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特許7544853仮想ネットワーク、仮想ネットワークの動作方法および非一時的コンピュータ可読記憶媒体
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-08-26
(45)【発行日】2024-09-03
(54)【発明の名称】仮想ネットワーク、仮想ネットワークの動作方法および非一時的コンピュータ可読記憶媒体
(51)【国際特許分類】
   H04L 41/0895 20220101AFI20240827BHJP
   H04J 3/00 20060101ALI20240827BHJP
   H04L 43/10 20220101ALI20240827BHJP
【FI】
H04L41/0895
H04J3/00 B
H04L43/10
【請求項の数】 20
(21)【出願番号】P 2022563955
(86)(22)【出願日】2021-04-30
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2023-06-20
(86)【国際出願番号】 CN2021091693
(87)【国際公開番号】W WO2021227905
(87)【国際公開日】2021-11-18
【審査請求日】2023-02-20
(31)【優先権主張番号】16/872,153
(32)【優先日】2020-05-11
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】522362660
【氏名又は名称】プライムワン リミテッド
【氏名又は名称原語表記】PRIMEWAN LIMITED
(74)【代理人】
【識別番号】100107456
【弁理士】
【氏名又は名称】池田 成人
(74)【代理人】
【識別番号】100162352
【弁理士】
【氏名又は名称】酒巻 順一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100123995
【弁理士】
【氏名又は名称】野田 雅一
(72)【発明者】
【氏名】リー, ミン
(72)【発明者】
【氏名】ジア, ユアン ヤン
【審査官】速水 雄太
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2009/051179(WO,A1)
【文献】特開2017-152814(JP,A)
【文献】特開2015-119233(JP,A)
【文献】特開2018-098714(JP,A)
【文献】特開2011-049656(JP,A)
【文献】特開2010-232818(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04L 12/00-12/66
41/00-101/695
H04J 3/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
仮想ネットワークであって、
仮想入口デバイスと、
リモートルータ/スイッチに結合されることになる仮想出口デバイスと、
前記仮想入口デバイス及び前記仮想出口デバイスに結合されている通信チャネルと、
を備えており、
前記仮想入口デバイスが、
前記リモートルータ/スイッチを識別するヘッダを有する入力フレームを受信することであり、前記入力フレームが、複数のソースのうちの1つから生じる、受信することと、
前記リモートルータ/スイッチのアイデンティティから前記仮想出口デバイスを特定することと、
前記入力フレームをカプセル化して、第1のカプセル化されたフレームを形成することであり、前記第1のカプセル化されたフレームが、前記仮想出口デバイスを識別するフィールド、及び前記入力フレームを含むフィールドを有する、形成することと、
前記仮想出口デバイスのアイデンティティから前記第1のカプセル化されたフレームに関するネクストホップを特定することと、
前記第1のカプセル化されたフレームをカプセル化して、第2のカプセル化されたフレームを形成することであり、前記第2のカプセル化されたフレームが、ネクストホップを識別するフィールド、及び前記第1のカプセル化されたフレームを含むフィールドを有する、形成することと、
前記第2のカプセル化されたフレームをその他のソースからの第2のカプセル化されたフレームと組み合わせて、第2のカプセル化されたフレームのシーケンスを形成することと、
第2のカプセル化されたフレームの前記シーケンスを送信することと、
を行うためのものである、仮想ネットワーク。
【請求項2】
前記仮想出口デバイスが、
第2のカプセル化されたフレームの前記シーケンスを受信することと、
前記第2のカプセル化されたフレームを第2のカプセル化されたフレームの前記シーケンスから分離することと、
を行うためのものである、請求項1に記載の仮想ネットワーク。
【請求項3】
前記仮想出口デバイスがさらに、
前記第2のカプセル化されたフレームをアンパックして、前記第1のカプセル化されたフレームを抽出することと、
前記第1のカプセル化されたフレームをアンパックして、前記入力フレームを抽出することと、
前記入力フレームを前記リモートルータ/スイッチへ送信することと、
を行うためのものである、請求項2に記載の仮想ネットワーク。
【請求項4】
前記仮想入口デバイスが、テスト中の仮想出口デバイスを識別するヘッダを有するテストフレームを生成し、前記テストフレームをテスト中の前記仮想出口デバイスへ送信し、
前記仮想出口デバイスが、前記テストフレームを受信し、前記テストフレームをアンパックし、アンパックされた前記テストフレームからステータスの1つ又は複数の測定値を特定する、
請求項3に記載の仮想ネットワーク。
【請求項5】
前記通信チャネルが、第2のカプセル化されたフレームの前記シーケンスを単一の波長でのデータの単一のストリームとして渡す光ファイバケーブルを含む、請求項3に記載の仮想ネットワーク。
【請求項6】
前記仮想入口デバイスが、プロバイダバックボーンブリッジトラフィックエンジニアリング(PBB-TE)プロトコル及びトランスファーマルチプロトコルリスティングスイッチ(T-MPLS)プロトコルを含むプロトコルのグループからのプロトコルを用いて前記入力フレームをカプセル化する、請求項3に記載の仮想ネットワーク。
【請求項7】
仮想ネットワークの動作方法であって、前記仮想ネットワークが、仮想入口デバイスと、リモートルータ/スイッチに結合されることになる仮想出口デバイスと、前記仮想入口デバイス及び前記仮想出口デバイスに結合されている通信チャネルと、を備えており、前記動作方法が、
前記仮想入口デバイスが、前記リモートルータ/スイッチを識別するヘッダを有する入力フレームを受信するステップであり、前記入力フレームが、複数のソースのうちの1つから生じる、受信するステップ(152)と、
前記仮想入口デバイスが、前記リモートルータ/スイッチのアイデンティティから前記仮想出口デバイスを特定するステップ(154)と、
前記仮想入口デバイスが、前記入力フレームをカプセル化して、第1のカプセル化されたフレームを形成するステップであり、前記第1のカプセル化されたフレームが、前記仮想出口デバイスを識別するフィールド、及び前記入力フレームを含むフィールドを有する、形成するステップ(156)と、
前記仮想入口デバイスが、前記仮想出口デバイスのアイデンティティから前記第1のカプセル化されたフレームに関するネクストホップを特定するステップ(158)と、
前記仮想入口デバイスが、前記第1のカプセル化されたフレームをカプセル化して、第2のカプセル化されたフレームを形成するステップであり、前記第2のカプセル化されたフレームが、ネクストホップを識別するフィールド、及び前記第1のカプセル化されたフレームを含むフィールドを有する、形成するステップ(160)と、
前記仮想入口デバイスが、前記第2のカプセル化されたフレームを前記複数のソースからのその他の第2のカプセル化されたフレームと組み合わせて、第2のカプセル化されたフレームのシーケンスを形成するステップ(162)と、
前記仮想入口デバイスが、第2のカプセル化されたフレームの前記シーケンスを送信するステップ(164)と、
を含む方法。
【請求項8】
第2のカプセル化されたフレームの前記シーケンスを送信する前記ステップ(164)の後に、
前記仮想出口デバイスが、第2のカプセル化されたフレームの送信された前記シーケンスを受信するステップ(166)と、
前記仮想出口デバイスが、前記第2のカプセル化されたフレームを第2のカプセル化されたフレームの受信された前記シーケンスから分離するステップ(166)
をさらに含む、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記第2のカプセル化されたフレームを第2のカプセル化されたフレームの受信された前記シーケンスから分離する前記ステップ(166)の後に、
前記仮想出口デバイスが、分離された前記第2のカプセル化されたフレームをアンパックして、前記第1のカプセル化されたフレームを抽出するステップ(168)と、
前記仮想出口デバイスが、抽出された前記第1のカプセル化されたフレームをアンパックして、前記入力フレームを抽出するステップ(170)と、
前記仮想出口デバイスが、抽出された前記入力フレームを、前記入力フレームの前記ヘッダにおいて識別された前記リモートルータ/スイッチへ送信するステップ(172)と、
をさらに含む、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記仮想入口デバイスが、テスト中の前記仮想出口デバイスを識別するヘッダを有するテストフレームを生成し、前記テストフレームをテスト中の前記仮想出口デバイスへ送信するステップと、
前記仮想出口デバイスが、前記テストフレームを受信し、前記テストフレームをアンパックし、アンパックされた前記テストフレームからステータスの1つ又は複数の測定値を特定するステップと、
