(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-08-28
(45)【発行日】2024-09-05
(54)【発明の名称】情報処理システム及びプログラム
(51)【国際特許分類】
G06Q 50/10 20120101AFI20240829BHJP
【FI】
G06Q50/10
(21)【出願番号】P 2024035027
(22)【出願日】2024-03-07
【審査請求日】2024-03-07
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】522460830
【氏名又は名称】福地 智
(74)【代理人】
【識別番号】110001106
【氏名又は名称】弁理士法人キュリーズ
(72)【発明者】
【氏名】福地 智
【審査官】牧 裕子
(56)【参考文献】
【文献】特開2010-213806(JP,A)
【文献】特開2024-012541(JP,A)
【文献】特開2023-148675(JP,A)
【文献】特開2024-008350(JP,A)
【文献】特開2002-273058(JP,A)
【文献】特開2012-245054(JP,A)
【文献】国際公開第2023/189364(WO,A1)
【文献】前田 泰宏、外3名,個人発信型共有仮想空間システムPalmPlazaにおける非同期型コミュニケーションに関する検討,電子情報通信学会技術研究報告,日本,社団法人電子情報通信学会,2001年07月12日,Vol.101,No.205,p.103-108
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00 - 99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
メタバースサイトに関する情報をユーザに提示するサービスを提供するための情報処理システムであって、
複数のメタバースサイトのそれぞれにアクセスして各メタバースコンテンツの同時接続数を取得する取得手段と、
各メタバースコンテンツの識別情報に当該メタバースコンテンツの前記同時接続数を対応付けた一覧表示情報を生成する生成手段と、
前記一覧表示情報を各ユーザに提示する提示手段と、
各メタバースコンテンツの平均的な同時接続数を基準とした盛り上がり度を当該メタバースコンテンツの前記同時接続数に基づいて評価する評価手段と、を備え
、
前記生成手段は、前記盛り上がり度が反映された前記一覧表示情報を生成する
情報処理システム。
【請求項2】
前記複数のメタバースサイトのそれぞれのログイン情報を記憶する記憶手段をさらに備え、
前記取得手段は、前記ログイン情報を用いて前記複数のメタバースサイトのそれぞれにログインして各メタバースコンテンツの同時接続数を取得する
請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項3】
メタバースサイトに関する情報をユーザに提示するサービスを提供するための情報処理システムであって、
複数のメタバースサイトのそれぞれにアクセスして各メタバースコンテンツの同時接続数を取得する取得手段と、
各メタバースコンテンツの識別情報に当該メタバースコンテンツの前記同時接続数を対応付けた一覧表示情報を生成する生成手段と、
前記一覧表示情報を各ユーザに提示する提示手段と、
前記一覧表示情報の中からいずれかのメタバースコンテンツを選択する操作をユーザから受け付けると、当該選択されたメタバースコンテンツに当該ユーザを誘導する誘導手段と、
前記誘導手段により誘導されたユーザ数をメタバースコンテンツ別にカウントし、コンテンツ別誘導ユーザ数を導出するカウント手段
と、を備え、
前記生成手段は、各メタバースコンテンツの識別情報に、当該メタバースコンテンツの前記同時接続数と、当該メタバースコンテンツの前記コンテンツ別誘導ユーザ数とを対応付けた前記一覧表示情報を生成する
情報処理システム。
【請求項4】
前記生成手段は、前記コンテンツ別誘導ユーザ数が多い順に各メタバースコンテンツをランキングしたランキング形式の前記一覧表示情報を生成する
請求項
3に記載の情報処理システム。
【請求項5】
前記取得手段は、各メタバースコンテンツについて、開催中であるか又は参加受付中であるかの状態を示す情報をさらに取得し、
前記生成手段は、開催中のメタバースコンテンツを参加受付中のメタバースコンテンツと区別可能な態様で前記一覧表示情報を生成する
請求項1乃至
4のいずれか1項に記載の情報処理システム。
【請求項6】
前記取得手段は、各メタバースコンテンツの同時接続数を定期的に取得し、
前記生成手段は、
各メタバースコンテンツについて、前記同時接続数の増加率が閾値を超えたか否かを判定し、
前記増加率が前記閾値を超えたメタバースコンテンツを他のメタバースコンテンツと区別可能な態様で前記一覧表示情報を生成する
請求項1乃至
4のいずれか1項に記載の情報処理システム。
【請求項7】
メタバースサイトに関する情報をユーザに提示するサービスを提供するための情報処理システムであって、
複数のメタバースサイトのそれぞれにアクセスして各メタバースコンテンツの同時接続数を取得する取得手段と、
各メタバースコンテンツの識別情報に当該メタバースコンテンツの前記同時接続数を対応付けた一覧表示情報を生成する生成手段と、
前記一覧表示情報を各ユーザに提示する提示手段と、
各メタバースコンテンツの盛り上がり度を当該メタバースコンテンツの前記同時接続数に基づいて評価する評価手段と、
各メタバースサイト又は各メタバースコンテンツの平均同時接続数を導出する導出手段
と、を備え、
前記評価手段は、各メタバースコンテンツについて前記同時接続数を前記平均同時接続数と比較する処理を行うことで前記盛り上がり度を評価
し、
前記生成手段は、前記盛り上がり度が反映された前記一覧表示情報を生成する
情報処理システム。
【請求項8】
前記導出手段は、各メタバースサイト又は各メタバースコンテンツについて、過去の第1期間における第1平均同時接続数と、前記第1期間よりも短い過去の期間であって曜日及び/又は時間帯で定義される第2期間における第2平均同時接続数と、を導出し、
前記評価手段は、各メタバースコンテンツについて、現在の前記同時接続数が所定の数値範囲内にあるか否かに応じて、当該メタバースコンテンツの盛り上がり度を評価し、
前記所定の数値範囲は、前記第1平均同時接続数と、現在の曜日及び/又は時間帯に対応する前記第2平均同時接続数と、の間の数値範囲である
請求項
7に記載の情報処理システム。
【請求項9】
前記評価手段は、各メタバースコンテンツについて、
現在の前記同時接続数が前記所定の数値範囲よりも大きい値である場合、当該メタバースコンテンツの盛り上がり度が高いと評価し、
現在の前記同時接続数が、前記所定の数値範囲よりも小さい値である場合、当該メタバースコンテンツの盛り上がり度が低いと評価する
請求項
8に記載の情報処理システム。
【請求項10】
前記生成手段は、各メタバースコンテンツの識別情報に、当該メタバースコンテンツの前記同時接続数と、当該メタバースコンテンツの前記盛り上がり度と、を対応付けた前記一覧表示情報を生成する
請求項
1に記載の情報処理システム。
【請求項11】
前記生成手段は、前記盛り上がり度が高いと評価された各メタバースコンテンツについてのみ前記一覧表示情報を生成する
請求項
1に記載の情報処理システム。
【請求項12】
前記サービスに対するユーザのログイン処理を受け付けるログイン処理手段と、
前記サービスに対するユーザのログイン処理に用いる第1アカウント情報と、メタバースサイトに対するユーザのログイン処理に用いる第2アカウント情報とを対応付けて記憶する記憶手段と、をさらに備え、
