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特許7546449情報処理装置、情報処理システム、方法およびプログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-08-29
(45)【発行日】2024-09-06
(54)【発明の名称】情報処理装置、情報処理システム、方法およびプログラム
(51)【国際特許分類】
   G06F 3/12 20060101AFI20240830BHJP
   H04N 1/00 20060101ALI20240830BHJP
   G06Q 30/016 20230101ALI20240830BHJP
   B41J 29/38 20060101ALI20240830BHJP
【FI】
G06F3/12 335
G06F3/12 310
G06F3/12 385
H04N1/00 002C
H04N1/00 127A
G06Q30/016
B41J29/38 204
【請求項の数】 18
(21)【出願番号】P 2020177446
(22)【出願日】2020-10-22
(65)【公開番号】P2021096832
(43)【公開日】2021-06-24
【審査請求日】2023-09-26
(31)【優先権主張番号】P 2019228615
(32)【優先日】2019-12-18
(33)【優先権主張国・地域又は機関】JP
(73)【特許権者】
【識別番号】000001007
【氏名又は名称】キヤノン株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110003281
【氏名又は名称】弁理士法人大塚国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】小川 延宏
【審査官】佐賀野 秀一
(56)【参考文献】
【文献】特開2018-136639(JP,A)
【文献】特開2010-231429(JP,A)
【文献】特開2019-164563(JP,A)
【文献】特開2010-055357(JP,A)
【文献】特開2001-246822(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 3/09- 3/12
B41J 29/00- 29/70
H04N 1/00
G06Q 30/016
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
画像出力装置と通信可能な情報処理装置であって、
前記画像出力装置から、消耗品の残量に関する資源情報を取得する取得手段と、
前記画像出力装置から取得された前記資源情報に基づいて、消耗品の数または量を示す通知情報を生成する生成手段と、
前記生成手段により生成された前記通知情報を通知する通知手段と、を備え、
前記取得手段は、第1の画像出力装置と第2の画像出力装置のそれぞれから、複数の種別の消耗品の前記資源情報を取得し、
前記生成手段は、当該取得された資源情報に基づいて、前記複数の種別ごとに対応する前記通知情報を生成し、
前記通知手段は、前記複数の種別ごとの前記通知情報を通知
前記情報処理装置は、
消耗品の購入先を示す購入サイト情報を取得する第2取得手段、をさらに備え、
前記通知手段は、前記購入サイト情報とともに、前記通知情報を通知し、
前記第2取得手段は、複数の画像出力装置それぞれから、前記購入サイト情報を取得する、
ことを特徴とする情報処理装置。
【請求項2】
前記通知手段は、前記通知情報を通知するとともに、前記通知情報の生成に用いられた前記資源情報を画像出力装置に対応づけて通知することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記通知手段は、前記複数の画像出力装置それぞれから取得された前記購入サイト情報のうち、最も多い購入サイト情報を通知することを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記通知手段は、前記購入サイト情報ごとにグループ化された前記通知情報を通知することを特徴とする請求項乃至のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記購入サイト情報は、消耗品の購入先にアクセスするためのアクセス情報を含むことを特徴とする請求項乃至のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記取得手段は、画像出力装置に記憶されている履歴情報に基づいて、前記資源情報を取得することを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記消耗品の残量が閾値より小さい資源情報ごとに在庫情報を取得する第3取得手段、をさらに備え、
前記通知手段は、前記在庫情報が反映された前記通知情報を通知することを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【請求項8】
前記画像出力装置から消耗品の残量に関する資源情報を取得できない場合に、該画像出力装置と該消耗品の搭載箇所の識別情報に基づいて、前記資源情報を生成することを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【請求項9】
画像出力装置と通信可能な情報処理装置であって、
前記画像出力装置から、消耗品の残量に関する資源情報を取得する取得手段と、
前記画像出力装置から取得された前記資源情報に基づいて、消耗品の数または量を示す通知情報を生成する生成手段と、
前記生成手段により生成された前記通知情報を通知する通知手段と、を備え、
前記取得手段は、第1の画像出力装置と第2の画像出力装置のそれぞれから、複数の種別の消耗品の前記資源情報を取得し、
前記生成手段は、当該取得された資源情報に基づいて、前記複数の種別ごとに対応する前記通知情報を生成し、
前記通知手段は、前記複数の種別ごとの前記通知情報を通知し、
前記画像出力装置から消耗品の残量に関する資源情報を取得できない場合に、該画像出力装置と該消耗品の搭載箇所の識別情報に基づいて、前記資源情報を生成する、
ことを特徴とする情報処理装置。
【請求項10】
情報処理装置と、画像出力装置と、端末と、を含む情報処理システムであって、
前記情報処理装置は、
前記画像出力装置から、消耗品の残量に関する資源情報を取得する取得手段と、
前記画像出力装置から取得された前記資源情報に基づいて、消耗品の数または量を示す通知情報を生成する生成手段と、
前記生成手段により生成された前記通知情報を前記端末に送信する送信手段と、を備え、
前記端末は、
前記情報処理装置から送信された前記通知情報を通知する通知手段、を備え、
前記取得手段は、第1の画像出力装置と第2の画像出力装置のそれぞれから、複数の種別の消耗品の前記資源情報を取得し、
前記生成手段は、当該取得された資源情報に基づいて、前記複数の種別ごとに対応する前記通知情報を生成し、
前記通知手段は、前記複数の種別ごとの前記通知情報を通知
前記情報処理システムは、購入サイトを含み、
前記通知手段は、前記通知情報を表示した後、ユーザからの指示に応じて前記購入サイトにアクセスし、
前記購入サイトは、前記端末からの該アクセスに応じて、発注依頼画面を表示するための表示データを前記端末に送信する第2送信手段、を備え、
前記通知手段は、前記表示データに基づいて、前記発注依頼画面を表示する、
ことを特徴とする情報処理システム。
【請求項11】
前記ユーザからの指示は、前記通知情報に含まれる消耗品の数または量の変更を含むことを特徴とする請求項10に記載の情報処理システム。
【請求項12】
前記購入サイトは、ユーザごとの発注履歴を記憶する記憶手段、を備え、
前記端末は、前記通知情報を受信すると、前記購入サイトから前記発注履歴を取得する第2取得手段と、該取得した前記発注履歴に基づいて、前記通知情報を変更する変更手段と、をさらに備え、
前記通知手段は、前記変更手段により変更された通知情報を通知する、
ことを特徴とする請求項10に記載の情報処理システム。
【請求項13】
前記変更手段は、前記通知情報に含まれる消耗品のサイズの変更であることを特徴とする請求項12に記載の情報処理システム。
【請求項14】
前記画像出力装置から消耗品の残量に関する資源情報を取得できない場合に、該画像出力装置と該消耗品の搭載箇所の識別情報に基づいて、前記資源情報を生成することを特徴とする請求項10乃至13のいずれか1項に記載の情報処理システム。
【請求項15】
情報処理装置と、画像出力装置と、端末と、を含む情報処理システムであって、
前記情報処理装置は、
前記画像出力装置から、消耗品の残量に関する資源情報を取得する取得手段と、
前記画像出力装置から取得された前記資源情報に基づいて、消耗品の数または量を示す通知情報を生成する生成手段と、
