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特許7546326情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-08-29
(45)【発行日】2024-09-06
(54)【発明の名称】情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 10/06 20230101AFI20240830BHJP
【FI】
G06Q10/06
【請求項の数】 8
(21)【出願番号】P 2024007734
(22)【出願日】2024-01-23
【審査請求日】2024-04-25
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】523442895
【氏名又は名称】ソルビファイ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002516
【氏名又は名称】弁理士法人白坂
(72)【発明者】
【氏名】湯淺 元▲祥▼
(72)【発明者】
【氏名】染谷 凌大
【審査官】深津 始
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2016/0012152(US,A1)
【文献】上村有子,要件定義のセオリーと実践方法がこれ1冊でしっかりわかる教科書,初版,株式会社技術評論社,2020年07月11日,第28-37ページ,ISBN:978-4-297-11367-4
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00 -G06Q 99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
プロジェクトの前提情報およびプロジェクトに対する要望を少なくとも含む入力情報を入力するための入力画面を利用者に提供する入力画面提供部と、
前記入力画面提供部において提供された入力画面に入力された入力情報に基づき、プロジェクトの管理に係るプロジェクトステップのそれぞれにおける要件を定義した要件定義における学習データを学習させて要件定義に係る回答を生成する生成AI(Artificial Intelligence)に対して前記要件定義の生成指示を出力する生成指示出力部と、
前記生成指示出力部において出力した前記生成指示に応じて前記生成AIから生成された、前記要件定義を取得する要件定義取得部と、
前記要件定義取得部において取得された前記要件定義を表示する表示画面を利用者に提供する表示画面提供部と
を備える、情報処理装置。
【請求項2】
前記生成指示出力部は、前記入力情報に基づき、前記要望を実現するためのシステムを検討するシステム検討ステップにおけるシステム実現の緊急度、重要性、実現性およびコストを含む評価基準を算出して、算出された前記評価基準から前記システム検討ステップにおける前記要件定義の生成を指示する、請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記生成指示出力部は、前記プロジェクトステップにおいて階層化された前記要件定義を生成するように前記生成指示を出力する、請求項1または2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記入力画面提供部は、前記生成AIにおける要件定義の追加設定可能な前記入力画面を提供する、請求項に記載の情報処理装置。
【請求項5】
プロジェクトの管理に係る管理情報を記憶した情報記憶部をさらに備え、
前記生成指示出力部は、前記情報記憶部に記憶された管理情報にさらに基づき、前記要件定義の生成を指示する、請求項に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記情報記憶部は、前記入力情報に基づき記憶している管理情報を検索し、
前記生成指示出力部は、前記情報記憶部において検索された管理情報に基づき、前記生成AIから生成された、前記要件定義の生成を指示する、請求項に記載の情報処理装置。
【請求項7】
コンピュータが、
プロジェクトの前提情報およびプロジェクトに対する要望を少なくとも含む入力情報を入力するための入力画面を利用者に提供する入力画面提供ステップと、
前記入力画面提供ステップにおいて提供された入力画面に入力された入力情報に基づき、プロジェクトの管理に係るプロジェクトステップのそれぞれにおける要件を定義した要件定義における学習データを学習させて要件定義に係る回答を生成する生成AI(Artificial Intelligence)に対して前記要件定義の生成指示を出力する生成指示出力ステップと、
前記生成指示出力ステップにおいて出力した前記生成指示に応じて前記生成AIから生成された、前記要件定義を取得する要件定義取得ステップと、
前記要件定義取得ステップにおいて取得された前記要件定義を表示する表示画面を利用者に提供する表示画面提供ステップと
実行する、情報処理方法。
【請求項8】