前記誘導手段は、前記選択されたメタバースコンテンツにユーザを誘導する際に、当該ユーザの前記第1アカウント情報と対応付けられた前記第2アカウント情報を用いて当該メタバースサイトに対する代理ログイン処理を行う
請求項3に記載の情報処理システム。
【請求項13】
前記サービスに対するユーザのログイン処理を受け付けるログイン処理手段と、
前記サービスに対するユーザのログイン処理及びメタバースサイトへのログイン処理に共通で用いるアカウント情報を記憶する記憶手段と、をさらに備え、
前記誘導手段は、前記選択されたメタバースコンテンツにユーザを誘導する際に、当該ユーザの前記アカウント情報を用いて当該メタバースサイトに対する代理ログイン処理を行う
請求項3に記載の情報処理システム。
【請求項14】
前記サービスに対するユーザのログイン処理を受け付けるログイン処理手段と、
前記サービスに対するユーザのログイン処理に用いるアカウント情報と、当該ユーザの属性情報とを対応付けて記憶する記憶手段と、
前記ログイン処理手段がログイン処理を受け付けた各ユーザと対応付けられた前記属性情報に基づいて、前記サービスにログインした各ユーザについて属性別の統計処理を行う統計処理手段と、をさらに備える
請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項15】
前記サービスに対するユーザのログイン処理を受け付けるログイン処理手段と、
前記サービスに対するユーザのログイン処理に用いるアカウント情報と、当該ユーザの属性情報とを対応付けて記憶する記憶手段と、をさらに備え、
前記誘導手段は、前記ログイン処理手段がログイン処理を受け付けた各ユーザと対応付けられた前記属性情報に基づいて、所定属性のユーザを所定メタバースサイトに誘導しないよう制御する
請求項3に記載の情報処理システム。
【請求項16】
前記サービスに対するユーザのログイン処理を受け付けるログイン処理手段と、
前記サービスに対するユーザのログイン処理に用いるアカウント情報と、当該ユーザの属性情報とを対応付けて記憶する記憶手段と、をさらに備え、
前記生成手段は、前記ログイン処理手段がログイン処理を受け付けたユーザと対応付けられた前記属性情報に基づいて、当該ユーザの属性に応じた前記一覧表示情報を生成し、
前記提示手段は、当該ユーザの属性に応じた前記一覧表示情報を当該ユーザに提示する
請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項17】
メタバースサイトに関する情報をユーザに提示するサービスを提供するためのプログラムであって、コンピュータを、
複数のメタバースサイトのそれぞれにアクセスして各メタバースコンテンツの同時接続数を取得する取得手段と、
各メタバースコンテンツの識別情報に当該メタバースコンテンツの前記同時接続数を対応付けた一覧表示情報を生成する生成手段と、
前記一覧表示情報を各ユーザに提示する提示手段と、
各メタバースコンテンツの平均的な同時接続数を基準とした盛り上がり度を当該メタバースコンテンツの前記同時接続数に基づいて評価する評価手段と、として機能させ
、
前記生成手段は、前記盛り上がり度が反映された前記一覧表示情報を生成する
プログラム。
【請求項18】
メタバースサイトに関する情報をユーザに提示するサービスを提供するためのプログラムであって、コンピュータを、
複数のメタバースサイトのそれぞれにアクセスして各メタバースコンテンツの同時接続数を取得する取得手段と、
各メタバースコンテンツの識別情報に当該メタバースコンテンツの前記同時接続数を対応付けた一覧表示情報を生成する生成手段と、
前記一覧表示情報を各ユーザに提示する提示手段と、
前記一覧表示情報の中からいずれかのメタバースコンテンツを選択する操作をユーザから受け付けると、当該選択されたメタバースコンテンツに当該ユーザを誘導する誘導手段と、
前記誘導手段により誘導されたユーザ数をメタバースコンテンツ別にカウントし、コンテンツ別誘導ユーザ数を導出するカウント手段と、として機能させ、
前記生成手段は、各メタバースコンテンツの識別情報に、当該メタバースコンテンツの前記同時接続数と、当該メタバースコンテンツの前記コンテンツ別誘導ユーザ数とを対応付けた前記一覧表示情報を生成する
プログラム。
【請求項19】
メタバースサイトに関する情報をユーザに提示するサービスを提供するためのプログラムであって、コンピュータを、
複数のメタバースサイトのそれぞれにアクセスして各メタバースコンテンツの同時接続数を取得する取得手段と、
各メタバースコンテンツの識別情報に当該メタバースコンテンツの前記同時接続数を対応付けた一覧表示情報を生成する生成手段と、
前記一覧表示情報を各ユーザに提示する提示手段と、
各メタバースコンテンツの盛り上がり度を当該メタバースコンテンツの前記同時接続数に基づいて評価する評価手段と、
各メタバースサイト又は各メタバースコンテンツの平均同時接続数を導出する導出手段と、として機能させ、
前記評価手段は、各メタバースコンテンツについて前記同時接続数を前記平均同時接続数と比較する処理を行うことで前記盛り上がり度を評価し、
前記生成手段は、前記盛り上がり度が反映された前記一覧表示情報を生成する
プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理システム及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、動画や音楽のコンテンツを配信するウェブサイトであるコンテンツ配信サイトでは、過去の所定期間(例えば、1ヶ月、1週間、又は1日)内で各コンテンツの視聴回数をカウントし、累計での視聴回数が多い順のランキング形式で各コンテンツの情報(識別情報)を表示する一覧表示が一般的に行われている。これにより、ユーザは、例えば自身が視聴するコンテンツを選択する際に、所定期間内で人気の高かったコンテンツを把握できる。
【0003】
一方で、近年、インターネット上の仮想空間においてユーザがアバターを介して活動するメタバースが注目されている。このようなメタバースのコンテンツをメタバースコンテンツと称し、少なくとも1つのメタバースコンテンツを提供するウェブサイトをメタバースサイトと称する。メタバースサイトは、メタバースプラットフォームと称されることもある。現在、様々なメタバースサイトがメタバースコンテンツを提供しており、その数は今後増加していくと予想される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
メタバースコンテンツは、各ユーザがアバターを介して交流するソーシャル空間でもあるため、過去の累計視聴回数よりも今現在の盛り上がりの状態が重要である。しかしながら、過去の累計視聴回数が多い順のランキング形式で各コンテンツの情報を表示する従来の一覧表示技術では、ユーザがメタバースコンテンツの今現在の盛り上がりの状態を把握できない。
【0006】
したがって、従来技術では、ユーザは、盛り上がっているメタバースコンテンツを探すために、複数のメタバースサイトにログインして今現在の状況(最新の状況)を確認する必要がある。よって、従来技術では、ユーザが適切なメタバースコンテンツを見つけることが難しい。
【0007】
そこで、本発明は、ユーザが適切なメタバースコンテンツを見つけることを円滑化する情報処理システム及びプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