前記生成手段により生成された前記通知情報を前記端末に送信する送信手段と、を備え、
前記端末は、
前記情報処理装置から送信された前記通知情報を通知する通知手段、を備え、
前記取得手段は、第1の画像出力装置と第2の画像出力装置のそれぞれから、複数の種別の消耗品の前記資源情報を取得し、
前記生成手段は、当該取得された資源情報に基づいて、前記複数の種別ごとに対応する前記通知情報を生成し、
前記通知手段は、前記複数の種別ごとの前記通知情報を通知し、
前記画像出力装置から消耗品の残量に関する資源情報を取得できない場合に、該画像出力装置と該消耗品の搭載箇所の識別情報に基づいて、前記資源情報を生成する、
ことを特徴とする情報処理システム。
【請求項16】
画像出力装置と通信可能な情報処理装置において実行される方法であって、
前記画像出力装置から、消耗品の残量に関する資源情報を取得する取得工程と、
前記画像出力装置から取得された前記資源情報に基づいて、消耗品の数または量を示す通知情報を生成する生成工程と、
前記生成工程において生成された前記通知情報を通知する通知工程と、を有し、
前記取得工程では、第1の画像出力装置と第2の画像出力装置のそれぞれから、複数の種別の消耗品の前記資源情報を取得し、
前記生成工程では、当該取得された資源情報に基づいて、前記複数の種別ごとに対応する前記通知情報を生成し、
前記通知工程では、前記複数の種別ごとの前記通知情報を通知
前記方法は、
消耗品の購入先を示す購入サイト情報を取得する第2取得工程、をさらに有し、
前記通知工程では、前記購入サイト情報とともに、前記通知情報を通知し、
前記第2取得工程では、複数の画像出力装置それぞれから、前記購入サイト情報を取得する、
ことを特徴とする方法。
【請求項17】
画像出力装置と通信可能な情報処理装置において実行される方法であって、
前記画像出力装置から、消耗品の残量に関する資源情報を取得する取得工程と、
前記画像出力装置から取得された前記資源情報に基づいて、消耗品の数または量を示す通知情報を生成する生成工程と、
前記生成工程において生成された前記通知情報を通知する通知工程と、を有し、
前記取得工程では、第1の画像出力装置と第2の画像出力装置のそれぞれから、複数の種別の消耗品の前記資源情報を取得し、
前記生成工程では、当該取得された資源情報に基づいて、前記複数の種別ごとに対応する前記通知情報を生成し、
前記通知工程では、前記複数の種別ごとの前記通知情報を通知し、
前記画像出力装置から消耗品の残量に関する資源情報を取得できない場合に、該画像出力装置と該消耗品の搭載箇所の識別情報に基づいて、前記資源情報を生成する、
ことを特徴とする方法。
【請求項18】
請求項1乃至のいずれか1項に記載の情報処理装置の各手段としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、消耗品の情報を通知する情報処理装置、情報処理システム、方法およびプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
プリンタ等の画像出力装置を用いてジョブを印刷する際に用いられる、トナー/インクや用紙などの消耗品の残量に応じて、消耗品を発注する技術がある。ユーザは、消耗品の発注機能を持ったソフトウェアを用いることにより、管理対象のプリンタの状態を確認することができる。
【0003】
画像出力装置で取り扱う消耗品は多種類に渡るため、消耗品の購入作業は煩雑になりがちである。特許文献1には、複数の画像出力装置それぞれにおいて、消耗品毎の残量を表示すると共に、見積もり・発注数を設定する技術が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】特開2003-187123号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
消耗品によっては、複数の画像出力装置で共通に利用されるものもあり、画像出力装置の数が多くなるほど、消耗品についての確認が困難になってしまう。
【0006】
本発明は、複数の画像出力装置で用いられる消耗品についての確認を容易にすることができる情報処理装置、情報処理システム、方法およびプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するため、本発明に係る情報処理装置は、画像出力装置と通信可能な情報処理装置であって、前記画像出力装置から、消耗品の残量に関する資源情報を取得する取得手段と、前記画像出力装置から取得された前記資源情報に基づいて、消耗品の数または量を示す通知情報を生成する生成手段と、前記生成手段により生成された前記通知情報を通知する通知手段と、を備え、前記取得手段は、第1の画像出力装置と第2の画像出力装置のそれぞれから、複数の種別の消耗品の前記資源情報を取得し、前記生成手段は、当該取得された資源情報に基づいて、前記複数の種別ごとに対応する前記通知情報を生成し、前記通知手段は、前記複数の種別ごとの前記通知情報を通知前記情報処理装置は、消耗品の購入先を示す購入サイト情報を取得する第2取得手段、をさらに備え、前記通知手段は、前記購入サイト情報とともに、前記通知情報を通知し、前記第2取得手段は、複数の画像出力装置それぞれから、前記購入サイト情報を取得することを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、複数の画像出力装置で用いられる消耗品についての確認を容易にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】情報処理システムの構成を示す図である。
図2】画像出力装置のハードウェア構成を示す図である。
図3】管理PCのハードウェア構成を示す図である。
図4】画像出力装置の機能ブロック構成を示す図である。
図5】管理PCの機能ブロック構成を示す図である。
図6】資源残量情報DBを示す図である。
図7】購入情報DBを示す図である。
図8】通知先端末において表示される画面を示す図である。
図9】管理PCにおいて実行される処理を示すフローチャートである。
図10】管理PCにおいて実行される処理を示すフローチャートである。
図11】管理PCにおいて実行される処理を示すフローチャートである。
図12】通知先端末において表示される画面を示す図である。
図13】通知先端末において表示される画面を示す図である。
図14】管理PCにおいて実行される処理を示すフローチャートである。
図15】管理PCにおいて実行される処理を示すフローチャートである。
図16】管理PCにおいて実行される処理を示すフローチャートである。
図17】通知先端末において表示される画面を示す図である。
図18】通知先端末において表示される画面を示す図である。
図19】通知先端末において実行される処理を示すフローチャートである。
図20】資源残量情報DBを示す図である。
図21】管理PCにおいて表示される画面を示す図である。
図22】管理PCにおいて実行される処理を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。尚、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
【0011】
[第1実施形態] 本実施形態における情報処理システムについて説明する。本実施形態における情報処理システムは、複数台の画像出力装置で用いられるインクや用紙等の資源(消耗品)を管理する資源管理システムであり、ユーザは、インクや用紙等の消耗品について、消耗品購入サイトからの購入作業を行うことができる。
【0012】
図1は、情報処理システムの構成の一例を示す図である。図1に示すように、情報処理装置としての管理PC102は、ネットワーク103を介して、画像出力装置100、101と相互に通信可能である。管理PC102は、画像出力装置100、101に装着されたインクタンクや給紙用紙などの各種資源に関する名称やサイズ、残量情報を取得する。管理PC102は、取得した資源情報に基づいて、ユーザが消耗品を購入するために確認する購入情報(通知情報)を生成し、その購入情報を資源の種別毎にグループ化する。本実施形態の購入情報(通知情報)は、補充のために必要と考えられる消耗品の数または量を含み、例えば画像出力装置において交換の必要性が生じた消耗品の数である。そして本実施形態では、消耗品の種別ごとに、消耗品の必要な数または量が集計され、それがユーザに通知される。ユーザはこの通知により、消耗品の種別ごとに購入が必要な数または量を確認することができる。そして、管理PC102は、グループ化した購入情報(通知情報)をPCやスマートフォンなどの通知先端末104に対して通知する。通知を受け取った通知先端末104は、購入情報にURLやIPアドレスなどのリンク情報(アクセス情報)が含まれる場合、そのリンク情報によりネットワーク105を介して消耗品購入サイト106にアクセス可能である。
【0013】
