(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-08-30
(45)【発行日】2024-09-09
(54)【発明の名称】起動方法及び装置、再選択方法及び装置、機器、記憶媒体
(51)【国際特許分類】
H04W 48/16 20090101AFI20240902BHJP
H04W 88/04 20090101ALI20240902BHJP
H04W 92/18 20090101ALI20240902BHJP
H04W 48/08 20090101ALI20240902BHJP
H04W 36/24 20090101ALI20240902BHJP
【FI】
H04W48/16 131
H04W88/04
H04W92/18
H04W48/08
H04W36/24
(21)【出願番号】P 2022560225
(86)(22)【出願日】2021-04-09
(86)【国際出願番号】 CN2021086085
(87)【国際公開番号】W WO2021204232
(87)【国際公開日】2021-10-14
【審査請求日】2022-11-08
(31)【優先権主張番号】202010274768.3
(32)【優先日】2020-04-09
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】511151662
【氏名又は名称】中興通訊股▲ふん▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】ZTE CORPORATION
【住所又は居所原語表記】ZTE Plaza,Keji Road South,Hi-Tech Industrial Park,Nanshan Shenzhen,Guangdong 518057 China
(74)【代理人】
【識別番号】100112656
【氏名又は名称】宮田 英毅
(74)【代理人】
【識別番号】100089118
【氏名又は名称】酒井 宏明
(72)【発明者】
【氏名】張博源
(72)【発明者】
【氏名】汪梦珍
(72)【発明者】
【氏名】▲チョウ▼雪瑩
(72)【発明者】
【氏名】陳琳
【審査官】永田 義仁
(56)【参考文献】
【文献】特表2018-520525(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2016/0100353(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2019/0028962(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2018/0098370(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2017/0359766(US,A1)
【文献】国際公開第2016/181547(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B7/24-7/26
H04W4/00-99/00
3GPP TSG RAN WG1-4
SA WG1-4
CT WG1、4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
接続状態又はアイドル状態又は非アクティブ状態にある第1通信ノードに適用される起動方法であって、
第2通信ノードから送信された中継機能構成情報を受信することと、
前記中継機能構成情報と第1現在パラメータ値との比較結果に応じて、前記比較結果に対応する中継機能を起動させ、前記第1現在パラメータ値に現在の測定値及び現在のトラフィック優先度が含まれることとを含み、
前記現在の測定値は、Uuインタフェース上の参照信号受信電力RSRP測定値、チャネルビジー比率測定値、前記第1通信ノードの走行速度の測定値、のうちの少なくとも1つを含み、前記現在のトラフィック優先度は、前記Uuインタフェース上のトラフィック優先度値、サイドリンクインタフェース上のトラフィック優先度値、のうちの少なくとも1つを含み、前記Uuインタフェースとは、前記第1通信ノードと前記第2通信ノードとの間のインタフェースであり、
前記中継機能構成情報は、ユーザ機器UEからネットワークへの中継機能構成情報、UEからUEへの中継機能構成情報のうちの少なくとも1つを含み、
前記UEからネットワークへの中継機能構成情報は、前記第1通信ノードから前記第2通信ノードへの中継機能構成情報を含み、前記UEからUEへの中継機能構成情報は、前記第1通信ノードから第3通信ノードへの中継機能構成情報を含み、前記第3通信ノードは、前記第1通信ノードから伝送される中継トラフィックを受信する通信ノードであり、
前記方法は、前記第1通信ノードのアイドル状態又は非アクティブ状態でセル選択を行う場合に、中継機能をサポートする前記第2通信ノードを選択することをさらに含み、
前記中継機能をサポートする前記第2通信ノードを選択することは、
前記第2通信ノードのカバレッジ内に、UEからネットワークへの中継機能に専用される物理ランダムアクセスチャネルPRACHリソースを受信する方式により、
前記第1通信ノードが、前記第2通信ノードがUEからネットワークへの中継機能をサポートすると確定することを含み、
前記第1通信ノードは中継UEであり、前記第2通信ノードはネットワーク側であり、前記第3通信ノードは遠隔UEである、
起動方法。
【請求項2】
さらに、
前記第2通信ノードのカバレッジ内に、前記UEからネットワークへの中継機能構成情報を受信し、前記中継機能構成情報が、車両インターネットV2XのシステムインフォメーションブロックSIBメッセージ又は独立したSIBメッセージに含まれる方式と、
前記第2通信ノードのカバレッジ内に、SIB1、SIB2又はSIB4で指示された、前記第1通信ノードのサービングセルがUEからネットワークへの中継機能をサポートするという指示情報を受信する方式と、
前記第2通信ノードのカバレッジ内に、UEからネットワークへの中継機能に専用される物理ランダムアクセスチャネルPRACHリソースを受信する方式と、
前記第2通信ノードのカバレッジ内に、UEからネットワークへの中継機能に専用されるアクセスカテゴリ及びアクセス識別子を受信する方式と、のうちの少なくとも1つにより、
前記第1通信ノードが、前記第2通信ノードがUEからネットワークへの中継機能をサポートすると確定することを含み、
前記UEからネットワークへの中継機能構成情報と前記UEからUEへの中継機能構成情報とが、1つのSIBメッセージに統合される、
請求項1に記載の起動方法。
【請求項3】
中継機能をサポートする前記第2通信ノードを選択することは、さらに、
前記第2通信ノードのカバレッジ内に、前記UEからUEへの中継機能構成情報を受信し、前記中継機能構成情報がV2XのSIBメッセージ又はUEからネットワークへの中継機能のSIBメッセージ又は独立したSIBメッセージに含まれる方式と、
前記第2通信ノードのカバレッジ内に、SIB1、SIB2又はSIB4で指示された、前記第1通信ノードのサービングセルがUEからUEへの中継機能をサポートするという指示情報を受信する方式と、
前記第2通信ノードのカバレッジ内に、UEからUEへの中継機能に専用されるPRACHリソースを受信する方式と、
前記第2通信ノードのカバレッジ内に、UEからUEへの中継機能に専用されるアクセスカテゴリ及びアクセス識別子を受信する方式と、のうちの少なくとも1つにより、
前記第1通信ノードが、前記第2通信ノードがUEからUEへの中継機能をサポートすると確定することを含む、
請求項1に記載の起動方法。
【請求項4】
前記UEからネットワークへの中継機能構成情報は、
前記第1通信ノードと前記第2通信ノードとの間のインタフェースであるUuインタフェース上の参照信号受信電力RSRP閾値、PC5インタフェース上のRSRP閾値、Uuインタフェース上のトラフィック優先度閾値、PC5インタフェース上のトラフィック優先度閾値、チャネルビジー比率閾値、UEの絶対速度閾値、のうちの1つを少なくとも含み、
前記PC5インタフェースは前記第1通信ノードと前記第3通信ノードとの間のインタフェースである、
請求項1に記載の起動方法。
【請求項5】
前記中継機能構成情報と第1現在パラメータ値との比較結果に応じて、前記比較結果に対応する中継機能を起動させることは、
Uuインタフェース上のRSRP測定値はUuインタフェース上のRSRP最大閾値からヒステリシス値を減算した値以下である場合、Uuインタフェース上のRSRP測定値はUuインタフェース上のRSRP最小閾値にヒステリシス値を加算した値以上である場合、のうちの少なくとも1つの場合に、UEからネットワークへの中継機能を起動させることと、
PC5インタフェース上のRSRP測定値はPC5インタフェース上のRSRP最大閾値以下、且つPC5インタフェース上のRSRP最小閾値以上である場合に、UEからネットワークへの中継機能を起動させることと、
Uuインタフェース上のすべてのトラフィック優先度数値が、前記Uuインタフェース上のトラフィック優先度閾値より大きいか小さい場合に、UEからネットワークへの中継機能を起動させることと、
PC5インタフェース上のすべての非中継トラフィック優先度数値が、前記PC5インタフェース上のトラフィック優先度閾値より大きいか小さい場合に、UEからネットワークへの中継機能を起動させることと、
チャネルビジー比率測定値が、前記チャネルビジー比率閾値より低いか高い場合に、UEからネットワークへの中継機能を起動させることと、
前記第1通信ノードの走行速度が、前記UEの絶対速度閾値より小さいか大きい場合に、UEからネットワークへの中継機能を起動させることと、のうちの1つを少なくとも含む、
請求項4に記載の起動方法。
【請求項6】
前記UEからUEへの中継機能構成情報は、
Uuインタフェース上のRSRP閾値、PC5インタフェース上のRSRP閾値、Uuインタフェース上のトラフィック優先度閾値、PC5インタフェース上のトラフィック優先度閾値、チャネルビジー比率閾値、UEの絶対速度閾値、のうちの1つを少なくとも含み、
前記PC5インタフェースは前記第1通信ノードと前記第3通信ノードとの間のインタフェースである、
請求項1に記載の起動方法。
【請求項7】
前記中継機能構成情報と第1現在パラメータ値との比較結果に応じて、前記比較結果に対応する中継機能を起動させることは、
Uuインタフェース上のRSRP測定値はUuインタフェース上のRSRP最大閾値からヒステリシス値を減算した値以下である場合、Uuインタフェース上のRSRP測定値はUuインタフェース上のRSRP最小閾値にヒステリシス値を加算した値以上である場合、のうちの少なくとも1つの場合に、UEからUEへの中継機能を起動させることと、
PC5インタフェース上のRSRP測定値はPC5インタフェース上のRSRP最大閾値以下、且つPC5インタフェース上のRSRP最小閾値以上である場合に、UEからUEへの中継機能を起動させることと、
Uuインタフェース上のすべてのトラフィック優先度数値が、前記Uuインタフェース上のトラフィック優先度閾値より大きい場合に、UEからUEへの中継機能を起動させることと、
PC5インタフェース上のすべての非中継トラフィック優先度数値が、前記PC5インタフェース上のトラフィック優先度閾値より大きい場合に、UEからUEへの中継機能を起動させることと、
チャネルビジー比率測定値が、前記チャネルビジー比率閾値より低い場合に、UEからUEへの中継機能を起動させることと、
第1通信ノードの走行速度が、前記UEの絶対速度閾値より小さい場合に、UEからUEへの中継機能を起動させることと、のうちの1つを少なくとも含む、
請求項6に記載の起動方法。
【請求項8】
前記第3通信ノードは、予め設定又は前記第2通信ノードにより設定された中継UE選択基準情報を満たす、
請求項1に記載の起動方法。
【請求項9】
発見メッセージ又は直接通信要求メッセージにより、前記第3通信ノードに前記中継UE選択基準情報を報知することをさらに含む、
請求項8に記載の起動方法。
【請求項10】
前記第1通信ノードがUEからネットワークへの中継機能をサポートする場合に、前記中継UE選択基準情報は、
PC5インタフェース上のRSRP測定値がRSRP閾値より大きいこと、Uuインタフェース上のトラフィック優先度は最高トラフィック優先度であること、PC5インタフェース上のトラフィック優先度は最高優先度であること、前記中継UEの同期セル指示SCI情報におけるゾーンアドレス指示情報、前記中継UEのリソーススケジューリングモードはプロビジョニングモードであること、前記中継UEのUu無線アクセス技術RAT指示情報、前記中継UEの新無線アクセスセルグローバル識別子NCGI情報、前記中継UEの中継優先度指示情報、のうちの1つを含み、
前記PC5インタフェースは前記第1通信ノードと前記第3通信ノードとの間のインタフェースである、
請求項8に記載の起動方法。
【請求項11】
前記第1通信ノードがUEからUEへの中継機能をサポートする場合に、前記中継UE選択基準情報は、PC5インタフェース上のRSRP測定値がRSRP閾値より大きいこと、前記第1通信ノードと第3通信ノードとの間のRSRP測定値は最大であること、Uuインタフェース上のトラフィック優先度は最高優先度であること、PC5インタフェース上のトラフィック優先度は最高優先度であること、前記中継UEのSCI情報におけるゾーンアドレス指示情報、前記中継UEのリソーススケジューリングモードはプロビジョニングモードであること、前記中継UEのUu RAT指示情報、前記中継UEのNCGI情報、前記中継UEの中継優先度指示情報、のうちの1つを含み、
前記PC5インタフェースは前記第1通信ノードと前記第3通信ノードとの間のインタフェースであり、前記SCI情報におけるゾーンアドレス指示情報は前記第1通信ノードから前記第3通信ノードに送信される、
請求項8に記載の起動方法。
【請求項12】
第2通信ノードに適用される起動方法であって、
第1通信ノードのための中継機能構成情報を設定することと、
前記中継機能構成情報を前記第1通信ノードに送信することと、
第3通信ノードのための中継ユーザ機器UE選択基準情報を設定することとを含み、
前記中継機能構成情報が、前記第1通信ノードによる中継トラフィック伝送機能の起動をトリガするために用いられ、
前記中継機能構成情報は、ユーザ機器UEからネットワークへの中継機能構成情報、UEからUEへの中継機能構成情報のうちの少なくとも1つを含み、
前記UEからネットワークへの中継機能構成情報は、前記第1通信ノードから前記第2通信ノードへの中継機能構成情報を含み、前記UEからUEへの中継機能構成情報は、前記第1通信ノードから前記第3通信ノードへの中継機能構成情報を含み、前記第3通信ノードは、前記第1通信ノードから伝送される中継トラフィックを受信する通信ノードであり、
前記第1通信ノードが、前記第2通信ノードのカバレッジ内に、UEからネットワークへの中継機能に専用される物理ランダムアクセスチャネルPRACHリソースを受信する方式により、
前記第1通信ノードが、前記第2通信ノードがUEからネットワークへの中継機能をサポートすると確定し、
前記第1通信ノードは中継UEであり、前記第2通信ノードはネットワーク側であり、第3通信ノードは遠隔UEである、
起動方法
。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は通信分野に関し、例えば、起動方法及び装置、再選択方法及び装置、機器、記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
無線通信の分野では、スマート端末やモバイルインターネットの応用の急速な発展に伴い、人々のユーザ体験及び高速度、大データ量に対する要求が高まっており、将来の通信技術発展の新方向を代表するサイドリンク(Sidelink)技術が生まれている。Sidelink技術は、グラント周波数バンド又は非グラント周波数バンドで作動でき、複数のSidelink機能をサポートするユーザ機器がネットワークにカバーされるか又はネットワークにカバーされない場合に直接発見・直接通信を行うように許可される。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