第1の態様に係る情報処理システムは、メタバースサイトに関する情報をユーザに提示するサービスを提供するための情報処理システムであって、複数のメタバースサイトのそれぞれにアクセスして各メタバースコンテンツの同時接続数を取得する取得手段と、各メタバースコンテンツの識別情報に当該メタバースコンテンツの前記同時接続数を対応付けた一覧表示情報を生成する生成手段と、前記一覧表示情報を各ユーザに提示する提示手段と、を備える。
【0009】
第2の態様に係るプログラムは、メタバースサイトに関する情報をユーザに提示するサービスを提供するためのプログラムであって、コンピュータを、複数のメタバースサイトのそれぞれにアクセスして各メタバースコンテンツの同時接続数を取得する取得手段と、各メタバースコンテンツの識別情報に当該メタバースコンテンツの前記同時接続数を対応付けた一覧表示情報を生成する生成手段と、前記一覧表示情報を各ユーザに提示する提示手段と、として機能させる。
【発明の効果】
【0010】
本発明の一態様によれば、ユーザが適切なメタバースコンテンツを見つけることを円滑化する情報処理システム及びプログラムを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【
図1】実施形態に係る情報処理システムの構成例を示す図である。
【
図2】実施形態に係るサーバ装置の構成を示す図である。
【
図3】実施形態に係るサーバ装置による処理フロー例を示す図である。
【
図4】実施形態に係るサーバ装置がユーザに提示する一覧表示情報の具体例を示す図である。
【
図5】実施形態に係るサーバ装置による盛り上がり度評価の具体例を示す図である。
【
図6】実施形態に係るサーバ装置の動作フローの具体例を示す図である。
【
図7】変更例に係るサーバ装置の構成を示す図である。
【
図8】変更例に係るサーバ装置が記憶する情報の一例を示す図である。
【
図9】変更例3に係るサーバ装置の構成を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
図面を参照しながら、実施形態に係る情報処理システムについて説明する。図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。
【0013】
(1)システム構成例
図1は、本実施形態に係る情報処理システム1の構成例を示す図である。情報処理システム1は、メタバースサイト10に関する情報をユーザに提示するサービスを提供するためのシステムである。
【0014】
本実施形態に係る情報処理システム1は、サーバ装置100と、複数のメタバースサイト10(10a,10b,10c,・・・)と、複数の端末装置200(200a,200b,200c,・・・)とを有する。サーバ装置100、メタバースサイト10、及び端末装置200は、ネットワーク5に接続されており、ネットワーク5を介して相互に通信可能である。ネットワーク5は、インターネットを含む。ネットワーク5は、LAN(Local Area Network)及び/又はWAN(Wide Area Network)を含んでもよい。
【0015】
サーバ装置100は、本実施形態に係る情報処理を実行する情報処理装置である。サーバ装置100は、メタバースサイト10に関する情報をユーザに提示するサービス(以下、「情報提示サービス」若しくは「情報提示サイト」とも称する)を提供する。サーバ装置100は、例えばワークステーション又はPCのような汎用コンピュータとしてもよいし、クラウド・コンピューティング(分散コンピューティング)によって論理的に実現されてもよい。つまり、サーバ装置100は、1つのコンピュータで構成してもよいし、複数のコンピュータで構成してもよい。サーバ装置100の詳細については後述する。なお、本実施形態では、ユーザは、情報提示サービスを利用するためのアカウントを有し、サーバ装置100がアカウント情報を管理しているものとするが、ユーザは必ずしも当該アカウントを有していなくてもよい。
【0016】
各メタバースサイト10は、少なくとも1つのメタバースコンテンツを提供するウェブサイト(別の観点では、プラットフォーム)である。各メタバースサイト10は、1つ又は複数のサーバにより実現されてもよい。メタバースコンテンツは、インターネット上の仮想空間においてユーザがアバターを介して活動するメタバースのコンテンツであり、メタバースイベント又はメタバースチャンネルと称されることもある。
【0017】
各端末装置200は、例えば、パーソナルコンピュータ(PC)、スマートフォン、タブレット端末、又はウェアラブル端末等である。各端末装置200は、ユーザとのインターフェイスと、ネットワーク5とのインターフェイスとを有する。ユーザとのインターフェイスは、例えば、ディスプレイ、キーボード、マウス、タッチパッド、タッチパネルディスプレイ、マイク、及びスピーカのうち、少なくとも1つを含む。ネットワーク5とのインターフェイスは、有線通信インターフェイス及び無線通信インターフェイスのうち少なくとも1つを含む。各端末装置200は、対応するユーザからの操作を受け付け、ネットワーク5を介してサーバ装置100及びメタバースサイト10にアクセスし、各種の情報を表示する。なお、以下の実施形態の説明では、端末装置200とそのユーザとを特に区別せずに記載する場合がある。また、各端末装置200は、情報提示サービスを利用するためのアプリケーションプログラムがインストールされていてもよい。或いは、各端末装置200は、汎用のウェブブラウザを介して情報提示サービスを利用してもよい。
【0018】
(2)サーバ装置の構成
図2は、本実施形態に係るサーバ装置100の構成を示す図である。
【0019】
サーバ装置100は、通信部110と、記憶部120と、処理部130とを有する。通信部110、記憶部120、及び処理部130は、図示を省略するバス等によって相互に接続されている。
【0020】
通信部110は、処理部130の制御下で、ネットワーク5を介して他装置(例えば、端末装置200)との通信を行う。通信部110による通信は、有線通信であってもよいし、無線通信を含んでもよい。記憶部120は、例えば、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、及び補助記憶装置等の種々のメモリを含んで構成される。処理部130により実行されるプログラムは、例えば、記憶部120のROM及び/又は補助記憶装置に記憶されている。処理部130は、1つ又は複数のプロセッサにより構成される。
【0021】
処理部130は、プログラムを実行することにより、メタバース情報取得部131と、一覧表示情報生成部132と、一覧表示情報提示部133と、メタバースサイト誘導部134と、カウント部135と、盛り上がり度評価部136と、平均同時接続数導出部137と、の各機能を実現する。
【0022】
メタバース情報取得部131は、各メタバースサイト10にアクセスして各メタバースコンテンツの同時接続数を取得する。同時接続数は、あるメタバースコンテンツに同時に接続(参加)しているユーザ(若しくは端末)の数である。一般的に、各メタバースサイト10は、自サイトで公開するメタバースコンテンツについて同時接続数も自サイト上で公開している。例えば、メタバース情報取得部131は、ウェブスクレイピングにより各メタバースコンテンツの同時接続数を取得する。ウェブスクレイピングとは、ウェブサイトで記載されている情報の中から必要部分だけを自動抽出する技術をいう。
【0023】
一覧表示情報生成部132は、メタバース情報取得部131により取得された情報に基づいて、各メタバースコンテンツの識別情報(例えば、メタバースコンテンツ名)に当該メタバースコンテンツの同時接続数を対応付けた一覧表示情報を生成する。一覧表示情報は、メタバースコンテンツの識別情報とその同時接続数とを含むエントリを複数有するリスト形式のデータ構造を有する。
【0024】