をさらに含む、請求項8に記載の方法。
【請求項11】
第2のカプセル化されたフレームの前記シーケンスを送信する前記ステップ(164)の後に、
前記通信チャネルが、第2のカプセル化されたフレームの送信された前記シーケンスを前記仮想入口デバイスから前記仮想出口デバイスへ渡すステップであって、第2のカプセル化されたフレームの送信された前記シーケンスが、単一の波長でのデータの単一のストリームとして光ファイバケーブルにおいて渡される、渡すステップをさらに含む、請求項8に記載の方法。
【請求項12】
前記第2のカプセル化されたフレームを前記複数のソースからのその他の第2のカプセル化されたフレームと組み合わせて、第2のカプセル化されたフレームのシーケンスを形成する前記ステップ(162)において、第2のカプセル化されたフレームの前記シーケンスが、第1のソースから生じた入力フレームを含む第1のフレームと、第2のソースから生じた入力フレームを含む第2のフレームと、第3のソースから生じた入力フレームを含む第3のフレームとを含む、請求項8に記載の方法。
【請求項13】
前記入力フレームをカプセル化して第1のカプセル化されたフレームを形成する前記ステップ(156)において、前記入力フレームが、プロバイダバックボーンブリッジトラフィックエンジニアリング(PBB-TE)プロトコル及びトランスファーマルチプロトコルリスティングスイッチ(T-MPLS)プロトコルを含むプロトコルのグループからのプロトコルを用いてカプセル化される、請求項8に記載の方法。
【請求項14】
プログラム命令が埋め込まれている非一時的コンピュータ可読記憶媒体であって、前記プログラム命令が、プロセッサによって実行されたときに、仮想ネットワークの動作方法を前記プロセッサに実行させ、前記仮想ネットワークが、仮想入口デバイスと、リモートルータ/スイッチに結合されることになる仮想出口デバイスと、前記仮想入口デバイス及び前記仮想出口デバイスに結合されている通信チャネルと、を備えており、前記動作方法が、
前記リモートルータ/スイッチを識別するヘッダを有する入力フレームを受信するステップであり、前記入力フレームが、複数のソースのうちの1つから生じる、受信するステップ(152)と、
前記リモートルータ/スイッチのアイデンティティから前記仮想出口デバイスを特定するステップ(154)と、
前記入力フレームをカプセル化して、第1のカプセル化されたフレームを形成するステップであり、前記第1のカプセル化されたフレームが、前記仮想出口デバイスを識別するフィールド、及び前記入力フレームを含むフィールドを有する、形成するステップ(156)と、
前記仮想出口デバイスのアイデンティティから前記第1のカプセル化されたフレームに関するネクストホップを特定するステップ(158)と、
前記第1のカプセル化されたフレームをカプセル化して、第2のカプセル化されたフレームを形成するステップであり、前記第2のカプセル化されたフレームが、ネクストホップを識別するフィールド、及び前記第1のカプセル化されたフレームを含むフィールドを有する、形成するステップ(160)と、
前記第2のカプセル化されたフレームを前記複数のソースからのその他の第2のカプセル化されたフレームと組み合わせて、第2のカプセル化されたフレームのシーケンスを形成するステップ(162)と、
第2のカプセル化されたフレームの前記シーケンスを送信するステップ(164)と、
を含む、媒体。
【請求項15】
前記動作方法が、第2のカプセル化されたフレームの前記シーケンスを送信する前記ステップ(164)の後に、
第2のカプセル化されたフレームの送信された前記シーケンスを受信するステップ(166)と、
前記第2のカプセル化されたフレームを第2のカプセル化されたフレームの受信された前記シーケンスから分離するステップ(166)
をさらに含む、請求項14に記載の媒体。
【請求項16】
前記動作方法が、前記第2のカプセル化されたフレームを第2のカプセル化されたフレームの受信された前記シーケンスから分離する前記ステップ(166)の後に、
分離された前記第2のカプセル化されたフレームをアンパックして、前記第1のカプセル化されたフレームを抽出するステップ(168)と、
抽出された前記第1のカプセル化されたフレームをアンパックして、前記入力フレームを抽出するステップ(170)と、
抽出された前記入力フレームを、前記入力フレームの前記ヘッダにおいて識別された前記リモートルータ/スイッチへ送信するステップ(172)と、
をさらに含む、請求項15に記載の媒体。
【請求項17】
前記動作方法が、
テスト中の前記仮想出口デバイスを識別するヘッダを有するテストフレームを生成し、前記テストフレームをテスト中の前記仮想出口デバイスへ送信するステップと、
前記テストフレームを受信し、前記テストフレームをアンパックし、アンパックされた前記テストフレームからステータスの1つ又は複数の測定値を特定するステップと、
をさらに含む、請求項16に記載の媒体。
【請求項18】
前記動作方法が、第2のカプセル化されたフレームの前記シーケンスを送信する前記ステップ(164)の後に、
第2のカプセル化されたフレームの送信された前記シーケンスを前記仮想入口デバイスから前記仮想出口デバイスへ渡すステップであって、第2のカプセル化されたフレームの送信された前記シーケンスが、単一の波長でのデータの単一のストリームとして光ファイバケーブルにおいて渡される、渡すステップをさらに含む、請求項14に記載の媒体。
【請求項19】
前記第2のカプセル化されたフレームを前記複数のソースからのその他の第2のカプセル化されたフレームと組み合わせて、第2のカプセル化されたフレームのシーケンスを形成する前記ステップ(162)において、第2のカプセル化されたフレームの前記シーケンスが、第1のソースから生じた入力フレームを含む第1のフレームと、第2のソースから生じた入力フレームを含む第2のフレームと、第3のソースから生じた入力フレームを含む第3のフレームとを含む、請求項14に記載の媒体。
【請求項20】
前記入力フレームをカプセル化して第1のカプセル化されたフレームを形成する前記ステップ(156)において、前記入力フレームが、プロバイダバックボーンブリッジトラフィックエンジニアリング(PBB-TE)プロトコル及びトランスファーマルチプロトコルリスティングスイッチ(T-MPLS)プロトコルを含むプロトコルのグループからのプロトコルを用いてカプセル化される、請求項14に記載の媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、コンピュータネットワークの分野に関し、特に、仮想ネットワークに関する。
【背景技術】
【0002】
ワイドエリアネットワーク(WAN)は、ネットワークデバイスどうしの相互接続されているウェブであり、このウェブは典型的に、州全体にわたって、又は国全体にわたってなど、広い地理的エリアにわたってローカルエリアネットワーク又はメトロポリタンエリアネットワークを相互接続する。WANは、リモートに配置されているコンピュータどうしがネットワークデバイスを介して互いと通信することを可能にする。
【0003】
従来のネットワークデバイスは典型的に、たとえば、10/100/1000Mbps(メガビット/秒)、10Gbps(ギガビット/秒)、40Gbps、及び100Gbpsの接続など、予め定められている固定されたデータレートで動作する1つ又は複数の物理ネットワークポートを含む。ネットワークを介したコンピュータシステムどうしの間における通信を可能にすることの一環として、従来のネットワークデバイスは、ネットワークポートの転送スピードをネゴシエートし、そのプロセス中に、ネットワークポートの転送スピードは固定される。
【0004】
従来のネットワークデバイスの不利な点のうちの1つは、利用可能であるよりも多くの物理ポートに対する必要性がある場合が多いということであり、このことは、低減されたサービス又はコストのかさむアップグレードをもたらす。結果として、ポートに対する高まる必要性に対応するためのアプローチに対する必要性がある。
【発明の概要】
【0005】
本発明は、利用可能な物理ポートの数を実質的に増やす仮想ポートを有する仮想ネットワークを含む。本発明の仮想ネットワークは、仮想入口デバイスと、リモートルータ/スイッチに結合されることになる仮想出口デバイスと、仮想入口デバイス及び仮想出口デバイスに結合されている通信チャネルとを含む。仮想入口デバイスは、リモートルータ/スイッチを識別するヘッダを有する入力フレームを受信する。入力フレームは、複数のソースのうちの1つから生じる。仮想入口デバイスはまた、リモートルータ/スイッチのアイデンティティから仮想出口デバイスを特定し、入力フレームをカプセル化して、第1のカプセル化されたフレームを形成する。第1のカプセル化されたフレームは、仮想出口デバイスを識別するフィールド、及び入力フレームを含むフィールドを有する。加えて、仮想入口デバイスは、仮想出口デバイスのアイデンティティから第1のカプセル化されたフレームに関するネクストホップを特定し、第1のカプセル化されたフレームをカプセル化して、第2のカプセル化されたフレームを形成する。第2のカプセル化されたフレームは、ネクストホップを識別するフィールド、及び第1のカプセル化されたフレームを含むフィールドを有する。さらに、仮想入口デバイスは、第2のカプセル化されたフレームをその他のソースからの第2のカプセル化されたフレームと組み合わせて、第2のカプセル化されたフレームのストリームを形成し、第2のカプセル化されたフレームのストリームを送信する。
【0006】
