(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-08-28
(45)【発行日】2024-09-05
(54)【発明の名称】表示装置
(51)【国際特許分類】
G09F 9/30 20060101AFI20240829BHJP
G09F 9/00 20060101ALI20240829BHJP
H01Q 1/22 20060101ALI20240829BHJP
H01Q 1/38 20060101ALI20240829BHJP
H01Q 21/06 20060101ALI20240829BHJP
【FI】
G09F9/30 308Z
G09F9/00 302
H01Q1/22 Z
H01Q1/38
H01Q21/06
(21)【出願番号】P 2020085620
(22)【出願日】2020-05-15
【審査請求日】2023-05-12
(31)【優先権主張番号】10-2019-0123288
(32)【優先日】2019-10-04
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】512187343
【氏名又は名称】三星ディスプレイ株式會社
【氏名又は名称原語表記】Samsung Display Co.,Ltd.
【住所又は居所原語表記】1, Samsung-ro, Giheung-gu, Yongin-si, Gyeonggi-do, Republic of Korea
(74)【代理人】
【識別番号】110000051
【氏名又は名称】弁理士法人共生国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】金 基 棲
(72)【発明者】
【氏名】金 在 經
(72)【発明者】
【氏名】朴 源 祥
(72)【発明者】
【氏名】柳 鳳 鉉
【審査官】新井 重雄
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2017/0235398(US,A1)
【文献】特開2014-204377(JP,A)
【文献】特開2018-025756(JP,A)
【文献】国際公開第2016/151426(WO,A1)
【文献】米国特許出願公開第2017/0263891(US,A1)
【文献】特表2019-516123(JP,A)
【文献】特開2015-064570(JP,A)
【文献】特開2005-321702(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G09F 9/30
G09F 9/00
H01Q 1/22
H01Q 1/38
H01Q 21/06
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
映像が表示され、第1の折り畳み領域を有する表示領域を含むフレキシブル表示パネルと、
前記フレキシブル表示パネル上に配置されるカバーウィンドウと、
前記フレキシブル表示パネルと前記カバーウィンドウとの間に、前記第1の折り畳み領域に配置される第1のアンテナ素子を有するアンテナ層と、を備え、
前記フレキシブル表示パネルの表示領域は、第1の非折り畳み領域、前記第1の折り畳み領域、及び第2の非折り畳み領域を含み、
前記第1の折り畳み領域は、前記第1の非折り畳み領域と前記第2の非折り畳み領域との間に配置され、
前記フレキシブル表示パネルは、前記第1の折り畳み領域が曲がることによって、前記第1の非折り畳み領域と前記第2の非折り畳み領域との表示面が外側に向かうように折り畳まれることを特徴とする表示装置。
【請求項2】
前記フレキシブル表示パネルが曲がることによって、前記第1の折り畳み領域は、曲面を成し、
前記第1のアンテナ素子は、前記曲面上に配置されることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
【請求項3】
前記フレキシブル表示パネルの表示領域は、主表示領域と、前記主表示領域に連結された前記第1の折り畳み領域と、を含み、
前記第1の折り畳み領域は、第1のエッジ表示領域で、前記主表示領域に垂直な方向に曲がる曲面を成すことを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
【請求項4】
前記アンテナ層は、前記第1の非折り畳み領域に配置される第2のアンテナ素子を更に含むことを特徴とする請求項
1に記載の表示装置。
【請求項5】
前記フレキシブル表示パネルは、前記表示領域に連結される回路領域を含み、
前記回路領域が前記表示領域の背面に位置するように、前記回路領域と前記表示領域との連結部分が折り畳まれることを特徴とする請求項
4に記載の表示装置。
【請求項6】
前記フレキシブル表示パネルの表示領域は、第2の折り畳み領域及び第3の非折り畳み領域を更に含み、
前記第2の折り畳み領域は、前記第2の非折り畳み領域と前記第3の非折り畳み領域との間に配置され、
前記フレキシブル表示パネルは、前記第1の折り畳み領域及び前記第2の折り畳み領域が曲がることによって、前記第1の非折り畳み領域、前記第2の非折り畳み領域、及び前記第3の非折り畳み領域が互いに重なって配置されるように折り畳まれることを特徴とする請求項
1に記載の表示装置。
【請求項7】
前記フレキシブル表示パネルは、前記第1の非折り畳み領域に連結される第1の回路領域と、前記第3の非折り畳み領域に連結される第2の回路領域と、を更に含み、
前記第1の回路領域及び前記第2の回路領域がそれぞれ前記第1の非折り畳み領域及び前記第3の非折り畳み領域の背面に位置するように、前記第1の回路領域と前記第1の非折り畳み領域とが連結される部分、及び前記第2の回路領域と前記第3の非折り畳み領域とが連結される部分が折り畳まれることを特徴とする請求項
6に記載の表示装置。
【請求項8】
前記第1のアンテナ素子は、格子状又はメッシュ状を有する放射パターンを含むことを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
【請求項9】
前記フレキシブル表示パネルは、
フレキシブル基板と、
前記フレキシブル基板上に配置される薄膜トランジスタと、
前記薄膜トランジスタに電気的に連結される発光構造物と、
前記発光構造物上に配置される薄膜封止層と、を更に含み、
前記薄膜封止層上に、前記アンテナ層が配置されることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
【請求項10】
前記カバーウィンドウと前記フレキシブル表示パネルとの間に配置され、タッチ電極を含むタッチ電極層を更に含むことを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
【請求項11】
前記アンテナ層は、絶縁層の間に配置される導電層を含み、
前記導電層は、前記第1のアンテナ素子を含むことを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
【請求項12】
映像が表示され、第1の折り畳み領域を有する表示領域を含むフレキシブル表示パネルと、
前記フレキシブル表示パネル上に配置されるカバーウィンドウと、
前記フレキシブル表示パネルと前記カバーウィンドウとの間に、前記第1の折り畳み領域に配置される第1のアンテナ素子を有するアンテナ層と、を備え、
前記フレキシブル表示パネルの表示領域は、第1の非折り畳み領域、前記第1の折り畳み領域、第2の非折り畳み領域、第2の折り畳み領域、及び第3の非折り畳み領域を含み、
前記第1の折り畳み領域は、前記第1の非折り畳み領域と前記第2の非折り畳み領域との間に配置され、
前記第2の折り畳み領域は、前記第2の非折り畳み領域と前記第3の非折り畳み領域との間に配置され、
前記アンテナ層は、前記第2の折り畳み領域に配置される第2のアンテナ素子を更に含むことを特徴とす
る表示装置。
【請求項13】
映像が表示され、第1の折り畳み領域を有する表示領域を含むフレキシブル表示パネルと、
前記フレキシブル表示パネル上に配置されるカバーウィンドウと、
前記フレキシブル表示パネルと前記カバーウィンドウとの間に、前記第1の折り畳み領域に配置される第1のアンテナ素子を有するアンテナ層と、を備え、
前記第1の折り畳み領域は、巻回可能な巻き領域であることを特徴とす
る表示装置。
【請求項14】
前記フレキシブル表示パネルの表示領域は、前記巻き領域と、前記巻き領域に連結される非巻き領域と、を含み、
前記アンテナ層は、前記非巻き領域に配置される第2のアンテナ素子を更に含み、
前記フレキシブル表示パネルは、前記非巻き領域に連結される回路領域を含み、
前記回路領域が前記非巻き領域の背面に位置するように、前記回路領域と前記非巻き領域との連結部分が折り畳まれることを特徴とする請求項
13に記載の表示装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、表示装置に関し、より詳しくは、アンテナを内在し、アンテナ性能が向上した表示装置に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、技術の発展に伴い、小型、軽量化しつつ、性能がより優れたディスプレイ製品が生産されている。今までのディスプレイ装置には、既存のブラウン管テレビ(cathode ray tube:CRT)が性能や価格面で多くのメリットをもって広く使われてきたが、小型化又は携帯性の側面から、CRTの不都合を克服し、小型化、軽量化、及び低電力消費などのメリットを有する表示装置、例えば、プラズマ表示装置、液晶表示装置、有機発光表示装置などが注目されている。
【0003】
