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特許7545557ディスプレイ装置及びディスプレイ装置の制御方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-08-27
(45)【発行日】2024-09-04
(54)【発明の名称】ディスプレイ装置及びディスプレイ装置の制御方法
(51)【国際特許分類】
   G09G 5/00 20060101AFI20240828BHJP
   G09G 5/38 20060101ALI20240828BHJP
   G09G 5/37 20060101ALI20240828BHJP
   G09G 5/36 20060101ALI20240828BHJP
【FI】
G09G5/00 510H
G09G5/00 510Q
G09G5/00 555D
G09G5/38 100
G09G5/37 320
G09G5/00 550C
G09G5/00 530A
G09G5/36 400
【請求項の数】 20
(21)【出願番号】P 2023189860
(22)【出願日】2023-11-07
【審査請求日】2023-11-07
(31)【優先権主張番号】10-2023-0048626
(32)【優先日】2023-04-13
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】10-2023-0085832
(32)【優先日】2023-07-03
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】502032105
【氏名又は名称】エルジー エレクトロニクス インコーポレイティド
【氏名又は名称原語表記】LG ELECTRONICS INC.
【住所又は居所原語表記】128, Yeoui-daero, Yeongdeungpo-gu, 07336 Seoul,Republic of Korea
(74)【代理人】
【識別番号】100109841
【弁理士】
【氏名又は名称】堅田 健史
(74)【代理人】
【識別番号】230112025
【弁護士】
【氏名又は名称】小林 英了
(72)【発明者】
【氏名】キム,ユナム
(72)【発明者】
【氏名】カン,シナン
【審査官】西田 光宏
(56)【参考文献】
【文献】米国特許第10607634(US,B1)
【文献】特開2006-053629(JP,A)
【文献】米国特許第09208765(US,B1)
【文献】韓国公開特許第10-2015-0059998(KR,A)
【文献】米国特許出願公開第2013/0132838(US,A1)
【文献】特開2004-198759(JP,A)
【文献】特開2008-242263(JP,A)
【文献】国際公開第2019/176517(WO,A1)
【文献】米国特許出願公開第2019/0287553(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 3/01
G06F 3/03-3/04895
G06F 3/14-3/153
G09G 5/00-5/42
G10H 1/00-7/12
G11B 3/00-3/42
G11B 20/10-20/16
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ターンテーブルテーマ映像を出力する為の移動可能なディスプレイ装置であって、
モバイルデバイスと有線又は無線でデータを送受信する送受信機;
オーディオデータの制御命令の為のユーザインターフェース及びビデオデータを出力し、タッチスクリーンを備えるディスプレイ;
前記オーディオデータを出力するスピーカー;
コントローラー;及び
前記送受信機、前記ディスプレイ、前記スピーカー、及び前記コントローラー、を収納する上端ケース及び下端ケース;を備えてなり、
前記ディスプレイの前記タッチスクリーンが露出され、及び、前記上端ケースが開かれた状態で、前記ディスプレイは下端ケース内に収納されるか、又は、前記ディスプレイは下端ケースに載置され、
前記コントローラーは、
前記モバイルデバイスから受信されるか、又は、前記ユーザインターフェースを介して入力される前記オーディオデータの制御命令を検出し、及び
前記オーディオデータの第1タイプの制御命令に従って、ターンテーブルのトーンアームに対応するイメージを第1位置から第2位置へ移動する第1映像を前記ディスプレイに出力するか、又は、前記オーディオデータの第2タイプの制御命令に従って、前記ターンテーブルのトーンアームに対応するイメージを前記第2位置から前記第1位置へ移動する第2映像を前記ディスプレイに出力するように制御し、
前記オーディオデータは、前記モバイルデバイスを介してストリーミングにより受信され、及び、前記オーディオデータは、前記第1タイプの制御命令又は前記第2タイプの制御命令に従って前記スピーカーを介して出力される、移動可能なディスプレイ装置。
【請求項2】
前記コントローラーは、前記ディスプレイに、前記オーディオデータの前記第2タイプの制御命令に従って前記スピーカーから前記オーディオデータの出力が持続する間、第3映像を出力する、請求項1に記載の移動可能なディスプレイ装置。
【請求項3】
前記コントローラーは、
前記ディスプレイの領域を少なくとも2つの領域に分割し、
前記少なくとも2つの領域のうちの第1領域に前記第1映像又は前記第2映像を出力し、
第2領域に前記オーディオデータの制御命令の為のユーザインターフェースを出力する、請求項1に記載の移動可能なディスプレイ装置。
【請求項4】
前記コントローラーは、前記第1領域又は前記第2領域の一部の領域に前記オーディオデータの歌詞情報を出力する、請求項3に記載の移動可能なディスプレイ装置。
【請求項5】
前記コントローラーは、
前記第1映像又は前記第2映像のトーンアームに対応する第1部分領域に第1タッチユーザインターフェースを設定し、
前記第1映像又は前記第2映像のLP盤に対応する第2部分領域に第2タッチユーザインターフェースを設定する、請求項1に記載の移動可能なディスプレイ装置。
【請求項6】
前記コントローラーは、
前記第1タッチユーザインターフェースを介して入力された第1方向へのタッチの検出により、前記第1映像を前記ディスプレイに出力するように制御し、
前記第1タッチユーザインターフェースを介して入力された第2方向へのタッチの検出により、前記第2映像を前記ディスプレイに出力するように制御する、請求項5に記載の移動可能なディスプレイ装置。
【請求項7】
前記コントローラーは、前記ディスプレイの第3部分領域に他のアプリケーションを実行する為のユーザインターフェースを出力するように制御する、請求項3に記載の移動可能なディスプレイ装置。
【請求項8】
前記コントローラーは、前記第1映像又は前記第2映像に表示されるLP盤の中心部に前記オーディオデータに関連するイメージを出力するように制御する、請求項3に記載の移動可能なディスプレイ装置。
【請求項9】
前記第3映像は、前記オーディオデータの再生時間の流れに従って、前記トーンアームに対応するイメージがスイング軸を中心としてスイング軌跡に沿ってスイングし、LP盤に対応するイメージが回転軸を中心として回転する様子を表現する、請求項2に記載の移動可能なディスプレイ装置。
【請求項10】
前記コントローラーは、前記ディスプレイの回転状態を検出し、前記検出された回転状態による映像を設定する、請求項1に記載の移動可能なディスプレイ装置。
【請求項11】
前記コントローラーは、複数のターンテーブルテーマのうち、1つに対する選択入力を検出し、前記検出されたターンテーブルテーマの為の映像を設定する、請求項1に記載の移動可能なディスプレイ装置。
【請求項12】
前記第1映像は、
前記ターンテーブルのトーンアームに対応するイメージが前記第1位置にある第1部分映像、
前記トーンアームに対応するイメージが前記第1位置から前記第2位置へ移動する第2部分映像、及び
前記ターンテーブルのトーンアームに対応する前記第2位置にある第3部分映像を含む、請求項1に記載の移動可能なディスプレイ装置。
【請求項13】
前記第2映像は、
前記ターンテーブルのトーンアームに対応するイメージが前記第2位置にある第1部分映像、
前記トーンアームに対応するイメージが前記第2位置から前記第1位置へ移動する第2部分映像、及び
前記ターンテーブルのトーンアームに対応するイメージが前記第1位置にある第3部分映像を含む、請求項1に記載の移動可能なディスプレイ装置。
【請求項14】
前記コントローラーは、
前記第1映像の出力と共に、前記オーディオデータを前記スピーカーに出力するように制御し、
前記第2映像の出力と共に、前記オーディオデータを前記スピーカーに出力しないように制御する、請求項1に記載の移動可能なディスプレイ装置。
【請求項15】
前記コントローラーは、
前記第2タッチユーザインターフェースを介して入力される第1方向へのタッチの検出により、前記オーディオデータの出力を制御し、
前記第2タッチユーザインターフェースを介して入力される第2方向へのタッチの検出により、前記オーディオデータの出力を制御する、請求項5に記載の移動可能なディスプレイ装置。
【請求項16】
前記コントローラーは、前記第3映像を前記ディスプレイに出力しながら、前記スピーカーから前記オーディオデータと共にノイズオーディオデータを出力する、請求項2に記載の移動可能なディスプレイ装置。
【請求項17】
ターンテーブルテーマ映像を出力する為の方法であって、
モバイルデバイスと有線又は無線でデータを送受信する送受信機、
オーディオデータの制御命令の為のユーザインターフェース及びビデオデータを出力し、タッチスクリーンを含むディスプレイ、
前記モバイルデバイスから受信された前記オーディオデータを出力するスピーカー、
コントローラー、及び
前記送受信機、前記ディスプレイ、前記スピーカー、及び前記コントローラー、を収納する上端ケース及び下端ケース;を備えた移動可能なディスプレイ装置によって実行され、
前記ディスプレイの前記タッチスクリーンが露出され、及び、前記上端ケースが開かれた状態で、前記ディスプレイは下端ケース内に収納されるか、又は、前記ディスプレイは下端ケースに載置され、
前記モバイルデバイスから受信されるか、又は、前記ユーザインターフェースを介して入力される前記オーディオデータの制御命令を検出するステップ;並びに
前記オーディオデータの第1タイプの制御命令に従って、ターンテーブルのトーンアームに対応するイメージを第1位置から第2位置へ移動する第1映像を前記ディスプレイに出力するか、又は、前記オーディオデータの第2タイプの制御命令に従って、前記トーンアームに対応するイメージを前記第2位置から前記第1位置へ移動する第2映像を前記ディスプレイに出力するステップ;を含んでなり、
前記オーディオデータは、前記モバイルデバイスを介してストリーミングにより受信され、及び、前記オーディオデータは、前記第1タイプの制御命令又は前記第2タイプの制御命令に従って前記スピーカーを介して出力される、方法。
【請求項18】
前記オーディオデータの前記第2タイプの制御命令に従って、前記スピーカーから前記オーディオデータの出力が持続する間、第3映像を出力するステップ;を含む、請求項17に記載の方法。
【請求項19】
前記ディスプレイの少なくとも2つの領域のうちの第1領域に前記第1映像又は前記第2映像を出力し、第2領域に前記オーディオデータの制御命令の為のユーザインターフェースを出力するステップ;を含む、請求項17に記載の方法。
【請求項20】
前記第1映像又は前記第2映像のトーンアームに対応する第1部分領域に設定された第1タッチユーザインターフェースを介して入力されるタッチ入力を検出するステップ;及び