一覧表示情報提示部133は、一覧表示情報生成部132により生成された一覧表示情報を各ユーザに提示する。本実施形態では、一覧表示情報提示部133は、サーバ装置100(情報提示サービス)にアクセスした端末装置200に対して一覧表示情報を送信し、一覧表示情報を端末装置200に表示させることにより、一覧表示情報をユーザに提示する。
【0025】
このように、本実施形態に係るサーバ装置100は、各メタバースコンテンツの識別情報(例えば、メタバースコンテンツ名)に当該メタバースコンテンツの同時接続数を対応付けた一覧表示情報をユーザに提示する。ここで、同時接続数は、メタバースコンテンツの今現在の盛り上がり度を示す指標として用いることができる。そのため、ユーザは、提示された一覧表示情報から、今現在盛り上がっているメタバースコンテンツを見つけることが可能である。よって、ユーザが適切なメタバースコンテンツを見つけることを円滑化できる。
【0026】
本実施形態では、記憶部120は、各メタバースサイト10のログイン情報(例えば、ユーザID、パスワード)を予め記憶していてもよい。例えば、サーバ装置100の運用者が各メタバースサイト10にアカウントを作成してログイン情報を取得し、取得したログイン情報を記憶部120に記憶させておいてもよい。具体的には、メタバース情報取得部131は、記憶部120が記憶しているログイン情報を用いて各メタバースサイト10にログインして各メタバースコンテンツの同時接続数を取得する。これにより、サーバ装置100が各メタバースサイト10に自動的にログインして各メタバースコンテンツの同時接続数を取得できる。
【0027】
メタバースサイト誘導部134は、提示した一覧表示情報の中からいずれかのメタバースコンテンツを選択する操作をユーザから受け付けると、当該選択されたメタバースコンテンツに当該ユーザを誘導する。例えば、メタバースサイト誘導部134は、一覧表示情報中の各メタバースコンテンツの識別情報に当該メタバースコンテンツのURL(Uniform Resource Locator)をリンクとして埋め込んでおき、ユーザが選択したメタバースコンテンツに当該リンクにより誘導する。これにより、ユーザは、提示された一覧表示情報から適切なメタバースコンテンツを見つけたうえで、当該メタバースコンテンツを容易に利用(参加)できる。
【0028】
本実施形態では、カウント部135は、メタバースサイト誘導部134により誘導されたユーザ数をメタバースコンテンツ別にカウントし、コンテンツ別誘導ユーザ数を導出する。すなわち、コンテンツ別誘導ユーザ数は、本実施形態に係る情報提示サービスから誘導されたユーザ(別の観点では、情報提示サービスに入場したユーザのうち、メタバースコンテンツに出発(参加)したユーザ)の数である。一覧表示情報生成部132は、各メタバースコンテンツの識別情報に、当該メタバースコンテンツの同時接続数と、当該メタバースコンテンツのコンテンツ別誘導ユーザ数とを対応付けた一覧表示情報を生成する。これにより、ユーザは、一覧表示情報から、各メタバースコンテンツのコンテンツ別誘導ユーザ数(出発数又は参加数)を把握できる。
【0029】
例えば、本実施形態に係る情報提示サービスが日本(日本語)で提供されるサービスである場合、コンテンツ別誘導ユーザ数は、対応するメタバースコンテンツに出発(参加)した日本人のユーザ数の指標とみなすことができる。メタバースコンテンツの中には外国人のユーザが多いものがあるが、日本人のユーザにとっては、日本人がどの程度参加しているかが重要であり得る。また、例えば、本実施形態に係る情報提示サービスを利用するユーザとして特定の属性(例えば、年齢層、性別、又は趣味嗜好)のユーザが多い場合、コンテンツ別誘導ユーザ数は、対応するメタバースコンテンツに出発(参加)した特定の属性のユーザ数の指標とみなすことができる。そのため、提示する一覧表示情報においてコンテンツ別誘導ユーザ数も含めることにより、ユーザがメタバースコンテンツを選択する際に有益な情報を提供できる。
【0030】
一覧表示情報生成部132は、カウント部135により導出されたコンテンツ別誘導ユーザ数が多い順に各メタバースコンテンツをランキングしたランキング形式の一覧表示情報を生成してもよい。例えば、一覧表示情報生成部132は、カウント部135により導出されたコンテンツ別誘導ユーザ数が多い順に各メタバースコンテンツの識別情報を並べた一覧表示情報を生成してもよい。これにより、ユーザは、コンテンツ別誘導ユーザ数が多いメタバースコンテンツを容易に(直感的に)把握できる。
【0031】
メタバース情報取得部131は、各メタバースコンテンツについて、開催中であるか又は参加受付中であるかの状態を示す情報をさらに取得してもよい。メタバースコンテンツは、ユーザがアバターにより参加するという点が特徴的であり、開催前の参加受付中の状態である場合がある。メタバースコンテンツに直ぐに参加したいユーザにとっては、開催中のメタバースコンテンツを選択したいニーズがある。一方、仮想空間で行われるコンサート等のメタバースコンテンツの場合、最初から参加するために参加受付中のメタバースコンテンツを選択したいニーズもあり得る。そのため、一覧表示情報生成部132は、開催中のメタバースコンテンツを参加受付中のメタバースコンテンツと区別可能な態様で一覧表示情報を生成してもよい。例えば、一覧表示情報生成部132は、各メタバースコンテンツと対応付けて、開催中であるか又は参加受付中であるかを示すテキストや記号等を一覧表示情報に含めてもよい。或いは、一覧表示情報生成部132は、一覧表示情報中で、メタバースコンテンツの識別情報の書体や色を開催中であるか又は参加受付中であるかによって異ならせてもよい。
【0032】
メタバース情報取得部131は、各メタバースコンテンツの同時接続数を定期的に取得してもよい。例えば1分間に1度の頻度で各メタバースコンテンツの同時接続数を定期的に取得して、一覧表示情報生成部132が当該頻度で一覧表示情報を更新してもよい。また、一覧表示情報生成部132は、各メタバースコンテンツについて、同時接続数の増加率が閾値を超えたか否かを判定してもよい。同時接続数の増加率とは、同時接続数が所定期間内で増加した割合をいい、例えば前回の同時接続数に対する今回の同時接続数の比であってもよい。同時接続数の増加率が閾値を超えたメタバースコンテンツは、急激な盛り上がりを見せたメタバースコンテンツに相当する。このようなメタバースコンテンツに参加したいというユーザのニーズが想定される。そのため、一覧表示情報生成部132は、当該増加率が閾値を超えたメタバースコンテンツを他のメタバースコンテンツと区別可能な態様で一覧表示情報を生成してもよい。例えば、一覧表示情報生成部132は、同時接続数が急上昇したことを示すテキストや記号等を一覧表示情報に含めてもよい。或いは、一覧表示情報生成部132は、一覧表示情報中で、同時接続数が急上昇したメタバースコンテンツの識別情報の書体や色を他のメタバースコンテンツと異ならせてもよい。
【0033】
盛り上がり度評価部136は、各メタバースコンテンツの盛り上がり度を当該メタバースコンテンツの同時接続数に基づいて評価してもよい。メタバースサイトごとに(アクティブな)ユーザ数が異なり得るため、メタバースコンテンツの同時接続数は、メタバースコンテンツの実際の盛り上がり度を必ずしも反映していないことがある。現在の同時接続数が「30」であるメタバースコンテンツを例に挙げると、(アクティブな)ユーザ数が「100万人」のメタバースサイトにおいては盛り上がっていない状態(いわゆる、過疎っている状態)に相当し、(アクティブな)ユーザ数が「50」のメタバースサイトにおいては盛り上がっている状態(いわゆる、バズっている状態)に相当し得る。同様に、現在の同時接続数が「30」であるメタバースコンテンツについて、当該メタバースコンテンツの平均的な同時接続数が「100万」であるケースでは盛り上がっていない状態に相当し、当該メタバースコンテンツの平均的な同時接続数が「50」であるケースでは盛り上がっている状態に相当し得る。一覧表示情報生成部132は、盛り上がり度評価部136により導出された盛り上がり度が反映された一覧表示情報を生成する。これにより、ユーザは、提示された一覧表示情報から、実際に盛り上がっているメタバースコンテンツを把握できる。
