(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-08-30
(45)【発行日】2024-09-09
(54)【発明の名称】ドローンが着陸するように誘導する方法及びシステム、並びに補助測位システム及びドローン
(51)【国際特許分類】
G08G 5/02 20060101AFI20240902BHJP
B64U 10/13 20230101ALI20240902BHJP
B64U 70/97 20230101ALI20240902BHJP
G01S 13/87 20060101ALI20240902BHJP
【FI】
G08G5/02 A
B64U10/13
B64U70/97
G01S13/87
(21)【出願番号】P 2022568593
(86)(22)【出願日】2021-05-11
(86)【国際出願番号】 CN2021093144
(87)【国際公開番号】W WO2021228107
(87)【国際公開日】2021-11-18
【審査請求日】2022-11-18
(31)【優先権主張番号】202010399341.6
(32)【優先日】2020-05-12
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】519142480
【氏名又は名称】北京三快在線科技有限公司
【氏名又は名称原語表記】BEIJING SANKUAI ONLINE TECHNOLOGY CO.,LTD.
【住所又は居所原語表記】Room 2106-030 No.9 West North 4th Ring Road,Haidian District Beijing 100080 China
(74)【代理人】
【識別番号】110000408
【氏名又は名称】弁理士法人高橋・林アンドパートナーズ
(72)【発明者】
【氏名】ワン,ジンジン
【審査官】高島 壮基
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2015/0051758(US,A1)
【文献】中国特許出願公開第108983807(CN,A)
【文献】米国特許出願公開第2019/0220039(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B64U 10/13
70/97
G01S 13/87
G08G 5/00- 5/06
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ドローンが着陸するように誘導する方法であって、
空港補助測位システムにおける複数の位置探知器によってターゲット空港の上空のドローンの位置情報を確定するステップと、
前記位置情報とターゲット位置情報との間のオフセットベクトルに基づいて、補正誘導情報を生成するステップであって、前記ターゲット位置情報は、前記ターゲット空港の誘導ビーコンの信号カバレッジ範囲内の任意の位置を特徴付ける情報であるステップと、
前記補正誘導情報を前記ドローンに送信するステップであって、前記補正誘導情報は、
前記ドローンが前記誘導ビーコンの信号カバレッジ範囲内まで飛行するように誘導する
ために使用されるステップと、を含み、
前記ターゲット空港の位置情報
のデータドリフトが発生する場合に、前記複数の位置探知器によってターゲット空港の上空の前記ドローンの位置情報を確定することができるように、前記空港補助測位システムの検知範囲
が、前記ターゲット空港の誘導ビーコンの信号カバレッジ範囲よりも大きく設定
される、方法。
【請求項2】
前記空港補助測位システムは、前記ターゲット空港の中心位置に対して対称に配置された複数の前記位置探知器を含み、
空港補助測位システムにおける複数の位置探知器によってターゲット空港の上空のドローンの位置情報を確定する前記ステップは、
前記各位置探知器で検出した前記ターゲット空港の上空の前記ドローンとの相対距離情報をそれぞれ取得するステップと、
少なくとも一部の位置探知器と前記ドローンとの間の前記相対距離情報に基づいて、前記ドローンの前記位置情報を確定するステップと、を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記各位置探知器で検出した前記ターゲット空港の上空の前記ドローンとの相対距離情報をそれぞれ取得する前記ステップは、
前記各位置探知器がそれぞれ、前記ターゲット空港の位置を中心とし、ドリフト距離を半径とする円形範囲内を検出するように制御することで、前記ターゲット空港の上空の前 記ドローンとの相対距離情報を取得するステップを含む、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
空港補助測位システムにおける複数の位置探知器によってターゲット空港の上空のドローンの位置情報を確定する前記ステップは、
前記ドローンから送信された測位要求に応答し、前記複数の位置探知器によって前記ターゲット空港の上空の前記ドローンの前記位置情報を確定するステップを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記ドローンから送信された測位要求に応答し、前記複数の位置探知器によって前記ターゲット空港の上空の前記ドローンの前記位置情報を確定する前記ステップは、
前記ドローンから送信された測位要求を受信する場合、前記測位要求におけるアイデンティティ情報によって前記ドローンのアイデンティティを確認するステップと、
確認後、前記ドローンと通信チャネルを確立するステップと、
前記複数の位置探知器によって前記ターゲット空港の上空の前記ドローンの前記位置情報を確定するステップと、を含み、
前記補正誘導情報を前記ドローンに送信する前記ステップは、
前記ドローンと前記通信チャネルを確立することにより、前記補正誘導情報を前記ドローンに送信するステップを含む、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記補正誘導情報を前記ドローンに送信する前記ステップは、
クラウドスケジューリングシステムが前記補正誘導情報を前記ドローンに転送するように、前記空港補助測位システムが前記補正誘導情報をクラウドスケジューリングシステムに送信するステップを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
ドローンに適用した、ドローンが着陸するように誘導する方法であって、
補正誘導情報を受信するステップであって、前記補正誘導情報は、ターゲット空港の空港補助測位システムで生成されるものであるステップと、
前記補正誘導情報に基づいて前記ターゲット空港の誘導ビーコンの信号カバレッジ範囲内まで飛行するステップと、
前記誘導ビーコンに基づいてターゲット空港まで着陸するステップと、を含み、
前記ターゲット空港の位置情報
のデータドリフトが発生する場合に、前記空港補助測位システムの複数の位置探知器によってターゲット空港の上空の前記ドローンの位置情報を確定することができるように、前記空港補助測位システムの検知範囲
が、前記ターゲット空港の誘導ビーコンの信号カバレッジ範囲よりも大きく設定
される、方法。
【請求項8】
補正誘導情報を受信するステップの前に、前記方法は、
衛星ナビゲーションシステムによって前記ドローンが前記ターゲット空港の上空に達することを検出する場合、飛行モードを着陸モードに切り替え、前記ターゲット空港の前記誘導ビーコンを検出するステップと、