本実施形態では、一例として、画像出力装置を2台として説明するが、これに限られず、1台でも3台以上であっても良い。また、管理PC102を1台として説明するが、2台以上であっても良い。なお、画像出力装置100、101は、用紙等の記録媒体に画像を記録するプリンタであり、本実施形態では、インクジェット記録方式により記録を行うプリンタとして説明する。なお、画像出力装置100、101には、電子写真方式など、他の記録方式が採用されるプリンタであっても良い。また、画像出力装置100、101は、多様な用紙種類を給紙可能であり、画像出力装置100、101には、装着されているインクや給紙用紙の種類に関する資源情報が記憶されている。
【0014】
図2は、画像出力装置100、101のハードウェア構成の一例を示す図である。なお、画像出力装置100、101は共通の構成を有する。以下、特に断らない限り、画像出力装置100を、画像出力装置100、101の代表例として説明する。
【0015】
CPU200は、画像出力装置100の内部を統括的に制御する。本実施形態における画像出力装置100の動作は、例えば、CPU200がROM201のプログラム用ROMに記憶された制御プログラム等、あるいは外部メモリ208に記憶された制御プログラム等を読み出して実行することにより実現される。CPU200は、システムバス203を介して印刷部インタフェース(I/F)205に接続される印刷部(プリンタエンジン)207に画像信号を出力する。CPU200は、通信I/F204を介して管理PC102との間の通信処理を実行可能であり、例えば、画像出力装置100内の情報を管理PC102に通知する。また、CPU200は、通信I/F204を介して、印刷部207に出力するための(即ち印刷対象の)データを外部より受信可能である。
【0016】
RAM202は、CPU200の主メモリや、ワークエリア等として機能するRAMであり、不図示の増設ポートに接続されるオプションRAMによりメモリ容量を拡張可能なように構成されても良い。なお、RAM202は、例えば、印刷部207への出力情報を展開する出力情報展開領域、環境データ格納領域として用いられる。ハードディスク(HDD)、ICカード等の外部メモリ208は、メモリコントローラ206によりアクセス制御される。外部メモリ208は、オプションとして接続可能であり、フォントデータ、エミュレーションプログラム、フォームデータ、画像出力装置100に登録された用紙に関する情報や、用紙属性情報などを記憶する。また、操作部209は、例えばパネル等の表示部を備え、ユーザインタフェース画面等、各種情報を表示する。
【0017】
図3は、管理PC102のハードウェア構成の一例を示す図である。なお、本実施形態において、通知先端末104や消耗品購入サイト106も、管理PC102と同様の構成を有する。以下、管理PC102の場合を説明するが、通知先端末104や消耗品購入サイト106についても同様である。コントローラ307は、管理PC102の内部を統括的に制御するブロックであり、CPU300、ROM301、RAM302、キーボードコントローラ304、ディスプレイコントローラ305、ディスクコントローラ306、通信I/F311を含む。
【0018】
CPU300は、メインバス303に接続されているコントローラ307内部の各部を制御する。本実施形態における管理PC102の動作は、例えば、CPU300が、ディスクコントローラ306を介して外部メモリ310から制御プログラム等を読み出して実行することにより実現される。外部メモリ310には、制御プログラム、システムプログラム、アプリケーションプログラム等の各種プログラムが記憶されている。CPU300は、例えば、RAM302に読み出した各種プログラムを実行してデータ処理や、ディスプレイ309の表示制御を行う。また、CPU300は、ROM301から、上記の制御プログラム等を読み出すように構成しても良い。なお、CPU300は、ASICなどの専用のハードウェアプロセッサであっても良い。ディスクコントローラ306は、FD、HD、CD-ROM、DVD-ROM、MD、MO等の外部メモリ310とのアクセスを制御する。RAM302は、CPU300の主メモリや、ワークエリア等として機能するRAMであり、不図示の増設ポートに接続されるオプションRAMによりメモリ容量を拡張可能なように構成されても良い。キーボードコントローラ304は、キーボード308や、不図示のポインティングデバイスからのキー入力を制御する。ディスプレイコントローラ305は、ディスプレイ309の表示を制御する。CPU300は、通信I/F311を介して外部のネットワークとの間の通信処理を実行可能である。
【0019】
図4は、画像出力装置100の機能ブロック構成の一例を示す図である。ROM201は、資源残量情報記憶部400、インク構成情報記憶部401、給紙用紙情報記憶部402、消耗品購入サイト情報記憶部404の各記憶領域を含む。
【0020】
インク構成情報記憶部401には、画像出力装置100に装着されたインクタンクの色種別や数、サイズ(容量含む)に関する情報が記憶されている。本実施形態では、インク構成情報記憶部401に記憶される情報を総称してインク構成情報という。給紙用紙情報記憶部402には、画像出力装置100に給紙される用紙の種類、サイズに関する情報が記憶されている。本実施形態では、給紙用紙情報記憶部402に記憶される情報を総称して給紙用紙情報という。資源残量情報記憶部400には、インクや用紙等、各種資源毎の残量情報が記憶されている。本実施形態では、資源残量情報記憶部400に記憶される情報を総称して資源残量情報という。
【0021】
印刷実行部403は、ジョブが実行された後に、インク構成情報記憶部401や給紙用紙情報記憶部402に記憶された各種資源の中から使用された資源に関する情報(使用量等)を取得し、資源の種別毎に資源残量情報記憶部400に格納されている残量情報を更新する。消耗品購入サイト情報記憶部404には、説明文、URL等のリンク情報やアクセス情報、IPアドレスなど、消耗品購入サイト106に関する情報が記憶されている。消耗品購入サイト情報記憶部404の情報は、画像出力装置100のリモートUIやPCのアプリケーションなどにより外部から適宜変更可能であっても良い。また、インクや用紙等の消耗品の種別ごとに、異なるURLが設定されても良い。
【0022】
図5は、管理PC102の機能ブロックの構成の一例を示す図である。資源残量情報データベース(DB)500には、資源残量情報取得部502により画像出力装置100から取得された資源残量情報と、インク構成情報取得部503により画像出力装置100から取得されたインク構成情報と、給紙用紙情報取得部504により画像出力装置100から取得された給紙用紙情報とが記憶されている。
【0023】
購入情報生成部505は、資源残量情報DB500から取得した各種資源に関する情報と、消耗品購入サイト情報取得部506により画像出力装置100から取得した消耗品購入サイト情報とに基づいて、購入情報を生成する。購入情報生成部505は、生成された購入情報を消耗品の種別毎にグループ化した情報を購入情報DB501に登録する。購入情報通知部507は、購入情報DB501から取得した購入情報を用いて、通知先端末104に通知する。
【0024】
図6は、資源残量情報DB500の一例を示す図である。資源残量情報DB500は、パラメータとして、ID600、資源カテゴリ601、資源名602、画像出力装置の識別情報603、インク構成情報604、サイズ605、資源残量606を含む。
【0025】
ID600は、資源情報を管理するための識別情報である。資源カテゴリ601は、資源情報のカテゴリを示す情報であり、例えば、資源情報が用紙の種類を示す情報であるか、インクの種類を示す情報であるかを示す。資源名602は、資源の名称を示す情報であり、例えば、普通用ロール紙(普通紙)や、写真用ロール紙(写真用紙)を示す。画像出力装置の識別情報603は、資源情報の取得元である画像出力装置100を特定するための情報であり、例えば、アドレス情報である。インク構成情報604は、画像出力装置100で用いられるインク色の構成を示す情報であり、例えば、12色インクや、8色インクを示す。サイズ605は、資源のサイズを示す情報であり、例えば、ロール紙の幅や、インク容量を示す。資源残量606は、資源の残量を示す情報であり、例えば、カット紙の場合における枚数、ロール紙の場合における残りの長さ、インク残量を示す。
【0026】
資源カテゴリ601、資源名602、画像出力装置の識別情報603、サイズ605は、インク構成情報取得部503、給紙用紙情報取得部504により取得される。また、インク構成情報604は、インク構成情報取得部503により取得される。また、資源残量606は、資源残量情報取得部502により取得される。資源残量DB500は、図6に示すパラメータごとにファイルやデータベースで構成されても良い。また、図6に示すパラメータ以外のパラメータが資源残量DB500に含まれても良い。
【0027】