前記タッチ入力が第1方向へのタッチ入力である場合、前記第1映像を前記ディスプレイに出力し、前記タッチ入力が第2方向へのタッチ入力である場合、前記第2映像を前記ディスプレイに出力するステップ;を含む、請求項17に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はディスプレイ装置及びディスプレイ装置の制御方法に関する。
【0002】
〔関連技術〕
本願は、韓国特許出願第10-2023-0048626号(出願日:2023年4月13日/DAScode:BA91)及び韓国特許出願第10-2023-0085832号(出願日:2023年7月3日/DAScode:78E6)に基づくパリ条約4条の優先権主張を伴ったものであり、本願発明は、当該韓国特許出願に開示された内容に基づくものである。参考のために、当該韓国特許出願の明細書、特許請求の範囲及び図面の内容は本願明細書の一部に包摂される。
【背景技術】
【0003】
最近、携帯電話及びテレビなどのマルチメディア装置において、新しいフォームファクタ(Form-factor)について論議されている。フォームファクタとは、製品の構造化された形態を意味する。
【0004】
ディスプレイ産業において、フォームファクタ革新の重要性が高まっている背景は、消費者の移動性増大、機器間の融合及びスマート化の急進展などにより、過去の特定の使用環境に合わせた典型的なフォームファクタから脱し、使用環境の条件に関係なく自由で便利に使用できるフォームファクタへのユーザニーズが強まっていることである。
【0005】
例えば、テレビは横型のものであるという固定観念を破り、縦型テレビが拡大されている。縦型テレビは、モバイルでコンテンツを楽しむことに慣れているMZ世代の特性を反映して、スクリーン方向の転換ができるように制作した製品である。SNSやショッピングサイトのイメージを簡便に見ることができ、動画視聴と同時にコメントも一緒に読むことができるので便利である。特に、縦型テレビはスマートフォンと近距離無線通信(NFC)基盤のミラーリング機能で連動したとき、その良さがさらに光を放つ。一般テレビや映画を視聴するときには、横型に切り替えることができる。
【0006】
他の例として、ローラブル(rollable)テレビとフォルダブル(foldable)スマートフォンはいずれも「フレキシブル(flexible)ディスプレイ」を使用するということから類似している。フレキシブルディスプレイとは、文字通り柔軟な電子素子のことをいう。柔軟であるためには、まず薄いことが必要である。情報を受けて光に切り替える基盤が薄くて柔軟であってこそ、損傷なくその性能が長く持続する。
【0007】
柔軟であることは、衝撃を受けても大きい影響がないということである。フレキシブルディスプレイが曲がったり折れたりしている間、接合部では圧力を受け続けている。この圧力に内部が損傷しないように、耐久性に優れ、且つ圧力を受けても余裕をもって変形する性質が必要である。
【0008】
フレキシブルディスプレイは、例えば、OLEDを基盤にして具現される。OLEDは、有機発光物質を用いたディスプレイである。有機物質は、相対的に金属のような無機物より柔軟である。さらに、OLEDは、基盤の厚さが薄く、他のディスプレイより競争力がある。従来に使用されたLCD基盤の場合、別途として液晶とガラスが必要であるため、厚さを軽減するのに限界がある。
【0009】
テレビの新しいフォームファクタとして、室内及び室外で容易に移動可能なテレビへの需要が増加している。特に、最近、コロナウイルス感染症の流行により、ユーザが自宅に滞在する時間が増加しており、セカンド(second)テレビへの需要が増加している。また、郊外キャンプなどに出る人口増加により、容易に所持及び移動可能な新しいフォームファクタのテレビが要求されている。
【0010】
この新しいフォームファクタのテレビは、図4に示すように、ディスプレイの回転が可能であり、音楽鑑賞などのような様々な目的で活用できる。このような環境においてユーザ経験をより満たす制御方法が必要である。
【0011】
このような問題や背景は、ただテレビに限るものではなく、映像又は音響を出力するための大体の装置に適用される。
【0012】
よって、以下の説明は、テレビに限らず、映像又は音響を出力する全ての装置に適用することができ、テレビという用語の代わりにディスプレイ装置を使用することにする。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0013】
本発明は、上述した問題点を解決するために、音楽鑑賞のためのテーマ画面の表示及びこれによる音源の制御に対する方案を提案しようとする。
【0014】
また、ディスプレイの回転状態によるディスプレイに表示される映像の制御方案を提案しようとする。
【0015】
本発明が解決しようとする課題は、以上において言及した課題に制限されず、言及されていないまた他の課題は、下記の記載から本発明の属する技術分野において通常の知識を有する者に明確に理解され得るだろう。
【課題を解決するための手段】
【0016】
〔本発明の一の態様〕
本発明にあっては、その一の態様として、以下の発明を提案する。
〔1〕
ターンテーブルテーマ映像を出力する為の移動可能なディスプレイ装置であって、
モバイルデバイスと有線又は無線でデータを送受信する送受信機;
オーディオデータの制御命令の為のユーザインターフェース及びビデオデータを出力し、タッチスクリーンを備えるディスプレイ;
前記オーディオデータを出力するスピーカー;及び
コントローラー;を備えてなり、
前記コントローラーは、
前記モバイルデバイスから受信されるか、又は、前記ユーザインターフェースを介して入力される前記オーディオデータの制御命令を検出し、
前記オーディオデータの第1タイプの制御命令に従って、ターンテーブルのトーンアームに対応するイメージを第1位置から第2位置へ移動する第1映像を前記ディスプレイに出力するか、又は、前記オーディオデータの第2タイプの制御命令に従って、前記ターンテーブルのトーンアームに対応するイメージを前記第2位置から前記第1位置へ移動する第2映像を前記ディスプレイに出力するように制御する、移動可能なディスプレイ装置。
〔2〕
前記コントローラーは、前記ディスプレイに、前記オーディオデータの前記第2タイプの制御命令に従って前記スピーカーから前記オーディオデータの出力が持続する間、第3映像を出力する、〔1〕に記載の移動可能なディスプレイ装置。
〔3〕
前記コントローラーは、
前記ディスプレイの領域を少なくとも2つの領域に分割し、
前記少なくとも2つの領域のうちの第1領域に前記第1映像又は前記第2映像を出力し、
第2領域に前記オーディオデータの制御命令の為のユーザインターフェースを出力する、〔1〕に記載の移動可能なディスプレイ装置。
〔4〕
前記コントローラーは、前記第1領域又は前記第2領域の一部の領域に前記オーディオデータの歌詞情報を出力する、〔3〕に記載の移動可能なディスプレイ装置。
〔5〕
前記コントローラーは、
前記第1映像又は前記第2映像のトーンアームに対応する第1部分領域に第1タッチユーザインターフェースを設定し、
前記第1映像又は前記第2映像のLP盤に対応する第2部分領域に第2タッチユーザインターフェースを設定する、〔1〕に記載の移動可能なディスプレイ装置。
〔6〕
前記コントローラーは、
前記第1タッチユーザインターフェースを介して入力された第1方向へのタッチの検出により、前記第1映像を前記ディスプレイに出力するように制御し、
前記第1タッチユーザインターフェースを介して入力された第2方向へのタッチの検出により、前記第2映像を前記ディスプレイに出力するように制御する、〔5〕に記載の移動可能なディスプレイ装置。
〔7〕
前記コントローラーは、前記ディスプレイの第3部分領域に他のアプリケーションを実行する為のユーザインターフェースを出力するように制御する、〔3〕に記載の移動可能なディスプレイ装置。
〔8〕
前記コントローラーは、前記第1映像又は前記第2映像に表示されるLP盤の中心部に前記音源のカバーイメージを出力するように制御する、〔3〕に記載の移動可能なディスプレイ装置。
〔9〕
前記第3映像は、前記オーディオデータの再生時間の流れに従って、前記トーンアームに対応するイメージがスイング軸を中心としてスイング軌跡に沿ってスイングし、LP盤に対応するイメージが回転軸を中心として回転する様子を表現する、〔2〕に記載の移動可能なディスプレイ装置。
〔10〕
前記コントローラーは、前記ディスプレイの回転状態を検出し、前記検出された回転状態による映像を設定する、〔1〕に記載の移動可能なディスプレイ装置。
〔11〕
前記コントローラーは、複数のターンテーブルテーマのうち、1つに対する選択入力を検出し、前記検出されたターンテーブルテーマの為の映像を設定する、〔1〕に記載の移動可能なディスプレイ装置。
〔12〕
前記第1映像は、
前記ターンテーブルのトーンアームに対応するイメージが前記第1位置にある第1部分映像、
前記トーンアームに対応するイメージが前記第1位置から前記第2位置へ移動する第2部分映像、及び
前記ターンテーブルのトーンアームに対応する前記第2位置にある第3部分映像を含む、〔1〕に記載の移動可能なディスプレイ装置。
〔13〕
前記第2映像は、
前記ターンテーブルのトーンアームに対応するイメージが前記第2位置にある第1部分映像、
前記トーンアームに対応するイメージが前記第2位置から前記第1位置へ移動する第2部分映像、及び
前記ターンテーブルのトーンアームに対応するイメージが前記第1位置にある第3部分映像を含む、〔1〕に記載の移動可能なディスプレイ装置。
〔14〕
前記コントローラーは、
前記第1映像の出力と共に、前記オーディオデータを前記スピーカーに出力するように制御し、
前記第2映像の出力と共に、前記オーディオデータを前記スピーカーに出力しないように制御する、〔1〕に記載の移動可能なディスプレイ装置。
〔15〕
前記コントローラーは、
前記第2タッチユーザインターフェースを介して入力される第1方向へのタッチの検出により、前記オーディオデータの出力を制御し、
前記第2タッチユーザインターフェースを介して入力される第2方向へのタッチの検出により、前記オーディオデータの出力を制御する、〔5〕に記載の移動可能なディスプレイ装置。
〔16〕
前記コントローラーは、前記第3映像を前記ディスプレイに出力しながら、前記スピーカーから前記オーディオデータと共にノイズオーディオデータを出力する、〔2〕に記載の移動可能なディスプレイ装置。
〔17〕
ターンテーブルテーマ映像を出力する為の方法であって、
モバイルデバイスと有線又は無線でデータを送受信する送受信機、
オーディオデータの制御命令の為のユーザインターフェース及びビデオデータを出力し、タッチスクリーンを含むディスプレイ、
前記モバイルデバイスから受信された前記オーディオデータを出力するスピーカー、及び
コントローラー、を備えた移動可能なディスプレイ装置によって実行され、
前記モバイルデバイスから受信されるか、又は、前記ユーザインターフェースを介して入力される前記オーディオデータの制御命令を検出するステップ;
前記オーディオデータの第1タイプの制御命令に従って、ターンテーブルのトーンアームに対応するイメージを第1位置から第2位置へ移動する第1映像を前記ディスプレイに出力するか、又は、前記オーディオデータの第2タイプの制御命令に従って、前記トーンアームに対応するイメージを前記第2位置から前記第1位置へ移動する第2映像を前記ディスプレイに出力するステップ;を含んでなる、方法。
〔18〕
前記オーディオデータの前記第2タイプの制御命令に従って、前記スピーカーから前記オーディオデータの出力が持続する間、第3映像を出力するステップ;を含む、〔17〕に記載の方法。
〔19〕
前記ディスプレイの少なくとも2つの領域のうちの第1領域に前記第1映像又は前記第2映像を出力し、第2領域に前記オーディオデータの制御命令の為のユーザインターフェースを出力するステップ;を含む、〔17〕に記載の方法。