表示装置を含む電子機器は、アンテナを含み、通信機能を行う。表示装置が電子機器で占める面積が拡がるにつれ、電子機器内のアンテナの構造的な問題により、信号ロス、信号遮断現象が深刻になる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】韓国公開特許第10-2017-0100972号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなされたものであって、本発明の目的は、アンテナ性能を向上させた表示装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するためになされた本発明の一態様による表示装置は、映像が表示され、第1の折り畳み領域を有する表示領域を含むフレキシブル表示パネルと、前記フレキシブル表示パネル上に配置されるカバーウィンドウと、前記フレキシブル表示パネルと前記カバーウィンドウとの間に、前記第1の折り畳み領域に配置される第1のアンテナ素子を有するアンテナ層と、を備えることを特徴とする。
【0007】
前記フレキシブル表示パネルが曲がることによって、前記第1の折り畳み領域は、曲面を成し、前記第1のアンテナ素子は、前記曲面上に配置され得る。
前記フレキシブル表示パネルの表示領域は、主表示領域と、前記主表示領域に連結された前記第1の折り畳み領域と、を含み、前記第1の折り畳み領域は、第1のエッジ表示領域で、前記主表示領域に垂直な方向に曲がる曲面を成し得る。
前記フレキシブル表示パネルの表示領域は、第1のエッジ表示領域、第2のエッジ表示領域、第3のエッジ表示領域、及び第4のエッジ表示領域と、前記第1~第4のエッジ表示領域に連結される主表示領域と、を含み、前記第1のアンテナ素子は、前記第1のエッジ表示領域に配置され、前記アンテナ層は、前記第2のエッジ表示領域に配置される第2のアンテナ素子と、前記第3のエッジ表示領域に配置される第3のアンテナ素子と、前記第4のエッジ表示領域に配置される第4のアンテナ素子と、を更に含み得る。
前記フレキシブル表示パネルの表示領域は、第1の非折り畳み領域、前記第1の折り畳み領域、及び第2の非折り畳み領域を含み、前記第1の折り畳み領域は、前記第1の非折り畳み領域と前記第2の非折り畳み領域との間に配置され、前記フレキシブル表示パネルは、前記第1の折り畳み領域が曲がることによって、前記第1の非折り畳み領域と前記第2の非折り畳み領域との表示面が外側に向かうように折り畳まれ得る。
前記アンテナ層は、前記第1の非折り畳み領域に配置される第2のアンテナ素子を更に含み得る。
前記フレキシブル表示パネルは、前記表示領域に連結される回路領域を含み、前記回路領域が前記表示領域の背面に位置するように、前記回路領域と前記表示領域との連結部分が折り畳まれ得る。
前記フレキシブル表示パネルの表示領域は、第2の折り畳み領域及び第3の非折り畳み領域を更に含み、前記第2の折り畳み領域は、前記第2の非折り畳み領域と前記第3の非折り畳み領域との間に配置され、前記フレキシブル表示パネルは、前記第1の折り畳み領域及び前記第2の折り畳み領域が曲がることによって、前記第1の非折り畳み領域、前記第2の非折り畳み領域、及び前記第3の非折り畳み領域が互いに重なって配置されるように折り畳まれ得る。
前記フレキシブル表示パネルの表示領域は、第1の非折り畳み領域、前記第1の折り畳み領域、第2の非折り畳み領域、第2の折り畳み領域、及び第3の非折り畳み領域を含み、前記第1の折り畳み領域は、前記第1の非折り畳み領域と前記第2の非折り畳み領域との間に配置され、前記第2の折り畳み領域は、前記第2の非折り畳み領域と前記第3の非折り畳み領域との間に配置され、前記アンテナ層は、前記第2の折り畳み領域に配置される第2のアンテナ素子を更に含み得る。
前記フレキシブル表示パネルは、前記第1の非折り畳み領域に連結される第1の回路領域と、前記第3の非折り畳み領域に連結される第2の回路領域と、を更に含み、前記第1の回路領域及び前記第2の回路領域がそれぞれ前記第1の非折り畳み領域及び前記第3の非折り畳み領域の背面に位置するように、前記第1の回路領域と前記第1の非折り畳み領域とが連結される部分、及び前記第2の回路領域と前記第3の非折り畳み領域とが連結される部分が折り畳まれ得る。
前記第1の折り畳み領域は、巻回可能な巻き領域であり得る。
前記フレキシブル表示パネルの表示領域は、前記巻き領域と、前記巻き領域に連結される非巻き領域と、を含み、前記アンテナ層は、前記非巻き領域に配置される第2のアンテナ素子を更に含み、前記フレキシブル表示パネルは、前記非巻き領域に連結される回路領域を含み、前記回路領域が前記非巻き領域の背面に位置するように、前記回路領域と前記非巻き領域との連結部分が折り畳まれ得る。
前記第1のアンテナ素子は、格子状又はメッシュ状を有する放射パターンを含み得る。
前記フレキシブル表示パネルは、フレキシブル基板と、前記フレキシブル基板上に配置される薄膜トランジスタと、前記薄膜トランジスタに電気的に連結される発光構造物と、前記発光構造物上に配置される薄膜封止層と、を更に含み、前記薄膜封止層上に、前記アンテナ層が配置され得る。
前記カバーウィンドウと前記フレキシブル表示パネルとの間に配置され、タッチ電極を含むタッチ電極層を更に含み得る。
前記アンテナ層は、絶縁層の間に配置される導電層を含み、前記導電層は、前記第1のアンテナ素子を含み得る。
【0008】
上記目的を達成するためになされた本発明の他の態様による表示装置は、表示領域と、前記表示領域に隣接する非表示領域の回路領域と、を含むフレキシブル表示パネルと、前記フレキシブル表示パネル上に配置されるカバーウィンドウと、前記表示パネルと前記カバーウィンドウとの間に、前記表示領域内に配置されるアンテナ素子と、を備え、前記回路領域が前記表示領域の背面に位置するように、前記回路領域と前記表示領域との連結部分が折り畳まれることを特徴とする。
【0009】
前記フレキシブル表示パネルの表示領域は、曲面を含み、前記アンテナ素子は、前記曲面に配置され得る。
【0010】
上記目的を達成するためになされた本発明の一態様による電子機器は、映像が表示され、曲面を有する表示面を含む表示装置と、前記曲面に配置されるアンテナ素子と、前記表示装置に結合される筐体と、を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
本発明によると、表示装置は、映像が表示され、曲面を含む表示面を含む。表示装置は、曲面を含むか、一部が折り畳まれるか、又は巻かれる。表示装置の曲面にはアンテナ素子が配置される。即ち、表示装置を含む電子機器において、表示領域で取り囲まれた電子機器の側面にもアンテナ素子を配置することができ、これにより、電子機器のアンテナ性能を向上させることができる。
但し、本発明の効果は、上記効果に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【
図1】本発明の一実施形態による表示装置の第1例の斜視図である。
【
図2】
図1における表示装置を広げた平面図である。
【
図3】
図1における表示装置の第1のエッジ表示領域EA1部分の断面図である。
【
図4】本発明の一実施形態による表示装置の積層構造の一例を説明するための断面図である。
【
図5】本発明の一実施形態による表示装置の積層構造の他の例を説明するための断面図である。
【
図6】本発明の一実施形態による表示装置の積層構造の更に他の例を説明するための断面図である。
【
図7a】本発明の実施形態による表示装置のアンテナ素子の第1例を説明するための図である。
【
図7b】本発明の実施形態による表示装置のアンテナ素子の第2例を説明するための図である。
【
図7c】本発明の実施形態による表示装置のアンテナ素子の第3例を説明するための図である。
【
図7d】本発明の実施形態による表示装置のアンテナ素子の第4例を説明するための図である。
【
図8】本発明の一実施形態による表示装置の第2例の斜視図である。
【
図9】
図8における表示装置を広げた平面図である。
【
図10】本発明の一実施形態による表示装置の第3例の斜視図である。
【
図11】
図10における表示装置の折り畳み状態を示す斜視図である。
【
図12】本発明の一実施形態による表示装置の第4例の斜視図である。
【
図13】
図12における表示装置の折り畳み状態を示す斜視図である。
【
図15】本発明の一実施形態による表示装置の第5例の斜視図である。
【
図16】
図15における表示装置の折り畳み状態を示す斜視図である。
【
図17】本発明の一実施形態による表示装置の第6例の斜視図である。
【
図18】
図17における表示装置の折り畳み状態を示す斜視図である。
【
図19】
図18における表示装置の第1の非折り畳み領域RA1と第3の非折り畳み領域RA3とが遭う部分の断面図である。
【
図20】本発明の一実施形態による表示装置の第7例の斜視図である。
【
図21】
図20における表示装置の巻回状態を示す斜視図である。
【
図22】
図20における表示装置の非巻き領域RA部分の断面図である。
【
図23a】本発明の実施形態による表示装置を含む電子機器がスマートフォンで具現された第1例を示す図である。
【
図23b】本発明の実施形態による表示装置を含む電子機器がスマートフォンで具現された第2例を示す図である。
【
図23c】本発明の実施形態による表示装置を含む電子機器がスマートフォンで具現された第3例を示す図である。
【
図23d】本発明の実施形態による表示装置を含む電子機器がスマートフォンで具現された第4例を示す図である。
【
図23e】本発明の実施形態による表示装置を含む電子機器がスマートフォンで具現された第5例を示す図である。
【
図23f】本発明の実施形態による表示装置を含む電子機器がスマートフォンで具現された第6例を示す図である。
【
図24】本発明の一実施形態による表示装置を含む電子機器の概略的な構成を示すブロック図である。
【
図25】本発明の一実施形態による表示装置の表示パネル構造物の表示パネルの断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本発明を実施するための形態の具体例を、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0014】