前記ドローンが前記誘導ビーコンの信号を検出しない場合、測位要求を生成し、前記測位要求を前記ターゲット空港の前記空港補助測位システムに送信するステップと、を更に含む、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記測位要求を前記ターゲット空港の前記空港補助測位システムに送信する前記ステップは、
クラウドスケジューリングシステムが前記測位要求を前記空港補助測位システムに送信するように、前記ドローンが前記測位要求をクラウドスケジューリングシステムに送信するステップを含む、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記ドローンが着陸した後、クラウドスケジューリングシステムによって前記ターゲッ ト空港の前記空港補助測位システムに停止命令を送信し、前記空港補助測位システムを停止する、請求項7に記載の方法。
【請求項11】
空港補助測位システムであって、
ターゲット空港の上空のドローンの位置情報を確定するように構成された位置探知器と、
前記位置探知器に接続されたコントローラであって、前記位置情報とターゲット位置情報との間のオフセットベクトルに基づいて、補正誘導情報を生成するように構成され、前記ターゲット位置情報は、前記ターゲット空港の誘導ビーコンの信号カバレッジ範囲内の任意の位置を特徴付ける情報であるコントローラと、
前記コントローラに接続された通信インターフェースであって、前記補正誘導情報を前記ドローンに送信するように構成され、前記補正誘導情報は、前記ドローンが前記誘導ビーコンの信号カバレッジ範囲内まで飛行するように誘導するために使用される通信インターフェースと、を含み、
前記ターゲット空港の位置情報
のデータドリフトが発生する場合に、複数の位置探知器によってターゲット空港の上空の前記ドローンの位置情報を確定することができるように、前記空港補助測位システムの検知範囲
が、前記ターゲット空港の誘導ビーコンの信号カバレッジ範囲よりも大きく設定
される、空港補助測位システム。
【請求項12】
前記位置探知器は、複数あり、前記ターゲット空港の中心位置に対して対称に配置される、請求項11に記載の空港補助測位システム。
【請求項13】
ドローンであって、
プロセッサと、
プロセッサが実行可能な命令を記憶するための記憶装置と、を含み、
ここで、前記プロセッサが実行する場合、請求項7に記載の方法のステップを実現する、ドローン。
【請求項14】
ドローンが着陸するように誘導するシステムであって、請求項11に記載の空港補助測位システム、及びドローンを含み、前記ドローンは、ターゲット空港の空港補助測位シス
テムによって生成される補正誘導情報を受信し、前記補正誘導情報に基づいて前記ター
ゲット空港の誘導ビーコンの信号カバレッジ範囲内まで飛行し、前記誘導ビーコンに基づいてターゲット空港に着陸するように構成される、ドローンが着陸するように誘導するシステム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、2021年5月11日に出願された第PCT/CN2021/093144号の国際出願の国内段階であり、該国際出願は、2020年5月12日に出願された第202010399341.6号の中国特許出願の「ドローンが着陸するように誘導する方法及びシステム、並びに支援測位システム及びドローン」の優先権を主張し、それらは全て参照により本明細書に組み込まれる。
【0002】
本開示は、ドローンの技術分野に関し、具体的には、ドローンが着陸するように誘導する方法及びシステム、並びに補助測位システム及びドローンに関するものである。
【背景技術】
【0003】
近年、ドローンがインテリジェンス及び自律性に向かって継続的に発展するに伴い、人々は徐々にドローンを使用して、貨物の配送、自動検査、農薬又は消毒水の自動散布などのタスクを完了している。ここで、人々は、ドローン空港の概念を提案し、ドローン空港とは、ドローンが離陸する場所、又はドローンが着陸する場所を指す。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本開示の目的は、ドローンが着陸するように誘導する方法及びシステム、並びに補助測位システム及びドローンを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を達成するために、本開示によるいくつかの実施形態では、ドローンが着陸するように誘導する方法が提供され、前記方法は、空港補助測位システムにおける複数の位置探知器によってターゲット空港の上空のドローンの位置情報を確定するステップと、前記位置情報とターゲット位置情報との間のオフセットベクトルに基づいて、補正誘導情報を生成するステップであって、前記ターゲット位置情報は、前記ターゲット空港の誘導ビーコンの信号カバレッジ範囲内の任意の位置を特徴付けるステップと、前記補正誘導情報を前記ドローンに送信するステップであって、前記補正誘導情報は、前記ドローンが前記誘導ビーコンの信号カバレッジ範囲内まで飛行するように誘導するために使用されるステップと、を含む。
【0006】
任意の選択として、前記空港補助測位システムは、前記ターゲット空港の中心位置に対して対称に配置された複数の前記位置探知器を含み、それに対応して、空港補助測位システムにおける複数の位置探知器によってターゲット空港の上空のドローンの位置情報を確定する前記ステップは、
前記各位置探知器で検出した前記ターゲット空港の上空のドローンとの相対距離情報をそれぞれ取得するステップと、
少なくとも一部の前記位置探知器と前記ドローンとの間の前記相対距離情報に基づいて、前記ドローンの前記位置情報を確定するステップと、を含む。
【0007】
任意の選択として、前記各位置探知器で検出した前記ターゲット空港の上空の前記ドローンとの相対距離情報をそれぞれ取得する前記ステップは、
前記各位置探知器がそれぞれ、前記ターゲット空港の位置を中心とし、ドリフト距離を半径とする円形範囲内を検出するように制御することで、前記ターゲット空港の上空の前記ドローンとの相対距離情報を取得するステップを含む。
【0008】
任意の選択として、空港補助測位システムにおける複数の位置探知器によってターゲット空港の上空のドローンの位置情報を確定する前記ステップは、
前記ドローンから送信された測位要求に応答し、前記複数の位置探知器によって前記ターゲット空港の上空のドローンの位置情報を確定するステップを含む。
【0009】
任意の選択として、前記ドローンから送信された測位要求に応答し、前記複数の位置探知器によって前記ターゲット空港の上空のドローンの位置情報を確定する前記ステップは、前記ドローンから送信された測位要求を受信する場合、前記測位要求におけるアイデンティティ情報によって前記ドローンのアイデンティティを確認し、確認後、前記ドローンと通信チャネルを確立し、前記位置探知器によって前記ターゲット空港の上空のドローンの位置情報を確定するステップを含み、
前記補正誘導情報を前記ドローンに送信する前記ステップは、
前記ドローンと通信チャネルを確立することにより、前記補正誘導情報を前記ドローンに送信するステップを含む。
【0010】
任意の選択として、前記位置探知器は、ミリ波レーダを含む。
【0011】
任意の選択として、前記補正誘導情報を前記ドローンに送信する前記ステップは、
前記クラウドスケジューリングシステムが前記補正誘導情報を前記ドローンに転送するように、前記補正誘導情報をクラウドスケジューリングシステムに送信するステップを含む。
【0012】
任意の選択として、前記補正誘導情報は、前記ドローンが前記誘導ビーコンの信号カバレッジ範囲内まで飛行するように、前記ドローンを異なる位置探知器の間の中心線に順次誘導するために使用される。