〔20〕
前記第1映像又は前記第2映像のトーンアームに対応する第1部分領域に設定された第1タッチユーザインターフェースを介して入力されるタッチ入力を検出するステップ;及び
前記タッチ入力が第1方向へのタッチ入力である場合、前記第1映像を前記ディスプレイに出力し、前記タッチ入力が第2方向へのタッチ入力である場合、前記第2映像を前記ディスプレイに出力するステップ;を含む、〔17〕に記載の方法。
【0017】
ターンテーブルテーマ映像を出力するためのディスプレイ装置が提案され、この装置は、モバイルデバイスと有線又は無線でデータを送受信する送受信機;オーディオデータの制御命令のためのユーザインターフェース及びビデオデータを出力し、タッチスクリーンを含むディスプレイ;オーディオデータを出力するスピーカー;及びコントローラーを含み、コントローラーは、モバイルデバイスから受信されるか、ユーザインターフェースにより入力されるオーディオデータの制御命令を検出し、オーディオデータの第1のタイプの制御命令に従って、ターンテーブルのトーンアームに対応するイメージを第1の位置から第2の位置へ移動する第1の映像をディスプレイに出力するか、又はオーディオデータの第2のタイプの制御命令に従って、ターンテーブルのトーンアームに対応するイメージを第2の位置から第1の位置へ移動する第2の映像をディスプレイに出力するように制御する。
【0018】
ターンテーブルテーマ映像を出力するための方法が提案され、この方法は、モバイルデバイスと有線又は無線でデータを送受信する送受信機;オーディオデータの制御命令のためのユーザインターフェース及びビデオデータを出力し、タッチスクリーンを含むディスプレイ;モバイルデバイスから受信されたオーディオデータを出力するスピーカー;及びコントローラーを含む移動可能なディスプレイ装置によって実行され、モバイルデバイスから受信されるか、ユーザインターフェースにより入力されるオーディオデータの制御命令を検出するステップ;オーディオデータの第1のタイプの制御命令に従って、ターンテーブルのトーンアームに対応するイメージを第1の位置から第2の位置へ移動する第1の映像をディスプレイに出力するか、オーディオデータの第2のタイプの制御命令に従って、ターンテーブルのトーンアームに対応するイメージを第2の位置から第1の位置へ移動する第2の映像をディスプレイに出力するステップを含む(備える;構成する;構築する;設定する;包接する;包含する;含有する)。
【0019】
上述した本発明の態様は本発明の好ましい実施例の一部に過ぎず、本発明の技術的特徴が反映された様々な実施例は、当該技術分野における通常の知識を有する者が後述する本発明の詳細な説明に基づいて導き出して理解できるであろう。
【発明の効果】
【0020】
本発明は、以下のような効果を奏する。
【0021】
音源鑑賞アプリケーションやプログラムの実行において、様々なテーマ画面又は映像を出力することで、ユーザに聴覚的な満足感だけではなく視覚的な満足感を提供することができる。
【0022】
また、ディスプレイの回転時に、適するテーマ画面を出力することで、ユーザに解像度劣化のない映像を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0023】
本発明に関する理解を助けるために詳細な説明の一部に含まれる添付図面は本発明に対する実施形態を提供し、詳細な説明と共に本発明の技術的思想を説明する。
図1】ディスプレイ装置の各構成を説明するブロック図である。
図2】本発明の一実施例によるディスプレイ装置を示す図である。
図3】本発明の一実施例によるディスプレイ装置の活用例を示す図である。
図4】本発明の一実施例によるディスプレイ装置の活用例を示す他の図である。
図5】本発明の一実施例によるディスプレイ装置の正面及び側面を示す図である。
図6】本発明の一実施例によるディスプレイ装置が外部デバイスと連結される実施例を説明する図である。
図7-8】本発明の一実施例による音源再生用テーマ画面を示す。
図9】本発明の一実施例による音源再生用テーマ画面の部分領域を示す。
図10】本発明の一実施例による音源再生用テーマ画面に設定されたタッチユーザインターフェース部分を示す。
図11】本発明の一実施例による音源再生用テーマ画面に設定されたタッチユーザインターフェースに対するタッチ入力のシナリオを示す。
図12】本発明の一実施例による方法のフローチャートを示す。
図13】本発明の一実施例による装置のブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0024】
以下、図面を参照しながら本明細書に開示された実施例について詳しく説明するが、図面符号に関係なく、同一又は類似する構成要素には同じ参照番号を付してこれについての重複説明は省略する。以下の説明で使用される構成要素に対する接尾辞「モジュール」及び「部」は本明細書の作成の容易性のみを考慮して付与又は混用されるものであって、それ自体が互いに区別される意味又は役割を有するとはいえない。また、本明細書に開示された実施例を説明するにおいて、関連する公知技術に関する具体的な説明が本明細書に開示された実施例の要旨を曖昧にする可能性があると判断される場合は、詳しい説明を省略する。また、添付図面は本明細書に開示された実施例に対する容易な理解を助けるためのものであり、添付図面により本明細書に開示する技術的思想は制限されず、本発明の思想及び技術範囲に含まれる全ての変更、均等物又は代替物を含むと理解されるべきである。
【0025】
第1、第2などの用語は実施例の様々な構成要素を説明するために使用される。しかし、これらの構成要素は上記用語により解釈が制限されてはいけない。かかる用語は1つの構成要素を他の構成要素と区別するために使用されることに過ぎない。
【0026】
ある構成要素が他の構成要素に「連結されて」いる、或いは「接続されて」いると言及された場合には、該他の構成要素に直接連結または接続されていることも意味するが、それらの間に別の構成要素が介在する場合も含むと理解されるべきである。一方、ある構成要素が他の構成要素に「直接連結されて」いる、或いは「直接接続されて」いると言及された場合には、それらの間に別の構成要素が介在しないと理解されるべきである。
【0027】
単数の表現は、文脈上明白に異なる意味ではない限り、複数の表現を含む。
【0028】
本明細書において、「含む」又は「有する」などの用語は、明細書に記載された特徴、数字、段階、動作、構成要素、部品又はこれらの組み合わせが存在することを指定しようとするものであり、1つ又はそれ以上の他の特徴や数字、段階、動作、構成要素、部品又はこれらの組み合わせの存在又は付加の可能性を予め排除しないものと理解されるべきである。
【0029】
以下の説明において、ディスプレイ装置100と称するが、ディスプレイ装置は、テレビやマルチメディア装置などのように様々な名称で称することができ、発明の権利範囲はその名称によって制限されるものではない。
【0030】
図1は本発明の一実施例によるディスプレイ装置100の各構成を説明するブロック図である。
【0031】
ディスプレイ装置100は、放送受信部110、外部装置インターフェース部171、ネットワークインターフェース部172、格納部140、ユーザ入力インターフェース部173、入力部130、制御部180、ディスプレイモジュール150、オーディオ出力部160及び/又は電源供給部190を含む。
【0032】
放送受信部110はチューナ部111及び復調部112を含む。
【0033】
一方、ディスプレイ装置100は、図示とは異なり、放送受信部110、外部装置インターフェース部171及びネットワークインターフェース部172のうち、外部装置インターフェース部171とネットワークインターフェース部172のみを含んでもよい。即ち、ディスプレイ装置100は放送受信部110を含まなくてもよい。
【0034】
チューナ部111はアンテナ(図示せず)又はケーブル(図示せず)により受信された放送信号のうち、ユーザが選択したチャンネル又は既に格納された全てのチャンネルに該当する放送信号を選択する。チューナ部111は選択された放送信号を中間周波数信号或いはベースバンド映像又は音声信号に変換することができる。
【0035】
例えば、チューナ部111は、選択された放送信号がデジタル放送信号であると、デジタルIF信号(DIF)に変換し、アナログ放送信号であると、アナログベースバンド映像又は音声信号(CVBS/SIF)に変換する。即ち、チューナ部111はデジタル放送信号又はアナログ放送信号を処理することができる。チューナ部111から出力されるアナログベースバンド映像又は音声信号(CVBS/SIF)は制御部180に直接入力される。
【0036】
一方、チューナ部111は、受信された放送信号のうち、チャンネル記憶機能により格納された全ての放送チャンネルの放送信号を順に選択して、これらを中間周波数信号或いはベースバンド映像又は音声信号に変換する。
【0037】
一方、チューナ部111は複数のチャンネルの放送信号を受信するため、複数のチューナを備えてもよい。又は複数のチャンネルの放送信号を同時に受信する単一のチューナも可能である。
【0038】
復調部112はチューナ部111で変換されたデジタルIF信号(DIF)を受信して復調動作を行う。復調部112は復調及びチャンネル復号化を行った後、ストリーム信号(TS)を出力する。このとき、ストリーム信号は映像信号、音声信号又はデータ信号が多重化された信号である。
【0039】
復調部112で出力したストリーム信号は制御部180に入力される。制御部180は逆多重化、映像/音声信号処理などを行った後、ディスプレイモジュール150で映像を出力し、オーディオ出力部160で音声を出力する。
【0040】
センシング部120はディスプレイ装置100内の変化を感知するか又は外部の変化を感知する装置を意味する。例えば、近接センサ(proximity sensor)、照度センサ(illumination sensor)、タッチセンサ(touch sensor)、赤外線センサ(IRセンサ:infrared sensor)、超音波センサ(ultrasonic sensor)、光センサ(optical sensor、例えば、カメラ)、音声センサ(例えば、マイクロホン)、バッテリーゲージ(battery gauge)、及び環境センサ(例えば、湿度計、温度計など)のいずれかを含む。
【0041】
制御部180はセンシング部120で収集した情報に基づいてディスプレイ装置100の状態を点検し、問題が発生したとき、それをユーザに知らせるか又は自体的に調整して最上の状態を維持するように制御する。
【0042】
また、ディスプレイモジュール180に提供される映像のコンテンツ、画質、サイズなどをセンシング部で感知した視聴者や周辺の照度などによって異なるように制御して最上の視聴環境を提供する。スマートディスプレイ装置が進歩するにつれて、ディスプレイ装置に搭載された機能が多くなり、センシング部20も一緒に増加している。
【0043】
入力部130はディスプレイ装置100の本体の一側に備えられる。例えば、入力部130はタッチパッド、物理的ボタンなどを含む。入力部130はディスプレイ装置100の動作に関連する各種ユーザ命令を受信し、入力された命令に対応する制御信号を制御部180に伝達する。
【0044】
最近、ディスプレイ装置100のベッゼルのサイズが小さくなるにつれて、自体に外部へ露出された物理的ボタン形態の入力部130を最小化したディスプレイ装置100が多くなっている。その代わりに、背面や側面に最少の物理的ボタンを設け、タッチパッドや後述するユーザ入力インターフェース部173により遠隔制御装置200がユーザの入力を受信する。
【0045】