Sidelink通信の過程において、ユーザ機器(User Equipment、UE)の移動に従って、Sidelink通信を行っているUE間の相対距離が変わり、Sidelink通信を行うことに適しないことになるか、又はUEが改めてネットワークにカバーされる状態に戻って、Sidelink中継によりデータを転送する必要がなくなることがある。また、セルラーにより通信を行っている2つのUEは、互いに隣接していることを発見し、セルラーネットワークの負荷を低減し、伝送遅延を低減するために、データ通信がセルラーからSidelinkに切り替えられることが望まれている。これらの場合に、Sidelink UE間のトラフィックフローをSidelinkルートとセルラールートとの間に切り替えらせると考慮する必要がある。トラフィックフローが切り替えられる過程において、ユーザに通信サービスの品質が低下したと感じさせないように、サービス継続性を保証すべきである。従って、如何に中継UEに対して選択的な起動及び再選択を行うかは、解決すべき問題である。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本願実施例は、中継UEに対する選択的な起動及び再選択を実現した起動方法及び装置、再選択方法及び装置、機器、記憶媒体を提供する。
【0005】
本願実施例は、
接続状態又はアイドル状態又は非アクティブ状態にある第1通信ノードに適用される起動方法であって、
第2通信ノードから送信された中継機能構成情報を受信することと、前記中継機能構成情報と第1現在パラメータ値との比較結果に応じて、対応する中継機能を起動させ、前記第1現在パラメータ値に現在の測定値及び現在のトラフィック優先度が含まれることと、を含む、
起動方法を提供する。
【0006】
本願実施例は、
第2通信ノードに適用される起動方法であって、
第1通信ノードのための中継機能構成情報を設定することと、前記中継機能構成情報を第1通信ノードに送信することとを含み、前記中継機能構成情報が、第1通信ノードによる中継トラフィック伝送機能の起動をトリガするために用いられる、
起動方法をさらに提供する。
【0007】
本願実施例は、
第3通信ノードに適用される再選択方法であって、
現在通信中である現在の第1通信ノードの第2現在パラメータ値を検出することと、前記第2現在パラメータ値に応じて、現在の第1通信ノードを再選択することと、を含む、
再選択方法をさらに提供する。
【0008】
本願実施例は、
第1通信ノードに適用される起動装置であって、
第2通信ノードから送信された中継機能構成情報を受信するように構成される受信器と、前記中継機能構成情報と第1現在パラメータ値との比較結果に応じて、対応する中継トラフィック伝送機能を起動させ、前記第1現在パラメータ値に現在の測定値及び現在のトラフィック優先度が含まれるように構成される起動器とを備える、
起動装置をさらに提供する。
【0009】
本願実施例は、
第2通信ノードに適用される起動装置であって、
第1通信ノードのための中継機能構成情報を設定するように構成される第1設定モジュールと、前記中継機能構成情報を第1通信ノードに送信するように構成される送信器とを備え、前記中継機能構成情報が、第1通信ノードによる中継トラフィック伝送機能の起動をトリガするために用いられる、
起動装置をさらに提供する。
【0010】
本願実施例は、
第3通信ノードに適用される再選択装置であって、
現在通信中である現在の第1通信ノードの第2現在パラメータ値を検出するように構成される第1検出器と、前記第2現在パラメータ値に応じて、現在の第1通信ノードを再選択するように構成される第1再選択器とを備える、
再選択装置をさらに提供する。
【0011】
本願実施例は、
第1通信ノードと、第2通信ノードと、第3通信ノードとの間に相互通信を行うように構成される通信モジュールと、1つ又は複数のプログラムを記憶するように構成されるメモリと、1つ又は複数のプロセッサとを備え、前記1つ又は複数のプログラムが前記1つ又は複数のプロセッサにより実行されると、前記1つ又は複数のプロセッサを上記いずれかの実施例に記載の方法を実現させる、
機器をさらに提供する。
【0012】
本願実施例は、
コンピュータプログラムが記憶されている記憶媒体であって、
前記コンピュータプログラムは、プロセッサにより実行されると、上記いずれかの実施例に記載の方法を実現する、
記憶媒体をさらに提供する。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【
図1】本願実施例に係るSideLink通信の模式図である。
【
図2】本願実施例に係る起動方法のフロー図である。
【
図3】本願実施例に係るもう1つの起動方法のフロー図である。
【
図4】本願実施例に係る再選択方法のフロー図である。
【
図5】本願実施例に係る起動装置の構成ブロック図である。
【
図6】本願実施例に係るもう1つの起動装置の構成ブロック図である。
【
図7】本願実施例に係る再選択装置の構成ブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、図面を参照しながら本願の実施例を説明する。
【0015】
Sidelink技術はSidelink発見技術及びSidelink通信技術を含む。Sidelink発見技術とは、2つ又は複数のSidelinkユーザ機器の間がお互いに隣接する(例えば、Sidelink直接通信が可能な範囲内にある)と判断・確定するために用いられるか又は第1ユーザ機器が第2ユーザ機器に隣接すると判断・確定するために用いられる技術である。Sidelinkユーザ機器間は発見信号・情報を送信又は受信することにより相手を発見でき、セルラーネットワークにカバーされる場合に、ネットワークは、Sidelinkユーザ機器がSidelink発見を行うとアシストすることができる。Sidelink通信技術とは、Sidelinkユーザ機器の間の一部又は全部の通信データがネットワークインフラを介しなく、直接的に通信を行うことができる技術である。
【0016】
Sidelink技術は、グラント周波数バンド又は非グラント周波数バンドで作動でき、複数のSidelink機能をサポートするユーザ機器がネットワークにカバーされるか又はネットワークにカバーされない場合に直接発見・直接通信を行うように許可される。
図1は本願実施例に係るSideLink通信の模式図である。Sidelinkの適用例が主に3種ある。
【0017】
その一、UE1及びUE2はセルラーネットワークのカバーでSidelink発見又は通信を行い、ユーザプレーンデータはネットワークインフラを介しない。
図1における用例1のように、用例1は以下のような2つのブランチを含んでもよい。
【0018】
a)Sidelink発見:開放されたSidelink発見及び制限されたSidelink発見に分けてもよい。
【0019】
b)Sidelink通信:Sidelink報知通信、Sidelinkマルチキャスト通信、Sidelinkユニキャスト通信に分けてもよい。
【0020】
その二、弱い・カバー無しの領域のUE中継伝送(UE-to-Network Relay)は、
図1における用例2のように、信号品質が悪いUE4が近くにネットワークにカバーされるUE3によりネットワークと通信を行うように許可し、事業者がカバーを拡張し、容量を向上することを支援することができる。
【0021】
その三、地震又は緊急な状況があってセルラーネットワークが正常に作動できない場合に、機器間のマルチホップ通信(UE-to-UE Relay)を許可し、
図1における用例3のように、UE5と、UE6とUE7との間の制御プレーン及びユーザプレーンはいずれもネットワークインフラを介しなく、1ホップ又はマルチホップのデータ通信を行う。
【0022】
サービス継続性:用例1、用例2及び用例3が行ったSidelink通信に対して、UEの移動に従って、Sidelink通信を行っているUE間の相対距離が変わり、Sidelink通信を行うことに適しないことになるか、又はUEが改めてネットワークにカバーされる状態に戻って、Sidelink中継によりデータを転送する必要がなくなることがある。また、セルラーにより通信を行っている2つのUEは、互いに隣接していることを発見し、セルラーネットワークの負荷を低減し、伝送遅延を低減するために、データ通信がセルラーからSidelinkに切り替えられることが望まれている。これらの場合に、Sidelink UE間のトラフィックフローをSidelinkルートとセルラールートとの間に切り替えらせると考慮する必要がある。トラフィックフローが切り替えられる過程において、ユーザに通信サービスの品質が低下したと感じさせないように、サービス継続性を保証すべきである。これに鑑みて、本願実施例は中継UEの起動方法及び再選択方法を提供して、サービス継続性を保証し、ユーザの使用体験を向上させる。
【0023】
一実施例において、
図2は本願実施例に係る起動方法のフロー図である。本実施例が第1通信ノードに適用される。例示的に、第1通信ノードは中継UE(relay UE)であってもよい。
図2に示すように、本実施例はS110~S120を含む。
【0024】
S110において、第2通信ノードから送信された中継機能構成情報を受信する。
【0025】
S120において、中継機能構成情報と第1現在パラメータ値との比較結果に応じて、対応する中継機能を起動させ、前記第1現在パラメータ値に現在の測定値及び現在のトラフィック優先度が含まれる。
【0026】
実施例において、第1通信ノードは第2通信ノードから送信された中継機能構成情報を受信した後に、中継機能構成情報と第1現在パラメータ値との比較結果に応じて、第1通信ノードの中継機能を起動させるか否かを確定でき、サービスの継続性を保証することができる。実施例において、第2通信ノードはネットワーク側であり、例えば、基地局であってもよく、新無線-無線アクセスネットワーク(New Radio-Radio Access Network、NR-RAN)であってもよく、これに限定されない。実施例において、中継機能構成情報とは、第1通信ノードの中継機能をサポートできる関連構成情報である。実施例において、第1現在パラメータ値は、現在の測定値及び現在のトラフィック優先度を含んでもよい。現在の測定値は、Uuインタフェース上の参照信号受信電力(Reference Signal Receiving Power、RSRP)測定値、リソースプール空き程度測定値、走行速度の測定値を含んでもよく、現在のトラフィック優先度は、Uuインタフェース上のトラフィック優先度値、サイドリンクインタフェース(PC5インタフェース)上のトラフィック優先度値を含んでもよい。そのうち、Uuインタフェースとは、第1通信ノードと第2通信ノードとの間のインタフェースである。
【0027】
一実施例において、中継機能構成情報は、ユーザ機器UEからネットワークへの中継機能構成情報、UEからUEへの中継機能構成情報のうちの少なくとも1つを含む。実施例において、UEからネットワークへの中継機能構成情報とは、第1通信ノードがUEからネットワークへの中継機能をサポートすることに対応する構成情報であり、UEからUEへの中継機能構成情報とは、第1通信ノードがUEからUEへの中継機能をサポートすることに対応する構成情報である。
【0028】
一実施例において、第1通信ノードのアイドル状態又は非アクティブ状態でセル選択を行う場合に、中継機能をサポートする第2通信ノードを選択する。
【0029】
一実施例において、第1通信ノードは、
第2通信ノードの現在のカバレッジ内に、UEからネットワークへの中継機能に関連する構成情報を受信し、構成情報が車両インターネット(Vehicle to Everything、V2X)のシステムインフォメーションブロック(System Information Block、SIB)メッセージ又は独立したSIBメッセージに含まれる方式と、第2通信ノードの現在のカバレッジ内に、SIB1、SIB2又はSIB4で指示された、現在のサービングセルがUEからネットワークへの中継機能をサポートするという指示情報を受信する方式と、第2通信ノードの現在のカバレッジ内に、UEからネットワークへの中継機能に専用される物理ランダムアクセスチャネル(Physical Random Access Channel、PRACH)リソースを受信する方式と、第2通信ノードの現在のカバレッジ内に、UEからネットワークへの中継機能に専用されるアクセスカテゴリ及びアクセス識別子を受信する方式と、のうちの少なくとも1つにより、第2通信ノードがUEからネットワークへの中継機能をサポートするか否かを判断する。
【0030】
一実施例において、UEからネットワーク(UE to Network、U2N)への中継機能構成情報の含まれる位置は、V2XのSIBメッセージ、UEからUE(U2U)、独立したSIBメッセージ、のうちの1つを含む。実施例において、V2XのSIBメッセージはU2N及びU2Uの中継機能構成情報を含む。又は、U2Nの中継機能構成情報及びU2Uの中継機能構成情報は2つの独立に設定された情報である。又は、U2Nの中継機能構成情報及びU2Uの中継機能構成情報は1つのSIBメッセージに統合される。又はV2XのSIBメッセージはU2Nの中継機能構成情報及びU2Uの中継機能構成情報を含んでそれらが独立に設定される。
【0031】
一実施例において、第1通信ノードは、
現在の第2通信ノードのカバレッジ内に、UEからUEへの中継機能に関連する構成情報を受信し、構成情報がV2XのSIBメッセージ又はUEからネットワーク中継へのSIBメッセージ又は独立したSIBメッセージに含まれる方式と、現在の第2通信ノードのカバレッジ内に、SIB1、SIB2又はSIB4で指示された、現在のサービングセルがUEからUEへの中継機能をサポートするという指示情報を受信する方式と、現在の第2通信ノードのカバレッジ内に、UEからUEへの中継機能に専用されるPRACHリソースを受信する方式と、現在の第2通信ノードのカバレッジ内に、UEからUEへの中継機能に専用されるアクセスカテゴリ及びアクセス識別子を受信する方式と、のうちの少なくとも1つにより第2通信ノードがUEからUEへの中継機能をサポートするか否かを判断する。
【0032】
一実施例において、U2Uの中継機能構成情報の含まれる位置は、V2XのSIBメッセージ、U2N、独立したSIBメッセージ、のうちの1つを含む。実施例において、V2XのSIBメッセージはU2N及びU2Uの中継機能構成情報を含む。又は、U2Nの中継機能構成情報及びU2Uの中継機能構成情報は2つの独立的に設定された情報である。又は、U2Nの中継機能構成情報及びU2Uの中継機能構成情報は1つのSIBメッセージに統合される。又は、V2XのSIBメッセージはU2Nの中継機能構成情報及びU2Uの中継機能構成情報を含んでそれらが独立に設定される。
【0033】
一実施例において、第1通信ノードに適用される起動方法は、中継機能構成情報の含まれる位置に応じて、対応する中継機能をサポートする周波数点を選択することをさらに含む。
【0034】
一実施例において、中継機能構成情報はUEからネットワークへの中継機能構成情報である場合に、中継機能構成情報の記憶位置に応じて対応する中継機能をサポートする周波数点を選択することは、
UEからネットワークへの中継機能構成情報が独立したSIBメッセージにある場合に、UEからネットワークへの中継機能をサポートする周波数点を優先的に選択することと、UEからネットワークへの中継機能構成情報がV2X のSIBメッセージにある場合に、UEからネットワークへの中継機能をサポートし、且つNR V2Xをサポートする周波数点を優先的に選択することと、のうちの1つを含む。
【0035】
一実施例において、中継機能構成情報はUEからUEへの中継機能構成情報である場合に、中継機能構成情報の含まれる位置に応じて、対応する中継機能をサポートする周波数点を選択することは、