図1は、本発明の一実施形態による表示装置の第1例の斜視図である。
図2は、
図1における表示装置を広げた平面図である。
図3は、
図1における表示装置の第1のエッジ表示領域EA1
部分の断面図である。
【0015】
図1~
図3に示すように、表示装置は、表示パネル構造物DSとカバーウィンドウCWとを含む。表示パネル構造物DSは、映像を表示するフレキシブル表示パネルを含む。表示パネル構造物DSは、表示領域を含む。表示領域は、主表示領域MAと、主表示領域MAに隣接する第1のエッジ表示領域EA1及び第2のエッジ表示領域EA2とを含む。例えば、主表示領域MAは、第1の方向D1と、第1の方向D1に直角な第2の方向D2とに沿って延在する矩状を有し、第1のエッジ表示領域EA1及び第2のエッジ表示領域EA2のそれぞれは、第2の方向D2に沿って延在し、第1の方向D1に、主表示領域MAの左側と右側とにそれぞれ連結される。第1のエッジ表示領域EA1及び第2のエッジ表示領域EA2は、第1の方向D1及び第2の方向D2に垂直な第3の方向D3に曲がって曲面をなす。
【0016】
一方、図示していないが、表示装置の表示領域を取り囲む非表示領域である周辺領域が形成される。
【0017】
第1のエッジ表示領域EA1は、第1のアンテナ領域AA1を含む。第1のアンテナ領域AA1には、少なくとも1つ以上の第1のアンテナ素子110が配置される。例えば、複数の第1のアンテナ素子110が第2の方向D2に沿って配列される。第1のアンテナ素子110は、表示パネル構造物DS内に形成される。例えば、表示パネル構造物DSの表示パネル上に第1のアンテナ素子110を含むフィルム状のアンテナ層が形成されるか、或いは第1のアンテナ素子110が表示パネルに内在して形成可能である。第1のエッジ表示領域EA1に連結される回路領域BAが更に形成される。
【0018】
一方、第1のアンテナ素子110が複数個設けられて互いに離隔して配置される場合、それぞれのアンテナ素子に与えられる信号の位相を変更して、ビームフォーミングを具現することができる。
【0019】
第2のエッジ表示領域EA2は、第2のアンテナ領域AA2を含む。第2のアンテナ領域AA2には、少なくとも1つ以上の第2のアンテナ素子120が配置される。第2のアンテナ素子120は、第1のアンテナ素子110と同様に、表示パネル構造物DS内に形成される。
【0020】
第1のアンテナ素子110及び第2のアンテナ素子120は、給電線(112、122)を介して、回路領域BAに配置された駆動部150に電気的に連結される。回路領域BAは、第1のエッジ表示領域EA1に連結された部分が折り畳まれて、第1のエッジ表示領域(EA1)の背面に配置される。駆動部150は駆動回路基板160に連結され、駆動回路基板160は表示パネル構造物DSの主表示領域MAの背面に位置する(
図3参照)。
【0021】
駆動部150及び駆動回路基板160は、第1及び第2のアンテナ素子(110、120)に給電するRFIC(Radio Frequency Integrated Circuit)を含む。RFICは、高出力アンプ(HPA:High Power Amplifier)及び低雑音アンプ(LNA:Low Noise Amplifier)を含む。ここで、高出力アンプ(HPA)を介した送信信号は、第1及び第2のアンテナ素子(110、120)を介して放射され、第1及び第2のアンテナ素子(110、120)を介して受信された受信信号は、低雑音アンプ(LNA)を介して増幅される。
【0022】
一方、図示した例では、1つのアンテナ素子に1つの給電線が連結されるものと説明しているが、1つのアンテナ素子に2つ以上の給電線が連結されて、二重給電(dual feeding)するように構成してもよい。
【0023】
表示パネル構造物DS上に、カバーウィンドウCWが配置される。カバーウィンドウCWは、表示パネル構造物DSに、接着フィルム(図示せず)を用いて取り付けられる。カバーウィンドウCWは、表示パネル構造物DSの第1及び第2のエッジ表示領域(EA1、EA2)の曲面に対応して、縁部分が曲面からなる。カバーウィンドウCWは、表示装置を含む電子機器(例えば、スマートフォン)において、電子機器の外面の一部を構成する(
図23a参照)。
【0024】
本発明の実施形態による表示装置のアンテナ素子は、4G通信サービスのためのアンテナとして具現されるが、5G通信サービスのためのアンテナでも具現可能である。
【0025】
これに関して、4G移動通信の場合は、主に2GHz以下の周波数を用いる一方、5G移動通信では、4Gロング・ターム・エヴォリューション(LTE)とは異なり、28GHz又は39GHz程度の(超)高域周波数を用いる。低帯域周波数は、波長が長くてカバレージが広いが、低帯域周波数を用いた通信は、帯域幅が相対的に狭くて伝送速度が遅い。一方、高域周波数は、波長が短くてカバレージが狭いが、高域周波数を用いた通信は、帯域幅が相対的に広くて伝送速度が速い。また、高域周波数を用いた通信は、直進性の強い電波特性とアレイアンテナなどを用いて、カバレージ制約をある程度解決することができる。このように、5G移動通信は、不足した容量の増加と、ユーザに様々な通信サービスを提供することができ、モバイルインターネット技術とM2M(Machine to Machine)技術を提供することができる。
【0026】
このような5G移動通信のためのアンテナの放射のために、従来の回路基板上で具現されるプリント型アンテナ、又は回路基板上に配置されるチップアンテナを使用すると、5G移動通信用アンテナの性能が阻害されることがある。特に、プリント型アンテナ又はチップアンテナは、5G周波数帯域(例えば、28GHz又は39GHz帯域)で非常に高いロスを有するという不都合がある。
【0027】
本実施形態によると、表示装置は、曲面からなる第1及び第2のエッジ表示領域を含み、第1及び第2のエッジ表示領域は、アンテナ素子が配置される第1及び第2のアンテナ領域を含む。これにより、表示装置を含む電子機器(例えば、スマートフォン)において、表示装置の表示領域で取り囲まれた電子機器の側面にも、アンテナ素子を配置することができる。
【0028】
一方、一般に電子機器において、セルラ通信のためのアンテナは、パッケージ形態(AiP:Antenna in Package)で筐体(
図23aの20)内に配置されるが、表示領域が拡張されることにつれ、パッケージ形態のアンテナが表示装置に覆われて、アンテナ性能を低下することがある。
【0029】
本実施形態によると、電子機器の左右側の曲面部にもアンテナ素子を配置することができるため、アンテナ素子の性能が向上する。
【0030】
図4は、本発明の一実施形態による表示装置の積層構造の一例を説明するための断面図である。
【0031】
図4に示すように、表示装置は、フレキシブル表示パネルDPLと、タッチ電極層TSLと、アンテナ層ANTLと、光学層OPTLと、カバーウィンドウCWとを含む。
【0032】
フレキシブル表示パネルDPLは、可撓性表示パネルである。例えば、フレキシブル表示パネルDPLは、フレキシブル基板を含む有機発光表示装置(OLED:Organic light emitting diode display device)である。他の実施形態によると、フレキシブル表示パネルDPLは、フレキシブル基板を含む液晶表示装置(LCD:liquid crystal display device)、電界放出表示装置(FED:field emission display device)、プラズマ表示装置(PDP:plasma display device)、又は電気泳動表示装置(EPD:electrophoretic image display device)を含む。
【0033】
タッチ電極層TSLは、フレキシブル表示パネルDPL上に配置される。タッチ電極層TSLは、タッチセンサを含む。タッチ電極層TSLは、タッチ電極を含むフィルム形状で具現される。タッチ電極層TSLがフィルム形状で具現される場合、フレキシブル表示パネルDPL上に、感圧接着材(PSA:pressure sensitive adhesive)を用いて取り付けることができる。一実施形態によると、電極層TSLのタッチ電極は、フレキシブル表示パネルDPLの最上層上に直接パターニングして形成される(On cell touch)。この場合、フレキシブル表示パネルDPLは、フレキシブル基板と、フレキシブル基板上に形成された薄膜トランジスタと、薄膜トランジスタに電気的に連結される有機発光素子と、有機発光素子をカバーする薄膜封止層とを含み、薄膜封止層上にタッチ電極が形成される。
【0034】
アンテナ層ANTLは、タッチ電極層TSL上に配置される。アンテナ層ANTLは、アンテナ素子(
図2の110、120)と、給電線(
図2の112、122)とを含む。アンテナ層ANTLは、アンテナ素子及び給電線を含むフィルム形状で具現可能である。アンテナ層ANTLがフィルム形状で具現される場合、タッチ電極層TSL上に感圧接着材を用いて取り付けることができる。他の実施形態によると、アンテナ層ANTLのアンテナ素子及び給電線は、タッチ電極層TSL上に直接パターニングして形成される。
【0035】
光学層OPTLは、アンテナ層ANTL上に配置される。光学層OPTLは、例えば外光反射を減らすための偏光板である。光学層OPTLは、フィルム形状で具現され、アンテナ層ANTL上に感圧接着材を用いて取り付けることができる。
【0036】
カバーウィンドウCWは、光学層OPTL上に配置される。カバーウィンドウCWは、縁部分が曲面からなるガラスである。他の実施形態によると、カバーウィンドウCWは、超薄膜ガラス、透明ポリイミドなどの透明なフレキシブルフィルムである。カバーウィンドウCWは、光学層OPTL上に感圧接着材を用いて取り付けることができる。
【0037】
ここで、フレキシブル表示パネルDPL、タッチ電極層TSL、及びアンテナ層ANTLが表示パネル構造物DSをなし、各層の積層手順は、必要によって、適切に変更可能である。