格納部140には制御部180内の各信号処理及び制御のためのプログラムが格納され、信号処理された映像、音声又はデータ信号を格納することもできる。例えば、格納部140は制御部180により処理可能な様々な作業を行うために設計された応用プログラムを格納し、制御部180の要請時、格納された応用プログラムのうちの一部を選択的に提供する。
【0046】
格納部140に格納されたプログラムなどは、制御部180により実行可能なものであれば、特に限定されない。格納部140は外部装置インターフェース部171を介して外部装置から受信される映像、音声又はデータ信号の臨時格納のための機能も行う。格納部140はチャンネルマップなどのチャンネル記憶機能により、所定の放送チャンネルに関する情報を格納する。
【0047】
図1に格納部140が制御部180とは別に備えられた実施例が示されているが、本発明の範囲はこれに限られず、制御部180内に格納部140が含まれてもよい。
【0048】
格納部140は揮発性メモリ(例:DRAM、SRAM、SDRAMなど)や不揮発性メモリ(例:フラッシュメモリ(Flash memory)、ハードディスクドライブ(Hard disk drive;HDD)、及び半導体ドライブ(Solid-state drive;SSD)など)のいずれかを含む。
【0049】
ディスプレイモジュール150は制御部180で処理された映像信号、データ信号、OSD信号、制御信号又はインターフェース部171から受信される映像信号、データ信号、制御信号などを変換して駆動信号を生成する。ディスプレイモジュール150は複数のピクセルを備えるディスプレイパネル181を含む。
【0050】
ディスプレイパネルに備えられた複数のピクセルはRGBのサブピクセルを備える。又はディスプレイパネルに備えられた複数のピクセルはRGBWのサブピクセルを備えてもよい。ディスプレイモジュール150は制御部180で処理された映像信号、データ信号、OSD信号、制御信号などを変換して、複数のピクセルに対する駆動信号を生成する。
【0051】
ディスプレイモジュール150はPDP(Plasma Display Panel)、LCD(Liquid Crystal Display)、OLED(Organic Light Emitting Diode)、フレキシブルディスプレイモジュール(flexible display)などが可能であり、また3次元ディスプレイモジュール(3D display)も可能である。3次元ディスプレイモジュール150は無眼鏡方式と眼鏡方式に区分される。
【0052】
ディスプレイ装置100は、前面のほとんどの面積を占めるディスプレイモジュールと、ディスプレイモジュールの背面、側面などをカバーしてディスプレイモジュールをパッケージするケースとを含む。
【0053】
最近、ディスプレイ装置100は平面から進んで曲面の画面を具現するために、LED(Light Emitting Diodes、発光ダイオード)やOLED(Organic Light Emitting Diodes、有機発光ダイオード)のように曲げられるディスプレイモジュール150を用いる。
【0054】
従来、主に利用したLCDは、LCDが自体的に発光することが難しく、バックライトユニットを介して光が供給された。バックライトユニットは光源と光源から供給された光を均一に前面に位置する液晶に供給する装置である。バックライトユニットがだんだん薄くなり、薄型のLCDを具現できたが、バックライトユニットを曲げられる素材で具現することが難しく、バックライトユニットが曲がる場合、液晶に均一な光供給が難しくなって、画面の明るさが変化する問題がある。
【0055】
反面、LEDやOLEDの場合、ピクセルをなす素子がそれぞれ自体発光するので、バックライトユニットを使用せず、曲げられるように具現することができる。また、各素子が自体発光するので、隣接する素子との位置関係が変化しても自体明るさに影響を及ぼさず、LEDやOLEDを用いて曲げられるディスプレイモジュール150を具現することができる。
【0056】
OLED(Organic Light Emitting Diodes、有機発光ダイオード)パネルは2010年半ばに本格的に登場して、中小型ディスプレイ市場ではLCDを速く代替している。OLEDは蛍光体有機化合物に電流が流れると光を発する自体発光現象を用いて製作されたディスプレイであり、画質反応速度がLCDに比べて速いので、動画の具現時、ほぼ残像がない。
【0057】
OLEDは自体発光機能を有する赤色(Red)、緑色(Green)、青色(Blue)などの3つの蛍光体有機化合物を使用し、陰極と陽極から注入された電子と正電荷の粒子が有機物内で結合して自ら光を発する現象を用いた発光型ディスプレイ製品であるので、色感を落とすバックライト(後光装置)が要らない。
【0058】
LED(Light Emitting Diode、発光ダイオード)パネルは1つのLED素子を1つのピクセルとして利用する技術であり、従来に比べてLED素子のサイズを減らすことができ、曲げられるディスプレイモジュール150を具現できる。従来、LED TVと呼ばれた装置は、LEDをLCDに光を供給するバックライトユニットの光源として用いたものであり、LED自体は画面を構成できない。
【0059】
ディスプレイモジュールは表示パネルと表示パネルの背面に位置する結合マグネット、第1電源供給部及び第1信号モジュールを含む。表示パネルは複数のピクセル(R、G、B)を含む。複数のピクセル(R、G、B)は多数のデータラインと多数のゲートラインが交差する領域ごとに形成される。複数のピクセル(R、G、B)はマトリックス形態で配置又は配列される。
【0060】
例えば、複数のピクセル(R、G、B)の赤色(Red、以下「R」)サブピクセル、緑色(Green、「G」)サブピクセル及び青色(Blue、「B」)サブピクセルを含む。複数のピクセル(R,G,B)はさらに白色(White、以下「W」)サブピクセルを含む。
【0061】
ディスプレイモジュール150は画像を表示する側を前方又は前面とする。ディスプレイモジュール150は画像を表示するとき、画像を観測できない側を後方又は後面とする。
【0062】
一方、ディスプレイモジュール150はタッチスクリーンからなって出力装置以外に入力装置として使用されてもよい。
【0063】
オーディオ出力部160は制御部180で音声処理された信号が入力されて音声として出力する。
【0064】
インターフェース部170はディスプレイ装置100に連結される様々な種類の外部機器との通路役割を果たす。インターフェース部はケーブルによりデータを送受信する有線方式だけではなく、アンテナを用いる無線方式も含む。
【0065】
インターフェース部170は有/無線ヘッドセットポート、外部充電器ポート、有/無線データポート、メモリカード(memory card)ポート、識別モジュールが備えられた装置を連結するポート、オーディオI/O(Input/Output)ポート、ビデオI/O(Input/Output)ポート、及びイヤホンポートのいずれかを含む。
【0066】
無線方式の一例として上記放送受信部110が含まれ、放送信号だけではなく、移動通信信号、近距離通信信号、無線インターネット信号などを含む。
【0067】
外部装置インターフェース部171は接続された外部装置とデータを送信又は受信する。このために、外部装置インターフェース部171はA/V入出力部(図示せず)を含む。
【0068】
外部装置インターフェース部171はDVD(Digital Versatile Disk)、ブルーレイ(Blu ray)、ゲーム機器、カメラ、カムコーダー、コンピューター(ノートパソコン)、セットトップボックスなどの外部装置と有/無線接続され、外部装置と入力/出力動作を行うこともできる。
【0069】
また外部装置インターフェース部171は様々な遠隔制御装置200と通信ネットワークを確立して、遠隔制御装置200からディスプレイ装置100の動作に関連する制御信号を受信するか、又はディスプレイ装置100の動作に関連するデータを遠隔制御装置200に送信することができる。
【0070】
外部装置インターフェース部171は他の電子機器との近距離無線通信のための無線通信部(図示せず)を含む。この無線通信部(図示せず)により、外部装置インターフェース部171は隣接する移動端末とデータを交換することができる。特に外部装置インターフェース部171はミラーリングモードにおいて、移動端末からデバイス情報、実行されるアプリケーション情報、アプリケーションイメージなどを受信することができる。
【0071】
ネットワークインターフェース部172はディスプレイ装置100をインターネット網を含む有/無線ネットワークに連結するためのインターフェースを提供する。例えば、ネットワークインターフェース部172はネットワークによりインターネット、コンテンツ提供者又はネットワーク運営者が提供するコンテンツ又はデータを受信する。一方、ネットワークインターフェース部172は有/無線ネットワークとの連結のための通信モジュール(図示せず)を含む。
【0072】
外部装置インターフェース部171及び/又はネットワークインターフェース部172はWi-Fi(Wireless Fidelity)、ブルートゥース(Bluetooth:登録商標:以下同じ)、ブルートゥース低電力(Bluetooth Low Energy;BLE)、ジグビー(Zigbee)、NFC(Near Field Communication)のような近距離通信のための通信モジュール、LTE(long-term evolution)、LTE-A(LTE Advance)、CDMA(code division multiple access)、WCDMA(wideband CDMA:登録商標)、UMTS(universal mobile telecommunications system)、WiBro(WireleSS Broadband)のようなセルラー通信のための通信モジュールなどを含む。
【0073】
ユーザ入力インターフェース部173はユーザが入力した信号を制御部180に伝達するか、又は制御部180からの信号をユーザに伝達する。例えば、遠隔制御装置200から電源オン/オフ、チャンネル選択、画面設定などのユーザ入力信号を送/受信するか、電源キー、チャンネルキー、ボリュームキー、設定値などのローカルキー(図示せず)から入力されたユーザ入力信号を制御部180に伝達するか、ユーザのジェスチャーをセンシングするセンサ部(図示せず)から入力されたユーザ入力信号を制御部180に伝達するか、又は制御部180からの信号をセンサ部に送信する。
【0074】
制御部180は少なくとも1つのプロセッサを含み、それに含まれたプロセッサを用いてディスプレイ装置100の動作全般を制御する。ここで、プロセッサはCPU(central processing unit)のような一般的なプロセッサである。勿論、プロセッサはASICのような専用装置(dedicated device)であってもよく、又は他のハードウェア基盤のプロセッサであってもよい。
【0075】
制御部180はチューナ部111、復調部112、外部装置インターフェース部171又はネットワークインターフェース部172を介して入力されるストリームを逆多重化するか、又は逆多重化された信号を処理して映像又は音声出力のための信号を生成及び出力する。
【0076】
制御部180で映像処理された映像信号はディスプレイモジュール150に入力されて、該当映像信号に対応する映像で表示される。また制御部180で映像処理された映像信号は外部装置インターフェース部171を介して外部出力装置に入力されることもできる。
【0077】
制御部180で処理された音声信号はオーディオ出力部160に音響出力される。また制御部180で処理された音声信号は外部装置インターフェース部171を介して外部出力装置に入力される。また、制御部180は逆多重化部、映像処理部などを含む。