【0013】
本開示によるいくつかの実施形態では、ドローンが着陸するように誘導する方法が提供され、前記方法は、ドローンに適用し、前記方法は、補正誘導情報を受信するステップであって、前記補正誘導情報がターゲット空港の空港補助測位システムによって生成されるものであるステップと、前記補正誘導情報に基づいて前記ターゲット空港の誘導ビーコンの信号カバレッジ範囲内まで飛行するステップと、前記誘導情報に基づいてターゲット空港に着陸するステップと、を含む。
【0014】
任意の選択として、補正誘導情報を受信する前記ステップの前に、前記方法は、
衛星ナビゲーションシステムによって前記ドローンが前記ターゲット空港の上空に達することを検出する場合、飛行モードを着陸モードに切り替え、前記ターゲット空港の前記誘導ビーコンを検出するステップと、
前記ドローンが前記誘導ビーコンの信号を検出しない場合、測位要求を生成し、前記測位要求を前記ターゲット空港の前記空港補助測位システムに送信するステップと、を更に含む。
【0015】
任意の選択として、前記測位要求を前記ターゲット空港の前記空港補助測位システムに送信する前記ステップは、
前記クラウドスケジューリングシステムが前記測位要求を前記空港補助測位システムに送信するように、前記測位要求をクラウドスケジューリングシステムに送信するステップを含む。
【0016】
任意の選択として、前記ドローンが着陸した後、クラウドスケジューリングシステムによって前記ターゲット空港の前記空港補助測位システムに停止命令を送信し、前記空港補助測位システムを停止する。
【0017】
本開示によるいくつかの実施形態では、空港補助測位システムが提供され、このシステムは、ターゲット空港の上空のドローンの位置情報を確定するように構成された位置探知器と、前記位置探知器に接続されたコントローラであって、前記位置情報とターゲット位置情報との間のオフセットベクトルに基づいて、補正誘導情報を生成するように構成され、前記ターゲット位置情報は、前記ターゲット空港の誘導ビーコンの信号カバレッジ範囲内の任意の位置を特徴付ける情報であるコントローラと、前記コントローラに接続された通信インターフェースであって、前記補正誘導情報を前記ドローンに送信するように構成され、前記補正誘導情報は、前記ドローンが前記誘導ビーコンの信号カバレッジ範囲内に達するように誘導するために使用される通信インターフェースと、を含む。
【0018】
任意の選択として、前記空港補助測位システムは、前記ターゲット空港の中心位置に対して対称に配置された複数の前記位置探知器を含み、複数の前記位置探知器は、各前記位置探知器で検出した前記ターゲット空港の上空のドローンとの相対距離をそれぞれ取得するように構成され、
前記空港補助測位システムは、少なくとも一部の前記位置探知器と前記ドローンとの間の前記相対距離情報に基づいて、前記ドローンの前記位置情報を確定するように構成された測位モジュールを更に含む。
【0019】
任意の選択として、前記複数の位置探知器は、前記各位置探知器がそれぞれ、前記ターゲット空港の位置を中心とし、ドリフト距離を半径とする円形範囲内を検出するように制御することで、前記ターゲット空港の上空の前記ドローンとの相対距離情報を取得するように構成される。
【0020】
任意の選択として、前記通信モジュールは、前記クラウドスケジューリングシステムが前記補正誘導情報を前記ドローンに転送するように、前記補正誘導情報をクラウドスケジューリングシステムに送信するように構成された第1通信サブモジュールを含む。
【0021】
任意の選択として、前記空港補助測位システムは、
起動モジュールであって、前記ドローンから送信された測位要求に応答し、前記複数の位置探知器によって前記ターゲット空港の上空のドローンの位置情報を確定するように構成され、前記測位要求は、前記ドローンが前記誘導ビーコンの信号を検出しない場合で生成されて前記空港補助測位システムに送信されるものである起動モジュールと、を更に含む。
【0022】
任意の選択として、前記位置探知器は、ミリ波レーダを含む。
【0023】
任意の選択として、前記起動モジュールは、前記ドローンから送信された測位要求に応答し、前記測位要求におけるアイデンティティ情報によって前記ドローンのアイデンティティを確認し、確認後、前記ドローンと通信チャネルを確立するように構成された第2通信サブモジュールを含み、
前記通信モジュールは、前記ドローンとの間で確立された通信チャネルによって前記補正誘導情報を前記ドローンに送信するように構成された第3通信サブモジュールを更に含む。
【0024】
任意の選択として、前記補正誘導情報は、前記ドローンが前記誘導ビーコンの信号カバレッジ範囲内まで飛行するように、前記ドローンを異なる位置探知器の間の中心線に順次誘導するために使用される。
【0025】
本開示によるいくかの実施形態では、ドローンが提供され、このドローンは、補正誘導情報を受信するように構成された受信モジュールであって、前記補正誘導情報は、ターゲット空港の空港補助測位システムで生成されるものである受信モジュールと、前記補正誘導情報に基づいて、前記ターゲット空港の誘導ビーコンの信号カバレッジ範囲内まで飛行するように誘導するように構成された実行モジュールと、前記誘導ビーコンに基づいて、ターゲット空港に着陸するように構成された着陸モジュールと、を含む。
【0026】
任意の選択として、前記ドローンは、
衛星ナビゲーションシステムによって前記ドローンが前記ターゲット空港の上空に達することを検出する場合、飛行モードを着陸モードに切り替え、前記ターゲット空港の前記誘導ビーコンを検出するように構成された切り替えモジュールと、
前記ドローンが前記誘導ビーコンの信号を検出しない場合、測位要求を生成し、前記測位要求を前記ターゲット空港の前記空港補助測位システムに送信するように構成された送信モジュールと、を更に含む。
【0027】
任意の選択として、前記送信モジュールは、
前記クラウドスケジューリングシステムが前記測位要求を前記空港補助測位システムに送信するように、前記測位要求をクラウドスケジューリングシステムに送信するように構成された送信サブモジュールを含む。
【0028】
本開示によるいくつかの実施形態では、ドローンが着陸するように誘導するシステムが提供され、任意の実施形態に記載の空港補助測位システムと、任意の実施形態に記載のドローンと、を含む。
【0029】
本開示によるいくつかの実施形態では、ドローンが提供され、このドローンは、プロセッサと、プロセッサが実行可能な命令を実行するための記憶装置とを含み、ここで、前記プロセッサが実行する場合、任意の実施形態に記載のドローンが着陸するように誘導する方法を実現することができる。
【0030】
上記技術的解決手段を使用すると、少なくとも以下の技術的効果を果たすことができる。
【0031】
ドローンがスケジューリング経路情報に基づいて、ターゲット空港の上空に飛行する場合、ドローンの該スケジューリング経路情報は、無効になり、その結果、該スケジューリング経路情報におけるターゲット空港の位置はドリフトする。この場合、本開示の上記技術的解決手段を使用し、ターゲット空港の空港補助測位システムの位置探知器によってターゲット空港の上空のドローンの位置情報を確定し、前記ドローンの位置情報とターゲット位置情報との間のオフセットベクトルに基づいて、補正誘導情報を生成し、前記ターゲット位置情報は、前記ターゲット空港の誘導ビーコンの信号カバレッジ範囲内の任意の位置を特徴付け、前記補正誘導情報を前記ドローンに送信し、ドローンが前記補正誘導情報に基づいてターゲット空港の誘導ビーコンの信号カバレッジ範囲内まで飛行した後、ドローンは、誘導ビーコンに基づいて着陸し、その結果、関連する技術的問題を解決する。
