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特許7547386ランダムアクセスプロシージャにおけるビーム関係付け
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-08-30
(45)【発行日】2024-09-09
(54)【発明の名称】ランダムアクセスプロシージャにおけるビーム関係付け
(51)【国際特許分類】
   H04W 74/0836 20240101AFI20240902BHJP
   H04W 16/28 20090101ALI20240902BHJP
【FI】
H04W74/0836
H04W16/28
【請求項の数】 16
(21)【出願番号】P 2021570460
(86)(22)【出願日】2020-06-01
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2022-08-10
(86)【国際出願番号】 US2020035594
(87)【国際公開番号】W WO2020247318
(87)【国際公開日】2020-12-10
【審査請求日】2023-05-01
(31)【優先権主張番号】62/856,683
(32)【優先日】2019-06-03
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】16/887,970
(32)【優先日】2020-05-29
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】595020643
【氏名又は名称】クゥアルコム・インコーポレイテッド
【氏名又は名称原語表記】QUALCOMM INCORPORATED
(74)【代理人】
【識別番号】110003708
【氏名又は名称】弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
(74)【代理人】
【識別番号】100108855
【弁理士】
【氏名又は名称】蔵田 昌俊
(74)【代理人】
【識別番号】100158805
【弁理士】
【氏名又は名称】井関 守三
(74)【代理人】
【識別番号】100112807
【弁理士】
【氏名又は名称】岡田 貴志
(72)【発明者】
【氏名】レイ、ジン
(72)【発明者】
【氏名】チェン、ワンシ
(72)【発明者】
【氏名】アング、ピーター・プイ・ロク
(72)【発明者】
【氏名】ソリアガ、ジョセフ・ビナミラ
【審査官】伊東 和重
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2020/024102(WO,A1)
【文献】Nokia, Nokia Shanghai Bell,On 2-step RACH Procedure[online],3GPP TSG RAN WG1 #97,3GPP,2019年05月17日,R1-1906747,[検索日 2024.04.12],インターネット:<URL:https://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_97/Docs/R1-1906747.zip>
【文献】ZTE,Feature Lead Summary #3 of 7.2.1.1 Two-step RACH Channel Structure[online],3GPP TSG RAN WG1 #97,3GPP,2019年05月17日,R1-1907903,[検索日 2024.04.12],インターネット:<URL:https://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_97/Docs/R1-1907903.zip>
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04W 74/08
H04W 72/0446
H04W 16/28
H04W 72/0453
H04W 56/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザ機器におけるワイヤレス通信のための方法において、
インジケーションに少なくとも部分的に基づいて、2ステップランダムアクセスプロシージャの複数の同期信号ブロックとランダムアクセスメッセージとの間のマッピングを決定することと、前記ランダムアクセスメッセージは、ランダムアクセスプリアンブルとランダムアクセスペイロードとを備え、
前記マッピングに少なくとも部分的に基づいて、前記複数の同期信号ブロックを伝える1つ以上のビームと、前記ランダムアクセスメッセージの前記ランダムアクセスプリアンブルと前記ランダムアクセスペイロードとを伝える1つ以上の追加ビームとの間の関係付けを決定することと、
第2のインジケーションに少なくとも部分的に基づいて、2ステップランダムアクセスプロシージャの関係付けパターン期間を決定することと、ここにおいて、前記2ステップランダムアクセスプロシージャの前記関係付けパターン期間は、4ステップランダムアクセスプロシージャの関係付けパターン期間のファクタ値に少なくとも部分的に基づいており、前記ファクタ値は、ネットワークエンティティにより構成されている範囲内の整数値を備え、
前記2ステップランダムアクセスプロシージャの前記関係付けパターン期間のうちの物理ランダムアクセスチャネルコンフィギュレーション期間に渡って、前記ランダムアクセスプリアンブルの1つ以上の物理ランダムアクセスチャネル機会と、前記ランダムアクセスペイロードの1つ以上の物理アップリンク共有チャネルリソースユニットとに、前記複数の同期信号ブロックのリソースをマッピングすることと、
前記ネットワークエンティティとの前記2ステップランダムアクセスプロシージャを実行することと、
を備える方法。
【請求項2】
前記2ステップランダムアクセスプロシージャの第2の関係付けパターン期間のうちの追加の物理ランダムアクセスチャネルコンフィギュレーション期間に渡って、前記複数の同期信号ブロックを伝える前記1つ以上のビームと、前記ランダムアクセスメッセージの前記ランダムアクセスプリアンブルと前記ランダムアクセスペイロードとを伝える前記1つ以上の追加ビームとの間の第2の関係付けを決定することをさらに備え、
前記2ステップランダムアクセスプロシージャの前記第2の関係付けパターン期間に渡る前記第2の関係付けは、前記2ステップランダムアクセスプロシージャの前記関係付けパターン期間に渡る前記関係付けとは異なる請求項1記載の方法。
【請求項3】
前記複数の同期信号ブロックを伝える前記1つ以上のビームと、前記ランダムアクセスメッセージの前記ランダムアクセスプリアンブルと前記ランダムアクセスペイロードとを伝える前記1つ以上の追加ビームとの間の関係付けを備える前記インジケーションを含むシグナリングを前記ネットワークエンティティから受信することをさらに備え、前記シグナリングは、システム情報シグナリングまたは無線リソース制御シグナリング、あるいは、両方を備える請求項1記載の方法。
【請求項4】
前記複数の同期信号ブロックを伝える前記1つ以上のビームと、前記ランダムアクセスメッセージの前記ランダムアクセスプリアンブルと前記ランダムアクセスペイロードとを伝える前記1つ以上の追加ビームとの間の関係付けを、
前記1つ以上の物理ランダムアクセスチャネル機会の物理ランダムアクセスチャネル機会インデックスか、ここにおいて、前記インジケーションは、前記物理ランダムアクセスチャネル機会インデックスを備え、または、
前記ランダムアクセスプリアンブルのプリアンブルシーケンスか、ここにおいて、前記インジケーションは、前記プリアンブルシーケンスを備え、または、
前記ランダムアクセスペイロードの前記1つ以上の物理アップリンク共有チャネルリソースユニットに関係する物理アップリンク共有チャネルリソースユニットインデックスか、ここにおいて、前記インジケーションは、前記物理アップリンク共有チャネルリソースユニットインデックスを備え、または、
前記ランダムアクセスメッセージの前記ランダムアクセスプリアンブルと前記ランダムアクセスペイロードとのうちの1つ以上においてアップリンク制御情報を多重化すること、ここにおいて、前記インジケーションは、前記アップリンク制御情報の多重化を備える、
に少なくとも部分的に基づいて決定することをさらに備える請求項1記載の方法。
【請求項5】
前記ランダムアクセスメッセージの前記ランダムアクセスプリアンブルと前記ランダムアクセスペイロードは、前記ランダムアクセスプリアンブルに関係するガード期間の持続時間と、前記ランダムアクセスプリアンブルと前記ランダムアクセスペイロードとの間のギャップ期間とに少なくとも部分的に基づいて、前記複数の同期信号ブロックのうちの異なる同期信号ブロックに関係付けられている請求項1記載の方法。
【請求項6】
前記ランダムアクセスペイロードの前記1つ以上の物理アップリンク共有チャネルリソースユニットが、時間リソースと周波数リソースとのうちの1つ以上を共有することを決定することと、
前記時間リソースと前記周波数リソースとのうちの1つ以上を共有する前記ランダムアクセスペイロードの前記1つ以上の物理アップリンク共有チャネルリソースユニットと、前記複数の同期信号ブロックのうちの1つの同期信号ブロックまたは前記複数の同期信号ブロックのうちの一部の同期信号ブロックとの間のマッピングを決定することと、
をさらに備え、
前記複数の同期信号ブロックのうちの前記一部の同期信号ブロックがグループ化されている請求項1記載の方法。
【請求項7】
前記時間リソースと前記周波数リソースとのうちの1つ以上を共有する前記ランダムアクセスペイロードの前記1つ以上の物理アップリンク共有チャネルリソースユニットと、前記複数の同期信号ブロックのうちの前記1つの同期信号ブロックまたは前記複数の同期信号ブロックのうちの前記一部の同期信号ブロックとの間のマッピングを決定することは、
アナログビームフォーミング能力に少なくとも部分的に基づいて、前記複数の同期信号ブロックのうちの前記1つの同期信号ブロックに、前記時間リソースと前記周波数リソースとのうちの1つ以上を共有する前記ランダムアクセスペイロードの前記1つ以上の物理アップリンク共有チャネルリソースユニットをマッピングすることと、
デジタルビームフォーミング能力に少なくとも部分的に基づいて、前記複数の同期信号ブロックのうちの前記一部の同期信号ブロックに、前記時間リソースと前記周波数リソースとのうちの1つ以上を共有する前記ランダムアクセスペイロードの前記1つ以上の物理アップリンク共有チャネルリソースユニットをマッピングすることと、
を備える請求項6記載の方法。
【請求項8】
UE能力に、ランダムアクセスプロシージャフォールバック能力に、負荷バランス能力に、または、接続フリーランダムアクセスと競合ベースランダムアクセスとの多重化に、あるいは、これらの何らかの組み合わせに少なくとも部分的に基づいて、前記ランダムアクセスプリアンブルの前記1つ以上の物理ランダムアクセスチャネル機会が、4ステップランダムアクセスプロシージャの1つ以上の追加ランダムアクセスプリアンブルと共有されることを決定することをさらに備える請求項1記載の方法。
【請求項9】
同期信号ブロックの数が、しきい値を満たすことを決定することと、
前記2ステップランダムアクセスプロシージャの前記ランダムアクセスメッセージの前記ランダムアクセスプリアンブルと、4ステップランダムアクセスプロシージャのランダムアクセスメッセージとが、プリアンブルシーケンスの異なるサブセットにより構成されていることを決定することとをさらに備える請求項1記載の方法。
【請求項10】
ネットワークエンティティにおけるワイヤレス通信のための方法において、
2ステップランダムアクセスプロシージャの複数の同期信号ブロックとランダムアクセスメッセージとの間のマッピングを決定することと、前記ランダムアクセスメッセージは、ランダムアクセスプリアンブルとランダムアクセスペイロードとを備え、前記マッピングは、前記複数の同期信号ブロックを伝える1つ以上のビームと、前記ランダムアクセスメッセージの前記ランダムアクセスプリアンブルと前記ランダムアクセスペイロードとを伝える1つ以上の追加ビームとの間の関係付けを備え、
前記2ステップランダムアクセスプロシージャの前記複数の同期信号ブロックと前記ランダムアクセスメッセージとの間のマッピングと、前記複数の同期信号ブロックを伝える前記1つ以上のビームと前記ランダムアクセスメッセージの前記ランダムアクセスプリアンブルと前記ランダムアクセスペイロードとを伝える前記1つ以上の追加ビームとの間の関係付けと、のうちの1つ以上を備える情報をユーザ機器に送信することと、
前記2ステップランダムアクセスプロシージャの関係付けパターン期間を示すインジケーションを前記ユーザ機器に送信することと、ここにおいて、前記2ステップランダムアクセスプロシージャの前記関係付けパターン期間は、4ステップランダムアクセスプロシージャの関係付けパターン期間のファクタ値に少なくとも部分的に基づいており、前記ファクタ値は、前記ネットワークエンティティにより構成されている範囲内の整数値を備え、
前記2ステップランダムアクセスプロシージャの関係付けパターン期間のうちの物理ランダムアクセスチャネルコンフィギュレーション期間に渡って、前記ランダムアクセスプリアンブルの1つ以上の物理ランダムアクセスチャネル機会と、前記ランダムアクセスペイロードの1つ以上の物理アップリンク共有チャネルリソースユニットとに、前記複数の同期信号ブロックのリソースをマッピングすることと、
前記マッピングにしたがって、前記ユーザ機器との前記2ステップランダムアクセスプロシージャを実行することと、
を備える方法。
【請求項11】
前記ユーザ機器に前記情報を送信することは、
前記2ステップランダムアクセスプロシージャの前記複数の同期信号ブロックと前記ランダムアクセスメッセージとの間のマッピングと、前記複数の同期信号ブロックを伝える前記1つ以上のビームと前記ランダムアクセスメッセージの前記ランダムアクセスプリアンブルと前記ランダムアクセスペイロードとを伝える前記1つ以上の追加ビームとの間の関係付けと、のうちの1つ以上を含む前記情報を備えるシグナリングを送信することを備え、
前記シグナリングは、システム情報シグナリングまたは無線リソース制御シグナリング、あるいは、両方を備える請求項10記載の方法。
【請求項12】
前記ランダムアクセスメッセージの前記ランダムアクセスプリアンブルと前記ランダムアクセスペイロードは、前記ランダムアクセスプリアンブルに関係するガード期間の持続時間と、前記ランダムアクセスプリアンブルと前記ランダムアクセスペイロードとの間のギャップ期間とに少なくとも部分的に基づいて、前記複数の同期信号ブロックのうちの異なる同期信号ブロックに関係付けられている請求項10記載の方法。
【請求項13】
前記ランダムアクセスペイロードの1つ以上の物理アップリンク共有チャネルリソースユニットが、時間リソースと周波数リソースとのうちの1つ以上を共有することを決定することと、
前記時間リソースと前記周波数リソースとのうちの1つ以上を共有する前記ランダムアクセスペイロードの前記1つ以上の物理アップリンク共有チャネルリソースユニットと、前記複数の同期信号ブロックのうちの1つの同期信号ブロックまたは前記複数の同期信号ブロックのうちの一部の同期信号ブロックとの間のマッピングを決定することと、
をさらに備え、
前記複数の同期信号ブロックのうちの前記一部の同期信号ブロックがグループ化されている請求項10記載の方法。
【請求項14】
前記時間リソースと前記周波数リソースとのうちの1つ以上を共有する前記ランダムアクセスペイロードの前記1つ以上の物理アップリンク共有チャネルリソースユニットと、前記複数の同期信号ブロックのうちの前記1つの同期信号ブロックまたは前記同期信号ブロックのうちの前記一部の同期信号ブロックとの間のマッピングを決定することは、
アナログビームフォーミング能力に少なくとも部分的に基づいて、前記複数の同期信号ブロックのうちの前記1つの同期信号ブロックに、前記時間リソースと前記周波数リソースとのうちの1つ以上を共有する前記ランダムアクセスペイロードの前記1つ以上の物理アップリンク共有チャネルリソースユニットをマッピングすること、または、
デジタルビームフォーミング能力に少なくとも部分的に基づいて、前記複数の同期信号ブロックのうちの前記一部の同期信号ブロックに、前記時間リソースを共有する前記ランダムアクセスペイロードの前記1つ以上の物理アップリンク共有チャネルリソースユニットをマッピングすること、
を備える請求項13記載の方法。
【請求項15】
ユーザ機器によるワイヤレス通信のための装置において、
プロセッサと、
前記プロセッサに結合されているメモリと、
前記メモリ中に記憶されている命令とを具備し、
前記命令は、前記ユーザ機器に、請求項1~のいずれか一項に記載の方法を行わせるように、前記プロセッサにより実行可能である装置。
【請求項16】
ネットワークエンティティによるワイヤレス通信のための装置において、
プロセッサと、
前記プロセッサに結合されているメモリと、
前記メモリ中に記憶されている命令とを具備し、
前記命令は、前記ネットワークエンティティに、請求項10~14のいずれか一項に記載の方法を行わせるように、前記プロセッサにより実行可能である装置。
【発明の詳細な説明】
【相互参照】
【0001】
[0001]
本特許出願は、2019年6月3日に出願された「ランダムアクセスプロシージャにおけるビーム関係付け」と題するLEIらによる米国仮特許出願第62/856683号と、2020年5月29日に出願された「ランダムアクセスプロシージャにおけるビーム関係付け」と題するLEIらによる米国特許出願第16/887970号の利益を主張するものであり、これらのそれぞれは本出願の譲受人に譲渡されている。
【技術分野】
【0002】
[0002]
以下は、一般的にワイヤレス通信に関し、より詳細には、ランダムアクセスプロシージャにおけるビーム関係付けに関する。
【背景】
【0003】
[0003]
ワイヤレス通信システムは、音声、ビデオ、パケットデータ、メッセージング、ブロードキャスト等、さまざまなタイプの通信コンテンツを提供するために広く配備されている。これらのシステムは、利用可能なシステムリソース(例えば、時間、周波数および電力)を共有することにより、複数のユーザとの通信をサポートすることが可能であってもよい。このような多元接続システムの例は、ロングタームエボリューション(LTE(登録商標))システム、LTEアドバンスト(LTE-A)システム、または、LTE-Aプロシステムのような、第4世代(4G)システムと、新しい無線(NR)システムとして呼ばれることがある第5世代(5G)システムとを含んでいる。これらのシステムは、コード分割多元接続(CDMA)、時分割多元接続(TDMA)、周波数分割多元接続(FDMA)、直交周波数分割多元接続(OFDMA)、または、離散フーリエ変換拡散直交周波数分割多元接続(DFT-S-OFDM)のような、技術を用いてもよい。
【0004】
[0004]
ワイヤレス多元接続通信システムは、いくつかの基地局またはネットワークアクセスノードを含んでいてもよく、各基地局またはネットワークアクセスノードは、複数の通信デバイスのための通信を同時にサポートし、複数の通信デバイスは、さもなければ、ユーザ機器(UE)として知られているかもしれない。いくつかのワイヤレス通信システムは、1つ以上のランダムアクセスプロシージャをサポートしていてもよい。ランダムアクセスプロシージャは、UEと基地局との間で交換される一連のハンドシェイクメッセージを伴っていてもよい。ワイヤレス通信システム効率に対する需要が増加するにつれて、いくつかのワイヤレス通信システムは、ビーム関係付けおよび拡張ランダムアクセスメッセージングに対するロバスト性を提供することができないことがあり、したがって、改善された技法が望まれている。
【概要】
【0005】
[0005]
説明する技法は、ランダムアクセスプロシージャにおけるビーム関係付けをサポートする改善された方法、システム、デバイスおよび装置に関連している。一般的に、説明する技法は、ユーザ機器(UE)が、例えば、2ステップランダムアクセスプロシージャに関連する、複数の同期信号ブロック(SSB)とランダムアクセスメッセージとの間のマッピングを決定することをもたらす。UEはまた、複数のSSBを伝える1つ以上のそれぞれの指向性ビームと、ランダムアクセスメッセージ(例えば、ランダムアクセスメッセージのランダムアクセスプリアンブルとランダムアクセスペイロード)を伝える1つ以上の追加のそれぞれの指向性ビームとの間の関係付けを決定してもよい。
【0006】
[0006]
さらに、説明する技法は、いくつかの例では、2ステップランダムアクセスプロシージャの関係付けパターン期間のうちの物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)コンフィギュレーション期間に渡って、ランダムアクセスプリアンブルの1つ以上のPRACH機会(RO)と、ランダムアクセスペイロードの1つ以上の物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)リソースユニット(PRU)とに、複数のSSBの時間および周波数のリソースをマッピングすることを含んでいてもよい。追加的にまたは代替的に、説明する技法は、ランダムアクセスフォールバックプロシージャおよびランダムアクセススイッチプロシージャのためのビーム関係付けを含んでいてもよい。したがって、説明する技法は、ランダムアクセスメッセージングのための改善されたリソース利用および割り振りのための特徴と、ランダムアクセスメッセージングのための改善された信頼性のための特徴とを含んでいてもよく、いくつかの例では、他の利益の中でも、ランダムアクセスプロシージャのための低レイテンシを促進するかもしれない。
【0007】
[0007]
ユーザ機器におけるワイヤレス通信の方法を説明する。方法は、インジケーションに基づいて、2ステップランダムアクセスプロシージャの複数の同期信号ブロックとランダムアクセスメッセージとの間のマッピングを決定し、ランダムアクセスメッセージは、ランダムアクセスプリアンブルとランダムアクセスペイロードとを含むことと、マッピングに基づいて、複数の同期信号ブロックを伝える1つ以上のビームと、ランダムアクセスメッセージのランダムアクセスプリアンブルとランダムアクセスペイロードとを伝える1つ以上の追加ビームとの間の関係付けを決定することと、基地局との2ステップランダムアクセスプロシージャを実行することとを含んでいてもよい。
【0008】
[0008]
ユーザ機器におけるワイヤレス通信のための装置を説明する。装置は、プロセッサと、プロセッサに結合されているメモリと、メモリ中に記憶されている命令とを含んでいてもよい。命令は、装置に、インジケーションに基づいて、2ステップランダムアクセスプロシージャの複数の同期信号ブロックとランダムアクセスメッセージとの間のマッピングを決定させ、ランダムアクセスメッセージは、ランダムアクセスプリアンブルとランダムアクセスペイロードとを含むようにと、マッピングに基づいて、複数の同期信号ブロックを伝える1つ以上のビームと、ランダムアクセスメッセージのランダムアクセスプリアンブルとランダムアクセスペイロードとを伝える1つ以上の追加ビームとの間の関係付けを決定させるようにと、基地局との2ステップランダムアクセスプロシージャを実行させるように、プロセッサにより実行可能であってもよい。
【0009】
[0009]
ユーザ機器におけるワイヤレス通信のための別の装置を説明する。装置は、インジケーションに基づいて、2ステップランダムアクセスプロシージャの複数の同期信号ブロックとランダムアクセスメッセージとの間のマッピングを決定し、ランダムアクセスメッセージは、ランダムアクセスプリアンブルとランダムアクセスペイロードとを含む手段と、マッピングに基づいて、複数の同期信号ブロックを伝える1つ以上のビームと、ランダムアクセスメッセージのランダムアクセスプリアンブルとランダムアクセスペイロードとを伝える1つ以上の追加ビームとの間の関係付けを決定する手段と、基地局との2ステップランダムアクセスプロシージャを実行する手段とを含んでいてもよい。
【0010】
[0010]
ユーザ機器におけるワイヤレス通信のためのコードを記憶している非一時的コンピュータ読取可能媒体を説明する。コードは、インジケーションに基づいて、2ステップランダムアクセスプロシージャの複数の同期信号ブロックとランダムアクセスメッセージとの間のマッピングを決定し、ランダムアクセスメッセージは、ランダムアクセスプリアンブルとランダムアクセスペイロードとを含むようにと、マッピングに基づいて、複数の同期信号ブロックを伝える1つ以上のビームと、ランダムアクセスメッセージのランダムアクセスプリアンブルとランダムアクセスペイロードとを伝える1つ以上の追加ビームとの間の関係付けを決定するようにと、基地局との2ステップランダムアクセスプロシージャを実行するように、プロセッサにより実行可能な命令を含んでいてもよい。
【0011】
[0011]
本明細書で説明する方法、装置および非一時的コンピュータ読取可能媒体のいくつかの例は、2ステップランダムアクセスプロシージャの関係付けパターン期間のうちの物理ランダムアクセスチャネルコンフィギュレーション期間に渡って、ランダムアクセスプリアンブルの1つ以上の物理ランダムアクセスチャネル機会と、ランダムアクセスペイロードの1つ以上の物理アップリンク共有チャネルリソースユニットとに、複数の同期信号ブロックのリソースをマッピングするための動作、特徴、手段または命令をさらに含んでいてもよい。
【0012】
[0012]
本明細書で説明する方法、装置および非一時的コンピュータ読取可能媒体のいくつかの例は、第2のインジケーションに基づいて、2ステップランダムアクセスプロシージャの関係付けパターン期間を決定するための動作、特徴、手段または命令をさらに含んでいてもよく、2ステップランダムアクセスプロシージャの関係付けパターン期間は、4ステップランダムアクセスプロシージャの関係付けパターン期間のファクタ値に基づいていてもよく、ファクタ値は、ネットワークにより構成されている範囲内の整数値を含んでいる。
【0013】
[0013]
本明細書で説明する方法、装置および非一時的コンピュータ読取可能媒体のいくつかの例は、2ステップランダムアクセスプロシージャの第2の関係付けパターン期間のうちの追加の物理ランダムアクセスチャネルコンフィギュレーション期間に渡って、複数の同期信号ブロックを伝える1つ以上のビームと、ランダムアクセスメッセージのランダムアクセスプリアンブルとランダムアクセスペイロードとを伝える1つ以上の追加ビームとの間の第2の関係付けを決定するための動作、特徴、手段または命令をさらに含んでいてもよく、2ステップランダムアクセスプロシージャの第2の関係付けパターン期間に渡る第2の関係付けは、2ステップランダムアクセスプロシージャの関係付けパターン期間に渡る関係付けとは異なっていてもよい。
【0014】
[0014]
本明細書で説明する方法、装置および非一時的コンピュータ読取可能媒体のいくつかの例は、複数の同期信号ブロックを伝える1つ以上のビームと、ランダムアクセスメッセージのランダムアクセスプリアンブルとランダムアクセスペイロードとを伝える1つ以上の追加ビームとの間の関係付けを含むインジケーションを含むシグナリングを基地局から受信するための動作、特徴、手段または命令をさらに含んでいてもよく、シグナリングは、システム情報シグナリングまたは無線リソース制御シグナリング、あるいは、両方を含んでいる。
【0015】
[0015]
本明細書で説明する方法、装置および非一時的コンピュータ読取可能媒体のいくつかの例は、1つ以上の物理ランダムアクセスチャネル機会の物理ランダムアクセスチャネル機会インデックスに基づいて、複数の同期信号ブロックを伝える1つ以上のビームと、ランダムアクセスメッセージのランダムアクセスプリアンブルとランダムアクセスペイロードとを伝える1つ以上の追加ビームとの間の関係付けを決定するための動作、特徴、手段または命令をさらに含んでいてもよく、インジケーションは、物理ランダムアクセスチャネル機会インデックスを含んでいる。
【0016】
[0016]
本明細書で説明する方法、装置および非一時的コンピュータ読取可能媒体のいくつかの例は、ランダムアクセスプリアンブルのプリアンブルシーケンスに基づいて、複数の同期信号ブロックを伝える1つ以上のビームと、ランダムアクセスメッセージのランダムアクセスプリアンブルとランダムアクセスペイロードとを伝える1つ以上の追加ビームとの間の関係付けを決定するための動作、特徴、手段または命令をさらに含んでいてもよく、インジケーションは、プリアンブルシーケンスを含んでいる。
【0017】
[0017]
本明細書で説明する方法、装置および非一時的コンピュータ読取可能媒体のいくつかの例は、ランダムアクセスペイロードの1つ以上の物理アップリンク共有チャネルリソースユニットに関係する物理アップリンク共有チャネルリソースユニットインデックスに基づいて、複数の同期信号ブロックを伝える1つ以上のビームと、ランダムアクセスメッセージのランダムアクセスプリアンブルとランダムアクセスペイロードとを伝える1つ以上の追加ビームとの間の関係付けを決定するための動作、特徴、手段または命令をさらに含んでいてもよく、インジケーションは、物理アップリンク共有チャネルリソースユニットインデックスを含んでいる。
【0018】
[0018]
本明細書で説明する方法、装置および非一時的コンピュータ読取可能媒体のいくつかの例は、ランダムアクセスメッセージのランダムアクセスプリアンブルとランダムアクセスペイロードとのうちの1つ以上においてアップリンク制御情報を多重化することに基づいて、複数の同期信号ブロックを伝える1つ以上のビームと、ランダムアクセスメッセージのランダムアクセスプリアンブルとランダムアクセスペイロードとを伝える1つ以上の追加ビームとの間の関係付けを決定するための動作、特徴、手段または命令をさらに含んでいてもよく、インジケーションは、アップリンク制御情報の多重化を含んでいる。
【0019】
[0019]
本明細書で説明する方法、装置および非一時的コンピュータ読取可能媒体のいくつかの例では、ランダムアクセスメッセージのランダムアクセスプリアンブルとランダムアクセスペイロードは、アクセスプリアンブルに関係するガード期間の持続時間と、ランダムアクセスプリアンブルとランダムアクセスペイロードとの間のギャップ期間とに基づいて、複数の同期信号ブロックのうちの異なる同期信号ブロックに関係付けられていてもよい。
【0020】
[0020]
本明細書で説明する方法、装置および非一時的コンピュータ読取可能媒体のいくつかの例は、ランダムアクセスペイロードの1つ以上の物理アップリンク共有チャネルリソースユニットが、時間リソースと周波数リソースとのうちの1つ以上を共有することを決定するためと、時間リソースと周波数リソースとのうちの1つ以上を共有するランダムアクセスペイロードの1つ以上の物理アップリンク共有チャネルリソースユニットと、複数の同期信号ブロックのうちの同期信号ブロックまたは複数の同期信号ブロックのうちの同期信号ブロックの一部との間のマッピングを決定するための動作、特徴、手段または命令をさらに含んでいてもよく、複数の同期信号ブロックのうちの同期信号ブロックの一部がグループ化されていてもよい。
【0021】
[0021]
本明細書で説明する方法、装置および非一時的コンピュータ読取可能媒体のいくつかの例では、時間リソースと周波数リソースとのうちの1つ以上を共有するランダムアクセスペイロードの1つ以上の物理アップリンク共有チャネルリソースユニットと、複数の同期信号ブロックのうちの同期信号ブロックまたは複数の同期信号ブロックのうちの同期信号ブロックの一部との間のマッピングを決定することは、アナログビームフォーミング能力に基づいて、複数の同期信号ブロックのうちの同期信号ブロックに、時間リソースと周波数リソースとのうちの1つ以上を共有するランダムアクセスペイロードの1つ以上の物理アップリンク共有チャネルリソースユニットをマッピングするための動作、特徴、手段または命令をさらに含んでいてもよい。
【0022】
[0022]
本明細書で説明する方法、装置および非一時的コンピュータ読取可能媒体のいくつかの例では、時間リソースと周波数リソースとのうちの1つ以上を共有するランダムアクセスペイロードの1つ以上の物理アップリンク共有チャネルリソースユニットと、複数の同期信号ブロックのうちの同期信号ブロックまたは複数の同期信号ブロックのうちの同期信号ブロックの一部との間のマッピングを決定することは、デジタルビームフォーミング能力に基づいて、複数の同期信号ブロックのうちの同期信号ブロックの一部に、時間リソースと周波数リソースとのうちの1つ以上を共有するランダムアクセスペイロードの1つ以上の物理アップリンク共有チャネルリソースユニットをマッピングするための動作、特徴、手段または命令をさらに含んでいてもよい。
【0023】
[0023]
本明細書で説明する方法、装置および非一時的コンピュータ読取可能媒体のいくつかの例は、UE能力に、ランダムアクセスプロシージャフォールバック能力に、負荷バランス能力に、または、接続フリーランダムアクセスと競合ベースランダムアクセスとの多重化に、あるいは、これらの何らかの組み合わせに基づいて、ランダムアクセスプリアンブルの1つ以上の物理ランダムアクセスチャネル機会が、4ステップランダムアクセスプロシージャの1つ以上の追加ランダムアクセスプリアンブルと共有されるかもしれないことを決定するための動作、特徴、手段または命令をさらに含んでいてもよい。
【0024】
[0024]
本明細書で説明する方法、装置および非一時的コンピュータ読取可能媒体のいくつかの例は、同期信号ブロックの数が、しきい値を満たすことを決定するためと、2ステップランダムアクセスプロシージャのランダムアクセスメッセージのランダムアクセスプリアンブルと、4ステップランダムアクセスプロシージャのランダムアクセスメッセージとが、プリアンブルシーケンスの異なるサブセットにより構成されているかもしれないことを決定するための動作、特徴、手段または命令をさらに含んでいてもよい。
【0025】
[0025]
本明細書で説明する方法、装置および非一時的コンピュータ読取可能媒体のいくつかの例では、プリアンブルシーケンスのサブセットの各サブセット中のプリアンブルシーケンスのインデックスが連続していてもよい。
【0026】
[0026]
本明細書で説明する方法、装置および非一時的コンピュータ読取可能媒体のいくつかの例は、プリアンブルシーケンスのサブセットの各サブセット中のプリアンブルシーケンスがオーバーラップしていなくてもよいための動作、特徴、手段または命令をさらに含んでいてもよい。
【0027】
[0027]
本明細書で説明する方法、装置および非一時的コンピュータ読取可能媒体のいくつかの例では、2ステップランダムアクセスプロシージャのランダムアクセスメッセージのランダムアクセスプリアンブルと、4ステップランダムアクセスプロシージャのランダムアクセスメッセージは、同じ受信ビームを有していてもよい。
【0028】
[0028]
本明細書で説明する方法、装置および非一時的コンピュータ読取可能媒体のいくつかの例は、同期信号ブロックの数が、しきい値よりも大きいかもしれないことを決定するための動作、特徴、手段または命令をさらに含んでいてもよく、いくつかの同期信号ブロックは、2ステップランダムアクセスプロシージャのランダムアクセスプリアンブルと、4ステップランダムアクセスプロシージャのランダムアクセスメッセージとの間で共有される1つ以上の物理ランダムアクセスチャネル機会のうちの同じ物理ランダムアクセスチャネル機会にマッピングされていてもよい。
【0029】
[0029]
本明細書で説明する方法、装置および非一時的コンピュータ読取可能媒体のいくつかの例では、いくつかの同期信号ブロックは、異なる送信ビームを有していてもよい。
【0030】
[0030]
本明細書で説明する方法、装置および非一時的コンピュータ読取可能媒体のいくつかの例では、2ステップランダムアクセスプロシージャのランダムアクセスプリアンブルと、4ステップランダムアクセスプロシージャのランダムアクセスメッセージは、いくつかの同期信号ブロックのうちの異なる同期信号ブロックにマッピングされていてもよい。
【0031】
[0031]
本明細書で説明する方法、装置および非一時的コンピュータ読取可能媒体のいくつかの例では、2ステップランダムアクセスプロシージャのランダムアクセスプリアンブルにマッピングされているいくつかの同期信号ブロックの一部は、時間領域において連続しているか、または、時間領域において連続していないか、のうちの1つ以上であってもよい。
【0032】
[0032]
本明細書で説明する方法、装置および非一時的コンピュータ読取可能媒体のいくつかの例は、2ステップランダムアクセスプロシージャのランダムアクセスプリアンブルと、4ステップランダムアクセスプロシージャのランダムアクセスメッセージとにマッピングされている送信ビームは、2ステップランダムアクセスプロシージャのランダムアクセスプリアンブルと、4ステップランダムアクセスプロシージャのランダムアクセスメッセージとにマッピングされている送信ビームの空間分離に基づいて、同じまたは異なるプリアンブルシーケンスサイズを有していてもよいための動作、特徴、手段または命令をさらに含んでいてもよい。
【0033】
[0033]
本明細書で説明する方法、装置および非一時的コンピュータ読取可能媒体のいくつかの例では、2ステップランダムアクセスプロシージャのランダムアクセスメッセージのランダムアクセスプリアンブルと、4ステップランダムアクセスプロシージャのランダムアクセスメッセージは、異なる受信ビームを有していてもよい。
