IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 橋詰 健司の特許一覧

<>
  • 特許-アイマスク 図1
  • 特許-アイマスク 図2
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-08-28
(45)【発行日】2024-09-05
(54)【発明の名称】アイマスク
(51)【国際特許分類】
   A61F 9/04 20060101AFI20240829BHJP
【FI】
A61F9/04 340
【請求項の数】 2
(21)【出願番号】P 2020116715
(22)【出願日】2020-06-11
(65)【公開番号】P2021194495
(43)【公開日】2021-12-27
【審査請求日】2023-06-05
(73)【特許権者】
【識別番号】516017112
【氏名又は名称】橋詰 健司
(72)【発明者】
【氏名】橋詰 健司
【審査官】白土 博之
(56)【参考文献】
【文献】中国実用新案第209827217(CN,U)
【文献】登録実用新案第3144302(JP,U)
【文献】登録実用新案第3160268(JP,U)
【文献】米国特許第04331136(US,A)
【文献】米国特許第04635625(US,A)
【文献】特開2010-240116(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2019/0216648(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2012/0192330(US,A1)
【文献】米国特許第10285862(US,B2)
【文献】意匠登録第1321207(JP,S)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61F 9/04
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
耳掛けゴムや後頭部まで回すゴムを使用していない本体のみからなるアイ
マスクであって、前記アイマスク本体の内部に詰め物としてダウンが入れられて前
記本体が形成されているとともに、軽量な重りが袋の中に入れられ前記アイマ
スク本体の両端に縫込み固定されていることを特徴とするアイマスク。
【請求項2】
請求項1に記載のアイマスクにおいて、本体内部の詰め物はダウン90パーセン
ト以上、フェザー10パーセント以下とし、軽量で柔らかな本体を形成するアイマ
スク。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ゴム無しアイマスクに関する。
【背景技術】
【0002】
従来からあるアイマスクは、耳掛けゴムや後頭部まで回るゴムバンドでアイマスクを引っ張って目に押し付けることにより遮光性を保つものであったが、耳掛けゴムの場合耳に掛かっている部分が煩わしいまたは耳が痛くなる等、また後頭部まで回すゴムバンドの場合も煩わしいや耳が押さえつけられるや頭が痛くなる等の問題があった。
【0003】
仮眠時や睡眠の寝入り端時に、アイマスクで光を遮り眠りにつこうとするも、耳掛けゴムやゴムバンドが煩わしく気持ち良く寝付けないという問題があった。
【0004】
先行技術として記述している、白元アースのほぐれる温蒸気目もと用と桐灰化学のあずきのチカラ目もと用は、耳掛けゴムや後頭部ゴムバンドは使用されておらず一見同技術のように思われるが、これらは目もとを温めることが目的の物であり、あずきの重みを利用して目もとにアイマスク状の物を押し付け固定させるもので150から160グラムの重さがあり5分程度の使用を想定した物で、仮眠や寝入り端に使用するアイマスクには適さない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【非特許文献】
【0006】
C.ROUAN ダウンアイマスク (ダウン)
白元アース ほぐれる温蒸気 目もと用 (ゴムなし)
桐灰化学 あずきのチカラ 目もと用 (ゴムなし)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
かかるアイマスクは、アイマスク本体の両端に重りを縫い込んでいる。従来のアイマスクであれば多少の重りが有っても本体を目に押し付け高遮光率を保つことは不可能であった。