【0032】
本開示の他の特徴及び利点は、以下の具体的な実施形態で詳細に説明されている。
【図面の簡単な説明】
【0033】
図面は、本開示への更なる理解を提供し、且つ明細書の一部を構成し、以下の具体的な実施形態とともに、本開示を説明するために使用され、本開示を限定するものではない。
【0034】
【
図1】本開示
の実施形態で示されたドローンが着陸するように誘導する方法のフローチャートである。
【
図2】本開示
の実施形態で示されたミリ波レーダ装置のレイアウトの概略図である。
【
図3】本開示
の実施形態で示されたドローンが着陸するように誘導する方法の別の1つのフローチャートである。
【
図4】本開示
の実施形態で示されたドローンが着陸するように誘導する方法の他の1つのフローチャートである。
【
図5】本開示
の実施形態で示された空港補助測位システムのブロック図である。
【
図6】本開示
の実施形態で示されたドローンのブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0035】
以下、図面を参照しながら本発明の具体な実施形態を詳細に説明する。本明細書に記載の具体的な実施形態は、本発明を説明及び解釈するためにのみ使用され、本発明を限定するものではないことを理解すべきである。
【0036】
ここでは、実施形態を詳細に説明し、その例は、図面に示される。以下の説明は図面に言及する場合、特に明記されない限り、異なる図面における同じ数は、同じ又は類似する要素を表す。以下の実施形態において説明された実施形態は、本開示と一致する全ての実施形態を表すことを意図するものではない。逆に、それらは、特許請求の範囲に記載された本開示のいくつかの態様と一致する装置及び方法の単なる例である。
【0037】
関連技術では、ドローンは、クラウドスケジューリングシステムから送信されたスケジューリング経路情報を受信し、該ドスケジューリング経路情報は少なくとも、ドローンの離陸空港の位置情報、及び着陸用のターゲット空港の位置情報を含む。ドローンは、スケジューリング経路情報に基づいて飛行し、ドローンがターゲット空港の上空に達した後、視覚誘導技術に基づいて正確に着陸し、貨物をターゲット場所に輸送するタスクを完了する。
【0038】
ドローンは、衛星ナビゲーションシステムによって提供されたリアルタイムの位置情報に基づいて、航路のスケジューリングを実行する。衛星ナビゲーションシステムとしては、全地球測位システム(Global Positioning System、GPS)、北斗衛星ナビゲーションシステム、ガリレオ衛星ナビゲーションシステム、全地球衛星ナビゲーションシステム及び他のシステムが挙げられる。本出願は、それを限定するものではない。簡単にするために、以下の説明では、GPSを例として使用する。
【0039】
しかし、ドローンは、GPSによって提供されたリアルタイムの位置情報に基づいて航路のスケジューリングを実行するものであり、そして、ドローンのGPS位置情報には、同じ場所で異なる時間に一定のドリフトがあるため、ドローンにとって、GPSによって取得されたターゲット空港の緯度・経度情報は、時間によって異なる可能性がある。また、ドローンが視覚誘導技術に基づいて正確に着陸する場合、視覚誘導の初期位置に対する要件は比較的高く、前述のGPS位置のドリフトにより、ドローンは視覚誘導の所定の初期位置の範囲を容易に超える。即ち、クラウドスケジューリングシステムから送信されたスケジューリング経路情報が無効になる場合、ドローンは、該スケジューリング経路情報に基づいて、ターゲット空港の正確に着陸できる領域内に飛行することができず、その結果、配送タスクに失敗することをもたらす。
【0040】
GPSデータドリフトの問題を解決するために、ターゲット空港の位置情報を定期的に手動で収集し、新たに収集されたターゲット空港の位置情報に基づいてスケジュール経路情報を手動で更新することができる。この方式は、GPSデータドリフトの問題を解決できるが、人件費が高いなど、他にも多くの問題がある。ドローン配送を一括で運用するとターゲット空港の数が膨大になり、定期的に手動で収集する方式では、位置情報の収集及び更新に多くの人員が関与し、営業コストが膨大になっている。例えば、ターゲット空港の位置情報を定期的に手動で収集すると、リアルタイム性が低い。ドローン配送タスクのトリガーはランダムに発生し、ドローンの着陸もいつでも可能である。その場合、ターゲット空港の位置情報を定期的に手動で収集及び更新する方式は、ドローンのランダム性の要件を満たすことができない。このように、ドローンが配送段階にある場合、ターゲット空港の位置データをタイムリに更新せず、ドローンの配送に失敗する可能性がある。例えば、このように定期的に手動で収集及び更新する方法では、操作者の操作技術が未熟なため、ウェイポイントデータが更新しなかったり、更新エラーが発生したりするなど、人為的な主観的要因が影響し、これもドローン配送の失敗の原因となっている。
【0041】
更に、GPSデータドリフトによるドローン配送の失敗の問題を解決するために、ドローン空港の面積と空港の誘導ビーコンの信号カバレッジ面積を拡大することにより、GPSデータドリフトが発生した後も、ドローンのターゲットウェイポイントの位置は、ターゲット空港の誘導ビーコンの信号範囲内にある。しかし、ドローン空港の面積、及び誘導ビーコン信号のカバレッジ面積を拡大するこの方法は、土地資源を無駄遣いするだけでなく、空港の建設コストを向上させる。また、この方法は、拡張可能性が低く、空港の建設が確定した後に更に高いパフォーマンスが要求される場合、空港の再建のコストは非常に高くなっている。
【0042】
これに鑑み、関連する技術的問題を解決するために、本開示の実施形態は、ドローンが着陸するように誘導する方法及びシステム、並びに補助測位システム及びドローンを提供する。
【0043】
当業者が本開示の実施形態をより容易に理解できるようにするために、以下、本開示に関与するドローンスケジューリング技術について簡単に説明する。ドローンスケジューリングシステムが複数のドローンを同時にスケジューリングするために使用されることは容易に理解できる。ドローンのスケジューリングシステムが複数のドローンを同時にスケジューリングする場合、ドローンの安全を確保するために、ドローン間に少なくとも安全な距離が維持される。それに基づいて、複数のドローンが同じターゲット空港に着陸する必要がある場合、ドローンのスケジューリングシステムは、複数の該ドローンがターゲット空港に順番に着陸するように調整してスケジュールする。即ち、ドローンのスケジューリングシステムでは、複数のドローンが同時にターゲット空港に着陸することはできない。任意のドローンが着陸する過程において、着陸する他のドローンは、着陸のためにターゲット空港の上空の所定の安全領域の外に並ぶ必要がある。簡単にするために、以下の説明は、着陸中のドローンを例にとる。
【0044】
図1は、本開示
の実施形態で示されたドローンが着陸するように誘導する方法のフローチャートであり、前記方法は、空港補助測位システムに適用でき、空港補助測位システム及びクラウドスケジューリングシステムを含む素ドローンが着陸するように誘導するシステムにも適用できる。
図1に示すように、前記方法は、
空港補助測位システムにおける複数の位置探知器によってターゲット空港の上空のドローンの位置情報を確定するステップS11と、