プロジェクトの前提情報およびプロジェクトに対する要望を少なくとも含む入力情報を入力するための入力画面を利用者に提供する入力画面提供処理と、
前記入力画面提供処理において提供された入力画面に入力された入力情報に基づき、プロジェクトの管理に係るプロジェクトステップのそれぞれにおける要件を定義した要件定義における学習データを学習させて要件定義に係る回答を生成する生成AI(Artificial Intelligence)に対して前記要件定義の生成指示を出力する生成指示出力処理と、
前記生成指示出力処理において出力した前記生成指示に応じて前記生成AIから生成された、前記要件定義を取得する要件定義取得処理と、
前記要件定義取得処理において取得された前記要件定義を表示する表示画面を利用者に提供する表示画面提供処理と
をコンピュータに実現させるための、情報処理プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、システム開発等のプロジェクトの管理において、IT(Information Technology)を利用したプロジェクト管理ツールが用いられている。プロジェクト管理ツールを用いることで、タスク管理、工数管理、進捗管理、予算管理または案件管理等の情報を集約して、進捗状況または負荷状況を把握してプロジェクトの円滑な運用を可能にすることができる。プロジェクト管理ツールを用いる場合、先ず、プロジェクトをマネージメントするプロジェクトマネージャは、システムに関係する顧客、従業員、株主、取引先または地域社会などの利害関係者(「ステークホルダー」という)とのコミュニケーションにより、プロジェクトの業務やスケジュールを管理ツールに入力する。プロジェクトマネージャは、管理ツールに入力されたスケジュールに従い、ステークホルダー等の要望に基づく要件定義を行う。次に、プロジェクトマネージャは、定義されたそれぞれの要件をプロジェクト管理ツールに入力する。これにより、プロジェクト管理ツールで要件定義に関するタスク管理等を行うことでプロジェクトの進捗状況等を把握することが可能となる。
【0003】
例えば、特許文献1には、オペレータにより指定されたPJデータの指定レコードに含まれるプロジェクトNOと紐付くレコードを仕入伝票データ、経費伝票データおよび作業日報データから取得し、当該指定レコードに含まれる得意先と紐付く掛率を得意先掛率マスタから取得し、取得したレコードおよび掛率を基に仕入の売価単価および売価金額ならびに労務費の売価金額を算出し、取得したレコードおよび算出した金額を基にPJ明細データを作成し、作成したデータを受注入力画面に表示させることにより、得意先への請求金額(売価)を値決めするまでの業務の効率の改善を図る装置が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】特開2022-079589号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、プロジェクト管理においてはステークホルダー等の要望に基づく要件定義が不正確であったり、または要件の漏れがあったりすると、要件定義の修正または追加が発生して、プロジェクトの進行が滞ってしまう場合があった。このため、要件定義を行うプロジェクトマネージャ等には高度のスキルが要求されるとともに、要件定義に掛かる作業工数が増大してしまう場合があった。
【0006】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、要件の漏れを防止して要件定義の質を向上させることによるプロジェクトの円滑な推進と要件定義に掛かる作業工数を低減させることができる、情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムを提供することを一つの目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の課題を解決するため、実施形態の情報処理装置は、プロジェクトの前提情報およびプロジェクトに対する要望を少なくとも含む入力情報を入力するための入力画面を利用者に提供する入力画面提供部と、入力画面提供部において提供された入力画面に入力された入力情報に基づき、プロジェクトの管理に係るプロジェクトステップのそれぞれにおける要件を定義した要件定義の生成を指示する生成指示を出力する生成指示出力部と、生成指示出力部において出力した生成指示に応じて生成された、要件定義を取得する要件定義取得部と、要件定義取得部において取得された要件定義を表示する表示画面を利用者に提供する表示画面提供部と、を備える。
【発明の効果】
【0008】
本発明の一つの実施形態によれば、プロジェクトの前提情報およびプロジェクトに対する要望を少なくとも含む入力情報を入力するための入力画面を利用者に提供し、提供された入力画面に入力された入力情報に基づき、プロジェクトの管理に係るプロジェクトステップのそれぞれにおける要件を定義した要件定義の生成を指示する生成指示を出力し、出力した生成指示に応じて生成された、要件定義を取得し、取得された要件定義を表示する表示画面を利用者に提供することにより、要件の漏れを防止して要件定義の質を向上させることによるプロジェクトの円滑な推進と要件定義に掛かる作業工数を低減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】実施形態における情報処理装置の概要の一例を示す図である。