【0008】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、アイマスク本体1の中にダウンとフェザーで構成された詰め物を適量詰め、軽く柔らかく空気を含んだ本体部を形成することによりソフトに目もとに密着することで、外部からの光を効果的に遮断できるため、ゴムを使用することなく軽量な重りをアイマスク本体1の両端内部に固定することのみで高遮光率とノンストレスな使い心地を実現したアイマスクを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明によるアイマスクは、本体1の中に多くのダウンと少量のフェザーで構成
された2を適量詰めることにより、軽量且つ柔らかで肌触りの良い本体1を備える
ことを特徴とする。
【0010】
このアイマスクにおいては、本体1の特性に加えて、本体1の両端内部に重りを
入れるための袋状の3を有し、その中に6~7グラム程度の円柱状の重り4を入れ
固定する。これにより本体1は目に固定され、耳掛けゴムや後頭部まで回すゴムを
使用することなく、高遮光率を保つことができる。尚、本発明は基本的に仮眠及び
寝入り端を想定したものであり、多少の上下左右では本体1はずれることなく高遮
光率を保つことが可能である。寝入り端に使用後そのまま熟睡した場合、寝返り等
でずり落ちるが、柔らかな構造のためそのまま放置していても安全である。
【0011】
本発明によるアイマスクは、2の詰め物ダウンとフェザーにより空気を多く含んでいるため、本体1の面積が大き過ぎる等感じたとき等は手で摘んで容易に好みの形に変えることができるものである。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、超軽量な本体の両端に重りを入れることにより、高遮光率でゴムのストレスから解放されたアイマスクが実現される。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】本発明によるアイマスク本体の外観平面図である。
図2図1のアイマスク本体内部の両端に袋状の布に重りを入れ縫い込み、本体1の中にダウン等2を適量詰め、本体1の両端に予備的な付属品のベルト通し5を縫い付けた完成の平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
本発明のアイマスクは、アイマスク本体の両端に重りを縫い込んでいる。
従来のアイマスクであれば多少の重りがあっても本体を目に押し付け高遮光
率を保つことは不可能であった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、アイマス
ク本体1の中にダウンとフェザーで構成された詰め物を適量詰め、軽く柔ら
かく空気を含んだ本体部を形成することによりソフトに目もとに密着するこ
とで外部からの光を効果的に遮断できるため、ゴムを使用することなく軽量
な重りをアイマスク本体1の両端内部に固定することのみで高遮光率とノン
ストレスな使い心地を実現したアイマスクを提供することを目的とする。
本発明によるアイマスクは、本体1の中に多くのダウンと少量のフェザー
で構成された2を適量詰めることにより、軽量且つ柔らかで肌触りの良い本
体1を備えることを特徴とする。
このアイマスクにおいては、本体1の特性に加えて、本体1の両端内部に
重りを入れるための袋状の3を有し、その中に6~7グラム程度の円柱状の
重り4を入れ固定する。これにより本体1は目に固定され、耳掛けゴムや後
頭部まで回すゴムを使用することなく、高遮光率を保つことができる。尚、
本発明は基本的に仮眠及び寝入り端を想定したものであり、多少の上下左右
では本体1はずれることなく高遮光率を保つことが可能である寝入り端に使
用後そのまま熟睡した場合、寝返り等でずれ落ちるが、柔らかな構造のため
そのまま放置していても安全である。
本発明によるアイマスクは、2の詰め物ダウンとフェザーにより空気を多
く含んでいるため、本体1の面積が大き過ぎる等と感じたとき等は手で摘ん
で容易に好みの形に変えることができるものである。
本発明によれば、超軽量な本体の両端に重りを入れることのより、高遮光
率でゴムのストレスから解放されたアイマスクが実現される。
アイマスクの本体部分の軽さ柔らかさにより、両端の僅かな重さでも目も
とにしっかりと固定され心地よい触感を与えると共に、多少の傾きでもずり
落ちないアイマスクを実現した。
【0015】
本発明のアイマスクは仮眠程度及び睡眠の寝入り端を想定したものであり、
ゴム等で固定されていないため、横を向いたり、起き上がったり、下を向いた
りした場合は当然ずれ落ちる。そのため仮眠程度及び寝入り端ではなく寝返り
等も想定した熟睡等長時間固定したままでどうしても使用したい場合には、5
の部分に補助的な付属品として後頭部まで回すゴムを装着し、留め具で調整を
して使用することも可能である。
【符号の説明】
【0016】
1、アイマスク本体 2、詰め物ダウンとフェザー 3、重り袋
4、6~7グラム程度の重り 5、補助的使用のためのループ
図1
図2