前記位置情報とターゲット位置情報との間のオフセットベクトルに基づいて、補正誘導情報を生成するステップS12であって、前記ターゲット位置情報は、前記ターゲット空港の誘導ビーコンの信号カバレッジ範囲内の任意の位置を特徴付けるステップS12と、
前記補正誘導情報を前記ドローンに送信するステップS13であって、前記補正誘導情報は、前記ドローンが前記誘導ビーコンの信号カバレッジ範囲内まで飛行するように誘導するために使用されるステップS13と、を含む。
【0045】
任意の選択として、前記位置探知器は、ミリ波レーダを含む。他の1つの実現可能な実施形態では、前記位置探知器は、視覚に基づいた位置検出装置、及び他の電波に基づいた位置検出装置であり得る。それらは、例えば、ビデオカメラ、超音波、赤外線検出装置なである。本開示は、それらを限定することではない。
【0046】
ここで、通常の誘導ビーコンは、パイロットがナビゲーションのために使用する無人管理の照明装置又は他の信号装置であり、本開示では、誘導ビーコンは、ドローンが着陸するように誘導するためのナビゲーション信号標識であり、その作用は、パイロットがナビゲーションのために使用するナビゲーションビーコンと類似する。
【0047】
理解すべきものとして、ドローンが正確に着陸するように誘導するように、ドローン空港(又はその周り)には、視覚誘導に基づいたビーコンなどの誘導ビーコンが取り付けられる。それに対応して、ドローンには、視覚誘導ビーコン用の検出カメラが取り付けられる。このように、ドローンは、視覚誘導ビーコン用の検出カメラで検出された空港誘導ビーコンの信号に基づいて正確に着陸することができる。
【0048】
関連技術では、ドローンは、クラウドスケジューリングシステムから送信されたスケジューリング経路情報を受信し、該ドスケジューリング経路情報は少なくとも、ドローンの離陸空港の位置情報、及び着陸用のターゲット空港の位置情報を含む。ドローンは、スケジューリング経路情報に基づいて飛行し、ドローンがターゲット空港の上空に達した後、視覚誘導技術に基づいて正確に着陸し、貨物をターゲット場所に輸送するタスクを完了する。
【0049】
ドローンは、空港の上空の一定の範囲にあってこそ、該空港の誘導ビーコンの信号を検出することができる。該範囲は、誘導ビーコンの信号カバレッジ範囲であり得、それは、例えば、誘導ビーコンを中心とした直径数メートル程度の円形領域である。出されたスケジューリング経路情報が無効になると、GPSデータドリフトの問題が発生し、この場合、クラウドスケジューリングシステムから送信されたスケジューリング経路情報におけるターゲット空港の位置は、該ターゲット空港の誘導ビーコンの信号カバレッジ範囲の外までドリフトすることができる。即ち、スケジューリング経路情報が無効になる場合、ドローンは、クラウドスケジューリングシステムから送信されたスケジューリング経路情報に基づいて、ターゲット空港の誘導ビーコンの信号カバレッジ範囲内まで飛行することができず、その結果、ドローンは、ターゲット空港の誘導ビーコンを検出することができず、ターゲット空港内に着陸することができない。
【0050】
従って、発生可能な状況では、ドローンは、スケジューリング経路情報で示されたターゲット空港位置の上空に達するが、ターゲット空港の誘導ビーコンの信号を検出できず、この場合、ターゲット空港の補助測位システムは、位置探知器によってターゲット空港の上空のドローンの位置情報を確定し、前記位置情報とターゲット位置情報との間のオフセットベクトルに基づいて、補正誘導情報を生成し、次に、前記ドローンが前記誘導ビーコンの信号カバレッジ範囲内まで飛行するように誘導するように、前記補正誘導情報を前記ドローンに送信する。ここで、ターゲット位置情報は、前記ターゲット空港の誘導ビーコンの信号カバレッジ範囲内の任意の位置を示す情報である。ドローンが前記補正誘導情報に基づいて前記ターゲット空港の誘導ビーコンの信号カバレッジ範囲内まで飛行する場合、ドローンは、検出した前記誘導ビーコンに基づいて着陸し、貨物をターゲット場所に正確に届ける。説明すべきものとして、空港補助測位システムの位置探知器の検知範囲は、ターゲット空港の誘導ビーコンの信号カバレッジ範囲よりもはるか大きく、また、ドローンのターゲット空港の位置情報は、GPSデータドリフトが発生する場合、そのドリフト範囲が限られているため、ドローンの位置は、空港補助測位システムの位置探知器の検出可能な範囲を超えない。
【0051】
この方式を使用すると、ドローンがスケジューリング経路情報に基づいて、ターゲット空港の上空に飛行する場合、ドローンの該スケジューリング経路情報は、無効になり、その結果、該スケジューリング経路情報におけるターゲット空港の位置情報はGPSデータドリフトが発生する。この場合、本開示の上記技術的解決手段を使用し、ターゲット空港の空港補助測位システムの位置探知器によってターゲット空港の上空のドローンの位置情報を確定し、前記ドローンの位置情報とターゲット位置情報との間のオフセットベクトルに基づいて、補正誘導情報を生成し、前記ターゲット位置情報は、前記ターゲット空港の誘導ビーコンの信号カバレッジ範囲内の任意の位置を特徴付け、前記補正誘導情報を前記ドローンに送信し、ドローンが前記補正誘導情報に基づいてターゲット空港の誘導ビーコンの信号カバレッジ範囲内まで飛行した後、ドローンは、誘導ビーコンに基づいて着陸し、その結果、関連する技術的問題を解決する。
【0052】
任意の選択として、前記空港補助測位システムは、前記ターゲット空港の中心位置に対して対称に配置された複数の前記位置探知器を含み、それに対応して、位置探知器によってターゲット空港の上空のドローンの位置情報を確定する前記ステップは、
前記各位置探知器で検出した前記ターゲット空港の上空のドローンとの相対距離情報をそれぞれ取得するステップと、前記各位置探知器と前記ドローンとの間の前記相対距離情報に基づいて、前記ドローンの前記位置情報を確定するステップと、を含む。
【0053】
図2
に示すように、
図2は、本開示
の実施形態で示されたミリ波レーダ装置のレイアウトの概略図である。
図2に示すように、ドローンは、GPSデータドリフトが発生する場合、ドローンは、スケジューリング経路情報で示されたターゲット空港のA場所に位置する。この場合、
図2に示された3つのミリ波レーダ装置はそれぞれ各ミリ波レーダ装置が検出した前記ターゲット空港の上空のドローンとの相対距離情報d1、d2、d3を取得する。次に、d1、d2、d3に基づいて計算すると、前記ドローンが位置するA場所の情報を確定することができる。
【0054】
複数の位置探知器を前記ターゲット空港の中心位置に対して対称に配置する方式を使用すると、データを処理しやすく、ドローンの位置情報を迅速に確定することができる。また、この方式を使用すると、探知器に高い方向精度の性能を要求せず、複数の位置探知器が協力して検出すると、優れた測位効果を果たし、上記相対位置情報を算出することができる。
【0055】
理解すべきものとして、
図2は、例示的な状況に過ぎず、本開示を限定することではない。本開示の前記空港補助測位システムは、前記ターゲット空港の中心位置に対して対称に配置された複数の前記位置探知器を含み、ここで
、複数の前記位置探知器の数は、必要に応じて設定される。例えば、空港補助測位システムの性能要件が高い場合、対応する位置探知器の数を増やす必要がある。
【0056】
また、説明すべきものとして、位置探知器は、ターゲット空港の中心位置に対して対称に配置されることに加えて、複数の位置探知器について他の方法で配置することもできる。しかし、位置探知器がどのように配置されても、複数の位置探知器のうちの少なくとも一部の位置検出器の較正位置に基づいてドローンと位置探知器との間の相対距離情報を確定することができることを理解することは難しくない。