図2】実施形態における情報処理装置の構成の一例を示す図である。
図3】実施形態における前提情報入力画面の一例を示す図である。
図4】実施形態における作成履歴表示画面の一例を示す図である。
図5】実施形態における通知表示画面の一例を示す図である。
図6】実施形態における前提情報入力画面の他の一例を示す図である。
図7】実施形態における要求情報入力画面の一例を示す図である。
図8】実施形態における生成指示の一例を示す図である。
図9】実施形態における要件定義の一例を示す図である。
図10】実施形態における情報処理装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
図11】実施形態における情報処理装置の動作の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照して本発明の一実施形態における、情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムについて詳細に説明する。
【0011】
先ず、図1を用いて、情報処理装置の概要を説明する。図1は、実施形態における情報処理装置の概要の一例を示す図である。
【0012】
図1において、情報処理装置1は、プロジェクトの要件を定義する利用者(以下、「利用者」という。)に対して、要件を定義した要件定義を提供する装置である。本実施形態におけるプロジェクトとは、システム開発を伴うプロジェクトであり、例えば、プロジェクトの企画→システムの要件定義→システムの基本設計→システムの詳細設計等の各工程により実施される。
【0013】
プロジェクトの企画の工程においては、業務の全体像またはシステムの構想が立案される。この工程においては、例えば、プロジェクトをマネージメントするプロジェクトマネージャは、プロジェクトを発注する発注者(「発注者」にはステークホルダーを含む。)とのコミュニケーションにより、発注者における経営のニーズまたは課題を把握し、このニーズ等を実現または解決するためのシステムを具現化するための計画をシステム化計画書等としてまとめる。
【0014】
次にシステムの要件定義の工程においては、プロジェクトマネージャ(本実施形態における利用者)は、企画の工程で作成されたシステム化計画をもとに、発注者のニーズ、要望または課題を分析し、発注者が必要とする機能またはサービスに対する要求を抽出する。利用者は、システムに関係するステークホルダーと合意して、要求定義としてまとめる。システムの基本設計の工程においては、要件定義においてまとめられた要件を具体化するために必要なハードウェアおよびソフトウェアの構成を決定する。
【0015】
情報処理装置1は、システムの要件定義の工程において、利用者に対して要件定義を提供することにより、要件の漏れを防止して要件定義の質を向上させることによるプロジェクトの円滑な推進と、要件定義に掛かる作業工数の低減とを実現させることができる。要件定義の工程を正確に行うことにより、次工程の基本設計以下の工程における設計変更等の手戻りの発生を防止して納期の遅延または追加コストの発生等を防止し、プロジェクトの成功に寄与することができる。
【0016】
情報処理装置1は、プロジェクトの前提情報およびプロジェクトに対する要望を少なくとも含む入力情報を入力するための入力画面を利用者に提供する。情報処理装置1は、例えば、利用者が使用する利用者端末2が有するWebブラウザにおいて表示可能なWeb画面を提供することにより入力画面を提供することができる。
【0017】
プロジェクトの前提情報およびプロジェクトに対する要望は、上述したプロジェクトの企画の工程において収集される情報である。プロジェクトの前提情報とは、例えば、発注者の経営戦略、またはプロジェクト概要等の情報である。また、プロジェクトに対する要望とは、例えば、発注者における経営上の要望、業務プロセスにおける効率化の要望、または、業務プロセスにおける不具合解消の要望等である。プロジェクトに対する要望には、システムに対する要望を含んでいてもよい。プロジェクトに対する要望には、プロジェクトの前提情報に合致するか否かで優先順位(重み付け等)を付けてもよい。
【0018】
情報処理装置1が提供する入力画面は、例えば、対話型の入力画面であってもよい。対話型の入力画面とは、それぞれの入力項目における質問に対して利用者が逐次回答を入力していくユーザインタフェースである。対話型の入力画面を用いることにより、入力項目の入力漏れを防止して入力を効率化することができる。また、入力画面は、それぞれの入力項目対するテキスト入力を可能にするテキストボックス、複数の選択肢の中から1つの回答を選択するラジオボタン、または、複数の選択肢の中から複数の回答を選択可能なチェックボックス等の入力方法を用いるものであってもよい。また、入力画面は、特定のファイルを選択することにより、ファイルの内容を読み取るものであってもよい。例えば、プロジェクトの企画の工程において作成されたシステム化計画書のファイルを利用者が指定することにより、入力画面においてシステム化計画書の内容を読み取るようにしてもよい。