【0038】
図5は、本発明の一実施形態による表示装置の積層構造の他の例を説明するための断面図である。
【0039】
図5に示すように、表示装置は、フレキシブル表示パネルDPLと、タッチ電極層TSLと、光学層OPTLと、アンテナ層ANTLと、カバーウィンドウCWとを含む。表示装置は、アンテナ層ANTLが光学層OPTL上に配置されることを除き、
図4の表示装置と実質的に同一であるため、繰返し説明は、省略する。
【0040】
フレキシブル表示パネルDPLは、フレキシブル表示パネルである。タッチ電極層TSLは、フレキシブル表示パネルDPL上に配置される。タッチ電極層TSL上に光学層OPTが配置される。光学層OPT上にアンテナ層ANTLが配置される。アンテナ層ANTL上にカバーウィンドウCWが配置される。
【0041】
ここで、アンテナ層ANTLは、カバーウィンドウCWを除く最上層に配置されるため、アンテナ層ANTLのアンテナ素子の性能を更に向上させることができる。一方、アンテナ層ANTLのパターンがユーザに目視されないように、アンテナ層ANTLのパターンは、外光反射率の低い透明導電物質で形成される。
【0042】
図6は、本発明の一実施形態による表示装置の積層構造の更に他の例を説明するための断面図である。
【0043】
図6に示すように、表示装置は、フレキシブル表示パネルDPLと、カバーウィンドウCWとを含む。
【0044】
表示装置は、カバーウィンドウCWを除いたタッチ電極層、アンテナ層、光学層などがフレキシブル表示パネルDPLに内在していることを除き、
図4の表示装置と実質的に同一であるため、繰返し説明は、省略する。
【0045】
フレキシブル表示パネルDPLは、タッチ電極層と、アンテナ層とを含む。フレキシブル表示パネルDPLは、光学層を更に含む。タッチ電極層及びアンテナ層は、フレキシブル表示パネルDPLの製造において、フレキシブル基板上に導電層を形成し、これをパターニングする方法などにより形成される。
【0046】
図7a~
図7dは、本発明の実施形態による表示装置のアンテナ素子の多様な例を説明するための図である。
【0047】
図7a~
図7dに示すように、アンテナ素子は、マイクロストリップパッチアンテナである。アンテナ素子は、放射パターン(110a、110b、110c、110d)と、放射パターンに信号を供給する給電線(112a、112b、112c、112d)とを含む。アンテナ素子の放射パターン及び給電線は、絶縁層の間に配置された導電層で形成される。
【0048】
放射パターンは、格子状又はメッシュ状からなる(
図7d)。放射パターンは、矩状又は様々な形状を有することができ、第1の方向D1、及び第1の方向D1に直角な第2の方向D2に平行な辺を有するか又は傾斜して配置される。放射パターンの形状及びサイズは、アンテナ素子が用いる周波数領域によって、適切に設計可能である。
【0049】
導電層は、銀(Ag)、金(Au)、銅(Cu)、アルミニウム(Al)、白金(Pt)、パラジウム(Pd)、クロム(Cr)、チタン(Ti)、タングステン(W)、ニオブ(Nb)、タンタル(Ta)、バナジウム(V)、鉄(Fe)、マンガン(Mn)、コバルト(Co)、ニッケル(Ni)、亜鉛(Zn)、錫(Sn)、又はこれらの合金を含む。これらは、単独或いは2つ以上が組み合わされて使用可能である。また、導電層は、インジウム錫酸化物(ITO)、インジウム亜鉛酸化物(IZO)、インジウム亜鉛錫酸化物(ITZO)、亜鉛酸化物(ZnOx)のような透明な金属酸化物を用いて形成される。
【0050】
アンテナ素子が銀(Ag)素材からなる場合、透明度が優れるだけでなく、アンテナの放射特性などの電気的特性も優れるというメリットがある。また、銀(Ag)素材は、最も狭い線幅で具現可能であり、格子(又は、メッシュ)の間隔も最も緻密(fine)に具現可能である。このように、28GHzや39GHz周波数帯域のミリメートル波帯域で、銀素材は、アンテナ素子及び狭い線幅の給電線の設計が可能であるというメリットを有する。
【0051】
一方、上述したアンテナ素子及び給電線は、メタルメッシュ形状で具現される。ここで、アンテナ素子及び給電線は、メタルメッシュが電気的に連結された形状で具現され、アンテナ素子及び給電線が存在しない誘電体領域は、メタルメッシュが除去された形状で具現される。或いは、アンテナ素子及び給電線に電気的に影響しない範囲で、誘電体領域にも、メタルメッシュがアンテナ素子及び給電線に隣接して配置される。このような誘電体領域に配置されるメタルメッシュは、信号が伝達又は放射される領域ではないが、メタルメッシュがディスプレイの全域に均等に配置されるようにすることで、ディスプレイの可視性を向上させる役割を果たす。
【0052】
図8は、本発明の一実施形態による表示装置の第2例の斜視図である。
図9は、
図8における表示装置を広げた平面図である。
【0053】
図8及び
図9に示すように、表示装置は、表示パネル構造物DSの表示領域が第3のエッジ表示領域EA3及び第4のエッジ表示領域EA4を更に含むことを除き、
図1~
図3の表示装置と実質的に同一であるため、繰返し説明は、省略する。
【0054】
表示装置は、表示パネル構造物DSと、カバーウィンドウCWとを含む。表示パネル構造物DSは、映像を表示するフレキシブル表示パネルを含む。表示パネル構造物DSは、表示領域を含む。表示領域は、主表示領域MA、及び主表示領域MAに隣接する第1のエッジ表示領域EA1、第2のエッジ表示領域EA2、第3のエッジ表示領域EA3、及び第4のエッジ表示領域EA4を含む。
【0055】
例えば、主表示領域MAは、第1の方向D1、及び第1の方向D1に直角な第2の方向D2に沿って延在する矩状を有する。第1のエッジ表示領域EA1及び第2のエッジ表示領域EA2のそれぞれは、第2の方向D2に沿って延在し、第1の方向D1に主表示領域MAの左側と右側とにそれぞれ連結される。第1のエッジ表示領域EA1及び第2のエッジ表示領域EA2は、第1の方向D1及び第2の方向D2に垂直な第3の方向D3に曲がって曲面をなす。
【0056】
第3のエッジ表示領域EA3及び第4エッジ表示領域EA4のそれぞれは、第1の方向D1に沿って延在し、第2の方向D2に主表示領域MAの上側と下側とにそれぞれ連結される。第3のエッジ表示領域EA3及び第4のエッジ表示領域EA4は、第3の方向D3に曲がって曲面をなす。
【0057】
第1のエッジ表示領域EA1は、第1のアンテナ領域AA1を含む。第1のアンテナ領域AA1には、少なくとも1つ以上の第1のアンテナ素子110が配置される。
【0058】
第2のエッジ表示領域EA2は、第2のアンテナ領域AA2を含む。第2のアンテナ領域AA2には、少なくとも1つ以上の第2のアンテナ素子120が配置される。
【0059】
第3のエッジ表示領域EA3は、第3のアンテナ領域AA3を含む。第3のアンテナ領域AA3には、少なくとも1つ以上の第3のアンテナ素子130が配置される。
【0060】
第4のエッジ表示領域EA4は、第4のアンテナ領域AA4を含む。第4のアンテナ領域AA4には、少なくとも1つ以上の第4のアンテナ素子140が配置される。
【0061】
第1~第4のアンテナ素子(110、120、130、140)は、給電線112(その他は図示せず)を介して、回路領域BAに配置された駆動部150に電気的に連結される。
【0062】
図10は、本発明の一実施形態による表示装置の第3例の斜視図である。
図11は、
図10における表示装置の折り畳み状態を示す斜視図である。
【0063】
図10及び
図11に示すように、表示装置は、折り畳むことができるフォルダブル表示装置であり、小さい体積に折り畳むか(
図11)、又は大画面を具現するために展開することができる(
図10)。本実施形態において、表示装置は、out-foldingタイプのフォルダブル表示装置であって、折り畳み状態で映像が表示される表示面が外側に位置する。
【0064】
表示装置は、表示領域と、表示領域を取り囲む非表示領域(図示せず)とを含み、表示領域は、第1の非折り畳み領域RA1と、第1の非折り畳み領域RA1から第1の方向D1に離隔される第2の非折り畳み領域RA2と、第1の非折り畳み領域RA1と第2の非折り畳み領域RA2との間に配置される折り畳み領域FAとを含む。
【0065】
これにより、表示装置は、折り畳み領域FAを曲げて、折り畳み及び展開が可能であり、折り畳み状態で映像が表示される表示面が外側に位置するout-foldingタイプのフォルダブル表示装置を具現することができる。
【0066】
ここで、折り畳み領域FAは、アンテナ素子が配置されるアンテナ領域AAを含む。これによって、表示装置の折り畳み状態で、アンテナ領域AAが外部に配置されて、アンテナの性能を向上させることができる。
【0067】
一方、本実施形態において、表示装置は、out-foldingタイプのフォルダブル表示装置であるものと説明しているが、折り畳み状態で映像が表示される表示面が内側に位置するin-foldingタイプの表示装置でも具現可能であり、この場合も、折り畳み領域は、アンテナ素子が配置されたアンテナ領域を含む。
【0068】
図12は、本発明の一実施形態による表示装置の第4例の斜視図である。
図13は、
図12における表示装置の折り畳み状態を示す斜視図である。
図14は、
図12における表示装置を広げた平面図である。
【0069】
図12~
図14に示すように、表示装置は、折り畳むことができるフォルダブル表示装置であり、小さい体積に折り畳むか(
図13)、又は大画面を具現するために展開することができる(
図12)。本実施形態における表示装置は、両方を折り畳むことができるマルチフォルダブルタイプのフォルダブル表示装置である。
【0070】