【0057】
実現可能な実施形態では、元のターゲット位置情報はGPSデータドリフトが発生した後、元のターゲット位置情報とドリフト後の位置情報との差は大きくない。従って、位置探知器でドローンの位置を検出する場合、各位置探知器は、元のターゲット位置を中心とし、ドリフト距離を半径とする円形範囲内を検出するように制御できる。ここで、ドリフト距離は、必要に応じて、事前データによって算出され得る。この方式を使用すると、ドローンを検出する位置探知器の範囲を低減することができるため、この方法により、位置探知器がドローンの位置を検出する効率を向上させることができる。ここで、前述のように、ターゲット空港の位置情報はGPSデータドリフトが発生し、元のターゲット位置情報はGPSデータドリフトが発生するので、ターゲット空港の位置情報は元のターゲット位置情報で、ターゲット空港の位置は元のターゲット位置である。従って、各位置探知器は、ターゲット空港を中心とし、ドリフト距離を半径とする円形範囲内で検出するように制御することができる。上記の内容から分かるように、位置探知器で検知したものは、ターゲット空港の上空のドローンとの相対距離情報であり、そのため、各位置探知器で検出したターゲット空港の上空のドローンとの相対距離情報をそれぞれ取得するステップは、各位置探知器がそれぞれ、ターゲット空港の位置を中心とし、ドリフト距離を半径とする円形範囲内を検出するように制御することで、ターゲット空港の上空のドローンとの相対距離情報を取得するステップを含む。
【0058】
任意の選択として、位置情報とターゲット位置情報との間のオフセットベクトルに基づいて、前記補正誘導情報を生成する。
【0059】
いくつかの実施形態では、引き続き
図2に示すように、ターゲット位置情報で示されたものは、
図2のB場所である場合、A場所とB場所との間のオフセットベクトル(例えば、d4)に基づいて、補正誘導情報を生成し、ドローンは、該補正誘導情報に基づいてターゲット空港の誘導ビーコンの信号カバレッジ範囲内まで飛行することができる。
【0060】
他の1つの実現可能な実施形態では、引き続き
図2に示すように、d1、d2を確定した後、前記ドローンが第1ミリ波レーダ装置と第2ミリ波レーダ装置との中心線の上空に位置するかどうかを判断し、該ドローンが第1ミリ波レーダ装置と第2ミリ波レーダ装置との中心線の上空に位置しない場合、ドローンが第1ミリ波レーダ装置と第2ミリ波レーダ装置との中心線の上空に飛行するように誘導し、更に、ドローンが第1ミリ波レーダ装置と第2ミリ波レーダ装置との中心線の上空に位置することを確定した後、ドローンが第1ミリ波レーダ装置と第3ミリ波レーダ装置との中心線の上空に位置するかどうかを判断し(又は、ドローンが第2ミリ波レーダ装置と第3ミリ波レーダ装置との中心線の上空に位置するかどうかを判断し)、更に、ドローンが第1ミリ波レーダ装置と第2ミリ波レーダ装置との中心線に沿って第1ミリ波レーダ装置と第3ミリ波レーダ装置との中心線の上空へ飛行するように誘導する。このように、前記ドローンをB場所の誘導ビーコンの信号カバレッジ範囲内まで誘導することもできる。
【0061】
第1ミリ波レーダ装置、第2ミリ波レーダ装置及び第3ミリ波レーダ装置は、異なる位置探知器に属するので、本開示では、前記補正誘導情報は、ドローンが誘導ビーコンの信号カバレッジ範囲内まで飛行するように、ドローンを異なる位置探知器の間の中心線に順次誘導することができる。上記の内容から分かるように、補正誘導情報は、ドローンが前記誘導ビーコンの信号カバレッジ範囲内まで飛行するように誘導するために使用されるので、該補正誘導情報は、ドローンが誘導ビーコンの信号カバレッジ範囲内まで飛行するように、ドローンを異なる位置探知器の間の中心線に順次誘導するために使用され得る。
【0062】
従って、本開示は、位置情報とターゲット位置情報との間のオフセットベクトルに基づいて補正誘導情報を生成する方法の実施形態を限定しない。任意の選択として、空港補助測位システムにおける複数の位置探知器によってターゲット空港の上空のドローンの位置情報を確定する前記ステップは、
前記ドローンから送信された測位要求に応答し、前記複数の位置探知器によって前記ターゲット空港の上空のドローンの位置情報を確定するステップを含む。ここで、前記測位要求は、前記ドローンが前記誘導ビーコンの信号を検出しない場合で生成されて前記空港補助測位システムに送信されるものである。
【0063】
いくつかの実施形態では、空港補助測位システムは、測位要求に応答して検出開始命令を生成し、位置探知器が起動するように指示する。更に、位置探知器によってターゲット空港の上空のドローンの位置情報を確定する。実現可能な実施形態では、測位要求は、ドローンがスケジューリング経路情報で示されたターゲット空港位置の上空に達した後、前記ターゲット空港の誘導ビーコンを検出しない場合で生成されて前記空港補助測位システムに送信されるものである。
【0064】
この方式を使用すると、ドローンがスケジューリング経路情報で示されたターゲット空港位置の上空に達するが、ドローンがターゲット空港の誘導ビーコンの信号を検出しない場合、該ドローンのスケジューリング経路情報が無効になることを表し、ターゲット空港の位置情報は、GPSデータドリフトが発生することをもたらし、この場合、ドローンはターゲット空港の補助測位システムが測位することを要求するための測位要求を生成する。ドローンがスケジューリング経路情報で示されたターゲット空港位置の上空に達する場合、ドローンは、ターゲット空港の誘導ビーコンの信号を検出でき、ターゲット空港の補助測位システムを起動する必要がない。この方式を使用すると、ターゲット空港の補助測位システムが必要に応じて起動するように制御することは、エネルギー消費量を低減することができる。
【0065】
他の1つの実現可能な実施形態では、上記検出開始命令は、ドローンが測位要求に応答するため生成されて空港補助測位システムに送信されるものであり得る。
【0066】
任意の選択として、前記ドローンから送信された測位要求に応答し、前記複数の位置探知器によって前記ターゲット空港の上空のドローンの位置情報を確定する前記ステップは、前記ドローンから送信された測位要求を受信する場合、前記測位要求におけるアイデンティティ情報によって前記ドローンのアイデンティティを確認し、確認後、前記ドローンと通信チャネルを確立し、前記位置探知器によって前記ターゲット空港の上空のドローンの位置情報を確定するステップを更に含み、前記補正誘導情報を前記ドローンに送信する前記ステップは、前記ドローンと通信チャネルを確立することにより、前記補正誘導情報を前記ドローンに送信するステップを含む。
【0067】
実現可能な一実施形態では、測位要求は、ドローンから送信された放送情報である場合、空港補助測位システムは、該放送情報を受信することができる。また、空港補助測位システムが該放送情報を受信する場合、放送情報でキャリアするアイデンティティ情報に基づいて、そのアイデンティティを確認し、確認後、該ドローンと通信チャネルを確立し、同時に検出開始命令を生成することができる。空港測位システムが補正誘導情報を生成した後、該通信チャネルを介して該補正誘導情報をドローンに送信することができる。
【0068】
この方式を使用すると、ドローンと空港補助測位システムとの間の通信チャネルを確立した後、ドローンは、該空港補助測位システムと通信し、その結果、ドローンは、空港補助測位システムで生成された補正誘導情報を直接取得することができる。
【0069】