本発明はまた、仮想ネットワークの動作方法を含む。この方法は、リモートルータ/スイッチを識別するヘッダを有する入力フレームを受信するステップを含む。入力フレームは、複数のソースのうちの1つから生じる。この方法はまた、リモートルータ/スイッチのアイデンティティから仮想出口デバイスを特定するステップと、入力フレームをカプセル化して、第1のカプセル化されたフレームを形成するステップとを含む。第1のカプセル化されたフレームは、仮想出口デバイスを識別するフィールド、及び入力フレームを含むフィールドを有する。加えて、この方法は、仮想出口デバイスのアイデンティティから第1のカプセル化されたフレームに関するネクストホップを特定するステップと、第1のカプセル化されたフレームをカプセル化して、第2のカプセル化されたフレームを形成するステップとを含む。第2のカプセル化されたフレームは、ネクストホップを識別するフィールド、及び第1のカプセル化されたフレームを含むフィールドを有する。さらに、この方法は、第2のカプセル化されたフレームを複数のソースからのその他の第2のカプセル化されたフレームと組み合わせて、第2のカプセル化されたフレームのシーケンスを形成するステップと、第2のカプセル化されたフレームのシーケンスを送信するステップとを含む。
【0007】
本発明はまた、プログラム命令が埋め込まれている非一時的コンピュータ可読記憶媒体を提供し、そのプログラム命令は、プロセッサによって実行されたときに、仮想ネットワークの動作方法をプロセッサに実行させる。その方法は、リモートルータ/スイッチを識別するヘッダを有する入力フレームを受信するステップを含む。入力フレームは、複数のソースのうちの1つから生じる。その方法はまた、リモートルータ/スイッチのアイデンティティから仮想出口デバイスを特定するステップと、入力フレームをカプセル化して、第1のカプセル化されたフレームを形成するステップとを含む。第1のカプセル化されたフレームは、仮想出口デバイスを識別するフィールド、及び入力フレームを含むフィールドを有する。加えて、その方法は、仮想出口デバイスのアイデンティティから第1のカプセル化されたフレームに関するネクストホップを特定するステップと、第1のカプセル化されたフレームをカプセル化して、第2のカプセル化されたフレームを形成するステップとを含む。第2のカプセル化されたフレームは、ネクストホップを識別するフィールド、及び第1のカプセル化されたフレームを含むフィールドを有する。さらに、その方法は、第2のカプセル化されたフレームを複数のソースからのその他の第2のカプセル化されたフレームと組み合わせて、第2のカプセル化されたフレームのシーケンスを形成するステップと、第2のカプセル化されたフレームのシーケンスを送信するステップとを含む。
【0008】
本発明の原理が利用される例示的な実施形態を示す以降の詳細な説明及び添付の図面を参照することによって、本発明の特徴及び利点のよりよい理解が得られるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1A図1Aは、本発明による仮想ネットワーク100の一例を示すブロック図である。
図1B図1Bは、本発明による、仮想ネットワーク100の動作方法150を示すフローチャートである。
図1C図1Cは、本発明によるフレームの例を示す図である。
図2A図2Aは、本発明による送信回路200の一例を示すブロック図である。
図2B図2Bは、本発明による送信回路250の一例を示すブロック図である。
図3A図3Aは、本発明による、送信回路200の動作方法300の一例を示すフローチャートである。
図3B図3Bは、本発明による、送信回路200の動作方法350の一例を示すフローチャートである。
図4図4は、本発明の代替実施形態による送信回路400の一例を示すブロック図である。
図5図5は、本発明の代替実施形態による送信回路500の一例を示すブロック図である。
図6図6は、本発明による仮想出口デバイス600の一例を示すブロック図である。
図7図7は、本発明による、仮想出口デバイス600の動作方法700の一例を示すフローチャートである。
図8図8は、本発明の代替実施形態による受信回路800の一例を示すブロック図である。
図9図9は、本発明の代替実施形態による受信回路900の一例を示すブロック図である。 本発明の原理が利用される例示的な実施形態を示す以降の詳細な説明及び添付の図面を参照することによって、本発明の特徴及び利点のよりよい理解が得られるであろう。
【発明を実施するための最良のモード】
【0010】
図1Aは、本発明による仮想ネットワーク100の一例を示すブロック図を示している。図1Aにおいて示されているように、仮想ネットワーク100は、仮想入口デバイス110と、仮想出口デバイス112と、仮想入口デバイス110を仮想出口デバイス112に結合する通信チャネル114とを含む。
【0011】
仮想ネットワーク100は、ローカルルータ/スイッチ120をリモートルータ/スイッチ122と相互接続している。この例においては、ローカルルータ/スイッチ120は、セットトップボックス(STB)、パーソナルコンピュータ(PC)、及びビデオデバイス(VID)など、いくつかのローカルデバイスに結合されており、その一方でリモートルータ/スイッチ122は、対応する数のリモートデバイスに結合されている。
【0012】
動作中に、仮想入口デバイス110は、ローカルルータ/スイッチ120から、セットトップボックス(STB)、パーソナルコンピュータ(PC)など、データフレームと、ビデオデータフレームとのストリームを受信し、データフレームのストリームどうしを組み合わせて仮想データフレームの単一のストリームにし、仮想データフレームのその単一のストリームをチャネル114へと送信する。
【0013】
図1Bは、本発明による、仮想ネットワーク100の動作方法150を示すフローチャートを示している。図1Bにおいて示されているように、方法150は152で始まり、152で仮想入口デバイス110は、ローカルルータ/スイッチ120から入力フレームを受信する。STB、PC、又はVIDなどのローカルデバイスから生じる、STB、PC、又はVIDフレームなどの入力フレームは、リモートルータ/スイッチ(この例においては、リモートルータ/スイッチ122である)を識別するヘッダを有する。
【0014】
図1Cは、本発明によるフレームの例を示す図を示している。図1Cにおいて示されているように、入力フレームは、ローカルルータ/スイッチ120などのローカルルータ/スイッチのMACアドレスを識別するSrc MAC Aフィールドと、リモートルータ/スイッチ122などのリモートルータ/スイッチのMACアドレスを識別するDist MAC Bフィールドとを含むヘッダを有する。入力フレームはまた、タイプフィールド、データフィールド、及び誤り訂正(CRC)フィールドなど、その他のフィールドを含む。
【0015】
再び図1Bを参照すると、方法150は次に154へ移り、154で仮想入口デバイス110は、リモートルータ/スイッチのアイデンティティからリモートルータ/スイッチに結合されている仮想出口デバイスを特定する。たとえば、Dist MAC Bフィールドから取られた、リモートルータ/スイッチ122のMACアドレスは、ルックアップテーブルを介して、リモートルータ/スイッチ122に結合されている仮想出口デバイス112のMACアドレスを識別するために使用されることが可能である。
【0016】
仮想出口デバイスを特定した後に、方法150は156へ移り、156で仮想入口デバイス110は、入力フレームをカプセル化して、第1のカプセル化された(FE)フレームを形成する。そしてFEフレームは、仮想出口デバイス(この例においては仮想出口デバイス112である)を識別するフィールド、及び入力フレームを含むフィールドを有する。カプセル化は、プロバイダバックボーンブリッジトラフィックエンジニアリング(PBB-TE)プロトコル又はトランスポートマルチプロトコルラベルスイッチング(T-MPLS)プロトコルなど、従来のプロトコルを用いて実行されることが可能である。
【0017】
図1Cにおいて示されているように、FEフレームは、仮想出口デバイス112などの仮想出口デバイスのMACアドレスを識別するDst MAC Xフィールドと、仮想入口デバイス110などの仮想入口デバイスのMACアドレスを識別するSrc MAC Nフィールドとを有する。FEフレームはまた、I-tagフィールド、入力フレームを含むペイロードフィールド、及びCRCフィールドなど、その他のフィールドを含む。
【0018】
図1Bを再び参照すると、方法150は次に158へ移り、158で仮想入口デバイス110は、仮想出口デバイスのアイデンティティからFEフレームに関するネクストホップを特定する。たとえば、仮想入口デバイス110は、仮想出口デバイスのMACアドレスをルックアップテーブルへと入力して、仮想ネットワーク100におけるネクストホップのMACアドレスを特定することが可能である。この後に、方法150は160へ移り、160で仮想入口デバイス110は、FEフレームをカプセル化して、第2のカプセル化された(SE)フレームを形成する。そしてそれぞれのSEフレームは、ネクストホップを識別するフィールド、及びFEフレームを含むフィールドを有する。
【0019】
図1Cにおいて示されているように、SEフレームは、現在のデバイス(この例においては仮想入口デバイス110である)のMACアドレスを識別するSrc MAC Cフィールドと、仮想ネットワーク100におけるネクストホップ(この例においては、仮想出口デバイス112である)のMACアドレスを識別するDist MAC Hフィールドとを有する。SEフレームはまた、仮想入口デバイスの仮想ポートを識別するDst vIDフィールドと、仮想出口デバイスにおける対応する仮想ポートを識別するSrc vIDフィールドとを含む。
【0020】
図1Bを再び参照すると、方法150は次に162へ移り、162で仮想入口デバイス110は、SEフレームをその他のソースからの第2のカプセル化されたフレームと組み合わせて、SEフレームの単一のストリームを形成する。たとえば、SEフレームの単一のストリームは、SE STBフレーム、SE PCフレーム、及びSEビデオフレームをシーケンシャル又はランダムの任意の順序で含むことが可能である。これに続いて、方法150は164へ移り、164で仮想入口デバイス110は、第2のカプセル化されたフレームのストリームを通信チャネル114へ送信する。光ファイバケーブルを用いて実装されている場合には、チャネル114は、単一の波長でのSEフレームの単一のストリームを仮想出口デバイス112に渡す。