【0034】
[0034]
本明細書で説明する方法、装置および非一時的コンピュータ読取可能媒体のいくつかの例では、2ステップランダムアクセスプロシージャを実行することは、関係付けパターン期間の間に、2ステップランダムアクセスプロシージャのランダムアクセスメッセージを基地局に送信するためと、再送信カウンタがしきい値未満であることに基づいて、関係付けパターン期間の間に、2ステップランダムアクセスプロシージャのランダムアクセスメッセージを再送信するための動作、特徴、手段または命令をさらに含んでいてもよい。
【0035】
[0035]
本明細書で説明する方法、装置および非一時的コンピュータ読取可能媒体のいくつかの例は、ランダムアクセスメッセージのランダムアクセスプリアンブルまたはランダムアクセスペイロード、あるいは、両方を伝える1つ以上の追加ビームのビームスイッチを実行するための動作、特徴、手段または命令をさらに含んでいてもよい。
【0036】
[0036]
本明細書で説明する方法、装置および非一時的コンピュータ読取可能媒体のいくつかの例は、1つ以上の物理ランダムアクセスチャネル機会の物理ランダムアクセスチャネル機会インデックスにおける変化を決定するための動作、特徴、手段または命令をさらに含んでいてもよく、ランダムアクセスメッセージのランダムアクセスプリアンブルまたはランダムアクセスペイロード、あるいは、両方を伝える1つ以上の追加ビームのビームスイッチを実行することは、物理ランダムアクセスチャネル機会インデックスにおける変化に少なくとも部分的に基づいていてもよい。
【0037】
[0037]
本明細書で説明する方法、装置および非一時的コンピュータ読取可能媒体のいくつかの例は、ランダムアクセスペイロードの1つ以上の物理アップリンク共有チャネルリソースユニットに関係する物理アップリンク共有チャネルリソースユニットインデックスにおける変化を決定するための動作、特徴、手段または命令をさらに含んでいてもよく、ランダムアクセスメッセージのランダムアクセスプリアンブルまたはランダムアクセスペイロード、あるいは、両方を伝える1つ以上の追加ビームのビームスイッチを実行することは、ランダムアクセスペイロードの1つ以上の物理アップリンク共有チャネルリソースユニットに関係する物理アップリンク共有チャネルリソースユニットインデックスにおける変化に基づいていてもよい。
【0038】
[0038]
本明細書で説明する方法、装置および非一時的コンピュータ読取可能媒体のいくつかの例は、ランダムアクセスプリアンブルのプリアンブルシーケンスインデックスにおける変化を決定するための動作、特徴、手段または命令をさらに含んでいてもよく、ランダムアクセスメッセージのランダムアクセスプリアンブルまたはランダムアクセスペイロード、あるいは、両方を伝える1つ以上の追加ビームのビームスイッチを実行することは、ランダムアクセスプリアンブルにおける変化に基づいていてもよい。
【0039】
[0039]
本明細書で説明する方法、装置および非一時的コンピュータ読取可能媒体のいくつかの例は、ランダムアクセスメッセージのランダムアクセスプリアンブルとランダムアクセスペイロードとのうちの1つ以上においてアップリンク制御情報を多重化することを決定するための動作、特徴、手段または命令をさらに含んでいてもよく、ランダムアクセスメッセージのランダムアクセスプリアンブルまたはランダムアクセスペイロード、あるいは、両方を伝える1つ以上の追加ビームのビームスイッチを実行することは、ランダムアクセスメッセージのランダムアクセスプリアンブルとランダムアクセスペイロードとのうちの1つ以上においてアップリンク制御情報を多重化することに基づいていてもよい。
【0040】
[0040]
本明細書で説明する方法、装置および非一時的コンピュータ読取可能媒体のいくつかの例は、複数の同期信号ブロックを伝える1つ以上のビームの基地局による追加ビームスイッチとともに、ランダムアクセスメッセージのランダムアクセスプリアンブルまたはランダムアクセスペイロード、あるいは、両方を伝える1つ以上の追加ビームのビームスイッチを実行するための動作、特徴、手段または命令をさらに含んでいてもよい。
【0041】
[0041]
本明細書で説明する方法、装置および非一時的コンピュータ読取可能媒体のいくつかの例では、ビームスイッチは、関係付けと、マッピングと、あるいは、プリアンブルシーケンス、基準信号、または、アップリンク制御情報のうちの1つ以上を含むトリガインジケーションと、のうちの1つ以上に基づいてイネーブルにされてもよい。
【0042】
[0042]
本明細書で説明する方法、装置および非一時的コンピュータ読取可能媒体のいくつかの例は、2ステップランダムアクセスプロシージャから4ステップランダムアクセスプロシージャへの、ランダムアクセスフォールバックプロシージャまたはランダムアクセススイッチプロシージャを実行するための動作、特徴、手段または命令をさらに含んでいてもよく、ビームスイッチを実行することは、ランダムアクセスフォールバックプロシージャまたはランダムアクセススイッチプロシージャに基づいていてもよい。
【0043】
[0043]
本明細書で説明する方法、装置および非一時的コンピュータ読取可能媒体のいくつかの例は、ランダムアクセスフォールバックプロシージャまたはランダムアクセススイッチプロシージャに基づいて、4ステップランダムアクセスプロシージャのランダムアクセスメッセージを識別するための動作、特徴、手段または命令をさらに含んでいてもよく、ビームスイッチを実行することは、基地局からのダウンリンク制御情報を含む制御シグナリングに基づいていてもよく、ビームスイッチは、送信ビームと受信ビームとのうちの1つ以上のスイッチを含んでいる。
【0044】
[0044]
本明細書で説明する方法、装置および非一時的コンピュータ読取可能媒体のいくつかの例は、ランダムアクセスフォールバックプロシージャまたはランダムアクセススイッチプロシージャに基づいて、4ステップランダムアクセスプロシージャのランダムアクセスメッセージを識別するための動作、特徴、手段または命令をさらに含んでいてもよく、ビームスイッチを実行することは、関係付けを含む事前コンフィギュレーション情報に基づいていてもよい。
【0045】
[0045]
本明細書で説明する方法、装置および非一時的コンピュータ読取可能媒体のいくつかの例は、関係付けパターン期間の間に、2ステップランダムアクセスプロシージャのランダムアクセスメッセージを基地局に送信するリソースは、再送信カウンタがしきい値を満たすことに基づいて、関係付けパターン期間の間に、2ステップランダムアクセスプロシージャのランダムアクセスメッセージを再送信するのと同じリソースであってもよいための動作、特徴、手段または命令をさらに含んでいてもよい。
【0046】
[0046]
本明細書で説明する方法、装置および非一時的コンピュータ読取可能媒体のいくつかの例は、関係付けパターン期間の間に、2ステップランダムアクセスプロシージャのランダムアクセスメッセージを送信するリソースは、再送信カウンタがしきい値を満たすことに基づいて、関係付けパターン期間の間に、2ステップランダムアクセスプロシージャのランダムアクセスメッセージを再送信するリソースとは異なっていてもよいための動作、特徴、手段または命令をさらに含んでいてもよい。
【0047】
[0047]
基地局におけるワイヤレス通信の方法を説明する。方法は、2ステップランダムアクセスプロシージャの複数の同期信号ブロックとランダムアクセスメッセージとの間のマッピングを決定し、ランダムアクセスメッセージは、ランダムアクセスプリアンブルとランダムアクセスペイロードとを含み、マッピングは、複数の同期信号ブロックを伝える1つ以上のビームと、ランダムアクセスメッセージのランダムアクセスプリアンブルとランダムアクセスペイロードとを伝える1つ以上の追加ビームとの間の関係付けを含むことと、2ステップランダムアクセスプロシージャの複数の同期信号ブロックとランダムアクセスメッセージとの間のマッピングと、複数の同期信号ブロックを伝える1つ以上のビームとランダムアクセスメッセージのランダムアクセスプリアンブルとランダムアクセスペイロードとを伝える1つ以上の追加ビームとの間の関係付けと、のうちの1つ以上を含む情報をユーザ機器に送信することと、マッピングにしたがって、ユーザ機器との2ステップランダムアクセスプロシージャを実行することとを含んでいてもよい。
【0048】
[0048]
基地局におけるワイヤレス通信のための装置を説明する。装置は、プロセッサと、プロセッサに結合されているメモリと、メモリ中に記憶されている命令とを含んでいてもよい。命令は、装置に、2ステップランダムアクセスプロシージャの複数の同期信号ブロックとランダムアクセスメッセージとの間のマッピングを決定させ、ランダムアクセスメッセージは、ランダムアクセスプリアンブルとランダムアクセスペイロードとを含み、マッピングは、複数の同期信号ブロックを伝える1つ以上のビームと、ランダムアクセスメッセージのランダムアクセスプリアンブルとランダムアクセスペイロードとを伝える1つ以上の追加ビームとの間の関係付けを含むようにと、2ステップランダムアクセスプロシージャの複数の同期信号ブロックとランダムアクセスメッセージとの間のマッピングと、複数の同期信号ブロックを伝える1つ以上のビームとランダムアクセスメッセージのランダムアクセスプリアンブルとランダムアクセスペイロードとを伝える1つ以上の追加ビームとの間の関係付けと、のうちの1つ以上を含む情報をユーザ機器に向けて送信させるようにと、マッピングにしたがって、ユーザ機器との2ステップランダムアクセスプロシージャを実行させるように、プロセッサにより実行可能であってもよい。
【0049】
[0049]
基地局におけるワイヤレス通信のための別の装置を説明する。装置は、2ステップランダムアクセスプロシージャの複数の同期信号ブロックとランダムアクセスメッセージとの間のマッピングを決定し、ランダムアクセスメッセージは、ランダムアクセスプリアンブルとランダムアクセスペイロードとを含み、マッピングは、複数の同期信号ブロックを伝える1つ以上のビームと、ランダムアクセスメッセージのランダムアクセスプリアンブルとランダムアクセスペイロードとを伝える1つ以上の追加ビームとの間の関係付けを含む手段と、2ステップランダムアクセスプロシージャの複数の同期信号ブロックとランダムアクセスメッセージとの間のマッピングと、複数の同期信号ブロックを伝える1つ以上のビームとランダムアクセスメッセージのランダムアクセスプリアンブルとランダムアクセスペイロードとを伝える1つ以上の追加ビームとの間の関係付けと、のうちの1つ以上を含む情報をユーザ機器に送信する手段と、マッピングにしたがって、ユーザ機器との2ステップランダムアクセスプロシージャを実行する手段とを含んでいてもよい。
【0050】
[0050]
基地局におけるワイヤレス通信のためのコードを記憶している非一時的コンピュータ読取可能媒体を説明する。コードは、2ステップランダムアクセスプロシージャの複数の同期信号ブロックとランダムアクセスメッセージとの間のマッピングを決定し、ランダムアクセスメッセージは、ランダムアクセスプリアンブルとランダムアクセスペイロードとを含み、マッピングは、複数の同期信号ブロックを伝える1つ以上のビームと、ランダムアクセスメッセージのランダムアクセスプリアンブルとランダムアクセスペイロードとを伝える1つ以上の追加ビームとの間の関係付けを含むようにと、2ステップランダムアクセスプロシージャの複数の同期信号ブロックとランダムアクセスメッセージとの間のマッピングと、複数の同期信号ブロックを伝える1つ以上のビームとランダムアクセスメッセージのランダムアクセスプリアンブルとランダムアクセスペイロードとを伝える1つ以上の追加ビームとの間の関係付けと、のうちの1つ以上を含む情報をユーザ機器に送信するようにと、マッピングにしたがって、ユーザ機器との2ステップランダムアクセスプロシージャを実行するように、プロセッサにより実行可能な命令を含んでいてもよい。
【0051】
[0051]
本明細書で説明する方法、装置および非一時的コンピュータ読取可能媒体のいくつかの例は、2ステップランダムアクセスプロシージャの関係付けパターン期間のうちの物理ランダムアクセスチャネルコンフィギュレーション期間に渡って、ランダムアクセスプリアンブルの1つ以上の物理ランダムアクセスチャネル機会と、ランダムアクセスペイロードの1つ以上の物理アップリンク共有チャネルリソースユニットとに、複数の同期信号ブロックのリソースをマッピングするための動作、特徴、手段または命令をさらに含んでいてもよい。
【0052】
[0052]
本明細書で説明する方法、装置および非一時的コンピュータ読取可能媒体のいくつかの例では、ユーザ機器に情報を送信することは、2ステップランダムアクセスプロシージャの複数の同期信号ブロックとランダムアクセスメッセージとの間のマッピングと、複数の同期信号ブロックを伝える1つ以上のビームとランダムアクセスメッセージのランダムアクセスプリアンブルとランダムアクセスペイロードとを伝える1つ以上の追加ビームとの間の関係付けと、のうちの1つ以上を含む情報を含むシグナリングを送信することを含むための動作、特徴、手段または命令をさらに含んでいてもよく、信号は、システム情報シグナリングまたは無線リソース制御シグナリング、あるいは、両方を含んでいている。
【0053】
[0053]
本明細書で説明する方法、装置および非一時的コンピュータ読取可能媒体のいくつかの例では、ランダムアクセスメッセージのランダムアクセスプリアンブルとランダムアクセスペイロードは、ランダムアクセスプリアンブルに関係するガード期間の持続時間と、ランダムアクセスプリアンブルとランダムアクセスペイロードとの間のギャップ期間とに基づいて、複数の同期信号ブロックのうちの異なる同期信号ブロックに関係付けられていてもよい。
【0054】
[0054]
本明細書で説明する方法、装置および非一時的コンピュータ読取可能媒体のいくつかの例は、ランダムアクセスペイロードの1つ以上の物理アップリンク共有チャネルリソースユニットが、時間リソースと周波数リソースとのうちの1つ以上を共有することを決定するためと、時間リソースと周波数リソースとのうちの1つ以上を共有するランダムアクセスペイロードの1つ以上の物理アップリンク共有チャネルリソースユニットと、複数の同期信号ブロックのうちの同期信号ブロックまたは複数の同期信号ブロックのうちの同期信号ブロックの一部との間のマッピングを決定するための動作、特徴、手段または命令をさらに含んでいてもよく、複数の同期信号ブロックのうちの同期信号ブロックの一部がグループ化されていてもよい。
【0055】
[0055]
本明細書で説明する方法、装置および非一時的コンピュータ読取可能媒体のいくつかの例では、時間リソースと周波数リソースとのうちの1つ以上を共有するランダムアクセスペイロードの1つ以上の物理アップリンク共有チャネルリソースユニットと、複数の同期信号ブロックのうちの同期信号ブロックまたは複数の同期信号ブロックのうちの同期信号ブロックの一部との間のマッピングを決定することは、アナログビームフォーミング能力に基づいて、複数の同期信号ブロックのうちの同期信号ブロックに、時間リソースと周波数リソースとのうちの1つ以上を共有するランダムアクセスペイロードの1つ以上の物理アップリンク共有チャネルリソースユニットをマッピングするための動作、特徴、手段または命令をさらに含んでいてもよい。
【0056】
[0056]
本明細書で説明する方法、装置および非一時的コンピュータ読取可能媒体のいくつかの例では、時間リソースを共有するランダムアクセスペイロードの1つ以上の物理アップリンク共有チャネルリソースユニットと、複数の同期信号ブロックのうちの同期信号ブロックまたは複数の同期信号ブロックのうちの同期信号ブロックの一部との間のマッピングを決定することは、デジタルビームフォーミング能力に基づいて、複数の同期信号ブロックのうちの同期信号ブロックの一部に、時間リソースを共有するランダムアクセスペイロードの1つ以上の物理アップリンク共有チャネルリソースユニットをマッピングするための動作、特徴、手段または命令をさらに含んでいてもよい。
【0057】
[0057]
本明細書で説明する方法、装置および非一時的コンピュータ読取可能媒体のいくつかの例は、同期信号ブロックの数が、しきい値を満たすことを決定するためと、2ステップランダムアクセスプロシージャのランダムアクセスメッセージのランダムアクセスプリアンブルと、4ステップランダムアクセスプロシージャのランダムアクセスメッセージは、同じ受信ビームを有していてもよく、プリアンブルシーケンスの異なるサブセットで構成されているかもしれないことを決定するための動作、特徴、手段または命令をさらに含んでいてもよい。
【0058】
[0058]
本明細書で説明する方法、装置および非一時的コンピュータ読取可能媒体のいくつかの例は、同期信号ブロックの数が、しきい値よりも大きいかもしれないことを決定するための動作、特徴、手段または命令をさらに含んでいてもよく、いくつかの同期信号ブロックは、2ステップランダムアクセスプロシージャのランダムアクセスプリアンブルと4ステップランダムアクセスプロシージャのランダムアクセスメッセージとの間で共有される1つ以上の物理ランダムアクセスチャネル機会の同じ物理ランダムアクセスチャネル機会にマッピングされていてもよい。
【0059】
[0059]
本明細書で説明する方法、装置および非一時的コンピュータ読取可能媒体のいくつかの例では、いくつかの同期信号ブロックは、異なる送信ビームを有していてもよい。
【0060】
[0060]
本明細書で説明する方法、装置および非一時的コンピュータ読取可能媒体のいくつかの例では、2ステップランダムアクセスプロシージャのランダムアクセスプリアンブルと、4ステップランダムアクセスプロシージャのランダムアクセスメッセージは、いくつかの同期信号ブロックのうちの異なる同期信号ブロックにマッピングされていてもよい。
【0061】
[0061]
本明細書で説明する方法、装置および非一時的コンピュータ読取可能媒体のいくつかの例では、2ステップランダムアクセスプロシージャのランダムアクセスプリアンブルにマッピングされているいくつかの同期信号ブロックの一部は、時間領域において連続しているか、または、時間領域において連続していないか、のうちの1つ以上であってもよい。
【0062】
[0062]
本明細書で説明する方法、装置および非一時的コンピュータ読取可能媒体のいくつかの例では、2ステップランダムアクセスプロシージャのランダムアクセスメッセージのランダムアクセスプリアンブルと、4ステップランダムアクセスプロシージャのランダムアクセスメッセージは、異なる受信ビームを有していてもよい。
【0063】
[0063]
本明細書で説明する方法、装置および非一時的コンピュータ読取可能媒体のいくつかの例は、ランダムアクセスメッセージのランダムアクセスプリアンブルまたはランダムアクセスペイロード、あるいは、両方を伝える1つ以上の追加ビームのビームスイッチを実行するための動作、特徴、手段または命令をさらに含んでいてもよく、1つ以上の追加ビームは、受信ビームを含んでいる。
【0064】
[0064]
本明細書で説明する方法、装置および非一時的コンピュータ読取可能媒体のいくつかの例は、複数の同期信号ブロックを伝える1つ以上のビームのビームスイッチとともに、ランダムアクセスメッセージのランダムアクセスプリアンブルまたはランダムアクセスペイロード、あるいは、両方を伝える1つ以上の追加ビームのビームスイッチを実行するための動作、特徴、手段または命令をさらに含んでいてもよく、1つ以上の追加ビームは、受信ビームを含み、複数の同期信号ブロックを伝える1つ以上のビームは、送信ビームを含んでいる。
【0065】
[0065]
本明細書で説明する方法、装置および非一時的コンピュータ読取可能媒体のいくつかの例は、2ステップランダムアクセスプロシージャから4ステップランダムアクセスプロシージャへの、ランダムアクセスフォールバックプロシージャまたはランダムアクセススイッチプロシージャを実行するための動作、特徴、手段または命令をさらに含んでいてもよく、ビームスイッチを実行することは、ランダムアクセスフォールバックプロシージャまたはランダムアクセススイッチプロシージャに基づいていてもよい。
【0066】
[0066]
本明細書で説明する方法、装置および非一時的コンピュータ読取可能媒体のいくつかの例は、ランダムアクセスフォールバックプロシージャまたはランダムアクセススイッチプロシージャに基づいて、4ステップランダムアクセスプロシージャのランダムアクセスメッセージを識別するためと、ダウンリンク制御情報を含む制御シグナリングをユーザ機器に送信するための動作、特徴、手段または命令をさらに含んでいてもよく、ビームスイッチを実行することは、制御シグナリングに基づいていてもよく、ビームスイッチは、送信ビームと受信ビームとのうちの1つ以上のスイッチを含んでいる。
【0067】
[0067]
ワイヤレス通信の方法を説明する。方法は、プロセッサと、プロセッサに結合されているメモリと、メモリ中に記憶されている命令とを含んでいてもよく、命令は、装置に、マッピングに基づいて、複数の同期信号ブロックを伝える1つ以上のビームと、ランダムアクセスメッセージのランダムアクセスプリアンブルとランダムアクセスペイロードとを伝える1つ以上の追加ビームとの間の関係付けを決定させ、基地局との2ステップランダムアクセスプロシージャを実行させるように、プロセッサにより実行可能である。
【0068】
[0068]
ワイヤレス通信のための装置を説明する。装置は、プロセッサと、プロセッサに結合されているメモリと、メモリ中に記憶されている命令とを含んでいてもよい。命令は、装置に実行させるようにプロセッサにより実行可能であってもよく、メモリはプロセッサと結合されており、命令はメモリ中に記憶されており、命令は、装置に、マッピングに基づいて、複数の同期信号ブロックを伝える1つ以上のビームと、ランダムアクセスメッセージのランダムアクセスプリアンブルとランダムアクセスペイロードとを伝える1つ以上の追加ビームとの間の関係付けを決定させ、基地局との2ステップランダムアクセスプロシージャを実行させるように、プロセッサにより実行可能である。
【0069】
[0069]
ワイヤレス通信のための別の装置を説明する。装置は、プロセッサと、プロセッサに結合されているメモリと、メモリ中に記憶され、装置に実行させるためにプロセッサにより実行可能な命令のための、マッピングに基づいて、複数の同期信号ブロックを伝える1つ以上のビームと、ランダムアクセスメッセージのランダムアクセスプリアンブルとランダムアクセスペイロードとを伝える1つ以上の追加ビームとの間の関係付けを決定する手段と、基地局との2ステップランダムアクセスプロシージャを実行する手段とを含んでいてもよい。
【0070】
[0070]
ワイヤレス通信のためのコードを記憶している非一時的コンピュータ読取可能媒体を説明する。コードはプロセッサにより実行可能な命令を含んでいてもよく、メモリはプロセッサと結合されており、命令はメモリ中に記憶され、命令は、装置に、マッピングに基づいて、複数の同期信号ブロックを伝える1つ以上のビームと、ランダムアクセスメッセージのランダムアクセスプリアンブルとランダムアクセスペイロードとを伝える1つ以上の追加ビームとの間の関係付けを決定させ、基地局との2ステップランダムアクセスプロシージャを実行させるように、プロセッサにより実行可能である。
【0071】
[0071]
ワイヤレス通信の方法を説明する。方法は、プロセッサと、プロセッサに結合されているメモリと、メモリ中に記憶されている命令とを含み、命令は、装置に、2ステップランダムアクセスプロシージャの複数の同期信号ブロックとランダムアクセスメッセージとの間のマッピングと、複数の同期信号ブロックを伝える1つ以上のビームとランダムアクセスメッセージのランダムアクセスプリアンブルとランダムアクセスペイロードとを伝える1つ以上の追加ビームとの間の関係付けと、のうちの1つ以上を含む情報をユーザ機器に向けて送信させ、マッピングにしたがって、ユーザ機器との2ステップランダムアクセスプロシージャを実行させるように、プロセッサにより実行可能である。
【0072】
[0072]
ワイヤレス通信のための装置を説明する。装置は、プロセッサと、プロセッサに結合されているメモリと、メモリ中に記憶されている命令とを含んでいてもよい。命令は、装置に実行させるようにプロセッサにより実行可能であってもよく、メモリはプロセッサに結合されており、命令はメモリ中に記憶され、命令は、装置に、2ステップランダムアクセスプロシージャの複数の同期信号ブロックとランダムアクセスメッセージとの間のマッピングと、複数の同期信号ブロックを伝える1つ以上のビームとランダムアクセスメッセージのランダムアクセスプリアンブルとランダムアクセスペイロードとを伝える1つ以上の追加ビームとの間の関係付けと、のうちの1つ以上を含む情報をユーザ機器に向けて送信させ、マッピングにしたがって、ユーザ機器との2ステップランダムアクセスプロシージャを実行させるように、プロセッサにより実行可能である。
【0073】
[0073]
ワイヤレス通信のための別の装置を説明する。装置は、プロセッサと、プロセッサに結合されているメモリと、メモリ中に記憶され、装置に実行させるためにプロセッサにより実行可能な命令のための、2ステップランダムアクセスプロシージャの複数の同期信号ブロックとランダムアクセスメッセージとの間のマッピングと、複数の同期信号ブロックを伝える1つ以上のビームとランダムアクセスメッセージのランダムアクセスプリアンブルとランダムアクセスペイロードとを伝える1つ以上の追加ビームとの間の関係付けと、のうちの1つ以上を含む情報をユーザ機器に送信する手段と、マッピングにしたがって、ユーザ機器との2ステップランダムアクセスプロシージャを実行する手段とを含んでいてもよい。
【0074】
[0074]
ワイヤレス通信のためのコードを記憶している非一時的コンピュータ読取可能媒体を説明する。コードはプロセッサにより実行可能な命令を含んでいてもよく、メモリはプロセッサに結合されており、命令はメモリ中に記憶されており、命令は、装置に、2ステップランダムアクセスプロシージャの複数の同期信号ブロックとランダムアクセスメッセージとの間のマッピングと、複数の同期信号ブロックを伝える1つ以上のビームとランダムアクセスメッセージのランダムアクセスプリアンブルとランダムアクセスペイロードとを伝える1つ以上の追加ビームとの間の関係付けと、のうちの1つ以上を含む情報をユーザ機器に向けて送信させ、マッピングにしたがって、ユーザ機器との2ステップランダムアクセスプロシージャを実行させるように、プロセッサにより実行可能である。
【0075】
[0075]
ワイヤレス通信の方法を説明する。方法は、インジケーションに基づいて、2ステップランダムアクセスプロシージャの複数の同期信号ブロックとランダムアクセスメッセージとの間のマッピングを決定し、ランダムアクセスメッセージは、ランダムアクセスプリアンブルとランダムアクセスペイロードとを含む手段と、マッピングに基づいて、複数の同期信号ブロックを伝える1つ以上のビームと、ランダムアクセスメッセージのランダムアクセスプリアンブルとランダムアクセスペイロードとを伝える1つ以上の追加ビームとの間の関係付けを決定する手段と、基地局との2ステップランダムアクセスプロシージャを実行する手段とを含んでいてもよい。
【0076】
[0076]
ワイヤレス通信のための装置を説明する。装置は、プロセッサと、プロセッサに結合されているメモリと、メモリ中に記憶されている命令とを含んでいてもよい。命令は、装置に、インジケーションに基づいて、2ステップランダムアクセスプロシージャの複数の同期信号ブロックとランダムアクセスメッセージとの間のマッピングを決定し、ランダムアクセスメッセージは、ランダムアクセスプリアンブルとランダムアクセスペイロードとを含む手段と、マッピングに基づいて、複数の同期信号ブロックを伝える1つ以上のビームと、ランダムアクセスメッセージのランダムアクセスプリアンブルとランダムアクセスペイロードとを伝える1つ以上の追加ビームとの間の関係付けを決定する手段と、基地局との2ステップランダムアクセスプロシージャを実行する手段とを行わせるように、プロセッサにより実行可能であってもよい。
【0077】
[0077]
ワイヤレス通信のための別の装置を説明する。装置は、インジケーションに基づいて、2ステップランダムアクセスプロシージャの複数の同期信号ブロックとランダムアクセスメッセージとの間のマッピングを決定し、ランダムアクセスメッセージは、ランダムアクセスプリアンブルとランダムアクセスペイロードとを含む手段と、マッピングに基づいて、複数の同期信号ブロックを伝える1つ以上のビームと、ランダムアクセスメッセージのランダムアクセスプリアンブルとランダムアクセスペイロードとを伝える1つ以上の追加ビームとの間の関係付けを決定する手段と、基地局との2ステップランダムアクセスプロシージャを実行する手段とを含んでいてもよい。
【0078】
[0078]
ワイヤレス通信のためのコードを記憶している非一時的コンピュータ読取可能媒体を説明する。コードは、インジケーションに基づいて、2ステップランダムアクセスプロシージャの複数の同期信号ブロックとランダムアクセスメッセージとの間のマッピングを決定し、ランダムアクセスメッセージは、ランダムアクセスプリアンブルとランダムアクセスペイロードとを含む手段と、マッピングに基づいて、複数の同期信号ブロックを伝える1つ以上のビームと、ランダムアクセスメッセージのランダムアクセスプリアンブルとランダムアクセスペイロードとを伝える1つ以上の追加ビームとの間の関係付けを決定する手段と、基地局との2ステップランダムアクセスプロシージャを実行する手段とを、プロセッサにより実行可能な命令を含んでいてもよい。
【0079】
[0079]
ワイヤレス通信の方法を説明する。方法は、2ステップランダムアクセスプロシージャの複数の同期信号ブロックとランダムアクセスメッセージとの間のマッピングを決定し、ランダムアクセスメッセージは、ランダムアクセスプリアンブルとランダムアクセスペイロードとを含み、マッピングは、複数の同期信号ブロックを伝える1つ以上のビームと、ランダムアクセスメッセージのランダムアクセスプリアンブルとランダムアクセスペイロードとを伝える1つ以上の追加ビームとの間の関係付けを含む手段と、2ステップランダムアクセスプロシージャの複数の同期信号ブロックとランダムアクセスメッセージとの間のマッピングと、複数の同期信号ブロックを伝える1つ以上のビームとランダムアクセスメッセージのランダムアクセスプリアンブルとランダムアクセスペイロードとを伝える1つ以上の追加ビームとの間の関係付けと、のうちの1つ以上を含む情報をユーザ機器に送信する手段と、マッピングにしたがって、ユーザ機器との2ステップランダムアクセスプロシージャを実行する手段とを含んでいてもよい。
【0080】
[0080]
ワイヤレス通信のための装置を説明する。装置は、プロセッサと、プロセッサに結合されているメモリと、メモリ中に記憶されている命令とを含んでいてもよい。命令は、装置に、2ステップランダムアクセスプロシージャの複数の同期信号ブロックとランダムアクセスメッセージとの間のマッピングを決定し、ランダムアクセスメッセージは、ランダムアクセスプリアンブルとランダムアクセスペイロードとを含み、マッピングは、複数の同期信号ブロックを伝える1つ以上のビームと、ランダムアクセスメッセージのランダムアクセスプリアンブルとランダムアクセスペイロードとを伝える1つ以上の追加ビームとの間の関係付けを含む手段と、2ステップランダムアクセスプロシージャの複数の同期信号ブロックとランダムアクセスメッセージとの間のマッピングと、複数の同期信号ブロックを伝える1つ以上のビームとランダムアクセスメッセージのランダムアクセスプリアンブルとランダムアクセスペイロードとを伝える1つ以上の追加ビームとの間の関係付けと、のうちの1つ以上を含む情報をユーザ機器に送信する手段と、マッピングにしたがって、ユーザ機器との2ステップランダムアクセスプロシージャを実行する手段とを行わせるように、プロセッサにより実行可能であってもよい。
【0081】
[0081]
ワイヤレス通信のための別の装置を説明する。装置は、2ステップランダムアクセスプロシージャの複数の同期信号ブロックとランダムアクセスメッセージとの間のマッピングを決定し、ランダムアクセスメッセージは、ランダムアクセスプリアンブルとランダムアクセスペイロードとを含み、マッピングは、複数の同期信号ブロックを伝える1つ以上のビームと、ランダムアクセスメッセージのランダムアクセスプリアンブルとランダムアクセスペイロードとを伝える1つ以上の追加ビームとの間の関係付けを含む手段と、2ステップランダムアクセスプロシージャの複数の同期信号ブロックとランダムアクセスメッセージとの間のマッピングと、複数の同期信号ブロックを伝える1つ以上のビームとランダムアクセスメッセージのランダムアクセスプリアンブルとランダムアクセスペイロードとを伝える1つ以上の追加ビームとの間の関係付けと、のうちの1つ以上を含む情報をユーザ機器に送信する手段と、マッピングにしたがって、ユーザ機器との2ステップランダムアクセスプロシージャを実行する手段とを含んでいてもよい。
【0082】
[0082]
ワイヤレス通信のためのコードを記憶している非一時的コンピュータ読取可能媒体を説明する。コードは、2ステップランダムアクセスプロシージャの複数の同期信号ブロックとランダムアクセスメッセージとの間のマッピングを決定し、ランダムアクセスメッセージは、ランダムアクセスプリアンブルとランダムアクセスペイロードとを含み、マッピングは、複数の同期信号ブロックを伝える1つ以上のビームと、ランダムアクセスメッセージのランダムアクセスプリアンブルとランダムアクセスペイロードとを伝える1つ以上の追加ビームとの間の関係付けを含む手段と、2ステップランダムアクセスプロシージャの複数の同期信号ブロックとランダムアクセスメッセージとの間のマッピングと、複数の同期信号ブロックを伝える1つ以上のビームとランダムアクセスメッセージのランダムアクセスプリアンブルとランダムアクセスペイロードとを伝える1つ以上の追加ビームとの間の関係付けと、のうちの1つ以上を含む情報をユーザ機器に送信する手段と、マッピングにしたがって、ユーザ機器との2ステップランダムアクセスプロシージャを実行する手段とを行わせるように、プロセッサにより実行可能な命令を含んでいてもよい。
【0083】
[0083]
コードがプロセッサにより実行可能な命令を含む、ユーザ機器におけるワイヤレス通信の方法を説明する。方法は、インジケーションに基づいて、2ステップランダムアクセスプロシージャの複数の同期信号ブロックとランダムアクセスメッセージとの間のマッピングを決定し、ランダムアクセスメッセージは、ランダムアクセスプリアンブルとランダムアクセスペイロードとを含むことと、マッピングに基づいて、複数の同期信号ブロックを伝える1つ以上のビームと、ランダムアクセスメッセージのランダムアクセスプリアンブルとランダムアクセスペイロードとを伝える1つ以上の追加ビームとの間の関係付けを決定することと、基地局との2ステップランダムアクセスプロシージャを実行することとを含んでいてもよい。
【0084】
[0084]
コードがプロセッサにより実行可能な命令を含む、ユーザ機器におけるワイヤレス通信のための装置を説明する。装置は、プロセッサと、プロセッサに結合されているメモリと、メモリ中に記憶されている命令とを含んでいてもよい。命令は、装置に、インジケーションに基づいて、2ステップランダムアクセスプロシージャの複数の同期信号ブロックとランダムアクセスメッセージとの間のマッピングを決定させ、ランダムアクセスメッセージは、ランダムアクセスプリアンブルとランダムアクセスペイロードとを含むようにと、マッピングに基づいて、複数の同期信号ブロックを伝える1つ以上のビームと、ランダムアクセスメッセージのランダムアクセスプリアンブルとランダムアクセスペイロードとを伝える1つ以上の追加ビームとの間の関係付けを決定させるようにと、基地局との2ステップランダムアクセスプロシージャを実行させるように、プロセッサにより実行可能であってもよい。
【0085】
[0085]
コードがプロセッサにより実行可能な命令を含む、ユーザ機器におけるワイヤレス通信のための別の装置を説明する。装置は、インジケーションに基づいて、2ステップランダムアクセスプロシージャの複数の同期信号ブロックとランダムアクセスメッセージとの間のマッピングを決定し、ランダムアクセスメッセージは、ランダムアクセスプリアンブルとランダムアクセスペイロードとを含む手段と、マッピングに基づいて、複数の同期信号ブロックを伝える1つ以上のビームと、ランダムアクセスメッセージのランダムアクセスプリアンブルとランダムアクセスペイロードとを伝える1つ以上の追加ビームとの間の関係付けを決定する手段と、基地局との2ステップランダムアクセスプロシージャを実行する手段とを含んでいてもよい。
【0086】
[0086]
コードがプロセッサにより実行可能な命令を含む、ユーザ機器におけるワイヤレス通信のためのコードを記憶している非一時的コンピュータ読取可能媒体を説明する。コードは、インジケーションに基づいて、2ステップランダムアクセスプロシージャの複数の同期信号ブロックとランダムアクセスメッセージとの間のマッピングを決定し、ランダムアクセスメッセージは、ランダムアクセスプリアンブルとランダムアクセスペイロードとを含むようにと、マッピングに基づいて、複数の同期信号ブロックを伝える1つ以上のビームと、ランダムアクセスメッセージのランダムアクセスプリアンブルとランダムアクセスペイロードとを伝える1つ以上の追加ビームとの間の関係付けを決定するようにと、基地局との2ステップランダムアクセスプロシージャを実行するように、プロセッサにより実行可能な命令を含んでいてもよい。