図6に示すように、資源残量情報DB500では、資源残量情報取得部502、インク構成情報取得部503、給紙用紙情報取得部504により各画像出力装置100から取得される資源情報のそれぞれについて管理される。例えば、12色インクのプリンタ2に関して、24インチ幅の写真用ロール紙の残量が2m、36インチ幅の写真用ロール紙の残量が4m、330ml容量のCインクの残量が40ml、700ml容量のCインクの残量が2mlと区別されて管理される。
【0028】
図7は、購入情報DB501の一例を示す図である。購入情報DB501には、1又は複数の画像出力装置100から取得された資源情報と消耗品購入サイト情報とに基づいて生成された購入情報が識別可能に記憶される。購入情報DB501は、パラメータとして、通知ID700、通知文言701、消耗品購入サイトURL702を含む。
【0029】
通知ID700は、購入情報を管理するための識別情報である。通知文言701は、資源情報に対応した通知文言を示す情報であり、資源カテゴリ601~資源残量606に基づきグループ化された通知文言を示す情報が格納される。例えば、資源名602が普通紙である資源情報がグループ化され、資源残量606に応じた内容「用紙が少なくなっています。・普通紙(24インチ)1本 ・普通紙(36インチ)1本」を示す通知データが格納されている。また、例えば、資源カテゴリ601がインクで且つサイズ605が330mlである資源情報がグループ化され、資源残量606に応じた内容「インクが少なくなっています(12色機)。・Y(330ml)1個 ・C(330ml)1個」を示す通知データが格納されている。消耗品購入サイトURL702は、画像出力装置100の消耗品購入サイト情報記憶部404に保持された消耗品購入サイト情報である。消耗品購入サイト情報は、消耗品購入サイト情報取得部506により取得される。
【0030】
図7では、消耗品購入サイトURL702は全て同じURLとして示されているが、異なる種類の消耗品購入サイトURL702が記憶される場合もある。なお、消耗品購入サイトURL702には、消耗品購入サイト106を特定可能な情報であれば、URLでなくても良い。購入情報DB501は、図7に示すパラメータごとにファイルやデータベースで構成されても良い。また、図7に示すパラメータ以外のパラメータが購入情報DB501に含まれても良い。
【0031】
図7に示すように、購入情報DB501では、資源情報がグループ分けされて管理される。例えば、普通紙(24インチ)と普通紙(36インチ)は、「普通紙」としてグループ分けされ、写真用紙(24インチ)と写真用紙(36インチ)は、「写真用紙」としてグループ分けされる。また、12色インクのプリンタについて330ml容量のYインクと330ml容量のCインクは、「12色インクのプリンタにおける330ml容量のインク」としてグループ分けされる。また、8色インクのプリンタについて700ml容量のCインクは、「8色インクのプリンタにおける700ml容量のインク」としてグループ分けされる。つまり、資源残量DB500のID600で識別される各資源情報が、資源カテゴリ601~資源残量606に基づいてグループ化されることにより、購入情報が生成される。
【0032】
図8(a)は、通知先端末104のディスプレイ309において表示されるグループ購入情報の画面の一例を示す図である。購入情報は、例えば、電子メールアプリケーションにより管理PC102から通知される。画面800には、差出人801、宛先802、件名803、本文804が表示される。差出人801は、差出人の電子メールアドレスを示す情報であり、例えば管理PC102に対応する。宛先802は、宛先の電子メールアドレスを示す情報であり、例えば通知先端末104に対応する。件名803は、電子メールのヘッダ情報に含まれる情報であり、予め定められた文言がタイトルとして表示される。本文804は、管理PC102から通知された購入情報であり、図8(a)では、図7の通知ID-Aと通知ID-Bに対応する通知文言701が表示されている。また、図8(a)では、図7の通知ID-Aと通知ID-Bに対応する消耗品購入サイトURL702が表示されている。
【0033】
本実施形態では、電子メールでの通知を説明したが、その通知の方法は、電子メールのようなポーリング型電子メールでなくても良い。例えば、Push通知のようなプッシュ型電子メールにより通知が行われても良い。また、図8(a)では、消耗品購入サイトURL702の情報がそのまま本文804に表示されているが、他の表示構成が用いられても良い。例えば、消耗品購入サイトURL702の情報を関連付けたボタンを表示し、そのボタンが押下されることにより、消耗品購入サイト106にアクセスするようにしても良い。なお、本文804には、購入情報以外の情報が含まれても良い。
【0034】
また、管理PC102から通知された購入情報に、消耗品購入サイトURL702が複数種類存在する場合には、本文804には、消耗品購入サイトURL702毎に購入情報が分類されたものが表示される。例えば、消耗品購入サイトURL702が通知ID-Aと通知ID-Bで同じであり、通知ID-Cと通知ID-Dで同じであり、且つ、通知ID-Aと通知ID-Cとで異なるとする。そのような場合には、図8(b)に示すような画面800が通知先端末104のディスプレイ309において表示される。本文805では、消耗品購入サイトURL702毎に、各グループ化された購入情報が表示される。
【0035】
上記の消耗品購入サイトURL702が複数種類存在する場合とは、例えば、1台の画像出力装置において複数種類の消耗品購入サイトURL702が存在するケースである。あるいは、ある画像出力装置と他の画像出力装置において複数種類の消耗品購入サイトURL702が存在するケースである。例えば、4台の画像出力装置A、B、C、Dについて、画像出力装置A、Bが同一の消耗品購入サイトURL702であるURL1を記憶し、画像出力装置C、Dが同一の消耗品購入サイトURL702であるURL2を記憶しているとする。さらに、URL1とURL2のそれぞれについて、資源の種別が異なる複数の通知ID700が割り当てられているとする。そのような場合、本文805に示す例のように、画像出力装置A、Bに対応する、URL1および資源の種別ごとの購入必要数が表示される。さらには、画像出力装置C、Dに対応する、URL2および資源の種別ごとの購入必要数が表示される。つまり、図8(b)に示すように、画像出力装置A~Dそれぞれについてではなく、購入先URLごと、資源の種別ごとにまとめられた情報が表示されるので、消耗品の購入の際のユーザの利便性を向上させることができる。
【0036】
なお、図8の例では、「1本」、「1個」等の消耗品の数が通知される例について説明したが、消耗品の量が通知されてもよい。例えば、画像出力装置が、インクタンクにボトルからインクを注入するプリンタである場合、複数の画像出力装置において注入されるべきインクの量がインク色ごとに集計され、それがインク色ごとに通知されてもよい。通知の方法としては、例えば「Y 合計~ml」、「C 合計~ml」等の通知が行われる。この場合でも、ユーザは各インク色について購入すべきボトルの本数を判断することができる。
【0037】
図9は、管理PC102において実行される、画像出力装置100から資源情報を取得する処理を示すフローチャートである。図9の処理は、例えば、CPU300がROM301に記憶されたプログラムをRAM302に読み出して実行することにより実現される。以下、画像出力装置100から資源情報を取得する処理について説明するが、他の画像出力装置101から資源情報を取得する処理についても同様に行われる。
【0038】
S101において、CPU300は、インク構成情報取得部503により、画像出力装置100のインク構成情報記憶部401に保持されたインク構成情報を取得する。S102において、CPU300は、S101でのインク構成情報の取得が成功したか否かを判定し、成功したと判定した場合、S103に進む。S102で成功していないと判定した場合、S108において、CPU300は、ディスプレイ309に画像処理装置100の情報の取得の失敗の旨を通知し、その後、図9の処理を終了する。
【0039】
S103において、CPU300は、給紙用紙情報取得部504により、画像出力装置100の給紙用紙情報記憶部402に保持された給紙用紙情報を取得する。S104において、CPU300は、S103での給紙用紙情報の取得が成功したか否かを判定し、成功したと判定した場合、S105に進む。S104で成功していないと判定した場合、S108において、CPU300は、ディスプレイ309に画像処理装置100の情報の取得の失敗の旨を通知し、その後、図9の処理を終了する。
【0040】