【0021】
本発明の利点のうちの1つは、リモートルータ/スイッチのMACアドレスを参照することなく仮想ネットワーク100を介してフレームが転送されることが可能であるということである。本発明の別の利点は、複数のソースからの第2のカプセル化されたフレームどうしを組み合わせることによって、低いフレームレートを有するソースどうしが同じ物理ポートから出力されることが可能になり、以て物理ポートの数が実質的に増えるということである。
【0022】
方法150は次に166へ移り、166で仮想出口デバイス112は、第2のカプセル化されたフレームのシーケンスを受信し、第2のカプセル化されたフレームを第2のカプセル化されたフレームのシーケンスから切り替え可能に分離する。この後に、方法150は168へ移り、168で仮想出口デバイス112は、第2のカプセル化されたフレームをアンパックして、第1のカプセル化されたフレームを抽出し、次いで方法150は170へ移り、170で仮想出口デバイス112は、第1のカプセル化されたフレームをアンパックして、当初の入力フレームを抽出する。これに続いて、方法150は172へ移り、172で仮想出口デバイス112は、当初の入力フレームを、当初の入力フレームのヘッダにおいて識別されるリモートルータ/スイッチ(この例においてはリモートルータ/スイッチ122である)へ送信する。
【0023】
図1Aを再び参照すると、仮想入口デバイス110及び仮想出口デバイス112は、管理上割り振られている静的転送テーブルを有する。たとえば、それぞれのフレーム、たとえば、STB、PC、ビデオは、リモートルータ/スイッチのMACアドレスを含む。リモートルータ/スイッチに結合されている仮想出口デバイス112のアイデンティティは、仮想入口デバイス110に管理上割り振られて提供されることが可能であり、それによって、仮想ネットワーク100を通じてフレームによって取られるホップが事前に割り振られる。
【0024】
図2Aは、本発明による仮想入口デバイス200の一例を示すブロック図を示している。図2Aにおいて示されているように、仮想入口デバイス200は、ローカル物理ポート210と、ローカル物理ポート210に結合されているフレーミング回路212と、フレーミング回路212に結合されているいくつかの送信仮想ポートvPORTa1~vPORTanとを含む。
【0025】
そしてそれぞれの送信仮想ポートvPORTaは、送信キュー及び送信フレームフォーマッティング回路を含む。加えて、仮想入口デバイス200はまた、送信仮想ポートvPORTaのうちのそれぞれに結合されている送信仮想スイッチ214と、送信仮想スイッチ214に結合されているネットワーク物理ポート216とを含む。
【0026】
図3Aは、本発明による、仮想入口デバイス200の動作方法300の一例を示すフローチャートを示している。図3Aにおいて示されているように、方法300は、310においてフレーミング回路212がローカル物理ポート210から一連の入力フレームを受信することから始まる。方法300は次に312へ移って、その一連の入力フレームを調べて、それぞれの入力フレームに関するフレームタイプ(たとえば、STB、PC、ビデオ)を特定し、次いで314へ移って、そのフレームタイプに基づいて、それぞれの入力フレームに関連付けられている仮想出口デバイスを特定する。そしてそれぞれの仮想出口デバイスは、いくつかの受信仮想ポートを有する。
【0027】
これに続いて、方法300は316へ移り、316でフレーミング回路212は、一連の入力フレームをカプセル化して、いくつかの第1のカプセル化された(FE)フレームを形成する。FEフレームは、一連の入力フレームに関連付けられている仮想出口デバイスを識別するヘッダを有する。
【0028】
この後に、方法300は318へ移り、318で送信仮想ポートvPORTa1~vPORTanは、FEフレームのヘッダにおける仮想出口デバイスに基づいてFEフレームに関する仮想ネットワークにおけるネクストホップを特定する。次に、方法300は320へ移り、320で送信仮想ポートvPORTa1~vPORTanは、FEフレームをカプセル化して、第2のカプセル化された(SE)フレームを形成する。それぞれのSEフレームは、FEフレームのネクストホップに基づいてSEフレームのネクストホップを識別するヘッダを有する。そのヘッダは、入力フレームの関連付けられている仮想出口デバイスの受信仮想ポートも識別する。加えて、送信仮想ポートは、共有メモリの第1の部分を占有する。
【0029】
これに続いて、方法300は322へ移り、322で送信仮想スイッチ214は、送信仮想ポートvPORTa1~vPORTanを循環して、それぞれの送信仮想ポートvPORTaから、固定された繰り返し順序でSEフレームを順次転送して、SEフレームのシーケンスを出力する。たとえば、仮想スイッチ214は、SEフレームのシーケンスを出力することが可能であり、そのシーケンスでは、第1のSEフレームは、vPORT1からのものであり、第2のフレームは、vPORT2からのものであり、第3のフレームは、vPORT3からのものであり、そして第4のフレームは、再びvPORT1からのものである。
【0030】
送信仮想ポートvPORTaが空であるか又は部分的にいっぱいである場合には、フレームは生成されない。たとえば、送信仮想ポートvPORT2が空である場合には、ネットワーク物理ポート216は、フレーム1、フレームなし、フレーム3を含むフレームシーケンスを出力する。方法300は次に324へ移り、324でネットワーク物理ポート216は、SEフレームを仮想ネットワークへと送信する。
【0031】
図3Bは、本発明の代替実施形態による、送信回路200の動作方法350の一例を示すフローチャートを示している。方法350は、方法300と同様であり、結果として、両方の方法に共通する要素を示すために同じ参照番号を利用する。
【0032】
図3Bにおいて示されているように、方法350は、最初に352で方法300から分岐し、352で仮想スイッチ214は、送信仮想ポートvPORTaのうちのいずれかからフル信号が受信されたかどうかを特定する。フル信号は、送信仮想ポートvPORTaにおけるSEフレームが送信される準備ができているということを示す。仮想スイッチ214が送信仮想ポートvPORTaからフル信号を検知した場合には、方法350は354へ移り、354で仮想スイッチ214は、フル信号を出力する送信仮想ポートvPORTaからネットワーク物理ポート216へSEフレームを転送する。
【0033】
たとえば、仮想スイッチ214は、送信仮想ポートvPORTa1、送信仮想ポートvPORTa2、及び送信仮想ポートvPORTa3からフル信号を順次受信することが可能である。このケースにおいては、仮想スイッチ214は、SEフレームのシーケンスを出力し、そのシーケンスでは、第1のSEフレームは、送信仮想ポートvPORT1からのものであり、第2のフレームは、送信仮想ポートvPORT2からのものであり、第3のフレームは、送信仮想ポートvPORT3からのものである。
【0034】
代替として、ソース(たとえば、STB、PC、ビデオソース)のうちの1つが、その他のソース(たとえば、STB、PC、ビデオソース)のデータレートよりもはるかに速いデータレートを有することがあり、そしてそのことによって、1つの送信仮想ポートvPORTaが、その他の送信仮想ポートvPORTaよりもはるかに頻繁にフル信号を出力する。
【0035】
たとえば、ネットワーク物理ポート216が、5フレーム/秒のフレームレートでフレームを送信する場合には、送信仮想ポートvPORTa2は、送信仮想ポートvPORTa1及びvPORTa3のフレームレートのうちのそれぞれよりも3倍速いレートでフレームを出力し、送信仮想ポートvPORTa2は、その他のポートの前に3回フルにシグナリングを行い、送信仮想ポートvPORTa1は、vPORTa3がシグナリングを行う前にシグナリングを行い、次いで仮想スイッチ214は、送信仮想ポートvPORT2からの第1のフレームと、送信仮想ポートvPORT2からの第2のフレームと、送信仮想ポートvPORT2からの第3のフレームと、送信仮想ポートvPORT1からの第4のフレームと、送信仮想ポートvPORT3からの第5のフレームとを含むフレームのシーケンスを転送する。
【0036】
フル信号を受信する順序が、仮想スイッチ214によって送信仮想ポートvPORTaからSEフレームが出力される順序を特定する先入れ先出しアプローチに加えて、送信仮想ポートvPORTa~vPORTanは、代替として、送信仮想ポートvPORTaからネットワーク物理ポートへ任意の量及び任意の順序でフレームが転送されることを可能にする優先度スキームを含むことが可能である。
【0037】
図3Bを再び参照すると、仮想スイッチ214が、フル信号を出力する送信仮想ポートvPORTaからネットワーク物理ポート216へSEフレームを転送した後に、方法350は356へ移り、356でネットワーク物理ポート216は、SEフレームを送信する。方法300においては、出力されることになるフレームは予測可能であり、その一方で、方法350において出力されることになるフレームは予測可能ではないが、優先度スキームは、あるレベルの予測可能性を提供する。
【0038】
図2Aの例を再び参照すると、フレーミング回路212は、仮想スイッチ220と、仮想スイッチ220に結合されているフレーマ222とを含む。仮想スイッチ220は、入力フレームのタイプ(たとえば、STB、PC、ビデオ)を検知し、フレームのそのタイプに対応する仮想ポートvPORTaへのフレームに関するルートを静的転送テーブルから特定し、そのフレームをその仮想ポートvPORTaへ向けて出力する。
【0039】