【0078】
その他に、制御部180はディスプレイ装置100内の全般的な動作を制御する。例えば、制御部180はチューナ部111を制御し、ユーザが選択したチャンネル又は予め格納されたチャンネルに該当する放送を選択(Tuning)するように制御する。
【0079】
また制御部180はユーザ入力インターフェース部173を介して入力されたユーザ命令又は内部プログラムによりディスプレイ装置100を制御する。一方、制御部180は映像を表示するようにディスプレイモジュール150を制御する。このとき、ディスプレイモジュール150に表示される映像は停止映像又は動画であってもよく、2D映像又は3D映像であってもよい。
【0080】
一方、制御部180はディスプレイモジュール150に表示される映像内に所定の2Dオブジェクトが表示されるようにする。例えば、オブジェクトは接続されたウェブ画面(新聞、雑誌など)、EPG(Electronic Program Guide)、様々なメニュー、ウィジェット、アイコン、停止映像、動画及びテキストのいずれかである。
【0081】
一方、制御部180は振幅偏移変調(Amplitude Shift Keying;ASK)方式を用いて信号を変調(modulation)及び/又は復調(demodulation)する。ここで、振幅偏移変調(ASK)方式は、データ値によって搬送波の振幅を異なるようにして信号を変調するか、又は搬送波の振幅によってアナログ信号をデジタルデータ値に復元する方式を意味する。
【0082】
例えば、制御部180は映像信号を振幅偏移変調(ASK)方式を用いて変調し、無線通信モジュールにより送信する。
【0083】
例えば、制御部180は無線通信モジュールにより受信された映像信号を振幅偏移変調(ASK)方式を用いて復調して処理する。
【0084】
これにより、ディスプレイ装置100はMAC住所(Media Access Control Address)のような固有識別子やTCP/IPのような複雑な通信プロトコールを使用しなくても、隣接して配置された他の映像表示装置と簡単に信号を送受信することができる。
【0085】
一方、ディスプレイ装置100はさらに撮影部(図示せず)を含んでもよい。撮影部はユーザを撮影する。撮影部は1つのカメラで具現できるが、それに限られず、複数のカメラで具現してもよい。一方、撮影部はディスプレイモジュール150の上部にディスプレイ装置100に埋められるか又は別に配置される。撮影部で撮影された映像情報は制御部180に入力される。
【0086】
制御部180は撮影部で撮影された映像に基づいてユーザの位置を認識する。例えば、制御部180はユーザとディスプレイ装置100の間の距離(z軸座標)を把握する。それ以外に、制御部180はユーザ位置に対応するディスプレイモジュール150内のx軸座標、及びy軸座標を把握することができる。
【0087】
制御部180は撮影部で撮影された映像、或いはセンサ部で感知されたそれぞれの信号又はそれらの組み合わせに基づいてユーザのジェスチャーを感知する。
【0088】
電源供給部190はディスプレイ装置100の全般にわたって該当電源を供給する。特に、システム・オン・チップ(System On Chip;SOC)の形態で具現される制御部180、映像表示のためのディスプレイモジュール150、及びオーディオ出力のためのオーディオ出力部160などに電源を供給する。
【0089】
具体的には、電源供給部190は交流電源を直流電源に変換するコンバーター(図示せず)と、直流電源のレベルを変換するDc/Dcコンバーター(図示せず)を備える。
【0090】
一方、電源供給部190は外部から電源が供給されて各部品に電源を配分する。電源供給部190は外部電源と直接連結して交流電源を供給する方式を用いるか、又はバッテリーを含んで充電して使用可能な形態の電源供給部190を含む。
【0091】
前者の場合、有線ケーブルを連結して使用するので移動が容易ではなく、移動範囲が制限される。後者の場合は、移動が自由であるが、バッテリー分だけの重さが増加して体積が大きくなり、充電のために一定時間電源ケーブルと直接連結するか又は電源を供給する充電載置部(図示せず)と結合する必要がある。
【0092】
充填載置部は外部に露出された端子によりディスプレイ装置と接続するか、又は無線方式を用いて近接したら内装バッテリーが充電される。
【0093】
遠隔制御装置200はユーザ入力をユーザ入力インターフェース部173に送信する。このために、遠隔制御装置200はブルートゥース(Bluetooth)、RF(Radio Frequency)通信、赤外線(Infrared Radiation)通信、UWB(Ultra-wideband)、ジグビー(ZigBee)方式などを使用する。また遠隔制御装置200はユーザ入力インターフェース部173から出力した映像、音声又はデータ信号などを受信して、これらを遠隔制御装置200で表示するか又は音声出力する。
【0094】
なお、上述したディスプレイ装置100は固定型又は移動型デジタル放送受信可能なデジタル放送受信機であってもよい。
【0095】
一方、図1に示したディスプレイ装置100のブロック図は、本発明の一実施例のためのブロック図であり、ブロック図の各構成要素は実際に具現されるディスプレイ装置100の仕様によって統合、追加又は省略することができる。
【0096】
即ち、必要によって2つ以上の構成要素が1つの構成要素に合わせられるか、或いは1つの構成要素が2つ以上の構成要素に細分化されて構成されてもよい。また各ブロックで行う機能は本発明の実施例を説明するためのものであり、その具体的な動作や装置は本発明の権利範囲を制限しない。
【0097】
図2ないし図6は本発明の実施例によるディスプレイ装置を示すが、移動可能な形態のフォームファクタを有するディスプレイ装置に関する。
【0098】
図2は本発明の一実施例によるディスプレイ装置を示す図である。以下、上述内容と重なる説明は省略する。
【0099】
図2を参照すると、ディスプレイ装置100は、ハウジング201の内部にディスプレイモジュール150が収納された形態である。このとき、ハウジング201は上端ケース210a及び下端ケース210bを含み、上端ケース210aと下端ケース210bが開閉される構造である。
【0100】
一実施例において、ディスプレイ装置100の上端ケース210aにオーディオ出力部160が含まれ、下端ケース210bには制御部180であるメインボード、パワーボード、電源供給部190、バッテリー、インターフェース部170、センシング部120及び入力部130(ローカルキーを含む)などが含まれる。ここで、インターフェース部170は外部デバイスとの通信のためのWi-Fiモジュール、ブルートゥースモジュール及びNFCモジュールなどを含み、センシング部120は照度センサ、IRセンサを含む。
【0101】
一実施例において、ディスプレイモジュール150は、DC-DCボード、センサ及びLVDS(low voltage differential signaling、定電圧差動信号)変換ボードを含む。
【0102】
また、一実施例において、ディスプレイ装置100は、さらに着脱自在の4つの脚220a、220b、220c、220dを含む。ここで、4つの脚220a、220b、220c、220dは、下端ケース210bに取り付けられてディスプレイ装置100を床から離隔する。
【0103】
図3は本発明の一実施例によるディスプレイ装置の活用例を示す図である。以下、上述内容と重なる説明は省略する。
【0104】
図3の実施例において、ディスプレイ装置100は、脚を含んでいない活用例を示す。図3を参照すると、ディスプレイ装置100は、上述のように、上端ケースと下端ケース内にディスプレイモジュールが搭載されている構造であって、上端ケースと下端ケースを閉じる場合、カバンのように持てる構造に変わる。
【0105】
一実施例において、ディスプレイ装置100は、上端ケース又は下端ケース上にハンドル300を含む。ここで、ハンドル300は、ユーザが上端ケースと下端ケースが閉じられたハウジングを持てるように上端ケース又は下端ケースの左右側面に取り付けられた構造である。このとき、ハンドル300は皮革又はプラスチックなどユーザが手で持ちやすい材質で制作される。
【0106】
即ち、ディスプレイ装置100は、上端ケース又は下端ケースが閉じられた状態で、ハンドル300を含んでいるため、ユーザが容易に持って移動することができる。
【0107】
また、必要に応じて、ユーザは、下端ケースを床に置いて上端ケースを開き、搭載されたディスプレイモジュール150を使用することができる。これについては、図4及び図5において詳細に説明する。
【0108】
また、一実施例において、ディスプレイ装置100は、さらに下端ケースの側面に収納空間310を含む。ここで、収納空間310には、図1において詳述した様々なモジュールが含まれる。また、収納空間310はタッチペン(touch-pen)又は無線イヤホン(wireless earphone)などが収納可能な空間を含む。
【0109】
図4は本発明の一実施例によるディスプレイ装置の活用例を示す他の図である。以下、上述内容と重なる説明は省略する。
【0110】
本発明の一実施例において、ディスプレイ装置100は、4つの脚を含む。このとき、4つの脚は、下端ケースに取り付けられて床からディスプレイ装置100を離隔することができる。
【0111】
これにより、ユーザはディスプレイ装置100を移動しながら使用することができ、また床から離隔して固定された位置で使用することができる。
【0112】
図4(a)ないし(d)は、ディスプレイ装置100の脚を取り付けて固定された位置で使用する活用例を示す。このとき、図4(a)はディスプレイ装置100の上端ケースを閉じた状態を示し、図4(b)ないし(d)は上端ケースを開いた状態を示す。
【0113】
具体的には、図4(b)は上端ケースが開かれた状態で、ディスプレイモジュール150が下端ケースに収納される状態を示す。言い換えれば、図4(b)は上端ケースが開かれた状態で、ディスプレイモジュール150が下端ケース内で横になっている状態を示す。ディスプレイモジュール150が下端ケースに収納された状態でも、ディスプレイモジュール150は活性化できる。
【0114】
一実施例において、ディスプレイ装置100は、ディスプレイモジュール150が下端ケースに収納された状態で編集モードを提供する。ここで、編集モードはコンテンツにメモ機能、描画機能及び音声録音機能のいずれかを追加してもよい。
【0115】
即ち、ディスプレイモジュール150が下端ケースに載置されている場合、ディスプレイ装置100はユーザがディスプレイモジュール150を介してコンテンツを鑑賞/視聴しようとする意図として判断する。
【0116】
一方、ディスプレイモジュール150が下端ケースに収納されている場合、ディスプレイ装置100はユーザがディスプレイモジュール150に出力されたコンテンツを編集しようとする意図として判断する。これにより、ディスプレイ装置100は、ディスプレイモジュール150が下端ケースに収納されている場合、コンテンツを編集する機能を提供することができる。
【0117】
図4(c)は上端ケースが開かれた状態で、ディスプレイモジュール150が下端ケースに横型に載置されている状態を示し、図4(d)は上端ケースが開かれた状態で、ディスプレイモジュール150が下端ケースに縦型に載置されている状態を示す。このとき、図4(c)及び(d)はディスプレイモジュール150が下端ケースを踏み台にして立てられている状態を示す。
【0118】
また、一実施例において、ディスプレイ装置100は、モーター(図示せず)を用いて自動にディスプレイモジュール150を下端ケースに収納又は載置する。
【0119】
より具体的には、ディスプレイ装置100は、上端ケースが開かれると、自動にディスプレイモジュール150を下端ケース上に横型又は縦型に載置する。