【0087】
[0087]
コードがプロセッサにより実行可能な命令を含む、基地局におけるワイヤレス通信の方法を説明する。方法は、2ステップランダムアクセスプロシージャの複数の同期信号ブロックとランダムアクセスメッセージとの間のマッピングを決定し、ランダムアクセスメッセージは、ランダムアクセスプリアンブルとランダムアクセスペイロードとを含み、マッピングは、複数の同期信号ブロックを伝える1つ以上のビームと、ランダムアクセスメッセージのランダムアクセスプリアンブルとランダムアクセスペイロードとを伝える1つ以上の追加ビームとの間の関係付けを含むことと、2ステップランダムアクセスプロシージャの複数の同期信号ブロックとランダムアクセスメッセージとの間のマッピングと、複数の同期信号ブロックを伝える1つ以上のビームとランダムアクセスメッセージのランダムアクセスプリアンブルとランダムアクセスペイロードとを伝える1つ以上の追加ビームとの間の関係付けと、のうちの1つ以上を含む情報をユーザ機器に送信することと、マッピングにしたがって、ユーザ機器との2ステップランダムアクセスプロシージャを実行することとを含んでいてもよい。
【0088】
[0088]
コードがプロセッサにより実行可能な命令を含む、基地局におけるワイヤレス通信のための装置を説明する。装置は、プロセッサと、プロセッサに結合されているメモリと、メモリ中に記憶されている命令とを含んでいてもよい。命令は、装置に、2ステップランダムアクセスプロシージャの複数の同期信号ブロックとランダムアクセスメッセージとの間のマッピングを決定させ、ランダムアクセスメッセージは、ランダムアクセスプリアンブルとランダムアクセスペイロードとを含み、マッピングは、複数の同期信号ブロックを伝える1つ以上のビームと、ランダムアクセスメッセージのランダムアクセスプリアンブルとランダムアクセスペイロードとを伝える1つ以上の追加ビームとの間の関係付けを含むようにと、2ステップランダムアクセスプロシージャの複数の同期信号ブロックとランダムアクセスメッセージとの間のマッピングと、複数の同期信号ブロックを伝える1つ以上のビームとランダムアクセスメッセージのランダムアクセスプリアンブルとランダムアクセスペイロードとを伝える1つ以上の追加ビームとの間の関係付けと、のうちの1つ以上を含む情報をユーザ機器に向けて送信させるようにと、マッピングにしたがって、ユーザ機器との2ステップランダムアクセスプロシージャを実行させるように、プロセッサにより実行可能であってもよい。
【0089】
[0089]
コードがプロセッサにより実行可能な命令を含む、基地局におけるワイヤレス通信のための別の装置を説明する。装置は、2ステップランダムアクセスプロシージャの複数の同期信号ブロックとランダムアクセスメッセージとの間のマッピングを決定し、ランダムアクセスメッセージは、ランダムアクセスプリアンブルとランダムアクセスペイロードとを含み、マッピングは、複数の同期信号ブロックを伝える1つ以上のビームと、ランダムアクセスメッセージのランダムアクセスプリアンブルとランダムアクセスペイロードとを伝える1つ以上の追加ビームとの間の関係付けを含む手段と、2ステップランダムアクセスプロシージャの複数の同期信号ブロックとランダムアクセスメッセージとの間のマッピングと、複数の同期信号ブロックを伝える1つ以上のビームとランダムアクセスメッセージのランダムアクセスプリアンブルとランダムアクセスペイロードとを伝える1つ以上の追加ビームとの間の関係付けと、のうちの1つ以上を含む情報をユーザ機器に送信する手段と、マッピングにしたがって、ユーザ機器との2ステップランダムアクセスプロシージャを実行する手段とを含んでいてもよい。
【0090】
[0090]
コードがプロセッサにより実行可能な命令を含む、基地局におけるワイヤレス通信のためのコードを記憶している非一時的コンピュータ読取可能媒体を説明する。コードは、2ステップランダムアクセスプロシージャの複数の同期信号ブロックとランダムアクセスメッセージとの間のマッピングを決定し、ランダムアクセスメッセージは、ランダムアクセスプリアンブルとランダムアクセスペイロードとを含み、マッピングは、複数の同期信号ブロックを伝える1つ以上のビームと、ランダムアクセスメッセージのランダムアクセスプリアンブルとランダムアクセスペイロードとを伝える1つ以上の追加ビームとの間の関係付けを含むようにと、2ステップランダムアクセスプロシージャの複数の同期信号ブロックとランダムアクセスメッセージとの間のマッピングと、複数の同期信号ブロックを伝える1つ以上のビームとランダムアクセスメッセージのランダムアクセスプリアンブルとランダムアクセスペイロードとを伝える1つ以上の追加ビームとの間の関係付けと、のうちの1つ以上を含む情報をユーザ機器に送信するようにと、マッピングにしたがって、ユーザ機器との2ステップランダムアクセスプロシージャを実行するように、プロセッサにより実行可能な命令を含んでいてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0091】
図1】[0091] 図1は、本開示の態様による、ランダムアクセスプロシージャにおけるビーム関係付けをサポートするワイヤレス通信のためのシステムの例を図示している。
図2】[0092] 図2は、本開示の態様による、4ステップランダムアクセスプロシージャをサポートするワイヤレス通信システムの例を図示している。
図3】[0093] 図3は、本開示の態様による、1つ以上の物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)コンフィギュレーション期間と関係付けパターン期間との間のマッピングをサポートするマッピングコンフィギュレーションの例を図示している。
図4】[0094] 図4は、本開示の態様による、2ステップランダムアクセスプロシージャをサポートするワイヤレス通信システムの例を図示している。
図5】[0095] 図5は、本開示のさまざまな態様による、2ステップランダムアクセスプロシージャをサポートする送信チェーンの例を図示している。
図6A】[0096] 図6Aは、本開示の態様による、ランダムアクセスプロシージャにおけるビーム関係付けをサポートするチャネル構造の例を図示している。
図6B】[0097] 図6Bは、本開示の態様による、ランダムアクセスプロシージャにおけるビーム間関係付けをサポートするマッピングコンフィギュレーションの例を図示している。
図7A】[0098] 図7Aは、本開示の態様による、ランダムアクセスプロシージャにおけるビーム関係付けをサポートするマッピングコンフィギュレーションの例を図示している。
図7B】[0099] 図7Bは、本開示の態様による、ランダムアクセスプロシージャにおけるビーム間関係付けをサポートするマッピングコンフィギュレーションの例を図示している。
図8】[0100] 図8は、本開示の態様による、ランダムアクセスプロシージャにおけるビーム関係付けをサポートするプロセスフローの例を図示している。
図9】[0101] 図9は、本開示の態様による、ランダムアクセスプロシージャにおけるビーム関係付けをサポートするデバイスのブロック図を示している。
図10図10は、本開示の態様による、ランダムアクセスプロシージャにおけるビーム関係付けをサポートするデバイスのブロック図を示している。
図11】[0102] 図11は、本開示の態様による、ランダムアクセスプロシージャにおけるビーム関係付けをサポートするUE通信マネージャのブロック図を示している。
図12】[0103] 図12は、本開示の態様による、ランダムアクセスプロシージャにおけるビーム関係付けをサポートするデバイスを含むシステムの図を示している。
図13】[0104] 図13は、本開示の態様による、ランダムアクセスプロシージャにおけるビーム関係付けをサポートするデバイスのブロック図を示している。
図14図14は、本開示の態様による、ランダムアクセスプロシージャにおけるビーム関係付けをサポートするデバイスのブロック図を示している。
図15】[0105] 図15は、本開示の態様による、ランダムアクセスプロシージャにおけるビーム関係付けをサポートする基地局通信マネージャのブロック図を示している。
図16】[0106] 図16は、本開示の態様による、ランダムアクセスプロシージャにおけるビーム関係付けをサポートするデバイスを含むシステムの図を示している。
図17】[0107] 図17は、本開示の態様による、ランダムアクセスプロシージャにおけるビーム関係付けをサポートする方法を図示するフローチャートを示している。
図18図18は、本開示の態様による、ランダムアクセスプロシージャにおけるビーム関係付けをサポートする方法を図示するフローチャートを示している。
図19図19は、本開示の態様による、ランダムアクセスプロシージャにおけるビーム関係付けをサポートする方法を図示するフローチャートを示している。
図20図20は、本開示の態様による、ランダムアクセスプロシージャにおけるビーム関係付けをサポートする方法を図示するフローチャートを示している。
【詳細な説明】
【0092】
[0108]
いくつかのワイヤレス通信システムは、ランダムアクセスプロシージャを使用して接続を確立する、ユーザ機器(UE)と基地局(例えば、eノードB(eNB)、次世代ノードBまたはギガノードB(いずれもgNBとして呼ばれることがある))を有していてもよい。ランダムアクセスプロシージャは、UEと基地局との間の接続を確立することを促進する情報を伝える一連のハンドシェイクメッセージを含んでいてもよい。いくつかの例では、ランダムアクセスプロシージャは、2ステップランダムアクセスプロシージャであってもよく、2ステップランダムアクセスプロシージャは、4ステップランダムアクセスプロシージャのような、より多くの数のハンドシェイクメッセージを使用する他のランダムアクセスプロシージャと比較して、レイテンシを低減させるかもしれない。さらに、2ステップランダムアクセスプロシージャが成功しない、または、他の何らかの条件(例えば、優先度、トラフィック負荷)のときに、UEは2ステップランダムアクセスプロシージャから4ステップランダムアクセスプロシージャにフォールバックしてもよい。基地局およびUEは、複数のランダムアクセスプロシージャ(例えば、2ステップおよび4ステップランダムアクセスプロシージャ)およびマルチビームインプリメンテーションをサポートしているかもしれないので、基地局は、本明細書で説明されているように、異なるタイプのランダムアクセスプロシージャ(例えば、2ステップおよび4ステップランダムアクセスプロシージャ)のランダムアクセスメッセージを区別する能力をUEに与えるとともに、ビーム関係付けを可能にするように、ランダムアクセスメッセージの送信を構成してもよい。
【0093】
[0109]
UEは、例えば、2ステップランダムアクセスプロシージャに関連する、複数の同期信号ブロック(SSB)とランダムアクセスメッセージとの間のマッピングを決定するように構成されていてもよい。UEはまた、複数のSSBを伝える1つ以上のそれぞれの指向性ビームと、ランダムアクセスメッセージ(例えば、ランダムアクセスメッセージのランダムアクセスプリアンブルとランダムアクセスペイロード)を伝える1つ以上の追加のそれぞれの指向性ビームとの間の関係付けを決定してもよい。加えて、説明する技法は、いくつかの例では、2ステップランダムアクセスプロシージャの関係付けパターン期間のうちの物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)PRACHコンフィギュレーション期間に渡って、ランダムアクセスプリアンブルの1つ以上のPRACH機会(RO)と、ランダムアクセスペイロードの1つ以上の物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)リソースユニット(PRU)とに、複数のSSBの時間および周波数のリソースをマッピングすることを含んでいてもよい。追加的または代替的に、説明する技法は、ランダムアクセスフォールバックプロシージャとランダムアクセススイッチプロシージャとに対するビーム関係付けを含んでいてもよい。
【0094】
[0110]
本明細書で説明する主題の特定の態様は、1つ以上の利点を具現化するために実現されていてもよい。説明する技法は、他の利点の中でも特に、電力節約の改善をサポートしているかもしれない。したがって、サポートされる技法は、改善されたUE動作を含んでいてもよく、いくつかの例では、他の利益の中でも特に、UE効率を促進するかもしれない。本開示の態様は、最初にワイヤレス通信システムのコンテキストにおいて説明する。本開示の態様は、その後、ランダムアクセスプロシージャにおけるビーム関係付けに関連する、マッピングコンフィギュレーション、送信チェーン、チャネル構造およびプロセスフローにより例示され、これらを参照して説明する。本開示の態様は、ランダムアクセスプロシージャにおけるビーム関係付けに関連する、装置図、システム図およびフローチャートによりさらに例示され、これらを参照して説明する。
【0095】
[0111]
図1は、本開示の態様にしたがう、ランダムアクセスプロシージャにおけるビーム関係付けをサポートするワイヤレス通信システム100の例を図示している。ワイヤレス通信システム100は、基地局105と、UE115と、コアネットワーク130とを含んでいてもよい。いくつかの例では、ワイヤレス通信システム100は、ロングタームエボリューション(LTE(登録商標))ネットワーク、LTEアドバンスト(LTE-A)ネットワーク、LTE-Aプロネットワーク、または、新しい無線(NR)ネットワークであってもよい。いくつかのケースでは、ワイヤレス通信システム100は、拡張ブロードバンド通信、超高信頼性(例えば、ミッションクリティカル)通信、低レイテンシ通信、低コストおよび低複雑性のデバイスとの通信、または、これらの何らかの組み合わせをサポートしていてもよい。
【0096】
[0112]
基地局105は、ワイヤレス通信システム100を形成するために、地理的エリア全体に渡って分散されていてもよく、異なる形態のデバイスまたは異なる能力を有するデバイスであってもよい。基地局105およびUE115は、1つ以上の通信リンク125を介して、ワイヤレスに通信してもよい。各基地局105は、UE115および基地局105が通信リンク125を確立するかもしれないカバレージエリア110を提供してもよい。カバレージエリア110は、基地局105およびUE115が、1つ以上の無線アクセス技術による信号の通信をサポートする地理的エリアの例であってもよい。
【0097】
[0113]
UE115は、ワイヤレス通信システム100のカバレージエリア110全体に渡って分散されていてもよく、各UE115は、異なる時間に静的または移動体、あるいは、両方であってもよい。UE115は、異なる形態のデバイスまたは異なる能力を有するデバイスであってもよい。いくつかの例示的なUE115が図1中に図示されている。本明細書で説明するUE115は、図1中に示されているように、他のUE115、基地局105またはネットワーク機器(例えば、コアネットワークノード、中継デバイス、統合アクセスおよびバックホール(IAB)ノード、または、他のネットワーク機器)のような、さまざまなタイプのデバイスと通信することが可能であってもよい。
【0098】
[0114]
基地局105は、コアネットワーク130と、または、互いに、あるいは、両方で通信してもよい。例えば、基地局105は、バックホールリンク120を通して(例えば、S1、N2、N3または他のインターフェースを介して)、コアネットワーク130とインターフェースしていてもよい。基地局105は、直接的に(例えば、基地局105間で直接的に)、または、間接的に(例えば、コアネットワーク130を介して)、あるいは、両方のいずれかで、バックホールリンク120を介して(例えば、X2、Xnまたは他のインターフェースを介して)、互いに通信してもよい。いくつかの例では、バックホールリンク120は、1つ以上のワイヤレスリンクであってもよく、または、それを含んでいてもよい。本明細書で説明する基地局105のうちの1つ以上は、基地トランシーバ局、無線基地局、アクセスポイント、無線トランシーバ、ノードB、eノードB(eNB)、次世代ノードBまたはギガノードB(このいずれもgNBとして呼ばれることがある)、ホームノードB、ホームeノードB、または、他の適切な用語を含んでいてもよく、または、当業者によりこれらで呼ばれることがある。
【0099】
[0115]
UE115はまた、移動体デバイス、ワイヤレスデバイス、リモートデバイス、ハンドヘルドデバイス、または、加入者デバイス、あるいは、他の何らかの適切な用語を含んでいてもよく、または、これらとして呼ばれることがあり、「デバイス」は、他の例の中でも特に、ユニット、局、端末またはクライアントとして呼ばれることもある。UE115はまた、セルラフォン、パーソナルデジタルアシスタント(PDA)、タブレットコンピュータ、ラップトップコンピュータ、または、パーソナルコンピュータのような、パーソナル電子デバイスを含んでいてもよく、または、これらとして呼ばれることがある。いくつかの例では、UE115は、機器、ビークル、メータ、または、これらに類するもののような、さまざまなオブジェクト中で実現されるかもしれない、ワイヤレスローカルループ(WLL)局、モノのインターネット(IoT)デバイス、あらゆるもののインターネット(IoE)デバイス、マシンタイプ通信(MTC)デバイス、または、これらに類するものを含むか、または、これらとして呼ばれることがある。本明細書で説明するUE115は、図1中に示すように、時には中継器として機能する他のUE115とともに、マクロeNBまたはgNB、スモールセルeNBまたはgNB、中継基地局、および、これらに類するものを含む、基地局105およびネットワーク機器のような、さまざまなタイプのデバイスと通信することが可能であってもよい。
【0100】
[0116]
UE115および基地局105は、1つ以上の搬送波上で、1つ以上の通信リンク125を介して、互いにワイヤレスに通信してもよい。「搬送波」という用語は、通信リンク125をサポートするための規定された物理レイヤ構造を有する無線周波数スペクトルリソースのセットを指していてもよい。例えば、通信リンク125のために使用される搬送波は、所定の無線アクセス技術(例えば、LTE(登録商標)、LTE-A、LTE-Aプロ、NR)のための物理レイヤチャネルにしたがって動作する無線周波数スペクトル帯域の一部(例えば、帯域幅部分(BWP))を含んでいてもよい。各物理レイヤチャネルは、捕捉シグナリング(例えば、同期信号、システム情報)、搬送波のための動作を調整する制御シグナリング、ユーザデータ、または、他のシグナリングを伝えてもよい。ワイヤレス通信システム100は、搬送波アグリゲーションまたはマルチ搬送波動作を使用して、UE115との通信をサポートしていてもよい。UE115は、搬送波アグリゲーションコンフィギュレーションにしたがって、複数のダウンリンクコンポーネント搬送波と1つ以上のアップリンクコンポーネント搬送波とで構成されていてもよい。搬送波アグリゲーションは、周波数分割ディプレックス(FDD)コンポーネント搬送波と時分割ディプレックス(TDD)コンポーネント搬送波の両方とともに使用してもよい。
【0101】
[0117]
(例えば、搬送波アグリゲーションコンフィギュレーションにおける)いくつかの例では、搬送波はまた、捕捉シグナリング、または、他の搬送波のための動作を調整する制御シグナリングを有していてもよい。搬送波は、周波数チャネル(例えば、発展型ユニバーサル移動体電気通信システム地上無線アクセス(E-UTRA)絶対無線周波数チャネル番号(EARFCN))に関係付けられていてもよく、UE115による発見のためのチャネルラスタにしたがって位置付けられていてもよい。搬送波は、初期捕捉および接続が搬送波を介してUE115により行われるかもしれないスタンドアロンモードで動作してもよく、または、搬送波は、接続が(例えば、同じまたは異なる無線アクセス技術の)異なる搬送波を使用して固定される非スタンドアロンモードで動作してもよい。
【0102】
[0118]
ワイヤレス通信システム100中に示されている通信リンク125は、UE115から基地局105へのアップリンク送信、または、基地局105からUE115へのダウンリンク送信を含んでいてもよい。搬送波は、(例えば、FDDモードにおいて)ダウンリンクまたはアップリンク通信を伝えてもよく、または、(例えば、TDDモードにおいて)ダウンリンクおよびアップリンク通信を伝えるように構成されていてもよい。搬送波は、無線周波数スペクトルの特定の帯域幅に関係付けられていてもよく、いくつかの例では、搬送波帯域幅は、搬送波またはワイヤレス通信システム100の「システム帯域幅」として呼ばれることがある。例えば、搬送波帯域幅は、特定の無線アクセス技術の搬送波に対するいくつかの予め決定されている帯域幅の1つ(例えば、1.4、3、5、10、15、20、40または80メガヘルツ(MHz))であってもよい。ワイヤレス通信システム100のデバイス(例えば、基地局105、UE115、または、両方)は、特定の搬送波帯域幅上での通信をサポートするハードウェアコンフィギュレーションを有していてもよく、または、搬送波帯域幅のセットのうちの1つ上での通信をサポートするように構成可能であってもよい。いくつかの例では、ワイヤレス通信システム100は、複数の搬送波帯域幅に関係する搬送波を介した同時通信をサポートする、基地局105またはUE115を含んでいてもよい。いくつかの例では、それぞれサービスされるUE115は、搬送波帯域幅の部分(例えば、副帯域、BWP)または搬送波帯域幅のすべてに渡って動作するように構成されていてもよい。
【0103】
[0119]
搬送波上で送信される信号波形は、(例えば、直交周波数分割多重化(OFDM)または離散フーリエ変換拡散OFDM(DFT-S-OFDM)のような、マルチ搬送波変調(MCM)技法を使用して)複数の副搬送波から構成されていてもよい。MCM技法を用いるシステムでは、リソース要素は、1つのシンボル期間(例えば、1つの変調シンボルの持続時間)と1つの副搬送波とからなっていてもよく、シンボル期間と副搬送波間隔とは反比例する。各リソース要素により搬送されるビットの数は、変調スキーム(例えば、変調スキームの次数、変調スキームのコーディングレート、または、両方)に依存していてもよい。したがって、UE115が受信するリソース要素が多く、変調スキームの次数が高いほど、UE115のためのデータレートはより高くなるかもしれない。ワイヤレス通信リソースは、無線周波数スペクトルリソースと、時間リソースと、空間リソース(例えば、空間レイヤまたはビーム)との組み合わせを指すことがあり、複数の空間レイヤの使用は、UE115との通信のためのデータレートまたはデータ完全性をさらに増加させるかもしれない。
【0104】
[0120]
搬送波のための1つ以上のヌメロロジーがサポートされていてもよく、ヌメロロジーは、副搬送波間隔(Δf)とサイクリックプレフィックスとを含んでいてもよい。搬送波は、同じまたは異なるヌメロロジーを有するBWPに分割されてもよい。いくつかの例では、UE115は、複数のBWPで構成されていてもよい。いくつかのケースでは、搬送波のための単一のBWPが所定の時間においてアクティブであり、UE115のための通信はアクティブなBWPに制限されていてもよい。基地局105またはUE115に対する時間間隔は、例えば、Ts=1/(Δfmax・Nf)秒のサンプリング期間を指していてもよい基本時間単位の倍数で表されていてもよい。Δfmaxは最大サポート副搬送波間隔を表していてもよく、Nfは最大サポート離散フーリエ変換(DFT)サイズを表していてもよい。通信リソースの時間間隔は、それぞれが指定された持続時間(例えば、10ミリ秒(ms))を有する無線フレームにしたがって編成されていてもよい。各無線フレームは、(例えば、0~1023の範囲にある)システムフレーム番号(SFN)により識別されてもよい。
【0105】
[0121]
各フレームは、複数の連続してナンバリングされたサブフレームまたはスロットを含んでいてもよく、各サブフレームまたはスロットは同じ持続時間を有していてもよい。いくつかのケースでは、フレームはサブフレームに分割されてもよく、各サブフレームはいくつかのスロットにさらに分割されてもよい。代替的に、各フレームは可変数のスロットを含んでいてもよく、スロットの数は副搬送波間隔に依存していてもよい。各スロットは、(例えば、各シンボル期間に対して前に付加されたサイクリックプレフィックスの長さに依存して)いくつかのシンボル期間を含んでいてもよい。いくつかのワイヤレス通信システム100では、スロットは、1つ以上のシンボルを含んでいる複数のミニスロットにさらに分割されてもよい。サイクリックプレフィックスを除いて、各シンボル期間は、1つ以上(例えば、Nf)のサンプリング期間を含んでいてもよい。シンボル期間の持続時間は、動作の副搬送波間隔または周波数帯域に依存していてもよい。
【0106】
[0122]
サブフレーム、スロット、ミニスロットまたはシンボルは、ワイヤレス通信システム100の最小スケジューリング単位であってもよく、送信時間間隔(TTI)として呼ばれることがある。いくつかのケースでは、TTI持続時間(すなわち、TTI中のシンボル期間の数)は可変であってもよい。追加的または代替的に、ワイヤレス通信システム100の最小スケジューリング単位は、(例えば、短縮TTI(sTTI)のバースト中で)動的に選択されてもよい。
【0107】
[0123]
物理チャネルは、さまざまな技法にしたがって、搬送波上に多重化されていてもよい。物理制御チャネルおよび物理データチャネルは、例えば、時分割多重化(TDM)技法、周波数分割多重化(FDM)技法、または、ハイブリッドTDM-FDM技法を使用して、ダウンリンク搬送波上で多重化されていてもよい。物理制御チャネルのための制御領域(例えば、制御リソースセット(CORESET))は、いくつかのシンボル期間により規定されていてもよく、搬送波のシステム帯域幅またはシステム帯域幅のサブセットに渡って延びていてもよい。1つ以上の制御領域(例えば、CORESET)が、UE115のセットのために構成されていてもよい。例えば、UE115は、1つ以上のサーチ空間セットにしたがって、制御情報のための制御領域を監視またはサーチしてもよく、各サーチ空間セットは、カスケード方法で配置されている1つ以上のアグリゲーションレベル中の1つ以上の制御チャネル候補を含んでいてもよい。制御チャネル候補のためのアグリゲーションレベルは、所定のペイロードサイズを有する制御情報フォーマットのためのエンコードされた情報に関係する制御チャネルリソース(例えば、制御チャネル要素(CCE))の数を指していてもよい。サーチ空間セットは、制御情報を複数のUE115に送るために構成されている共通サーチ空間セットと、制御情報を特定のUE115に送るためのUE特有サーチ空間セットとを含んでいてもよい。
【0108】
[0124]
各基地局105は、1つ以上のセル、例えば、マクロセル、スモールセル、ホットスポット、または、他のタイプのセル、あるいは、これらのさまざまな組み合わせを介して、通信カバレージを提供してもよい。「セル」という用語は、(例えば、搬送波を介した)基地局105との通信のために使用される論理通信エンティティを指すことがあり、隣接セルを区別するための識別子(例えば、物理セル識別子(PCID)、仮想セル識別子(VCID)または他のもの)に関係付けられていてもよい。いくつかの例では、セルはまた、論理通信エンティティが動作する地理的カバレージエリア110または地理的カバレージエリア110の一部(例えば、セクタ)を指していてもよい。このようなセルは、基地局105の能力のようなさまざまなファクタに依存して、より小さいエリア(例えば、構造物、構造物のサブセット)からより大きいエリアに及んでいてもよい。例えば、セルは、建物、建物のサブセット、地理的カバレージエリア110間のまたは地理的カバレージエリア110とオーバーラップする外部空間、または、これに類するものであってもよく、あるいは、これらを含んでいてもよい。
【0109】
[0125]
マクロセルは、一般的に、比較的大きい地理的エリア(例えば、半径数キロメートル)をカバーし、マクロセルをサポートするネットワークプロバイダのサービスに加入しているUE115による無制限アクセスを可能にしてもよい。スモールセルは、マクロセルと比較して、より低電力の基地局105に関係していてもよく、スモールセルは、マクロセルと同じまたは異なる(例えば、ライセンスされている、ライセンスされていない)周波数帯域で動作してもよい。スモールセルは、ネットワークプロバイダのサービスに加入しているUE115に無制限のアクセスを提供してもよく、スモールセルとの関係を有するUE115(例えば、クローズド加入者グループ(CSG)中のUE115、ホームまたはオフィス中のユーザに関係しているUE115、または、これらに類するもの)に制限されたアクセスを提供してもよい。基地局105は、1つ以上のセルをサポートしていてもよく、また、1つ以上のコンポーネント搬送波を使用する1つ以上のセル上での通信をサポートしていてもよい。いくつかの例では、搬送波は複数のセルをサポートしていてもよく、異なるセルは、異なるタイプのデバイスのためのアクセスを提供してもよい異なるプロトコルタイプ(例えば、MTC、狭帯域IoT(NB-IoT)、拡張移動体ブロードバンド(eMBB)、または、他のもの)にしたがって構成されていてもよい。
【0110】
[0126]
いくつかの例では、基地局105は移動可能であってもよく、したがって、移動する地理的カバレージエリア110に対する通信カバレージを提供してもよい。いくつかの例では、異なる技術に関係する異なる地理的カバレージエリア110はオーバーラップしていてもよいが、異なる地理的カバレージエリア110は同じ基地局105によりサポートされていてもよい。他の例では、異なる技術に関係するオーバーラップしている地理的カバレージエリア110は、異なる基地局105によりサポートされていてもよい。ワイヤレス通信システム100は、例えば、異種ネットワークを含んでいてもよく、異種ネットワークでは、異なるタイプの基地局110が、同じまたは異なる無線アクセス技術を使用して、さまざまな地理的カバレージエリア110に対するカバレージを提供する。
【0111】
[0127]
ワイヤレス通信システム100は、同期動作または非同期動作をサポートしていてもよい。同期動作に対しては、基地局105は、同様のフレームタイミングを有していてもよく、異なる基地局105からの送信は、時間的にほぼ整列されているかもしれない。非同期動作に対しては、基地局105は異なるフレームタイミングを有していてもよく、異なる基地局105からの送信は、いくつかの例では、時間的に整列されていないかもしれない。本明細書で説明する技法は、同期動作または非同期動作のいずれかのために使用してもよい。
【0112】
[0128]
MTCまたはIoTデバイスのような、いくつかのUE115は、低コストまたは低複雑性のデバイスかもしれず、(例えば、マシンツーマシン(M2M)通信を介して)マシン間の自動化された通信を提供してもよい。M2M通信またはMTCは、デバイスが人間の介入なく、互いにまたは基地局105と通信することを可能にするデータ通信技術を指してもよい。いくつかの例では、M2M通信またはMTCは、情報を測定または捕捉して、このような情報を使用するかまたはアプリケーションプログラムと対話する人間に情報を提示する中央サーバまたはアプリケーションプログラムにこのような情報を中継するために、センサまたはメータを組み込んでいるデバイスからの通信を含んでいてもよい。いくつかのUE115は、情報を収集するか、あるいは、機械または他のデバイスの自動化された挙動を可能にするように設計されていてもよい。MTCデバイスのためのアプリケーションの例は、スマートメータリング、在庫監視、水位監視、機器監視、ヘルスケア監視、野生生物監視、天候および地質学的事象監視、フリート管理および追跡、リモートセキュリティ感知、物理的アクセス制御、ならびに、トランザクションベースのビジネス課金を含んでいる。
【0113】
[0129]
いくつかのUE115は、半二重通信(例えば、送信または受信を通した一方向通信をサポートするが、送信と受信とを同時にはサポートしないモード)のような、電力消費を低減する動作モードを用いるように構成されていてもよい。いくつかの例では、半二重通信は、低減されたピークレートで実行してもよい。UE115のための他の電力節約技法は、アクティブ通信に関与していないときに電力節約ディープスリープモードに入ること、(例えば、狭帯域通信にしたがって)限られた帯域幅上で動作すること、または、これらの技法の組み合わせを含んでいる。例えば、いくつかのUE115は、搬送波内、搬送波のガード帯域内、または、搬送波の外部の、予め規定されている部分または範囲(例えば、副搬送波またはリソースブロック(RB)のセット)に関係する狭帯域プロトコルタイプを使用する動作のために構成されていてもよい。
【0114】
[0130]
ワイヤレス通信システム100は、超信頼性通信または低レイテンシ通信、あるいは、これらのさまざまな組み合わせをサポートするように構成されていてもよい。例えば、ワイヤレス通信システム100は、超信頼性低レイテンシ通信(URLLC)またはミッションクリティカルな通信をサポートするように構成されていてもよい。UE115は、長信頼性、低レイテンシ、または、クリティカル機能(例えば、ミッションクリティカル機能)をサポートするように設計されていてもよい。超信頼性通信は、プライベート通信またはグループ通信を含んでいてもよく、ミッションクリティカルなプッシュツートーク(MCPTT)、ミッションクリティカルなビデオ(MCVideo)、または、ミッションクリティカルなデータ(MCData)のような、1つ以上のミッションクリティカルなサービスによりサポートされていてもよい。ミッションクリティカル機能に対するサポートは、サービスの優先順位付けを含んでいてもよく、ミッションクリティカルサービスは、公衆安全または一般的な商業アプリケーションに対して使用してもよい。超信頼性、低レイテンシ、ミッションクリティカル、および、超信頼性低レイテンシという用語は、本明細書では交換可能に使用されているかもしれない。
【0115】
[0131]
いくつかのケースでは、UE115はまた、(例えば、ピアツーピア(P2P)またはD2Dプロトコルを使用して)デバイスツーデバイス(D2D)通信リンク135を介して、他のUE115と直接的に通信することが可能であるかもしれない。D2D通信を利用する1つ以上のUE115は、基地局105の地理的カバレージエリア110内にあってもよい。このようなグループ中の他のUE115は、基地局105の地理的カバレージエリア110外にあるか、または、そうでなければ基地局105からの送信を受信することができないかもしれない。いくつかのケースでは、D2D通信を介して通信するUE115のグループは、1対多(1:M)システムを利用してもよく、1対多(1:M)システムでは、各UE115がグループ中の他のすべてのUE115に送信する。いくつかの例では、基地局105は、D2D通信のためのリソースのスケジューリングを促進する。他のケースでは、基地局105の関与なしで、UE115間でD2D通信が実行される。
【0116】
[0132]
いくつかのシステムでは、D2D通信リンク135は、ビークル(例えば、UE115)間の、サイドリンク通信チャネルのような、通信チャネルの例であってもよい。いくつかの例では、ビークルは、ビークルツーエブリスング(V2X)通信、ビークルツービークル(V2V)通信、または、これらの何らかの組み合わせを使用して通信してもよい。ビークルは、交通状況、信号スケジューリング、天候、安全、緊急事態に関する情報を、または、V2Xシステムに関連する他の何らかの情報をシグナリングしてもよい。いくつかのケースでは、V2Xシステム中のビークルは、路側ユニットのような路側インフラストラクチャと、または、ビークルツーネットワーク(V2N)通信を使用して、1つ以上のネットワークノード(例えば、基地局105)を介してネットワークと、または、この両方と通信してもよい。
【0117】
[0133]
コアネットワーク130は、ユーザ認証、アクセス許可、追跡、インターネットプロトコル(IP)接続性、および、他のアクセス、ルーティング、または、モビリティ機能を提供してもよい。コアネットワーク130は、アクセスおよびモビリティを管理する少なくとも1つの制御プレーンエンティティ(例えば、モビリティ管理エンティティ(MME)、アクセスおよびモビリティ管理機能(AMF))と、パケットをルーティングするか、または、外部ネットワークに相互接続する少なくとも1つのユーザプレーンエンティティ(例えば、サービングゲートウェイ(S-GW)、パケットデータネットワーク(PDN)ゲートウェイ(P-GW)、ユーザプレーン機能(UPF))とを含んでいてもよい、発展型パケットコア(EPC)または5Gコア(5GC)であってもよい。制御プレーンエンティティは、コアネットワーク130に関係する基地局105によりサービスされるUE115に対するモビリティ、認証、および、ベアラ管理のような、非アクセス層(NAS)機能を管理してもよい。ユーザIPパケットは、ユーザプレーンエンティティを介して転送され、ユーザプレーンエンティティは、IPアドレス割り振りとともに他の機能を提供してもよい。ユーザプレーンエンティティは、ネットワークオペレータIPサービス150に接続されていてもよい。オペレータIPサービス150は、インターネット、イントラネット、IPマルチメディアサブシステム(IMS)、または、パケット交換ストリーミングサービスへのアクセスを含んでいてもよい。