この例においては、仮想スイッチ220は、ルータ/スイッチ120などのローカルソースルータ/スイッチによって送信されたSTBフレームを受信し、その受信されたフレームがSTBフレームであることをそのSTBフレームにおけるソース及び/又は宛先MACアドレスから検知する。スイッチ220は次いで、STBフレームを受信するために事前に選択された仮想ポートvPORTa1へ向けてルーティングされている第1の仮想ポートラインP1上にSTBフレームを出力する。
【0040】
同様に、仮想スイッチ220は、ローカルソースルータ/スイッチによって送信されたPCフレームを受信し、その受信されたフレームがPCフレームであることをそのPCフレームにおけるソース及び/又は宛先MACアドレスから検知する。スイッチ220は次いで、PCフレームを受信するために事前に選択された仮想ポートvPORTa2へ向けてルーティングされている第2の仮想ポートラインP2上にPCフレームを出力する。
【0041】
仮想スイッチ220はまた、ローカルルータ/スイッチによって送信されたビデオフレームを受信し、その受信されたフレームがビデオフレームであることをそのビデオフレームにおけるソース及び/又は宛先MACアドレスから検知し、次いで、ビデオフレームを受信するために事前に選択された仮想ポートvPORTa3へ向けてルーティングされている第3の仮想ポートラインP3上にビデオフレームを出力する。
【0042】
フレーマ222は、仮想ポートラインP1上でSTBフレームを受信し、そのSTBフレームをカプセル化して、第1のカプセル化された(FE)STBフレームを形成し、次いでそのFE STBフレームを仮想ポートvPORTa1の送信キューへ転送する。同様に、フレーマ222は、仮想ポートラインP2上でPCフレームを受信し、そのPCフレームをカプセル化して、第1のカプセル化された(FE)PCフレームを形成し、次いでそのFE PCフレームを仮想ポートvPORTa2の送信キューへ転送する。フレーマ222はまた、仮想ポートラインP3上でビデオフレームを受信し、そのビデオフレームをカプセル化して、第1のカプセル化された(FE)ビデオフレームを形成し、次いでそのFEビデオフレームを仮想ポートvPORTa3の送信キューへ転送する。
【0043】
フレーマ222は、プロバイダバックボーンブリッジトラフィックエンジニアリング(PBB-TE)プロトコル又はトランスポートマルチプロトコルラベルスイッチング(T-MPLS)プロトコルなどの従来のプロトコルを利用して、カプセル化されたフレームを生成することが可能である。加えて、FE STBフレーム、FE PCフレーム、及びFEビデオフレームはそれぞれ、仮想出口デバイスのIDを含むいくつかのフィールドを有するヘッダを有する。
【0044】
たとえば、FEフレームのヘッダは、仮想出口デバイスのMACアドレスに関する出口アドレスフィールド、I-Tagフィールド、又は同様のフィールドを含むことが可能である。ヘッダは、仮想入口デバイスのMACアドレスなど、その他のフィールドを含むことも可能である。この例においては、仮想出口デバイスのMACアドレスは、管理上、仮想入口デバイスに提供される。
【0045】
送信回路200の仮想ポートvPORTa1におけるフレームフォーマッティング回路は、FE STBフレームを受信し、FE STBフレームのヘッダにおける、仮想出口デバイスのMACアドレスなど、仮想出口デバイスのIDに基づいて静的転送テーブルからFE STBフレームに関する仮想ネットワークにおけるネクストホップを特定し、FE STBフレームをカプセル化して、第2のカプセル化された(SE)STBフレームを形成する。
【0046】
同様に、送信回路200の仮想ポートvPORTa2におけるフレームフォーマッティング回路は、FE PCフレームを受信し、FE PCフレームのヘッダにおける、仮想出口デバイスのMACアドレスなど、仮想出口デバイスのIDに基づいて静的転送テーブルからFE PCフレームに関する仮想ネットワークにおけるネクストホップを特定し、FE PCフレームをカプセル化して、第2のカプセル化された(SE)PCフレームを形成する。
【0047】
加えて、送信回路200の仮想ポートvPORTa3におけるフレームフォーマッティング回路は、FEビデオフレームを受信し、FEビデオフレームのヘッダにおける、仮想出口デバイスのMACアドレスなど、仮想出口デバイスのIDに基づいて静的転送テーブルからFEビデオフレームに関する仮想ネットワークにおけるネクストホップを特定し、FEビデオフレームをカプセル化して、第2のカプセル化された(SE)ビデオフレームを形成する。
【0048】
SE STBフレーム、SE PCフレーム、及びSEビデオフレームはそれぞれ、仮想ネットワークにおけるネクストホップのMACアドレスを識別するネクストホップフィールドと、仮想入口デバイスの仮想ポート番号を識別するソースフィールドSrc_vIDと、仮想入口デバイスの仮想ポート番号に対応する仮想出口デバイスの仮想ポート番号を識別する宛先フィールドDst_vIDとを有するヘッダを含む。この例においては、SE STBフレームに関するソースフィールドSrc_vIDは、仮想ポートvPORTa1である。ラストホップフィールドなど、その他のフィールドが含まれることも可能である。
【0049】
さらに、仮想スイッチ214は、仮想ポートvPORTa1~vPORTanを循環し、それぞれの仮想ポートvPORTaから第2のカプセル化された(SE)フレームを順次転送して、一連のSEフレームを物理ポート216へ出力する。この例においては、スイッチ214は、仮想ポートvPORTa1から物理ポート216へSE STBフレームを転送し、続いて仮想ポートvPORTa2から物理ポート216へSE PCフレームを転送し、続いて仮想ポートvPORTa3から物理ポート216へSEビデオフレームを転送し、続いて仮想ポートvPORTa1から物理ポート216へSE STBフレームを転送し、そして引き続き同じ様式で、物理ポート216がそれらのフレームを出力する。図2は、送信回路200を、単一のローカルルータ/スイッチからの入力を受信してそれに伴って動作するものとして示しているが、送信回路200は、代替として、複数のルータ/スイッチからの入力を受信してそれに伴って動作することが可能である。
【0050】
図2Bは、本発明による送信回路250の一例を示すブロック図を示している。送信回路250は、送信回路200と同様であり、結果として、送信回路200及び送信回路250の両方に共通する要素を示すために同じ参照番号を利用する。
【0051】
図2Bにおいて示されているように、送信回路250は、送信回路250が第1のネットワーク物理ポート216A及び第2のネットワーク物理ポート216Bを含み、それらの両方が仮想スイッチ214に結合されているという点で送信回路200とは異なる。加えて、仮想スイッチ214は、送信仮想ポートvPORTa1とネットワーク物理ポート216Aとの間における連続接続を提供する。さらに、追加の送信仮想ポートvPORTa4が示されている。
【0052】
送信回路250は、送信回路200と実質的に同じに動作するが、ソース(たとえば、STB、PC、又はビデオソース)のうちの1つ又は複数が、ネットワーク物理ポート216A及び216Bの最大フレームレートよりも大きいフレームレートでデータのフレームを出力するという点が異なる。たとえば、ネットワーク物理ポート216A及び216Bのそれぞれは、5フレーム/秒の最大フレームレートを有することが可能である。
【0053】
図2Bの例においては、セットトップボックスは、毎秒7つのSTBフレームを出力し、パーソナルコンピュータは、毎秒2つのPCフレームを出力し、ビデオデバイスは、毎秒1つのビデオフレームを出力する。(挙げられている数は、例示の目的のためのものにすぎない。)図2Bにおいて示されているように、7つのSTBフレームのうちの5つが、ネットワーク物理ポート216Aから送信され、その一方で、残りの2つのSTBフレーム、2つのPCフレーム、及び1つのビデオフレームが、方法300及び350によって示されている様式でネットワーク物理ポート216Bから送信される。送信回路250の利点のうちの1つは、送信回路250が、ネットワーク物理ポートの最大フレームレートよりも大きい着信フレームレートを取り扱うことが可能であるということである。
【0054】
図4は、本発明の代替実施形態による送信回路400の一例を示すブロック図を示している。送信回路400は、送信回路200と同様であり、結果として、両方の回路に共通する構造を示すために同じ参照番号を利用する。
【0055】
図4において示されているように、送信回路400は、送信回路400のフレーミング回路212が、フレーマ222が後に続く仮想スイッチ220の代わりに、仮想ポートvPORTa1~vPORTanに結合されているシリアルツーパラレル仮想スイッチ412が後に続くシリアルツーシリアルフレーマ410を利用するという点で送信回路200とは異なる。
【0056】
さらなる代替実施形態においては、送信回路400のフレーマ410及び仮想スイッチ412は、物理的に分離されることが可能であり、それに伴ってフレーマ410は、ローカルルータ/スイッチへと組み込まれる。
【0057】
図5は、本発明による送信回路500の一例を示すブロック図を示している。送信回路500は、送信回路400と同様であり、結果として、回路400及び回路500の両方に共通する構造を示すために同じ参照番号を利用する。図5において示されている例において示されているように、STB、PC、及びビデオフレームを受信及び出力するローカルルータ/スイッチの代わりに、ローカルフレーマルータ/スイッチ510が送信回路500と共に利用されている。
【0058】