S105において、CPU300は、資源残量情報取得部502により、画像出力装置100の資源残量情報記憶部400に保持された資源残量情報を取得する。S106において、CPU300は、S105での資源残量情報の取得が成功したか否かを判定し、成功したと判定した場合、S107に進む。S106で成功していないと判定した場合、S108において、CPU300は、ディスプレイ309に画像処理装置100の情報の取得の失敗の旨を通知し、その後、図9の処理を終了する。
【0041】
S107において、CPU300は、S105で取得した資源残量情報を資源残量606として資源残量情報DB500に登録する。また、CPU300は、S103で取得した給紙用紙情報を資源カテゴリ601、資源名602、サイズ605として資源残量情報DB500に登録する。また、CPU300は、S101で取得したインク構成情報を資源カテゴリ601、資源名602、インク構成情報604、サイズ605として資源残量情報DB500に登録する。また、資源情報の取得元である画像出力装置の情報は、画像出力装置の識別情報603に登録する。S107の後、図9の処理を終了する。
【0042】
図10は、管理PC102において実行される、資源情報からグループ毎の購入情報を生成する処理を示すフローチャートである。図10の処理は、例えば、CPU300がROM301に記憶されたプログラムをRAM302に読み出して実行することにより実現される。
【0043】
S201において、CPU300は、購入情報生成部505により、資源残量情報DB500からID600毎に資源情報を取得する。S202において、CPU300は、RAM302等の記憶領域にID600の総数に対応する変数iを確保し、初期値としてi=1を設定する。つまり、1番目のID600の資源情報を処理対象とする。S203~S210の処理は、変数iがインクリメントされてS201で取得した資源情報の総数に達するまで繰り返される。
【0044】
S203において、CPU300は、S201で取得された資源情報に含まれる資源残量606が閾値より小さいか否かを判定する。閾値より小さいと判定された場合、S204に進む。閾値より小さくない(閾値以上)と判定された場合、変数iの値がインクメントされ、以降の処理の対象外とされ、S203からの処理が繰り返される。
【0045】
S204において、CPU300は、S201で取得された資源情報に含まれる資源カテゴリ601がインクであるか否かを判定する。インクであると判定された場合、S208に進み、インクでないと判定された場合、S205に進む。まず、インクであると判定された場合について説明する。
【0046】
S208において、CPU300は、S201で取得された資源情報に含まれるインク構成情報604に対応する、通知ID700が付与されたグループが既に購入情報DB501に存在するか否かを判定する。対応するグループが既に存在すると判定された場合、S209において、CPU300は、既に存在すると判定されたグループに資源情報を追加する。例えば、図6の資源ID-Hが現在着目しているID600とすると、インク構成情報604「12色」に対応する、通知ID-Cが付与されたグループが既に存在している。従って、S209では、通知ID-Cが付与されたグループに、資源情報「700ml容量のCインク」が追加される。S209の後、S202において、CPU300は、変数iをインクリメントし、S203からの処理を繰り返す。
【0047】
S208で対応するグループが存在しないと判定された場合、S210において、CPU300は、購入情報DB501に新たな通知ID700を作成し、S201で取得された資源情報を追加する。S210の後、S202において、CPU300は、変数iをインクリメントし、S203からの処理を繰り返す。
【0048】
以下、S204でインクでないと判定された場合について説明する。S205において、CPU300は、S201で取得された資源情報に含まれる資源名602に対応する、通知ID700が付与されたグループが既に購入情報DB501に存在するか否かを判定する。対応するグループが既に存在すると判定された場合、S206において、CPU300は、既に存在すると判定された通知ID700が付与されたグループに資源情報を追加する。例えば、現在着目している資源ID600の資源情報に「普通紙(36インチ)」が含まれているとすると、その資源情報に対応する資源名602「普通紙」が、図7の通知ID-Aが付与されたグループに既に存在している。従って、S206では、通知ID-Aに、資源情報「普通紙(36インチ)」が追加される。S206の後、CPU300は、変数iをインクリメントし、S203からの処理を繰り返す。
【0049】
S205で対応するグループが存在しないと判定された場合、S207において、CPU300は、購入情報DB501に新たな通知ID700を作成し、S201で取得された資源情報を追加する。S207の後、CPU300は、変数iをインクリメントし、S203からの処理を繰り返す。
【0050】
資源残量情報DB500の全てのID600について、S202~S210の処理が実行されると、S211に進む。その時点で、複数のグループが作成されているので、それらについて順次、S212~S215の処理が繰り返し行われる。
【0051】
S211において、CPU300は、RAM302等の記憶領域にグループの総数に対応する変数jを確保し、初期値としてj=1を設定する。つまり、1番目のグループを処理対象とする。S212~S215の処理は、変数jがインクメントされて、作成されたグループの総数に達するまで繰り返される。
【0052】
S212において、CPU300は、資源名602及びサイズ605ごとに、一致する資源情報の数をカウントする。例えば、図7の通知ID-Aに、資源情報「普通紙(36インチ)」が追加されていた場合、既に存在している資源情報「普通紙(36インチ) 1本」と合わせて「2本」とカウントする。そして、S213において、CPU300は、消耗品購入サイト情報取得部506により、グループ内の資源情報に紐づけられた画像出力装置のうちいずれかの消耗品購入サイト情報記憶部404に保持された消耗品購入サイト情報を取得する。例えば、資源名602及びサイズ605が「写真用紙」及び「36インチ」である資源情報のカウント数が2である場合、紐付けられた画像出力装置は、プリンタ1とプリンタ2である。その場合、プリンタ1とプリンタ2のいずれかの消耗品購入サイト情報記憶部404に保持された消耗品購入サイト情報を取得する。なお、本実施形態では、プリンタ1とプリンタ2それぞれの消耗品購入サイト情報記憶部404に保持された消耗品購入サイト情報は同じであるとする。
【0053】
S214において、CPU300は、資源名602及びサイズ605、S212でのカウント値、S213で取得された消耗品購入サイト情報を含めた購入情報(通知情報)を作成する。そして、S215において、CPU300は、購入情報生成部505により、S214で作成された購入情報(通知情報)を購入情報DB501に登録する。S215の後、S211において、CPU300は、変数jをインクリメントし、S212からの処理を繰り返す。
【0054】
作成された全てのグループについて、S212~S215の処理が実行されると、図10の処理を終了する。なお、上述のように、S204~S212では、消耗品の数が集計されるがこれに限らず、量が集計されてもよい。或いは、数、量の両方が集計されてもよい。また、S203において、画像出力装置における消耗品の残量が閾値よりも少ないか管理PCが判定していた。しかしこれに限らず、残量が閾値よりも少ないかについては各画像出力装置が判定してもよい。この場合、残量が閾値よりも少ない場合に、残量が少ない消耗品の種類、数(あるいは量)が、消耗品の残量に関する上記資源情報として画像出力装置から管理PCに送信されてもよい。
【0055】
図10のS205では、さらにサイズ605に基づいて判定が行われても良い。例えば、S205で、資源名602及びサイズ605に対応するグループが既に購入情報DB501に存在するか否かを判定するようにしても良い。また、図10のS208では、さらにサイズ605に基づいて判定が行われても良い。例えば、S208で、インク構成情報604及びサイズ605に対応するグループが既に購入情報DB501に存在するか否かを判定するようにしても良い。また、S203で閾値を残量段階別に複数設けるようにし、S212において、資源残量606が一定量分使用されればその閾値より小さくなると推定される資源情報を、購入情報として追加するようにしても良い。そのような構成により、もうすぐ閾値に達するであろう資源情報についても購入対象とすることができる。
【0056】
図11は、管理PC102において実行される、購入情報(通知情報)を通知する処理を示すフローチャートである。図11の処理は、例えば、CPU300がROM301に記憶されたプログラムをRAM302に読み出して実行することにより実現される。
【0057】
S301において、CPU300は、購入情報通知部507により、購入情報DB501から購入情報群を取得する。以下、S301で取得した購入情報群に含まれる購入情報の総数分、S303~S304の処理を繰り返し実行する。