【0118】
[0134]
基地局105のようなネットワークデバイスのうちのいくつかは、アクセスネットワークエンティティ140のようなサブコンポーネントを含んでいてもよく、アクセスネットワークエンティティ140は、アクセスノード制御装置(ANC)の例であってもよい。各アクセスネットワークエンティティ140は、無線ヘッド、スマート無線ヘッド、または、送信/受信ポイント(TRP)として呼ばれることもある、他のいくつかのアクセスネットワーク送信エンティティ145を介して、UE115と通信してもよい。各アクセスネットワーク送信エンティティ145は、1つ以上のアンテナパネルを含んでいてもよい。いくつかのコンフィギュレーションでは、各アクセスネットワークエンティティ140または基地局105のさまざまな機能は、さまざまなネットワークデバイス(例えば、無線ヘッドおよびANC)に渡って分散されていてもよく、または、単一のネットワークデバイス(例えば、基地局105)に統合されていてもよい。
【0119】
[0135]
ワイヤレス通信システム100は、典型的には300MHz~300GHzの範囲で、1つ以上の周波数帯域を使用して動作するかもしれない。一般的に、300MHz~3GHzの領域は、超高周波(UHF)領域またはデシメートル帯域として知られている。なぜなら、波長は、長さが約1デシメートル~1メートルの範囲であるからである。UHF波は、建物および環境特徴により遮断またはリダイレクトされるかもしれない。しかしながら、波は、マクロセルが屋内に位置するUE115にサービスを提供するのに十分なくらい構造を貫通するかもしれない。UHF波の送信は、300MHz未満のスペクトルの高周波数(HF)または非常に高い周波数(VHF)部分のより低い周波数およびより長い波を使用する送信と比較して、より小さいアンテナおよびより短い範囲(例えば、100km未満)に関係していてもよい。
【0120】
[0136]
ワイヤレス通信システム100はまた、センチメートル帯域としても知られる3GHzから30GHzまでの周波数帯域を使用する超高周波数(SHF)領域中で、または、ミリメータ帯域としても知られるスペクトルの非常に高い周波数(EHF)領域(例えば、30GHzから300GHz)中で動作してもよい。いくつかの例では、ワイヤレス通信システム100は、UE115と基地局105との間のミリ波(mmW)通信をサポートしてもよく、それぞれのデバイスのEHFアンテナは、UHFアンテナよりも小さく、より近くに間隔が空けられていてもよい。いくつかのケースでは、これは、デバイス内でのアンテナアレイの使用を容易にするかもしれない。しかしながら、EHF送信の伝搬は、SHFまたはUHF送信よりも大きな大気減衰の影響を受け、より短い範囲となるかもしれない。ここで開示する技法は、1つ以上の異なる周波数領域を使用する送信に渡って用いてもよく、これらの周波数領域に渡る帯域の指定された使用は、国または規制機関により異なっていてもよい。
【0121】
[0137]
ワイヤレス通信システム100は、ライセンスされている無線周波数スペクトル帯域とライセンスされていない無線周波数スペクトル帯域の両方を利用してもよい。例えば、ワイヤレス通信システム100は、5GHz産業、科学、医療(ISM)帯域のようなライセンスされていない帯域において、ライセンス支援アクセス(LAA)、LTEライセンスされていない(LTE-U)無線アクセス技術、または、NR技術を用いてもよい。ライセンスされていない無線周波数スペクトル帯域で動作するとき、基地局105およびUE115のようなデバイスは、衝突検知および回避のために搬送波感知を用いるかもしれない。いくつかのケースでは、ライセンスされていない帯域における動作は、ライセンスされている帯域(例えば、LAA)において動作するコンポーネント搬送波に関連する搬送波アグリゲーションコンフィギュレーションに基づいていてもよい。ライセンスされていないスペクトルにおける動作は、ダウンリンク送信、アップリンク送信、P2P送信、D2D送信、または、これらに類するものを含んでいてもよい。
【0122】
[0138]
基地局105またはUE115は、送信ダイバーシティ、受信ダイバーシティ、多入力多出力(MIMO)通信、または、ビームフォーミングのような、技法を用いるのに使用してもよい、複数のアンテナを装備していてもよい。基地局105またはUE115のアンテナは、MIMO動作あるいは送信または受信ビームフォーミングをサポートしていてもよい1つ以上のアンテナアレイまたはアンテナパネル内に位置付けられていてもよい。例えば、1つ以上の基地局アンテナまたはアンテナアレイは、アンテナタワーのようなアンテナアセンブリにおいてコロケートされていてもよい。いくつかのケースでは、基地局105に関係するアンテナまたはアンテナアレイは、さまざまな地理的位置に位置付けられていてもよい。基地局105は、基地局105がUE115との通信のビームフォーミングをサポートするために使用するかもしれないアンテナポートのいくつかの行および列を持つアンテナアレイを有していてもよい。同様に、UE115は、さまざまなMIMOまたはビームフォーミング動作をサポートするかもしれない1つ以上のアンテナアレイを有していてもよい。追加的または代替的に、アンテナパネルは、アンテナポートを介して送信される信号のための無線周波数ビームフォーミングをサポートしていてもよい。
【0123】
[0139]
基地局105またはUE115は、MIMO通信を使用して、異なる空間レイヤを介して、複数の信号を送信または受信することにより、マルチパス信号伝搬を活用して、スペクトル効率を増加させてもよい。このような技法は、空間多重化として呼ばれることもある。複数の信号は、例えば、異なるアンテナまたはアンテナの異なる組み合わせを介して、送信デバイスにより送信されてもよい。同様に、複数の信号は、異なるアンテナまたはアンテナの異なる組み合わせを介して、受信デバイスにより受信されてもよい。複数の信号のそれぞれは、別個の空間ストリームとして呼ばれることがあり、同じデータストリーム(例えば、同じコードワード)または異なるデータストリーム(例えば、異なるコードワード)に関係するビットを伝えてもよい。異なる空間レイヤは、チャネル測定および報告のために使用される異なるアンテナポートに関係していてもよい。MIMO技法は、複数の空間レイヤが同じ受信デバイスに送信される単一ユーザMIMO(SU-MIMO)と、複数の空間レイヤが複数のデバイスに送信される複数ユーザMIMO(MU-MIMO)とを含んでいる。
【0124】
[0140]
空間フィルタリング、指向性送信、または、指向性受信としても呼ばれることがあるビームフォーミングは、送信デバイスと受信デバイスとの間の空間パスに沿ってアンテナビーム(例えば、送信ビーム、受信ビーム)を成形またはステアリングするために、送信デバイスまたは受信デバイス(例えば、基地局105またはUE115)において使用してもよい信号処理技法である。ビームフォーミングは、アンテナアレイに関して特定の方向に伝搬するいくつかの信号が強め合う干渉を経験し、他のものが弱め合う干渉を経験するように、アンテナアレイのアンテナ素子を介して通信される信号を組み合わせることにより達成されてもよい。アンテナ素子を介して通信される信号の調節は、送信デバイスまたは受信デバイスが、デバイスに関係するアンテナ素子を介して搬送される信号に対してある振幅オフセット、位相オフセット、または、両方を適用することを含んでいてもよい。アンテナ素子のそれぞれに関係する調節は、特定の方向に関係する(例えば、送信デバイスまたは受信デバイスのアンテナアレイに関する、あるいは、他の何らかの方向に関する)、ビームフォーミング重み設定により規定されていてもよい。
【0125】
[0141]
基地局105またはUE115は、ビームフォーミング動作の一部としてビームスィープ技法を使用するかもしれない。例えば、基地局105は、複数のアンテナまたはアンテナアレイ(例えば、アンテナパネル)を使用して、UE115との指向性通信のためのビームフォーミング動作を行ってもよい。いくつかの信号(例えば、同期信号、基準信号、ビーム選択信号、または、他の制御信号)は、異なる方向に複数回、基地局105により送信されてもよい。例えば、基地局105は、異なる送信の方向に関係する異なるビームフォーミング重み設定にしたがって信号を送信してもよい。異なるビーム方向の送信は、基地局105による後続の送信および/または受信のためのビーム方向を、(例えば、基地局105のような送信デバイスにより、または、UE115のような受信デバイスにより)識別するのに使用してもよい。
【0126】
[0142]
基地局105は、2ステップランダムアクセスプロシージャの複数のSSBとランダムアクセスメッセージとの間のマッピングを決定してもよく、ランダムアクセスメッセージは、ランダムアクセスプリアンブルとランダムアクセスペイロードとを含み、マッピングは、複数のSSBを伝える1つ以上のビームと、ランダムアクセスメッセージのランダムアクセスプリアンブルとランダムアクセスペイロードとを伝える1つ以上の追加ビームとの間の関係付けを含んでいてもよい。基地局105は、2ステップランダムアクセスプロシージャの複数のSSBとランダムアクセスメッセージとの間のマッピングと、複数のSSBを伝える1つ以上のビームとランダムアクセスメッセージのランダムアクセスプリアンブルとランダムアクセスペイロードとを伝える1つ以上の追加ビームとの間の関係付けと、のうちの1つ以上を含む情報をUE115に送信してもよい。
【0127】
[0143]
UE115は、例えば、2ステップランダムアクセスプロシージャに関連する、複数のSSBとランダムアクセスメッセージとの間のマッピングを決定してもよい。UE115はまた、複数のSSBを伝える1つ以上のそれぞれの指向性ビームと、ランダムアクセスメッセージ(例えば、ランダムアクセスメッセージのランダムアクセスプリアンブルとランダムアクセスペイロード)を伝える1つ以上の追加のそれぞれの指向性ビームとの間の関係付けを決定してもよい。さらに、説明する技法は、いくつかの例では、2ステップランダムアクセスプロシージャの関係付けパターン期間のうちのPRACHコンフィギュレーション期間に渡って、ランダムアクセスプリアンブルの1つ以上のROとランダムアクセスペイロードの1つ以上のPRUとに、複数のSSBの時間および周波数のリソースをマッピングすることを含んでいてもよい。追加的にまたは代替的に、説明する技法は、ランダムアクセスフォールバックプロシージャとランダムアクセススイッチプロシージャとに対するビーム関係付けを含んでいてもよい。
【0128】
[0144]
特定の受信デバイスに関係するデータ信号のようないくつかの信号は、単一のビーム方向(例えば、UE115のような受信デバイスに関係する方向)に、基地局105により送信されてもよい。いくつかの例では、単一のビーム方向に沿った送信に関係するビーム方向は、異なるビーム方向において送信された信号に基づいて決定されていてもよい。例えば、UE115は、基地局105により異なる方向に送信された信号のうちの1つ以上を受信してもよく、最高の信号品質で、または、さもなければ許容可能な信号品質で、UE115が受信した信号のインジケーションを、基地局105に報告してもよい。
【0129】
[0145]
いくつかのケースでは、デバイスによる(例えば、基地局105またはUE115による)送信は、複数のビーム方向を使用して実行されてもよく、デバイスは、デジタルプリコーディングまたは無線周波数ビームフォーミングの組み合わせを使用して、(例えば、基地局105からUE115への)送信のための組み合わされたビームを発生させてもよい。UE115は、1つ以上のビーム方向のためのプリコーディング重みを示すフィードバックを報告してもよく、フィードバックは、システム帯域幅または1つ以上の副帯域に渡るビームの構成されている数に対応していてもよい。基地局105は、プリコードまたは逆プリコードされているかもしれない基準信号(例えば、セル特有基準信号(CRS)、チャネル状態情報基準信号(CSI-RS))を送信してもよい。基地局105は、プリコーディング行列インジケータ(PMI)またはコードブックベースフィードバック(例えば、マルチパネルタイプコードブック、線形結合タイプコードブック、ポート選択タイプコードブック)であってもよい、ビーム選択のためのフィードバックを提供してもよい。これらの技法は、基地局105により1つ以上の方向で送信される信号を参照して説明しているが、UE115は、(例えば、UE115による後続の送信または受信のためのビーム方向を識別するために)異なる方向に複数回、信号を送信する、または、(例えば、データを受信デバイスに送信するために)単一の方向に信号を送信する、同様の技法を用いてもよい。
【0130】
[0146]
受信デバイス(例えば、UE115)は、同期信号、基準信号、ビーム選択信号、または、他の制御信号のような、さまざまな信号を基地局105から受信するとき、複数の受信コンフィギュレーション(例えば、指向性リスニング)を試みるかもしれない。例えば、受信デバイスは、異なるアンテナサブアレイを介して受信することにより、異なるアンテナサブアレイにしたがって受信信号を処理することにより、アンテナアレイの複数のアンテナ素子において受信される信号に適用される異なる受信ビームフォーミング重み設定(例えば、異なる指向性リスニング重み設定)にしたがって受信することにより、または、アンテナアレイの複数のアンテナ素子において受信される信号に適用される異なる受信ビームフォーミング重み設定にしたがって受信信号を処理することにより、複数の受信方向を試してもよく、これらのうちのいずれも、異なる受信コンフィギュレーションまたは受信方向にしたがって「リスニング」しているとして呼ばれることがある。いくつかの例では、受信デバイスは、(例えば、データ信号を受信するとき)単一の受信コンフィギュレーションを使用して、単一のビーム方向に沿って受信してもよい。単一の受信コンフィギュレーションは、異なる受信コンフィギュレーション方向にしたがうリスニングに基づいて決定されるビーム方向(例えば、複数のビーム方向にしたがうリスニングに基づく、最高信号強度、最高信号対雑音比(SNR)、または、さもなければ、許容可能な信号品質を有するように決定されたビーム方向)に整列されていてもよい。
【0131】
[0147]
ワイヤレス通信システム100は、レイヤ化プロトコルスタックにしたがって動作するパケットベースのネットワークであってもよい。ユーザプレーンでは、ベアラまたはパケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)レイヤにおける通信は、IPベースであってもよい。無線リンク制御(RLC)レイヤは、論理チャネルを介して通信するために、パケットセグメンテーションおよびリアセンブリを実行してもよい。媒体アクセス制御(MAC)レイヤは、優先取り扱いを行い、論理チャネルのトランスポートチャネルへの多重化を行ってもよい。MACレイヤはまた、リンク効率を改善するために、MACレイヤにおける再送信をサポートするために、誤り検出技法、誤り訂正技法、または、両方を使用してもよい。制御プレーンでは、無線リソース制御(RRC)プロトコルレイヤは、UE115と、基地局105またはユーザプレーンデータに対する無線ベアラをサポートするコアネットワーク130との間のRRC接続の確立、コンフィギュレーション、および、管理を提供してもよい。物理レイヤでは、トランスポートチャネルは、物理チャネルにマッピングされていてもよい。
【0132】
[0148]
UE115および基地局105は、データの再送信をサポートして、データの受信が成功する可能性を増加させてもよい。ハイブリッド自動再送要求(HARQ)フィードバックは、データが通信リンク125を介して正確に受信される可能性を増加させる1つの技法である。HARQは、(例えば、巡回冗長検査(CRC)を使用する)誤り検出、順方向誤り訂正(FEC)、および、再送信(例えば、自動反復要求(ARQ))の組み合わせを含んでいてもよい。HARQは、劣悪な無線条件(例えば、低信号対雑音条件)において、MACレイヤにおけるスループットを改善するかもしれない。いくつかのケースでは、デバイスは、同じスロットHARQフィードバックをサポートしてもよく、デバイスは、スロット中の以前のシンボル中で受信されたデータのために、特定のスロット中にHARQフィードバックを提供してもよい。他のケースでは、デバイスは、後続のスロット中で、または、他の何らかの時間間隔にしたがって、HARQフィードバックを提供してもよい。
【0133】
[0149]
図2は、本開示のさまざまな態様による、4ステップランダムアクセスプロシージャをサポートするワイヤレス通信システム200の例を図示している。ワイヤレス通信システム200は、図1を参照して説明したような、対応するデバイスの例であってもよい、基地局105-aとUE115-aとを含んでいてもよい。いくつかの例では、ワイヤレス通信システム200は、ワイヤレス通信システム100の態様を実現していてもよい。例えば、基地局105-aおよびUE115-aは、他の利点の中でも、ビーム関係付けに対するロバスト性と、ランダムアクセスメッセージングにおける改善とをサポートしていてもよい。
【0134】
[0150]
基地局105-aは、UE115-aとの接続プロシージャ(例えば、セル捕捉プロシージャまたはランダムアクセスプロシージャのような、RRCプロシージャ)を実行してもよい。例えば、基地局105-aおよびUE115-aは、ランダムアクセスプロシージャを実行して、通信のための接続を確立してもよい。他の例では、基地局105-aおよびUE115-aはまた、ランダムアクセスプロシージャを実行して、基地局105-aとの接続が失敗(例えば、無線リンク失敗)した後に、接続を再確立するか、または、別の基地局へのハンドオーバーのための接続を確立するか、または、これらに類することをしてもよい。基地局105-aおよびUE115-aはまた、LTEシステム、LTE-Aシステム、または、LTE-Aプロシステムのような、4Gシステムと、NRシステムとして呼ばれることがある5Gシステムとを含む複数の無線アクセス技術をサポートしていてもよい。
【0135】
[0151]
基地局105-aとUE115-aとの間の接続プロシージャ(例えば、ランダムアクセスプロシージャ)は、例えば、上記の例示的な無線アクセス技術のうちの少なくとも1つに対応していてもよい。例として、図2では、ランダムアクセスプロシージャは、4Gシステムに関連してもよく、4ステップランダムアクセスプロシージャとして呼ばれることがある。4ステップランダムアクセスプロシージャの一部として、基地局105-aおよびUE115-aは、(本明細書ではmsg1としても呼ばれる)ランダムアクセスメッセージ205、(本明細書ではmsg2としても呼ばれる)ランダムアクセスメッセージ210、(本明細書ではmsg3としても呼ばれる)ランダムアクセスメッセージ215、および、(本明細書ではmsg4としても呼ばれる)ランダムアクセスメッセージ220のような、1つ以上のメッセージ(例えば、1つ以上のハンドシェイクメッセージ)を送信してもよい。
【0136】
[0152]
図2では、ランダムアクセスプロシージャは、UE115-aがランダムアクセスメッセージ205を送信することから開始してもよく、ランダムアクセスメッセージ205は、UE識別子のような情報を伝えるかもしれない(ランダムアクセスチャネル(RACH)プリアンブル、物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)プリアンブル、または、シーケンスとしても呼ばれる)プリアンブルを含んでいてもよい。プリアンブル送信の目的は、ランダムアクセス試行の存在のインジケーションを基地局105-aに提供し、基地局105-aが基地局105-aとUE115-aとの間の遅延(例えば、タイミング遅延)を決定することを可能にすることであってもよい。UE115-aは、例えば、PRACH上で、基地局105-aに、ランダムアクセスメッセージ205を送信してもよい。
【0137】
[0153]
いくつかの例では、4ステップランダムアクセスプロシージャのような、基地局105-aとUE115-aとの間の接続プロシージャの前に、基地局105-aは、同期信号ブロック(SSB)、システム情報ブロック(SIB)、基準信号(例えば、復調基準信号(DMRS))、または、これらの組み合わせを送信して、4ステップランダムアクセスプロシージャを実行するためのコンフィギュレーション情報をUE115-aに示してもよい。4ステップランダムアクセスプロシージャのような、ランダムアクセスプロシージャのいくつかの例は、競合ベースまたは競合フリーであってもよい。ランダムアクセスメッセージを送信し、ランダムアクセスプロシージャを開始するために、UE115-aは、最初に、基地局105-aに対する同期情報のような情報と、ワイヤレス通信システム200に対する何らかのシステム情報とを識別してもよい。基地局105-aは、それぞれ、SSBおよびSIBのうちの1つ以上中で、同期情報およびシステム情報を(例えば、周期的に)送信してもよい。いくつかの例では、同期情報およびシステム情報は、SSBおよび物理ブロードキャストチャネル(PBCH)ブロック(例えば、SSBとしても呼ばれるSS/PBCHブロック)中で送信されていてもよい。基地局105-aは、PBCH上でDMRSのような基準信号を送信して、SSBをデコードし、基地局105-aと同期する際にUE115-aを支援してもよい。
【0138】
[0154]
SSBは、UE115-aが基地局105-aからのダウンリンク通信と同期するために使用するかもしれない、何らかの同期情報またはシグナリングを含んでいてもよい。例えば、SSBは、1次同期信号(PSS)と、2次同期信号(SSS)と、PBCHとを含んでいてもよい。PBCHは、マスタ情報ブロック(MIB)を含んでいてもよく、マスタ情報ブロック(MIB)は、SIBまたは複数のSIBのロケーションを示す情報を含んでいてもよい。いくつかの例では、PBCHのSIB(例えば、SIB1)は、UE115-aがランダムアクセスプロシージャのためのシグナリングを送信、受信、または、この両方を行うための送信機会(例えば、時間および周波数におけるリソース)に関する、RACHまたはPRACHコンフィギュレーションのような情報を含んでいてもよい。
【0139】
[0155]
競合ベースのランダムアクセス(CBRA)プロシージャを実行するときに、基地局105-aは、SSBからPRACH機会(RO)への関係付けでUE115-aを構成してもよい。ROは、UE115-aが、それぞれの指向性ビーム上で、構成されているPRACHプリアンブルフォーマットを使用する4ステップランダムアクセスメッセージのmsg1のような、ランダムアクセスプロシージャにおけるランダムアクセスメッセージを送信するかもしれない、時間および周波数のリソースとして規定されているかもしれない。関係付けは、複数のSSBを伝えるそれぞれの方向性ビームと、RO上で4ステップランダムアクセスプロシージャのmsg1を伝えるそれぞれの方向性ビームとの間であってもよい。
【0140】
[0156]
UE115-aは、基地局105-aから、単一のRO内で関係するいくつか(N)のSSBと、有効なRO毎のSSB毎のいくつか(R)の競合ベースプリアンブルとを受信してもよく、NおよびRは正の値である。例えば、UE115-aには、上位レイヤパラメータにより、1つのROに関係するN個のSS/PBCHブロックと、SS/PBCHブロック毎にR個の競合ベースプリアンブルとが提供されてもよい。いくつかの例では、Nがしきい値よりも小さいときは、例えば、N<1であるときには、1つのSS/PBCHブロックが、連続する有効なROのための連続するSSBの一部(例えば、1/N個の連続する有効RO)にマッピングされてもよい。代替的に、Nがしきい値以上であるときは、例えば、N≧1であるときには、N個のSS/PBCHブロックが、1つの有効ROにマッピングされてもよい。N≧1の場合には、RO毎にマッピングする、SS/PBCHブロックNに関係する連続するインデックスを有するR個の競合ベースプリアンブルは、初期プリアンブルインデックスから開始してもよい。いくつかの例では、SS/PBCHブロックインデックスは、順序、例えば、単一のRO内のプリアンブルインデックスの昇順、周波数多重化ROのための周波数リソースインデックスの昇順、または、時間多重化ROのための時間リソースインデックスの昇順に部分的に基づいて、ROにマッピングされてもよい。基地局105-aおよびUE115-aは、関係付けパターン期間のうちの1つ以上のPRACHコンフィギュレーション期間の間に、1つ以上のROに複数のSSBをマッピングしてもよい。関係付けパターン期間は、1つ以上のPRACHコンフィギュレーション期間に基づいて、規定されていてもよい。
【0141】
[0157]
SS/PBCHブロックをROにマッピングするための、初期フレーム(例えば、フレーム0)から開始する関係付けパターン期間は、SS/PBCHブロックが関係付けパターン期間内でROに少なくとも1回マッピングされるように、表1にしたがってPRACHコンフィギュレーション期間により決定されているセット中の値であってもよい。したがって、表1は、PRACHコンフィギュレーション期間と、SS/PBCHブロックからROへの関係付けパターン期間(例えば、PRACHコンフィギュレーション期間の数)との間のマッピングを図示しているかもしれない。
【0142】
【表1】
【0143】
[0158]
いくつかの例では、関係付けパターン期間内のSS/PBCHブロックからROへの整数個のマッピングサイクルが、N個のSS/PBCHブロックにマッピングされていないROのセットを有している場合には、SS/PBCHブロックは、ROのセットにマッピングされないかもしれない。いくつかの例では、関係付けパターン期間は、1つ以上の関係付けパターン期間を含んでいてもよく、ROとSS/PBCHブロックとの間のパターンが、例えば、160ミリ秒毎に繰り返すように決定されていてもよい。整数個の関係付けパターン期間後にSS/PBCHブロックに関係していないROがあれば、PRACH送信のために使用されないかもしれない。PRACHコンフィギュレーション期間と、SS/PBCHブロックからROへの関係付けパターン期間との間のマッピングは、図3を参照して本明細書においてより詳細にさらに説明する。
【0144】
[0159]
図3は、本開示のさまざまな態様による、1つ以上のPRACHコンフィギュレーション期間と関係付けパターン期間との間のマッピングをサポートするマッピングコンフィギュレーション300の例を図示している。マッピングコンフィギュレーション300は、図1および図2を参照して説明したような、ワイヤレス通信システム100および200の態様を実現していてもよい。例えば、マッピングコンフィギュレーション300は、本明細書で説明するように、いくつかある利点の中でも特に、ビーム関係付けに対するロバスト性とランダムアクセスメッセージングにおける改善とをサポートするために、基地局105によるコンフィギュレーションに基づき、1つ以上のPRACHコンフィギュレーション期間と関係付けパターン期間との間のマッピングのためにUE115により実現してもよい。
【0145】
[0160]
マッピングコンフィギュレーション300は、SSBからROへのマッピングのためのPRACH関係付けパターン期間310の一部であってもよいPRACHコンフィギュレーション期間305を含んでいてもよい。PRACHコンフィギュレーション期間305は、いくつかのRO320を含んでいてもよい。いくつかの例では、2つ以上のRO320が、周波数分割多重化されていてもよい。例えば、PRACHコンフィギュレーション期間305のPRACHスロット315は、周期的な周波数分割多重化されていてもよいいくつかのRO320を有していてもよい。図3の例では、4つのRO320が、周波数分割多重化されていてもよい。いくつかの例では、PRACHコンフィギュレーション期間305は、いくつかの周期的な周波数分割多重化RO320を有していてもよい。例えば、すべてのM個のPRACHスロット315は、いくつかの周波数分割多重化RO320を含んでいてもよく、Mは正の値である。
【0146】
[0161]
いくつかの例では、マッピングコンフィギュレーション300は、図2で説明されているように、表1のエントリに基づいていてもよい。表1のエントリは、例えば、msg1-FDMおよびssb-perRACH-OccasionAndCB-PreamblesPerSSBのうちの1つ以上のような、上位レイヤパラメータに基づいていてもよい。例えば、基地局105は、SIB1のようなSIB中で、UE115に上位レイヤパラメータを送信してもよい。したがって、マッピングコンフィギュレーション300によれば、UE115および基地局105は、SSBをROにマッピングして、ビーム関係付けに対するロバスト性と、ランダムアクセスメッセージングにおける改善をサポートしていてもよい。
【0147】
[0162]
図2に戻ると、ランダムアクセスメッセージ205のプリアンブルは、いくつかの例では、プリアンブルシーケンスとサイクリックプレフィックスとにより規定されていてもよい。プリアンブルシーケンスは、Zadoff-Chuシーケンスに部分的に基づいて、規定されていてもよい。UE115-aは、追加的または代替的に、ガード期間を使用して、ランダムアクセスメッセージ205送信のタイミング不確実性を取り扱ってもよい。例えば、ランダムアクセスプロシージャを開始する前に、UE115-aは、セルサーチプロシージャに基づいて、基地局105-aとのダウンリンク同期を取得してもよい。しかしながら、UE115-aが基地局105-aとのアップリンク同期をまだ取得していないので、セル(例えば、基地局105-aの地理的カバレージエリア)中のUE115-aのロケーションが知られていないことに起因して、アップリンクタイミングにおける不確実性があるかもしれない。いくつかの例では、アップリンクタイミングにおける不確実性は、セルの寸法(例えば、サイズ、エリア)に部分的に基づいていてもよい。したがって、ランダムアクセスメッセージ205にサイクリックプレフィックスを含めることは、いくつかの例では、アップリンクタイミングにおける不確実性を取り扱うために有益であるかもしれない。
【0148】
[0163]
セル毎に、いくつかのプリアンブルシーケンス(例えば、64個のプリアンブルシーケンス)があってもよい。UE115-aは、ランダム性選択に部分的に基づいて、セル(例えば、基地局105-aの地理的カバレージエリア)中のシーケンスのセットからプリアンブルシーケンスを選択してもよい。いくつかの例では、UE115-aは、アップリンク共有チャネル(UL-SCH)上での送信のためにUE115-aが有するトラフィックの量に部分的に基づいて、プリアンブルシーケンスを選択してもよい。UE115-aが選択したプリアンブルシーケンスから、基地局105-aは、UE115-aに許可されることになるアップリンクリソースの量を決定してもよい。
【0149】
[0164]
ランダムアクセスプロシージャのいくつかの例は、競合ベースまたは競合フリーであってもよい。CBRAプロシージャを実行するときに、UE115-aは、シーケンスのセットからプリアンブルシーケンスを選択してもよい。すなわち、(図示しない)他のUEが、同じ時間インスタンスにおいて同じシーケンスを使用して、ランダムアクセス試行を実行していない限り、衝突は発生せず、ランダムアクセス試行は基地局105-aにより検出されるかもしれない。UE115-aが、例えば、新しいセルへのハンドオーバーのために競合フリーランダムアクセス(CFRA)試行を実行している場合には、使用するプリアンブルシーケンスは、基地局105-aにより(例えば、制御情報中で)明示的にシグナリングされてもよい。衝突または干渉を回避するために、基地局105-aは、競合ベースのランダムアクセス試行に関係付けられていないシーケンスから競合フリープリアンブルシーケンスを選択してもよい。
【0150】
[0165]
ランダムアクセスメッセージ205を受信すると、基地局105-aは、ランダムアクセスメッセージ210で適切に応答してもよい。例えば、基地局105-aは、ダウンリンク共有チャネル(DL-SCH)または物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)上で、ランダムアクセスメッセージ210をUE115-aに送信してもよい。いくつかの例では、ランダムアクセスメッセージ210は、ランダムアクセスメッセージ205と比較して、同じまたは異なるコンフィギュレーションを有していてもよい。ランダムアクセスメッセージ210は、UE115-aのための情報を搬送してもよく、情報は、ランダムアクセスメッセージ205中で搬送される情報に基づいて、基地局105-aにより決定される。例えば、ランダムアクセスメッセージ210中の情報は、検出され、応答が有効であるプリアンブルシーケンスのインデックス、検出されたプリアンブルシーケンスに部分的に基づいて決定されるタイミングアドバンスパラメータ、UE115-aによる次のランダムアクセスメッセージ送信の送信のためにUE115-aが使用する時間および周波数のリソースを示すスケジューリング許可、または、UE115-aとのさらなる通信のためのネットワーク識別子(例えば、ランダムアクセス無線ネットワーク一時識別子(RA-RNTI))、または、これらに類するものを含んでいてもよい。
【0151】
[0166]
いくつかの例では、基地局105-aは、ランダムアクセスメッセージ210を送信してもよく、ランダムアクセスメッセージ210は、ランダムアクセスメッセージングのために予約された識別情報、例えば、RA-RNTIを使用して、PDCCH上でスケジュールされていてもよい。UE115-aは、PDCCHを監視して、ランダムアクセスメッセージ(例えば、ランダムアクセスメッセージ210)を検出して受信してもよい。いくつかの例では、UE115-aは、サイズが固定または可変であってもよいランダムアクセス応答ウィンドウ間に、基地局105-aからのランダムアクセスメッセージ送信に対するPDCCHを監視してもよい。例えば、UE115-aが基地局105-aからのランダムアクセスメッセージ送信を検出して受信しない場合には、ランダムアクセス試行は失敗として宣言されてもよく、図2中におけるランダムアクセスプロシージャが繰り返されるかもしれない。しかしながら、後続の試行では、ランダムアクセス応答ウィンドウは、調整されるかもしれない(例えば、長さ(持続時間)が増加または減少される)。
【0152】
[0167]
いったんUE115-aがランダムアクセスメッセージ210の受信に成功すると、UE115-aは、基地局105-aとのアップリンク同期を取得してもよい。いくつかの例では、UE115-aからのデータ送信の前に、セル内の一意的な識別子(例えば、セルRNTI(C-RNTI))がUE115-aに割り当てられてもよい。いくつかの例では、UE115-aの状態(例えば、RRC接続状態、RRCアイドル状態)に依存して、基地局105-aとUE115-aとの間の接続をセットアップするための追加のメッセージ(例えば、接続要求メッセージ)交換の必要があるかもしれない。UE115-aは、ランダムアクセスメッセージ210中で割り当てられたUL-SCHリソース(または、PUSCHリソース)を使用して、何らかの必要なメッセージ、例えば、ランダムアクセスメッセージ215を基地局105-aに送信してもよい。ランダムアクセスメッセージ210は、競合解消のためのUE識別子を含んでいてもよい。UE115-aがRRC接続状態にある場合には、例えば、UE識別子はC-RNTIであってもよい。そうでない場合には、UE識別子は、UE115-aに特有であってもよい。
【0153】
[0168]
基地局105-aは、ランダムアクセスメッセージ215を受信してもよく、例えば、競合解消メッセージであってもよいランダムアクセスメッセージ220を送信することにより、適切に応答してもよい。(UE115-aを含む)複数のUEが、同じプリアンブルシーケンスを使用して、ランダムアクセス試行を同時に実行しているときには、これらのUEは、同じ応答メッセージ(例えば、ランダムアクセスメッセージ220)をリッスンすることになるかもしれない。(UE115-aを含む)各UEは、ランダムアクセスメッセージ220を受信して、ランダムアクセスメッセージ220中の識別子(例えば、ネットワーク識別子)を、ランダムアクセスメッセージ215中で指定された識別子と比較してもよい。識別子が一致するときには、対応するUE(例えば、UE115-a)は、ランダムアクセスプロシージャが成功したと宣言してもよい。識別子間の一致を識別しないUEは、ランダムアクセスプロシージャに失敗したと見なされ、基地局105-aとのランダムアクセスプロシージャを繰り返してもよい。接続プロシージャの結果として、基地局105-aおよびUE115-aは、通信のための接続を確立してもよい。
【0154】
[0169]