【0019】
情報処理装置1は、利用者端末2において入力画面に入力された入力情報を取得する。情報処理装置1は、取得した入力情報に基づき、プロジェクトの管理に係るプロジェクトステップのそれぞれにおける要件を定義した要件定義の生成を指示する生成指示を、例えば、生成AI3に対して出力する。
【0020】
生成AI3は、自動的にデータを生成する能力を持つ人工知能である。生成AI3は、学習データから回答パターンまたはルールを学習し、学習結果に基づいて、生成指示(「生成命令」または「プロンプト」という場合がある)に対する回答を生成する。生成AI3には、例えばディープラーニングのAI技術が用いられる。ディープラーニングは、多層のニューラルネットワークを使用して、膨大な量の学習データからパターンまたはルールを学ぶことができる。ニューラルネットワークは入力層、中間層、出力層の3つの層で構成される。ディープラーニングでは、さらに多くの中間層を追加することにより、高度なパターンまたはルールを学習することが可能となる。
【0021】
本実施形態における生成AI3は、要件定義における学習データを学習させることにより、要件定義に係る回答を生成できるものとする。要件定義における学習データには、例えば、一般的に公開されている、過去にプロジェクトマネージャによって作成された、または生成AI3によって生成された、入力情報に対する要件定義を用いることができる。
【0022】
情報処理装置1は、生成指示に応じて生成された要件定義を生成AI3から取得する。情報処理装置1は、利用者端末2に対して、生成AI3から取得した要件定義を表示する表示画面を提供する。
【0023】
なお、本実施形態においては、情報処理装置1は、生成AI3に対して要件定義を生成するための生成指示を出力する場合を例示したが、情報処理装置1は、生成AI3以外の構成に対して生成指示を出力するようにしてもよい。例えば、情報処理装置1は、図示しない内部の処理部に対して生成指示を出力して要件定義を取得するようにしてもよい。また、情報処理装置1は、図示しない複数の外部装置に対して生成指示を出力して、それぞれの外部装置から要件定義を取得するようにしてもよい。
【0024】
情報記憶DB4は、プロジェクトの管理に係る管理情報を記憶した情報記憶部である。上述のように、生成AI3は、学習データから回答パターンまたはルールを学習し、学習結果に基づいて回答を生成する。このため、要件定義における学習データが不十分である場合、生成される要件定義に係る回答の精度が低下する場合がある。情報処理装置1は、入力情報に基づき、情報記憶DB4に対して検索指示を出力して、情報記憶DB4に記憶されて管理されている入力情報に関係する情報(以下、「管理情報」という。)を取得する。管理情報には、一般には公開されていない社内内部のデータ、または要件定義に有用な独自のデータ等が含まれていてもよい。情報処理装置1は、生成AI3に対して情報記憶DB4から取得した管理情報を生成指示として出力する。これにより、生成AI3が生成する要件定義に係る回答の精度を向上させることができる。
【0025】
情報記憶DB4には、例えば、過去にプロジェクトマネージャによって作成された入力情報に対する要件定義の情報、または、入力情報に対して生成AI3によって生成された要件定義および修正された要件定義の情報が記憶される。また、情報記憶DB4には、プロジェクトの管理に係る各工程(以下、「プロジェクトステップ」という。)の情報、または要件定義を分類するための情報が記憶されてもよい。プロジェクトステップには、例えば、プロジェクトの実現方法を検討するステップ、具体的なシステム案を検討するステップ、検討されたシステム案を評価するステップ等が含まれる。プロジェクトステップは、プロジェクトの内容によって異なる場合がある。例えば、基幹システムを導入するプロジェクトにおけるプロジェクトステップにおいては、システム要件の要件定義を行った後に業務要件の要件定義が行われることがある。一方、既存業務の改善を行うプロジェクトにおけるプロジェクトステップにおいては、業務要件における要件定義を行った後にシステム要件の要件定義が行われることがある。情報記憶DB4には、様々なプロジェクトにおけるプロジェクトステップの情報を記憶することができる。また、情報記憶DB4には、システムの実現に必要な納期およびコストの情報、または、システムを評価するための情報等が記憶されてもよい。
【0026】
情報処理装置1は、例えば、入力情報に含まれるキーワードを検出して、検出したキーワードによる検索指示を情報記憶DB4に対して出力する。情報記憶DB4はキーワードに関連する管理情報を検索して情報処理装置1に出力する。情報処理装置1に出力された管理情報は、生成AI3の生成指示に含められる。情報記憶DB4には、例えば、RAG(Retrieval Augmented Generation)の仕組みを用いることができる。RAGとは、例えば、社内情報のようなLLM(Large Language Models)の学習時に含まれていない内容に関する質問に回答させるための仕組みである。RAGにおいては、回答に必要な学習データを社内のデータベース等から検索して、検索された学習データをLLMへの検索指示(プロンプト)に付け加えて渡すことにより、回答の精度を向上させることが可能となる。
