特許7546691IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

歯科用セラミックスの着色液に関する。さらに詳しくは、例えば、歯科用CAD/CAMシステムでの切削加工された、インレー、アンレー、ベニア、クラウン、ブリッジ、支台歯、歯科用ポスト、義歯、義歯床、インプラント部材(フィクスチャーやアバットメント)等の歯科補綴物の作製に好適に用いられる歯科用セラミックス着色液

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

しかしながら、特許文献1に開示されるリン酸、及びリン酸塩等は、焼結後のジルコニア表面が粗になると推定され、ジルコニア焼結体の強度が低下することがわかった。また、特許文献1は、ジルコニアを、遮蔽性を有する白色にすることを目的としており、天然の歯牙色を再現するような着色の付与は示唆されていない。また、特許文献2には、硝酸塩は、セラミックスを焼成させる温度への加熱により、分解して、有毒ガスの発生や爆発を引き起こし、安全性に問題があった。さらに、本発明者らが検討した結果、特許文献3では、金属製支台歯に対する遮蔽性が不十分であり、目視で支台歯の色が透けてしまうことがわかった。また、特許文献3は、ジルコニアへの遮蔽性付与を目的としており、天然の歯牙色を再現するような着色の付与は示唆されていない。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明者らは、課題を解決するために鋭意研究を重ねた結果、有機ケイ素化合物を含有させることで、高い遮蔽性を付与できる着色液が得られることを見出し、さらに検討を重ねて本発明を完成するに至った。

発明の効果[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明の歯科用セラミックス着色液は、焼結後に歯科用セラミックスの機械的強度の低下を抑制でき、保存安定性が良好であり、遮蔽性を付与できる。また、本発明の歯科用セラミックス着色液は、着色成分を含有する場合には、歯科用セラミックスに遮蔽性を付与しつつ、所望の色調を付与できる。さらに、本発明の歯科用セラミックス着色液は、セラミックスフレームに良好に接合するためにセラミックスフレームに適合した熱膨張係数が必要になり、かつ口腔内での耐久性が必要になる等の歯科用陶材に要求される特性を備える必要がない点で、歯科用陶材と異なり、歯科用陶材に比べて使用しやすい。

この特許の権利範囲[特許請求の範囲]

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