【0034】
平均同時接続数導出部137は、各メタバースサイト又は各メタバースコンテンツの平均同時接続数を導出する。平均同時接続数は、例えば、過去の一定期間内の同時接続数の平均値であってもよいし、直近の同時接続数に重みを付けた重み付き平均値であってもよい。盛り上がり度評価部136は、各メタバースコンテンツについて同時接続数を平均同時接続数と比較する処理を行うことで当該メタバースコンテンツの盛り上がり度を評価してもよい。
【0035】
例えば、平均同時接続数導出部137は、各メタバースサイト又は各メタバースコンテンツについて、過去の第1期間における第1平均同時接続数と、第1期間よりも短い過去の期間であって曜日及び/又は時間帯で定義される第2期間における第2平均同時接続数と、を導出してもよい。盛り上がり度評価部136は、各メタバースコンテンツについて、現在の同時接続数(すなわち、メタバース情報取得部131により取得された最新の同時接続数)が所定の数値範囲内にあるか否かに応じて、当該メタバースコンテンツの盛り上がり度を評価してもよい。ここで、所定の数値範囲は、対応するメタバースサイト又はメタバースコンテンツの第1平均同時接続数と、現在の曜日及び/又は時間帯に対応する第2平均同時接続数と、の間の数値範囲であってもよい。
【0036】
具体的には、盛り上がり度評価部136は、各メタバースコンテンツについて、現在の同時接続数が所定の数値範囲よりも大きい値である場合、当該メタバースコンテンツの盛り上がり度が高い(いわゆる、バズっている状態)と評価してもよい。一方、現在の同時接続数が所定の数値範囲よりも小さい値である場合、当該メタバースコンテンツの盛り上がり度が低い(いわゆる、過疎っている状態)と評価してもよい。
【0037】
一覧表示情報生成部132は、各メタバースコンテンツの識別情報に、当該メタバースコンテンツの同時接続数と、当該メタバースコンテンツの盛り上がり度(盛り上がり度評価部136により評価された盛り上がり度)と、を対応付けた一覧表示情報を生成してもよい。これにより、盛り上がり度評価部136により導出された盛り上がり度を一覧表示情報に反映させることができる。
【0038】
或いは、一覧表示情報生成部132は、盛り上がり度が高いと評価された各メタバースコンテンツについてのみ一覧表示情報を生成してもよい。言い換えると、一覧表示情報生成部132は、盛り上がり度が低いと評価された各メタバースコンテンツについて一覧表示情報から除外してもよい。これにより、盛り上がり度評価部136により導出された盛り上がり度を一覧表示情報に反映させることができる。
【0039】
(3)処理フロー例
図3は、本実施形態に係るサーバ装置100による処理フロー例を示す図である。
【0040】
処理P1において、サーバ装置100は、情報提示サービスへのログインを各ユーザから受け付ける。
【0041】
処理P2において、サーバ装置100は、情報提示サービスへの入場ユーザの数をカウントする。図示の例では、入場ユーザ数が「100」である。
【0042】
処理P3において、サーバ装置100は、各メタバースコンテンツの同時接続数を取得して一覧表示情報を各ユーザに提示し、いずれかのメタバースコンテンツの選択を各ユーザから受け付ける。
【0043】
処理P4において、サーバ装置100は、各ユーザを、その選択メタバースコンテンツに誘導する。図示の例では、3つのメタバースコンテンツA,B,Cのいずれかに誘導する。
【0044】
処理P5において、サーバ装置100は、各メタバースコンテンツへの誘導ユーザ数(出発数)をカウントする。図示の例では、メタバースコンテンツAへの出発数が「50」であり、メタバースコンテンツBへの出発数が「20」であり、メタバースコンテンツCへの出発数が「10」である。
【0045】
(4)一覧表示情報の具体例
図4は、本実施形態に係るサーバ装置100がユーザに提示する一覧表示情報の具体例を示す図である。
【0046】
図示の例では、一覧表示情報は、各メタバースコンテンツについて、その識別情報(メタバースコンテンツ名)と、同時接続数が急上昇したか否かを示す急上昇情報と、開催中であるか又は参加受付中であるかの状態を示す情報と、開催時刻を示す情報と、同時接続数(同接数)を示す情報と、コンテンツ別誘導ユーザ数(出発数)を示す情報と、を有する。
【0047】
また、図示の例では、一覧表示情報は、コンテンツ別誘導ユーザ数(出発数)が多い順に各メタバースコンテンツをランキングしたランキング形式である。
【0048】
さらに、図示の例では、一覧表示情報は、その時点での累計の同接数、当日の累計の出発数、及び当日の累計の入場数のそれぞれの情報も有している。
【0049】
ユーザは、自身の端末装置200で表示される一覧表示情報を閲覧し、参加したいメタバースコンテンツの識別情報を選択する。端末装置200は、当該識別情報に埋め込まれたリンクにより、当該メタバースコンテンツの表示に切り替える。
【0050】
(5)盛り上がり度評価の具体例
図5は、本実施形態に係るサーバ装置100による盛り上がり度評価の具体例を示す図である。
【0051】
第1に、サーバ装置100は、あるメタバースサイト又は当該メタバースサイトのあるメタバースコンテンツについて、過去の第1期間における第1平均同時接続数(基準ラインA)と、第1期間よりも短い過去の期間であって曜日及び/又は時間帯で定義される第2期間における第2平均同時接続数(基準ラインB)と、を導出する。図示の例では、一週間の平均同時接続数を基準ラインAとし、前週の曜日ごとに、同時接続数を基準ラインBとして導出している。
【0052】
第2に、サーバ装置100は、当該メタバースコンテンツについて、現在の同時接続数が所定の数値範囲内にあるか否かに応じて、当該メタバースコンテンツの盛り上がり度を評価する。ここで、所定の数値範囲は、当該メタバースサイト又は当該メタバースコンテンツの第1平均同時接続数(基準ラインA)と、現在の曜日及び/又は時間帯に対応する第2平均同時接続数(基準ラインB)と、の間の数値範囲である。具体的には、基準ラインAと基準ラインBとの間の数値を正常値とする。
【0053】
具体的には、サーバ装置100は、当該メタバースコンテンツについて、現在の同時接続数が所定の数値範囲よりも大きい値である場合(すなわち、正常値を超過する場合)、当該メタバースコンテンツの盛り上がり度が高い(いわゆる、バズっている状態)と評価する。一方、現在の同時接続数が所定の数値範囲よりも小さい値である場合(すなわち、正常値を下回る場合)、当該メタバースコンテンツの盛り上がり度が低い(いわゆる、過疎っている状態)と評価する。
【0054】
図示の例では、日曜日について、基準ラインA「100」と基準ラインB「80」との間の範囲が、正常値となる。ここで、同時接続数が「150」の場合は、正常値の範囲を超過しているため、異常値として、盛り上がり度が高い(いわゆる、バズっている状態)と評価する。一方、同時接続数が「50」の場合は、正常値の範囲を超過しているため、異常値として、盛り上がり度が低い(いわゆる、過疎っている状態)と評価する。
【0055】
(6)動作フローの具体例
図6は、本実施形態に係るサーバ装置100の動作フローの具体例を示す図である。