表示装置は、表示領域と、表示領域を取り囲む非表示領域(図示せず)とを含み、表示領域は、第1の非折り畳み領域RA1と、第1の非折り畳み領域RA1から第1の方向D1に離隔される第2の非折り畳み領域RA2と、第2の非折り畳み領域RA2から第1の方向D1に離隔される第3の非折り畳み領域RA3と、第1の非折り畳み領域RA1と第2の非折り畳み領域RA2との間に配置される第1の折り畳み領域FA1と、第2の非折り畳み領域RA2と第3の非折り畳み領域RA3との間に配置される第2の折り畳み領域FA2とを含む。
【0071】
これにより、表示装置は、第1及び第2の折り畳み領域(FA1、FA2)を、それぞれ表示面の外側に曲げて折り畳み又は展開することができ、折り畳み状態で、第1の非折り畳み領域RA1、第2の非折り畳み領域RA2、及び第3の非折り畳み領域RA3が互いに重なるマルチフォルダブルタイプのフォルダブル表示装置が具現される。
【0072】
ここで、第1の非折り畳み領域RA1は、第1のアンテナ素子が配置され、第1の折り畳み領域FA1の反対側に位置する第1のアンテナ領域AA1を含む。第1の折り畳み領域FA1は、第2のアンテナ素子が配置される第2のアンテナ領域(AA2)を含む。第2の折り畳み領域FA2は、第3のアンテナ素子が配置される第3のアンテナ領域AA3を含む。
【0073】
これにより、表示装置の折り畳み状態(
図13)において、第1~第3のアンテナ領域(AA1、AA2、AA3)が外部に配置されて、アンテナ性能を向上させることができる。特に、第2のアンテナ領域AA2の第2のアンテナ素子は、折り畳み状態の表示装置の右方向(
図13のD1)に電波を送受信することに有利であり、第3のアンテナ領域AA3の第3のアンテナ素子は、折り畳み状態の表示装置の左方向(
図13のD1の逆方向)に電波を送受信することに有利であり、第1のアンテナ領域AA1の第1のアンテナ素子は、折り畳み状態の表示装置の前方向(
図13のD3の逆方向)に電波を送受信することに有利である。
【0074】
一方、第1~第3のアンテナ素子は、給電線(図示せず)を介して、回路領域BAに配置される駆動部150に電気的に連結される。回路領域BAは、第1の非折り畳み領域RA1に連結された部分が折り畳まれて、第1の非折り畳み領域RA1の背面に配置される(
図3参照)。
【0075】
表示装置の各構成は、
図1~
図4の表示装置の各構成と実質的に同一であるため、繰返し説明は、省略する。
【0076】
図15は、本発明の一実施形態による表示装置の第5例の斜視図である。
図16は、
図15における表示装置の折り畳み状態を示す斜視図である。
【0077】
図15及び
図16に示すように、表示装置は、折り曲げることができるフォルダブル表示装置であり、小さい体積に折り畳むか(folding)(
図16)、又は大画面を具現するために展開することができる(
図15)。本実施形態において、表示装置は、両方を折り曲げることができるマルチフォルダブルタイプのフォルダブル表示装置である。
【0078】
表示装置は、表示領域と、表示領域を取り囲む非表示領域(図示せず)とを含み、表示領域は、第1の非折り畳み領域RA1と、第1の非折り畳み領域RA1から第1の方向D1に離隔される第2の非折り畳み領域RA2と、第2の非折り畳み領域RA2から第1の方向D1に離隔される第3の非折り畳み領域RA3と、第1の非折り畳み領域RA1と第2の非折り畳み領域RA2との間に配置される第1の折り畳み領域FA1と、第2の非折り畳み領域RA2と第3の非折り畳み領域RA3との間に配置される第2の折り畳み領域FA2とを含む。
【0079】
これにより、表示装置は、第1の折り畳み領域FA1を表示面の外側に曲げ、第2の折り畳み領域FA2を表示面の内側に曲げて、折り畳み及び展開することができ、折り畳み状態で、第1の非折り畳み領域RA1、第2の非折り畳み領域RA2、及び第3の非折り畳み領域RA3が互いに重なるマルチフォルダブルタイプのフォルダブル表示装置が具現される。
【0080】
ここで、第1の折り畳み領域FA1は、アンテナ素子が配置されるアンテナ領域AAを含む。
【0081】
これにより、表示装置の折り畳み状態(
図16)で、アンテナ領域AAが外部に配置されて、アンテナの性能を向上させることができる。特に、アンテナ領域AAのアンテナ素子は、折り畳み状態の表示装置の右方向(
図16のD1)に電波を送受信することに有利である。
【0082】
図17は、本発明の一実施形態による表示装置の第6例の斜視図である。
図18は、
図17における表示装置の折り畳み状態を示す斜視図である。
図19は、
図18における表示装置の第1の非折り畳み領域RA1と第3の非折り畳み領域RA3とが遭う部分の断面図である。
【0083】
図17~
図19に示すように、表示装置は、折り曲げることができるフォルダブル表示装置であり、小さい体積に折り畳むか(
図18)、又は大画面を具現するために展開することができる(
図17)。本実施形態において、表示装置は、両方を折り曲げることができるマルチフォルダブルタイプのフォルダブル表示装置である。
【0084】
表示装置は、表示領域と、表示領域を取り囲む非表示領域(図示せず)とを含み、表示領域は、第1の非折り畳み領域RA1と、第1の非折り畳み領域RA1から第1の方向D1に離隔される第2の非折り畳み領域RA2と、第2の非折り畳み領域RA2から第1の方向D1に離隔される第3の非折り畳み領域RA3と、第1の非折り畳み領域RA1と第2の非折り畳み領域RA2との間に配置される第1の折り畳み領域FA1と、第2の非折り畳み領域RA2と第3の非折り畳み領域RA3との間に配置される第2の折り畳み領域FA2とを含む。
【0085】
ここで、第1の非折り畳み領域RA1は、第1のアンテナ素子が配置され、第1の折り畳み領域FA1の反対側に位置する第1のアンテナ領域AA1を含む。第1の折り畳み領域FA1は、第2のアンテナ素子が配置される第2のアンテナ領域AA2を含む。第2の折り畳み領域FA2は、第3のアンテナ素子が配置される第3のアンテナ領域AA3を含む。第3の非折り畳み領域RA3は、第4のアンテナ素子が配置され、第2の折り畳み領域FA2の反対側に位置する第4のアンテナ領域AA4を含む。
【0086】
第1のアンテナ素子及び第2のアンテナ素子は、給電線を介して、第1の回路領域BA1に配置された第1の駆動部150aに電気的に連結される。第1の回路領域BA1は、第1の非折り畳み領域RA1に連結された部分が折り畳まれて、第1の非折り畳み領域RA1の背面に配置される。第1の駆動部150aは、第1の駆動回路基板160aに連結される。また、第3のアンテナ素子及び第4のアンテナ素子は、給電線を介して、第2の回路領域BA2に配置された第2の駆動部150bに電気的に連結される。第2の回路領域BA2は、第3の非折り畳み領域RA3に連結された部分が折り畳まれて、第3の非折り畳み領域RA3の背面に配置される。第2の駆動部150bは、第2の駆動回路基板160bに連結される(
図19参照)。
【0087】
図20は、本発明の一実施形態による表示装置の第7例の斜視図である。
図21は、
図20における表示装置の巻回状態を示す斜視図である。
図22は、
図20における表示装置の非巻き領域(RA)部分の断面図である。
【0088】
図20~
図22に示すように、表示装置は、巻くことができるローラブル表示装置で、小さい体積に巻回するか(
図21)、又は大画面を具現するために広げることができる(
図20)。
【0089】
表示装置は、表示領域と、表示領域を取り囲む非表示領域(図示せず)とを含み、表示領域は、非巻き領域RA及び巻き領域FAを含む。
【0090】
ここで、非巻き領域RAは、第1のアンテナ素子が配置されて、巻き領域FAの反対側に位置する第1のアンテナ領域AA1を含む。巻き領域FAは、第2のアンテナ素子が配置されて、第2のアンテナ領域AA2を含む。第2のアンテナ領域AA2は、非巻き領域RAの反対側に位置する。即ち、第2のアンテナ領域AA2は、表示装置を広げた状態で、巻き領域FAの端の曲面部分に位置する。
【0091】
表示装置が非巻き状態の場合、巻き領域FAの端部の一部は、曲面を成すが、曲面に第2のアンテナ領域AA2が位置する(
図20)。表示装置が巻き状態の場合、非巻き領域RAは巻かれることなく外部に露出し、これによって、第1のアンテナ領域AA1が外部に露出される(
図21)。
【0092】
第1のアンテナ素子及び第2のアンテナ素子は、給電線を介して、回路領域に配置された駆動部150に電気的に連結される。回路領域は、非巻き領域RAに連結された部分が折り畳まれて、非巻き領域RAの背面に配置される。駆動部150は、駆動回路基板160に連結される。
【0093】
図23a~
図23fは、本発明の実施形態による表示装置を含む電子機器がスマートフォンで具現された多様な例を示す図である。
【0094】
図23a~
図23fに示すように、電子機器は、映像が表示されて、曲面を含む表示面を含む表示装置10と、表示装置10に結合される筐体20とを含む。電子機器の表示装置10は、曲面を備えるか、或いは一部を折り畳み又は展開することができる。表示装置10の曲面には、アンテナ素子が配置される。即ち、表示領域で取り囲まれた電子機器の側面にも、アンテナ素子を配置することができ、これにより、電子機器のアンテナ性能を向上させることができる。
【0095】
一方、本実施形態において、電子機器の表示装置は、折り畳み又は巻き状態で、表示面が外側に向かうout-foldingタイプで具現されているが、これに限定されない。例えば、電子機器の表示装置は、折り畳み又は巻き状態で、表示面が内側に向かうin-foldingタイプで具現される。
【0096】
図24は、本発明の一実施形態による表示装置を含む電子機器の概略的な構成を示すブロック図である。
【0097】
図24に示すように、電子機器200は、セルラ通信モジュール220、サブ通信モジュール230、及びコネクタ265の少なくとも一つを用いて、外部装置(図示せず)に連結される。外部装置は、他の装置、携帯電話、スマートフォン、タブレットPC、及びコンピュータサーバの少なくとも一つを含む。
【0098】