図2中の接続プロシージャ(例えば、ランダムアクセスプロシージャ)は、UE115-aのためのランダムアクセスを促進するのに有効かもしれないが、このプロシージャに関係する不要なレイテンシがあるかもしれない。例えば、ランダムアクセスメッセージングの競合ベースプロトコルに関連するレイテンシは、UE115-aの追加リソースを使い尽すかもしれない。本明細書で説明する技法は、初期チャネルアクセスに関連するプロセスに関係するレイテンシを低減または除去することにより、UE115-aに有効性を提供するかもしれない。
【0155】
[0170]
図4は、本開示のさまざまな態様による、2ステップランダムアクセスプロシージャをサポートするワイヤレス通信システム400の例を図示している。ワイヤレス通信システム400は、図1を参照して説明したような、対応するデバイスの例であってもよい、基地局105-bとUE115-bとを含んでいてもよい。いくつかの例では、ワイヤレス通信システム400は、ワイヤレス通信システム100および200の態様を実現していてもよい。例えば、基地局105-bおよびUE115-bは、他の利点の中でも、ビーム関係付けに対するロバスト性と、ランダムアクセスメッセージングにおける改善とをサポートしていてもよい。
【0156】
[0171]
基地局105-bおよびUE115-bは、図2を参照して説明したような、LTEシステム、LTE-Aシステム、または、LTE-Aプロシステムのような4Gシステムと、NRシステムとして呼ばれることがある5Gシステムとを含む複数の無線アクセス技術をサポートしていてもよい。基地局105-bとUE115-bとの間の接続プロシージャ(例えば、ランダムアクセスプロシージャ)は、例えば、これらの例示的な無線アクセス技術のうちの少なくとも1つに対応していてもよい。図4の例では、ランダムアクセスプロシージャは、5Gシステムに関連していてもよく、2ステップランダムアクセスプロシージャとして呼ばれることがある。2ステップランダムアクセスプロシージャの一部として、2ステップランダムアクセスプロシージャの競合ベース態様に関連するレイテンシを低減させるために、基地局105-bおよびUE115-bは、図2中で説明したように、4ステップランダムアクセスプロシージャと比較して、より少ないメッセージ(例えば、ハンドシェイクメッセージ)を交換してもよい。
【0157】
[0172]
例えば、UE115-bは、(本明細書ではmsgAとしても呼ばれる)ランダムアクセスメッセージ405のような単一のメッセージを送信してもよく、基地局105-bは、ランダムアクセスメッセージ405に応答して、(本明細書ではmsgBとしても呼ばれる)ランダムアクセス応答メッセージ410のような単一のメッセージを送信してもよい。ランダムアクセスメッセージ405(例えば、msgA)は、4ステップランダムアクセスプロシージャのmsg1、3の部分を組み合わせてもよく、ランダムアクセス応答メッセージ410(例えば、msgB)は、4ステップランダムアクセスプロシージャのmsg2、4の態様を組み合わせてもよい。2ステップおよび4ステップのランダムアクセスプロシージャの両方をサポートするとき、UE115-bが両方のランダムアクセスプロシージャのためのビーム関係付けをサポートするように構成されることが重要であるかもしれない。
【0158】
[0173]
2ステップおよび4ステップランダムアクセスプロシージャの両方をサポートするとき、基地局105-bおよびUE115-bは、1つのランダムアクセスプロシージャ(例えば、2ステップランダムアクセスプロシージャ)で開始し、必要な場合、別のランダムアクセスプロシージャ(例えば、4ステップランダムアクセスプロシージャ)にフォールバックしてもよい。基地局105-bは、条件(例えば、トラフィックタイプ、ネットワーク負荷)に基づいて、ランダムアクセスプロシージャに対する優先度を選択または割り当ててもよい。例えば、基地局105-bは、いくつかのシナリオ(例えば、トラフィック負荷、リンク品質測定値、システム負荷、サービス品質(QoS)等)に対して2ステップランダムアクセスプロシージャよりも4ステップランダムアクセスプロシージャを使用してオーバーヘッドを低減するように構成してもよい。なぜなら、基地局105-bは、4ステップランダムアクセスプロシージャによるmsg1送信と比較して、より大きいオーバーヘッドを伴うかもしれない2ステップランダムアクセスのためのmsgAリソースを準備しなければならないことがあるからである。追加的または代替的に、基地局105-bは、UE115-b能力に基づいて、ランダムアクセスプロシージャを選択して、ランダムアクセスプロシージャをサポートしていてもよい。例えば、UE115-bが2ステップおよび4ステップランダムアクセスプロシージャの両方をサポートする場合には、基地局105-bは、2ステップランダムアクセスプロシージャまたは4ステップランダムアクセスプロシージャを選択して、初期アクセスプロシージャを開始してもよい。さもなければ、基地局105-bは、UE115-bによりサポートされるランダムアクセスプロシージャを選択してもよい。
【0159】
[0174]
ランダムアクセスメッセージングの例に戻ると、UE115-bは、ランダムアクセスメッセージ405を基地局105-bに送信してもよい。ランダムアクセスメッセージ405は、ランダムアクセスプリアンブルとランダムアクセスペイロード(例えば、ペイロードを伝える物理アップリンク共有チャネル(PUSCH))とを含んでいてもよく、ランダムアクセスメッセージ405(例えば、msgA)中の情報は、4ステップランダムアクセスプロシージャのmsg3と同等の内容または態様を含んでいる。2ステップランダムアクセスプロシージャにおけるランダムアクセスメッセージ405送信は、図5を参照して本明細書でさらに詳細に説明する。
【0160】
[0175]
図5は、本開示の態様による、ランダムアクセスプロシージャにおけるビーム関係付けをサポートする送信チェーン500の例を図示している。いくつかの例では、送信チェーン500は、ワイヤレス通信システム400の態様を実現していてもよい。例えば、図4を参照すると、送信チェーン500は、UE115-bがランダムアクセスメッセージ405を基地局105-bに送信する前に、2ステップランダムアクセスプロシージャのランダムアクセスメッセージ405(例えば、msgA)がUE115-bによりどのように構成(例えば、エンコード、スクランブル、マッピング等)されるかを示しているかもしれない。UE115-bは、ランダムアクセスメッセージ405のペイロード部分をエンコードするためにエンコーダ505を使用してもよい。いくつかの例では、エンコーダ505は、低密度パリティチェック(LDPC)エンコーダであってもよい。ランダムアクセスメッセージ405のペイロードをエンコードした後に、UE115-bはスクランブラ510を通してペイロードを渡し、スクランブラ510はエンコードされたビットをスクランブルしてもよい。エンコードされたビットをスクランブルした後、UE115-bは、その後、変調515を実行してもよい。いくつかの例では、変調515は、線形変調を含んでいてもよい。
【0161】
[0176]
その後、UE115-bは、変調されたビットにおいてプリコーディング520(例えば、変換プリコーディング)を実行してもよい。その後、UE115-bは、ビットを変換するためにプリコーディングした後に、逆高速フーリエ変換(IFFT)525を使用してもよい。IFFT525の後、UE115-bは、マルチプレクサ(MUX)530を使用してもよい。いくつかの例では、マルチプレクサ530により、UE115-bは、(例えば、本明細書で説明するように、基準信号リソースにおいて、DMRSシーケンスを使用して)DMRS545を多重化してもよい。その後、UE115-bは、マッピング535を実行してもよい。いくつかの例では、UE115-bは、プリアンブル540に基づいているように、マッピングを実行してもよい。例えば、プリアンブル540は、ランダムアクセスメッセージ405の、プリアンブルとペイロードとの間の予め規定されているマッピングルールと、基準信号リソースと、基準信号シーケンスとのうちの1つ以上を示してもよい。いくつかの例では、マッピングは、時間、周波数および空間(例えば、ビーム、パネル)のリソースのマッピングを含んでいてもよい。プリアンブル540は、ユーザプレーンデータ、制御プレーンデータ、(例えば、バッファステータス報告(BSR)または電力ヘッドルーム報告(PHR)を含む)媒体アクセス制御(MAC)制御要素(CE)(MAC CE)、ペイロードサイズ、および、PUSCH上のアップリンク制御情報(UCI)ピギーバックの、早期インジケーションを供給してもよい。その後、UE115-bは、異なるステップを実行した後に、ランダムアクセスメッセージ405を送信してもよい。
【0162】
[0177]
図4に戻ると、4ステップランダムアクセスプロシージャと比較した2ステップランダムアクセスプロシージャの利点は、UE115-bが、1つのデータ送信のためにRRC接続状態にある必要がなく、基地局105-bにデータ(例えば、PUSCH上のランダムアクセスペイロード)を送信することが可能であるかもしれないことであってもよい。基地局105-bは、ランダムアクセスメッセージ405のランダムアクセスプリアンブルまたはランダムアクセスペイロードに対するPUSCHを監視してもよい。いくつかの例では、基地局105-bは、監視に基づいて、ランダムアクセスメッセージ405のランダムアクセスプリアンブルまたはランダムアクセスペイロードの不在を決定してもよい。ランダムアクセスメッセージ405のランダムアクセスプリアンブルまたはランダムアクセスペイロードの不在は、ランダムアクセスプロシージャ失敗をもたらすかもしれない。
【0163】
[0178]
いくつかの例では、ランダムアクセスメッセージ405の受信に成功した後に、基地局105-bは、ランダムアクセス応答メッセージ410を構築して、UE115-bに送信してもよい。例えば、基地局105-bは、DL-SCH、PDSCH、PDCCH上で、ランダムアクセス応答メッセージ410をUE115-bに送信してもよい。ランダムアクセス応答メッセージ410は、UE115-bのネットワーク識別子と、タイミングアドバンスパラメータと、UE115-bに対するバックオフインジケーションとのうちの少なくとも1つを含んでいてもよい。バックオフインジケーションは、タイミングバックオフインジケーションまたはランダムアクセスプロシージャバックオフインジケーションを、あるいは、両方を含んでいてもよい。タイミングバックオフインジケーションは、ランダムアクセスプロシージャ(例えば、2ステップランダムアクセスプロシージャ)を再試行するタイミングに関係付けられていてもよく、ランダムアクセスプロシージャバックオフインジケーションは、現在のランダムアクセスプロシージャから代替ランダムアクセスプロシージャ(例えば、4ステップランダムアクセスプロシージャ)にスイッチすることに関係付けられていてもよい。
【0164】
[0179]
例えば、2ステップランダムアクセスプロシージャのような、ランダムアクセスプロシージャのマルチビームインプリメンテーションの例では、PRACH上でのランダムアクセスプリアンブルの送信と、ランダムアクセスペイロードを伝えるPUSCHの送信は、1つ以上の機会に渡って生じるかもしれない。例えば、PRACH上でのランダムアクセスプリアンブルの送信は、ROに渡って生じるかもしれず、ROは、時間および周波数のリソースを含んでいてもよい。他の例では、ランダムアクセスペイロードを伝えるPUSCHの送信は、POに渡って行われるかもしれず、POは、時間および周波数のリソース(例えば、PUSCHリソースとDMRSリソースとを含むPURSHリソースユニット(PRU))を含んでいてもよい。
【0165】
[0180]
1つ以上の機会が、関連性を共有していてもよい。いくつかの例では、ROおよびPOは、1対1のマッピングを有していてもよい。例えば、単一のROは、単一のそれぞれのPOにマッピングしていてもよい。いくつかの他の例では、ROおよびPOは、1対多のマッピングを有していてもよい。例えば、単一のROは、いくつかのPOにマッピングしていてもよい。代替的に、複数のROは、多対1のマッピングを使用して、単一のPOにマッピングしていてもよい。UE115-bは、複数のROの時間および周波数のリソースに渡って、ランダムアクセスプリアンブルの送信を多重化してもよい。同様に、UE115-bが、複数のPOの時間および周波数のリソースに渡って、ランダムアクセスペイロードを伝えるPUSCHの送信を多重化することが有利であるかもしれない。
【0166】
[0181]
いくつかの例では、2ステップおよび4ステップランダムアクセスプロシージャの両方をサポートするとき、基地局105-bは、2ステップランダムアクセスプロシージャと4ステップランダムアクセスプロシージャとに対して、別のROを構成することが可能であるかもしれない。代替的に、基地局105-bは、2ステップランダムアクセスプロシージャと4ステップランダムアクセスプロシージャとに対して、共有ROを構成することが可能であってもよいが、別のプリアンブルを構成(使用)して、干渉問題を回避してもよい。いくつかの例では、2ステップおよび4ステップランダムアクセスプロシージャの両方をサポートするとき、基地局105-bおよびUE115-bは、改善されたカバレージおよび干渉緩和のために、2ステップランダムアクセスプロシージャのための初期アクセスの間に、ビーム確立を構成してもよい。
【0167】
[0182]
いくつかの例では、2ステップおよび4ステップランダムアクセスプロシージャの両方をサポートするとき、基地局105-bおよびUE115-bは、ランダムアクセスメッセージ再送信(例えば、msgA再送信)のためのビームスイッチと、異なるランダムアクセスプロシージャへのフォールバック、(例えば、2ステップランダムアクセスプロシージャから4ステップランダムアクセスプロシージャ)とが可能であるかもしれない。異なるランダムアクセスプロシージャ(例えば、2ステップランダムアクセスプロシージャ)のためのビーム確立信頼性を改善し、ワイヤレス通信システム400における複雑さを低減するために、基地局105-bおよびUE115-bは、複数のSSBとランダムアクセスメッセージングリソース(例えば、msgA ROおよびmsgA PRU)との間のビーム関係付けのためのリソースコンフィギュレーションおよびシグナリングサポートをサポートしていてもよい。1つ以上のSSBと1つ以上のROは、関連性を共有していてもよい。いくつかの例では、SSBおよびROは、1対1のマッピングを有していてもよい。例えば、単一のSSBが、単一のそれぞれのROにマッピングしていてもよい。他のいくつかの例では、SSBおよびROは1対多のマッピングを有していてもよい。例えば、単一のSSBがいくつかのROにマッピングしていてもよい。代替的に、複数のSSBが、多対1マッピングを使用して、単一のROにマッピングしていてもよい。基地局105-bは、複数のROの時間および周波数のリソースに渡って、SSBの送信を多重化してもよい。同様に、SSBに関係するそれぞれの指向性ビームは、RO(および/またはPO)に関係するそれぞれの指向性ビームとの関連性(関係付け)を有していてもよい。
【0168】
[0183]
基地局105-bおよびUE115-bは、いくつかの例では、表2にしたがって、SS/PBCHブロックをROにマッピングしてもよく、これは、SS/PBCHブロックが、2ステップランダムアクセスプロシージャにおける関係付けパターン期間内に少なくとも1回ROにマッピングされるように、表1の態様を実現しているもしれない。したがって、表2は、2ステップランダムアクセスプロシージャと4ステップランダムアクセスプロシージャの両方に対する、PRACHコンフィギュレーション期間とSS/PBCHブロックからROへの関係付けパターン期間との間のマッピング能力を図示しているかもしれない。いくつかの例では、2ステップランダムアクセスプロシージャの関係付けパターン期間は、4ステップランダムアクセスプロシージャの関係付けパターン期間の倍数であってもよい(例えば、2ステップランダムアクセスプロシージャ関係付けパターン期間≒K*4ステップランダムアクセスプロシージャ関係付けパターン期間、K≧1であり、Kは整数である)。
【0169】
【表2】
【0170】
[0184]
SSBとランダムアクセスメッセージングリソースとの間のビーム関係付けのためのリソースコンフィギュレーションおよびシグナリングサポートは、図6Aおよび図6Bを参照して本明細書でさらに詳細に説明する。
【0171】
[0185]
図6Aは、本開示の態様による、ランダムアクセスプロシージャにおけるビーム関係付けをサポートするチャネル構造600-aの例を図示している。チャネル構造600-aは、ワイヤレス通信システム100、200および400の態様を実現していてもよい。例えば、チャネル構造600-aは、本明細書で説明するように、いくつかある利点の中でも特に、ビーム関係付けに対するロバスト性と、ランダムアクセスメッセージングにおける改善とをサポートしていてもよい。UE115は、チャネル構造600-aにしたがって、基地局105にランダムアクセスメッセージ605を送信してもよい。ランダムアクセスメッセージ605は、本明細書で説明するように、2ステップランダムアクセスプロシージャのためのランダムアクセスメッセージ(例えば、msgA)の構造を表していてもよい。ランダムアクセスメッセージ605のチャネル構造600-aは、時間および周波数のリソース上で、CBRAプロシージャまたはCFRAプロシージャをサポートしていてもよい。
【0172】
[0186]
ランダムアクセスメッセージ605は、ランダムアクセスプリアンブル610とランダムアクセスペイロード615とを含んでいてもよい。いくつかの例では、ランダムアクセスプリアンブル610とランダムアクセスペイロード615とに対する帯域幅は同じであっても、または、異なっていてもよい。ランダムアクセスプリアンブル610はPRACHプリアンブル信号620を含んでいてもよく、(例えば、PRACHプリアンブル信号620を有する)ランダムアクセスプリアンブル610は、複数の目的に役立つかもしれない。例えば、ランダムアクセスプリアンブル610は、基地局105によるタイミングオフセット推定を促進するかもしれない。加えて、ランダムアクセスプリアンブル610は、ランダムアクセスペイロード615に対するペイロードサイズおよびリソース割り振りの早期インジケーションを提供してもよい(例えば、これは、ランダムアクセスペイロード615を含むPUSCH上でのUCIピギーバックよりも効率的なソリューションを提供するかもしれない)。
【0173】
[0187]
いくつかの例では、ランダムアクセスペイロード615に対するリソース割り振りは、基地局105からのコンフィギュレーション情報中で示されているかもしれない、ランダムアクセスプリアンブル610とランダムアクセスペイロード615との間の予め規定されているマッピングルールに基づいていてもよい。ランダムアクセスペイロード615は、ランダムアクセスメッセージ605のランダムアクセスペイロード615の送信のためのDMRS/PUSCH635部分を含んでいてもよい。ランダムアクセスペイロード615は、異なる使用ケースおよびRRC状態に対して構成可能なペイロードサイズを含んでいてもよい。例えば、ランダムアクセスペイロード615は、最小ペイロードサイズを含んでいてもよく、最大(例えば、上限)ペイロードサイズを含んでいないかもしれない。いくつかの例では、ランダムアクセスペイロード615は、ユーザプレーンと制御プレーンとのうちの1つ以上からのデータを含んでいてもよい。
【0174】
[0188]
加えて、ランダムアクセスメッセージ605の各部分の間(例えば、ランダムアクセスプリアンブル610とランダムアクセスペイロード615との間)に、ガードタイム(GT)625が存在していてもよい。第1のGT625-aは、ランダムアクセスプリアンブル610とランダムアクセスペイロード615との間に存在していてもよく、第2のGT625-bは、ランダムアクセスペイロード615と後続のランダムアクセスプリアンブル610との後に存在していてもよい。加えて、基地局105はまた、ランダムアクセスプリアンブル610とランダムアクセスペイロード615との間の時間を延長するように、送信ギャップ(例えば、TxG)630を構成してもよい。送信ギャップ630は、1つより多くのシンボル(例えば、または、異なるTTI長)に渡って生じるように、ランダムアクセスメッセージ605を延長してもよい。いくつかの例では、各GT625は、TGに等しい持続時間を有していてもよく、送信ギャップ630は、Tに等しい持続時間を有していてもよい。いくつかの例では、基地局105は、ガード帯域(GB)640を構成してもよい。例えば、基地局105は、非同期アップリンク通信のために、シンボル間干渉(ISI)または搬送波間干渉(ICI)を緩和するように、第1のGB640-aおよび第2のGB640-bを構成してもよい。
【0175】
[0189]
図6Bは、本開示の態様による、ランダムアクセスプロシージャにおけるビーム関係付けをサポートするマッピングコンフィギュレーション600-bの例を図示している。マッピングコンフィギュレーション600-bは、ワイヤレス通信システム100、200および400の態様を実現していてもよい。例えば、マッピングコンフィギュレーション600-bは、本明細書で説明するように、いくつかある利点の中でも特に、ビーム関係付けに対するロバスト性と、ランダムアクセスメッセージングにおける改善とをサポートしていてもよい。基地局105は、複数のSSB650と、1つ以上のRO上のランダムアクセスメッセージ(例えば、msgA)のランダムアクセスプリアンブルの1つ以上のPRACH655との間の、そして、ランダムアクセスメッセージ(例えば、msgA)のランダムアクセスペイロードの1つ以上のPRU660との間のマッピングを構成し、UE115は、基地局105によるコンフィギュレーションに基づいて、このマッピングを決定してもよい。
【0176】
[0190]
関係付けパターン期間内で、基地局105は、1つ以上のRO上の1つ以上のPRACH655と、1つ以上のPRU660上の1つ以上のランダムアクセスペイロード等とを含むスロットを構成してもよい。いくつかの例では、基地局105は、(例えば、パラメータ関係付けを使用して)PRACH関係付けパターン期間内で、1つ以上のPRACH655および1つ以上のPRU660に、1つ以上のSSB650を関係付けてもよい。例えば、第1のSSB650-aは、第1のPRACH655および第1のPRU660に関係付けられていてもよく、第2のSSB650-bは、第2のPRACH655および第2のPRU660に関係付けられていてもよい。いくつかの例では、UE115は、マッピングに基づいて、複数のSSB650を伝える1つ以上のそれぞれの指向性ビームと、PRACH655(例えば、ランダムアクセスメッセージ(例えば、msgA)のランダムアクセスプリアンブル)とともに、ランダムアクセスメッセージ(例えば、msgA)のランダムアクセスペイロードを伝える1つ以上の追加のそれぞれの指向性ビームとの間の関係付けを決定してもよい。いくつかの例では、基地局105およびUE115は、2ステップランダムアクセスプロシージャの複数のSSBとランダムアクセスメッセージ(例えば、msgA)との間の異なるビーム関係付けをサポートしていてもよい。
【0177】
[0191]
いくつかの例では、SSBとmsgAとの間の異なるビーム関係付けをサポートするために、基地局105は、SIBシグナリングまたはRRCシグナリングを介して、ビーム関係付けのためのコンフィギュレーション情報をUE115に送信してもよい。UE115は、1つ以上のファクタにしたがって、ビーム関係付けを決定してもよい。例えば、UE115は、1つ以上のROのROインデックスに部分的に基づいて、複数のSBB650を伝える1つ以上のそれぞれの指向性ビームと、ランダムアクセスメッセージ(例えば、msgA)を伝える1つ以上の追加のそれぞれの指向性ビームとの間の関係付けを決定してもよい。いくつかの例では、UE115は、ランダムアクセスメッセージ(例えば、msgA)のランダムアクセスプリアンブルのプリアンブルシーケンスに部分的に基づいて、複数のSBB650を伝える1つ以上のそれぞれの指向性ビームと、ランダムアクセスメッセージ(例えば、msgA)を伝える1つ以上の追加のそれぞれの指向性ビームとの間の関係付けを決定してもよい。いくつかの例では、UE115は、1つ以上のPRUに関係するPRUインデックスに部分的に基づいて、複数のSBB650を伝える1つ以上のそれぞれの指向性ビームと、ランダムアクセスメッセージ(例えば、msgA)を伝える1つ以上の追加のそれぞれの指向性ビームとの間の関係付けを決定してもよい。いくつかの他の例では、UE115は、PUSCHをピギーバックするUCIに部分的に基づいて、複数のSBB650を伝える1つ以上のそれぞれの指向性ビームと、ランダムアクセスメッセージ(例えば、msgA)を伝える1つ以上の追加のそれぞれの指向性ビームとの間の関係付けを決定してもよい。したがって、UE115は、msgA ROインデックス、msgAプリアンブルシーケンス、msgA PRUインデックスおよびUCIピギーバックのような、1つ以上のファクタにしたがって、ビーム関係付けを決定してもよい。
【0178】
[0192]
2ステップランダムアクセスプロシージャのランダムアクセスメッセージ(例えば、msgA)のランダムアクセスプリアンブルとランダムアクセスペイロードは、異なるSSB650に関係付けられているかもしれない。例えば、図6Aを参照すると、TgとTGとの和(例えば、Tg+TG)が、しきい値よりも大きいときには、2ステップランダムアクセスプロシージャのランダムアクセスメッセージ(例えば、msgA)のランダムアクセスプリアンブルとランダムアクセスペイロードは、異なるSSB650に関係付けられていてもよい。例えば、図6Aおよび図6Bを参照すると、(PRACH655上で搬送される)ランダムアクセスプリアンブル610は、SSB650-aに関係付けられていてもよく、一方、ランダムアクセスペイロード615(およびPRU660)は、SSB650-bに関係付けられていてもよい。いくつかの例では、時間領域リソースを共有する1つ以上のPRU660は、一緒にグループ化されていてもよく、同じSSB650またはSSB650の同じサブセットにマッピングされていてもよい。
【0179】
[0193]
例として、UE115は、ランダムアクセスペイロードの1つ以上のPRU660が時間/周波数リソースを共有することを決定し、時間/周波数リソースを共有するランダムアクセスペイロードの1つ以上のPRU660と、SSB650のセットのうちのSSB650またはSSB650のセットのうちのSSBのサブセットとの間のマッピングを決定してもよい。SSBのサブセットはグループ化されていてもよい。いくつかの例では、基地局105およびUE115は、アナログビームフォーミング能力またはデジタルビームフォーミング能力に部分的に基づいて、時間/周波数リソースを共有するランダムアクセスペイロードの1つ以上のPRU660を、1つ以上のSSB650にマッピングしてもよい。例えば、アナログビームフォーミングに対して、基地局105およびUE115は、単一のSSBへのマッピングをサポートしていてもよいが、デジタルビームフォーミングに対して、基地局105およびUE115は、1つより多いSSBへのマッピングをサポートしていてもよい。
【0180】
[0194]
図4に戻ると、いくつかの例では、基地局105-bおよびUE115-bは、複数のランダムアクセスプロシージャ間でROを共有することをサポートしていてもよい。例えば、基地局105-bおよびUE115-bは、2ステップランダムアクセスプロシージャと4ステップランダムアクセスプロシージャとの間でROを共有することをサポートしていてもよい。いくつかの例では、基地局105-bは、システム情報シグナリングまたはRRCシグナリングにしたがって、複数のランダムアクセスプロシージャ間でROの共有を構成していてもよい。基地局105-bは、1つ以上の条件にしたがって、複数のランダムアクセスプロシージャ間でRO共有を構成するうように決定してもよい。例えば、基地局105-bは、UE115-bのUE能力、UE115-bのランダムアクセスプロシージャフォールバック能力、(例えば、より効率的なRO共有のための)負荷バランス能力、または、CFRAとCBRAとの多重化のうちの1つ以上に基づいて、RO共有を構成するように決定してもよい。
【0181】
[0195]
UE115-bは、基地局105-bから、複数のランダムアクセスプロシージャ間の1つ以上の共有ROに関係するN個のSSBを受信してもよい。いくつかの例では、SSBの1つ以上の共有ROへのマッピングは、SSBの数Nがしきい値以上(例えば、N≧1)であるか否かに基づいていてもよい。いくつかの例では、プリアンブルシーケンスは、複数のランダムアクセスプロシージャのランダムアクセスメッセージ間で変化するかもしれない。例えば、SSBの数Nがしきい値に等しい(例えば、N=1)ときには、2ステップランダムアクセスプロシージャのランダムアクセスメッセージ(例えば、msgA)のプリアンブルシーケンスと、4ステップランダムアクセスプロシージャのランダムアクセスメッセージ(例えば、msg1)のプリアンブルシーケンスは、プリアンブルシーケンスの2つのサブセットで構成されていてもよい。
【0182】
[0196]
いくつかの例では、UE115-bは、SSBの数Nが、しきい値を満たすことを決定し、2ステップランダムアクセスプロシージャのランダムアクセスメッセージ(例えば、msgA)のランダムアクセスプリアンブルと、4ステップランダムアクセスプロシージャのランダムアクセスメッセージ(例えば、msg1)が、プリアンブルシーケンスの異なるサブセットで構成されていることを決定してもよい。いくつかの例では、各サブセット中のプリアンブルシーケンスのインデックスは、連続していてもよい。したがって、UE115-bは、プリアンブルシーケンスのサブセットの各サブセット中のプリアンブルシーケンスのインデックスが連続している(例えば、msgAおよびmsg1の)ことを決定してもよい。いくつかの例では、各サブセット中のプリアンブルシーケンスは、干渉を回避するためにオーバーラップしていないかもしれない。したがって、基地局105-bは、同じそれぞれの指向性ビームを使用して、両方のランダムアクセスメッセージ、例えば、2ステップランダムアクセスメッセージに関係するmsgAと、4ステップランダムアクセスメッセージに関係するmsg1とを受信してもよい。SSBとランダムアクセスメッセージングリソースとの間のビーム関係付けは、図7Aを参照して本明細書でさらに詳細に説明する。
【0183】
[0197]
図7Aは、本開示の態様による、ランダムアクセスプロシージャにおけるビーム関係付けをサポートするマッピングコンフィギュレーション700-aの例を図示している。マッピングコンフィギュレーション700-aは、ワイヤレス通信システム100、200および400の態様を実現していてもよい。例えば、マッピングコンフィギュレーション700-aは、本明細書で説明するように、いくつかある利点の中でも特に、ビーム関係付けに対するロバスト性と、ランダムアクセスメッセージングにおける改善とをサポートしていてもよい。基地局105は、同じそれぞれの指向性ビーム725-a上で、SSB705-aをUE115に送信してもよい。SSB705-aは、2ステップランダムアクセスプロシージャに関係するランダムアクセスメッセージ(例えば、msgA)のランダムアクセスプリアンブル710-aと、4ステップランダムアクセスプロシージャに関係するランダムアクセスメッセージ715-a(例えば、msg1)とに対応していてもよい。2ステップランダムアクセスプロシージャに関係するランダムアクセスメッセージ(例えば、msgA)のランダムアクセスプリアンブル710-aと、4ステップランダムアクセスプロシージャに関係するランダムアクセスメッセージ715-a(例えば、msg1)は、本明細書で説明するように、RO720-aを共有し、異なるプリアンブルシーケンスにより構成されていてもよい。したがって、送信を区別するかもしれない、異なるプリアンブルシーケンスを使用することから、基地局105はまた、2ステップランダムアクセスプロシージャに関係するランダムアクセスメッセージ(例えば、msgA)のランダムアクセスプリアンブル710-aと、4ステップランダムアクセスプロシージャに関係するランダムアクセスメッセージ715-a(例えば、msg1)とを、UE115から、同じそれぞれの指向性ビーム上で受信してもよい。
【0184】
[0198]
図4に戻ると、いくつかの例では、UE115-bは、SSBの数Nがしきい値を上回る(例えば、N>1)ことを決定し、2ステップランダムアクセスプロシージャのランダムアクセスメッセージ(例えば、msgA)のランダムアクセスプリアンブルと、4ステップランダムアクセスプロシージャのランダムアクセスメッセージ(例えば、msg1)とを決定してもよい。SSBの数Nがしきい値を上回る例では、基地局105-bは、同じROにSSBの数Nを構成(例えば、マッピング)してもよく、同じROは、2ステップランダムアクセスプロシージャのランダムアクセスメッセージ(例えば、msgA)のランダムアクセスプリアンブルと、4ステップランダムアクセスプロシージャのランダムアクセスメッセージ(例えば、msg1)とにより共有されてもよい。いくつかの例では、基地局105-bは、SSBの数Nに対して、異なるそれぞれの指向性ビームを使用してもよい。いくつかの例では、2ステップランダムアクセスプロシージャのランダムアクセスメッセージ(例えば、msgA)のランダムアクセスプリアンブルと、4ステップランダムアクセスプロシージャのランダムアクセスメッセージ(例えば、msg1)は、SSBの異なるサブセットにマッピングされていてもよい。SSBのサブセットへのマッピングは、時間領域において連続していても、または、連続していなくてもよい。いくつかの例では、2ステップランダムアクセスプロシージャのランダムアクセスメッセージ(例えば、msgA)と、4ステップランダムアクセスプロシージャのランダムアクセスメッセージ(例えば、msg1)とにマッピングされているそれぞれの指向性ビームの空間分離性に依存して、各それぞれの指向性ビームに関係するプリアンブルシーケンスのサブセットは、異なるサイズの同様なものを有していてもよい。基地局105-bは、2ステップランダムアクセスプロシージャのランダムアクセスメッセージ(例えば、msgA)と、4ステップランダムアクセスプロシージャのランダムアクセスメッセージ(例えば、msg1)とを、UE115-bから受信するために、異なるそれぞれの指向性ビームを用いてもよい。SSBとランダムアクセスメッセージングリソースとの間のビーム関係付けは、図7Bを参照して本明細書でさらに詳細に説明する。
【0185】
[0199]
図7Bは、本開示の態様による、ランダムアクセスプロシージャにおけるビーム関係付けをサポートするマッピングコンフィギュレーション700-bの例を図示している。マッピングコンフィギュレーション700-bは、ワイヤレス通信システム100、200および400の態様を実現していてもよい。例えば、マッピングコンフィギュレーション700-bは、本明細書で説明するように、いくつかある利点の中でも特に、ビーム関係付けに対するロバスト性と、ランダムアクセスメッセージングにおける改善とをサポートしていてもよい。基地局105は、複数のランダムアクセスプロシージャをサポートするとき、同じまたは異なるそれぞれの指向性ビーム725-b上で、異なるSSB705をUE115-bに送信してもよい。例えば、基地局105は、2ステップランダムアクセスプロシージャに関係するランダムアクセスメッセージのランダムアクセスプリアンブル710-bに対応するそれぞれの指向性ビーム725-b上でSSB705-bを送信し、4ステップランダムアクセスプロシージャに関係するランダムアクセスメッセージ715-bに対応するそれぞれの指向性ビーム725-c上でSSB705-cを送信してもよい。代替的に、基地局105は、2ステップランダムアクセスプロシージャに関係するランダムアクセスメッセージのランダムアクセスプリアンブル710-bに対応するSSB705-bと、4ステップランダムアクセスプロシージャに関係するランダムアクセスメッセージ715-bに対応するSSB705-cを、同じそれぞれの指向性ビーム725-d上で送信してもよい。本明細書で説明するように、2ステップランダムアクセスプロシージャに関係するランダムアクセスメッセージ(例えば、msgA)のランダムアクセスプリアンブル710-aと、4ステップランダムアクセスプロシージャに関係するランダムアクセスメッセージ715-b(例えば、msg1)は、RO720-bを共有していてもよく、異なるプリアンブルシーケンスにより構成されていてもよい。したがって、送信を区別するかもしれない、異なるプリアンブルシーケンスを使用することから、基地局105はまた、2ステップランダムアクセスプロシージャに関係するランダムアクセスメッセージ(例えば、msgA)のランダムアクセスプリアンブル710-bと、4ステップランダムアクセスプロシージャに関係するランダムアクセスメッセージ715-b(例えば、msg1)とを、同じそれぞれの指向性ビーム上で、UE115から受信してもよい。
【0186】
[0200]