UEからUEへの中継機能構成情報が独立したSIBメッセージにある場合に、UEからネットワークへの中継機能をサポートする周波数点を優先的に選択することと、UEからUEへの中継機能構成情報がV2XのSIBメッセージにある場合に、UEからUEへの中継機能をサポートし、且つNR V2Xをサポートする周波数点を優先的に選択することと、UEからUEへの中継機能構成情報がUEからネットワーク中継へのSIBメッセージにある場合に、UEからUEへの中継機能をサポートし、且つUEからネットワークへの中継機能をサポートする周波数点を優先的に選択することと、UEからUEへの中継機能構成情報がUEからネットワーク中継へのSIBメッセージ及びV2XのSIBメッセージにある場合に、UEからUEへの中継機能をサポートし、UEからネットワークへの中継機能をサポートし、且つNR V2Xをサポートする周波数点を優先的に選択することと、のうちの1つを含む。
【0036】
一実施例において、UEからネットワークへの中継機能構成情報は、少なくとも、
第1通信ノードと第2通信ノードとの間のインタフェースであるUuインタフェース上の参照信号受信電力RSRP閾値、サイドリンクインタフェース(PC5インタフェース)上のRSRP閾値、Uuインタフェース上のトラフィック優先度閾値、PC5インタフェース上のトラフィック優先度閾値、リソースプール空き程度閾値、絶対速度閾値、のうちの1つを含む。
【0037】
一実施例において、中継機能構成情報と第1現在パラメータ値との比較結果に応じて、対応する中継機能を起動させることは、少なくとも、
Uuインタフェース上のRSRP測定値は最大閾値からヒステリシス値を減算した値以下、及び/又は、最小閾値にヒステリシス値を加算した値以上である場合に、UEからネットワークへの中継機能を起動させることと、PC5インタフェース上のRSRP測定値は最大閾値以下且つ最小閾値以上である場合に、UEからネットワークへの中継機能を起動させることと、Uuインタフェース上のすべてのトラフィック優先度数値がトラフィック優先度閾値より大きいか又は小さい場合に、UEからネットワークへの中継機能を起動させることと、PC5インタフェース上のすべての非中継トラフィック優先度数値がトラフィック優先度閾値より大きいか又は小さい場合に、UEからネットワークへの中継機能を起動させることと、リソースプール空き程度測定値がリソースプール空き程度閾値より低いか又は高い場合に、UEからネットワークへの中継機能を起動させることと、第1通信ノードの走行速度が絶対速度閾値より小さいか又は大きい場合に、UEからネットワークへの中継機能を起動させることと、のうちの1つを含む。
【0038】
一実施例において、UEからUEへの中継機能構成情報は、少なくとも、
Uuインタフェース上のRSRP閾値、PC5インタフェース上のRSRP閾値、Uuインタフェース上のトラフィック優先度閾値、PC5インタフェース上のトラフィック優先度閾値、リソースプール空き程度閾値、絶対速度閾値、のうちの1つを含む。
【0039】
一実施例において、中継機能構成情報と第1現在パラメータ値との比較結果に応じて、対応する中継機能を起動させることは、少なくとも、
Uuインタフェース上のRSRP測定値は最大閾値からヒステリシス値を減算した値以下、及び/又は、最小閾値にヒステリシス値を加算した値以上である場合に、UEからUEへの中継機能を起動させることと、PC5インタフェース上のRSRP測定値は最大閾値以下、且つ最小閾値以上である場合に、UEからUEへの中継機能を起動させることと、Uuインタフェース上のすべてのトラフィック優先度数値がトラフィック優先度閾値より大きい場合に、UEからUEへの中継機能を起動させることと、PC5インタフェース上のすべての非中継トラフィック優先度数値がトラフィック優先度閾値より大きい場合に、UEからUEへの中継機能を起動させることと、リソースプール空き程度測定値がリソースプール空き程度閾値より低い場合に、UEからUEへの中継機能を起動させることと、第1通信ノードの走行速度が絶対速度閾値より小さい場合に、UEからUEへの中継機能を起動させることと、のうちの1つを含む。
【0040】
一実施例において、第1通信ノードは予め設定又は第2通信ノードにより設定された中継UE選択基準情報を満たす。
【0041】
一実施例において、第1通信ノードに適用される起動方法は、発見メッセージ又は直接通信要求メッセージに応じて、第3通信ノードに中継UE選択基準情報を報知することをさらに含む。
【0042】
一実施例において、第1通信ノードがUEからネットワークへの中継機能をサポートする場合に、中継UE選択基準情報は、PC5インタフェース上のRSRP測定値がRSRP閾値より大きいこと、Uuインタフェース上の現在のトラフィック優先度は最高トラフィック優先度であること、PC5インタフェース上の現在のトラフィック優先度は最高優先度であること、同期セル指示(SCI)情報におけるゾーンアドレス指示情報、リソーススケジューリングモードはプロビジョニングモードであること、Uu無線アクセス技術(Radio Access Technology、RAT)指示情報、新無線アクセスセルグローバル識別子(NRCell Global Identifier、NCGI)情報、中継優先度指示情報、のうちの1つを含む。
【0043】
一実施例において、第1通信ノードがUEからUEへの中継機能をサポートする場合に、中継UE選択基準情報は、PC5インタフェース上のRSRP測定値がRSRP閾値より大きいこと、第1通信ノードと第3通信ノードとの間のRSRP測定値は最大であること、Uuインタフェース上の現在のトラフィック優先度は最高優先度であること、PC5インタフェース上の現在のトラフィック優先度は最高優先度であること、SCI情報におけるゾーンアドレス指示情報、リソーススケジューリングモードはプロビジョニングモードであること、Uu RAT指示情報、NCGI情報、中継優先度指示情報、のうちの1つを含む。
【0044】
一実施例において、
図3は本願実施例に係るもう1つの起動方法のフロー図である。本実施例が第2通信ノードに適用される。実施例において、第2通信ノードはネットワーク側であり、例えば、基地局であってもよく、NR-RANであってもよい。
図3に示すように、本実施例はS210~S220を含む。
【0045】
S210において、第1通信ノードのための中継機能構成情報を設定する。
【0046】
S220において、中継機能構成情報を第1通信ノードに送信し、中継機能構成情報が、第1通信ノードによる中継トラフィック伝送機能の起動をトリガするために用いられる。
【0047】
実施例において、第2通信ノードが第1通信ノードのための中継機能構成情報を設定し、中継機能構成情報を第1通信ノードに送信することにより、第1通信ノードが中継機能構成情報により自身の中継機能を起動させるか否かを確定するようにする。
【0048】
一実施例において、第2通信ノードに適用される起動方法は、第3通信ノードのための中継UE選択基準情報を設定することをさらに含む。
【0049】
一実施例において、中継機能構成情報は、ユーザ機器UEからネットワークへの中継機能構成情報、UEからUEへの中継機能構成情報のうちの少なくとも1つを含む。
【0050】
一実施例において、
第2通信ノードの現在のカバレッジ内に、UEからネットワークへの中継機能に関連する構成情報を受信し、構成情報がV2XのSIBメッセージ又は独立したSIBメッセージに含まれる方式と、第2通信ノードの現在のカバレッジ内に、SIB1、SIB2又はSIB4で指示された、現在のサービングセルがUEからネットワークへの中継機能をサポートするという指示情報を受信する方式と、第2通信ノードの現在のカバレッジ内に、UEからネットワークへの中継機能に専用されるPRACHリソースを受信する方式と、第2通信ノードの現在のカバレッジ内に、UEからネットワークへの中継機能に専用されるアクセスカテゴリ及びアクセス識別子を受信する方式と、のうちの少なくとも1つにより第2通信ノードがUEからネットワークへの中継機能をサポートするか否かを判断する。
【0051】
一実施例において、U2Nの中継機能構成情報の含まれる位置は、V2XのSIBメッセージ、UEからUE(U2U)、独立したSIBメッセージのうちの1つを含む。
【0052】
一実施例において、
現在の第2通信ノードのカバレッジ内に、UEからUEへの中継機能に関連する構成情報を受信し、構成情報がV2XのSIBメッセージ又はUEからネットワーク中継へのSIBメッセージ又は独立したSIBメッセージに含まれる方式と、現在の第2通信ノードのカバレッジ内に、SIB1、SIB2又はSIB4で指示された、現在のサービングセルがUEからUEへの中継機能をサポートするという指示情報を受信する方式と、現在の第2通信ノードのカバレッジ内に、UEからUEへの中継機能に専用されるPRACHリソースを受信する方式と、現在の第2通信ノードのカバレッジ内に、UEからUEへの中継機能に専用されるアクセスカテゴリ及びアクセス識別子を受信する方式と、のうちの少なくとも1つにより第2通信ノードがUEからUEへの中継機能をサポートするか否かを判断する。
【0053】
一実施例において、U2Uの中継機能構成情報の含まれる位置は、V2XのSIBメッセージ、U2N、独立したSIBメッセージのうちの1つを含む。
【0054】
一実施例において、UEからネットワークへの中継機能構成情報は、少なくとも、
第1通信ノードと第2通信ノードとの間のインタフェースであるUuインタフェース上の参照信号受信電力RSRP閾値、サイドリンクインタフェース(PC5インタフェース)上のRSRP閾値、Uuインタフェース上のトラフィック優先度閾値、PC5インタフェース上のトラフィック優先度閾値、リソースプール空き程度閾値、絶対速度閾値、のうちの1つを含む。
【0055】
一実施例において、UEからUEへの中継機能構成情報は、少なくとも、
Uuインタフェース上のRSRP閾値、PC5インタフェース上のRSRP閾値、Uuインタフェース上のトラフィック優先度閾値、PC5インタフェース上のトラフィック優先度閾値、リソースプール空き程度閾値、絶対速度閾値、のうちの1つを含む。
【0056】
一実施例において、第2通信ノードに適用される起動方法は、第1通信ノードに中継UE選択基準情報を設定することをさらに含む。
【0057】
一実施例において、第1通信ノードがUEからネットワークへの中継機能をサポートする場合に、中継UE選択基準情報は、PC5インタフェース上のRSRP測定値がRSRP閾値より大きいこと、Uuインタフェース上の現在のトラフィック優先度は最高トラフィック優先度であること、PC5インタフェース上の現在のトラフィック優先度は最高優先度であること、SCI情報におけるゾーンアドレス指示情報、リソーススケジューリングモードはプロビジョニングモードであること、Uu RAT指示情報、NCGI情報、中継優先度指示情報、のうちの1つを含む。
【0058】
一実施例において、第1通信ノードがUEからUEへの中継機能をサポートする場合に、中継UE選択基準情報は、PC5インタフェース上のRSRP測定値がRSRP閾値より大きいこと、第1通信ノードと第3通信ノードとの間のRSRP測定値は最大であること、Uuインタフェース上の現在のトラフィック優先度は最高優先度であること、PC5インタフェース上の現在のトラフィック優先度は最高優先度であること、SCI情報におけるゾーンアドレス指示情報、リソーススケジューリングモードはプロビジョニングモードであること、Uu RAT指示情報、NCGI情報、中継優先度指示情報、のうちの1つを含む。
【0059】
実施例において、中継機能構成情報、中継UE選択基準情報に対する説明は、上記実施例における第1通信ノードに適用される起動方法中の説明をご参照ください。ここでは、説明を省略する。
【0060】
一実施例において、第3通信ノードが中継トラフィック伝送を行うように中継UE1を選択する過程において、いくつかの原因で中継UE1が中継トラフィック伝送を実行することに適合しないことになり、このとき、第3通信ノードが中継UEを再選択する。これに鑑みて、本実施例は再選択方法を提供する。
図4は本願実施例に係る再選択方法のフロー図である。本実施例が第3通信ノードに適用される。例示的に、第3通信ノードは遠隔UEであってもよい。
図4に示すように、本実施例における再選択方法は、S310~S320を含む。
【0061】
S310において、現在通信中である現在の第1通信ノードの第2現在パラメータ値を検出する。
【0062】
S320において、第2現在パラメータ値に応じて、現在の第1通信ノードを再選択する。
【0063】
実施例において、第3通信ノードは現在通信ノードにある現在の第1通信ノードの第2パラメータ値を検出し、第2現在パラメータ値に応じて、現在の第1通信ノードを再選択するか否かを確定し、中継トラフィックの正常伝送を保証する。
【0064】
一実施例において、第1通信ノードがネットワークにアクセスされる場合に、第2現在パラメータ値は、少なくとも、Uuインタフェース上のRSRP測定値がUuインタフェース上のRSRP閾値より小さいこと、現在の電力量が予め設定された電力量閾値より小さいこと、第1通信ノードと第3通信ノードとの間のPC5インタフェース上のRSRP測定値がPC5インタフェース上のRSRP閾値より小さいこと、Uuインタフェース上のトラフィック優先度がUuインタフェース上のトラフィック優先度閾値より大きいこと、PC5インタフェース上のトラフィック優先度がPC5インタフェース上のトラフィック優先度閾値より大きいこと、のうちの1つを含む。
【0065】
一実施例において、第1通信ノードがUEにアクセスされる場合に、第2現在パラメータ値は、少なくとも、Uuインタフェース上のRSRP測定値がUuインタフェース上のRSRP閾値より小さいこと、現在の電力量が予め設定された電力量閾値より小さいこと、第1通信ノードと第3通信ノードとの間のPC5インタフェース上のRSRP測定値がPC5インタフェース上のRSRP閾値より小さいこと、Uuインタフェース上のトラフィック優先度がUuインタフェース上のトラフィック優先度閾値より大きいこと、PC5インタフェース上のトラフィック優先度がPC5インタフェース上のトラフィック優先度閾値より大きいこと、第1通信ノードと対向端の第3通信ノードとの間のRSRP測定値がPC5インタフェース上のRSRP閾値より小さいこと、Uu RAT指示情報、NCGI情報、中継優先度指示情報、のうちの1つを含む。
【0066】
一実施例において、第3通信ノードに適用される再選択方法は、現在通信中の第1通信ノード以外の他の第1通信ノードが送信する発見メッセージ、接続確立要求メッセージ又は接続確立応答メッセージを検出することと、発見メッセージ、接続確立要求メッセージ又は接続確立応答メッセージに運ばれた第1予め設定されたメッセージに応じて、第1通信ノードを再選択することと、をさらに含む。
【0067】
一実施例において、第1通信ノードがネットワークをアクセスされる場合に、第1予め設定されたメッセージは、少なくとも、Uuインタフェース上のトラフィック優先度が現在通信中の第1通信ノードのトラフィック優先度より小さいこと、PC5インタフェース上のトラフィック優先度が現在通信中の第1通信ノードのトラフィック優先度より小さいこと、RSRP測定値が現在通信中の第1通信ノードの間のRSRP測定値より大きいこと、SCIメッセージにおけるzone識別子(Identifier、ID)情報は距離が最も近いノードに指示されること、リソーススケジューリングモードは優先モードであること、Uu RAT指示情報、NCGI情報、中継優先度指示情報、のうちの1つを含む。
【0068】
一実施例において、第1通信ノードがUEにアクセスされる場合に、第1予め設定されたメッセージは、少なくとも、Uuインタフェース上のトラフィック優先度が現在通信中の第1通信ノードのトラフィック優先度より小さいこと、PC5インタフェース上のトラフィック優先度が現在通信中の第1通信ノードのトラフィック優先度より小さいこと、RSRP測定値が現在通信中の第1通信ノードの間のRSRP測定値より大きいこと、SCIメッセージにおけるzone ID情報は距離が最も近いノードに指示されること、リソーススケジューリングモードは優先モードであること、Uu RAT指示情報、NCGI情報、中継優先度指示情報、のうちの1つを含む。
【0069】
一実現形態において、第1通信ノードがネットワークにアクセスされることを例とし、即ち中継UEがネットワークにアクセスされることを例をとし、第2通信ノードが中継機能をサポートするか否かを判断することについて説明する。
【0070】