【0058】
S302において、CPU300は、RAM302等の記憶領域に購入情報の総数に対応する変数kを確保し、初期値としてk=1を設定する。つまり、1番目の購入情報を処理対象とする。S303において、CPU300は、着目する購入情報に含まれる消耗品購入サイトURL702が一致する他の購入情報が、S301で取得した購入情報群に存在するか否かを判定する。存在しないと判定された場合、S302において、CPU300は、変数kをインクリメントし、S303からの処理を繰り返す。存在すると判定された場合、S304において、CPU300は、S303で存在すると判定された他の購入情報に、通知文言701を統合する。そのような構成により、図8(a)(b)のように、購入先URLごとにまとめられた情報を提示することができる。
【0059】
全ての購入情報について、S303~S304の処理が実行されると、S305において、CPU300は、購入情報通知部507により、購入情報(通知情報)を通知先端末104に通知する。その後、図11の処理を終了する。
【0060】
以上のように、本実施形態によれば、各画像出力装置から取得される資源情報が、資源名602、インク構成情報604に基づいてグループ化されることにより、購入情報が生成される。例えば、用紙であれば、資源名602に基づいてグループ化され、インクであれば、インク構成情報604に基づいてグループ化される。さらに、消耗品購入サイトURLごとにまとめられて購入情報として通知されるので、資源情報の購入の際のユーザの利便性をより向上させることができる。
【0061】
[第2実施形態] 以下、本実施形態について、第1実施形態と異なる点について説明する。第1実施形態では、図11のS304で通知文言701の統合を行い、消耗品購入サイトURL702毎にグループ化した購入情報をまとめて通知していた。本実施形態では、図11の処理においてS302~S304を実行せずにS301の後、S305の処理を実行するようにし、S305では、通知ID700が付与されたグループごとに購入情報を通知する。
【0062】
図12は、通知先端末104のディスプレイ309において表示する通知ID700が付与されたグループごとに通知処理を実行した場合の、グループ購入情報の表示画面の一例を示す図である。画面900は、管理PC102からPush通知のようなプッシュ型電子メールで通知された場合の画面である。通知メッセージ901には、管理PC102から通知された購入情報に含まれる通知文言701とボタン902とが表示される。ボタン902には、消耗品購入サイトURL702が関連付けられており、ボタン902が押下されると、通知先端末104は、消耗品購入サイト106にアクセスする。なお、通知メッセージ901には、通知文言701のみが含まれていても良いし、消耗品購入サイトURL702がそのまま表示されても良い。
【0063】
以上のように、本実施形態によれば、各画像出力装置から取得される資源情報が、資源名602、インク構成情報604に基づいてグループ化されることにより、購入情報が生成される。そして、グループごとにまとめられた情報で通知される。また、グループごとに購入するためのボタンが表示されるので、ユーザによる資源名602ごとの購入作業の利便性をより向上させることができる。
【0064】
[第3実施形態] 以下、本実施形態について、第1及び第2実施形態と異なる点について説明する。第1実施形態では、図10図11の処理において、資源名602、インク構成情報604、消耗品購入サイトURL702毎にグループ化した購入情報をまとめて通知していた。本実施形態では、グループ毎の購入情報と、グループ化されていない購入情報との両方を通知する。即ち、第1実施形態における図10のS212~S215の処理及び図11のS303~S304の処理を実行し、消耗品購入サイトURL702毎にグループ化した購入情報を通知するためのデータを生成する。一方で、図6の資源残量情報DB500の各資源情報に基づいて、購入情報を通知するためのデータを生成する。そして、CPU300は、それらのデータを合成して通知データを生成し、購入情報通知部507により、購入情報を通知先端末104に通知する。
【0065】
図13は、通知先端末104のディスプレイ309において表示するグループ毎の購入情報とグループ化されていない購入情報とを含んだ表示画面の一例を示す図である。画面1000は、管理PC102から電子メールで通知された場合の画面である。画面1000には、グループ化されていない購入情報で構成される通知メッセージ本文1001と、グループ毎の購入情報で構成されるグループ毎の通知メッセージ本文1002とが含まれている。通知メッセージ本文1001は、資源残量情報DB500の各資源情報から生成された、購入情報を通知するためのデータに対応し、プリンタ毎および資源名毎に不足情報、購入先URL情報が表示される。通知メッセージ本文1002は、S303~S304の処理の実行により生成された、購入情報を通知するためのデータに対応する。なお、画面1000には、図13に示す以外の情報が含まれていても良い。また、本実施形態では、電子メールによる通知を説明したが、ポーリング型電子メールに限られず、Push通知のようなプッシュ型電子メールで通知するようにしても良い。
【0066】
以上のように、本実施形態によれば、各画像出力装置から取得される資源情報は、資源名602、インク構成情報604に基づいてグループ化され、グループごとにまとめられた情報で通知されるとともに、プリンタ毎および資源名毎に不足情報および購入先URL情報が表示される。そのような構成により、購入におけるユーザの利便性を向上させるとともに、プリンタ毎の不足情報をユーザに認識させることができる。
【0067】
[第4実施形態] 以下、本実施形態について、第1~第3実施形態と異なる点について説明する。第1実施形態では、図10のS213において、通知ID700が付与されたグループ内の画像出力装置の消耗品購入サイト情報記憶部404に保持された消耗品購入サイト情報が一致する前提として説明した。しかしながら、その場合において、画像出力装置毎に消耗品購入サイト情報記憶部404に保持された消耗品購入サイト情報が異なる場合があり得る。例えば、ある画像出力装置の消耗品購入サイト情報記憶部404に保持された消耗品購入サイト情報の更新に遅れが生じている場合が該当する。
【0068】
図14は、S213において、画像出力装置毎に異なる消耗品購入サイト情報が登録されていた場合の処理を示すフローチャートである。図14の処理は、例えば、CPU300がROM301に記憶されたプログラムをRAM302に読み出して実行することにより実現される。S401において、CPU300は、消耗品購入サイト情報取得部506により、グループ内の資源情報に紐づけられた画像出力装置それぞれの消耗品購入サイト情報記憶部404に保持された情報を取得する。
【0069】
S402において、CPU300は、S401で取得した消耗品購入サイト情報が画像出力装置毎に異なるか、若しくは一致するかを判定する。異なると判定された場合、S403において、CPU300は、S401で取得した消耗品購入サイト情報の内、最も数が多い消耗品購入サイト情報を、消耗品購入サイトURL702のための情報として取得し、その後、図14の処理を終了する。一方、一致すると判定された場合、図14の処理を終了する。なお、一致すると判定された場合は、第1実施形態で説明したように、いずれの画像出力装置の消耗品購入サイト情報記憶部404から消耗品購入サイト情報を取得する。
【0070】
以上のように、本実施形態によれば、各画像出力装置から取得される資源情報が、資源名602、インク構成情報604に基づいてグループ化されることにより、購入情報が生成されて通知される。そして、グループに対応して通知される消耗品購入サイトURLは、そのグループ内の画像出力装置に記憶された消耗品購入サイト情報のうち最も多いものが通知される。そのような構成により、例えば、一部の画像出力装置の消耗品購入サイト情報記憶部404に保持された消耗品購入サイト情報が古い場合であっても、そのような消耗品購入サイト情報を通知してしまうことを防ぐことができる。
【0071】
[第5実施形態] 以下、本実施形態について、第1~第4実施形態と異なる点について説明する。第1実施形態では、図9のS104で画像出力装置100の給紙用紙情報記憶部402に保持された情報の取得に失敗した場合、S108において画像出力装置100の情報の取得の失敗の旨を通知している。しかしながら、画像出力装置100の機能上の制約により、上記の情報が取得できない場合もある。本実施形態では、そのような場合、画像出力装置100の情報の取得の失敗の旨を通知する代わりに、画像出力装置100の印刷実行部403に、前回印刷を実行した際に使用された給紙用紙を特定する情報が印刷履歴として記憶されていれば、その印刷履歴情報から給紙用紙情報を取得する。