【0056】
ステップS1において、サーバ装置100は、各メタバースサイト10にアクセスして各メタバースコンテンツの同時接続数を取得する。サーバ装置100は、各メタバースコンテンツについて、開催中であるか又は参加受付中であるかの状態を示す情報と、開催時刻を示す情報とをさらに取得する。サーバ装置100は、これらの情報を定期的に取得する。
【0057】
ステップS2において、サーバ装置100は、各メタバースコンテンツについて、同時接続数の増加率が閾値を超えたか否かを判定する。また、サーバ装置100は、各メタバースコンテンツの盛り上がり度を当該メタバースコンテンツの同時接続数に基づいて評価する。
【0058】
ステップS3において、サーバ装置100は、ステップS1及びステップS2の結果に基づいて、
図4に示すような一覧表示情報を生成する。
【0059】
ステップS4において、サーバ装置100は、ステップS3で生成した一覧表示情報をユーザに提示する。
【0060】
ステップS5において、サーバ装置100は、ステップS4で提示した一覧表示情報の中からいずれかのメタバースコンテンツを選択する操作をユーザから受け付けると、当該選択されたメタバースコンテンツに当該ユーザを誘導する。
【0061】
ステップS6において、サーバ装置100は、ステップS5で誘導したユーザ数をメタバースコンテンツ別にカウントし、コンテンツ別誘導ユーザ数を導出する。これにより一連の動作が終了し、再度ステップS1から動作が再開される。
【0062】
(7)変更例
上述の実施形態の変更例について説明する。
図7は、変更例に係るサーバ装置100の構成を示す図である。
【0063】
変更例に係るサーバ装置100は、
図3の処理P1(すなわち、情報提示サービスへの各ユーザからのログイン処理)を受け付けるログイン処理部138をさらに有する。ログイン処理部138は、サーバ装置100(すなわち、情報提示サービス)へアクセスしたユーザからアカウント情報(「ログイン情報」とも称する)の入力を受け付け、登録されたアカウント情報と一致する場合は正当なユーザであるとみなしてログイン成功とする。一方、ユーザから入力されたアカウント情報が登録されたアカウント情報と一致しない場合はログイン失敗として、情報提示サービスの利用を拒否する。
【0064】
また、記憶部120は、各ユーザの情報(ユーザ情報)を記憶している。
図8(a)は、記憶部120が記憶するユーザ情報の一例を示す図である。ユーザ情報は、ユーザごとに記憶部120に記憶されている。
図8(a)に示すように、ユーザ情報は、情報提示サービスのアカウント情報(ログイン情報)と、ユーザ属性情報とを含む。情報提示サービスのアカウント情報(ログイン情報)は、例えば、情報提示サービスのユーザID(例えば、メールアドレス)とパスワードとを含む。ユーザ属性情報は、例えば、国籍、年齢(若しくは生年月日)、性別等の情報を含む。ユーザ属性情報は、これらの情報に限定されるものではなく、職業、住所、趣味等の情報を含んでもよい。
【0065】
(7.1)変更例1
図3の処理P4では、サーバ装置100のメタバースサイト誘導部134は、各ユーザを、その選択メタバースコンテンツに誘導する。例えば、ユーザは、サーバ装置100が提供する一覧表示情報中のメタバースコンテンツを選択すると、埋め込まれているリンクによって当該メタバースコンテンツに誘導される。
【0066】
その際、選択メタバースコンテンツに対応するメタバースサイトにおいてログインがユーザに要求されることがある。すなわち、メタバースサイトの中には、ユーザのアカウント登録及びログイン処理を必要とするものがある。
【0067】
その場合、サーバ装置100によってメタバースサイト(メタバースコンテンツ)に誘導されたユーザは、当該メタバースコンテンツを利用(参加)するために当該メタバースサイトにログインすることが必要である。その結果、ユーザは、情報提示サービスへのログイン処理と、メタバースサイトへのログイン処理との2回のログイン処理を行うことになり得るため、ユーザにとって手間である。
【0068】
そこで、変更例1では、メタバースサイトへのログイン処理をサーバ装置100のメタバースサイト誘導部134がユーザを代理して行うことにより、メタバースサイトへの自動ログイン処理(代理ログイン処理)を可能とする。
【0069】
変更例1では、ログイン処理部138は、情報提示サービスに対するユーザのログイン処理を受け付ける。
【0070】
変更例1では、記憶部120は、
図8(b)に示すように、情報提示サービスに対するユーザのログイン処理に用いる第1アカウント情報(情報提示サービスログイン情報)と、メタバースサイトに対するユーザのログイン処理に用いる第2アカウント情報(メタバースサイトログイン情報)とを対応付けて記憶する。ここで、第2アカウント情報(メタバースサイトログイン情報)としては、ユーザが作成したアカウント情報を登録してもよいし、サーバ装置100が自動で作成したアカウント情報を登録してもよい。
図8(b)の例では、情報提示サービスユーザIDをキーとして、第1アカウント情報(情報提示サービスログイン情報)と第2アカウント情報(メタバースサイトログイン情報)とが対応付けられている。
【0071】
変更例1では、メタバースサイト誘導部134は、選択メタバースコンテンツにユーザを誘導する際に、当該ユーザの第1アカウント情報(情報提示サービスログイン情報)と対応付けられた第2アカウント情報(メタバースサイトログイン情報)を用いて、当該選択メタバースサイトに対する代理ログイン処理を行う。例えば、メタバースサイト誘導部134は、選択メタバースコンテンツにユーザを誘導する際に、当該選択メタバースサイトに第2アカウント情報(メタバースサイトログイン情報)を自動記入することで代理ログイン処理を行う。これにより、メタバースサイトへの自動ログイン処理が可能になる。
【0072】
(7.2)変更例2
変更例1では、第1アカウント情報(情報提示サービスログイン情報)と第2アカウント情報(メタバースサイトログイン情報)とが異なるアカウント情報である一例について説明した。
【0073】
一方、変更例2では、第1アカウント情報(情報提示サービスログイン情報)と第2アカウント情報(メタバースサイトログイン情報)とを共通のものとする。すなわち、第1アカウント情報(情報提示サービスログイン情報)を、第2アカウント情報(メタバースサイトログイン情報)として流用する。
【0074】
そして、メタバースサイトへのログイン処理をサーバ装置100のメタバースサイト誘導部134がユーザを代理して行うことにより、メタバースサイトへの自動ログイン処理(代理ログイン処理)を可能とする。
【0075】
変更例2では、記憶部120は、情報提示サービスに対するユーザのログイン処理及びメタバースサイトへのログイン処理に共通で用いるアカウント情報を記憶する。サーバ装置100は、情報提示サービスに対するユーザのログイン処理に用いるアカウント情報を各メタバースサイトに自動で登録することにより、当該共通のアカウント情報を記憶してもよい。
【0076】
変更例3では、メタバースサイト誘導部134は、選択メタバースコンテンツにユーザを誘導する際に、当該ユーザのアカウント情報(共通のアカウント情報)を用いて当該メタバースサイトに対する代理ログイン処理を行う。例えば、メタバースサイト誘導部134は、選択メタバースコンテンツにユーザを誘導する際に、共通のアカウント情報を当該選択メタバースサイトに自動記入することで代理ログイン処理を行う。これにより、メタバースサイトへの自動ログイン処理が可能になる。
【0077】
(7.3)変更例3