1つのNR SideLink UEをUEからネットワークへの中継UE(UE-to-Network relay UE)にするために、ネットワーク側がNRのUEからネットワークへの中継機能(UE-to-Network relay)をサポートし、即ちネットワーク側は、
第2通信ノードの現在のカバレッジ内に、UEからネットワークへの中継機能に関連する構成情報を受信し、構成情報が車両インターネットV2XのシステムインフォメーションブロックSIBメッセージ又は独立したSIBメッセージに含まれる条件と、第2通信ノードの現在のカバレッジ内に、SIB1、SIB2又はSIB4で指示された、現在のサービングセルがUEからネットワークへの中継機能をサポートするという指示情報を受信する条件と、第2通信ノードの現在のカバレッジ内にUEからネットワークへの中継機能に専用される物理ランダムアクセスPRACHリソースを受信する条件と、第2通信ノードの現在のカバレッジ内に、UEからネットワークへの中継機能に専用されるアクセスカテゴリ及びアクセス識別子を受信する条件と、のうちの少なくとも1つを満たす。
【0071】
実施例において、ネットワーク側はセル内でUE-to-Network relayに関連する構成情報を報知できる場合に、このセルはUE-to-Network relay機能をサポートするセルである。実施例において、関連するUE-to-Network relayの構成情報がV2XのSIBメッセージに入れてもよいか、又は、関連するUE-to-Netowrk relayの構成情報が単独的に1つのSIBメッセージに入れてもよい。
【0072】
ネットワーク側がUE-to-Network relay機能をサポートすると、SIB1、SIB2又はSIB4に指示情報(指示情報は現在のサービングセルがUE-to-Network relay機能をサポートすることを指示するために用いられる)を運んでもよく、UEはSIB1、SIB2又はSIB4からこの指示情報を読み取ったと、アクセスセルが接続状態になり、専有シグナリングによりUE-to-Network relayに関連する構成情報を取得する。
【0073】
ネットワーク側は中継UEにUE-to-Network relayに専用されるPRACHリソースを設定することができる。
【0074】
実施例において、ネットワーク側は中継UEにUE-to-Network relayに専用されるアクセスカテゴリ及びアクセス識別子を設定することができる。
【0075】
1つのNR SideLink UEをUEからUEへの中継UE(UE to UE relay UE)にするために、ネットワーク側(例えば、基地局)は、NRのUEからUEへの中継機能(UE-to-UE relay)をサポートし、即ち、ネットワーク側は、
現在の第2通信ノードのカバレッジ内に、UEからUEへの中継機能に関連する構成情報を受信し、構成情報がV2XのSIBメッセージ又はUEからネットワーク中継へのSIBメッセージ又は独立したSIBメッセージに含まれる条件と、現在の第2通信ノードのカバレッジ内に、SIB1、SIB2又はSIB4で指示された、現在のサービングセルがUEからUEへの中継機能をサポートするという指示情報を受信する条件と、現在の第2通信ノードのカバレッジ内に、UEからUEへの中継機能に専用される物理ランダムアクセスPRACHリソースを受信する条件と、現在の第2通信ノードのカバレッジ内に、UEからUEへの中継機能に専用されるアクセスカテゴリ及びアクセス識別子を受信する条件と、のうちの少なくとも1つを満たす。
【0076】
実施例において、ネットワーク側はセル内でUE-to-UE relayに関連する構成情報を報知できる場合に、このセルはUE-to-UE relay機能をサポートするセルである。実施例において、関連するUE-to-UE relayの構成情報はV2XのSIBメッセージに入れてもよいか、又は関連するUE-to-UE relayの構成情報はUE-to-Network relayのSIBメッセージに入れてもよいか、又は関連するUE-to-UE relayの構成情報は1つの独立したSIBメッセージに入れてもよい。
【0077】
ネットワーク側はUE-to-UE relay機能をサポートすると、SIB1、SIB2又はSIB4に指示情報(指示情報は現在のサービングセルがUE-to-UE relay機能をサポートすることを指示するために用いられる)を運んでもよく、UEはSIB1、SIB2又はSIB4からこの指示情報を読み取ったと、アクセスセルが接続状態になり、専有シグナリングによりUE-to-UE relayに関連する構成情報を取得する。
【0078】
ネットワーク側は中継UEにUE-toUE relayに専用されるPRACHリソースを設定することができる。
【0079】
ネットワーク側は中継UEにUE-toUE relayに専用されるアクセスカテゴリ及びアクセス識別子を設定することができる。
【0080】
一実現形態において、中継UEがセル選択を行う場合に、中継機能構成情報の含まれる位置に応じて対応する中継機能をサポートする周波数点を選択する。
【0081】
実施例において、中継機能構成情報はUEからネットワークへの中継機能構成情報である場合に、中継UEは、セル選択を行う時に、グラントできるUE-to-Network relayをサポートする周波数点を優先的に選択することは、以下の1つを含む。
【0082】
UEからネットワークへの中継機能構成情報が独立したSIBメッセージにある場合に、UEからネットワークへの中継機能をサポートする周波数点を優先的に選択する。実施例において、UE-to-Network relayの構成情報が独立したSIBメッセージにあり、及びUEがUE-to-Network relayのトラフィックを実行できる場合に、UEがUE-to-Network relayをサポートする周波数点を優先的に選択する。
【0083】
UEからネットワークへの中継機能構成情報がV2XのSIBメッセージにある場合に、UEからネットワークへの中継機能をサポートし、且つNR V2Xをサポートする周波数点を優先的に選択する。実施例において、UE-to-Network relayの構成情報がV2Xに関連するSIBメッセージにあり、及びUEがUE-to-Network relayのトラフィックを実行できる場合に、UEがUE-to-Network relayをサポートするのみならず、NR V2Xをサポートする周波数点を優先的に選択する。
【0084】
実施例において、中継機能構成情報はUEからUEへの中継機能構成情報である場合に、UEは、セル選択を行う時に、グラントできるUE-to-UE relayをサポートする周波数点を優先的に選択することは、以下の1つを含む。
【0085】
UEからUEへの中継機能構成情報が独立したSIBメッセージにある場合に、UEからUEへの中継機能をサポートする周波数点を優先的に選択する。実施例において、UE-to-UE relayの構成情報が独立したSIBメッセージにあり、及びUEがUE-to-UE relayのトラフィックを実行できる場合に、UEがUE-to-UE relayをサポートする周波数点を優先的に選択する。
【0086】
UEからUEへの中継機能構成情報がV2XのSIBメッセージにある場合に、UEからUEへの中継機能をサポートし、且つNR V2Xをサポートする周波数点を優先的に選択する。実施例において、UE-to-UE relayの構成情報がV2Xに関連するSIBメッセージにあり、及びUEがUE-to-UE relayのトラフィックを実行できる場合に、UEがUE-to-UE relayをサポートするのみならず、NR V2Xをサポートする周波数点を優先的に選択する。
【0087】
UEからUEへの中継機能構成情報がUEからネットワーク中継へのSIBメッセージにある場合に、UEからUEへの中継機能をサポートし、且つUEからネットワークへの中継機能をサポートする周波数点を優先的に選択する。実施例において、UE-to-UE relayの構成情報がUE-to-Network relayに関連するSIBメッセージにあり、及びUEがUE-to-UE relayのトラフィックを実行でき、UEがUE-to-UE relayをサポートするのみならず、UE-to-Network relayをサポートする周波数点を優先的に選択する。
【0088】
UEからUEへの中継機能構成情報がUEからネットワーク中継へのSIBメッセージ及びV2XのSIBメッセージにある場合に、UEからUEへの中継機能をサポートし、UEからネットワークへの中継機能をサポートし、且つNR V2Xをサポートする周波数点を優先的に選択する。実施例において、UE-to-UE relayの構成情報がUE-to-Network relay及びV2Xに関連するSIBメッセージにあり、及びUEがUE-to-UE relayのトラフィックを実行できる場合に、UEがUE-to-UE relayをサポートするのみならず、UE-to-Netowrk relay及びV2Xに関連するものをサポートする周波数点を優先的に選択する。
【0089】
一実現形態において、中継UEが起動するようにトリガするために、基地局は中継UEに対応する中継機能構成情報を設定して、中継UEは自身の現在パラメータ値が中継UEの中継機能構成情報に適合するか否かを判断することをアシストする。実施例において、中継UEがネットワークにアクセスした後に、基地局は、中継UEへ中継機能構成情報を提供して、中継UEは現在自身が中継UEとして適合であるか否かを判断することをアシストする。
【0090】
実施例において、UEからネットワークへの中継機能構成情報は、少なくとも、
第1通信ノードと第2通信ノードとの間のインタフェースであるUuインタフェース上の参照信号受信電力RSRP閾値、サイドリンクインタフェースPC5インタフェース上のRSRP閾値、Uuインタフェース上のトラフィック優先度閾値、PC5インタフェース上のトラフィック優先度閾値、リソースプール空き程度閾値、絶対速度閾値、のうちの1つを含む。
【0091】
実施例において、基地局はUEにUuインタフェース上のRSRP閾値を設定してもよく、最大閾値及び/又は最小閾値を含む。実施例において、ピンポン効果を避けるために、ヒステリシス値を含んでもよく、UEが測定したUuインタフェース上のRSRP測定値は最大閾値からヒステリシス値を減算した値以下、及び/又は最小閾値時にヒステリシス値を加算した値以上である場合に、UEが中継UEになることができる。UEが中継UEになった後に、UEが測定したUuインタフェース上のRSRP測定値は最大閾値にヒステリシス値を加算した値以上、又は最小閾値からヒステリシス値を減算した値以下であると、UEが中継UEとしてはいけない。
【0092】
実施例において、基地局はUEにPC5インタフェース上のRSRP閾値を設定してもよく、最大閾値及び最小閾値を含み、UEは他のUEが送信する直接通信要求メッセージ又は発見メッセージのRSRPを測定する場合に、RSRP測定値は最大閾値以下であるとともに、最小閾値以上である場合に、UEが中継UEになることができ、中継UEが伝送する時のリンク品質を保証し、トラフィック伝送の確実性を保証することができる。
【0093】
実施例において、基地局はUEにUuインタフェース上のトラフィック優先度閾値(例えば、優先度指示はPC5インタフェース上の5QI(PC5 5QI、PQI)、第5世代移動通信システムサービス品質識別子(the 5th Generation mobile communication system Quality of Service Identifier、5G QoS ID、5QI)、優先度であってもよい)を設定してもよく、このUEのUuインタフェース上のすべてのトラフィック優先度数値がいずれもトラフィック優先度閾値より高い(優先度数値が高いほど、トラフィック優先度が低い)と、このUEが中継UEになることができる。
【0094】
実施例において、基地局はUEにPC5インタフェース上のトラフィック優先度閾値(例えば、この優先度指示はPQI、5QI、優先度であってもよい)を設定してもよく、このUEのPC5インタフェース上のすべての非中継トラフィック優先度数値がいずれもトラフィック優先度閾値より高い(優先度数値が高いほど、トラフィック優先度が低い)と、このUEがrelay UEになることができる。
【0095】
実施例において、基地局はUEにリソースプール空き程度閾値(チャネルビジー比率(Channel Busy Rate、CBR)Threshold)を設定してもよく、UEが基地局に設定されるリソースプール上で測定した空き程度測定値が設定されるリソースプール空き程度閾値より低いと、UEがこのリソースプールを用いて中継トラフィックを伝送することができ、UEが伝送する時に他のUEと衝突するリソースを選択する確率を避け、UEが伝送する確実性を保証することができる。
【0096】
実施例において、基地局はUEに絶対速度閾値を設定してもよく、UEの走行速度が設定される絶対速度閾値より小さいと、UEがrelay UEになることができる。
【0097】
実施例において、UEからUEへの中継機能構成情報は、少なくとも、Uuインタフェース上のRSRP閾値、PC5インタフェース上のRSRP閾値、Uuインタフェース上のトラフィック優先度閾値、PC5インタフェース上のトラフィック優先度閾値、リソースプール空き程度閾値、絶対速度閾値、のうちの1つを含む。
【0098】
実施例において、基地局はUEにUuインタフェース上のRSRP閾値を設定してもよく、最大閾値及び/又は最小閾値を含む。実施例において、ピンポン効果を避けるために、ヒステリシス値を含んでもよく、UEが測定したUuインタフェース上のRSRP測定値は最大閾値からヒステリシス値を減算した値以下、及び/又は最小閾値時にヒステリシス値を加算した値以上である場合に、UEが中継UEになることができる。UEが中継UEになった後に、UEが測定したUuインタフェース上のRSRP測定値は最大閾値にヒステリシス値を加算した値以上、又は最小閾値からヒステリシス値を減算した値以下であると、UEが中継UEとしてはいけず、relay UEが伝送する時のリンク品質を保証し、トラフィック伝送の確実性を保証することができる。
【0099】
実施例において、基地局はUEにPC5インタフェース上のRSRP閾値を設定してもよく、UEとremote UE1との間の最大RSRP閾値及び/又は最小RSRP閾値、及びUEとremote UE2との間の最大RSRP閾値及び最小RSRP閾値を含む。実施例において、ピンポン効果を避けるために、ヒステリシス値を含んでもよい。実施例において、UEとremote UE1との間のRSRP測定値は設定される最小RSRP閾値にヒステリシス値を加算した値以上且つ設定される最大RSRP閾値からヒステリシス値を減算した値以下であるとともに、remote UE2との間のRSRP測定値は設定される最小RSRP閾値にヒステリシス値を加算した値以上且つ設定される最大RSRP閾値からヒステリシス値を減算した値以下である場合に、UEが中継UEになることができ、中継UEが伝送する時のリンク品質を保証し、トラフィック伝送の確実性を保証することができる。
【0100】
実施例において、基地局はUEにUuインタフェース上のトラフィック優先度閾値(例えば、この優先度指示はPQI、5QI、優先度であってもよい)を設定してもよく、このUEのUuインタフェース上のすべてのトラフィック優先度数値がいずれもトラフィック優先度閾値より高い(優先度数値が高いほど、トラフィック優先度が低い)と、このUEが中継UEになることができる。
【0101】
実施例において、基地局はUEにPC5インタフェース上のトラフィック優先度閾値(例えば、この優先度指示はPQI、5QI、優先度であってもよい)を設定してもよく、このUEのPC5インタフェース上のすべての非中継トラフィック優先度数値がいずれもトラフィック優先度閾値より高い(優先度数値が高いほど、トラフィック優先度が低い)と、このUEが中継UEになることができる。
【0102】
実施例において、基地局はUEにリソースプール空き程度閾値を設定してもよく、UEは設定されるリソースプール上で測定した空き程度測定値が設定されるリソースプール空き程度閾値より低い場合に、UEはこのリソースプールを用いてrelayトラフィックを伝送し、UEが伝送する時に他のUEと衝突するリソースを選択する確率を避け、UEが伝送する確実性を保証することができる。