任意の選択として、前記補正誘導情報を前記ドローンに送信する前記ステップは、
前記クラウドスケジューリングシステムが前記補正誘導情報を前記ドローンに転送するように、前記補正誘導情報をクラウドスケジューリングシステムに送信するステップを含む。
【0070】
空港補助測位システムが補正誘導情報をドローンに直接送信できる場合、両者は、通信チャネルを確立する必要があることを理解することは難しくない。両者が通信しようとする場合、該空港補助測位システム内に該ドローンのIPアドレス情報及び該ドローンのアイデンティティ確認情報を配置する必要がある。それに対応して、該ドローンに放送モジュール及び該空港補助測位システムのIPアドレス情報を配置する必要がある。発生可能な状況では、大量のドローンに直面して、大量のドローンのIPアドレス情報と各ドローンのアイデンティティ確認情報が空港補助測位システムに記憶されると、空港補助測位システムのメモリが大量に消費される。この問題を回避するために、本開示では、ドローンのクラウドスケジューリングシステムによって空港補助測位システムで生成された補正誘導情報をドローンに転送することができるので、空港補助測位システム内に大量のドローンのIPアドレス情報を配置することによって引き起こされる大量のメモリ消費の問題を回避する。
【0071】
図3は、本開示
の実施形態で示されたドローンが着陸するように誘導する方法の別の1つのフローチャートであり、前記方法は、ドローンに適用でき、
図3に示すように、前記方法は、
補正誘導情報を受信するステップS31であって、前記補正誘導情報は、ターゲット空港の空港補助測位システムで生成されるものであるステップS31と、
前記補正誘導情報に基づいて前記ターゲット空港の誘導ビーコンの信号カバレッジ範囲内まで飛行するステップS32と、
前記誘導ビーコンに基づいてターゲット空港まで着陸するステップS32と、を含むことができる。
【0072】
この方式を使用すると、ドローンがスケジューリング経路情報で示されたターゲット空港位置の上空に達するが、ドローンがターゲット空港の誘導ビーコンの信号を検出しない場合、該ドローンのスケジューリング経路情報が無効になることを表し、ターゲット空港の位置情報は、GPSデータドリフトが発生することをもたらす。この場合、ドローンは、ターゲット空港の空港補助測位システムで生成された補正誘導情報により、前記補正誘導情報に基づいて前記ターゲット空港の誘導ビーコンの信号カバレッジ範囲内まで飛行し、更に、ドローンが前記ターゲット空港の誘導ビーコンの信号カバレッジ範囲内まで飛行した後、ドローンは、検出された誘導ビーコンに基づいてターゲット空港に正確に安全に着陸することができる。
【0073】
任意の選択として、ステップS31の前に、前記方法は、
ドローンがスケジューリング経路情報に基づいて飛行するステップであって、前記スケジューリング経路情報は、クラウドスケジューリングシステムで生成された、前記ドローンが離陸場所から前記ターゲット空港まで飛行するように誘導するための経路情報であるステップと、衛星ナビゲーションシステムによって前記ドローンが前記ターゲット空港の上空に達することを検出する場合、飛行モードを着陸モードに切り替え、前記ターゲット空港の前記誘導ビーコンの信号を検出するステップと、前記ドローンが前記誘導ビーコンの信号を検出しない場合、測位要求を生成し、前記測位要求を前記ターゲット空港の前記空港補助測位システムに送信するステップと、を更に含む。
【0074】
この方式を使用すると、GPSによって前記ドローンが前記ターゲット空港の上空に達することを検出する場合、飛行モードを着陸モードに切り替え、前記ターゲット空港の前記誘導ビーコンを検出する。ドローンがターゲット空港の誘導ビーコンの信号を検出しない場合、該ドローンのスケジューリング経路情報が無効になることを表し、ターゲット空港の位置情報は、GPSデータドリフトが発生することをもたらし、この場合、ドローンは、ターゲット空港の補助測位システムが起動するように指示するように、測位要求を生成し、前記測位要求を前記ターゲット空港の前記空港補助測位システムに送信する。GPSによって前記ドローンが前記ターゲット空港の上空に達することを検出する場合、ドローンがターゲット空港の誘導ビーコンの信号を検出できると、ターゲット空港の補助測位システムの起動を必要とせずに、検出された誘導ビーコンの信号に基づいて直接着陸する。
【0075】
任意の選択として、前記測位要求を前記ターゲット空港の前記空港補助測位システムに送信する前記ステップは、前記クラウドスケジューリングシステムが前記測位要求を前記空港補助測位システムに送信するように、前記測位要求をクラウドスケジューリングシステムに送信するステップを含む。
【0076】
この方式により、ドローン内に大量の空港補助測位システムのIPアドレス情報を配置することによって引き起こされるメモリ消費の問題を回避することができる。
【0077】
任意の選択として、前記ドローンが安全に着陸した後、前記クラウドスケジューリングシステムによって前記ターゲット空港の前記空港補助測位システムに停止命令を送信し、前記空港補助測位システムを停止し、エネルギー消費量を低減する。
【0078】
図4は、本開示
の実施形態で示されたドローンが着陸するように誘導する方法の他の1つのフローチャートであり、
図4に示すように、
クラウドスケジューリングシステムは、ドローンが離陸場所からターゲット空港まで飛行するように誘導するためのスケジューリング経路情報を生成し、前記スケジューリング経路情報をドローンに送信するステップS401と、
前記ドローンは、前記スケジューリング経路情報を受信し、前記スケジューリング経路情報に基づいて飛行するステップS402と、
衛星ナビゲーションシステムによって前記ドローンが前記ターゲット空港の上空に達することを検出する場合、飛行モードを着陸モードに切り替え、前記ターゲット空港の誘導ビーコンの信号を検出するステップS403と、
前記ドローンが前記誘導ビーコンの信号を検出しない場合、測位要求を生成し、前記測位要求を前記クラウドスケジューリングシステムに送信するステップS4041と、
前記ドローンが前記誘導ビーコンの信号を検出する場合、ステップS412を実行するステップS4042と、
クラウドスケジューリングシステムは、前記測位要求を受信し、前記測位要求を空港補助測位システムに送信するステップS405と、
空港補助測位システムは、前記測位要求に応答し、前記探知器が前記ターゲット空港の上空の前記ドローンの位置情報を検出するように指示するステップS406と、
前記位置探知器によってターゲット空港の上空のドローンの位置情報を確定するステップS407と、
前記位置情報とターゲット位置情報との間のオフセットベクトルに基づいて、補正誘導情報を生成し、前記補正誘導情報を前記クラウドスケジューリングシステムに送信するステップS408と、
前記クラウドスケジューリングシステムは、前記補正誘導情報を前記ドローンに転送するステップS409と、
前記ドローンは、前記補正誘導情報を受信するステップS410と、
前記ドローンは、前記補正誘導情報に基づいて飛行し、前記ターゲット空港の前記誘導ビーコンの信号をリアルタイムに検出するステップS411と、
前記ドローンが検出した前記誘導ビーコンの信号に基づいて前記ターゲット空港に着陸するステップS412と、を含む。
【0079】
本開示の実施形態は、空港補助測位システムを
更に提供し、
図5に示すように、前記空港補助測位システム500は、
ターゲット空港の上空のドローンの位置情報を確定するように構成された位置探知器510と、