【0072】
図15は、図9のS104で画像出力装置100からの給紙用紙情報の取得が成功していないと判定された場合の給紙用紙情報を決定する処理を示すフローチャートである。図15の処理は、例えば、CPU300がROM301に記憶されたプログラムをRAM302に読み出して実行することにより実現される。図15の処理は、図9のS104で給紙用紙情報の取得が成功していないと判定された場合に開始される。
【0073】
S501において、CPU300は、給紙用紙情報取得部504により、画像出力装置100の印刷実行部403から、印刷履歴情報を取得する。S502において、CPU300は、S501で取得した印刷履歴情報に、給紙用紙に関する情報が含まれるか否かを判定する。給紙用紙に関する情報が含まれると判定された場合、S503において、CPU300は、給紙用紙情報取得部504により、S501で取得された印刷履歴情報から給紙用紙情報を抽出する。その後、図15の処理を終了し、図9のS105に進む。一方、給紙用紙に関する情報が含まれていないと判定された場合、図15の処理を終了し、図9のS108に進み、画像出力装置100の情報の取得の失敗の旨が通知される。
【0074】
以上のように、本実施形態によれば、画像出力装置の給紙用紙情報記憶部402に保持された給紙用紙情報を取得できない場合であっても、印刷実行部403に記憶された印刷履歴情報から給紙用紙情報を取得し、資源残量情報DB500に登録することができる。
【0075】
もちろん、上述した以外の理由、例えば画像出力装置100が未給紙状態や用紙残量不足などの理由により、画像出力装置100の給紙用紙情報記憶部402に保持された情報の取得に失敗した場合においても、本実地形態で説明した印刷履歴情報から給紙用紙情報を抽出してもよい。また、別手段として、シリアル番号や個別管理するために運用で付与された筐体名称などの画像出力装置100を一意に識別できる情報と、複数段ロール給紙口を備えている場合での最上段ロール、2段目のロールなどの該給紙用紙の搭載箇所を識別できる情報とを”{プリンターA}_{ロール給紙口1}”の例のように組み合わせ、給紙用紙情報として生成してもよい。
【0076】
[第6実施形態] 以下、本実施形態について、第1~第5実施形態と異なる点について説明する。第1実施形態では、図10のS212において、資源名602及びサイズ605毎に数をカウントするとして説明した。ここで、画像出力装置100が、同じ資源名602及びサイズ605の用紙を複数個所から給紙できるように構成されている場合、カウント結果において、画像出力装置の識別情報603が同一であるものが含まれる可能性がある。例えば、図6及び図7では、通知ID-Bが付与されたグループ内で、資源名602及びサイズ605が「写真用紙」及び「36インチ」であるプリンタは、プリンタ1とプリンタ2であるが、写真用紙(36インチ)の給紙箇所が複数構成されている場合には、図9のS103において2つの資源ID600として給紙用紙情報を取得することがあり得る。そのようなケースでは、図10のS212で得られたカウント結果によりそのまま発注されると過剰発注となってしまう場合がある。
【0077】
図16は、図10のS212で画像出力装置100内で同一の給紙用紙情報が複数存在する場合の処理を示すフローチャートである。図16の処理は、例えば、CPU300がROM301に記憶されたプログラムをRAM302に読み出して実行することにより実現される。図16の処理は、図10のS212の後、開始される。
【0078】
S601において、CPU300は、RAM302等の記憶領域に、通知ID700が付与されたグループに含まれる資源情報の総数に対応する変数lを確保し、初期値としてl=1を設定する。つまり、1番目の資源情報を処理対象とする。S602~S604の処理は、変数lがインクリメントされて資源情報の総数に達するまで繰り返される。
【0079】
S602において、CPU300は、資源情報に含まれる資源カテゴリ601が用紙であるか否かを判定する。用紙でないと判定された場合、S601において、CPU300は、変数lをインクリメントし、S602の処理を繰り返す。一方、用紙であると判定された場合、資源名602、画像出力装置の識別情報603、及びサイズ605が一致する他の資源情報がグループ内に存在するか否かを判定する。存在しないと判定された場合、S601において、CPU300は、変数lをインクリメントし、S602の処理を繰り返す。S603で存在すると判定された場合、CPU300は、一致する他の資源情報をグループから削除し、S601において変数lをインクリメントし、S602の処理を繰り返す。変数lの値がグループに含まれる資源情報の総数に達した場合、図16の処理を終了する。
【0080】
以上のように、本実施形態によれば、資源情報からグループ毎の購入情報を生成する際に、同一の画像出力装置において、資源名602及びサイズ605が重複する資源情報を削除し、過剰発注を防ぐことができる。
【0081】
[第7実施形態] 以下、本実施形態について、第1~第6実施形態と異なる点について説明する。本実施形態では、通知先端末104から消耗品購入サイト106にアクセスする際、購入情報の通知文言701に含まれる資源名601、サイズ605などの消耗品を特定するための情報と、その消耗品の数量とを消耗品購入サイト106に送信する。消耗品購入サイト106は、その送信された情報に基づいて、発注依頼画面上での発注数の初期値を設定する。そのような構成により、発注依頼までの集計作業にかかる負荷や時間をより削減させることができる。
【0082】
図17(b)は、通知先端末104において実行される、通知された購入情報を消耗品購入サイト106に送信する処理を示すフローチャートである。図17(b)の処理は、例えば、CPU300がROM301に記憶されたプログラムをRAM302に読み出して実行することにより実現される。図17(b)の処理は、通知先端末104での図8(a)、図8(b)、図12図13による表示後に行われる。
【0083】
S701において、CPU300は、消耗品購入サイト106へのアクセス指示を受け付ける。アクセス指示は、例えば、消耗品購入サイトURL702の情報が関連付けられたボタンの押下であっても良い。
【0084】
S702において、CPU300は、図8(a)、図8(b)、図12図13が表示される際に用いられた通知データに基づく購入情報を消耗品購入サイト106へ送信する。その後、図17(b)の処理を終了する。
【0085】
図17(c)は、消耗品購入サイト106において実行される、購入情報に基づいて発注依頼画面を表示する処理を示すフローチャートである。図17(c)の処理は、例えば、CPU300がROM301に記憶されたプログラムをRAM302に読み出して実行することにより実現される。
【0086】
S711において、CPU300は、通知先端末104から購入情報を受信する。S712において、CPU300は、受信した購入情報に基づいて、発注依頼画面の表示データを作成する。S713において、CPU300は、S712で作成された発注依頼画面の表示データを通知先端末104に送信して表示させる。その後、図17(c)の処理を終了する。
【0087】
図17(a)は、消耗品購入サイト106にアクセスした際にディスプレイ309において表示される発注依頼画面の一例(ショッピングカート)を示す図である。図17(a)に示すように、発注依頼画面1100には、通知先端末104から受け取った購入情報から特定された商品内容1101と数量1102が表示されている。商品内容1101は、通知ID700が付与されたグループ内の資源名602及びサイズ605に対応しており、数量1102は、S212でのカウント結果に対応している。また、発注依頼画面1100には、商品内容1101と数量1102から算出された金額を示す小計1103が表示されている。また、小計1103を集計した金額を示す合計金額が、商品合計金額表示部1104に表示されている。
【0088】
発注ボタン1105が押下されることにより、発注依頼画面1100上に表示された内容について、発注依頼処理が実行される。ここで、商品内容1101や数量1102は、ユーザにより編集可能であっても良い。その場合、その編集結果に応じて、小計1103や商品合計金額表示部1104の表示が更新される。また、消耗品購入サイト106の記憶領域に発注履歴が記憶されているのであれば、発注履歴情報を合わせて発注依頼画面1100上に表示するようにしても良い。そのような構成により、過去に発注済みのものとの重複発注を防ぐことができる。また、重複した発注内容が発注履歴に含まれる場合には、既に発注済の数量を数量1102から減算した値を表示するようにしても良い。
【0089】