【0103】
実施例において、基地局はUEに絶対速度閾値を設定してもよく、UEの走行速度が設定される絶対速度閾値より小さい場合に、UEがrelay UEになることができる。
【0104】
一実施例において、中継機能構成情報に対して、上記実施例におけるPC5インタフェース上のRSRP閾値、PC5インタフェース上のトラフィック優先度閾値、及びリソースプール空き程度閾値の構成情報はカバー外のUEに対して、予め設定されたの方式によりUEに配信する。
【0105】
一実現形態において、第1通信ノードは予め設定又は第2通信ノードにより設定された中継UE選択基準情報を満たす。実施例において、第3通信ノード(例えば、遠隔UE)で初期に中継UEを選択する場合に、遠隔UEは基地局に設定された又は予め設定された中継UE選択基準情報を読み取って、以下条件を満たす中継UEを選択する。
【0106】
実施例において、第1通信ノードがUEからネットワークへの中継機能をサポートする場合に、中継UE選択基準情報は、PC5インタフェース上のRSRP測定値がRSRP閾値より大きいこと、Uuインタフェース上の現在のトラフィック優先度は最高トラフィック優先度であること、PC5インタフェース上の現在のトラフィック優先度は最高優先度であること、SCI情報におけるゾーンアドレス指示情報、リソーススケジューリングモードはプロビジョニングモードであること、Uu無線アクセス技術(RAT)指示情報、現在のサービングセル識別子(NCGI)情報、中継優先度指示情報、のうちの1つを含む。
【0107】
実施例において、中継UE選択基準情報はPC5インタフェース上のRSRP測定値がRSRP閾値より大きいことである場合。実施例において、基地局は遠隔UEにPC5インタフェース上のRSRP閾値を設定し、遠隔UEは周囲の中継UEに対してPC5インタフェースRSRP測定を行い、PC5インタフェース上のRSRP測定値を得る。実施例において、中継UEが送信する発見メッセージ又は直接通信要求メッセージ又は直接通信応答メッセージなど、RSRP測定値がRSRP閾値より大きいすべての中継UEを候補中継UEとして選別する。そして、遠隔UEは候補中継UEのRSRP測定値を並び替え、最大のRSRP測定値に対応する候補relay UEを最後に選択した中継UEとして選択する。
【0108】
実施例において、中継UE選択基準情報はUuインタフェース上の現在のトラフィック優先度が最高トラフィック優先度であることである場合。中継UEは、発見メッセージ、接続確立要求メッセージ、接続確立応答メッセージにUuインタフェースの現在のトラフィック最高優先度指示(例えば、この優先度指示はPQI、5QI、優先度であってもよい)を運んで、遠隔UEは周囲の中継UEの発見メッセージにおける最高優先度指示を読み取り、最大の優先度指示に対応する中継UE(優先度指示数値が大きいほど、この中継UEのUuインタフェースのトラフィック優先度が低いことを表す)を選択する。
【0109】
実施例において、中継UE選択基準情報はPC5インタフェース上の現在のトラフィック優先度が最高優先度であることである場合。実施例において、中継UEは、発見メッセージ、接続確立要求メッセージ、接続確立応答メッセージにPC5インタフェースの現在のトラフィック最高優先度指示(例えば、この優先度指示はPQI、5QI、優先度であってもよい)を運んで、遠隔UEは周囲の中継UEの発見メッセージ、接続確立要求メッセージ、接続確立応答メッセージにおける最高優先度指示を読み取り、最大の優先度指示に対応する中継UE(優先度指示数値が大きいほど、この中継UEのPC5インタフェースのトラフィック優先度が低いことを表す)を選択する。
【0110】
実施例において、中継UE選択基準情報はSCI情報におけるゾーンアドレス指示情報である場合。実施例において、遠隔UEは、周囲の中継UEが発見メッセージ、接続確立要求メッセージ、接続確立応答メッセージを送信する時に対応するSCI情報を読み取り、SCIから中継UEが存在するゾーンアドレス(zone ID)の指示情報を読み取り、遠隔UEは自身から最も近い中継UEを優先的に選択する。
【0111】
実施実例において、中継UE選択基準情報はリソーススケジューリングモードがプロビジョニングモードであることである場合。例えば、プロビジョニングモードはモード1、モード2であってもよい。実施例において、中継UEは発見メッセージ、接続確立要求メッセージ、接続確立応答メッセージに自身のリソーススケジューリングモードを運んで、遠隔UEは中継UEの発見メッセージを読み取んだ後に、自身のリソーススケジューリングモードによりモード1又はモード2の中継UEを優先的に選択する。
【0112】
実施例において、中継UE選択基準情報はUu無線アクセス技術(RAT)指示情報、現在のNCGI情報又は中継優先度指示情報である場合。実施例において、中継UEは発見メッセージ、発見付加メッセージ、接続確立要求メッセージ、接続確立応答メッセージにUu RAT指示(例えば、ロングタームエボリューション(Long Term Evolution、LTE)、NR、マルチRATデュアルコネクティビティ(Multi-RAT Dual Connectivity、MR-DC)指示、デュアルコネクティビティ(Dual Connectivity、DC)タイプ(例えば、ENDC、NEDC又はNGENDC))を運んで、UEは自身の能力に応じて適合な中継UE、NCGI(中継のUE現在のサービングセル識別子)、中継として適合である優先程度(例えば、優先度が高いほど、1つのより優れた中継を表し、例えば、その自身の電力量が十分であり、Uuインタフェースのトラフィックが少ないか又はUuインタフェースに高優先度のトラフィックがないなど)を指示する中継優先度指示を選択する。実施例において、ENDCとは、4G無線アクセスネットワークと5G NRとのデュアルコネクティビティであり、NEDCとは、5G NRと4G無線アクセスネットワークとのデュアルコネクティビティであり、NGENDCとは、5Gコアネットワークでの4G無線アクセスネットワークと5G NRとのデュアルコネクティビティである。
【0113】
一実現形態において、遠隔UEが初期に中継UEを選択する場合に、遠隔UEは基地局の又は予め設定された中継選択基準情報を読み取って、以下条件を満たす中継UEを選択することができる。第1通信ノードがUEからUEへの中継機能をサポートする場合に、中継選択基準情報は、PC5インタフェース上のRSRP測定値がRSRP閾値より大きいこと、第1通信ノードと第3通信ノードとの間のRSRP測定値は最大であること、Uuインタフェース上の現在のトラフィック優先度は最高優先度であること、PC5インタフェース上の現在のトラフィック優先度は最高優先度であること、SCI情報におけるゾーンアドレス指示情報、リソーススケジューリングモードはプロビジョニングモードであること、Uu RAT指示情報、NCGI情報、中継優先度指示情報、のうちの1つを含む。
【0114】
実施例において、中継UE選択基準情報はPC5インタフェース上のRSRP測定値がRSRP閾値より大きいことである場合。実施例において、遠隔UEは周囲のすべての中継UEが送信する発見メッセージ、接続確立要求、メッセージ又は接続確立応答メッセージに対してPC5インタフェース上のRSRP測定を行い、遠隔UEは候補中継UEのRSRP測定値を並び替え、最大のRSRP測定値に対応する候補中継UEを最後に選択した中継UEとして選択する。
【0115】
実施例において、中継UE選択基準情報は第1通信ノードと第3通信ノードとの間のRSRP測定値が最大であることである場合。実施例において、中継UEは発見メッセージ、接続確立要求メッセージ又は接続確立応答メッセージに遠隔UE2との間のRSRP測定値を運んで、遠隔UE1は運ばれたRSRP測定値が最大の中継UEを選択することができる。
【0116】
実施例において、中継UE選択基準情報はUuインタフェース上の現在のトラフィック優先度が最高優先度であることである。実施例において、中継UEは発見メッセージ、接続確立要求メッセージ、接続確立応答メッセージにUuインタフェースの現在のトラフィック最高優先度指示を運んで、遠隔UEは周囲の中継UEの発見メッセージ、接続確立要求メッセージ、接続確立応答メッセージにおける最高優先度指示を読み取って、最大の優先度指示に対応する中継UE(優先度指示数値が大きいほど、この中継UEのUuインタフェースのトラフィック優先度が低いことを表す)を選択する。
【0117】
実施例において、中継UE選択基準情報はPC5インタフェース上の現在のトラフィック優先度が最高優先度であることである場合。実施例において、中継UEは発見メッセージ、接続確立要求、メッセージ又は接続確立応答メッセージにPC5インタフェースの現在のトラフィック最高優先度指示(例えば、この優先度指示はPQI、5QI、優先度であってもよい)を運んで、遠隔UEは周囲の中継UEの発見メッセージ、接続確立要求、メッセージ又は接続確立応答メッセージにおける最高優先度指示(例えば、この優先度指示はPQI、5QI、優先度であってもよい)を読み取って、最大の優先度指示に対応する中継UE(優先度指示数値が大きいほど、この中継UEのPC5インタフェースのトラフィック優先度が低いことを表す)を選択する。
【0118】
実施例において、中継UE選択基準情報はSCI情報におけるゾーンアドレス指示情報である。実施例において、遠隔UEは周囲の中継UEが発見メッセージ、接続確立要求メッセージ又は接続確立応答メッセージを送信する時に運ばれたSCIを読み取って、SCIから中継UEが存在するzone IDの指示情報を読み取り、遠隔UEは自身から最も近い中継UEを優先的に選択する。
【0119】
実施例において、中継UE選択基準情報はリソーススケジューリングモードがプロビジョニングモードであることである場合。実施例において、中継UEは発見メッセージ又は接続確立要求メッセージ又は接続確立応答メッセージに自身のリソーススケジューリングモードを運んで、遠隔UEは中継UEの発見メッセージを読み取った後、自身のリソーススケジューリングモードによりモード1又はモード2の中継UEを優先的に選択する。
【0120】
実施例において、中継UE選択基準情報はUu RAT指示情報、NCGI情報又は中継優先度指示情報である場合。実施例において、中継UEは発見メッセージ又は発見付加メッセージ、接続確立要求メッセージ又は接続要求応答メッセージにUu RAT指示(例えば、LTE、NR、MR-DC指示、DCタイプ(例えば、ENDC、NEDC又はNGENDC))を運んで、UEは自身の能力に応じて適合な中継UE、NCGI(中継UEの現在のサービングセル識別子)、中継として適合である優先程度(例えば、優先度高いほど、1つのより優れた中継を表し、例えば、その自身の電力量が十分であり、Uuインタフェースのトラフィックが少ないか又はUuインタフェースに高優先度のトラフィックがないなど)を指示する中継優先度指示を選択する。
【0121】
一実現形態において、遠隔UEは中継UE1を選択して既に一定の時間のUE to Network中継トラフィックを展開した場合に、いくつかの条件で中継UE1は既に遠隔UEを続いて支援して中継トラフィックの転送を行うことに適しないことになった時に、遠隔UEは中継UEの再選択を行う必要がある。実施例において、現在通信中である現在の第1通信ノードの第2現在パラメータ値を検出することと、第2現在パラメータ値に応じて、現在の第1通信ノードを再選択することと、を含む、再選択方法を提出する。
【0122】
一実施例において、中継UEが基地局にアクセスされる場合に、第2現在パラメータ値は、少なくとも、Uuインタフェース上のRSRP測定値がUuインタフェース上のRSRP閾値より小さいこと、現在の電力量が予め設定された電力量閾値より小さいこと、第1通信ノードと第3通信ノードとの間のPC5インタフェース上のRSRP測定値がPC5インタフェース上のRSRP閾値より小さいこと、Uuインタフェース上のトラフィック優先度がUuインタフェース上のトラフィック優先度閾値より大きいこと、PC5インタフェース上のトラフィック優先度がPC5インタフェース上のトラフィック優先度閾値より大きいこと、のうちの1つを含む。つまり、中継UEは以下条件の少なくとも1つにより、遠隔UEが中継UE再選択要求を能動的に発信し、対応する原因値を運ぶことができる。Uuインタフェース上のRSRP測定値が悪くなり、既に基地局に設定されたRSRP閾値より小さい場合、中継UEの現在の電力量が低く過ぎ、節電のニーズがある場合、遠隔UEと中継UE1との間のPC5インタフェース上のRSRP測定値が悪くなること、中継UE1が高優先度Uuインタフェース上のデータを送信するニーズがあり(例えば、この優先度指示はPQI、5QI、優先度であってもよい)、このUuインタフェース上のトラフィック優先度が既にその前に基地局に設定されたUuインタフェース上のトラフィック優先度閾値を超えたこと、中継UE1は高優先度PC5インタフェース上のデータを送信するニーズがあり(例えば、この優先度指示はPQI、5QI、優先度であってもよい)、このPC5インタフェース上のトラフィック優先度は既にその前に基地局に設定されたPC5インタフェース上のトラフィック優先度閾値を超えたこととの条件である。
【0123】
一実施例において、遠隔UE自身により中継UEの再選択を発信してもよい。実施例において、遠隔UEはその前に中継UE1とPC5-S・無線リソース制御(Radio Resource Control、RRC)接続を確立した時に、周囲の他の中継UEが送信する発見メッセージ、接続確立要求メッセージ又は、接続確立応答メッセージを持続的に監視し、いくつかの条件により周囲の他の中継UEが現在の中継UE1よりもそのために中継UEとしてより適合であるか否かを判断する。実施例において、第3通信ノードに適用される再選択方法は、現在通信中の第1通信ノード以外の他の第1通信ノードが送信する発見メッセージ、接続確立要求メッセージ又は接続確立応答メッセージを検出することと、発見メッセージ、接続確立要求メッセージ又は接続確立応答メッセージに運ばれた第1予め設定されたメッセージに応じて、第1通信ノードを再選択することと、をさらに含む。
【0124】
一実施例において、第1通信ノードがネットワークをアクセスされる場合に、第1予め設定されたメッセージは、少なくとも、Uuインタフェース上のトラフィック優先度が現在通信中の第1通信ノードのトラフィック優先度より小さいこと、PC5インタフェース上のトラフィック優先度が現在通信中の第1通信ノードのトラフィック優先度より小さいこと、RSRP測定値が現在通信中の第1通信ノードの間のRSRP測定値より大きいこと、SCIメッセージにおけるzone ID情報は距離が最も近いノードに指示されること、リソーススケジューリングモードは優先モードであること、Uu RAT指示情報、NCGI情報、中継優先度指示情報、のうちの1つを含む。
【0125】
実施例において、発見メッセージに現在の中継UEの最高優先度のUu口トラフィックの優先度指示を運んで、遠隔UEはこの優先度指示を利用して中継UE1のUu口トラフィック優先度に比較し、他の中継UEのUu口トラフィック優先度が中継UE1のトラフィック優先度より低ければ、遠隔UEは対応する他の中継UEを再選択することができる。
【0126】
実施例において、発見メッセージに現在の中継UE最高優先度のPC5インタフェーストラフィックの優先度指示を運んで、遠隔UEはこの優先度指示を利用して中継UE1のPC5インタフェーストラフィック優先度に比較し、他の中継UEのPC5インタフェーストラフィック優先度が中継UE1のトラフィック優先度より低ければ、遠隔UEは対応する他の中継UEを再選択することができる。
【0127】
実施例において、遠隔UEが測定した他の中継UEが送信する発見メッセージ、接続確立要求メッセージ又は接続確立応答メッセージのRSRP測定値が遠隔UEと対応する中継UE1との間のRSRP測定値より高ければ、遠隔UEは対応する他の中継UEを再選択することができる。
【0128】
実施例において、遠隔UEは他の中継UEが送信する発見メッセージ、接続確立要求メッセージ又は接続確立応答メッセージに対応するSCIにおけるzone ID情報を読み取り、他の中継UEと遠隔UEとの間の距離を判断し、他の中継UEが遠隔UEからより近ければ、遠隔UEは最も近い他の中継UEを再選択することができる。