電子機器200は、タッチスクリーンディスプレイ290と、タッチスクリーンコントローラ295とを含む。また、電子機器200は、制御部210、セルラ通信モジュール220、サブ通信モジュール230、マルチメディアモジュール240、カメラモジュール250、GPSモジュール255、入出力モジュール260、センサモジュール270、格納部275、及び給電部280を含む。サブ通信モジュール230は、無線LANモジュール231及び近距離通信モジュール232の少なくとも一つを含み、マルチメディアモジュール240は、放送通信モジュール241、オーディオ再生モジュール242、及び動画再生モジュール243の少なくとも一つを含む。カメラモジュール250は、カメラを含み、入出力モジュール260は、ボタンセット261、マイク262、スピーカー263、振動モータ264、コネクタ265、及びキーパッド266の少なくとも一つを含む。
【0099】
制御部210は、CPU211と、電子機器200の制御のための制御プログラムが格納されたROM(Read-Only Memory)212と、電子機器200の外部から入力される信号又はデータを記憶するか、或いは電子機器200で行われる作業のための記憶領域として使用するRAM(Random Access Memory)213とを含む。CPU211は、シングルコアプロセッサ、デュアルコアプロセッサ、トリプルコアプロセッサ、及びクアッドコアプロセッサの少なくとも一つを含む。CPU211、ROM212、及びRAM213は、内部バスを介して相互に連結される。
【0100】
制御部210は、セルラ通信モジュール220、サブ通信モジュール230、マルチメディアモジュール240、カメラモジュール250、GPSモジュール255、入出力モジュール260、センサモジュール270、格納部275、給電部280、タッチスクリーン290、及びタッチスクリーンコントローラ295を制御する。
【0101】
セルラ通信モジュール220は、制御部210の制御により、セルラ通信プロトコルによる無線アクセス技術を用い、電子機器200が少なくとも一つ又は複数のアンテナを介して外部装置(特に、セルラシステムの基地局)に連結されるようにする。ここで、アンテナは、表示装置の曲面上に配置される。
【0102】
セルラ通信モジュール220は、電子機器200に入力される電話番号を有する携帯電話、スマートフォン、タブレットPC、又は他の装置と通信可能な他の機器との間で、音声通話、ビデオ電話、短文(Short Messaging Service:SMS)メッセージ、又はマルチメディア(Multimedia Messaging Service:MMS)メッセージを含む無線信号を送受信する。
【0103】
サブ通信モジュール230は、無線LANモジュール231及び近距離通信モジュール232の少なくとも一つを含む。例えば、無線LANモジュール231のみを含むか、近距離通信モジュール232のみを含むか、又は無線LANモジュール231及び近距離通信モジュール232をいずれも含む。
【0104】
無線LANモジュール231は、制御部210の制御により、無線AP(access point)(図示せず)が設置された場所で、インターネットに連結される。無線LANモジュール231は、米国電気電子学会(IEEE)の無線LAN規格(IEEE802.11x)を支援する。
【0105】
近距離通信モジュール232は、制御部210の制御により、電子機器200と外部機器との間で、無線で近距離通信を行う。近距離通信方式は、ブルートゥース(登録商標)、赤外線通信(IrDA:infrared data association)などを含む。
【0106】
電子機器200は、性能により、セルラ通信モジュール220、無線LANモジュール231、及び近距離通信モジュール232の少なくとも一つを含む。例えば、電子機器200は、性能によって、セルラ通信モジュール220、無線LANモジュール231、及び近距離通信モジュール232の組み合わせを含む。
【0107】
マルチメディアモジュール240は、放送通信モジュール241、オーディオ再生モジュール242、及び動画再生モジュール243の少なくとも一つを含む。放送通信モジュール241は、制御部210の制御により、放送通信アンテナ(図示せず)を介して、放送局から送出される放送信号(TV放送信号、ラジオ放送信号、又はデータ放送信号)、及び放送付加情報(EPS(Electric Program Guide)又はESG(Electric Service Guide))を受信する。オーディオ再生モジュール242は、制御部210の制御により、格納又は受信されたデジタルオーディオファイル(ファイル拡張子がmp3、wma、ogg、wavなどのファイル)を再生する。動画再生モジュール243は、制御部210の制御により、格納又は受信されたデジタル動画ファイル(ファイル拡張子がmpeg、mpg、mp4、avi、mov、mkvなどのファイル)を再生する。動画再生モジュール243は、デジタルオーディオファイルを再生することができる。
【0108】
他の実施形態として、マルチメディアモジュール240は、放送通信モジュール241を除き、オーディオ再生モジュール242及び動画再生モジュール243を含む。また、マルチメディアモジュール240のオーディオ再生モジュール242又は動画再生モジュール243は、制御部210に含まれる。
【0109】
カメラモジュール250は、制御部210の制御により、静止画又は動画を撮影するカメラを含む。カメラは、電子機器200の筐体に設けられるか、又は別の連結手段を用いて電子機器200に連結される。カメラは、撮影に必要な光量を提供する補助光源(フラッシュ(図示せず))を含む。
【0110】
カメラモジュール250は、カメラにより、ユーザの動き又は形状を感知し、これをアプリケーションの実行又は制御のための入力として、制御部210に伝達する。
【0111】
一例として、ユーザの動きとは、カメラを通じて感知されるユーザの手の動きを意味し、ユーザの形状とは、カメラを通じて感知されるユーザの顔形状を意味する。また、他の実施形態として、電子機器200は、赤外線感知器のような他の手段を用いて、ユーザの動きを感知し、動きに応答して、アプリケーションを実行又は制御する。
【0112】
GPSモジュール255は、地球軌道上にある複数のGPS衛星(図示せず)から電波を受信し、GPS衛星(図示せず)から電子機器200までの電波到達時間(Time of Arrival)及びGPSパラメータを用いて、電子機器200の位置を算出する。
【0113】
入出力モジュール260は、少なくとも一つの物理的なボタン261、マイク262、スピーカー263、振動モータ264、コネクタ265、及びキーパッド266の少なくとも一つを含む。物理的なボタン261は、電子機器200の筐体の前面、側面、又は後面にプッシュ型又はタッチ型として形成され、電源/ロックボタン、ボリューム調節ボタン、メニューボタン、ホームボタン、戻しボタン(back button)、及び検索ボタンの少なくとも一つを含む。マイク262は、制御部210の制御により、音声又はサウンドを入力して電気的な信号を生成する。スピーカー263は、制御部210の制御により、セルラ通信モジュール220、サブ通信モジュール230、マルチメディアモジュール240、又はカメラモジュール250の様々な信号(無線信号、放送信号、デジタルオーディオファイル、デジタル動画ファイル、又は写真撮影など)に対応するサウンドを、電子機器200の外部に出力する。スピーカー263は、電子機器200が行う機能に対応するサウンド(電話通話に対応するボタン操作音、又は通話連結音)を出力する。スピーカー263は、電子機器200の筐体の適切な位置に一つ又は複数設けられる。
【0114】
一例として、スピーカー263は、電話に際して、ユーザの耳に近づけることに適した位置に配置される内部スピーカーモジュールと、オーディオ・ビデオファイルの再生や放送の視聴時に使用されることに適したより高い出力を有して、電子機器200の筐体の適切な位置に配置される外部スピーカーモジュールを含む。
【0115】
振動モータ264は、制御部210の制御により、電気的信号を機械的振動に変換する。例えば、マナーモードにある電子機器200は、他の装置(図示せず)から音声通話が受信される場合、振動モータ264が動作する。振動モータ264は、電子機器200の筐体内に一つ又は複数個設けられる。振動モータ264は、タッチスクリーン290上で感知されるユーザのタッチジェスチャー、及びタッチスクリーン290上で感知されるタッチの連続的な動きに応答して、動作する。
【0116】
コネクタ265は、電子機器200と外部装置又は電源ソースとを連結するためのインターフェースとして用いられる。制御部210の制御により、コネクタ265に連結された有線ケーブルを介して、電子機器200の格納部275に格納されたデータを外部装置に転送するか、又は外部装置からデータを受信する。コネクタ265に連結された有線ケーブルを介して、電源ソースから電源が入力されるか、又はバッテリー(図示せず)を充電する。
【0117】
キーパッド266は、電子機器200の制御のために、ユーザからキー入力を受信する。キーパッド266は、電子機器200に設置又は連結される物理的なキーパッド、及び/又はタッチスクリーン290に表示可能な仮想キーパッドを含む。電子機器200に形成される物理的なキーパッドは、電子機器200の性能又は構造によって、除くことができる。
【0118】
センサモジュール270は、電子機器200の状態を検出する少なくとも一つのセンサを含む。例えば、センサモジュール270は、ユーザの電子機器200に対する接近の有無を検出する近接センサ、電子機器200周辺の光量を検出する照度センサ、及び電子機器200の動作(電子機器200の回転、電子機器200を構成する少なくとも一つのパネルの絶対的及び相対的な移動、電子機器200に加えられる加速度又は振動)を検出するモーションセンサの少なくとも一つを含む。センサモジュール270の各センサは、ステータスを検出し、検出に対応する信号を生成して制御部210に転送する。センサモジュール270のセンサは、電子機器200の性能により、追加又は削除可能である。