図6は、本発明による仮想出口デバイス600の一例を示すブロック図を示している。図6において示されているように、仮想出口デバイス600は、ネットワーク物理ポート610と、ネットワーク物理ポート610に結合されている受信仮想スイッチ612とを含む。仮想出口デバイス600はまた、スイッチ612に結合されているいくつかの受信仮想ポートvPORTb1~vPORTbnを含む。そしてそれぞれの受信仮想ポートvPORTbは、受信キュー及び受信フレームフォーマッティング回路を含む。仮想出口デバイス600は、受信仮想ポートvPORTbのうちのそれぞれに結合されているデフレーミング回路614と、デフレーミング回路614に結合されているローカル物理ポート616とをさらに含む。
【0059】
図7は、本発明による、仮想出口デバイス600の動作方法700の一例を示すフローチャートを示している。図7において示されているように、方法700は、710においてネットワーク物理ポート610が仮想ネットワークから第2のカプセル化された(SE)フレームを受信することから始まる。SEフレームは、ネクストホップアドレスと受信仮想ポート識別子とを含むヘッダを有する。
【0060】
次に、方法700は712へ移り、712でネットワーク物理ポート610は、SEフレームを調べてネクストホップアドレスを特定し、そのネクストホップアドレスを、格納されているアドレスに比較する。この後に、方法700は714へ移り、714でネットワーク物理ポート610は、一致するネクストホップアドレスを有するSEフレームを、一致するカプセル化された(ME)フレームとして転送する。加えて、ポート610は、ネクストホップアドレスのアイデンティティが、格納されているアドレスと一致しない場合には、受信されたSEフレームをドロップする。
【0061】
この後、方法700は716へ移り、716で受信仮想スイッチ612は、MEフレームのヘッダにおける受信仮想ポート識別子に基づいてMEフレームを切り替え可能に渡す。方法700は次いで718へ移り、718で受信仮想ポートvPORTb1~vPORTbnは、切り替え可能に渡されたMEフレームをアンパックして、切り替え可能に渡されたMEフレームから第1のカプセル化されたフレームを抽出し、それによって、それぞれの受信仮想ポートvPORTbは、MEフレームをアンパックして、第1のカプセル化されたフレームを抽出する。
【0062】
これに続いて、方法700は720へ移り、720でデフレーミング回路614は、第1のカプセル化されたフレームをアンパックして、第1のカプセル化されたフレームから当初のSTB、PC、及びビデオ入力フレームを抽出する。当初のSTB、PC、及びビデオ入力フレームは、いくつかのフレームタイプを有する。さらに、それぞれの入力フレームは、宛先ルータ/スイッチを識別するヘッダを有する。方法700は次いで722へ移り、722でデフレーミング回路614は、STB、PC、及びビデオフレームをローカル物理ポート616へ転送し、ローカル物理ポート616は、当初のSTB、PC、及びビデオフレームを、リモートルータ/スイッチ122などのリモートルータ/スイッチへ出力する。
【0063】
この例においては、仮想スイッチ612は、ネットワーク物理ポート610からME STBフレームを受信し、ME STBフレームのヘッダにおける宛先仮想ポート番号Dst_vIDから、宛先仮想ポートが仮想ポートvPORTb1であると特定する。加えて、スイッチ612は、仮想ポートvPORTb1へのルートを静的転送テーブルから特定し、次いで仮想ポートvPORTb1へ向けてルーティングされている第1の仮想ポートライン上にME STBフレームを出力する。
【0064】
同様に、仮想スイッチ612は、ネットワーク物理ポート610からME PCフレームを受信し、ME PCフレームのヘッダにおける宛先仮想ポート番号Dst_vIDから、宛先仮想ポートが仮想ポートvPORTb2であると特定する。さらに、スイッチ612は、仮想ポートvPORTb2へのルートを静的転送テーブルから特定し、次いで仮想ポートvPORTb2へ向けてルーティングされている第2の仮想ポートライン上にME PCフレームを出力する。
【0065】
加えて、仮想スイッチ612は、ネットワーク物理ポート610からMEビデオフレームを受信し、MEビデオフレームのヘッダにおける宛先仮想ポート番号Dst_vIDから、宛先仮想ポートが仮想ポートvPORTb3であると特定する。スイッチ612は、仮想ポートvPORTb3へのルートを静的転送テーブルから特定し、次いで仮想ポートvPORTb3へ向けてルーティングされている第3の仮想ポートライン上にMEビデオフレームを出力する。
【0066】
仮想ポートvPORTb1~vPORTbnは、MEフレームを受信し、MEフレームをアンパックして、MEフレームからFE STBフレーム、FE PCフレーム、及びFEビデオフレームなどのFEフレームを抽出する。図6の例においては、第1の仮想ポートvPORTb1の受信キューは、ME STBフレームを受信し、その一方で、仮想ポートvPORTb1のフレームフォーマッティング回路は、ME STBフレームをアンパックして、FE STBフレームを抽出し、そのFE STBフレームは、仮想出口デバイスのアイデンティティを含むヘッダを有する。
【0067】
同様に、第2の仮想ポートvPORTb2の受信キューは、ME PCフレームを受信し、その一方で、仮想ポートvPORTb2のフレームフォーマッティング回路は、ME PCフレームをアンパックして、第4のカプセル化されたPCフレームを抽出し、その第4のカプセル化されたPCフレームは、仮想出口デバイスのアイデンティティを含むヘッダを有する。加えて、第3の仮想ポートvPORTb3の受信キューは、MEビデオフレームを受信し、その一方で、仮想ポートvPORTb3のフレームフォーマッティング回路は、MEビデオフレームをアンパックして、第4のカプセル化されたビデオフレームを抽出し、その第4のカプセル化されたビデオフレームは、仮想出口デバイスのアイデンティティを含むヘッダを有する。
【0068】
デフレーミング回路614は、複数のFEフレームを受信し、それらのFEフレームから当初のSTB、PC、及びビデオ入力フレームを抽出する。それらの入力フレームは、いくつかのフレームタイプ、たとえば、STB、PC、ビデオを有する。それぞれの入力フレームは、リモートルータ/スイッチのアイデンティティを含むヘッダを有する。それぞれの受信されたFEフレームに関して、デフレーミング回路614は、FEフレームをアンパックして入力フレームを抽出し、入力フレームのヘッダからリモートルータ/スイッチのアイデンティティを特定し、入力フレームをローカル物理ポート616へ出力し、ローカル物理ポート616は、リモートルータ/スイッチ122などのリモートルータ/スイッチへ入力フレームを出力する。
【0069】
図6において示されているように、デフレーミング回路614は、デフレーマ620と、デフレーマ620に結合されている仮想スイッチ622とを含む。動作中に、デフレーマ620は、複数の受信仮想ポートvPORTb1~vPORTbnからFEフレームを受信し、FEフレームをアンパックして、当初の入力フレーム、たとえば、STBフレーム、PCフレーム、及びビデオフレームを抽出し、そのSTBフレーム、PCフレーム、及びビデオフレームを仮想スイッチ622へ転送する。
【0070】
図6の例においては、デフレーマ620は、受信仮想ポートvPORTb1からFE STBフレームを受信し、FEフレームをアンパックしてSTBフレームを抽出し、そのSTBフレームを仮想スイッチ622へ転送する。同様に、デフレーマ620は、受信仮想ポートvPORTb2からFE PCフレームを受信し、FEフレームをアンパックしてPCフレームを抽出し、そのPCフレームを仮想スイッチ622へ転送する。加えて、デフレーマ620は、受信仮想ポートvPORTb3からFEビデオフレームを受信し、FEフレームをアンパックしてビデオフレームを抽出し、そのビデオフレームを仮想スイッチ622へ転送する。デフレーマ620は、フレーマ222と同じ又は異なるプロトコルを利用することが可能である。
【0071】
仮想スイッチ622は、デフレーマ620の出力を循環して、出力フレームを順次受信してローカル物理ポート616へ転送する。この例においては、仮想スイッチ622は、デフレーマ620からSTBフレームを受信し、リモートルータ/スイッチのMACアドレスを検知し、STBフレームをローカル物理ポート616へ出力する。同様に、仮想スイッチ622は、デフレーマ620からPCフレームを受信し、リモートルータ/スイッチのMACアドレスを検知し、PCフレームをローカル物理ポート616へ出力する。加えて、仮想スイッチ622は、デフレーマ620からビデオフレームを受信し、リモートルータ/スイッチのMACアドレスを検知し、ビデオフレームをローカル物理ポート616へ出力する。そしてローカル物理ポート616は、それらのフレームをリモートルータ/スイッチへ出力する。
【0072】
図6の例は、パラレルツーパラレルデフレーマ620と、それに続くパラレルツーシリアル仮想スイッチ622とを有するデフレーミング回路614を示している。デフレーミング回路614は、代替として、その他の回路構成を用いて実現されることが可能である。たとえば、デフレーミング回路614は、仮想ポートvPORTb1~vPORTbnに結合されているシリアルツーパラレル仮想スイッチと、それに続くシリアルツーシリアルフレーマとを用いて実装されることが可能である。
【0073】
図8は、本発明の代替実施形態による仮想出口デバイス800の一例を示すブロック図を示している。仮想出口デバイス800は、仮想出口デバイス600と同様であり、結果として、両方のデバイスに共通する構造を示すために同じ参照番号を利用する。
【0074】
図8において示されているように、仮想出口デバイス800は、仮想出口デバイス800のフレーミング回路614が、シリアルツーシリアルデフレーマ812が後に続く、仮想ポートvPORTb1~vPORTbnに結合されているパラレルツーシリアル仮想スイッチ810を含むという点で仮想出口デバイス600とは異なる。フレーミング回路212及びデフレーミング回路614の実装は、入れ替えられることが可能である。たとえば、仮想入口デバイス110は、仮想スイッチ220とフレーマ222とを用いて実装されているフレーミング回路212を利用することが可能であり、その一方で仮想出口デバイスは、デフレーミング回路614、仮想スイッチ810、及びデフレーマ812を利用することが可能である。