前記位置探知器に接続されたコントローラ520であって、前記位置情報とターゲット位置情報との間のオフセットベクトルに基づいて、補正誘導情報を生成するように構成され、前記ターゲット位置情報は、前記ターゲット空港の誘導ビーコンの信号カバレッジ範囲内の任意の位置を特徴付ける情報であるコントローラ520と、
前記コントローラに接続された通信インターフェース530であって、前記補正誘導情報を前記ドローンに送信するように構成され、前記補正誘導情報は、前記ドローンが前記誘導ビーコンの信号カバレッジ範囲内まで飛行するように誘導するために使用される通信インターフェース530と、を含む。
【0080】
この装置を使用すると、ドローンがスケジューリング経路情報に基づいて、ターゲット空港の上空に飛行する場合、ドローンの該スケジューリング経路情報は、無効になり、その結果、該スケジューリング経路情報におけるターゲット空港の位置情報はGPSデータドリフトが発生する可能性がある。この場合、本開示の上記技術的解決手段を使用し、ターゲット空港の空港補助測位システムの位置探知器によってターゲット空港の上空のドローンの位置情報を確定し、前記位置情報とターゲット位置情報との間のオフセットベクトルに基づいて、補正誘導情報を生成し、前記ターゲット位置情報は、前記ターゲット空港の誘導ビーコンの信号カバレッジ範囲内の任意の位置を特徴付ける情報であり、前記補正誘導情報を前記ドローンに送信し、ドローンが前記補正誘導情報に基づいてターゲット空港の誘導ビーコンの信号カバレッジ範囲内まで飛行した後、ドローンは、誘導ビーコンに基づいて着陸し、その結果、関連する技術的問題を解決する。
【0081】
任意の選択として、前記空港補助測位システムは、前記ターゲット空港の中心位置に対して対称に配置された複数の前記位置探知器を含み、複数の前記位置探知器は、各前記位置探知器で検出した前記ターゲット空港の上空のドローンとの相対距離をそれぞれ取得するように構成され、
前記空港補助測位システム500は、前記各位置探知器と前記ドローンとの間の前記相対距離情報に基づいて、前記ドローンの前記位置情報を確定するように構成された測位装置を更に含む。
【0082】
任意の選択として、前記複数の位置探知器は、前記各位置探知器がそれぞれ、前記ターゲット空港の位置を中心とし、ドリフト距離を半径とする円形範囲内を検出するように制御することで、前記ターゲット空港の上空の前記ドローンとの相対距離情報を取得するように構成される。
【0083】
任意の選択として、前記通信インターフェース530は、前記クラウドスケジューリングシステムが前記補正誘導情報を前記ドローンに転送するように、前記補正誘導情報をクラウドスケジューリングシステムに送信するように構成された第1通信サブインターフェースを含む。
【0084】
任意の選択として、前記空港補助測位システム500は、
起動モジュールであって、前記ドローンから送信された測位要求に応答し、前記位置探知器によって前記ターゲット空港の上空のドローンの位置情報を確定するように構成され、前記測位要求は、前記ドローンが前記誘導ビーコンの信号を検出しない場合で生成されて前記空港補助測位システムに送信されるものである起動モジュールと、を更に含む。
【0085】
任意の選択として、前記位置探知器は、ミリ波レーダを含む。
【0086】
任意の選択として、前記起動モジュールは、前記ドローンから送信された測位要求に応答し、前記測位要求におけるアイデンティティ情報によって前記ドローンのアイデンティティを確認し、確認後、前記ドローンと通信チャネルを確立するように構成された第2通信サブインターフェースを含み、
前記通信インターフェース530は、前記ドローンとの間で確立された通信チャネルによって前記補正誘導情報を前記ドローンに送信するように構成された第3通信サブインターフェースを更に含む。
【0087】
任意の選択として、補正誘導情報は、ドローンが誘導ビーコンの信号カバレッジ範囲内まで飛行するように、ドローンを異なる位置探知器の間の中心線に順次誘導するために使用される。
【0088】
図6は、本開示
の実施形態で示されたドローンのブロック図であり、
図6に示すように、ドローン600は、
補正誘導情報を受信するように構成された受信モジュール610であって、前記補正誘導情報は、ターゲット空港の空港補助測位システムで生成されるものである受信モジュール610と、
前記補正誘導情報に基づいて前記ターゲット空港の誘導ビーコンの信号カバレッジ範囲内まで飛行するように構成された実行モジュール620と、
前記誘導ビーコンに基づいてターゲット空港まで着陸するように構成された着陸モジュール630と、を含む。
【0089】
このドローンを使用すると、ドローンがスケジューリング経路情報で示されたターゲット空港位置の上空に達するが、ドローンがターゲット空港の誘導ビーコンの信号を検出しない場合、該ドローンのスケジューリング経路情報が無効になることを表し、ターゲット空港の位置情報は、GPSデータドリフトが発生することをもたらす。この場合、ドローンは、ターゲット空港の空港補助測位システムで生成された補正誘導情報により、前記補正誘導情報に基づいて前記ターゲット空港の誘導ビーコンの信号カバレッジ範囲内まで飛行し、更に、ドローンが前記ターゲット空港の誘導ビーコンの信号カバレッジ範囲内まで飛行した後、ドローンは、検出された誘導ビーコンに基づいてターゲット空港に正確に安全に着陸することができる。
【0090】
任意の選択として、前記ドローン600は、
衛星ナビゲーションシステムによって前記ドローンが前記ターゲット空港の上空に達することを検出する場合、飛行モードを着陸モードに切り替え、前記ターゲット空港の前記誘導ビーコンを検出するように構成された切り替えモジュールと、
前記ドローンが前記誘導ビーコンの信号を検出しない場合、測位要求を生成し、前記測位要求を前記ターゲット空港の前記空港補助測位システムに送信するように構成された送信モジュールと、を更に含む。
【0091】
任意の選択として、前記送信モジュールは、
前記クラウドスケジューリングシステムが前記測位要求を前記空港補助測位システムに送信するように、前記測位要求をクラウドスケジューリングシステムに送信するように構成された送信サブモジュールを含む。
【0092】
本開示は、ドローンが着陸するように誘導するシステムを更に提供し、このシステムは、空港補助測位システム500、及び上記ドローン600を含む。
【0093】
本開示は、ドローンを更に提供し、このドローンは、プロセッサと、プロセッサが実行可能な命令を実行するための記憶装置とを含み、ここで、前記プロセッサが実行する場合、上記ドローンが着陸するように誘導する方法を実現することができる。
【0094】
上記実施形態における装置について、各モジュールが操作を実行する方式は、該方法に関する実施形態において詳細に説明されるので、ここでは詳細に説明することではない。
【0095】
以上、図面を参照しながら、本開示の好ましい実施形態を詳細に説明するが、本開示は、上記実施形態の詳細に限定されるものではなく、本開示の技術的概念の範囲内で、本開示の技術的解決手段に対して様々な簡単な変更を行うことができ、これらの簡単な変更は全て本開示の保護範囲に属する。
【0096】
なお、説明すべきものとして、上記の具体的な実施形態で説明された各技術的特徴は、矛盾しない限り、任意の適切な方式で組み合わせることができる。不必要な繰り返しを回避するために、様々な可能な組み合わせは、本開示では説明されない。
【0097】
また、本開示の様々な実施形態は、本開示の趣旨に反しない限り、任意に組み合わせることができ、それらも本開示に開示された内容と見なされるべきである。