図4に戻ると、いくつかの例では、2ステップランダムアクセスプロシージャの関係付けパターン期間内に、ランダムアクセスメッセージ405(例えば、ランダムアクセスメッセージ405のランダムアクセスプリアンブルとランダムアクセスペイロード)は、UE115-bにより複数回再送信されてもよい。いくつかの例では、UE115-bは、再送信カウンタがしきい値(例えば、基地局105-bにより構成されている最大値)を下回る限り、ランダムアクセスメッセージ405を再送信してもよい。基地局105-bおよびUE115-bは、ビームスイッチ、例えば、ランダムアクセスメッセージ405の再送信のための、それぞれの指向性ビーム(例えば、基地局105-bの受信ビームと、UE115-bの送信ビーム)のスイッチをサポートしていてもよい。いくつかの例では、UE115-bは、ランダムアクセスメッセージ405のランダムアクセスプリアンブルと、ランダムアクセスメッセージ405のランダムアクセスペイロードの両方へのビームスイッチ(例えば、送信ビームをスイッチ)をサポートしていてもよい。同様に、基地局105-bは、ランダムアクセスメッセージ405のランダムアクセスプリアンブルと、ランダムアクセスメッセージ405のランダムアクセスペイロードの両方に対するビームスイッチ(例えば、受信ビームをスイッチ)をサポートしていてもよい。いくつかの例では、ビームスイッチ(例えば、送信ビームスイッチ)は、1つ以上の条件に、例えば、ROインデックスにおける変化、PRUインデックスにおける変化、ランダムアクセスメッセージ405のランダムアクセスプリアンブルのプリアンブルインデックスにおける変化、または、PUSCH上のUCIピギーバックのうちの1つ以上に基づいて、示されてもよい。
【0187】
[0201]
いくつかの例では、RRC状態(例えば、RRCアイドル状態、RRC非アクティブ状態)に基づいて、ランダムアクセスメッセージ405の送信および再送信のために使用される(例えば、時間領域、周波数領域、空間領域、コード領域において事前構成されている)リソースは異ならせることができる。例えば、2ステップランダムアクセスプロシージャの関係付けパターン期間内に、ランダムアクセスメッセージ405がM回再送信されることが許容される場合に、1≦retxカウンタ≦α・Mであるときには、UE115-bは、第1のリソースセットX中のリソースを使用してもよい。代替的に、α・M+1≦re-txカウンタ≦Mであるときには、UE115-bは、第2のリソースセットY中のリソースを使用してもよく、第1のリソースセットは第2のリソースセットとは異なっている。いくつかの例では、RRC接続状態に対して、基準信号(例えば、チャネル状態情報(CSI)基準信号、サウンディング基準信号)は、ビームスイッチを支援するように構成することができる。いくつかの例では、基地局105-bおよびUE115-bは、ビームスイッチを共同で実行してもよい(例えば、受信ビームと送信ビームとを共同でスイッチ)。いくつかの例では、基地局105-bおよびUE115-bは、ランダムアクセスメッセージ405マッピングのSSBとリソースとの間の関係付けルールに部分的に基づいて、あるいは、プリアンブル、基準信号、または、UCIによりトリガされて、ビームスイッチをイネーブルにしてもよい。
【0188】
[0202]
基地局105-bおよびUE115-bは、2ステップランダムアクセスプロシージャから4ステップランダムアクセスプロシージャへの、ランダムアクセスフォールバックプロシージャまたはランダムアクセススイッチプロシージャのためのビームスイッチをサポートしていてもよい。例えば、スイッチのためのフォールバックが発生したときには、新しい送信は、4ステップランダムアクセスプロシージャのmsg1またはmsg3から開始することができる。いくつかの例では、ビームスイッチは、ランダムアクセスフォールバックプロシージャまたはランダムアクセススイッチプロシージャに対してイネーブルされてもよい。例えば、新しい送信が、4ステップランダムアクセスプロシージャのmsg3により開始するときには、ビームスイッチは、基地局105-bによりダウンリンク制御情報(DCI)を介して命令することができる。代替的に、新しい送信が、4ステップランダムアクセスプロシージャのmsg1により開始するときには、ビームスイッチは、SSBとROとの間の関係付けルールに基づいて、予め構成することができる。したがって、説明する技法は、いくつかある利点の中でも特に、ランダムアクセスメッセージに対する改善されたリソース利用および割り振りと、ランダムアクセスメッセージに対する改善された信頼性とに対する特徴を含んでいてもよく、いくつかの例では、ランダムアクセスプロシージャ対する低レイテンシを促進するかもしれない。
【0189】
[0203]
図8は、本開示の態様による、ランダムアクセスプロシージャにおけるビーム関係付けをサポートするプロセスフロー800の例を図示している。いくつかの例では、プロセスフロー800は、図1図2および図4を参照して説明したような、ワイヤレス通信システム100、200および400の態様を実現していてもよい。例えば、プロセスフロー800は、図1および図2を参照して説明したような、対応するデバイスの例であってもよい、基地局105-cとUE115-cとを含んでいてもよい。プロセスフロー800の以下の説明では、基地局105-cとUE115-cとの間の動作は、示されている例示的な順序とは異なる順序で送信されていてもよく、または、基地局105-cおよびUE115-cにより実行される動作は、異なる順序でまたは異なる回数実行してもよい。いくつかの動作はまた、プロセスフロー800から省略されてもよく、他の動作がプロセスフロー800に追加されてもよい。基地局105-cおよびUE115-cにより実行される動作は、ランダムアクセスメッセージングのためのUE415のリソース利用および割り振りに対する改善と、ランダムアクセスメッセージングに対する改善された信頼性とをサポートしていてもよく、いくつかの例では、他の利益の中でも特に、ランダムアクセスプロシージャに対する低レイテンシを促進してもよい。
【0190】
[0204]
プロセスフロー800は、接続を確立するために、基地局105-cおよびUE115-cがランダムアクセスプロシージャを実行することから開始してもよい。基地局105-cおよびUE115-cは、LTEシステム、LTE-Aシステム、または、LTE-Aプロシステムのような4Gシステムと、NRシステムとして呼ばれることがある5Gシステムとを含む複数の無線アクセス技術をサポートしていてもよい。ランダムアクセスプロシージャは、例えば、上記の例示的な無線アクセス技術のうちの少なくとも1つに対応していてもよい。図8では、例として、ランダムアクセスプロシージャは、4Gシステムに関連する4ステップランダムアクセスプロシージャまたは5G NRシステムに関連する2ステップランダムアクセスプロシージャ、あるいは、これらに類するものであってもよい。代替的に、ランダムアクセスプロシージャは、プロセスフロー800の1つ以上の動作の後に行われる。
【0191】
[0205]
805において、基地局105-cは、例えば、2ステップランダムアクセスプロシージャのような、ランダムアクセスプロシージャの複数のSSBとランダムアクセスメッセージとの間のマッピングを決定してもよい。いくつかの例では、基地局105-cは、マッピングに部分的に基づいて、複数のSSBを伝える1つ以上のビームと、例えば、ランダムアクセスメッセージのランダムアクセスプリアンブルとランダムアクセスペイロードとを伝える1つ以上の追加ビームとの間の関係付けを決定してもよい。基地局105-cは、ランダムアクセスプロシージャの関係付けパターン期間のうちのPUSCHコンフィギュレーション期間に渡って、ランダムアクセスメッセージのランダムアクセスプリアンブルの1つ以上のROと、ランダムアクセスペイロードの1つ以上のPRUとに、複数のSSBのリソースをマッピングしてもよい。810において、基地局105-cは、コンフィギュレーション(例えば、マッピングと関係付けの情報)を含むシグナリングをUE115-cに送信してもよい。いくつかの例では、シグナリングは、システム情報シグナリング、RRCシグナリング、または、これらに類するものを含んでいてもよい。815において、UE105-cは、例えば、シグナリングに部分的に基づいて、ランダムアクセスプロシージャの複数のSSBとランダムアクセスメッセージとの間のマッピングを決定してもよい。820において、UE115-cは、複数のSSBを伝える1つ以上のビームと、ランダムアクセスメッセージを伝える1つ以上の追加ビームとの間の関係付けを決定してもよい。
【0192】
[0206]
825において、基地局105-cおよびUE115-cは、ランダムアクセスプロシージャを継続してもよい。例えば、基地局105-cは、1つ以上のROに対応する1つ以上のそれぞれの指向性ビーム上で、UE115-cに1つ以上のSSBを送信してもよい。ランダムアクセスプロシージャは、UE105-cに、(msgAとしても呼ばれる)ランダムアクセスメッセージを基地局105-cに向けて送信させてもよい。ランダムアクセスプロシージャが2ステップランダムアクセスプロシージャであるときには、UE115-cから送信されるmsgAは、プリアンブルとランダムアクセスペイロードとを含んでいてもよい。例えば、ランダムアクセスプロシージャの一部として、UE115-cは、(RACHプリアンブル、PRACHプリアンブル、または、シーケンスとしても呼ばれる)プリアンブルを使用して、msgAを送信してもよい。いくつかの例では、UE115-cが、他のUEの中からUE115-cを認識できるように、msgAは、msgA中にUE識別子を含めてもよい。UE115-cは、マッピングとビーム関係付けとに基づいて、1つ以上のそれぞれの指向性ビーム上で、msgAを送信してもよい。基地局105-cは、(msgBとしても呼ばれる)ランダムアクセスメッセージをUE115-cに送信してもよい。msgBは、UE115-cからの受信されたランダムアクセスメッセージ(例えば、msgA)に対する、ランダムアクセス応答であってもよい。いくつかの例では、基地局105-cは、UE競合解消識別子、RA-RNTI、または、これらに類するものに部分的に基づいて、msgBをUE115-cに送信してもよい。例えば、ランダムアクセスプロシージャの一部として、基地局105-cは、RA-RNTIにしたがって、DL-SCH上でmsgBを送信してもよい。基地局105-cは、マッピングとビーム関係付けとに基づいて、1つ以上のそれぞれの指向性ビーム上で、msgBを送信してもよい。
【0193】
[0207]
図9は、本開示の態様による、ランダムアクセスプロシージャにおけるビーム関係付けをサポートするデバイス905のブロック図900を示している。デバイス905は、本明細書で説明するUE115の態様の例であってもよい。デバイス905は、受信機910と、UE通信マネージャ915と、送信機920とを含んでいてもよい。デバイス905はまた、プロセッサを含んでいてもよい。これらのコンポーネントのそれぞれは、(例えば、1つ以上のバスを介して)互いに通信してもよい。
【0194】
[0208]
受信機910は、パケット、ユーザデータ、または、さまざまな情報チャネルに関係する制御情報(例えば、制御チャネル、データチャネル、ランダムアクセスプロシージャにおけるビーム関係付けに関する情報等)のような情報を受信してもよい。情報は、デバイス905の他のコンポーネントに受け渡されてもよい。受信機910は、図12を参照して説明するような、トランシーバ1220の態様の例であってもよい。受信機910は、単一のアンテナまたはアンテナのセットを利用してもよい。
【0195】
[0209]
UE通信マネージャ915は、システム情報シグナリングまたはRRCシグナリング中のインジケーションに基づいて、2ステップランダムアクセスプロシージャの複数のSSBとランダムアクセスメッセージとの間のマッピングを決定してもよく、ランダムアクセスメッセージは、ランダムアクセスプリアンブルとランダムアクセスペイロードとを含み、マッピングに基づいて、複数のSSBを伝える1つ以上のビームと、ランダムアクセスメッセージのランダムアクセスプリアンブルとランダムアクセスペイロードとを伝える1つ以上の追加ビームとの間の関係付けを決定し、基地局との2ステップランダムアクセスプロシージャを実行してもよい。UE通信マネージャ915は、本明細書で説明するUE通信マネージャ1210の態様の例であってもよい。
【0196】
[0210]
UE通信マネージャ915またはそのサブコンポーネントは、ハードウェア、プロセッサにより実行されるコード(例えば、ソフトウェアまたはファームウェア)、または、これらの何らかの組み合わせで実現してもよい。プロセッサにより実行されるコードで実現される場合には、UE通信マネージャ915またはそのサブコンポーネントの機能は、汎用プロセッサ、DSP、特定用途向け集積回路(ASIC)、FPGAまたは他のプログラマブル論理デバイス、ディスクリートゲートまたはトランジスタ論理、ディスクリートハードウェアコンポーネント、あるいは、本開示で説明する機能を実行するように設計されているこれらの何らかの組み合わせにより実行されてもよい。
【0197】
[0211]
UE通信マネージャ915またはそのサブコンポーネントは、機能の一部が1つ以上の物理的コンポーネントにより異なる物理的ロケーションにおいて実現されるように分散されていることを含めて、さまざまなポジションに物理的に配置されていてもよい。いくつかの例では、UE通信マネージャ915またはそのサブコンポーネントは、本開示のさまざまな態様による、別で異なるコンポーネントであってもよい。いくつかの例では、UE通信マネージャ915またはそのサブコンポーネントは、入力/出力(I/O)コンポーネント、トランシーバ、ネットワークサーバ、別のコンピューティングデバイス、本開示で説明する1つ以上の他のコンポーネント、または、本開示のさまざまな態様による、これらの組み合わせを含むが、これらに限定されない、1つ以上の他のハードウェアコンポーネントと組み合わせてもよい。
【0198】
[0212]
送信機920は、デバイス905の他のコンポーネントにより発生された信号を送信してもよい。いくつかの例では、送信機920は、トランシーバモジュール中で受信機910とコロケートされていてもよい。例えば、送信機920は、図12を参照して説明するような、トランシーバ1220の態様の例であってもよい。送信機920は、単一のアンテナまたはアンテナのセットを利用してもよい。
【0199】
[0213]
図10は、本開示の態様による、ランダムアクセスプロシージャにおけるビーム関係付けをサポートするデバイス1005のブロック図1000を示している。デバイス1005は、本明細書で説明するデバイス905またはUE115の態様の例であってもよい。デバイス1005は、受信機1010と、UE通信マネージャ1015と、送信機1035とを含んでいてもよい。デバイス1005はまた、プロセッサを含んでいてもよい。これらのコンポーネントのそれぞれは、(例えば、1つ以上のバスを介して)互いに通信してもよい。
【0200】
[0214]
受信機1010は、パケット、ユーザデータ、または、さまざまな情報チャネルに関係する制御情報(例えば、制御チャネル、データチャネル、ランダムアクセスプロシージャにおけるビーム関係付けに関する情報等)のような情報を受信してもよい。情報は、デバイス1005の他のコンポーネントに受け渡されてもよい。受信機1010は、図12を参照して説明するような、トランシーバ1220の態様の例であってもよい。受信機1010は、単一のアンテナまたはアンテナのセットを利用してもよい。
【0201】
[0215]
UE通信マネージャ1015は、本明細書で説明するUE通信マネージャ915の態様の例であってもよい。UE通信マネージャ1015は、マッピングコンポーネント1020と、関係付けコンポーネント1025と、アクセスコンポーネント1030とを含んでいてもよい。UE通信マネージャ1015は、本明細書で説明するUE通信マネージャ1210の態様の例であってもよい。
【0202】
[0216]
マッピングコンポーネント1020は、インジケーションに基づいて、2ステップランダムアクセスプロシージャの複数のSSBとランダムアクセスメッセージとの間のマッピングを決定してもよく、ランダムアクセスメッセージは、ランダムアクセスプリアンブルとランダムアクセスペイロードとを含んでいる。関係付けコンポーネント1025は、マッピングに基づいて、複数のSSBを伝える1つ以上のビームと、ランダムアクセスメッセージのランダムアクセスプリアンブルとランダムアクセスペイロードとを伝える1つ以上の追加ビームとの間の関係付けを決定してもよい。アクセスコンポーネント1030は、基地局との2ステップランダムアクセスプロシージャを実行してもよい。
【0203】
[0217]
送信機1035は、デバイス1005の他のコンポーネントにより発生された信号を送信してもよい。いくつかの例では、送信機1035は、トランシーバモジュール中で受信機1010とコロケートされていてもよい。例えば、送信機1035は、図12を参照して説明するような、トランシーバ1220の態様の例であってもよい。送信機1035は、単一のアンテナまたはアンテナのセットを利用してもよい。
【0204】
[0218]
図11は、本開示の態様による、ランダムアクセスプロシージャにおけるビーム関係付けをサポートするUE通信マネージャ1105のブロック図1100を示している。UE通信マネージャ1105は、本明細書で説明する、UE通信マネージャ915、UE通信マネージャ1015、または、UE通信マネージャ1210の態様の例であってもよい。UE通信マネージャ1105は、マッピングコンポーネント1110と、関係付けコンポーネント1115と、アクセスコンポーネント1120と、シグナリングコンポーネント1125と、リソースコンポーネント1130と、しきい値コンポーネント1135と、シーケンスコンポーネント1140と、ビームコンポーネント1145と、フォールバックコンポーネント1150とを含んでいてもよい。これらのモジュールのそれぞれは、(例えば、1つ以上のバスを介して)互いに直接的にまたは間接的に通信してもよい。
【0205】
[0219]
マッピングコンポーネント1110は、インジケーションに基づいて、2ステップランダムアクセスプロシージャの複数のSSBとランダムアクセスメッセージとの間のマッピングを決定してもよく、ランダムアクセスメッセージは、ランダムアクセスプリアンブルとランダムアクセスペイロードとを含んでいる。いくつかの例では、マッピングコンポーネント1110は、2ステップランダムアクセスプロシージャの関係付けパターン期間のうちのPRACHコンフィギュレーション期間に渡って、アクセスプリアンブルの1つ以上のROとランダムアクセスペイロードの1つ以上のPRUとに、複数のSSBのリソースをマッピングしてもよい。いくつかの例では、マッピングコンポーネント1110は、第2のインジケーションに基づいて、2ステップランダムアクセスプロシージャの関係付けパターン期間を決定してもよく、2ステップランダムアクセスプロシージャの関係付けパターン期間は、4ステップランダムアクセスプロシージャの関係付けパターン期間のファクタ値に基づいており、ファクタ値は、ネットワークにより構成されている有限範囲内の整数値を含んでいる。
【0206】
[0220]
いくつかの例では、マッピングコンポーネント1110は、時間/周波リソースを共有するランダムアクセスペイロードの1つ以上のPRUと、複数のSSBのうちのSSBまたは複数のSSBのうちのSSBの一部との間のマッピングを決定してもよく、複数のSSBのうちのSSBの一部はグループ化されている。いくつかの例では、マッピングコンポーネント1110は、アナログビームフォーミング能力に基づいて、時間/周波リソースを共有するランダムアクセスペイロードの1つ以上のPRUを、複数のSSBのうちのSSBにマッピングしてもよい。いくつかの例では、マッピングコンポーネント1110は、デジタルビームフォーミング能力に基づいて、時間/周波リソースを共有するランダムアクセスペイロードの1つ以上のPRUを、複数のSSBのうちのSSBの一部にマッピングしてもよい。いくつかのケースでは、ランダムアクセスメッセージのランダムアクセスプリアンブルとランダムアクセスペイロードは、ランダムアクセスプリアンブルに関係するガード期間の持続時間と、ランダムアクセスプリアンブルとランダムアクセスペイロードとの間のギャップ期間とに基づいて、複数のSSBのうちの異なるSSBに関係付けられる。いくつかのケースでは、2ステップランダムアクセスプロシージャのランダムアクセスプリアンブルと、4ステップランダムアクセスプロシージャのランダムアクセスメッセージは、いくつかのSSBのうちの異なるSSBにマッピングされる。
【0207】
[0221]
関係付けコンポーネント1115は、マッピングに基づいて、複数のSSBを伝える1つ以上のビームと、ランダムアクセスメッセージのランダムアクセスプリアンブルとランダムアクセスペイロードとを伝える1つ以上の追加ビームとの間の関係付けを決定してもよい。いくつかの例では、関係付けコンポーネント1115は、2ステップランダムアクセスプロシージャの第2の関係付けパターン期間のうちの追加のPRACHコンフィギュレーション期間に渡って、複数のSSBを伝える1つ以上のビームと、ランダムアクセスメッセージのランダムアクセスプリアンブルとランダムアクセスペイロードとを伝える1つ以上の追加ビームとの間の第2の関係付けを決定してもよい。いくつかの例では、2ステップランダムアクセスプロシージャの第2の関係付けパターン期間に渡る第2の関係付けは、2ステップランダムアクセスプロシージャの関係付けパターン期間に渡る関係付けとは異なっていてもよい。
【0208】
[0222]
いくつかの例では、複数のSSBを伝える1つ以上のビームと、ランダムアクセスメッセージのランダムアクセスプリアンブルとランダムアクセスペイロードとを伝える1つ以上の追加ビームとの間の関係付けを決定することは、1つ以上のROの物理ランダムアクセスチャネル機会インデックスに基づいており、インジケーションは、物理ランダムアクセスチャネル機会インデックスを含んでいる。いくつかの例では、複数のSSBを伝える1つ以上のビームと、ランダムアクセスメッセージのランダムアクセスプリアンブルとランダムアクセスペイロードとを伝える1つ以上の追加ビームとの間の関係付けを決定することは、ランダムアクセスプリアンブルのプリアンブルシーケンスに基づいており、インジケーションは、プリアンブルシーケンスを含んでいる。いくつかの例では、複数のSSBを伝える1つ以上のビームと、ランダムアクセスメッセージのランダムアクセスプリアンブルとランダムアクセスペイロードとを伝える1つ以上の追加ビームとの間の関係付けを決定することは、ランダムアクセスペイロードの1つ以上のPRUに関係する物理アップリンク共有チャネルリソースユニットインデックスに基づいており、インジケーションは、物理アップリンク共有チャネルリソースユニットインデックスを含んでいる。いくつかの例では、複数のSSBを伝える1つ以上のビームと、ランダムアクセスメッセージのランダムアクセスプリアンブルとランダムアクセスペイロードとを伝える1つ以上の追加ビームとの間の関係付けを決定することは、ランダムアクセスメッセージのランダムアクセスプリアンブルとランダムアクセスペイロードとのうちの1つ以上にUCIを多重化することに基づいており、インジケーションは、UCIの多重化を含んでいる。
【0209】
[0223]
アクセスコンポーネント1120は、基地局との2ステップランダムアクセスプロシージャを実行してもよい。いくつかの例では、アクセスコンポーネント1120は、関係付けパターン期間の間に、2ステップランダムアクセスプロシージャのランダムアクセスメッセージを基地局に送信してもよい。いくつかの例では、アクセスコンポーネント1120は、再送信カウンタがしきい値未満であることに基づいて、関係付けパターン期間の間に、2ステップランダムアクセスプロシージャのランダムアクセスメッセージを再送信してもよい。
【0210】
[0224]
シグナリングコンポーネント1125は、基地局から、複数のSSBを伝える1つ以上のビームと、ランダムアクセスメッセージのランダムアクセスプリアンブルとランダムアクセスペイロードとを伝える1つ以上の追加ビームとの間の関係付けを含むインジケーションを含むシグナリングを受信してもよい。いくつかのケースでは、シグナリングは、システム情報シグナリングを含んでいる。いくつかのケースでは、シグナリングは、RRCシグナリングを含んでいる。
【0211】
[0225]
リソースコンポーネント1130は、ランダムアクセスペイロードの1つ以上のPRUが、時間/周波数リソースを共有することを決定してもよい。いくつかの例では、リソースコンポーネント1130は、ランダムアクセスプリアンブルの1つ以上のROが、4ステップランダムアクセスプロシージャの1つ以上の追加ランダムアクセスプリアンブルと共有されることを決定してもよい。いくつかの例では、リソースコンポーネント1130では、関係付けパターン期間の間に、2ステップランダムアクセスプロシージャのランダムアクセスメッセージを基地局に送信するリソースは、再送信カウンタがしきい値を満たすことに基づいて、関係付けパターン期間の間に、2ステップランダムアクセスプロシージャのランダムアクセスメッセージを再送信するリソースと同じである。いくつかの例では、リソースコンポーネント1130では、関係付けパターン期間の間に、2ステップランダムアクセスプロシージャのランダムアクセスメッセージを基地局に送信するリソースは、再送信カウンタがしきい値を満たすことに基づいて、関係付けパターン期間の間に、2ステップランダムアクセスプロシージャのランダムアクセスメッセージを再送信するリソースと異なる。
【0212】
[0226]
いくつかのケースでは、2ステップランダムアクセスプロシージャのランダムアクセスプリアンブルは、UE能力に基づいて、4ステップランダムアクセスプロシージャの1つ以上の追加ランダムアクセスプリアンブルと1つ以上のROを共有する。いくつかのケースでは、2ステップランダムアクセスプロシージャのランダムアクセスプリアンブルは、ランダムアクセスプロシージャフォールバック能力に基づいて、4ステップランダムアクセスプロシージャの1つ以上の追加ランダムアクセスプリアンブルと1つ以上のROを共有する。いくつかのケースでは、2ステップランダムアクセスプロシージャのランダムアクセスプリアンブルは、負荷バランス能力に基づいて、4ステップランダムアクセスプロシージャの1つ以上の追加ランダムアクセスプリアンブルと1つ以上のROを共有する。いくつかのケースでは、2ステップランダムアクセスプロシージャのランダムアクセスプリアンブルは、競合フリーランダムアクセスと競合ベースランダムアクセスとの多重化に基づいて、4ステップランダムアクセスプロシージャの1つ以上の追加ランダムアクセスプリアンブルと1つ以上のROを共有する。いくつかのケースでは、2ステップランダムアクセスプロシージャのランダムアクセスプリアンブルにマッピングされているいくつかのSSBの一部は、時間領域において連続しているか、または、時間領域において連続していないか、のうちの1つ以上である。
【0213】
[0227]
しきい値コンポーネント1135は、SSBの数がしきい値を満たすことを決定してもよい。いくつかの例では、しきい値コンポーネント1135は、SSBの数がしきい値よりも大きいことを決定してもよく、いくつかのSSBは、2ステップランダムアクセスプロシージャのランダムアクセスプリアンブルと4ステップランダムアクセスプロシージャのランダムアクセスメッセージとの間で共有される1つ以上のROのうちの同じROにマッピングされる。
【0214】
[0228]
シーケンスコンポーネント1140は、2ステップランダムアクセスプロシージャのランダムアクセスメッセージのランダムアクセスプリアンブルと、4ステップランダムアクセスプロシージャのランダムアクセスメッセージとが、プリアンブルシーケンスの異なるサブセットで構成されていることを決定してもよい。いくつかの例では、シーケンスコンポーネント1140では、プリアンブルシーケンスのサブセットの各サブセット中のプリアンブルシーケンスはオーバーラップしていない。いくつかのケースでは、プリアンブルシーケンスのサブセットの各サブセット中のプリアンブルシーケンスのインデックスは、連続している。
【0215】
[0229]
ビームコンポーネント1145では、2ステップランダムアクセスプロシージャのランダムアクセスプリアンブルと4ステップランダムアクセスプロシージャのランダムアクセスメッセージとにマッピングされる送信ビームは、2ステップランダムアクセスプロシージャのランダムアクセスプリアンブルと4ステップランダムアクセスプロシージャのランダムアクセスメッセージとにマッピングされる送信ビームの空間的分離に基づいて、同じまたは異なるプリアンブルシーケンスサイズを有する。いくつかの例では、ビームコンポーネント1145は、ランダムアクセスメッセージのランダムアクセスプリアンブルまたはランダムアクセスペイロード、あるいは、両方を伝える1つ以上の追加ビームのビームスイッチを実行してもよい。いくつかの例では、ビームコンポーネント1145は、1つ以上のROの物理ランダムアクセスチャネル機会インデックスにおける変化を決定してもよい。いくつかの例では、ビームコンポーネント1145が、ランダムアクセスメッセージのランダムアクセスプリアンブルまたはランダムアクセスペイロード、あるいは、両方を伝える1つ以上の追加ビームのビームスイッチを実行することは、物理ランダムアクセスチャネル機会インデックスにおける変化に基づいている。
【0216】
[0230]
いくつかの例では、ビームコンポーネント1145は、ランダムアクセスペイロードの1つ以上のPRUに関係する物理アップリンク共有チャネルリソースユニットインデックスにおける変化を決定してもよい。いくつかの例では、ビームコンポーネント1145が、ランダムアクセスメッセージのランダムアクセスプリアンブルまたはランダムアクセスペイロード、あるいは、両方を伝える1つ以上の追加ビームのビームスイッチを実行することは、ランダムアクセスペイロードの1つ以上のPRUに関係する物理アップリンク共有チャネルリソースユニットインデックスにおける変化に基づいている。いくつかの例では、ビームコンポーネント1145は、ランダムアクセスプリアンブルのプリアンブルシーケンスインデックスにおける変化を決定してもよい。いくつかの例では、ビームコンポーネント1145が、ランダムアクセスメッセージのランダムアクセスプリアンブルまたはランダムアクセスペイロード、あるいは、両方を伝える1つ以上の追加ビームのビームスイッチを実行することは、ランダムアクセスプリアンブルにおける変化に基づいている。いくつかの例では、ビームコンポーネント1145は、ランダムアクセスメッセージのランダムアクセスプリアンブルとランダムアクセスペイロードとのうちの1つ以上においてUCIを多重化することを決定してもよい。
【0217】
[0231]
いくつかの例では、ビームコンポーネント1145が、ランダムアクセスメッセージのランダムアクセスプリアンブルまたはランダムアクセスペイロード、あるいは、両方を伝える1つ以上の追加ビームのビームスイッチを実行することは、ランダムアクセスメッセージのランダムアクセスプリアンブルとランダムアクセスペイロードとのうちの1つ以上においてUCIを多重化することに基づいている。いくつかの例では、ビームコンポーネント1145は、複数のSSBを伝える1つ以上のビームの基地局による追加ビームスイッチと共同で、ランダムアクセスメッセージのランダムアクセスプリアンブルまたはランダムアクセスペイロード、あるいは、両方を伝える1つ以上の追加ビームのビームスイッチを実行してもよい。
【0218】
[0232]
いくつかのケースでは、2ステップランダムアクセスプロシージャのランダムアクセスメッセージのランダムアクセスプリアンブルと、4ステップランダムアクセスプロシージャのランダムアクセスメッセージは、同じ受信ビームを有している。いくつかのケースでは、いくつかのSSBは、異なる送信ビームを有する。いくつかのケースでは、2ステップランダムアクセスプロシージャのランダムアクセスメッセージのランダムアクセスプリアンブルと、4ステップランダムアクセスプロシージャのランダムアクセスメッセージは、異なる受信ビームを有する。いくつかのケースでは、ビームスイッチは、関係付けと、マッピングと、または、トリガインジケーションと、のうちの1つ以上に基づいてイネーブルされる。いくつかのケースでは、トリガインジケーションは、プリアンブルシーケンス、基準信号またはUCIのうちの1つ以上を含んでいる。
【0219】
[0233]
フォールバックコンポーネント1150は、2ステップランダムアクセスプロシージャから4ステップランダムアクセスプロシージャへの、ランダムアクセスフォールバックプロシージャまたはランダムアクセススイッチプロシージャを実行してもよい。ビームスイッチを実行することは、ランダムアクセスフォールバックプロシージャまたはランダムアクセススイッチプロシージャに基づいている。いくつかの例では、フォールバックコンポーネント1150は、ランダムアクセスフォールバックプロシージャまたはランダムアクセススイッチプロシージャに基づいて、4ステップランダムアクセスプロシージャのランダムアクセスメッセージを識別してもよく、ビームスイッチを実行することは、基地局からの制御シグナリングに基づいており、ビームスイッチは、送信ビームと受信ビームとのうちの1つ以上のスイッチを含んでいる。いくつかの例では、フォールバックコンポーネント1150は、ランダムアクセスフォールバックプロシージャまたはランダムアクセススイッチプロシージャに基づいて、4ステップランダムアクセスプロシージャのランダムアクセスメッセージを識別してもよく、ビームスイッチを実行することは、関係付けを含む事前コンフィギュレーション情報に基づいている。いくつかのケースでは、制御シグナリングはDCIを含んでいる。
【0220】
[0234]
図12は、本開示の態様による、ランダムアクセスプロシージャにおけるビーム関係付けをサポートするデバイス1205を含んでいるシステム1200の図を示している。デバイス1205は、本明細書で説明する、デバイス905、デバイス1005、または、UE115のコンポーネントの例であってもよく、または、これらを含んでいてもよい。デバイス1205は、UE通信マネージャ1210と、I/O制御装置1215と、トランシーバ1220と、アンテナ1225と、メモリ1230と、プロセッサ1240とを含んでいる、通信を送信および受信するコンポーネントを含んでいる、双方向音声およびデータ通信のためのコンポーネントを含んでいてもよい。これらのコンポーネントは、1つ以上のバス(例えば、バス1245)を介して、電子通信してもよい。
【0221】
[0235]
本明細書で説明するUE通信マネージャ1210は、1つ以上の潜在的な利点を実現するように実現されていてもよい。1つのインプリメンテーションは、(図1中に示されているように)基地局105とより効率的に通信することにより、デバイス1205が電力を節約し、バッテリ寿命を増加させることを可能にしてもよい。異なるランダムアクセスプロシージャに関連するランダムアクセスメッセージングのためのビーム関係付けが改善されるかもしれないので、別のインプリメンテーションは、デバイス1205における低レイテンシ通信を促進するかもしれない。
【0222】
[0236]
UE通信マネージャ1210は、インジケーションに基づいて、2ステップランダムアクセスプロシージャの複数のSSBとランダムアクセスメッセージとの間のマッピングを決定してもよく、ランダムアクセスメッセージは、ランダムアクセスプリアンブルとランダムアクセスペイロードとを含んでおり、マッピングに基づいて、複数のSSBを伝える1つ以上のビームと、ランダムアクセスメッセージのランダムアクセスプリアンブルとランダムアクセスペイロードとを伝える1つ以上の追加ビームとの間の関係付けを決定し、基地局との2ステップランダムアクセスプロシージャを実行してもよい。
【0223】
[0237]
I/O制御装置1215は、デバイス1205に対する入出力信号を管理してもよい。I/O制御装置1215はまた、デバイス1205に統合されていない周辺機器を管理してもよい。いくつかのケースでは、I/O制御装置1215は、外部周辺機器への物理的接続またはポートを表していてもよい。いくつかのケースでは、I/O制御装置1215は、iOS(登録商標)、ANDROID(登録商標)、MS-DOS(登録商標)、MS-WINDOWS(登録商標)、OS/2(登録商標)、UNIX(登録商標)、LINUX(登録商標)、または、別の既知のオペレーティングシステムのような、オペレーティングシステムを利用してもよい。他のケースでは、I/O制御装置1215は、モデム、キーボード、マウス、タッチスクリーン、または、類似するデバイスを表すか、あるいは、それらと対話してもよい。いくつかのケースでは、I/O制御装置1215は、プロセッサの一部として実現してもよい。いくつかのケースでは、ユーザは、I/O制御装置1215を介して、または、I/O制御装置1215により制御されるハードウェアコンポーネントを介して、デバイス1205と対話してもよい。
【0224】
[0238]