【0075】
さらなる代替実施形態においては、仮想スイッチ810及びデフレーマ812は、物理的に分離されることが可能であり、それに伴ってデフレーマ812は、ローカルルータ/スイッチへと組み込まれる。
【0076】
図9は、本発明による受信回路900の一例を示すブロック図を示している。受信回路900は、受信回路800と同様であり、結果として、回路800及び回路900の両方に共通する構造を示すために同じ参照番号を利用する。図9において示されている例において示されているように、ローカルルータスイッチの代わりに、ローカルデフレーマルータ/スイッチ910が受信回路900において利用されている。
【0077】
仮想ネットワークを介してデータのフレームを転送することに加えて、テストSEフレームを生成することによって、仮想ネットワークを介したホップがテストされることが可能である。送信仮想ポートvPORTaは、テスト中のリンクを終端する仮想出口デバイスへの仮想ネットワークにおけるネクストホップを特定する。これに続いて、送信仮想ポートvPORTaは、テストフレームとしてのフレーム、及びテストされることになるリンクを終端する仮想出口デバイスを識別するヘッダを有するテストSEフレームを生成する。
【0078】
仮想スイッチ214は、上述されている様式でネットワーク物理ポートにテストSEフレームを渡し、ネットワーク物理ポートは、テストSEフレームを送信する。テストSEフレームは、上述されている様式で仮想出口デバイスに到達し、仮想出口デバイスでは、受信仮想ポートvPORTbが、上述されている様式でテストSEフレームをアンパックして、テスト情報を抽出する。受信仮想ポートvPORTbは次いで、テストSEフレームからフレームレイテンシ、フレーム損失率、及びライブ/シャットダウンステータスを特定することが可能であり、そしてこれらは、サービス品質(QoS)測定値を特定するために利用されることが可能である。
【0079】
ここでは、本開示のさまざまな実施形態に対して詳細に言及が行われてきたが、それらの実施形態の例が、添付の図面において示されている。さまざまな実施形態に関連して記述が行われているが、これらのさまざまな実施形態は、本開示を限定することを意図されているものではないということが理解されるであろう。それどころか、本開示は、特許請求の範囲に従って解釈された際に本開示の範囲内に含まれることが可能である代替物、修正物、及び均等物をカバーすることを意図されている。
【0080】
さらに、本開示のさまざまな実施形態についての前述の詳細な説明においては、本開示の徹底的な理解を提供するために多くの具体的な詳細が示されている。しかしながら、本開示は、これらの具体的な詳細を伴わずに、又はそれらの均等物を伴って実施されることが可能であるということが当技術分野における普通のスキルを有する者によって認識されるであろう。その他の場合においては、本開示のさまざまな実施形態の態様を不必要にわかりにくくすることのないように、よく知られている方法、手順、コンポーネント、及び回路は、詳細に記述されていない。
【0081】
本明細書においては、明確さのために、番号付けされたオペレーションどうしのシーケンスとして方法が示されている場合があるが、その番号付けは、必ずしもオペレーションどうしの順序を示しているとは限らないということに留意されたい。オペレーションのうちのいくつかは、スキップされること、並列に実行されること、又はシーケンスの厳密な順序を保持する必要性を伴わずに実行されることが可能であるということを理解されたい。
【0082】
本開示によるさまざまな実施形態を示している図面は、半図式的であり、縮尺どおりではなく、特に、寸法のうちのいくつかは、提示の明確さのためのものであり、描かれている図においては誇張されて示されている。同様に、図面における眺めは、説明の容易さのために一般に同様の向きを示しているが、図におけるこの描写は、ほとんどの部分に関して任意である。一般に、本開示によるさまざまな実施形態は、任意の向きで動作されることが可能である。
【0083】
詳細な説明のいくつかの部分は、コンピュータメモリ内のデータビット上でのオペレーションの手順、論理ブロック、処理、及びその他のシンボル表示という点から提示されている。これらの説明及び表示は、データ処理技術分野における技術者が自分の作業の実体を他の当業者たちに効果的に伝達するために使用されている。
【0084】
本開示においては、手順、論理ブロック、プロセスなどは、所望の結果へつながるオペレーション又は命令の首尾一貫したシーケンスであると考えられる。それらのオペレーションは、物理量の物理的な操作を利用するオペレーションである。通常、必須ではないが、これらの量は、コンピューティングシステムにおいて、格納されること、転送されること、組み合わされること、比較されること、及びその他の形で操作されることが可能な電気信号又は磁気信号の形態を取る。トランザクション、ビット、値、要素、シンボル、文字、サンプル、ピクセルなどとしてこれらの信号を指すことが、主として共通の使用という理由から、時として好都合であることがわかっている。
【0085】
しかしながら、これら及び類似の用語のすべては、適切な物理量に関連付けられるものであり、それらの量に適用される便宜上のラベルにすぎないということに留意されたい。特に別段の記載がない限り、以降の論考から明らかなように、本開示の全体を通じて、「生成する」、「特定する」、「割り振る」、「集約する」、「利用する」、「仮想化する」、「処理する」、「アクセスする」、「実行する」、「格納する」等などの用語を利用している論考は、コンピュータシステム、又は類似の電子コンピューティングデバイス若しくはプロセッサのアクション及びプロセスを指すということが理解される。
【0086】
コンピューティングシステム、又は類似の電子コンピューティングデバイス若しくはプロセッサは、コンピュータシステムのメモリ、レジスタ、その他のそのような情報ストレージ、及び/又はその他のコンピュータ可読媒体内の物理的な(電子的な)量として表されているデータを操作して、同様にコンピュータシステムのメモリ、又はレジスタ、又はその他のそのような情報ストレージ、送信、若しくは表示デバイス内の物理的な量として表されるその他のデータへと変換する。
【0087】
前のセクションにおいては、本出願の実施形態の図面を参照しながら、本出願の実施形態における技術的な解決策が明確に且つ完全に記述されている。本発明の説明及び特許請求の範囲における、並びに上記の図面における「第1の」、「第2の」などの用語は、類似の対象どうしを区別するために使用されており、必ずしも特定のシーケンス又は順序を記述するために使用されているとは限らないということに留意されたい。これらの数は、適切な場合には、入れ替えられることが可能であり、それによって、本明細書において記述されている本発明の実施形態は、本明細書において示されている又は記述されている順序以外の順序で実施されることが可能であるということを理解されたい。
【0088】
この実施形態の方法において記述されている機能は、ソフトウェア機能ユニットの形態で実装されて、独立した製品として販売又は使用される場合には、コンピューティングデバイス可読記憶媒体に格納されることが可能である。そのような理解に基づいて、従来技術に寄与する本出願の実施形態のうちの一部分、又は技術的な解決策の一部分は、本出願のさまざまな実施形態において記述されている方法のステップのうちのすべて又は一部をコンピューティングデバイス(これは、パーソナルコンピュータ、サーバ、モバイルコンピューティングデバイス、又はネットワークデバイスなどであることが可能である)に実行させるための複数の命令を含む、記憶媒体に格納されているソフトウェア製品の形態で具体化されることが可能である。前述の記憶媒体は、USBドライブ、ポータブルハードディスク、読み取り専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、磁気ディスク、光ディスクなどを含み、それらは、プログラムコードを格納することが可能である。
【0089】
本出願の明細書におけるさまざまな実施形態は、進展する様式で記述されており、それぞれの実施形態は、その他の実施形態からの自らの相違に焦点を合わせており、さまざまな実施形態の間における同じ又は同様の部分どうしは、別のケースに参照されることが可能である。記述されている実施形態は、本出願の実施形態のうちのすべてというよりはむしろ、実施形態のうちの一部にすぎない。本発明のスキルから逸脱することなく、本出願の実施形態に基づいて、当技術分野における普通のスキルを有する者によって得られるその他のすべての実施形態は、本出願の範囲内にある。
【0090】
開示されている実施形態についての上記の説明は、当業者が本出願を作成又は使用することを可能にする。これらの実施形態に対するさまざまな修正は、当業者にとって明らかであり、本明細書において定義されている一般的な原理は、本出願の趣旨又は範囲から逸脱することなく、その他の実施形態において実施されることが可能である。そのため、本出願は、本明細書において示されている実施形態に限定されず、本明細書において開示されている原理及び新規な特徴と整合する最も広い範囲である。
[発明の項目]
[項目1]
仮想ネットワークであって、
仮想入口デバイスと、
リモートルータ/スイッチに結合されることになる仮想出口デバイスと、
前記仮想入口デバイス及び前記仮想出口デバイスに結合されている通信チャネルと、
を備えており、
前記仮想入口デバイスが、
前記リモートルータ/スイッチを識別するヘッダを有する入力フレームを受信することであり、前記入力フレームが、複数のソースのうちの1つから生じる、受信することと、