図9は、変更例3に係るサーバ装置100の構成を示す図である。変更例3に係るサーバ装置100は、情報提示サービスにログインした各ユーザについて属性別の統計処理を行う統計処理部139をさらに有する。このような統計処理により得られる統計情報は、例えばマーケティングリサーチの用途等で活用できる。
【0078】
また、変更例3では、記憶部120は、
図8(a)に示すように、情報提示サービスに対するユーザのログイン処理に用いるアカウント情報と、当該ユーザの属性情報とを対応付けて記憶する。
【0079】
統計処理部139は、ログイン処理部138がログイン処理を受け付けた各ユーザと対応付けられた属性情報に基づいて、情報提示サービスにログインした各ユーザについて属性別の統計処理を行う。例えば、統計処理部139は、属性情報中の国籍の情報に基づいて、情報提示サービスにログインしたユーザの外国人比率を導出する。統計処理部139は、属性情報中の年齢の情報に基づいて、情報提示サービスにログインしたユーザの年齢(若しくは年代)別のログイン数を導出してもよいし、情報提示サービスにログインしたユーザの男性/女性別のログイン数を導出してもよい。
【0080】
さらに、統計処理部139は、メタバースサイト誘導部134により誘導されたメタバースサイト(メタバースコンテンツ)について属性別の統計処理を行ってもよい。例えば、統計処理部139は、年齢(若しくは年代)別に、上位10個のメタバースサイト(メタバースコンテンツ)の誘導数(アクセス数)を導出してもよいし、男性/女性別に、上位10個のメタバースサイト(メタバースコンテンツ)の誘導数(アクセス数)を導出してもよい。
【0081】
(7.4)変更例4
変更例4では、記憶部120は、
図8(a)に示すように、情報提示サービスに対するユーザのログイン処理に用いるアカウント情報と、当該ユーザの属性情報とを対応付けて記憶する。
【0082】
変更例4では、メタバースサイト誘導部134は、ログイン処理部138がログイン処理を受け付けた各ユーザと対応付けられた属性情報に基づいて、所定属性のユーザを所定メタバースサイトに誘導しないよう制御する。
【0083】
例えば、メタバースサイト誘導部134は、属性情報中の年齢の情報に基づいて、特定の年齢以上のユーザ向けのメタバースサイト(メタバースコンテンツ)に、特定の年齢未満のユーザを誘導しないようにする。ここで、メタバースサイト誘導部134は、特定の年齢未満のユーザに提示する一覧表示情報において、特定の年齢以上のユーザ向けのメタバースサイト(メタバースコンテンツ)を選択できなくするよう制御してもよいし、特定の年齢以上のユーザ向けのメタバースサイト(メタバースコンテンツ)が選択された際に警告情報を提示させてもよい。
【0084】
(7.5)変更例5
変更例5では、記憶部120は、
図8(a)に示すように、情報提示サービスに対するユーザのログイン処理に用いるアカウント情報と、当該ユーザの属性情報とを対応付けて記憶する。
【0085】
変更例5では、一覧表示情報生成部132は、ログイン処理部138がログイン処理を受け付けたユーザと対応付けられた属性情報に基づいて、当該ユーザの属性に応じた一覧表示情報を生成する。そして、一覧表示情報提示部133は、当該ユーザの属性に応じた一覧表示情報を当該ユーザに提示する。これにより、ユーザごとに、当該ユーザの属性に応じて最適化(カスタマイズ)された一覧表示情報を提示できる。
【0086】
例えば、記憶部120は、メタバースサイト(メタバースコンテンツ)ごとに、ターゲットとするユーザの年齢(若しくは年代)及び/又は性別の情報を予め記憶している。一覧表示情報生成部132は、当該情報に基づいて、情報提示サービスにアクセスしたユーザの年齢(若しくは年代)及び/又は性別に合致するメタバースサイト(メタバースコンテンツ)を特定し、特定したメタバースサイト(メタバースコンテンツ)のみについて一覧表示情報を生成してもよい。
【0087】
(8)他の実施形態
上述の実施形態における動作フロー及び動作例は、必ずしもフロー図に記載された順序に沿って時系列に実行されなくてよい。例えば、動作におけるステップは、フロー図として記載した順序と異なる順序で実行されても、並列的に実行されてもよい。また、動作におけるステップの一部が削除されてもよく、さらなるステップが処理に追加されてもよい。
【0088】
上述の実施形態に係る動作をコンピュータに実行させるプログラムが提供されてもよい。プログラムは、コンピュータ読取り可能媒体に記録されていてもよい。コンピュータ読取り可能媒体を用いれば、コンピュータにプログラムをインストールすることが可能である。ここで、プログラムが記録されたコンピュータ読取り可能媒体は、非一過性の記録媒体であってもよい。非一過性の記録媒体は、特に限定されるものではないが、例えば、CD-ROMやDVD-ROM等の記録媒体であってもよい。
【0089】
本開示で使用する「に基づいて」、「に応じて」という記載は、別段に明記されていない限り、「のみに基づいて」、「のみに応じて」を意味しない。「に基づいて」という記載は、「のみに基づいて」及び「に少なくとも部分的に基づいて」の両方を意味する。同様に、「に応じて」という記載は、「のみに応じて」及び「に少なくとも部分的に応じて」の両方を意味する。また、「含む(include)」、「備える(comprise)」、及びそれらの変形の用語は、列挙する項目のみを含むことを意味せず、列挙する項目のみを含んでもよいし、列挙する項目に加えてさらなる項目を含んでもよいことを意味する。また、本開示において使用されている用語「又は(or)」は、排他的論理和ではないことが意図される。本開示において、例えば、英語でのa,an,及びtheのように、翻訳により冠詞が追加された場合、これらの冠詞は、文脈から明らかにそうではないことが示されていなければ、複数のものを含むものとする。
【0090】
以上、図面を参照して実施形態について詳しく説明したが、具体的な構成は上述のものに限られることはなく、要旨を逸脱しない範囲内において様々な設計変更等をすることが可能である。
【0091】
(9)付記
上述の実施形態に関する特徴について付記する。
【0092】
・付記1
メタバースサイトに関する情報をユーザに提示するサービスを提供するための情報処理システム(1)であって、
複数のメタバースサイトのそれぞれにアクセスして各メタバースコンテンツの同時接続数を取得する取得手段(131)と、
各メタバースコンテンツの識別情報に当該メタバースコンテンツの前記同時接続数を対応付けた一覧表示情報を生成する生成手段(132)と、
前記一覧表示情報を各ユーザに提示する提示手段(133)と、を備える
情報処理システム。
【0093】
・付記2
前記複数のメタバースサイトのそれぞれのログイン情報を記憶する記憶手段(120)をさらに備え、
前記取得手段は、前記ログイン情報を用いて前記複数のメタバースサイトのそれぞれにログインして各メタバースコンテンツの同時接続数を取得する
付記1に記載の情報処理システム。
【0094】
・付記3
前記一覧表示情報の中からいずれかのメタバースコンテンツを選択する操作をユーザから受け付けると、当該選択されたメタバースコンテンツに当該ユーザを誘導する誘導手段(134)をさらに備える
付記1又は2に記載の情報処理システム。
【0095】
・付記4
前記誘導手段により誘導されたユーザ数をメタバースコンテンツ別にカウントし、コンテンツ別誘導ユーザ数を導出するカウント手段(135)をさらに備え、
前記生成手段は、各メタバースコンテンツの識別情報に、当該メタバースコンテンツの前記同時接続数と、当該メタバースコンテンツの前記コンテンツ別誘導ユーザ数とを対応付けた前記一覧表示情報を生成する
付記3に記載の情報処理システム。
【0096】
・付記5