【0120】
また、他の実施例において、ディスプレイ装置100は、上端ケースが開かれると、一次的に、ディスプレイモジュール150を下端ケース上に収納する。この後、ディスプレイ装置100は、ディスプレイモジュール150をタッチする信号、センシング部又は入力部から入力される信号に基づいてディスプレイモジュール150を下端ケース上に載置する。例えば、ユーザは、下端ケース内部に収納されているディスプレイモジュール150を下に押すことで、ディスプレイモジュール150を下端ケース上に載置する。これについては、図5において詳細に説明する。
【0121】
図5は本発明の一実施例によるディスプレイ装置の正面及び側面を示す図である。以下、上述内容と重なる説明は省略する。
【0122】
図5(a)及び図5(b)はディスプレイモジュール150が縦型に載置されている状態を示し、図5(c)及び図5(d)はディスプレイモジュール150が横型に載置されている状態を示す。
【0123】
図5(a)及び図5(c)はディスプレイ装置100を正面から示す図であり、図5(b)及び図5(d)はディスプレイ装置100を側面から示す図である。
【0124】
一実施例において、上端ケースはオーディオ出力部160を含み、図5(a)はディスプレイモジュール150が縦型に載置され、後端にオーディオ出力部160を含む上端ケースがある。
【0125】
図5(b)を参照すると、ディスプレイ装置100は、さらにディスプレイモジュール150を下端ケースに縦型に載置するために保持部材500を含む。即ち、図5(b)のように、ディスプレイ装置100を側面から見ると、保持部材500は下端ケースに含まれ、ディスプレイモジュール150を縦型に載置するために折れる構造となっている。このとき、保持部材500はディスプレイ装置100のモーターの制御を受け、ユーザの手によって手動に動作する。
【0126】
図5(c)を参照すると、ディスプレイ装置100はディスプレイモジュール150を横型に載置し、後端にオーディオ出力部160を含む。
【0127】
図5(d)を参照すると、ディスプレイ装置100は、ディスプレイモジュール150を下端ケースに横型に載置するために保持部材500を含む。ここで、保持部材500は、図5(b)と同様な保持部材500を使用してもよいが、ディスプレイモジュール150を横型に載置するために保持部材500に含まれたヒンジ510より多く折れた状態である。
【0128】
また、一実施例において、ディスプレイモジュール150はユーザの手によって手動に横型又は縦型に載置される。他の実施例において、ディスプレイモジュール150はディスプレイ装置100の制御に基づいて下端ケースに横型又は縦型に載置される。このとき、ディスプレイ装置100はユーザの制御信号(センシング部又は入力部による感知)に基づいてディスプレイモジュール150を横型又は縦型に載置する。
【0129】
図6は本発明の一実施例によるディスプレイ装置と外部デバイスを接続する実施例を説明する図である。以下、上述内容と重なる説明は省略する。
【0130】
図6は外部デバイス700と接続されてオーディオデータ(即ち、音源データ、以下、便宜のために「音源」という)を再生又は出力するモードを説明する。図示では、ディスプレイ装置100のハウジング上端のケースが開かれた状態でディスプレイモジュール150がハウジングと結合された状態であるが、図4(c)と(d)のように、ディスプレイモジュール150が下端ケースに横型又は縦型に載置された状態で動作してもよい。
【0131】
一実施例において、ディスプレイ装置100は、音源再生モードにおいて、ハウジングの上端ケースに取り付けられたオーディオ出力部160を介して外部デバイス700に格納された音源や外部デバイス700がネットワークなどによりストリーミングされる音源を音響信号として出力する。このとき、ディスプレイ装置100は外部デバイス700から受信した音源を出力することと同時にディスプレイモジュール150上にターンテーブルのような音響特化テーマ画面710を出力する。
【0132】
以下、音響特化テーマ画面710がディスプレイモジュール150に出力される方式又は出力のための制御方式を説明する。この音響特化テーマ画面710は、ディスプレイ装置100と無線接続された外部デバイス700に設けられた音源再生のためのプログラム又はアプリケーションの実行と同時に音源をディスプレイ装置100へ無線ストリーミングする場合に実行される。或いは、この音響特化テーマ画面710は、ディスプレイ装置100に格納されるか、ディスプレイ装置100に接続された記憶媒体(例えば、USB)に格納された音源をディスプレイ装置100に設けられた音源再生のためのプログラム又はアプリケーションにより再生する場合に実行される。本発明はこの2つの場合のいずれかを制限することなく、音響特化テーマ画面710がディスプレイモジュール150に出力される方式又は出力のための制御方式などを提案する。
【0133】
図7は提案された技術によるディスプレイモジュール150(以下、「ディスプレイ」という)に表示される映像を示す。示された映像は、ディスプレイ装置100において音源再生モードないしこのためのプログラムやアプリケーション(即ち、サービス)が実行されるとき、ディスプレイに表示される。
【0134】
図7は音響特化テーマ画面710の1つとして、ターンテーブルテーマを示す。ターンテーブルテーマ画面710は、トーンアーム711、LP盤712、音源再生制御用ユーザインターフェース713、音源情報表示窓714を含み、ターンテーブルでLP盤を再生するシーンを表現するためのものである。
【0135】
図7(a)はディスプレイの横モード、図7(b)はディスプレイの縦モードのそれぞれを示す。横モードはディスプレイがスタンドやケースに横に載置されている状態をいい、縦モードはディスプレイがスタンドやケースに縦に載置されている状態をいう。
【0136】
図7は、図6に示したように、ディスプレイ装置100が外部デバイス700に接続された状態で、外部デバイス700から音源を受信して出力する場合、又はディスプレイ装置100が単独で音源を受信して出力する場合のいずれにも適用される。
【0137】
ユーザインターフェース713を介して音源再生命令が入力されると、実際にターンテーブルが動作するように、トーンアーム711の動き、またLP盤712の回転動作を表現する映像がディスプレイ装置に出力される。
【0138】
また、ユーザインターフェース713を介して音源停止命令が入力されると、実際にターンテーブルが動作するように、トーンアーム711の動き、またLP盤712の回転動作を表現する映像がディスプレイ装置に出力される。
【0139】
このように、実際にターンテーブルの動作を描写する映像の出力は、ユーザに感性を刺激する要素として作用し、ユーザにとって実際にターンテーブルを使用するような気持ちを持たせることができる。
【0140】
音源再生制御用ユーザインターフェース713には、音源の再生、停止、次(次のトラック再生、早送りなど)、前(前のトラック再生、早戻しなど)などの制御のための操作部が表示される。また、音源再生制御用ユーザインターフェース713は、タッチ入力インタフェースと共に設定される。これにより、音源再生制御のためのグラフィックUI(user interface)に該当する領域にユーザのタッチ入力が検出されると、対応する音源制御命令がディスプレイ装置100の制御部などに伝達されるように設定される。
【0141】
音源情報表示窓714には、音源のタイトル、歌手、再生/停止状態、再生時間又は再生残余時間などに関する情報が表示される。
【0142】
図8は提案された技術によるディスプレイに表示される映像を示す。
【0143】
図8(a)は音源の再生が停止された状態を示す映像であり、図8(b)は音源の再生が実行される状態を示す映像である。図8(a)では、音源が停止状態であるため、トーンアーム711が初期位置に位置し、図8(b)では、音源が再生状態であるため、トーンアーム711がLP盤712上に位置する。
【0144】
これにより、音源の再生が停止された状態で、ユーザインターフェース713を介して音源再生命令が入力されると、図8(a)のように表示されたものが、図8(b)のように表示されるようにディスプレイが制御される。また、音源再生命令の入力に従って、オーディオ出力部160は音源を出力する。さらに、音源の出力時にノイズ音源、好ましくは、実際のLP盤の表面雑音を模擬した音源が共に出力される。
【0145】
音源の再生が実行される状態で、ユーザインターフェース713を介して音源停止命令が入力されると、図8(b)のように表示されたものが、図8(a)のように表示されるようにディスプレイが制御される。また、音源停止命令の入力に従って、オーディオ出力部160は音源の出力を中止する。
【0146】
一方、音源再生/停止命令に従ってディスプレイに表示される映像710は、動画として提供されてもよい。即ち、音源の停止状態から音源の再生状態への転換(又は、反対方向の転換)を示す映像が音源再生命令(又は、音源停止命令)の入力に従ってディスプレイに表示される。この動画は、図8(a)から図8(b)へ、また図8(b)から図8(a)へと、トーンアーム711の動きを示すための映像を含む。また、図8(a)から図8(b)へと単純に転換されるのではなく、実際のターンテーブルの動作と対応するように、この動画はトーンアームが初期位置からリフト(lift)されてスイング軸を中心としてスイング軌跡に従ってLP盤712の上方に移動し、LP盤712を読み取るためにトーンアーム711が再び下降する様子を表現する。これは、図8(b)から図8(a)への転換時にも同様に適用される。
【0147】
また、音源が再生される間にディスプレイに表示される映像710も動画で提供されてもよい。これは音源が再生される状態に対応するトーンアーム711及びLP盤712の動きを示す。より具体的には、該当動画は、トーンアーム711が音源の再生時間の流れによって、LP盤712の中心側にトーンアーム711のスイング軸を中心としてスイング軌跡に従ってスイングするか、LP盤712が回転する様子を含む。
【0148】
図9において、ターンテーブルテーマ画面710のA領域はターンテーブルの動作を表現するための映像(動画)が出力される部分であり、B領域は音源再生制御用ユーザインターフェース713及び音源情報表示窓714が出力される部分である。A領域は「映像パート」と称し、B領域は「情報及び制御パート」と称してもよい。
【0149】
さらに、ターンテーブルテーマ画面710がディスプレイに表示される間、音源再生制御用ユーザインターフェース713の他にも、音源再生制御のための他のユーザインターフェースが設定されてもよい。
【0150】
図10を参照すると、ターンテーブルテーマ画面710の第1部分領域1711と第2部分領域1712のそれぞれにタッチユーザインターフェースが設定される。第1部分領域1711はターンテーブルのトーンアーム711に対応する位置に設定され、第2部分領域1712はLP盤712に対応する位置に設定される。
【0151】
第1部分領域1711と第2部分領域1712に設定されたタッチユーザインターフェースにタッチ入力が検出されると、予め設定された音源の再生制御が実行される。また、第1部分領域1711と第2部分領域1712に設定されたタッチユーザインターフェースにタッチ入力が検出されると、これに対応する映像がディスプレイに出力される。
【0152】
図11は音源の再生状態によるタッチユーザインターフェースへの入力(以下、「タッチ入力」という)の一例を示す。図11(a)は音源が再生停止状態である場合のタッチ入力を示し、図11(b)は音源が再生状態である場合のタッチ入力を示す。
【0153】