【0119】
格納部275は、制御部210の制御により、セルラ通信モジュール220、サブ通信モジュール230、マルチメディアモジュール240、カメラモジュール250、GPSモジュール255、入出力モジュール260、センサモジュール270、及びタッチスクリーン290の動作に対応して入出力される信号、情報又はデータを格納する。格納部275は、電子機器200又は制御部210の制御のための制御プログラム及びアプリケーションを格納する。以下、格納部という用語は、格納部275、ROM212、RAM213、又は電子機器200に着脱可能なメモリカード(SDカード、メモリスティック(登録商標))を含む。また、格納部は、不揮発性メモリ、揮発性メモリ、ハードディスクドライブ(HDD)、又はソリッドステートドライブ(SSD)を含む。
【0120】
給電部280は、制御部210の制御により、電子機器200の筐体内に配置された一つ又は複数のバッテリーに電源を供給する。一つ又は複数のバッテリーは、電子機器200の制御部210及び各構成モジュールに電源を供給する。また、給電部280は、コネクタ265に連結された有線ケーブルを介して、外部の電源ソースから入力される電源を電子機器200に供給する。
【0121】
タッチスクリーン290は、制御部210により実行される様々なアプリケーション(通話、データ伝送、放送、カメラなど)を表示し、それに適して構成されたユーザインターフェースを提供するディスプレイ装置であって、ユーザの身体(親指を含む指)又は感知可能な入力手段(スタイラスペン)を介して、少なくとも一つのタッチジェスチャーを入力する。ユーザインターフェースは、所定のタッチ領域、ソフトキー、及びソフトメニューを含む。タッチスクリーン290は、ユーザインターフェースを介して入力される少なくとも一つのタッチジェスチャーに対応する電子信号を、タッチスクリーンコントローラ295に転送する。また、タッチスクリーン290は、タッチの連続した動きを感知し、タッチの連続的又は不連続的な動きに対応する電子信号を、タッチスクリーンコントローラ295に転送する。このようなタッチスクリーン290は、例えば、抵抗膜方式、静電容量方式、赤外線方式、又は超音波方式により具現される。
【0122】
タッチスクリーンコントローラ295は、タッチスクリーン290から受信された電子信号を、デジタル信号(XとY座標)に変換して制御部210に転送する。制御部210は、タッチスクリーンコントローラ295から受信されたデジタル信号を用いてタッチスクリーン290を制御する。例えば、制御部210は、タッチジェスチャーに応答して、タッチスクリーン290に表示されたソフトキーを選択させるか、又はソフトキーに対応するアプリケーションを実行する。また、タッチスクリーンコントローラ295は、制御部210に含まれ得る。
【0123】
本明細書において、タッチジェスチャーは、タッチスクリーン290とユーザの身体又はタッチ可能な入力手段との直接的な接触に限定されず、非接触(タッチスクリーン290とユーザの身体、又はタッチ可能な入力手段間の検出可能な間隔が1mm以下)を含むことを意味する。タッチスクリーン290で検出可能な間隔は、電子機器200の性能又は構造によって、変更可能である。
【0124】
本発明の実施形態において、タッチジェスチャーは、タッチスクリーンに直接接触又は近づいて電子機器が感知する全ての種類のユーザジェスチャーを含む。例えば、タッチジェスチャーは、左手及び右手の指(特に、人差し指)、親指、又はタッチスクリーンによって感知可能なオブジェクト(例えば、スタイラスペン)を用いて、タッチスクリーン上で一つの位置又は連続した複数の位置を選択するユーザの動作であって、タッチ、接触、タッチの解除、タブ、接触及び回転、ピンチ、スプレッド、タッチドラッグなどの動作を含む。ここで、タッチドラッグは、タッチスクリーン上に、指、親指、又はスタイラスペンを接触した状態で、一定の方向に指又は親指を移動するジェスチャーであって、例えば、タッチアンドドラッグ、フリック、スワイプ、スライド、スウィープなどのジェスチャーを含む。タッチスクリーンに接触した状態とは、タッチスクリーン上に、指、親指、又はスタイラスペンが直接に触れたか、実際に触れなくても、近づいた状態を含む。
【0125】
電子機器200は、格納部に格納されて制御部210により実行可能なアプリケーション、ウィジェット(widget)、及びファクション(function)を、タッチスクリーンにより実行する機器である。通常、タッチスクリーンは、ホーム画面又はアプリケーションメニューなどを通じて、アプリケーション、ウィジェット、ファクション、及びそのグループに対応するグラフィックオブジェクト(即ち、ソフトキー又は短縮アイコン)を提供し、電子機器は、各グラフィックオブジェクト上におけるユーザのタッチジェスチャーの検出に応答して、対応するアプリケーション、ウィジェット、又はファクションを実行する。
【0126】
ここで、ウィジェットとは、ユーザによりダウンロードして使用されるか、又はユーザによって生成されるミニアプリケーションを意味するものであって、一例として、天気ウィジェット、株式ウィジェット、電卓ウィジェット、目覚し時計ウィジェット、事前ウィジェットなどを含む。ウィジェットの実行のための短縮アイコンは、該当するウィジェットアプリケーションを通じて、簡単な事前情報を提供する。一例として、天気ウィジェットのアイコンは、現在の気温及び天気シンボルを簡単に提供し、アイコンのタッチにより実行されるウィジェットアプリケーションは、期間別/地域別の天気のようなより多くの量の情報を提供する。本明細書において、アプリケーションとは、ウィジェット基盤のアプリケーションと、非ウィジェット基盤のアプリケーションとを含む。
【0127】
一実施形態として、タッチスクリーンは、一つのパネル(又は、タブレット)で構成され、制御部の制御下で一つ又は複数のアプリケーションに対応する一つ又は複数の作業画面を表示する。他の実施形態として、タッチスクリーンディスプレイは、物理的に区分され、所定の連結部により相互連結される2つのパネルからなり、パネルは、連結部を中心に、一定の角度だけ畳み込まれるか、又はそり返ることができる。ここで、連結部は、ヒンジ、フレキシブルな連結部、又はフレキシブルなタッチスクリーンの一部となり得る。また、他の実施形態として、タッチスクリーンディスプレイは、曲げられるか、少なくとも1回以上折り曲げることができるフレキシブルなタッチスクリーンで構成される。タッチスクリーンディスプレイは、制御部の制御下で、一つ又は複数のアプリケーションに関する一つ又は複数の作業画面を表示する。
【0128】
図25は、本発明の一実施形態による表示装置の表示パネル構造物の表示パネルの断面図である。
【0129】
図25に示すように、表示パネルDPLは、フレキシブル基板300、薄膜トランジスタTFT、第1の絶縁層310、第2の絶縁層320、ビア絶縁層VIA、画素定義膜PDL、発光構造物380、及び薄膜封止層(TFE)を含む。薄膜トランジスタTFTは、アクティブパターンACT、ゲート電極GE、ソース電極SE、及びドレイン電極DEを含む。発光構造物380は、第1の電極381、発光層382、及び第2の電極383を含む。
【0130】
フレキシブル基板300は、透明又は不透明な材料を含む。例えば、フレキシブル基板300は、透明な樹脂基板からなる。フレキシブル基板300に用いられる透明な樹脂基板としては、ポリイミド基板が挙げられる。このような場合、ポリイミド基板は、第1のポリイミド層、バリアフィルム層、第2のポリイミド層などを含む。他の実施形態において、フレキシブル基板300は、石英基板、合成石英基板、フッ化カルシウム基板、フッ素がドープされた石英基板、ソーダライムガラス基板、無アルカリ(non-alkali)ガラス基板などを含む。
【0131】
フレキシブル基板300上に、バッファ層(図示せず)が配置される。バッファ層は、フレキシブル基板300から、金属原子や不純物が、薄膜トランジスタTFTに拡散する現象を防止し、アクティブパターンACTを形成するための結晶化工程の間、熱の伝達速度を調節することで、実質的に均一なアクティブパターンACTが得られる。また、バッファ層は、フレキシブル基板300の表面が均一でない場合、フレキシブル基板300の表面の平坦度を向上させる役割を果たす。フレキシブル基板300のタイプにより、フレキシブル基板300上に2つ以上のバッファ層が提供されるか、又はバッファ層が配置されないこともある。例えば、バッファ層は、有機物質又は無機物質を含む。
【0132】
フレキシブル基板300上に、アクティブパターンACTが配置される。アクティブパターンACTは、金属酸化物半導体、無機物半導体(例えば、アモルファスシリコン、ポリシリコン)、又は有機物半導体などを含む。アクティブパターンACTは、ソース領域、ドレイン領域、及びソース領域とドレイン領域の間のチャンネル領域を有する。
【0133】
アクティブパターンACT上には、第1の絶縁層310が配置される。例えば、第1の絶縁層310は、フレキシブル基板300上でアクティブパターンACTを十分覆うことで、アクティブパターンACTの周囲に段差を生成することなく、実質的に平坦な上面を有する。また、第1の絶縁層310は、フレキシブル基板300上でアクティブパターン(ACT)を覆い、均一な厚さでアクティブパターンACTのプロファイルによって配置される。第1の絶縁層310は、シリコン化合物、金属酸化物などを含む。例えば、第1の絶縁層310は、シリコン酸化物(SiO)、シリコン窒化物(SiN)、シリコン酸窒化物(SiON)、シリコン酸炭化物(SiOC)、シリコン炭窒化物(SiCN)、アルミニウム酸化物(AlO)、アルミニウム窒化物(AlN)、タンタル酸化物(TaO)、ハフニウム酸化物(HfO)、ジルコニウム酸化物(ZrO)、チタン酸化物(TiO)などを含む。他の実施形態において、第1の絶縁層310は、複数の絶縁層を含む多層構造を有する。例えば、絶縁層は、厚さが互いに異なるか、互いに異なる物質を含む。