トランシーバ1220は、上記で説明したように、1本以上のアンテナ、ワイヤードリンクまたはワイヤレスリンクを介して、双方向に通信してもよい。例えば、トランシーバ1220は、ワイヤレストランシーバを表していてもよく、別のワイヤレストランシーバと双方向に通信してもよい。トランシーバ1220はまた、パケットを変調し、変調されたパケットを送信のためにアンテナに提供し、アンテナから受信されたパケットを復調するモデムを含んでいてもよい。いくつかのケースでは、ワイヤレスデバイス1205は、単一のアンテナ1225を含んでいてもよい。しかしながら、いくつかのケースでは、デバイス1205は、複数のワイヤレス送信を同時に送信または受信することが可能であってもよい、1つより多いアンテナ1225を有していてもよい。
【0225】
[0239]
メモリ1230は、RAMおよびROMを含んでいてもよい。メモリ1230は、実行されるときに、本明細書で説明するさまざまな機能をプロセッサに実行させる命令を含むコンピュータ読取可能、コンピュータ実行可能コード1235を記憶してもよい。いくつかのケースでは、メモリ1230は、とりわけ、周辺コンポーネントまたはデバイスとの対話のような、基本的なハードウェアまたはソフトウェア動作を制御してもよいBIOSを含んでいてもよい。
【0226】
[0240]
コード1235は、ワイヤレス通信をサポートする命令を含む、本開示の態様を実現する命令を含んでいてもよい。コード1235は、システムメモリまたは他のタイプのメモリのような、非一時的コンピュータ読取可能媒体中に記憶されていてもよい。いくつかのケースでは、コード1235は、プロセッサ1240により直接的に実行可能でないかもしれないが、(例えば、コンパイルされて実行されるときに)コンピュータに本明細書で説明する機能を実行させるかもしれない。
【0227】
[0241]
プロセッサ1240は、インテリジェントハードウェアデバイス(例えば、汎用プロセッサ、DSP、CPU、マイクロ制御装置、ASIC、FPGA、プログラマブル論理デバイス、ディスクリートゲートまたはトランジスタ論理コンポーネント、ディスクリートハードウェアコンポーネント、あるいは、これらの何らかの組み合わせ)を含んでいてもよい。いくつかのケースでは、プロセッサ1240は、メモリ制御装置を使用して、メモリアレイを動作させるように構成されていてもよい。他のケースでは、メモリ制御装置は、プロセッサ1240に統合されていてもよい。プロセッサ1240は、デバイス1205にさまざまな機能(例えば、ランダムアクセスプロシージャにおけるビーム関係付けをサポートする機能またはタスク)を実行させるために、メモリ(例えば、メモリ1230)中に記憶されているコンピュータ読取可能命令を実行するように構成されていてもよい。
【0228】
[0242]
図13は、本開示の態様による、ランダムアクセスプロシージャにおけるビーム関係付けをサポートするデバイス1305のブロック図1300を示している。デバイス1305は、本明細書で説明する基地局105の態様の例であってもよい。デバイス1305は、受信機1310と、基地局通信マネージャ1315と、送信機1320とを含んでいてもよい。デバイス1305はまた、プロセッサを含んでいてもよい。これらのコンポーネントのそれぞれは、(例えば、1つ以上のバスを介して)互いに通信してもよい。
【0229】
[0243]
受信機1310は、パケット、ユーザデータ、または、さまざまな情報チャネルに関係する制御情報(例えば、制御チャネル、データチャネル、および、ランダムアクセスプロシージャにおけるビーム関係付けに関係する情報等)のような情報を受信してもよい。情報は、デバイス1305の他のコンポーネントに受け渡されてもよい。受信機1310は、図16を参照して説明するような、トランシーバ1620の態様の例であってもよい。受信機1310は、単一のアンテナまたはアンテナのセットを利用してもよい。
【0230】
[0244]
基地局通信マネージャ1315は、2ステップランダムアクセスプロシージャの複数のSSBとランダムアクセスメッセージとの間のマッピングを決定してもよく、ランダムアクセスメッセージは、ランダムアクセスプリアンブルとランダムアクセスペイロードとを含み、マッピングは、複数のSSBを伝える1つ以上のビームと、ランダムアクセスメッセージのランダムアクセスプリアンブルとランダムアクセスペイロードとを伝える1つ以上の追加ビームとの間の関係付けを含み、2ステップランダムアクセスプロシージャの複数のSSBとランダムアクセスメッセージとの間のマッピングと、複数のSSBを伝える1つ以上のビームとランダムアクセスメッセージのランダムアクセスプリアンブルとランダムアクセスペイロードとを伝える1つ以上の追加ビームとの間の関係付けと、のうちの1つ以上を含む情報をUEに送信し、マッピングにしたがって、UEとの2ステップランダムアクセスプロシージャを実行してもよい。基地局通信マネージャ1315は、本明細書で説明する基地局通信マネージャ1610の態様の例であってもよい。
【0231】
[0245]
基地局通信マネージャ1315またはそのサブコンポーネントは、ハードウェアで、プロセッサにより実行可能なコード(例えば、ソフトウェアまたはファームウェア)で、または、これらの何らかの組み合わせで実現してもよい。プロセッサにより実行されるコードで実現される場合には、基地局通信マネージャ1315またはそのサブコンポーネントの機能は、汎用プロセッサ、DSP、特定用途向け集積回路(ASIC)、FPGAまたは他のプログラマブル論理デバイス、ディスクリートゲートまたはトランジスタ論理、ディスクリートハードウェアコンポーネント、あるいは、本開示で説明する機能を実行するように設計されているこれらの何らかの組み合わせで実行してもよい。
【0232】
[0246]
基地局通信マネージャ1315またはそのサブコンポーネントは、機能の一部が1つ以上の物理的コンポーネントにより異なる物理的ロケーションにおいて実現されるように分散されることを含めて、さまざまな位置に物理的に配置されていてもよい。いくつかの例では、基地局通信マネージャ1315またはそのサブコンポーネントは、本開示のさまざまな態様による、別の異なるコンポーネントであってもよい。いくつかの例では、基地局通信マネージャ1315またはそのサブコンポーネントは、入力/出力(I/O)コンポーネント、トランシーバ、ネットワークサーバ、別のコンピューティングデバイス、本開示で説明する1つ以上の他のコンポーネント、または、本開示のさまざまな態様によるこれらの組み合わせを含むがこれらに限定されない、1つ以上の他のハードウェアコンポーネントと組み合わせてもよい。
【0233】
[0247]
送信機1320は、デバイス1305の他のコンポーネントにより発生された信号を送信してもよい。いくつかの例では、送信機1320は、トランシーバモジュール中で受信機1310とコロケートされていてもよい。例えば、送信機1320は、図16を参照して説明するような、トランシーバ1620の態様の例であってもよい。送信機1320は、単一のアンテナまたはアンテナのセットを利用してもよい。
【0234】
[0248]
図14は、本開示の態様による、ランダムアクセスプロシージャにおけるビーム関係付けをサポートするデバイス1405のブロック図1400を示している。デバイス1405は、本明細書で説明する、デバイス1305または基地局105の態様の例であってもよい。デバイス1405は、受信機1410と、基地局通信マネージャ1415と、送信機1435とを含んでいてもよい。デバイス1405はまた、プロセッサを含んでいてもよい。これらのコンポーネントのそれぞれは、(例えば、1つ以上のバスを介して)互いに通信してもよい。
【0235】
[0249]
受信機1410は、パケット、ユーザデータ、または、さまざまな情報チャネルに関係する制御情報(例えば、制御チャネル、データチャネル、および、ランダムアクセスプロシージャにおけるビーム関係付けに関係する情報等)のような情報を受信してもよい。情報は、デバイス1405の他のコンポーネントに受け渡されてもよい。受信機1410は、図16を参照して説明するような、トランシーバ1620の態様の例であってもよい。受信機1410は、単一のアンテナまたはアンテナのセットを利用してもよい。
【0236】
[0250]
基地局通信マネージャ1415は、本明細書で説明するような、基地局通信マネージャ1315の態様の例であってもよい。基地局通信マネージャ1415は、マッピングコンポーネント1420と、情報コンポーネント1425と、アクセスコンポーネント1430とを含んでいてもよい。基地局通信マネージャ1415は、本明細書で説明する基地局通信マネージャ1610の態様の例であってもよい。
【0237】
[0251]
マッピングコンポーネント1420は、2ステップランダムアクセスプロシージャの複数のSSBとランダムアクセスメッセージとの間のマッピングを決定してもよく、ランダムアクセスメッセージは、ランダムアクセスプリアンブルとランダムアクセスペイロードとを含み、マッピングは、複数のSSBを伝える1つ以上のビームと、ランダムアクセスメッセージのランダムアクセスプリアンブルとランダムアクセスペイロードとを伝える1つ以上の追加ビームとの間の関係付けを含んでいる。情報コンポーネント1425は、2ステップランダムアクセスプロシージャの複数のSSBとランダムアクセスメッセージとの間のマッピングと、複数のSSBを伝える1つ以上のビームとランダムアクセスメッセージのランダムアクセスプリアンブルとランダムアクセスペイロードとを伝える1つ以上の追加ビームとの間の関係付けと、のうちの1つ以上を含む情報をUEに送信してもよい。アクセスコンポーネント1430は、マッピングにしたがって、UEとの2ステップランダムアクセスプロシージャを実行してもよい。
【0238】
[0252]
送信機1435は、デバイス1405の他のコンポーネントにより発生された信号を送信してもよい。いくつかの例では、送信機1435は、トランシーバモジュール中で受信機1410とコロケートされていてもよい。例えば、送信機1435は、図16を参照して説明するような、トランシーバ1620の態様の例であってもよい。送信機1435は、単一のアンテナまたはアンテナのセットを利用してもよい。
【0239】
[0253]
図15は、本開示の態様による、ランダムアクセスプロシージャにおけるビーム関係付けをサポートする基地局通信マネージャ1505のブロック図1500を示している。基地局通信マネージャ1505は、本明細書で説明する、基地局通信マネージャ1315、基地局通信マネージャ1415、または、基地局通信マネージャ1610の態様の例であってもよい。基地局通信マネージャ1505は、マッピングコンポーネント1510と、情報コンポーネント1515と、アクセスコンポーネント1520と、シグナリングコンポーネント1525と、リソースコンポーネント1530と、しきい値コンポーネント1535と、シーケンスコンポーネント1540と、ビームコンポーネント1545と、フォールバックコンポーネント1550とを含んでいてもよい。これらのモジュールのそれぞれは、(例えば、1つ以上のバスを介して)互いに直接的または間接的に通信してもよい。
【0240】
[0254]
マッピングコンポーネント1510は、2ステップランダムアクセスプロシージャの複数のSSBとランダムアクセスメッセージとの間のマッピングを決定してもよく、ランダムアクセスメッセージは、ランダムアクセスプリアンブルとランダムアクセスペイロードとを含み、マッピングは、複数のSSBを伝える1つ以上のビームと、ランダムアクセスメッセージのランダムアクセスプリアンブルとランダムアクセスペイロードとを伝える1つ以上の追加ビームとの間の関係付けを含んでいる。いくつかの例では、マッピングコンポーネント1510は、2ステップランダムアクセスプロシージャの関係付けパターン期間のうちのPRACHコンフィギュレーション期間に渡って、ランダムアクセスプリアンブルの1つ以上のROとランダムアクセスペイロードの1つ以上のPRUとに、複数のSSBのリソースをマッピングしてもよい。
【0241】
[0255]
マッピングコンポーネント1510は、時間/周波数リソースを共有するランダムアクセスペイロードの1つ以上のPRUと、複数のSSBのうちのSSBまたは複数のSSBのうちのSSBの一部との間のマッピングを決定してもよく、複数のSSBのうちのSSBの一部はグループ化されている。いくつかの例では、マッピングコンポーネント1510は、アナログビームフォーミング能力に基づいて、時間/周波数リソースを共有するランダムアクセスペイロードの1つ以上のPRUを、複数のSSBのうちのSSBにマッピングしてもよい。いくつかのケースでは、マッピングコンポーネント1510は、デジタルビームフォーミング能力に基づいて、時間/周波数リソースを共有するランダムアクセスペイロードの1つ以上のPRUを、複数のSSBのうちのSSBの一部にマッピングしてもよい。いくつかのケースでは、ランダムアクセスメッセージのランダムアクセスプリアンブルとランダムアクセスペイロードは、ランダムアクセスプリアンブルに関係するガード期間の持続時間と、ランダムアクセスプリアンブルとランダムアクセスペイロードとの間のギャップ期間とに基づいて、複数のSSBの異なるSSBに関係付けられている。
【0242】
[0256]
情報コンポーネント1515は、2ステップランダムアクセスプロシージャの複数のSSBとランダムアクセスメッセージとの間のマッピングと、複数のSSBを伝える1つ以上のビームとランダムアクセスメッセージのランダムアクセスプリアンブルとランダムアクセスペイロードとを伝える1つ以上の追加ビームとの間の関係付けと、のうちの1つ以上を含む情報をUEに送信してもよい。アクセスコンポーネント1520は、マッピングにしたがって、UEとの2ステップランダムアクセスプロシージャを実行してもよい。
【0243】
[0257]
シグナリングコンポーネント1525は、2ステップランダムアクセスプロシージャの複数のSSBとランダムアクセスメッセージとの間のマッピングと、複数のSSBを伝える1つ以上のビームとランダムアクセスメッセージのランダムアクセスプリアンブルとランダムアクセスペイロードとを伝える1つ以上の追加ビームとの間の関係付けと、のうちの1つ以上を含む情報を含むシグナリングを送信してもよい。いくつかのケースでは、シグナリングは、システム情報シグナリングを含んでいる。いくつかのケースでは、シグナリングは、RRCシグナリングを含んでいる。
【0244】
[0258]
リソースコンポーネント1530は、ランダムアクセスペイロードの1つ以上のPRUが、時間/周波数リソースを共有することを決定してもよい。いくつかのケースでは、2ステップランダムアクセスプロシージャのランダムアクセスプリアンブルと、4ステップランダムアクセスプロシージャのランダムアクセスメッセージは、いくつかのSSBのうちの異なるSSBにマッピングされる。いくつかのケースでは、2ステップランダムアクセスプロシージャのランダムアクセスプリアンブルにマッピングされるいくつかのSSBの一部は、時間領域において連続しているか、または、時間領域において連続していないか、のうちの1つ以上である。
【0245】
[0259]
しきい値コンポーネント1535は、SSBの数がしきい値を満たすことを決定してもよい。いくつかの例では、しきい値コンポーネント1535は、SSBの数がしきい値よりも大きいことを決定してもよく、いくつかのSSBは、2ステップランダムアクセスプロシージャのランダムアクセスプリアンブルと4ステップランダムアクセスプロシージャのランダムアクセスメッセージとの間で共有される1つ以上のROのうちの同じROにマッピングされる。
【0246】
[0260]
シーケンスコンポーネント1540は、2ステップランダムアクセスプロシージャのランダムアクセスメッセージのランダムアクセスプリアンブルと、4ステップランダムアクセスプロシージャのランダムアクセスメッセージとが、プリアンブルシーケンスの異なるサブセットで構成されていることを決定してもよい。いくつかのケースでは、2ステップランダムアクセスプロシージャのランダムアクセスメッセージのランダムアクセスプリアンブルと、4ステップランダムアクセスプロシージャのランダムアクセスメッセージは、同じ受信ビームを有している。
【0247】
[0261]
ビームコンポーネント1545は、ランダムアクセスメッセージのランダムアクセスプリアンブルまたはランダムアクセスペイロード、あるいは、両方を伝える1つ以上の追加ビームのビームスイッチを実行してもよく、1つ以上の追加ビームは、受信ビームを含んでいる。いくつかの例では、ビームコンポーネント1545は、複数のSSBを伝える1つ以上のビームのビームスイッチと共同で、ランダムアクセスメッセージのランダムアクセスプリアンブルまたはランダムアクセスペイロード、あるいは、両方を伝える1つ以上の追加ビームのビームスイッチを実行してもよく、1つ以上の追加ビームは、受信ビームを含み、複数のSSBを伝える1つ以上のビームは、送信ビームを含んでいる。いくつかのケースでは、いくつかのSSBは、異なる送信ビームを有している。いくつかのケースでは、2ステップランダムアクセスプロシージャのランダムアクセスメッセージのランダムアクセスプリアンブルと、4ステップランダムアクセスプロシージャのランダムアクセスメッセージは、異なる受信ビームを有している。
【0248】
[0262]
フォールバックコンポーネント1550は、2ステップランダムアクセスプロシージャから4ステップランダムアクセスプロシージャへの、ランダムアクセスフォールバックプロシージャまたはランダムアクセススイッチプロシージャを実行してもよく、ビームスイッチを実行することは、ランダムアクセスフォールバックプロシージャまたはランダムアクセススイッチプロシージャに基づいている。いくつかの例では、フォールバックコンポーネント1550は、ランダムアクセスフォールバックプロシージャまたはランダムアクセススイッチプロシージャに基づいて、4ステップランダムアクセスプロシージャのランダムアクセスメッセージを識別してもよい。いくつかの例では、フォールバックコンポーネント1550は、制御シグナリングをUEに送信してもよく、ビームスイッチを実行することは、制御シグナリングに基づいており、ビームスイッチは、送信ビームと受信ビームとのうちの1つ以上のスイッチを含んでいる。
【0249】
[0263]
いくつかのケースでは、制御シグナリングは、DCIを含んでいる。
【0250】
[0264]
図16は、本開示の態様による、ランダムアクセスプロシージャにおけるビーム関係付けをサポートするデバイス1605を含むシステム1600の図を示している。デバイス1605は、本明細書で説明する、デバイス1305、デバイス1405、または、基地局105の例であるか、または、これらのコンポーネントを含んでいてもよい。デバイス1605は、基地局通信マネージャ1610と、ネットワーク通信マネージャ1615と、トランシーバ1620と、アンテナ1625と、メモリ1630と、プロセッサ1640と、局間通信マネージャ1645とを含む、通信を送信および受信するためのコンポーネントを含む、双方向音声およびデータ通信のためのコンポーネントを含んでいてもよい。これらのコンポーネントは、1つ以上のバス(例えば、バス1650)を介して、電子通信してもよい。
【0251】
[0265]
基地局通信マネージャ1610は、2ステップランダムアクセスプロシージャの複数のSSBとランダムアクセスメッセージとの間のマッピングを決定してもよく、ランダムアクセスメッセージは、ランダムアクセスプリアンブルとランダムアクセスペイロードとを含み、マッピングは、複数のSSBを伝える1つ以上のビームと、ランダムアクセスメッセージのランダムアクセスプリアンブルとランダムアクセスペイロードとを伝える1つ以上の追加ビームとの間の関係付けを含み、2ステップランダムアクセスプロシージャの複数のSSBとランダムアクセスメッセージとの間のマッピングと、複数のSSBを伝える1つ以上のビームとランダムアクセスメッセージのランダムアクセスプリアンブルとランダムアクセスペイロードとを伝える1つ以上の追加ビームとの間の関係付けと、のうちの1つ以上を含む情報をUEに送信し、マッピングにしたがって、UEとの2ステップランダムアクセスプロシージャを実行してもよい。
【0252】
[0266]
ネットワーク通信マネージャ1615は、(例えば、1つ以上のワイヤードバックホールリンクを介する)コアネットワークとの通信を管理してもよい。例えば、ネットワーク通信マネージャ1615は、1つ以上のUE115のようなクライアントデバイスのためのデータ通信の転送を管理してもよい。
【0253】
[0267]
トランシーバ1620は、上記で説明したように、1本以上のアンテナ、ワイヤードリンクまたはワイヤレスリンクを介して、双方向に通信してもよい。例えば、トランシーバ1620はワイヤレストランシーバを表していてもよく、別のワイヤレストランシーバと双方向に通信してもよい。トランシーバ1620はまた、パケットを変調し、変調されたパケットを送信のためにアンテナに提供し、アンテナから受信されたパケットを復調するモデムを含んでいてもよい。いくつかのケースでは、ワイヤレスデバイス1605は、単一のアンテナ1625を含んでいてもよい。しかしながら、いくつかのケースでは、デバイス1605は、複数のワイヤレス送信を同時に送信または受信することが可能であってもよい、1本より多いアンテナ1625を有していてもよい。
【0254】
[0268]
メモリ1630は、RAM、ROM、または、これらの組み合わせを含んでいてもよい。メモリ1630は、プロセッサ(例えば、プロセッサ1640)により実行されるときに、本明細書で説明するさまざまな機能をデバイスに実行させる命令を含んでいるコンピュータ読取可能コード1635を記憶してもよい。いくつかのケースでは、メモリ1630は、とりわけ、周辺コンポーネントまたはデバイスとの対話のような、基本的なハードウェアまたはソフトウェア動作を制御してもよいBIOSを含んでいてもよい。
【0255】
[0269]
コード1635は、ワイヤレス通信をサポートする命令を含む、本開示の態様を実現する命令を含んでいてもよい。コード1635は、システムメモリまたは他のタイプのメモリのような非一時的コンピュータ読取可能媒体中に記憶されていてもよい。いくつかのケースでは、コード1635は、プロセッサ1640により直接的に実行可能でないかもしれないが、(例えば、コンパイルされて実行されるとき)コンピュータに本明細書で説明する機能を実行させてもよい。
【0256】
[0270]
プロセッサ1640は、インテリジェントハードウェアデバイス(例えば、汎用プロセッサ、DSP、CPU、マイクロ制御装置、ASIC、FPGA、プログラマブル論理デバイス、ディスクリートゲートまたはトランジスタ論理コンポーネント、ディスクリートハードウェアコンポーネント、あるいは、これらの何らかの組み合わせ)を含んでいてもよい。いくつかのケースでは、プロセッサ1640は、メモリ制御装置を使用して、メモリアレイを動作させるように構成されていてもよい。いくつかのケースでは、メモリ制御装置は、プロセッサ1640に統合されていてもよい。プロセッサ1640は、メモリ(例えば、メモリ1630)中に記憶されているコンピュータ読取可能命令を実行するように構成され、デバイス1605にさまざまな機能(例えば、ランダムアクセスプロシージャにおけるビーム関係付けをサポートする機能またはタスク)を実行させてもよい。
【0257】
[0271]
局間通信マネージャ1645は、他の基地局105との通信を管理してもよく、他の基地局105と協働してUE115との通信を制御する制御装置またはスケジューラを含んでいてもよい。例えば、局間通信マネージャ1645は、ビームフォーミングまたはジョイント送信のようなさまざまな干渉緩和技法のために、UE115への送信に対するスケジューリングを調整してもよい。いくつかの例では、局間通信マネージャ1645は、LTE/LTE-Aワイヤレス通信ネットワーク技術内にX2インターフェースを提供して、基地局105間の通信を提供してもよい。
【0258】
[0272]
図17は、本開示の態様による、ランダムアクセスプロシージャにおけるビーム関係付けをサポートする方法1700を図示するフローチャートを示している。方法1700の動作は、本明細書で説明するような、UE115またはそのコンポーネントにより実現してもよい。例えば、方法1700の動作は、図9図12を参照して説明したような、通信マネージャにより実行してもよい。いくつかの例では、UEは、以下で説明する機能を実行するようにUEの機能要素を制御するための命令のセットを実行してもよい。追加的または代替的に、UEは、特殊目的ハードウェアを使用して、以下で説明する機能の態様を実行してもよい。
【0259】
[0273]
1705において、UEは、インジケーションに基づいて、2ステップランダムアクセスプロシージャの複数のSSBとランダムアクセスメッセージとの間のマッピングを決定してもよく、ランダムアクセスメッセージは、ランダムアクセスプリアンブルとランダムアクセスペイロードとを含んでいる。1705の動作は、本明細書で説明する方法にしたがって実行してもよい。いくつかの例では、1705の動作の態様は、図9図12を参照して説明したような、マッピングコンポーネントにより実行してもよい。
【0260】
[0274]
1710において、UEは、マッピングに基づいて、複数のSSBを伝える1つ以上のビームと、ランダムアクセスメッセージのランダムアクセスプリアンブルとランダムアクセスペイロードとを伝える1つ以上の追加ビームとの間の関係付けを決定してもよい。1710の動作は、本明細書で説明する方法にしたがって実行してもよい。いくつかの例では、1710の動作の態様は、図9図12を参照して説明したような、関係付けコンポーネントにより実行してもよい。
【0261】
[0275]
1715において、UEは、基地局との2ステップランダムアクセスプロシージャを実行してもよい。1715の動作は、本明細書で説明する方法にしたがって実行してもよい。いくつかの例では、1715の動作の態様は、図9図12を参照して説明したような、アクセスコンポーネントにより実行してもよい。
【0262】
[0276]
図18は、本開示の態様による、ランダムアクセスプロシージャにおけるビーム関係付けをサポートする方法1800を図示するフローチャートを示している。方法1800の動作は、本明細書で説明するような、UE115またはそのコンポーネントにより実現してもよい。例えば、方法1800の動作は、図9図12を参照して説明したような、通信マネージャにより実行してもよい。いくつかの例では、UEは、以下で説明する機能を実行するようにUEの機能要素を制御するための命令のセットを実行してもよい。追加的または代替的に、UEは、特殊目的ハードウェアを使用して、以下で説明する機能の態様を実行してもよい。
【0263】
[0277]
1805において、UEは、インジケーションに基づいて、2ステップランダムアクセスプロシージャの複数のSSBとランダムアクセスメッセージとの間のマッピングを決定してもよく、ランダムアクセスメッセージは、ランダムアクセスプリアンブルとランダムアクセスペイロードとを含んでいる。1805の動作は、本明細書で説明する方法にしたがって実行してもよい。いくつかの例では、1805の動作の態様は、図9図12を参照して説明したような、マッピングコンポーネントにより実行してもよい。
【0264】
[0278]
1810において、UEは、マッピングに基づいて、複数のSSBを伝える1つ以上のビームと、ランダムアクセスメッセージのランダムアクセスプリアンブルとランダムアクセスペイロードとを伝える1つ以上の追加ビームとの間の関係付けを決定してもよい。1810の動作は、本明細書で説明する方法にしたがって実行してもよい。いくつかの例では、1810の動作の態様は、図9図12を参照して説明したような、関係付けコンポーネントにより実行してもよい。
【0265】
[0279]
1815において、UEは、2ステップランダムアクセスプロシージャの関係付けパターン期間のうちのPRACHコンフィギュレーション期間に渡って、ランダムアクセスプリアンブルの1つ以上のROとランダムアクセスペイロードの1つ以上のPRUとに、複数のSSBのリソースをマッピングしてもよい。1815の動作は、本明細書で説明する方法にしたがって実行してもよい。いくつかの例では、1815の動作の態様は、図9図12を参照して説明したような、マッピングコンポーネントにより実行してもよい。
【0266】
[0280]
1820において、UEは、基地局との2ステップランダムアクセスプロシージャを実行してもよい。1820の動作は、本明細書で説明する方法にしたがって実行してもよい。いくつかの例では、1820の動作の態様は、図9図12を参照して説明したような、アクセスコンポーネントにより実行してもよい。
【0267】
[0281]
図19は、本開示の態様による、ランダムアクセスプロシージャにおけるビーム関係付けをサポートする方法1900を図示するフローチャートを示している。方法1900の動作は、本明細書で説明するように、基地局105またはそのコンポーネントにより実現してもよい。例えば、方法1900の動作は、図13図16を参照して説明したような、通信マネージャにより実行してもよい。いくつかの例では、基地局は、以下で説明する機能を実行するように基地局の機能要素を制御するための命令のセットを実行してもよい。追加的または代替的に、基地局は、特殊目的ハードウェアを使用して、以下で説明する機能の態様を実行してもよい。
【0268】
[0282]
1905において、基地局は、2ステップランダムアクセスプロシージャの複数のSSBとランダムアクセスメッセージとの間のマッピングを決定してもよく、ランダムアクセスメッセージは、ランダムアクセスプリアンブルとランダムアクセスペイロードとを含み、マッピングは、複数のSSBを伝える1つ以上のビームと、ランダムアクセスメッセージのランダムアクセスプリアンブルとランダムアクセスペイロードとを伝える1つ以上の追加ビームとの間の関係付けを含んでいる。1905の動作は、本明細書で説明する方法にしたがって実行してもよい。いくつかの例では、1905の動作の態様は、図13図16を参照して説明したような、マッピングコンポーネントにより実行してもよい。
【0269】
[0283]
1910において、基地局は、2ステップランダムアクセスプロシージャの複数のSSBとランダムアクセスメッセージとの間のマッピングと、複数のSSBを伝える1つ以上のビームとランダムアクセスメッセージのランダムアクセスプリアンブルとランダムアクセスペイロードとを伝える1つ以上の追加ビームとの間の関係付けと、のうちの1つ以上を含む情報をUEに送信してもよい。1910の動作は、本明細書で説明する方法にしたがって実行してもよい。いくつかの例では、1910の動作の態様は、図13図16を参照して説明したような、情報コンポーネントにより実行してもよい。
【0270】
[0284]
1915において、基地局は、マッピングにしたがって、UEとの2ステップランダムアクセスプロシージャを実行してもよい。1915の動作は、本明細書で説明する方法にしたがって実行してもよい。いくつかの例では、1915の動作の態様は、図13図16を参照して説明したような、アクセスコンポーネントにより実行してもよい。
【0271】
[0285]
図20は、本開示の態様にしたがって、ランダムアクセスプロシージャにおけるビーム関係付けをサポートする方法2000を図示しているフローチャートを示している。方法2000の動作は、本明細書で説明するような、UE115またはこのコンポーネントにより実現してもよい。例えば、方法2000の動作は、図13図16を参照して説明したような、通信マネージャにより実行してもよい。いくつかの例では、基地局は、以下で説明する機能を実行するように基地局の機能要素を制御するための命令のセットを実行してもよい。追加的または代替的に、基地局は、特殊目的ハードウェアを使用して、以下で説明する機能の態様を実行してもよい。
【0272】
[0286]
2005において、基地局は、2ステップランダムアクセスプロシージャの複数のSSBとランダムアクセスメッセージとの間のマッピングを決定してもよく、ランダムアクセスメッセージは、ランダムアクセスプリアンブルとランダムアクセスペイロードとを含み、マッピングは、複数のSSBを伝える1つ以上のビームと、ランダムアクセスメッセージのランダムアクセスプリアンブルとランダムアクセスペイロードとを伝える1つ以上の追加ビームとの間の関係付けを含んでいる。2005の動作は、本明細書で説明する方法にしたがって実行してもよい。いくつかの例では、2005の動作の態様は、図13図16を参照して説明したような、マッピングコンポーネントにより実行してもよい。
【0273】
[0287]
2010において、基地局は、2ステップランダムアクセスプロシージャの複数のSSBとランダムアクセスメッセージとの間のマッピングと、複数のSSBを伝える1つ以上のビームとランダムアクセスメッセージのランダムアクセスプリアンブルとランダムアクセスペイロードとを伝える1つ以上の追加ビームとの間の関係付けと、のうちの1つ以上を含む情報をUEに送信してもよい。2010の動作は、本明細書で説明する方法にしたがって実行してもよい。いくつかの例では、2010の動作の態様は、図13図16を参照して説明したような、情報コンポーネントにより実行してもよい。
【0274】
[0288]
2015において、基地局は、2ステップランダムアクセスプロシージャの関係付けパターン期間のうちのPRACHコンフィギュレーション期間に渡って、ランダムアクセスプリアンブルの1つ以上のROとランダムアクセスペイロードの1つ以上のPRUとに、複数のSSBのリソースをマッピングしてもよい。2015の動作は、本明細書で説明する方法にしたがって実行してもよい。いくつかの例では、2015の動作の態様は、図13図16を参照して説明したような、マッピングコンポーネントにより実行してもよい。
【0275】
[0289]
2020において、基地局は、マッピングにしたがって、UEとの2ステップランダムアクセスプロシージャを実行してもよい。2020の動作は、本明細書で説明する方法にしたがって実行してもよい。いくつかの例では、2020の動作の態様は、図13図16を参照して説明したような、アクセスコンポーネントにより実行してもよい。
【0276】
[0290]
本明細書で説明した方法は可能なインプリメンテーションを説明しており、動作およびステップは並べ替えてもよく、または、そうでなければ、修正してもよく、他のインプリメンテーションも可能であることに留意されたい。さらに、方法のうちの2つ以上からの態様を組み合わせてもよい。
【0277】
[0291]
LTE、LTE-A、LTE-Aプロ、または、NRシステムの態様を例示目的のために説明し、説明の大部分において、LTE、LTE-A、LTE-Aプロ、または、NR用語を使用したかもしれないが、本明細書で説明する技法は、LTE、LTE-A、LTE-Aプロ、または、NRネットワークを超えて適用可能である。例えば、説明する技法は、ウルトラ移動体ブロードバンド(UMB)、米国電気電子学会(IEEE)802.11(Wi-Fi(登録商標))、IEEE802.16(WiMAX(登録商標))、IEEE802.20、フラッシュOFDMのような、他のさまざまなワイヤレス通信システムとともに、本明細書で明示的に言及されない他のシステムおよび無線技術に適用可能であるかもしれない。
【0278】
[0292]
ここで説明した情報および信号は、さまざまな異なる技術および技法のうちのいずれかを使用して表されているかもしれない。例えば、説明全体に渡って参照されているかもしれない、データ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、および、チップは、電圧、電流、電磁波、磁界または磁粒、光界または光粒、あるいは、これらの何らかの組み合わせにより表されているかもしれない。
【0279】
[0293]
ここでの開示に関連して説明した、さまざまな例示的なブロックおよびモジュールは、ここで説明した機能を実行するように設計された、汎用プロセッサ、DSP、ASIC、FPGAまたは他のプログラム可能論理デバイス、ディスクリートゲートまたはトランジスタ論理、ディスクリートハードウェアコンポーネント、あるいは、これらの何らかの組み合わせを用いて、実現または実行してもよい。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであってもよいが、代替実施形態では、プロセッサは、任意の従来のプロセッサ、制御装置、マイクロ制御装置、または、状態機械であってもよい。プロセッサはまた、コンピューティングデバイスの組み合わせ(例えば、DSPとマイクロプロセッサの組み合わせ、複数のマイクロプロセッサ、DSPのコアと関連する1つ以上のマイクロプロセッサ、または、他の何らかのこのようなコンフィギュレーション)として実現してもよい。
【0280】
[0294]
ここで説明した機能は、ハードウェア、プロセッサにより実行されるソフトウェア、ファームウェア、または、これらの何らかの組み合わせで実現してもよい。プロセッサにより実行されるソフトウェアで実現する場合には、機能は、1つ以上の命令またはコードとしてコンピュータ読取可能媒体上に記憶され、あるいは、これを通して送信されていてもよい。他の例およびインプリメンテーションは、本開示および添付の特許請求の範囲内にある。例えば、ソフトウェアの性質により、本明細書で説明した機能は、プロセッサにより実行されるソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、ハードワイヤリング、または、これらの何らかの組み合わせを使用して実現してもよい。機能を実現する特徴はまた、機能の一部が異なる物理的位置において実現されるように分散させることを含む、さまざまな位置において物理的に位置付けられていてもよい。