【0027】
次に、図2を用いて、情報処理装置1の構成を説明する。図2は、実施形態における情報処理装置1の構成の一例を示す図である。
【0028】
図2において、情報処理装置1は、ネットワーク9を介して、利用者端末2、生成AI3および情報記憶DB4と通信可能に接続されている。情報処理装置1は、入力画面提供部11、ステップ指定部12、検索指示部13、管理情報取得部14、生成指示出力部15、要件定義取得部16および表示画面提供部17の各機能部を有する。本実施形態における情報処理装置1の上記各機能部は、本実施形態における情報処理プログラム(ソフトウェア)によって実現される機能モジュールであるものとして説明する。
【0029】
入力画面提供部11は、プロジェクトの前提情報およびプロジェクトに対する要望を少なくとも含む入力情報を入力するための入力画面を利用者に提供する。入力画面には、プロジェクトの前提情報を入力するための前提情報入力画面と、プロジェクトに対する要望を入力するための要求情報入力画面とが含まれる。
【0030】
ここで、図3図7を用いて、入力画面提供部11が提供する入力画面の詳細を説明する。図3は、実施形態における前提情報入力画面の一例を示す図である。図4は、実施形態における作成履歴表示画面の一例を示す図である。図5は、実施形態における通知表示画面の一例を示す図である。図6は、実施形態における前提情報入力画面の他の一例を示す図である。図7は、実施形態における要求情報入力画面の一例を示す図である。
【0031】
図3において、前提情報入力画面(1)1000は、作成履歴確認ボタン1001、通知ボタン1002、経営戦略入力部1003および次へボタン1004を有する。
【0032】
作成履歴確認ボタン1001は、過去に作成された入力情報および生成された要件定義の履歴を確認するためのボタンである。利用者が作成履歴確認ボタン1001を操作することにより、図4に示す作成履歴表示画面1020が表示される。
【0033】
図4において、作成履歴表示画面1020は、作成履歴表示部1021、および閉じるボタン1022を有する。作成履歴表示部1021は、作成された入力情報および生成された要件定義のタイトルおよび作成日時を含む作成履歴を表示する。図4は3件の履歴のリストが表示されていることを例示している。利用者は、それぞれの履歴を操作することによりリンク先の入力情報および生成された要件定義の情報を確認することができる。利用者が閉じるボタン1022を操作することにより作成履歴表示画面1020は閉じられる。
【0034】
図3に戻り、通知ボタン1002は、イベントがあったことを通知して、イベントの内容を確認するためのボタンである。図3は、1件のイベントがあったことを通知している場合を示している。利用者が通知ボタン1002を操作することにより、図5に示す通知表示画面1040が表示される。
【0035】
図5において、通知表示画面1040は、通知表示部1041、および閉じるボタン1042を有する。通知表示部1041は、イベントの内容を表示する。図5は、要件定義を含むCSV(Comma Separated Values)ファイルのダウンロードの準備ができたことを示すイベントと、要件定義されたタスクに対するコメントがあったことを示すイベントが通知されていることを示している。利用者は、それぞれのイベントを操作することにより、イベントを実行し、またはイベントの詳細を確認することができる。例えば、CSVファイルのダウンロードの準備ができたことを示すイベントが操作された場合、CSVファイルのダウンロードが実行される。利用者が閉じるボタン1042を操作することにより通知表示画面1040は閉じられる。
【0036】
図3に戻り、経営戦略入力部1003は、発注者における経営戦略を入力するためのテキストボックスである。経営戦略入力部1003には、例えば、経営方針、KPI(Key Performance Indicator:重要業績評価指標)、KGI(Key Goal Indicator:重要目標達成指標)、KSF(Key Success Factor:重要成功要因)、または、システム戦略等の経営戦略に係る情報を入力することができる。利用者が次へボタン1004を操作することにより、図6に示す前提情報入力画面(2)1100が表示される。
【0037】
図6において、前提情報入力画面(2)1100は、プロジェクト概要の情報を入力するための画面である。前提情報入力画面(2)1100は、背景入力部1101、目的入力部1102、予算入力部1103、期間入力部1104、その他入力部1105、および次へボタン1106を有する。なお、図3において説明した、作成履歴確認ボタン1001、通知ボタン1002は図6以下の図面においても同様の機能であるため説明を省略する。
【0038】