【0134】
第1の絶縁層310上に、ゲート電極GEを含むゲートパターンが配置される。ゲートパターンは、アクティブパターンACTのチャンネル領域に重なるように配置される。ゲート電極GEは、金属、合金、金属窒化物、導電性金属酸化物、透明な導電性物質などを含む。例えば、ゲート電極170は、金(Au)、銀(Ag)、アルミニウム(Al)、タングステン(W)、銅(Cu)、白金(Pt)、ニッケル(Ni)、チタン(Ti)、パラジウム(Pd)、マグネシウム(Mg)、カルシウム(Ca)、リチウム(Li)、クロム(Cr)、タンタル(Ta)、モリブデン(Mo)、スカンジウム(Sc)、ネオジム(Nd)、イリジウム(Ir)、アルミニウムを含む合金、アルミニウム窒化物(AlN)、銀を含有する合金、タングステン窒化物(WN)、銅を含有する合金、モリブデンを含有する合金、チタン窒化物(TiN)、クロム窒化物(CrN)、タンタル窒化物(TaN)、ストロンチウム・ルテニウム酸化物(SrRuO)、亜鉛酸化物(ZnO)、インジウム錫酸化物(ITO)、錫酸化物(SnO)、インジウム酸化物(InO)、ガリウム酸化物(GaO)、インジウム亜鉛酸化物(IZO)などを含む。これらは、単独又は互いに組み合わされて使用可能である。他の実施形態において、ゲートパターンは、複数の金属層を含む多層構造を含む。例えば、金属層は、厚さが互いに異なるか又は互いに異なる物質を含む。
【0135】
第2の絶縁層320は、ゲートパターン上に配置される。例えば、第2の絶縁層320は、第1の絶縁層310上でゲートパターンを十分に覆うことで、ゲートパターンの周囲に段差を生成することなく、実質的に平坦な上面を有する。また、第2の絶縁層320は、第1の絶縁層310上でゲートパターンを覆い、均一な厚さで、ゲートパターンのプロファイルによって配置される。第2の絶縁層320は、シリコン化合物、金属酸化物などを含む。また、第2の絶縁層320は、複数の絶縁層を含む多層構造を有することもできる。例えば、絶縁層は、厚さが互いに異なるか又は互いに異なる物質を含む。
【0136】
第2の絶縁層320上に、薄膜トランジスタTFTのソース電極SE及びドレイン電極DEを含むデータパターンが配置される。ソース電極SEは、第1の絶縁層310及び第2の絶縁層320の第1の部分を除いて形成されたコンタクトホールを介して、アクティブパターンACTのソース領域に接続され、ドレイン電極DEは、第1の絶縁層310及び第2の絶縁層320の第2の部分を除いて形成されたコンタクトホールを介して、アクティブパターンACTのドレイン領域に接続される。データパターンは、それぞれ、金属、合金、金属窒化物、導電性金属酸化物、透明な導電性物質などを含む。これらは、単独又は互いに組み合わされて使用可能である。他の実施形態において、データパターンは、複数の金属層を含む多層構造を有することもできる。例えば、金属層は、厚さが互いに異なるか又は互いに異なる物質を含む。
【0137】
これにより、アクティブパターンACT、第1の絶縁層310、ゲート電極GE、第2の絶縁層320、ソース電極SE、及びドレイン電極DEを含む薄膜トランジスタTFTが配置される。
【0138】
但し、薄膜トランジスタTFTがトップゲート構造を有するものと説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、薄膜トランジスタTFTは、ボトムゲート構造、ダブルゲート構造などを有する。
【0139】
第2の絶縁層320及びデータパターン上に、ビア絶縁層VIAが配置される。例えば、ビア絶縁層VIAは、相対的に厚い厚みで配置され、このような場合、ビア絶縁層VIAは、実質的に平坦な上面を有する。このようなビア絶縁層VIAの平坦な上面を具現するために、ビア絶縁層VIAに対して平坦化工程が更に行われる。また、ビア絶縁層VIAは、第2の絶縁層320上で、均一な厚みで、データパターンのプロファイルによって配置される。ビア絶縁層VIAは、有機物質又は無機物質からなる。一実施形態において、ビア絶縁層VIは、有機物質を含む。例えば、ビア絶縁層VIAは、フォトレジスト、ポリアクリル系樹脂、ポリイミド系樹脂、ポリアミド系樹脂、シロキサン系樹脂、アクリル系樹脂、エポキシ系樹脂などを含む。
【0140】
第1の電極381は、ビア絶縁層VIA上に配置される。第1の電極381は、ビア絶縁層VIAの一部を除いて形成されたコンタクトホールを介して、薄膜トランジスタTFTに電気的に連結される。第1の電極381は、金属、合金、金属窒化物、導電性金属酸化物、透明導電性物質などを含む。これらは、単独又は互いに組み合わされて使用可能である。他の実施形態において、第1の電極381は、複数の金属層を含む多層構造を有する。例えば、金属層は、厚さが互いに異なるか又は互いに異なる物質を含む。
【0141】
画素定義膜PDLは、ビア絶縁層VIA上に配置される。例えば、画素定義膜PDLは、第1の電極381の両側部を覆い、第1の電極381の上面の一部を露出する。画素定義膜PDLは、有機物質又は無機物質からなる。一実施形態において、画素定義膜PDLは、有機物質を含む。
【0142】
発光層382は、画素定義膜PDL及び第1の電極381上に配置される。発光層382は、サブ画素によって異なる色光(即ち、赤色光、緑色光、青色光など)を放出する発光物質の少なくとも一つを用いて形成される。これとは異なり、発光層383は、赤色光、緑色光、青色光などの他の色光を発生させる複数の発光物質を積層して、全体として白色光を放出することもできる。このような場合、第1の電極381上に配置された発光層383上に、カラーフィルタが配置される。カラーフィルタは、赤色カラーフィルタ、緑色カラーフィルタ、青色カラーフィルタの少なくとも一つを含む。また、カラーフィルタは、黄色カラーフィルタ、シアンカラーフィルタ、及びマゼンタカラーフィルタを含むこともできる。カラーフィルタは、感光性樹脂又はカラーフォトレジストを含む。
【0143】
第2の電極383は、発光層382及び画素定義膜PDL上に配置される。第2の電極383は、金属、合金、金属窒化物、導電性金属酸化物、透明導電性物質などを含む。これらは、単独又は互いに組み合わされて使用可能である。他の実施形態において、第2の電極383は、複数の層を含む多層構造を有する。例えば、金属層は、厚さが互いに異なるか又は互いに異なる物質を含む。
【0144】
第2の電極383上に薄膜封止層TFEが配置される。薄膜封止層TFEは、交互に積層される少なくとも一つ以上の無機層及び有機層を含む。例えば、第1の無機層、第1の無機層上の有機層、及び有機層上の第2の無機層を含む。薄膜封止層TFEは、発光層382が水分、酸素などの浸透によって劣化することを防止する。また、薄膜封止層TFEは、外部の衝撃から表示パネルDPSを保護する機能も果たす。また、薄膜封止層TFEは、表示パネルDPSの平坦度を向上させる。
【0145】
表示装置は、フレキシブル基板300上に配置され、映像を表示する表示素子が配置された表示層DPを含む。例えば、表示層DPは、有機発光素子である発光構造物380を、表示素子として含む。
【産業上の利用可能性】
【0146】
本発明は、有機発光表示装置及びこれを含む様々な電子機器に適用可能である。例えば、本発明は、携帯電話、スマートフォン、ビデオフォン、スマートパッド、スマートウォッチ、タブレットPC、車両用ナビゲーション、テレビ、コンピュータモニタ、ノート型パソコン、ヘッドマウントディスプレイなどに適用可能である。
【0147】
以上、本発明の実施形態について図面を参照しながら詳細に説明したが、本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想から逸脱しない範囲内で多様に変更実施することが可能である。
【符号の説明】
【0148】
10 表示装置
20 筐体
110、120、130、140 第1~第4のアンテナ素子
110a~110d 放射パターン
112、122 給電線
112a~112d 給電線
150 駆動部
150a、150b 第1、第2駆動部
160 駆動回路基板
160a、160b 第1、第2の駆動回路基板
200 電子機器
210 制御部
211 CPU
212 ROM
213 RAM
220 セルラ通信モジュール
230 サブ通信モジュール
231 無線LANモジュール
232 近距離通信モジュール
240 マルチメディアモジュール
241 放送通信モジュール
242 オーディオ再生モジュール
243 動画再生モジュール
250 カメラモジュール
255 GPSモジュール
260 入出力モジュール
261 ボタン(セット)
262 マイク
263 スピーカー
264 振動モータ
265 コネクタ
266 キーパッド
270 センサモジュール
275 格納部
280 給電部
290 タッチスクリーン
295 タッチスクリーンコントローラ
300 フレキシブル基板
310、320 第1、第2の絶縁層
380 発光構造物
381、383 第1、第2の電極
382 発光層
AA アンテナ領域
AA1~AA4 第1~第4のアンテナ領域
ACT アクティブパターン
ANTL アンテナ層
BA 回路領域
BA1、BA2 第1、第2の回路領域
CA
CW カバーウィンドウ
DE ドレイン電極
DP 表示層
DPL フレキシブル表示パネル
DS 表示パネル構造物
EA1~EA4 第1~第4のエッジ表示領域
FA 折り畳み領域、巻き領域
FA1、FA2 第1、第2の折り畳み領域
GE ゲート電極
MA 主表示領域
OPT、OPTL 光学層
OW
PDL 画素定義膜
RA 非巻き領域
RA1~RA3 第1~第3の非折り畳み領域
SE ソース電極
TFE 薄膜封止層
TFT 薄膜トランジスタ
TSL タッチ電極層
VIA ビア絶縁層