【0129】
実施例において、発見メッセージ、接続確立要求メッセージ又は接続確立応答メッセージに中継UEのリソーススケジューリングモード情報を運んでもよく、基地局は遠隔UEに優先モードを設定し、遠隔UEは優先モードに設定された中継UEを改めて選択することができる。
【0130】
実施例において、中継UEは発見メッセージ、発見付加メッセージ、接続確立要求メッセージ又は接続確立応答メッセージにUu RAT指示(例えば、LTE、NR、MR-DC指示、DCタイプ--ENDC・NEDC・NGENDC)を運んで、UEは自身の能力に応じて適合な中継UE、NCGI(中継UEの現在のサービングセル識別子)、中継として適合である優先程度(例えば優先度が高いほど、1つのより優れた中継を表し、例えば、その自身の電力量が十分である・Uuインタフェースのトラフィックが少ない・Uuインタフェースに高優先度のトラフィックがないなど)を指示する中継優先度指示を選択する。
【0131】
一実現形態において、遠隔UE1が中継UE1を選択して中継UE1が既に遠隔UE2に接続され且つ既にUE to UE中継トラフィックを展開した場合に、いくつかの条件で中継UE1は既に遠隔UE1を続いて支援して中継トラフィックを展開することに適しないことになった時に、遠隔UE1は中継UEの再選択を行う必要がある。実施例において、現在通信中である現在の第1通信ノードの第2現在パラメータ値を検出することと、第2現在パラメータ値に応じて、現在の第1通信ノードを再選択することと、を含む、再選択方法を提出する。
【0132】
一実施例において、第1通信ノードがUEにアクセスされる場合に、第2現在パラメータ値は、少なくとも、Uuインタフェース上のRSRP測定値がUuインタフェース上のRSRP閾値より小さいこと、現在の電力量が予め設定された電力量閾値より小さいこと、第1通信ノードと第3通信ノードとの間のPC5インタフェース上のRSRP測定値がPC5インタフェース上のRSRP閾値より小さいこと、Uuインタフェース上のトラフィック優先度がUuインタフェース上のトラフィック優先度閾値より大きいこと、PC5インタフェース上のトラフィック優先度がPC5インタフェース上のトラフィック優先度閾値より大きいこと、第1通信ノードと対向端の第3通信ノードとの間のRSRP測定値がPC5インタフェース上のRSRP閾値より小さいこと、Uu RAT指示情報、NCGI情報、中継優先度指示情報、のうちの1つを含む。つまり、中継UEは以下条件の少なくとも1つにより、遠隔UEが中継UE再選択要求又はPC5-RRCリンク解放メッセージを能動的に発信し、対応する原因値を運ぶ。
【0133】
Uuインタフェース上のRSRP測定値が悪くなり、既に基地局に設定されたRSRP閾値より小さい場合、中継UEの現在の電力量が低く過ぎ、節電のニーズがある場合、遠隔UEと中継UE1との間のPC5インタフェース上のRSRP測定値が悪くなること、中継UE1は高優先度Uuインタフェース上のデータを送信するニーズがあり、このUuインタフェース上のトラフィック優先度は既にその前に基地局に設定されたUuインタフェース上のトラフィック優先度閾値を超えたこと、中継UE1は高優先度PC5インタフェース上のデータを送信するニーズがあり、このPC5インタフェース上のトラフィック優先度は既にその前に基地局に設定されたPC5インタフェース上のトラフィック優先度閾値を超えたこと、中継UE1と遠隔UE2との間のRSRP測定値が悪くなり、既に基地局に設定されたRSRP閾値より小さい場合、中継UEは発見メッセージ、発見付加メッセージ、接続確立要求メッセージ又は接続確立応答メッセージにUu RAT指示(例えば、LTE、NR、MR-DC指示、DCタイプ--ENDC・NEDC・NGENDC)を運んで、UEは自身の能力に応じて適合な中継UE、NCGI(中継UEの現在のサービングセル識別子)、中継として適合である優先程度(例えば、優先度が高いほど、1つのより優れた中継を表し、例えば、その自身の電力量が十分である・Uuインタフェースのトラフィックが少ない・Uuインタフェースに高優先度のトラフィックがないなど)を指示する中継優先度指示を選択すること、実施例において、中継UEは発見メッセージ、発見付加メッセージ、接続確立要求メッセージ又は接続確立応答メッセージに中継UE自身のキャリアアグリゲーション設定、及び/又はバンド組み合わせの能力を運ぶことである。
【0134】
一実施例において、遠隔UE自身により中継UEの再選択を発信してもよい。実施例において、遠隔UEはその前に中継UE1とPC5-RRC接続を確立した時に周囲の他の中継UEが送信する発見メッセージを持続的に監視し、いくつかの条件により周囲の他の中継UEが現在の中継UE1よりもそのために中継UEとしてより適合であるか否かを判断する。実施例において、第3通信ノードに適用される再選択方法は、現在通信中の第1通信ノード以外の他の第1通信ノードが送信する発見メッセージ、接続確立要求メッセージ又は接続確立応答メッセージを検出することと、発見メッセージ、接続確立要求メッセージ又は接続確立応答メッセージに運ばれた第1予め設定されたメッセージに応じて、第1通信ノードを再選択することと、をさらに含む。
【0135】
一実施例において、第1通信ノードがUEにアクセスされる場合に、第1予め設定されたメッセージは、少なくとも、Uuインタフェース上のトラフィック優先度が現在通信中の第1通信ノードのトラフィック優先度より小さいこと、PC5インタフェース上のトラフィック優先度が現在通信中の第1通信ノードのトラフィック優先度より小さいこと、RSRP測定値が現在通信中の第1通信ノードの間のRSRP測定値より大きいこと、SCIメッセージにおけるzone ID情報は距離が最も近いノードに指示されること、リソーススケジューリングモードは優先モードであること、Uu RAT指示情報、NCGI情報、中継優先度指示情報、のうちの1つを含む。
【0136】
実施例において、発見メッセージに現在の中継UE最高優先度のUu口トラフィックの優先度指示を運んだと、遠隔UEはこの優先度指示を利用して中継UE1のUu口トラフィック優先度に比較し、他の中継UEのUu口トラフィック優先度が中継UE1のトラフィック優先度より低ければ、遠隔UEは対応する他の中継UEを再選択することができる。
【0137】
実施例において、発見メッセージに現在の中継UE最高優先度のPC5インタフェーストラフィックの優先度指示を運んだと、遠隔UEはこの優先度指示を利用して中継UE1のPC5インタフェーストラフィック優先度に比較し、他の中継UEのPC5インタフェーストラフィック優先度が中継UE1のトラフィック優先度より低ければ、遠隔UEは対応する他の中継UEを再選択することができる。
【0138】
実施例において、遠隔UEが測定した他の中継UEが送信する発見メッセージのRSRP測定値が遠隔UEと対応する中継UE1との間のRSRP測定値より高ければ、遠隔UEは対応する他の中継UEを再選択することができる。
【0139】
実施例において、遠隔UEは他の中継UEが送信する発見メッセージに対応するSCIにおけるzone ID情報を読み取り、他の中継UEと遠隔UEとの間の距離を判断することができ、他の中継UEは遠隔UEからより近ければ、遠隔UEは最も近い他の中継UEを再選択することができる。
【0140】
実施例において、発見メッセージで中継UEのリソーススケジューリングモード情報を運んで、基地局は遠隔UEに優先モードを設定して、遠隔UEは優先モードに設定された中継UEを改めて選択してもよい。
【0141】
実施例において、中継UEは発見メッセージ、発見付加メッセージ、接続確立要求メッセージ又は接続確立応答メッセージでUu RAT指示(例えば、LTE、NR、MR-DC指示、DCタイプ--ENDC・NEDC・NGENDC)を運んで、UEは自身の能力に応じて適合な中継UE、NCGI(中継UEの現在のサービングセル識別子)、中継として適合である優先程度(例えば、優先度が高いほど、1つのより優れた中継を表し、例えば、その自身の電力量が十分である・Uuインタフェースのトラフィックが少ない・Uuインタフェースに高優先度のトラフィックがないなど)を指示する中継優先度指示を選択し、実施例において、中継UEは発見メッセージ又は発見付加メッセージ、接続確立要求メッセージ、接続確立応答メッセージに中継UE自身のキャリアアグリゲーション設定、及び/又はバンド組み合わせの能力を運ぶ。
【0142】
一実現形態において、中継UE1と遠隔UE2との間のリンク品質が悪くなる場合に、この時、遠隔UE1は現在既に遠隔UE2とUE-to-UE中継のトラフィックを行うことに適しないように認められることができる。従って、遠隔UE1は中継UE1に遠隔UE解放要求を送信し、中継UE1が遠隔UE2との間のユニキャストリンクを解放するように指示すべきであるが、遠隔UE1はこの時にまだ送信しないデータがある。従って、中継UE1は遠隔UE reselectionを実行し、1つの現在の中継トラフィックに注目する遠隔UE2’を探し、この間に遠隔UE1はそのまま待機状態にあるべきであるが、遠隔UE1の待機時間が長すぎるか又は中継UE1の周囲に既に現在の中継トラフィックに注目する遠隔UE2’がないことにより遠隔UE1が長すぎる待機時間をかかることを避けるために、遠隔UE1は中継UE1に1つの遠隔UE再選択タイマを設定することができ、遠隔UE1は中継UE1が遠隔UE2との間のユニキャスト接続を解放するように指示する時に、再選択タイマが起動し、再選択タイマがタイムアウトした後に中継UE1はまだ適合な遠隔UE2’を見つけない時に、遠隔UE1は中継UEの再選択を行うことを考慮することができる。
【0143】
一実現形態において、中継UE1と遠隔UE2との間のリンク品質が悪くなる場合に、遠隔UE2により中継UEの再選択をトリガする。実施例において、中継UE1と遠隔UE2との間のリンク品質が悪くなり、遠隔UE2は中継UE1との間のユニキャストリンクを能動的に解放し、この時、周囲の他の中継UEはいずれも遠隔UE1の情報を運ぶ発見メッセージ又はdirect communication requestメッセージを送信し始め、相応的に、遠隔UE2は異なる中継UEが送信する発見メッセージに応じてRSRP測定を行い、RSRP測定値が最も良い中継UEを再選択された新たな中継UEとして選択する。
【0144】
一実現形態において、UEに適用される伝送方法であって、サイドリンクセキュリティ構成情報を受信することと、サイドリンクセキュリティ構成情報によりサイドリンク通信伝送を行うこととを含む、伝送方法。
【0145】
一実施例において、サイドリンクセキュリティ構成情報は、少なくとも、暗号指示、インテグリティ保護指示のうちの1つを含む。
【0146】
一実施例において、サイドリンクセキュリティ構成情報の設定粒度は、特定通信目標にサイドリンクセキュリティ構成情報を設定することと、各サイドリンクベアラにサイドリンクセキュリティ構成情報を設定することと、のうちの1つを含む。
【0147】
一実施例において、サイドリンクセキュリティ構成情報を受信することは、少なくとも、
基地局がRRC専有シグナリング又はシステムメッセージにより送信するサイドリンクセキュリティ構成情報を受信することと、予め設定された情報におけるサイドリンクセキュリティ構成情報を受信することと、のうちの1つを含む。
【0148】
一実施例において、サイドリンクセキュリティ構成情報によりサイドリンク通信伝送を行う前に、PC5RRCメッセージに応じて、サイドリンクセキュリティ構成情報を目標UEに送信することをさらに含む。
【0149】
一実施例において、サイドリンクユニキャスト通信は、Sidelink(SL)シグナリング及びデータに対して暗号化及びインテグリティ保護伝送を行うことをサポートする。
【0150】
一実施例において、カバー内のUEに対して、基地局はRRC専有シグナリング又はシステムメッセージに応じて、サイドリンクセキュリティ構成情報を設定し、サイドリンクユニキャスト通信が暗号化及び/又はインテグリティ保護伝送を行うか否かを指示する。
【0151】
一実施例において、カバー外のUEに対して、予め設定された情報にサイドリンクセキュリティ構成情報を設定し、サイドリンクユニキャスト通信が暗号化及び/又はインテグリティ保護伝送を行うか否かを指示する。
【0152】
一実現形態において、UEはsidelinkセキュリティ構成情報を受信し、UEはsidelinkセキュリティ構成情報によりsidelink通信伝送を行う。
【0153】
一実施例において、sidelinkセキュリティ構成情報は、暗号指示、インテグリティ保護指示のうちの少なくとも1つを含む。
【0154】
一実施例において、sidelinkセキュリティ構成情報の設定粒度は、特定通信目標にsidelinkセキュリティ構成情報を設定することと、各sidelinkベアラにsidelinkセキュリティ構成情報を設定することと、のうちの1つを含む。
【0155】
一実施例において、UEはsidelinkセキュリティ構成情報を受信することは、
UEは基地局がRRC専有シグナリング又はシステムメッセージにより送信するsidelinkセキュリティ構成情報を受信することと、UEは予め設定された情報におけるsidelinkセキュリティ構成情報を受信することと、のうちの少なくとも1つを含む。
【0156】
一実施例において、UEはsidelinkセキュリティ構成情報によりsidelink通信伝送を行う前に、
UEはPC5RRCメッセージに応じて、sidelinkセキュリティ構成情報を目標UEに送信することをさらに含む。
【0157】
一実施例において、Sidelinkユニキャスト通信はSLシグナリング及びデータに対して暗号化及びインテグリティ保護伝送を行うことをサポートする。
【0158】
一実施例において、カバー内のUEに対して、基地局はRRC専有シグナリング又はシステムメッセージに応じて、sidelinkセキュリティ構成情報を設定し、sidelinkユニキャスト通信が暗号化及び又はインテグリティ保護伝送を行うか否かを指示することができる。
【0159】
一実施例において、カバー外のUEに対して、予め設定された情報にsidelinkセキュリティ構成情報を設定し、sidelinkユニキャスト通信が暗号化及び又はインテグリティ保護伝送を行うか否かを指示することができる。
【0160】
一実施例において、sidelinkセキュリティ構成情報は、暗号指示、インテグリティ保護指示のうちの少なくとも1つを含む。
【0161】
一実施例において、sidelinkセキュリティ構成情報は特定通信目標に対して設定することであってもよく、即ち、sidelinkセキュリティ構成情報はこの特定通信目標又は特定ユニキャスト通信リンクに対するすべてのsidelinkベアラデータ伝送に適合されるか、又は、sidelinkセキュリティ構成情報は各sidelinkベアラに対して設定することであってもよく、即ち、sidelinkセキュリティ構成情報がsidelinkベアラ構成情報に運ばれ、現在のsidelinkベアラデータ伝送時に暗号化及び又はインテグリティ保護伝送を行うか否かを指示する。
【0162】
一実施例において、UEはsidelinkセキュリティ構成情報によりsidelink通信伝送を行い、sidelinkセキュリティ構成情報には特定通信目標又は特定sidelinkベアラに対して暗号化及び又はインテグリティ保護伝送を行うことを指示すれば、UEは特定通信目標のすべてのsidelinkベアラデータ伝送に対し、又は特定sidelinkベアラデータ伝送に対して暗号化及び又はインテグリティ保護伝送を行う。
【0163】
一実施例において、sidelinkユニキャスト通信を行おうとする2つのUEに対して、UEはPC5RRCシグナリングによりsidelinkセキュリティ構成情報を目標UEに送信することにより、目標UEが相応的に復号及び/又はインテグリティ保護認証を行って、データを正確的に受信することができるようにする。実施例において、UEは目標UEが送信するPC5RRC応答メッセージを受信する。
【0164】