背景入力部1101には、例えば、プロジェクト計画書等に掲載されているプロジェクト実施の背景等が入力される。目的入力部1102には、例えば、プロジェクト計画書等に掲載されているプロジェクト実施の目的等が入力される。予算入力部1103には、例えば、プロジェクト計画書等に掲載されているプロジェクト予算等が入力される。期間入力部1104には、例えば、プロジェクト計画書等に掲載されているプロジェクト期間等が入力される。また、その他入力部1105には、例えば、プロジェクト計画書等に掲載されている必須条件または制約条件等が入力される。利用者が次へボタン1106を操作することにより、図7に示す要求情報入力画面1200が表示される。
【0039】
図7において、要求情報入力画面1200は、ファイル名入力部1201、内容入力部1202、追加要件推奨チェックボックス1203、および要件作成ボタン1204を有する。
【0040】
ファイル名入力部1201には、提供される要件定義ファイル(CSVファイル)のファイル名が入力される。ファイル名入力部1201に入力されたファイル名は、図4で説明した作成履歴表示部1021、および図5で説明した通知表示部1041において表示される。なお、要件定義ファイルは、CSVファイルの代わりに表計算アプリケーションで用いられるファイル形式であってもよい。
【0041】
内容入力部1202には、発注者へヒアリングしたときのメモ等、プロジェクトに関連する要求情報が入力される。内容入力部1202には、例えば、製造部門からの要望として、進捗の可視化に関して、生産ラインの進捗をリアルタイムで確認できるようにすることで、次工程の準備の遅れを防止する等の要望が入力される。また、内容入力部1202には、特定の部分がボトルネックになっているのか、あるいは他の問題があるのかをリアルタイムで把握できるようにすることで、迅速な対応を可能にする等の要望が入力される。また、内容入力部1202には、管理部門からの要望として、在庫管理に関して、部品の在庫が途切れによる生産工程の停止を防止する等の要望が入力される。また、内容入力部1202には、在庫を手動で管理することによる実際の在庫とシステム上の在庫の不整合を防止する等の要望が入力される。また、内容入力部1202には、部品の入荷時期の情報またはサプライヤーからの納期情報を一元的に管理することにより、生産計画をスムーズに立てたい等の要望が入力される。
【0042】
追加要件推奨チェックボックス1203は、生成AI3において、要件定義の追加の推奨を行うか否かを選択するためのチェックボックスである。追加要件推奨チェックボックス1203にチェックを入れることにより、生成AI3における要件定義の追加が可能となる。これにより、要件定義の追加を可能とすることにより、利用者が看過している要件を追加して要件の漏れを防止することが可能となる。
【0043】
要件作成ボタン1204は、生成AI3に対して、入力情報に基づく要件定義の生成を指示する生成指示をするためのボタンである。利用者が要件作成ボタン1204を操作することにより、要件定義が生成される。
【0044】
図2に戻り、ステップ指定部12は、要件定義を生成するプロジェクトステップを指定する。上述のとおり、プロジェクトステップはプロジェクトの内容によって異なる場合がある。ステップ指定部12は、入力情報に基づきプロジェクトに適切なプロジェクトステップを指定することで、生成AI3における適切な要件定義の生成を可能にすることができる。
【0045】
検索指示部13は、入力情報に基づき、情報記憶DB4に対する管理情報の検索を指示する。検索指示は、例えば、文字の一致を検索する一致検索、検索した文字を一部に含むあいまい検索、または、指定したタグを含むデータを検索するタグ(カテゴリ)検索等を指示するコマンドである。
【0046】
管理情報取得部14は、検索指示部13において情報記憶DB4に指示された検索指示に応じた管理情報を取得する。なお、検索指示部13における検索指示または管理情報取得部14における管理情報の取得には汎用のスクリプト言語を用いることができる。
【0047】
生成指示出力部15は、入力画面提供部において入力された入力情報に基づき、生成AI3に対して要件定義の生成を指示する生成指示を出力する。また、生成指示出力部15は、入力情報に基づき、要望を実現するためのシステムを検討するシステム検討ステップにおけるシステム実現の緊急度、重要性、実現性およびコストを含む評価基準を算出して、算出された評価基準からシステム検討ステップにおける要件定義の生成を指示するようにしてもよい。ここで、図8を用いて、生成指示出力部15が出力する生成指示の詳細を説明する。図8は、実施形態における生成指示の一例を示す図である。
【0048】
図8において、生成指示1300は、生成AI3に出力されるテキストによるプロンプトを例示している。生成指示1300は、メインプロンプトとして、「下記「情報A」にある情報を踏まえ、「情報B」のヒアリングのメモにある各種要求を、「情報C」の項目に沿って表計算アプリケーションの表形式で、すべての要求をフルリストで整理してください。」のプロンプトが含まれる。情報A~情報Bは、入力情報または管理情報に基づく情報を例示している。情報Cは、情報記憶DB4から取得した管理情報に基づく情報を例示している。情報Cには、要件(ニーズ)を大項目と小項目に階層化して出力する旨の情報が記載されている。