前記生成手段は、前記コンテンツ別誘導ユーザ数が多い順に各メタバースコンテンツをランキングしたランキング形式の前記一覧表示情報を生成する
付記4に記載の情報処理システム。
【0097】
・付記6
前記取得手段は、各メタバースコンテンツについて、開催中であるか又は参加受付中であるかの状態を示す情報をさらに取得し、
前記生成手段は、開催中のメタバースコンテンツを参加受付中のメタバースコンテンツと区別可能な態様で前記一覧表示情報を生成する
付記1乃至5のいずれかに記載の情報処理システム。
【0098】
・付記7
前記取得手段は、各メタバースコンテンツの同時接続数を定期的に取得し、
前記生成手段は、
各メタバースコンテンツについて、前記同時接続数の増加率が閾値を超えたか否かを判定し、
前記増加率が前記閾値を超えたメタバースコンテンツを他のメタバースコンテンツと区別可能な態様で前記一覧表示情報を生成する
付記1乃至6のいずれかに記載の情報処理システム。
【0099】
・付記8
各メタバースコンテンツの盛り上がり度を当該メタバースコンテンツの前記同時接続数に基づいて評価する評価手段(136)をさらに備え、
前記生成手段は、前記盛り上がり度が反映された前記一覧表示情報を生成する
付記1乃至7のいずれかに記載の情報処理システム。
【0100】
・付記9
各メタバースサイト又は各メタバースコンテンツの平均同時接続数を導出する導出手段(137)をさらに備え、
前記評価手段は、各メタバースコンテンツについて前記同時接続数を前記平均同時接続数と比較する処理を行うことで前記盛り上がり度を評価する
付記8に記載の情報処理システム。
【0101】
・付記10
前記導出手段は、各メタバースサイト又は各メタバースコンテンツについて、過去の第1期間における第1平均同時接続数と、前記第1期間よりも短い過去の期間であって曜日及び/又は時間帯で定義される第2期間における第2平均同時接続数と、を導出し、
前記評価手段は、各メタバースコンテンツについて、現在の前記同時接続数が所定の数値範囲内にあるか否かに応じて、当該メタバースコンテンツの盛り上がり度を評価し、
前記所定の数値範囲は、前記第1平均同時接続数と、現在の曜日及び/又は時間帯に対応する前記第2平均同時接続数と、の間の数値範囲である
付記9に記載の情報処理システム。
【0102】
・付記11
前記評価手段は、各メタバースコンテンツについて、
現在の前記同時接続数が前記所定の数値範囲よりも大きい値である場合、当該メタバースコンテンツの盛り上がり度が高いと評価し、
現在の前記同時接続数が、前記所定の数値範囲よりも小さい値である場合、当該メタバースコンテンツの盛り上がり度が低いと評価する
付記10に記載の情報処理システム。
【0103】
・付記12
前記生成手段は、各メタバースコンテンツの識別情報に、当該メタバースコンテンツの前記同時接続数と、当該メタバースコンテンツの前記盛り上がり度と、を対応付けた前記一覧表示情報を生成する
付記8乃至11のいずれかに記載の情報処理システム。
【0104】
・付記13
前記生成手段は、前記盛り上がり度が高いと評価された各メタバースコンテンツについてのみ前記一覧表示情報を生成する
付記8乃至12のいずれかに記載の情報処理システム。
【0105】
・付記14
前記サービスに対するユーザのログイン処理を受け付けるログイン処理手段(138)と、
前記サービスに対するユーザのログイン処理に用いる第1アカウント情報と、メタバースサイトに対するユーザのログイン処理に用いる第2アカウント情報とを対応付けて記憶する記憶手段(120)と、をさらに備え、
前記誘導手段は、前記選択されたメタバースコンテンツにユーザを誘導する際に、当該ユーザの前記第1アカウント情報と対応付けられた前記第2アカウント情報を用いて当該メタバースサイトに対する代理ログイン処理を行う
付記3乃至13のいずれかに記載の情報処理システム。
【0106】
・付記15
前記サービスに対するユーザのログイン処理を受け付けるログイン処理手段(138)と、
前記サービスに対するユーザのログイン処理及びメタバースサイトへのログイン処理に共通で用いるアカウント情報を記憶する記憶手段(120)と、をさらに備え、
前記誘導手段は、前記選択されたメタバースコンテンツにユーザを誘導する際に、当該ユーザの前記アカウント情報を用いて当該メタバースサイトに対する代理ログイン処理を行う
付記3乃至13のいずれかに記載の情報処理システム。
【0107】
・付記16
前記サービスに対するユーザのログイン処理を受け付けるログイン処理手段(138)と、
前記サービスに対するユーザのログイン処理に用いるアカウント情報と、当該ユーザの属性情報とを対応付けて記憶する記憶手段(120)と、
前記ログイン処理手段がログイン処理を受け付けた各ユーザと対応付けられた前記属性情報に基づいて、前記サービスにログインした各ユーザについて属性別の統計処理を行う統計処理手段(139)と、をさらに備える
付記1乃至15のいずれかに記載の情報処理システム。
【0108】
・付記17
前記サービスに対するユーザのログイン処理を受け付けるログイン処理手段(138)と、
前記サービスに対するユーザのログイン処理に用いるアカウント情報と、当該ユーザの属性情報とを対応付けて記憶する記憶手段(120)と、をさらに備え、
前記誘導手段は、前記ログイン処理手段がログイン処理を受け付けた各ユーザと対応付けられた前記属性情報に基づいて、所定属性のユーザを所定メタバースサイトに誘導しないよう制御する
付記3乃至16のいずれかに記載の情報処理システム。
【0109】
・付記18
前記サービスに対するユーザのログイン処理を受け付けるログイン処理手段(138)と、
前記サービスに対するユーザのログイン処理に用いるアカウント情報と、当該ユーザの属性情報とを対応付けて記憶する記憶手段(120)と、をさらに備え、
前記生成手段は、前記ログイン処理手段がログイン処理を受け付けたユーザと対応付けられた前記属性情報に基づいて、当該ユーザの属性に応じた前記一覧表示情報を生成し、
前記提示手段は、当該ユーザの属性に応じた前記一覧表示情報を当該ユーザに提示する
付記1乃至17のいずれかに記載の情報処理システム。
【0110】
・付記19
メタバースサイトに関する情報をユーザに提示するサービスを提供するためのプログラムであって、コンピュータを、
複数のメタバースサイトのそれぞれにアクセスして各メタバースコンテンツの同時接続数を取得する取得手段と、
各メタバースコンテンツの識別情報に当該メタバースコンテンツの前記同時接続数を対応付けた一覧表示情報を生成する生成手段と、
前記一覧表示情報を各ユーザに提示する提示手段と、として機能させる
プログラム。
【符号の説明】
【0111】
1 :情報処理システム
5 :ネットワーク
10 :メタバースサイト
100 :サーバ装置
110 :通信部
120 :記憶部
130 :処理部
131 :メタバース情報取得部
132 :一覧表示情報生成部
133 :一覧表示情報提示部
134 :メタバースサイト誘導部
135 :カウント部
136 :盛り上がり度評価部
137 :平均同時接続数導出部
138 :ログイン処理部
139 :統計処理部
200 :端末装置
【要約】
【課題】ユーザが適切なメタバースコンテンツを見つけることを円滑化する情報処理システムを提供する。
【課題手段】メタバースサイトに関する情報をユーザに提示するサービスを提供するための情報処理システムは、複数のメタバースサイトのそれぞれにアクセスして各メタバースコンテンツの同時接続数を取得する取得手段と、各メタバースコンテンツの識別情報に当該メタバースコンテンツの前記同時接続数を対応付けた一覧表示情報を生成する生成手段と、前記一覧表示情報を各ユーザに提示する提示手段と、を備える。
【選択図】
図2