一実現形態において、本実施例は、サイドリンクチャネル状態情報(Channel State Information、CSI)報告の優先度情報を取得することと、優先度情報によりサイドリンク報告の優先度を確定することとを含む、優先度確定方法を提供する。
【0165】
一実施例において、サイドリンクCSI報告の優先度情報は、タイムアウトしないサイドリンクCSI報告の優先度情報と、タイムアウトしたサイドリンクCSI報告の優先度情報とを含む。
【0166】
一実施例において、サイドリンクCSI報告の優先度情報を取得することは、サイドリンクCSI reportの優先度情報を予め設定された方式により取得するか又はネットワーク側により受信することを含む。
【0167】
一実施例において、サイドリンクCSI報告の優先度情報は、タイムアウトしないサイドリンクCSI報告の優先度値と、タイムアウトしたサイドリンクCSI報告の優先度値とを含む。
【0168】
一実施例において、サイドリンクCSI報告の優先度情報は、タイムアウトしたサイドリンクCSI報告の優先度が最も低いことと、又はタイムアウトしたサイドリンクCSI報告の優先度論理チャネルとを含む。
【0169】
実施例において、優先度を確定する過程は、ステップ1~ステップ2を含む。
【0170】
ステップ1はUEがsidelink CSI reportの優先度情報を取得することであり、ステップ2はUEがsidelink CSI reportの優先度を確定することである。
【0171】
実施例において、sidelink CSI reportの優先度情報は、タイムアウトしないsidelink CSI reportの優先度情報と、タイムアウトしたsidelink CSI reportの優先度情報とを含む。
【0172】
実施例において、UEがsidelink CSI reportの優先度情報を取得することは、sidelink CSI reportの優先度情報をUEが予め設定された方式により取得するか又はネットワーク側により受信することを含む。
【0173】
実施例において、sidelink CSI reportの優先度情報は、タイムアウトしないsidelink CSI reportの優先度値又はタイムアウトしたsidelink CSI reportの優先度情報値を含む。
【0174】
実施例において、sidelink CSI reportの優先度情報は、タイムアウトしたsidelink CSI reportの優先度が最も低いこと、又はタイムアウトしたsidelink CSI reportの優先度論理チャネルを含む。
【0175】
実施例において、UEがsidelink CSI reportの優先度を確定した後に、媒体アクセス制御(Medium Access Control、MAC)エンティティが組み立てられる過程において、タイムアウトしたsidelink CSI reportの優先度が最も低い。
【0176】
一実現形態において、モード2(mode2)UEがリソースプールの初期的な選択を行う場合に、各UEの上位に設定されるリソースプールに対して、このリソースプールの現在の測定CBR値がUEのすべての送信されるデータがある論理チャネルにおける最高優先度の論理チャネルに対応するCBR再選択閾値より小さく、且つ送信されるデータがある論理チャネルにおける最高優先度の論理チャネルはイネーブルハイブリッド自動再送要求(Hybrid Automatic Repeat reQuest、HARQ)にフィードバックされたものであり且つこのリソースプールに物理サイドリンクフィードバックチャネル(Physical Sidelink Feedback Channel、PSFCH)リソースが設定されれば、UEはこのリソースプールを選択可能な候補リソースプールとすることができる。
【0177】
mode2UEがリソースプールの再選択を行う場合に、UEがリソースの再選択をトリガし、且つリソースの再選択のトリガ条件はUEの組立のMACプロトコルデータユニット(Protocol Data Unit、PDU)がイネーブルHARQフィードバックを必要とするためではないが、現在使用されるリソースプールにフィードバックリソースが設定されなく、且つ現在使用されるリソースプールCBR測定値がUEのすべての送信されるデータがある論理チャネルにおける最高優先度論理チャネルに対応するCBRキャンプ閾値より小さければ、UEは現在のリソースプールを続いて使用することができる。
【0178】
そうでなければ、現在使用されるリソースプールCBR測定値がUEのすべての送信されるデータがある論理チャネルにおける最高優先度論理チャネルに対応するCBRキャンプ閾値より大きいものであれば、各UEの上位に設定されるリソースプールに対して、現在のリソースプールCBR測定値がUEのすべての送信されるデータがある論理チャネルにおける最高優先度論理チャネルに対応するCBRキャンプ閾値より小さいものであれば、UEはこのリソースプールを選択可能な候補リソースプールとすることができる。
【0179】
そうでなければ、リソースの再選択のトリガ条件は、UEの組立のMAC PDUがイネーブルHARQフィードバックを必要とするが、現在使用されるリソースプールにフィードバックリソースが設定されないためであれば、各UEの上位に設定されるリソースプールに対して、現在のリソースプールCBR測定値がUEのすべての送信されるデータがある論理チャネルにおける最高優先度論理チャネルに対応するCBR再選択閾値より小さいものであれば、UEはこのリソースプールを選択可能な候補リソースプールとすることができる。
【0180】
UEに複数の候補リソースプールがある場合に、UEはそれからCBR測定値が最も低いリソースプールを選択して使用する。
【0181】
一実施例において、
図5は本願実施例に係る起動装置の構成ブロック図である。本実施例が第1通信ノードに適用される。
図5に示すように、本実施例における起動装置は、受信器410及び起動器420を含む。
【0182】
受信器410は、第2通信ノードから送信された中継機能構成情報を受信するように構成され、起動器420は、中継機能構成情報と第1現在パラメータ値との比較結果に応じて、対応する中継トラフィック伝送機能を起動させ、第1現在パラメータ値に現在の測定値及び現在のトラフィック優先度が含まれるように構成される。
【0183】
本実施例に係る起動装置は
図2に示す実施例の起動方法を実現するように構成され、本実施例に係る起動装置の実現原理及び技術効果は類似するので、ここでは、説明を省略する。
【0184】
一実施例において、中継機能構成情報は、ユーザ機器UEからネットワークへの中継機能構成情報、UEからUEへの中継機能構成情報、のうちの情報の少なくとも1つを含む。
【0185】
一実施例において、第1通信ノードのアイドル状態又は非アクティブ状態でセル選択を行う場合に、中継機能をサポートする第2通信ノードを選択する。
【0186】
一実施例において、第1通信ノードは、
第2通信ノードの現在のカバレッジ内に、UEからネットワークへの中継機能に関連する構成情報を受信し、構成情報が車両インターネットV2XのシステムインフォメーションブロックSIBメッセージ又は独立したSIBメッセージに含まれる方式と、第2通信ノードの現在のカバレッジ内に、SIB1、SIB2又はSIB4で指示された、現在のサービングセルがUEからネットワークへの中継機能をサポートするという指示情報を受信する方式と、第2通信ノードの現在のカバレッジ内に、UEからネットワークへの中継機能に専用される物理ランダムアクセスPRACHリソースを受信する方式と、第2通信ノードの現在のカバレッジ内に、UEからネットワークへの中継機能に専用されるアクセスカテゴリ及びアクセス識別子を受信する方式と、のうちの少なくとも1つにより第2通信ノードがUEからネットワークへの中継機能をサポートするか否かを判断する。
【0187】
一実施例において、U2Nの中継機能構成情報の含まれる位置は、V2XのSIBメッセージ、UEからUE(U2U)、独立したSIBメッセージのうちの1つを含む。
【0188】
一実施例において、第1通信ノードは、
現在の第2通信ノードのカバレッジ内に、UEからUEへの中継機能に関連する構成情報を受信し、構成情報がV2XのSIBメッセージ又はUEからネットワーク中継へのSIBメッセージ又は独立したSIBメッセージに含まれる方式と、現在の第2通信ノードのカバレッジ内に、SIB1、SIB2又はSIB4で指示された、現在のサービングセルがUEからUEへの中継機能をサポートするという指示情報を受信する方式と、現在の第2通信ノードのカバレッジ内に、UEからUEへの中継機能に専用される物理ランダムアクセスPRACHリソースを受信する方式と、現在の第2通信ノードのカバレッジ内に、UEからUEへの中継機能に専用されるアクセスカテゴリ及びアクセス識別子を受信する方式と、のうちの少なくとも1つにより第2通信ノードがUEからUEへの中継機能をサポートするか否かを判断する。
【0189】
一実施例において、U2Uの中継機能構成情報の含まれる位置は、V2XのSIBメッセージ、U2N、独立したSIBメッセージのうちの1つを含む。
【0190】
一実施例において、第1通信ノードに適用される起動装置は、中継機能構成情報の含まれる位置に応じて対応する中継機能をサポートする周波数点を選択するように構成される選択器をさらに含む。
【0191】
一実施例において、中継機能構成情報はUEからネットワークへの中継機能構成情報である場合に、中継機能構成情報の記憶位置に応じて対応する中継機能をサポートする周波数点を選択することは、
UEからネットワークへの中継機能構成情報が独立したSIBメッセージにある場合に、UEからネットワークへの中継機能をサポートする周波数点を優先的に選択することと、UEからネットワークへの中継機能構成情報がV2XのSIBメッセージにある場合に、UEからネットワークへの中継機能をサポートし、且つNR V2Xをサポートする周波数点を優先的に選択することと、のうちの1つを含む。
【0192】
一実施例において、中継機能構成情報はUEからUEへの中継機能構成情報である場合に、中継機能構成情報の含まれる位置に応じて対応する中継機能をサポートする周波数点を選択することは、
UEからUEへの中継機能構成情報が独立したSIBメッセージにある場合に、UEからUEへの中継機能をサポートする周波数点を優先的に選択することと、UEからUEへの中継機能構成情報がV2XのSIBメッセージにある場合に、UEからUEへの中継機能をサポートし、且つNR V2Xをサポートする周波数点を優先的に選択することと、UEからUEへの中継機能構成情報がUEからネットワーク中継へのSIBメッセージにある場合に、UEからUEへの中継機能をサポートし、且つUEからネットワークへの中継機能をサポートする周波数点を優先的に選択することと、UEからUEへの中継機能構成情報がUEからネットワーク中継へのSIBメッセージ及びV2XのSIBメッセージにある場合に、UEからUEへの中継機能をサポートし、UEからネットワークへの中継機能をサポートし、且つNR V2Xをサポートする周波数点を優先的に選択することと、のうちの1つを含む。
【0193】
一実施例において、UEからネットワークへの中継機能構成情報は、少なくとも、
第1通信ノードと第2通信ノードとの間のインタフェースであるUuインタフェース上の参照信号受信電力RSRP閾値、サイドリンクインタフェース(PC5インタフェース)上のRSRP閾値、Uuインタフェース上のトラフィック優先度閾値、PC5インタフェース上のトラフィック優先度閾値、リソースプール空き程度閾値、絶対速度閾値、のうちの1つを含む。
【0194】
一実施例において、中継機能構成情報と第1現在パラメータ値との比較結果に応じて、対応する中継機能を起動させることは、少なくとも、
Uuインタフェース上のRSRP測定値は最大閾値からヒステリシス値を減算した値以下、及び/又は、最小閾値にヒステリシス値を加算した値以上である場合に、UEからネットワークへの中継機能を起動させることと、PC5インタフェース上のRSRP測定値は最大閾値以下、且つ最小閾値以上である場合に、UEからネットワークへの中継機能を起動させることと、Uuインタフェース上のすべてのトラフィック優先度数値がトラフィック優先度閾値より大きいか又は小さい場合に、UEからネットワークへの中継機能を起動させることと、PC5インタフェース上のすべての非中継トラフィック優先度数値がトラフィック優先度閾値より大きいか又は小さい場合に、UEからネットワークへの中継機能を起動させることと、リソースプール空き程度測定値がリソースプール空き程度閾値より低いか又は高い場合に、UEからネットワークへの中継機能を起動させることと、第1通信ノードの走行速度が絶対速度閾値より小さいか又は大きい場合に、UEからネットワークへの中継機能を起動させることと、のうちの1つを含む。
【0195】
一実施例において、UEからUEへの中継機能構成情報は、少なくとも、
Uuインタフェース上のRSRP閾値、PC5インタフェース上のRSRP閾値、Uuインタフェース上のトラフィック優先度閾値、PC5インタフェース上のトラフィック優先度閾値、リソースプール空き程度閾値、絶対速度閾値、のうちの1つを含む。
【0196】
一実施例において、中継機能構成情報と第1現在パラメータ値との比較結果に応じて、対応する中継機能を起動させることは、少なくとも、
Uuインタフェース上のRSRP測定値は最大閾値からヒステリシス値を減算した値以下、及び/又は、最小閾値にヒステリシス値を加算した値以上場合に、UEからUEへの中継機能を起動させることと、PC5インタフェース上のRSRP測定値は最大閾値以下、且つ最小閾値以上である場合に、UEからUEへの中継機能を起動させることと、Uuインタフェース上のすべてのトラフィック優先度数値がトラフィック優先度閾値より大きい場合に、UEからUEへの中継機能を起動させることと、PC5インタフェース上のすべての非中継トラフィック優先度数値がトラフィック優先度閾値より大きい場合に、UEからUEへの中継機能を起動させることと、リソースプール空き程度測定値がリソースプール空き程度閾値より低い場合に、UEからUEへの中継機能を起動させることと、第1通信ノードの走行速度が絶対速度閾値より小さい場合に、UEからUEへの中継機能を起動させることと、のうちの1つを含む。
【0197】
一実施例において、第1通信ノードは予め設定又は第2通信ノードにより設定された中継UE選択基準情報を満たす。
【0198】
一実施例において、第1通信ノードに適用される起動装置は、発見メッセージ又は直接通信要求メッセージにより、第3通信ノードに中継UE選択基準情報を報知するように構成される報知器をさらに含む。
【0199】
一実施例において、第1通信ノードがUEからネットワークへの中継機能をサポートする場合に、中継UE選択基準情報は、PC5インタフェース上のRSRP測定値がRSRP閾値より大きいこと、Uuインタフェース上の現在のトラフィック優先度は最高トラフィック優先度であること、PC5インタフェース上の現在のトラフィック優先度は最高優先度であること、SCI情報におけるゾーンアドレス指示情報、リソーススケジューリングモードはプロビジョニングモードであること、Uu無線アクセス技術(RAT)指示情報、現在のサービングセル識別子(NCGI)情報、中継優先度指示情報、のうちの1つを含む。
【0200】
一実施例において、第1通信ノードがUEからUEへの中継機能をサポートする場合に、中継UE選択基準情報は、PC5インタフェース上のRSRP測定値がRSRP閾値より大きいこと、第1通信ノードと第3通信ノードとの間のRSRP測定値は最大であること、Uuインタフェース上の現在のトラフィック優先度は最高優先度であること、PC5インタフェース上の現在のトラフィック優先度は最高優先度であること、SCI情報におけるゾーンアドレス指示情報、リソーススケジューリングモードはプロビジョニングモードであること、Uu RAT指示情報、NCGI情報、中継優先度指示情報、のうちの1つを含む。
【0201】
一実施例において、
図6は本願実施例に係るもう1つの起動装置の構成ブロック図である。本実施例が第2通信ノードに適用される。
図6に示すように、本実施例における起動装置は、第1設定モジュール510及び送信器520を含む。
【0202】
