つ以上のユニットは1つのユニットに一体化されてもよい。
【0629】
機能がソフトウェア機能ユニットの形で実施され、独立した製品として販売又は使用される場合に、機能はコンピュータ可読記憶媒体に記憶されてよい。そのような理解に基づいて、本願の技術的解決法は本質的に、あるいは、先行技術に寄与する部分、又は技術的解決法の一部は、ソフトウェア製品の形で実施されてよい。コンピュータソフトウェア製品は記憶媒体に記憶され、本願の実施形態で記載されている方法のステップの全部又は一部を実行することをコンピュータデバイス(パーソナルコンピュータ、サーバ、ネットワークデバイス、などであってよい)に指示するためのいくつかの命令を含む。上記の記憶媒体は、USBフラッシュドライブ、リムーバブルハードディスク、リードオンリーメモリ(read-only memory,ROM)、ランダムアクセスメモリ(random access memory,RAM)、磁気ディスク、又は光学ディスクなどの、プログラムコードを記憶することができる如何なる媒体も含む。
【0630】
以上の記載は、本願の具体的な実施にすぎず、本願の保護範囲を制限する意図はない。本願で開示されている技術範囲内で当業者によって容易に想到される如何なる変形又は置換も、本願の保護範囲内に入るべきである。従って、本願の保護範囲は、特許請求の範囲の保護範囲に従うべきである。
図1
図2
図3
図4
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図7
図8
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図10
図11
図12
図13
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図16
図17
図18