音源が再生停止状態である場合、タッチユーザインターフェースのうち、第1部分領域1711にD1方向へのタッチ入力(例えば、ドラッグ(drag))が検出されると、音源の再生が開始される。また、ディスプレイに、図8(b)のように、トーンアーム711がLP盤712上に位置する映像が出力される。また、この映像は動画として提供され、該当動画の開始フレームは図8(a)で、最後フレームは図8(b)で構成される。
【0154】
音源が再生状態である場合、タッチユーザインターフェースのうち、第1部分領域1711にD2方向へのタッチ入力(例えば、ドラッグ)が検出されると、音源の再生が停止される。また、ディスプレイに、図8(a)のように、トーンアーム711が初期位置に位置する映像が出力される。また、この映像は動画で提供され、該当動画の開始フレームは図8(b)で、最後フレームは図8(a)で構成される。
【0155】
一方、第1部分領域1711に対するタッチ入力は方向性を含まなくてもよい。この場合、タッチ入力による動作は、音源の再生状態(又は音源の再生状態に対応するディスプレイに出力された映像)に応じて音源の再生制御が決定される。即ち、音源が再生中である場合、第1部分領域1711へのタッチ入力が検出されると、これは音源停止命令として認識され;音源が停止中である場合、第1部分領域1711へのタッチ入力が検出されると、これは音源再生命令として認識される。
【0156】
また、第2部分領域1712においてタッチ入力が検出されると、音源の再生制御が実行される。例えば、図11(a)に示したように、第2部分領域1712にR1方向へのタッチ入力(例えば、ドラッグ)が検出されると、「次」制御命令として認識され、音源の早送り又は次のトラック再生などの音源制御が実行される。
【0157】
音源の早送りと次のトラック再生の区分は、音源の再生プログラム(又はアプリケーション)が該当機能を支援するか否かに応じて決定され;ディスプレイ装置100に設けられた音源再生モードのためのプログラムやアプリケーション、又は外部デバイス700と無線接続されてストリーミングされる音源がディスプレイ装置100を介して出力される場合、外部デバイス700に設けられた音源再生プログラム又はアプリケーションに定義されている機能に応じて決定される。該当プログラムやアプリケーションが早送り及び次のトラック再生に対する制御機能をいずれも支援する場合、区分可能であり、いずれか一方のみを支援する場合には支援可能な機能に対応する制御が実行される。
【0158】
プログラムやアプリケーションが早送り及び次のトラック再生に対する制御機能をいずれも支援する場合、音源の早送りと次のトラック再生の区分は、R1方向へのタッチ入力の持続時間によって区分する。タッチ入力の持続時間が所定の範囲内であると次のトラック再生制御として、タッチ入力の持続時間が所定の範囲より長いと早送り制御として判断される。
【0159】
図11(a)に示したように、第2部分領域1712においてR2方向へのタッチ入力(例えば、ドラッグ)が検出される場合、「前」制御命令として認識され、音源の早戻し又は前のトラック再生などの制御が実行される。
【0160】
「前」制御命令に対する区分された制御機能は、上述した「次」制御命令と同様に、音源再生用プログラム又はアプリケーションの支援機能に応じて支援されることもできないこともある。音源の早戻し又は前のトラック再生制御などが支援される場合、2つの制御の区分はタッチ入力の持続時間によって区分される。
【0161】
一方、図11に示していないが、さらにタッチユーザインターフェースのための部分領域が設定されてもよい。この部分領域を第3部分領域と称する。第3部分領域にはディスプレイ装置100において実行可能な他のアプリケーションやプログラムの駆動のためのユーザインターフェース(例えば、アイコン)が設定されて出力される。該当ユーザインターフェースにユーザのタッチ入力がある場合、該当アプリケーションやプログラムが実行され、ディスプレイには実行されたアプリケーションやプログラムのためのシーンが出力される。
【0162】
また、音源が再生される場合、再生される音源の歌詞情報がターンテーブルテーマ画面710内の一部の領域に出力される。出力される歌詞情報は、音源の再生時間に同期化されて視覚的に表示される(例えば、再生される音源の小節に対応する歌詞情報が視覚的に強調される)。
【0163】
また、ターンテーブルテーマ画面710に表示されるLP盤712の中心部には該当音源と関連するイメージ(例えば、アルバムのジャケットイメージ)が出力されてもよい。
【0164】
図12は提案された技術のための方法のフローチャートを示す。図12による方法は、ディスプレイ装置100によって実行される。また、該当方法は、ディスプレイ装置100において音源再生サービス(例えば、アプリケーション)が実行されると開始される。
【0165】
ディスプレイ装置100はターンテーブルテーマを選択する入力を確認する(S1210)。ターンテーブルテーマ710は、ユーザインターフェースを介してユーザによって選択され、デフォルトオプションとして複数の候補ターンテーブルテーマのいずれかが提供される。
【0166】
ディスプレイ装置100は選択されるかデフォルトオプションとして設定されたターンテーブルテーマ710(以下、「選択されたターンテーブルテーマ」と称する)と関連する情報を設定する(S1220)。ディスプレイ装置100の格納部140に複数の候補ターンテーブルテーマが格納されている場合、それから選択されたターンテーブルテーマ710をディスプレイ150に表示するための準備手続きに該当する。
【0167】
ディスプレイ装置100は選択されたターンテーブルテーマ及び検出されたディスプレイの回転状態(例えば、横モード又は縦モード)によるテーマ映像を設定する(S1230)。ディスプレイ装置100は、ディスプレイ150に選択されたターンテーブルテーマの横モード又は縦モードに該当する初期映像を出力することを含む。例えば、ディスプレイが横モードである場合、図7(a)のような映像が出力され、ディスプレイが縦モードである場合、図7(b)のような映像が出力される。
【0168】
ディスプレイ装置100は音源再生状態を確認する(S1240)。音源が再生停止状態である場合、ディスプレイ装置100はディスプレイ150に選択されたターンテーブルテーマのトーンアームが第1位置(即ち、初期位置)にある映像(即ち、初期映像)を出力する(S1251)。ディスプレイ装置100は、S1230で初期映像を出力した場合、その初期映像の出力を維持する。
【0169】
音源が再生状態である場合、ディスプレイ装置100はディスプレイ150に選択されたターンテーブルテーマのトーンアームが第2位置(即ち、LP盤上)にある映像(以下、「再生位置映像」)を出力する(S1252)。これに先立ち、ディスプレイ装置100はトーンアームが第1位置から第2位置へ移動する様子を写した動画(以下、「第1トーンアーム移動映像」)をディスプレイに出力する。
【0170】
再生位置映像はトーンアームが第2位置においてスイング軸を中心としてスイングする様子を写した動画を含む。
【0171】
まとめると、音源が再生されると、ディスプレイ装置100は初期映像、トーンアーム移動映像、及び再生位置映像からなる全3つの映像を順次に出力し、このうちの一部は動画で構成される。
【0172】
ディスプレイ装置100はディスプレイ150の回転状態の変更、及び新しいターンテーブルテーマの選択を確認する(S1260)。
【0173】
新しいターンテーブルテーマが選択された場合、ディスプレイ装置100は、S1220ステップに戻ってこの方法を実行する。
【0174】
ディスプレイ150の回転状態が変更された場合、ディスプレイ装置100は、S1230ステップに戻ってこの方法を実行する。
【0175】
ディスプレイ150の回転状態の変更、又は新しいターンテーブルテーマの選択がなかったときには、ディスプレイ装置100は、音源の再生状態の変更、及び再生状態の変更様態を判断する(S1270)。音源の再生状態の変更は、ユーザインターフェースを介して入力される音源制御命令によって決定される。音源制御命令の入力は、図7ないし図11に示された音源再生制御用ユーザインターフェース713へのタッチ入力、又は外部デバイス700のユーザインターフェースへの入力を含む。
【0176】
音源の再生状態が再生から停止へ状態変更されたことが確認される場合、ディスプレイ装置100はS1251ステップに戻る。即ち、ディスプレイ装置100は、ディスプレイ150に選択されたターンテーブルテーマのトーンアームが第1位置にある映像を出力するが、好ましくは、これに先立ち、ディスプレイ装置100はトーンアームが第2位置から第1位置へ移動する様子を写した動画(以下、「第2トーンアーム移動映像」)をディスプレイに出力する。
【0177】
まとめると、音源が再生から停止へ状態変更されると、ディスプレイ装置100は再生位置映像、第2トーンアーム移動映像、及び初期映像からなる全3つの映像を順次に出力し、このうちの一部は動画で構成される。
【0178】
音源の再生状態が停止から再生へ状態変更されたことが確認される場合、ディスプレイ装置100はS1252ステップに戻る。即ち、ディスプレイ装置100は、ディスプレイ150に選択されたターンテーブルテーマのトーンアームが第2位置にある映像(即ち、再生位置映像)を出力するが、好ましくは、これに先立ち、ディスプレイ装置100はトーンアームが第1位置から第2位置へ移動する様子を写した動画(即ち、第1トーンアーム移動映像)をディスプレイに出力する。
【0179】
音源の再生状態が変更されなかった場合、ディスプレイ装置100は音源再生サービスが終了されたか否かを判断する(S1240)。音源再生サービスが終了された場合、この方法は終了する。
【0180】
音源再生サービスが終了されなかった場合、ディスプレイ装置100はS1260ステップに戻り、この方法を実行する。
【0181】
以上、図12に示されたフローチャートを説明したが、図12を参照して説明しなかったことは、図1ないし図11を参照して説明した内容を提案された技術による方法に適用することができる。
【0182】
図13は提案された技術のための装置のブロック図である。
【0183】
ディスプレイ装置100の制御部180は、カバーUI(user interface)出力部181、制御UI出力部182、映像出力部183、回転イベント検出部184、映像制御部185、タッチUI制御部186、音源制御部187を含む。
【0184】
ディスプレイ装置100の制御部180は、図7ないし図11に示されたターンテーブルテーマ画面710をディスプレイ150に出力するように制御する。また、ディスプレイ装置100の制御部180は、ターンテーブルテーマ画面710に出力されたユーザインターフェース(又は外部デバイス700のユーザインターフェース)に対する入力によって映像をディスプレイ150に出力するように制御する。さらに、ディスプレイ装置100の制御部180は、ユーザインターフェースに対する入力を検出して、音源の再生制御又は他のアプリケーション又はプログラムの実行、及びオーディオ出力部160による音源の出力を制御する。ここで、ユーザインターフェースに対する入力による映像の出力と音源の出力制御は相互連動される。
【0185】
カバーUI出力部181は、ディスプレイ150によりターンテーブルテーマ画面710に含まれたLP盤712の中心に、音源と関連するイメージ(例えば、アルバムのジャケットイメージ)を出力する。
【0186】
制御UI出力部182は、ディスプレイ150によりユーザとの相互作用(interaction)のためのユーザインターフェース、例えば、音源再生制御用ユーザインターフェース713及び音源情報表示窓714を含むターンテーブルの情報及び制御パートに対する映像(即ち、「映像パート」、図9のB領域)を出力する。複数のターンテーブルテーマ画面710が提供される場合には、ターンテーブルテーマ画面ごとにユーザインターフェースを異なるように設定される。