第1設定モジュール510は、第1通信ノードのための中継機能構成情報を設定するように構成され、送信器520は、中継機能構成情報を第1通信ノードに送信するように構成され、中継機能構成情報が、第1通信ノードによる中継トラフィック伝送機能の起動をトリガするために用いられる。
【0203】
本実施例に係る起動装置は
図3に示す実施例の起動方法を実現するように構成され、本実施例に係る起動装置の実現原理及び技術効果は類似するので、ここでは、説明を省略する。
【0204】
一実施例において、第2通信ノードに適用される起動装置は、第3通信ノードのための中継UE選択基準情報を設定するように構成される第2設定モジュールをさらに含む。
【0205】
一実施例において、中継機能構成情報は、ユーザ機器UEからネットワークへの中継機能構成情報、UEからUEへの中継機能構成情報のうちの少なくとも1つを含む。
【0206】
一実施例において、
第2通信ノードの現在のカバレッジ内に、UEからネットワークへの中継機能に関連する構成情報を受信し、構成情報がV2XのSIBメッセージ又は独立したSIBメッセージに含まれる方式と、第2通信ノードの現在のカバレッジ内に、SIB1、SIB2又はSIB4で指示された、現在のサービングセルがUEからネットワークへの中継機能をサポートするという指示情報を受信する方式と、第2通信ノードの現在のカバレッジ内に、UEからネットワークへの中継機能に専用されるPRACHリソースを受信する方式と、第2通信ノードの現在のカバレッジ内に、UEからネットワークへの中継機能に専用されるアクセスカテゴリ及びアクセス識別子を受信する方式と、のうちの少なくとも1つにより第2通信ノードがUEからネットワークへの中継機能をサポートするか否かを判断する。
【0207】
一実施例において、U2Nの中継機能構成情報の含まれる位置は、V2XのSIBメッセージ、UEからUE(U2U)、独立したSIBメッセージ、のうちの1つを含む。
【0208】
一実施例において、
現在の第2通信ノードのカバレッジ内に、UEからUEへの中継機能に関連する構成情報を受信し、構成情報がV2XのSIBメッセージ又はUEからネットワーク中継へのSIBメッセージ又は独立したSIBメッセージに含まれる方式と、現在の第2通信ノードのカバレッジ内に、SIB1、SIB2又はSIB4で指示された、現在のサービングセルがUEからUEへの中継機能をサポートするという指示情報を受信する方式と、現在の第2通信ノードのカバレッジ内に、UEからUEへの中継機能に専用されるPRACHリソースを受信する方式と、現在の第2通信ノードのカバレッジ内に、UEからUEへの中継機能に専用されるアクセスカテゴリ及びアクセス識別子を受信する方式と、のうちの少なくとも1つにより第2通信ノードがUEからUEへの中継機能をサポートするか否かを判断する。
【0209】
一実施例において、U2Uの中継機能構成情報の含まれる位置は、V2XのSIBメッセージ、U2N、独立したSIBメッセージ、のうちの1つを含む。
【0210】
一実施例において、UEからネットワークへの中継機能構成情報は、少なくとも、
第1通信ノードと第2通信ノードとの間のインタフェースであるUuインタフェース上の参照信号受信電力RSRP閾値、サイドリンクインタフェース(PC5インタフェース)上のRSRP閾値、Uuインタフェース上のトラフィック優先度閾値、PC5インタフェース上のトラフィック優先度閾値、リソースプール空き程度閾値、絶対速度閾値、のうちの1つを含む。
【0211】
一実施例において、UEからUEへの中継機能構成情報は、少なくとも、
Uuインタフェース上のRSRP閾値、PC5インタフェース上のRSRP閾値、Uuインタフェース上のトラフィック優先度閾値、PC5インタフェース上のトラフィック優先度閾値、リソースプール空き程度閾値、絶対速度閾値、のうちの1つを含む。
【0212】
一実施例において、第2通信ノードに適用される起動装置は、第1通信ノードに中継UE選択基準情報を設定するように構成される第3設定モジュールをさらに含む。
【0213】
一実施例において、第1通信ノードはUEからネットワークへの中継機能をサポートする場合に、中継UE選択基準情報は、PC5インタフェース上のRSRP測定値がRSRP閾値より大きいこと、Uuインタフェース上の現在のトラフィック優先度は最高トラフィック優先度であること、PC5インタフェース上の現在のトラフィック優先度は最高優先度であること、SCI情報におけるゾーンアドレス指示情報、リソーススケジューリングモードはプロビジョニングモードであること、Uu RAT指示情報、NCGI情報、中継優先度指示情報、のうちの1つを含む。
【0214】
一実施例において、第1通信ノードはUEからUEへの中継機能をサポートする場合に、中継UE選択基準情報は、PC5インタフェース上のRSRP測定値がRSRP閾値より大きいこと、第1通信ノードと第3通信ノードとの間のRSRP測定値は最大であること、Uuインタフェース上の現在のトラフィック優先度は最高優先度であること、PC5インタフェース上の現在のトラフィック優先度は最高優先度であること、SCI情報におけるゾーンアドレス指示情報、リソーススケジューリングモードはプロビジョニングモードであること、Uu RAT指示情報、NCGI情報、中継優先度指示情報、のうちの1つを含む。
【0215】
一実施例において、
図7は本願実施例に係る再選択装置の構成ブロック図である。本実施例が第3通信ノードに適用される。
図7に示すように、本実施例における再選択装置は、第1検出器610及び第1再選択器620を含む。
【0216】
第1検出器610は、現在通信中である現在の第1通信ノードの第2現在パラメータ値を検出するように構成され、第1再選択器620は、第2現在パラメータ値に応じて、現在の第1通信ノードを再選択するように構成される。
【0217】
本実施例に係る再選択装置は
図4に示す実施例の再選択方法を実現するように構成され、本実施例に係る再選択装置の実現原理及び技術効果は類似するので、ここでは、説明を省略する。
【0218】
一実施例において、第1通信ノードがネットワークをアクセスされる場合に、第2現在パラメータ値は、少なくとも、Uuインタフェース上のRSRP測定値がUuインタフェース上のRSRP閾値より小さいこと、現在の電力量が予め設定された電力量閾値より小さいこと、第1通信ノードと第3通信ノードとの間のPC5インタフェース上のRSRP測定値がPC5インタフェース上のRSRP閾値より小さいこと、Uuインタフェース上のトラフィック優先度がUuインタフェース上のトラフィック優先度閾値より大きいこと、PC5インタフェース上のトラフィック優先度がPC5インタフェース上のトラフィック優先度閾値より大きいこと、のうちの1つを含む。
【0219】
一実施例において、第1通信ノードがUEにアクセスされる場合に、第2現在パラメータ値は、少なくとも、Uuインタフェース上のRSRP測定値がUuインタフェース上のRSRP閾値より小さいこと、現在の電力量が予め設定された電力量閾値より小さいこと、第1通信ノードと第3通信ノードとの間のPC5インタフェース上のRSRP測定値がPC5インタフェース上のRSRP閾値より小さいこと、Uuインタフェース上のトラフィック優先度がUuインタフェース上のトラフィック優先度閾値より大きいこと、PC5インタフェース上のトラフィック優先度がPC5インタフェース上のトラフィック優先度閾値より大きいこと、第1通信ノードと対向端の第3通信ノードとの間のRSRP測定値がPC5インタフェース上のRSRP閾値より小さいこと、Uu RAT指示情報、NCGI情報、中継優先度指示情報、のうちの1つを含む。
【0220】
一実施例において、第3通信ノードに適用される再選択装置は、現在通信中の第1通信ノード以外の他の第1通信ノードが送信する発見メッセージ、接続確立要求メッセージ又は接続確立応答メッセージを検出するように構成される第2検出器と、発見メッセージ、接続確立要求メッセージ又は接続確立応答メッセージに運ばれた第1予め設定されたメッセージに応じて、第1通信ノードを再選択するように構成される第2再選択器とをさらに含む。
【0221】
一実施例において、第1通信ノードがネットワークをアクセスされる場合に、第1予め設定されたメッセージは、少なくとも、Uuインタフェース上のトラフィック優先度が現在通信中の第1通信ノードのトラフィック優先度より小さいこと、PC5インタフェース上のトラフィック優先度が現在通信中の第1通信ノードのトラフィック優先度より小さいこと、RSRP測定値が現在通信中の第1通信ノードの間のRSRP測定値より大きいこと、SCIメッセージにおけるzone ID情報は距離が最も近いノードに指示されること、リソーススケジューリングモードは優先モードであること、Uu RAT指示情報、NCGI情報、中継優先度指示情報、のうちの1つを含む。
【0222】
一実施例において、第1通信ノードがUEにアクセスされる場合に、第1予め設定されたメッセージは、少なくとも、Uuインタフェース上のトラフィック優先度が現在通信中の第1通信ノードのトラフィック優先度より小さいこと、PC5インタフェース上のトラフィック優先度が現在通信中の第1通信ノードのトラフィック優先度より小さいこと、RSRP測定値が現在通信中の第1通信ノードの間のRSRP測定値より大きいこと、SCIメッセージにおけるzone ID情報は距離が最も近いノードに指示されること、リソーススケジューリングモードは優先モードであること、Uu RAT指示情報、NCGI情報、中継優先度指示情報、のうちの1つを含む。
【0223】
図8は本願実施例に係る機器の構造模式図である。
図8に示すように、本願に係る機器は、プロセッサ710、メモリ720及び通信モジュール730を含む。この機器ではプロセッサ710の数は1つ又は複数であってもよく、
図8では、1つのプロセッサ710を例とする。この機器ではメモリ720の数は1つ又は複数であってもよく、
図8では、1つのメモリ720を例とする。この機器のプロセッサ710、メモリ720及び通信モジュール730はバス又は他の方式により接続され、
図8では、バスにより接続されることを例とする。この実施例において、この機器はパッシブ光ネットワーク機器である。
【0224】
メモリ720はコンピュータ読み取り可能な記録媒体として、ソフトウェアプログラム、コンピュータ実行可能なプログラム及びモジュール、例えば、本願における任意の実施例の機器に対応するプログラム命令・モジュール(例えば、起動置中の受信器及び起動器)を記憶するように構成されてもよい。メモリ720はプログラム記憶領域及びデータ記憶領域を含んでもよく、そのうち、プログラム記憶領域は操作システム、少なくとも1つの機能に必要なアプリーケーションを記憶することができ、データ記憶領域は機器の使用に応じて作成されたデータなどを記憶することができる。また、メモリ720は高速なランダムアクセスメモリを含んでもよく、不揮発性メモリを含んでもよく、例えば、少なくとも1つの磁気ディスクメモリ、フラッシュメモリ、又は他の不揮発性固体メモリを含んでもよい。いくつかの実例において、メモリ720はプロセッサ710に対して遠隔に設定されたメモリを含んでもよく、これらの遠隔メモリはネットワークを介して機器に接続されることができる。上記ネットワークの実例は、インターネット、企業内ネットワーク、ローカルエリアネットワーク、移動体通信網及びそれらの組み合わせを含むが、これらに限定されない。
【0225】
通信モジュールは、第1通信ノードと、第2通信ノードと、第3通信ノードとの間に相互通信を行うように構成される。
【0226】
上記に係る機器は、上記任意の実施例に係る第1通信ノードに適用される起動方法を実行し、相応的な機能及び効果を備えるように構成されてもよい。
【0227】
機器は第2通信ノードである場合に、上記に係る機器は、上記任意の実施例に係る第2通信ノードに適用される起動方法を実行し、相応的な機能及び効果を備えるように構成されてもよい。
【0228】
機器は第3通信ノードである場合に、上記に係る機器は、上記任意の実施例に係る第3通信ノードに適用される再選択方法を実行し、相応的な機能及び効果を備えるように構成されてもよい。
【0229】
本願実施例は、コンピュータ実行可能な命令を含む記憶媒体をさらに提供し、コンピュータ実行可能な命令は、コンピュータプロセッサにより実行されると、第1通信ノードに適用される起動方法を実行するために用いられ、この方法は、第2通信ノードから送信された中継機能構成情報を受信することと、中継機能構成情報と、第1現在パラメータ値との比較結果に応じて、対応する中継機能を起動させ、第1現在パラメータ値に現在の測定値及び現在のトラフィック優先度が含まれることと、を含む。
【0230】
本願実施例は、コンピュータ実行可能な命令を含む記憶媒体をさらに提供し、コンピュータ実行可能な命令はコンピュータプロセッサにより実行されると、第2通信ノードに適用される起動方法を実行するために用いられ、この方法は、第1通信ノードのための中継機能構成情報を設定することと、中継機能構成情報を第1通信ノードに送信することとを含み、中継機能構成情報が第1通信ノードによる中継トラフィック伝送機能の起動をトリガするために用いられる。
【0231】
本願実施例はコンピュータ実行可能な命令を含む記憶媒体をさらに提供し、コンピュータ実行可能な命令はコンピュータプロセッサにより実行されると、第3通信ノードに適用される再選択方法を実行するために用いられ、この方法は、現在通信中である現在の第1通信ノードの第2現在パラメータ値を検出することと、第2現在パラメータ値に応じて、現在の第1通信ノードを再選択することとを含む。
【0232】
ユーザ機器という用語は、携帯電話、携帯データ処理装置、携帯ウェブブラウザ、又は車載移動局など、任意の適切なタイプの無線ユーザ機器をカバーする。
【0233】
一般には、本願の複数種の実施例は、ハードウェア又は専用回路、ソフトウェア、論理又はそれらの任意の組み合わせに実現されることができる。例えば、本願はこれに限定されないが、いくつかの態様がハードウェアに実現されることができ、他の態様が、コントローラ、マイクロプロセッサ、又は他のコンピュータ装置により実行するファームウェア又はソフトウェアに実現されることができる。
【0234】
本願の実施例は、モバイル機器のデータプロセッサがコンピュータプログラム命令を実行することにより、例えばプロセッサエンティティにおいて、ハードウェア、又はソフトウェアとハードウェアとの組み合わせにより実現することができる。コンピュータプログラム命令は、アセンブリ命令、命令セットアーキテクチャ(Instruction Set Architecture、ISA)命令、機械語命令、機械語関連命令、マイクロコード、ファームウェア命令、状態設定データ、又は1種以上のプログラミング言語の任意の組み合わせで記述されたソースコード又はターゲットコードであってもよい。
【0235】
本願の図面における任意の論理フローのブロック図は、プログラムステップを表してもよいか、又はお互いに接続された論理回路、モジュール及び機能を表してもよいか、又はプログラムステップと論理回路、モジュール、及び機能の組み合わせを表してもよい。コンピュータプログラムがメモリに記憶されてもよい。メモリは、ローカル技術環境に適した任意のタイプを有することができ、任意の適切なデータ記憶技術を使用して実現されることができ、例えば、読み出し専用メモリ(Read-Only Memory、ROM)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)、光メモリ装置及びシステム(デジタル多機能ディスク(Digital Video Disc、DVD)、又は光ディスク(Compact Disk、CD)などを含むが、これらに限定されない。コンピュータ読み取り可能な媒体は、非一時的な記憶媒体を含んでもよい。データプロセッサは、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(Digital Signal Processing、DSP)、専用集積回路(Application Specific Integrated Circuit、ASIC)、プログラマブル論理機器(Field-Programmable Gate Array、FPGA)、及びマルチコアプロセッサアーキテクチャに基づくプロセッサなどのローカル技術環境に適した任意のタイプであってもよいが、これらに限定されない。