【0281】
[0295]
コンピュータ読取可能媒体は、1つの場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を促進する任意の媒体を含む、非一時的コンピュータ記憶媒体および通信媒体の両方を含んでいる。非一時的記憶媒体は、汎用または特殊目的コンピュータによりアクセスしてもよい任意の利用可能な媒体であってもよい。限定ではなく例として、非一時的コンピュータ読取可能媒体は、RAM、ROM、電気的消去可能プログラム可能ROM(EEPROM(登録商標))、コンパクトディスク(CD)ROMまたは他の光ディスク記憶装置、磁気ディスク記憶装置または他の磁気記憶デバイス、あるいは、命令またはデータ構造の形態で所望のプログラムコード手段を搬送または記憶しているために使用することができ、汎用または特殊目的コンピュータ、あるいは、汎用または特殊目的プロセッサによりアクセスしてもよい他の何らかの非一時的媒体を備えることができる。また、任意の接続は、コンピュータ読取可能媒体と適切に呼ばれる。例えば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、デジタル加入者線(DSL)、あるいは、赤外線、無線、およびマイクロ波のような、ワイヤレス技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、または、他の遠隔ソースから送信される場合には、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、DSL、あるいは、赤外線、無線、およびマイクロ波のような、ワイヤレス技術は、媒体の定義に含まれている。ここで使用したような、ディスク(diskおよびdisc)は、CD、レーザーディスク(登録商標)、光ディスク、デジタル汎用ディスク(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスクおよびブルーレイ(登録商標)ディスクを含むが、通常、ディスク(disk)は通常データを磁気的に再生する一方で、ディスク(disc)はデータをレーザにより光学的に再生する。上記の組み合わせもまた、コンピュータ読取可能媒体の範囲内に含まれている。
【0282】
[0296]
特許請求の範囲を含め、ここで使用するように、項目のリスト(例えば、「のうちの少なくとも1つ」または「のうちの1つ以上」のようなフレーズにより始まる項目のリスト)中で使用する「または」は、例えば、「A、B、または、C、のうちの少なくとも1つ」のリストが、AまたはBまたはCあるいはABまたはACまたはBCあるいはABC(すなわち、AとBとC)を意味するように、包括的なリストを示している。ここで使用するように、フレーズ「に基づいて」は、条件の閉じたセットへの参照として解釈すべきではない。例えば、「条件Aに基づく」のように説明する例示的なステップは、本開示の範囲から逸脱することなく、条件Aおよび条件Bの両方に基づいていてもよい。言い換えると、ここで使用するように、フレーズ「基づいて」は、フレーズ「に少なくとも部分的に基づいて」と同じ方法で解釈すべきである。
【0283】
[0297]
添付の図では、同様のコンポーネントまたは特徴は、同じ参照ラベルを有しているかもしれない。追加的に、同じタイプのさまざまなコンポーネントは、参照ラベルにより、および、類似のコンポーネント間を区別する第2のラベルにより区別されているかもしれない。第1の参照ラベルのみを本明細書で使用している場合には、説明は、第2の参照ラベルにかかわらず、第1の参照ラベルを有する同様のコンポーネントのいずれか1つ、または、他の後続の参照ラベルに適用可能である。
【0284】
[0298]
添付の図面に関連して、ここで説明する説明は、例示的なコンフィギュレーションを記載し、実現してもよい、または、特許請求の範囲内に入るすべての例を表すものではない。本明細書で使用している「例示的な」という用語は、「好ましい」または「他の例よりも有利である」という用語ではなく、「例、事例、または、例示の役割を果たす」ことを意味する。詳細な説明は、記載された技法の理解を提供する目的のための具体的な詳細を含んでいる。しかしながら、これらの技法は、これらの具体的な詳細なしで実施してもよい。いくつかの例では、説明した例の概念を不明瞭にすることを避けるために、周知の構造およびデバイスがブロック図の形態で示されている。
【0285】
[0299]
本明細書の説明は、当業者が本開示を作成または使用することを可能にするために提供されている。本開示のさまざまな修正は、当業者には容易に明らかであり、本明細書で定義される一般的な原理は、本開示の範囲から逸脱することなく他の変形例に適用してもよい。したがって、本開示は、ここで説明する例および設計に限定されず、本明細書で開示される原理および新規の特徴と一致する最も広い範囲を与えられるべきである。
以下に、本願の出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[C1]
ユーザ機器におけるワイヤレス通信のための方法において、
インジケーションに少なくとも部分的に基づいて、2ステップランダムアクセスプロシージャの複数の同期信号ブロックとランダムアクセスメッセージとの間のマッピングを決定し、前記ランダムアクセスメッセージは、ランダムアクセスプリアンブルとランダムアクセスペイロードとを含むことと、
前記マッピングに少なくとも部分的に基づいて、前記複数の同期信号ブロックを伝える1つ以上のビームと、前記ランダムアクセスメッセージの前記ランダムアクセスプリアンブルと前記ランダムアクセスペイロードとを伝える1つ以上の追加ビームとの間の関係付けを決定することと、
基地局との前記2ステップランダムアクセスプロシージャを実行することとを含む方法。
[C2]
前記2ステップランダムアクセスプロシージャの関係付けパターン期間のうちの物理ランダムアクセスチャネルコンフィギュレーション期間に渡って、前記ランダムアクセスプリアンブルの1つ以上の物理ランダムアクセスチャネル機会と、前記ランダムアクセスペイロードの1つ以上の物理アップリンク共有チャネルリソースユニットとに、前記複数の同期信号ブロックのリソースをマッピングすることをさらに含むC1記載の方法。
[C3]
第2のインジケーションに少なくとも部分的に基づいて、前記2ステップランダムアクセスプロシージャの前記関係付けパターン期間を決定することをさらに含み、前記2ステップランダムアクセスプロシージャの前記関係付けパターン期間は、4ステップランダムアクセスプロシージャの関係付けパターン期間のファクタ値に少なくとも部分的に基づいており、前記ファクタ値は、ネットワークにより構成されている範囲内の整数値を含むC2記載の方法。
[C4]
前記2ステップランダムアクセスプロシージャの第2の関係付けパターン期間のうちの追加の物理ランダムアクセスチャネルコンフィギュレーション期間に渡って、前記複数の同期信号ブロックを伝える前記1つ以上のビームと、前記ランダムアクセスメッセージの前記ランダムアクセスプリアンブルと前記ランダムアクセスペイロードとを伝える前記1つ以上の追加ビームとの間の第2の関係付けを決定することをさらに含み、
前記2ステップランダムアクセスプロシージャの前記第2の関係付けパターン期間に渡る前記第2の関係付けは、前記2ステップランダムアクセスプロシージャの前記関係付けパターン期間に渡る前記関係付けとは異なるC3記載の方法。
[C5]
前記複数の同期信号ブロックを伝える前記1つ以上のビームと、前記ランダムアクセスメッセージの前記ランダムアクセスプリアンブルと前記ランダムアクセスペイロードとを伝える前記1つ以上の追加ビームとの間の関係付けを含む前記インジケーションを含むシグナリングを前記基地局から受信することをさらに含み、前記シグナリングは、システム情報シグナリングまたは無線リソース制御シグナリング、あるいは、両方を含むC1記載の方法。
[C6]
前記1つ以上の物理ランダムアクセスチャネル機会の物理ランダムアクセスチャネル機会インデックスに少なくとも部分的に基づいて、前記複数の同期信号ブロックを伝える前記1つ以上のビームと、前記ランダムアクセスメッセージの前記ランダムアクセスプリアンブルと前記ランダムアクセスペイロードとを伝える前記1つ以上の追加ビームとの間の関係付けを決定することをさらに含み、
前記インジケーションは、前記物理ランダムアクセスチャネル機会インデックスを含むC1記載の方法。
[C7]
前記ランダムアクセスプリアンブルのプリアンブルシーケンスに少なくとも部分的に基づいて、前記複数の同期信号ブロックを伝える前記1つ以上のビームと、前記ランダムアクセスメッセージの前記ランダムアクセスプリアンブルと前記ランダムアクセスペイロードとを伝える前記1つ以上の追加ビームとの間の関係付けを決定することをさらに含み、 前記インジケーションは、前記プリアンブルシーケンスを含むC1記載の方法。
[C8]
前記ランダムアクセスペイロードの前記1つ以上の物理アップリンク共有チャネルリソースユニットに関係する物理アップリンク共有チャネルリソースユニットインデックスに少なくとも部分的に基づいて、前記複数の同期信号ブロックを伝える前記1つ以上のビームと、前記ランダムアクセスメッセージの前記ランダムアクセスプリアンブルと前記ランダムアクセスペイロードとを伝える前記1つ以上の追加ビームとの間の関係付けを決定することをさらに含み、
前記インジケーションは、前記物理アップリンク共有チャネルリソースユニットインデックスを含むC1記載の方法。
[C9]
前記ランダムアクセスメッセージの前記ランダムアクセスプリアンブルと前記ランダムアクセスペイロードとのうちの1つ以上においてアップリンク制御情報を多重化することに少なくとも部分的に基づいて、前記複数の同期信号ブロックを伝える前記1つ以上のビームと、前記ランダムアクセスメッセージの前記ランダムアクセスプリアンブルと前記ランダムアクセスペイロードとを伝える前記1つ以上の追加ビームとの間の関係付けを決定することをさらに含み、
前記インジケーションは、前記アップリンク制御情報の多重化を含むC1記載の方法。
[C10]
前記ランダムアクセスメッセージの前記ランダムアクセスプリアンブルと前記ランダムアクセスペイロードは、前記アクセスプリアンブルに関係するガード期間の持続時間と、前記ランダムアクセスプリアンブルと前記ランダムアクセスペイロードとの間のギャップ期間とに少なくとも部分的に基づいて、前記複数の同期信号ブロックのうちの異なる同期信号ブロックに関係付けられているC1記載の方法。
[C11]
前記ランダムアクセスペイロードの1つ以上の物理アップリンク共有チャネルリソースユニットが、時間リソースと周波数リソースとのうちの1つ以上を共有することを決定することと、
前記時間リソースと前記周波数リソースとのうちの1つ以上を共有する前記ランダムアクセスペイロードの前記1つ以上の物理アップリンク共有チャネルリソースユニットと、前記複数の同期信号ブロックのうちの同期信号ブロックまたは前記複数の同期信号ブロックのうちの同期信号ブロックの一部との間のマッピングを決定することとをさらに含み、 前記複数の同期信号ブロックのうちの前記同期信号ブロックの一部がグループ化されているC1記載の方法。
[C12]
前記時間リソースと前記周波数リソースとのうちの1つ以上を共有する前記ランダムアクセスペイロードの前記1つ以上の物理アップリンク共有チャネルリソースユニットと、前記複数の同期信号ブロックのうちの前記同期信号ブロックまたは前記複数の同期信号ブロックのうちの前記同期信号ブロックの一部との間のマッピングを決定することは、
アナログビームフォーミング能力に少なくとも部分的に基づいて、前記複数の同期信号ブロックのうちの前記同期信号ブロックに、前記時間リソースと前記周波数リソースとのうちの1つ以上を共有する前記ランダムアクセスペイロードの前記1つ以上の物理アップリンク共有チャネルリソースユニットをマッピングすることを含むC11記載の方法。
[C13]
前記時間リソースと前記周波数リソースとのうちの1つ以上を共有する前記ランダムアクセスペイロードの前記1つ以上の物理アップリンク共有チャネルリソースユニットと、前記複数の同期信号ブロックのうちの前記同期信号ブロックまたは前記複数の同期信号ブロックのうちの前記同期信号ブロックの一部との間のマッピングを決定することは、
デジタルビームフォーミング能力に少なくとも部分的に基づいて、前記複数の同期信号ブロックのうちの前記同期信号ブロックの一部に、前記時間リソースと前記周波数リソースとのうちの1つ以上を共有する前記ランダムアクセスペイロードの前記1つ以上の物理アップリンク共有チャネルリソースユニットをマッピングすることを含むC11記載の方法。
[C14]
UE能力に、ランダムアクセスプロシージャフォールバック能力に、負荷バランス能力に、または、接続フリーランダムアクセスと競合ベースランダムアクセスとの多重化に、あるいは、これらの何らかの組み合わせに少なくとも部分的に基づいて、前記ランダムアクセスプリアンブルの前記1つ以上の物理ランダムアクセスチャネル機会が、4ステップランダムアクセスプロシージャの1つ以上の追加ランダムアクセスプリアンブルと共有されることを決定することをさらに含むC1記載の方法。
[C15]
同期信号ブロックの数が、しきい値を満たすことを決定することと、
前記2ステップランダムアクセスプロシージャの前記ランダムアクセスメッセージの前記ランダムアクセスプリアンブルと、4ステップランダムアクセスプロシージャのランダムアクセスメッセージとが、プリアンブルシーケンスの異なるサブセットにより構成されていることを決定することとをさらに含むC1記載の方法。
[C16]
前記プリアンブルシーケンスのサブセットの各サブセット中のプリアンブルシーケンスのインデックスが連続しているC15記載の方法。
[C17]
前記プリアンブルシーケンスのサブセットの各サブセット中のプリアンブルシーケンスがオーバーラップしていないC15記載の方法。
[C18]
前記2ステップランダムアクセスプロシージャの前記ランダムアクセスメッセージの前記ランダムアクセスプリアンブルと、前記4ステップランダムアクセスプロシージャの前記ランダムアクセスメッセージは、同じ受信ビームを有するC15記載の方法。
[C19]
前記同期信号ブロックの数が、しきい値よりも大きいことを決定することをさらに含み、
いくつかの同期信号ブロックは、前記2ステップランダムアクセスプロシージャの前記ランダムアクセスプリアンブルと、4ステップランダムアクセスプロシージャのランダムアクセスメッセージとの間で共有される、1つ以上の物理ランダムアクセスチャネル機会のうちの同じ物理ランダムアクセスチャネル機会にマッピングされるC1記載の方法。
[C20]
前記いくつかの同期信号ブロックは、異なる送信ビームを有するC19記載の方法。
[C21]
前記2ステップランダムアクセスプロシージャの前記ランダムアクセスプリアンブルと、前記4ステップランダムアクセスプロシージャの前記ランダムアクセスメッセージは、前記いくつかの同期信号ブロックのうちの異なる同期信号ブロックにマッピングされているC19記載の方法。
[C22]
前記2ステップランダムアクセスプロシージャの前記ランダムアクセスプリアンブルにマッピングされる前記いくつかの同期信号ブロックの一部は、時間領域において連続しているか、または、時間領域において連続していないか、のうちの1つ以上であるC21記載の方法。
[C23]
前記2ステップランダムアクセスプロシージャの前記ランダムアクセスプリアンブルと、前記4ステップランダムアクセスプロシージャの前記ランダムアクセスメッセージとにマッピングされている送信ビームは、前記2ステップランダムアクセスプロシージャの前記ランダムアクセスプリアンブルと、前記4ステップランダムアクセスプロシージャの前記ランダムアクセスメッセージとにマッピングされている前記送信ビームの空間分離に少なくとも部分的に基づいて、同じまたは異なるプリアンブルシーケンスサイズを有するC21記載の方法。
[C24]
前記2ステップランダムアクセスプロシージャの前記ランダムアクセスメッセージの前記ランダムアクセスプリアンブルと、前記4ステップランダムアクセスプロシージャの前記ランダムアクセスメッセージは、異なる受信ビームを有するC21記載の方法。
[C25]
前記2ステップランダムアクセスプロシージャを実行することは、
関係付けパターン期間の間に、前記2ステップランダムアクセスプロシージャの前記ランダムアクセスメッセージを前記基地局に送信することと、
再送信カウンタがしきい値未満であることに少なくとも部分的に基づいて、前記関係付けパターン期間の間に、前記2ステップランダムアクセスプロシージャの前記ランダムアクセスメッセージを再送信することとを含むC1記載の方法。
[C26]
前記ランダムアクセスメッセージの前記ランダムアクセスプリアンブルまたは前記ランダムアクセスペイロード、あるいは、両方を伝える前記1つ以上の追加ビームのビームスイッチを実行することをさらに含むC25記載の方法。
[C27]
前記1つ以上の物理ランダムアクセスチャネル機会の物理ランダムアクセスチャネル機会インデックスにおける変化を決定することをさらに含み、
前記ランダムアクセスメッセージの前記ランダムアクセスプリアンブルまたは前記ランダムアクセスペイロード、あるいは、両方を伝える前記1つ以上の追加ビームの前記ビームスイッチを実行することは、前記物理ランダムアクセスチャネル機会インデックスにおける変化に少なくとも部分的に基づいているC26記載の方法。
[C28]
前記ランダムアクセスペイロードの前記1つ以上の物理アップリンク共有チャネルリソースユニットに関係する物理アップリンク共有チャネルリソースユニットインデックスにおける変化を決定することをさらに含み、
前記ランダムアクセスメッセージの前記ランダムアクセスプリアンブルまたは前記ランダムアクセスペイロード、あるいは、両方を伝える前記1つ以上の追加ビームの前記ビームスイッチを実行することは、前記ランダムアクセスペイロードの前記1つ以上の物理アップリンク共有チャネルリソースユニットに関係する前記物理アップリンク共有チャネルリソースユニットインデックスにおける変化に少なくとも部分的に基づいているC26記載の方法。
[C29]
前記ランダムアクセスプリアンブルのプリアンブルシーケンスインデックスにおける変化を決定することをさらに含み、
前記ランダムアクセスメッセージの前記ランダムアクセスプリアンブルまたは前記ランダムアクセスペイロード、あるいは、両方を伝える前記1つ以上の追加ビームの前記ビームスイッチを実行することは、前記ランダムアクセスプリアンブルにおける変化に少なくとも部分的に基づいているC26記載の方法。
[C30]
前記ランダムアクセスメッセージの前記ランダムアクセスプリアンブルと前記ランダムアクセスペイロードとのうちの1つ以上においてアップリンク制御情報を多重化することを決定することをさらに含み、
前記ランダムアクセスメッセージの前記ランダムアクセスプリアンブルまたは前記ランダムアクセスペイロード、あるいは、両方を伝える前記1つ以上の追加ビームの前記ビームスイッチを実行することは、前記ランダムアクセスメッセージの前記ランダムアクセスプリアンブルと前記ランダムアクセスペイロードとのうちの1つ以上において前記アップリンク制御情報を多重化することに少なくとも部分的に基づいているC26記載の方法。
[C31]
前記複数の同期信号ブロックを伝える前記1つ以上のビームの前記基地局による追加ビームスイッチと共同で、前記ランダムアクセスメッセージの前記ランダムアクセスプリアンブルまたは前記ランダムアクセスペイロード、あるいは、両方を伝える前記1つ以上の追加ビームの前記ビームスイッチを実行することをさらに含むC26記載の方法。
[C32]
前記ビームスイッチは、前記関係付けと、前記マッピングと、あるいは、プリアンブルシーケンス、基準信号、または、アップリンク制御情報のうちの1つ以上を含むトリガインジケーションと、のうちの1つ以上に少なくとも部分的に基づいてイネーブルにされるC26記載の方法。
[C33]
前記2ステップランダムアクセスプロシージャから4ステップランダムアクセスプロシージャへの、ランダムアクセスフォールバックプロシージャまたはランダムアクセススイッチプロシージャを実行することをさらに含み、
前記ビームスイッチを実行することは、前記ランダムアクセスフォールバックプロシージャまたは前記ランダムアクセススイッチプロシージャに少なくとも部分的に基づいているC26記載の方法。
[C34]
前記ランダムアクセスフォールバックプロシージャまたは前記ランダムアクセススイッチプロシージャに少なくとも部分的に基づいて、前記4ステップランダムアクセスプロシージャのランダムアクセスメッセージを識別することをさらに含み、
前記ビームスイッチを実行することは、前記基地局からのダウンリンク制御情報を含む制御シグナリングに少なくとも部分的に基づいており、前記ビームスイッチは、送信ビームと受信ビームとのうちの1つ以上のスイッチを含むC33記載の方法。
[C35]
前記ランダムアクセスフォールバックプロシージャまたは前記ランダムアクセススイッチプロシージャに少なくとも部分的に基づいて、前記4ステップランダムアクセスプロシージャのランダムアクセスメッセージを識別することをさらに含み、
前記ビームスイッチを実行することは、前記関係付けを含む事前コンフィギュレーション情報に少なくとも部分的に基づいているC33記載の方法。
[C36]
関係付けパターン期間の間に、前記2ステップランダムアクセスプロシージャの前記ランダムアクセスメッセージを前記基地局に送信するリソースは、前記再送信カウンタが前記しきい値を満たすことに少なくとも部分的に基づいて、前記関係付けパターン期間の間に、前記2ステップランダムアクセスプロシージャの前記ランダムアクセスメッセージを再送信するのと同じリソースであるC25記載の方法。
[C37]
関係付けパターン期間の間に、前記2ステップランダムアクセスプロシージャの前記ランダムアクセスメッセージを前記基地局に送信するリソースは、前記再送信カウンタが前記しきい値を満たすことに少なくとも部分的に基づいて、前記関係付けパターン期間の間に、前記2ステップランダムアクセスプロシージャの前記ランダムアクセスメッセージを再送信するリソースとは異なるC25記載の方法。
[C38]
基地局におけるワイヤレス通信のための方法において、
2ステップランダムアクセスプロシージャの複数の同期信号ブロックとランダムアクセスメッセージとの間のマッピングを決定し、前記ランダムアクセスメッセージは、ランダムアクセスプリアンブルとランダムアクセスペイロードとを含み、前記マッピングは、前記複数の同期信号ブロックを伝える1つ以上のビームと、前記ランダムアクセスメッセージの前記ランダムアクセスプリアンブルと前記ランダムアクセスペイロードとを伝える1つ以上の追加ビームとの間の関係付けを含むことと、
前記2ステップランダムアクセスプロシージャの前記複数の同期信号ブロックと前記ランダムアクセスメッセージとの間のマッピングと、前記複数の同期信号ブロックを伝える前記1つ以上のビームと前記ランダムアクセスメッセージの前記ランダムアクセスプリアンブルと前記ランダムアクセスペイロードとを伝える前記1つ以上の追加ビームとの間の関係付けと、のうちの1つ以上を含む情報をユーザ機器に送信することと、
前記マッピングにしたがって、前記ユーザ機器との前記2ステップランダムアクセスプロシージャを実行することとを含む方法。
[C39]
前記2ステップランダムアクセスプロシージャの関係付けパターン期間のうちの物理ランダムアクセスチャネルコンフィギュレーション期間に渡って、前記ランダムアクセスプリアンブルの1つ以上の物理ランダムアクセスチャネル機会と、前記ランダムアクセスペイロードの1つ以上の物理アップリンク共有チャネルリソースユニットとに、前記複数の同期信号ブロックのリソースをマッピングすることをさらに含むC38記載の方法。
[C40]
前記ユーザ機器に前記情報を送信することは、
前記2ステップランダムアクセスプロシージャの前記複数の同期信号ブロックと前記ランダムアクセスメッセージとの間のマッピングと、前記複数の同期信号ブロックを伝える前記1つ以上のビームと前記ランダムアクセスメッセージの前記ランダムアクセスプリアンブルと前記ランダムアクセスペイロードとを伝える前記1つ以上の追加ビームとの間の関係付けと、のうちの1つ以上を含む前記情報を含むシグナリングを送信することを含み、
前記信号は、システム情報シグナリングまたは無線リソース制御シグナリング、あるいは、両方を含むC38記載の方法。
[C41]
前記ランダムアクセスメッセージの前記ランダムアクセスプリアンブルと前記ランダムアクセスペイロードは、前記ランダムアクセスプリアンブルに関係するガード期間の持続時間と、前記ランダムアクセスプリアンブルと前記ランダムアクセスペイロードとの間のギャップ期間とに少なくとも部分的に基づいて、前記複数の同期信号ブロックのうちの異なる同期信号ブロックに関係付けられているC38記載の方法。
[C42]
前記ランダムアクセスペイロードの1つ以上の物理アップリンク共有チャネルリソースユニットが、時間リソースと周波数リソースとのうちの1つ以上を共有することを決定することと、
前記時間リソースと前記周波数リソースとのうちの1つ以上を共有する前記ランダムアクセスペイロードの前記1つ以上の物理アップリンク共有チャネルリソースユニットと、前記複数の同期信号ブロックのうちの同期信号ブロックまたは前記複数の同期信号ブロックのうちの同期信号ブロックの一部との間のマッピングを決定することとをさらに含み、 前記複数の同期信号ブロックのうちの前記同期信号ブロックの一部がグループ化されているC38記載の方法。
[C43]
前記時間リソースと前記周波数リソースとのうちの1つ以上を共有する前記ランダムアクセスペイロードの前記1つ以上の物理アップリンク共有チャネルリソースユニットと、前記複数の同期信号ブロックのうちの前記同期信号ブロックまたは前記同期信号ブロックのうちの前記同期信号ブロックの一部との間のマッピングを決定することは、
アナログビームフォーミング能力に少なくとも部分的に基づいて、前記複数の同期信号ブロックのうちの前記同期信号ブロックに、前記時間リソースと前記周波数リソースとのうちの1つ以上を共有する前記ランダムアクセスペイロードの前記1つ以上の物理アップリンク共有チャネルリソースユニットをマッピングすることを含むC42記載の方法。
[C44]
前記時間リソースを共有する前記ランダムアクセスペイロードの前記1つ以上の物理アップリンク共有チャネルリソースユニットと、前記複数の同期信号ブロックのうちの前記同期信号ブロックまたは前記同期信号ブロックのうちの前記同期信号ブロックの一部との間のマッピングを決定することは、
デジタルビームフォーミング能力に少なくとも部分的に基づいて、前記複数の同期信号ブロックのうちの前記同期信号ブロックの一部に、前記時間リソースを共有する前記ランダムアクセスペイロードの前記1つ以上の物理アップリンク共有チャネルリソースユニットをマッピングすることを含むC42記載の方法。
[C45]
前記同期信号ブロックの数が、しきい値を満たすことを決定することと、
前記2ステップランダムアクセスプロシージャの前記ランダムアクセスメッセージの前記ランダムアクセスプリアンブルと、4ステップランダムアクセスプロシージャのランダムアクセスメッセージとが、同じ受信ビームを有し、プリアンブルシーケンスの異なるサブセットで構成されていることを決定することとをさらに含むC38記載の方法。
[C46]
前記同期信号ブロックの数が、しきい値よりも大きいことを決定することをさらに含み、
いくつかの同期信号ブロックは、前記2ステップランダムアクセスプロシージャの前記ランダムアクセスプリアンブルと4ステップランダムアクセスプロシージャのランダムアクセスメッセージとの間で共有される1つ以上の物理ランダムアクセスチャネル機会の同じ物理ランダムアクセスチャネル機会にマッピングされるC38記載の方法。
[C47]
前記いくつかの同期信号ブロックは、異なる送信ビームを有するC46記載の方法。
[C48]
前記2ステップランダムアクセスプロシージャの前記ランダムアクセスプリアンブルと、前記4ステップランダムアクセスプロシージャの前記ランダムアクセスメッセージは、前記いくつかの同期信号ブロックのうちの異なる同期信号ブロックにマッピングされているC46記載の方法。
[C49]
前記2ステップランダムアクセスプロシージャの前記ランダムアクセスプリアンブルにマッピングされている前記いくつかの同期信号ブロックの一部は、時間領域において連続しているか、または、時間領域において連続していないか、のうちの1つ以上であるC48記載の方法。
[C50]
前記2ステップランダムアクセスプロシージャの前記ランダムアクセスメッセージの前記ランダムアクセスプリアンブルと、前記4ステップランダムアクセスプロシージャの前記ランダムアクセスメッセージは、異なる受信ビームを有するC48記載の方法。
[C51]
前記ランダムアクセスメッセージの前記ランダムアクセスプリアンブルまたは前記ランダムアクセスペイロード、あるいは、両方を伝える前記1つ以上の追加ビームのビームスイッチを実行することをさらに含み、
前記1つ以上の追加ビームは、受信ビームを含むC38記載の方法。
[C52]
前記複数の同期信号ブロックを伝える前記1つ以上のビームのビームスイッチと共同で、前記ランダムアクセスメッセージの前記ランダムアクセスプリアンブルまたは前記ランダムアクセスペイロード、あるいは、両方を伝える前記1つ以上の追加ビームのビームスイッチを実行することをさらに含み、
前記1つ以上の追加ビームは、受信ビームを含み、前記複数の同期信号ブロックを伝える前記1つ以上のビームは、送信ビームを含むC38記載の方法。
[C53]
前記2ステップランダムアクセスプロシージャから4ステップランダムアクセスプロシージャへの、ランダムアクセスフォールバックプロシージャまたはランダムアクセススイッチプロシージャを実行することをさらに含み、
前記ビームスイッチを実行することは、前記ランダムアクセスフォールバックプロシージャまたは前記ランダムアクセススイッチプロシージャに少なくとも部分的に基づいているC52記載の方法。
[C54]
前記ランダムアクセスフォールバックプロシージャまたは前記ランダムアクセススイッチプロシージャに少なくとも部分的に基づいて、前記4ステップランダムアクセスプロシージャのランダムアクセスメッセージを識別することと、
ダウンリンク制御情報を含む制御シグナリングを前記ユーザ機器に送信することとをさらに含み、
前記ビームスイッチを実行することは、前記制御シグナリングに少なくとも部分的に基づいており、前記ビームスイッチは、送信ビームと受信ビームとのうちの1つ以上のスイッチを含むC53記載の方法。
[C55]
ワイヤレス通信のための装置において、
プロセッサと、
前記プロセッサに結合されているメモリと、
前記メモリ中に記憶されている命令とを具備し、
前記命令は、前記装置に、
インジケーションに少なくとも部分的に基づいて、2ステップランダムアクセスプロシージャの複数の同期信号ブロックとランダムアクセスメッセージとの間のマッピングを決定させ、前記ランダムアクセスメッセージは、ランダムアクセスプリアンブルとランダムアクセスペイロードとを含むようにと、
前記マッピングに少なくとも部分的に基づいて、前記複数の同期信号ブロックを伝える1つ以上のビームと、前記ランダムアクセスメッセージの前記ランダムアクセスプリアンブルと前記ランダムアクセスペイロードとを伝える1つ以上の追加ビームとの間の関係付けを決定させるようにと、
基地局との前記2ステップランダムアクセスプロシージャを実行させるように、前記プロセッサにより実行可能である装置。
[C56]
ワイヤレス通信のための装置において、
プロセッサと、
前記プロセッサに結合されているメモリと、
前記メモリ中に記憶されている命令とを具備し、
前記命令は、前記装置に、
2ステップランダムアクセスプロシージャの複数の同期信号ブロックとランダムアクセスメッセージとの間のマッピングを決定させ、前記ランダムアクセスメッセージは、ランダムアクセスプリアンブルとランダムアクセスペイロードとを含み、前記マッピングは、前記複数の同期信号ブロックを伝える1つ以上のビームと、前記ランダムアクセスメッセージの前記ランダムアクセスプリアンブルと前記ランダムアクセスペイロードとを伝える1つ以上の追加ビームとの間の関係付けを含むようにと、
前記2ステップランダムアクセスプロシージャの前記複数の同期信号ブロックと前記ランダムアクセスメッセージとの間のマッピングと、前記複数の同期信号ブロックを伝える前記1つ以上のビームと前記ランダムアクセスメッセージの前記ランダムアクセスプリアンブルと前記ランダムアクセスペイロードとを伝える前記1つ以上の追加ビームとの間の関係付けと、のうちの1つ以上を含む情報をユーザ機器に向けて送信させるようにと、 前記マッピングにしたがって、前記ユーザ機器との前記2ステップランダムアクセスプロシージャを実行させるように、前記プロセッサにより実行可能である装置。
[C57]
ワイヤレス通信のための装置において、
インジケーションに少なくとも部分的に基づいて、2ステップランダムアクセスプロシージャの複数の同期信号ブロックとランダムアクセスメッセージとの間のマッピングを決定し、前記ランダムアクセスメッセージは、ランダムアクセスプリアンブルとランダムアクセスペイロードとを含む手段と、
前記マッピングに少なくとも部分的に基づいて、前記複数の同期信号ブロックを伝える1つ以上のビームと、前記ランダムアクセスメッセージの前記ランダムアクセスプリアンブルと前記ランダムアクセスペイロードとを伝える1つ以上の追加ビームとの間の関係付けを決定する手段と、
基地局との前記2ステップランダムアクセスプロシージャを実行する手段とを具備する装置。
[C58]
ワイヤレス通信のための装置において、
2ステップランダムアクセスプロシージャの複数の同期信号ブロックとランダムアクセスメッセージとの間のマッピングを決定し、前記ランダムアクセスメッセージは、ランダムアクセスプリアンブルとランダムアクセスペイロードとを含み、前記マッピングは、前記複数の同期信号ブロックを伝える1つ以上のビームと、前記ランダムアクセスメッセージの前記ランダムアクセスプリアンブルと前記ランダムアクセスペイロードとを伝える1つ以上の追加ビームとの間の関係付けを含む手段と、
前記2ステップランダムアクセスプロシージャの前記複数の同期信号ブロックと前記ランダムアクセスメッセージとの間のマッピングと、前記複数の同期信号ブロックを伝える前記1つ以上のビームと前記ランダムアクセスメッセージの前記ランダムアクセスプリアンブルと前記ランダムアクセスペイロードとを伝える前記1つ以上の追加ビームとの間の関係付けと、のうちの1つ以上を含む情報をユーザ機器に送信する手段と、
前記マッピングにしたがって、前記ユーザ機器との前記2ステップランダムアクセスプロシージャを実行する手段とを具備する装置。
[C59]
ユーザ機器におけるワイヤレス通信のためのコードを記憶している非一時的コンピュータ読取可能媒体において、
前記コードは、
インジケーションに少なくとも部分的に基づいて、2ステップランダムアクセスプロシージャの複数の同期信号ブロックとランダムアクセスメッセージとの間のマッピングを決定させ、前記ランダムアクセスメッセージは、ランダムアクセスプリアンブルとランダムアクセスペイロードとを含むようにと、
前記マッピングに少なくとも部分的に基づいて、前記複数の同期信号ブロックを伝える1つ以上のビームと、前記ランダムアクセスメッセージの前記ランダムアクセスプリアンブルと前記ランダムアクセスペイロードとを伝える1つ以上の追加ビームとの間の関係付けを決定させるようにと、
基地局との前記2ステップランダムアクセスプロシージャを実行させるように、プロセッサにより実行可能な命令を含む非一時的コンピュータ読取可能媒体。
[C60]
基地局におけるワイヤレス通信のためのコードを記憶している非一時的コンピュータ読取可能媒体において、
前記コードは、
2ステップランダムアクセスプロシージャの複数の同期信号ブロックとランダムアクセスメッセージとの間のマッピングを決定させ、前記ランダムアクセスメッセージは、ランダムアクセスプリアンブルとランダムアクセスペイロードとを含み、前記マッピングは、前記複数の同期信号ブロックを伝える1つ以上のビームと、前記ランダムアクセスメッセージの前記ランダムアクセスプリアンブルと前記ランダムアクセスペイロードとを伝える1つ以上の追加ビームとの間の関係付けを含むようにと、
前記2ステップランダムアクセスプロシージャの前記複数の同期信号ブロックと前記ランダムアクセスメッセージとの間のマッピングと、前記複数の同期信号ブロックを伝える前記1つ以上のビームと前記ランダムアクセスメッセージの前記ランダムアクセスプリアンブルと前記ランダムアクセスペイロードとを伝える前記1つ以上の追加ビームとの間の関係付けと、のうちの1つ以上を含む情報をユーザ機器に向けて送信させるようにと、 前記マッピングにしたがって、前記ユーザ機器との前記2ステップランダムアクセスプロシージャを実行させるように、プロセッサにより実行可能な命令を含む非一時的コンピュータ読取可能媒体。
図1
図2
図3
図4
図5
図6A
図6B
図7A
図7B
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19
図20