【0187】
映像出力部183は、ディスプレイ150によりターンテーブルテーマ画面710に含まれたトーンアーム711、LP盤712及びベース又はプリンスで構成されたターンテーブルの主要部に対する映像(即ち、「映像パート」、図9のA領域)を出力する。
【0188】
回転イベント検出部184は、ディスプレイ150の回転状態を検出する。回転状態とは、ディスプレイ150が横モードであるか、又は縦モードであるかのことである。回転イベント検出部184は、ディスプレイ150が横モードから縦モードに回転するイベントと、縦モードから横モードに回転するイベントを検出する。
【0189】
映像制御部185は、その他の構成要素、即ち、カバーUI(user interface)出力部181、制御UI出力部182、回転イベント検出部184、映像制御部185、タッチUI制御部186、音源制御部187を制御し、このための各構成要素と情報を送受信する。
【0190】
映像制御部185は、ディスプレイ150に出力される映像、ユーザインターフェース、及びタッチユーザインターフェースを設定又は制御する。
【0191】
映像制御部185は、ユーザインターフェースにより入力されるターンテーブルテーマを選択するか、又はデフォルトオプションとして設定されたターンテーブルテーマによるターンテーブルテーマ映像を設定する。また、映像制御部185は、設定されたターンテーブルテーマ映像がディスプレイ150に出力されるように映像出力部183を制御する。
【0192】
また、映像制御部185は、タッチUI制御部186から受信されたユーザのタッチ入力を検出し、検出されたタッチ入力に対応する映像及びユーザインターフェースをディスプレイ150に出力するように制御する。
【0193】
また、映像制御部185は、音源制御部187で検出されたタッチ入力に対応する音源制御命令を送信する。
【0194】
映像制御部185は、回転イベント検出部184によって検出されたディスプレイ150の回転状態に応じて、ディスプレイ150に出力する選択されたターンテーブルテーマの映像(即ち、横モードの映像又は縦モードの映像)を設定し、これにより選択されたターンテーブルテーマの映像がディスプレイ150に出力されるように制御する。
【0195】
タッチUI制御部186は、ディスプレイ150に出力されるターンテーブルテーマの映像に対応して、ディスプレイ150の特定の領域にタッチユーザインターフェース(例えば、図10の713、1711、1712)を設定する。また、タッチUI制御部186は、タッチユーザインターフェースに対する入力(即ち、タッチ入力)を映像制御部185へ伝達する。ここで、タッチ入力は、音源再生の制御のための入力であって、例えば、音源の再生、停止、次(次のトラック再生、早送りなど)、前(前のトラック再生、早戻しなど)などが含まれる。
【0196】
音源制御部187は、タッチ入力による音源制御命令を受信し、それにより音源の再生を制御(例えば、再生、停止、次(次のトラック再生、早送りなど)、前(前のトラック再生、早戻しなど)などができる。
【0197】
これに関連して、音源がディスプレイ装置100と無線接続された外部デバイス700から受信(即ち、ストリーミング)され、これをオーディオ出力部160を介して音響信号として出力する場合、音源制御部187はタッチ入力による音源制御命令を外部デバイス700に送信する。外部デバイス700は受信された音源制御命令に従って音源の再生を制御し、その結果として、再生状態情報(例えば、再生/停止、再生時間情報など)を再び音源制御部187に送信する。音源制御部187は受信された再生状態情報を制御UI出力部182及び/又は映像制御部185などに伝達し、それに相応する映像やユーザインターフェースを出力するように制御する。
【0198】
図13は、制御部180がカバーUI出力部181、制御UI出力部182、映像出力部183、回転イベント検出部184、映像制御部185、タッチUI制御部186、音源制御部187を含み、各構成要素が発明を実施することを示してこれに基づいて発明を説明しているが、カバーUI出力部181、制御UI出力部182、映像出力部183、回転イベント検出部184、映像制御部185、タッチUI制御部186、音源制御部187の機能や動作などが制御部180に統合されて実行されてもよい。
【0199】
このような構成によれば、本提案によるディスプレイ装置100は、ディスプレイ150、オーディオ出力部160及び制御部180を含む。ここで、オーディオ出力部160はスピーカーと称され、制御部180はコントローラーと称される。また、ディスプレイ装置100は、モバイルデバイスのような外部デバイス700と有線又は無線でデータを送受信するための送受信機を含む。
【0200】
ディスプレイ150はユーザインターフェース及びビデオデータを出力する。また、ディスプレイ150はタッチスクリーンを含んでなる。スピーカー160は音源を音響信号として出力する。
【0201】
コントローラー180は、モバイルデバイスから受信されるか、ユーザインターフェースを介して入力されたオーディオデータの制御命令を検出する。ここで、オーディオデータの制御命令は、再生、停止、前、次などのようなオーディオデータの再生制御のためのものであって、それぞれを特定のタイプの制御命令として称することができ、例えば、第1タイプの制御命令、第2タイプの制御命令などと称する。
【0202】
コントローラー180は、モバイルデバイスから受信されるか、ユーザインターフェースを介して入力されたオーディオデータの第1タイプの制御命令に従ってトーンアームに対応するイメージを第1位置から第2位置へ移動する第1映像をディスプレイ150に出力する。また、コントローラー180は、モバイルデバイスから受信されるか、ユーザインターフェースを介して入力されたオーディオデータの第2タイプの制御命令に従ってトーンアームを第2位置から第1位置へ移動する第2映像をディスプレイ150に出力する。
【0203】
コントローラー180は、オーディオデータの制御命令に従ってオーディオデータの出力が持続する間、第3映像をディスプレイ150に出力する。第3映像は、音源の再生時間の流れに従って、トーンアームがトーンアームのスイング軸を中心としてスイング軌跡を沿ってスイングする様子を表現する映像である。また、第3映像はLP盤が回転する様子を表現する。
【0204】
コントローラー180は、ディスプレイ150の出力領域を少なくとも2つの領域に分割する。コントローラー180は、2つの領域のうちの第1領域にLP盤が載せられたターンテーブル映像を出力し、第2領域に音源の再生制御のためのユーザインターフェースを出力する。コントローラー180は、ディスプレイの一部の領域に音源の歌詞情報を出力する。
【0205】
コントローラー180は、ディスプレイ180の2つの領域のうちの第1領域に出力されるターンテーブル映像(即ち、第1ないし第3映像のいずれか1つ)のトーンアームに対応する第1部分領域に第1タッチユーザインターフェースを設定し、第1領域に出力されるターンテーブル映像のLP盤に対応する第2部分領域に第2タッチユーザインターフェースを設定する。
【0206】
コントローラー180は、第1タッチユーザインターフェースを介して第1方向へのタッチが検出されると、トーンアームに対応するイメージを第1位置へ移動する第1映像をディスプレイ150に出力し、第1タッチユーザインターフェースを介して第2方向へのタッチが検出されると、トーンアームに対応するイメージを第2位置へ移動する第2映像をディスプレイ150に出力する。
【0207】
また、コントローラー180は、第2タッチユーザインターフェースを介して入力される第1方向へのタッチの検出により、予め定義されたオーディオデータの出力(第1再生制御、例えば、ユーザインターフェース713の「次」入力に対応する音源制御命令)を制御し、第2タッチユーザインターフェースを介して入力される第2方向へのタッチの検出により、予め定義されたオーディオデータの出力(第2再生制御、例えば、ユーザインターフェース713の「前」入力に対応する音源制御命令)を制御する。
【0208】
また、コントローラー180は、ディスプレイ150の第3部分領域に他のアプリケーションを実行するためのユーザインターフェースを出力する。このユーザインターフェースが出力される領域にはタッチUI領域が設定され、ユーザのタッチ入力が検出できるように設定される。よって、ユーザのタッチ入力が検出されると、コントローラー180はディスプレイ装置100に設置された他のアプリケーションを実行し、これにより実行されるアプリケーションのための映像をディスプレイ150に出力する。
【0209】
また、コントローラー180は、第1領域に表示されるLP盤の中心部に音源のカバーイメージを出力する。
【0210】
また、コントローラー180は、第1映像の出力と共に、音源の音響信号をスピーカー160に出力し、第2の映像の出力と共に、音源の音響信号をスピーカー160に出力しないようにする。
【0211】
また、コントローラー180は、ディスプレイ150に第3映像を出力しながらスピーカー160から音源と共にノイズ音源を出力する。
【0212】
また、コントローラー180は、遠隔制御装置200からオーディオデータの制御命令を受信する。遠隔制御装置200により、オーディオデータの第1タイプの制御命令又は第2タイプの制御命令などが入力され、これによりコントローラー180はディスプレイ150に第1映像ないし第3映像を出力する。
【0213】
さらに、本発明のまた他の態様(aspect)として、前述した提案又は発明の動作が「コンピューター」(システムオンチップ(system on chip;SoC)又は(マイクロ)プロセッサなどを含む包括的な概念)によって具現、実施又は実行可能なコード又はこのコードを格納又は包含したコンピューター-読み取り可能な記憶媒体又はコンピュータープログラム製品(product)などとして提供されてもよく、本発明の権利範囲がコード又はこのコードを格納又は包含したコンピューター-読み取り可能な記憶媒体又はコンピュータープログラム製品へ拡張可能である。
【0214】
以上のように開示された本発明の好適な実施形態についての詳細な説明は当業者が本発明を具現して実施することができるように提供した。以上では本発明の好適な実施形態に基づいて説明したが、当該技術分野の熟練した当業者は下記の特許請求範囲に記載された本発明 を多様に修正及び変更することができることを理解することが可能であろう。よって、本発明はここで開示した実施形態に制限されるものではなく、ここで開示した原理及び新規の特徴と一致する最広の範囲を付与しようとするものである。
【要約】      (修正有)
【課題】ターンテーブルテーマ映像を出力するためのディスプレイ装置を提案する。
【解決手段】オーディオデータの制御命令のためのユーザインターフェース及びビデオデータを出力し、タッチスクリーンを含むディスプレイ;前記オーディオデータを出力するスピーカー;及びコントローラーを含み、前記コントローラーは、前記モバイルデバイスから受信されるか、前記ユーザインターフェースを介して入力される前記オーディオデータの制御命令を検出し、前記オーディオデータの第1タイプの制御命令に従って、ターンテーブルのトーンアームに対応するイメージを第1位置から第2位置へ移動する第1映像を前記ディスプレイに出力するか、前記ターンテーブルのトーンアームに対応するイメージを前記第2位置から前記第1位置へ移動する第2映像を前記ディスプレイに出力するように制御する、ディスプレイ装置により達成される。
【選択図】図1
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