前記リモートルータ/スイッチのアイデンティティから前記仮想出口デバイスを特定することと、
前記入力フレームをカプセル化して、第1のカプセル化されたフレームを形成することであり、前記第1のカプセル化されたフレームが、前記仮想出口デバイスを識別するフィールド、及び前記入力フレームを含むフィールドを有する、形成することと、
前記仮想出口デバイスの前記アイデンティティから前記第1のカプセル化されたフレームに関するネクストホップを特定することと、
前記第1のカプセル化されたフレームをカプセル化して、第2のカプセル化されたフレームを形成することであり、前記第2のカプセル化されたフレームが、ネクストホップを識別するフィールド、及び前記第1のカプセル化されたフレームを含むフィールドを有する、形成することと、
前記第2のカプセル化されたフレームをその他のソースからの第2のカプセル化されたフレームと組み合わせて、第2のカプセル化されたフレームのシーケンスを形成することと、
第2のカプセル化されたフレームの前記シーケンスを送信することと、
を行うためのものである、仮想ネットワーク。
[項目2]
前記仮想出口デバイスが、
第2のカプセル化されたフレームの前記シーケンスを受信することと、
前記第2のカプセル化されたフレームを第2のカプセル化されたフレームの前記シーケンスから分離することと、
を行うためのものである、項目1に記載の仮想ネットワーク。
[項目3]
前記仮想出口デバイスがさらに、
前記第2のカプセル化されたフレームをアンパックして、前記第1のカプセル化されたフレームを抽出することと、
前記第1のカプセル化されたフレームをアンパックして、前記入力フレームを抽出することと、
前記入力フレームを前記リモートルータ/スイッチへ送信することと、
を行うためのものである、項目2に記載の仮想ネットワーク。
[項目4]
前記仮想入口デバイスが、テスト中の仮想出口デバイスを識別するヘッダを有するテストフレームを生成し、前記テストフレームをテスト中の前記仮想出口デバイスへ送信し、
前記仮想出口デバイスが、前記テストフレームを受信し、前記テストフレームをアンパックし、アンパックされた前記テストフレームからステータスの1つ又は複数の測定値を特定する、
項目3に記載の仮想ネットワーク。
[項目5]
前記通信チャネルが、前記複数のパックされたデータフレームを単一の波長でのデータの単一のストリームとして渡す光ファイバケーブルを含む、項目3に記載の仮想ネットワーク。
[項目6]
前記仮想入口デバイスが、プロバイダバックボーンブリッジトラフィックエンジニアリング(PBB-TE)プロトコル及びトランスファーマルチプロトコルリスティングスイッチ(T-MPLS)プロトコルを含むプロトコルのグループからのプロトコルを用いて前記入力フレームをカプセル化する、項目3に記載の仮想ネットワーク。
[項目7]
仮想ネットワークの動作方法であって、
リモートルータ/スイッチを識別するヘッダを有する入力フレームを受信するステップであり、前記入力フレームが、複数のソースのうちの1つから生じる、受信するステップと、
前記リモートルータ/スイッチのアイデンティティから仮想出口デバイスを特定するステップと、
前記入力フレームをカプセル化して、第1のカプセル化されたフレームを形成するステップであり、前記第1のカプセル化されたフレームが、前記仮想出口デバイスを識別するフィールド、及び前記入力フレームを含むフィールドを有する、形成するステップと、
前記仮想出口デバイスの前記アイデンティティから前記第1のカプセル化されたフレームに関するネクストホップを特定するステップと、
前記第1のカプセル化されたフレームをカプセル化して、第2のカプセル化されたフレームを形成するステップであり、前記第2のカプセル化されたフレームが、ネクストホップを識別するフィールド、及び前記第1のカプセル化されたフレームを含むフィールドを有する、形成するステップと、
前記第2のカプセル化されたフレームを前記複数のソースからのその他の第2のカプセル化されたフレームと組み合わせて、第2のカプセル化されたフレームのシーケンスを形成するステップと、
第2のカプセル化されたフレームの前記シーケンスを送信するステップと、
を含む方法。
[項目8]
第2のカプセル化されたフレームの前記シーケンスを受信するステップと、
前記第2のカプセル化されたフレームを第2のカプセル化されたフレームの前記シーケンスから分離するステップと
をさらに含む、項目7に記載の方法。
[項目9]
前記第2のカプセル化されたフレームをアンパックして、前記第1のカプセル化されたフレームを抽出するステップと、
前記第1のカプセル化されたフレームをアンパックして、前記入力フレームを抽出するステップと、
前記入力フレームを、前記入力フレームの前記ヘッダにおいて識別された前記リモートルータ/スイッチへ送信するステップと、
をさらに含む、項目8に記載の方法。
[項目10]
テスト中の仮想出口デバイスを識別するヘッダを有するテストフレームを生成し、前記テストフレームをテスト中の前記仮想出口デバイスへ送信するステップと、
前記テストフレームを受信し、前記テストフレームをアンパックし、アンパックされた前記テストフレームからステータスの1つ又は複数の測定値を特定するステップと、
をさらに含む、項目8に記載の方法。
[項目11]
第2のカプセル化されたフレームの前記シーケンスを前記仮想入口デバイスから前記仮想出口デバイスへ渡すステップであって、第2のカプセル化されたフレームの前記シーケンスが、単一の波長でのデータの単一のストリームとして光ファイバケーブルにおいて渡される、渡すステップをさらに含む、項目8に記載の方法。
[項目12]
第2のカプセル化されたフレームの前記シーケンスが、第1のソースから生じた入力フレームを含む第1のフレームと、第2のソースから生じた入力フレームを含む第2のフレームと、第3のソースから生じた入力フレームを含む第3のフレームとを含む、項目8に記載の方法。
[項目13]
前記入力フレームが、プロバイダバックボーンブリッジトラフィックエンジニアリング(PBB-TE)プロトコル及びトランスファーマルチプロトコルリスティングスイッチ(T-MPLS)プロトコルを含むプロトコルのグループからのプロトコルを用いてカプセル化される、項目8に記載の方法。
[項目14]
プログラム命令が埋め込まれている非一時的コンピュータ可読記憶媒体であって、前記プログラム命令が、プロセッサによって実行されたときに、仮想ネットワークの動作方法を前記プロセッサに実行させ、前記方法が、
リモートルータ/スイッチを識別するヘッダを有する入力フレームを受信するステップであり、前記入力フレームが、複数のソースのうちの1つから生じる、受信するステップと、
前記リモートルータ/スイッチのアイデンティティから仮想出口デバイスを特定するステップと、
前記入力フレームをカプセル化して、第1のカプセル化されたフレームを形成するステップであり、前記第1のカプセル化されたフレームが、前記仮想出口デバイスを識別するフィールド、及び前記入力フレームを含むフィールドを有する、形成するステップと、
前記仮想出口デバイスの前記アイデンティティから前記第1のカプセル化されたフレームに関するネクストホップを特定するステップと、
前記第1のカプセル化されたフレームをカプセル化して、第2のカプセル化されたフレームを形成するステップであり、前記第2のカプセル化されたフレームが、ネクストホップを識別するフィールド、及び前記第1のカプセル化されたフレームを含むフィールドを有する、形成するステップと、
前記第2のカプセル化されたフレームを前記複数のソースからのその他の第2のカプセル化されたフレームと組み合わせて、第2のカプセル化されたフレームのシーケンスを形成するステップと、
第2のカプセル化されたフレームの前記シーケンスを送信するステップと、
を含む、媒体。
[項目15]
第2のカプセル化されたフレームの前記シーケンスを受信するステップと、
前記第2のカプセル化されたフレームを第2のカプセル化されたフレームの前記シーケンスから分離するステップと
をさらに含む、項目14に記載の媒体。
[項目16]
前記第2のカプセル化されたフレームをアンパックして、前記第1のカプセル化されたフレームを抽出するステップと、
前記第1のカプセル化されたフレームをアンパックして、前記入力フレームを抽出するステップと、
前記入力フレームを、前記入力フレームの前記ヘッダにおいて識別された前記リモートルータ/スイッチへ送信するステップと、
をさらに含む、項目15に記載の媒体。
[項目17]
テスト中の仮想出口デバイスを識別するヘッダを有するテストフレームを生成し、前記テストフレームをテスト中の前記仮想出口デバイスへ送信するステップと、
前記テストフレームを受信し、前記テストフレームをアンパックし、アンパックされた前記テストフレームからステータスの1つ又は複数の測定値を特定するステップと、
をさらに含む、項目16に記載の媒体。
[項目18]
前記方法が、第2のカプセル化されたフレームの前記シーケンスを前記仮想入口デバイスから前記仮想出口デバイスへ渡すステップであって、第2のカプセル化されたフレームの前記シーケンスが、単一の波長でのデータの単一のストリームとして光ファイバケーブルにおいて渡される、渡すステップをさらに含む、項目14に記載の媒体。
[項目19]
第2のカプセル化されたフレームの前記シーケンスが、第1のソースから生じた入力フレームを含む第1のフレームと、第2のソースから生じた入力フレームを含む第2のフレームと、第3のソースから生じた入力フレームを含む第3のフレームとを含む、項目14に記載の媒体。
[項目20]
前記入力フレームが、プロバイダバックボーンブリッジトラフィックエンジニアリング(PBB-TE)プロトコル及びトランスファーマルチプロトコルリスティングスイッチ(T-MPLS)プロトコルを含むプロトコルのグループからのプロトコルを用いてカプセル化される、項目14に記載の媒体。
図1A
図1B
図1C
図2A
図2B
図3A
図3B
図4
図5
図6
図7
図8
図9