【0049】
図2に戻り、要件定義取得部16は、生成AI3で生成された要件定義を取得する。表示画面提供部17は、要件定義取得部16において取得された要件定義を表示する表示画面を利用者端末2に対して提供する。ここで図9を用いて、表示画面提供部17において提供される要件定義を表示する表示画面の詳細を説明する。図9は、実施形態における要件定義の一例を示す図である。
【0050】
図9において、要件定義1400は、発注元の要望を実現するためのシステムを検討するシステム検討ステップにおける要件定義を例示している。要件定義1400は、経営目的、要件(ニーズ)大項目、要件小項目、実現方法、システム種類の項目を有する。ここで要求項目は、大項目および小項目に階層化されている。また、要件定義1400は、それぞれの実現方法における、緊急度、重要度、実現性およびコストに関する評価点数とその合計点数、見積詳細、ならびに評価理由の項目を有する。本実施形態における要件定義には、システムを評価する評価結果が含まれる。利用者は、要件定義1400に示される、算出されたシステムの評価点数および評価理由を参照することにより、要件定義係る作業工数を低減することができる。
【0051】
なお、情報処理装置1が有する、上記の各機能部は、情報処理装置1の機能部の一例を示したものであり、情報処理装置1が有する機能を限定したものではない。例えば、情報処理装置1は、上記全ての機能部を有している必要はなく、一部の機能部を有するものであってもよい。また、情報処理装置1は、上記以外の他の機能を有していてもよい。例えば、情報処理装置1は、情報を入力するために入力機能、または装置の稼働状態をLEDランプ等により報知する出力機能を有していてもよい。
【0052】
また、情報処理装置1が有する上記各機能部は、上述の通り、ソフトウェアによって実現されるものとして説明した。しかし、上記機能部の中で少なくとも1つ以上の機能部は、ハードウェアによって実現されるものであっても良い。
【0053】
また、上記何れかの機能部は、1つの機能部を複数の機能部に分割して実施してもよい。また、上記何れか2つ以上の機能部を1つの機能部に集約して実施してもよい。また、上述した説明は、情報処理装置1が有する機能を機能ブロックで表現したものであり、例えば、各機能部がそれぞれ別個のプログラムファイル等で構成されていることを示すものではない。
【0054】
また、情報処理装置1は、1つの筐体によって実現される装置であっても、ネットワーク等を介して接続された複数の装置から実現されるシステムであってもよい。例えば、情報処理装置1は、その機能の一部または全部をクラウドコンピューティングシステムによって提供されるクラウドサービス等、仮想的な装置によって実現するものであってもよい。すなわち、情報処理装置1は、上記各機能部のうち、少なくとも1以上の機能部を他の装置において実現するようにしてもよい。また、情報処理装置1は、デスクトップPC等の汎用的なコンピュータであってもよく、機能が限定された専用の装置であってもよい。
【0055】
次に、図10を用いて情報処理装置1のハードウェア構成を説明する。図10は、実施形態における情報処理装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
【0056】
情報処理装置1は、CPU(Central Processing Unit)101、RAM(Random Access Memory)102、ROM(Read Only Memory)103、I/O機器104および通信I/F(Interface)105を有する。
【0057】
CPU101は、RAM102またはROM103に記憶された情報処理プログラムを実行することにより、情報処理装置1の制御を行う。情報処理プログラムは、例えば、プログラムを記録した記録媒体、又はネットワークを介したプログラム配信サーバ等から取得されて、ROM103にインストールされ、CPU101から読出されて実行される。
【0058】
I/O機器104は、操作入力機能と表示機能(操作表示機能)を有する。I/O機器104は、例えばタッチパネルである。タッチパネルは、情報処理装置1の利用者に対して指先又はタッチペン等を用いた操作入力を可能にする。本実施形態におけるI/O機器104は、操作表示機能を有するタッチパネルを用いる場合を説明するが、I/O機器104は、表示機能を有する表示装置と操作入力機能を有する操作入力装置とを別個有するものであってもよい。その場合、タッチパネルの表示画面は表示装置の表示画面、タッチパネルの操作は操作入力装置の操作として実施することができる。なお、I/O機器104は、ヘッドマウント型、メガネ型、腕時計型のディスプレイ等の種々の形態によって実現されてもよい。
【0059】
通信I/F105は、通信用のI/Fである。通信I/F105は、例えば、無線LAN、有線LAN、赤外線等の近距離無線通信を実行する。図は通信用のI/Fとして通信I/F105のみを図示するが、情報処理装置1は複数の通信方式においてそれぞれの通信用のI/Fを有するものであってもよい。