一方、発注依頼画面の表示前に、通知先端末104において、購入情報に含まれる情報を事前に編集可能なように構成しても良い。図18は、通知先端末104のディスプレイ309にて表示する購入情報の編集画面の一例を示す図である。図18に示すように、編集画面1200には、購入情報に含まれる発注数量を変更するための購入数加算ボタン1201と購入数減算ボタン1202が含まれている。購入ボタン1203が押下されると、購入数加算ボタン1201と購入数減算ボタン1202で変更された発注数量を含んだ購入情報を、S702において消耗品購入サイト106に送信する。また、購入ボタン1203が押下されると、消耗品購入サイト106に購入情報を送信し、発注ボタン1105が押下された場合の処理を自動的に実行させるようにしても良い。つまり、そのような構成により、発注依頼画面1100の表示をスキップさせることができる。
【0090】
以上のように、本実施形態によれば、通知先端末104での図8(a)、図8(b)、図12図13による表示後、通知先端末104から消耗品購入サイト106にアクセスすると、上記の表示による内容が発注依頼画面として表示される。そのような構成により、発注依頼を行うまでのユーザの利便性をより向上させることができる。
【0091】
[第8実施形態] 以下、本実施形態について、第1~第7実施形態と異なる点について説明する。第1実施形態1では、通知先端末104において購入情報を表示する場合、サイズ605の値をそのまま表示している。本実施形態では、消耗品購入サイト106において発注履歴情報を記憶するようにする。そして、通知先端末104において購入情報を表示する際に、消耗品購入サイト106から発注履歴情報を取得し、発注履歴情報に含まれる資源名602の発注頻度が高ければ、サイズ605の値を一段階大きくした値を画面上に表示する。そのような構成により、発注頻度が高い消耗品であれば、コストパフォーマンスを向上させることができる。
【0092】
図19は、通知先端末104において購入情報を表示する際に、発注頻度に基づいて購入情報に含まれるサイズ605を更新する処理を示すフローチャートである。図19の処理は、例えば、CPU300がROM301に記憶されたプログラムをRAM302に読み出して実行することにより実現される。図19の処理は、例えば、図11のS305の後、通知先端末104において購入情報を表示する際に開始される。
【0093】
S721において、CPU300は、消耗品購入サイト106から発注履歴情報を取得する。S722において、CPU300は、購入情報に含まれる資源名602及びサイズ605に対応する発注履歴情報に基づいて、所定期間における発注数が閾値よりも大きいか否かを判定する。閾値以下であると判定された場合、図19の処理を終了する。
【0094】
S722で閾値よりも大きいと判定された場合、資源名602について、サイズ605の値(例えば、幅値)より大きな値のサイズが存在するか否かを判定する。存在しないと判定された場合、図19の処理を終了する。一方、存在すると判定された場合、S722で対象とされたサイズ605の値を一段階大きなサイズに変更する。例えば、サイズ605より大きいサイズが複数ある場合には、そのうち最もサイズ605に近いサイズに変更する。その後、図19の処理を終了する。
【0095】
以上のように、本実施形態によれば、発注頻度が高い消耗品であれば、より大きいサイズの消耗品を購入情報とすることができ、ユーザの利便性とコストパフォーマンスを向上させることができる。
【0096】
[第9実施形態] 以下、本実施形態について、第1~第8実施形態と異なる点について説明する。第1実施形態では、図10のS212において資源名602及びサイズ605毎に数をカウントするとして説明した。本実施形態では、該当する資源について在庫が存在する場合、在庫数量に基づいてカウント数を更新して購入情報を生成する。そのような構成により、在庫数量に応じた適切な購入作業を行うことができる。
【0097】
図20は、本実施形態における資源残量情報DB500の一例を示す図である。本実施形態では、資源残量情報DB500は、在庫数量1300のパラメータが含まれている。在庫数量1300のパラメータは、図21に示すような在庫情報入力画面1400を介して設定される。図21の画面は、例えば、管理PC102上で表示される。
【0098】
在庫情報入力画面1400のドロップダウンリスト1401は、資源カテゴリ601の選択を受付可能である。入力領域1402には資源名602が入力され、入力領域1403にはサイズ605が入力され、入力領域1404には在庫数量1300が入力される。ドロップダウンリスト1401で資源カテゴリ601が選択され、入力領域1402~1404が入力されて、設定ボタン1405が押下されると、在庫情報入力画面1400の内容が資源残量情報DB500に反映される。在庫情報入力画面1400は、図21の例に限られない。例えば、複数の資源情報についての在庫数量をまとめて設定可能なように構成されても良いし、資源残量情報DB500の一部のパラメータについてのみを入力可能なように構成されても良い。
【0099】
図22は、図10のS212において、在庫数量に基づいてカウント数を更新する処理を示すフローチャートである。図22の処理は、例えば、CPU300がROM301に記憶されたプログラムをRAM302に読み出して実行することにより実現される。図22の処理は、例えば、図10のS212の後に開始される。
【0100】
S801において、CPU300は、RAM302等の記憶領域に、資源名602及びサイズ605の組み合わせの数に対応する変数mを確保し、初期値としてm=1を設定する。つまり、1番目の資源名602及びサイズ605の組み合わせを処理対象とする。S802~S808の処理は、変数mがインクリメントされて資源名602及びサイズ605の組み合わせの数に達するまで繰り返される。
【0101】
S802において、CPU300は、資源残量情報DB500から在庫数量1300を取得する。S803において、CPU300は、S802の処理に成功し且つ在庫数量1300が0より大きいという条件を満たすか否かを判定する。条件を満たしていないと判定された場合、S801において、CPU300は、変数mをインクリメントし、S803の処理を繰り返す。条件を満たすと判定された場合、S804に進む。
【0102】
S804において、CPU300は、S212でのカウント数が在庫数量1300より大きいか否かを判定する。在庫数量1300より大きいと判定された場合、S805において、CPU300は、S212でのカウント数から、S802で取得した在庫数量1300を減算し、以降の処理では、その減算結果をカウント数として扱う。そして、S806において、CPU300は、資源残量DB500内の該当する在庫数量1300をゼロクリアする。このように、カウント数が在庫数量より大きい場合、即ち、購入数が在庫数量より多い場合には、在庫数量分を減算するので、過剰発注を防ぎ適切な購入数とすることができる。
【0103】
一方、S804で在庫数量1300以下であると判定された場合、S807において、CPU300は、通知ID600が付与されたグループから、当該在庫数量1300に対応する資源情報を削除する。そして、S808において、CPU300は、資源情報DB500内の該当する在庫数量1300から、S212でのカウント数を減算する。このように、カウント数が在庫数量以下である場合、即ち、在庫数量の方が多い場合には、購入情報から削除するので、不要な購入を行わないようにすることができる。S802~S808の処理が、資源名602及びサイズ605の組み合わせの数に達した場合、S213の処理が行われる。
【0104】
以上のように、本実施形態によれば、複数の画像出力装置から取得された消耗品の残量に関する資源情報により、消耗品の種別ごとに必要な数または量が集計される(例えば図10のS204~S212)。そして、消耗品の種別を1グループとしてグループ化されて、消耗品の種別ごとに在庫数量に応じた適切な購入作業を行うことができる。
【0105】
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
【0106】
発明は上記実施形態に制限されるものではなく、発明の精神及び範囲から離脱することなく、様々な変更及び変形が可能である。従って、発明の範囲を公にするために請求項を添付する。
【符号の説明】
【0107】
100、101 画像出力装置: 102 管理PC: 104 通知先端末: 106 消耗品購入サイト: 200、300 CPU: 201、301 ROM: 202、302 RAM: 400 資源残量情報記憶部: 401 インク構成情報記憶部: 402 給紙用紙情報記憶部: 404 消耗品購入サイト情報記憶部: 505 購入情報生成部: 507 購入情報通知部
図1
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図3
図4
図5
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