【0060】
次に、図11を用いて情報処理装置1の動作を説明する。図11は、実施形態における情報処理装置の動作の一例を示すフローチャートである。なお、以下のフローチャートにおける動作の主体は情報処理装置1であるとして説明するが、動作の主体は図2において説明した情報処理装置1の各機能部であってもよい。
【0061】
図11において、情報処理装置1は、利用者端末2から情報入力が開始されたか否かを判断する(ステップS11)。情報入力の開始は、例えば、利用者端末2から情報処理装置1にログインされたか否かで判断することができる。情報入力が開始されていないと判断した場合(ステップS11:NO)、情報処理装置1は、ステップS11の処理を繰り返し、情報入力が開始されるのを待機する。
【0062】
一方、情報入力が開始されたと判断した場合(ステップS11:YES)、情報処理装置1は、利用者端末2に対して入力画面を提供する(ステップS12)。ステップS12の処理を実行した後、情報処理装置1は、入力画面における情報入力が完了したか否かを判断する(ステップS13)。情報入力が完了していないと判断した場合(ステップS13:NO)、情報処理装置1は、ステップS13の処理を繰り返し、情報入力が完了するのを待機する。
【0063】
一方、情報入力が完了したと判断した場合(ステップS13:YES)、情報処理装置1は、情報記憶DB4に対して検索指示を出力する(ステップS14)。ステップS14の処理を実行した後、情報処理装置1は、情報記憶DB4から管理情報を取得したか否かを判断する(ステップS15)。管理情報を取得していないと判断した場合(ステップS15:NO)、情報処理装置1は、ステップS15の処理を繰り返し、管理情報を取得するのを待機する。
【0064】
一方、管理情報を取得したと判断した場合(ステップS15:YES)、情報処理装置1は、生成AI3に対して生成指示を出力する(ステップS16)。ステップS16の処理を実行した後、情報処理装置1は、生成AI3から要件定義を取得したか否か判断する(ステップS17)。要件定義を取得していないと判断した場合(ステップS17:NO)、情報処理装置1は、ステップS17の処理を繰り返し、要件定義を取得するのを待機する。
【0065】
一方、要件定義を取得したと判断した場合(ステップS17:YES)、情報処理装置1は、利用者端末2に対して表示画面を提供して(ステップS18)、フローチャートに示す動作を終了する。
【0066】
なお、以上のフローチャートで示した動作は情報処理装置1の動作の一例を示すものであって、処理の順番を限定するものではない。例えば、特定の処理はフローチャートにおける処理順序とは異なる順序またはタイミングにおいて実行されてもよい。
【0067】
以上、本発明の実施形態について、図面を参照して説明してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲においての種々の変更も含まれる。
【符号の説明】
【0068】
1 情報処理装置
2 利用者端末
3 生成AI
4 情報記憶DB
9 ネットワーク
11 入力画面提供部
12 ステップ指定部
13 検索指示部
14 管理情報取得部
15 生成指示出力部
16 要件定義取得部
17 表示画面提供部
101 CPU
102 RAM
103 ROM
104 タッチパネル
105 通信I/F
1000 前提情報入力画面(1)
1001 作成履歴確認ボタン
1002 通知ボタン
1003 経営戦略入力部
1004 次へボタン
1020 作成履歴表示画面
1021 作成履歴表示部
1022 閉じるボタン
1040 通知表示画面
1041 通知表示部
1042 閉じるボタン
1100 前提情報入力画面(2)
1101 背景入力部
1102 目的入力部
1103 予算入力部
1104 期間入力部
1105 その他入力部
1106 次へボタン
1200 要求情報入力画面
1201 ファイル名入力部
1202 内容入力部
1203 追加要件推奨チェックボックス
1204 要件作成ボタン
1300 生成指示
1400 要件定義
【要約】
【課題】要件の漏れを防止して要件定義の質を向上させることによるプロジェクトの円滑な推進と要件定義に掛かる作業工数を低減させることができる、情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムを提供する。
【解決手段】プロジェクトの前提情報およびプロジェクトに対する要望を少なくとも含む入力情報を入力するための入力画面を利用者に提供し、提供された入力画面に入力された入力情報に基づき、プロジェクトの管理に係るプロジェクトステップのそれぞれにおける要件を定義した要件定義の生成を指示する生成指示を出力し、出力した生成指示に応じて生成された、要件定義を取得し、取得された要件定義を表示する表示画面を利用者に提供する。
【選択図】図1
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11